JP6331324B2 - 3dプリンタから出力される出力造形物についての固有符号の付加および確認を行う方法およびシステム - Google Patents
3dプリンタから出力される出力造形物についての固有符号の付加および確認を行う方法およびシステム Download PDFInfo
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コンピュータが、3Dプリンタで所定の造形物を出力可能な形式をもった3Dプリンタ出力用の元データと、この元データに著作権保護のために付加する固有符号と、を入力するデータ入力段階と、
コンピュータが、固有符号に基づいて、凹凸構造面を有する3Dバーコードを作成する3Dバーコード作成段階と、
コンピュータが、元データに3Dバーコードを合成することにより、合成データを作成する3Dバーコード合成段階と、
コンピュータが、合成データを配信するデータ配信段階と、
合成データを3Dプリンタに与えることにより得られた出力造形物から、3Dバーコードを抽出し、固有符号を検出する符号検出段階と、
を行い、
3Dバーコード合成段階では、内部に凹凸構造面が形成された造形物が出力可能な合成データが得られる合成を行い、
符号検出段階では、出力造形物を外部からスキャンすることにより凹凸構造面を認識し、3Dバーコードを抽出するようにしたものである。
3Dバーコード作成段階で、一次元バーコードもしくは二次元バーコードに基づいて3Dバーコードを作成するようにしたものである。
3Dバーコード作成段階で、所定の符号形成平面上に、固有符号に対応した黒領域および白領域の集合体からなる一次元バーコードもしくは二次元バーコードを作成し、黒領域および白領域のうちの一方を、符号形成平面に対して直交する方向に所定の段差距離dだけ移動させる移動処理を行い、当該移動処理後の黒領域および白領域によって凹凸構造面を形成するようにしたものである。
データ入力段階で、第1の三次元閉空間領域の境界面を示す元データを入力し、
3Dバーコード合成段階で、第1の三次元閉空間領域の内部に含まれ、かつ、その境界面の一部が3Dバーコードとなる凹凸構造面を形成している第2の三次元閉空間領域を定義し、第1の三次元閉空間領域の境界面を外面とし、第2の三次元閉空間領域の境界面を内面とする第3の三次元閉空間領域を定義し、この第3の三次元閉空間領域の外面および内面を示す情報を含んだ合成データを作成するようにしたものである。
符号検出段階で、X線CTスキャナ装置を用いて出力造形物を外部からスキャンすることにより、凹凸構造面を認識するようにしたものである。
データ配信段階で、合成データに対して暗号化処理を施すことにより配信用データを作成し、合成データを配信用データの形で配信するようにし、配信を受けた者が配信用データに対して復号処理を施した場合に合成データを利用できるようにしたものである。
データ配信段階で、著作権保護のために付加する埋込符号を、合成データに対して電子透かしとして埋め込む埋込処理を施すことにより配信用データを作成し、合成データを配信用データの形で配信するようにし、配信用データから埋込符号を抽出して認識できるようにしたものである。
3Dバーコード合成段階で、複数の多角形の各頂点位置を示す座標データと、各多角形の表裏を示す法線ベクトルデータと、を含む合成データを作成し、
データ配信段階で、法線ベクトルデータを構成する一部のビットの値を変更することにより埋込処理を実行するようにしたものである。
3Dプリンタで所定の造形物を出力可能な形式をもった3Dプリンタ出力用の元データと、この元データに著作権保護のために付加する固有符号と、を入力するデータ入力部と、
固有符号に基づいて、凹凸構造面を有する3Dバーコードを作成する3Dバーコード作成部と、
元データに3Dバーコードを合成することにより、合成データを作成する3Dバーコード合成部と、
合成データを配信するデータ配信部と、
合成データを3Dプリンタに与えることにより得られた出力造形物から、3Dバーコードを抽出し、固有符号を検出する符号検出部と、
を設け、
3Dバーコード合成部は、凹凸構造面が内部に形成された出力造形物を出力可能な合成データを作成し、
符号検出部は、出力造形物を外部からスキャンすることにより凹凸構造面を認識し、3Dバーコードを抽出するようにしたものである。
3Dバーコード作成部が、一次元バーコードもしくは二次元バーコードに基づいて3Dバーコードを作成するようにできる。
データ入力部が、第1の三次元閉空間領域の境界面を示す元データを入力し、
3Dバーコード合成部が、第1の三次元閉空間領域の内部に含まれ、かつ、その境界面の一部が3Dバーコードとなる凹凸構造面を形成している第2の三次元閉空間領域を定義し、第1の三次元閉空間領域の境界面を外面とし、第2の三次元閉空間領域の境界面を内面とする第3の三次元閉空間領域を定義し、この第3の三次元閉空間領域の外面および内面を示す情報を含んだ合成データを作成するようにすることができる。
符号検出部が、出力造形物を外部からスキャンすることにより凹凸構造面を認識するX線CTスキャナ装置を有するようにすることができる。
コンピュータが、3Dプリンタで所定の造形物を出力可能な形式をもった3Dプリンタ出力用の元データと、この元データに付加する固有符号と、を入力するデータ入力段階と、
コンピュータが、固有符号に基づいて、凹凸構造面を有する3Dバーコードを作成する3Dバーコード作成段階と、
コンピュータが、元データに3Dバーコードを合成することにより、合成データを作成する3Dバーコード合成段階と、
を行うようにしたものである。
3Dプリンタで所定の造形物を出力可能な形式をもった3Dプリンタ出力用の元データと、この元データに付加する固有符号と、を入力するデータ入力部と、
固有符号に基づいて、凹凸構造面を有する3Dバーコードを作成する3Dバーコード作成部と、
元データに3Dバーコードを合成することにより、合成データを作成する3Dバーコード合成部と、
を設けるようにしたものである。
コンピュータが、3Dプリンタで所定の造形物を出力可能な形式をもった3Dプリンタ出力用の元データと、この元データに付加する固有符号と、を入力するデータ入力段階と、
コンピュータが、固有符号に基づいて、凹凸構造面を有する3Dバーコードを作成する3Dバーコード作成段階と、
コンピュータが、元データに3Dバーコードを合成することにより、合成データを作成する3Dバーコード合成段階と、
コンピュータが、合成データを3Dプリンタに与えることにより出力造形物を得る造形物作成段階と、
を行い、
データ入力段階で、第1の三次元閉空間領域の境界面を示す元データを入力し、
3Dバーコード作成段階で、所定の符号形成平面上に、固有符号に対応した黒領域および白領域の集合体からなる一次元バーコードもしくは二次元バーコードを作成し、黒領域および白領域のうちの一方を、符号形成平面に対して直交する方向に所定の段差距離dだけ移動させる移動処理を行い、当該移動処理後の黒領域および白領域によって凹凸構造面を形成し、
3Dバーコード合成段階で、第1の三次元閉空間領域の内部に含まれ、かつ、その境界面の一部が凹凸構造面を形成している第2の三次元閉空間領域を定義し、第1の三次元閉空間領域の境界面を外面とし、第2の三次元閉空間領域の境界面を内面とする第3の三次元閉空間領域を定義し、この第3の三次元閉空間領域の外面および内面を示す情報を含んだ合成データを作成し、
造形物作成段階で、内部に凹凸構造面が形成された出力造形物を3Dプリンタから出力することにより三次元物品を製造するようにしたものである。
第1の三次元閉空間領域の境界面を構成する外面と、第1の三次元閉空間領域の内部に含まれる第2の三次元閉空間領域の境界面を構成する内面と、を有し、
外面と内面との間の空間として形成される第3の三次元閉空間領域には固体からなる第1の材料が充填されており、第2の三次元閉空間領域には第1の材料とは異なる材質からなる第2の材料が充填されており、
内面の一部に3Dバーコードを構成する凹凸構造面が形成されており、凹凸構造面は、所定の平面からなる符号形成面上に配置された凹部領域と、符号形成面を所定の段差距離dだけ平行移動して得られるオフセット面上に配置された凸部領域との集合体によって構成され、
符号形成面およびオフセット面に対して平行な位置に配置された所定の投影平面上に、凹部領域および凸部領域を正射影投影したときに、凹部領域の投影像と凸部領域の投影像とによって、固有符号を示す一次元バーコードもしくは二次元バーコードが形成されているようにしたものである。
第1の材料が不透明な固体材料であり、第2の材料が空気であるようにしたものである。
第1の材料が不透明な固体材料であり、第2の材料がこの固体材料を生成するための原材料であるようにしたものである。
コンピュータが、3Dプリンタで所定の造形物を出力可能な形式をもった3Dプリンタ出力用の元データと、この元データに付加する固有符号と、を入力するデータ入力段階と、
コンピュータが、固有符号に基づいて、凹凸構造面を有する3Dバーコードを作成する3Dバーコード作成段階と、
コンピュータが、元データに3Dバーコードを合成することにより、合成データを作成する3Dバーコード合成段階と、
コンピュータが、合成データを配信するデータ配信段階と、
合成データを3Dプリンタに与えることにより得られた出力造形物から、3Dバーコードを抽出し、固有符号を検出する符号検出段階と、
を行い、
3Dバーコード合成段階では、内部に凹凸構造面が形成された造形物が出力可能な合成データが得られる合成を行い、
符号検出段階では、出力造形物を外部からスキャンすることにより凹凸構造面を認識し、3Dバーコードを抽出するようにしたものである。
3Dプリンタで所定の造形物を出力可能な形式をもった3Dプリンタ出力用の元データと、この元データに付加する固有符号と、を入力するデータ入力部と、
固有符号に基づいて、凹凸構造面を有する3Dバーコードを作成する3Dバーコード作成部と、
元データに3Dバーコードを合成することにより、合成データを作成する3Dバーコード合成部と、
合成データを配信するデータ配信部と、
合成データを3Dプリンタに与えることにより得られた出力造形物から、3Dバーコードを抽出し、固有符号を検出する符号検出部と、
を設け、
3Dバーコード合成部は、凹凸構造面が内部に形成された出力造形物を出力可能な合成データを作成し、
符号検出部は、出力造形物を外部からスキャンすることにより凹凸構造面を認識し、3Dバーコードを抽出するようにしたものである。
はじめに、従来技術の問題点を簡単に述べるとともに、これを解決するための本発明の基本概念を説明する。
続いて、図3の流れ図を参照しながら、発明に係る3Dプリンタ出力用データの著作権保護方法の基本手順を説明する。この基本手順は、3Dプリンタ出力用データを配信する際に、出力造形物についての著作権保護を行う著作権保護方法の手順であり、基本的にはコンピュータを利用して実行される。
続いて、図3の流れ図のステップS3の3Dバーコード合成段階において実行される合成データD2の作成方法の基本原理を、図8および図9を参照しながら説明する。ここでは、図4に示す立方体の三次元構造体50を出力生成物Mとして出力させるための3Dプリンタ出力用データが元データD1として用意され、図6(a) に示す一次元バーコード21に基づいて作成された図6(b) に示す凹凸構造面が3Dバーコード30として用意されている具体的な事例について、両者を合成して合成データD2を作成する処理方法を示す。
ここでは、§3で述べた3Dバーコード合成段階によって作成された合成データD2を3Dプリンタに与えることにより出力される出力造形物Hの構造について、より詳細な説明を行う。
ここでは、本発明に係る著作権保護方法を実施する際に、配信時にDRM付加処理を行う変形例を述べておく。§1では、図1を参照しながら、従来の一般的な3Dプリンタ出力用データの配信形態を説明した。この従来の配信形態では、3Dプリンタ出力用データDをネットワークNを介して配信する際にDRM付加処理141を施し、ユーザによる受信時にDRM解除処理142を行っている。具体的なDRM付加処理141としては、暗号化処理や電子透かしの埋込処理が利用されていることも既に述べたとおりである。
最後に、本発明を、3Dプリンタ出力用データの配信および著作権保護を行うシステムとして把握した説明を行う。図17は、そのようなシステムの基本構成を示すブロック図である。このシステムは、3Dプリンタ出力用データを配信するとともに、出力造形物についての著作権保護を行う機能をもったシステムである。
これまでの実施形態では、本発明を著作権保護を目的とする発明として捉え、3Dプリンタ出力用の元データに付加する固有符号の用途として著作権保護の用途を前提に説明を行ってきた。しかしながら、本発明の利用目的は、必ずしも著作権保護のみに限定されるものではない。本発明において元データに付加される固有符号は、当該元データの出自を示す役割を果たすことができるので、本発明は、たとえば、意匠権保護の目的に利用することも可能であるし、不正競争防止法に規定されている不正競争行為(模倣行為など)を防止する目的に利用することも可能である。
20:平面バーコード
21:一次元バーコード
22:二次元バーコード(QRコード(登録商標))
30:3Dバーコード(凹凸構造面)
35:三次元ブロック(三次元閉空間領域)
41:第1材料部
42:第2材料部
50:三次元構造体
110:CAD/CGツール
120:3Dボディスキャナ
130:医療用CT/MRIスキャナ
141:DRM付加処理
142:DRM解除処理
143:配信用DRM付加処理
144:配信用DRM解除処理
150:3Dプリンタ
151:造形台
152:樹脂吐出ノズル
153:造形容器
154:液体吐出ノズル
160:データ入力部
170:3Dバーコード作成部
180:3Dバーコード合成部
190:データ配信部
195:データ受信部
200:符号検出部(X線CTスキャナ装置)
A:三次元構造体50の頂点
a:三次元構造体50を構成する面
B:三次元構造体50の頂点
Bk:黒領域
b:三次元構造体50を構成する面
C:三次元構造体50の頂点
c:三次元構造体50を構成する面
d:段差距離
D:3Dプリンタ出力用データ
D1:3Dプリンタ出力用データ(元データ)
D2:3Dプリンタ出力用データ(合成データ)
D2′:3Dプリンタ出力用データ(合成データ:電子透かし埋込状態)
D3:配信用データ
E:符号形成面
F:オフセット面
G1:第1の三次元閉空間領域
g1:第1の三次元閉空間領域の境界面
G2:第2の三次元閉空間領域
g2:第2の三次元閉空間領域の境界面
G3:第3の三次元閉空間領域
g11〜g15:第1の三次元閉空間領域G1の境界面
H:出力造形物(合成データに基づくもの)
H1:第1材料部
H2:第2材料部
Ha:樹脂部
Hb:空洞部
Hc:固化石膏部
Hd:粉体石膏部
L1〜L4:各レイヤー
M:出力造形物(元データに基づくもの)
N:ネットワーク(インターネット)
N11〜N15:法線ベクトル
Na:面aについての法線ベクトル
Nb:面bについての法線ベクトル
Nc:面cについての法線ベクトル
Nt:三角形tについての法線ベクトル
Nt(0):三角形tについての法線ベクトル(ビット0を埋込済)
Nt(1):三角形tについての法線ベクトル(ビット1を埋込済)
O:三次元座標系の原点
P:法線ベクトルの先端点
Q1,Q2:中心点
S1〜S7:流れ図の各ステップ
t:三次元構造体を構成する三角形
U:投影平面
V:空洞部
Vt:垂直壁面
Wh:白領域
X:三次元座標系の座標軸
xa,xb,xc,xt:X座標値
Y:三次元座標系の座標軸
ya,yb,yc,yt:Y座標値
Z:三次元座標系の座標軸
za,zb,zc,zt:Z座標値
δ:微小値
θ:法線ベクトルの角度差
Claims (9)
- 3Dプリンタから出力される出力造形物に固有符号が付加されるようにし、これを確認する固有符号付加確認方法あって、
コンピュータが、3Dプリンタで所定の造形物を出力可能な形式をもった3Dプリンタ出力用の元データと、この元データに付加する固有符号と、を入力するデータ入力段階と、
コンピュータが、前記固有符号に基づいて、凹凸構造面を有する3Dバーコードを作成する3Dバーコード作成段階と、
コンピュータが、前記元データに前記3Dバーコードを合成することにより、合成データを作成する3Dバーコード合成段階と、
コンピュータが、前記合成データを配信するデータ配信段階と、
符号検出装置が、3Dプリンタが前記合成データに基づいて出力した出力造形物から、前記3Dバーコードを抽出し、前記固有符号を検出する符号検出段階と、
を有し、
前記固有符号は、前記データ配信段階での配信先ユーザごとに異なる符号であり、前記3Dバーコード合成段階では、同一の元データに対して、固有符号が異なる複数の3Dバーコードを合成することにより、複数とおりの合成データを作成し、前記データ配信段階では、配信先ユーザごとに異なる固有符号が埋め込まれた合成データが配信されるようにし、
前記データ入力段階では、第1の三次元閉空間領域の境界面と、前記第1の三次元閉空間領域の内側/外側を示すためにその境界面に立てた法線ベクトルと、を示す元データを入力し、
前記3Dバーコード合成段階では、前記第1の三次元閉空間領域の内部に含まれ、かつ、その境界面の一部が前記3Dバーコードとなる凹凸構造面を形成している第2の三次元閉空間領域を定義し、前記第1の三次元閉空間領域の境界面を外面とし、前記第2の三次元閉空間領域の境界面を内面とする第3の三次元閉空間領域を定義し、この第3の三次元閉空間領域の外面および内面を示す情報を含んだ合成データを作成し、
前記3Dバーコード合成段階において、前記第2の三次元閉空間領域の境界面と、前記第2の三次元閉空間領域の内側/外側を示すためにその境界面に立てた法線ベクトルと、を示す三次元ブロックのデータを作成した上で、前記三次元ブロックのデータについて法線ベクトルの向きを逆転させることにより空洞部を示すデータを作成し、前記元データと前記空洞部を示すデータとを合成することにより前記合成データを作成するようにし、
前記符号検出段階では、出力造形物を外部からスキャンすることにより前記凹凸構造面を認識し、前記3Dバーコードを抽出することを特徴とする3Dプリンタから出力される出力造形物についての固有符号付加確認方法。 - 請求項1に記載の固有符号付加確認方法において、
3Dバーコード作成段階で、一次元バーコードもしくは二次元バーコードに基づいて3Dバーコードを作成することを特徴とする3Dプリンタから出力される出力造形物についての固有符号付加確認方法。 - 請求項2に記載の固有符号付加確認方法において、
3Dバーコード作成段階で、所定の符号形成平面上に、固有符号に対応した黒領域および白領域の集合体からなる一次元バーコードもしくは二次元バーコードを作成し、黒領域および白領域のうちの一方を、前記符号形成平面に対して直交する方向に所定の段差距離dだけ移動させる移動処理を行い、当該移動処理後の黒領域および白領域によって凹凸構造面を形成することを特徴とする3Dプリンタから出力される出力造形物についての固有符号付加確認方法。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の固有符号付加確認方法において、
符号検出段階で、X線CTスキャナ装置が、出力造形物を外部からスキャンすることにより、凹凸構造面を認識することを特徴とする3Dプリンタから出力される出力造形物についての固有符号付加確認方法。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の固有符号付加確認方法において、
データ配信段階で、合成データに対して暗号化処理を施すことにより配信用データを作成し、合成データを前記配信用データの形で配信するようにし、配信を受けた者が前記配信用データに対して復号処理を施した場合に前記合成データを利用できるようにしたことを特徴とする3Dプリンタから出力される出力造形物についての固有符号付加確認方法。 - 請求項1〜5のいずれかに記載の固有符号付加確認方法において、
データ配信段階で、著作権保護のために付加する埋込符号を、合成データに対して電子透かしとして埋め込む埋込処理を施すことにより配信用データを作成し、合成データを前記配信用データの形で配信するようにし、前記配信用データから前記埋込符号を抽出して認識できるようにしたことを特徴とする3Dプリンタから出力される出力造形物についての固有符号付加確認方法。 - 請求項6に記載の固有符号付加確認方法において、
3Dバーコード合成段階で、複数の多角形の各頂点位置を示す座標データと、各多角形の表裏を示す法線ベクトルデータと、を含む合成データを作成し、
データ配信段階で、前記法線ベクトルデータを構成する一部のビットの値を変更することにより埋込処理を実行することを特徴とする3Dプリンタから出力される出力造形物についての固有符号付加確認方法。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の固有符号付加確認方法におけるデータ入力段階、3Dバーコード作成段階、および3Dバーコード合成段階をコンピュータに実行させるプログラム。
- 3Dプリンタから出力される出力造形物に固有符号が付加されるようにし、これを確認する固有符号付加確認システムであって、
3Dプリンタで所定の造形物を出力可能な形式をもった3Dプリンタ出力用の元データと、この元データに付加する固有符号と、を入力するデータ入力部と、
前記固有符号に基づいて、凹凸構造面を有する3Dバーコードを作成する3Dバーコード作成部と、
前記元データに前記3Dバーコードを合成することにより、合成データを作成する3Dバーコード合成部と、
前記合成データを配信するデータ配信部と、
前記合成データを3Dプリンタに与えることにより得られた出力造形物から、前記3Dバーコードを抽出し、前記固有符号を検出する符号検出部と、
を備え、
前記固有符号は、前記データ配信部の配信先となる配信先ユーザごとに異なる符号であり、前記3Dバーコード合成部は、同一の元データに対して、固有符号が異なる複数の3Dバーコードを合成することにより、複数とおりの合成データを作成し、前記データ配信部は、配信先ユーザごとに異なる固有符号が埋め込まれた合成データを配信し、
前記データ入力部は、第1の三次元閉空間領域の境界面と、前記第1の三次元閉空間領域の内側/外側を示すためにその境界面に立てた法線ベクトルと、を示す元データを入力し、
前記3Dバーコード合成部は、前記第1の三次元閉空間領域の内部に含まれ、かつ、その境界面の一部が前記3Dバーコードとなる凹凸構造面を形成している第2の三次元閉空間領域を定義し、前記第1の三次元閉空間領域の境界面を外面とし、前記第2の三次元閉空間領域の境界面を内面とする第3の三次元閉空間領域を定義し、この第3の三次元閉空間領域の外面および内面を示す情報を含んだ合成データを作成し、
前記3Dバーコード合成部は、前記第2の三次元閉空間領域の境界面と、前記第2の三次元閉空間領域の内側/外側を示すためにその境界面に立てた法線ベクトルと、を示す三次元ブロックのデータを作成した上で、前記三次元ブロックのデータについて法線ベクトルの向きを逆転させることにより空洞部を示すデータを作成し、前記元データと前記空洞部を示すデータとを合成することにより前記合成データを作成し、
前記符号検出部は、前記出力造形物を外部からスキャンすることにより前記凹凸構造面を認識し、前記3Dバーコードを抽出することを特徴とする3Dプリンタから出力される出力造形物についての固有符号付加確認システム。
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