JP6374922B2 - 中継装置および中継方法 - Google Patents

中継装置および中継方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6374922B2
JP6374922B2 JP2016154633A JP2016154633A JP6374922B2 JP 6374922 B2 JP6374922 B2 JP 6374922B2 JP 2016154633 A JP2016154633 A JP 2016154633A JP 2016154633 A JP2016154633 A JP 2016154633A JP 6374922 B2 JP6374922 B2 JP 6374922B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
frequency band
base station
terminal device
voice communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016154633A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018023062A (ja
Inventor
真規 野町
真規 野町
純平 ▲高▼城
純平 ▲高▼城
将彦 南里
将彦 南里
隆之 吉村
隆之 吉村
孝則 滝井
孝則 滝井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SoftBank Corp
Original Assignee
SoftBank Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SoftBank Corp filed Critical SoftBank Corp
Priority to JP2016154633A priority Critical patent/JP6374922B2/ja
Publication of JP2018023062A publication Critical patent/JP2018023062A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6374922B2 publication Critical patent/JP6374922B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/155Ground-based stations
    • H04B7/15528Control of operation parameters of a relay station to exploit the physical medium

Description

本発明は、マクロセル基地局と端末装置との無線通信を中継する中継装置および中継方法に関する。
移動体通信端末に関する通信規格には、第3世代携帯電話(3G)規格やLTE(Long Term Evolution)等がある。それぞれの通信規格ごとに、使用可能な種々の周波数帯域が設定されており、それぞれの周波数帯域の仕様が厳密に定められている。具体的には、周波数帯域ごとに、コンテンツの種類(音声、データ等)、利用可能なシステムリソース(帯域幅、送信電力等)、変調方式(コード分割多重接続(CDMA)、時分割多重接続(TDMA)、周波数分割多重接続(FDMA)、直行周波数分割多重接続(OFDMA)等)が定められている。
一つの通信規格には使用可能な複数の周波数帯域が設定されているが、全ての周波数帯域について同じコンテンツが使用できるのではなく、使用可能なコンテンツに制限がある周波数帯域が存在する。例えば、通称Band1(2.1GHz帯)、Band3(1.8GHz帯)、Band8(900MHz帯)やBand41(2.5GHz帯)といった周波数帯域が用いられている。
所定の通信規格に基づいて、マクロセル基地局と端末装置とを無線通信で接続する無線通信システムが提供されている。端末装置が屋内で使用される場合のカバレッジを改善するために、中継装置が用いられている。中継装置は、端末装置との無線通信であるアクセス(AC:Access Link)無線を担う装置と、マクロセル基地局との無線通信であるバックホール(BH:ackaul)無線を担う装置とが存在する。アクセス無線およびバックホール無線には通信規格で定められた複数の周波数帯域からいずれかが選択される。このような中継装置を取り扱う技術は種々の特許文献で提案されている。
特開2014−132757号公報 特開2014−90300号公報 特開2014−30186号公報
ところで、通信規格で定められた周波数帯域の中には、音声通信に用いることが禁止されている帯域がある。例えば、LTE規格において、Band41はデータ通信には用いることが可能であるが、音声通信には用いることができないという制約があった。
このため、マクロセル基地局と中継装置との間のバックホール無線でBand41が利用されている際に、コアネットワーク側から音声通信である着呼要求があったり、中継装置とアクセス無線で接続されている端末装置から音声通信である発呼要求があったりした場合、音声通信を開始することができなかった。
そこで、本発明では、上記事情に鑑み、マクロセル基地局と音声通信が不可能な周波数帯域で接続されていても音声通話を開始することができる中継装置および中継方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成要素を備える。
(1)マクロセル基地局との無線通信を担うバックホール通信部と、端末装置との無線通信を担うアクセスリンク通信部と、前記マクロセル基地局側又は前記端末装置側から音声通信要求を受信した場合に現在通信が確立している第1マクロセル基地局との無線通信で使用されている第1周波数帯域が音声通信への使用が禁止されている周波数帯域であるか否かの判断結果を出力する周波数判断部と、前記第1周波数帯域が音声通信への使用が禁止されている周波数帯域であるとの判断結果に応じて前記端末装置に対して音声通信への使用が許可されている第2周波数帯域で無線通信を利用している第2マクロセル基地局への接続切替を要求する接続切替要求部と、を備える中継装置。
マクロセル基地局との無線通信を実行するステップと、端末装置との無線通信を実行するステップと、前記マクロセル基地局側又は前記端末装置側から音声通信要求を受信した場合に現在通信が確立している第1マクロセル基地局との無線通信で使用されている第1周波数帯域が音声通信への使用が禁止されている周波数帯域であるか否かの判断結果を出力するステップと、前記第1周波数帯域が音声通信への使用が禁止されている周波数帯域であるとの判断結果に応じて前記端末装置に対して音声通信への使用が許可されている第2周波数帯域で無線通信を利用している第2マクロセル基地局への接続切替を要求するステップと、を備える無線通信の中継方法。
本発明は所望により、次の構成要素を備えていてもよい。
(2)前記バックホール通信部と前記周波数判断部とを備えるリレーノードを備える。
)前記アクセスリンク通信部と前記接続切替要求部とを備えるアクセスノードを備え
本発明によれば、第1マクロセル基地局との無線通信で使用されている第1周波数帯域が音声通信への使用が禁止されている周波数帯域であるか否かの判断結果に応じて現在在圏している端末装置に対して音声通信への使用が許可されている第2周波数帯域で無線通信を利用している第2マクロセル基地局への接続切替を要求するので、音声通信の要求があった場合に滞りなく音声通信を開始させることができる。
本発明の実施形態に係る移動通信システムの構成を示す模式図。 本発明の実施形態に係る中継装置の構成と動作の説明図。 本発明の第1実施形態に係るコアネットワーク側から着呼があった場合の動作を説明するシーケンス図。 本発明の第2実施形態に係る端末装置側から着呼があった場合の動作を説明するシーケンス図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。まず複数の実施形態で共通するシステム構成について説明し、次いでコアネットワーク側から音声通信の着呼があった場合の動作について第1実施形態で説明し、端末装置側から音声通信の発呼があった場合の動作について第2実施形態で説明する。
なお、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形(各実施例を組み合わせる等)して実施することができる。また、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付して表している。図面は模式的なものであり、必ずしも実際の寸法や比率等とは一致しない。図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることがある。
〔システム構成〕
図1は、本実施形態に係る移動体通信システムの構成を示す模式図である。図1に示すように、本実施形態に係る移動体通信システム100は、無線ネットワークに係る構成とコアネットワークに係る構成とを備える。以下説明する。
(無線ネットワーク)
図1に示すように、移動体通信システム100の無線ネットワークとしては、端末装置(UE:ser quipment)10、中継装置20、およびマクロセル(MCC:ro ell)基地局30-1・30−2(両基地局を区別しない場合には「マクロセル基地局30」と称する)を備える。
端末装置10は、スマートフォン、携帯電話等の移動体通信端末であり、UE(ser quipment)とも呼ばれる。図1では、中継装置20の通信可能範囲に在圏するとともに、マクロセル基地局30−2の通信可能範囲にも在圏しているものとする。
中継装置20は、本発明に係り、マクロセル基地局30と端末装置10との間の通信を中継する装置であり、ReNB(egenerative repeater type eNode)とも呼ばれている。中継装置20は、リレーノード(Relay Node)22およびアクセスノード(Access Node)24を備える。リレーノード22とアクセスノード24とは、独立した別個の装置として構成されていても、双方の機能を集約した一体型の装置として構成されていてもよい。
リレーノード22は、無線ネットワークにおける一つのノードを構成し、マクロセル基地局30との間でバックホール無線通信を確立するノードである。リレーノード22は、顧客構内機器CPE(ustomer remises quipment)とも呼ばれる。リレーノード22は、通信規格で選択可能に定められている複数の周波数帯域のなかからいずれかの周波数帯域を選択して、マクロセル基地局30と通信を確立することが可能になっている。選択可能な周波数帯域としては、LTE規格であれば、Band1(2.1GHz帯)、Band3(1.8GHz帯)、Band8(900MHz帯)やBand41(2.5GHz帯)といった帯域がある。この中で、Band41は音声通信に使用することが禁止されている帯域である。
アクセスノード24は、無線ネットワークにおける一つのノードを構成し、端末装置10との間でアクセス無線通信を確立するノードである。アクセスノード24は、通信端末10に対しパケット通信サービス(例えば音声パケット通信サービス、マルチメディアサービス等)を提供する。アクセスノード24が形成するセルサイズは、マクロセル基地局30よりも小規模であり、半径数メートルから数十メートルの通信エリアを構築する。アクセスノード24は、LTE規格ではHeNB(ome eNode)やフェムトセル(FMC:emto ell)基地局とも呼ばれている。
マクロセル基地局30は、リレーノード22との間で無線通信を確立する他、端末装置10との間でも直接アクセス無線通信を確立するように構成されている。マクロセル基地局30は、半径数百メートルから十数キロメートルの通信エリアを構築する。マクロセル基地局30は、ドナー基地局(Donor eNB)とも呼ばれ、特にLTE規格では、eNB(eNode)とも呼ばれている。
(コアネットワーク)
図1に示すように、移動体通信システム100は、さらにコアネットワークに係る構成として、第1コアネットワークEPC(volved acket ore)40、フェムト・コアネットワーク(Femto CNW:Core Network)50、第2コアネットワークEPC50、およびIPマルチメディアサブシステムIMS(ultimedia ubsystem)70を備えている。なお、本実施形態では、第1コアネットワーク40、フェムト・コアネットワーク50、および第2コアネットワーク50とを備えるものとして説明するが、コアネットワークの構成はこれに限られない。
第1コアネットワークEPC40は、主として、パケットデータ回線網交換やセキュリティー機能、端末装置10の移動管理、無線通信の品質管理(QoS:Quality of Service)等を実施するネットワークである。第1コアネットワーク40は、これら機能を実現するための各種装置として、図示しないが、信号交換機SGW(ignaling ateay)、パケットデータ回線網交換機PGW(acket Data Network ateay)、セキュリティ交換機SeGW(Security ateay)、移動管理装置MME(obility anagement ntity)、および品質管理サーバQCS(uality ontrol erver)等を備える。
フェムト・コアネットワーク50は、中継装置20に関する各種の管理を行うネットワークである。フェムト・コアネットワーク50は、フェムトOAM(peration dministration and aintenance)52に接続され、中継装置20に関する故障管理、品質管理、起動/停止化制御管理を実行するように構成されている。
第2コアネットワークEPC60は、発呼・着呼の接続制御、外部ネットワークとの情報交換、パケット交換、課金管理等を実施するネットワークである。第2コアネットワーク60は、これら機能を実現するための各種装置として、図示しないが、移動通信交換局MSC(obile ervices witching enter)、関門交換ノードGMSC(ateway obile−services witching enter)、信号交換機SGW、パケットデータ回線網交換機PGW、移動管理装置MME、および通信ポリシー課金規約管理装置等を備える。
IPマルチメディアサブシステムIMS70は、インターネットプロトコルによる通信制御を実行するシステムで、VoIP(oice ver nternet rotocol)による音声通話やマルチメディアサービスを取り扱う基盤システムである。IPマルチメディアサブシステムIMS70はインターネットに接続される。音声通信の開始要求があった場合には、端末装置10と当該IMS70との間でVoLTEコールの発信・着信を開始し、音声通話が終了する場合にはVoLTEコールの発信・着信を解放する。
〔中継装置の構成(本発明に係る基本動作)〕
図2に、本実施形態に係る中継装置20の具体的構成と動作の説明図を示す。図2に示すように、中継装置20は、非限定の例示として、リレーノード22として、周波数判断部222とバックホール通信部224を備えている。アクセスノード24として、接続切替要求部242とアクセスリンク通信部244を備えている。ただし、これらの機能部は、中央演算装置CPU(Central Processing Unit)が所定のソフトウェアプログラムを実行することにより実現される機能をハードウェアと組み合わせた便宜的な区分けであり、これら以外の区分けも可能である。全体として一つの中継装置20を構成しても、複数の機能部に分散して構成されていてもよい。
バックホール通信部224は、マクロセル基地局30との無線通信、すなわちバックホール無線に関する通信機能を担う構成要素である。
アクセスリンク通信部244は、端末装置10との無線通信、すなわちアクセス無線に関する通信機能を担う構成要素である。
周波数判断部222は、本発明に係り、現在通信が確立している第1マクロセル基地局との無線通信で使用されている第1周波数帯域が音声通信への使用が禁止されている周波数帯域であるか否かの判断結果を出力するように動作する機能ブロックである。具体的に周波数判断部222は、図2に示すように、第1マクロセル基地局30−1とのバックホール無線通信で使用されている第1周波数帯域Freq.1が音声通信への使用が禁止されている周波数帯域であるか否かを判断し、その判断結果を接続切替要求部242に出力するようになっている。
接続切替要求部242は、第1周波数帯域が音声通信への使用が禁止されている周波数帯域であるか否かの判断結果に応じて現在在圏している端末装置に対して音声通信への使用が許可されている第2周波数帯域で無線通信を利用している第2マクロセル基地局への接続切替を要求するように動作する機能ブロックである。具体的に接続切替要求部242は、図2に示すように、周波数判断部222から受信した第1周波数帯域Freq.1が音声通信への使用が禁止されている周波数帯域であるか否かの判断結果を参照し、第1周波数帯域Freq.1が音声通信への使用が禁止されている周波数帯域であった場合には、現在在圏している端末装置10に対して音声通信への使用が許可されている第2周波数帯域Freq.2で無線通信を利用している第2マクロセル基地局30−2への接続切替を要求するようになっている。例えば、2.5GMHz帯では、通称Band41と称されている周波数帯域は音声通信への使用が禁止されている。このため、接続切替要求部242は、第1周波数帯域Freq.1がBand41である場合には、端末装置10に対し、音声通信への使用が禁止されていない周波数帯域、例えばBand1へハンドオーバーするように指示する。この指示に対応して端末装置10は、マクロセル基地局30−2との無線通信を確立し、Band1によるアクセス無線通信AC−2で音声通信を開始する。一方、第1周波数帯域Freq.1が、音声通信が許可されている周波数帯、例えばBand1であった場合には、端末装置10に対してハンドオーバーの要求を通知することなくアクセス無線通信AC−1を変更することなく音声通信を開始する。
〔第1の実施形態〕
第1実施形態は、上記構成を有する移動体通信システム100において、コアネットワーク側から音声通信の着呼があった場合の動作に関する。図3に、本第1実施形態に係るコアネットワーク側から音声通信の着呼があった場合の動作を説明するシーケンス図を示す。
図3のステップST10に示すように、前提として、マクロセル基地局30−1とリレーノード22との間にバックホール無線通信が確立しているものとする。また、バックホール無線BHの周波数帯域としては、音声通信に使用することが禁止されているBand41が選択されているものとする。ブラウザでウェブサイトを閲覧しているような場合であれば、ステップST10に示すように、端末装置10と中継装置20のアクセスノード24との間にアクセス無線通信が確立され、端末装置10とコアネットワークとの間にはベアラ(Bearer)が形成されている。ただし、端末装置10が待ち受け状態である場合は、端末装置10と中継装置20との間はアクセス無線で接続されていない。
ここで、コアネットワーク側から音声通信が着呼したとする(ステップST11)。音声通信は、中断しては困るアプリケーションであるため、高い優先順位が与えられ、帯域保障される。例えば、LTE規格であれば、音声通信はVoIPというアプリケーションであり、優先度2のQCI(oS lass dentifier)1というQoS(uality ervice)パラメータが適用され、帯域保障されるGBR(uaranteed it ate)が適用される。LTE規格による音声通話の開始は、QCI1のeRAB(−UTRAN adio ccess earer)セットアップ要求というコマンドにより通知される。
リレーノード22の周波数判断部222は、当該コマンドを受信すると、現在通信が確立しているマクロセル基地局30−1(第1マクロセル基地局)との無線通信で使用されているバックホール無線BHの周波数帯域(第1周波数帯域)Freq.1が音声通信への使用が禁止されている周波数帯域であるか否かを判断し、その判断結果を出力する(ステップST12)。ここで、バックホール無線BHの周波数帯域は、音声通信への使用が禁止されているBand41であるので、周波数判断部222は、バックホール無線BHの周波数帯域がBand41であるとの判断結果を出力する。判断結果は、バックホール無線の周波数帯域がBand41であることを示すフラグ情報として出力されてもよいし、周波数帯域そのものを示す情報として出力されてもよい。少なくとも、バックホール無線通信で利用されている周波数帯域が音声通信の禁止されている帯域であることを示唆できる情報であれば十分である。
アクセスノード24の接続切替要求部242は、周波数判断部222からの判断結果に応じて現在在圏している端末装置10に対して音声通信への使用が許可されている周波数帯(第2周波数帯域)Freq.2で無線通信を利用しているマクロセル基地局30−2(第2マクロセル基地局)への接続切替を要求する(ステップST13)。ここでは、周波数判断部222からの判断結果がバックホール無線BHの周波数帯域Freq.1が音声通信への使用が禁止されている周波数帯域Band41であることを示しているので、接続切替要求部242は、音声通信が着呼した在圏している端末装置10に対し、マクロセル基地局30−2への接続切替要求を送信する。なお、周波数判断部222からの判断結果がバックホール無線BHの周波数帯域Freq.1が音声通信への使用が禁止されている周波数帯域ではないことを示していたら、当該バックホール無線を通じてベアラ(Bearer)を確立して音声通信が可能であるため、接続切替要求部242は、音声通信が着呼した在圏している端末装置10に対して接続切替要求を送信することなく、音声通信開始要求を送信する。
接続切替要求を受信した端末装置10は、音声通信への使用が許可されている周波数帯Freq.2で無線通信を利用しているマクロセル基地局30−2に対してアクセス無線通信の確立要求を送信する(ステップST14)。そして所定の通信確立のための初期手順により、端末装置10とマクロセル基地局30−2との間に音声通信用のベアラが確立すると、アクセス無線通信AC−2を通じた音声通信が開始される(ステップST15)。
以上本実施形態1によれば、音声通信への使用が禁止されている周波数帯域Freq.1でバックホール無線通信が確立している場合にコアネットワーク側から音声通信の着呼があったときであっても、該当する端末装置10に接続切替要求が適切に送信されるので、滞りなく音声通信を開始させることができる。
〔第2の実施形態〕
第2実施形態は、上記構成を有する移動体通信システム100において、端末装置側から音声通信の発呼があった場合の動作に関する。図4に、本第2実施形態に係る端末装置側から音声通信の発呼があった場合の動作を説明するシーケンス図を示す。
図4のステップST20に示すように、上記第1の実施形態と同様に、マクロセル基地局30−1とリレーノード22との間にバックホール無線通信が確立しているものとする。また、バックホール無線BHの周波数帯域としては、音声通信に使用することが禁止されているBand41が選択されているものとする。ブラウザでウェブサイトを閲覧しているような場合であれば、ステップST10に示すように、端末装置10と中継装置20のアクセスノード24との間にアクセス無線通信が確立され、端末装置10とコアネットワークとの間にはベアラ(Bearer)が形成されている。ただし、端末装置10が待ち受け状態である場合は、端末装置10と中継装置20との間はアクセス無線で接続されていない。
ここで、端末装置10から音声通信の発呼(開始要求)があったとする(ステップST21)。アクセスノード24の接続切替要求部242は、端末装置10から音声通信の開始要求を受信すると、リレーノード22の周波数判断部222に対して、現在通信が確立しているマクロセル基地局30−1(第1マクロセル基地局)との無線通信で使用されているバックホール無線BHの周波数帯域(第1周波数帯域)Freq.1が音声通信への使用が禁止されている周波数帯域であるか否かを問い合わせる(ステップST22)。周波数判断部222は、当該問合せを受けて、現在通信が確立しているマクロセル基地局30−1との無線通信で使用されているバックホール無線BHの周波数帯域Freq.1が音声通信への使用が禁止されている周波数帯域であるか否かの判断結果を出力する(ステップST23)。ここではバックホール無線BHの周波数帯域が、音声通信への使用が禁止されているBand41であるので、周波数判断部222は、バックホール無線BHの周波数帯域がBand41であるとの判断結果を出力する。判断結果は、バックホール無線の周波数帯域がBand41であることを示すフラグ情報として出力されてもよいし、周波数帯域そのものを示す情報として出力されてもよい。少なくとも、バックホール無線通信で利用されている周波数帯域が音声通信の禁止されている帯域であることを示唆できる情報であれば十分である。
また上記のように音声通信の発呼があったことを契機として周波数判断部222にバックホール無線BHで使用されている周波数帯域を問い合わせる代わりに、周波数判断部222が定期的にまたは非定期にバックホール無線BHで使用されている周波数帯域に関する情報を接続切替要求部242に通知するようにしてもよい。例えば、バックホール無線BHで使用される周波数帯域を変更した際に周波数判断部222が変更された周波数帯域に関する情報を接続切替要求部242に出力するように構成してもよい。
接続切替要求部242は、問い合わせた周波数判断部222からの判断結果に応じて音声通信の開始を要求してきた端末装置10に対して音声通信への使用が許可されている周波数帯Freq.2で無線通信を利用しているマクロセル基地局30−2への接続切替を要求する(ステップST24)。ここでは、周波数判断部222からの判断結果がバックホール無線BHの周波数帯域Freq.1が音声通信への使用が禁止されている周波数帯域Band41であることを示しているので、接続切替要求部242は、音声通信の開始を要求してきた端末装置10に対し、マクロセル基地局30−2への接続切替要求を送信する。なお、周波数判断部222からの判断結果がバックホール無線BHの周波数帯域Freq.1が音声通信への使用が禁止されている周波数帯域ではないことを示していたら、当該バックホール無線を通じてベアラ(Bearer)を確立して音声通信が可能であるため、接続切替要求部242は、音声通信の開始を要求してきた端末装置10に対して接続切替要求を送信することなく、コアネットワーク側に対して音声通信を開始させるための通信手順実施を要求する。
接続切替要求を受信した端末装置10は、音声通信への使用が許可されている周波数帯Freq.2で無線通信を利用しているマクロセル基地局30−2に対してアクセス無線通信の確立要求を送信する(ステップST25)。そして所定の通信確立のための初期手順により、端末装置10とマクロセル基地局30−2との間に音声通信用のベアラが確立すると、アクセス無線通信AC−2を通じた音声通信が開始される(ステップST26)。
以上本実施形態2によれば、音声通信への使用が禁止されている周波数帯域Freq.1でバックホール無線通信が確立している場合に端末装置側から音声通信の発呼があったときであっても、該当する端末装置10に接続切替要求が適切に送信されるので、滞りなく音声通信を開始させることができる。
〔その他の実施の形態〕
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、種々に変更して実施することが可能である。当該明細書の開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかになるはずである。
例えば、上記実施形態における中継装置20は、リレーノード22とアクセスノード24とを統合した一体型基地局を例示して説明したがリレーノードとアクセスノードとを分離した分離型基地局として構成されていてもよい。
また上記実施形態は、LTE規格に対応した移動体通信システムに基づいて説明したが異なる通信規格であっても本発明と同様の考え方を適用できる。すなわち、音声通信への使用が禁止されている無線通信区間があった場合に端末装置に指示して、音声通信への使用が禁止されていない無線通信経路を利用するように経路変更させるように構成すればよい。
10…端末装置、20…中継装置、22…リレーノード、24…アクセスノード、30・30−1・30−2…マクロセル基地局、40…第1コアネットワーク、50…フェムト・コアネットワーク、60…第2コアネットワーク、70…IPマルチメディアサブシステムIMS、100…移動体通信システム

Claims (4)

  1. マクロセル基地局との無線通信を担うバックホール通信部と、
    端末装置との無線通信を担うアクセスリンク通信部と、
    前記マクロセル基地局側又は前記端末装置側から音声通信要求を受信した場合に現在通信が確立している第1マクロセル基地局との無線通信で使用されている第1周波数帯域が音声通信への使用が禁止されている周波数帯域であるか否かの判断結果を出力する周波数判断部と、
    前記第1周波数帯域が音声通信への使用が禁止されている周波数帯域であるとの判断結果に応じて前記端末装置に対して音声通信への使用が許可されている第2周波数帯域で無線通信を利用している第2マクロセル基地局への接続切替を要求する接続切替要求部と、
    を備える、
    中継装置。
  2. 前記バックホール通信部と前記周波数判断部とを備えるリレーノードを備え
    請求項に記載の中継装置。
  3. 前記アクセスリンク通信部と前記接続切替要求部とを備えるアクセスノードを備え
    請求項に記載の中継装置。
  4. マクロセル基地局との無線通信を実行するステップと、
    端末装置との無線通信を実行するステップと、
    前記マクロセル基地局側又は前記端末装置側から音声通信要求を受信した場合に現在通信が確立している第1マクロセル基地局との無線通信で使用されている第1周波数帯域が音声通信への使用が禁止されている周波数帯域であるか否かの判断結果を出力するステップと、
    前記第1周波数帯域が音声通信への使用が禁止されている周波数帯域であるとの判断結果に応じて前記端末装置に対して音声通信への使用が許可されている第2周波数帯域で無線通信を利用している第2マクロセル基地局への接続切替を要求するステップと、
    を備える、無線通信の中継方法。
JP2016154633A 2016-08-05 2016-08-05 中継装置および中継方法 Active JP6374922B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016154633A JP6374922B2 (ja) 2016-08-05 2016-08-05 中継装置および中継方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016154633A JP6374922B2 (ja) 2016-08-05 2016-08-05 中継装置および中継方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018023062A JP2018023062A (ja) 2018-02-08
JP6374922B2 true JP6374922B2 (ja) 2018-08-15

Family

ID=61165868

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016154633A Active JP6374922B2 (ja) 2016-08-05 2016-08-05 中継装置および中継方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6374922B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5562663B2 (ja) * 2010-01-26 2014-07-30 京セラ株式会社 無線中継局及び制御方法
KR101494558B1 (ko) * 2011-01-12 2015-02-17 후지쯔 가부시끼가이샤 무선 통신 시스템, 중계국, 기지국 및 무선 통신 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018023062A (ja) 2018-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102080317B1 (ko) 무선 통신 시스템에서 lte/nr 인터워킹의 지원을 위한 인터페이스를 관리하는 방법 및 장치
CN112312503B (zh) 具有lte-wlan聚合的网络选择及数据聚合
US9113405B2 (en) Methods and apparatus for supporting multiple types of connections to a core network
KR20140030301A (ko) Apn에 따라 구체화되는 정보 또는 apn에 따라 구체화되지 않는 정보를 기초로 수행되는 로컬 네트워크를 통한 트래픽 오프로드
US11323289B2 (en) Tunnel establishment method and apparatus
EP2571310B1 (en) Communication in a cellular network taking into account backhaul loading
WO2013037233A1 (zh) 回程链路资源的预配置方法和设备、预配置信息提供方法
JP6433467B2 (ja) 中継装置および移動体通信システム
Türk et al. On performance analysis of multioperator ran sharing for mobile networkoperators
US20150304888A1 (en) Methods and Nodes in a Wireless or Cellular Network
JP6374922B2 (ja) 中継装置および中継方法
US11979924B2 (en) Device address bundling for IoT communication
US9642046B2 (en) Communication system
JP6378373B2 (ja) 通信制御システム、通信制御方法、プログラム及び中継装置
JP6088570B2 (ja) 移動体通信システムおよび移動体通信方法
WO2024074000A1 (en) Method and apparatus for communicating in iab network
KR101740309B1 (ko) Qci 기반 대체 연결 방법
JP6020693B2 (ja) ネットワーク接続装置およびネットワーク接続方法
EP3500049A1 (en) Relay device, mobile communication system, and relay method
CN116133111A (zh) 一种切片处理方法及装置、通信设备
JP2014107821A (ja) フェムトセル基地局、移動通信システム、lteチャネル設定方法、及びlteチャネル設定プログラム
CN105101289A (zh) 信息报告方法、信息获取方法、装置及系统
JP2013055580A (ja) ネットワーク接続装置およびネットワーク接続方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180306

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180621

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180720

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6374922

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250