JP6352712B2 - 洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、洗濯機に関する。
洗濯機、いわゆる縦軸型の全自動洗濯機は、外箱内に、水槽が弾性吊持機構を介して支持され、水槽内に、回転槽を備えている。回転槽の内底部には、パルセータが設けられている。水槽の外底部には、洗濯機モータやクラッチ機構などを備えた駆動機構部が設けられ、この駆動機構部により、回転槽やパルセータが回転駆動されるようになっている。この種の洗濯機においては、前記駆動機構部(洗濯機モータ)を駆動する電子ユニットを、外箱内の背面側下部に設けて、冷却性能を高めるようにしたものが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2013−244185号公報
上記のような、電子ユニットを外箱内の背面側下部に配設したものにあっては、駆動機構部と電子ユニットとの間を電気的に接続するリード線(渡り線)を、比較的短い長さで済ませることができる利点がある。しかし、運転時に、駆動機構部が水槽と共に揺動(振動)する事情があるため、前記リード線に対し引張りや屈曲等の負荷がかかり易く、また、リード線が台板などの金属部分と擦れたりして、傷付き、ひいては断線の虞もある。
そこで、外箱の下部に電子ユニットを配設したものにあって、リード線の効果的な保護を図ることができる洗濯機を提供する。
実施形態の洗濯機は、外箱と、前記外箱内に弾性的に支持されて設けられた水槽と、前記水槽の下部に設けられ洗濯機モータを含んで構成される駆動機構部と、前記外箱の下部に設けられ前記洗濯機モータの駆動回路を有する電子ユニットと、前記駆動機構部と前記電子ユニットとを電気的に接続するリード線と、前記外箱内で前記リード線を保持する保持手段とを具備し、前記リード線は、前記保持手段により、前記駆動機構部から引出されて下方に垂れ下がった後、上方に向けて無負荷状態の前記水槽の底部よりも高い位置まで延び、その後湾曲状に折返されて下方に延びた後、前記電子ユニットに接続されるように構成されているところに特徴を有する。
第1の実施形態を示すもので、洗濯機の全体構成を概略的に示す縦断右側面図 水槽、リード線と保持部材との位置関係を示す概略的縦断面図 保持部材の斜視図 リード線を保持部材を用いて外箱に組付けた様子を示す斜視図 第2の実施形態を示す図4相当図
(1)第1の実施形態
以下、縦軸形の全自動洗濯機に適用した第1の実施形態について、図1から図4を参照しながら説明する。まず、図1は、本実施形態に係る洗濯機(全自動洗濯機)1の構成を概略的に示している。ここで、洗濯機1は、例えば鋼板からなり全体として矩形状をなす外箱2を備えている。この外箱2の底部には、4個の脚部3を有する台板4が設けられている。また、外箱2の背面板は、矩形枠状に構成され、その内側に点検用の開口部2aが形成されている。この開口部2aは、蓋板5により塞がれるようになっている。
前記外箱2内には、図2にも一部示すように、洗濯水を溜める水槽6が、弾性吊持機構7(図1参照)により弾性的に支持(吊り下げ支持)されて設けられている。図1に一部のみ示すように、前記弾性吊持機構7は、例えば前記外箱2の四隅部に設けられた4本の吊り棒7a、各吊り棒7aの下端部に配置されたスプリング7b等を有した周知構成を備えている。前記水槽6の底部には、排水口8が形成されており、この排水口8には、電子制御式の排水弁9を備えた排水路10が接続されている。
前記水槽6内には、ほぼ有底円筒状をなす縦軸型の回転槽11が回転可能に設けられている。この回転槽11の上端部には、例えば液体封入形の回転バランサ12が取付けられている。また、この回転槽11の周壁部には、脱水孔11aが形成されている。この回転槽11の内底部には、撹拌体(パルセータ)13が配設されている。回転槽11内には、図示しない洗濯物が収容されるようになっており、その洗濯物の洗い、すすぎ、脱水、乾燥が行われる。
前記水槽6の上部には、水槽カバー14が装着されている。この水槽カバー14には、ほぼ中央部に洗濯物出し入れ用の開口部14aが設けられていると共に、その開口部14aを開閉する内蓋15が取付けられている。水槽カバー14の上面における後部には、給水用の給水口16が設けられていると共に、図示はしないが、温風供給装置から供給される温風を水槽6内に供給する温風吹出口等が設けられている。
また、図2にも示すように、前記水槽6の下部(外底部)には、駆動機構部17が配設されている。詳しい説明は省略するが、図1に一部示すように、この駆動機構部17は、アウタロータ形のDC三相ブラシレスモータからなる洗濯機モータ、中空の槽軸18、該槽軸18を貫通する撹拌軸19、前記洗濯機モータの回転駆動力をそれら軸18,19に選択的に伝達するクラッチ機構等を備えている。前記槽軸18の上端には、前記回転槽11が連結されており、前記撹拌軸19の上端には、前記撹拌体13が連結されている。
前記クラッチ機構は、前記排水弁9に連動して動作し、洗い時及びすすぎ時(洗い行程)には回転槽11の固定(停止)状態で、洗濯機モータの駆動力を撹拌軸19を介して撹拌体13に伝達して撹拌体13を低速で直接正逆回転駆動する。また、脱水時(脱水行程)には、槽軸18と撹拌軸19との連結状態で、洗濯機モータの駆動力を槽軸18を介して回転槽11に伝達し、回転槽11(及び撹拌体13)を一方向に高速で直接回転駆動するようになっている。尚、駆動機構部17には、上記以外にも、排水弁9駆動用のモータ、洗濯機モータの各相の電流を検出する電流センサ、洗濯機モータのロータの回転位置を検出するセンサ、クラッチの位置を検出するセンサ等の電装品が配設されている。
一方、図1に示すように、前記外箱2の上部には薄形の中空箱状をなす合成樹脂製のトップカバー20が装着されている。このトップカバー20の上面中央には、前記回転槽11の上方に位置して、ほぼ円形の洗濯物出入口20aが形成され、その洗濯物出入口20aを開閉するための二つ折りタイプの蓋21が設けられている。このトップカバー10の前部上面部には、ユーザが洗濯運転のコースの選択や、運転開始を指示するための操作パネル22が設けられている。更に、操作パネル22の裏面側には、コンピュータを含んで構成され操作パネル22の操作信号の処理や表示制御などを行う操作ユニット23が設けられている。
このトップカバー20の後部には、水槽6内への給水を行うための給水機構24が設けられている。給水機構24は、給水弁25、注水ケース26と、可撓性を有する給水ホース27を備えており、給水ホース27の先端部が前記給水口16に接続されている。給水弁25は給水受け口25aを備えていて、その給水受け口25aには、図示しない水道の蛇口に接続された接続ホースの先端部が接続される。給水弁25が開放されると、水道から供給される水が、注水ケース26及び給水ホース27を介して給水口16から回転槽11内及び水槽6内に供給される。尚、トップカバー20の後部には、水槽6の異常な振動(揺動)を検知する安全レバースイッチ装置28も設けられている。
そして、本実施形態では、外箱2内の背壁側の下部、この場合前記開口部2aの下部に位置して、電子ユニット30が設けられている。詳しく図示はしないが、この電子ユニット30は、前後方向に薄型の横長矩形状をなすケース内に、電源回路、洗濯機モータ駆動用のインバータ回路、コンピュータを主体として構成され全体を制御する制御装置等を備えて構成されている。このとき、前記駆動機構部17からは、通電線や信号線等が束になった形態のリード線31(図2〜図4参照)が引出され、図示しないコネクタを介して電子ユニット30に接続されるようになっている。
尚、図示はしないが、前記操作ユニット23から引出された配線も、外箱2内のコーナー部等を下方に導かれて、前記リード線31とは別径路で電子ユニット30に接続される。詳しい説明は省略するが、前記電子ユニット30内の制御装置は、操作パネル22(操作ユニット23)からの操作信号や各種センサからの信号に基づいて、給水弁25や排水弁9を制御すると共に、インバータ回路を介して洗濯機モータを制御し、洗い(すすぎ)行程や脱水行程等からなる洗濯運転を実行する。更には、温風供給装置を制御して乾燥行程を実行するようになっている。
さて、外箱2内には、前記駆動機構部17と電子ユニット30とを電気的に接続するリード線31を、所定の引き回し形状に保持するための保持手段が設けられる。本実施形態では、図2〜図4に示すように、外箱2内に保持部材32を設けることにより、保持手段が構成され、リード線31が所定の引き回し形状に保持される。図3は、前方右斜め上方から保持部材32を見た斜視図であり、図4は、外箱2内の左後のコーナー部分の下部を見た斜視図である。
図2〜図4に示すように、前記リード線31は、前記駆動機構部17から引出されて下方に垂れ下がった後、上方に向けて延び、その後湾曲状に折返されて下方に延びた後、前記電子ユニット30に接続される。従って、リード線31は、基端側(駆動機構部17側)から順に、引出し部31a、上昇部31b、湾曲状折返し部31c、下降部31d、接続部31eを連続的に有した形態とされる。接続部31eの先端に図示しないコネクタが取付けられ、電子ユニット30に接続される。また、リード線31の外周の要所(複数箇所)には、クッション性を有する例えばゴム製の保護用テープ33が巻装されている。
ここで、図2は、水槽6(駆動機構部17)と、リード線31と、保持部材32との高さ位置関係を概略的に示しており、実線が、水槽6内の無負荷の状態、二点鎖線が、水槽6内に定格負荷(最大量の洗濯物及び最高水位までの水)が収容された場合の、水槽6及びリード線31の様子(位置)を示している。このとき、リード線31の湾曲状折返し部31cは、無負荷状態の前記水槽6の底部よりも高い位置に位置されるように保持される。そして、水槽6内に定格負荷が収容されて水槽6が最低の位置まで下がった場合でも、リード線31の引出し部31aは、下方に僅かに垂れ下がった状態に保持されるようになっている。
前記保持部材32は、難燃性(例えばUL94規格で5VAの等級)を有する合成樹脂材料、例えば難燃剤入りのABS樹脂からなり、次の構成(部分)を一体に有している。即ち、図3に示すように、保持部材32は、板面が前後方向を向き上下方向に長い主板部34と、この主板部34の左辺部の上下2箇所に位置して設けられた半円筒状保持部35、35と、主板部34の下端部から前方に水平方向に延出する下板部36と、主板部34の上部左端部から前方に突出するバンド支持片37とを一体に有して構成される。
図3に示すように、前記主板部34には、前面の上部寄り部位に位置して、前方側に向けて下降傾斜する傾斜状のガイド部34aが設けられ、このガイド部34aの上部に位置して保持金具38(図4参照)が取付けられるホルダ部としての取付部39が設けられている。この取付部39は、図で左側に位置するスリット部と、右側に位置するねじ止め穴とから構成されている。また、主板部34の前面には、ガイド部34aの下側(中段下部)に位置して、後方に凹となる逃げ部34bが設けられている。更に、主板部34の後面側には、例えば3箇所に位置してねじ止め用のねじボス部34cが設けられている。
前記半円筒状保持部35、35は、後面側が開放した半円筒状に構成され、リード線31の下降部31dを嵌合保持するホルダ部の一つとして機能する。本実施形態では、これら半円筒状保持部35、35が、リード線31のうち上方に向けて延びる部分(上昇部31b)と、折返されて下方に延びる部分(下降部31d)とを隔てる仕切壁としても機能する。
そして、前記バンド支持片37は、主板部34の上部左端部から前方に延びた後、その前端から左方に折曲がる上面L字状に構成され、基端側部分及び先端の折曲げ部分との2箇所に位置して、後述する結束バンド40(図4参照)の端部が挿入されて取付けられる支持孔37a,37aを有している。これら支持孔37a,37a部分も、ホルダ部として機能する。
以上のように構成された保持部材32に対し、リード線31は次のように保持される。即ち、図3、図4に示すように、前記駆動機構部17から引出されたリード線31は、その上昇部31bが主板部34の前面側を上方に延びるように配置され、取付部39に保持金具38が取付けられることにより、上昇部31bの上部寄り部分が、ガイド部34aと保持金具38との間に挟持されるように保持される。
このとき、リード線31(上昇部31b)のうちガイド部34aと保持金具38との間に挟持される部分には、前記保護用テープ33が巻装されている。また、リード線31の上昇部31bは、主板部34のガイド部34aの傾斜により、下方に行くほど前方に、つまり主板部34から離れるようにガイドされる。これと共に、主板部34には、ガイド部34aの下側に逃げ部34bが設けられているので、リード線31の上昇部31bと主板部34の前面との接触が抑制される。
前記上昇部31bの上端から連なるリード線31の湾曲状折返し部31cは、図4に示すように、2箇所に位置して、例えばロックタイと称される結束バンド40により結束される。そして、それら各結束バンド40が、前記バンド支持片37の支持孔37a,37aに挿入されて取付けられる。これにて、リード線31の湾曲状折返し部31cは、結束バンド40及びバンド支持片37により、外側に膨らむ円弧を描きながら左方やや手前側に折返されて下降部31dに連なるように保持される。
湾曲状折返し部31cから連なるリード線31の下降部31dは、半円筒状保持部35、35に対して後面側から嵌合保持されて保持部材32の左辺部を下方に延びる。そして、下降部31dから連なるリード線31の接続部31eは、下板部36の下面側を通って右方に延びるように配置される。この場合、リード線31の下降部31d及び接続部31eは、半円筒状保持部35、35及び下板部36によって、引出し部31aや上昇部31bと隔てられ、接触することはない。
本実施形態では、保持部材32に対し、駆動機構部17から引出されたリード線31が上記のように保持され、その状態で、保持部材32が外箱2の背面板の内面のうち、開口部2aのすぐ外側の左側下部に位置して取付けられる。詳しく図示はしないが、この取付けは、保持部材32の3箇所のねじボス部34aに対して、外箱2の背面側からのねじ止めされることにより行われる。このとき、下板部36は前記台板4のやや上方に位置され、リード線31の接続部31eがその間を通って引出され、電子ユニット30に接続されるようになっている。これにより、保持部材32及びリード線31の組付けを容易にしている。
上記構成においては、水槽6の外底部に設けられた駆動機構部17と、外箱2内の下部に設けられた電子ユニット30とが、リード線31により電気的に接続される。前記リード線31は、比較的短い長さで済む。このとき、水槽6内の負荷(洗濯物や洗濯水の量)に応じて駆動機構部17が上下に変位すると共に、洗濯運転時に水槽6と共に上下或いは横方向に振動(揺動)するため、それに伴いリード線31に対し、引張りや屈曲などの、負荷がかかる虞がある。
ところが、本実施形態では、リード線31は、保持部材32により、駆動機構部17から下方に垂れ下がった後、上方に向けて延びその後湾曲状に折返されるような引き回し形状となるように保持されている。これにより、リード線31のうち、垂れ下がる部分(引出し部31a)や湾曲状に折り返される部分(湾曲状折返し部31c)等で、リード線31に作用する負荷を吸収することができる。従って、リード線31が、リード線31同士や、保持部材32及び外箱2などの他の部分と擦れることを防止でき、リード線31に対して作用する引張りや屈曲等の負荷を抑えることができる。
特に本実施形態では、リード線31を所定の引き回し形状に保持するための保持手段として、外箱2内に取付けられる保持部材32を設けるようにしたので、比較的簡単な構成で保持手段を構成することができ、また、組立作業も容易に済ませることができる。保持部材32においては、リード線31を保持するホルダ部が複数箇所に渡って設けられているので、リード線31の所定の引き回し形状を確実に保持することができ、作業者によるリード線31の組付け性の向上を図ることができる。
このとき、保持部材32において、リード線31のうち上昇部31bと下降部31dとを隔てる仕切壁を設けたので、リード線31のうち、それら上昇部31bと下降部31dとの間での擦れを効果的に防止することができる。さらに本実施形態では、保持部材32の主板部34に、ガイド部34aを設けると共に、逃げ部34bを設けるようにしたので、リード線31と、保持部材32との接触(擦れ)も抑制することができ、保護の面でより効果的となるものである。
このように本実施形態によれば、外箱2の下部に電子ユニット30を配設し、駆動機構部17と電子ユニット30とをリード線31により電気的に接続するようにしたものにあって、外箱2内に保持部材32を設けて、リード線31の所定の引き回し形状を得るように構成した。これにより、駆動機構部17が上下に変位したり、横方向に振動(揺動)したりする事情があっても、リード線31が他の部分と擦れることを防止できると共に、リード31に対して作用する引張りや屈曲等の負荷を抑えることができる。この結果、外箱2の下部に電子ユニット30を配設したものにあって、リード線31の効果的な保護を図ることができるという優れた効果を得ることができる。
(2)第2の実施形態、その他の実施形態
図5は、第2の実施形態を示すものであり、以下、上記第1の実施形態と異なる点について述べる。この第2の実施形態においては、駆動機構部17と電子ユニット30とを電気的に接続するリード線41は、やはり、駆動機構部17から引出されて下方に垂れ下がった後、上方に向けて延び、その後湾曲状に折返されて下方に延びた後、電子ユニット30に接続される。従って、リード線41は、基端側(駆動機構部17側)から順に、引出し部41a、上昇部41b、湾曲状折返し部41c、下降部41d、接続部41eを連続的に有した形態とされる。また、リード線41の外周の要所には、保護用テープ33が巻装されている。
この第2の実施形態では、前記リード線41を外箱2内で保持する保持手段として、上記第1の実施形態の保持部材32とは形状の異なる保持部材42が用いられる。この保持部材42は、やはり難燃性(例えばUL94規格で5VAの等級)を有する合成樹脂材料、例えば難燃剤入りのABS樹脂からなり、次の構成を一体に備えている。即ち、保持部材42は、板面が前後方向を向き上下方向に長い主板部43と、その主板部42の左右の縁部から後方に折曲がる左右の側板部44,44とを有し、後面(及び上面)が開放した前後方向に薄型の箱状をなしている。
前記主板部43の前面には、上部寄り部分に位置して、保持金具38が取付けられ前記リード線41の上昇部41bを保持するホルダ部としての取付部45が設けられている。また、図示は省略するが、主板部43の裏面側にも、保持金具38が取付けられ前記リード線41の下降部41dを保持するホルダ部としての取付部が設けられている。この主板部43は、リード線41の上昇部41bと下降部42dとを隔てる仕切壁としての機能も有している。
前記主板部43の下部は、前方及び右側に次第に湾曲しながら膨らむような曲面状をなし、保持部材42の下端部には、主板部43の裏面側に連通し右側面で横長に開口する下部開口部46が形成されている。下部開口部46の下には水平な受け板部47が一体に設けられている。この受け板部47は、前記取付部(ホルダ部)の下方に位置して、外箱2の底部に配置された台板4の上面を覆うように構成されている。更に、本実施形態では、保持部材42の右側には、側板部44の後縁部から右側に延び、開口部2aの左下コーナー部分のエッジを隠すL字状をなすように、リブ48が一体に設けられている。
以上のように構成された保持部材42に対し、駆動機構部17から引出されたリード線41は、引出し部41aが主板部43の前面側まで延ばされ、上昇部41bが主板部43の前面側を上方に延び、その上部寄り部分(保護用テープ33の巻装部分)が保持金具38により保持される。湾曲状折返し部41cは、保持部材42の上部(無負荷状態の水槽6の底部よりも高い位置)に位置され、折返された下降部41dは、保持部材42の上面開口部から主板部43の背面(裏面)側を通って下方に延びる。図示はしないが、下降部41dの途中部が、主板部43の裏面側において保持金具38により保持される。
そして、下降部41dから連なるリード線41の接続部41eは、保持部材42の下端部で右方に折れ曲がり、下部開口部46から右方に引出される。上記のようにリード線41を保持した保持部材42は、外箱2の背面板の内面のうち、開口部2aのすぐ外側の左側下部に位置してねじ止めにより取付けられる。このとき、保持部材42の下端の受け板部47は、台板4の左後部のコーナー部分の上面を覆うように配置される。また、保持部材42に一体に設けられたリブ48が、外箱2の背面板のうち、開口部2aを構成する左下のコーナー部のエッジ部を隠すように配置される。保持部材42の組付け後、リード線41の接続部41eが、電子ユニット30に接続される。
尚、詳しく図示はしないが、本実施例では、前記信号処理回路23から導出された第2のリード線が、外箱2内の左後部のコーナー部を上方から下方に導かれ、保持部材42の上面の開口部分から挿入される。そして、その第2のリード線は、先端側で、リード線41の下降部41d及び接続部41eと共に束ねられた状態とされ、下部開口部46から引出されて電子ユニット30に接続されるようになっている。
上記構成においては、上記第1の実施形態と同様に、リード線41は、保持部材42により、駆動機構部17から下方に垂れ下がった後、上方に向けて延びその後湾曲状に折返されるような引き回し形状となるように保持されるので、水槽6の振動時等におけるリード線41に作用する負荷を吸収することができる。これにより、リード線41が、リード線41同士や、保持部材42及び外箱2などの他の部分と擦れることを防止でき、リード線41に対して作用する引張りや屈曲等の負荷を抑えることができる。
特に本実施形態では、保持部材42の下端部に、台板4の上面を覆う受け板部47を一体に設けたので、リード線41に、万一、断線やスパークが発生して可燃物に着火した場合でも、落下したその着火物を受け板部47により受けることができ、着火物が台板4の下方への落下することを防止することができる。また、保持部材42にリブ48を一体に設けたので、外箱2の背面板のエッジ部とリード線41とが擦れてリード線41が傷付いたりすることも効果的に防止することができる。
このように本実施形態においても、外箱2の下部に電子ユニット30を配設し、駆動機構部17と電子ユニット30とをリード線41により電気的に接続するようにしたものにあって、外箱2内に保持部材42を設けて、リード線41の所定の引き回し形状を得るように構成したので、リード線41の効果的な保護を図ることができるという優れた効果を得ることができる。
尚、上記各実施形態では、保持手段としての保持部材32,42を設けるように構成したが、保持手段全体を1個の保持部材から構成するのではなく、外箱内にリード線の複数箇所を保持する複数のホルダ部を別々に設ける構成とすることも可能である。また、水槽6の外底部に、洗濯機モータを一体化した駆動機構部17に代えて、減速機構部と洗濯機モータとを別体に並べて設けて、洗濯機モータの駆動力をベルト伝達機構によって減速機構部に伝達する構成であっても良い。
更には、縦軸型の洗濯機に限らず、いわゆるドラム式の洗濯機に本発明を適用することも可能である。その他、洗濯機全体の具体的構成や、保持部材の形状や構造、ホルダ部の位置や保持形態などについても、様々な変形が可能であるなど、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るものである。
図面中、1は洗濯機、2は外箱、4は台板、6は水槽、17は駆動機構部、30は電子ユニット、31,41はリード線、32,42は保持部材(保持手段)、33は保護用テープ、34,43は主板部、34aはガイド部、34bは逃げ部、35は半円筒状保持部、37はバンド支持部、38は保持金具、39,45は取付部、40は結束バンド、47は受け板部、48はリブを示す。

Claims (7)

  1. 外箱と、
    前記外箱内に弾性的に支持されて設けられた水槽と、
    前記水槽の下部に設けられ洗濯機モータを含んで構成される駆動機構部と、
    前記外箱の下部に設けられ前記洗濯機モータの駆動回路を有する電子ユニットと、
    前記駆動機構部と前記電子ユニットとを電気的に接続するリード線と、
    前記外箱内で前記リード線を保持する保持手段とを具備し、
    前記リード線は、前記保持手段により、前記駆動機構部から引出されて下方に垂れ下がった後、上方に向けて無負荷状態の前記水槽の底部よりも高い位置まで延び、その後湾曲状に折返されて下方に延びた後、前記電子ユニットに接続されるように構成されていることを特徴とする洗濯機。
  2. 前記保持手段は、前記外箱内に取付けられ、前記リード線を保持するホルダ部を1箇所又は複数箇所に有する保持部材からなることを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  3. 前記保持部材は、前記リード線のうち、前記上方に向けて延びる部分と、折返されて下方に延びる部分とを隔てる仕切壁を有していることを特徴とする請求項2記載の洗濯機。
  4. 前記ホルダ部は、前記リード線のうち、前記上方に向けて延びる部分と、折返されて下方に延びる部分とを夫々保持する位置に設けられていることを特徴とする請求項2又は3記載の洗濯機。
  5. 前記保持部材は、前記ホルダ部の下側に位置して前記リード線との接触を逃げるための逃げ部を有していることを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の洗濯機。
  6. 前記保持部材は、前記リード線のうち、前記上方に向けて延びる部分と、折返されて下方に延びる部分との少なくとも一方について、該リード線部分を下方に行くほど該保持部材から離れるようにガイドするガイド部を有していることを特徴とする請求項2から5のいずれか一項に記載の洗濯機。
  7. 前記保持部材の下端部には、前記ホルダ部の下方に位置して、前記外箱の底部に配置された台板の上面を覆う受け板部を有していることを特徴とする請求項2から6のいずれか一項に記載の洗濯機。
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