JP6348415B2 - ベルトクランプ及びベルトクランプ方法、並びに、ベルトクランプを取り付けた歯付ベルト - Google Patents

ベルトクランプ及びベルトクランプ方法、並びに、ベルトクランプを取り付けた歯付ベルト Download PDF

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Description

本発明は、歯付ベルトに用いられるベルトクランプ及びベルトクランプ方法、並びに、ベルトクランプを取り付けた歯付ベルトに関する。
動力伝達や物品搬送に使用される歯付ベルトには、無端状のエンドレスベルトのほかに、両端部があるオープンエンドベルトがある。無端状のエンドレスベルトが、円筒状のモールド上に輪状に成形されるのに対し、両端部があるオープンエンドベルトは、押出成形などによって連続的に成形できるため、歯付ベルトの長さを自由に選定することができる。この両端部があるオープンエンドベルトの使用例として、オープンエンドベルトの両端部を固定治具として用いたベルトクランプにより固定して一定範囲を往復運動させるものがある。また、1本または2本以上のオープンエンドベルトの両端部を連結具(継手)として用いたベルトクランプで連結してループ状に形成し、歯付プーリに巻回して回転駆動させるものがある。
この歯付ベルトの端部を固定する固定治具や、端部同士を連結する連結具等として用いられるベルトクランプは種々の形態のものがあるが、基本的な構成としては、長手方向と直交する複数の係合溝を設け、これらの係合溝を連結される歯付ベルトの各端部の歯と係合させるようにしたものが多い(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1に記載されたベルトクランプは、複数の係合凹部を設けた係合片部を連結される歯付ベルトの各端部の歯面側に重ね合わせて、各係合凹部を歯面の歯と係合させ、係合片部に、歯付ベルトの背面側に屈曲可能な挟持片部を連設している。そして、幅方向両側の挟持片部を係合凹部に歯を係合させた歯付ベルトの背面側に重ねるように屈曲させて、これらの幅方向両側の挟持片部と係合片部との間に歯付ベルトの各端部を挟持することにより、歯付ベルトの端部同士を連結するようにしている。また、複数の係合凹部を設けた係合片部を連結される歯付ベルトの各端部の背面に重ね合わせて、各係合凹部を背面の凸部と係合させ、係合片部に、歯付ベルトの背面側に屈曲可能な挟持片部を連設している。そして、幅方向両側の挟持編部を係合凹部に歯を係合させた歯付ベルトの歯部側に重ねるように屈曲させて、これらの幅方向両側の挟持片部と係合片部との間に歯付ベルトの各端部を挟持することにより、歯付ベルトの端部同士を連結するようにしている。これにより、ベルトと連結具の間に隙間がないようにクランプされることで、確実に歯付ベルトを連結することができる。また、歯付ベルトを係合した後に、挟持するように構成されているため、ベルト厚さのバラつきの影響を受けにくい。
特許文献2に記載されたベルトクランプは、一側面に歯を等ピッチで形成するベルト押えをベルトの歯と噛合するように取り付けると共に、歯付ベルトの他側面に裏板を設けて、ベルト押えと裏板とをネジで締め付けて歯付ベルトを挟持することにより、歯付ベルトの端部同士を連結するようにしている。これにより、ネジを強く締めることで確実に歯付ベルトを連結することができる。
特開2012−117614号公報 実開昭61−082153号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたベルトクランプでは、挟持片部を屈曲させて歯付ベルトを挟持することから、連結具から歯付ベルトを外すためにクランプ後の挟持片部をさらに曲げてしまうと、挟持片部が塑性変形し、歯付ベルトの保持力が低下してしまう。そのため、特許文献1に記載した連結具は、一度しか歯付ベルトをクランプすることができず、汎用性に欠けてしまうという問題がある。また、歯付ベルトの背面に設けられた凸部に重ね合わせて連結する場合は、凸部が歯付ベルトに一体成型されているため、連結位置の変更をすることができない。
また、特許文献2に記載されたベルトクランプでは、ベルト押えと裏板とをネジで締め付けて歯付ベルトを挟持する必要があるため、ベルト押えと裏板の形状によっては、ベルト厚さのバラつきによる影響を受けてしまい、汎用性に欠けてしまうという問題がある。また、歯付ベルトの連結に時間がかかり、簡単に取り付けることができないという問題がある。更に、歯付ベルトに孔をあけてクランプする場合、連結位置の変更をすることができない。
本発明は、上記のような課題を解決するものであり、簡単にベルト端部に取り付けることができ、且つ、汎用性のある歯付ベルトに用いられるベルトクランプ及びベルトクランプ方法、並びに、ベルトクランプを取り付けた歯付ベルトを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るベルトクランプは、歯付ベルトの端部に取り付けられるベルトクランプであって、一端が厚く他端に至るにしたがって薄くなるように形成され、一端から他端に至るまでの片方の表面に前記歯付ベルトの歯と噛み合う凸部を有する楔状の第1部材と、入口が厚く出口に至るにしたがって薄くなり、前記第1部材を挿入可能に形成された楔状の貫通孔を有する第2部材と、を備え、前記第2部材の前記出口から挿入された前記歯付ベルトの端部と噛み合わせた前記第1部材を、前記第2部材の前記入口から前記出口に向けて差し込んで前記第2部材の前記貫通孔に係合させ、前記歯付ベルトを固定させることを特徴とする。
本発明のベルトクランプによれば、第2部材の楔状の貫通孔から挿入された歯付ベルトの歯を、楔状の第1部材の凸部に噛み合わせて、第1部材と共に第2部材の貫通孔の入口から出口に向かう方向に差し込むことにより、第1部材と第2部材とで歯付ベルトを挟持して固定することができる。そのため、歯付ベルトに突起、ネジや孔を設けることなく、簡単にベルトクランプに歯付ベルトを固定することができる。また、歯付ベルトのベルト厚さのバラつきに影響を受けることなく、様々なベルト厚さの歯付ベルトに適用することができる。
また、歯付ベルトの端部と噛み合わせた楔状の第1部材を、第2部材の楔状の貫通孔の入口から出口に向かう方向に力を加える(例えば、歯付ベルトに張力をかける)ことにより、第1部材と第2部材とによる歯付ベルトの締め付けが増し、ベルトクランプで歯付ベルトを強固に固定することができる。
更に、歯付ベルトの端部と噛み合わせた楔状の第1部材を、第2部材の楔状の貫通孔の出口から入口に向かう方向に力を加える(例えば、歯付ベルトを引っ張る方向と逆の方向に動かす)ことで、楔状の第1部材を第2部材の楔状の貫通孔から引き抜くことにより、容易にベルトクランプから歯付ベルトを取り外すことができる。そのため、ベルトクランプを繰り返し使用することができる。また、ベルトクランプにおける歯付ベルトの端部の固定位置を容易に変更して、ベルトクランプに取り付けられる歯付ベルトの長さを調整することができる。
以上から、本発明のベルトクランプは、簡単に歯付ベルトの端部に取り付けることができるとともに、汎用性が高い。
上記ベルトクランプにおいて、前記第2部材の前記出口の厚みが、前記第1部材の前記一端における前記第1部材及び前記第1部材と噛み合わされた前記歯付ベルトを合わせた厚みよりも薄くなるように形成されることが好ましい。
第2部材の貫通孔から歯付ベルトと噛み合わせた第1部材がすり抜けてしまうことを防止するためである。
上記ベルトクランプにおいて、前記第1部材の凸部と噛み合わせる前記歯付ベルトの歯の数は、2個以上であって良い。
ベルトクランプから歯付ベルトが抜けてしまうことを防止しつつ、第1部材及び第2部材とで歯付ベルトをより強固に固定することができる。尚、3〜10個程度がより好ましい。第1部材の大きさを大きくすることなく、且つ、ベルトクランプで歯付ベルトをより強固に固定することができるからである。
上記ベルトクランプにおいて、前記歯付ベルトは、ポリウレタンまたはゴムから形成されて良い。
摩擦係数が高い材料で歯付ベルトを形成することにより、第1部材と噛み合わされる歯付ベルトの滑りを防止して、歯付ベルトを挟持した第1部材と第2部材とでより強固に固定することができる。
上記ベルトクランプにおいて、前記第2部材の前記出口の厚みが、前記第1部材の前記他端における前記第1部材及び前記第1部材と噛み合わされた前記歯付ベルトを合わせた厚みよりも厚くなるように形成されて良い。
第2部材の楔状の貫通孔に挿入された楔状の第1部材の他端が、第2部材の貫通孔から突出するため、第1部材の突出した他端を貫通孔の出口22方向から入口21方向に押し出すことにより、第1部材を第2部材の貫通孔から容易に引き抜くことができる。
本発明の歯付ベルトは、上記ベルトクランプを取り付けたことを特徴とする。
本発明のベルトクランプによれば、ベルトクランプを利用して、オープンエンドベルトである歯付ベルトを強固に固定することができる。
また、上記ベルトクランプにおいて、前記第2部材は、連結部材により、前記貫通孔の前記入口同士が対向するように配置されて、他の第2部材と連結可能に構成されて良い。
連結部材により、2つのベルトクランプを歯付ベルトの連結に用いる連結具として利用することができる。また、2つのベルトクランプが、貫通孔の入口同士が対向するように配置されて連結されることから、歯付ベルトの端部と噛み合わせた楔状の第1部材が、歯付ベルトに引っ張られて第2部材の楔状の貫通孔の入口から出口に向かう方向に力が加えられ、第1部材と第2部材とによる歯付ベルトの締め付けが増し、2つのベルトクランプでベルトを強固に連結することができる。
そして、本発明の歯付ベルトは、上記ベルトクランプを取り付けた歯付ベルトであって、前記ベルトクランプ同士を前記連結部材により連結し、前記端部同士を連結したことを特徴とする。
本発明のベルトクランプによれば、ベルトクランプを連結具として利用して、歯付ベルトを強固に連結することができる。
本発明のベルトクランプ方法は、上記ベルトクランプを用い、前記第2部材の前記貫通孔の前記出口から挿入された前記歯付ベルトを、前記第1部材の歯に噛み合わせて、前記第1部材と共に前記第2部材の前記貫通孔の前記入口から前記出口に向かう方向に引っ張ることにより、前記歯付ベルトをクランプすることを特徴とする。
本発明のベルトクランプ方法によれば、ベルトクランプを用いて、第1部材と第2部材とで歯付ベルトを挟持して固定することができる。そのため、歯付ベルトに突起、ネジや孔を設けることなく、簡単にベルトクランプに歯付ベルトを固定することができる。
また、歯付ベルトの端部と噛み合わせた楔状の第1部材と共に、歯付ベルトを、第2部材の楔状の貫通孔の入口から出口に向かう方向に引っ張ることにより、第1部材と第2部材とによる歯付ベルトの締め付けが増し、ベルトクランプで歯付ベルトを強固に固定することができる。また、歯付ベルトのベルト厚さのバラつきに影響を受けることなく、様々なベルト厚さの歯付ベルトに適用することができる。
更に、歯付ベルトの端部と噛み合わせた楔状の第1部材を、第2部材の楔状の貫通孔の出口から入口に向かう方向に力を加える(例えば、歯付ベルトを引っ張る方向と逆の方向に動かす)ことで、歯付ベルトの端部と噛み合わせた楔状の第1部材と共に、歯付ベルトを、第2部材の楔状の貫通孔の入口から出口に向かう方向とは逆に押し出すことにより、楔状の第1部材を第2部材の楔状の貫通孔から引き抜くことができ、容易にベルトクランプから歯付ベルトを取り外すことができる。そのため、ベルトクランプを繰り返し使用することができる。また、ベルトクランプにおける歯付ベルトの端部の固定位置を容易に変更して、ベルトクランプに取り付けられる歯付ベルトの長さを調整することができる。
以上から、本発明のベルトクランプは、簡単にベルト端部に取り付けることができるとともに、汎用性が高い。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、簡単に歯付ベルトのベルト端部に取り付けることができるとともに、汎用性が高いベルトクランプ及びベルトクランプ方法、並びに、ベルトクランプを取り付けた歯付ベルトを提供することができる。
本実施形態に係るベルトクランプを取り付けた歯付ベルトを示す斜視図である。 本実施形態に係るベルトクランプを取り付けた歯付ベルトを示す上面図である。 本実施形態に係るベルトクランプを取り付けた歯付ベルトを示す側面図である。 本実施形態に係るベルトクランプを取り付けた歯付ベルトを示す下面図である。 本実施形態に係るベルトクランプの第1部材を示す斜視図である。 本実施形態に係るベルトクランプの第1部材を示す上面図である。 本実施形態に係るベルトクランプの第1部材を示す側面図である。 本実施形態に係るベルトクランプの第1部材を示す下面図である。 本実施形態に係るベルトクランプの第1部材を示す正面図である。 本実施形態に係るベルトクランプの第2部材を示す斜視図である。 本実施形態に係るベルトクランプの第2部材を示す上面図、正面図、下面図である。 本実施形態に係るベルトクランプの第2部材を示す図であり、図3BのA−A断面図である。 本実施形態に係るベルトクランプ方法により、本実施形態に係るベルトクランプを歯付ベルトに取り付ける過程を示す図であり、本実施形態に係るベルトクランプの第1部材を、歯付ベルトの歯と噛み合わせた状態で、第2部材に挿入する途中の状態を示す側面図である。 本実施形態に係るベルトクランプ方法により、本実施形態に係るベルトクランプを歯付ベルトに取り付ける過程を示す図であり、本実施形態に係るベルトクランプの第1部材を、歯付ベルトの歯と噛み合わせた状態で、第2部材に挿入した状態を示す側面図である。 本実施形態に係るベルトクランプを取り付けた歯付ベルトであって、歯付ベルトの端部に取り付けられたベルトクランプ同士を連結した連結具の一例を示す側面図である。 本実施形態に係るベルトクランプを取り付けた歯付ベルトであって、歯付ベルトの端部に取り付けられたベルトクランプ同士を連結した連結具の別の一例を示す側面図である。 本実施形態に係るベルトクランプを取り付けた歯付ベルトであって、連結具により端部同士を連結した歯付ベルトを示す模式図である。 本実施形態に係るベルトクランプを取り付けた歯付ベルトであって、両端部をベルトクランプで固定したオープンエンドベルトの歯付ベルトを示す模式図である。 本実施形態に係るベルトクランプを取り付けた歯付ベルトであって、ベルトクランプ同士に接続した他部品とを示す断面図である。 本実施形態に係るベルトクランプを取り付けた歯付ベルトであって、ベルトクランプに他部品を接続した歯付ベルトを示す模式図である。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係るベルトクランプは、歯付ベルトの端部に取り付けられ、歯付ベルトの連結に用いる連結具や、歯付ベルトの端部を係止固定する固定治具、歯付ベルトの端部に他の部品を接続する接続治具等として用いられる。
[ベルトクランプ]
まず、本実施形態に係るベルトクランプについて説明する。
図1A〜図1Dに示すように、本実施形態に係るベルトクランプ1は、第1部材10と第2部材20とを備え、歯付ベルト30の端部に取り付けられる。ここで、本実施形態に係るベルトクランプ1が端部に取り付けられる歯付ベルト30は、複数の歯31を備え、両端部があるオープンエンドベルトである。
(第1部材10)
第1部材10は、図2A及び図2Cに示すように、金属製又は樹脂製の板で形成されており、一端11が厚く、他端12に至るにしたがって薄くなるような楔状に形成されている。即ち、図2Cに示す紙面の左右方向を第1部材10の長手方向、紙面の奥行き方向を第1部材10の幅方向とすると、図2Cに示すように、第1部材10の幅方向に直交する断面が、略三角形になるように形成される。尚、楔状の第1部材10の表面10の傾斜角は、小さい方が好ましく、例えば、5〜10°程度であることが好ましい。後述する第1部材10の凸部15と噛み合わされて、後述する第2部材20の貫通孔24に差し込まれた歯付ベルト30が、貫通孔24の出口22において、屈曲することにより局部的に負荷がかかることを防止することができるからである。
第1部材10は、図2A、図2B及び図2Cに示すように、紙面左側の一端11から紙面右側の他端12に至るまでの片方の表面13に凸部15が設けられる。凸部15は、第1部材10の幅方向に所定ピッチで設けられている。凸部15は、取り付けられる歯付ベルト30の歯31と噛み合わせることができるように、歯付ベルト30の歯31と同じピッチで設けられる。凸部15は、第1部材10の表面13に、少なくとも3〜10個程度設けられることが好ましい。第1部材10の大きさを大きくすることなく、ベルトクランプ1で歯付ベルト30を強固に固定することができるからである。
第1部材10は、図2A、図2D及び図2Eに示すように、凸部15が設けられた表面13とは反対側の表面14の略中央に、第1部材10の長手方向に、所定の幅のガイド板16が設けられる。ガイド板16は、後述する第2部材20のガイド溝23と係合するように、ガイド溝23と同じ幅で設けられる。尚、ガイド溝16は、図では、一端11から他端12に至るまで設けられているが、それに限らず、一端11から他端12に至るまでの途中に設けられているものであっても良い。
(第2部材20)
第2部材20は、図3A〜図3Cに示すように、金属製又は樹脂製の四角いブロック状に形成されている。第2部材20が四角いブロック状に形成されていることにより、ベルトクランプ1を後述する連結具や固定治具、接続治具として用いる際に、簡単な構成で連結や固定、接続を行うことができる。
第2部材20は、入口21が厚く出口22に至るにしたがって薄くなるように形成された楔状の貫通孔24を有する。即ち、図3Cに示す紙面の左右方向を第2部材20の長手方向、紙面の奥行き方向を第2部材20の幅方向とすると、図3Cに示すように、第2部材20の幅方向に直交する断面が、略台形になるように形成される。尚、楔状の貫通孔24の傾斜角は、小さい方が好ましく、例えば、5〜10°程度であることが好ましい。第1部材10の凸部15と噛み合わされて、第2部材20の貫通孔24に差し込まれた歯付ベルト30が、貫通孔24の出口22において、屈曲することにより局部的に負荷がかかることを防止することができるからである。
第2部材20の貫通孔24は、第1部材10を挿入可能に形成される。より詳細には、第2部材20の貫通孔24の出口22の厚みは、第1部材10の一端11における第1部材10及び第1部材10と噛み合わせた歯付ベルト30を合わせた厚みよりも薄くなるように形成される。第2部材20の貫通孔24から歯付ベルト30と噛み合わせた第1部材10がすり抜けてしまうことを防止するためである。
また、第2部材20の貫通孔24の出口22の厚みは、第1部材10の他端12における第1部材10及び第1部材10と噛み合わせた歯付ベルト30を合わせた厚みよりも厚くなるように形成される。これにより、図1A〜図1Dに示すように、第2部材30の楔状の貫通孔24に挿入された楔状の第1部材10の他端12が、第2部材20の貫通孔24から突出する。そのため、歯付ベルト30と共に、第1部材10の突出した他端12を貫通孔24の出口22方向から入口21方向に押し出すことにより、第1部材10を第2部材20の貫通孔24から容易に引き抜くことができる。
更に、第2部材20の貫通孔24において、第1部材10の片方の表面13及び第1部材10と噛み合わせた歯付ベルト30の歯31が設けられる面と反対側の背面に対向する面(即ち、図3Aに示す貫通孔24の上面)のうち、出口22から長手方向に所定の長さまで面22aについては、楔状の傾斜が設けられず、同じ厚みになるように形成されることが好ましい。具体的には、面22aは、図3Bに示すように、出口22と出口22と平行な点線とで囲まれる範囲である。このように構成されることにより、図1B及び図1Cに示すように、第2部材20の貫通孔24に、第1部材10と噛み合わせた歯付ベルト30が挿入された状態でも、貫通孔24の出口22付近の面22aの範囲において、歯付ベルト30の背面との間に少し隙間が生じる。そして、貫通孔24の出口22付近の面22aの範囲において、歯付ベルト30の背面と貫通孔24の出口22の角が接触することがなく、歯付ベルト30の背面と貫通孔24の出口22の角が接触して歯付ベルト30の背面が摩耗することを防止できるからである。
第2部材20の貫通孔24内の下面中央には、第2部材の長手方向に、所定の幅のガイド溝23が設けられる。第1部材10が第2部材20の貫通孔24に差し込まれる際、または引き抜く際に、図1A〜図1Dに示すように、ガイド溝23は第1部材10のガイド板16と係合されて、第1部材10の挿入をガイドする。
(歯付ベルト30)
歯付ベルト30は、図1A〜図1Dに示すように、両端部があるオープンエンドベルトであり、長尺・薄厚のベルト本体部と、ベルト本体部の内面に設けられた複数の歯31とを有している。歯31は、歯付ベルト30の幅方向に所定ピッチで、ベルト本体部の内面側(図1Aで示す下面側)に設けられている。
歯部31は、図1Cに示す紙面の左右方向を歯付ベルト30の長手方向、紙面の奥行き方向を歯付ベルト30の幅方向とすると、図1Cに示すように、歯付ベルト30の幅方向に直交する断面が、略台形形状になるように形成される。そして、歯付ベルト30の歯31は、第1部材10に設けられた凸部15に噛み合うようになっている。
歯付ベルト30は、ポリウレタンまたはゴムから形成されることが好ましい。摩擦係数が高い材料で歯付ベルト30を形成することにより、金属製又は樹脂製のベルトクランプ1に対する歯付ベルト30の滑りを防止して、歯付ベルト30を挟持した第1部材10と第2部材20とでより強固に固定することができるからである。尚、歯付ベルト30が形成される材料は、摩擦係数が高い材料であれば、ポリウレタンまたはゴムに限定されない。
(ベルトクランプ1)
ベルトクランプ1は、図1A〜図1Dに示すように、歯付ベルト30の歯31と凸部15を噛み合わせた第1部材10を、第2部材20の入口21から出口22方向に差し込んで、楔状の第1部材10と楔状の第2部材20の貫通孔24とを係合させ、歯付ベルト30を固定させている。
歯付ベルト30の歯31と第1部材10の凸部15とが噛み合わされる際、第2部材20の出口22側から貫通孔24内に挿入された歯付ベルト30の端部の歯31が設けられる内面と、第1部材10の凸部15が設けられる表面13とを対向させる。ここで、第1部材10の凸部15と噛み合わされる歯付ベルト30の歯31の数は、2個以上であり、3〜10個程度がより好ましい。第1部材10の大きさを大きくすることなく、且つ、ベルトクランプ1で歯付ベルト30をより強固に固定することができるからである。
ここで、第1部材10の凸部15と噛み合わされる歯付ベルト30の歯31の数は任意に選択してよい。これにより、ベルトクランプ1における歯付ベルト30の端部の固定位置を容易に変更することができる。
第1部材10を第2部材20の貫通孔24に差し込む際に、第1部材10のガイド板16は、第2部材20のガイド溝23に係合され、第1部材10が、ガイド溝23に沿ってスライドして差し込まれる。次に、歯付ベルト30の端部と噛み合わせた楔状の第1部材10を、第2部材20の楔状の貫通孔24の入口21から出口22に向かう方向に力を加える(例えば、歯付ベルト30に張力をかける)。そして、第1部材10と第2部材20とによる歯付ベルト30の締め付けが増し、ベルトクランプで歯付ベルト30を強固に固定することができる。
尚、第2部材20の貫通孔24に、第1部材10と噛み合わせた歯付ベルト30が挿入された状態において、貫通孔24の出口22付近の面22aの範囲において、歯付ベルト30の背面との間に少し隙間が生じる。そして、貫通孔24の出口22付近の面22aの範囲においては、歯付ベルト30についてのベルト厚み方向の多少の移動が可能となる。
尚、ベルトクランプ1を歯付ベルト30から取り外すには、歯付ベルト30と共に、第1部材10の突出した端部(他端12)を貫通孔24の出口22方向から入口21方向に押し出す。第1部材10のガイド板16が第2部材20のガイド溝23に係合されているため、第1部材10がガイド溝23に沿ってスライドして押し出され、第1部材10が第2部材20の貫通孔24から取り出される。
[ベルトクランプ方法]
次に、図4A及び図4Bに基づいて、上述の本実施形態に係るベルトクランプ1を用いて、歯付ベルト30をクランプするベルトクランプ方法について説明する。
図4Aに示すように、歯付ベルト30の端部を、第2部材20の出口22側から貫通孔24内に挿入する。その際、歯付ベルト30の歯部31が設けられる内面が、第2部材20の貫通孔24のガイド溝23方向に対向するように挿入される。
そして、歯付ベルト30の歯31が設けられる内面と、第1部材10の凸部15が設けられる表面13とを対向させ、歯付ベルト30の歯31と第1部材10の凸部15とを噛み合わせる。また、第1部材10のガイド板16を、第2部材20のガイド溝23に係合して、差し込む。
次に、図4Bに示すように、歯付ベルト30を、第1部材10と共に、第2部材20の入口21から出口22方向に向かう方向に引っ張ることにより、第1部材10が第2部材20のガイド溝23に沿ってスライドする。そして、楔状の第1部材10と楔状の第2部材20の貫通孔24とが係合され、歯付ベルト30をベルトクランプ1でクランプして、固定させることができる。
尚、第2部材20の貫通孔24に、第1部材10と噛み合わせた歯付ベルト30が挿入された状態において、貫通孔24の出口22付近の面22aの範囲において、歯付ベルト30の背面との間に少し隙間が生じる。そして、貫通孔24の出口22付近の面22aの範囲においては、歯付ベルト30についてのベルト厚み方向の多少の移動が可能となる。
以上のように、本実施形態に係るベルトクランプ1及び本実施形態に係るベルトクランプを用いたベルトクランプ方法によると、第2部材20の楔状の貫通孔24から挿入された歯付ベルト30の歯31を、楔状の第1部材10の凸部15に噛み合わせて、第1部材10と共に第2部材20の貫通孔24の入口21から出口22に向かう方向に差し込むことにより、第1部材10と第2部材20とで歯付ベルト30を挟持して固定することができる。そのため、歯付ベルト30に突起、ネジや孔を設けることなく、簡単にベルトクランプ1に歯付ベルト30を固定することができる。また、歯付ベルト30のベルト厚さのバラつきに影響を受けることなく、様々なベルト厚さの歯付ベルト30に適用することができる。
また、歯付ベルト30の端部と噛み合わせた楔状の第1部材10を、第2部材20の楔状の貫通孔24の入口21から出口22に向かう方向に力を加える(例えば、歯付ベルトに張力をかける)ことにより、第1部材10と第2部材20とによる歯付ベルト30の締め付けが増し、ベルトクランプ1で歯付ベルト30を強固に固定することができる。
更に、歯付ベルト30の端部と噛み合わせた楔状の第1部材10を、第2部材20の楔状の貫通孔24の出口22から入口21に向かう方向に力を加える(例えば、歯付ベルト30を引っ張る方向と逆の方向に動かす)ことで、楔状の第1部材10を第2部材20の楔状の貫通孔24から引き抜くことにより、容易にベルトクランプ1から歯付ベルト30を取り外すことができる。そのため、ベルトクランプ1を繰り返し使用することができる。また、ベルトクランプ1における歯付ベルト30の端部の固定位置を容易に変更して、ベルトクランプ1に取り付けられる歯付ベルト30の長さを調整することができる。
以上から、本実施形態に係るベルトクランプ1は、簡単に歯付ベルト30の端部に取り付けることができるとともに、汎用性が高い。
[歯付ベルト]
以下、上述の本実施形態に係るベルトクランプ1を取り付けた歯付ベルトについて、説明する。
(連結具)
次に、図5A、図5B及び図6に基づいて、上述の本実施形態に係るベルトクランプ1を歯付ベルト30の連結に用いる連結具(連結部材)40として用いた歯付ベルト30の一例について説明する。
図6に示すように、両端部を上述の本実施形態に係るベルトクランプ1でクランプしたオープンエンドベルトの歯付ベルト30を2つ用意する。そして、2か所において、ベルトクランプ1同士を連結具40で接続して、2つの歯付ベルト30を連結して環状に形成する。
図5A及び図5Bに示すように、連結具40は、第2部材20が挿入可能に大きさで形成された筒状の押え板41と、ボルト42とから形成される。尚、押え板41は、筒状に限らず、コの字状や2つの平板で形成されていても良い。
押え板41には、2つの歯付ベルト30の端部にそれぞれ取り付けられたベルトクランプ1の第2部材20が、それぞれ、貫通孔24の入口21同士が対向するように配置されて挿入される。ここで、押え板41に挿入される2つの第2部材20は、図5Aに示すように、クランプされた歯付ベルト30の歯31が同じ方向を向くように配置されても良いし、図5Bに示すように、クランプされた歯付ベルト30の歯31が互いに反対の方向を向くように配置されても良い。
ボルト42は、押え板41と共に、2つの歯付ベルト30の端部にそれぞれ取り付けられたベルトクランプ1の第2部材20のそれぞれにネジ止めされて、固定される。尚、ボルト42は、図5A及び図5Bに示す例では、第2部材20の上面及び下面に取り付けられているが、それに限らない。ボルト42は、第2部材20の側面に取り付けられても良い。
これにより、図6に示すように、連結具40により連結された2つの歯付ベルト30を、2つのプーリ35に巻き掛けて使用することができる。尚、図6に示すように、連結具40により連結された2つの歯付ベルト30を2つのプーリ35に巻き掛けて使用した場合、2つのベルトクランプ1が、貫通孔24の入口21同士が対向するように配置されて連結されることから、歯付ベルト30の端部と噛み合わせた楔状の第1部材10が、歯付ベルト30に引っ張られて第2部材20の楔状の貫通孔24の入口21から出口22に向かう方向に力が加えられる。そのため、第1部材10と第2部材20とによる歯付ベルト30の締め付けが増し、2つのベルトクランプ1で歯付ベルト30を強固に連結することができる。
(固定治具)
図7に基づいて、上述の本実施形態に係るベルトクランプ1を歯付ベルト30の端部を係止固定する固定治具として用いた歯付ベルト30の一例について説明する。
図7に示すように、両端部にベルトクランプ1を取り付けたオープンエンドベルトの歯付ベルト30を固定して、一定範囲を往復運動させるものがある。ここで、ベルトクランプ1は固定値具として用いられ、歯付ベルト30の両端部に取り付けられたベルトクランプ1を基台53に対して、ボルト55をネジ止めすることにより、歯付ベルト30を固定するものである。
歯付ベルト30は、歯付ベルト30の内面側に設けられた歯31と噛み合わされる歯が形成された駆動プーリ51と、駆動プーリ51の両側で歯付ベルト30を押えるように配置された2つの従動プーリ52とに巻き掛けられる。駆動プーリ51及び従動プーリ52は、基台53上に歯付ベルト30の長手方向に沿って可動可能に配置された可動装置54に取り付けられている。そして、駆動プーリ51が回転されることにより、基台53上の可動装置54が、両端がベルトクランプ1により固定された歯付ベルト30の範囲で、歯付ベルト30の長手方向に沿って、往復運動することができる。
(接続治具)
次に、図8及び図9基づいて、上述の本実施形態に係るベルトクランプ1を歯付ベルト30と他部品とを接続する接続治具として用いた歯付ベルト30の一例について説明する。
図8に示すように、オープンエンドベルトの歯付ベルト30の両端部にベルトクランプ1を取り付け、両端部のベルトクランプ1のそれぞれを、キャリッジ等の他部品60と接続する。他部品60とベルトクランプ1とは、ボルトによるネジ止めなどで接続される。また、他部品60との接続において、両端部のベルトクランプ1は、それぞれの第2部材20が貫通孔24の入口21同士が対向するように配置される。
これにより、図9に示すように、他部品60が接続された歯付ベルト30を、2つのプーリ35に巻き掛けて使用することができる。尚、図9に示すように、他部品60が接続された歯付ベルト30を2つのプーリ35に巻き掛けて使用した場合、2つのベルトクランプ1が、貫通孔24の入口21同士が対向するように配置されて連結されることから、歯付ベルト30の端部と噛み合わせた楔状の第1部材10が、歯付ベルト30に引っ張られて第2部材20の楔状の貫通孔24の入口21から出口22に向かう方向に力が加えられる。そのため、第1部材10と第2部材20とによる歯付ベルト30の締め付けが増し、2つのベルトクランプ1で歯付ベルト30を強固に連結することができる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態及び実施例に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態及び実施例の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
本発明を利用すれば、簡単に歯付ベルトのベルト端部に取り付けることができるとともに、汎用性が高いベルトクランプ及びベルトクランプ方法、並びに、ベルトクランプを取り付けた歯付ベルトを提供することができる。
1 ベルトクランプ
10 第1部材
11 一端
12 他端
13 表面
15 凸部
20 第2部材
21 入口
22 出口
24 貫通孔
30 歯付ベルト
40 連結具(連結部材)

Claims (10)

  1. 歯付ベルトの端部に取り付けられるベルトクランプであって、
    一端が厚く他端に至るにしたがって薄くなるように形成され、一端から他端に至るまでの片方の表面に前記歯付ベルトの歯と噛み合う凸部を有する楔状の第1部材と、
    入口が厚く出口に至るにしたがって薄くなり、前記第1部材を挿入可能に形成された楔状の貫通孔を有する第2部材と、を備え、
    前記第2部材の前記出口から挿入された前記歯付ベルトの端部と噛み合わせた前記第1部材を、前記第2部材の前記入口から前記出口に向けて差し込んで前記第2部材の前記貫通孔に係合させ、前記歯付ベルトを固定させるベルトクランプ。
  2. 前記第2部材の前記出口の厚みが、前記第1部材の前記一端における前記第1部材及び前記第1部材と噛み合わされた前記歯付ベルトを合わせた厚みよりも薄くなるように形成される請求項1に記載のベルトクランプ。
  3. 前記第1部材の凸部と噛み合わせる前記歯付ベルトの歯の数は、2個以上である請求項1または2に記載のベルトクランプ。
  4. 前記歯付ベルトは、ポリウレタンまたはゴムから形成される請求項1〜3のいずれか一項に記載のベルトクランプ。
  5. 前記第2部材の前記出口の厚みが、前記第1部材の前記他端における前記第1部材及び前記第1部材と噛み合わされた前記歯付ベルトを合わせた厚みよりも厚くなるように形成された請求項1〜4のいずれか一項に記載のベルトクランプ。
  6. 前記第2部材は、連結部材により、前記貫通孔の前記入口同士が対向するように配置されて、他の第2部材と連結された請求項1〜5のいずれか一項に記載のベルトクランプ。
  7. 前記端部に、請求項1〜5のいずれか一項に記載のベルトクランプを取り付けた歯付ベルト。
  8. 前記端部に、請求項6に記載のベルトクランプを取り付けた歯付ベルトであって、
    前記ベルトクランプ同士を前記連結部材により連結し、前記端部同士を連結した歯付ベルト。
  9. 歯付ベルトの端部をクランプするベルトクランプ方法であって、
    一端が厚く他端に至るにしたがって薄くなるように形成され、一端から他端に至るまでの片方の表面に前記歯付ベルトの歯と噛み合う凸部を有する楔状の第1部材と、
    入口が厚く出口に至るにしたがって薄くなり、前記第1部材を挿入可能に形成された楔状の貫通孔を有する第2部材と、を用い、
    前記第2部材の前記貫通孔の前記出口から挿入された前記歯付ベルトを、前記第1部材の歯に噛み合わせて、前記第1部材と共に前記第2部材の前記貫通孔の前記入口から前記出口に向かう方向に引っ張ることにより、前記歯付ベルトをクランプするベルトクランプ方法。
  10. 歯付ベルトの2つの端部をクランプするベルトクランプ方法であって、
    一端が厚く他端に至るにしたがって薄くなるように形成され、一端から他端に至るまでの片方の表面に前記歯付ベルトの歯と噛み合う凸部を有する、2つの楔状の第1部材と、
    入口が厚く出口に至るにしたがって薄くなり、前記第1部材を挿入可能に形成された楔状の貫通孔を有する2つの第2部材と、
    前記2つの第2部材の前記入口同士が対向するように連結する連結部材と、を用い、
    前記第2部材の前記貫通孔の前記出口から挿入された前記歯付ベルトを、前記第1部材の歯に噛み合わせて、前記第1部材と共に前記第2部材の前記貫通孔の前記入口から前記出口に向かう方向に引っ張ることを前記歯付ベルトの2つの端部で行うことにより、前記歯付ベルトの2つの端部をクランプするベルトクランプ方法。

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