JP6334194B2 - 経路探索装置、経路探索方法、および、コンピュータプログラム - Google Patents

経路探索装置、経路探索方法、および、コンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6334194B2
JP6334194B2 JP2014031411A JP2014031411A JP6334194B2 JP 6334194 B2 JP6334194 B2 JP 6334194B2 JP 2014031411 A JP2014031411 A JP 2014031411A JP 2014031411 A JP2014031411 A JP 2014031411A JP 6334194 B2 JP6334194 B2 JP 6334194B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cost
section
link
road
route search
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014031411A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015155861A (ja
Inventor
知彦 桝谷
知彦 桝谷
博之 田代
博之 田代
直記 牛島
直記 牛島
元裕 中村
元裕 中村
友紀 小段
友紀 小段
池野 篤司
篤司 池野
芳隆 加藤
芳隆 加藤
定弘 小柴
定弘 小柴
和輝 前川
和輝 前川
孝一 牛田
孝一 牛田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
Zenrin Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
Zenrin Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin AW Co Ltd, Toyota Motor Corp, Zenrin Co Ltd filed Critical Aisin AW Co Ltd
Priority to JP2014031411A priority Critical patent/JP6334194B2/ja
Priority to PCT/JP2015/000728 priority patent/WO2015125466A1/ja
Publication of JP2015155861A publication Critical patent/JP2015155861A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6334194B2 publication Critical patent/JP6334194B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C21/00Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00
    • G01C21/26Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00 specially adapted for navigation in a road network
    • G01C21/34Route searching; Route guidance
    • G01C21/3453Special cost functions, i.e. other than distance or default speed limit of road segments

Description

本発明は、経路探索を行う技術に関する。
近年、車両が、信号待ちなしで複数の交差点を通過することができるように信号機を系統制御することが行われている。例えば、特許文献1には、系統制御を行っている道路区間に関する情報を路車間通信によって車両に提供する技術が開示されている。
特開2013−25402号公報
しかし、特許文献1に記載の技術は、系統制御されている道路区間の情報を、路車間通信によって提供するものであるため、路車間通信が届かないような位置では、その道路区間の情報を利用することができなかった。また、系統制御されている道路区間の情報が取得されたとしても、その道路区間が、出発地から目的地までの最適な経路を構成するものであるとは限らなかった。これらの課題に鑑み、系統制御されている道路区間のように、短時間で通過可能な区間の情報を、経路探索に的確に反映させることが可能な技術が望まれていた。
こうした課題の他、従来の経路探索装置においては、処理効率の向上や、装置の小型化、低コスト化、省資源化、使い勝手の向上等が望まれていた。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
本発明の第1の形態は、経路探索装置であって、
リンクとノードとによって道路のつながり状態が記憶され、前記各リンクに対してそれぞれ該リンクを通過するための第1のコストが関連付けて記憶された道路情報記憶部と、
前記道路情報記憶部を参照して、異なる二点間の経路を探索する経路探索部と、
を備え、
前記道路情報記憶部には、連続した複数のリンクによって構成される所定の道路区間に関する情報と前記道路区間に対応するコストとが記憶されており、
該コストは前記道路区間をまとめて通過するためのコストであり、該道路区間を構成する各リンクの第1のコストの合計値よりも小さく、
前記道路情報記憶部には、前記道路区間が、連続した複数のリンクによって構成される一つの区間リンクとして記憶されるとともに、該道路区間に対応するコストとして該道路区間を構成する各リンクの第1のコストの合計値よりも小さい区間コストが対応付けられて記憶されており、
前記経路探索部は、前記経路に前記道路区間の少なくとも一部のリンク列が含まれる場合に、前記区間コストに基づいて前記経路の探索を行い、
前記経路探索部は、前記経路の候補を探索するにあたり、注目ノードに隣接する各ノードに対してそれぞれ前記第1のコストに基づき累積コストを付与する際に、前記注目ノードが前記区間リンクの始点である場合には、該区間リンクの終点のノードに前記区間コストに基づき累積コストを付与する、経路探索装置である。
また、本発明は、以下の形態としても実現可能である。
(1)本発明の一形態によれば、経路探索装置が提供される。この経路探索装置は、リンクとノードとによって道路のつながり状態が記憶され、前記各リンクに対してそれぞれ該リンクを通過するための第1のコストが関連付けて記憶された道路情報記憶部と、前記道路情報記憶部を参照して、異なる二点間の経路を探索する経路探索部と、を備える。前記道路情報記憶部には、連続した複数のリンクによって構成される所定の道路区間に関する情報と前記道路区間に対応するコストとが記憶されており、該コストは前記道路区間をまとめて通過するためのコストであり、該道路区間を構成する各リンクの第1のコストの合計値よりも小さく、前記経路探索部は、前記経路に前記道路区間の少なくとも一部のリンク列が含まれる場合に、該道路区間に対応するコストに基づいて前記経路の探索を行うことを特徴とする。このような形態の経路探索装置によれば、連続した複数のリンクによって構成される道路区間の少なくとも一部が経路に含まれる場合に、その道路区間に対応するコストを用いて経路の探索を行う。道路区間に対応するコストは、道路区間全体をまとめて通過するためのコストであり、道路区間を構成する各リンクの第1のコストの合計値よりも小さい。よって、短時間で通過可能な道路区間に関する情報を、経路探索に的確に反映させることが可能になる。
(2)上記形態の経路探索装置において、前記道路区間を構成する各リンクには、それぞれ、前記第1のコストと、前記道路区間に対応するコストとして該第1のコストよりも小さい第2のコストと、が関連付けられており、前記経路探索部は、前記経路に前記道路区間の少なくとも一部のリンク列が含まれる場合に、前記第2のコストに基づいて前記経路の探索を行ってもよい。このような形態であれば、連続した複数のリンクによって構成される道路区間の各リンクに対して、それぞれ、本来のコスト(第1のコスト)と、道路区間をまとめて通過するためのコスト(第2のコスト)とを対応付け、経路に道路区間の少なくとも一部のリンク列が含まれる場合には、第2のコストに基づく経路探索を行う。よって、短時間で通過可能な道路区間に関する情報を、経路探索に的確に反映させることができる。
(3)上記形態の経路探索装置において、前記道路情報記憶部には、前記道路区間が、連続した複数のリンクによって構成される一つの区間リンクとして記憶されるとともに、該道路区間に対応するコストとして該道路区間を構成する各リンクの第1のコストの合計値よりも小さい区間コストが対応付けられて記憶されており、経路探索部は、前記経路に前記道路区間の少なくとも一部のリンク列が含まれる場合に、前記区間コストに基づいて前記経路の探索を行ってもよい。このような形態であれば、連続した複数のリンクによって構成される道路区間を一つの区間リンクとして扱い、その区間リンクに対して、その道路区間を構成する各リンクの第1のコストの合計値よりも小さい区間コストを対応付けるので、短時間で通過可能な道路区間に関する情報を、経路探索に的確に反映させることができる。
(4)上記形態の経路探索装置において、前記経路探索部は、前記経路に、前記道路区間の一部のリンク列が含まれる場合に、該道路区間に対応する区間コストを前記道路区間の一部をなす前記リンク列の距離に応じて按分して、前記経路の探索を行ってもよい。このような形態であれば、前記道路区間の全部が経路に含まれない場合であっても、道路区間に対応する区間コストを按分して経路探索を行うので、精度良くコストを算出することができる。
(5)上記形態の経路探索装置において、前記第1のコストは、該第1のコストに対応するリンクを通過するための旅行時間に、信号待ちに関する時間が付加されたコストであり、前記道路区間に対応するコストは、信号待ちに関する時間が付加されていないコストであってもよい。このような形態であれば、信号機が系統制御されているような道路区間について、信号待ちに要する旅行時間を排除した経路探索を行うことができる。
(6)上記形態の経路探索装置において、前記道路区間は、該道路区間内に含まれる信号機が系統制御されている区間であってもよい。このような形態であれば、系統制御されている道路区間を経路探索に利用することができる。
上記形態の経路探索装置において、前記道路区間に対応するコストは、該道路区間の距離を該道路区間の制限速度で除した値に基づいて決定されていてもよい。このような形態であっても、系統制御されているような道路区間について、信号待ちに要する旅行時間を排除した経路探索を行うことができる。
本発明は、経路探索装置以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、経路探索方法や、コンピュータプログラム、データ構造、コンピュータプログラムを記録した一時的でない記録媒体、等の形態で実現することができる。
経路探索システムの概略構成を示す説明図である。 第1実施形態におけるデータ構造を示す説明図である。 第1実施形態におけるリンク情報の具体例を示す図である。 経路探索処理のフローチャートである。 経路探索処理の基本的な処理内容を示す説明図である。 コスト選択処理のフローチャートである。 コスト選択処理が適用される具体例を示す図である。 第2実施形態におけるデータ構造を示す説明図である。 第2実施形態におけるリンク情報の具体例を示す図である。 第2実施形態における経路探索の具体例を示す図である。 第2実施形態における経路探索の具体例を示す図である。 コスト設定処理のフローチャートである。 信号待ち時間除去候補コスト算出処理のフローチャートである。 コスト設定処理の具体例を示す図である。
A.第1実施形態:
図1は、本発明の第1実施形態としての経路探索装置200を含む経路探索システム10の概略構成を示す説明図である。経路探索システム10は、端末装置としてのスマートフォン100と、サーバ装置として構成された経路探索装置200とを備える。スマートフォン100は、送受信アンテナと無線基地局と交換局とを含む通信キャリア70を介して、インターネット80に接続された経路探索装置200にアクセスすることができる。なお、図1には、スマートフォン100を1台のみ示したが、経路探索システム10には、複数のスマートフォン100が含まれていても良い。
スマートフォン100は、制御部110と、無線通信部120と、タッチパネル124と、表示部126と、マイク128と、スピーカ130と、GPS受信機136と、記憶部138と、を備える。
無線通信部120は、通信キャリア70を介したデータ通信や音声通信を行うための回路である。表示部126は、地図画像等の種々の画像を表示する装置である。タッチパネル124は、表示部126に重畳して設けられており、指やペンによるユーザからのタッチ操作を受け付ける。GPS受信機136は、GPS(Global Positioning System/全地球測位システム)を構成する人工衛星から受信した電波に基づいて、スマートフォン100(ユーザ)の現在位置(経度・緯度)を測位する。マイク128は、音声通信時においてユーザから発せられた音声を取得する。スピーカ130は、経路案内のための音声や、音声通信時において通話相手から受信した音声を出力する。
制御部110は、CPUやメモリを備えたコンピュータとして構成されており、スマートフォン100の動作全体を制御する。制御部110は、メモリに記録されたコンピュータプログラムがCPUによって実行されることにより、経路探索要求部112および経路案内部114として機能する。
経路探索要求部112は、無線通信部120を通じて経路探索装置200に対して、ユーザから指定された異なる二点(出発地と目的地)間の推奨経路の探索を要求する。以下では、この要求のことを、「経路探索要求」という。経路探索装置200からは、この経路探索要求に応じて、指定された出発地から目的地までの経路を表す経路情報が送信される。経路探索要求部112は、経路探索装置200から経路情報を受信すると記憶部138に記憶させる。
経路案内部114は、記憶部138に記憶された経路情報を用いて表示部126に経路を表示するとともに、GPS受信機136によって測位された現在位置を表示部126に表示し、スマートフォン100のユーザに対して経路の案内を行う。
経路探索装置200は、通信部202と、制御部204と、道路情報記憶部208と、を備えている。通信部202は、インターネット80を介してスマートフォン100と通信を行う。道路情報記憶部208には、交差点や行き止まりを表すノードと、道路を表すリンクとによって道路のつながり状態が表された道路ネットワークデータが記憶されている。各ノードおよび各リンクには、それぞれ、固有のIDが割り当てられており、各リンクにはそのリンクを通過するための旅行時間がコストとして関連付けられている。
制御部204は、CPUやメモリを備えており、経路探索装置200の動作全体を制御する。制御部204は、メモリに記憶されたコンピュータプログラムがCPUによって実行されることにより、経路探索部206として機能する。コンピュータプログラムは、各種の記録媒体に記録されていてもよい。
経路探索部206は、通信部202を通じてスマートフォン100から経路探索要求を受信した場合に、道路情報記憶部208に記憶された道路ネットワークデータ(リンクおよびノード)を用いて周知のダイクストラ法を応用した経路の探索を行う。そして、探索された経路を表す経路情報を、通信部202を通じてスマートフォン100に送信する。
図2は、第1実施形態における道路ネットワークデータのデータ構造を示す説明図である。道路ネットワークデータは、「リンクID」と、そのリンクの「両端のノードID」と、「道路属性情報」と、「道路種別」と、「リンク長」と、「第1のコスト」と、「第2のコスト」とを含むリンク情報によって構成される。「リンクID」は、そのリンクに対して割り当てられた固有のIDである。「両端のノードID」は、そのリンクの始点と終点に位置するノードのIDである。「道路種別」は、一般道路や高速道路等の道路の種別を表す情報である。「リンク長」は、そのリンクが表す道路の長さである。
「道路属性情報」は、そのリンクが、「信号待ち時間除去区間」に包含されるリンクであるかどうかを示す情報である。「信号待ち時間除去区間」とは、連続した複数のリンクによって構成される道路区間であり、車両が、信号待ちなしで複数の交差点を通過することができる区間である。信号待ち時間除去区間は、プローブ車両から取得されたプローブ情報に基づいて、その区間全体を走行した旅行時間が、(例えば、道路種別、区間の総延長、車線数が同等であり、併走する他の選択しうる道路区間よりも)有意に短いことが統計的に判別された区間である。なお、信号機が系統制御されている区間が予め判明している場合には、その区間を信号待ち時間除去区間として設定してもよい。本実施形態では、道路属性情報が、「0」であれば、信号待ち時間除去区間に該当しないことを意味し、「1」であれば、そのリンクの順方向が信号待ち時間除去区間に該当することを意味する。また、「2」であれば、逆方向が信号待ち時間除去区間に該当することを意味する。順方向とは、「両端のノードID」に記録されたノードIDの始点から終点に向けた方向であり、逆方向とは、その逆の方向である。なお、「信号待ち時間除去区間」は、特許請求の範囲における「道路区間」に相当し、「道路属性情報」は、「所定の道路区間に関する情報」に相当する。
「第1のコスト」は、通常の道路に対して利用されるリンクコストである。「第2のコスト」は、信号待ち時間除去区間に対応するリンクコストである。第1のコストには、信号待ちに関する時間が付加されている。これに対して、第2のコストは、信号待ちに関する時間が付加されていない。よって、第2のコストは、第1のコストよりも小さい。
図3は、リンク情報の具体例を示す図である。図3に示すように、信号待ち時間除去区間に該当するリンク情報(「リンク1」)には、第1のコスト(「10」)と、第2のコスト(「8」)の両方が記録されている。そして、第2のコストは、第1のコストよりも小さい値となっている。また、道路属性情報には、順方向(ノードN2からノードN3に向けた方向)が信号待ち時間除去区間に該当することを示す「1」が記録されている。これに対して、信号待ち時間除去区間ではない区間(以下では、「通常区間」という)に該当するリンク情報(「リンクN+1」)には、第1のコスト(「10」)だけが記録されており、第2のコストは記録されていない。また、このリンク情報には、道路属性情報として、信号待ち時間除去区間に該当しないことを示す「0」が記録されている。
図4は、経路探索装置200によって実行される経路探索処理のフローチャートである。経路探索装置200の制御部204は、まず、通信部202を通じてスマートフォン100の経路探索要求部112から経路探索要求を受信する(ステップS10)。この経路探索要求には、出発地および目的地を示す情報が含まれる。ユーザは、スマートフォン100の表示部126上に表示される所定のGUI(グラフィカルユーザインタフェース)を用いて、出発地や目的地を指定する。
経路探索要求を受信すると、経路探索部206は、経路探索要求によって指定された出発地と目的地とを結ぶ推奨経路を、図2及び図3に示したリンク情報を用いて探索する(ステップS20)。この経路探索は、周知のダイクストラ法に基づき行われる。つまり、経路探索部206は、出発地から目的地まで探索の枝を伸ばしていき、注目ノードに対して、そのノードに至るまでの累計コストを表す候補ラベルを付与し、付与された候補ラベルの中から最小コストとなるラベルを選択して確定させていくことで、最小コストとなる推奨経路を求める。経路探索が終了すると、経路探索部206は、探索された経路を表す経路情報を、スマートフォン100に対して送信する(ステップS30)。
図5は、経路探索部206が実行する経路探索処理の基本的な処理内容を示す説明図である。経路探索部206は、経路探索を行う際に、注目ノード(図5におけるノードN3)に対して、ラベル情報を付与していく。ラベル情報には、「ラベル番号」と、注目ノードの「ノードID」と、注目ノードに接続するリンクの「リンクID」と、「前ラベル番号」と、注目ノードまでの「累計コスト」とが記録される。このラベル情報は、図2に示したリンク情報に基づいて生成される。本実施形態におけるラベル情報は、一般的なダイクストラ法において付与されるラベル情報と同等である。注目ノードに対して、このようなラベル情報が、そのノードに接続するリンク毎に付与されると、注目ノードに対して付与されたラベルの中から、最も累計コストの小さいラベルが確定ラベルとして選択される。経路探索部206は、探索の枝を周知のダイクストラ法に従って各ノードに伸ばしていき、それぞれのノードに対してラベルを確定していく。目的地までのラベルが確定されると、経路探索部206は、確定されたラベルを結ぶ経路を、出発地から目的地までの推奨経路として決定する。
図6は、ラベル情報に付与するコストを選択するためのコスト選択処理のフローチャートである。この処理は、経路探索部206が、注目ノードに対してラベル情報を付与する際に実行する処理である。経路探索部206は、まず、現在の探索の枝である該当リンクの道路属性情報が「0」であるか否かを判断する(ステップS100)。道路属性情報が「0」であれば、該当リンクは、信号待ち時間除去区間に含まれないリンクであるため、経路探索部206は、第1のコストを使用してラベル情報を付与する(ステップS102)。つまり、ステップS102では、第1のコストをそれまでの累計コストに加算してラベル情報にその累計コストを記録する。
道路属性情報が「0」でなければ(ステップS100:NO)、経路探索部206は、道路属性情報が「1」(つまり、順方向が、信号待ち時間除去区間)であるか否かを判断する(ステップS104)。道路属性情報が「1」であれば(ステップS104:YES)、経路探索部206は、該当リンクの方向が、順方向であるか否かを判断する(ステップS106)。該当リンクの方向が順方向であれば、該当リンクが、信号待ち時間除去区間に該当する。そこで、経路探索部206は、前回確定したノード(ラベル)間のリンクが、信号待ち時間除去区間に該当するか否かを判断する(ステップS108)。前回確定したノード間のリンクが、信号待ち時間除去区間に該当する場合には(ステップS108:YES)、リンクが連続して信号待ち時間除去区間に該当することになり、信号待ちの時間を短縮することができるため、経路探索部206は、第2のコストを使用して、ラベル情報を付与する(ステップS110)。この、ステップS110では、第2のコストをそれまでの累計コストに加算してラベル情報にその累計コストを記録する。こうすることで、信号待ちせずにリンク列を通過した場合のコストが、ラベル情報に反映されることになる。一方、前回確定したノード間のリンクが、信号待ち時間除去区間に該当しない場合には(ステップS108:NO)、該当リンクは信号待ち時間除去区間に該当するものの、1つのリンクだけを通過することになり、信号待ちの時間を短縮することができない。そのため、経路探索部206は、第1のコストを使用して、ラベル情報を付与する(ステップS102)。
ステップS104において、道路属性情報が「1」ではない、つまり、「2」(逆方向、が信号待ち時間除去区間)であると判断された場合には(ステップS104:NO)、経路探索部206は、該当リンクが逆方向であるか否かを判断する(ステップS112)。該当リンクが逆方向であれば、該当リンクが、信号待ち時間除去区間に該当する。そこで、経路探索部206は、前回確定したノード間のリンクが、信号待ち時間除去区間に該当するか否かを判断する(ステップS108)。前回確定したノード間のリンクが、信号待ち時間除去区間に該当する場合には(ステップS108:YES)、リンクが連続して信号待ち時間除去区間に該当することになるため、経路探索部206は、第2のコストを使用して、ラベル情報を付与する(ステップS108)。一方、前回確定したノード間のリンクが、信号待ち時間除去区間に該当しない場合には(ステップS108:NO)、該当リンクは信号待ち時間除去区間に該当するものの、1つのリンクだけを通過することになるため、経路探索部206は、第1のコストを使用して、ラベル情報を付与する(ステップS102)。
なお、ステップS112において、該当リンクが順方向であると判断された場合、および、ステップS106において、該当リンクが逆方向であると判断された場合には、該当リンクは、リンクの向きを勘案すると信号待ち時間除去区間には該当しないリンクとなるため、経路探索部206は、第1のコストを使用してラベル情報を付与する(ステップS102)。
図7は、図6で説明したコスト選択処理が適用される具体例を示す図である。図7に示す「経路1」には、リンク1とリンクNとリンクN+1とが含まれている。経路1を構成するリンク1およびリンクNは、リンクの向きを勘案すると信号待ち時間除去区間に該当する。そのため、上記コスト選択処理によれば、第2のコスト(リンクNの場合、「8」)が使用されて注目ノードにラベル情報が付与される。また、リンクN+1は、信号待ち時間除去区間から外れているため、上記コスト選択処理によれば、第1のコスト(「10」)が使用されて注目ノードにラベル情報が付与される。一方、「経路2」にも、リンク1とリンクNとリンクN+1とが含まれている。このうち、経路2を構成するリンク1およびリンクNは、いずれも、リンクの向きを勘案すると信号待ち時間除去区間には該当しない。そのため、上記コスト選択処理によれば、第1のコスト(リンクNの場合、「10」)が使用されて注目ノードにラベル情報が付与される。また、リンクN+1は、信号待ち時間除去区間に含まれないため、第1のコスト(「10」)が使用されて注目ノードにラベル情報が付与される。
以上で説明した第1実施形態によれば、複数の連続したリンクによって構成される信号待ち時間除去区間が経路に含まれる場合には、通常のコスト(第1のコスト)よりも小さなコスト(第2のコスト)が用いられて経路探索が行われる。よって、系統制御されている道路区間のように短時間で通過可能な区間を、経路探索に的確に反映させることができる。
B.第2実施形態:
第1実施形態では、信号待ち時間除去区間に含まれるリンク情報に対して、第1のコストと第2のコストとが両方記録されている。これに対して、第2実施形態では、1つの信号待ち時間除去区間を1つのリンクとして扱い、そのリンクに対して1つの区間コストを関連付ける。なお、第2実施形態における経路探索システム10の構成は、第1実施形態と同様である。
図8は、第2実施形態における道路ネットワークデータのデータ構造を示す説明図である。図8(A)には、通常区間に該当するリンク情報のデータ構造を示している。通常区間のリンク情報には、「リンクID」と、「両端のノードID」と、「道路種別」と、「リンク長」と、「第1のコスト」と、が含まれる。これらの情報は、第1実施形態で説明した情報と同様である。図8(A)に示したリンク情報によって表されるリンクのことを、以下では、「通常リンク」ともいう。
図8(B)には、信号待ち時間除去区間に該当するリンク情報のデータ構造を示している。信号待ち時間除去区間に該当するリンク情報には、「リンクID」と、「両端のノードID」と、「包含リンク列情報」と、「リンク長」と、「区間コスト」と、が含まれる。「リンクID」は、その信号待ち時間除去区間全体に対して割り当てられたIDである。「包含リンク列情報」には、その信号待ち時間除去区間に包含される全てのリンクのIDが記録される。「リンク長」は、その信号待ち時間除去区間全体の長さである。「区間コスト」は、その信号待ち時間除去区間全体のコストである。この区間コストには、信号待ちに関する時間は付加されていない。第1実施形態の「第2のコスト」を、その信号待ち時間除去区間について累計すると、本実施形態の「区間コスト」の値と一致する。区間コストは、プローブ情報に基づいて、その区間全体を通過する平均旅行時間を実測することによって決定することもできるし、その信号待ち時間除去区間全体の距離を、その区間の制限速度で除した値に基づいて決定することもできる。図8(B)に示したリンク情報によって表されるリンクのことを、以下では、「区間リンク」ともいう。本実施形態では、この区間リンクが、特許請求の範囲における「所定の道路区間に関する情報」に相当する。
図9は、第2実施形態におけるリンク情報の具体例を示す図である。図9に示すように、通常リンクのリンク情報(「リンクN+1」)には、その区間のリンク長(「123」)や第1のコスト(「10」)が記録されている。これに対して、区間リンクに対応するリンク情報(「リンクCL1」)には、信号待ち時間除去区間を構成する各リンクのIDと、信号待ち時間除去区間全体のリンク長(「1456」)と、信号待ち時間除去区間全体の区間コスト(「300」)と、が記録されている。図9中の「リンク1」は、信号待ち時間除去区間を構成するリンクの1つでもある。本実施形態では、このような信号待ち時間除去区間を構成するリンクについても、それぞれ個別に、通常リンクと同様のリンク情報が記録されている。なお、信号待ち時間除去区間を構成する個々のリンク情報の第1のコストの合計値よりも、その信号待ち時間除去区間全体に対応付けられた区間コストの方が小さい。信号待ち時間除去区間を構成する個別のリンク情報のコストには、信号待ちに関する時間が付加されているのに対して、信号待ち時間除去区間全体に対応付けられた区間コストには、信号待ちに関する時間は付加されていないためである。
第2実施形態では、経路探索部206は、図8に示したリンク情報を用いて、周知のダイクストラ法に基づき経路探索を行う。第2実施形態では、第1実施形態で説明したコスト選択処理(図6)は実行されない。第2実施形態では、各リンク情報には、1つのコストしか記録されていないためである。
図10および図11は、第2実施形態における経路探索の具体例を示す図である。まず、図10に示すように、ノードN2に対して付与されたラベルLB1が確定していたとする。そして、このノードN2から探索の枝を伸ばすことを考える。そうすると、経路探索部206は、図11に示すように、ノードN2に隣接する各ノードに対して、探索の枝を伸ばし、各ノードに対して候補ラベル(ラベルLB2,LB3,LB4)を付与する。これに加えて、ノードN2は、信号待ち時間除去区間CL1の始点でもあるため、経路探索部206は、信号待ち時間除去区間CL1の終点に対しても、探索の枝を伸ばす。そうすると、ノードN2に隣接したノードだけではなく、信号待ち時間除去区間CL1の終点にあるノードN99にも、ラベルLB5が付与される。このラベルLB5には、信号待ち時間除去区間CL1のリンク情報に記録された区間コストに基づいて累計コスト(「310」)が付与される。この累計コストは、リンクNまでの第1のコストを単純に合計した値よりも小さい。よって、信号待ち時間除去区間の終点であるノードN99においては、ノードN2からノードN99までのすべてのノードを経由して付与されたラベルよりも、ノードN2から直接的に付与されたラベルLB5が用いられて経路が決定されることになる。
以上で説明した第2実施形態によれば、同一の道路区間に対して、通常リンクに基づく経路と、区間リンクに基づく経路とが探索された場合には、累計コストがより小さくなる区間リンクに基づく経路(信号待ち時間除去区間を含む経路)が選択されることになる。そのため、第2実施形態によっても、第1実施形態と同様に、系統制御されている道路区間のように短時間で通過可能な区間を、経路探索に的確に反映させることができる。また、本実施形態では、信号待ち時間除去区間を、1つのリンクとして扱うことができるので、特別な処理を行うことなく、通常のダイクストラ法をそのまま適用して経路探索を行うことができる。
C.第3実施形態:
第3実施形態では、信号待ち時間除去区間の途中から進入して途中から退出するような経路を、第2実施形態で説明した区間コストに基づいて探索する。第3実施形態における道路ネットワークのデータ構造は、第2実施形態(図8)と同様である。また、第3実施形態における経路探索システム10の構成は、第1実施形態と同様である。
図12は、第3実施形態において経路探索部206が実行するコスト設定処理のフローチャートである。この処理は、図4に示した経路探索処理のステップS20において注目ノードに対してラベルを付与する際に実行される処理である。経路探索部206は、まず、確定ラベルが付与された直前のノードに進入するリンク(進入リンク)と、そのノードから伸ばされた該当リンクとが、信号待ち時間除去区間に包含されるかを判断する(ステップS200)。これらのリンクが信号待ち時間除去区間に包含されない場合には(ステップS200:NO)、経路探索部206は、直前の確定ラベルに記録された累計コストと該当リンクの第1のコストとを加算することで、候補ラベルに付与するコスト(候補コスト)を算出する(ステップS210)。進入リンクと該当リンクとが信号待ち時間除去区間に包含される場合には(ステップS200:YES)、経路探索部206は、信号待ち時間除去候補コスト算出処理を実行する(ステップS220)。
図13は、信号待ち時間除去候補コスト算出処理のフローチャートである。この処理が実行されると、経路探索部206は、まず、前述した進入リンクについて按分コストを算出する(ステップS222)。具体的には、経路探索部206は、信号待ち時間除去区間の区間コストを信号待ち時間除去区間のリンク長で除した値に、進入リンクのリンク長を乗じることで、按分コストを算出する。こうして算出された按分コストは、信号待ち時間除去区間に設定された区間コストに基づいて算出されているため、信号待ちに関する時間が付加されていないコストになる。
按分コストを算出すると、経路探索部206は、算出された按分コストに基づき、信号待ち時間除去候補コストを算出する(ステップS224)。具体的には、確定ラベルの累計コストから、進入リンクの第1のコストを差し引き、その結果に、ステップS222で算出された進入リンクの按分コストを加え、さらに、該当リンクの第1のコストを加えることで、信号待ち時間除去候補コストを算出する。この計算によれば、確定ラベルに記録された累計コストから信号待ちに関する時間が削除された上で、該当リンクの第1のコストが加算されることになる。
以上のようにして信号待ち時間除去候補コスト算出処理が終了すると、経路探索部206は、注目ノードにラベル情報が付与されているか否かを判断する(図12のステップS250)。ラベル情報が付与されていなければ(ステップS250:NO)、経路探索部206は、ステップS220で算出した信号待ち時間除去候補コストまたはステップS210で算出した候補コスト(以下では、これらをまとめて候補コストという)を使用して、注目ノードにラベル情報を付与する(ステップS260)。これに対して、注目ノードにラベル情報が付与されていれば(ステップS250:YES)、経路探索部206は、そのラベル情報に記録されているコスト(例えば、通常リンクに基づく第1のコスト)よりも、候補コストが小さいか否かを判断する(ステップS270)。そして、候補コストの方が、記録済みのコストよりも小さければ(ステップS270:YES)、経路探索部206は、候補コストで、記録済みのコストを更新する(ステップS280)。候補コストよりも記録済みのコストの方が小さければ(ステップS270:NO)、経路探索部206は、ステップS280の処理をスキップする。
図14は、図12に示したコスト設定処理の具体例を示す図である。まず、図中のラベルLB0,LB1,LB2が確定していたとする。そして、ノードN3から探索の枝を伸ばし、該当リンクをリンク2として、ノードN4に対してラベルを設定する状況であるとする。そうすると、該当リンク2と進入リンク1とが、信号待ち時間除去区間CL1に包含されているため、経路探索部206は、図13のステップS222に基づき、按分コストを算出し、ステップS224に基づき、信号待ち時間除去候補コストを算出する。按分コストは、以下の式(1)で算出され、信号待ち時間除去候補コストは、以下の式(2)で算出される。
按分コスト=(CL1の区間コスト/CL1のリンク長)*進入リンク1のリンク長 ・・・(1)
信号待ち時間除去候補コスト=(ラベルLB2の累計コスト−進入リンクの第1のコスト+按分コスト)+該当リンク2の第1のコスト ・・・(2)
こうして信号待ち時間除去候補コストを算出すると、経路探索部206は、その信号待ち時間除去候補コストに基づき、ノードN4に対して、ラベルLB3を付与する。
以上で説明した第3実施形態によれば、推奨経路が、信号待ち時間除去区間の一部をなすリンク列だけを通る場合であっても、信号待ち時間除去区間に対応付けられた区間コストを按分することで、正確にコストの計算を行うことができる。そのため、系統制御されている道路区間のように短時間で通過可能な区間を、経路探索により的確に反映させることができる。
D.変形例:
上記各実施形態において各リンクに関連付けられたコストは、旅行時間を表している。これに対して、コストは、道路の距離を表しても良い。また、コストは、曜日や時間帯別に異なる値が対応付けられていてもよい。
上記実施形態では、経路探索装置200が経路探索を行い、スマートフォン100が経路案内を行っている。これに対して、スマートフォン100が道路情報記憶部208および経路探索部206を備え、スマートフォン100が単体で経路探索を行うこととしてもよい。この場合、スマートフォン100が、本願の経路探索装置に対応する。また、スマートフォン100に限らず、例えば、一般的な携帯電話や、ノート型パソコン、タブレット端末、携帯情報端末(PDA)、携帯音楽プレーヤ、携帯型ゲーム機、カーナビゲーションシステム、PND(ポータブルナビゲーションデバイス)などの様々な装置を経路探索装置として適用してもよい。また、道路情報記憶部208に記憶される道路ネットワークデータは、様々な記録媒体に記録されていてもよい。
本発明は、上述の実施形態や変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…経路探索システム
70…通信キャリア
80…インターネット
100…スマートフォン
110…制御部
112…経路探索要求部
114…経路案内部
120…無線通信部
124…タッチパネル
126…表示部
128…マイク
130…スピーカ
136…GPS受信機
138…記憶部
200…経路探索装置
202…通信部
204…制御部
206…経路探索部
208…道路情報記憶部

Claims (6)

  1. 経路探索装置であって、
    リンクとノードとによって道路のつながり状態が記憶され、前記各リンクに対してそれぞれ該リンクを通過するための第1のコストが関連付けて記憶された道路情報記憶部と、
    前記道路情報記憶部を参照して、異なる二点間の経路を探索する経路探索部と、
    を備え、
    前記道路情報記憶部には、連続した複数のリンクによって構成される所定の道路区間に関する情報と前記道路区間に対応するコストとが記憶されており、
    該コストは前記道路区間をまとめて通過するためのコストであり、該道路区間を構成する各リンクの第1のコストの合計値よりも小さく、
    前記道路情報記憶部には、前記道路区間が、連続した複数のリンクによって構成される一つの区間リンクとして記憶されるとともに、該道路区間に対応するコストとして該道路区間を構成する各リンクの第1のコストの合計値よりも小さい区間コストが対応付けられて記憶されており、
    前記経路探索部は、前記経路に前記道路区間の少なくとも一部のリンク列が含まれる場合に、前記区間コストに基づいて前記経路の探索を行い、
    前記経路探索部は、前記経路の候補を探索するにあたり、注目ノードに隣接する各ノードに対してそれぞれ前記第1のコストに基づき累積コストを付与する際に、前記注目ノードが前記区間リンクの始点である場合には、該区間リンクの終点のノードに前記区間コストに基づき累積コストを付与する、
    経路探索装置。
  2. 請求項1に記載の経路探索装置であって、
    前記経路探索部は、前記経路に、前記道路区間の一部のリンク列が含まれる場合に、該道路区間に対応する区間コストを前記道路区間の一部をなす前記リンク列の距離に応じて按分して、前記経路の探索を行う、経路探索装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の経路探索装置であって、
    前記第1のコストは、該第1のコストに対応するリンクを通過するための旅行時間に、信号待ちに関する時間が付加されたコストであり、
    前記道路区間に対応するコストは、信号待ちに関する時間が付加されていないコストである、経路探索装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の経路探索装置であって、
    前記道路区間は、該道路区間内に含まれる信号機が系統制御されている区間である、経路探索装置。
  5. 経路探索装置によって実行される経路探索方法であって、
    リンクとノードとによって道路のつながり状態が記憶され、前記各リンクに対してそれぞれ該リンクを通過するための第1のコストが関連付けて記憶された道路情報記憶部を参照して、異なる二点間の経路を探索する経路探索工程を備え、
    前記道路情報記憶部には、連続した複数のリンクによって構成される所定の道路区間に関する情報と前記道路区間に対応するコストとが記憶されており、
    該コストは前記道路区間をまとめて通過するためのコストであり、該道路区間を構成する各リンクの第1のコストの合計値よりも小さく、
    前記道路情報記憶部には、前記道路区間が、連続した複数のリンクによって構成される一つの区間リンクとして記憶されるとともに、該道路区間に対応するコストとして該道路区間を構成する各リンクの第1のコストの合計値よりも小さい区間コストが対応付けられて記憶されており、
    前記経路探索工程では、前記経路に前記道路区間の少なくとも一部のリンク列が含まれる場合に、前記区間コストに基づいて前記経路の探索を行い、
    前記経路探索工程では、前記経路の候補を探索するにあたり、注目ノードに隣接する各ノードに対してそれぞれ前記第1のコストに基づき累積コストを付与する際に、前記注目ノードが前記区間リンクの始点である場合には、該区間リンクの終点のノードに前記区間コストに基づき累積コストを付与する、
    経路探索方法。
  6. コンピュータが経路探索を行うためのコンピュータプログラムであって、
    リンクとノードとによって道路のつながり状態が記憶され、前記各リンクに対してそれぞれ該リンクを通過するための第1のコストが関連付けて記憶された道路情報記憶部を参照して、異なる二点間の経路を探索する経路探索機能をコンピュータに実現させるコンピュータプログラムであり、
    前記道路情報記憶部には、連続した複数のリンクによって構成される所定の道路区間に関する情報と前記道路区間に対応するコストとが記憶されており、
    該コストは前記道路区間をまとめて通過するためのコストであり、該道路区間を構成する各リンクの第1のコストの合計値よりも小さく、
    前記道路情報記憶部には、前記道路区間が、連続した複数のリンクによって構成される一つの区間リンクとして記憶されるとともに、該道路区間に対応するコストとして該道路区間を構成する各リンクの第1のコストの合計値よりも小さい区間コストが対応付けられて記憶されており、
    前記経路探索機能は、前記経路に前記道路区間の少なくとも一部のリンク列が含まれる場合に、前記区間コストに基づいて前記経路の探索を行い、
    前記経路探索機能は、前記経路の候補を探索するにあたり、注目ノードに隣接する各ノードに対して前記第1のコストに基づきそれぞれ累積コストを付与する際に、前記注目ノードが前記区間リンクの始点である場合には、該区間リンクの終点のノードに前記区間コストに基づき累積コストを付与する、
    コンピュータプログラム。
JP2014031411A 2014-02-21 2014-02-21 経路探索装置、経路探索方法、および、コンピュータプログラム Expired - Fee Related JP6334194B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014031411A JP6334194B2 (ja) 2014-02-21 2014-02-21 経路探索装置、経路探索方法、および、コンピュータプログラム
PCT/JP2015/000728 WO2015125466A1 (ja) 2014-02-21 2015-02-17 経路探索装置、経路探索方法、コンピュータプログラム、および、データ構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014031411A JP6334194B2 (ja) 2014-02-21 2014-02-21 経路探索装置、経路探索方法、および、コンピュータプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015155861A JP2015155861A (ja) 2015-08-27
JP6334194B2 true JP6334194B2 (ja) 2018-05-30

Family

ID=53877985

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014031411A Expired - Fee Related JP6334194B2 (ja) 2014-02-21 2014-02-21 経路探索装置、経路探索方法、および、コンピュータプログラム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6334194B2 (ja)
WO (1) WO2015125466A1 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3678639B2 (ja) * 1999-09-29 2005-08-03 松下電器産業株式会社 経路選出方法およびシステム
JP4860283B2 (ja) * 2006-02-02 2012-01-25 クラリオン株式会社 ナビゲーション装置およびナビゲーション装置と通信する情報センタ
JP4978720B2 (ja) * 2010-08-06 2012-07-18 トヨタ自動車株式会社 区間定義方法、及び旅行時間演算装置、及び運転支援装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2015125466A1 (ja) 2015-08-27
JP2015155861A (ja) 2015-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105606100A (zh) 导航系统中用于聚类感兴趣点的装置、系统及方法
CN106796116A (zh) 提供减少路线中断的导航中搜索结果
JP5230166B2 (ja) 端末装置およびプローブ情報分析システム
CN101762279A (zh) 导航方法及设备
CN101769749A (zh) 导航方法及设备
CN110542427A (zh) 信息处理装置、信息处理方法、以及信息处理系统
JP6646731B2 (ja) サーバ装置、通信端末、経路探索システム及びコンピュータプログラム
US10495473B2 (en) Route search apparatus, route search method, computer readable storage medium storing a program and data structure
JP5053135B2 (ja) 交通情報表示システム、交通情報表示サーバ、交通情報表示方法、および、コンピュータプログラム
CN102419910B (zh) 信息提供装置和信息提供方法
JPWO2010067409A1 (ja) 情報提供システム、情報配信サーバおよび情報提供方法
JP6334194B2 (ja) 経路探索装置、経路探索方法、および、コンピュータプログラム
JP2010078486A (ja) 経路探索装置、情報提示方法、およびコンピュータプログラム
JP2015155860A5 (ja)
JP6446503B2 (ja) 経路探索装置、経路探索方法、コンピュータプログラム、および、データ構造
JP2013050353A (ja) ナビゲーションシステム、ナビゲーションプログラム及びナビゲーション方法
JP6385255B2 (ja) 経路探索システム、経路探索方法、コンピュータプログラム
JP6374772B2 (ja) 経路探索システム、経路探索方法、コンピュータプログラム
JP5890823B2 (ja) 経路情報提示装置及びコンピュータプログラム
JP2013170916A (ja) 地図情報処理装置、地図情報処理方法、およびプログラム
JP2016188776A (ja) 経路提供装置、経路提供方法、及びプログラム
JP6521840B2 (ja) 情報処理装置、その制御方法、及びプログラム
JP2017116441A (ja) 案内システム、案内方法、及び案内プログラム
JP6247130B2 (ja) 経路探索装置および経路探索システム
JP2018040727A (ja) 経路案内装置、経路案内方法、およびコンピュータプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160905

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170627

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170822

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180319

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180403

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180426

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6334194

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees