JP6370244B2 - 情報処理装置 - Google Patents
情報処理装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6370244B2 JP6370244B2 JP2015044808A JP2015044808A JP6370244B2 JP 6370244 B2 JP6370244 B2 JP 6370244B2 JP 2015044808 A JP2015044808 A JP 2015044808A JP 2015044808 A JP2015044808 A JP 2015044808A JP 6370244 B2 JP6370244 B2 JP 6370244B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- display
- key
- operation key
- dedicated
- dedicated key
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- User Interface Of Digital Computer (AREA)
Description
また、タブレット端末等では、表示画面に表示される操作領域とは別に、表示画面の周囲の筐体枠内に、予め決められた機能を実行させる専用キーが固定配置されているものがある。
この専用キーとしては、凸形状の押しボタンタイプのスイッチや、枠内に埋めこまれて表示画面とほぼ同じ高さの接触タイプのスイッチが用いられている。
たとえば、操作領域が、固定配置されている専用キーの近くの表示領域に表示される場合もある。
図7(a)は、タブレット端末100の表示画面101と、3つの専用キー111(K1,K2,K3)の配置例を示している。
3つの専用キー111(K1,K2,K3)は、表示画面101の下側の筐体枠内に固定配置されているものとする。
また、図7(b)は、表示画面101の中に、3つの操作領域102(A,B,C)を表示させた場合を示している。
表示画面に重ね合わせてタッチパネルが配置されているので、操作領域102の表示位置に接触することにより、接触したタッチパネルの位置が検出され、その接触されたタッチパネルの位置に相当する操作領域に予め割り当てられている機能が実行される。
また、逆に、専用キー111に接触しようとしたのに、その専用キーに隣接して表示されていた操作領域102に誤って接触してしまう場合もあった。
このような誤操作は特に、タッチパネルに対するスクロール操作をした場合に生じやすく、また専用キー111が接触タイプのスイッチの場合に生じやすい。
また、前記表示部の表示画面が四辺形の形状であり、前記専用キー入力部が、前記四辺形の4つの辺のうちいずれか1つの辺Lの近傍の筐体表面に固定配置されている場合、前記操作キー位置変更部は、前記表示画面に表示させるべき操作キーの表示位置を、前記辺Lとは異なる辺の近傍に、あるいは、前記専用キー入力部の位置から所定距離以上離れた位置に、変更することを特徴とする。
<情報処理装置の構成>
図1に、情報処理装置の一実施例の構成ブロック図を示す。
この発明の情報処理装置は、主として、制御部1、表示部2、タッチパネル3、専用キー入力部4、専用キー位置取得部5、操作キー位置算出部6、操作キー位置変更部7、操作キー表示部8、記憶部11を備える。
また、特に、情報を入力し表示する領域が重ね合わせられたタブレット端末などの電子機器であり、以下の実施例では、タブレット端末を用いて各種処理を説明する。
また、ROM等に記憶されたプログラムに基づいて、CPUが、各種ハードウェアを有機的に動作させることにより、この発明の操作キーの位置変更処理などを実行する。
また、この発明では、表示部2に重ね合わせてタッチパネル3が配置されているので、タッチパネル3に接触したときに、所定の機能などを実行させるために、表示部2の所定の表示領域に操作キーを表示させる。操作キーの表示位置は、主として、現在実行中のアプリケーションプログラムに基づいて、予め設定されている。
所望の機能を選択する場合、その機能に対応づけられた操作キーが所定の表示領域に表示されていたとすると、その表示領域に対応するタッチパネル3の位置を、指などで接触することにより、その接触位置を示す座標情報がCPUに送られ、その接触位置を含む表示領域に予め対応づけられている機能が実行される。
専用キーは、押しボタンタイプのキーであってもよく、あるいは、接触タイプのキーであってもよい。
また、専用キーは、表示部2の表示画面の周辺近傍に、固定的に設けられた1または複数のキーであり、たとえば、後述する図4(a)に示すように、四辺形の表示画面101を形成する所定の一辺の近傍に配置される。
たとえば、図2(a)に示すように、情報処理装置の記憶部11に、専用キー位置情報12が予め記憶されていた場合は、その専用キー位置情報12を記憶部11から読み出す。
情報処理装置の筐体形状が四辺形の場合、専用キーの位置は、筐体の所定の頂点の位置をXY座標の原点(0,0)とした相対位置座標(X,Y)で表わすことができる。
また、この発明では、表示画面の周辺に配置される専用キーと、表示画面内に表示される操作キーとが近接配置されないように、操作キーの表示位置を変更することを特徴とするが、XY座標がわからなくても、専用キーが、たとえば四辺形である表示画面のどの辺の近傍にあるかが予めわかっていればよい。
したがって、上記のような専用キーの相対位置座標を予め記憶するのではなく、専用キーが最も近くに配置されている表示画面の辺の情報を専用キー位置情報12として記憶してもよい。
たとえば、図2(a)の位置情報として記憶されている「L1」は、図2(d)に示す表示画面の4つの辺のうち、下方にある頂点a0とa1を結ぶ長辺を意味し、3つの専用キー(K1,K2,K3)は、いずれも、表示画面の辺L1の近傍に配置されていることを示している。
一般的に、アプリケーションプログラムの開発時において、そのアプリケーションプログラムが利用されるタブレット端末の機種や、専用キーの配置を考慮することなく、機能を選択するための操作キーの表示位置が予め決定される。
たとえば、あるアプリケーションプログラムでは、2つの操作キーを表示するものとし、どちらも表示画面の下方の辺(L1)の近傍に表示させる場合は、操作キーの位置として、表示画面の辺の情報を、操作キー位置情報として算出する。
あるいは、表示画面内の位置をXY座標で表現し、操作キーを表示する表示領域の中央位置の座標(X,Y)を、操作キー位置情報として算出してもよい。
また、アプリケーションプログラムで表示される操作キーの表示位置を変更する必要があるか否かを判定し、変更する必要があると判定した場合に、操作キーの表示位置を変更する。
ここで、専用キーの位置が考慮されて、変更後の操作キーの表示位置が決定される。
すなわち、専用キー位置取得部5によって取得された専用キーの位置と、操作キー位置算出部6によって算出された操作キーの表示位置とが、所定の判定基準に基づいて近いと判定された場合に、操作キーを表示させる位置を、算出された操作キーの表示位置よりも、前記専用キーの位置から遠ざかる位置に変更する。
あるいは、専用キーと操作キーの位置情報が、どちらも表示画面の辺の情報で示されている場合、専用キーと操作キーの位置情報が同じ辺の情報となっているときは、両キーが接近して配置される可能性が高いと考えて、操作キーの位置を変更する。
また逆に、操作キーを操作するときに、誤って専用キーを入力してしまうことがないような位置に、操作キーを配置する。
原則として、専用キーの位置を考慮しない場合には、アプリケーションプログラムで予め設定されている表示位置に、所定の操作キーが表示される。
また、操作キー位置変更部7によって、操作キーの表示位置を変更する必要があると判定された場合、変更後の表示位置に、操作キーを表示させる。
上記の専用キー位置取得部5、操作キー位置算出部6、操作キー位置変更部7、操作キー表示部8は、この発明の情報処理装置の1つの機能として予め備えておくことが好ましく、たとえば、CPUが、ソフトウェア的に、所定のデータを演算処理することにより、実現される機能ブロックである。
この場合、たとえばこれから実行されるアプリケーションプログラムにおいて、操作キーを表示させる前に、専用キー位置取得部5に相当する機能を実行させて、情報処理装置の記憶部11に予め記憶されている専用キー位置情報12を取得する。
また、そのアプリケーションプログラムは、自己が表示させようとしている操作キーの表示位置を算出し、操作キー位置変更部7に相当する機能を実行させて、取得した専用キーの位置と、算出した操作キーの表示位置とを比較して、操作キーの表示位置を変更した方がよいと判定した場合には、操作キーの表示位置を変更して、表示画面にその操作キーを表示させる。
また、固定的に予め記憶され書きかえる必要のない情報は、主として、読み出し専用メモリや不揮発性メモリに記憶され、書きかえてもよい情報や、機能実行時に変化する情報は、書きかえ可能なメモリに記憶される。
記憶部11には、たとえば、専用キー位置情報12、機種固有情報13、操作キー位置情報14、アプリケーションプログラム15などが記憶される。
図2(a)に、専用キー位置情報12の一実施例の説明図を示す。ここでは、3つの専用キー(K1,K2,K3)の位置を示している。位置情報としての「L1」は、情報処理装置の四角形の表示画面を形成する辺を特定するものである。
図2(d)に、情報処理装置の表示画面101およびタッチパネル3の構成例の説明図を示す。
表示画面101とタッチパネル3は、重ね合わせて形成され、4つの頂点(a0,a1,a2,a3)と、4つの辺(L1,L2,L3,L4)で示される長方形領域に配置されているものとする。
ここで、長方形領域101の2つの頂点(a0,a1)を結ぶ長辺を「L1」と呼ぶ。
専用キー位置情報12の位置情報は、対応する専用キーが配置されている最も近い辺の情報を示している。すなわち、図2(a)の「L1」は、3つの専用キー(K1,K2,K3)が、表示画面101を形成する4つの辺のうち、辺L1の近傍に配置されていることを示している。
図2(e)は、この図2(a)の専用キー位置情報12によって示される専用キーの配置例の説明図を示している。
図2(b)に、機種固有情報13の一実施例の説明図を示す。
ここで、「P001」は、1つの情報処理装置の機種を特定する情報(機種ID)であり、たとえば、メーカー名、機種名、製品番号などの情報を含めてもよい。また、この情報13は、情報処理装置に備えられた専用キーの位置と数を特定できるような情報であればよい。
また、サーバに各情報処理装置の機種固有情報を送信し、サーバには、図2(b)のような複数個の情報処理装置の機種固有情報を記憶してもよい。
ここでは、複数個の機種についての専用キーの位置情報が示されており、機種ごとに、機種IDと、その機種に備えられた専用キーと、各専用キーの位置情報とからなる情報を示している。
この機種別の専用キー位置情報12は、各情報処理装置の記憶部11に予め記憶してもよいが、機種は、変更、追加、削除されることがあるので、ネットワークを介して接続されたサーバに記憶してもよい。
たとえば、所定のアプリケーションの使用を開始する前に、機種別の専用キー位置情報12を記憶したサーバにアクセスし、サーバから、図2(c)に示すような機種別の専用キー位置情報12を取得して、記憶部11に記憶してもよい。
すなわち、専用キー位置取得部5が、専用キーの位置情報を取得する方法としては、2つの方法がある。
1つ目の方法は、図2(a)に示すような専用キー位置情報12が、情報処理装置の記憶部11に予め記憶されている場合は、記憶部11から、その情報を読み出せばよい。
2つ目の方法は、図2(a)のような情報12は記憶部11に予め記憶されていないが、図2(b)に示すような機種固有情報13が予め記憶されている場合は、ネットワークを介してサーバに接続し、サーバに予め記憶された図2(c)に示すような機種別専用キー位置情報12の中から、機種固有情報13に対応する専用キー位置情報12を取得すればよい。
機種「P001」では、3つの専用キーが、表示画面101の辺L1の近傍に配置され、機種「P002」では、2つの専用キーが、表示画面101の辺L3の近傍に配置されることを示している。
図2(c)では、専用キーの位置を、表示画面の辺の情報で示している。しかし、たとえば、図2(d)に示すように、表示画面の頂点a0を原点(0,0)とするXY座標系に専用キーの位置を当てはめて、専用キーの中央位置のXY座標(X,Y)によって、専用キーの位置情報を表してもよい。
専用キーの位置情報を、XY座標で表した場合は、各専用キーの位置座標と、表示画面を形成する各辺の中央の位置座標との距離をそれぞれ計算することによって、専用キーの位置が、どの辺に最も近いかを判定することができる。
すなわち、上記距離が最も小さい辺の近くに、専用キーが配置されていると判定することができる。
すなわち、実行中のアプリケーションプログラムによって表示部2に表示されるべき操作キーの位置(XY座標)を算出したものである。
たとえば、操作キーの位置を、図2(d)に示すように、表示画面の原点a0(0,0)を基準としたXY座標で表すことができる。ただし、操作キーの表示領域は、所定の面積を持つので、操作キーの位置を特定するために、たとえば、操作キーの表示領域の中心位置を、操作キーの位置として算出すればよい。
操作キー位置算出部6が、アプリケーションプログラム自体に備えられている場合は、そのアプリケーションプログラムの中で、ソフトウェア的な動作によって、操作キーの位置を算出すればよい。
一方、操作キー位置算出部6が、情報処理装置の一機能として動作する場合は、実行中のアプリケーションプログラムが表示させようとする操作キーの表示情報を、そのアプリケーションプログラムから取得し、取得した表示情報を利用してその操作キーを表示部2の表示画面に表示させたときの位置座標を算出すればよい。
このアプリケーションプログラム15が実行された場合、表示画面に、ユーザが所定の情報や機能を選択するための操作キー(操作領域)が表示される場合があるが、その操作キーの表示位置は、原則として、情報処理装置に備えられた専用キーの位置が考慮されることなく、アプリケーションプログラムが、独自に決定している。
この発明では、専用キーと操作キーの誤操作を防止するために、専用キーと操作キーの位置を比較し、両者の位置が近いと判断された場合に、アプリケーションプログラムによって表示される操作キーの表示位置を、自動的に変更する。
たとえば、操作キーの位置を変更するための判定基準を予め設定してもよい。
専用キーと操作キーの位置が、XY座標で表される場合は、判定基準として、両位置の直線距離の長短を判定するための判定距離Lhを予め設定してもよい。
判定距離Lhを記憶部11に予め記憶しておき、取得された専用キーの位置座標と、算出された操作キーの位置座標とから求めた直線距離Laと、判定距離Lhとを比較する。
直線距離Laが、判定距離Lhよりも短い場合に、誤操作が生じるほど、専用キーと操作キーとが近すぎると判断し、操作キーを表示させる位置を、専用キーの位置から所定の判定距離Lh以上離れた位置に変更する。判定距離Lhは、特定の数値に限定されるものではないが、たとえば、3cm程度の値を設定すればよい。
専用キーの位置情報12として、近傍の辺の情報が設定され、操作キーの表示位置も近傍の辺の情報が算出された場合、両者の辺の情報が一致した場合、専用キーと操作キーの両方の誤操作が起こりやすいと判断し、操作キーを表示する辺の情報を、専用キーの位置を示す辺の情報と異なるものに変更する。
たとえば、専用キーと操作キーの位置を示す辺の情報がいずれも、図2(d)の「L1」であったとすると、操作キーを表示させる辺の情報を「L3」に変更し、操作キー表示部8によって、操作キーを辺「L3」の近傍の表示画面に表示させるようにする。
図4は、このように、操作キーの表示位置を変更した一つの実施例の説明図を示している。
図4(a)において、3つの専用キー111(K1,K2,K3)は、表示画面の辺L1の近傍に配置されているものを示している。
図4(b)において、3つの操作キー102(A,B,C)を表示させる場合、操作キーを辺L1の近傍に表示させると操作キーと専用キーとの間で誤操作が起こりやすいので、辺L1から最も離れた辺L3の近傍に、3つの操作キー(A,B,C)を表示させている。
図3に、この発明の操作キーの表示位置変更処理の一実施例のフローチャートを示す。
図3のステップS1において、制御部1が、タブレット端末自身の機種固有情報13を、記憶部11から読み出す。
ステップS2において、専用キー位置取得部5が、タブレット端末自身の専用キー位置情報12を、取得する。
専用キー位置情報12が、記憶部11に予め記憶されている場合は、その情報12を記憶部11から読み出す。
あるいは、専用キー位置情報12が記憶部11に記憶されていない場合は、ネットワークを介して、サーバにアクセスし、サーバに記憶されている図2(c)のような専用キー位置情報12から、ステップS1で読み出した自己の機種固有情報13に対応づけて記憶されているタブレット端末自身の専用キー位置情報12を取得する。
なお、専用キー位置情報12がすでに記憶部11に記憶されていた場合は、ステップS1の機種固有情報13は読み出さなくてもよい。
表示位置は、表示画面内の位置を示したXY座標値(X,Y)でもよく、あるいは、四辺形の表示画面の4つの辺のうち、操作キーの表示位置に最も近い辺の情報でもよい。
両者の位置情報がXY座標の座標値である場合は、両位置情報の直線距離Laを求める。
さらに、この直線距離Laと、予め記憶部11に記憶されている判定基準である判定距離Lhとを比較し、専用キーと操作キーとの間の距離が近いか否かを判定する。
たとえば、La<Lhの場合、専用キーと操作キーは近いと判断し、La≧Lhの場合、専用キーと操作キーは遠いと判断する。
一方、両者の位置情報が、四辺形の表示画面の辺の情報である場合、両者の辺の情報が一致するか否かをチェックする。
両者の辺の情報が同一である場合、専用キーと操作キーは近いと判断する。
また、両者の辺の情報が異なっている場合は、専用キーと操作キーは遠いと判断する。
ステップS6において、操作キー位置変更部7が、算出された操作キーの表示位置を別の位置に変更する。
変更後の表示位置は、たとえば、後述する図5や図6に示すようないずれかの位置とすればよい。
ステップS7において、操作キー表示部8が、上記のように決定された変更後の表示位置に、操作キーを表示させる。
一方、ステップS8において、専用キーと表示すべき操作キーとは所定距離(Lh)以上離れており、誤操作は起こりにくいと考えられるので、操作キー表示部8が、ステップS3において算出された表示位置に、操作キーを表示させる。
専用キーおよび操作キーが複数個ある場合は、それらの専用キーおよび操作キーごとに、ステップS1からS8までを繰り返せばよい。
図5および図6に、操作キーの表示位置を変更する場合に、変更後の操作キーの表示位置についてのいくつかの実施形態を示す。
ここでは、図5(a)に示すように、表示部の表示画面が四辺形の形状であり、タブレット端末100の筐体表面であって、4つの辺(L1〜L4)のうち、表示画面101の辺L1のほぼ中央の近傍に、1つの専用キー111(K1)が固定配置されているものについて説明する。
また、これから実行しようとしているアプリケーションプログラムが表示画面に表示させるべき操作キー102が、3つ(A,B,C)あったとする。
図5(a)は、そのアプリケーションプログラムが当初予定していた操作キーの表示位置を示している。図5(a)に示すように、この3つの操作キーを表示しようとしていた位置は、いずれも、表示画面の辺L1の近傍であったとする。
そこで、この発明では、3つの操作キー(A,B,C)を、図5(a)に示すような位置に表示させるのではなく、図5(b)〜(f)のいずれかに示すような位置、あるいは、図6(b)に示すような位置に、表示させる。
図5(b)に、実施形態1における操作キーの表示位置の変更例を示す。
図5(b)では、専用キーK1が配置されている位置に最も近い辺L1とは異なる辺の近傍の位置に、操作キー(A,B,C)の表示位置を変更する場合を示している。
ここでは、操作キー(A,B,C)は、辺L1とは異なる辺L3の近傍に表示させている。
このように、操作キー(A,B,C)を、専用キーK1の近傍にある辺L1と異なる辺の近傍に表示させているので、操作キーと専用キーのいずれかを操作する場合に誤操作の生じる可能性を少なくすることができる。
図5(c)に、実施形態2における操作キーの表示位置の変更例を示す。
図5(c)では、3つの操作キー(A,B,C)を、専用キーK1に最も近い辺L1とは異なる辺L2の近傍に表示させた場合を示している。
この場合も、専用キーK1と操作キー(A,B,C)との距離を遠ざけているので、操作キーと専用キーのいずれかを操作する場合の誤操作を防止できる。
図5(d)に、実施形態3における操作キーの表示位置の変更例を示す。
図5(d)では、3つの操作キー(A,B,C)を、専用キーK1に最も近い辺L1とは異なる辺L4の近傍に表示させた場合を示している。
この場合も、同様に、専用キーK1と操作キー(A,B,C)との距離を遠ざけているので、操作キーと専用キーのいずれかを操作する場合の誤操作を防止できる。
図5(a)から図5(d)に示すように、操作キーを、四辺形の表示画面のいずれかの辺の近傍に表示させる場合、操作キーの表示位置として、4つの配置が考えられる。そこで、この4つの配置のように、操作キーを表示させる位置が異なる複数個の表示位置の候補を、記憶部11に予め記憶しておいてもよい。あるいは、アプリケーションプログラムが、操作キーを表示させる位置の異なる表示パターンを、4種類予め備えていてもよい。
複数個の表示位置の候補のうち、当初いずれか1つの表示位置の候補(第1候補)を選択し、操作キーを表示させようとした場合、操作キーを表示させるべき第1候補の表示位置が、取得された専用キーの位置に近いと判定された場合に、他の候補の表示位置に、操作キーを表示させるようにする。
たとえば、図5(a)に示した操作キーの表示位置が第1候補であった場合、この表示位置では誤操作が起こりやすいので、予め記憶しておいた図5(b)〜(d)に示す他の3つの表示位置の候補のうち、いずれかの候補の表示位置に操作キーの表示位置を変更する。
3つの候補のうち、いずれの表示位置に変更すべきかは、アプリケーションプログラムによって表示される表示内容に基づいて、決定すればよい。たとえば、アプリケーションプログラムによって表示される表示内容が、表示画面内の右側に多くの表示スペースがある場合は、図5(c)に示すように、表示画面の右側の辺L2の近傍に、操作キー(A,B,C)を表示させるようにすればよい。
図5(e)に、実施形態5における操作キーの表示位置の変更例を示す。
図5(a)に示す操作キーの表示位置では、専用キーK1の位置と、3つの操作キー(A,B,C)の表示位置との直線距離が所定の判定距離Lhよりも短いので、誤操作が起こりやすいと考えられる。
そこで、図5(e)では、3つの操作キー(A,B,C)の表示位置を、専用キーK1の位置から所定の判定距離Lh以上離れた位置に、変更している。
専用キーに最も近くに表示される操作キー(図5(a)では、B)の表示位置と専用キーとの直線距離Laが、判定距離Lhよりも長くなるように、3つの操作キーの表示位置を変更すればよい。これにより、専用キーおよび操作キーの誤操作を防止することができる。
なお、判定距離Lhの大きさは、予め固定的に記憶しておいてもよいが、操作キーの大きさや個数、表示画面のサイズ、専用キーの位置などとの関係で、誤操作の起こりにくい数値を一意的に設定することが困難な場合もあるので、ユーザが、予め設定された初期値とは異なる数値に設定変更できるようにしてもよい。
図5(f)に、実施形態6における操作キーの表示位置の変更例を示す。
図5(a)に示す操作キーの表示位置において、専用キーK1と操作キーAおよびCとの直線距離は、判定距離Lhよりも長く、操作キーBと専用キーK1との直線距離が判定距離Lhよりも短かったとする。
この場合、操作キーBのみが専用キーK1の位置に比較的近いと判定されたとすると、操作キーBのみが専用キーK1との関係で、誤操作が起こりやすく、操作キーAおよびCは、誤操作の可能性は少ないと考えられる。
そこで、表示画面に表示させるべき操作キーが複数個ある場合、所定の判定基準に基づいて、専用キーの位置に近いと判定された操作キーのみの表示位置を変更する。
図5(f)の場合は、専用キーの位置に近いと判定された操作キーBのみの表示位置を変更する。
すなわち、誤操作が起こりやすいと考えられた操作キーの表示位置を、専用キーからより離れた誤操作が起こりにくい位置に変更する。
図5(f)では、操作キーBの表示位置を、操作キーCの上方で、辺L2の近傍に変更している。
あるいは、操作キーBを、専用キーから遠く離れた辺L3の近傍に表示してもよい。
これによれば、表示画面に表示させるべき操作キーが複数個ある場合、専用キーの位置の近くに配置される可能性のあった操作キーのみの表示位置を、専用キーから離れた位置に変更することによって、誤操作を防止することができ、誤操作が起こりにくいと考えられる操作キーの表示位置を変更しないようにすることができる。
図6(b)に、実施形態7における操作キーの表示位置の変更例を示す。
図6(a)は、図5(a)と同一の表示画面を示しており、操作キーの表示位置が、専用キーの位置に近い場合を示している。
図6(b)では、専用キーK1の位置から一定の判定距離Lh内に属する表示画面の領域を、表示無効領域122とする例を示している。
この表示無効領域122に、操作キー102を表示させた場合、専用キーK1との間で誤操作が起こりやすいと考えられるので、表示無効領域122には、操作キー102を表示させないように、表示画面に表示される表示内容全体の表示を変更する。
すなわち、図6(b)に示すように、表示画面101のうち、表示無効領域122を除く表示有効領域121に、本来表示画面全体に表示させるべき表示内容はそのままで、表示サイズを変更した映像を表示させる。
図6(b)では、3つの操作キー(A,B,C)は、表示有効領域121の中で、レイアウトは図6(a)と同様であるが、やや縮小された大きさで表示される。
図6(b)のように表示させることにより、表示内容はやや縮小されるので見にくくなるが、操作キー(A,B,C)の表示位置と専用キーK1の位置との距離を、判定距離Lh以上離すことができるので、操作キーおよび専用キーを操作する場合の誤操作を防止することができる。
Claims (5)
- 筐体表面に配置された表示画面を持つ表示部と、
前記表示部に重ね合わせて配置されたタッチパネルと、
表示部外の筐体表面に固定配置された専用キー入力部と、
前記専用キー入力部の位置を記憶した記憶部と、
前記表示部内の表示画面に表示させるべき操作キーの表示位置を算出する操作キー位置算出部と、
前記記憶部に記憶された専用キー入力部の位置を取得する専用キー位置取得部と、
前記取得された専用キー入力部の位置と、前記算出された操作キーの表示位置とが、所定の判定基準に基づいて近いと判定された場合に、前記操作キーを表示させる位置を、前記算出された操作キーの表示位置よりも、前記専用キー入力部の位置から遠ざかる位置に変更する操作キー位置変更部とを備えたことを特徴とする情報処理装置。 - 前記判定基準として、所定の判定距離が設定されている場合、
前記操作キー位置変更部は、
前記取得された専用キー入力部の位置と、前記算出された操作キーの表示位置との直線距離が前記判定距離よりも短い場合に、前記操作キーを表示させる位置を、前記専用キー入力部の位置から前記判定距離以上離れた位置に変更することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記操作キーを表示させる位置が異なる複数個の表示位置の候補を、前記記憶部に予め記憶し、
前記操作キー位置変更部は、
前記操作キーを表示させるべき第1候補の表示位置が、前記取得された専用キー入力部の位置に近いと判定された場合に、前記操作キーの複数個の表示位置の候補から前記取得された専用キー入力部の位置までの距離が、前記第1候補の表示位置と専用キー入力部の位置との距離よりも長くなる操作キーの他の候補の表示位置に、前記操作キーを表示させる位置を変更することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記表示画面に表示させるべき操作キーが複数個ある場合、
前記操作キー位置変更部は、前記所定の判定基準に基づいて、前記取得された専用キー入力部の位置に近いと判定された操作キーのみの表示位置を変更することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記表示部の表示画面が四辺形の形状であり、
前記専用キー入力部が、前記四辺形の4つの辺のうちいずれか1つの辺Lの近傍の筐体表面に固定配置されている場合、
前記操作キー位置変更部は、前記表示画面に表示させるべき操作キーの表示位置を、前記辺Lとは異なる辺の近傍に、あるいは、前記専用キー入力部の位置から所定距離以上離れた位置に、変更することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015044808A JP6370244B2 (ja) | 2015-03-06 | 2015-03-06 | 情報処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015044808A JP6370244B2 (ja) | 2015-03-06 | 2015-03-06 | 情報処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016164732A JP2016164732A (ja) | 2016-09-08 |
JP6370244B2 true JP6370244B2 (ja) | 2018-08-08 |
Family
ID=56876689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015044808A Active JP6370244B2 (ja) | 2015-03-06 | 2015-03-06 | 情報処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6370244B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6985158B2 (ja) * | 2018-01-12 | 2021-12-22 | 株式会社ミツトヨ | 画像測定機およびプログラム |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5142741B2 (ja) * | 2008-01-30 | 2013-02-13 | キヤノン株式会社 | 表示制御装置、その制御方法、およびプログラム、並びに記録媒体 |
JP4609544B2 (ja) * | 2008-07-30 | 2011-01-12 | ソニー株式会社 | 情報処理装置、情報処理システムおよび情報処理方法 |
JP5185963B2 (ja) * | 2010-03-12 | 2013-04-17 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ | 情報処理装置及び処理実行方法 |
JP5105127B2 (ja) * | 2011-05-30 | 2012-12-19 | Necインフロンティア株式会社 | 携帯端末、そのキー操作制御方法およびプログラム |
JP2014106849A (ja) * | 2012-11-29 | 2014-06-09 | Toshiba Corp | 電子機器、表示処理プログラム及び表示処理方法 |
-
2015
- 2015-03-06 JP JP2015044808A patent/JP6370244B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016164732A (ja) | 2016-09-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN105824559B (zh) | 一种误触识别及处理方法和电子设备 | |
CN107506130B (zh) | 一种文字删除方法及移动终端 | |
JP5449630B1 (ja) | プログラマブル表示器およびその画面操作処理プログラム | |
JP4888502B2 (ja) | グラフ表示制御装置およびプログラム | |
TWI639941B (zh) | 輸入元件、顯示裝置、顯示系統及其控制方法 | |
CN106168894B (zh) | 一种内容显示方法及移动终端 | |
JP2012079279A (ja) | 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム | |
US20140292697A1 (en) | Portable terminal having double-sided touch screens, and control method and storage medium therefor | |
JP2011048447A (ja) | 情報処理装置、情報処理方法およびコンピュータプログラム | |
JP2014130450A (ja) | 情報処理装置およびその制御方法 | |
JP2014016712A (ja) | 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム | |
JP5563676B2 (ja) | 携帯端末、端末表示方法、及び端末表示プログラム | |
CN107368249B (zh) | 一种触控操作识别方法、装置及移动终端 | |
JP6370244B2 (ja) | 情報処理装置 | |
TWI430146B (zh) | The input method and device of the operation instruction of the double touch panel | |
JP2017021471A (ja) | 電子機器 | |
JP6561782B2 (ja) | 電子機器及び表示制御プログラム | |
TW201738722A (zh) | 程式、電腦裝置、程式執行方法、以及系統 | |
JP2014059767A (ja) | 携帯型情報処理装置 | |
JP5996079B1 (ja) | 情報処理装置、ソフトウェアキーボード表示方法、及びプログラム | |
JP2015069540A (ja) | 情報機器端末および情報機器端末のデータ保存方法 | |
CN107423016B (zh) | 一种锁屏图片的显示方法及移动终端 | |
JP2014186699A (ja) | 入力装置、入力装置の制御方法、制御プログラムおよび記録媒体 | |
JP5245708B2 (ja) | 文字入力装置、文字入力方法及び文字入力プログラム | |
JP2015141475A (ja) | 情報処理装置、制御方法、制御プログラム、および記録媒体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170925 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180516 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180612 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180710 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6370244 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |