JP6336747B2 - 基地局装置、及びページング送信制御方法 - Google Patents

基地局装置、及びページング送信制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、移動通信システムにおける基地局装置eNBにおいて、トラヒックの増大時に、処理負荷を低減させるための技術に関連するものである。
基地局装置eNBとユーザ装置UEが無線通信を行う移動通信システムにおいて、災害やイベント等により、例えばトラヒックがバースト的に発生した場合に、基地局装置eNBの装置能力限界により、呼処理信号が破棄される可能性がある。
接続中のユーザ装置UEの呼処理信号を途中で破棄することは、移動通信のサービスとして望ましくないため、呼処理負荷が装置能力以上となる場合は新規呼の受付を破棄することで、既存呼を守る方式を採用することが望ましい。なお、信号を廃棄することで輻輳を回避する先行技術文献として特許文献1がある。
特開2013−038573号公報
LTEに準拠した移動通信システムでは、ユーザ装置UEが着信を受ける場合等に、基地局装置eNBからユーザ装置UEにページング情報(より詳細には、paging messageに入れられたpaging record)が送信され、自分宛のページング情報を受信したユーザ装置UEは、ランダムアクセス手順を実行して基地局装置eNBとの接続を行う。図1に、ページングからランダムアクセス手順までの概要を示す。
まず、コアネットワークのMMEからぺージング要求が基地局装置eNBに送信され(ステップ1)、基地局装置eNBからユーザ装置UEにページング情報が送信される(ステップ2)。UE−IDにより自分がページングを受けていることを検知したユーザ装置UEは、PRACH(Physical Random Access Channel)を使用して、プレアンブル(preamble)を送信する(ステップ3)。基地局装置eNBがプレアンブルを検出すると、その応答であるRACH応答(RACH response)メッセージを送信する(ステップ4)。RACH応答メッセージを受信したユーザ装置UEは、RRC接続要求(RRC connection request)メッセージを送信する(ステップ5)。基地局装置eNBは、RRC接続要求メッセージを受信後、コネクション確立のためのセル設定情報等を含むRRC接続セットアップ(RRC connection setup)メッセージを送信する(ステップ6)。自身のUE−IDがRRC接続セットアップメッセージに含まれていたユーザ装置UEは、コネクションを確立する。
上記のプレアンブル送信を1番目とした3番目のメッセージであるRRC接続要求メッセージをRACHメッセージ3と呼ぶ。ここで、呼接続のために基地局装置eNBのリソースが確保されるのはRACHメッセージ3を検出した後である。
従って、トラヒック増大時に、基地局装置eNBの呼処理の処理負荷を低減するために新規呼を破棄する場合には、RACHメッセージ3より前の段階で破棄を行うことが望ましい。その1つの実現策として、ユーザ装置UEへの着信時に、基地局装置eNBにおいてページング情報を破棄することが考えられる。
ここで、移動通信システムが扱う呼には、通常の通話等に用いられる呼の他に、緊急呼もしくは優先呼がある。しかし、基地局装置eNBの処理負荷を低減するために、一律にページング情報の破棄を行ってしまうと、破棄されるべきでない緊急呼/優先呼に係るページング情報についても、破棄される可能性があるという問題がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、移動通信システムの基地局装置において、装置負荷の大きさ等に応じて、ページング情報を選別して破棄等の制御を行うことを可能とする技術を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態によれば、 移動通信システムにおけるコアネットワークと接続され、ユーザ装置と通信を行う基地局装置であって、
コアネットワークからページング情報及び優先度情報を受信し、当該ページング情報に基づいて、周期的に到来するページング送信期間を算出するページング処理部と、
前記ページング情報を格納したページングメッセージを作成し、当該ページングメッセージを前記ページング送信期間においてユーザ装置側に送信する送信制御部と、を備え、
前記送信制御部は、前記基地局装置の処理負荷が所定の閾値よりも大きい場合に、非優先のページング情報の送信を次回以降のページング送信期間に繰り越す基地局装置であり、
前記送信制御部は、前記ページング送信期間に対応するページング情報の数が予め定めた最大多重数より大きくなる場合に、最大多重数を超えるページング情報の送信について、当該ページング情報の優先度に応じた最大繰り越し回数を設定して、次回以降のページング送信期間に繰り越す
ことを特徴とする基地局装置が提供される。
また、本発明の実施の形態によれば、移動通信システムにおけるコアネットワークと接続され、ユーザ装置と通信を行う基地局装置であって、
コアネットワークからページング情報及び優先度情報を受信し、当該ページング情報に基づいて、周期的に到来するページング送信期間を算出するページング処理部と、
前記ページング情報を格納したページングメッセージを作成し、当該ページングメッセージを前記ページング送信期間においてユーザ装置側に送信する送信制御部と、を備え、
前記送信制御部は、前記ページング送信期間に対応するページング情報の数が予め定めた最大多重数より大きくなる場合に、最大多重数を超えるページング情報の送信について、当該ページング情報の優先度に応じた最大繰り越し回数を設定して、次回以降のページング送信期間に繰り越す基地局装置が提供される。
また、本発明の実施の形態によれば、移動通信システムにおけるコアネットワークと接続され、ユーザ装置と通信を行う基地局装置が実行するページング送信制御方法であって、
コアネットワークからページング情報及び優先度情報を受信し、当該ページング情報に基づいて、周期的に到来するページング送信期間を算出するページング処理ステップと、
前記ページング情報を格納したページングメッセージを作成し、当該ページングメッセージを前記ページング送信期間においてユーザ装置側に送信する送信制御ステップと、を備え、
前記送信制御ステップにおいて、前記基地局装置は、当該基地局装置の処理負荷が所定の閾値よりも大きい場合に、非優先のページング情報の送信を次回以降のページング送信期間に繰り越すページング送信制御方法であり、
前記送信制御ステップにおいて、前記基地局装置は、前記ページング送信期間に対応するページング情報の数が予め定めた最大多重数より大きくなる場合に、最大多重数を超えるページング情報の送信について、当該ページング情報の優先度に応じた最大繰り越し回数を設定して、次回以降のページング送信期間に繰り越す
ことを特徴とするページング送信制御方法が提供される。
また、本発明の実施の形態によれば、移動通信システムにおけるコアネットワークと接続され、ユーザ装置と通信を行う基地局装置が実行するページング送信制御方法であって、
コアネットワークからページング情報及び優先度情報を受信し、当該ページング情報に基づいて、周期的に到来するページング送信期間を算出するページング処理ステップと、
前記ページング情報を格納したページングメッセージを作成し、当該ページングメッセージを前記ページング送信期間においてユーザ装置側に送信する送信制御ステップと、を備え、
前記送信制御ステップにおいて、前記基地局装置は、前記ページング送信期間に対応するページング情報の数が予め定めた最大多重数より大きくなる場合に、最大多重数を超えるページング情報の送信について、当該ページング情報の優先度に応じた最大繰り越し回数を設定して、次回以降のページング送信期間に繰り越すページング送信制御方法が提供される。
本発明の実施の形態によれば、移動通信システムの基地局装置において、装置負荷の大きさ等に応じて、ページング情報を選別して破棄等の制御を行うことを可能とする技術が提供される。
ページングに起因するランダムアクセス手順を示す図である。 ページング動作の基本例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る移動通信システムの構成例である。 基地局装置eNBの機能構成図である。 基地局装置eNBの動作概要を説明するためのシーケンス図である。 基地局装置eNBの機能構成図である。 動作例1−1を説明するための図である。 動作例1−1におけるページングメッセージ送信制御部12の処理例を示す図である。 動作例1−2を説明するための図である。 動作例1−2におけるページングメッセージ送信制御部12の処理例を示す図である。 動作例1−1、1−2に関する他の処理例を示す図である。 動作例2を説明するための図である。 動作例2におけるページングメッセージ送信制御部12の処理例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。例えば、本実施の形態に係る移動通信システムはLTEに準拠した方式のシステムを想定しているが、本発明はLTEに限定されるわけではなく、他の方式にも適用可能である。
本明細書及び特許請求の範囲において、「LTE」は、LTE向けEPCも含む意味で使用し、3GPPのリリース8、又は9に対応する通信方式のみならず、3GPPのリリース10、11、又は12もしくはそれ以降に対応する通信方式も含む広い意味で使用する。
(実施の形態の概要)
まず、本発明の実施の形態の前提となるページング動作の基本例を図2を参照して説明する。図2に示すように、MMEからページング要求(S1−AP:Paging)が基地局装置eNBに送られる。図2では、ページングを区別するために、a、b、c、d等の記号を使用している。以降の同種の図でも同様であり、この記号を使用して、ページング要求a、ページング情報aといった記載方法を採用する。
ページング要求には、ページング先のユーザ装置UEのID(UE−ID)、ページング周期、ページングを行う先のエリア情報(UEが存在する可能性のあるエリアの情報)等が含まれている。
ページング要求を受信した基地局装置eNBは、ページング要求に含まれる情報から、ページング情報(paging record)を送信するフレーム番号及びフレーム内のサブフレーム番号(以降、これをページング送信期間と呼ぶ。これを送信タイミングと呼ぶ場合もある。)を算出し、当該ページング送信期間にページング情報をページングメッセージに乗せて送信する。
ユーザ装置UEに対するページング送信期間はページング周期毎に訪れる。また、1回のページング送信期間においては、複数のページング情報を多重してページングメッセージで送信することができるが、多重できるページング情報の数には制限があり、それを最大多重数と呼ぶ。例えば、図2の例において、3つのページング情報bとcとdがフレーム番号10のページング送信期間に割り当てられたものとする。図2の例では、bとcは最大多重数以下であり、最初のページング送信期間で送信することができるが、ページング情報dは最大多重数を超えるため、ページング情報dの送信は繰り越され、次の周期のページング送信期間で送信される。例えば、ページング情報数が多く、繰り越された先でも最大多重数を越えてしまう場合、更に繰り越すことができるが、繰り越しの回数には制限があり、それを最大繰り越し回数と呼ぶ。最大繰り越し回数だけ繰り越し後に送信できないページング情報は破棄される。
本実施の形態では、MMEから基地局装置eNBに送信されるページング要求に優先度情報を含めることとし、基地局装置eNBは、装置負荷、優先度情報等に基づいて、ページング情報の破棄や、繰り越しの制御を行う。
本実施の形態における優先度情報としては、新たに定義した優先度情報を用いてもよいし、例えば、MPS(Multimedia priority service)でのpriority level(8段階)を利用してもよい。優先度情報が規定する優先度のレベル数に特に限定はないが、例えば、優先、非優先の2段階、高優先、中優先、低優先等の3段階、その他(上記8段階)等がある。優先度や、後述する装置輻輳状態(すなわち、閾値)は、基地局装置eNBにおいて適宜設定可能である。なお、多くの優先度を設ける場合において、例えば、最も高い優先度を「優先」とし、それ以外を「非優先」と見ることができるので、その場合も優先と非優先に分類することに含まれる。すなわち、「非優先」は、意味として低優先等を含むものである。
優先度情報は、優先端末から発信され、一般端末に着信する呼(優先発一般着呼)の優先度を、一般発一般着呼の優先度と区別できるように定義されていることが望ましい。なお、優先端末、一般端末等は、例えばアクセスクラス等で識別されるものである。
上記の区別が望ましい理由は次のとおりである。トラヒック増加時に基地局装置eNBの負荷を軽減するためには、優先度を考慮してページング情報を破棄することの他、優先度を考慮してRACHメッセージ3(RRC接続要求メッセージ)を破棄することも考えられる。
ユーザ装置UEから送信されるRACHメッセージ3には、Establishment Causeと呼ばれる優先度を示す情報が含まれているが、Establishment Causeでは、優先発一般着の呼と一般発一般着の呼が同じ通常呼のEstablishment Cause(MT―Access)となる。すなわち、RACHメッセージ3のEstablishment Causeでは、優先発一般着呼と一般発一般着呼の優先度の違いを識別できず、優先度の高い優先発一般着呼を一般発一般着呼と同様に破棄してしまうことが生じ得る。従って、本実施の形態では、ページング要求に、少なくとも優先発一般着呼と一般発一般着呼の優先度を識別できるように設定された優先度情報が付され、基地局装置eNBはこの優先度情報に基づいてページング情報の破棄制御を行うこととしている。
(装置構成例、概要動作例)
図3に、本発明の実施の形態に係る移動通信システムの構成例を示す。図3に示すように、本実施の形態に係る移動通信システムは、セルを形成する基地局装置eNBと、セルに在圏して基地局装置eNBと無線通信を行うユーザ装置UEを含む。図3には、基地局装置eNBとユーザ装置UEが1台ずつ示されているが、これらは代表を示しており、それぞれ複数であってもよい。基地局装置eNBは、MMEを含むコアネットワークCNと接続されている。
本実施の形態では、当該移動通信システムは、少なくともLTEに準拠した動作が可能である。すなわち、着信時にはページング及びRACHの手順が実行される。
図4に、本実施の形態に係る基地局装置eNBの機能構成図を示す。図4は、本発明の実施の形態に係る機能のみを示すものであり、基地局装置eNBは、LTEに準拠した通信を実現するための図示しない機能も含むものである。
図4に示すように、本実施の形態に係る基地局装置eNBは、コアネットワーク側との通信を行うCN通信部10、ページング送信期間の計算等を行ってページング指示を行うページング指示部11(ページング処理部と称してもよい)、ページングメッセージの作成やユーザ装置UEへの送信制御を行うページングメッセージ送信制御部12、及び、ユーザ装置UEとの無線通信を行うUE通信部13を備える。
基地局装置eNBの動作概要を図5のシーケンス図を参照して説明する。
ユーザ装置UEへの着信呼が発生すると、MMEから着信先のUE−ID及び優先度情報を含むページング要求が基地局装置eNBに送信される(ステップ101)。ページング要求には、これらの情報の他にページング周期や、ユーザ装置UEが存在し得るエリアの情報等が含まれている。
基地局装置eNBがページング要求を受信すると、ページング指示部11が、ページング送信期間を算出し、ページング情報(UE−IDを含む)、優先度情報等をページング要求から抽出して(ステップ102)、ページング送信期間、ページング情報、優先度情報等を含むページング指示をページングメッセージ送信制御部12に送る(ステップ103)。
上記のページング指示は、ページング要求を受ける度に行われるものであり、例えば、あるページング送信期間でのページング送信を指示するページング指示がページングメッセージ送信制御部12に送られた後に、同じページング送信期間でのページング送信を指示するページング指示がページングメッセージ送信制御部12に送られる場合がある。
ページングメッセージ送信制御部12は、受信した各ページング指示に含まれるページング情報をページング送信期間単位で組み立ててページングメッセージを作成するが、その際に、基地局装置eNBの負荷、ページング送信期間あたりの多重数等に応じて、優先度の低いページング情報をページングメッセージの乗せない制御や、優先度の高いページング情報の繰り越し回数を増加させるといった制御を行う(ステップ104)。ページングメッセージ送信制御部12は、このような制御を経て作成されたページングメッセージを、UE通信部13を介して、各ページング送信期間に送信する(ステップ105)。
図6に、本実施の形態に係る基地局装置eNBの他の機能構成図として、実装例に近い構成図を示す。図6に示す基地局装置eNBは、無線信号の送受信を行うアンテナ20、アンテナに接続されるインターフェース部21、ベースバンド処理部22、装置制御部23、コアネットワークと接続されるインターフェース部24を含む。
ベースバンド処理部22は、レイヤ1、レイヤ2の処理を行う。すなわち、ベースバンド処理部22は、物理レイヤ、MACレイヤ、RLCレイヤ、及びPDCPレイヤの処理を行う。ベースバンド処理部22は、例えばDSP(Digital Signal Processor)により実現されるが、これに限られるわけではない。装置制御部23は、RRCメッセージに基づく呼接続制御や監視制御等のレイヤ3以上の処理を行う。
例えば、図4に示した機能構成図におけるページング指示部11を図6における装置制御部23で実現し、ページングメッセージ送信制御部12をベースバンド処理部22で実現することができるが、これに限られるわけではなく、例えば、ページング情報の破棄制御、繰り越し回数制御等を装置制御部23で行うこととしてもよい。
(装置動作例)
以下、本実施の形態に係る基地局装置eNBが実行するページングの動作例をより詳細に説明する。以下では、図4に示す基地局装置eNBの構成に基づいて説明を行うこととする。また、以下の例における「装置負荷」を示す値は、特定の値に限られない。「装置負荷」を示す値としては例えば、所定期間毎のページング要求のMMEからの受信数、所定期間毎のページング情報のUEへの送信数、所定期間毎のRACHメッセージ3のUEからの受信数、基地局装置eNBのCPU使用率等がある。また、装置負荷が高い/低いとは、例えば上記の値で示される装置負荷が、予め定めた閾値よりも大きい/小さいことである。また、ページング破棄/繰り越し制御の単位は、基地局装置eNB単位としてもよいし、基地局装置eNBが管理するセル単位でもよい。これは輻輳している単位と合わせることが望ましい。
<動作例1−1>
動作例1−1は、基地局装置eNBの負荷が高いときに(輻輳しているときに)、優先度の低いページング情報については、指示されたページング送信期間で送信しないこととし、次の送信タイミング以降に繰り越す制御を行うものである。
動作例1−1を図7を参照して説明する。図7では、優先度を優先/非優先に分けている。また、図7の例では、1ページング送信期間への複数ページング情報多重の際に、最大多重数は超えないものとしている。
図7に示すように、基地局装置eNBのページング指示部11が、優先度情報として「非優先」を含むページング要求aを受信し、ページング送信期間を計算して、ページング送信期間と優先度情報(非優先)を指定してページング情報aの送信をページングメッセージ送信制御部12に指示する(図7のA)。
ページングメッセージ送信制御部12は、ページング情報aの送信タイミング(実際にはその直前)において装置負荷が低いことを検知し、ページング情報aを含むページングメッセージを作成し、指定されたページング送信期間で送信する。
次に、ページング指示部11は、「優先」であるページング要求bを受信し、フレーム10のページング送信期間での送信をページングメッセージ送信制御部12に指示する。また、ページング指示部11は、「非優先」であるページング要求cを受信し、ページング送信期間の計算の結果から、フレーム10のページング送信期間での送信をページングメッセージ送信制御部12に指示し、更に、ページング指示部11は、「優先」であるページング要求dを受信し、ページング送信期間の計算の結果から、フレーム10のページング送信期間での送信をページングメッセージ送信制御部12に指示する。
装置負荷が高くない状態では、ページングメッセージ送信制御部12は、ページング指示部11から指示を受けた順番にページング情報をページングメッセージに乗せて、ページングメッセージを作成する。一方、図7の例では、ページングメッセージ送信制御部12は、送信タイミングの時点で、装置負荷が高いことを検知し、2番目に指示された非優先のページング情報cを初回のタイミングではページングメッセージに乗せないことを決定する(繰り越すことを決定する)。ページングメッセージ送信制御部12は、当該ページング情報cをメモリ等のバッファに記憶しておく(図7の×)。
ページングメッセージ送信制御部12は、初回のタイミングで送信しなかった非優先のぺージング情報cについて、次回のタイミングでページングメッセージを作成する(B)。繰り越された非優先のページング情報についても、初回のタイミングと同様に、装置負荷に応じた判断がなされるが、図7の例では、次回のタイミングで装置負荷が低いことが検知されたので、ページングメッセージ送信制御部12は、繰り越されたページング情報cを含むページングメッセージを送信する。仮にこのタイミングでも負荷が高い場合には、非優先ページング情報は更に次に繰り越される。ただし、繰り越し回数が多すぎると、サービスに影響するため、最大繰り越し回数が設けられ、最大繰り越し回数だけ繰り越しても送信されない場合には、当該ページング情報を破棄する。
次に、図8のフローチャートを参照して、動作例1−1におけるページングメッセージ送信制御部12の判定処理を説明する。
ページングメッセージ送信制御部12がページング指示部11からページング指示を受信する(ステップ201)。ページングメッセージ送信制御部12は優先度情報からページング情報の優先度を判定し(ステップ202)、「優先」であれば当該ページング情報を送信すると決定する(ステップ202)。ステップ202での判定結果が「非優先」である場合、ページングメッセージ送信制御部12は、当該ページング情報の送信タイミングの時点(実際にはその直前)が到来したときに(ステップ204のYes)、装置負荷をチェックする(ステップ205)。装置負荷が高い場合は、当該ページング情報の送信を繰り越すと決定する(ステップ206)。装置負荷が低ければ当該ページング情報を送信すると決定する(ステップ207)。
上記の例において、あるページング送信期間において、送るべきページング情報の多重数が最大多重数を超える場合、前述した基本例と同様に、超えたページング情報は次回のタイミングに繰り越される。この場合も、繰り越し回数は予め定めた最大繰り越し回数までである。ただし、動作例2と組み合わせることで、優先度の高いものは最大繰り越し回数を大きくすることができる。
<動作例1−2>
次に、動作例1−2を説明する。動作例1−2では、ページングメッセージ送信制御部12が、非優先のページング情報送信指示をページング指示部11から受信した時点で、装置負荷が高ければ、当該ページング情報を破棄する。
動作例1−2を図9を参照して説明する。基地局装置eNBのページング指示部11が、優先度情報として「非優先」を含むページング要求aを受信し、ページング送信期間を計算して、ページング送信期間と優先度情報(非優先)を指定してページング情報aの送信をページングメッセージ送信制御部12に指示する(A)。
ページングメッセージ送信制御部12は、装置負荷が低いことを検知し、ページング情報aを含むページングメッセージを指定されたページング送信期間で送信する。
次に、ページング指示部11は、「優先」であるページング要求bを受信し、フレーム10のページング送信期間での送信をページングメッセージ送信制御部12に指示する。また、ページング指示部11は、「非優先」であるページング要求cを受信し、ページング送信期間の計算の結果から、フレーム10のページング送信期間での送信をページングメッセージ送信制御部12に指示する。本例では、ページングメッセージ送信制御部12は、ページング指示部11から、非優先のページング指示を受けたタイミングで、装置負荷を調べ、装置負荷が高い場合に、ページング情報を破棄する。図9の例では、ページング指示cを受けた時点(≒MMEからページング要求を受けた時点)で装置負荷が高いので、ページング情報cを破棄する(図9の×)。
更に、ページング指示部11は、「優先」であるページング要求dを受信し、ページング送信期間の計算の結果から、フレーム10のページング送信期間での送信をページングメッセージ送信制御部12に指示する。ページングメッセージ送信制御部12は、「優先」であるページング情報b、dを乗せたページングメッセージを指定のページング送信期間で送信する。
次に、図10のフローチャートを参照して、動作例1−2におけるページングメッセージ送信制御部12の判定処理を説明する。
ページングメッセージ送信制御部12がページング指示部11からページング指示を受信する(ステップ301)。ページング指示を受信したタイミングで、ページングメッセージ送信制御部12は、優先度情報からページング情報の優先度を判定し(ステップ302)、「優先」であれば当該ページング情報を送信すると決定する(ステップ303)。ステップ302での判定結果が「非優先」である場合、ページングメッセージ送信制御部12は、装置負荷をチェックする(ステップ304)。装置負荷が高い場合は、当該ページング情報を破棄する(ステップ305)。装置負荷が低ければ当該ページング情報を送信すると決定する(ステップ306)。
<動作例1−1、1−2に係る他の例>
動作例1−1、1−2において、優先度が非優先、優先、最高優先の3段階に分類される場合の例を説明する。
本例では、装置負荷の閾値としてTH1とTH2(TH1>TH2)を与え、装置負荷の検出値をLとする。また、L≦TH2である場合を通常時とし、このときには、ページングメッセージ送信制御部12は、非優先、優先、最高優先のいずれの場合も送信すると判定する。
また、TH2<L≦TH1である場合を装置輻輳段階2とし、この場合、ページングメッセージ送信制御部12は、最高優先もしくは最高である場合に送信すると判定し、非優先の場合は、繰り越し(動作例1−1)又は破棄(動作例1−2)を行う。
また、TH1<Lである場合を装置輻輳段階1とし、この場合は、ページングメッセージ送信制御部12は、最高優先である場合に送信すると判定し、優先又は非優先の場合は、繰り越し(動作例1−1)又は破棄(動作例1−2)を行う。
上記の前提において、基地局装置eNBの負荷が図11(a)に示すように遷移した場合、図11(b)に示すように、初回送信タイミング及び次回送信タイミングにおいてページングメッセージの送信がなされる。例えば、動作例1−1において、ページング情報が非優先である場合、初回送信タイミングでは装置輻輳段階2であるので、ページング情報の送信は次回に繰り越される。
また、例えば、動作例1−2において、ページング情報が優先である場合、ページング指示受信タイミングにおいて、装置輻輳段階1であるため、優先であっても破棄される。
なお、基地局装置eNBが動作例1−1の機能と動作例1−2の機能の両方を備え、例えばコアネットワークからの設定により、いずれかを選択して使用することとしてもよい。
<動作例2>
次に、動作例2を説明する。動作例2では、基本例と同様に、ページング送信期間単位に、ページング指示の順番にページング情報をページングメッセージに乗せることでページングメッセージを作成するが、ページング情報の多重数が予め定められた最大多重数を超える場合には、該当のページング情報を次回のタイミングに繰り越す。
ただし、動作例2では、最大繰り越し回数を、ページング情報の優先度に応じて、異ならせている。つまり、優先度が高いほど最大繰り越し回数を大きくする。最大繰り越し回数は、優先度と対応付けて予め定めておき、基地局装置eNBに設定しておくこととしてもよいし、装置負荷に応じて動的に決定してもよい。
例えば、非優先のページング情報については最大繰り越し回数を1とし、優先のページング情報については最大繰り越し回数を1よりも大きな値とする。このように、優先度の高いページング情報の最大繰り越し回数を増やすことで、優先度の高いページング情報が送信される確率が増加し、優先呼のRACH信号を通りやすくすることができる。
繰り越したページング情報については、優先/非優先にかかわらず、次回以降の送信タイミングにおいて、当該送信タイミングに対応して新たに受信したページング情報よりも優先的に送信する。すなわち、繰り越したページング情報は次回以降の送信タイミングでのメッセージ作成において、新たに受信したページング情報よりも先に乗せることとする。なお、繰り越したページング情報が多数あり、最大多重数を超える場合、超えたページング情報は更に繰り越されることになる。この繰り越しの回数は最大繰り越し回数までである。
繰り越したページング情報に関する上記の扱いは一例に過ぎない。例えば、繰り越し先の送信タイミングでページング指示された優先ページング情報を、繰り越しされた非優先ページング情報よりも優先させることとしてもよい。
なお、動作例1−1と動作例2を組み合わせて使用してもよいし、動作例1−2と動作例2を組み合わせて使用してもよい。
図12を参照して、動作例2の一例を説明する。図12の例において、装置輻輳中の記載がされているが、本例では、ページングメッセージ送信制御部12は、装置負荷を判断に用いなくてもよい。図12は、装置輻輳中であるので、最大多重数を超えるページング情報を受け易いということを意図した記載である。もちろん、装置負荷を判断に用いることとしてもよい。例えば、装置負荷が高い場合にのみ、優先度に応じた最大繰り返し回数を用い、装置負荷が高くない場合には、優先度にかかわらない一定の最大繰り返し回数を用いる。なお、ページング情報の多重数を装置負荷を表す指標の1つと考えることもできる。
図12において、ページング情報aのページング送信期間では、最大多重数を超えないので、ページング情報aは送信される。次に、ページング情報b、c、dについてページング指示を受け、ページング情報dについては最大多重数を超えるため、次回に繰り越される(図12の×)。ページング情報dは優先であるため、ページングメッセージ送信制御部12は、ページング情報dの最大繰り越し回数として予め定めた1より大きな値を設定して繰り越しを管理する(A)。例えば、ページングメッセージ送信制御部12は、ページング情報と対応付けて、最大繰り越し回数を入れた変数を保持し、1回繰り越すたびに変数から1を引き、0になった時点で、繰り越しを停止するといった制御を行う。
次に、図13を参照して、動作例2におけるページングメッセージ送信制御部12の処理例を説明する。
ページングメッセージ送信制御部12はページング指示を受信する(ステップ401)。ページングメッセージ送信制御部12は、指示されたページング情報をページングメッセージに追加する際に、追加後の多重数が最大多重数を越えるか否かを判定する(ステップ402)。超えない場合は、当該ページング情報の送信を行う(ステップ403)。超える場合には、優先度に対応した最大繰り越し回数を設定して、繰り越しを行う(ステップ404)。
(実施の形態のまとめ、効果等)
以上説明したように、本実施の形態によれば、移動通信システムにおけるコアネットワークと接続され、ユーザ装置と通信を行う基地局装置であって、コアネットワークからページング情報(例:UE−ID等)及び優先度情報を受信し、当該ページング情報に基づいて、周期的に到来するページング送信期間を算出するページング処理部と、前記ページング情報を格納したページングメッセージを作成し、当該ページングメッセージを前記ページング送信期間においてユーザ装置側に送信する送信制御部と、を備え、前記送信制御部は、前記基地局装置の処理負荷が所定の閾値よりも大きい場合に、非優先のページング情報の送信を次回以降のページング送信期間に繰り越すことを特徴とする基地局装置が提供される。これにより、装置負荷の大きさ等に応じて、ページング情報を選別して繰り越しや破棄等の制御を行うことが可能となる。
また、本実施の形態では、移動通信システムにおけるコアネットワークと接続され、ユーザ装置と通信を行う基地局装置であって、コアネットワークからページング情報及び優先度情報を受信し、当該ページング情報に基づいて、周期的に到来するページング送信期間を算出するページング処理部と、前記ページング情報を格納したページングメッセージを作成し、当該ページングメッセージを前記ページング送信期間においてユーザ装置側に送信する送信制御部と、を備え、前記送信制御部は、前記ページング送信期間に対応するページング情報の数が予め定めた最大多重数より大きくなる場合に、最大多重数を超えるページング情報の送信について、当該ページング情報の優先度に応じた最大繰り越し回数を設定して、次回以降のページング送信期間に繰り越すことを特徴とする基地局装置が提供される。これにより、装置負荷の大きさ等に応じて、ページング情報を選別して繰り越しや破棄等の制御を行うことが可能となる。また、この構成では、優先度の高いページング情報の最大繰り越し回数を増やすことで、優先度の高いページング情報が送信される確率が増加し、優先呼のRACH信号を通りやすくすることができる。
前記送信制御部は、前記次回以降のページング送信期間に繰り越されたページング情報を、新たに受信したページング情報よりも優先させて送信することができる。このような構成とすることで、遅延を防ぎながら、負荷低減を図ることができる。
また、前記送信制御部は、非優先のページング情報を受信したときに、前記基地局装置の処理負荷が所定の閾値よりも大きい場合に、当該ページング情報を破棄する機能を有することとしてもよい。このような構成とすることで、負荷低減を効率的に図ることができる。
(第1項)
移動通信システムにおけるコアネットワークと接続され、ユーザ装置と通信を行う基地局装置であって、
コアネットワークからページング情報及び優先度情報を受信し、当該ページング情報に基づいて、周期的に到来するページング送信期間を算出するページング処理部と、
前記ページング情報を格納したページングメッセージを作成し、当該ページングメッセージを前記ページング送信期間においてユーザ装置側に送信する送信制御部と、を備え、
前記送信制御部は、前記基地局装置の処理負荷が所定の閾値よりも大きい場合に、非優先のページング情報の送信を次回以降のページング送信期間に繰り越す
ことを特徴とする基地局装置。
(第2項)
移動通信システムにおけるコアネットワークと接続され、ユーザ装置と通信を行う基地局装置であって、
コアネットワークからページング情報及び優先度情報を受信し、当該ページング情報に基づいて、周期的に到来するページング送信期間を算出するページング処理部と、
前記ページング情報を格納したページングメッセージを作成し、当該ページングメッセージを前記ページング送信期間においてユーザ装置側に送信する送信制御部と、を備え、
前記送信制御部は、前記ページング送信期間に対応するページング情報の数が予め定めた最大多重数より大きくなる場合に、最大多重数を超えるページング情報の送信について、当該ページング情報の優先度に応じた最大繰り越し回数を設定して、次回以降のページング送信期間に繰り越す
ことを特徴とする基地局装置。
(第3項)
前記送信制御部は、前記次回以降のページング送信期間に繰り越されたページング情報を、新たに受信したページング情報よりも優先させて送信する
ことを特徴とする第2項に記載の基地局装置。
(第4項)
前記送信制御部は、非優先のページング情報を受信したときに、前記基地局装置の処理負荷が所定の閾値よりも大きい場合に、当該ページング情報を破棄する機能を有する
ことを特徴とする第1項又は第2項に記載の基地局装置。
(第5項)
移動通信システムにおけるコアネットワークと接続され、ユーザ装置と通信を行う基地局装置が実行するページング送信制御方法であって、
コアネットワークからページング情報及び優先度情報を受信し、当該ページング情報に基づいて、周期的に到来するページング送信期間を算出するページング処理ステップと、
前記ページング情報を格納したページングメッセージを作成し、当該ページングメッセージを前記ページング送信期間においてユーザ装置側に送信する送信制御ステップと、を備え、
前記送信制御ステップにおいて、前記基地局装置は、当該基地局装置の処理負荷が所定の閾値よりも大きい場合に、非優先のページング情報の送信を次回以降のページング送信期間に繰り越す
ことを特徴とするページング送信制御方法。
(第6項)
移動通信システムにおけるコアネットワークと接続され、ユーザ装置と通信を行う基地局装置が実行するページング送信制御方法であって、
コアネットワークからページング情報及び優先度情報を受信し、当該ページング情報に基づいて、周期的に到来するページング送信期間を算出するページング処理ステップと、
前記ページング情報を格納したページングメッセージを作成し、当該ページングメッセージを前記ページング送信期間においてユーザ装置側に送信する送信制御ステップと、を備え、
前記送信制御ステップにおいて、前記基地局装置は、前記ページング送信期間に対応するページング情報の数が予め定めた最大多重数より大きくなる場合に、最大多重数を超えるページング情報の送信について、当該ページング情報の優先度に応じた最大繰り越し回数を設定して、次回以降のページング送信期間に繰り越す
ことを特徴とするページング送信制御方法。
(第7項)
前記送信制御ステップにおいて、前記基地局装置は、前記次回以降のページング送信期間に繰り越されたページング情報を、新たに受信したページング情報よりも優先させて送信する
ことを特徴とする第6項に記載のページング送信制御方法。
以上、本発明の各実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。説明の便宜上、基地局装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態で説明した処理に対応する動作を実行するソフトウェア(基地局装置が有するプロセッサで実行される)は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD−ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が本発明に包含される。
UE ユーザ装置
eNB 基地局装置
10 CN通信部
11 ページング指示部
12 ページングメッセージ送信制御部
13 UE通信部
20 アンテナ
21、24 インターフェース部
22 ベースバンド処理部
23 装置制御部

Claims (7)

  1. 移動通信システムにおけるコアネットワークと接続され、ユーザ装置と通信を行う基地局装置であって、
    コアネットワークからページング情報及び優先度情報を受信し、当該ページング情報に基づいて、周期的に到来するページング送信期間を算出するページング処理部と、
    前記ページング情報を格納したページングメッセージを作成し、当該ページングメッセージを前記ページング送信期間においてユーザ装置側に送信する送信制御部と、を備え、
    前記送信制御部は、前記基地局装置の処理負荷が所定の閾値よりも大きい場合に、非優先のページング情報の送信を次回以降のページング送信期間に繰り越す基地局装置であり、
    前記送信制御部は、前記ページング送信期間に対応するページング情報の数が予め定めた最大多重数より大きくなる場合に、最大多重数を超えるページング情報の送信について、当該ページング情報の優先度に応じた最大繰り越し回数を設定して、次回以降のページング送信期間に繰り越す
    ことを特徴とする基地局装置。
  2. 移動通信システムにおけるコアネットワークと接続され、ユーザ装置と通信を行う基地局装置であって、
    コアネットワークからページング情報及び優先度情報を受信し、当該ページング情報に基づいて、周期的に到来するページング送信期間を算出するページング処理部と、
    前記ページング情報を格納したページングメッセージを作成し、当該ページングメッセージを前記ページング送信期間においてユーザ装置側に送信する送信制御部と、を備え、
    前記送信制御部は、前記ページング送信期間に対応するページング情報の数が予め定めた最大多重数より大きくなる場合に、最大多重数を超えるページング情報の送信について、当該ページング情報の優先度に応じた最大繰り越し回数を設定して、次回以降のページング送信期間に繰り越す
    ことを特徴とする基地局装置。
  3. 前記送信制御部は、前記次回以降のページング送信期間に繰り越されたページング情報を、新たに受信したページング情報よりも優先させて送信する
    ことを特徴とする請求項2に記載の基地局装置。
  4. 前記送信制御部は、非優先のページング情報を受信したときに、前記基地局装置の処理負荷が所定の閾値よりも大きい場合に、当該ページング情報を破棄する機能を有する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の基地局装置。
  5. 移動通信システムにおけるコアネットワークと接続され、ユーザ装置と通信を行う基地局装置が実行するページング送信制御方法であって、
    コアネットワークからページング情報及び優先度情報を受信し、当該ページング情報に基づいて、周期的に到来するページング送信期間を算出するページング処理ステップと、
    前記ページング情報を格納したページングメッセージを作成し、当該ページングメッセージを前記ページング送信期間においてユーザ装置側に送信する送信制御ステップと、を備え、
    前記送信制御ステップにおいて、前記基地局装置は、当該基地局装置の処理負荷が所定の閾値よりも大きい場合に、非優先のページング情報の送信を次回以降のページング送信期間に繰り越すページング送信制御方法であり、
    前記送信制御ステップにおいて、前記基地局装置は、前記ページング送信期間に対応するページング情報の数が予め定めた最大多重数より大きくなる場合に、最大多重数を超えるページング情報の送信について、当該ページング情報の優先度に応じた最大繰り越し回数を設定して、次回以降のページング送信期間に繰り越す
    ことを特徴とするページング送信制御方法。
  6. 移動通信システムにおけるコアネットワークと接続され、ユーザ装置と通信を行う基地局装置が実行するページング送信制御方法であって、
    コアネットワークからページング情報及び優先度情報を受信し、当該ページング情報に基づいて、周期的に到来するページング送信期間を算出するページング処理ステップと、
    前記ページング情報を格納したページングメッセージを作成し、当該ページングメッセージを前記ページング送信期間においてユーザ装置側に送信する送信制御ステップと、を備え、
    前記送信制御ステップにおいて、前記基地局装置は、前記ページング送信期間に対応するページング情報の数が予め定めた最大多重数より大きくなる場合に、最大多重数を超えるページング情報の送信について、当該ページング情報の優先度に応じた最大繰り越し回数を設定して、次回以降のページング送信期間に繰り越す
    ことを特徴とするページング送信制御方法。
  7. 前記送信制御ステップにおいて、前記基地局装置は、前記次回以降のページング送信期間に繰り越されたページング情報を、新たに受信したページング情報よりも優先させて送信する
    ことを特徴とする請求項6に記載のページング送信制御方法。
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