JP6329868B2 - 端末装置およびその省電力制御方法 - Google Patents

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Description

この発明は、端末装置およびその省電力制御方法に関する。
従来、ハンディターミナル、スマートフォン、タブレット端末またはパーソナルコンピュータ(PC)等の端末装置において、キー入力等の操作が一定時間おこなわれなかった場合、消費電力の節約のために、ディスプレイの表示を一時的にOFFにするなどの省電力モードに移行する機能(以下、「省電力機能」と呼ぶ)を有するものが知られている。
また、操作に必要な部分のみバックライトを点灯させ、操作終了後、一定時間を経過したときにバックライトを消灯させる省電力機能を有する携帯電話装置の発明も提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2009−027713号公報
しかしながら、従来の省電力機能は、入力内容によらず、最後に入力した時点から一定時間が経過すると省電力モードに移行するため、入力後、ユーザーが必要な情報を見ているにも関わらず、画面が途中で消えてしまうことがある。
また、携帯端末の場合、かばんやポケットなどに携帯端末を入れて歩いている途中で、かばんやポケットに携帯端末の入力キーが接触して省電力モードへの移行が妨げられることにより、長時間画面が消えずに無駄に電池を消耗してしまうこともある。
この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであって、その目的は、入力内容に応じて、省電力モードへの移行処理が異なる端末装置およびその省電力制御方法を提供することにある。
この発明は、外部からの入力を受け付ける操作部と、前記入力に対するアプリケーションの処理結果を表示する表示部と、前記操作部が前記入力を受け付けた後、予め定められた待機時間の経過後に前記表示部のバックライトを消灯して省電力モードに移行させる省電力モード移行部と、前記操作部、前記表示部および前記省電力モード移行部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記表示部にアプリケーションの処理結果を表示すべき有効な入力を前記操作部が受け付けた場合は、前記有効な入力を前記操作部が受け付けた時点から予め定められた有効入力時待機時間を経過したとき、前記省電力モード移行部に前記省電力モードに移行させ、一方、前記有効な入力以外の無効な入力を前記操作部が受け付けた場合は、前記無効な入力を前記操作部が受け付けた時点から予め定められた無効入力時待機時間を経過したとき、前記省電力モード移行部に前記省電力モードに移行させ、前記有効入力時待機時間は、前記無効入力時待機時間よりも長いことを特徴とする端末装置を提供するものである。
また、この発明は、表示部にアプリケーションの処理結果を表示すべき有効な入力を操作部が受け付けた場合は、前記有効な入力を前記操作部が受け付けた時点から予め定められた有効入力時待機時間を経過したとき、前記表示部のバックライトを消灯して省電力モードに移行し、一方、前記有効な入力以外の無効な入力を前記操作部が受け付けた場合は、前記無効な入力を前記操作部が受け付けた時点から予め定められた無効入力時待機時間を経過したとき、前記省電力モードに移行し、前記有効入力時待機時間は、前記無効入力時待機時間よりも長いことを特徴とする省電力制御方法を提供するものである。
この発明によれば、表示部にアプリケーションの処理結果を表示すべき有効な入力をした場合は、省電力モードに移行するまでの時間が無効な入力時よりも長いため、ユーザーは必要な情報を十分に確認することができて利便性が高く、一方、無効な入力をした場合は、有効な入力時よりも短時間で省電力モードに移行するため、高い省電力効果を有する端末装置およびその省電力制御方法を実現する。
この発明の第1実施形態に係る携帯端末の概略構成のブロック図である。(実施形態1) 図1に示す携帯端末の外観構成の一例を示す説明図である。(実施形態1) 図1に示す携帯端末の省電力モードへの移行処理を示すフローチャートである。(実施形態1) 図1に示す携帯端末において、有効キーを入力した場合の省電力モードへの移行処理の一例を示す説明図である。図4(A)は、有効キーの入力、図4(B)は、有効キーの入力結果、図4(C)は、省電力モードへの移行を示す。(実施形態1) 図1に示す携帯端末において、無効キーを入力した場合の省電力モードへの移行処理の一例を示す説明図である。図5(A)は、無効キーの入力、図5(B)は、無効キーの入力結果、図5(C)は、省電力モードへの移行を示す。(実施形態1) 図1に示す携帯端末において、有効キーを入力した後で無効キーを入力した場合の省電力モードへの移行処理の一例を示す説明図である。図6(A)は、有効キーの入力、図6(B)は、無効キーの入力、図6(C)は、省電力モードへの移行を示す。(実施形態1) この発明の第2実施形態に係る携帯端末の概略構成のブロック図である。(実施形態2) 図7に示す携帯端末の省電力モードへの移行処理を示すフローチャートである。(実施形態2) 図7に示す携帯端末において、有効キーを入力した後で無効キーを入力した場合の省電力モードへの移行処理の一例を示す説明図である。図9(A)は、有効キーの入力、図9(B)は、無効キーの入力、図9(C)は、省電力モードへの移行を示す。(実施形態2) この発明の第1実施形態に係る携帯端末の概略構成のブロック図である。(実施形態3) 図10に示す携帯端末の省電力モードへの移行処理を示すフローチャートである。(実施形態3) 図10に示す携帯端末の省電力モードへの移行処理を示すフローチャートである。(実施形態3) 図10に示す携帯端末において、有効キーを入力した後で処理時間が長い場合の省電力モードへの移行処理の一例を示す説明図である。図13(A)は、有効キーの入力、図13(B)は、半省電力モードへの移行、図13(C)は、処理完了画面の表示、図13(D)は、省電力モードへの移行を示す。(実施形態3)
以下、図面を用いてこの発明をさらに詳述する。なお、以下の説明は、すべての点で例示であって、この発明を限定するものと解されるべきではない。
なお、以下の実施形態では、主として、この発明の端末装置の1つの形態である携帯端末の構成と動作について説明する。
〔第1実施形態〕
<携帯端末1の構成>
以下、図1に基づき、この発明の第1実施形態に係る携帯端末1の構成を説明する。
図1は、この発明の第1実施形態に係る携帯端末1の概略構成のブロック図である。図2は、図1に示す携帯端末1の外観構成の一例を示す説明図である。
図1に示すように、この発明の携帯端末1は、中央処理装置100、主記憶装置200、通信装置300、キーボード装置400、表示装置500、クロック装置600、サブクロック装置610、バーコードリード装置700および電源装置800を備える。
第1実施形態において、この発明の「操作部」は、キーボード装置400およびタッチパネル部510によって実現する。また、この発明の「表示部」は、表示ビットマップ記憶部220および表示装置500の協働によって実現する。また、この発明の「省電力モード移行部」は、中央処理装置100、有効キー記憶部230、有効入力時待機時間記憶部240、無効入力時待機時間記憶部250、待ち時間記憶部260、有効入力時優先モード記憶部270、バックライト部530、クロック装置600およびサブクロック装置610の協働によって実現する。また、この発明の「制御部」は、中央処理装置100および制御プログラム記憶部210の協働によって実現する。
以下、図1に示す各構成要素を説明する。
携帯端末1は、各種の情報を受信可能な通信機能を有する携帯端末であり、例えば、携帯電話、PHS、PDA、タブレット端末、ノートパソコン、携帯型ナビゲーション装置などの携帯型の端末装置10を利用することができる。
中央処理装置100は、携帯端末1の各構成要素の動作を制御する部分であり、主として、CPU、ROM、RAM、I/Oコントローラ、タイマー等からなるマイクロコンピュータによって実現される。
CPUは、ROM等の制御プログラム記憶部210に予め記憶された制御プログラムに基づいて、各ハードウェアを有機的に動作させて、後述するようなこの発明の省電力移行処理を実行する。
主記憶装置200は、携帯端末1の各種機能を実現するために必要な情報や、制御プログラム、表示データ、有効キー、各種設定時間などを記憶する部分であり、RAMやROM等の半導体素子、ハードディスク、フラッシュメモリ等の記憶媒体が用いられる。
主記憶装置200は、制御プログラム記憶部210、表示ビットマップ記憶部220、有効キー記憶部230、有効入力時待機時間記憶部240、無効入力時待機時間記憶部250、待ち時間記憶部260および有効入力時優先モード記憶部270を備える。
制御プログラム記憶部210は、中央処理装置100によって実行されるプログラムを記憶する部分である。プログラムはキーボード装置400やタッチパネル部510からユーザーの指示を受けて処理をおこなう。
表示ビットマップ記憶部220は、表示装置500が表示するビットマップを記憶する部分である。
有効キー記憶部230は、キーボード装置400やタッチパネル部510において、有効な入力キー(以下、「有効キー」と呼ぶ)の情報を記憶する部分である。
なお、有効キーであるか否かは、入力に対しアプリケーションの処理結果を表示すべきか否かによって決まるため、動作中のアプリケーションによっても異なる。通常、アプリケーション(またはアプリケーションと中央処理装置100との協働)により判断される。また、ユーザーが有効キーを事前に設定するようにしてもよい。
有効入力時待機時間記憶部240は、有効キーが入力された場合、有効キーが入力された時点から省電力モードに移行するまでの待機時間(以下、「有効入力時待機時間T1」と呼ぶ)を記憶する部分である。なお、省電力モードの詳細については後述する。
無効入力時待機時間記憶部250は、有効キー記憶部230に記憶されていない入力キー(以下、「無効キー」と呼ぶ)が入力された場合、無効キーが入力された時点から省電力モードに移行するまでの待機時間(以下、「無効入力時待機時間T2」と呼ぶ)を記憶する部分である。
なお、タッチパネル部510での入力において、入力キーが表示されていない領域(例えば、アイコンの間や表示画面の端や隅の部分)を指先やペン先で入力した場合も、「無効キーの入力」に相当するものとする。
通信装置300は、無線LANなどのネットワークを介して、外部のサーバー900と通信しデータ交換をおこなう装置である。
通信装置300とサーバー900とをつなぐネットワークとしては、LAN、インターネットなどの広域ネットワーク(WAN)、専用の通信回線など、いずれのネットワークを利用してもよい。
キーボード装置400は、ユーザーが携帯端末1の操作や文字・数字入力をおこなうためのインターフェイスである。ユーザーはキーボード装置400を操作することによって、携帯端末1に対する指示を実行する。
表示装置500は、外部へ各種情報の表示をおこなう装置である。また、表示装置500は、直前に入力を受け付けた時点から事前に設定された待機時間を経過するとスリープ等の省電力モードに入るよう、中央処理装置100に制御される。
表示装置500は、タッチパネル部510、表示部520およびバックライト部530を備える。
タッチパネル部510は、例えば、表示部520の表示面に透明なタッチパネルを貼り付けることによって構成され、ユーザーがタッチパネルの表面に指先またはペン先で触れたとき、その指先またはペン先の位置情報を検出することによって表示部520の表示内容に応じた操作をおこなう部分である。位置検出の方式としては、例えば、電子式、静電式および光学式などがある。
表示部520は、外部へ各種情報の表示をおこなう部分である。表示部520は、例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、ELディスプレイなどで構成され、オペレーティングシステムやアプリケーションソフトウェアが処理状態などの電子的なデータを表示するためのモニタやラインディスプレイなどである。
バックライト部530は、表示部520の背面から液晶を照明する部分である。バックライト部530の光源としては、例えば、LEDや冷陰極蛍光ランプ(CCFL)などが用いられる。また、直下型方式、エッジライト方式その他の方式を用いてもよい。
クロック装置600およびサブクロック装置610は、携帯端末1の各種処理の経過時間を計測する部分であり、キーの入力後、中央処理装置100により設定された待機時間が経過したとき、中央処理装置100に待機時間の経過を通知する。クロック装置600およびサブクロック装置610から通知を受信した中央処理装置100は、携帯端末1を省電力モードに移行させる。
バーコードリード装置700は、例えば、商品または商品の包装紙等に付された1次元バーコードやQRコード(登録商標)等の2次元バーコードを光学的に読み取ることによって商品情報を取得する部分である。
電源装置800は、外部の交流電源を直流に変換して携帯端末1の各部分に電源を供給する部分である。電源装置800としては、例えば、AT電源、ATX電源またはSFX電源などが用いられる。
サーバー900は、商品コードと、当該商品コードに対応する商品の商品名と在庫数を記憶し管理する装置であり、ネットワークを介して携帯端末1と通信をおこない、要求された情報を提供する。
<携帯端末1の外観構成>
次に、図2に基づき、この発明の携帯端末1の外観構成について説明する。
図2に示すように、この発明の携帯端末1の外観構成は、上から順にバーコードリード装置700、表示装置500およびキーボード装置400から構成される。
以下、図2に示す各構成要素を説明する。
TRGキー410は、バーコードリード装置700から商品コードの読み取り操作を実行するためのキーである。
電源キー420は、携帯端末1の電源をONまたはOFFにしたり、携帯端末1を省電力モードまたは半省電力モードから復帰させたりするためのキーである。
OKキー430は、携帯端末1の各種処理の入力を完了させるためのキーである。
カーソルキー440は、表示部520に表示されたカーソルや選択項目を左右上下に移動させるためのキーである。
テンキー450は、数字を入力するためのキーである。
商品コード表示部560は、バーコードリード装置700やキーボード装置400から入力された商品コードを表示する部分である。
在庫数表示部570は、サーバー900から返送された商品コードに対応する商品の在庫数を表示する部分である。
商品名表示部580は、サーバー900から返送された商品コードに対応する商品の商品名を表示する部分である。
照会キー590は、商品コード表示部560に表示された商品コードに対応する商品の商品名と在庫数をサーバー900に問い合わせる処理を実行するためのキーである。
<携帯端末1の処理の具体例>
次に、図3に基づき、実施形態1に係る携帯端末1の処理の具体例について説明する。
図3は、図1に示す携帯端末1の省電力モードへの移行処理を示すフローチャートである。
最初に、ステップS1において、中央処理装置100は、電源キー420が入力されたとき(ステップS1)、続くステップS2において、携帯端末1が起動し、または省電力モードから復帰する(ステップS2)。
次に、ステップS3において、中央処理装置100は、無効入力時待機時間T2をクロック装置600に設定する(ステップS3)。
次に、ステップS4において、中央処理装置100は、携帯端末1のキーボード装置400およびタッチパネル部510のキーのうち、有効キーが入力されたか否かを判定する(ステップS4)。
有効キーが入力された場合(ステップS4の判定がYesの場合)、ステップS5において、中央処理装置100は、有効入力時待機時間T1をクロック装置600に設定した後(ステップS5)、続くステップS6において、指定された処理を実行する(ステップS6)。
一方、有効キーが入力されていない場合(ステップS4の判定がNoの場合)、中央処理装置100は、ステップS7において、無効キーが入力されたか否かを判定する(ステップS7)。
ステップS7において、無効キーが入力された場合(ステップS7の判定がYesの場合)、中央処理装置100は、ステップS8において、無効入力時待機時間T2をクロック装置600に設定する(ステップS8)。その後、中央処理装置100は、ステップS9の判定をおこなう(ステップS9)。
一方、無効キーが入力されなかった場合(ステップS7の判定がNoの場合)、中央処理装置100は、ステップS9の処理をおこなう(ステップS9)。
次に、ステップS9において、中央処理装置100は、クロック装置600から通知があったか否かを判定する(ステップS9)。
なお、有効キーも無効キーも入力されていない場合(ステップS4の判定がNoで、かつ、ステップS7の判定もNoの場合)は、クロック装置600は、例えば、携帯端末1が起動し、または省電力モードから復帰した時点から予め定められた待機時間後に通知をおこなうものとする。
ステップS9において、クロック装置600から通知があった場合(ステップS9の判定がYesの場合)、中央処理装置100は、ステップS10において、携帯端末1を省電力モードに移行させる(ステップS10)。その後、中央処理装置100は、ステップS1の処理を繰り返す(ステップS1)
一方、クロック装置600から通知がない場合(ステップS9の判定がNoの場合)、中央処理装置100は、ステップS4の判定を繰り返す(ステップS4)。
<携帯端末1の省電力モード移行処理の一例>
次に、図4〜図6に基づき、実施形態1に係るこの発明の携帯端末1の省電力モード移行処理の一例を説明する。
図4は、図1に示す携帯端末1において、有効キーを入力した場合の省電力モードへの移行処理の一例を示す説明図である。図4(A)は、有効キーの入力、図4(B)は、有効キーの入力結果、図4(C)は、省電力モードへの移行を示す。図5は、図1に示す携帯端末1において、無効キーを入力した場合の省電力モードへの移行処理の一例を示す説明図である。図5(A)は、無効キーの入力、図5(B)は、無効キーの入力結果、図5(C)は、省電力モードへの移行を示す。図6は、図1に示す携帯端末1において、有効キーを入力した後で無効キーを入力した場合の省電力モードへの移行処理の一例を示す説明図である。図6(A)は、有効キーの入力、図6(B)は、無効キーの入力、図6(C)は、省電力モードへの移行を示す。
なお、以下の説明においては、携帯端末1として商品の在庫照会用のハンディターミナルを例に説明する。
<有効キーが入力された場合の処理>
図4は、有効キーが入力された場合の処理を示す。
図4(A)において、ユーザーが電源キー420を入力すると、表示装置500に所定の画面が表示される。ここで、ユーザーが商品または商品の包装紙等に付されたバーコードにバーコードリード装置700を向けてTRGキー410を入力したとする。このとき、バーコードリード装置700から商品コード「49123456123456」が入力され、商品コード表示部560に表示される。
ここで、ユーザーが有効キー(照会キー590)を入力すると、商品コードが通信装置300からサーバー900に送信される。その後、当該商品コードに対応する商品の商品名と在庫数がサーバー900からすぐに返送され、図4(B)に示すように、在庫数表示部570に在庫数「88」が、商品名表示部580に商品名「缶コーヒー」が表示される。
その後、有効キーが入力された時点から有効入力時待機時間T1が経過すると、タッチパネル部510、表示部520およびバックライト部530への電源がOFFになり、図4(C)に示すように、表示装置500の表示が消える。また同時に、中央処理装置100は、携帯端末1の各装置の消費電力を最低のモードに移行させる。以下、このような状態を「省電力モード」と呼ぶ。
<無効キーが入力された場合の処理>
図5は、無効キーが入力された場合の処理を示す。
図5(A)において、ユーザーが電源キー420を入力すると、表示装置500に所定の画面が表示される。ここで、ユーザーが無効キーを入力(図5(A)においては、在庫数表示部570と照会キー590との間の領域を指先で触れる場合に相当)すると、図5(B)に示すように、表示装置500には、入力結果は何も表示されない。
その後、無効キーが入力された時点から無効入力時待機時間T2が経過すると、図5(C)に示すように、中央処理装置100は、携帯端末1を省電力モードに移行させる。
<有効キーが入力された後に無効キーが入力された場合の処理>
図6は、有効キーが入力された後に無効キーが入力された場合の処理を示す。
図6(A)において、ユーザーが電源キー420を入力すると、表示装置500に所定の画面が表示される。ここで、ユーザーがTRGキー410を入力して、バーコードリード装置700から商品コード「49123456123456」を入力すると、商品コード表示部560にその商品コードが表示される。
次に、ユーザーが照会キー590を入力すると、通信装置300を介して商品コードがサーバー900に送信される。その後、当該商品コードに対応する商品の商品名と在庫数がサーバー900からすぐに返送され、図6(B)に示すように在庫数表示部570に在庫数「88」が、商品名表示部580に商品名「缶コーヒー」が表示される。
その後、図6(B)に示すように、無効キーが入力されたとする。このとき、有効キーの入力の有無に関わらず、無効キーが入力された時点から無効入力時待機時間T2が経過すると、図6(C)に示すように、中央処理装置100は、携帯端末1を省電力モードに移行させる。
このようにして、ユーザーが有効な入力をした後で、かばんやポケットなどに携帯端末1をしまいこんだ場合、無効な入力時から短時間で省電力モードに移行する。それゆえ、かばんやポケットなどに携帯端末を入れて歩いている途中で、かばんやポケットに携帯端末の入力キーが接触して省電力モードへの移行が妨げられることにより、長時間画面が消えずに無駄に電池を消耗してしまうことを防止できる。特に、有効キー全体の面積よりも、無効キー全体の面積が大きい場合に、このような偶発的な接触に起因する電力消費を大きく抑えることができる。
〔第2実施形態〕
次に、図7〜図9に基づき、実施形態2に係るこの発明の携帯端末1の省電力モード移行処理の一例を説明する。
図7は、この発明の第2実施形態に係る携帯端末の概略構成のブロック図である。図8は、図7に示す携帯端末の省電力モードへの移行処理を示すフローチャートである。図9は、図7に示す携帯端末において、有効キーを入力した後で無効キーを入力した場合の省電力モードへの移行処理の一例を示す説明図である。図9(A)は、有効キーの入力、図9(B)は、無効キーの入力、図9(C)は、省電力モードへの移行を示す。
<携帯端末1の構成>
以下、図7に基づき、この発明の第2実施形態に係る携帯端末1の構成を説明する。
なお、図7の携帯端末1の構成は、主記憶装置200が有効入力時優先モード記憶部270を備える以外、図1の携帯端末1の構成と同一である。
それゆえ、図1の携帯端末と共通の構成については説明を省略し、ここでは、図1に記載のない有効入力時優先モード記憶部270について説明する。
有効入力時優先モード記憶部270は、有効キーの入力後、無効キーが入力された場合において、省電力モードへの移行について、有効キーの入力時を無効キーの入力時よりも優先すべきモードであるか否かのフラグを記憶する部分である。
有効入力時優先モードがONのとき、有効キーの入力時を無効キーの入力時よりも優先させ、有効入力時優先モードがOFFのとき、無効キーの入力時を有効キーの入力時よりも優先させるものとする。
<携帯端末1の処理の具体例>
次に、図8に基づき、この発明の実施形態2に係る携帯端末1の処理の具体例について説明する。
なお、図7のステップS11〜S13,S15,S16,S18,S19およびS21〜S23の処理は、それぞれ図3のステップS1〜S10と同一であるため、説明を省略する。
ここでは、図3に記載のないステップS14,S17およびS20の処理について説明する。
ステップS13において、無効入力時待機時間T2をクロック装置600に設定した後(ステップS13)、中央処理装置100は、続くステップS14において、有効入力時優先モード記憶部270の設定をOFFにする(ステップS14)。
また、ステップS16において、有効入力時待機時間T1をクロック装置600に設定した後(ステップS16)、中央処理装置100は、続くステップS17において、有効入力時優先モード記憶部270の設定をONにする(ステップS17)。
また、ステップS19において、無効キーが入力された場合(ステップS19の判定がYesの場合)、中央処理装置100は、ステップS20において、有効入力時優先モード記憶部270の設定がONであるか否かを判定する(ステップS20)。
有効入力時優先モード記憶部270の設定がONの場合(ステップS20の判定がYesの場合)、中央処理装置100は、ステップS22の判定をおこなう(ステップS22)。
一方、有効入力時優先モード記憶部270の設定がOFFの場合(ステップS20の判定がNoの場合)、中央処理装置100は、ステップS21の処理をおこなう(ステップS21)。
<有効キーが入力された後に無効キーが入力された場合の処理>
図9は、有効キーが入力された後に無効キーが入力された場合の処理を示す。
なお、図9(A)および図9(B)の処理は、それぞれ図6(A)および図6(B)の処理と同一であるため、詳細な説明を省略する。
ここでは、図6に記載のない図9(C)の処理について説明する。
図9(A)および図9(B)に示すように、有効キーが入力された後で、無効キーが入力されたとする。このとき、無効キーの入力の有無に関わらず、有効入力時待機時間T1が経過すると、図9(C)に示すように、中央処理装置100は、携帯端末1を省電力モードに移行させる。
このようにして、ユーザーが有効な入力をした後で間違って無効な入力をしてしまった場合でも、有効な入力時を基準として省電力モードに移行するため、ユーザーは必要な情報を十分に確認することができ、利便性が高い携帯端末1を実現できる。
〔第3実施形態〕
次に、図10〜図13に基づき、実施形態2に係るこの発明の携帯端末1の省電力モード移行処理の一例を説明する。
図10は、この発明の第1実施形態に係る携帯端末の概略構成のブロック図である。図11は、図10に示す携帯端末の省電力モードへの移行処理を示すフローチャートである。図12は、図10に示す携帯端末の省電力モードへの移行処理を示すフローチャートである。図13は、図10に示す携帯端末において、有効キーを入力した後で処理時間が長い場合の省電力モードへの移行処理の一例を示す説明図である。図13(A)は、有効キーの入力、図13(B)は、半省電力モードへの移行、図13(C)は、処理完了画面の表示、図13(D)は、省電力モードへの移行を示す。
<携帯端末1の構成>
以下、図10に基づき、この発明の第3実施形態に係る携帯端末1の構成を説明する。
なお、図10の携帯端末1の構成は、主記憶装置200が半省電力モード待機時間記憶部260を備える以外、図1の携帯端末1の構成と同一である。
それゆえ、図1の携帯端末と共通の構成については説明を省略し、ここでは、図1に記載のない半省電力モード待機時間記憶部260について説明する。
半省電力モード待機時間記憶部260は、有効キーの入力後、アプリケーションの処理に時間がかかる場合、有効キーが入力された時点から半省電力モードに移行するまでの待機時間(以下、「半省電力モード待機時間T3」と呼ぶ)を記憶する部分である。なお、半省電力モードの詳細については後述する。
<携帯端末1の処理の具体例>
次に、図11および図12に基づき、この発明の実施形態3に係る携帯端末1の処理の具体例について説明する。
なお、図11および図12のステップS31〜S33,S35,S37〜S40,S49およびS50の処理は、それぞれ図3のステップS1〜S10と同一であるため、説明を省略する。
ここでは、図3に記載のないステップS34,S36およびS41〜S48の処理について説明する。
ステップS33において、無効入力時待機時間T2をクロック装置600に設定した後(ステップS33)、中央処理装置100は、続くステップS34において、サブクロック装置610を無効にする(ステップS34)。
次に、ステップS35において、有効キーが入力された場合(ステップS35の判定がYesの場合)、中央処理装置100は、ステップS36において、半省電力モード待機時間T3を、サブクロック装置610に設定する(ステップS36)。
次に、ステップS38において、指定された処理を実行した後(ステップS38)、中央処理装置100は、続くステップS41において、指定された処理が完了したか否かを判定する(ステップS41)。
指定された処理が完了した場合(ステップS41の判定がYesの場合)、中央処理装置100は、ステップS42において、サブクロック装置610を無効にする(ステップS42)。その後、中央処理装置100は、ステップS49の判定をおこなう(ステップS49)。
一方、指定された処理が完了していない場合(ステップS41の判定がNoの場合)、中央処理装置100は、ステップS43において、サブクロック装置610から通知があったか否かを判定する(ステップS43)。
次に、ステップS43において、サブクロック装置610から通知があった場合(ステップS43の判定がYesの場合)、中央処理装置100は、ステップS44において、クロック装置600を一時停止し(ステップS44)、続くステップS45において、半省電力モードに移行する(ステップS45)。その後、中央処理装置100は、ステップS46の判定をおこなう(ステップS46)。
なお、半省電力モードの詳細については、後述する。
一方、サブクロック装置610から通知がない場合(ステップS43の判定がNoの場合)、中央処理装置100は、ステップS43の判定を繰り返す(ステップS43)。
次に、ステップS46において、中央処理装置100は、指定された処理が完了したか否かを判定する(ステップS46)。
指定された処理が完了した場合(ステップS46の判定がYesの場合)、中央処理装置100は、ステップS47において、携帯端末1を半省電力モードから復帰させ(ステップS47)、続くステップS48において、クロック装置600を再開する(ステップS48)。
一方、指定された処理が完了していない場合(ステップS46の判定がNoの場合)、中央処理装置100は、ステップS46の判定を繰り返す(ステップS46)。
<有効キーが入力された場合の処理>
図13は、有効キーが入力された場合の処理を示す。
なお、図13(A)および(D)の処理は、それぞれ図6(A)および(C)の操作と同一であるため、詳細な説明を省略する。
ここでは、図6に記載のない図13(B)の処理について説明する。
図13(A)に示すように、有効キー(照会ボタン590)を入力した後、半省電力モード待機時間T3を経過しても、サーバー900から商品コードに対応する商品の商品名や在庫数が返送されず、処理が完了しない場合、図13(B)に示すように、中央処理装置100は、携帯端末1を半省電力モードに移行させる。
半省電力モードに移行したとき、中央処理装置100は、表示部520の更新動作を停止させ、ユーザーが表示内容を確認できる最低レベルにまでバックライト部530の輝度を下げる。
なお、半省電力モードの最中に電源キー420または有効キーが入力された場合、中央処理装置100は、携帯端末1を半省電力モードから復帰させる。そして、電源キー420または有効キーが入力された時点から半省電力モード待機時間T3を経過してもサーバーから返送がない場合、中央処理装置100は、再び半省電力モードに移行させる。
一方、半省電力モードの最中に無効キーが入力された場合、中央処理装置100は、携帯端末1を半省電力モードから復帰させない。
次に、図13(C)に示すように、半省電力モードの最中にサーバー900から商品名「缶コーヒー」および在庫数「88」が返送されて、処理が完了したとき、中央処理装置100は、バックライト部530の輝度を元に戻し、表示部520の更新動作を再開する。
最後に、図13(D)に示すように、有効キーを入力した時点から有効入力時待機時間T1と半省電力モード時間T4を合わせた時間の経過後に、中央処理装置100は、携帯端末1を省電力モードに移行させる。半省電力モード時間T4を合わせるのは、半省電力モードの間、クロック装置600が一時停止しているためである。
具体例として、有効入力時待機時間T1を60秒、半省電力モード待機時間T3を1秒、サーバー900からデータが返送されるまでの処理時間TPを10秒とする。
このとき、携帯端末1は、図13(A)の照会ボタンを入力してから半省電力モード待機時間T3(=1秒)後に、図13(B)に示すように、バックライト部530の輝度を下げて半省電力モードに移行する。
その後、照会ボタンを入力してからTP(=10秒)後に、サーバー900からデータが返送されると、携帯端末1は、バックライト部530の輝度を元に戻し、商品名「缶コーヒー」および在庫数「88」が表示部520に表示する。
それゆえ、半省電力モード時間T4は、9秒(=10秒−T3)となる。
半省電力モード時間T4(=9秒)の間、クロック装置600は一時停止しているため、携帯端末1が半省電力モードから復帰した時点のクロック装置600の経過時間は、携帯端末1が半省電力モードに移行するまでの半省電力モード待機時間T3(=1秒)である。
それゆえ、半省電力モードから復帰した時点から59秒経過したとき、クロック装置600の経過時間は、有効入力時待機時間T1(=T3+59秒=60秒)を経過する。
したがって、クロック装置600は、照会ボタンを入力した時点から69秒(=T3+T4+59秒)後に、図13(D)の省電力モードに移行することになる。
このようにして、有効キーが入力された後、アプリケーションの処理時間が長い場合、ユーザーが表示内容を確認できる最低レベルにまでバックライト部530の輝度を下げるため、ある程度の省電力効果が期待でき、かつ、処理待ち状態も表示内容を確認できるため、利便性も高い携帯端末1を実現できる。
(その他の実施形態)
1.実施形態1において、タッチパネル部510からの入力に限らず、テンキー450からの入力を受け付けたときも、この発明の省電力モードへの移行処理を適用してもよい。(実施形態4)
このようにすれば、タッチパネル部510に限らず、物理的なテンキー450を用いた入力においても、電力消費を抑え、かつ、利便性の高い端末装置10を実現することができる。
2.実施形態1において、携帯端末1に限らず、据え置き型の端末装置10であってもよい。(実施形態5)
このようにすれば、デスクトップ型のPCやプリンタ等の端末装置10においても、電力消費を抑え、かつ、利便性の高い端末装置10を実現することができる。
以上に述べたように、
(i)この発明の端末装置は、外部からの入力を受け付ける操作部と、前記入力に対するアプリケーションの処理結果を表示する表示部と、前記操作部が前記入力を受け付けた後、予め定められた待機時間の経過後に前記表示部のバックライトを消灯して省電力モードに移行させる省電力モード移行部と、前記操作部、前記表示部および前記省電力モード移行部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記表示部にアプリケーションの処理結果を表示すべき有効な入力を前記操作部が受け付けた場合は、前記有効な入力を前記操作部が受け付けた時点から予め定められた有効入力時待機時間を経過したとき、前記省電力モード移行部に前記省電力モードに移行させ、一方、前記有効な入力以外の無効な入力を前記操作部が受け付けた場合は、前記無効な入力を前記操作部が受け付けた時点から予め定められた無効入力時待機時間を経過したとき、前記省電力モード移行部に前記省電力モードに移行させ、前記有効入力時待機時間は、前記無効入力時待機時間よりも長いことを特徴とする。
また、この発明の省電力制御方法は、表示部にアプリケーションの処理結果を表示すべき有効な入力を操作部が受け付けた場合は、前記有効な入力を前記操作部が受け付けた時点から予め定められた有効入力時待機時間を経過したとき、前記表示部のバックライトを消灯して省電力モードに移行し、一方、前記有効な入力以外の無効な入力を前記操作部が受け付けた場合は、前記無効な入力を前記操作部が受け付けた時点から予め定められた無効入力時待機時間を経過したとき、前記省電力モードに移行し、前記有効入力時待機時間は、前記無効入力時待機時間よりも長いことを特徴とする。
この発明において、「端末装置」は、操作部のキー入力等の操作を通じてアプリケーションに指令を与え、各種の情報を処理し、処理結果をディスプレイに表示する装置である。端末装置としては、パーソナルコンピュータ(PC)やプリンタ等の据え置き型の端末装置に限られず、スマートフォン等の携帯電話、PHS、PDA、タブレット端末、携帯型ナビゲーション装置、携帯音楽プレーヤーなどの携帯型の端末装置であってもよい。
「アプリケーション」は、端末装置内部の記憶装置に記憶されたアプリケーションに限られず、ネットワーク上のサーバー等に記憶されたアプリケーションであってもよい。
「省電力モード」は、キー入力等の操作が一定時間おこなわれなかった場合、バックライトを消灯して休止モードやサスペンドモード等の電力モードに移行することによって消費電力をなるべく抑え、端末装置の省電力を図るモードである。
「有効な入力」は、入力に対しアプリケーションが処理をおこない、その処理の結果を表示部に表示させるような入力である。例えば、商品の在庫数を照会するための入力キーの操作や、検索のために所定のキーワードを送信する操作などが挙げられる。
「無効な入力」は、「有効な入力」以外の入力である。「無効な入力」としては、アプリケーションが処理をおこなわないような入力であり、例えば、キー入力の場合、アプリケーションに対する指令と無関係なキーを入力する行為、また、タッチパネルの場合、操作用のアイコンが存在しない領域(例えば、アイコンの間や表示画面の端や隅の部分)を指先やペン先で入力する行為などが挙げられる。
また、アプリケーションが処理をおこなうような入力をした場合でも、その処理の結果を表示部に表示しないような入力は、「無効な入力」となる。例えば、所定のデータを送信確認することなく外部に送信する行為などが挙げられる。
さらに、この発明の好ましい態様について説明する。
(ii)この発明による端末装置において、前記制御部は、前記有効な入力を前記操作部が受け付けた後、前記無効な入力を前記操作部が受け付けた場合は、前記有効な入力を前記操作部が受け付けた時点から予め定められた有効入力時待機時間を経過したとき、前記省電力モード移行部に前記省電力モードに移行させるものであってもよい。
このようにすれば、ユーザーが有効な入力をした後で間違って無効な入力をしてしまった場合でも、有効な入力時を基準として省電力モードに移行するため、ユーザーは必要な情報を十分に確認することができ、利便性が高い端末装置を実現できる。
(iii)この発明による端末装置において、前記制御部は、前記有効な入力を前記操作部が受け付けた後、前記無効な入力を前記操作部が受け付けた場合は、前記無効な入力を前記操作部が受け付けた時点から予め定められた無効入力時待機時間を経過したとき、前記省電力モード移行部に前記省電力モードに移行させるものであってもよい。
このようにすれば、ユーザーが有効な入力をした後でかばんなどに端末装置をしまいこんだ場合、無効な入力時から短時間で省電力モードに移行するため、かばんに端末装置の入力キーが接触して省電力モードへの移行が妨げられることにより、長時間画面が消えずに無駄に電池を消耗してしまうことを防止する端末装置を実現できる。
(iv)この発明による端末装置において、前記制御部は、前記有効な入力を前記操作部が受け付けた場合において、前記有効な入力を前記操作部が受け付けた時点から予め定められた半省電力モード待機時間までの間に、前記表示部に前記処理結果が表示されないときは、前記省電力モード移行部に前記バックライトの輝度を前記表示部の表示内容が確認できる予め定められた値に下げて半省電力モードに移行させ、その後、前記表示部に前記処理結果が表示されたとき、前記省電力モード移行部に前記バックライトの輝度を元に戻して通常電力モードに移行させるものであってもよい。
このようにすれば、効キーが入力された後、アプリケーションの処理時間が長い場合、ユーザーが表示内容を確認できるレベルにまでバックライト部の輝度を下げるため、ある程度の省電力効果が期待でき、かつ、処理待ち状態も表示内容を確認できるため、利便性も高い端末装置を実現できる。
「前記表示部に前記処理結果が表示されないとき」は、例えば、通信品質が悪い環境の場合は、通信待ちの段階であり、また、サーバーの処理が遅い場合は、カーソルが一時的な待機状態を示すマーク(例えば、砂時計など)に変化する処理待ちの段階である。
「半省電力モード」は、表示部の更新動作を停止させ、予め定められたレベルにまでバックライト部の輝度を下げることによって消費電力をなるべく抑え、省電力を図るとともに、ユーザーが表示内容を確認できるようにすることによってユーザーの利便性をも確保するモードである。
(v)この発明による端末装置において、前記表示部は、タッチパネルを備え、前記入力は、前記タッチパネルによる入力を含むものであってもよい。
このようにすれば、省電力効果を期待でき、かつ、利便性の高いタッチパネル機能を有する端末装置を実現できる。
(vi)この発明による端末装置において、前記操作部は、物理的な入力キーを備え、前記入力は、前記入力キーによる入力を含むものであってもよい。
このようにすれば、省電力効果を期待でき、かつ、利便性の高い物理的な入力キーを備えた端末装置を実現できる。
なお、端末装置付属の入力キーに限られず、外付けキーボードやマウス等の入力キーであってもよい。また、Bluetooth(登録商標)等で無線接続されたキーボードやマウス等の入力キーであってもよい。また、入力キーは、押しボタンに限られず、レバーやボリューム等のつまみであってもよい。
(vii)この発明による端末装置において、前記端末装置は、携帯型の端末装置であってもよい。
このようにすれば、省電力効果により電池の消費量を抑えることができ、かつ、利便性が高い携帯型の端末装置を実現できる。
この発明の好ましい態様は、上述した複数の態様のうちの何れかを組み合わせたものも含む。
前述した実施形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
1:携帯端末、 2:従来の携帯端末、 10:端末装置、 100:中央処理装置、 200:主記憶装置、 210:制御プログラム記憶部、 220:表示ビットマップ記憶部、 230:有効キー記憶部、 240:有効入力時待機時間記憶部、 250:無効入力時待機時間記憶部、 260:待ち時間記憶部、 270:有効入力時優先モード記憶部、 300:通信装置、 400:キーボード装置、 410:TRGキー、 420:電源キー、 430:OKキー、 440:カーソルキー、 450:テンキー、 500:表示装置、 510:タッチパネル部、 520:表示部、 530:バックライト部、 560:商品コード表示部、 570:在庫数表示部、 580:商品名表示部、 590:照会キー、 600:クロック装置、 610:サブクロック装置、 700:バーコードリード装置、 800:電源装置、 900:サーバー、 T1:有効入力時待機時間、 T2:無効入力時待機時間、 T3:半省電力モード待機時間、 T4:半省電力モード時間、 TP:処理時間

Claims (7)

  1. 外部からの入力を受け付ける操作部と、前記入力に対するアプリケーションの処理結果を表示する表示部と、前記操作部が前記入力を受け付けた後、予め定められた待機時間の経過後に前記表示部のバックライトを消灯して省電力モードに移行させる省電力モード移行部と、前記操作部、前記表示部および前記省電力モード移行部を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記表示部にアプリケーションの処理結果を表示すべき有効な入力を前記操作部が受け付けた場合は、前記有効な入力を前記操作部が受け付けた時点から予め定められた有効入力時待機時間を経過したとき、前記省電力モード移行部に前記省電力モードに移行させ、一方、前記有効な入力以外の無効な入力を前記操作部が受け付けた場合は、前記無効な入力を前記操作部が受け付けた時点から予め定められた無効入力時待機時間を経過したとき、前記省電力モード移行部に前記省電力モードに移行させ、前記有効入力時待機時間は、前記無効入力時待機時間よりも長く、
    前記有効な入力を前記操作部が受け付けた後、前記無効な入力を前記操作部が受け付けた場合は、前記有効な入力を前記操作部が受け付けた時点から予め定められた有効入力時待機時間を経過したとき、前記省電力モード移行部に前記省電力モードに移行させることを特徴とする端末装置。
  2. 前記制御部は、前記有効な入力を前記操作部が受け付けた後、前記無効な入力を前記操作部が受け付けた場合は、前記無効な入力を前記操作部が受け付けた時点から予め定められた無効入力時待機時間を経過したとき、前記省電力モード移行部に前記省電力モードに移行させる請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記制御部は、前記有効な入力を前記操作部が受け付けた場合において、前記有効な入力を前記操作部が受け付けた時点から予め定められた半省電力モード待機時間までの間に、前記表示部に前記処理結果が表示されないときは、前記省電力モード移行部に前記バックライトの輝度を前記表示部の表示内容が確認できる予め定められた値に下げて半省電力モードに移行させ、その後、前記表示部に前記処理結果が表示されたとき、前記省電力モード移行部に前記バックライトの輝度を元に戻して通常電力モードに移行させる請求項1または2に記載の端末装置。
  4. 前記表示部は、タッチパネルを備え、前記入力は、前記タッチパネルによる入力を含む請求項1〜のいずれか1つに記載の端末装置。
  5. 前記操作部は、物理的な入力キーを備え、前記入力は、前記入力キーによる入力を含む請求項1〜のいずれか1つに記載の端末装置。
  6. 前記端末装置は、携帯型の端末装置である請求項1〜のいずれか1つに記載の端末装置。
  7. 表示部にアプリケーションの処理結果を表示すべき有効な入力を操作部が受け付けた場合は、前記有効な入力を前記操作部が受け付けた時点から予め定められた有効入力時待機時間を経過したとき、前記表示部のバックライトを消灯して省電力モードに移行し、一方、前記有効な入力以外の無効な入力を前記操作部が受け付けた場合は、前記無効な入力を前記操作部が受け付けた時点から予め定められた無効入力時待機時間を経過したとき、前記省電力モードに移行し、前記有効入力時待機時間は、前記無効入力時待機時間よりも長く、
    前記有効な入力を前記操作部が受け付けた後、前記無効な入力を前記操作部が受け付けた場合は、前記有効な入力を前記操作部が受け付けた時点から予め定められた有効入力時待機時間を経過したとき、前記省電力モードに移行することを特徴とする省電力制御方法。
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