JP6363976B2 - サービスチェイン管理装置およびサービスチェイン管理方法 - Google Patents

サービスチェイン管理装置およびサービスチェイン管理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6363976B2
JP6363976B2 JP2015154226A JP2015154226A JP6363976B2 JP 6363976 B2 JP6363976 B2 JP 6363976B2 JP 2015154226 A JP2015154226 A JP 2015154226A JP 2015154226 A JP2015154226 A JP 2015154226A JP 6363976 B2 JP6363976 B2 JP 6363976B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bandwidth
processing device
processing
resource
resource amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015154226A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017034535A (ja
Inventor
山崎 裕史
裕史 山崎
このみ 望月
このみ 望月
杉園 幸司
幸司 杉園
俊介 本間
俊介 本間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2015154226A priority Critical patent/JP6363976B2/ja
Publication of JP2017034535A publication Critical patent/JP2017034535A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6363976B2 publication Critical patent/JP6363976B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Description

本発明は、サービスチェイン管理装置およびサービスチェイン管理方法に関する。
ネットワーク上を転送される1つの通信フローに対して、アドレス変換、パケットフィルタリング、ファイアウォール、ペアレンタルコントロール等の複数の処理を複数の処理装置間を転送して行うサービスチェイニング技術が検討されている(例えば非特許文献1を参照)。
サービスチェイニング技術によりフローの処理を行う場合、フローに決められた処理順で各処理装置を通過させるために、装置間にサービスチェイン(SC)という経路を設定する。1つのSCの帯域は装置のスループットで大きさを表わされる処理能力であるリソース量によって制限される。そのため、フローを集めたトラヒック量が装置のリソース量を超える場合は同じ処理であっても複数のSCを設定する。そして、SCの入口となるフロー振分装置では、各フローにSCを割り当て、各フローのパケットを割り当てたSCへ振り分ける。
"draft-ietf-sfc-architecture-02"[online]、2014年9月20日、[2015年7月15日検索]、インターネット(https://datatracker.ietf.org/doc/draft-ietf-sfc-architecture/02/)
しかしながら、従来のサービスチェイニング技術においては、処理装置のリソース使用率を向上させるような帯域の設定方法については考慮されておらず、処理装置の必要数が大きくなるという問題があった。例えば、トラヒック量が一定であれば、各処理装置におけるリソース使用率が大きいほど必要な処理装置の数は小さくなる。
本発明のサービスチェイン管理装置は、同じ処理機能を有する複数の処理装置群のそれぞれから1つずつ抽出した処理装置の全てを経由する経路を設定し、前記経路の帯域に応じた量の前記処理装置のリソースを前記経路に割り当て、受信したフローを前記経路に振り分けて転送するネットワークシステムを管理するサービスチェイン管理装置であって、前記処理装置のリソース量を整数で割った値のうち、あらかじめ定められた最小値以上かつリソース量が最小である処理装置のリソース量以下である値を算出する帯域候補算出部と、前記帯域候補算出部によって算出された前記値のそれぞれについて、前記値を前記経路の帯域として設定し前記処理装置のリソースを割り当てた場合の前記処理装置全体のリソース使用率を算出する使用率算出部と、前記帯域候補算出部によって算出された前記値のうち、前記使用率算出部によって算出された前記リソース使用率が最大となる値を前記経路の帯域として選択する帯域選択部と、を有することを特徴とする。
また、本発明のサービスチェイン管理方法は、同じ処理機能を有する複数の処理装置群のそれぞれから1つずつ抽出した処理装置の全てを経由する経路を設定し、前記経路の帯域に応じた量の前記処理装置のリソースを前記経路に割り当て、受信したフローを前記経路に振り分けて転送するネットワークシステムを管理するサービスチェイン管理装置で実行されるサービスチェイン管理方法であって、前記処理装置のリソース量を整数で割った値のうち、あらかじめ定められた最小値以上かつリソース量が最小である処理装置のリソース量以下である値を算出する帯域候補算出工程と、前記帯域候補算出工程によって算出された前記値のそれぞれについて、前記値を前記経路の帯域として設定し前記処理装置のリソースを割り当てた場合の前記処理装置全体のリソース使用率を算出する使用率算出工程と、前記帯域候補算出工程によって算出された前記値のうち、前記使用率算出工程によって算出された前記リソース使用率が最大となる値を前記経路の帯域として選択する帯域選択工程と、を含んだことを特徴とする。
本発明によれば、サービスチェイニング技術における処理装置のリソース使用率を最大化させ、処理装置の必要数を最小限に抑えることができる。
図1は、第1の実施形態に係るサービスチェイン管理装置を含むシステム全体の構成の一例を示す図である。 図2は、サービスチェイニング技術によるリソースの割り当て方法について説明するための図である。 図3は、サービスチェイニング技術によるリソースの割り当て方法について説明するための図である。 図4は、第1の実施形態に係る帯域設定部の構成の一例を示す図である。 図5は、第1の実施形態に係るサービスチェイン管理装置のリソース割り当て方法における処理装置1台の割り当てるリソース量とサービスチェインの帯域の関係を示す図である。 図6は、第1の実施形態に係るサービスチェイン管理装置のリソース割り当て方法を説明するための図である。 図7は、第1の実施形態に係るサービスチェイン管理装置のリソース割り当て方法によるリソースの割り当ての一例を示す図である。 図8は、第1の実施形態に係るサービスチェイン管理装置の帯域設定部の処理を示すフローチャートである。 図9−1は、第2の実施形態に係る帯域設定部の構成の一例を示す図である。 図9−2は、第2の実施形態に係るサービスチェイン設定部の構成の一例を示す図である。 図10は、第2の実施形態に係るサービスチェイン管理装置のリソース割り当て方法を説明するための図である。 図11は、第2の実施形態に係るサービスチェイン管理装置のリソース割り当て方法を説明するための図である。 図12は、第2の実施形態に係るサービスチェイン管理装置のリソース割り当て方法を説明するための図である。 図13は、第2の実施形態に係るサービスチェイン管理装置のリソース割り当て方法を説明するための図である。 図14は、第2の実施形態に係るサービスチェイン管理装置のリソース割り当て方法を説明するための図である。 図15は、第2の実施形態に係る帯域設定部の処理を示すフローチャートである。 図16は、第2の実施形態に係る帯域設定部およびサービスチェイン設定部の処理を示すフローチャートである。 図17は、プログラムが実行されることによりサービスチェイン管理装置が実現されるコンピュータの一例を示す図である。
以下に、本願に係るサービスチェイン管理装置およびサービスチェイン管理方法の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係るサービスチェイン管理装置およびサービスチェイン管理方法が限定されるものではない。
[第1の実施形態]
以下の実施形態では、第1の実施形態の構成および処理の流れについて説明し、さらに第1の実施形態による効果を説明する。
[第1の実施形態の構成]
まず、図1を用いて第1の実施形態に係るサービスチェイン管理装置およびサービスチェイン管理装置を含むシステムについて説明する。図1は、第1の実施形態に係るサービスチェイン管理装置を含むシステム全体の構成の一例を示す図である。図1のシステムは、同じ処理機能を有する複数の処理装置群のそれぞれから1つずつ抽出した処理装置の全てを経由する経路を設定し、経路の帯域に応じた量の処理装置のリソースを経路に割り当て、受信したフローを経路に振り分けて転送する。
フローとは、1台の端末が他の1台の端末と通信する際に送信するパケット群であり、パケットヘッダの宛先アドレス、送信元アドレス、宛先ポート番号、送信元ポート番号の組み合わせが同じパケット群と定義する。
図1の例では、1つのフローを処理機能SF1、SF2、SF3により処理する。システムは処理機能SF1、SF2、SF3を有する各処理装置、サービスチェイン管理装置1、フロー振分装置2を有する。図1に示すように、サービスチェイン管理装置1は、トラヒック管理部10、装置管理部20、帯域設定部30およびサービスチェイン設定部40を有する。
トラヒック管理部10は処理するトラヒックの情報を管理する。装置管理部20は各処理装置とフロー振分装置の情報を管理する。帯域設定部30は、トラヒック管理部10が持つトラヒック情報および装置管理部20が持つ処理装置の情報から、SCに設定する帯域を算出する。サービスチェイン設定部40は、帯域設定部30の決定に従い、SCをフロー振分装置2と各処理装置に設定し、帯域に応じたリソースの割り当てを行う。
ここで、図2および3を用いて、サービスチェイニング技術によるリソースの割り当て方法について説明する。図2および3は、サービスチェイニング技術によるリソースの割り当て方法について説明するための図である。
まず、フロー振り分けおよびリソース割り当ての処理の概要について説明する。パケットを受信したフロー振分装置2は、パケットのヘッダ情報よりパケットが属するフローを識別し、フローに対してSCを割り当て、フローとSCの対応関係を記憶する。受信したパケットが既にSCを割り当てたフローに属する場合、フロー振分装置2は所持するフローとSCの対応関係の情報から転送先のSCを識別し、当該SCへパケットを送信する。
そして、処理機能SF1を持つ処理装置は、フロー振分装置2から送られてきたパケットを処理し、サービスチェイン設定部40が行った設定に従い、SCで次の処理を行う処理機能SF2を持つ処理装置へ転送する。同様に処理機能SF2を持つ処理装置は、処理機能SF1を持つ処理装置から送られてきたパケットを処理し、サービスチェイン設定部40が行った設定に従い、SCで次の処理を行う処理機能SF3を持つ処理装置へ転送する。処理機能SF3を持つ処理装置は、処理を行った後、パケットのヘッダに記載されている宛先へパケットを転送する。
図2を用いて、各処理装置のリソース量の一例について説明する。図2に示すように、同じ処理機能を持つ処理装置のリソース量は同一であるものとする。例えば、処理機能SF1を持つ処理装置のリソース量は全てRである。また、処理機能SF2を持つ処理装置のリソース量は全てRである。また、処理機能SF3を持つ処理装置のリソース量は全てRである。さらに、R≦R≦Rの関係が満たされているものとする。
図3を用いて、SCの設定方法の一例について説明する。図3の例では、各処理装置のリソース量R、RおよびRのうちRが最小である。そして、図3に示すように、帯域がRと等しい5つのSCを設定した場合、処理機能SF1を持つ処理装置のリソースは全て使用されている。これに対し、処理機能SF2を持つ処理装置および処理機能SF3を持つ処理装置のリソースの一部は使用されていない。このとき、使用されているリソース量の各処理装置の全てのリソース量に占める割合がリソース使用率である。
図4を用いて帯域設定部30の詳細な構成について説明するとともに、第1の実施形態におけるリソースの割り当て方法について説明する。図4は、第1の実施形態に係る帯域設定部の構成の一例を示す図である。なお、第1の実施形態においては、SCの帯域は全て等しいものとする。図4に示すように、帯域設定部30は、帯域候補算出部301、使用率算出部302および帯域選択部303を有する。
帯域候補算出部301は、処理装置のリソース量を整数で割った値のうち、あらかじめ定められた最小値以上かつリソース量が最小である処理装置のリソース量以下である値を算出する。帯域候補算出部301は、まず、帯域をPとしたときの各処理機能に設定可能なSCの数Kを式(1)によって表す。ここで、Rは処理機能SFiのリソース量である。なお、添え字iは処理機能の識別子である。また、floorは小数点以下を切り捨てる関数である。
Figure 0006363976
これより、処理機能SFiにおいてSCに割り当てられるリソース量Qは式(2)によって表される。
Figure 0006363976
図5に、処理機能SF1、SF2、SF3について、SCの帯域Pと各処理機能でSCに割り当てられるリソース量Qの関係、すなわち式(2)の関係の例を示す。図5は、第1の実施形態に係るサービスチェイン管理装置のリソース割り当て方法における処理装置1台の割り当てるリソース量とサービスチェインの帯域の関係を示す図である。
図5の横軸はSCの帯域P、縦軸は各処理機能でSCに割り当てられるリソース量Qである。リソース量は装置のスループットで表すものとする。最低保証帯域をBminとする。また、全処理機能の中で最もリソース量が小さい処理機能のリソース量をRminとする。図5の例では、Rmin=Rである。このときのPの範囲は式(3)によって表される。
Figure 0006363976
SCは全ての処理機能を通るため、リソース量が最小である処理機能を持つ処理装置のリソース量RminによってSCの帯域の上限が制限される。このため、Pの最大値がRminになる。
また、図5に示すように、SF1のSCへ割り当てるリソース量Qが極大値のRとなる場合のPをP1−1とする。同様に、SF2のSCへ割り当てるリソース量Qが極大値のRとなる場合のPをP2−1、P2−2およびP2−3とする。同様に、SF3のSCへ割り当てるリソース量Qが極大値のRとなる場合のPをP3−1、P3−2、P3−3およびP3−4とする。
図5に示すように、帯域Pの増加に伴って、SCに割り当てられるリソース量Qは増減を繰り返す。リソース量Qが増減を繰り返す理由を、図6を用いて説明する。図6は、第1の実施形態に係るサービスチェイン管理装置のリソース割り当て方法を説明するための図である。図6の例では、処理機能SF2を持つ処理装置を例に挙げて説明する。図6に示すように、PがBminであるとき、リソース量RはPを5個含むことができる。そして、Pを大きくしていき、P=P2−1のときにPの5個分のリソース量QがRと等しくなる。
このとき、処理装置のリソースは全てSCに割り当てられ、処理機能SF2においてはリソース使用率が100%となる。さらにPが増加するとPの5個分のリソース量はRを超えるため、Rが含むことができるPの数は4個となる。このとき、SCへ割り当てられるリソース量Qは減少し、リソース使用率も低下する。
さらにPが増加するとSCへ割り当てられるリソース量は増加し、リソース使用率も大きくなっていく。このようにPの増加に伴ってSCに割り当てられるリソース量Qは増減を繰り返す。
同様に、SF1およびSF3をそれぞれ持つ処理装置においても、Pの増加に伴ってSCに割り当てられるリソース量QおよびQは増減を繰り返す。ただし、処理機能ごとに処理装置のリソース量が異なるため、図5に示すように、SCに割り当てられるリソース量Qが極大値となるPは各処理機能によって異なる。
次に、SCの帯域Pの値に対する、全処理装置についてのリソース使用率を算出する方法について説明する。処理するトラヒック量をTとすると、式(4)によってSFiの装置数Nを求めることができる。
Figure 0006363976
本来、装置数Nは装置数を表す整数であるが、ここでは実数として扱い、少数点以下の切り上げおよび切り捨ては行わない。これにより、処理装置1台のリソースに満たない端数のトラヒック量によるリソース使用率の計算への影響をなくすことができる。
例えば、トラヒック量が処理装置のリソース量Rの1.5倍の1.5Rであるとき、装置数Nを2台とすると、処理すべきトラヒックがないために使用されないリソース量0.5Rにより、リソース使用率が低くなる。したがって、Nを整数として算出したリソース使用率は、最低帯域を保証した上でリソース使用率を向上させるためにPを調整した結果以外の要因を含むことになる。その影響を除くためにNを実数として計算する。
ここで、式(5)に示すように、SFiの全処理装置の使用するリソース量Zはトラヒック量Tに等しい。
Figure 0006363976
また、SFiの全処理装置の、SCに割り当てないリソースを含めたリソース量Hは、式(6)によって表される。
Figure 0006363976
式(4)および(6)よりHは式(7)のように表される。
Figure 0006363976
処理機能の種類の数をmとすると、全処理機能の使用するリソース量ZTは、式(5)より、式(8)のように表される。
Figure 0006363976
これより、全処理装置のリソース量HTは、式(9)のように表される。
Figure 0006363976
さらに、式(7)および(9)より、HTは式(10)のように表される。
Figure 0006363976
そして、全体のリソース使用率Eは、式(11)のように表される。
Figure 0006363976
式(8)、(10)および(11)より、Eは式(12)のように表される。
Figure 0006363976
ここで、帯域候補算出部301は、Qが極大値となるPを帯域の候補とする。帯域候補算出部301が、Qが極大値となるPを帯域の候補とする理由を図5の例を用いて説明する。まず、図5の例で、Qが極大値となるPのうち、隣り合う2つのPの間の範囲を式(13)のように表される。
Figure 0006363976
式(13)の範囲では、Pが増加するとQ、Q、Qは全て単調増加する。よってPが式(13)の範囲にある場合、SF1、SF2、SF3の全てにおいて、P=P2−3のときにQ、QおよびQは最大値となる。したがって、式(12)より、式(13)の範囲においては、P=P2−3のときにリソースの使用率Eが最大となる。
一般に、いずれかの処理装置に割り当てるリソース量Qが極大値RとなるPの中で、隣り合うPx1とPx2の間の範囲Px1<P≦Px2では、式(2)より、Pが増加するとQ全てが単調増加する。そのため、上記の範囲においてはP=Px2のときにQの全てが最大となる。したがって、式(12)より、P=Px2のときにリソースの使用率Eが最大となる。
以上のことから、与えられた各処理装置のリソース量とSCの最低保証帯域から、リソース使用率が最大となるSCの帯域Pは、SCへ割り当てるリソース量Qが極大値RになるPのうちのいずれかであるといえる。
ここで、各処理装置において、全てのリソースがSCに割り当てられ、Qが極大値RとなるPを探す。Qは、Kを整数とすると、式(1)および(2)より、式(14)のように表される。
Figure 0006363976
このとき、Qが極大値Rと一致するため、Qは式(15)のように表される。
Figure 0006363976
そして、Pは、式(14)および(15)より式(16)のように表される。
Figure 0006363976
さらに、Rの範囲は、式(3)および(16)より、式(17)のように表される。
Figure 0006363976
これより、Kの範囲は、式(18)のように表される。
Figure 0006363976
が極大値RとなるPは、式(18)の条件を満たす整数Kと同数存在する。そして、式(16)から各Kの値に対してQが極大値RとなるPを求めることができる。
使用率算出部302は、帯域候補算出部301によって算出された値のそれぞれについて、値を経路の帯域として設定し処理装置のリソースを割り当てた場合の処理装置全体のリソース使用率を算出する。具体的には、使用率算出部302は、式(18)を満たす各Kに対応するPについて、式(12)からリソース使用率Eを算出する。
図5の例では、使用率算出部302は、PがP1−1、P2−1、P2−2、P2−3、P3−1、P3−2、P3−3およびP3−4である場合のリソース使用率を算出する。そして、帯域選択部303は、帯域候補算出部301によって算出された値のうち、使用率算出部302によって算出されたリソース使用率が最大となる値をSCの帯域として選択する。
ここで、図7を用いて、リソースの割り当て方法の一例について説明する。図7は、第1の実施形態に係るサービスチェイン管理装置のリソース割り当て方法によるリソースの割り当ての一例を示す図である。図7の例における処理装置のリソース量およびトラヒック量は、図3の例における処理装置のリソース量およびトラヒック量と同じであるものとする。図3の例では、帯域を、全トラヒックを5分割した値としている。これに対し、図7の例では全トラヒックを12分割した値としている。図3の例および図6の例のいずれにおいても、Qは極大値である。
図3の例では、処理機能SF1を持つ処理装置、処理機能SF2を持つ処理装置および処理機能SF3を持つ処理装置がそれぞれ5つずつ必要になる。これに対して、図7の例では、処理機能SF1を持つ処理装置が5つ、処理機能SF2を持つ処理装置が4つ、処理機能SF3を持つ処理装置が3つ必要になる。このように、Qが極大値を取る場合であっても、リソース使用率が異なるため、よりリソース使用率が大きい帯域を設定することで、必要になる処理装置の数を抑えることができる。
なお、図1に示すように、サービスチェイン設定部40は、帯域設定部30の決定に従い、SCをフロー振分装置2と各処理装置に設定し、帯域に応じたリソースの割り当てを行う。
[第1の実施形態の処理]
図8を用いて、第1の実施形態に係るサービスチェイン管理装置の帯域設定部の処理について説明する。図8は、第1の実施形態に係るサービスチェイン管理装置の帯域設定部の処理を示すフローチャートである。図8に示すように、まず、帯域設定部30は処理機能を1つ選択する(ステップS101)。次に、帯域設定部30は選択した処理機能を持つ処理装置のリソース量Rから式(18)に示す条件を満たす整数Kを求める(ステップS102)。
そして、帯域設定部30は整数Kのうちの1つを選択し(ステップS103)、選択したKの値に対して式(16)よりSCの帯域Pを求める(ステップS104)。
次に、帯域設定部30は求めたPの値に対して式(2)により全処理機能でSCへ割り当てるリソース量Qを求め(ステップS105)、さらに式(12)よりリソース使用率Eを求める(ステップS106)。
ここで、全てのKについてEを算出済みでない場合(ステップS107、No)、帯域設定部30はステップS103に戻り処理を繰り返す。また、全てのKについてEを算出済みである場合(ステップS107、Yes)、帯域設定部30は次の処理へ進む。
さらに、全ての処理機能についてEを算出済みでない場合(ステップS108、No)、帯域設定部30はステップS101に戻り処理を繰り返す。また、全ての処理機能についてEを算出済みである場合(ステップS108、Yes)、算出した全てのPに対するEを比較し、Eが最大のPをSCの帯域として選択する(ステップS109)。
[第1の実施形態の効果]
第1の実施形態において、サービスチェイン管理装置1は、同じ処理機能を有する複数の処理装置群のそれぞれから1つずつ抽出した処理装置の全てを経由する経路を設定し、経路の帯域に応じた量の処理装置のリソースを経路に割り当て、受信したフローを経路に振り分けて転送するネットワークシステムを管理する。帯域候補算出部301は、処理装置のリソース量を整数で割った値のうち、あらかじめ定められた最小値以上かつリソース量が最小である処理装置のリソース量以下である値を算出する。
また、使用率算出部302は、帯域候補算出部301によって算出された値のそれぞれについて、値を経路の帯域として設定し処理装置のリソースを割り当てた場合の処理装置全体のリソース使用率を算出する。帯域選択部303は、帯域候補算出部301によって算出された値のうち、使用率算出部302によって算出されたリソース使用率が最大となる値を経路の帯域として選択する。
前述の通り、各処理装置のリソース割当量は、隣り合ういずれかの処理装置のリソース量の極大値に挟まれた範囲において、帯域を増加させるに従って単調増加する。そのため、各極大値における全体のリソース使用率を評価することによって、処理装置のリソース使用率を最大化させる帯域を選択することができる。これにより、処理装置の必要数を最小限に抑えることができる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、各SCに割り当てられる帯域は全て等しくなるということを前提とした。これに対して、第2の実施形態では、SCごとの帯域を可変とした場合にリソース使用率を向上させるリソース割り当て方法について説明する。
[第2の実施形態の構成]
第2の実施形態に係るサービスチェイン管理装置およびシステムの基本的な構成は、第1の実施形態と同様である。第2の実施形態に係るサービスチェイン管理装置においては、帯域設定部30におけるリソース割り当て方法が第1の実施形態の場合と異なる。なお、第2の実施形態に係るサービスチェイン管理装置を含むシステムにおいて、受信したフローを処理装置のリソースが割り当てられた所定の経路に振り分けて転送する点は第1の実施形態と共通している。
図9−1および9−2を用いて帯域設定部30およびサービスチェイン設定部40の詳細な構成について説明するとともに、第2の実施形態におけるリソースの割り当て方法について説明する。
図9−1は、第2の実施形態に係る帯域設定部の構成の一例を示す図である。図9−1に示すように、帯域設定部30は、リソース量調整部351および帯域算出部352を有する。リソース量調整部351は、処理装置のリソース量を、あらかじめ定められた最小値の整数倍となるように調整する。帯域算出部352は、処理装置のうち割り当てられていないリソース量が最小である処理装置のリソース量を経路の帯域として設定する。
図9−2は、第2の実施形態に係るサービスチェイン設定部の構成の一例を示す図である。図9−2に示すように、サービスチェイン設定部40は、経路設定部451およびリソース割当部452を有する。経路設定部451は、同じ処理機能を有する複数の処理機能群のそれぞれから、割り当てられていないリソース量が各処理機能群の中で最小である処理装置を1つずつ抽出し、抽出した処理装置の全てを経由する経路を設定する。リソース割当部452は、経路の帯域に応じた量の処理装置のリソースを経路に割り当てる。
図10〜14を用いて、第2の実施形態に係るサービスチェイン管理装置のリソース割り当て方法を説明する。図10〜14は、第2の実施形態に係るサービスチェイン管理装置のリソース割り当て方法を説明するための図である。まず、図10では、処理機能SF1、SF2、SF3の3種類の処理機能を持つ処理装置それぞれのリソース量R、R、Rが四角形の縦の長さで示されている。同様に、処理するトラヒックの帯域が矢印の幅で示されている。図10に示すように、まず、帯域算出部352は、リソース量が最小の装置のリソース量をSCの帯域とする。この場合、帯域算出部352は処理機能SF1を持つ処理装置のリソース量をSC1の帯域とする。そして、経路設定部451は、SC1を処理機能SF1、SF2、SF3を持つ各処理装置に設定する。
次に、図11を用いて2番目のSCを設定する場合について説明する。SC1設定後、処理機能SF1を持つ処理装置のリソースの全てがSC1に割り当てられたため、経路設定部451は処理機能SF1を持つ新たな装置へSC2を設定する。処理機能SF2とSF3を持つ処理装置については1台目のリソースが残っているため、経路設定部451はSC2を1台目の装置へ設定する。
そして、帯域算出部352は、3種類の処理機能を持つ処理装置のうち、残りのリソース量が最小である処理装置のリソース量をSC2の帯域とする。この場合、処理機能SF2を持つ処理装置のリソース量が最小であるため、帯域算出部352は、処理機能SF2を持つ処理装置の残りのリソース量とSC2の帯域を同じ値とする。そして、経路設定部451はSC2を処理機能SF1、SF2、SF3を持つ各処理装置に設定する。
次に、図12を用いて3番目のSCを設定する場合について説明する。SC2設定後、処理機能SF2を持つ処理装置はリソースの全てがSC2に割り当てられたため、経路設定部451は処理機能SF2を持つ新たな装置へSC3を設定する。処理機能SF1を持つ処理装置については2台目のリソースが残っているため、経路設定部451はSC3を2台目の装置へ設定する。また、処理機能SF3を持つ処理装置についても1台目のリソースが残っているため、経路設定部451はSC3を1台目の装置へ設定する。
そして、帯域算出部352は、3種類の処理機能を持つ処理装置のうち、残りのリソース量が最小である処理装置のリソース量をSC3の帯域とする。この場合、処理機能SF3のリソース量が最小であるため、帯域算出部352は、処理機能SF3を持つ処理装置の残りのリソース量とSC3の帯域を同じ値とする。そして、経路設定部451はSC3を処理機能SF1、SF2、SF3を持つ各処理装置に設定する。
以降、帯域設定部30およびサービスチェイン設定部40はSC1、SC2、SC3を設定する処理と同様の処理を繰り返す。図13に、トラヒックの処理に必要なSCを全て設定した結果を示す。図13の例では、7つのSCが設定されている。なお、リソース割当部452は、帯域算出部352によって設定された帯域に応じたリソースの割り当てを行う。
このとき、処理機能SF1、SF2、SF3を持つ処理装置のリソース量はそれぞれR、R、Rであり、R<R<Rという関係がある。そのため、図14に示すように、SC1の帯域はR、SC2の帯域はR−R、SC3の帯域はR−R、SC4の帯域は2R−R、SC5の帯域は2R−2R、SC6の帯域は3R−2R、SC7の帯域は2R−3Rと表される。
これより、各SCの帯域は各処理装置のリソース量の整数倍の差となっていることが分かる。したがって、仮にSF1、SF2、SF3のリソース量が、あるリソース量Pの整数倍であるとすると、各SCの帯域は以下のように表される。
すなわち、m、m、m、n、n、nを任意の整数、R=Pm、R=Pm、R=Pmとすると、SC1の帯域R=Pm、SC2の帯域R−R=P(m−m)、SC3の帯域R−R=P(m−m)、SC4の帯域2R−R=P(2m−m)、SC5の帯域2R−2R=2P(m−m)、SC6の帯域3R−2R=P(3m−2m)、SC7の帯域2R−3R=P(2m−3m)と表される。このように各SCの帯域はPの整数倍となる。
一般に、第2の実施形態の処理によれば、複数ある処理装置の中の任意の2つの処理機能SFAおよびSFBを持つ処理装置のリソース量によって1つのSCの帯域が決まる場合、R、RをSFAおよびSFBを持つ処理装置のリソース量、m、m、n、nを任意の整数とすると、式(19)および式(20)のように表される。
Figure 0006363976
Figure 0006363976
このとき、SCの帯域BSCは、式(21)のように表される。
Figure 0006363976
さらに、BSCは、式(19)および式(20)を用いて式(22)のように表される。
Figure 0006363976
このとき、m−mは正の整数であるから、SCの帯域BSCはPの整数倍である。したがって、m−m=1のときにSCの帯域BSCは最小値Pとなる。このことから、SCの最低帯域を保証するには、Pの値を保証帯域以上になるようにすればよい。
Pの値は全処理装置のリソース量によって決まるため、Pの値を保証帯域以上にするためには各処理装置のリソース量を調整する必要がある。処理装置のリソース量は増やすことはできない。そのため、リソース量調整部351は各処理装置の実際に使用するリソース量を減らすことで各処理装置のリソース量を調整する。例えば、リソース量調整部351は、処理装置のリソースのうちの所定量のリソースをSCに割り当てないように設定する。
なお、最低帯域を保証した上でリソース使用率を最大にするPの値は、第1の実施形態と同様の方法で算出することができる。そして、第1の実施形態と同様の方法で算出したリソース使用率が最大となるQに基づいて各処理装置のリソース量の調整を行うようにしてもよい。
[第2の実施形態の処理]
図15を用いて第2の実施形態に係る帯域設定部の処理を説明する。図15は、第2の実施形態に係る帯域設定部の処理を示すフローチャートである。まず、図15に示すように、帯域設定部30は、リソースが残っていない処理機能については、新たな処理装置を追加し算出対象とする(ステップS201)。次に、帯域設定部30は処理装置のうち残りのリソース量が最小の処理装置を選択する(ステップS202)。
ここで、トラヒックの残り帯域が選択した処理装置の残りリソース量より大きい場合(ステップS203、Yes)、帯域設定部30は選択した処理装置の残りリソース量をSCの帯域とする(ステップS204)。また、トラヒックの残り帯域が選択した処理装置のリソース量より大きくない場合(ステップS203、No)、帯域設定部30はトラヒックの残り帯域をSCの帯域とする(ステップS205)。
帯域設定部30は、決定した帯域のSCを各処理装置のリソースが残っている処理装置に設定する(ステップS206)。そして、帯域設定部30は設定したSCの帯域を、各処理機能を持つ処理装置のうちリソースが残っている処理装置の残りリソースから差し引く(ステップS207)。次に、帯域設定部30はSCの帯域をトラヒックの残り帯域から差し引く(ステップS208)。ここで、トラヒックの残り帯域がある場合(ステップS209、No)はステップS201に戻り処理を繰り返す。また、トラヒックの残り帯域が無い場合(ステップS209、Yes)は処理を終了する。
また、図16に示すように、第1の実施形態と同様の方法で使用率が最大になる帯域を算出しておく方法も考えられる。図16は、第2の実施形態に係る帯域設定部およびサービスチェイン設定部の処理を示すフローチャートである。この場合、図16に示すように、まず、帯域設定部30は最低保証帯域を守った上でリソース使用率が最大となるPを算出する(ステップS251)。そして、式(2)により算出したPに対して全処理機能でSCへ割り当てるリソース量Qを算出する(ステップS252)。処理機能SFiのリソース量をQとし、SCへリソースを割り当てる(ステップS253)。
[第2の実施形態の効果]
第2の実施形態において、サービスチェイン管理装置は、受信したフローを処理装置のリソースが割り当てられた所定の経路に振り分けて転送するネットワークシステムを管理する。リソース量調整部351は、処理装置のリソース量を、あらかじめ定められた最小値の整数倍となるように調整する。帯域算出部352は、処理装置のうち割り当てられていないリソース量が最小である処理装置のリソース量を経路の帯域として設定する。
また、経路設定部451は、同じ処理機能を有する複数の処理機能群のそれぞれから、割り当てられていないリソース量が各処理機能群の中で最小である処理装置を1つずつ抽出し、抽出した処理装置の全てを経由する経路を設定する。リソース割当部452は、経路の帯域に応じた量の処理装置のリソースを経路に割り当てる。
これにより、各処理装置の残りリソース量は常にあらかじめ定められた最小値の整数倍となり、割り当てられないリソースの発生を最小限に抑えることができる。そのため、第2の実施形態によれば、各処理装置の残りリソース量に応じて各SCの帯域を設定する方法においても処理装置のリソース使用率を最大化させる帯域を選択することができ、処理装置の必要数を最小限に抑えることができる。
リソース量調整部は、例えば処理装置のリソースのうちの所定量のリソースを経路に割り当てないように設定することで、処理装置のリソース量をあらかじめ定められた最小値の整数倍となるように調整する。これにより、処理装置の物理構成を変更できない場合であっても、第2の実施形態を適用することが可能となる。
[その他の実施形態]
第1の実施形態および第2の実施形態では、設定する帯域の最小値をネットワークにおける最低保証帯域としたが、最低保証帯域より大きい値とすることもできる。さらに、サービスへの影響を無視できる場合は、設定する帯域の最小値を最低保証帯域より小さい値としてもよい。
[システム構成等]
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPU(Central Processing Unit)および当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
また、本実施形態において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
[プログラム]
図17は、プログラムが実行されることにより、サービスチェイン管理装置1が実現されるコンピュータの一例を示す図である。コンピュータ1000は、例えば、メモリ1010、CPU1020を有する。また、コンピュータ1000は、ハードディスクドライブインタフェース1030、ディスクドライブインタフェース1040、シリアルポートインタフェース1050、ビデオアダプタ1060、ネットワークインタフェース1070を有する。これらの各部は、バス1080によって接続される。
メモリ1010は、ROM(Read Only Memory)1011およびRAM(Random Access Memory)1012を含む。ROM1011は、例えば、BIOS(Basic Input Output System)等のブートプログラムを記憶する。ハードディスクドライブインタフェース1030は、ハードディスクドライブ1090に接続される。ディスクドライブインタフェース1040は、ディスクドライブ1100に接続される。例えば磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能な記憶媒体が、ディスクドライブ1100に挿入される。シリアルポートインタフェース1050は、例えばマウス1110、キーボード1120に接続される。ビデオアダプタ1060は、例えばディスプレイ1130に接続される。
ハードディスクドライブ1090は、例えば、OS1091、アプリケーションプログラム1092、プログラムモジュール1093、プログラムデータ1094を記憶する。すなわち、サービスチェイン管理装置1の各処理を規定するプログラムは、コンピュータにより実行可能なコードが記述されたプログラムモジュール1093として実装される。プログラムモジュール1093は、例えばハードディスクドライブ1090に記憶される。例えば、サービスチェイン管理装置1における機能構成と同様の処理を実行するためのプログラムモジュール1093が、ハードディスクドライブ1090に記憶される。なお、ハードディスクドライブ1090は、SSD(Solid State Drive)により代替されてもよい。
また、上述した実施形態の処理で用いられる設定データは、プログラムデータ1094として、例えばメモリ1010やハードディスクドライブ1090に記憶される。そして、CPU1020が、メモリ1010やハードディスクドライブ1090に記憶されたプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094を必要に応じてRAM1012に読み出して実行する。
なお、プログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ハードディスクドライブ1090に記憶される場合に限らず、例えば着脱可能な記憶媒体に記憶され、ディスクドライブ1100等を介してCPU1020によって読み出されてもよい。あるいは、プログラムモジュール1093およびプログラムデータ1094は、ネットワーク(LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等)を介して接続された他のコンピュータに記憶されてもよい。そして、プログラムモジュール1093およびプログラムデータ1094は、他のコンピュータから、ネットワークインタフェース1070を介してCPU1020によって読み出されてもよい。
1 サービスチェイン管理装置
2 フロー振分装置
10 トラヒック管理部
20 装置管理部
30 帯域設定部
40 サービスチェイン設定部
301 帯域候補算出部
302 使用率算出部
303 帯域選択部

Claims (7)

  1. 同じ処理機能を有する複数の処理装置群のそれぞれから1つずつ抽出した処理装置の全てを経由する経路を設定し、前記経路の帯域に応じた量の前記処理装置のリソースを前記経路に割り当て、受信したフローを前記経路に振り分けて転送するネットワークシステムを管理するサービスチェイン管理装置であって、
    前記処理装置のリソース量を整数で割った値のうち、あらかじめ定められた最小値以上かつリソース量が最小である処理装置のリソース量以下である値を算出する帯域候補算出部と、
    前記帯域候補算出部によって算出された前記値のそれぞれについて、前記値を前記経路の帯域として設定し前記処理装置のリソースを割り当てた場合の前記処理装置全体のリソース使用率を算出する使用率算出部と、
    前記帯域候補算出部によって算出された前記値のうち、前記使用率算出部によって算出された前記リソース使用率が最大となる値を前記経路の帯域として選択する帯域選択部と、
    を有することを特徴とするサービスチェイン管理装置。
  2. 前記使用率算出部は、
    式(1)によって第i番目の処理装置群の処理装置に割り当てられるリソース量Qを算出し、
    (ただし、mは前記処理装置群の数、iは1以上m以下の整数、Rは第i番目の処理装置群の各処理装置の割り当て可能なリソース量、Pは前記値、floorは小数点以下を切り捨てる関数とする。)
    Figure 0006363976
    式(2)によって前記処理装置全体のリソース使用率Eを算出する
    Figure 0006363976
    ことを特徴とする請求項1に記載のサービスチェイン管理装置。
  3. 受信したフローを処理装置のリソースが割り当てられた所定の経路に振り分けて転送するネットワークシステムを管理するサービスチェイン管理装置であって、
    同じ処理機能を有する複数の処理機能群のそれぞれから、割り当てられていないリソース量が各処理機能群の中で最小である処理装置を1つずつ抽出し、抽出した処理装置の全てを経由する経路を設定する経路設定部と、
    前記処理装置のリソース量を、あらかじめ定められた最小値の整数倍となるように調整するリソース量調整部と、
    前記処理装置のうち割り当てられていないリソース量が最小である処理装置のリソース量を前記経路の帯域として設定する帯域設定部と、
    前記経路の帯域に応じた量の前記処理装置のリソースを前記経路に割り当てるリソース割当部と、
    を有することを特徴とするサービスチェイン管理装置。
  4. 前記リソース量調整部は、前記処理装置のリソースのうちの所定量のリソースを前記経路に割り当てないように設定することで、前記処理装置のリソース量をあらかじめ定められた最小値の整数倍となるように調整することを特徴とする請求項3に記載のサービスチェイン管理装置。
  5. 前記あらかじめ定められた最小値は、前記ネットワークシステムにおける最低保証帯域であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のサービスチェイン管理装置。
  6. 同じ処理機能を有する複数の処理装置群のそれぞれから1つずつ抽出した処理装置の全てを経由する経路を設定し、前記経路の帯域に応じた量の前記処理装置のリソースを前記経路に割り当て、受信したフローを前記経路に振り分けて転送するネットワークシステムを管理するサービスチェイン管理装置で実行されるサービスチェイン管理方法であって、
    前記処理装置のリソース量を整数で割った値のうち、あらかじめ定められた最小値以上かつリソース量が最小である処理装置のリソース量以下である値を算出する帯域候補算出工程と、
    前記帯域候補算出工程によって算出された前記値のそれぞれについて、前記値を前記経路の帯域として設定し前記処理装置のリソースを割り当てた場合の前記処理装置全体のリソース使用率を算出する使用率算出工程と、
    前記帯域候補算出工程によって算出された前記値のうち、前記使用率算出工程によって算出された前記リソース使用率が最大となる値を前記経路の帯域として選択する帯域選択工程と、
    を含んだことを特徴とするサービスチェイン管理方法。
  7. 受信したフローを処理装置のリソースが割り当てられた所定の経路に振り分けて転送するネットワークシステムを管理するサービスチェイン管理装置で実行されるサービスチェイン管理方法であって、
    同じ処理機能を有する複数の処理機能群のそれぞれから、割り当てられていないリソース量が各処理機能群の中で最小である処理装置を1つずつ抽出し、抽出した処理装置の全てを経由する経路を設定する経路設定工程と、
    前記処理装置のリソース量を、あらかじめ定められた最小値の整数倍となるように調整するリソース量調整工程と、
    前記処理装置のうち割り当てられていないリソース量が最小である処理装置のリソース量を前記経路の帯域として設定する帯域設定工程と、
    前記経路の帯域に応じた量の前記処理装置のリソースを前記経路に割り当てるリソース割当工程と、
    を含んだことを特徴とするサービスチェイン管理方法。
JP2015154226A 2015-08-04 2015-08-04 サービスチェイン管理装置およびサービスチェイン管理方法 Active JP6363976B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015154226A JP6363976B2 (ja) 2015-08-04 2015-08-04 サービスチェイン管理装置およびサービスチェイン管理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015154226A JP6363976B2 (ja) 2015-08-04 2015-08-04 サービスチェイン管理装置およびサービスチェイン管理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017034535A JP2017034535A (ja) 2017-02-09
JP6363976B2 true JP6363976B2 (ja) 2018-07-25

Family

ID=57989506

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015154226A Active JP6363976B2 (ja) 2015-08-04 2015-08-04 サービスチェイン管理装置およびサービスチェイン管理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6363976B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6947134B2 (ja) * 2018-07-31 2021-10-13 日本電信電話株式会社 サービスチェイン収容装置、および、サービスチェイン収容方法
JP2020031364A (ja) * 2018-08-23 2020-02-27 日本電信電話株式会社 管理方法及び管理装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8817625B1 (en) * 2013-09-13 2014-08-26 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Service placement for inline services chaining with multiple instances
US9160666B2 (en) * 2013-05-20 2015-10-13 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Encoding a payload hash in the DA-MAC to facilitate elastic chaining of packet processing elements

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017034535A (ja) 2017-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6275263B2 (ja) 大規模データセンターネットワークのためのトラフィック工学
US20170048145A1 (en) Switching device and control method of switching device
JP2016082519A5 (ja)
JP6363976B2 (ja) サービスチェイン管理装置およびサービスチェイン管理方法
CN115103450A (zh) 一种多业务时隙分配方法和设备
Wang et al. Blocking probability and fairness in two-rate elastic optical networks
CN114095806A (zh) 用于聚合链路的流量分配方法、装置、光线路终端及介质
CN107113323B (zh) 一种数据存储方法、装置和系统
CN107204930B (zh) 令牌添加方法及装置
JP6557191B2 (ja) サービスパス管理装置およびサービスパス管理方法
US20140355440A1 (en) Method and apparatus for bandwidth allocation in network to enhance balance thereof
JP2016054451A (ja) 仮想ネットワーク割当方法および装置
CN112948104B (zh) 负载均衡的数据采集方法及装置
CN105357599B (zh) 一种资源分配的方法及装置
Wang et al. On the efficiency and fairness of dynamic wavelength and bandwidth allocation algorithms for scheduling multi-type ONUs in NG-EPON
WO2020040262A1 (ja) 管理方法及び管理装置
Comellas et al. On the worthiness of flexible grid in elastic optical networks
JP6279427B2 (ja) 仮想ネットワーク割当方法および装置
WO2020050094A1 (ja) リソース割当装置、リソース割当方法およびリソース割当プログラム
Quagliotti et al. Spectrum fragmentation metrics and their use in optical channel allocation algorithms
WO2020135648A1 (zh) 资源调度方法、装置、网络设备和可读存储介质
JP6717092B2 (ja) 制御装置および制御装置における処理方法
JPWO2020162106A1 (ja) 通信装置、並びに、通信制御システム、方法及びプログラム
Oki et al. Performance evaluation of partition scheme with first-last fit spectrum allocation for elastic optical networks
Wu et al. An optimal independent sets based greedy spectral defragmentation algorithm in elastic optical network

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170626

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180626

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180629

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6363976

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150