JP6365693B2 - 生体信号送信装置 - Google Patents

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    • A61B5/24Detecting, measuring or recording bioelectric or biomagnetic signals of the body or parts thereof
    • A61B5/25Bioelectric electrodes therefor

Description

本発明は、生体から入力した生体信号を外部機器へ送信する生体信号送信装置に関するものである。
従来、この種の生体信号送信装置としては、例えば、特許文献1に開示された図1に示される心拍数計における信号送信機がある。被験者の胸部等の体表に貼着される一対の電極部1には、送信モジュール2がリード部3によって接続されている。送信モジュール2は、電源部4から供給される電力を受けて動作し、電極部1で検出された体表の電位変化を増幅部5にて所定のレベルまで増幅して、R波検出部6に入力する。R波検出部6は、受け取った心電図信号中よりR波を検出し、送信部7へ送る。送信部7は入力されたR波検出信号に同期して、一定時間幅の電波による出力通信信号8を腕時計型の信号受信機へ送信する。この信号送信機は、被験者の体表に貼着部によって貼着され、貼着部の粘着剤を選ぶことで再利用することも可能である。その場合、電源部4に充電可能な二次電池を用いれば有効である。
また、従来、特許文献2に開示された図2に示される装着型無線伝送式心電計もある。この心電計は、ボタン型電池等の小型の電池10で動作し、電極11,12,13が粘着パッドの粘着力によって被験者の胸部に連続的に装着される。電極11,12,13で計測される心電信号は、心電計測ユニット14内の心電計測アンプ14aで増幅され、A/D14bでアナログ/デジタル変換されてCPU14cに入力される。CPU14cは、タイマ14dから所定時間ごとに与えられるタイミング信号に基づき、被験者の心拍数が所定数範囲内か否か、およびその心拍数の変化率が所定変化率以内か否かをチェックし、安静時の所定時間分の心電データを無線送信ユニット15に出力する。無線送信ユニット15は、その短い所定時間分の心電データを被験者の腰等に装着した記録装置や無線中継ユニットに向けて送信する。
また、従来、特許文献3に開示された図3に示される生体信号送信装置もある。この生体信号送信装置は、生体装着部21と送信機22とから構成される。生体装着部21は、生体の表面に装着される支持体23が誘電体材料で構成され、生体信号を検出する電極24とマイクロストリップアンテナ(MSA)25とが支持体23上に一体に設けられる。MSA25は、支持体23の生体装着面に配置された地板26と、支持体23の反対側の面に配置された放射板27とから構成される。送信機22には増幅部28、変調部29、電源部30および送信部31から構成される電気回路32が設けられている。送信機22は支持体23に装着され、電極24と増幅部28とはコネクタ33、MSA25と送信部31とはコネクタ34,35を介して電気的に接続される。生体の他の部分に装着される電極36は、コネクタ37を介して増幅部28に接続される。各コネクタ33,34,35は、生体装着部21側に設けられるフォックと、送信機22側に設けられるメスフォックとから構成される。
増幅部28、変調部29および送信部31には電源部30から電力が供給される。支持体23を被験者の生体表面に装着したとき、電極24および電極36が検出した生体信号は増幅部28で増幅され、変調部29で変調されて、送信部31からMSA25に送られる。MSA25は、受け取った生体信号を受信機に無線送信する。
特開平2−283354号公報 特開2006−136405号公報 特開平11−188014号公報
しかしながら、上記従来の各特許文献1,2,3に開示されたいずれの生体信号送信装置も、一次電池または二次電池を電源として動作し、電池が消耗したときには、電池を取り出して充電したり、電池交換しなければならない。このため、従来の生体信号送信装置は、取り扱いに手間がかかった。
また、上記従来の特許文献3に開示された生体信号送信装置では、生体装着部21と送信機22との間のコネクタ33,34,35による電気的接触が十分であるか否かを検出する手段は無い。したがって、受信機で生体信号が受信できない場合、ユーザ側でこれに対応する処理をすることはできない。
このため、上記従来の特許文献3に開示された生体信号送信装置では、生体装着部21と送信機22とを電気接続するのに、フォックとメスフォックとから構成される専用のコネクタ33,34,35を用いることで、接続信頼性を担保している。このため、上記従来の特許文献3に開示された生体信号送信装置では、生体装着部21と送信機22とを接続信頼性を担保して電気接続するのに、専用の構造部材を準備する必要があり、コネクタコストが生体信号送信装置の製品コストの増加要因になっている。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、
少なくとも2次電池またはキャパシタを備えた本体部と、生体に装着されて生体から生体信号を入力する使い捨て可能部と、本体部と使い捨て可能部とを電気的に接続する本体部側に設けられた本体側電極および使い捨て可能部側に設けられた使い捨て側電極とから構成され、
外部から非接触で電力を受電して2次電池またはキャパシタに給電する非接触受電回路を使い捨て可能部に備え、
本体側電極および使い捨て側電極が一列に配置され、
本体部と使い捨て可能部とが、対向する本体側電極および使い捨て側電極が接触した状態で、一列に配置された本体側電極および使い捨て側電極の周囲に予め設けられる固着材によって相互に固定され、
本体側電極および使い捨て側電極のいずれか一方は、一列の両端に配置されたものが一列の内側に配置されたものよりも突出高さが低く、かつ、固着材の高さよりも高く形成される
生体から入力した生体信号を2次電池またはキャパシタに蓄えられた電力を使用して外部機器へ送信する生体信号送信装置を構成した。
本構成によれば、使い捨て可能部に備えられた非接触受電回路によって外部から非接触で生体信号送信装置に電力が受電されて、本体部に備えられた2次電池またはキャパシタに給電される。生体から入力された生体信号の外部機器への送信は、2次電池またはキャパシタに蓄えられたこの電力が使用されて行われる。このため、従来のように、生体信号送信装置から電池を取り出して充電したり、電池交換する必要がなくなり、生体信号送信装置を取り扱う際の利便性は向上する。
また、本体部と使い捨て可能部とが固着材によって相互に固定されて、対向する本体側電極と使い捨て側電極とが電気的に接続される際、薄く形成された使い捨て可能部が撓み、一列の内側に配置されて対向する使い捨て側電極と本体側電極との間隔が広がっても、本体側電極および使い捨て側電極のいずれか一方が、一列の内側に配置されたものが一列の両端に配置されたものより突出しているため、一列の内側に配置されて対向する使い捨て側電極と本体側電極との電気的接続は確実に行われる。また、本体側電極および使い捨て側電極のいずれか一方が、一列の両端に配置されたものが、本体側電極または使い捨て側電極の周囲で本体部と使い捨て可能部とを相互に固着する固着材の高さよりも高いので、対向する本体側電極と使い捨て側電極とは所定の接触圧を持って良好に電気的に接続される。
また、非接触受電回路を使い捨て可能部に備えることで、本体部を小型化および低価格化することができる。また、非接触受電回路によって外部から非接触で電力が受電されている間に、2次電池またはキャパシタに蓄電されるため、生体信号送信装置が非接触受電回路によって外部から電力を受電できない状態にあっても、生体信号送信装置は単独で動作を行える。このため、生体信号送信装置は、それが置かれる環境に左右されることなく連続動作が可能で、生体から連続的に生体信号を取得したり、取得した生体信号を連続的に外部機器に送信したり、さらに、外部から電力を受電し難い腋下等の部位における生体信号を取得することも可能になる。
また、本発明は、導電材が本体部から突出して本体側電極が形成され、導電材が使い捨て可能部から突出して使い捨て側電極が形成されることを特徴とする。
本構成によれば、本体側電極および使い捨て側電極は簡易な構造で安価に製造することができ、本体部と使い捨て可能部とは低コストで電気的に接続される。このため、本体部と使い捨て可能部とを電気的に接続するのに、従来の生体信号送信装置のように、フォックとメスフォックとから構成されるコネクタのような専用の構造部材を準備する必要は無くなる。したがって、生体信号送信装置の製品コストが増加するのを抑制することができる。
また、本発明は、2次電池またはキャパシタと非接触受電回路との間を接続する本体側電極および使い捨て側電極が一列の両端に配置されることを特徴とする。
本構成によれば、一列に配置された本体側電極および使い捨て側電極の中で最も高さが低い一列の両端に配置される本体側電極および使い捨て側電極が使用されて、本体部に設けられた2次電池またはキャパシタと使い捨て可能部に設けられた非接触受電回路との間が電気的に接続される。したがって、非接触受電回路から2次電池またはキャパシタに給電される電力の電圧を本体部側で監視し、最も高さが低くて最も接触不良の起き易い一列の両端に配置される本体側電極と使い捨て側電極との接続状態を検出することで、一列に配置された全ての本体側電極と使い捨て側電極との接続状態を確実に検出することが可能になる。このため、この接続状態の検出で接触不良が判明した場合、本体部から音や光等でアラームを発生することで、外部機器で生体信号が受信できないときに、ユーザ側でこれに対応する処理をすることが可能になる。この結果、安価で信頼性が高く、しかも、生体に接触する使い捨て可能部を随時交換することが可能な生体信号送信装置を提供することができる。
また、本発明は、非接触受電回路が、電力を受電すると共に生体信号を外部機器へ送信するデータ通信可能なアンテナであることを特徴とする。
本構成によれば、データ通信可能なアンテナで外部から電力を受電することで、データ通信時に同時に電力の受電も行え、生体信号送信装置の利便性が向上する。また、2次電池またはキャパシタと非接触受電回路との間を接続する本体側電極および使い捨て側電極が一列の両端に配置される場合、データ読み取り機等でデータ通信が行えるか否かを検出することで、本体側電極と使い捨て側電極との接続状態を検出することが可能になる。このため、データ読み取り機等でデータ通信が行えず、一列の両端に配置される本体側電極と使い捨て側電極との接触不良が判明した場合、生体信号を外部機器で受信できないことが分かり、ユーザ側でこれに対応する処理をすることが可能になる。
また、本発明は、アンテナとは別に生体信号を外部機器へ送信する無線通信回路を備えることを特徴とする。
本構成によれば、アンテナによる通信が行えない場合でも、無線通信回路によって生体信号をリアルタイムに外部機器へ送信することができる。
また、本発明は、本体部に備えられた2次電池またはキャパシタを補助するキャパシタまたは1次電池または2次電池を使い捨て可能部に備えることを特徴とする。
本構成によれば、無線通信回路によるデータ通信時に瞬間的に消費電流が増大し、本体部に備えられた2次電池またはキャパシタに蓄電された電力が足りなくなっても、使い捨て可能部に備えられるキャパシタまたは1次電池または2次電池により、不足分が補われる。このため、本体部に備えられた2次電池またはキャパシタのみでは供給できない電流容量を超えた電力の瞬間的な使用が可能になり、不必要に大きな蓄電容量を持つ2次電池またはキャパシタを本体部に搭載する必要がなくなる。このため、大きな瞬間的な消費電流の供給能力を確保しながら、本体部の小型化および低コスト化を図ることが可能になる。
また、本発明は、本体部と使い捨て可能部との相互位置を案内するマークが使い捨て可能部に形成されていることを特徴とする。
本構成によれば、本体部の使い捨て可能部への固着は、使い捨て可能部に形成されているマークに案内されて行われる。このため、本体部側に設けられた本体側電極と使い捨て可能部側に設けられた使い捨て側電極との相互位置が容易に正確に位置決めされて、本体部と使い捨て可能部とは容易かつ迅速かつ的確に電気的に接続される。
また、本発明は、生体信号を検出処理するアナログセンサ回路に供給される電圧を一定値に保つ電圧安定化回路を備えることを特徴とする。
本構成によれば、非接触受電回路に受電される電圧が変動しても、生体信号を検出処理するアナログセンサ回路に供給される電圧は電圧安定化回路によって一定値に保たれる。このため、生体信号を検出処理するアナログセンサ回路は安定して動作することができ、生体信号を正確で再現性高く計測することが可能になる。
また、本発明は、2次電池またはキャパシタと生体信号を計測するセンサ以外の回路が使い捨て可能部に形成されることを特徴とする。
本構成によれば、本体部には、2次電池またはキャパシタと生体信号を計測するセンサとだけが設けられる。このため、本体部の組み立ては容易になり、しかも、本体部のサイズは小型化するので、本体部の製造コストは低減される。また、本体部に備えられる部品数は少なくなるので、本体部と使い捨て可能部とを電気的に接続するための本体側電極および使い捨て側電極の必要個数も少なくなる。この結果、生体信号送信装置のトータルの製造コストは低減される。
また、本発明は、2次電池またはキャパシタと生体信号を計測するセンサとが回路基板を使うことなく本体部に設けられることを特徴とする。
本構成によれば、回路基板を使うことなく2次電池またはキャパシタと生体信号を計測するセンサとが本体部に設けられるので、本体部の製造コストはさらに低減される。このため、生体信号送信装置のトータルの製造コストは一層低減される。
本発明によれば、従来のように、生体信号送信装置から電池を取り出して充電したり、電池交換する必要がなくなり、生体信号送信装置を取り扱う際の利便性が向上する。
従来の第1の生体信号送信装置の概略構成を示すブロック構成図である。 従来の第2の生体信号送信装置の概略構成を示すブロック構成図である。 従来の第3の生体信号送信装置の概略構成を示すブロック構成図である。 本発明の第1の実施の形態による生体信号送信装置の平面図である。 (a)は、第1の実施の形態による生体信号送信装置を構成するフィルム部の平面図、(b)は同フィルム部の側面図、(c)は第1の実施の形態による生体信号送信装置を構成する本体部の内部透視平面図、(d)は同本体部の側面図、(e)は、本体部がフィルム部上に固着される際における第1の実施の形態による生体信号送信装置の側面図である。 (a)は、図5(e)に示す本体部とフィルム部とを電気的に接続する電極部の一部拡大側面図、(b)は、本体部とフィルム部とが固着された状態における同電極部の一部拡大側面図である。 第1の実施の形態による生体信号送信装置の概略構成を示すブロック構成図である。 本発明の第2の実施の形態による生体信号送信装置の概略構成を示すブロック構成図である。 本発明の第3の実施の形態による生体信号送信装置の概略構成を示すブロック構成図である。
次に、本発明の生体信号送信装置を実施するための形態について、説明する。
図4は、本発明の第1の実施の形態による生体信号送信装置41の平面図である。
生体信号送信装置41は、25μmや50μm程度の厚さのフィルム部42と、このフィルム部42上に固着されるモジュール状の本体部43とから構成される。フィルム部42は、生体に装着されて生体から生体信号を入力する使い捨て可能部を構成している。フィルム部42の材料には、ポリエチレンテレフタレート(PET)材やポリイミド材などの廉価で電極加工性の優れた材料が選定されており、使い捨てされる部分のコストが低減されている。また、本体部43は 電子部品の周囲が樹脂で囲まれて、または開閉しない筐体に電子部品が収納されて、耐水性を有する封止された構造になっており、ある程度の厚みを持って剛性を有する直方体状に形成されている。
図5(a)はフィルム部42の平面図、同図(b)は側面図である。また、図7は生体信号送信装置41の概略構成を示すブロック構成図である。
図5(b)に示すように、フィルム部42の下面となる人体貼り付け面には、導電ゲルからなる一対の心電用電極51,51が設けられている。フィルム部42がこの一対の心電用電極51,51によって人体に貼り付けられ、生体信号送信装置41が生体に装着されると、一対の心電用電極51,51は生体表面に連続的に接触する。なお、フィルム部42の人体への貼り付けは、このような導電ゲルによるものに限られず、心電用電極51,51の形成部分を除くフィルム部42の下面全面を絆創膏状粘着テープで人体の皮膚に貼り付ける構成にすることもできる。
フィルム部42の上面には、外部から非接触で電力を受電して後述するEDLC61に給電するハーベスト・アンテナ(Harvest・ANT)53、および4個の電極パッド54a,54b,54c,54dが形成されている。これらANT53および電極パッド54a,54b,54c,54dはフィルム・エレクトロニクス(FE)やプリンテッド・エレクトロニクス(PE)技術によってフィルム部42上に印刷等されて形成される。ANT53は非接触受電回路を構成し、本実施の形態では、リーダライタ(信号読み書き機)等の外部機器が有する送電コイルが形成する交流磁界から、電磁誘導方式によって非接触で電力を受電する。
なお、本実施の形態では、非接触受電回路を電磁誘導方式によって構成しているが、これに限られるものではない。非接触受電回路は、例えば、LC共振によって空間に蓄積される磁気エネルギーによって電力を非接触で受電する磁界共鳴方式や、コンデンサの極板間に変位電流を流すことで空間に蓄積される静電エネルギーによって電力を非接触で受電する電界共鳴方式などによって、構成することもできる。
電極パッド54a,54b,54c,54dは、印刷等された導電材がフィルム部42から突出して一列に配置されて形成され、使い捨て可能部であるフィルム部42と本体部43とを電気的に接続する、フィルム部42側に設けられた使い捨て側電極を構成している。本実施の形態では、ANT53は、上記のように電力を受電すると共に、心電用電極51,51で検出された生体信号を外部機器へ送信するデータ通信(Data・TRX)可能な構成になっている。ANT53を構成する配線の一端は電極パッド54a、他端は電極パッド54dに接続され、一列の両端に配置される電極パッド54a,54dが使用されて、EDLC61とANT53との間は電気的に接続されている。また、一列の内側に配置される一方の電極パッド54bは配線55を介して一対の心電用電極51,51の一方、他方の電極パッド54cは配線56を介して一対の心電用電極51,51の他方にスルーホールで電気的に接続されている。
また、フィルム部42の上面には、本体部43とフィルム部42との相互位置を案内するマークがダミー電極57として形成されている。このダミー電極57も、FEやPE技術により、ANT53および電極パッド54a,54b,54c,54dと共にフィルム部42上に形成される。なお、本体部43とフィルム部42との相互位置を案内するマークは、このようなダミー電極57に限られるものではなく、フィルム部42に穴を開けることなどによっても、形成することができる。
また、電極パッド54a,54b,54c,54dを囲むフィルム部42の上面には、本体部43とフィルム部42とを相互に固定するための固着材58が設けられている。固着材58は例えば両面テープ等で構成されるが、粘着性を有する材料であれば他のものであってもよい。なお、図5(a)においては、固着材58が電極パッド54a,54b,54c,54dを完全に囲むように固着材58を設けているが、固着材58はこれに限らず、電極パッド54a,54b,54c,54dを挟むように2つあるいはそれ以上に分離して周囲に設けてもよい。
図5(c)は本体部43の内部透視平面図、同図(d)は側面図である。
同図(d)に示すように、本体部43の下面には、フィルム部42の電極パッド54a,54b,54c,54dに対向するボール電極59a,59b,59c,59dが形成されている。ボール電極59a,59b,59c,59dは、導電材の球状になった固まりが本体部43から突出して一列に配置されて形成され、本体部43とフィルム部42とを電気的に接続する、本体部43側に設けられた本体側電極を構成している。
本体部43とフィルム部42とは、同図(e)の側面図に示すように、本体部43がフィルム部42のダミー電極57を目印としてフィルム部42上に載置されることで、固着材58によって固定される。この固定により、対向するボール電極59a,59b,59c,59dおよび電極パッド54a,54b,54c,54dが電気的に接続されることになる。この電気的接続に不具合が発生した場合には、フィルム部42を新品のものと交換して、新品のフィルム部42に本体部43を再度貼り付ける。各ボール電極59a,59b,59c,59dおよび電極パッド54a,54b,54c,54d間のピッチは、ダミー電極57の形成位置の適正な位置からのずれや、ユーザによる貼り付け時の位置ずれを考慮して、十分大きいピッチに設定されており、生体信号送信装置41に起こる動作不良の発生確率が低減されている。
図6(a)に示す電極部の一部拡大側面図に示すように、ボール電極59a,59b,59c,59dは、一列の両端に配置されたボール電極59a,59dの突出高さh1が、一列の内側に配置されたボール電極59b,59cの突出高さh2よりも低く、形成されている。このため、本体部43とフィルム部42との貼り付け後における、一列の内側に配置された本体部43側のボール電極59b,59cは、フィルム部42側の電極パッド54b,54cに当たり易い構造になっている。
本体部43とフィルム部42とは、同図(b)に示す電極部の一部拡大側面図に示すように、対向するボール電極59a,59b,59c,59dおよび電極パッド54a,54b,54c,54dが接触した状態で、一列に配置されたボール電極59a,59b,59c,59dおよび電極パッド54a,54b,54c,54dの両端外側で、固着材58によって相互に固定される。一列の両端に配置されたボール電極59a,59dの突出高さh1は、本体部43とフィルム部42との固定後における固着材58の高さh3よりも、高く形成されている。
なお、本実施の形態では、本体部43に一列に配置されたボール電極59a,59b,59c,59dの両端に配置されたボール電極59a,59dの突出高さh1を、一列の内側に配置されたボール電極59b,59cの突出高さh2よりも低く形成した場合について、説明している。しかし、ボール電極59a,59b,59c,59dの突出高さは等しく設定し、フィルム部42に一列に配置された電極パッド54a,54b,54c,54dの両端に配置された電極パッド54a,54dの突出高さを、一列の内側に配置された電極パッド54b,54cの突出高さよりも低く、かつ、固着材58の高さh3よりも高く形成するように、構成してもよい。
本体部43には、図7に示す、電気二重層キャパシタ(EDLC)61、ハーベスト(Harvest)IC62、レギュレータ(REG)63、心電計測回路(ECG:Electorocardiogram)64、NTCサーミスタ65,66、温度計測回路(Temp.)67、およびマイクロコントロールユニット(MCU)68が収納されている。これら電子部品は、回路基板に実装されて樹脂または筐体によって封止されている。
ハーベストIC62は、近距離無線通信(NFC)機能を備えたIC(高密度集積回路)であり、EDLC61に蓄えられた電力を使用して、生体から入力した生体信号をANT53によって外部機器へ送信する。また、ハーベストIC62は、リーダライタ等の外部機器からの指令をANT53によって受信し、受信した指令に応じた返信をANT53によって送信する。ANT53は、このようなデータの送受信時にもデータの搬送波によって電力を受電し、EDLC61に電力を給電する。なお、本実施の形態では、ANT53によって受電された電力をEDLC61に蓄える構成について説明しているが、EDLC61ではなく、2次電池に蓄えるように構成してもよい。
ECG64は、一対の心電用電極51,51から入力される心電信号を生体信号として取り込み、アナログアンプによって増幅する。そして、増幅した生体信号をアナログ/デジタル・コンバータ(ADC)によってアナログ信号からデジタル信号に変換して、MCU68へ出力する。また、Temp.67は、NTCサーミスタ65,66から入力される体温に応じた電圧を生体信号として取り込み、アナログアンプによって増幅する。そして、増幅した生体信号をADCによってアナログ信号からデジタル信号に変換して、MCU68へ出力する。NTCサーミスタ65,66は、本体部43の離れた2箇所に設けられており、MCU68は、2箇所で計測される体温および2箇所間の熱抵抗から、生体内部の深部体温を算出する。MCU68は、記憶したファームウエアに従うアルゴリズムで動作し、回路各部の動作を制御する。
ANT53で受電されてハーベストIC62から供給される電圧は、外部からANT53に電力を送電する電力供給側の外部機器とANT53との間の距離等に依存して変動する。しかし、この変動する供給電圧は、REG63により、一定値に保たれる。ECG64、Temp.67およびMCU68にはREG63によって一定値に保たれた電圧が供給され、ECG64、Temp.67およびMCU68は常に一定電圧で動作させられる。REG63は、生体信号を検出処理するアナログセンサ回路であるECG64およびTemp.67に供給されるリファレンス電圧を一定値に保つ電圧安定化回路を構成する。
MCU68は、ECG64で検出された心電データ、およびTemp.67からの生体信号によって算出した生体の深部体温データを、ハーベストIC62を制御して外部機器へ送信する。
このような第1の実施の形態による生体信号送信装置41によれば、上記のように、フィルム部42に備えられたANT53によって外部から非接触で生体信号送信装置41に電力が受電されて、本体部43に備えられたEDLC61または2次電池に給電される。生体から入力された心電信号や深部体温といった生体信号の外部機器への送信は、EDLC61または2次電池に蓄えられたこの電力が使用されて行われる。このため、従来の生体信号送信装置のように、電池を取り出して充電したり、電池交換する必要がなくなり、生体信号送信装置41を取り扱う際の利便性は向上する。
また、比較的大きな面積を必要とするANT53をフィルム部42に備えることで、本体部43を小型化および低価格化することができる。また、生体信号送信装置41がANT53によって外部から電力を受電できないハーベスト環境が悪い状態にあっても、EDLC61または2次電池に蓄電された電力を用いることにより、生体信号送信装置41は単独で動作を行える。このため、生体信号送信装置41は、それが置かれる環境に左右されることなく連続動作が可能で、生体から連続的に生体信号を取得したり、取得した生体信号を連続的に外部機器に送信したり、さらに、外部から電力を受電し難い腋下等の部位における生体信号を取得することも可能になる。
また、第1の実施の形態による生体信号送信装置41によれば、電極パッド54a,54b,54c,54dは導電材が印刷等されてフィルム部42から突出して形成され、ボール電極59a,59b,59c,59dは導電材が球状の固まりにされて本体部43から突出して形成されるので、電極パッド54a,54b,54c,54dおよびボール電極59a,59b,59c,59dは簡易な構造で安価に製造することができる。よって、本体部43とフィルム部42とは低コストで電気的に接続される。このため、本体部43とフィルム部42とを電気的に接続するのに、従来の生体信号送信装置のように、フォックとメスフォックとから構成されるコネクタのような専用の構造部材を準備する必要は無くなる。したがって、生体信号送信装置41の製品コストが増加するのを抑制することができる。
また、第1の実施の形態による生体信号送信装置41によれば、本体部43とフィルム部42とが固着材58によって相互に固定されて、対向する電極パッド54a,54b,54c,54dとボール電極59a,59b,59c,59dとが電気的に接続される際、薄く形成されたフィルム部42が撓み、一列の内側に配置された電極パッド54b,54cとボール電極59b,59cとの間隔が広がっても、ボール電極59a,59b,59c,59dの中の一列の内側に配置されたボール電極59b,59cが、一列の両端に配置されたボール電極59a,59dより突出しているため、一列の内側の電極パッド54b,54cとボール電極59b,59cとの電気的接続は確実に行われる。また、電極パッド54a,54b,54c,54dの中の一列の内側に配置された電極パッド54b,54cが、一列の両端に配置された電極パッド54a,54dより突出している場合にも、同様に、一列の内側の電極パッド54b,54cとボール電極59b,59cとの電気的接続は確実に行われる。
また、ボール電極59a,59b,59c,59dの中の一列の両端に配置されたボール電極59a,59d、または、電極パッド54a,54b,54c,54dの中の一列の両端に配置された電極パッド54a,54dは、その両端よりも外側で本体部43とフィルム部42とを相互に固着する固着材58の高さh3よりも高いので、対向するボール電極59a,59b,59c,59dと電極パッド54a,54b,54c,54dとは所定の接触圧を持って良好に電気的に接続される。
また、第1の実施の形態による生体信号送信装置41によれば、一列に配置されたボール電極59a,59b,59c,59dおよび電極パッド54a,54b,54c,54dの中で最も高さが低い一列の両端に配置されるボール電極59a,59dおよび電極パッド54a,54dが使用されて、本体部43に設けられたEDLC61または2次電池とフィルム部42に設けられたANT53との間が電気的に接続される。したがって、ANT53からEDLC61または2次電池に給電される電力の電圧を本体部43側でMCU68によって監視し、最も高さが低くて最も接触不良の起き易い一列の両端に配置されるボール電極59a,59dと電極パッド54a,54dとの接続状態を検出することで、一列に配置された全てのボール電極59a,59b,59c,59dと電極パッド54a,54b,54c,54dとの接続状態を確実に検出することが可能になる。
このため、この接続状態の検出で接触不良が判明した場合、本体部43から音や光等でアラームを発生することで、外部機器で生体信号が受信できないときに、ユーザ側でこれに対応する処理をすることが可能になる。この結果、安価で信頼性が高く、しかも、生体に接触するフィルム部42を随時交換することが可能な生体信号送信装置41を提供することができる。
また、第1の実施の形態による生体信号送信装置41によれば、データ通信可能なANT53で外部から電力を受電することで、データ通信時に同時に電力の受電も行え、生体信号送信装置41の利便性が向上する。また、リーダライタ等の外部機器によって生体信号送信装置41との間でデータ通信が行えるか否かを検出することで、ボール電極59a,59dと電極パッド54a,54dとの接続状態を検出することが可能になる。このため、リーダライタ等の外部機器でデータ通信が行えず、一列の両端に配置されるボール電極59a,59dと電極パッド54a,54dとの間のオープン接触不良が判明した場合、生体信号を外部機器で受信できないことが分かり、ユーザ側でこれに対応する処理をすることが可能になる。
また、第1の実施の形態による生体信号送信装置41によれば、本体部43のフィルム部42への固着は、フィルム部42に形成されているダミー電極57に案内されて行われる。このため、本体部43側に設けられたボール電極59a,59b,59c,59dとフィルム部42側に設けられた電極パッド54a,54b,54c,54dとの相互位置が容易に正確に位置決めされて、本体部43とフィルム部42とは容易かつ迅速かつ的確に電気的に接続される。
また、第1の実施の形態による生体信号送信装置41によれば、ANT53に受電される電圧が変動しても、生体信号を検出処理するECG64およびTemp.67に供給される電圧はREG63によって一定値に保たれる。このため、生体信号を検出処理するECG64およびTemp.67は安定して動作することができ、生体信号を正確で再現性高く計測することが可能になる。
図8は、本発明の第2の実施の形態による生体信号送信装置41Aの概略構成を示すブロック構成図である。なお、同図において図7と同一または相当する部分には同一符号を付してその説明は省略する。
第2の実施の形態による生体信号送信装置41Aは、ANT53とは別に本体部43にWiFiまたはBAN(Body Area Network)回路71を備えている点、フィルム部42に大容量キャパシタ(Film CAP)72を備えている点、および、本体部43に備えられていたNTCサーミスタ66がフィルム部42に設けられている点が、第1の実施の形態による生体信号送信装置41と相違する。
WiFi/BAN回路71は低消費電力(Low Energy)ICによって構成され、生体信号を外部機器へ送信する無線通信回路を構成する。Film CAP72は、印刷工法等で形成され、本体部43に備えられたEDLC61または2次電池を補助する機能を有している。生体信号送信装置41Aは、Film CAP72をEDLC61または2次電池と電気的に接続するために、フィルム部42側に電極パッド54e,54f、本体部43側にボール電極59e,59fを備える。なお、Film CAP72に代えて、1次電池またはリチウムポリマー2次電池を印刷工法等で形成する構成にすることもできる。また、生体信号送信装置41Aは、NTCサーミスタ66をTemp.67と電気的に接続するために、フィルム部42側に電極パッド54g,54h、本体部43側にボール電極59g,59hを備える。
フィルム部42側の電極パッド54a〜54hおよび本体部43側のボール電極59a〜59hは一列に配置され、ANT53とハーベストIC62との間を電気的に接続する電極パッド54a、54dおよびボール電極59a,59dは一列の両端に配置される。また、一列の両端に配置されるボール電極59a,59dの突出高さは、一列の内側に配置されるボール電極59b,59c,59e〜59hの突出高さよりも低く、かつ、固着材58の高さよりも高く、形成される。または、一列の両端に配置される電極パッド54a、54dの突出高さは、一列の内側に配置される電極パッド54b,54c,54e〜54hの突出高さよりも低く、かつ、固着材58の高さよりも高く、形成される。
このような第2の実施の形態による生体信号送信装置41Aによれば、第1の実施の形態による生体信号送信装置41と同様な作用効果が奏されると共に、ANT53による通信が行えない場合でも、WiFi/BAN回路71によって生体信号をリアルタイムに外部機器へ送信することができる。外部機器との通信手段として本体部43側のWiFi/BAN回路71を用いる場合、ANT53を非接触受電用として使用することができる。
また、WiFi/BAN回路71によるWiFiやBluetooth(登録商標)などによるデータパケット通信時に、回路内のパワーアンプ(PA)などがバースト動作するのに起因して瞬間的に消費電流が増大し、本体部43に備えられたEDLC61または2次電池に蓄電された電力が足りなくなっても、フィルム部42に備えられるFilm CAP72または1次電池またはリチウムポリマー2次電池により、不足分が補われる。このため、本体部43に備えられたEDLC61または2次電池のみでは供給できない電流容量を超えた電力の瞬間的な使用が可能になり、不必要に大きな蓄電容量を持つEDLC61または2次電池を本体部43に搭載する必要がなくなる。このため、大きな瞬間的な消費電流の供給能力を確保しながら、本体部43の小型化および低コスト化を図ることが可能になる。
また、一方のNTCサーミスタ66が生体に極近いフィルム部42側に設けられ、生体の体温をより正確に計測できるので、NTCサーミスタ65およびNTCサーミスタ66によって計測される各体温から算出される深部体温もより正確なものとなる。
図9は、本発明の第3の実施の形態による生体信号送信装置41Bの概略構成を示すブロック構成図である。なお、同図において図7と同一または相当する部分には同一符号を付してその説明は省略する。
第3の実施の形態による生体信号送信装置41Bは、EDLC61または2次電池と生体温度を計測するNTCサーミスタ65以外の全ての回路が、印刷工法や部品実装によってフィルム部42に構成されている点が、第1の実施の形態による生体信号送信装置41と相違する。
生体信号送信装置41Bは、NTCサーミスタ65をTemp.67と電気的に接続するために、フィルム部42側に電極パッド54i,54j、本体部43側にボール電極59i,59jを備える。また、EDLC61または2次電池をハーベストIC62と電気的に接続するために、フィルム部42側に電極パッド54k,54l、本体部43側にボール電極59k,59lを備える。EDLC61または2次電池およびNTCサーミスタ65には表面実装タイプでなくリードタイプの部品が使用され、回路基板を使うことなく、NTCサーミスタ65のリード線は直接電極パッド54i,54j、EDLC61または2次電池のリード線は直接ボール電極59i,59jに接続されて、EDLC61または2次電池とNTCサーミスタ65とは本体部43に設けられている。また、生体信号送信装置41Bは、ハーベストIC62とANT53との間、およびECG64と一対の心電用電極51,51との間が電極を介することなく、直接接続されている。
フィルム部42側の電極パッド54i〜54lおよび本体部43側のボール電極59i〜59lは一列に配置され、EDLC61または2次電池とハーベストIC62との間を電気的に接続する電極パッド54k,54lおよびボール電極59k,59lは一列の両端に配置される。また、一列の両端に配置されるボール電極59k,59lの突出高さは、一列の内側に配置されるボール電極59i,59jの突出高さよりも低く、かつ、固着材58の高さよりも高く、形成される。または、一列の両端に配置される電極パッド54k,54lの突出高さは、一列の内側に配置される電極パッド54i,54jの突出高さよりも低く、かつ、固着材58の高さよりも高く、形成される。
このような第3の実施の形態による生体信号送信装置41Bによっても、第1の実施の形態による生体信号送信装置41と同様な作用効果が奏される。さらに、第3の実施の形態による生体信号送信装置41Bによれば、本体部43には、EDLC61または2次電池とNTCサーミスタ65とだけが設けられる。このため、本体部43の組み立ては容易になり、しかも、本体部43のサイズは小型化するので、本体部43の製造コストは低減される。また、本体部43に備えられる部品数は少なくなるので、本体部43とフィルム部42とを電気的に接続するための電極の必要個数も、第2の実施の形態による生体信号送信装置41Aよりも少なくなる。この結果、生体信号送信装置41Bのトータルの製造コストは低減される。また、回路基板を使うことなくEDLC61または2次電池とNTCサーミスタ65とが本体部43に設けられるので、本体部43の製造コストはさらに低減される。このため、生体信号送信装置41のトータルの製造コストは一層低減される。
41,41A,41B…生体信号送信装置
42…本体部
43…フィルム部(使い捨て可能部)
51…心電用電極
53…ハーベスト・アンテナ(Harvest・ANT)
54a〜54l…電極パッド(使い捨て側電極)
55,56…配線
57…ダミー電極(マーク)
58…固着材
59a〜59l…ボール電極(本体側電極)
61…電気二重層キャパシタ(EDLC)
62…ハーベスト(Harvest)IC
63…REG(電圧安定化回路)
64…心電計測回路(ECG:アナログセンサ回路)
65,66…NTCサーミスタ
67…温度計測回路(Temp.:アナログセンサ回路)
68…マイクロコントロールユニット(MCU)
71…WiFi/BAN回路(無線通信回路)
72…大容量キャパシタ(Film CAP)

Claims (10)

  1. 少なくとも2次電池またはキャパシタを備えた本体部と、生体に装着されて生体から生体信号を入力する使い捨て可能部と、前記本体部と前記使い捨て可能部とを電気的に接続する前記本体部側に設けられた本体側電極および前記使い捨て可能部側に設けられた使い捨て側電極とから構成され、
    外部から非接触で電力を受電して前記2次電池またはキャパシタに給電する非接触受電回路を前記使い捨て可能部に備え、
    前記本体側電極および前記使い捨て側電極は一列に配置され、
    前記本体部と前記使い捨て可能部とは、対向する前記本体側電極および前記使い捨て側電極が接触した状態で、前記一列に配置された前記本体側電極および前記使い捨て側電極の周囲に予め設けられる固着材によって相互に固定され、
    前記本体側電極および前記使い捨て側電極のいずれか一方は、前記一列の両端に配置されたものが前記一列の内側に配置されたものよりも突出高さが低く、かつ、前記固着材の高さよりも高く形成される
    生体から入力した生体信号を前記2次電池またはキャパシタに蓄えられた電力を使用して外部機器へ送信する生体信号送信装置。
  2. 前記本体側電極は導電材が前記本体部から突出して形成され、前記使い捨て側電極は導電材が前記使い捨て可能部から突出して形成されることを特徴とする請求項1に記載の生体信号送信装置。
  3. 前記2次電池またはキャパシタと前記非接触受電回路との間を接続する前記本体側電極および前記使い捨て側電極は前記一列の両端に配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の生体信号送信装置。
  4. 前記非接触受電回路は、電力を受電すると共に生体信号を前記外部機器へ送信するデータ通信可能なアンテナであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の生体信号送信装置。
  5. 前記アンテナとは別に生体信号を前記外部機器へ送信する無線通信回路を備えることを特徴とする請求項4に記載の生体信号送信装置。
  6. 前記本体部に備えられた前記2次電池またはキャパシタを補助するキャパシタまたは1次電池または2次電池を前記使い捨て可能部に備えることを特徴とする請求項5に記載の生体信号送信装置。
  7. 前記本体部と前記使い捨て可能部との相互位置を案内するマークが前記使い捨て可能部に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の生体信号送信装置。
  8. 生体信号を検出処理するアナログセンサ回路に供給される電圧を一定値に保つ電圧安定化回路を備えることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の生体信号送信装置。
  9. 前記2次電池またはキャパシタと生体信号を計測するセンサ以外の回路が前記使い捨て可能部に形成されることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の生体信号送信装置。
  10. 前記2次電池またはキャパシタと生体信号を計測する前記センサとは回路基板を使うことなく前記本体部に設けられることを特徴とする請求項9に記載の生体信号送信装置。
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