JP6363978B2 - 半導体記憶装置及びその制御方法 - Google Patents

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本発明は、半導体記憶装置及びその制御方法に関する。
フラッシュメモリ又はEEPROM等の半導体記憶装置においては、1個のメモリダイを1個のパッケージに収納する実装形態が一般的である。しかし、半導体装置の小型化、高速化、及び大容量化等の要望に伴い、複数個のメモリダイを1個のパッケージに収納する実装形態(スタック構成)が採用される場合がある。例えば下記特許文献1には、4個のAND型フラッシュメモリチップが搭載されたマルチチップパッケージが開示されている。
特開平11−273370号公報
フラッシュメモリ又はEEPROM等の半導体記憶装置において、複数のメモリダイをスタック構成する場合には、メモリダイの境界部分でシームレスなデータ送信が阻害されるという問題がある。例えば、NAND型フラッシュメモリでは、ページ単位でのシーケンシャルアクセスによってメモリアレイからのデータの読み出しが行われる。従って、NAND型フラッシュメモリを用いた複数個のメモリダイをスタック構成する場合において、メモリダイの境界を跨ぐ複数のページを対象とするシーケンシャルアクセスが発生した場合には、その境界部分で半導体記憶装置からホスト装置へのシームレスなデータ送信が阻害されるという問題がある。
本発明はかかる問題を解決するために成されたものであり、メモリダイの境界を跨ぐシーケンシャルアクセスが発生した場合であっても、半導体記憶装置からホスト装置へのシームレスなデータ送信を実現することが可能な半導体記憶装置及びその制御方法を得ることを目的とするものである。
本発明の第1の態様に係る半導体記憶装置は、第1のメモリアレイを含む第1の半導体メモリと、当該第1のメモリアレイへのアクセスを制御する第1の制御回路とを有する第1のメモリダイと、第2のメモリアレイを含む第2の半導体メモリと、当該第2のメモリアレイへのアクセスを制御する第2の制御回路とを有する第2のメモリダイと、を備え、前記第1の制御回路及び前記第2の制御回路は、ホスト装置からのリードアクセスに対して、前記第1のメモリアレイ及び前記第2のメモリアレイの一方のみへのアクセスが必要か、あるいは前記第1のメモリアレイ及び前記第2のメモリアレイの双方へのアクセスが必要かを判定する第1の判定回路及び第2の判定回路をそれぞれ有し、前記第1の判定回路及び前記第2の判定回路が前記第1のメモリアレイ及び前記第2のメモリアレイの双方へのアクセスが必要と判定した場合、前記第1の制御回路は、ホスト装置から受信したリードコマンドに応じた第1のデータを前記第1のメモリアレイから読み出すことにより、当該第1のデータを送信待機状態に設定し、前記第2の制御回路は、前記リードコマンドに応じた第2のデータを前記第2のメモリアレイから読み出すことにより、当該第2のデータを送信待機状態に設定し、前記第1の半導体メモリは、前記第1のデータの送信待機状態への設定が完了することにより、第1の状態通知信号を前記第1の制御回路及び前記第2の制御回路に入力し、前記第2の半導体メモリは、前記第2のデータの送信待機状態への設定が完了することにより、第2の状態通知信号を前記第1の制御回路及び前記第2の制御回路に入力し、前記第1の制御回路及び前記第2の制御回路は、前記第1のデータ及び前記第2のデータの送信待機状態への設定がともに完了した後に、前記第1のデータ及び前記第2のデータをホスト装置へ順に送信することを特徴とするものである。
第1の態様に係る半導体記憶装置によれば、第1の判定回路及び第2の判定回路が第1のメモリアレイ及び第2のメモリアレイの双方へのアクセスが必要と判定した場合、第1の制御回路及び第2の制御回路は、第1のデータ及び第2のデータの送信待機状態への設定がともに完了した後に、第1のデータ及び第2のデータをホスト装置へ順に送信する。従って、ホスト装置への第1のデータの送信を開始する時点では、第2のデータの送信待機状態への設定は既に完了している。そのため、第1のデータの送信を開始した後には、第2のメモリアレイから第2のデータを読み出すための長期間の初動レイテンシは発生せず、第1のデータの送信が完了すると直ちに第2のデータの送信を開始することができる。その結果、第1のメモリダイ及び第2のメモリダイの境界を跨ぐシーケンシャルアクセスが発生した場合であっても、半導体記憶装置からホスト装置へ第1のデータ及び第2のデータをシームレスに送信することが可能となる。
また、第1の態様に係る半導体記憶装置によれば、第1の半導体メモリは、第1のデータの送信待機状態への設定が完了することにより、第1の状態通知信号を第1の制御回路及び第2の制御回路に入力し、第2の半導体メモリは、第2のデータの送信待機状態への設定が完了することにより、第2の状態通知信号を第1の制御回路及び第2の制御回路に入力する。従って、第1の制御回路及び第2の制御回路は、第1の状態通知信号及び第2の状態通知信号が双方とも入力されたか否かによって、第1のデータ及び第2のデータの送信待機状態への設定がともに完了したか否かを判定することが可能となる。
本発明の第2の態様に係る半導体記憶装置は、第1の態様に係る半導体記憶装置において特に、前記第1の判定回路は、前記リードコマンドから抽出されたアドレス情報と、前記半導体記憶装置の全メモリ空間のうち前記第1のメモリアレイに割り当てられた第1のメモリ空間を示す第1のメモリマップ情報とに基づいて、前記第1のメモリアレイ及び前記第2のメモリアレイの一方のみへのアクセスが必要か、あるいは前記第1のメモリアレイ及び前記第2のメモリアレイの双方へのアクセスが必要かを判定し、前記第2の判定回路は、前記アドレス情報と、前記半導体記憶装置の全メモリ空間のうち前記第2のメモリアレイに割り当てられた第2のメモリ空間を示す第2のメモリマップ情報とに基づいて、前記第1のメモリアレイ及び前記第2のメモリアレイの一方のみへのアクセスが必要か、あるいは前記第1のメモリアレイ及び前記第2のメモリアレイの双方へのアクセスが必要かを判定することを特徴とするものである。
第2の態様に係る半導体記憶装置によれば、第1の判定回路及び第2の判定回路は、アドレス情報とメモリマップ情報とを用いることにより、ホスト装置からのアクセスがメモリダイの境界を跨ぐアクセスであるか否か、及び、境界を跨がないアクセスである場合には自身へのアクセスであるか否かを、簡易に判定することが可能となる。
本発明の第3の態様に係る半導体記憶装置は、第2の態様に係る半導体記憶装置において特に、前記アドレス情報は、先頭ページアドレス及び読出ページ数を含み、前記第1の判定回路は、前記先頭ページアドレスが前記第1のメモリ空間に属し、かつ、前記先頭ページアドレス及び前記読出ページ数から特定した最終ページアドレスが前記第1のメモリ空間に属さない場合に、前記第1のメモリアレイ及び前記第2のメモリアレイの双方へのアクセスが必要と判定し、前記第2の判定回路は、前記先頭ページアドレスが前記第2のメモリ空間に属さず、かつ、前記最終ページアドレスが前記第2のメモリ空間に属する場合に、前記第1のメモリアレイ及び前記第2のメモリアレイの双方へのアクセスが必要と判定することを特徴とするものである。
第3の態様に係る半導体記憶装置によれば、第1の判定回路及び第2の判定回路は、先頭ページアドレスと、先頭ページアドレス及び読出ページ数から特定した最終ページアドレスと、メモリマップ情報とを用いることにより、ホスト装置からのアクセスがメモリダイの境界を跨ぐアクセスであるか否を簡易に判定することが可能となる。
本発明の第の態様に係る半導体記憶装置は、第1〜第のいずれか一つの態様に係る半導体記憶装置において特に、前記第1の制御回路及び前記第2の制御回路は、第1の動作モードを実行可能であり、前記第1の動作モードにおいて前記第1の制御回路及び前記第2の制御回路は、前記第1のメモリアレイからの前記第1のデータの読み出しと、前記第2のメモリアレイからの前記第2のデータの読み出しとを、並行して実行することを特徴とするものである。
の態様に係る半導体記憶装置によれば、第1の動作モードにおいて第1の制御回路及び第2の制御回路は、第1のメモリアレイからの第1のデータの読み出しと、第2のメモリアレイからの第2のデータの読み出しとを、並行して実行する。従って、第1のメモリアレイにアクセスする際の初動レイテンシ期間と、第2のメモリアレイにアクセスする際の初動レイテンシ期間とが一部又は全部において重複するため、これらの初動レイテンシ期間が時系列順に並ぶ制御方式と比較すると、ホスト装置から見た場合の半導体記憶装置全体の初動レイテンシ期間を短縮することが可能となる。
本発明の第の態様に係る半導体記憶装置は、第の態様に係る半導体記憶装置において特に、前記第1の動作モードにおいて前記第1の制御回路及び前記第2の制御回路は、前記第1のメモリアレイからの前記第1のデータの読み出しと、前記第2のメモリアレイからの前記第2のデータの読み出しとを、同時に開始することを特徴とするものである。
の態様に係る半導体記憶装置によれば、第1の動作モードにおいて第1の制御回路及び第2の制御回路は、第1のメモリアレイからの第1のデータの読み出しと、第2のメモリアレイからの第2のデータの読み出しとを、同時に開始する。従って、第1のメモリアレイにアクセスする際の初動レイテンシ期間と、第2のメモリアレイにアクセスする際の初動レイテンシ期間との重複期間が最大となるため、ホスト装置から見た場合の半導体記憶装置全体の初動レイテンシ期間を最大限に短縮することが可能となる。
本発明の第の態様に係る半導体記憶装置は、第又は第の態様に係る半導体記憶装置において特に、前記第1の制御回路及び前記第2の制御回路はさらに、第2の動作モードを実行可能であり、前記第2の動作モードにおいて前記第1の制御回路及び前記第2の制御回路は、前記第1のメモリアレイからの前記第1のデータの読み出しと、前記第2のメモリアレイからの前記第2のデータの読み出しとを、時系列順に実行することを特徴とするものである。
の態様に係る半導体記憶装置によれば、第2の動作モードにおいて第1の制御回路及び第2の制御回路は、第1のメモリアレイからの第1のデータの読み出しと、第2のメモリアレイからの第2のデータの読み出しとを、時系列順に実行する。従って、第1のメモリアレイからの第1のデータの読み出しと、第2のメモリアレイからの第2のデータの読み出しとが同時には実行されないため、第1のデータの読み出しと第2のデータの読み出しとを同時に実行する制御方式と比較すると、ピーク消費電力を低減することが可能となる。
本発明の第の態様に係る半導体記憶装置は、第の態様に係る半導体記憶装置において特に、前記第2の動作モードにおいて前記第2の制御回路は、前記第1のデータの送信待機状態への設定が完了すると直ちに、前記第2のメモリアレイからの前記第2のデータの読み出しを開始することを特徴とするものである。
の態様に係る半導体記憶装置によれば、第2の動作モードにおいて第2の制御回路は、第1のデータの送信待機状態への設定が完了すると直ちに、第2のメモリアレイからの第2のデータの読み出しを開始する。このように、第2のメモリアレイからの第2のデータの読み出しを早期に開始することにより、当該読み出しを早期に完了できるため、ホスト装置から見た場合の半導体記憶装置全体の初動レイテンシ期間を短縮することが可能となる。
本発明の第の態様に係る半導体記憶装置は、第又は第の態様に係る半導体記憶装置において特に、前記第1の制御回路及び前記第2の制御回路は、前記第1のメモリアレイ内及び前記第2のメモリアレイ内に記憶されたモード設定情報に基づいて、前記第1の動作モード及び前記第2の動作モードの一方を選択することを特徴とするものである。
の態様に係る半導体記憶装置によれば、第1の制御回路及び第2の制御回路は、第1のメモリアレイ内及び第2のメモリアレイ内に記憶されたモード設定情報に基づいて、第1の動作モード及び第2の動作モードの一方を選択する。従って、高速化又は低消費電力化の優先度に応じて所望のモード設定情報を予め設定しておくことにより、最適な制御方式を選択することが可能となる。
本発明の第の態様に係る半導体記憶装置は、第又は第の態様に係る半導体記憶装置において特に、前記第1の制御回路及び前記第2の制御回路は、前記リードコマンド内に記述されたモード設定情報に基づいて、前記第1の動作モード及び前記第2の動作モードの一方を選択することを特徴とするものである。
の態様に係る半導体記憶装置によれば、第1の制御回路及び第2の制御回路は、ホスト装置から受信したリードコマンド内に記述されたモード設定情報に基づいて、第1の動作モード及び第2の動作モードの一方を選択する。従って、高速化又は低消費電力化の優先度に応じてホスト装置が所望のモード設定情報を設定することにより、最適な制御方式を選択することが可能となる。また、ホスト装置がモード設定情報を設定するため、ホスト装置が実行するアプリケーションに応じて第1の動作モード及び第2の動作モードを簡易に切り替えることが可能となる。
本発明の第10の態様に係る半導体記憶装置は、第1〜第のいずれか一つの態様に係る半導体記憶装置において特に、前記第1の制御回路及び前記第2の制御回路は、第2の動作モードを実行可能であり、前記第2の動作モードにおいて前記第1の制御回路及び前記第2の制御回路は、前記第1のメモリアレイからの第1のデータの読み出しと、前記第2のメモリアレイからの第2のデータの読み出しとを、時系列順に実行することを特徴とするものである。
10の態様に係る半導体記憶装置によれば、第2の動作モードにおいて第1の制御回路及び第2の制御回路は、第1のメモリアレイからの第1のデータの読み出しと、第2のメモリアレイからの第2のデータの読み出しとを、時系列順に実行する。従って、第1のメモリアレイからの第1のデータの読み出しと、第2のメモリアレイからの第2のデータの読み出しとが同時には実行されないため、第1のデータの読み出しと第2のデータの読み出しとを同時に実行する制御方式と比較すると、ピーク消費電力を低減することが可能となる。
本発明の第11の態様に係る半導体記憶装置は、第10の態様に係る半導体記憶装置において特に、前記第2の動作モードにおいて前記第2の制御回路は、前記第1のデータの送信待機状態への設定が完了すると直ちに、前記第2のメモリアレイからの前記第2のデータの読み出しを開始することを特徴とするものである。
11の態様に係る半導体記憶装置によれば、第2の動作モードにおいて第2の制御回路は、第1のデータの送信待機状態への設定が完了すると直ちに、第2のメモリアレイからの第2のデータの読み出しを開始する。このように、第2のメモリアレイからの第2のデータの読み出しを早期に開始することにより、当該読み出しを早期に完了できるため、ホスト装置から見た場合の半導体記憶装置全体の初動レイテンシ期間を短縮することが可能となる。
本発明の第12の態様に係る半導体記憶装置の制御方法は、第1のメモリアレイを含む第1の半導体メモリと、当該第1のメモリアレイへのアクセスを制御する第1の制御回路とを有する第1のメモリダイと、第2のメモリアレイを含む第2の半導体メモリと、当該第2のメモリアレイへのアクセスを制御する第2の制御回路とを有する第2のメモリダイと、を備える半導体記憶装置の制御方法であって、(A)前記第1の制御回路及び前記第2の制御回路が、ホスト装置からのリードアクセスに対して、前記第1のメモリアレイ及び前記第2のメモリアレイの一方のみへのアクセスが必要か、あるいは前記第1のメモリアレイ及び前記第2のメモリアレイの双方へのアクセスが必要かを判定するステップと、(B)前記ステップ(A)において前記第1のメモリアレイ及び前記第2のメモリアレイの双方へのアクセスが必要と判定された場合に、前記第1の制御回路が、ホスト装置から受信したリードコマンドに応じた第1のデータを前記第1のメモリアレイから読み出すことにより、当該第1のデータを送信待機状態に設定し、前記第2の制御回路が、前記リードコマンドに応じた第2のデータを前記第2のメモリアレイから読み出すことにより、当該第2のデータを送信待機状態に設定するステップと、(C)前記第1の半導体メモリが、前記第1のデータの送信待機状態への設定が完了することにより、第1の状態通知信号を前記第1の制御回路及び前記第2の制御回路に入力し、前記第2の半導体メモリが、前記第2のデータの送信待機状態への設定が完了することにより、第2の状態通知信号を前記第1の制御回路及び前記第2の制御回路に入力するステップと、)前記ステップ(B)における、前記第1のデータ及び前記第2のデータの送信待機状態への設定がともに完了した後に、前記第1の制御回路及び前記第2の制御回路が、前記第1のデータ及び前記第2のデータをホスト装置へ順に送信するステップと、を備えることを特徴とするものである。
12の態様に係る半導体記憶装置の制御方法によれば、ステップ(A)において第1のメモリアレイ及び第2のメモリアレイの双方へのアクセスが必要と判定された場合、ステップ()では、第1のデータ及び第2のデータの送信待機状態への設定がともに完了した後に、第1のデータ及び第2のデータがホスト装置へ順に送信される。従って、ホスト装置への第1のデータの送信を開始する時点では、第2のデータの送信待機状態への設定は既に完了している。そのため、第1のデータの送信を開始した後には、第2のメモリアレイから第2のデータを読み出すための長期間の初動レイテンシは発生せず、第1のデータの送信が完了すると直ちに第2のデータの送信を開始することができる。その結果、第1のメモリダイ及び第2のメモリダイの境界を跨ぐシーケンシャルアクセスが発生した場合であっても、半導体記憶装置からホスト装置へ第1のデータ及び第2のデータをシームレスに送信することが可能となる。
また、第12の態様に係る半導体記憶装置の制御方法によれば、第1の半導体メモリは、第1のデータの送信待機状態への設定が完了することにより、第1の状態通知信号を第1の制御回路及び第2の制御回路に入力し、第2の半導体メモリは、第2のデータの送信待機状態への設定が完了することにより、第2の状態通知信号を第1の制御回路及び第2の制御回路に入力する。従って、第1の制御回路及び第2の制御回路は、第1の状態通知信号及び第2の状態通知信号が双方とも入力されたか否かによって、第1のデータ及び第2のデータの送信待機状態への設定がともに完了したか否かを判定することが可能となる。
本発明によれば、メモリダイの境界を跨ぐシーケンシャルアクセスが発生した場合であっても、半導体記憶装置からホスト装置へのシームレスなデータ送信を実現することが可能となる。
本発明の実施の形態に係るメモリシステムの全体構成を示す図である。 メモリダイの構成を示す図である。 メモリアレイのユーザデータ領域のメモリ空間を示す図である。 第1動作モードにおけるアクセス制御を説明するためのタイミングチャートである。 第2動作モードにおけるアクセス制御を説明するためのタイミングチャートである。 4個のメモリダイがスタック構成された半導体記憶装置を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、異なる図面において同一の符号を付した要素は、同一又は相応する要素を示すものとする。
図1は、本発明の実施の形態に係るメモリシステム1の全体構成を示す図である。図1に示すようにメモリシステム1は、ホスト装置2と、ホスト装置2に着脱自在に接続された半導体記憶装置3とを備えて構成されている。
ホスト装置2は、CPU11、内部メモリ12、及びメモリコントローラ13を備えている。メモリコントローラ13は、コマンド制御回路21及びデータ取得回路22を有している。
半導体記憶装置3は、同一構成の複数個のメモリダイが1個のパッケージに収納されたスタック構成を有しており、本実施の形態の例では、2個のメモリダイ31A,31Bを用いたスタック構成が採用されている。
図2は、メモリダイ31A,31Bの構成を示す図である。図2に示すようにメモリダイ31Aは、NAND型フラッシュメモリを用いた不揮発性の半導体メモリ42Aと、半導体メモリ42Aへのアクセスを制御する制御回路としてのメモリコントローラ41Aとを備えて構成されている。但し、半導体メモリ42Aにおいては、NAND型フラッシュメモリに代えて、NOR型フラッシュメモリ又はEEPROM等の任意の不揮発性メモリを用いても良い。
半導体メモリ42Aは、複数のメモリセルが行列状に配列されたメモリアレイ71Aを有している。メモリアレイ71Aのユーザデータ領域には、テキスト、音声、画像等の任意のコンテンツデータ81Aが格納されている。メモリアレイ71Aのオプション領域には、後述するメモリマップ情報82A及びモード設定情報83が格納されている。また、メモリアレイ71Aの一部の領域は、ホスト装置2に送信するデータを一時的に格納しておくためのバッファ領域91Aとして割り当てられている。但し、メモリアレイ71A内のバッファ領域91Aに代えて、メモリアレイ71Aの外部(例えばメモリコントローラ41A内)にバッファ回路を設けても良い。
メモリコントローラ41Aは、コマンドデコーダ回路51A、アクセス制御回路52A、及びレイテンシ制御回路53Aを有している。アクセス制御回路52Aは、判定回路61A及び制御回路62Aを有している。
メモリダイ31Aと同様にメモリダイ31Bは、メモリコントローラ41B及び半導体メモリ42Bを備えて構成されている。メモリコントローラ41Bは、コマンドデコーダ回路51B、アクセス制御回路52B、及びレイテンシ制御回路53Bを有している。アクセス制御回路52Bは、判定回路61B及び制御回路62Bを有している。また、半導体メモリ42Bはメモリアレイ71Bを有しており、メモリアレイ71Bには、コンテンツデータ81B、メモリマップ情報82B、及びモード設定情報83が格納されている。メモリアレイ71Bの一部の領域は、バッファ領域91Bとして割り当てられている。
図3は、メモリアレイ71A,71Bのユーザデータ領域のメモリ空間を示す図である。メモリアレイ71A,71Bは複数のブロックBL1〜BLnに分割されており、各ブロックBLは複数のページPG1〜PGmに分割されている。NAND型フラッシュメモリにおいて、データの読み出し及び書き込みはページ単位で実行され、データの消去はブロック単位で実行される。
また、半導体記憶装置3においては、ユーザデータ領域の全メモリ空間100(論理ページアドレスLPG1〜LPG2x)のうち、前半のメモリ空間101A(論理ページアドレスLPG1〜LPGx)はメモリアレイ71Aに割り当てられ、後半のメモリ空間101B(論理ページアドレスLPGx+1〜LPG2x)はメモリアレイ71Bに割り当てられている。
図2を参照して、メモリアレイ71Aに関するメモリ空間の割当情報(論理ページアドレスの範囲)は、メモリマップ情報82Aとして、メモリアレイ71Aのオプション領域に格納される。同様に、メモリアレイ71Bに関するメモリ空間の割当情報(論理ページアドレスの範囲)は、メモリマップ情報82Bとして、メモリアレイ71Bのオプション領域に格納される。
但し、メモリマップ情報としては、割り当てられた論理ページアドレスの範囲を記述する代わりに、所定のフラグ情報を記述しても良い。本実施の形態の例では、スタック構成されるメモリダイの個数が2個である。従って、前半のメモリ空間を担当するメモリダイ(つまり、境界を跨ぐアクセスが発生した場合に先に読み出される側のメモリダイ)をマスタダイと規定し、後半のメモリ空間を担当するメモリダイ(つまり、境界を跨ぐアクセスが発生した場合に後に読み出される側のメモリダイ)をスレーブダイと規定する。そして、メモリマップ情報としては、2個のメモリダイ31A,31Bのうちマスタダイとして機能させる側(この例ではメモリダイ31A)に「1」のフラグ情報を格納し、スレーブダイとして機能させる側(この例ではメモリダイ31B)に「0」のフラグ情報を格納する。
以下、データの読み出しにおいてメモリダイ31A,31Bの境界を跨ぐシーケンシャルアクセスが発生した場合を例にとり、メモリシステム1の動作を説明する。具体的には図3において斜線のハッチングを付して示すように、メモリアレイ71Aの最終ブロックBLnのページPGm−2からメモリアレイ71Bの先頭ブロックBL1のページPG5までの合計8ページ(論理ページアドレスLPGx−2〜LPGx+5)に関して、シーケンシャルアクセスによってデータの読み出しが行われる場合の動作を説明する。
本実施の形態に係るメモリシステム1では、メモリダイ31A,31Bの境界を跨ぐシーケンシャルアクセスが発生した場合のアクセス制御方式として、速度を優先する第1動作モード(低レイテンシ方式)と、省電力を優先する第2動作モード(低消費電力方式)とを選択することができる。図2を参照して、第1動作モードを選択する場合には、「1」のモード設定情報83が、メモリアレイ71A,71Bのオプション領域に格納される。一方、第2動作モードを選択する場合には、「0」のモード設定情報83が、メモリアレイ71A,71Bのオプション領域に格納される。以下、各モードでの動作について順に説明する。
<第1動作モード>
図2を参照して、メモリシステム1の起動時の処理として、メモリコントローラ41Aは、メモリマップ情報82AをデータS4Aとして、モード設定情報83をデータS5として、メモリアレイ71Aからそれぞれ読み出す。同様にメモリコントローラ41Bは、メモリマップ情報82BをデータS4Bとして、モード設定情報83をデータS5として、メモリアレイ71Bからそれぞれ読み出す。メモリコントローラ41A,41Bは、取得したメモリマップ情報82A,82Bに基づいて、自身が担当するメモリ空間101A,101Bの範囲を設定し、また、取得したモード設定情報83に基づいて、境界を跨ぐシーケンシャルアクセスが発生した場合に実行すべき動作モード(この場合は第1動作モード)を設定する。
図4は、第1動作モードにおけるアクセス制御を説明するためのタイミングチャートである。図4では、ホスト装置2から見た半導体記憶装置3全体の動作タイミングと、各メモリダイ31A,31B内部の動作タイミングとを示している。また、図4において、「C」はコマンドを、「B」はBusyを、「R」はReadyをそれぞれ意味する。
図1を参照して、まずCPU11は、半導体記憶装置3から所望のコンテンツデータを読み出すためのリードコマンドS1を発行する。リードコマンドS1には、データの読み出しを開始する先頭ページの論理ページアドレス(この例ではLPGx−2)と、必要ページ数(この例では8ページ)とが記述されている。次にコマンド制御回路21は、CPU11から入力されたリードコマンドS1を、図4の時刻T11において半導体記憶装置3に送信する。
図2を参照して、次に半導体記憶装置3は、ホスト装置2から受信したリードコマンドS1を、メモリコントローラ41A,41Bに入力する。
次にコマンドデコーダ回路51A,51Bは、リードコマンドS1から先頭ページアドレス及び必要ページ数を抽出し、アドレス情報S3としてアクセス制御回路52A,52Bに入力する。
次に判定回路61A,61Bは、アドレス情報S3とメモリマップ情報82A,82Bとに基づいて、ホスト装置2からのアクセスがメモリダイ31A,31Bの境界を跨ぐアクセスであるか否かを判定する。つまり、判定回路61Aは、アドレス情報S3とメモリマップ情報82Aとに基づいて、メモリアレイ71A,71Bの一方のみへのアクセスが必要か、あるいは双方へのアクセスが必要かを判定し、同様に判定回路61Bは、アドレス情報S3とメモリマップ情報82Bとに基づいて、メモリアレイ71A,71Bの一方のみへのアクセスが必要か、あるいは双方へのアクセスが必要かを判定する。
具体的に判定回路61Aは、先頭ページアドレスがメモリ空間101Aに属し、かつ、先頭ページアドレス及び必要ページ数から特定した最終ページアドレスがメモリ空間101Aに属さない場合に、メモリアレイ71A,71Bの双方へのアクセスが必要と判定する。また、判定回路61Bは、先頭ページアドレスがメモリ空間101Bに属さず、かつ、最終ページアドレスがメモリ空間101Bに属する場合に、メモリアレイ71A,71Bの双方へのアクセスが必要と判定する。本実施の形態の例では、先頭ページアドレスLPGx−2はメモリ空間101Aに属し、最終ページアドレスLPGx+5はメモリ空間101Bに属するため、判定回路61A,61Bは、メモリアレイ71A,71Bの双方へのアクセスが必要と判定する。
なお、判定回路61Aは、先頭ページアドレス及び最終ページアドレスの双方がメモリ空間101Aに属する場合には、メモリアレイ71Aのみへのアクセスが必要と判定し、同様に判定回路61Bは、先頭ページアドレス及び最終ページアドレスの双方がメモリ空間101Bに属する場合には、メモリアレイ71Bのみへのアクセスが必要と判定する。また、判定回路61Aは、先頭ページアドレス及び最終ページアドレスの双方がメモリ空間101Aに属さない場合には、メモリアレイ71Aへのアクセスは不要と判定し、同様に判定回路61Bは、先頭ページアドレス及び最終ページアドレスの双方がメモリ空間101Bに属さない場合には、メモリアレイ71Bへのアクセスは不要と判定する。
メモリダイ31A,31Bの境界を跨ぐアクセスであると判定回路61A,61Bが判定した場合、次に制御回路62A,62Bは、モード設定情報83に基づいて設定された動作モード(この場合は第1動作モード)で、メモリアレイ71A,71Bへのアクセスを行う。
まず制御回路62Aは、アクセス情報S3に基づいて、メモリアレイ71Aにリードアクセスするための内部リードコマンドS6Aを生成する。内部リードコマンドS6Aには、データの読み出しを開始する先頭ページの物理ブロックアドレス及び物理ページアドレス(この例ではBLn及びPGm−2)と、必要ページ数(この例では3ページ)とが記述される。同様に制御回路62Bは、アクセス情報S3に基づいて、メモリアレイ71Bにリードアクセスするための内部リードコマンドS6Bを生成する。内部リードコマンドS6Bには、データの読み出しを開始する先頭ページの物理ブロックアドレス及び物理ページアドレス(この例ではBL1及びPG1)と、必要ページ数(この例では5ページ)とが記述される。
第1動作モードが設定されている場合、制御回路62A,62Bは、図4の時刻T12において、内部リードコマンドS6A,S6Bを同時に(つまり同一のクロックサイクルで)半導体メモリ42A,42Bに向けて出力する。
次に半導体メモリ42Aは、入力された内部リードコマンドS6Aに基づき、図4の時刻T13において、メモリアレイ71Aの指定ページからのコンテンツデータS2Aの読み出しを開始する。そして、読み出したコンテンツデータS2Aをバッファ領域91Aに格納する。図4の時刻T14においてバッファ領域91AへのコンテンツデータS2Aの格納が完了すると(つまり、コンテンツデータS2Aの送信待機状態への設定が完了すると)、半導体メモリ42AはReady信号S7Aを出力する。図2を参照して、Ready信号S7Aはメモリコントローラ41A,41Bに入力される。
同様に半導体メモリ42Bは、入力された内部リードコマンドS6Bに基づき、図4の時刻T13において、メモリアレイ71Bの指定ページからのコンテンツデータS2Bの読み出しを開始する。そして、読み出したコンテンツデータS2Bをバッファ領域91Bに格納する。図4の時刻T15においてバッファ領域91BへのコンテンツデータS2Bの格納が完了すると(つまり、コンテンツデータS2Bの送信待機状態への設定が完了すると)、半導体メモリ42BはReady信号S7Bを出力する。図2を参照して、Ready信号S7Bはメモリコントローラ41A,41Bに入力される。
次にレイテンシ制御回路53A,53Bは、図4の時刻T15においてReady信号S7A,S7Bの双方が入力されたことにより、コンテンツデータS2A,S2Bの送信待機状態への設定がともに完了したことを示す共通Ready信号S8を出力する。共通Ready信号S8は、レイテンシ制御回路53A,53Bからアクセス制御回路52A,52Bに入力される。なお、時刻T15において半導体記憶装置3がReady状態となるまでは、ホスト装置2から見て半導体記憶装置3はBusy状態となっており、リードコマンドS1の送信が完了してから時刻T15において半導体記憶装置3がReady状態となるまでの期間が、ホスト装置2から見て半導体記憶装置3全体の初動レイテンシ期間となる。
共通Ready信号S8が入力されると次に、マスタダイ側の制御回路62Aは、図4の時刻T16においてホスト装置2へのコンテンツデータS2Aの送信を開始する。具体的に制御回路62Aは、バッファ領域91Aにアクセスすることにより、そこに格納されているコンテンツデータS2Aをホスト装置2へ転送する。この間、スレーブダイ側の制御回路62Bは、Ready状態を維持している。
図4の時刻T17においてコンテンツデータS2Aの送信が完了すると、半導体記憶装置3は、データ送信元のメモリダイの切り替え処理のために一時的にBusy状態となり、その処理が完了した時刻T18においてReady状態に復帰する。なお、このBusy状態はページ切り替え等の内部処理を実行するための一般的なレイテンシ期間(以下「セカンドレイテンシ期間」と称す)であり、このセカンドレイテンシ期間内にメモリダイの切り替え処理も併せて実行される。
半導体記憶装置3がReady状態に復帰すると次に、スレーブダイ側の制御回路62Bは、図4の時刻T19においてホスト装置2へのコンテンツデータS2Bの送信を開始する。具体的に制御回路62Bは、バッファ領域91Bにアクセスすることにより、そこに格納されているコンテンツデータS2Bをホスト装置2へ転送する。なお、時刻T17〜T19のセカンドレイテンシ期間は、上述した初動レイテンシ期間よりも十分に短い。
図1を参照して、データ取得回路22は、半導体記憶装置3から受信したコンテンツデータS2A,S2Bを、CPU11に入力する。
<第2動作モード>
上記と同様に、メモリシステム1の起動時の処理として、メモリコントローラ41Aは、メモリマップ情報82A及びモード設定情報83をメモリアレイ71Aから読み出し、メモリコントローラ41Bは、メモリマップ情報82B及びモード設定情報83をメモリアレイ71Bから読み出す。メモリコントローラ41A,41Bは、メモリマップ情報82A,82Bに基づいて、自身が担当するメモリ空間101A,101Bの範囲を設定し、また、モード設定情報83に基づいて、境界を跨ぐシーケンシャルアクセスが発生した場合に実行すべき動作モード(この場合は第2動作モード)を設定する。
図5は、第2動作モードにおけるアクセス制御を説明するためのタイミングチャートである。
図1を参照して、まずCPU11はリードコマンドS1を発行する。リードコマンドS1には、データの読み出しを開始する先頭ページの論理ページアドレス(この例ではLPGx−2)と、必要ページ数(この例では8ページ)とが記述されている。次にコマンド制御回路21は、CPU11から入力されたリードコマンドS1を、図5の時刻T31において半導体記憶装置3に送信する。
図2を参照して、次に半導体記憶装置3は、ホスト装置2から受信したリードコマンドS1を、メモリコントローラ41A,41Bに入力する。
次にコマンドデコーダ回路51A,51Bは、リードコマンドS1から先頭ページアドレス及び必要ページ数を抽出し、アドレス情報S3としてアクセス制御回路52A,52Bに入力する。
次に判定回路61A,61Bは、アドレス情報S3とメモリマップ情報82A,82Bとに基づいて、ホスト装置2からのアクセスがメモリダイ31A,31Bの境界を跨ぐアクセスであるか否かを判定する。本実施の形態の例では、先頭ページアドレスLPGx−2はメモリ空間101Aに属し、最終ページアドレスLPGx+5はメモリ空間101Bに属するため、判定回路61A,61Bは、メモリアレイ71A,71Bの双方へのアクセスが必要と判定する。
メモリダイ31A,31Bの境界を跨ぐアクセスであると判定回路61A,61Bが判定した場合、次に制御回路62A,62Bは、モード設定情報83に基づいて設定された動作モード(この場合は第2動作モード)で、メモリアレイ71A,71Bへのアクセスを行う。
まず制御回路62A,62Bは、アクセス情報S3に基づいて内部リードコマンドS6A,S6Bを生成する。
第2動作モードが設定されている場合、次に、マスタダイ側の制御回路62Aは、図5の時刻T32において内部リードコマンドS6Aを半導体メモリ42Aに向けて出力する。
次に半導体メモリ42Aは、入力された内部リードコマンドS6Aに基づき、図5の時刻T33において、メモリアレイ71Aの指定ページからのコンテンツデータS2Aの読み出しを開始する。そして、読み出したコンテンツデータS2Aをバッファ領域91Aに格納する。図5の時刻T34においてバッファ領域91AへのコンテンツデータS2Aの格納が完了すると(つまり、コンテンツデータS2Aの送信待機状態への設定が完了すると)、半導体メモリ42AはReady信号S7Aを出力する。図2を参照して、Ready信号S7Aはメモリコントローラ41A,41Bに入力される。
Ready信号S7Aがメモリコントローラ41Bに入力されたことにより、次に、スレーブダイ側の制御回路62Bは、直ちに(つまりReady信号S7Aが入力されたクロックサイクルの次のクロックサイクル。図5の時刻T35)、内部リードコマンドS6Bを半導体メモリ42Bに向けて出力する。
次に半導体メモリ42Bは、入力された内部リードコマンドS6Bに基づき、図5の時刻T36において、メモリアレイ71Bの指定ページからのコンテンツデータS2Bの読み出しを開始する。そして、読み出したコンテンツデータS2Bをバッファ領域91Bに格納する。図5の時刻T37においてバッファ領域91BへのコンテンツデータS2Bの格納が完了すると(つまり、コンテンツデータS2Bの送信待機状態への設定が完了すると)、半導体メモリ42BはReady信号S7Bを出力する。図2を参照して、Ready信号S7Bはメモリコントローラ41A,41Bに入力される。
次にレイテンシ制御回路53A,53Bは、図5の時刻T37においてReady信号S7A,S7Bの双方が入力されたことにより、共通Ready信号S8を出力する。共通Ready信号S8は、レイテンシ制御回路53A,53Bからアクセス制御回路52A,52Bに入力される。なお、時刻T37において半導体記憶装置3がReady状態となるまでは、ホスト装置2から見て半導体記憶装置3はBusy状態となっており、リードコマンドS1の送信が完了してから時刻T37において半導体記憶装置3がReady状態となるまでの期間が、ホスト装置2から見て半導体記憶装置3全体の初動レイテンシ期間となる。
共通Ready信号S8が入力されると次に、マスタダイ側の制御回路62Aは、図5の時刻T38においてホスト装置2へのコンテンツデータS2Aの送信を開始する。この間、スレーブダイ側の制御回路62Bは、Ready状態を維持している。
図5の時刻T39においてコンテンツデータS2Aの送信が完了すると、半導体記憶装置3は、データ送信元のメモリダイの切り替え処理のために一時的にBusy状態となり、その処理が完了した時刻T40においてReady状態に復帰する。なお、このBusy状態はページ切り替え等の内部処理を実行するためのセカンドレイテンシ期間であり、このセカンドレイテンシ期間内にメモリダイの切り替え処理も併せて実行される。
半導体記憶装置3がReady状態に復帰すると次に、スレーブダイ側の制御回路62Bは、図5の時刻T41においてホスト装置2へのコンテンツデータS2Bの送信を開始する。なお、時刻T39〜T41のセカンドレイテンシ期間は、上述した初動レイテンシ期間よりも十分に短い。
図1を参照して、データ取得回路22は、半導体記憶装置3から受信したコンテンツデータS2A,S2Bを、CPU11に入力する。
なお、上記実施の形態では、第1動作モード及び第2動作モードの二つの動作モードを用意し、モード設定情報83によっていずれかの動作モードを選択する構成について説明したが、いずれか一方の動作モードのみを実装することにより、動作モードの選択を行わない構成としても良い。
<まとめ>
このように本実施の形態に係る半導体記憶装置3によれば、判定回路61A(第1の判定回路)及び判定回路61B(第2の判定回路)がメモリアレイ71A(第1のメモリアレイ)及びメモリアレイ71B(第2のメモリアレイ)の双方へのアクセスが必要と判定した場合、メモリコントローラ41A(第1の制御回路)及びメモリコントローラ41B(第2の制御回路)は、コンテンツデータS2A(第1のデータ)及びコンテンツデータS2B(第2のデータ)の送信待機状態への設定がともに完了した後に、コンテンツデータS2A,S2Bをホスト装置2へ順に送信する。従って、ホスト装置2へのコンテンツデータS2Aの送信を開始する時点では、コンテンツデータS2Bの送信待機状態への設定は既に完了している。そのため、コンテンツデータS2Aの送信を開始した後には、メモリアレイ71BからコンテンツデータS2Bを読み出すための長期間の初動レイテンシは発生せず、コンテンツデータS2Aの送信が完了すると直ちにコンテンツデータS2Bの送信を開始することができる。その結果、メモリダイ31A(第1のメモリダイ)及びメモリダイ31B(第2のメモリダイ)の境界を跨ぐシーケンシャルアクセスが発生した場合であっても、半導体記憶装置3からホスト装置2へコンテンツデータS2A,S2Bをシームレスに送信することが可能となる。
また、本実施の形態に係る半導体記憶装置3によれば、判定回路61A,61Bは、アドレス情報S3とメモリマップ情報82A,82Bとを用いることにより、ホスト装置2からのアクセスがメモリダイ31A,31Bの境界を跨ぐアクセスであるか否か、及び、境界を跨がないアクセスである場合には自身へのアクセスであるか否かを、簡易に判定することが可能となる。
また、本実施の形態に係る半導体記憶装置3によれば、判定回路61A,61Bは、先頭ページアドレスと、先頭ページアドレス及び読出ページ数から特定した最終ページアドレスと、メモリマップ情報82A,82Bとを用いることにより、ホスト装置2からのアクセスがメモリダイ31A,31Bの境界を跨ぐアクセスであるか否を簡易に判定することが可能となる。
また、本実施の形態に係る半導体記憶装置3によれば、半導体メモリ42A(第1の半導体メモリ)は、コンテンツデータS2Aの送信待機状態への設定が完了することにより、Ready信号S7A(第1の状態通知信号)をメモリコントローラ41A,41Bに入力し、半導体メモリ42B(第2の半導体メモリ)は、コンテンツデータS2Bの送信待機状態への設定が完了することにより、Ready信号S7B(第2の状態通知信号)をメモリコントローラ41A,41Bに入力する。従って、メモリコントローラ41A,41Bは、Ready信号S7A,S7Bが双方とも入力されたか否かによって、コンテンツデータS2A,S2Bの送信待機状態への設定がともに完了したか否かを判定することが可能となる。
また、本実施の形態に係る半導体記憶装置3によれば、第1動作モードにおいてメモリコントローラ41A,41Bは、メモリアレイ71AからのコンテンツデータS2Aの読み出しと、メモリアレイ71BからのコンテンツデータS2Bの読み出しとを、並行して実行する。従って、メモリアレイ71Aにアクセスする際の初動レイテンシ期間と、メモリアレイ71Bにアクセスする際の初動レイテンシ期間とが一部又は全部において重複するため、これらの初動レイテンシ期間が時系列順に並ぶ制御方式(第2動作モード)と比較すると、ホスト装置2から見た場合の半導体記憶装置3全体の初動レイテンシ期間を短縮することが可能となる。
また、本実施の形態に係る半導体記憶装置3によれば、第1動作モードにおいてメモリコントローラ41A,41Bは、メモリアレイ71AからのコンテンツデータS2Aの読み出しと、メモリアレイ71BからのコンテンツデータS2Bの読み出しとを、同時に開始する。従って、メモリアレイ71Aにアクセスする際の初動レイテンシ期間と、メモリアレイ71Bにアクセスする際の初動レイテンシ期間との重複期間が最大となるため、ホスト装置2から見た場合の半導体記憶装置3全体の初動レイテンシ期間を最大限に短縮することが可能となる。
また、本実施の形態に係る半導体記憶装置3によれば、第2動作モードにおいてメモリコントローラ41A,41Bは、メモリアレイ71AからのコンテンツデータS2Aの読み出しと、メモリアレイ71BからのコンテンツデータS2Bの読み出しとを、時系列順に実行する。従って、メモリアレイ71AからのコンテンツデータS2Aの読み出しと、メモリアレイ71BからのコンテンツデータS2Bの読み出しとが同時には実行されないため、コンテンツデータS2A,S2Bの読み出しを同時に実行する制御方式(第1動作モード)と比較すると、ピーク消費電力を低減することが可能となる。
また、本実施の形態に係る半導体記憶装置3によれば、第2動作モードにおいてメモリコントローラ41Bは、コンテンツデータS2Aの送信待機状態への設定が完了すると直ちに、メモリアレイ71BからのコンテンツデータS2Bの読み出しを開始する。このように、メモリアレイ71BからのコンテンツデータS2Bの読み出しを早期に開始することにより、当該読み出しを早期に完了できるため、ホスト装置2から見た場合の半導体記憶装置3全体の初動レイテンシ期間を短縮することが可能となる。
また、本実施の形態に係る半導体記憶装置3によれば、メモリコントローラ41A,41Bは、メモリアレイ71A,71B内に記憶されたモード設定情報83に基づいて、第1動作モード及び第2動作モードの一方を選択する。従って、高速化又は低消費電力化の優先度に応じて所望のモード設定情報83を予め設定しておくことにより、最適な制御方式を選択することが可能となる。
<変形例1>
上記実施の形態では、モード設定情報83はメモリアレイ71A,71Bのオプション領域に予め格納されていたが、これに代えて、リードコマンドS1内にモード設定情報83を含めても良い。
本変形例に係る半導体記憶装置3によれば、メモリコントローラ41A,41Bは、ホスト装置2から受信したリードコマンドS1内に記述されたモード設定情報83に基づいて、第1動作モード及び第2動作モードの一方を選択する。従って、高速化又は低消費電力化の優先度に応じてホスト装置2が所望のモード設定情報83を設定することにより、最適な制御方式を選択することが可能となる。また、ホスト装置2がモード設定情報83を設定するため、ホスト装置2が実行するアプリケーションに応じて第1動作モード及び第2動作モードを簡易に切り替えることが可能となる。
<変形例2>
上記実施の形態では、2個のメモリダイ31A,31Bを用いたスタック構成について説明したが、スタック構成されるメモリダイの個数は2個に限定されず、3個以上のメモリダイを用いたスタック構成を採用することもできる。
図6は、4個のメモリダイ31A〜31Dがスタック構成された半導体記憶装置3を示す図である。ユーザデータ領域の全メモリ空間100のうち、最初の1/4のメモリ空間101Aがメモリダイ31Aに割り当てられ、次の1/4のメモリ空間101Bがメモリダイ31Bに割り当てられ、その次の1/4のメモリ空間101Cがメモリダイ31Cに割り当てられ、最後の1/4のメモリ空間101Dがメモリダイ31Dに割り当てられる。
例えば、ホスト装置2からのアクセスがメモリダイ31B,31Cの境界を跨ぐ場合には、メモリダイ31Bがマスタダイ、メモリダイ31Cがスレーブダイとなって、上記実施の形態と同様の動作を行う。また例えば、ホスト装置2からのアクセスがメモリダイ31C,31Dの境界を跨ぐ場合には、メモリダイ31Cがマスタダイ、メモリダイ31Dがスレーブダイとなって、上記実施の形態と同様の動作を行う。
1 メモリシステム
2 ホスト装置
3 半導体記憶装置
31A,31B メモリダイ
41A,41B メモリコントローラ
42A,42B 半導体メモリ
61A,61B 判定回路
71A,71B メモリアレイ
82A,82B メモリマップ情報
83 モード設定情報

Claims (12)

  1. 第1のメモリアレイを含む第1の半導体メモリと、当該第1のメモリアレイへのアクセスを制御する第1の制御回路とを有する第1のメモリダイと、
    第2のメモリアレイを含む第2の半導体メモリと、当該第2のメモリアレイへのアクセスを制御する第2の制御回路とを有する第2のメモリダイと、
    を備え、
    前記第1の制御回路及び前記第2の制御回路は、ホスト装置からのリードアクセスに対して、前記第1のメモリアレイ及び前記第2のメモリアレイの一方のみへのアクセスが必要か、あるいは前記第1のメモリアレイ及び前記第2のメモリアレイの双方へのアクセスが必要かを判定する第1の判定回路及び第2の判定回路をそれぞれ有し、
    前記第1の判定回路及び前記第2の判定回路が前記第1のメモリアレイ及び前記第2のメモリアレイの双方へのアクセスが必要と判定した場合、
    前記第1の制御回路は、ホスト装置から受信したリードコマンドに応じた第1のデータを前記第1のメモリアレイから読み出すことにより、当該第1のデータを送信待機状態に設定し、
    前記第2の制御回路は、前記リードコマンドに応じた第2のデータを前記第2のメモリアレイから読み出すことにより、当該第2のデータを送信待機状態に設定し、
    前記第1の半導体メモリは、前記第1のデータの送信待機状態への設定が完了することにより、第1の状態通知信号を前記第1の制御回路及び前記第2の制御回路に入力し、
    前記第2の半導体メモリは、前記第2のデータの送信待機状態への設定が完了することにより、第2の状態通知信号を前記第1の制御回路及び前記第2の制御回路に入力し、
    前記第1の制御回路及び前記第2の制御回路は、前記第1のデータ及び前記第2のデータの送信待機状態への設定がともに完了した後に、前記第1のデータ及び前記第2のデータをホスト装置へ順に送信する、半導体記憶装置。
  2. 前記第1の判定回路は、前記リードコマンドから抽出されたアドレス情報と、前記半導体記憶装置の全メモリ空間のうち前記第1のメモリアレイに割り当てられた第1のメモリ空間を示す第1のメモリマップ情報とに基づいて、前記第1のメモリアレイ及び前記第2のメモリアレイの一方のみへのアクセスが必要か、あるいは前記第1のメモリアレイ及び前記第2のメモリアレイの双方へのアクセスが必要かを判定し、
    前記第2の判定回路は、前記アドレス情報と、前記半導体記憶装置の全メモリ空間のうち前記第2のメモリアレイに割り当てられた第2のメモリ空間を示す第2のメモリマップ情報とに基づいて、前記第1のメモリアレイ及び前記第2のメモリアレイの一方のみへのアクセスが必要か、あるいは前記第1のメモリアレイ及び前記第2のメモリアレイの双方へのアクセスが必要かを判定する、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記アドレス情報は、先頭ページアドレス及び読出ページ数を含み、
    前記第1の判定回路は、前記先頭ページアドレスが前記第1のメモリ空間に属し、かつ、前記先頭ページアドレス及び前記読出ページ数から特定した最終ページアドレスが前記第1のメモリ空間に属さない場合に、前記第1のメモリアレイ及び前記第2のメモリアレイの双方へのアクセスが必要と判定し、
    前記第2の判定回路は、前記先頭ページアドレスが前記第2のメモリ空間に属さず、かつ、前記最終ページアドレスが前記第2のメモリ空間に属する場合に、前記第1のメモリアレイ及び前記第2のメモリアレイの双方へのアクセスが必要と判定する、請求項2に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記第1の制御回路及び前記第2の制御回路は、第1の動作モードを実行可能であり、
    前記第1の動作モードにおいて前記第1の制御回路及び前記第2の制御回路は、前記第1のメモリアレイからの前記第1のデータの読み出しと、前記第2のメモリアレイからの前記第2のデータの読み出しとを、並行して実行する、請求項1〜3のいずれか一つに記載の半導体記憶装置。
  5. 前記第1の動作モードにおいて前記第1の制御回路及び前記第2の制御回路は、前記第1のメモリアレイからの前記第1のデータの読み出しと、前記第2のメモリアレイからの前記第2のデータの読み出しとを、同時に開始する、請求項4に記載の半導体記憶装置。
  6. 前記第1の制御回路及び前記第2の制御回路はさらに、第2の動作モードを実行可能であり、
    前記第2の動作モードにおいて前記第1の制御回路及び前記第2の制御回路は、前記第1のメモリアレイからの前記第1のデータの読み出しと、前記第2のメモリアレイからの前記第2のデータの読み出しとを、時系列順に実行する、請求項4又は5に記載の半導体記憶装置。
  7. 前記第2の動作モードにおいて前記第2の制御回路は、前記第1のデータの送信待機状態への設定が完了すると直ちに、前記第2のメモリアレイからの前記第2のデータの読み出しを開始する、請求項6に記載の半導体記憶装置。
  8. 前記第1の制御回路及び前記第2の制御回路は、前記第1のメモリアレイ内及び前記第2のメモリアレイ内に記憶されたモード設定情報に基づいて、前記第1の動作モード及び前記第2の動作モードの一方を選択する、請求項6又は7に記載の半導体記憶装置。
  9. 前記第1の制御回路及び前記第2の制御回路は、前記リードコマンド内に記述されたモード設定情報に基づいて、前記第1の動作モード及び前記第2の動作モードの一方を選択する、請求項6又は7に記載の半導体記憶装置。
  10. 前記第1の制御回路及び前記第2の制御回路は、第2の動作モードを実行可能であり、
    前記第2の動作モードにおいて前記第1の制御回路及び前記第2の制御回路は、前記第1のメモリアレイからの前記第1のデータの読み出しと、前記第2のメモリアレイからの前記第2のデータの読み出しとを、時系列順に実行する、請求項1〜3のいずれか一つに記載の半導体記憶装置。
  11. 前記第2の動作モードにおいて前記第2の制御回路は、前記第1のデータの送信待機状態への設定が完了すると直ちに、前記第2のメモリアレイからの前記第2のデータの読み出しを開始する、請求項10に記載の半導体記憶装置。
  12. 第1のメモリアレイを含む第1の半導体メモリと、当該第1のメモリアレイへのアクセスを制御する第1の制御回路とを有する第1のメモリダイと、
    第2のメモリアレイを含む第2の半導体メモリと、当該第2のメモリアレイへのアクセスを制御する第2の制御回路とを有する第2のメモリダイと、
    を備える半導体記憶装置の制御方法であって、
    (A)前記第1の制御回路及び前記第2の制御回路が、ホスト装置からのリードアクセスに対して、前記第1のメモリアレイ及び前記第2のメモリアレイの一方のみへのアクセスが必要か、あるいは前記第1のメモリアレイ及び前記第2のメモリアレイの双方へのアクセスが必要かを判定するステップと、
    (B)前記ステップ(A)において前記第1のメモリアレイ及び前記第2のメモリアレイの双方へのアクセスが必要と判定された場合に、前記第1の制御回路が、ホスト装置から受信したリードコマンドに応じた第1のデータを前記第1のメモリアレイから読み出すことにより、当該第1のデータを送信待機状態に設定し、前記第2の制御回路が、前記リードコマンドに応じた第2のデータを前記第2のメモリアレイから読み出すことにより、当該第2のデータを送信待機状態に設定するステップと、
    (C)前記第1の半導体メモリが、前記第1のデータの送信待機状態への設定が完了することにより、第1の状態通知信号を前記第1の制御回路及び前記第2の制御回路に入力し、前記第2の半導体メモリが、前記第2のデータの送信待機状態への設定が完了することにより、第2の状態通知信号を前記第1の制御回路及び前記第2の制御回路に入力するステップと、
    (D)前記ステップ(B)における、前記第1のデータ及び前記第2のデータの送信待機状態への設定がともに完了した後に、前記第1の制御回路及び前記第2の制御回路が、前記第1のデータ及び前記第2のデータをホスト装置へ順に送信するステップと、
    を備える、半導体記憶装置の制御方法。
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