JP6375247B2 - 照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は照明器具に関する。
現在、様々な製品において省エネルギー化の動きが進んでいる。省エネルギー化の動きに伴い、照明業界では、発光効率が良く省エネルギーなLEDを光源としたものの需要が高まってきている。家庭用照明においては白熱電球からLED電球へと切替が進んでいる。
これまで工場などの照明には、電灯よりも長寿命であり、明るく照射することのできる水銀灯が用いられていた。ただし、LED照明装置は水銀灯と比べると長寿命であり、水銀灯と同様に明るく照射することができ、水銀灯よりも始動性が良く、水銀灯よりも消費電力を減らすことができるため、工場などの照明にもLEDを光源としたものが望まれている。
工場などの照明にLEDを光源としたものには特許文献1のような構造がある。
特開2014−203720号公報
ところで、重量があるLED照明装置を天井から吊り下げるためにLED照明装置にはアームが取り付けられているが、天井だけでなく壁にも取り付けられるようにアームを共用するとアームの回動を考慮してアームの全長を伸ばす必要があり、アームの全長を伸ばすとLED照明装置と床面との距離が短くなるので配光範囲が狭くなる恐れがある。
特許文献1は、アーム横板部の天井取付面と照明装置本体底面部が略平行な状態の場合や、さらに60°まで傾けて取付ける状態の場合であり、アーム横板部を照明装置本体取付部から直角に曲げるなどして壁に取付けた状態の場合は想定していない。
本発明は、天井取付けと壁取付けを選択でき、かつ配光範囲が良好になるアーム形状を有するLED照明器具の提供を目的とする。
前記課題を解決するため、本発明の照明器具は、複数のLEDが載置される基板と、該基板が固定されるケースおよび該ケースの外面に形成される複数の放熱フィンとを有するヒートシンクとを備え、前記ケースを天井や壁に固定するためのアームを有する照明装置において、照明装置本体の半径より短い天井取付アームと、該天井取付アームとは別体で、かつ前記照明装置本体の半径より長い壁取付アームとを有し、該壁取付アームは、前記天井取付アームに固定可能であることを特徴とする。
本発明によれば、前記照明装置本体の最大半径より全長が短い天井取付アームと、該天井取付アームとは別体で、かつ前記照明装置本体の最大半径より全長が長い壁取付アームと、を有することで、天井取付けか壁取付けを選択でき、かつ配光範囲が良好になるアーム形状を有するLED照明器具を提供することができる。
(a)は本発明の実施形態に係る照明装置を天井に取り付けた状態を示す斜視図。(b)は本発明の実施形態に係る照明装置を露出ボックスに取り付けた状態を示す斜視図。(c)は本発明の実施形態に係る照明装置を壁に取り付けた状態を示す斜視図。 図1(a)の側面図。 図2の縦断面図。 図2の照明装置を斜め上方から見た斜視図。 図2の照明装置を斜め下方から見た斜視図。 図2の照明装置を下方から見た下面図。 照明装置を斜め下方から見た一部断面を含む斜視図。 (a)は照明装置が略横向きに取り付けている状態を示す図。(b)は照明装置が略横向きに取り付けた際の強度フィン部の模式図。(c)は照明装置が略横向きに取り付けた際の強度フィンのピッチを45度にした際の模式図。 配光角度を表わす模式図。 照明装置の分解図。 放熱用ヒートシンクにおけるフィンのピッチに対するLEDモジュールの温度上昇とその重量の関係を示す図。 (a)は壁取付アームを斜め上方から見た斜視図。(b)は壁取付アームの上面図。(c)は壁取付アームの側面図。 (a)は壁取付状態の照明装置側面図。(b)は壁取付状態(最大可動時)の照明装置側面図。 (a)は天井取付アーム/壁取付アーム共用の場合の照明装置側面図。(b)は天井取付アーム/壁取付アーム別体の場合の照明装置側面図。
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1(a)は本発明の実施形態に係る照明装置を天井に取り付けた状態を示す斜視図である。図1(b)は本発明の実施形態に係る照明装置を露出ボックスに取り付けた状態を示す斜視図である。図1(c)は本発明の実施形態に係る照明装置を壁に取り付けた状態を示す斜視図である。
図2に照明装置の側面図である図1(a)の側面図を示し、図3に図2の縦断面図を示す。
本実施形態の照明装置S(図1参照)は、LED(Light Emitting Diode)を用いる照明装置であり、放熱性を高めたこと、効率を向上させたことに特徴がある。
図1に示すように、照明装置Sは、天井や壁などに取り付けられ使用されるものである。
詳細には、照明装置Sは、天井や露出ボックスRにボルトで固定したり、壁取付アームk3を介して壁にボルトで固定して取り付ける。照明装置Sを取り付けることにより、照明装置Sとは別体の電源装置k1に電気的に接続され点灯する。
このように、照明器具Kは、電源装置k1と照明装置Sとを具備しており、露出ボックスRに取付ける場合は別体の連結板k2、壁に取付ける場合は別体の壁掛けアームk3もそれぞれ具備している。照明器具Kは、工場などの高い所に設置される場合が多く、軽量化が重要となっている。また、照明器具Kは、当然に効率や明るさが重要である。
図1に示すように、本実施形態における照明装置Sと電源装置k1とは別置されるものである。照明装置Sは、前述のように天井に取付けられ、または、連結板k2を介して露出ボックスRや、壁取付アームk3を介して壁に取付けられ、電源装置k3は天井の上等に載置される。換言すると、照明装置Sには、別置された電源装置k1で変換された直流電源が入力される。電源装置k1を照明装置Sの内部に有さず、別置とすることにより、照明装置Sの軽量化を図ることができるという効果を奏する。
図4に図2の照明装置を斜め上方から見た斜視図(図2のB方向矢視図)を示し、図5に図2の照明装置を斜め下方から見た斜視図(図2のC方向矢視図)を示す。
また、図6に図2の照明装置を下方から見た下面図(図2のD方向矢視図)を示し、図7に照明装置を斜め下方から見た一部断面を含む斜視図を示す。
照明装置Sは、放熱用ヒートシンク1とLED基板アセンブリ2(図5参照)と本体支持ケース3aと本体支持ケースカバー3bと天井取付けアーム5とを備えている。
図3に示すように、放熱用ヒートシンク1の円錐台状のケース1aの下部には、封止用パッキンA7を挟んで、透光性カバー4が、6か所のねじn1によって固定されている。封止用パッキンA7は、ゴムなどで形成され、大きな径の輪状の形状を有する部品である。
また、本体支持ケース3aと放熱用ヒートシンク1とは、封止用パッキンB8を挟んでねじn2によって固定されている。
<放熱用ヒートシンク1>
放熱用ヒートシンク1は、例えばアルミニウムを素材にアルミダイカストで形成されるものである。放熱用ヒートシンク1の素材は、放熱性があって重量が軽いものが使用される。放熱用ヒートシンク1は、表面にアルマイト処理や塗装が行われる。
図5、図6に示すように、放熱用ヒートシンク1は、LED基板アセンブリ2が設置されるとともにLEDモジュール2aから生ずる熱を放熱する部材である。
放熱用ヒートシンク1は、LED基板アセンブリ2(図5参照)が載置されるケース1aと複数のフィン1bと3つの強度フィン1c(図4参照)とを有している。
フィン1bは、ケース1aの側部および上部の外面に形成され、LED基板アセンブリ2で生ずる熱が伝達され放熱を行う。
強度フィン1cは、ケース1aの側部および上部の外面に形成され、放熱用ヒートシンク1の強度部材であるとともにLED基板アセンブリ2で生ずる熱が伝達され放熱を行う。
<ケース1a>
図2、図4に示すように、ケース1aは、低い高さの円錐台の形状を呈している。つまり、ケース1aは、円板状の天板1a1と下方に向けて円錐状に広がる円錐板1a2とを有している。
円板状の天板1a1の内面には後記のLED基板アセンブリ2(図3参照)が設置されている。傾斜面の円錐板を成す円錐板1a2は、鉛直方向に対して略20度の傾斜を有している。
円錐板1a2の内面には、LED基板アセンブリ2を構成するLEDモジュール2aから発する光を反射して、中央に集光するリフレクタ1arが形成されている。リフレクタ1arは円錐板1a2の内面に高反射率の反射材が塗布され形成される。なお、リフレクタ1arは反射材の塗布に限るものではなく、LEDモジュール2aから発する光を反射する機能を有していれば良い。高反射フィルムを用いるなどしてもよい。
<フィン1b>
図4、図5に示す複数のフィン1bは照明装置Sの中心(中心軸O)から放射状にケース1a外面から側部および下部(図2参照)および上部にそれぞれ外方に向けて立設されている。複数のフィン1bはピッチθ1が8度の間隔をもって形成されている。
フィン1bが、ケース1a外面から側部に側縁1sから外方に向けて立設されることにより、放熱用ヒートシンク1に伝達される熱を、フィン1bを介して、ケース1aの側方の外部空間に効率的に放熱することができる。
また、フィン1bが、ケース1a外面から上部に外方に向けて立設されることにより、放熱用ヒートシンク1に伝達される熱を、フィン1bを介して、ケース1aの上方の外部空間に効率的に放熱することができる。
また、フィン1bが、ケース1a外面から下縁1u(図2、図3参照)から下方に向けて立設されることにより、放熱用ヒートシンク1に伝達される熱を、フィン1bを介して、下方の外部空間に効率的に放熱することができる。
図2に示すように、フィン1bは、頂部から下方にいくに従って次第に厚さが厚くなり、ある高さから下方にいくに従って次第に厚さが薄くなっている。換言すれば、フィン1bは、中央下部から上部にかけて厚さが次第に厚くなり、中央下部から下部にかけて厚さが次第に薄くなっている。
フィン1bが中央下部から上部にかけて厚さが次第に薄くなることで、フィン1bから伝達される熱を含む空気が、フィン1b間から円滑に上方に逃げることができる。また、フィン1bが中央下部から下部にかけて厚さが次第に薄くなることで、外部空間の冷たい空気が円滑に放熱用ヒートシンク1の下方からフィン1b間に入り込むことができる。
このような、フィン1bの形状により、放熱用ヒートシンク1の成型の際、上下からの型抜きが良好に遂行できる。
また、フィン1bの中央側は、外方に傾斜する傾斜面1b1(図2参照)とされている。傾斜面1b1の鉛直方向に対する傾斜角度は、LEDモジュール2aからの光の進行を妨げないように、後記するリフレクタ1ar(図7参照)の傾斜角度より大きな角度とされている。
<強度フィン1c>
図2〜図4に示す3つの強度フィン1cは、放熱用ヒートシンク1の強度部材であるとともにフィンとしての放熱の用も果たしている。
強度フィン1cは、照明装置Sの中心(中心軸O)から放射状に略120度の間隔をもって、ケース1aの上面および外側面に、中央部から外方に向けて形成されている。
強度フィン1cは、フィン1bより大きな形状を有している。詳細には、強度フィン1cは、ケース1a外面の上部にフィン1bより大きな形状を有している(図4参照)。
強度フィン1cが、ケース1a外面から側部に外方に向けて立設されることで、放熱用ヒートシンク1の熱を、強度フィン1cを介して、ケース1aの側方の外部空間に効率的に放熱することができる。
また、強度フィン1cが、ケース1a外面から上部に外方に向けて立設されることで、放熱用ヒートシンク1の熱を、強度フィン1cを介して、ケース1aの上方の外部空間に効率的に放熱することができる。
加えて強度フィン1cが放熱用ヒートシンク1の中心(中心軸O)から放射状に略120度の間隔(ピッチ)をもって形成されることにより、照明装置Sが斜めに設置された場合に、LEDモジュール2aの熱で温められた空気が、照明装置Sの上方に逃げ易く放熱性に優れるという効果がある。
図8(a)に示すように、照明装置Sが略横向きや傾けて取り付けられた場合、図8(b)の矢印に示すように、LEDモジュール2aで発生した熱で温められた空気(熱風)が強度フィン1cの間にこもらず、良好に上方の外部空間に逃がすことができる。
このように、3つの強度フィン1cが略120度のピッチで形成される場合、温かい空気の分流効果があり、温かい空気の流れをそらし逃がす効果がある。
なお、図8(c)に示すように、45度のピッチで形成した強度フィン1cの場合、照明装置Sが略横向きや斜めに取り付けられた場合、強度フィン1c間に熱風が滞留する恐れがある。この場合、同様の効果を奏するためには、傾きの角度を120度のピッチに比べて大きくする必要が生じる。
このように、放熱用ヒートシンク1では、中央部までの長さをもつ3つの大きな強度フィン1cとその間の小さなフィン1bとで、放熱用ヒートシンク1の放熱効率の向上を効果的に行える。
<LED基板アセンブリ2>
図5、図7に示すように、ケース1aの天板1a1の内面には、LED基板アセンブリ2が、ねじn3留めにより固定されている。
LED基板アセンブリ2は、多数のLEDモジュール2aとLEDモジュール2aが実装されるLED用ベース基板2bとを有している。
<LEDモジュール2a>
LEDモジュール2aは、照明器具Kの照明装置Sの光源であり、図5に示すように、LED用ベース基板2b上に円環である帯状に実装されている。
LEDモジュール2aの一部は、沿直方向の照明装置Sの中心軸Oから放射状に角度θ2が、略8度の間隔(ピッチ)をもって配置されており、沿直方向で放熱用ヒートシンク1のフィン1bと重なるように配置されている。
これにより、フィン1bと重なって配置されるLEDモジュール2aで発生する熱は、距離が近い当該フィン1bに良好に伝達され、当該フィン1bを介して、効率的に外部空間に放熱される。
また、フィン1bと重なるように配置されるLEDモジュール2a以外のLEDモジュール2aの半数以上は、円環状を成す帯状の略中間箇所のラインC1(図6参照)より外周側、つまりラインC1より外側に配置されている。つまり、円環状を成すLEDモジュール2aの帯列の内縁2a1と外縁2a2との中間ラインであるラインC1より外側に配置されている。
これにより、ラインC1より外側に配置されるLEDモジュール2aの光が放熱用ヒートシンク1のケース1a内面のリフレクタ1ar(図5、図7参照)で反射され、中央側(中心軸O側)に集められる。
そのため、配光角度を80度〜100度にすることができ、照度のアップを図ることができる。
図9に配光角度を表わす模式図を示す。
図9に示すように、配光角度とは、照明装置Sの光の最大強さpeak値のところを中心線として、光の最大強さpeak値の1/2の強さの箇所を結んだ線間の角度θ3をいう。
ここで、図3に示すように、LED用ベース基板2bのLEDモジュール2aの実装面2b1からリフレクタ1arの下縁までの鉛直方向寸法L1と、円環の帯状のLEDモジュール2aの帯列の中心であるラインC1と円環状のLEDモジュール2aの外縁(円環状のLEDモジュール2aの最も外側の箇所)との距離L2とは、 L2≦L1 の関係をもつことが望ましい。
この関係を有することにより、円環状を成す帯状の中間箇所のラインC1より外周側に配置されるLEDモジュール2aの光を、リフレクタ1ar(図5、図7参照)にて反射させ、良好に集光することができる。
これにより、照明装置Sの下方向への光照射の配光性能の向上を図ることができる。
<LED用ベース基板2b>
図5〜図7に示すLED用ベース基板2bは、実装されるLEDモジュール2aに電流(電圧)を供給するための配線パターンが形成されている。LED用ベース基板2bは、略円板状の形状を有している。
LED用ベース基板2bは、LEDモジュール2aの一部を鉛直方向にフィン1bと重ねて配置するための位置決めの構成を有している。
具体的には、図6に示すように、LED用ベース基板2bの外周部に、4か所の位置決め用の凸部2b2が外周に外方に向けて突設されている。これに対して、放熱用ヒートシンク1のケース1aの内面には、4か所の位置決め用の凸部2b1が嵌入する4か所の位置決め用凹部1oが形成されている。
また、LED用ベース基板2bの外周部には、回転方向の位置を決める1箇所の切り欠き部2b2が内方に向けて、切り欠いた形状に形成されている。
LED用ベース基板2bの4か所の位置決め用の凸部2b1を、ケース1aの4か所の位置決め用凹部1oに嵌入するとともに、切り欠き部2b2にねじn5留めする。これにより、ケース1aに対してLED用ベース基板2bを位置決めして、LEDモジュール2aの一部を鉛直方向にフィン1bと重ねて配置することができる。
また、LED用ベース基板2bには、固定用のねじn3が挿通される挿通孔が貫設されている。
<本体支持ケース3a、本体支持ケースカバー3b>
図2、図3に示す本体支持ケース3aは、筒状の樹脂製の部材である。本体支持ケース3a、本体支持ケースカバー3bの材質は、耐熱性がよい、強度が高い、表面の光沢があるなどの樹脂が好ましい。例えば、本体支持ケース3aと本体支持ケースカバー3bの素材として、ポリカーボネイトが用いられる。
図3に示すように、本体支持ケース3aは、下縁部から上部まで円錐形状の円錐部が形成されている。そして、円錐部の上部には、LEDモジュール2aと電源装置k1をつなぐ給電ケーブル9をゴムブッシュ3cで締め付け、ねじn4固定するキャップ状の支持ケースカバー部3bが形成されている。
円錐部の下縁部には、ケース取り付けフランジ3a1が円板状に外側方に突出して形成されている。そして、ケース取り付けフランジ3a1の上方には、パッキン取り付けフランジ3a2が円板状に外側方に突出して形成されている。
照明装置Sには、LEDモジュール2aを過電流から保護する保護回路基板6が本体支持ケース3a内に備わっている。
<放熱用ヒートシンク1とフィン1bのピッチ(間隔)との関係>
次に、放熱用ヒートシンク1とフィン1bのピッチ(間隔)との関係について説明する。
図11に、放熱用ヒートシンクにおけるフィンのピッチに対するLEDモジュールの温度上昇とその重量の関係を示す。図11の横軸にフィンピッチ(°)をとり、左縦軸にLEDモジュールの温度上昇値(℃)をとり、右縦軸に放熱用ヒートシンク1の重量(g)をとっている。図11の実線は、フィン1bのピッチに対するLEDモジュールの温度上昇値を示し、図11の破線は、フィン1bのピッチに対する放熱用ヒートシンク1の重量を示す。
解析条件はLEDモジュール2a全体の発熱量110w、ヒートシンクの熱伝導率96W/M・K、アルマイト処理した放熱用ヒートシンク1の放射率0.8 5、フィン1bのピッチ5゜、10゜、15゜、20゜、30゜として行った。
図11の実線に示すように、フィン1bのピッチが小さくなるにつれてLEDモジュール2aの温度上昇値も小さくなる。一方、図11の破線に示すように、フィン1bのピッチが小さくなるにつれて放熱用ヒートシンク1の重量は増加する。特に、フィン1bのピッチ10゜以下で放熱用ヒートシンク1の重量増加著しい。
よって、放熱用ヒートシンク1の軽量化と放熱能力の両方を考慮すると、フィン1bのピッチは8〜15゜付近が望ましい。そこで、本実施形態では、フィン1bのピッチ8°を選択している。
<照明装置Sの組み立ておよびその取り付け>
次に、照明装置Sの組み立てについて説明する。
本体支持ケース3aにゴムブッシュ3cを取付けた給電ケーブル9を挿入し、支持ケースカバー部3bで給電ケーブル9をゴムブッシュ3cで締め付け、ねじn4固定する。
一方、LEDモジュール2が実装されたLED用ベース基板2bは、放熱用ヒートシンク1のケース1aの天板1a1の内面に、LED用ベース基板2bの4か所の位置決め用の凸部2b1を、ケース1aの4か所の位置決め用凹部1oに嵌入するとともに、切り欠き部2b2にねじn5留めして、LED用ベース基板2bをケース1aに対してLED用ベース基板2bが位置決めされる。
そして、ねじn3をLED用ベース基板2bの挿通孔を通して放熱用ヒートシンク1のケース1aに螺着して、LED用ベース基板2bが放熱用ヒートシンク1のケース1aの天板1a1の内面に固定される。
そして、図7に示すように、LED用ベース基板2bを固定した放熱用ヒートシンク1が封止用パッキン8を挟んで本体支持ケース3aとねじn2により固定される。
その後、透光性カバー4が、放熱用ヒートシンク1のケース1aの下端部に、6か所をねじn1留めすることにより固定される。
最後にヒートシンク1にヒンジ10でボルト止めし、さらにヒンジ10に天井取付アーム5をボルト止めする。これにより、図2〜図5に示す照明装置Sが組み上がる。
図1(a)(b)に示すように、照明装置Sは、作業員により天井や露出ボックスRにボルトで固定したり、図1(c)に示すように、壁取付アームk3を介して壁にボルトで固定して取り付ける。そして、給電ケーブル9を電源装置k1と連結させる。
照明装置Sを天井に固定する場合は、図1(a)に示すように、照明装置Sに一体に設置されている天井取付アーム5にてボルトで固定する。天井取付アーム5は、側面視で略凹形状となるよう形成された部材である。天井取付アーム5により、照明装置S全体の重さを支えられれば良く、厚さや形状を特に定めるものではない。天井取付アーム5は、照明装置S全体の重さを支えるために、重量に耐えうる材料で形成することが望ましい。天井取付アーム5は、板状の天井部5aと、天井部5aの両端部と略垂直に設けられた板状のアーム部5bからなる。但し、アーム部5bの長さは、照明装置Sの最大半径Slよりも全長が短い。
照明装置Sにおいては、天井取付アーム5の天井部5aのみが天井と(建造物と)接する。照明装置Sから発せられた熱を建造物に伝える際は、天井取付アーム5を介して伝熱することになる。そのため、天井取付アーム5は伝熱性の良い材料で形成することが望ましい。伝熱性が良く、重量に耐えうる材料ということで、天井取付アーム5は、鉄などの材料で形成することが望ましい。
本実施例では、天井取付アーム部5側から見た際に、天井取付アーム5の天井部5aと、照明装置Sの本体底面部とは略平行となるように接続されている。
照明装置Sを露出ボックスRに固定する場合は、図1(b)に示すように、照明装置に一体に設置されている天井取付アーム5に別体の連結板k2を介してボルトで固定する。この連結板k2は、JISC8340に対応した露出ボックスRに照明装置Sを取付けるための部品であり、天井取付アーム5と同様に伝熱性が良く、重量に耐えうる鉄などの材料で形成することが望ましい。
照明装置Sを壁に固定する場合は、図1(c)に示すように、照明装置Sに一体に設置されている天井取付アーム5に別体の壁取付アームk3を介してボルトで固定する。この壁取付アームk3は、天井取付アーム5と同様に伝熱性が良く、重量に耐えうる鉄などの材料で形成することが望ましい。
壁取付アームk3は、図12に示すように、上面視で、略凹形状となるよう形成された部材である。壁取付アームk3により、照明装置S全体の重さを支えられれば良く、厚さや形状を特に定めるものではない。壁取付アームk3は、照明装置S全体の重さを支えるために、重量に耐えうる材料で形成することが望ましい。壁取付アームk3は、板状の壁部k3aと、壁部k3aの両端部と略垂直に設けられた板状のアーム部k3bからなる。但し、アーム部k3bの長さk3blは、照明装置Sの最大半径Slよりも全長が長い。照明装置Sにおいては、壁取付アームk3の壁部k3aのみが壁と(建造物と)接する。
図12に示すように本実施例では、壁取付アームk3は、上面視で、略凹形状となるよう形成され、アーム部k3は壁部k3aとのなす角が略直角な横板部k3b1と、前記横板部k3b1から延在し横板部k3b1とのなす角αが120°になる延在部k3b2からなる。
図13に示すように、壁取付アームk3は、側面視で、壁取付アームk3の横長さk3blが、照明装置Sの最大半径Slより長くなっている。また、照明装置Sを壁取付アームk3に固定した状態においては、壁取付アームk3の最高高さ位置k3h及び最低高さ位置k3lが、照明装置Sの最高高さ位置Shと最低高さ位置Slの範囲内に収まる。
また、壁取付アームk3は、壁部k3aを壁にボルト止めし、さらに壁取付アームk3は、天井取付アーム5の2枚の板状のアーム部5bにボルト止めされている。2枚の板状のアーム部5bへのボルト止めはそれぞれ2点止めで、その内の1点は点灯装置S本体底面が真下を向く位置から壁から離れる方向に60°までの範囲内で回動できるようボルト止めされている。
これにより、図1(a)に示すように、照明装置Sを電源装置k3と電気的に接続させ、照明器具Kとして機能する。
上記構成によれば、天井取付けと壁取付けを選択でき、かつ配光範囲が良好になるアーム形状を有するLED照明器具を提供できる。
つまり、従来は図14(a)に示すように、天井取付アーム5を壁取付アームとして使用する場合、照明装置Sと一体化されている天井取付アーム5を略直角に回動させ壁取付けするため、天井取付アーム5のアーム部5bの全長5blは、少なくとも照明装置Sの最大半径Slより長くしなければならなかった。このため、天井取付時は、壁取付時よりも天井と照明装置の高さ距離は長くなってしまう。言い換えれば、点灯装置と床面の距離は短くなってしまうため、配光範囲は狭くなる恐れがある。
そこで、図14(b)に示すように、照明装置の最大半径Slより長い壁取付アームk3と、照明装置の最大半径Slより短い天井取付アーム5と一体化されている照明装置Sとを別体とすることで、照明装置Sの取付位置として、天井取付けか壁取付けかを選択でき、かつ、天井取付アーム5の全長5blを長くする必要がないため、天井取付時の配光範囲を保持できる。
さらに、壁取付アームk3の形状について、壁部k3aとのなす角が略直角な横板部k3b1と、前記横板部k3b1から延在し前記横板部k3b1とのなす角αが鈍角(90°<α<180°)になる延在部k3b2からなることで、照明装置Sを壁取付アームk3に固定した状態においては、壁取付アームk3の最高高さ位置k3h及び最低高さ位置k3lが、照明装置Sの最高高さ位置Shと最低高さ位置Slの範囲内に収まるので、壁取付け時でも天井取付時と同様の配光範囲を保持できる。
さらに、図13(b)に示すように、天井取付アーム5と壁取付アームk3は、照明装置Sが回動できるように、天井取付アーム5の内側に壁取付アームk3がボルト止めされているため、略凹形状となるよう形成された天井取付アーム5の板状の天井部5aが壁取付アームk3の延在部k3b2と接触することで、照明装置Sの最大可動範囲に達したことが容易に判定することができる。
以上のことから、照明装置の最大半径より短い天井取付アームと、別体で、かつ前記照明装置の最大半径より長い壁取付アームを有することで、天井取付けと壁取付けを選択でき、かつ配光範囲が良好になるアーム形状を有するLED照明器具を提供することができる。
なお、本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、様々な実施形態が含まれます。例えば、上記した実施形態は本発明を分かり易く説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。例えば、説明した構成の一部を含むものであってもよい。
1 放熱用ヒートシンク(ヒートシンク)
1o 位置決め用凹部
1a 放熱用ヒートシンクの円錐台状のケース
1a1 ケースの円板状の天板
1a2 ケースの下方に向けて円錐状に広がる円錐板
1s ケースの側縁
1u ケースの下縁
1ar リフレクタ(反射部材)
1b フィン(放熱フィン)
1b1 フィンの外方に傾斜する傾斜面
1c 強度フィン (強度部材兼用放熱フィン)
2 LED基板アセンブリ
2a LEDモジュール(LED)
2a1 LEDモジュールの帯列の内縁
2a2 LEDモジュールの帯列の外縁
2b LED用ベース基板(基板)
2b1 LED用ベース基板2bのLEDモジュール2aの実装面位置決め用の凸部
2b2 切り欠き部
3a 本体支持ケース
3a1 ケース取り付けフランジ
3a2 パッキン取り付けフランジ
3b 本体支持ケースカバー
3c ゴムブッシュ
4 透光性カバー
5 天井取付けアーム
5a 板状の天井部
5b 板状のアーム部
5bl 板状のアーム部長さ
6 保護回路基板
7 封止用パッキンA
8 封止用パッキンB
9 給電ケーブル
10 ヒンジ
O 中心軸
C1 内縁と外縁の中間ライン
L1 鉛直方向寸法(基板のLED実装面から最遠の前記反射部材の端縁までの寸法)
L2 距離(複数のLEDが配置される領域の前記真ん中から前記外縁までの寸法)
S 照明装置
Sl 照明装置Sの最大半径
Sh 照明装置Sの最高高さ位置
Sl 照明装置Sの最低高さ位置
R 露出ボックス
K 照明器具
k1 電源装置
k2 連結板
k3 壁取付アーム
k3a 壁取付アームの壁部
k3b1 壁取付アームの横板部
k3b2 壁取付アームの横板部の延在部
k3bl 壁取付アームのアーム部の横長さ
k3h 壁取付アームk3の最高高さ位置
k3l 壁取付アームk3の最低高さ位置
n1 ねじ
n2 ねじ
n3 ねじ
n4 ねじ
n5 ねじ
θ1 複数のフィン1bの角度ピッチ
θ2 沿直方向の照明装置Sの中心軸Oから放射状に配置された一部のLEDモジュ
ール2aの角度ピッチ
θ3 光の最大強さpeak値の1/2の強さの箇所を結んだ線間の角度
α 横板部k3b1と延在部k3b2のなす角

Claims (2)

  1. 複数のLEDが載置される基板と、該基板が固定されるケースおよび該ケースの外面に形成される複数の放熱フィンとを有するヒートシンクとを備え、前記ケースを天井や壁に固定するためのアームを有する照明装置において、照明装置本体の半径より短い天井取付アームと、該天井取付アームとは別体で、かつ前記照明装置本体の半径より長い壁取付アームとを有し、該壁取付アームは、前記天井取付アームに固定可能であることを特徴とする照明器具。
  2. 請求項1に記載の照明器具において、前記壁取付アームは、前記壁取付アームの壁部とのなす角が略直角な横板部と、前記横板部から延在し前記横板部とのなす角αが鈍角(90°<α<180°)になる板状延在部からなることを特徴とする照明器具。
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