JP6350205B2 - 処理装置、処理方法および処理プログラム - Google Patents

処理装置、処理方法および処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6350205B2
JP6350205B2 JP2014214878A JP2014214878A JP6350205B2 JP 6350205 B2 JP6350205 B2 JP 6350205B2 JP 2014214878 A JP2014214878 A JP 2014214878A JP 2014214878 A JP2014214878 A JP 2014214878A JP 6350205 B2 JP6350205 B2 JP 6350205B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
psf
blur
overshoot
pixel
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014214878A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016082524A (ja
Inventor
由樹雄 平井
由樹雄 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2014214878A priority Critical patent/JP6350205B2/ja
Publication of JP2016082524A publication Critical patent/JP2016082524A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6350205B2 publication Critical patent/JP6350205B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本件は、処理装置、処理方法および処理プログラムに関する。
ボケの程度を表すPSF(Point Spread Function)を用いて画像のボケを補正する技術が開示されている。例えば、予め用意した複数の異なるPSFを用いてボケ補正した画像群を生成し、当該画像群のボケの程度に合ったPSFで補正した部分を用いて、異なるボケを補正した画像を生成する方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−176735号公報
しかしながら、この方法では、ボケ補正に用いるべきPSFが特定されていないため、用意したPSFに応じた複数回のボケ補正を行い、ボケ補正を行った画像を組み合わせることになる。この場合、処理量が多くなる。
1つの側面では、本発明は、対象の画素のボケ補正に用いるべきPSFを特定することができる処理装置、処理方法および処理プログラムを提供することを目的とする。
1つの態様では、処理装置は、第1のPSFを用いたボケ補正で生じるオーバーシュート量を特定する第1特定部と、前記第1特定部によって特定されたオーバーシュート量と、前記第1のPSFを用いたボケ補正で生じるオーバーシュート量と当該オーバーシュートが生じる画素に適用すべきPSFとを関連付ける情報と、を参照することによって、前記第1特定部によって特定されたオーバーシュート量に対応する第2のPSFを特定する第2特定部と、を備える。
対象の画素のボケ補正に用いるべきPSFを特定することができる。
複数のPSFを持つ例である。 複数のPSFを持つ例のフローチャートである。 実施例1に係る処理装置の全体構成を例示するブロック図である。 (a)〜(c)はボケ画像について説明する図である。 (a)および(b)はオーバーシュートについて説明する図である。 (a)〜(c)はボケ度合いを説明する図である。 (a)および(b)は逆エッジ成分の算出を例示する図である。 (a)および(b)は算出された逆エッジ成分を例示する図である。 (a)は逆エッジ成分を表し、(b)は逆エッジ成分に対応するPSFを表す図である。 (a)〜(d)はずれ量算出部、PSF条件算出部および画像補正部の動作を表すフローチャートの一例である。 変形例1を例示する図である。 (a)〜(d)はずれ量算出部、PSF条件算出部および画像補正部の動作を表すフローチャートの一例である。 変形例2を例示する図である。 変形例3を例示する図である。 変形例3を例示する図である。 (a)〜(d)ハローパスフィルタを用いる場合の効果を説明する図である。 実施例2に係るフィルタ装置のブロック図である。 フローチャートの一例である。 フィルタ処理装置および制御装置のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。
実施例の説明に先立って、画像のボケ補正の概要について説明する。
デジタルカメラなどで撮影した画像で、例えばフォーカスがずれて撮影したボケ画像を補正するニーズは多い。例えば、ボケ画像を、ボケの程度をあらわすPSFを元の画像に畳み込んだ画像と仮定して、ボケを復元する手法が採用されている。いわゆるエッジ強調などもボケを改善する手段ではあるが、隣接の画素の情報で近似的に強調しているだけである。そこで、拡がりをもったボケに対してさらに精度よく復元するためには、PSFの情報を用いて復元する必要がある。
ボケ画像は、もともとボケが無い元の画像に対して、光学的な拡がりを持ったボケを畳み込みしたものとなっている。画像で考えると、ある1点の画素は、その周りの画素の情報を足し合わせた画像である。したがって、ボケを表す式は、下記式(1)のように表すことができる。「y」はボケ画像であり、「x」はボケの無い元の画像であり、「k」はPSFであり、「n」はノイズである。また、「×」を「○」で囲んだ記号は、畳み込みを意味する。
Figure 0006350205
ボケの復元には、空間周波数を用いる、空間逆フィルタを用いる、最小化で求めるなどの手法がある。しかしながら、より高精度なボケ補正としては、最小化として繰り返し演算で解く方法が好ましい。上記式(1)のxを求める際に、逆問題として下記式(2)の誤差が最小となれば、元の画像に近い画像が得られる。
Figure 0006350205
上記式(2)は、逆問題を解くときに解が一意的に決まらない不良設定問題となるので、条件として何らかの正則化項を追加した下記式(3)で表される誤差が最小となるようにxが算出される。「λ」は重みであり、「E(x)」は正規化項である。
Figure 0006350205
このような繰り返し計算を行うことにより、高精度な補正画像を得ることができる。しかしながら、精度よく補正画像を得るためには、有る程度の繰り返し回数が必要となる。そこで、収束結果がしきい値より小さくなるまで計算を繰り返すか、もしくは繰り返し回数をあらかじめ決めておく。
例えば、微分フィルタを正則化項とすると、下記式(4)(5)のような例を用いることができる。「λ」は重み係数であり「α」は正規化項の係数である(例えば2,1,0.8など)。
Figure 0006350205
Figure 0006350205
上記式(4)が最小となるようなxを算出することによって画像が算出される。より精度を高くするためには、ガウシアンであるα=2の条件よりも、スパースであるα=1,0.8の条件の方が好ましい。なお上記式(4)は、MAP(maximum a−posteriori)推定から算出した結果と同等である。このボケ補正を行うときには、PSFの大きさが既知であることが前提である。
実際のボケ画像では、ボケ関数PSFは未知である。PSFがボケ度合いを軽減する値でなければ、復元画像が違和感のある画像となる。ボケ度合いは画像全体で同じではなく、面内で異なることがある。例えば、被写体距離が異なる複数の人を撮影したときには、複数の人の間でボケ度合いが異なる場合が生じる。このような場合、同一のPSFでボケ補正を行うと、違和感のある画像が生成される。
これを回避するために、図1で例示するように、例えば複数のPSFを持つことが考えられる。この技術では、1枚のボケ画像に対して複数の異なるPSF(例えばPSF1〜PSFn)を準備する必要があり、異なるPSFでボケ補正した複数枚のボケ補正画像から合成画像を得る必要がある。複数の異なるPSFを準備し、その異なるPSFで補正するためには、多くのメモリ領域が必要となり、補正に要する時間もかかる。精度よく補正する場合、正則化項を加えて、繰り返し補正をする必要があるが、その繰り返し回数がPSFの個数分必要となり、計算量が増大する。また、領域分割が必要となり、その領域の境界判定が困難である。
複数の異なるPSFを使う場合について、さらに説明する。複数の異なるPSFをk,k,k…とすると、下記式(6)のようにそれぞれのPSFごとに最小化を行うことによってxを求める必要がある。図2は、この場合に実行されるフローチャートの例である。
Figure 0006350205
これらの最小化問題では、元の画像xを求めるためには、直接的にxを求めることができない。そこで、まず各画素に、初期値を与えて全画素における誤差を求め、順次誤差が少なくなるように繰り返し計算を行う。このような繰り返し計算を行うことにより高精度な補正画像を得ることができる。しかしながら、精度よく補正を行うためには有る程度の繰り返し回数が必要となる。そこで、収束結果があるしきい値より小さくなるまで計算を繰り返すか、もしくはあらかじめ繰り返し回数を決めておく。このような繰り返しによる最小化がPSFごとに複数回必要となる。例えば、高精度化を図るため、繰り返し回数が10回程度で、PSFが5個とすると50回繰り返し計算が必要となる。PSFの個数分繰り返す回数が必要となり、処理量が多くなる。またメモリも多く必要となる。
このように、ボケ補正に用いるべきPSFが特定されていないと、処理量が多くなってしまう。以下の実施例では、対象の画素のボケ補正に用いるべきPSFを特定することができる処理装置、処理方法、および処理プログラムについて説明する。
以下、実施例1について詳述する。図3は、実施例1に係る処理装置100の全体構成を例示するブロック図である。図3で例示するように、処理装置100は、撮像部10、アナログフロントエンド20、フィルタ処理装置30、制御装置40、画像メモリ50、後処理部60、表示部70などを備える。
撮像部10は、レンズ11、レンズ12、絞り13、レンズ14、撮像素子15、駆動制御装置16などを備える。アナログフロントエンド20は、A/Dコンバータ21、タイミングジェネレータ22などを備える。フィルタ処理装置30は、RAWメモリ31、設定部32、ずれ量算出部33、PSF条件算出部34、画像補正部35などを備える。
被写体で反射した光は、レンズ11、レンズ12、絞り13、レンズ14を介して撮像素子15に入射される。撮像素子15は、CMOSカメラなどである。撮像素子15が出力するアナログ信号は、A/Dコンバータ21に入力される。駆動制御装置16は、制御装置40からの制御信号に基づいて、絞り13および撮像素子15を駆動し、レンズ11,12,14の位置を制御することによってフォーカス制御を行う。
タイミングジェネレータ22は、制御装置40からの制御信号に基づいて、撮像素子15の駆動に用いられるタイミングパルスを生成し、撮像素子15及びA/Dコンバータ21へ出力する。A/Dコンバータ21は、入力されるタイミングパルスに応じてアナログ信号をデジタル信号に変換する。得られたデジタル信号は、RAWメモリ31に記憶される。このデジタル信号は、ボケ画像に相当する。
設定部32は、制御装置40からの制御信号に基づいて、ずれ量算出部33におけるPSFのずれ量算出に係る設定を行う。また、設定部32は、PSF条件算出部34におけるPSF条件算出に係る設定を行う。ずれ量算出部33は、設定部32による設定に従って、RAWメモリ31に記憶されたボケ画像におけるPSFのずれ量を算出する。PSF条件算出部34は、設定部32による設定に従って、ずれ量算出部33で算出されたずれ量を用いてPSF条件を算出する。画像補正部35は、PSF条件算出部34で算出されたPSF条件を用いて、ボケ画像に対してボケ補正を行う。ボケ補正された画像は、画像メモリ50に記憶されるとともに、後処理部60に入力される。後処理部60は、制御装置40からの制御信号に基づいて、ボケ補正された画像に対して後処理を行い、表示部70に入力する。表示部70は、後処理がなされた画像データを出力する。
以下、ずれ量算出部33およびPSF条件算出部34の処理の詳細について説明する。まず、ボケを1次元で模式化すると、図4(a)で例示するように、元の波形(元の画像)に対して周辺画素の拡がりを足し合わせることによって、なまった波形(ボケ画像)が生成される。これは、図4(b)で例示するように、なまった波形を、周辺画素の拡がりの情報を使って復元することによって、元の波形が復元されることを意味する。しかしながら、図4(c)で例示するように、なまった波形に対して、周辺画素の元の拡がりよりも広い(PSF幅が大きい)情報で復元すると、余分な周辺画素の情報も付加される。その結果、復元波形にオーバーシュートが生じることになる。なお、一例として、PSF幅として、半値全幅、1/10価幅などを用いることができる。
次に、ボケ画像に、ボケの度合いが異なる複数の領域が含まれる場合について説明する。図5(a)は、ボケ画像に3種類のボケ度合いが含まれる場合の波形を例示する図である。図5(a)において、横軸は画素値を表し、縦軸は輝度値の正規化値を表す。図5(a)において、小さい画素値におけるボケの領域を領域Aとし、大きい画素値におけるボケの領域を領域Cとし、中間の画素値におけるボケの領域を領域Bとする。ボケの度合いは、領域Aにおいて最も大きく、領域Cにおいて最も小さく、領域Bにおいて中程度となっている。画像のボケ度合いを図で表すと、図6(a)〜図6(c)のようになる。
図5(b)で例示するように、領域Aのボケ度合いのPSFで各領域のボケを補正すると、領域Aにおいてはオーバーシュート(リンギング)はほとんど生じていない。これに対して、領域Bにおいてはオーバーシュートが大きくなり、領域Cにおいてはさらにオーバーシュートが大きくなる。すなわち、大きいボケ度合いのPSFでボケ補正を行うと、ボケ度合いの小さい領域でのオーバーシュートが大きくなるのである。オーバーシュート量は、ボケ度合いに応じて連続的に変化するため、オーバーシュート量を特定することによって、画像面内の不均一な各画素のPSF分布条件を算出することができる。
次に、本発明者は、この連続的な変化量を繰り返しによる最小化の畳み込み処理条件に適応することを考えた。ボケ度合いに応じたオーバーシュート量は、各画素位置において異なる連続的な変化量となるので、各画素に異なる畳み込み処理条件(各画素のPSF条件)を全画素分算出することができる。そこで、本発明者は、各画素に畳み込み条件を変えつつ、全画素における最小化を行うことにより、最小化を一度で行うことができるという考えに気付いた。
そこで、ずれ量算出部33は、画素に対して第1のPSFを用いてボケ補正を行う際に生じるオーバーシュート量を特定する。この特定されるオーバーシュート量は、当該画素のボケ度合いのPSFからのずれ量に相当する値である。本実施例においては、ずれ量算出部33は、ボケ補正の全ての画素に対して同一の第1のPSFを用いてボケ補正を行い、各画素におけるオーバーシュート量を特定する。この場合のボケ補正の手法として、上述の最小化を行ってもよいが、フーリエ変換などを行ってもよい。第1のPSFは、特に限定されるものではないが、一例として設定部32によって設定される。
一例として、ずれ量算出部33は、オーバーシュート量の特定に、逆エッジ成分を用いる。図7(a)および図7(b)は、逆エッジ成分の算出を例示する図である。図7(a)および図7(b)で例示するように、上述したなまった波形(ボケ画像)や、余分な情報で補正した波形に対して微分を行うことによって、隣接する画素の輝度変化を示す波形が生成される。
さらに、図7(a)で例示するように、なまった波形(ボケ画像)を微分して得られた波形(第1の波形)と、予め設定されたしきい値とを比較し、第1の波形がしきい値よりも小さい部分(例えば、画像中の画素の位置)を取得する。なお、しきい値は、補正対象の画像の種類等により任意に設定することができるが、これに限定されるものではなく、予め固定値に設定してもよい。
さらに、図7(b)で例示するように、上述したしきい値よりも小さい部分であって、余分な情報で補正された波形を微分した波形(第2の波形)を用いて、第1の波形と比較して逆符号の領域を取得する。これにより、画像補正のときに、画素の周りの情報をどの程度使うのがよいのか(つまり、ボケ度合いに見合った適切なPSFの大きさ(幅))を判断することができる。
なお、逆符号の領域とは、例えば微分により得られる第1の波形および第2の波形のそれぞれの輝度値の微分値(エッジ成分)を、同じ画像中の画素の位置で比較したときに符号が逆となる領域である。この逆符号の領域を逆エッジ成分という。図7(b)の例では、第2の波形がしきい値(0)よりも小さい部分であって輝度値の微分値が正(プラス)とは逆の負(マイナス)の領域が逆符号の領域となる。なお、逆符号の領域は、負の領域に限定されるものではなく、例えば微分した後の基準となる輝度値の微分値が負の場合には、正の領域が逆符号の領域となる。
また、逆符号の領域は、オーバーシュート量に応じて変動し、オーバーシュート量が増加すると、逆符号の領域の値も増加する。更に、逆符号の領域における輝度値の微分値(逆エッジ輝度値)は、PSFの大きさ(幅)に対して単調増加することから、この逆エッジ輝度値を用いて効率よく適切なPSFを推定することができる。
図8(a)は、大きいボケ度合いのPSFでボケ補正を行った場合のオーバーシュートを表し、図5(b)と同じ図である。上述した手法により逆エッジ成分を検出すると、図8(b)の結果が得られる。図8(b)で例示するように、オーバーシュート量が少ないとエッジ成分が小さく、オーバーシュート量が多いとエッジ成分が大きくなる。すなわち、ボケ度合いが大きいほど逆エッジ成分が小さくなり、ボケ度合いが小さいほど逆エッジ成分が大きくなる。逆エッジ成分とPSFとは相関関係を有するため、逆エッジ成分からボケ補正に用いるべきPSFを算出することができる。図9(a)は逆エッジ成分を表し、図9(b)は逆エッジ成分に対応するPSFを表す。
PSF条件算出部34は、ずれ量算出部33が算出したずれ量と、第1のPSFを用いたボケ補正で生じるオーバーシュート量と当該オーバーシュート量が生じる画素に適用すべきPSFとを関連付ける情報と、を参照する。それにより、PSF条件算出部34は、ずれ量算出部33が算出したずれ量に対応するPSF条件を算出し、当該画素位置における畳み込み処理条件を算出する。本実施例においては、PSF条件算出部34は、各画素(i行目j列目)に対してずれ量算出部33が算出したずれ量を相殺するPSFを画素ごと(i行目j列目)に算出する。PSFを算出する関数として、例えばガウシアン関数、対称化指数関数などが挙げられる。また、ずれ量とPSFとの関係のデータベースを用いてもよい。
i行目j列目のPSFを、kijとする。画像補正部35は、下記式(7)の誤差が最小となるように最小化を行うことによって、i行目j列目の元の画像xijを算出する。画像補正部35は、これらの元の画像を合成することによって、ボケ画像を補正する。なお、複数の色(RGB等)のそれぞれに対して補正を行ってもよく、輝度のみに対して補正を行ってもよい。
Figure 0006350205
図10(a)〜図10(d)は、以上のずれ量算出部33、PSF条件算出部34および画像補正部35の動作を表すフローチャートの一例である。図10(a)で例示するように、ずれ量算出部33およびPSF条件算出部34は、各画素位置での畳み込み処理条件を算出する(ステップS1)。
図10(b)は、ステップS1の詳細を例示するフローチャートである。図10(b)で例示するように、ずれ量算出部33は、各画素(i行目j列目)に対して第1のPSFを用いてボケを補正する(ステップS11)。次に、ずれ量算出部33は、ステップS11の結果を用いて各画素における逆エッジ成分を算出する(ステップS12)。それにより、ずれ量算出部33は、各画素において、各画素のボケ度合いのPSFからのずれ量を特定する。次に、PSF条件算出部34は、画素ごとに、異なる条件での畳み込み処理条件を算出する(ステップS13)。
次に、図10(a)で例示するように、画像補正部35は、ボケ画像の面内分布の比率を用いて繰り返し画像を補正する(ステップS2)。図10(c)は、ステップS2の詳細を例示するフローチャートである。図10(c)で例示するように、PSF条件算出部34および画像補正部35は、最小化の繰り返し回数分、最小化処理を行う(ステップS21)。ここでの最小化処理は、画素ごとに異なる条件の畳み込み処理である。最小化の繰り返し回数は、予め決めておいてもよく、誤差の収束条件を満たすまで行ってもよい。
図10(d)は、ステップS21の詳細を例示するフローチャートである。図10(d)で例示するように、PSF条件算出部34は、対象とする画素の逆エッジ量の範囲にPSFの関数の振幅値を決定する(ステップS31)。次に、PSF条件算出部34は、PSFの関数の振幅値に応じて、PSF関数からPSFを算出する(ステップS32)。ここで算出されるPSFは、対象とする画素のボケ度合いのPSFである。次に、画像補正部35は、ステップS32で算出されたPSFを用いて対象とする画素の畳み込み演算を行う(ステップS33)。それにより、画像補正部35は、対象とする画素の誤差を算出する(ステップS34)。PSF条件算出部34および画像補正部35は、ステップS31〜ステップS34の処理を、各画素に対して行う。それにより、PSF条件算出部34および画像補正部35は、全画素の誤差を算出する(ステップS35)。
本実施例によれば、第1のPSFを用いたボケ補正で生じたオーバーシュートに応じて、画素ごとにボケ補正に用いるべきPSFをあらかじめ特定することができる。それにより、図3のフローチャートのように複数のPSF分の最小化を繰り返さなくてもよい。その結果、ボケ補正を行うに際して実行される処理量を低減することができる。また、記憶容量を削減できる。また、ボケ度合いに対して連続的な変化量を用いるため、複数に分かれたPSFを設定する必要がなく、ボケ画像に対して領域分割しなくてもよい。
(変形例1)
例えば、図11で例示するように、逆エッジ成分を複数段階の範囲に分け、各段階についてPSFを固定してもよい。すなわち、逆エッジ成分の段階的範囲数と同数のPSFを用いてもよい。それにより、PSF条件算出部34は、ずれ量算出部33が算出するずれ量に相当する逆エッジ成分が含まれる範囲のPSFを、対象とする画素のPSFとして選択する。すなわち、PSF条件算出部34は、あらかじめ段階的な値に設定された複数のPSFから、ずれ量に対応するPSFを選択する。画像補正部35は、PSF条件算出部34によって選択されたPSFを用いてボケ画像を補正する。
図12(a)は、この処理の詳細を例示するフローチャートである。図12(a)のフローチャートは、図10(d)の代わりに実行される。図12(a)で例示するように、PSF条件算出部34は、対象とする画素の逆エッジ成分の範囲に応じてPSFを決定する(ステップS41)。ここでは、図11のように、複数段階のPSFから逆エッジ成分に対応するPSFが選択される。次に、画像補正部35は、対象とする画素の畳み込み演算を行う(ステップS42)。次に、画像補正部35は、対象とする画素の誤差を算出する(ステップS43)。PSF条件算出部34および画像補正部35は、ステップS41〜ステップS43の処理を、各画素に対して行う。それにより、PSF条件算出部34および画像補正部35は、全画素の誤差を算出する(ステップS44)。本変形例によれば、画素ごとに異なるPSFを記憶しなくてもよいため、記憶容量を低減できる。
(変形例2)
変形例1では、逆エッジ成分に対応させて複数段階のPSFを用いたが、補間によって複数段階のPSFの間のPSFを算出してもよい。例えば、図13で例示するように、互いに離間する逆エッジ成分に対応させて複数段階のPSFをあらかじめ設定しておく。PSF条件算出部34は、対象とする画素の逆エッジ成分が複数段階のPSFの間に位置する場合、当該逆エッジ成分に応じて当該位置を挟む2つのPSFを用いた補間によってPSFを算出する。画像補正部35は、PSF条件算出部34によって算出されたPSFを用いてボケ画像を補正する。例えば、複数段階のPSFに9×9の要素を設定した場合、要素ごとの輝度値を補間する。
図12(b)は、この処理の詳細を例示するフローチャートである。図12(b)のフローチャートは、図10(d)の代わりに実行される。図12(b)で例示するように、PSF条件算出部34は、対象とする画素の逆エッジ成分の範囲に応じて複数のPSFを決定する(ステップS51)。ここでは、図13のように、複数段階のPSFから逆エッジ成分に対応するPSFが選択される。次に、PSF条件算出部34は、逆エッジ量に応じて、選択された複数のPSFから補間によりPSFを算出する(ステップS52)。
次に、画像補正部35は、対象とする画素の畳み込み演算を行う(ステップS53)。次に、画像補正部35は、対象とする画素の誤差を算出する(ステップS54)。PSF条件算出部34および画像補正部35は、ステップS51〜ステップS54の処理を、各画素に対して行う。それにより、PSF条件算出部34および画像補正部35は、全画素の誤差を算出する(ステップS55)。本変形例によれば、画素ごとに異なるPSFを記憶しなくてもよいため、記憶容量を低減できる。また、段階的なPSFを用いる場合よりも精度が向上する。
(変形例3)
変形例2では、補間によってPSFを算出したが、PSF小での畳み込みの処理結果とPSF大での畳み込みの処理結果との比率を用いてボケを補正してもよい。図14および図15で例示するように、一例として、最大逆エッジ成分に対応する小さいボケ度合いのPSFと最小逆エッジ成分に対応する大きいボケ度合いのPSFとを予め設定しておく。PSF条件算出部34は、各画素の逆エッジ成分に相当するボケ度合いのPSFを算出する。PSF条件算出部34は、上記小さいボケ度合いのPSFと大きいボケ度合いのPSFとの比率を変更することによって、算出されたPSFと一致させる。PSF条件算出部34は、この場合の比率を画素ごとに算出する。
画像補正部35は、図14および図15で例示するように、PSF条件算出部34が算出した比率で、最大逆エッジ成分に対応するPSFでの畳み込み処理結果と最小逆エッジ成分に対応するPSFでの畳み込み処理結果とを加算する。加算によって得られた結果を当該画素における補正後の画素とする。
例えば、下記式(8)の誤差を最小とするようなxを元の画素として求めることができる。なお、下記式(8)において、kは、ボケ度合いの小さい(逆エッジ成分の大きい)PSFであり、kは、ボケ度合いの大きい(逆エッジ成分の小さい)PSFである。αijは、i行面j列目の画素におけるkの配分であり、βijは、当該画素におけるkの配分である。αijおよびβijは、当該画素の逆エッジ成分の大きさに応じて決まる値である。この配分を用いれば、最低限2個のPSFを設定すればよい。
Figure 0006350205
なお、β=1−αとすることで、下記式(9)を用いてもよい。
Figure 0006350205
図12(c)は、この処理の詳細を例示するフローチャートである。図12(c)のフローチャートは、図10(d)の代わりに実行される。図12(c)で例示するように、画像補正部35は、小さいボケ度合いのPSFで対象とする画素の畳み込み演算を行う(ステップS61)。次に、画像補正部35は、大きいボケ度合いのPSFで対象とする画素の畳み込み演算を行う(ステップS62)。
次に、PSF条件算出部34は、対象とする画素の逆エッジ成分に相当するボケ度合いのPSFを算出する。PSF条件算出部34は、上記小さいボケ度合いのPSFと大きいボケ度合いのPSFとの比率を変更することによって、算出されたPSFと一致させる。画像補正部35は、この比率で、小さいボケ度合いのPSFでの畳み込み処理結果と大きいボケ度合いのPSFでの畳み込み処理結果とを互いに加算する(ステップS63)。次に、画像補正部35は、対象とする画素の誤差を算出する(ステップS64)。PSF条件算出部34および画像補正部35は、ステップS61〜ステップS64の処理を、各画素に対して行う。それにより、PSF条件算出部34および画像補正部35は、全画素の誤差を算出する(ステップS65)。本変形例によれば、画素ごとに異なるPSFを記憶しなくてもよいため、記憶容量を低減できる。また、PSFを補間しなくてもよいため、処理量を低減できる。
さらに、kはボケ度合いの小さいPSFであるため、kを小さくすることが可能である。例えば、kが、ボケが無い状態のPSFであれば、下記式(10)のように、k=1としてもよい。この場合、畳み込みが減るため、処理量を削減することができる。
Figure 0006350205
図12(d)は、この処理の詳細を例示するフローチャートである。図12(d)のフローチャートは、図10(d)の代わりに実行される。図12(d)で例示するように、画像補正部35は、大きいボケ度合いのPSFで対象とする画素の畳み込み演算を行う(ステップS71)。
次に、PSF条件算出部34は、対象とする画素の逆エッジ成分に相当するボケ度合いのPSFを算出する。PSF条件算出部34は、大きいボケ度合いのPSFの比率を変更することによって、算出されたPSFと一致させる。画像補正部35は、元の輝度に対して、大きいボケ度合いのPSFでの畳み込み処理結果と当該比率と掛け合わせて加算する(ステップS72)。次に、画像補正部35は、対象とする画素の誤差を算出する(ステップS73)。PSF条件算出部34および画像補正部35は、ステップS71〜ステップS73の処理を、各画素に対して行う。それにより、PSF条件算出部34および画像補正部35は、全画素の誤差を算出する(ステップS74)。本変形例によれば、画素ごとに異なるPSFを記憶しなくてもよいため、記憶容量を低減できる。また、畳み込みが減るため、処理量を削減することができる。
なお、逆エッジ成分はエッジ部分に集中していることから、上記各例において、ローパスフィルタ等を用いて逆エッジ成分を拡張してもよい。図16(a)は、逆エッジ成分を表し、図16(c)は、ローパスフィルタで拡張された逆エッジ成分を表す。逆エッジ成分を拡張することで、オーバーシュート量の特定精度が向上する。その結果、図16(d)で例示するように、画像補正部35による補正後の画像において、オーバーシュートをさらに低減することができる。比較のために、図16(b)に、逆エッジ成分を拡張しないで補正した画像のオーバーシュートを表す。
図17は、実施例2に係るフィルタ処理装置30aを例示するブロック図である。図17で例示するように、フィルタ処理装置30aが実施例1に係るフィルタ処理装置30と異なる点は、最大PSF算出部36がさらに設けられている点である。以下、実施例1と異なる点について説明する。
PSFでボケ補正を行う際にPSFが小さいと、ボケの度合いが小さい画像領域についてはオーバーシュート量が小さくなり、逆エッジ成分を検出しにくくなる。したがって、逆エッジ成分を検出する際には、画素におけるボケ度合いのPSFよりも大きいPSFを第1のPSFとして用いることが好ましい。
そこで、本実施例においては、最大PSF算出部36は、最大PSFを算出する。例えば、最大PSFとして、あらかじめ設定した最大PSFと定義することができる。PSFは有限の個数の要素で定義する必要があるので、ボケ補正には要素数のボケより大きいボケの補正には限界がある。そこで、限界のボケの大きさを最大ボケと定義し、このときのPSFを最大PSFとして用いることができる。
図18は、図10(b)の代わりに実行されるフローチャートである。図18で例示するように、最大PSF算出部36は、上述のように最大PSFを算出する(ステップS81)。次に、ずれ量算出部33は、各画素(i行目j列目)に対して最大PSFを用いてボケを補正する(ステップS82)。次に、ずれ量算出部33は、ステップS82の結果を用いて各画素における逆エッジ成分を算出する(ステップS83)。それにより、ずれ量算出部33は、各画素において、各画素のボケ度合いのPSFからのずれ量を特定する。次に、PSF条件算出部34は、画素ごとに、異なる条件での畳み込み処理条件を算出する(ステップS84)。
本実施例によれば、第1のPSFとして各画素のPSFよりも大きい最大PSFを用いてボケ補正を行うため、全画素のオーバーシュート量を精度良く特定することができる。それにより、全画素のボケ度合いのPSFを算出することができる。
なお、最大PSF算出部36は、ボケ画像の複数箇所のPSFの大きさを算出し、その中の最大のPSFを第1のPSFとして算出してもよい。当該複数箇所は、ボケ画像のある箇所をあらかじめ設定しておく(例えば5箇所)、あるいは顔画像だと顔認証でその箇所を設定するなどで決定する。各々の箇所のPSFの大きさの算出は、上述の逆エッジ成分の算出により取得することができる。
(他の例)
図19は、フィルタ処理装置30および制御装置40のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。図19で例示するように、フィルタ処理装置30および制御装置40は、CPU201、RAM202、記憶装置203、インタフェース204などを備える。これらの各機器は、バスなどによって接続されている。CPU(Central Processing Unit)201は、中央演算処理装置である。CPU201は、1以上のコアを含む。RAM(Random Access Memory)202は、CPU201が実行するプログラム、CPU201が処理するデータなどを一時的に記憶する揮発性メモリである。記憶装置203は、不揮発性記憶装置である。記憶装置203として、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリなどのソリッド・ステート・ドライブ(SSD)、ハードディスクドライブに駆動されるハードディスクなどを用いることができる。CPU201が処理プログラムを実行することによって、処理装置100内にフィルタ処理装置30および制御装置40が実現される。または、フィルタ処理装置30および制御装置40は、専用の回路などのハードウェアであってもよい。
なお、上記各例において、一例として、ずれ量算出部33が、第1のPSFを用いたボケ補正で生じるオーバーシュート量を特定する第1特定部として機能する。また、一例として、PSF条件算出部34および画像補正部35が、第1特定部によって特定されたオーバーシュート量と、第1のPSFを用いたボケ補正で生じるオーバーシュート量と当該オーバーシュートが生じる画素に適用すべきPSFとを関連付ける情報と、を参照することによって、第1特定部によって特定されたオーバーシュート量に対応する第2のPSFを特定する第2特定部として機能する。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 撮像部
20 アナログフロントエンド
30 フィルタ処理装置
31 RAWメモリ
32 設定部
33 ずれ量算出部
34 PSF条件算出部
35 画像補正部
36 最大PSF算出部
40 制御装置
50 画像メモリ
60 後処理部
70 表示部
100 処理装置

Claims (11)

  1. 第1のPSFを用いたボケ補正で生じるオーバーシュート量を特定する第1特定部と、
    前記第1特定部によって特定されたオーバーシュート量と、前記第1のPSFを用いたボケ補正で生じるオーバーシュート量と当該オーバーシュートが生じる画素に適用すべきPSFとを関連付ける情報と、を参照することによって、前記第1特定部によって特定されたオーバーシュート量に対応する第2のPSFを特定する第2特定部と、を備えることを特徴とする処理装置。
  2. 前記第2特定部は、前記第1特定部によって特定されたオーバーシュート量に応じてPSFの幅を算出し、当該幅に応じたPSFを前記第2のPSFとして算出することを特徴とする請求項1記載の処理装置。
  3. 前記第2特定部は、予め段階的な値に設定された複数のPSFから、前記第1特定部によって特定されたオーバーシュート量に対応するPSFを前記第2のPSFとして選択することを特徴とする請求項1記載の処理装置。
  4. 前記第2特定部は、予め段階的な値に設定された複数のPSFから前記第1特定部によって特定されたオーバーシュート量に対応する複数のPSFを選択し、選択された複数のPSFから補間により前記第2のPSFを特定することを特徴とする請求項1記載の処理装置。
  5. 前記第2のPSFを用いて、前記第1特定部によって特定されたオーバーシュート量が生じる画素に対してボケ補正を行う補正部を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の処理装置。
  6. ボケ度合いの小さいPSFを用いてボケ補正を行った結果と、ボケ度合いの大きいPSFを用いてボケ補正を行った結果とを、前記第2のPSFに応じた比率で加算した結果を、ボケ補正の結果として出力する補正部を備えることを特徴とする請求項1記載の処理装置。
  7. 前記第1特定部は、前記第1のPSFとして、前記第1のPSFを用いたボケ補正の対象の画素のボケ度合いのPSFよりも大きいPSFを用いることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の処理装置。
  8. 前記第1特定部は、画像における複数箇所におけるボケ度合いのPSFを算出し、算出されたPSFのうち最大のPSFを前記第1のPSFとして用いることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の処理装置。
  9. 前記第1特定部は、元画像の微分輝度値にしきい値を設け、前記しきい値より小さく、かつ前記元画像の微分輝度値と補正画像微分輝度値の符号が逆の部分を算出し、算出結果を用いて前記オーバーシュート量を特定することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の処理装置。
  10. 第1のPSFを用いたボケ補正で生じるオーバーシュート量を特定し、
    前記特定されたオーバーシュート量と、前記第1のPSFを用いたボケ補正で生じるオーバーシュート量と当該オーバーシュートが生じる画素に適用すべきPSFとを関連付ける情報と、を参照することによって、前記特定されたオーバーシュート量に対応する第2のPSFを特定する、ことを特徴とする処理方法。
  11. コンピュータに、
    第1のPSFを用いたボケ補正で生じるオーバーシュート量を特定する処理と、
    前記特定されたオーバーシュート量と、前記第1のPSFを用いたボケ補正で生じるオーバーシュート量と当該オーバーシュートが生じる画素に適用すべきPSFとを関連付ける情報と、を参照することによって、前記特定されたオーバーシュート量に対応する第2のPSFを特定する処理と、を実行させることを特徴とする処理プログラム。
JP2014214878A 2014-10-21 2014-10-21 処理装置、処理方法および処理プログラム Active JP6350205B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014214878A JP6350205B2 (ja) 2014-10-21 2014-10-21 処理装置、処理方法および処理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014214878A JP6350205B2 (ja) 2014-10-21 2014-10-21 処理装置、処理方法および処理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016082524A JP2016082524A (ja) 2016-05-16
JP6350205B2 true JP6350205B2 (ja) 2018-07-04

Family

ID=55959366

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014214878A Active JP6350205B2 (ja) 2014-10-21 2014-10-21 処理装置、処理方法および処理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6350205B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102550175B1 (ko) 2016-10-21 2023-07-03 삼성전기주식회사 카메라 모듈 및 이를 포함하는 전자 기기

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7728844B2 (en) * 2004-07-09 2010-06-01 Nokia Corporation Restoration of color components in an image model
JP4799428B2 (ja) * 2007-01-22 2011-10-26 株式会社東芝 画像処理装置及び方法
JP5204165B2 (ja) * 2010-08-05 2013-06-05 パナソニック株式会社 画像復元装置および画像復元方法
JP5344648B2 (ja) * 2011-08-26 2013-11-20 キヤノン株式会社 画像処理方法、画像処理装置、撮像装置および画像処理プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016082524A (ja) 2016-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11783231B2 (en) System and method for joint image refinement and perception
CN110858871B (zh) 图像处理方法、图像处理装置、成像装置、镜头装置、存储介质、以及图像处理系统
US9071754B2 (en) Image capturing apparatus, image processing apparatus, image processing method, and image processing program
JP5651118B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
US11188777B2 (en) Image processing method, image processing apparatus, learnt model manufacturing method, and image processing system
CN102930506B (zh) 图像处理装置、图像处理方法和图像拾取装置
US10306210B2 (en) Image processing apparatus and image capturing apparatus
JP2016085637A (ja) データ処理装置、撮像装置、およびデータ処理方法
US20210097650A1 (en) Image processing method, storage medium, image processing apparatus, learned model manufacturing method, and image processing system
EP2785047A2 (en) Image pickup apparatus, image processing system, image pickup system, image processing method, image processing program, and storage medium
US8433187B2 (en) Distance estimation systems and method based on a two-state auto-focus lens
US11488279B2 (en) Image processing apparatus, image processing system, imaging apparatus, image processing method, and storage medium
US10217193B2 (en) Image processing apparatus, image capturing apparatus, and storage medium that stores image processing program
JP6350205B2 (ja) 処理装置、処理方法および処理プログラム
JP6221333B2 (ja) 画像処理装置、画像処理回路及び画像処理方法
JP7191588B2 (ja) 画像処理方法、画像処理装置、撮像装置、レンズ装置、プログラム、および、記憶媒体
JP2015179426A (ja) 情報処理装置、パラメータの決定方法、及びプログラム
US20180218477A1 (en) Data interpolation device, method therefor, and image processing apparatus
JP6652052B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
CN115496673A (zh) 图像处理方法、图像处理装置、图像处理系统、以及存储介质
US8055089B2 (en) Apparatus and method of restoring image
López-Martínez et al. Blind adaptive method for image restoration using microscanning
US20220405893A1 (en) Image processing method, image processing apparatus, image processing system, and memory medium
JP2010193093A (ja) 画像処理装置、撮像装置、及び、画像処理方法
EP2631871B1 (en) Virtual image generation

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170704

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180508

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180521

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6350205

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150