JP6333046B2 - 液体収容容器に用いる可撓性部材の成形方法および液体収容容器の製造方法 - Google Patents

液体収容容器に用いる可撓性部材の成形方法および液体収容容器の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6333046B2
JP6333046B2 JP2014091603A JP2014091603A JP6333046B2 JP 6333046 B2 JP6333046 B2 JP 6333046B2 JP 2014091603 A JP2014091603 A JP 2014091603A JP 2014091603 A JP2014091603 A JP 2014091603A JP 6333046 B2 JP6333046 B2 JP 6333046B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flexible member
region
liquid container
forming
flexible
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014091603A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015208913A (ja
JP2015208913A5 (ja
Inventor
直純 鍋島
直純 鍋島
清水 英一郎
英一郎 清水
茂樹 福井
茂樹 福井
壮至 近藤
壮至 近藤
芦邊 恒徳
恒徳 芦邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2014091603A priority Critical patent/JP6333046B2/ja
Publication of JP2015208913A publication Critical patent/JP2015208913A/ja
Publication of JP2015208913A5 publication Critical patent/JP2015208913A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6333046B2 publication Critical patent/JP6333046B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Description

本発明は、液体収容容器に用いる可撓性部材の成形方法および液体収容容器の製造方法に関する。
液体吐出装置においては、液体吐出ヘッドと媒体とを相対的に移動させながら、媒体に対して液体吐出ヘッドから液体を吐出させることによって、媒体に液体を付与する。液体吐出ヘッドに対して液体を供給する液体収容容器に可撓性部材を用いる構成が知られている。この種の液体収容容器においては、内部に収容されている液体の量の変化に伴って、可撓性部材を変位させ、その内部の圧力を制御して、液体吐出ヘッドへ液体を安定的に供給するとともに液体吐出ヘッドからの液体漏れを防止している。
この可撓性部材の成形方法として、特許文献1には、真空成形型に平坦な状態の可撓性部材を固定し、可撓性部材を加熱して軟化させた後、可撓性部材と真空成形型との間の空気を吸引し、真空成形型に沿った形状に可撓性部材を成形する方法が開示されている。
特開2004−122498号公報
しかしながら、特許文献1の成形方法によると、液体収容容器の内壁の一部となる領域すなわち液体と接する領域における可撓性部材の厚みを均一にできない場合があり、成形時における可撓性部材の厚みの制御が難しい。例えば、可撓性部材と真空成形型との間の空気を吸引して真空成形型に可撓性部材を沿わせる際に、可撓性部材の位置ごとに真空成形型に沿うタイミングが異なることに起因して、位置ごとにその厚みが異なってしまうことがある。このように、成形時において可撓性部材の厚みが制御できずに、液体と接する領域における可撓性部材の厚みが不均一となると、可撓性部材をスムーズに変位させることができず、液体収容容器内の圧力を安定的に制御できないことがある。
本発明は上記課題に鑑みなされたものである。そして、その目的は、成形時において可撓性部材の厚みを制御することができる液体収容容器に用いる可撓性部材の成形方法および液体収容容器の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る液体収容容器に用いる可撓性部材の成形方法は、可撓性部材と、前記可撓性部材が固定される筐体と、前記筐体に取り付けられており且つ前記可撓性部材と当接する板部材と、を備え、前記板部材を介して前記可撓性部材を付勢することによって内部に負圧を生じさせる液体収容容器に用いる可撓性部材の成形方法であって、前記可撓性部材の第1の領域を保持し、前記第1の領域と前記筐体に前記可撓性部材を固定した際に前記板部材に当接する第2の領域との間の第3の領域を、前記第2の領域に延伸部材を当接させることによって延伸させる延伸工程を含み前記延伸工程においては、前記第2の領域の厚みの1/2から1/10の厚みとなるように、前記第3の領域を延伸させることを特徴とする。
上記構成によれば、筐体に可撓性部材を固定した際に板部材に当接する第2の領域に、延伸部材を当接させ、筐体に可撓性部材を固定した際に変位可能となる第3の領域を延伸させる。これによって、成形時において、可撓性部材における領域ごとにその厚みを制御することができる。
液体収容容器を用いた液体吐出装置の概略構成を示す斜視図である。 液体収容容器の内部構成を示す概略斜視図である。 (a)〜(d)は液体収容容器を説明するための図である。 (a)〜(f)は液体収容容器の製造方法を説明するための図である。
以下に図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は液体吐出容器(以下「インクタンク」という)10を用いた液体吐出装置(以下「記録装置」という)50の概略構成を示す斜視図である。記録装置50はシリアルスキャン方式のインクジェット記録装置であり、ガイド軸51、52によって、キャリッジ53が主走査方向(図中に示すx方向)に往復移動自在にガイドされている。キャリッジ53は、キャリッジモータおよびその駆動力を伝達するベルト等の駆動力伝達機構により、主走査方向に往復動される。キャリッジ53には、液体吐出ヘッドとしてのインクジェット記録ヘッド(不図示)と、この記録ヘッドにインクを供給するためのインクタンク10と、が搭載されている。ここでは、キャリッジ53に4つのインクタンク10が装着されている。また、ここでは、記録ヘッドの吐出口から液体としてインクを吐出させる場合について説明する。
記録媒体Pは、記録装置50の前端部に設けられた挿入口55から挿入された後、その搬送方向が反転されてから、送りローラ56によって副走査方向(図中に示すy方向)に搬送される。記録装置50は、記録動作と搬送動作とを繰り返すことによって、記録媒体Pに画像を記録する。記録動作は、キャリッジ53と共に記録ヘッドを主走査方向に移動させつつ、プラテン57上の記録媒体Pの記録領域に向かって(図中に示すz方向に向かって)記録ヘッドからインクを吐出させる動作である。搬送動作は、記録媒体Pを副走査方向に搬送する動作である。
本実施形態において記録ヘッドは、インクを吐出するためのエネルギとして、電気熱変換体から発生する熱エネルギを利用する。この場合、電気熱変換体の発熱によってインクに膜沸騰を生じさせ、そのときの発泡エネルギによって、吐出口からインクを吐出させる。記録ヘッドにおけるインクの吐出方式は、このような電気熱変換体を用いた方式のみに限定されず、例えば、圧電素子を用いてインクを吐出する方式等であってもよい。
また、キャリッジ53の移動領域における一端には、この位置にキャリッジ53が配置された際に、キャリッジ53に搭載された記録ヘッドの吐出口形成面と対向するように、回復系ユニット(回復処理手段)58が設けられている。回復系ユニット58は、記録ヘッドからのインクの吐出状態を維持させるように、記録ヘッドに対して、吸引回復処理や予備吐出処理などの各種回復処理を施す。
図2はインクタンク10の分解斜視図である。図2において、インクタンク10は、筐体1とフタ部材2からなるケース部材と、筐体1に固定された可撓性部材3とを備え、これらによってインク収容部を形成する。インク収容部内には、板部材5と、これを可撓性部材3側へ付勢するバネ部材4と、が設けられている。板部材5を介してバネ部材4によって可撓性部材3を外方に付勢することによって、インク収容部内に負圧を発生させる。インク収容部にはインクが収容される。
筐体1の一側部には記録ヘッド(不図示)へのインク供給路と接続するインク供給口6が設けられる。筐体1はインクを収容する容器を構成する。その部材の材質は、ポリプロピレンで形成されているが、それに限るものではなく、変性ポリフェニレンエーテル、ポリスルホン等でもよい。可撓性部材3は、筐体1の外周部に溶着される。板部材5およびバネ部材4は、例えば、ステンレス材料により成形されている。筐体1の開口部にはフタ部材2が取り付けられ、フタ部材2は可撓性部材3を保護している。可撓性部材3はシート部材であり、多層構造となっている。可撓性部材3の具体的な構成については図3(a)および(b)を参照して後述する。
図3(a)〜(d)はインクタンク10を説明するための図である。なお、図3(a)〜(d)においては、説明の便宜のためにフタ部材2の図示を省略している。図3(a)および(b)は可撓性部材3の変位を説明するための図であり、図2に示す線A−Aに沿った断面を示す断面図である。図3(a)に示す状態において、インク供給口6からインク供給路を介して記録ヘッドへインク収容部内のインクを供給すると、それに伴い可撓性部材3が変位し板部材5がバネ部材4を圧縮させる方向へ移動し、図3(b)に示す状態となる。インクタンク10においては、図3(a)に示す状態から図3(b)に示す状態へ、可撓性部材3をスムーズに変位させることによって、内部の負圧を安定的に制御する。これによって、液体吐出ヘッドへ液体を安定的に供給するとともに液体吐出ヘッドからの液体漏れを防止する。
ここで、可撓性部材3の構成について説明する。本実施形態における可撓性部材3は、筐体1に溶着された際に筐体1に最も近い側となる方から順に、ポリプロピレン層、ナイロン層、エチレンビニルアルコール共重合体層、ナイロン層、によって構成されている。ポリプロピレン層はインクタンク10のインク収容部に収容したインクの蒸発を抑制する。エチレンビニルアルコール共重合体層は、インク収容部内への気体の透過を抑制する。ナイロン層は、インクタンク10が落下した際などにおける可撓性部材3の破れや穴あき等を抑制する。このように、可撓性部材3を構成することによって、インクの蒸発によるインクの劣化、気体の透過による負圧の変化、落下時における可撓性部材3の破れや穴あき等を抑制することができる。また、筐体1に最も近い側となる層を融点が比較的低いポリプロピレン層とすることによって、比較的低温にて筐体1と可撓性部材3とを溶着させることができるため、溶着時の可撓性部材3への熱による影響を抑えることができる。なお、ポリプロピレン層に代えて、ポリエチレン層などを用いてもよい。また、可撓性部材3の構成は、上記の構成に限定されるものではなく、適宜変更することができる。
図3(c)は図3(a)に示す破線領域を拡大して示す断面図である。可撓性部材3は、筐体1の外周部に溶着されており、折り返し部3aを有している。インクタンク10に収容されているインクの量の変化に伴って変位可能なように、可撓性部材3は一部の領域を撓ませた状態にて筐体1に対して溶着させる。この撓んだ領域において、インクタンク10の内側に向かって突出している部分を、折り返し部3aという。インクタンク10内に収容されているインクの供給と共に、可撓性部材3が変位し、撓んだ領域における折り返し部3aの位置が変化する。この折り返し部3aの位置が変化する範囲である折り返し領域3bを図3(d)に示す。
図3(d)は図3(a)に示すインクタンク10をx方向上流側から見た状態を示す図である。図3(d)に示すように、可撓性部材3は折り返し領域3bを有している。折り返し領域3bは、インクタンク10の内壁の一部となる領域であり、インクタンク10に収容されるインクと接することがある領域である。また、折り返し領域3bは、筐体1の外周部に溶着される領域(第1の領域)と板部材5に当接する領域(第2の領域)との間に位置する領域(第3の領域)であり、液体の供給に伴って変位する領域である。そのため、折り返し領域3bは、気体の透過による内部の圧力状態の変化やインクの劣化などを抑制するように構成され、且つスムーズに変位して内部の圧力を安定的に制御できるように均一な厚みを有していることが望ましい。
可撓性部材3を延伸させると、延伸された領域においては、分子が配向すると共に、配向結晶化が起こり、繊維構造が形成される。この構造により、延伸された領域においては、未延伸の領域に比べ、引張り強度が強く、衝撃強度が強く、気体透過性が低くなる。本実施形態においては、可撓性部材の折り返し領域となる領域を、他の領域よりも薄く均一な厚みを有するように延伸させる。このように延伸された可撓性部材をインクタンクに用いることによって、気体の透過による内部の圧力状態の変化やインクの劣化などを抑制するとともに、落下時の破れや穴あきに対する信頼性も確保することができる。また、折り返し領域における抵抗を低減させることによって、可撓性部材をスムーズに変位させる即ち折り返し領域における折り返し部の位置をスムーズに変化させる。これによって、本実施形態においては、インクタンク内の圧力を安定的に制御することができるので、記録ヘッドへ安定的にインクを供給することができるとともに記録ヘッドからのインク漏れを抑制することができる。可撓性部材3の延伸方法について、図4(a)及び(b)を参照して説明する。
図4(a)〜(f)はインクタンク10の製造方法を説明するための図である。図4(a)及び(b)は可撓性部材3の成形方法を説明するための図であり、図4(c)は板部材5に延伸された可撓性部材3を当接させた状態を示す図である。図4(d)は筐体1に可撓性部材3を溶着する状態を示す図であり、図4(e)は可撓性部材3を切断する状態を示す図であり、図4(f)はフタ部材2を配置した状態を示す図である。なお、本実施形態において、可撓性部材3を延伸させる際の可撓性部材3の温度は、可撓性部材3のガラス転移点以上であり且つ融点未満の温度である。
まず、可撓性部材3の延伸方法について説明する。図4(a)は可撓性部材3を保持している状態を示す図であり、図4(b)は可撓性部材3を延伸させている状態を示す図である。
図4(a)に示すように、2つの保持部材8を用いて、可撓性部材3の両端部を保持する。その際、可撓性部材3の延伸時に保持部材8による保持状態が維持されるような保持力によって、可撓性部材3を保持することによって、延伸時に保持部材8から可撓性部材3の端部が引き抜かれる事態を防止する。なお、図4(a)及び(b)においては、図示しないが、保持部材8と可撓性部材3との摩擦力を上げるために、保持部材8と可撓性部材3との間に例えばサンドペーパやゴム部材などを配置する。このようにして摩擦力を上げ、保持部材8の保持力を上げることによって、保持部材8による保持状態を維持したまま、可撓性部材3を延伸させる。
可撓性部材3における筐体1への溶着領域が延伸された場合、その部分の溶解温度が上昇し、筐体1との溶着時に所望の温度で溶着されない事態や、溶着の際に比較的高い温度が加わることによる可撓性部材3への負荷の増大などが生じることがある。これを防止するために、本実施形態において可撓性部材3の筐体1への溶着領域は、保持部材8によって覆われるようにして、延伸されないようにする。
図4(b)に示すように、保持部材8によって保持されている可撓性部材3に、延伸部材9を当接させ、可撓性部材3を延伸させる。これによって、可撓性部材3における保持部材8によって保持されている領域と延伸部材9に当接している領域との間の領域を延伸させ、この延伸された領域を折り返し領域3bとする。ここでは、折り返し領域3bの厚みを他の領域の厚みの1/2から1/10の厚みとなるように、延伸させるものとする。しかしながら、他の領域の厚みよりも折り返し領域3bの厚みを薄くすることができれば、折り返し領域3bは上記範囲の厚みを有していなくてもよい。また、折り返し領域3bの厚みは、0.01mm未満の厚みである場合は落下時の信頼性を確保する事が難しく、0.1mmを超える厚みである場合は抵抗が大きくなり安定した負圧制御が難しい。そのため、ここでは、0.01mmから0.1mmの範囲内の厚みを折り返し領域3bが有するように、可撓性部材3は延伸されるものとする。
本実施形態において、延伸部材9における可撓性部材3との当接面の面積は、板部材5における可撓性部材3との当接面の面積と略等しく設定されている。これによって、可撓性部材3における板部材5との当接領域は、ある程度の厚みを保つようにすることができる。そのため、可撓性部材3の板部材5との当接領域の厚みが比較的薄い場合に想定されるインクタンク10の落下時などにおける可撓性部材3の破れや穴あきに対する信頼性を確保することができる。
図4(a)及び(b)に示すように、延伸部材9の可撓性部材3と当接する角部は、R形状となっている。これにより、可撓性部材3の延伸時に、延伸部材9の角部と可撓性部材3との当接圧が局所的に高まって可撓性部材3が破れることを防止する。
以上のようにして、可撓性部材3を延伸させることによって、この延伸させた領域を折り返し領域3bとし、折り返し領域3bを有する可撓性部材3を成形することができる。
可撓性部材3を延伸させた後、可撓性部材3と延伸部材9との当接状態を解除する。そして、図4(c)に示すように、板部材5と可撓性部材3とが当接する位置に、バネ部材4及び板部材5が取り付けられた筐体1を配置し、板部材5と可撓性部材3とを当接させる。そして、保持部材8による可撓性部材3の保持状態を維持したまま、可撓性部材3の保持部材8によって保持される領域が小さくなる方向へ保持部材8をスライドさせ、可撓性部材3の保持部材8に保持されていた領域の一部と筐体1とを当接させる。この当接させた領域にて、筐体1に対して可撓性部材3を溶着する。図4(d)に示すように、筐体1に対する可撓性部材3の溶着は、溶着装置12を用いて行われる。
その後、図4(e)に示すように、保持部材8による可撓性部材3の保持状態を解除し、切断装置13を用いて、可撓性部材3の不要な部分を切断する。この切断された部分を取り除く。そして、図4(f)に示すように、可撓性部材3を介して筐体1と互いに対向する位置にフタ部材2を配置し、不図示の溶着装置を用いて、筐体1に対してフタ部材2を溶着する。このように製造されたインクタンク10のインク収容部へ、インク供給口6を介してインクが充填され、インク供給口6を封止する。以上の工程を経て、インクを収容したインクタンク10が完成する。
(他の実施形態)
上記実施形態においては、本発明に係る成形方法によって成形された可撓性部材を用いる液体収容容器を、記録ヘッドにインクを供給するインクタンクに適用した場合について説明した。しかしながら、記録部としてのペンにインクを供給する供給部としての液体収容容器に、本発明に係る成形方法によって成形された可撓性部材を用いてもよい。
また、種々の記録装置の他、飲料水や液体調味料などの種々の液体を収容して供給するための液体収容容器、あるいは薬品を供給する医療の分野などの液体収容容器に、本発明に係る成形方法によって成形された可撓性部材を用いてもよい。
1 筐体
3 可撓性部材
5 板部材
9 延伸部材
10 液体収容容器

Claims (10)

  1. 可撓性部材と、前記可撓性部材が固定される筐体と、前記筐体に取り付けられており且つ前記可撓性部材と当接する板部材と、を備え、前記板部材を介して前記可撓性部材を付勢することによって内部に負圧を生じさせる液体収容容器に用いる可撓性部材の成形方法であって、
    前記可撓性部材の第1の領域を保持し、前記第1の領域と前記筐体に前記可撓性部材を固定した際に前記板部材に当接する第2の領域との間の第3の領域を、前記第2の領域に延伸部材を当接させることによって延伸させる延伸工程を含み
    前記延伸工程においては、前記第2の領域の厚みの1/2から1/10の厚みとなるように、前記第3の領域を延伸させる
    ことを特徴とする液体収容容器に用いる可撓性部材の成形方法。
  2. 前記第1の領域の少なくとも一部の領域は、前記筐体に対して前記可撓性部材を固定するための領域として用いられる請求項1に記載の液体収容容器に用いる可撓性部材の成形方法。
  3. 前記延伸工程における前記可撓性部材の温度は、ガラス転移点以上であり且つ融点未満である請求項1または請求項2に記載の液体収容容器に用いる可撓性部材の成形方法。
  4. 前記延伸工程においては、0.01mmから0.1mmの範囲内の厚みを有するように、前記第3の領域を延伸させる請求項1から請求項の何れか1項に記載の液体収容容器に用いる可撓性部材の成形方法。
  5. 前記可撓性部材として、多層構造のシートを用いる請求項1から請求項の何れか1項に記載の液体収容容器に用いる可撓性部材の成形方法。
  6. 前記多層構造のシートは、前記筐体に固定された際に前記筐体に近い側となる方から順に、ポリプロピレン層、ナイロン層、エチレンビニルアルコール共重合体層、ナイロン層によって構成されている請求項に記載の液体収容容器に用いる可撓性部材の成形方法。
  7. 前記延伸部材の前記第2の領域に当接する面の面積は、前記板部材の前記第2の領域に当接する面の面積と等しい請求項1から請求項の何れか1項に記載の液体収容容器に用いる可撓性部材の成形方法。
  8. 可撓性部材と、前記可撓性部材が固定される筐体と、前記筐体に取り付けられており且つ前記可撓性部材と当接する板部材と、を備え、前記板部材を介して前記可撓性部材を付勢することによって内部に負圧を生じさせる液体収容容器に用いる可撓性部材の成形方法であって、
    前記可撓性部材の第1の領域を保持し、前記第1の領域と前記筐体に前記可撓性部材を固定した際に前記板部材に当接する第2の領域との間の第3の領域を、前記第2の領域に延伸部材を当接させることによって延伸させる延伸工程を含み、
    前記延伸部材の前記第2の領域に当接する面の面積は、前記板部材の前記第2の領域に当接する面の面積と等しい
    ことを特徴とする液体収容容器に用いる可撓性部材の成形方法。
  9. 前記延伸部材の前記可撓性部材に当接する角部は、R形状を有する請求項1から請求項8の何れか1項に記載の液体収容容器に用いる可撓性部材の成形方法。
  10. 請求項1から請求項9の何れか1項に記載の液体収容容器に用いる可撓性部材の成形方法によって成形された可撓性部材の前記第1の領域の少なくとも一部の領域を、前記筐体に対して固定する固定工程を含む液体収容容器の製造方法。
JP2014091603A 2014-04-25 2014-04-25 液体収容容器に用いる可撓性部材の成形方法および液体収容容器の製造方法 Active JP6333046B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014091603A JP6333046B2 (ja) 2014-04-25 2014-04-25 液体収容容器に用いる可撓性部材の成形方法および液体収容容器の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014091603A JP6333046B2 (ja) 2014-04-25 2014-04-25 液体収容容器に用いる可撓性部材の成形方法および液体収容容器の製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2015208913A JP2015208913A (ja) 2015-11-24
JP2015208913A5 JP2015208913A5 (ja) 2017-04-13
JP6333046B2 true JP6333046B2 (ja) 2018-05-30

Family

ID=54611536

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014091603A Active JP6333046B2 (ja) 2014-04-25 2014-04-25 液体収容容器に用いる可撓性部材の成形方法および液体収容容器の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6333046B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10059113B2 (en) * 2016-12-08 2018-08-28 Funai Electric Co., Ltd. Fluidic dispensing device

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007152842A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 Canon Inc 液体収納容器の製造方法および液体収納容器
JP4821346B2 (ja) * 2006-02-07 2011-11-24 セイコーエプソン株式会社 背圧制御装置の製造方法
JP2007290242A (ja) * 2006-04-25 2007-11-08 Canon Inc 液体収納容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015208913A (ja) 2015-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3162571B1 (en) Liquid ejecting device and head
US8272724B2 (en) Liquid containers
JP2004314602A (ja) 液体収納容器及びその製造方法
JP2017081083A (ja) 液体吐出装置、ヘッド及び液体充填方法
JP6381133B2 (ja) プリントヘッド用インク供給装置
JP2004090623A (ja) 液体カートリッジおよび液体収容体
JP2003211704A (ja) 液体収納容器及び該容器を用いるインクジェット記録装置
JP2003320680A (ja) 液体噴射装置用液体供給チューブおよび液体噴射装置
US7992977B2 (en) Liquid ejecting apparatus and liquid supply method
JP5353565B2 (ja) 液体収容容器及び画像形成装置
JP6333046B2 (ja) 液体収容容器に用いる可撓性部材の成形方法および液体収容容器の製造方法
JP6083265B2 (ja) 液体吐出ヘッド、画像形成装置
JP2007062337A (ja) 液体収納容器、該液体収納容器を用いたインクジェット記録装置および液体収納容器の製造方法
EP2781358B1 (en) Image recording apparatus
JP2017047547A (ja) 液体吐出装置
JP5210149B2 (ja) インク容器、インク供給方法
JP5821611B2 (ja) 液体収容体
JP2009226942A (ja) 液体吐出ヘッド及び画像形成装置
JP2012061684A (ja) 圧力緩衝器、液体噴射ヘッド、液体噴射記録装置、圧力緩衝器用製造治具、および圧力緩衝器の製造方法
JP4144842B2 (ja) 液体収納容器
JP2007125878A (ja) インクジェット記録装置
JP2006231524A (ja) ダンパー装置、ダンパー装置の製造方法、記録装置及び液体噴射装置
JP2008246827A (ja) 液体収納容器およびインクジェット記録装置
JP6335599B2 (ja) 液体吐出ヘッド及びインクジェット記録装置
JP6891481B2 (ja) 液体噴射装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170309

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170309

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171205

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180327

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180424

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6333046

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151