JP6330882B2 - 制御装置 - Google Patents

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Description

この開示は制御装置、システム、制御方法およびプログラムに関し、特に、生産のための駆動部を制御する制御装置、システム、制御方法およびプログラムに関する。
工場の生産ラインでは作業者はロボットなどの機械と協調しながら作業を実施する場合がある。この場合において、作業に対する作業者の熟練の程度に合わせてロボットなどの機械を制御することが望まれている。
特許文献1(特開2015−230621号公報)は、作業者とロボットが共同で作業する場合に、作業者の作業に対する熟練度や身体特徴などを予め個人情報保持部に保持(記憶)しておき、作業時は、保持された個人情報を参照することで、作業者の熟練度を取得し、取得された熟練度に応じてロボットの挙動(位置姿勢や起動)を設定する構成を開示する。
特開2015−230621号公報
特許文献1の構成は、事前に各作業者について熟練度の情報を取得して保持(記憶)するための処理を実施する必要があり、煩わしい。また、作業者が多い大規模な作業工程または作業者の入れ替わりが頻繁である作業工程に、特許文献1の構成を導入する場合には、当該熟練度の情報の保持処理にかかるコスト(時間、メモリ容量など)が大きくなるなどの課題がある。
そのため、作業者の作業の熟練度に応じた生産ラインの駆動部制御を実施することが望まれている。
開示のある局面に従う、生産のための駆動部を制御する制御装置は、作業者から測定された生体情報を取得する取得部と、作業の熟練度ごとに当該熟練度に応じた生体情報を記憶するための記憶部と、作業時に取得部により取得される生体情報が有する特徴量と、記憶部の熟練度ごとの生体情報が有する特徴量とを比較し、比較の結果に基づき、当該取得される生体情報がいずれの熟練度に該当するかを判定する判定部と、判定された熟練度に基づき駆動部の制御量を決定する決定部と、を備える。
好ましくは、生体情報は、作業時の身体の動作を示す情報を含む。
好ましくは、熟練度ごとに当該熟練度に応じた生体情報が有する特徴量を取得し記憶部に蓄積する蓄積部を、さらに備える。
好ましくは、記憶部に蓄積される特徴量は、判定部より判定された熟練度に応じた生体情報が有する特徴量を含む。
上記の制御装置は、さらに、作業者が作業時に扱うワークの動きを示すワーク情報を取得するワーク情報取得部と、熟練度ごとに当該熟練度に応じたワーク情報を記憶するためのワーク情報記憶部と、作業者の作業時に取得されるワーク情報が有する特徴量と、ワーク情報記憶部の熟練度ごとのワーク情報が有する特徴量とを比較し、比較の結果に基づき、当該取得されるワーク情報がいずれの熟練度に該当するかを判定するワーク情報判定部と、を備え、決定部は、判定部により判定された熟練度と、ワーク情報判定部により判定された熟練度に基づき、制御量を決定する。
好ましくは、特徴量は、熟練度を識別可能な特徴量を含む。
好ましくは、判定部は、予め定められた時間毎に熟練度を判定し、制御装置は、予め定められた時間毎に判定された熟練度を統計し、統計情報を出力する。
この開示の他の局面にかかるシステムは、生産のための駆動部と、作業者の生体情報を測定するセンサと、駆動部を制御する制御装置と、を備える。制御装置は、センサから出力される生体情報を取得する取得部と、作業の熟練度ごとに当該熟練度に応じた生体情報を記憶するための記憶部と、作業者の作業時に取得される生体情報が有する特徴量と、記憶部の熟練度ごとの生体情報が有する特徴量とを比較し、比較の結果に基づき、当該取得される生体情報がいずれの熟練度に該当するかを判定する判定部と、判定された熟練度に基づき駆動部の制御量を決定する決定部と、を含む。
この開示のさらに他の局面にかかる制御方法は、生産のための駆動部を制御する方法であって、作業者から測定された生体情報を取得するステップと、作業者の作業時に取得される生体情報が有する特徴量と、記憶部に格納された熟練度ごとの生体情報が有する特徴量とを比較するステップと、比較の結果に基づき、当該取得される生体情報がいずれの熟練度に該当するかを判定するステップと、判定された熟練度に基づき駆動部の制御量を決定するステップと、を備える。
この開示のさらに他の局面にかかるプログラムは、生産のための駆動部を制御する方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、この方法は、作業者から測定された生体情報を取得するステップと、作業者の作業時に取得される生体情報が有する特徴量と、記憶部に格納された熟練度ごとの生体情報が有する特徴量とを比較するステップと、比較の結果に基づき、当該取得される生体情報がいずれの熟練度に該当するかを判定するステップと、判定された熟練度に基づき駆動部の制御量を決定するステップと、を備える。
作業者の作業の熟練度に応じて生産のための駆動部を制御する。
実施の形態1にかかるシステム1の全体構成を概略的に示す図である。 図1の制御コンピュータ100のハードウェア構成を模式的に示す図である。 図1のロボット60の構成を概略的に示す図である。 実施の形態1にかかる生体情報を例示する図である。 実施の形態1にかかる生体情報を例示する図である。 実施の形態1にかかる制御コンピュータ100の機能の構成を模式的に示す図である。 実施の形態1にかかる「学習モード」の処理フローチャートである。 実施の形態1にかかる有効パターンEPおよび閾値TH1〜TH3の決定方法を説明するための図である。 実施の形態1にかかる「運用モード」の処理フローチャートである。 実施の形態1にかかる学習モードにおける閾値の決定方法の他の例を模式的に示す図である。 実施の形態2にかかる熟練度の記録内容の表示例を示す図である。 作業中の手の移動速度の変化の表示例を示す図である。 作業中の手の移動にかかる加速度の変化の表示例を示す図である。 実施の形態4にかかる制御コンピュータ100の機能の構成を模式的に示す図である。 実施の形態4にかかる「学習モード」の処理フローチャートである。 実施の形態4にかかる「運用モード」の処理フローチャートである。
本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の図面において、同一または相当する部分には同一の参照番号を付してその説明は繰り返さない。
[システムの構成]
図1は、実施の形態1にかかるシステム1の全体構成を概略的に示す図である。FA(Factory Automation)などの生産ラインには、作業者10の作業に用いられる1または複数のユニット200、PLC(Programmable Logic Controller)などの制御コンピュータ100、および管理者が操作する管理コンピュータ300を備える。これらの各部は、有線または無線で相互に通信する。また、制御コンピュータ100は、作業者10が携帯する端末11と通信することができるが、管理コンピュータ300は、端末11と通信するとしてもよい。なお、システム1は生産現場に設置されるものであればよく、設置対象は生産ラインに限定されない。
ユニット200は、作業者10と協調作業する産業用ロボット60(以下、単にロボット60という)、および人の生体情報を非接触形式で検出するセンサ50を備える。図1では、作業者10は、例えばロボット60と協調してワークWを搬送する作業を実施する。
実施の形態1では、作業者10の作業時の「生体情報」から、作業の熟練の程度(以下、熟練度という)を判定し、判定された熟練度を用いてロボット60の制御量を決定する。
センサ50は身体の動きの経時的変化(姿勢の変化、移動など)を測定する機能を備える。具体的には、ハードウェア回路としての距離画像センサと、距離画像センサの出力から人体の動きを推定するソフトウェアプログラムを実行するマイクロコンピュータとを備える。距離画像センサは対象(人体)に赤外線を照射して得られた赤外線パターンを解析することにより距離画像を取得する。マイクロコンピュータは、距離画像と予め登録されているパターン画像とを照合し、照合の結果に基づき、距離画像において身体の各部(頭、胴体、肩、腕、腰、足、手、指など)の位置(座標値)を検出する。そして、時系列に取得される距離画像から、身体の各部の位置の経時的な変化が検出される。このように、センサ50は、赤外線の照射範囲に位置する作業者の身体の動きの経時的な変化を示す生体情報107を、制御コンピュータ100に送信する。
なお、身体の動きを測定する方法は、センサ50のような距離画像から測定する方法に限定されない。また、図1では、センサ50はユニット200毎に備えたが、1台のセンサ50を複数のユニット200で共用してもよい。
また、生体情報107は、上記の身体の動きの経時的な変化を示す情報に限定されない。たとえば、生体情報107は、さらに、作業者10の体温、呼吸数、脈拍、血圧等の経時的な変化を示す情報を含み得る。体温、呼吸数は、センサ50が撮像する赤外線画像から測定することができる。また、脈拍、血圧等は作業者10が携帯する腕時計タイプの装置により測定されて、当該装置は、測定データを制御コンピュータ100に送信する。
(制御コンピュータ100の構成)
図2は、図1の制御コンピュータ100のハードウェア構成を模式的に示す図である。図2を参照して、制御コンピュータ100は、演算処理部であるCPU(Central Processing Unit)110と、記憶部としてのメモリ112およびハードディスク114と、時間を計時し計時データをCPU110に出力するタイマ113と、入力インタフェイス118と、ディスプレイ122を制御する表示コントローラ120と、通信インタフェイス124と、データリーダ/ライタ126とを含む。これらの各部は、バス128を介して、互いにデータ通信可能に接続される。
CPU110は、ハードディスク114に格納されたプログラム(コード)を実行することで、各種の演算を実施する。メモリ112は、典型的には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などの揮発性の記憶装置であり、ハードディスク114から読み出されたプログラム・データに加えて、センサ50から受信する生体情報、およびワークデータなどが格納される。
入力インタフェイス118は、CPU110とキーボード121、マウス(図示せず)、タッチパネル(図示せず)などの入力装置との間のデータ伝送を仲介する。すなわち、入力インタフェイス118は、ユーザが入力装置を操作することで与えられる操作命令を受付ける。
通信インタフェイス124は、ユニット200(センサ50,ロボット60)または管理コンピュータ300または端末11との間のデータ伝送を仲介する。データリーダ/ライタ126は、CPU110と記録媒体であるメモリカード123との間のデータ伝送を仲介する。
(ロボット60の構成)
図3は、図1のロボット60の構成を概略的に示す図である。ロボット60は、ワークWを把持して搬送するために自在に回動するアーム63と、ワークWを搬送するようにアーム63を回動させるための駆動部62、および駆動部62を制御するコントローラ61を備える。なお、作業内容はワークWの搬送に限定されず、ワークWが部品であった場合にはワークWの本体への取付け作業などであってもよい。
駆動部62は、たとえばサーボモータである。ロボット60のアーム63は、駆動部62(サーボモータの回転軸)に接続される。図示されないエンコーダが、駆動部62に取付けられる。エンコーダは、駆動部62の動作状態を示す物理量を検出し、検出された物理量を示すフィードバック信号を生成するとともに、そのフィードバック信号をサーボドライバに相当するコントローラ61に出力する。フィードバック信号は、たとえば駆動部62のモータの回転軸の回転位置(角度)についての位置情報、その回転軸の回転速度の情報などを含む。実施の形態1においては、駆動部62(サーボモータ)の動作状態を示す物理量としてモータの回転軸の回転位置および回転速度が検出される。なお、回転位置および回転速度に加えてもしくは代わりに、加速度、変化量(移動量)、変化方向(移動方向)などを検出するようにしてもよい。
コントローラ61は、制御コンピュータ100から指令信号106を受けるとともに、エンコーダから出力されたフィードバック信号を受ける。コントローラ61は、制御コンピュータ100からの指令信号106およびエンコーダからのフィードバック信号に基づいて、駆動部62を駆動する。
コントローラ61は、制御コンピュータ100からの指令信号106に基づいて、駆動部62の動作に関する指令値を設定する。さらにコントローラ61は、駆動部62の動作が指令値に追従するように駆動部62を駆動する。具体的には、コントローラ61は、その指令値に従って、駆動部62(サーボモータ)の駆動電流を制御する。
このように、ロボット60は、アーム63に把持したワークWを作業者10と協調して搬送する場合に、アーム63の制御量(アームを回動させるための角度、方向、速度など)は、コントローラ61および駆動部62を介して、制御コンピュータ100からの指令信号106により遠隔から可変に制御される。
(生体情報と特徴量)
図4と図5は、実施の形態1にかかる生体情報を例示する図である。実施の形態1では、生体情報107が有する特徴量を用いて作業の熟練度を判定する。説明を簡単にするために、生体情報107に含まれる身体の動きの経時的な変化の情報(身体の各部位の位置、移動速度、移動加速度、移動距離などの経時的な変化の情報)が有する特徴量を用いる。なお、体温、脈拍、血圧等の経時的な変化を示す情報が有する特徴量を用いても同様に熟練度を判定することができる。
生体情報107は、たとえば、頭の移動量の変化(特定的には、頭の位置の経時的な変化)を含む。図4は、作業者10が熟練者であるときの頭の移動量(頭の位置の経時的な変化)の経過的な変化をグラフで示し、同様に図5は、作業者10が非熟練者(初心者など)であるときの頭の位置の経時的な変化をグラフで示す。これらグラフは、発明者らの実験により取得されたデータである。
図4と図5のグラフでは縦軸に作業者10の頭の移動量がとられて、横軸に時間がとられている。図4の熟練者の場合には、頭の移動量は一定の範囲に収束する。これに対して、図5の非熟練者の場合には、頭の移動量は時間が経過しても一定の範囲に収束することはない。したがって、発明者は、実験から、作業時に取得される作業者10の身体の各部位の動きから、作業者10の熟練の程度を推定することが可能になるとの知見を得た。
(制御コンピュータ100の機能構成)
図6は、実施の形態1にかかる制御コンピュータ100の機能の構成を模式的に示す図である。図6に示される機能は、作業者の生体情報107から駆動部62の制御量を決定する機能を含む。実施の形態1にかかる制御コンピュータ100の動作モードは、「学習モード」と「運用モード」とを含む。図6を参照して、制御コンピュータ100は、学習部101、センサ50から生体情報107を取得する取得部103、作業者10の作業に対する熟練度を判定する判定部104、および制御量決定部105を備える。また、制御コンピュータ100は、記憶部(ハードディスク114など)に対応する情報メモリ102を備える。
実施の形態1では、「学習モード」において学習部101は、取得部103により取得される生体情報107を情報メモリ102に格納し、格納された生体情報107に基づき熟練度を識別するための特徴量(以下、識別特徴量ともいう)を決定する。また、「運用モード」において判定部104は、作業者10から取得される生体情報107が有する複数種類の特徴量(以下、取得特徴量ともいう)のうち上記の識別特徴量に対応した特徴量と閾値とを比較し、比較の結果に基づき、当該取得される生体情報107がいずれの熟練度に該当するかを判定する。制御量決定部105は、判定された熟練度に基づき駆動部62の制御量を決定する。
ここでは、熟練度は、高(以下、高熟練度という)、中(以下、中熟練度という)、低(以下、低熟練度という)の3つに分類するが、分類は3つに限定されず、2つであってもよく、または4つ以上であってもよい。
図6を参照して、情報メモリ102は領域E1、E2、E3およびE4を含む。領域E1は、高熟練度の情報151、中熟練度の情報152および低熟練度の情報153を格納するための記憶領域である。領域E2は、「学習モード」の学習結果を格納するための領域である。学習結果は、1以上の識別特徴量の組合せを示すパターンEPと熟練度を判別するための閾値TH1、TH2およびTH3とを含む。領域E3およびE4は、作業領域に相当する。
高熟練度情報151は、「学習モード」において高熟練度である作業者10の作業時に取得される複数の生体情報107である生体情報BM1を含む。高熟練度情報151は、さらに、各生体情報BM1に関連付けて‘高熟練度’を示すラベルLB1、当該生体情報BM1から取得される複数の取得特徴量CRi(i=1,2,3・・・,n)を含む。
同様に、中熟練度情報152は、「学習モード」において中熟練度である作業者10の作業時に取得される複数の生体情報107である生体情報BM1を含む。中熟練度情報152は、さらに、各生体情報BM1に関連付けて‘中熟練度’を示すラベルLB2、当該生体情報BM2から取得される複数の取得特徴量CRi(i=1,2,3・・・,n)を含む。
同様に、低熟練度情報153は、「学習モード」において低熟練度である作業者10の作業時に取得される複数の生体情報107である生体情報BM1を含む。低熟練度情報153は、さらに、各生体情報BM1に関連付けて‘低熟練度’を示すラベルLB3、当該生体情報BM1から取得される複数の取得特徴量CRi(i=1,2,3・・・,n)を含む。
図6の領域E1の生体情報BM1は、学習モードが終了したときに削除されるとしてもよい。この場合には、情報メモリ102に必要な容量を少なくすることができる。
取得部103は、通信インタフェイス124を制御して、センサ50から生体情報107を取得(受信)し、取得された生体情報107を各部に出力する。
学習部101は、制御コンピュータ100の動作モードが「学習モード」であるとき、取得部103から熟練度ごとの生体情報107を入力し、入力した生体情報107を各熟練度に対応付けて情報メモリ102の領域E1に格納する。これにより、「学習モード」において、複数の生体情報107が情報メモリ102に熟練度ごとに蓄積(格納)される。学習部101は、生体情報107を情報メモリ102に熟練度ごとに蓄積する「蓄積部」の一実施例である。
また、学習部101は、「学習モード」であるとき、情報メモリ102の高熟練度情報151の生体情報BM1からの取得特徴量CRiのうちの1つ以上を識別特徴量CRiと決定する。また、学習部101は、決定された1つ以上の識別特徴量CRiからなる組合せを、有効パターンEPとして領域E2に格納する。有効パターンEPは、熟練度を識別するために有効な1つ以上の識別特徴量CRiの組合せを示す。学習部101は、高熟練度情報151、中熟練度情報152および低熟練度情報153の取得特徴量CRiのうちの、有効パターンEPの識別特徴量CRiの組合せに対応した取得特徴量CRiの組合せを特定する。そして、特定された組合せの値に基づき、閾値TH1、TH2およびTH3を取得し、領域E2に格納する。
判定部104は、制御コンピュータ100の動作モードが「運用モード」であるとき、取得部103から、作業に従事している作業者10の生体情報107を取得する。判定部104は、当該生体情報107が有する特徴量CRiのうちから、有効パターンEPの識別特徴量CRiの組合せに対応した特徴量CRiの組合せを特定する。判定部104は、特定された特徴量CRiの組合せの値を、閾値TH1、TH2およびTH3と比較する。そして、比較の結果に基づき、当該取得される生体情報107がいずれの熟練度に該当するかを判定する。
実施の形態1では、熟練度ごとの閾値TH1、TH2およびTH3のそれぞれは、上限値と下限値を有した値の幅(範囲)として設定される。判定部104は、作業者10から取得される生体情報107の有効パターンEPに対応した1つ以上の取得特徴量CRiの値が閾値TH1の範囲内にあるとき‘高熟練度’と判定し、閾値TH2の範囲内にあるときは‘中熟練度’と判定し、閾値TH3の範囲内にあるときは‘低熟練度’と判定する。
制御量決定部105は、「運用モード」において、判定部104により判定された熟練度に基づき駆動部62の制御量を決定する。制御量決定部105は、決定した制御量を示す指令信号106を生成し、通信インタフェイス124を介してロボット60のコントローラ61に送信する。
(情報メモリ102の変更)
上記の情報メモリ102の各熟練度のデータは可変であってよい。たとえば、ワークWの種類が変更したときに「学習モード」が実施されて情報メモリ102のデータが変更されてもよい。
また、「運用モード」において、同一の作業者10について「高熟練度」の判定がN回(ただし、N>2)連続したときは、当該作業者10の生体情報107を、高熟練度情報151の生体情報BM1として情報メモリ102の領域E1に追加し、学習部101は、追加後の領域E1の情報に基づき、有効パターンEPおよび閾値TH1、TH2およびTH3を、再度、取得し直すとしてもよい。これにより、有効パターンEPが示す識別特徴量CRiを、より識別率が高いものに変更することができる。また、閾値TH1、TH2およびTH3を、熟練度の判別精度をより正確にするような値に変更することが可能となる。
(処理フローチャート)
上記の「学習モード」および「運用モード」の処理を説明する。なお、図1の各ユニット200においては、以下に説明する「学習モード」および「運用モード」の処理が同様に実施される。
図7は、実施の形態1にかかる「学習モード」の処理フローチャートである。図8は、実施の形態1にかかる有効パターンEPおよび閾値TH1〜TH3の決定方法を説明するための図である。図9は、実施の形態1にかかる「運用モード」の処理フローチャートである。図7と図9のフローチャートの処理はプログラムとして制御コンピュータ100の記憶部(メモリ112、ハードディスク114、メモリカード123など)に格納されている。CPU110は、記憶部からプログラムを読出し、実行する。なお、ここでは、生産ラインにおいて、作業者10はロボット60とワークWの搬送作業を終了すると、次のワークWの搬送作業を同様に繰返す。生産ラインは、各回の搬送作業を終了したことを検出する図示しないセンサを備える。例えば、ワークWが生産ラインの所定位置にまで移動したことを検出する近接スイッチなどである。制御コンピュータ100は、当該センサからの検出信号を、各搬送作業の繰り返しタイミングを指示するタイミング信号として処理する。
なお、「学習モード」を実施する制御コンピュータ100は「運用モード」を実施する制御コンピュータ100と同じであってもよく、または異なっていてもよい。異なっている場合には、「運用モード」の制御コンピュータ100は、高熟練度情報151、中熟練度情報152および低熟練度情報153、ならびに有効パターンEPおよび閾値TH1〜TH3を、他の制御コンピュータ100から受信し情報メモリ102の領域E1とE2に格納する。または、これら情報をメモリカード123から読取り、情報メモリ102の領域E1およびE2に格納する。
〈「学習モード」の処理〉
図7を参照して「学習モード」において、コントローラ61には標準の制御量を示す指令信号106が与えられている。取得部103は、熟練した作業者10の作業時に生体情報107をセンサ50から取得し(ステップS3)、学習部101は、取得部103からの生体情報107が有する特徴量CRiを取得する(ステップS4)。学習部101、取得された特徴量(取得特徴量)CRiを当該作業者10の熟練度を示すラベルを付加して情報メモリ102に格納する(ステップS5)。
(特徴量の取得(ステップS4))
生体情報107から特徴量を取得する処理を説明する。学習部101は、取得部103からの生体情報107を処理して、図4または図5に示されたように、身体の各部位の動きの経時的な変化を示す特徴量を抽出する。身体の各部位としては、頭、胴体、肩、腕、腰、足、手、指などが含まれる。学習部101は、各部位の特徴量(動きの経時的な変化)を取得する。なお、特徴量は、身体の異なる部分の相対的な位置関係(たとえば、頭と腕の距離により示される位置関係)の経時的な変化であってもよい。
上記のステップS3〜S5の処理が異なる熟練度の作業者10を対象に繰返されることにより、領域E1には、高熟練度情報151、中熟練度情報152および低熟練度情報153が登録される。なお、ここでは、熟練度の種類を示すラベルLB1、LB2およびLB3は、キーボード121から管理者が入力する。
(分析処理(ステップS6))
学習部101は、領域E1に格納された情報の分析処理を実施する(ステップS6)。分析処理は、有効パターンEPを決定するための処理(ステップS7、S8およびS9)を含む。
まず、学習部101は、図8に示されるように、作業領域E3において、領域E1の高熟練度情報151の取得特徴量CRiの組合せのパターンを複数生成して(ステップS7)、生成された各パターンについて熟練度を識別するための識別率を算出する(ステップS8)。識別率の算出を簡単にするために、パターンは、取得特徴量CRiの代表値を用いる。この代表値には、たとえば、動きの変化量(たとえば頭の移動量)の平均値、中央値、積分値、分散値、最頻値などが含まれ得る。なお、代表値の種類はこれらに限定されない。
学習部101は、上記の識別率を、周知のパターン分類法に従う演算により算出する(ステップS8)。実施の形態1では、たとえばSVM(support vector machine)の識別関数に従い各パターンの識別率を算出する(図8の領域E3参照)。なお、識別率の算出は、SVMに従う方法に限定されず、NN(neural network)に従う算出方法であってもよい。
学習部101は、各パターンについて算出された識別率(図8の領域E3を参照)のうち、たとえば最大値である識別率に対応のパターンを特定し、特定されたパターンを有効パターンEPとして決定する(ステップS9)。図8を参照すると、識別率が最大値(=0.9)の組合せは(CR1,CR2)と特定されるので、ここでは、有効パターンEPの識別特徴量CRiの組合せは(CR1,CR2)と決定される。
学習部101は、決定された有効パターンEPが示す特徴量CR1と特徴量CR2の組合せに基づき、閾値TH1、TH2およびTH3を取得する(ステップS10)。
具体的には、学習部101は、作業領域E4において、有効パターンEPの識別特徴量CRiの組合せ(CR1,CR2)による2次元平面を規定する。そして、規定された平面上に、領域E1の高熟練度情報151の各生体情報BM1に対応した取得特徴量CR1とCR2の組合せ値(CR1,CR2)をプロット(図8の領域E4のマーク‘X’参照)する。また、この平面上に領域E1の中熟練度情報152の各生体情報BM1に対応した特徴量CR1とCR2の組合せ値(CR1,CR2)をプロット(図8の領域E4のマーク‘Y’参照)する。また、この平面上に領域E1の低熟練度情報153の各生体情報BM1に対応した特徴量CR1とCR2の組合せ値(CR1,CR2)をプロット(図8の領域E4のマーク‘Z’参照)する。
学習部101は、領域E4の2次元平面上において、各熟練度のプロット値の分布状況に基づき、高熟練度、中熟練度および低熟練度の組合せ値(CR1,CR2)がプロットされた領域を区分する境界線B1、B2およびB3を特定する。学習部101は、境界線B1、B2およびB3が示す値に基づき閾値TH1、TH2およびTH3を決定する。たとえば、学習部101は、境界線B1付近の組合せ値(CR1,CR2)を、高熟練度と判定するための閾値TH1と決定する。同様に、境界線B2付近の組合せ値(CR1,CR2)を、中熟練度と判定するための閾値TH2と決定する。同様に、境界線B3付近の組合せ値(CR1,CR2)を、低熟練度と判定するための閾値TH2と決定する。
学習部101は、決定された有効パターンEPと取得された閾値TH1、TH2およびTH3を、情報メモリ102の領域E2に格納する(ステップS11)。これにより、「学習モード」の処理は終了する。
なお、図7では、ステップS3において各熟練度について十分な件数の生体情報107が取得されるとしているので、図7の処理を繰返す必要はないが、十分な件数の生体情報107が取得されていない場合には、図7の処理を繰返すとしてもよい。
処理を繰返すか否かは、上記の2次元平面上の分布状況に基づき判定する。具体的には、境界線B1、B2およびB3を特定可能な数の組合せ値(CR1,CR2)がプロットされたか否かを判定し、判定の結果に基づき処理を繰返すか否かを決定する。処理を繰返す場合には、学習部101は、図7のステップS3に戻って以降の処理(各熟練度に応じた生体情報107の取得(ステップS3)、特徴量CRiの取得(ステップS4)、ラベル付加(ステップS5)および分析処理(ステップS6))を前述と同様に実施する。
なお、図8では2次元平面を規定したが、平面の次元は2次元に限定されない。すなわち、この次元は、有効パターンEPに含まれる識別特徴量CRiの個数により可変である。
〈「運用モード」の処理〉
図9を参照して「運用モード」の処理を説明する。なお、「運用モード」の開始時には、情報メモリ102の領域E2には、有効パターンEPならびに閾値TH1、TH2およびTH3が格納されている。また、「運用モード」の開始時には、コントローラ61には標準(中熟練度に対応)の制御量を示す指令信号106が与えられている。
まず、取得部103は、生産ラインの作業者10の生体情報107をセンサ50から取得する(ステップS23)。
判定部104は、取得された作業者10の生体情報107が有する特徴量CRiのうち、有効パターンEPが示す組の特徴量(識別特徴量)を取得し(ステップS25)、取得された特徴量と情報メモリ102に格納されている閾値TH1、TH2およびTH3と比較し、比較の結果に基づき、当該生体情報107に対応した熟練度を判定し、判定結果を出力する(ステップS27)。これにより、作業者10の熟練度が判定される。
このように、熟練度の判定は、取得された生体情報107が有する識別特徴量CRiの値と閾値TH1、TH2およびTH3との比較は、当該識別特徴量CRiの値と領域E1の高熟練度、中熟練度および低熟練度の各生体情報107が有する識別特徴量CRiの値との比較に相当する。したがって、熟練度の判定方法は閾値TH1、TH2およびTH3との比較方法に限定されない。たとえば、取得された生体情報107が有する識別特徴量CRiの値を、領域E4の2次元平面上にプロットして、プロットされた位置と境界線B1、B2およびB3との位置関係に基づき、熟練度を判定してもよい。
制御量決定部105は、判定部104の判定が示す熟練度に基づき駆動部62の制御量を決定する(ステップS29〜S35)。たとえば、制御量としてアーム63の速度V(V=α×V1、ただしV1は基本速度およびαは係数)を決定する場合を説明する。
制御量決定部105は、判定結果が低熟練度を示すと判定すると(ステップS29で‘低’)、係数αを(α<1)と設定し(ステップS31)、判定結果が中熟練度を示すと判定すると(ステップS29で‘中’)、係数αを(α=1)と設定し(ステップS33)、判定結果が高熟練度を示すと判定すると(ステップS29で‘高’)、係数αを(α>1)と設定し(ステップS35)する。
そして、制御量決定部105は、判定された熟練度に従って設定された係数αを用いて、速度V(V=α×V1)を算出する(ステップS37)。
制御量決定部105は、算出された制御量である速度Vを示す指令信号106を生成して、通信インタフェイス124を介して出力する(ステップS39)。なお、制御量の取得は、このような算出方法に限定されない。たとえば、熟練度と制御量の組が複数登録されたテーブルを記憶しておき、ステップS27で判定された熟練度に基づきテーブルを検索し、テーブルから対応する制御量を読出す方法であってもよい。
CPU110は、生産ラインからの信号に基づき、繰返し作業を終了するか否かを判定し、繰返し作業を終了しないと判定するときは、ステップS23に戻り以降の処理を繰返すが、繰返し作業を終了するとき(例えば、生産ライン自体の稼働を終了するとき)などは図9の処理を終了する。
なお、図9の処理は、予め定められた時間毎に実施されてもよい。たとえば、CPU110は生産ラインから上記のタイミング信号を予め定められた回数入力する毎に、図9の処理を実施するとしてもよい。
(熟練度の分類と閾値の設定例)
図10は、実施の形態1にかかる学習モードにおける閾値の決定方法の他の例を模式的に示す図である。図8では、有効パターンEPである2つの特徴量の組合せ値(CR1,CR2)の2次元平面における分布状況に従い、閾値TH1、TH2およびTH3を取得したが、取得方法は、この方法に限定されない。
図10を参照して、有効パターンEPが1つの特徴量CRiからなる場合において、高熟練度と中熟練度の群と、低熟練度の群を判別するための閾値THを決定する方法を説明する。閾値THを決定するための特徴量CRiは頭の移動量を示す。
ステップS10において、学習部101は、領域E1の高熟練度情報151、中熟練度情報152および低熟練度情報153の各生体情報BM1が有する特徴量CRiの値のそれぞれについて、当該値が取得された回数をカウントする処理を実施する。図10には、このカウント処理の結果がグラフで模式的に示されている。図10では、横軸に特徴量CRiの値(頭の平均移動量(単位:m/frame))がとられて、縦軸に各値が取得された頻度(カウント値)がとられている。学習部101は、カウント処理の結果から、たとえば高/中熟練度と低熟練度と区分する境界に相当する値は0.017(m/frame)と判定することができる(図10参照)。したがって、学習部101は、閾値THとして0.017(m/frame)を決定することができる。
[実施の形態2]
実施の形態2では、作業者10の熟練度を管理する方法を説明する。制御コンピュータ100は、各作業者10について、判定部104により判定された熟練度をハードディスク114などの記憶部に記録(記憶)し、記録した内容を出力(表示)する。図11は、実施の形態2にかかる熟練度の記録内容の表示例を示す図である。
CPU110は、作業者10毎に、判定された熟練度を、作業日数(1日目、2日目、3日目、・・・)と関連付けて記憶部に格納する。ここでは、関連付ける期間は、1日毎に限定されず、たとえば数時間毎、または1週間毎などであってもよい。
CPU110は、格納された関連付けの情報から、各作業者10の熟練度の統計処理(たとえば、平均値、分散値、各熟練度の出現回数(頻度)などの算出)を実施し、得られた統計値に基づく表示データを作成し、表示データに従いディスプレイ122に駆動する。これにより、たとえば図11のようなグラフがディスプレイ122に表示される。
図11の画面により、管理者に対して、各作業者10の熟練度と、熟練度の変化とを示す情報を提供することができる。管理者は、統計情報を工程管理または生産管理に利用することができる。たとえば、管理者は、熟練度が高い人と低い人が同じ時間帯で作業するように作業者10の作業時間帯を調整する。このように、実施の形態2によれば、作業者10の熟練度の情報を、作業の平準化および生産性向上の支援ツールとして提供することができる。なお、図11の画面は、管理コンピュータ300に表示されてもよい。
[実施の形態3]
実施の形態3では、作業者10に対して、端末11を介して、特徴量または熟練度に関する情報を提供する。図12は、作業中の手の移動速度の変化の表示例を示す図である。図13は、作業中の手の移動にかかる加速度の変化の表示例を示す図である。実施の形態3では、有効パターンEPが示す識別特徴量の組合せ値(CR1,CR2)は、(手の移動速度,手の移動加速度)を示す。
CPU110は、ワークWの搬送作業時に作業者10の識別特徴量CR1とCR2を取得する。そして、CPU110は、取得された識別特徴量CR1と高熟練者の特徴量CR1を関連付けて表示するための表示データと、取得された識別特徴量CR1と高熟練者の特徴量CR1を関連付けて表示するための表示データとを生成し、生成された表示データを端末11に送信する。端末11は、受信した表示データに従う画像(図12と図13を参照)を表示する。
図12または図13の画面により、作業者10に対して、現在の熟練度と、熟練度の変化示す情報と、自己の熟練度の高熟練度とのギャップの大きさ等を視覚的に提供することができる。また、作業者10は、提供された情報から、自己の手の動きを高熟練度の動きに修正するための目安を得ることが可能となる。このように、実施の形態3によれば、作業者10に対して、作業時の身体の動きを高熟練度作業者の動きに整合させるための支援ツールを提供することができる。
[実施の形態4]
実施の形態4では、ワークWの動きの経時的な変化から、熟練度を判定する。上記の各実施の形態では、作業者10の生体情報107を用いて熟練度を判定したが、実施の形態4では、作業者10の身体の動きの変化に応じてワークWの動きも変化する点に着目して、ワークWの動きの変化から、熟練度が判定される。
具体的には、生産ラインは、センサ50と同様な機能を有したワークWの動きを測定するセンサ50Aを備える。センサ50Aは、ワークWの動きの経時的な変化を示すワーク情報107Aを検出(測定)する。ワーク情報107Aの特徴量として、ワークWの各部位の動きの経時的な変化(位置、移動速度、移動加速度などの経時的な変化)を用いることができる。なお、センサ50Aはセンサ50とは独立して設けたが、センサ50Aの機能をセンサ50が兼ね備えるとしてもよい。
図14は、実施の形態4にかかる制御コンピュータ100の機能の構成を模式的に示す図である。図15は、実施の形態4にかかる「学習モード」の処理フローチャートである。図16は、実施の形態4にかかる「運用モード」の処理フローチャートである。図15のフローチャートは、図7のステップS3をステップS3aに変更しているが、他のステップは図7と同様である。また、図16のフローチャートは、図9のステップS23をステップS23aに変更しているが、他のステップは図9と同様である。したがって、図15と図16では、変更されたステップS3aとステップS23aについて説明し、他の処理についての説明は繰返さない。
なお、図15と図16のフローチャートの処理はプログラムとして制御コンピュータ100の記憶部(メモリ112、ハードディスク114、メモリカード123など)に格納されている。CPU110は、記憶部からプログラムを読出し、実行する。
図14を参照して、制御コンピュータ100は、センサ50Aからワーク情報107Aを取得する取得部103Aと、「学習モード」において取得部103Aにより取得されたワーク情報107Aを用いて有効パターンEP1および閾値TH11、TH22およびTH33を取得する学習部101Aおよび情報メモリ102Aを備える。さらに、制御コンピュータ100は、「運用モード」において取得部103Aにより取得されるワーク情報107Aがいずれの熟練度に該当するかを判定する判定部104Aと、判定された熟練度に基づき駆動部62の制御量を決定し、決定された制御量を示す指令信号106Aをコントローラ61に出力する制御量決定部105Aと、を備える。
図14を参照して、情報メモリ102は領域E11、E22、E33およびE44を含む。領域E11は、高熟練度の情報1511、中熟練度の情報1521および低熟練度の情報1531を格納するための記憶領域である。領域E22は、「学習モード」において決定された識別特徴量の1つ以上の組合せを示すパターンEP1と熟練度を判別するための閾値TH11、TH22およびTH33とを格納するための領域である。領域E33および領域E44は、「運用モード」のための作業領域に相当する。
高熟練度情報1511は、「学習モード」において高熟練度である作業者10の作業時に取得される複数のワーク情報107Aであるワーク情報BM11を含む。高熟練度情報1511は、さらに、各ワーク情報BM11に関連付けて‘高熟練度’を示すラベルLB1、当該ワーク情報BM11から取得される複数の取得特徴量CR1i(i=1,2,3・・・,n)を含む。
同様に、中熟練度情報1521は、複数のワーク情報BM11、各ワーク情報BM11に関連付けてラベルLB2、当該ワーク情報BM11から取得される複数の取得特徴量CR1iを含む。
同様に、低熟練度情報1531は、複数のワーク情報BM11、各ワーク情報BM11に関連付けてラベルLB3、当該ワーク情報BM11から取得される複数の取得特徴量CR1iを含む。
図12の領域E11のワーク情報BM11は学習モードが終了したときに削除してよい。これにより、情報メモリ102Aに消費容量を節約することができる。
学習部101Aは、制御コンピュータ100の動作モードが「学習モード」であるとき、実施の形態1の学習部101と同様に、取得部103からのワーク情報107Aを各熟練度に対応付けて領域E11に格納する。学習部101Aは、ワーク情報107Aを情報メモリ102Aに熟練度ごとに蓄積する「蓄積部」の一実施例である。
また、学習部101Aは、「学習モード」であるとき、実施の形態1の学習部101と同様に、領域E1の高熟練度情報1511のワーク情報BM11が有する取得特徴量CRiのうちから1つ以上の識別特徴量CRiを決定し、決定された1つ以上の識別特徴量CRiからなる組を、熟練度を識別するための有効パターンEP1として領域E22に格納する。また、学習部101Aは、実施の形態1の学習部101と同様に、高熟練度情報1511、中熟練度情報1521および低熟練度情報1531の取得特徴量CRiのうち有効パターンEP1の特徴量CRiの組の値に基づき、各熟練度を決定するための閾値TH11、TH22およびTH33を取得し、領域E22に格納する。
判定部104Aは、制御コンピュータ100の動作モードが「運用モード」であるとき、実施の形態1の判定部104と同様に、取得部103Aから取得するワーク情報107Aが有する特徴量CR1iを取得する。そして、取得された特徴量CR1iのうち有効パターンEP1に対応した1以上の識別特徴量CR1iを、閾値TH11、TH22およびTH33と比較する。そして、比較の結果に基づき、当該取得されるワーク情報107Aがいずれの熟練度に該当するかを判定する。
制御量決定部105Aは、実施の形態1の制御量決定部105と同様に、「運用モード」において、判定部104Aにより判定された熟練度に基づき制御量を決定し、決定した制御量を示す指令信号106を生成し、ロボット60のコントローラ61に送信する。
図15を参照して、「学習モード」においては、取得部103Aは、熟練した作業者10の作業時にワーク情報107Aをセンサ50Aから取得する(ステップS3a)。以降の処理では、学習部101Aは、取得されたワーク情報107Aを用いて実施の形態1の学習部101と同様の処理を実施する。これにより、有効パターンEP1と閾値TH11、TH22およびTH33が領域E22に格納されて、「学習モード」の処理は終了する。
図14を参照して、「運用モード」においては、取得部103Aは、作業者10の作業時にワーク情報107Aをセンサ50Aから取得する(ステップS23a)。以降の処理では、判定部104Aは、取得されたワーク情報107Aを用いて実施の形態1と判定部104と同様の処理を実施する。これにより、作業者10の熟練度に応じた制御量を示す指令信号106がロボット60のコントローラ61に出力される。
実施の形態4によれば、作業者10が生産ラインにおいてロボット60との協同作業で取扱うワークWの動きの経時的な変化を示すワーク情報107Aから、作業者10の熟練度の判定と、判定された熟練度に基づく制御量に従う駆動部62の制御が可能である。
なお、「運用モード」では、実施の形態1〜3に説明した生体情報107からの熟練度の判定と、実施の形態4のワーク情報107Aからの熟練度の判定との両方を実施して、両判定の結果に基づき、作業者10の熟練度を総合的に判定するとしてもよい。たとえば、両判定結果が異なるときは、低い方の熟練度(または高い方の熟練度)を選択するとしてもよい。
[実施の形態5]
実施の形態5では、上記の各実施の形態における上述の「学習モード」および「運用モード」の少なくとも一方を制御コンピュータ100のCPU110に実行させるためのプログラムが提供される。このようなプログラムは、制御コンピュータ100に付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM、RAMおよびメモリカード123などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、制御コンピュータ100に内蔵するハードディスク114などの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、図示しないネットワークから通信インタフェイス124を介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
なお、プログラムは、制御コンピュータ100のOS(オペレーティングシステム)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、実施の形態5のプログラムに含まれ得る。
また、実施の形態5にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本実施の形態2にかかるプログラムに含まれ得る。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
[実施の形態の構成]
上記の実施の形態の制御コンピュータ100は、生産のための駆動部62を制御する制御装置に相当する。この制御装置は、作業者10から測定された生体情報107を取得する取得部103と、作業の熟練度ごとに当該熟練度に応じた生体情報107からなる高熟練度情報151、中熟練度情報152および低熟練度情報153を記憶するための記憶部(情報メモリ102)と、作業時に取得部103により取得される生体情報107が有する特徴量CRiと、記憶部の熟練度ごとの生体情報(高熟練度情報151、中熟練度情報152および低熟練度情報153)が有する特徴量CRiとを比較し、比較の結果に基づき、当該取得される生体情報107がいずれの熟練度に該当するかを判定する判定部104と、判定された熟練度に基づき駆動部62の制御量を決定する決定部(制御量決定部105)と、を備える。
したがって、生産のための作業時の作業者10から取得される生体情報107に従い、作業に対する熟練度を判定し、判定された熟練度に応じた制御量で駆動部62を制御することができる。
上記の生体情報107は、作業時の身体の動きを示す情報を含む。したがって、作業者10の身体の動きから、熟練度を判定することができる。
制御コンピュータ100は、熟練度ごとに当該熟練度に応じた生体情報107が有する特徴量CRiを取得し記憶部(情報メモリ102の領域E1)に蓄積する蓄積部を、さらに備える。この蓄積部は、学習部101に相当する。
したがって、学習部101の学習により、熟練度ごとの特徴量CRiを有した生体情報107を得ることができる。
上記の蓄積される特徴量は、判定部104より判定された熟練度に応じた生体情報が有する特徴量を含む。したがって、記憶部の特徴量に、学習部101による学習モードと判定部104による運用モードとの両方のモードにおいて取得された特徴量を含めることができる。
上記の制御装置は、さらに、作業者10が作業時に扱うワークWの動きを示すワーク情報107Aを取得するワーク情報取得部(取得部103A)と、熟練度ごとに当該熟練度に応じたワーク情報を記憶するためのワーク情報記憶部(領域E11)と、作業者10の作業時に取得されるワーク情報107Aが有する特徴量CR1iと、ワーク情報記憶部の熟練度ごとのワーク情報(高熟練度情報1511、中熟練度情報1521および低熟練度情報1531)が有する特徴量CR1iとを比較し、比較の結果に基づき、当該取得されるワーク情報107Aがいずれの熟練度に該当するかを判定するワーク情報判定部(判定部104A)と、を備え、決定部は、判定部104により判定された熟練度と、ワーク情報判定部により判定された熟練度に基づき、制御量を決定する。
したがって、熟練度を、作業者10の身体の動きの特徴量CRiと、ワークWの動きの特徴量CR1iとの両方を用いて判定することができる。
上記の特徴量CRiおよびCR1iは、熟練度を識別可能な特徴量(有効パターンEP、EP1)を含む。したがって、熟練度を識別可能な特徴量を用いて作業者10の熟練度を判定することができる。
上記の判定部104および104Aは、予め定められた時間毎に熟練度を判定し、制御装置は、予め定められた時間毎に判定された熟練度を統計し、統計情報(図11参照)を出力する。これにより、生産における作業者を管理する場合の支援情報を提供することができる。
上記の実施の形態の制御コンピュータ100は、生産のための駆動部62を制御する制御装置に相当する。この制御装置は、作業者10が作業時に扱うワークWの動きを示すワーク情報107Aを取得するワーク情報取得部(取得部103A)と、熟練度ごとに当該熟練度に応じたワーク情報を記憶するためのワーク情報記憶部(領域E11)と、作業者10の作業時に取得されるワーク情報107Aが有する特徴量CR1iと、ワーク情報記憶部の熟練度ごとのワーク情報(高熟練度情報1511、中熟練度情報1521および低熟練度情報1531)が有する特徴量CR1iとを比較し、比較の結果に基づき、当該取得されるワーク情報107Aがいずれの熟練度に該当するかを判定するワーク情報判定部(判定部104A)と、判定された熟練度に基づき駆動部62の制御量を決定する決定部(制御量決定部105A)と、を備える。
各実施の形態のシステムは、生産のための駆動部62と、作業者の生体情報107を測定するセンサ50と、駆動部を制御する制御コンピュータ100と、を備える。制御コンピュータ100は、センサ50から出力される生体情報107を取得する取得部103と、作業の熟練度ごとに当該熟練度に応じた生体情報107を記憶するための記憶部(情報メモリ102の領域E1)と、作業者10の作業時に取得される生体情報107が有する特徴量CRiと、記憶部の熟練度ごとの生体情報107が有する特徴量CRiとを比較し、比較の結果に基づき、当該取得される生体情報107がいずれの熟練度に該当するかを判定する判定部104と、判定された熟練度に基づき駆動部62の制御量を決定する制御量決定部105と、を含む。
各実施の形態のシステムは、生産のための駆動部62と、作業者10が作業時に扱うワークWの動きを示すワーク情報107Aを測定するセンサ50Aと、駆動部を制御する制御コンピュータ100と、を備える。制御コンピュータ100は、センサ50Aから出力されるワーク情報107Aを取得する取得部103Aと、作業の熟練度ごとに当該熟練度に応じたワーク情報107Aを記憶するための記憶部(情報メモリ102Aの領域E11)と、作業者10の作業時に取得されるワーク情報107Aが有する特徴量CRiと、記憶部の熟練度ごとのワーク情報107Aが有する特徴量CRiとを比較し、比較の結果に基づき、当該取得されるワーク情報107Aがいずれの熟練度に該当するかを判定する判定部104Aと、判定された熟練度に基づき駆動部62の制御量を決定する制御量決定部105Aと、を含む。
各実施の形態の制御方法は、生産のための駆動部62を制御する方法であって、作業者10から測定された生体情報107を取得するステップ(ステップS3、ステップS23)と、作業者10の作業時に取得される生体情報107が有する特徴量CRiと、記憶部(情報メモリ102の領域E1)に格納された熟練度ごとの生体情報(高熟練度情報151、中熟練度情報152および低熟練度情報153)が有する特徴量CRiとを比較するステップ(ステップS27)と、比較の結果に基づき、当該取得される生体情報がいずれの熟練度に該当するかを判定するステップ(ステップS27)と、判定された熟練度に基づき駆動部の制御量を決定するステップ(ステップS37)と、を備える。
各実施の形態の制御方法は、生産のための駆動部62を制御する方法であって、作業者10が作業時に扱うワークWの動きを示すワーク情報107Aを取得するステップと、作業者10の作業時に取得されるワーク情報107Aが有する特徴量CRiと、記憶部(情報メモリ102Aの領域E11)に格納された熟練度ごとのワーク情報(高熟練度情報1511、中熟練度情報1521および低熟練度情報1531)が有する特徴量CRiとを比較するステップと、比較の結果に基づき、当該取得されるワーク情報107Aがいずれの熟練度に該当するかを判定するステップと、判定された熟練度に基づき駆動部の制御量を決定するステップと、を備える。
[実施の形態の効果]
上記の実施の形態によれば、作業者10の熟練度を、作業中の生体情報107またはワーク情報107Aからリアルタイムに判定し、判定された熟練度に応じて制御量を変更する。熟練度が低いと判定された場合には、たとえばロボット60(より特定的にはアーム63)は通常よりも遅く動くように制御量を変更することで人的ミスを少なくし、熟練度が高いと判定された場合には、ロボット60(より特定的にはアーム63)の制御量を通常より速く動くように変更することで生産効率を上げることが可能となる。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 システム、10 作業者、11 端末、50,50A センサ、60 ロボット、61 コントローラ、62 駆動部、63 アーム、100 制御コンピュータ、101,101A 学習部、102,102A 情報メモリ、103,103A 取得部、104,104A 判定部、105,105A 制御量決定部、106,106A 指令信号、107,BM1 生体情報、107A,BM11 ワーク情報、112 メモリ、113 タイマ、114 ハードディスク、118 入力インタフェイス、120 表示コントローラ、121 キーボード、122 ディスプレイ、123 メモリカード、124 通信インタフェイス、151,1511 高熟練度情報、152,1521 中熟練度情報、153,1531 低熟練度情報、200 ユニット、300 管理コンピュータ、B1,B2,B3 境界線、CR1i,CRi 識別特徴量、E1,E2,E3,E4,E11,E22,E33,E44 領域、EP,EP1 有効パターン、LB1,LB2,LB3 ラベル、TH,TH1,TH2,TH3,TH11,TH22,TH33 閾値、V 速度、W ワーク。

Claims (4)

  1. 生産のための駆動部を制御する制御装置であって、
    作業者の作業時の姿勢の経時変化を示す生体情報を取得する取得部と、
    作業の熟練度ごとに当該熟練度に応じた前記生体情報を記憶するための記憶部と、
    作業時に前記取得部により取得される前記生体情報が有する複数の特徴量のうちの前記熟練度を識別可能な特徴量の組の値と、前記記憶部の熟練度ごとの前記生体情報が有する複数の特徴量のうちの前記識別可能な特徴量の組に基づく閾値とを比較し、比較の結果に基づき、当該取得される生体情報がいずれの熟練度に該当するかを判定する判定部と、
    判定された前記熟練度に基づき前記駆動部の制御量を決定する決定部と、を備え、
    前記制御装置の動作モードが学習モードである場合に、前記熟練度ごとに当該熟練度に応じた前記生体情報が有する特徴量を取得し前記記憶部に蓄積し、前記制御装置の動作モードが運用モードである場合に、前記判定部より判定された熟練度に応じた前記生体情報が有する特徴量を前記記憶部に蓄積する、制御装置。
  2. 前記特徴量は、身体の異なる部位の距離を含む両部位の相対的な位置関係の経時変化を含む、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記制御装置は、さらに、
    作業者が作業時に扱うワークの動きを示すワーク情報を取得するワーク情報取得部と、
    前記熟練度ごとに当該熟練度に応じた前記ワーク情報を記憶するためのワーク情報記憶部と、
    前記作業者の作業時に取得される前記ワーク情報が有する特徴量と、前記ワーク情報記憶部の熟練度ごとの前記ワーク情報が有する特徴量とを比較し、比較の結果に基づき、当該取得されるワーク情報がいずれの熟練度に該当するかを判定するワーク情報判定部と、を備え、
    前記決定部は、前記判定部により判定された熟練度と、前記ワーク情報判定部により判定された熟練度に基づき、前記制御量を決定する、請求項1または2に記載の制御装置。
  4. 前記判定部は、予め定められた時間毎に前記熟練度を判定し、
    前記制御装置は、前記予め定められた時間毎に判定された熟練度を統計し、統計情報を出力する、請求項1からのいずれか1項に記載の制御装置。
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