JP6360519B2 - ガス流を制御するための装置、排気後処理システム、及び車両を推進するシステム - Google Patents

ガス流を制御するための装置、排気後処理システム、及び車両を推進するシステム Download PDF

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Description

本発明は、請求項1の前文に記載のガス流を制御するための装置に関し、より具体的には、内燃エンジンのためのターボチャージングユニット用の可変ジオメトリタービンに関する。本発明はさらに、排気後処理システム内の排気後処理ユニットの機能を制御するために、該排気後処理システム内に前記装置を適用することに関する。一つの応用は、高いエンジンブレーキング性能を達成することである。
ターボチャージャはよく知られており、また動力出力を増加し、燃料消費及び排出を減少させ、かつ高い標高における空気密度の減損を補う目的で、内燃エンジンと共に広く使用されている。一般的にターボチャージャは、排気ガスのエネルギーを利用して空気圧縮機を駆動することにより、それがないときに自然吸気を通じて誘導可能となる量よりも多くの燃焼過程のためのチャージ給気を供給する。この、より多くの給気により、より多くの燃料が燃焼可能となり、これによりそれがない自然吸引条件の下において所定の気筒の排気量を有するエンジンからは得られない動力及び出力の増加が得られる。
可変ジオメトリ・ターボチャージャ(VGTs)は、吸気流の制御を可能にし、これにより、エンジン速度の一定範囲にわたって、吸気流を最適化することを可能にする。VGTは、この目的のために、タービンステータに複数の入口案内羽根を備えてもよい。タービンへの入口通路は、タービン周囲に円周状に延在し、環状通路を形成している。前記タービンステータ上の入口案内羽根は、この通路内に円周状に間隔をおいて配置されている。吸気流は、タービンステータ上の入口案内羽根の角度を変更することによって最適化される。入口案内羽根の最適な位置は、所望のトルク応答、燃費、排出物質要件の組合せから決定される。
より具体的には、前記環状通路は、タービンハウジング内に確定されているスクロール形状のボリュートをタービンが設置されているタービン室に接続している。各羽根は、ノズルリング内に収容された羽根端子に接続されている。該羽根端子は、羽根端子をユニゾンリングに接続する羽根アームに接続されている。該ユニゾンリングの枢動により、前記環状通路内の羽根が同時に枢動することが可能になる。羽根の端位置を制御するために、特に羽根が、羽根の先端間の狭い隙間を設定するためにセットされている場合、止めねじが使用される。
さらに、今日の厳しい排出規制に対応するために、ディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)と、選択的触媒還元(SCR)システムを備えた排気後処理システム(EATS)がしばしば使用される。エンジンが低負荷で動作しているとき、EATSが満足に機能するために排気温度が常に充分に高いとは限らない。その化学反応のために特定の温度レベルが必要なためである。従って、EATSにより、良好な性能を達成するためには、排気温度を上昇させることが必要であり、これをヒートモード又は熱管理と呼んでいる。
上記のように入口案内羽根を備えたこの種のVGTは、排気温度を上昇させてEATSにより良好な性能を達成するために使用できる。これはいくつかの動作点において、「ゼロギャップ」位置まで羽根を閉じることによって達成される。しかし、羽根を閉じることにより、羽根が損傷する恐れがある。公差による、及び羽根同士を圧迫及び摩耗により閉じ合さるように押しつけてはならないことによる、羽根角度の個々の差のために、個々により異なって羽根を越える漏出が起き、ゆえに個々により異なるブーストが起きる。
本発明の目的はそれゆえ、ターボユニットに適したガス流制御装置を実現し、それにより強固な制御機能性のための条件を提供することである。
この目的は、独立請求項の特徴によって達成される。他の請求項及び明細書は、本発明の有利な実施形態を開示する。
本発明の第一の態様によれば、通路を通るガス流を制御するための装置が提供され、該装置は複数の枢動可能なガス流制御羽根を含み、前記第1及び第2の隣接する羽根が、実質的に前記通路を通る前記ガス流を制限するため第1の相互エンド状態におかれているとき、第1及び第2の隣接する羽根の枢動軸が第1羽根の後縁が第2羽根の前縁に重なるように間隔をおいて配置される装置であり、前記第1及び第2の隣接する羽根が、前記第1の相互エンド状態におかれているとき、第2羽根が凹部を有し、この凹部が、第1羽根の後縁が少なくとも部分的に該凹部内に収容されるような形状であることを特徴とする。
前記羽根の設計では公差による羽根角度の差異が考慮に入れられているため、2つの隣接する羽根が前記第1の相互エンド状態(「閉」位置を意味する)にあるときに該2つの羽根の間で、漏洩が実質的に等しくなる条件を作る。
さらに、すべての羽根がこのような凹部を有するように設計することによって、制御された漏洩を達成する条件が作られる。より具体的には、羽根の配列の全長にわたって、つまり個々のターボチャージャ構成部分の強固かつ正確な制御のためターボチャージャ内に適用された、全環状通路にわたって、漏洩が実質的に同一となる。
さらにこの解決方法は、異なる個々のターボ構成部分が、小さな隙間のある動作点での運動の間、実質的に同一の背圧を噴出するための条件を作る。これにより、異なるターボチャージャ構成部分が異なる動きをするリスクが低減される。
好ましい実施態様によれば、前記第1及び第2羽根が前記第1相互エンド状態におかれているとき、第1及び第2羽根は、凹部に向い合う第1羽根の後縁表面が凹部の対向する面から一定の距離におかれるように構成される。エンド状態(「閉」位置を意味する)を、羽根間に隙間をもたせて確定することにより、運転中の羽根間の磨耗が低減され、寿命が長くなる。好ましくは、羽根は、このエンド状態にロックされる。
さらに好ましい実施形態によれば、前記第1及び第2羽根が前記第1相互エンド状態におかれているとき、羽根が許容公差内にある場合、前記第2羽根の凹部と第1羽根の後縁とは、前記向い合う表面同士の間に実質的に一定の隙間を確立するように構成される。羽根のこの設計により、羽根が前記第1相互エンド状態におかれているときに、2つの隣接する羽根の間の漏洩が実質的に同一となる。
本発明の第二の態様によれば、内燃エンジンのための排気後処理システムが提供される。該システムは、少なくとも一つの排気処理装置、及び該排気処理装置の上流に配置される、上記に係る装置を含む。該上記に係る装置は、前記フロー制御羽根を前記第1相互エンド状態におくことによって、排気ガス中の上昇した温度を達成する。本発明装置を該後処理システムにおいて使用することによって、EATSから強固な性能を達成するための条件、いわゆるヒートモード又は熱管理が作り出される。
本発明の第三の態様によれば、内燃エンジン、及び前記フロー制御羽根が前記第1相互エンド状態におかれているときに高い排気背圧を達成するための前記内燃エンジンからの排気ラインに配置された上記にかかる装置を含む、車両を推進するためのシステムが提供される。本発明装置を該推進システムにおいて使用することによって、エンジンブレーキングに関して強固な動作を達成するための条件が作られる。
本発明は、上記の及び他の目的及び利点とともに、以下の実施形態の詳細な説明からもっともよく理解され得るが、これらの実施形態に制限されるものではなく、以下のように図示される。
内燃エンジン、ターボチャージャユニット及びガス後処理装置を含む、車両を推進するためのシステムを模式的に示す。 図1に示されるシステム中のターボチャージャユニットの、2つの異なる方向からの一部切り欠き斜視図である。 図1に示されるシステム中のターボチャージャユニットの、2つの異なる方向からの一部切り欠き斜視図である。 図2−3に示されるターボチャージャユニット中のタービンへの流入ガスを制御するためのガス流制御装置の中の羽根の角度位置を制御する機構を示す。 図2−3に示されるターボチャージャユニット中のタービンへの流入ガスを制御するためのガス流制御装置の中の羽根の角度位置を制御する機構を示す。 図4−5のガス流制御装置の中の羽根の異なる角度位置を示す。 図4−5のガス流制御装置の中の羽根の異なる角度位置を示す。 図4−5のガス流制御装置の中の羽根の異なる角度位置を示す。 図4−5のガス流制御装置の中の羽根の異なる角度位置を示す。 2つの他の各ガス流制御装置を示す。 2つの他の各ガス流制御装置を示す。
図1は、車両、好ましくはトラック、バス、建設機械のような重荷重用商用車を推進するための、ディーゼルエンジンの形態の内燃エンジン2、ターボチャージャユニット3及びガス後処理装置4を含むシステム1を模式的に示す。
エンジンは、吸気マニホールド7及び排気マニホールド8に従来の方法で通じている6つの気筒6を有するエンジンブロック5を含む。排気マニホールド8は、前記エンジン気筒から排気ガスを受取る。該排気ガスは、排気マニホールド8からパイプ9(タービンハウジング)を介してターボチャージャユニット3内のタービン10へ導かれ、さらにパイプ11を介してタービン10からガス後処理装置へと導かれる。
ろ過された吸気は、パイプ12を介してエンジンに取り込まれ、ターボチャージャユニット3のコンプレッサ13に導かれる。コンプレッサ13は、タービン10と共通の軸14に取り付けられている。運転の間、コンプレッサ13はタービン10によって作動させられる。
パイプ15、17は、前記吸気をコンプレッサ13から給気冷却器16を介して前進させ吸気マニホールド7へ導く。
システム1はさらに、排気ガス再循環(EGR)構造18を含む。この構造では排気ガスの一部がパイプ19を介して排気マニホールド8から、EGR弁20及び冷却器21を通って、吸気マニホールド7へと戻される。
図2は、ターボチャージャユニット3の第1の方向からの一部切り欠き斜視図である。ターボチャージャユニット3は、タービン10が設置されているタービン室23を画定するタービンハウジング22を含む。環状通路の形状の通路24がタービンハウジング22に形成され、タービンハウジング22に確定されているスクロール形状のボリュート25を、タービン10が設置されているタービン室に接続する。すなわち、前記通路24は周方向に延びるスロットを形成する。
ターボチャージャユニット3は、環状通路24を介してガス流を制御し、それによりタービン10を介して排気ガスの流れを制御する装置26を含む。装置26は、複数の枢動可能なガス流制御羽根27、28を含む。前記複数の枢動可能なガス流制御羽根27、28の枢動軸は、前記環状通路24の方向に対し周方向に間隔をあけて配置されている。より具体的には、27、28の各羽根は、前記タービンハウジング22内に収容された羽根端子29、30に接続されている。すべての前記羽根27、28の羽根端子29、30は、互いに平行に配置されている。さらに、前記羽根27、28の羽根端子29、30は、共通軸14の軸方向52と平行に配置されている。枢動可能なガス流制御羽根27、28は、通路24の実質的に全幅にわたって延在している。
ガス流制御装置26は、前記羽根27、28を異なる枢動位置に一括して設定する機構を含む。
すなわち、ガス流制御装置26は、径方向からガスを受容するように構成されたロータ(タービン10)を含み、通路24はタービン10の上流に配置され、前記複数の枢動可能なガス流制御羽根27、28は、前記ロータの周囲に配置された入口案内羽根により形成されている。より具体的には、前記複数の枢動可能なガス流制御羽根27、28は、タービン10の直上流側に配置される。さらに、前記タービン10は回転軸52の周囲を回転するように構成され、フロー制御羽根27、28は、前記枢動軸が、タービン10の回転軸52と平行となるように配置される。このように、前記タービンは可変ジオメトリのタービンを形成する。
図3は、ターボチャージャユニット3の第2の方向からの一部切り欠き斜視図である。より具体的には、環状通路24を通るガス流を制御する装置26を、図2の他方の側から示している。該羽根端子29、30は、前記羽根端子をユニゾンリング33に接続する羽根アーム31、32に接続されている。ユニゾンリング33の枢動は、環状通路24内の羽根27、28が同時に枢動することを可能にする。ユニゾンリング33は、タービンハウジング22や該タービンハウジングに取り付けられたフランジ部材に形成されたトレースに枢動可能に配置されている。ユニゾンリング33の枢動を達成するために、前記羽根を異なる枢動位置に一括して設定する機構34が備えられる。
図4−5は、変位機構34をより詳細に示す。変位機構34はユニゾンリングを含む。矢印はそれぞれ枢動及び直線運動を示す。ユニゾンリング変位機構34は、前記タービンハウジング22に収容される枢動軸35、枢動軸35から一定の径方向距離にユニゾンリング33と係合されて枢動可能に配置されるピン36、前記枢動軸35及びピン36に動作可能に接続されるアクチュエータアーム37を含む。
ユニゾンリング変位機構34は更に、前記ピン36上に配置される第2のアクチュエータアーム38を含む。第2のアームは、プッシュロッド39を介してアクチュエータに接続される。アクチュエータを使用して第2のアクチュエータアーム38に作用することで、ピン36が回転し、これにより第1アクチュエータアームは回転し、枢動軸35の周囲を枢動する。ユニゾンリング変位機構34により、ユニゾンリング33はその回転軸40の周囲を枢動することが可能になる。
ユニゾンリング変位機構34はさらに、羽根27、28の角運動を制限するための手段41を含む。前記角運動制限手段41は、前記ユニゾンリング変位機構34内の部材の変位を制限するように配置される手動操作可能な止めネジ42を含む。図4に示す実施形態では、止めねじ42が、アクチュエータアーム38に作用するように配置されている。止めねじ42は、タービンハウジング22に組込まれて形成された台座43に配置される。
図6は、複数の枢動可能なガス流制御羽根27、28を側面から見た切断図である。枢動可能なガス流制御羽根27、28の枢動軸は、環状通路24の周方向に等距離に配置されている。枢動可能なガス流制御羽根27、28は、図6において、ガス流44を実質的に無制限に通過させる開状態で示されている。より具体的には、前記第1及び第2の隣接する羽根27、28が、前記通路を通る前記ガス流を入れるよう第2相互エンド状態(「開」状態を意味する)におかれているとき、第1羽根27の後縁は、第2羽根28の前縁から充分な距離におかれる。
図8は、図6と同一の枢動可能なガス流制御羽根27、28を、羽根が第1相互エンド状態(「閉状態」を意味する)に配置されている違いとともに示す。
図7は、第1及び第2の隣接する羽根27、28の拡大図である。矢印45、46は、実質的に前記通路を通る前記ガス流を制限する第1相互エンド状態(「閉状態」)、点線表示参照、と、第2相互エンド状態(「開状態」)との間の、羽根27、28の枢動を示す。第1及び第2の隣接する羽根27、28の枢動軸は、前記第1及び第2の隣接する羽根が前記第1相互エンド状態におかれているとき、第1羽根27の後縁47が第2羽根28の前縁48に重なるように間隔をおいて配置される。
図9−11は、三つの異なる各ガス流制御装置を示す。三つの図は、隣接する羽根27、28の相互の位置が、許容公差内で異なっている。
図9は第2羽根28の前縁48に重なる第1羽根27の後縁47の設計を示す。第2羽根28は凹部又はノッチ49を有し、前記第1及び第2の隣接する羽根27、28が前記第1相互エンド状態におかれているとき、第1羽根27の後縁47が少なくとも部分的に凹部49に収容されるような形状を備えている。
図9−11は、前記第1及び第2羽根27、127、227;28、128、228が前記第1相互エンド状態におかれているとき、羽根が許容公差内にある場合に、第2羽根28、128、228の凹部49、149、249と第1羽根27、127、227の後縁47、147、247が、凹部49、149、249に向い合う第1羽根27、127、227の後縁47、147、247の表面50、150、250と凹部49、149、249の対向する表面51、151、251との間に実質的に一定の間隔dを確立するように構成されていることを示す。
図10はさらに、前記第1及び第2羽根127、128が前記第1相互エンド状態におかれているとき、前記第1及び第2羽根127、128が、凹部149に向い合う第1羽根127の後縁147の表面150が凹部149の対向する表面151から一定の距離aにおかれるように構成されることを示す。
ここで図4をも参照すると、羽根127、128の間の距離が所定距離aを超えないように制限するために前記角運動制限手段41が採用されている。このようにして、隣接する羽根の向い合う表面間の運転中の摩耗が制限される。
図1−9の実施形態を再び参照すると、前記複数の羽根のすべての羽根27、28の枢動軸は、前記羽根が前記第1相互エンド状態におかれているとき、前記それぞれの羽根の後縁が、隣接する羽根の前縁に重なるように、円周方向に間隔を置いて配置される。さらに、前記羽根27、28の各々は、前記羽根が前記第1相互エンド状態におかれているとき、隣接する羽根の後縁が少なくとも部分的に該凹部に収容されるような形状を備えた凹部49を含む。
前記羽根27、28の各々は、横断面に翼の形状を有する。前記羽根27、28の各々が、前記前縁と前記後縁の間に延在する加圧側及び吸引側を有していてもよく、凹部49はその加圧側に設けられていてもよい。「加圧側」及び「吸引側」の用語は、翼型の羽根形状に関する従来の定義である。末端の動作点では、定義された加圧側は、実際にはむしろ吸引機能を持って動作しうること、またその逆も同様であることに留意すべきである。
前記凹部49は前記前縁の近傍に設けられる。前記凹部49は、前記前縁と後縁の間の翼弦線に対して横方向に延びる細長い形状を有する。さらに、前記凹部49は、羽根の全幅にわたって延在している。また前記凹部は、前記第1羽根の後縁の幅に相当する距離を超える一定の幅を有する。さらに、前記第1羽根の後縁及び前記第2羽根の凹部の形状が互いに一致するように構成されている。好ましくは、前記凹部は、前記第1羽根の全幅を超える一定の幅を有している。
前記凹部49の深さは、内燃エンジン用ターボチャージャユニット内のデバイスに用いるためには、好ましくは2mm未満、特に好ましくは1.5mm未満である。さらに、前記凹部の深さは、前記の用途のためには、0.2mmを超えていることが好ましい。
平均キャンバー線は、羽根の側面と側面の間を平均キャンバー線自体に対して垂直に測定したときの中間点の軌跡として定義される。羽根は、反り形状を有しており、すなわち非対称である。この場合の平均キャンバー線は、前端と後端との間の曲線を辿る。
さらなる考案により、前記第1羽根及び第2羽根が前記第1相互エンド状態におかれているとき、前記羽根が許容公差内にある場合に、前記第1羽根の後縁と前記凹部の表面との間に実質的に一定の隙間を確立するために、前記第1羽根の後縁に面した前記凹部の表面は、前記第1羽根の回転角度に対応した湾曲を有する。
本発明は上述の実施形態の例によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、多数のさらなる変形や変更が可能である。

Claims (17)

  1. 通路(24)を通るガス流を制御するための装置(26)であって、
    前記装置(26)は複数の枢動可能なガス流制御羽根(27、28)を含み、
    前記通路(24)を通る前記ガス流を実質的に制限するために、第1及び第2の隣接する羽根(27、28)がガス流の流れを制限する第1の相互エンド状態におかれているとき、該第1羽根(27)の後縁(47)が該第2羽根(28)の前縁(48)に重なるように、前記第1及び第2の隣接する羽根(27、28)の枢動軸が間隔をおいて配置され、
    前記第2羽根(28)が凹部(49)を含み、該凹部が、前記第1及び第2の隣接する羽根(27、28)がガス流を制限する前記第1の相互エンド状態におかれているとき、前記第1羽根(27)の前記後縁(47)が少なくとも部分的に該凹部内に収容されるような形状を有すると共に、前記凹部(49)に向い合う前記第1羽根(27)の前記後縁(47)のいかなる表面(50)前記凹部(49)の対向する面(51)から一定の距離におかれるように構成され、前記凹部(49)が、前記前縁と前記後縁の間の翼弦線に対して横方向に延びる細長い形状を有することを特徴とする、前記装置(26)。
  2. 前記通路(24)が周方向に延びるスロットを形成すること、及び前記第1及び第2の枢動可能なガス流制御羽根(27、28)の前記枢動軸が、前記周方向に、円周状に間隔をおいて配置されることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  3. 前記通路(24)が周方向に延びるスロットを形成すること、
    前記複数のガス流制御羽根のすべての羽根(27、28)の前記枢動軸が、前記羽根が、ガス流を制限する前記第1の相互エンド状態におかれているとき、各々の前記第1羽根(27)の後縁(47)が隣接する第2羽根(28)の前縁(48)に重なるように、円周状に間隔をおいて配置されること、及び
    前記ガス流制御羽根がガス流の流れを制限する前記第1の相互エンド状態におかれているとき前記羽根の各々が隣接する羽根の前記後縁が該凹部内に収容されるような形状を有する凹部(49)を含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載の装置。
  4. 前記羽根(27、28)の各々が、横断面に翼の形状を有することを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載の装置。
  5. 前記凹部が前記前縁の近傍に設けられることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれかに記載の装置。
  6. 前記凹部(49)が、前記第2羽根(28)の全幅にわたって延在することを特徴とする、請求項1乃至5のいずれかに記載の装置。
  7. 前記ガス流制御羽根(27、28)を一括して異なる枢動位置に設定するための機構(34)を含むことを特徴とする、請求項1乃至6のいずれかに記載の装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の装置であって、
    該装置が、径方向からガスを受容するように構成されたロータ(10)を含むこと、
    前記通路(24)が前記ロータの上流に配置されること、及び
    前記複数の枢動可能なガス流制御羽根(27、28)が、前記ロータの周囲に配置された入口案内羽根として形成されていることを特徴とする、前記装置。
  9. 前記複数の枢動可能なガス流制御羽根(27、28)が、前記ロータの直上流側に配置されることを特徴とする、請求項8に記載の装置。
  10. 前記ロータ(10)が回転軸の周囲を回転するように構成されること、及び、前記ガス流制御羽根が、前記枢動軸が前記ロータの回転軸と平行となるように配置されることを特徴とする、請求項8又は9に記載の装置。
  11. 内燃エンジンのためのターボチャージングユニット用タービン(10)の可変ジオメトリに合わせて構成されていることを特徴とする、請求項1乃至10のいずれかに記載の装置。
  12. 前記凹部(49)の深さが2mm未満であることを特徴とする、請求項1乃至11のいずれかに記載の装置。
  13. 前記凹部(49)の深さが0.2mmより大きいことを特徴とする、請求項1乃至12のいずれかに記載の装置。
  14. 前記通路を通る前記ガス流を入れるために前記第1及び第2の隣接する羽根(27、28)が第2の相互エンド状態におかれているとき、前記第1羽根(27)の後縁(47)が前記第2羽根(28)の前縁(48)から充分な距離におかれることを特徴とする、請求項1乃至13のいずれかに記載の装置。
  15. 内燃エンジン(2)のための排気後処理システムであって、少なくとも一つの排気処理装置(4)、及び該排気処理装置(4)の上流に配置された、前記ガス流制御羽根(27、28)をガス流の流れを制限する前記第1の相互エンド状態におくことによって排気ガス中の上昇した温度を達成するための、請求項1乃至14のいずれかに記載のガス流制御装置(26)を含む、前記排気後処理システム。
  16. 車両を推進するためのシステム(1)であって、内燃エンジン(2)、及び該内燃エンジンからの排気ラインに配置された、前記ガス流制御羽根(27、28)がガス流の流れを制限する前記第1の相互エンド状態におかれているときに高い排気背圧を達成するための、請求項1乃至14のいずれかに記載のガス流制御装置(26)を含む、前記システム。
  17. 前記ガス流制御羽根(27、28)がガス流の流れを制限する前記第1の相互エンド状態におかれているとき、前記ガス流制御装置(26)がエンジンブレーキングを達成させるように構成された、請求項16に記載のシステム。
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