JP6328844B2 - 誤り訂正データのためのオフセット選択 - Google Patents

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Description

優先権の主張
[0001]本出願は、その内容全体が参照により本明細書に組み込まれる、それらのすべてが「OFFSET SELECTION FOR ERROR CORRECTION DATA」と題する、2015年6月24日に出願された米国特許出願第14/749,474号、2014年7月22日に出願された米国仮特許出願第62/027,595号、および2014年8月26日に出願された米国仮特許出願第62/042,013号の優先権を主張する。
[0002]本開示は、一般に、誤り訂正データのためのオフセット選択に関する。
[0003]技術が進歩した結果、コンピューティングデバイスがより小さくより強力になった。たとえば、現在、小型軽量で、ユーザの携行が容易である、モバイルフォンおよびスマートフォンなどのワイヤレス電話、タブレット、ならびにラップトップコンピュータを含む、様々なポータブルパーソナルコンピューティングデバイスが存在する。これらのデバイスは、ワイヤレスネットワークを介して音声パケットとデータパケットとを通信することができる。さらに、多くのそのようなデバイスは、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、デジタルレコーダ、およびオーディオファイルプレーヤなどの追加機能を内蔵する。また、そのようなデバイスは、インターネットにアクセスするために使用され得るウェブブラウザアプリケーションなどのソフトウェアアプリケーションを含む、実行可能命令を処理することができる。したがって、これらのデバイスは、かなりの計算能力を含むことができる。
[0004]ソースデバイス(source device)(たとえば、第1の電子デバイス)は、宛先デバイス(destination device)(たとえば、第2の電子デバイス)にパケットを送ることができる。ネットワーク状態に起因して、パケットは、宛先デバイスに順序が乱れて(out of order)到達し得る。宛先デバイスは、受信されたパケットをデジッタバッファに記憶することができ、受信されたパケットの順序が乱れている場合、受信されたパケットを並べ替えることができる。宛先デバイスは、受信されたパケットに基づいてデータを再構成し得る(may)。ソースデバイスによって送られた特定のパケットは、宛先デバイスによって受信されない場合がある(may)か、または誤りを伴って受信され得る。宛先デバイスは、特定のパケットに関連付けられたデータのすべてまたは一部分を復元する(recover)ことができない場合がある。
[0005]一実装形態によれば、方法は、第1のデバイスのデコーダにおいて、第1の特定のパケットと第2の特定のパケットとの間のオフセットに対応するオフセット値を決定することを含む。第1のデバイスはデジッタバッファを含む。いくつかのシナリオでは、特定のパケットはデジッタバッファ内にあり得、オフセット値は、デジッタバッファによって受信されたパケットの統計的尺度(statistical measure)に基づいて決定され得る。方法はまた、オフセット値に基づいて第2のデバイスが第1のデバイスにパケットを送ることを可能にするために、第2のデバイスのエンコーダにオフセット値を送信することを含む。
[0006]別の実装形態によれば、デバイスは、1つまたは複数のパケットを記憶するように構成されたデジッタバッファを含む。デバイスはまた、第1の特定のパケットと第2の特定のパケットとの間のオフセットに対応するオフセット値を決定するように構成されたデコーダを含む。いくつかのシナリオでは、特定のパケットはデジッタバッファ内にあり得、オフセット値は、デジッタバッファによって受信されたパケットの統計的尺度に基づいて決定され得る。デバイスはさらに、オフセット値に基づいて第2のデバイスがデバイスにパケットを送ることを可能にするために、第2のデバイスにオフセット値を送信するように構成された送信機を含む。
[0007]別の実装形態によれば、非一時的コンピュータ可読媒体は、第1のデバイスによって実行されると、第1の特定のパケットと第2の特定のパケットとの間のオフセットに対応するオフセット値を第1のデバイスに決定させる命令を含む。第1のデバイスはデジッタバッファを含む。いくつかのシナリオでは、特定のパケットはデジッタバッファ内にあり得、オフセット値は、デジッタバッファによって受信されたパケットの統計的尺度に基づいて決定され得る。命令はまた、オフセット値に基づいて第2のデバイスが第1のデバイスにパケットを送ることを可能にするために、第2のデバイスにオフセット値を送信することを第1のデバイスに行わせるように実行可能である。
[0008]別の実装形態によれば、デバイスは、1つまたは複数のパケットを記憶するための手段と、第1の特定のパケットと第2の特定のパケットとの間のオフセットに対応するオフセット値を決定するための手段とを含む。いくつかのシナリオでは、特定のパケットは1つまたは複数のパケットを記憶するための手段内にあり得、オフセット値は、1つまたは複数のパケットを記憶するための手段によって受信されたパケットの統計的尺度に基づいて決定される。デバイスはまた、オフセット値に基づいて第2のデバイスがデバイスにパケットを送ることを可能にするために、第2のデバイスにオフセット値を送信するための手段を含む。
[0009]パケットの部分的冗長性情報(partial redundancy information)を取り出すためにオフセット値を決定するように動作可能なシステムの図。 [0010]以前に(at an earlier time)送られたパケットの部分的コピーを含むパケットの図。 [0011]消失パケット(lost packet)復元を改善するためにオフセット値を決定するように動作可能な方法のプロセス図。 [0012]消失パケット復元を改善するためにオフセット値を決定するための状態図。 [0013]オフセット値を搬送するように動作可能なコードモード要求フィールドを有するリアルタイムトランスポートプロトコルペイロードヘッダの図。 [0014]消失パケットの部分的冗長性情報を取り出すためにオフセット値を決定する方法を示すフローチャート。 [0015]消失パケットの部分的冗長性情報を取り出すためにオフセット値を決定するように動作可能なデバイスのブロック図。
[0016]本明細書に記載される原理は、たとえば、冗長性ベースのパケット送信エラー回復を実施する(perform)ように構成されたヘッドセット、ハンドセット、または他のオーディオデバイスに適用され得る。その文脈によって明確に限定されない限り、「信号」という用語は、本明細書では、ワイヤ、バス、または他の伝送媒体上で表されたメモリ位置(location)(またはメモリ位置のセット)の状態を含む、その通常の意味のいずれかを示すために使用される。その文脈によって明確に限定されない限り、「生成すること(generating)」という用語は、本明細書では、計算すること(computing)または場合によっては生産すること(producing)などの、その通常の意味のいずれかを示すために使用される。その文脈によって明確に限定されない限り、「算出すること(calculating)」という用語は、本明細書では、複数の値から計算すること、評価すること(evaluating)、平滑化すること(smoothing)、および/または選択すること(selecting)などの、その通常の意味のいずれかを示すために使用される。その文脈によって明確に限定されない限り、「取得すること(obtaining)」という用語は、算出すること、導出すること(deriving)、(たとえば、別の構成要素、ブロック、もしくはデバイスから)受信すること(receiving)、および/または(たとえば、メモリレジスタもしくは記憶要素のアレイから)取り出すこと(retrieving)などの、その通常の意味のいずれかを示すために使用される。
[0017]その文脈によって明確に限定されない限り、「生産すること」という用語は、算出すること、生成すること、および/または提供すること(providing)などの、その通常の意味のいずれかを示すために使用される。その文脈によって明確に限定されない限り、「提供すること」という用語は、算出すること、生成すること、および/または生産することなどの、その通常の意味のいずれかを示すために使用される。その文脈によって明確に限定されない限り、「結合される(coupled)」という用語は、直接的または間接的な電気接続または物理接続を示すために使用される。接続が間接的である場合、「結合」されている構造間に他のブロックまたは構成要素が存在し得ることを、当業者ならよく理解されよう。
[0018]「構成」という用語は、その特定の文脈によって示されるように、方法、装置/デバイス、および/またはシステムに関して使用され得る。「備える(comprising)」という用語が本明細書および特許請求の範囲において使用される場合、それは他の要素または動作を除外するものではない。(「AはBに基づく」にあるような)「に基づく」という用語は、(i)「少なくとも〜に基づく」(たとえば、「Aは少なくともBに基づく」)、および特定の文脈において適切な場合に、(ii)「に等しい」(たとえば、「AはBに等しい」)という場合を含む、その通常の意味のいずれかを示すために使用される。(i)AはBに基づくが少なくとも〜に基づく場合、これは、AがBに結合される構成を含み得る。同様に、「に応答して」という用語は、「少なくとも〜に応答して」を含む、その通常の意味のいずれかを示すために使用される。「少なくとも1つ」という用語は、「1つまたは複数」を含む、その通常の意味のいずれかを示すために使用される。「少なくとも2つ」という用語は、「2つ以上」を含む、その通常の意味のいずれかを示すために使用される。
[0019]「装置」および「デバイス」という用語は、特定の文脈によって別段に規定されていない限り、総称的および互換的に使用される。別段に規定されていない限り、特定の特徴を有する装置の動作のいかなる開示も、類似の特徴を有する方法を開示することも明確に意図し(その逆も同様)、特定の構成による装置の動作のいかなる開示も、類似の構成による方法を開示することも明確に意図する(その逆も同様)。「方法」、「処理」、「手順」、および「技法」という用語は、特定の文脈によって別段に規定されていない限り、総称的および互換的に使用される。「要素」および「モジュール」という用語は、より大きい構成の一部を示すために使用され得る。文書の一部分の参照による任意の組込みは、その部分内で言及された用語または変数の定義が、文書中の他の場所に現れ、ならびに組み込まれた部分で参照される任意の図に現れた場合、そのような定義を組み込んでいることも理解されたい。
[0020]本明細書で使用する「通信デバイス」という用語は、ワイヤレス通信ネットワークを介した音声および/またはデータの通信に使用され得る電子デバイスを指す。通信デバイスの例には、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、ハンドヘルドデバイス、ヘッドセット、ワイヤレスモデム、ラップトップコンピュータ、パーソナルコンピュータなどが含まれる。本明細書に記載されるデバイスは、1つまたは複数のモバイル電気通信技術と互換性があり得る。たとえば、本明細書に記載されるデバイスは、第3世代(3G)モバイル電気通信技術、第4世代(4G)モバイル電気通信技術、および/または第5世代(5G)モバイル電気通信技術と互換性があり得る。追加または代替として、本明細書に記載されるデバイスは、様々な規格(たとえば、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))ワイヤレス通信規格、LTE−Aワイヤレス通信規格、ワールドワイドインターオペラビリティフォアマイクロウェーブアクセス(Worldwide Interoperability for Microwave Acces)(WiMAX(登録商標))ワイヤレス通信規格など)と互換性があり得る。
[0021]図1を参照すると、消失パケットの部分的冗長性情報を取り出すためにオフセット値を決定するように動作可能なシステムが開示され、全体的に100と指定される。システム100は、ネットワーク150を介して1つまたは複数の他のデバイス(たとえば、第2のデバイス122)と通信している第1のデバイス102を含む。第1のデバイス102は、第1の経路152を使用してネットワーク150を介して第2のデバイス122にデータを送ることができ、第2のデバイス122は、第2の経路154を使用してネットワーク150を介して第1のデバイス102にデータを送り得る。
[0022]第1のデバイス102は、第1の逆方向チャネル152a(たとえば、第1の逆方向リンク)と第1の順方向チャネル154b(たとえば、第1の順方向リンク)とを介してネットワーク150と通信し得る。たとえば、第1のデバイス102は、第1の逆方向チャネル152aを使用してネットワーク150にデータを送信することができ、第1のデバイス102は、第1の順方向チャネル154bを使用してネットワーク150からデータを受信し得る。第2のデバイス122は、第2の逆方向チャネル154a(たとえば、第2の逆方向リンク)と第2の順方向チャネル152b(たとえば、第2の順方向リンク)とを介してネットワーク150と通信し得る。たとえば、第2のデバイス122は、第2の逆方向チャネル154aを使用してネットワーク150にデータを送信することができ、第2のデバイス122は、第2の順方向チャネル152bを使用してネットワーク150からデータを受信し得る。
[0023]ネットワーク150は、第1のデバイス102と第2のデバイス122との間でデータを通信するために、1つまたは複数の基地局またはアクセスポイントを含み得る。本明細書で使用される場合、第1の経路152を介して通信されるデータ(たとえば、パケット、フレーム、オフセット値、確認応答など)は、第1の逆方向チャネル152aを介して第1のデバイス102からネットワーク150に送信されるデータ、および第2の順方向チャネル152bを介してネットワーク150から第2のデバイス122において受信されるデータに対応する。同様にして、第2の経路154を介して通信されるデータは、第2の逆方向チャネル154aを介して第2のデバイス122からネットワーク150に送信されるデータ、および第1の順方向チャネル154bを介してネットワーク150から第1のデバイス102において受信されるデータに対応する。
[0024]デバイス102、122は、図1に示されたよりも少ないか、または多い構成要素を含み得る。たとえば、デバイス102、122は、1つもしくは複数のプロセッサ、1つもしくは複数のメモリユニット、または両方を含み得る。一実装形態によれば、第1のデバイス102および/または第2のデバイス122は、スマートフォン、携帯電話、モバイル通信デバイス、ラップトップコンピュータ、コンピュータ、タブレット、PDA、セットトップボックス、ビデオプレーヤ、エンターテインメントユニット、ディスプレイデバイス、テレビジョン、ゲームコンソール、音楽プレーヤ、ラジオ、デジタルビデオプレーヤ、デジタルビデオディスク(DVD)プレーヤ、チューナ、カメラ、ナビゲーションデバイス、またはそれらの組合せであり得る。そのようなデバイスは、ユーザインターフェース(たとえば、タッチスクリーン、音声認識能力、または他のユーザインターフェース能力)を含み得る。
[0025]第1のデバイス102は、第1の音声ボコーダ(speech vocoder)104と、受信機106と、送信機108とを含む。第1の音声ボコーダ104は、エンコーダ110と、デジッタバッファ112と、デコーダ114とを含む。第2のデバイス122は、第2の音声ボコーダ124と、受信機126と、送信機128とを含む。第2の音声ボコーダ124は、エンコーダ130と、デジッタバッファ132と、デコーダ134とを含む。本明細書に記載されるように、第1のデバイス102は「受信端末」と記載され、第2のデバイス122は「送信端末」と記載されるだろう。たとえば、第2のデバイス122は、第1のデバイス102によって受信されるパケットを送信し得る。しかしながら、他の実装形態では、各デバイス102、122は、同時に受信端末および送信端末として動作し得る。たとえば、第1のデバイス102は、第1の経路152を介して第2のデバイス122にパケットを送信(たとえば、第1の逆方向チャネル152aを介してネットワーク150にパケットを送信)し、同時に、第2の経路154を介して第2のデバイス122からパケットを受信(たとえば、第1の順方向チャネル154bを介してネットワーク150からパケットを受信)し得る。加えて、第2のデバイス122は、第2の経路154を介して第1のデバイス102にパケットを送信(たとえば、第2の逆方向チャネル154aを介してネットワーク150にパケットを送信)し、同時に、第1の経路152を介して第1のデバイス102からパケットを受信(たとえば、第2の順方向チャネル152bを介してネットワーク150からパケットを受信)し得る。
[0026]受信機106は、第2の経路154を介して第2のデバイス122からデータ(たとえば、1つまたは複数のパケット)を受信するように構成され得る。例示のために、送信機128は、第2の逆方向チャネル154aを介してネットワーク150に、第1のパケット160と、第2のパケット162と、第Nのパケット164とを送信するように構成され得る。受信機106は、第1の順方向チャネル154bを介してネットワーク150から、第1のパケット160と、第2のパケット162と、第Nのパケット164とを受信するように構成され得る。Nは、ゼロより大きい任意の整数値であり得る。たとえば、Nが12に等しい場合、12個のパケットが第2の経路154を介して第2のデバイス122から第1のデバイス102に通信され得る。
[0027]受信機106は、受信されたパケット160〜164をデジッタバッファ112に提供し得る。デジッタバッファ112は、受信機106によって受信されたパケット160〜164を記憶(たとえば、バッファリング)するように構成され得る。例示のために、デジッタバッファ112は、数「D」(number “D”)のパケットを記憶する記憶能力(たとえば、「深度」(“depth”))を有し得る。パケット160〜164は、ワイヤレスネットワーク150の動的性質に起因して、順序が乱れて到達し得る。たとえば、第2のパケット162は、ネットワーク遅延、データ処理能力(data handling capacity)、ワイヤレス信号状態、ネットワーク負荷などに起因して、第1のパケット160が受信機106に到達するより前に受信機106に到達し得る。デジッタバッファ112は、受信機106によって受信されるパケット160〜164をバッファリングし、定期的に(regular intervals)(たとえば、ほぼ20ミリ秒(ms)に一度)デコーダ114にパケットを提供することにより、パケット到達時間におけるジッタ(たとえば、遅延)を「吸収」または低減するように構成され得る。
[0028]デコーダ114は、パケット160〜164が順序乱れ(out-of-order)である場合、デジッタバッファ112内のパケット160〜164のうちの1つまたは複数を並べ替え(reorder)得る。加えて、第2のデバイス122によって送られた1つまたは複数のパケット160〜164は、第1のデバイス102によって受信されない場合があるか、または誤りを伴って受信され得る。たとえば、パケット(たとえば、第1のパケット160)は、受信機106により、パケットロスに起因して受信されない場合があるか、またはネットワーク状態に起因して部分的に受信され得る。デコーダ114は、特定のパケットがデジッタバッファ112から失われている(missing)かどうかを決定し得る。
[0029]消失パケット(または誤りを伴って受信されたパケット)によって引き起こされるデコーダ114における問題を回避するために、後続(subsequent)パケットは、消失パケットに関連付けられた誤り訂正データを含み得る。一実装形態によれば、誤り訂正データは、消失パケットの部分的コピーを含み得る。したがって、デコーダ114は、消失パケットがデジッタバッファ112から失われていると決定することに応答して、デジッタバッファ112から(消失パケットに関連付けられた誤り訂正データを有する)後続パケットを取り出し得る。
[0030]たとえば、デコーダ114がデジッタバッファ112から第1のパケット160を取り出し、第1のパケット160を復号するように試みるとき、第1のパケット160(たとえば、「現在フレーム」)がデジッタバッファ112から失われている(または誤りを含む)とデコーダ114が決定した場合、デコーダ114は、(第1のパケット160に関連付けられた誤り訂正データまたは部分的冗長性を含む)後続パケットがデジッタバッファ112に記憶されているかどうかを決定し得る。
[0031]例示のために、第2のパケット162は、第1のパケット160の部分的コピーを含み得る。図2を参照すると、第2のパケット162は、第2のパケットデータと、第1のパケット160に関連付けられた第1のパケットデータの部分的冗長コピーとを含み得る。したがって、現在フレーム(たとえば、第1のパケット160)の部分的冗長コピーは、後続フレーム(たとえば、第2のパケット162)と多重化され得る。現在フレームのわずか「D」時間ユニット後に送信される後続フレームに現在フレームの部分的コピーが追加された場合、デコーダ114が現在フレームを復号するように試みるとき、後続フレームがデジッタバッファ112内にあるだろう可能性は比較的高い。したがって、図1〜図2を参照すると、第1のパケットデータの部分的冗長コピーが第2のパケット162に追加された場合、第1のパケット160のわずか「D」時間ユニット後に第2のパケット162が送信される場合、(デコーダ114が第1のパケット160を復号するように試みるとき)第2のパケット162がデジッタバッファ112内にある可能性は比較的高い。
[0032]デコーダ114は、(第1のパケット160に関連付けられた誤り訂正データまたは部分的冗長性を含む)後続パケットがデジッタバッファ112に記憶されているかどうかを決定するために、デジッタバッファ112をポーリングするように構成され得る。たとえば、デコーダ114は、第2のパケット162のためにデジッタバッファ112をポーリングし得る。第2のパケット162がデジッタバッファ112内で利用可能である場合、デコーダ114は、第1のパケット160を合成するために、(第2のパケット162内の)第1のパケットデータの冗長コピーを使用し得、、消去隠蔽(erasure concealment)(たとえば、第1のパケット160に関連する復号機能を省略する(skip)こと)とは対照的に、かなりの品質改善がもたらされ(result in)得る。
[0033]後続パケット(たとえば、第2のパケット162)内の第1のパケット160の部分的コピーに基づいて消失パケット(たとえば、第1のパケット160)を「復元」する確率は、後続パケットがデジッタバッファ112内で利用可能であるかどうかに依存する。デジッタバッファ112によって受信されたパケットの統計的尺度(たとえば、デジッタバッファ112のポーリング履歴)に基づいて、デコーダ114は、図3に関して記載されたように現在パケットと現在パケットの部分的コピーを有する後続パケットとの間のオフセット値(「X」)(たとえば、FECオフセット値)を決定し、動的に調整し得る。
[0034]たとえば、各パケット160〜164は、パケット160〜164が第2のデバイス122から送信される順序に対応するシーケンス番号を含み得る。非限定的な例として、第1のパケット160はシーケンス番号「1」を含む場合があり、第2のパケット162はシーケンス番号「2」を含む場合があり、第Nのパケット164はシーケンス番号「N」を含む場合があり、などである。現在フレーム(たとえば、第1のパケット160)と現在フレームに関連付けられた誤り訂正データを含む後続フレーム(たとえば、第2のパケット162)との間のオフセット値(「X」)は、現在フレームのシーケンス番号と後続フレームのシーケンス番号との間の差に対応する。
[0035]一実装形態によれば、オフセット値(「X」)を示すためにパケット内で2ビットが割り振られ得る。2ビットは、4つの可能なオフセット値(たとえば、2、3、5、または7)のうちの1つに対応し得る。例示のために、パケット内で割り振られた2ビットが「00」を示す場合、オフセット値は2に等しくあり得る。パケット内で割り振られた2ビットが「01」を示す場合、オフセット値は3に等しくあり得る。パケット内で割り振られた2ビットが「10」を示す場合、オフセット値は5に等しくあり得る。パケット内で割り振られた2ビットが「11」を示す場合、オフセット値は7に等しくあり得る。
[0036]図3を参照すると、プロセス図300は、第1の音声ボコーダ104の構成要素を使用して消失パケット復元を改善するために、オフセット値を決定するように動作可能な方法を示す。プロセス図300は、デジッタバッファ112と複数のプロセスステップ302〜312とを描写する。各プロセスステップ302〜312は、第1の音声ボコーダ104のデコーダ114によって実施され得る。
[0037]受信機106は、デジッタバッファ112に、第2のパケット162と、第3のパケット360と、第4のパケット362と、第Nのパケット164とを提供し得る。302において、デコーダ114は、第1のパケット160(たとえば、第1の音声フレーム)がデジッタバッファ112内で利用可能であるかどうかを決定し得る。たとえば、デコーダ114は、第1のパケット160のためにデジッタバッファ112をポーリングし得る。第1のパケット160がデジッタバッファ112内で利用可能であるとデコーダ114が決定した場合、304において、デコーダ114は第1のパケット160を復号し得る。
[0038]第1のパケット160がデジッタバッファ112内で利用可能ではないとデコーダ114が決定した場合、304において、デコーダ114は、第1のパケット160に関連付けられた誤り訂正データを含む後続パケットのためにデジッタバッファ112をポーリング(たとえば、第2のパケット162のためにデジッタバッファ112をポーリング)し、後続パケットを復号し得る。加えて、デコーダ114は、第1のパケット160がデジッタバッファ112内で利用可能ではないことの決定に応答して、消失パケット復元を改善するために、オフセット値を決定/更新し得る。
[0039]たとえば、306において、デコーダ114は、過去「M」(past“M”)パケット内の消失した(または誤りを含む)パケットの数を決定することができ、ここで、Mは1より大きい任意の整数である。たとえば、Mが20に等しい場合、306において、デコーダ114は、過去20パケット内の消失したパケットの数を決定し得る。312において、過去「M」パケット内の消失したパケットの数は、デジッタバッファ制御アルゴリズムを実装するプロセッサに提供され得る。
[0040]加えて、308において、デコーダ114は、デジッタバッファ112内の各々の利用可能な後続パケットのシーケンス番号を決定し得る。たとえば、デコーダ114は、第2のパケット162のシーケンス番号と、第3のパケット360のシーケンス番号と、第4のパケット362のシーケンス番号と、第Nのパケット164のシーケンス番号などとを決定し得る。
[0041]310において、デコーダ114は、消失パケットの発生の際、デジッタバッファ112内にあるパケットのオフセット値の履歴(history)に基づいて、特定のオフセット値(たとえば、「最適」FECオフセット値(Xopt))を決定し得る。308において、決定は、デジッタバッファ112内の各パケットのシーケンス番号に基づき得る。一実装形態によれば、デコーダ114は、最適FECオフセット値(Xopt)を決定するために、確率質量(mass)関数P(x|L)を使用し得る。確率質量関数P(x|L)は、
Figure 0006328844
と表され得、ここで、kは消失パケット(たとえば、第1のパケット160)に対応し、Kは特定の期間内の消失パケットのすべてに対応し、Lは特定の期間内の消失パケットのすべておよび特定の期間内のデジッタバッファ112内のすべてのパケットに対応し、Φk(x)はパケットがデジッタバッファ112内にあるかどうかに関するインジケータ関数に対応する。たとえば、Φk(x)は、
Figure 0006328844
と表され得る。したがって、式1の分子は、特定の期間の間にデジッタバッファ112内にある各消失パケットに対するオフセット(x)を有するパケットのインスタンスを追跡(track)(たとえば、合計)し得る。式1の分母を参照すると、Dはデジッタバッファ112の深度に対応し得る。したがって、式1の分母は、正規化値(たとえば、特定の期間内の可能なオフセットのすべての値)を提供し得る。
[0042]最適FECオフセット値(Xopt)は、最大オフセット(x)(たとえば、特定の期間内に最も頻繁に発生するオフセット)を決定することによって計算され得る。たとえば、最適FECオフセット値(Xopt)は、
Figure 0006328844
と表され得る。最適FECオフセット値(Xopt)による消失パケット(k)(たとえば、第1のパケット160)からのシーケンス番号オフセットを有する後続パケット内の消失パケット(k)の誤り訂正データを記憶することは、消失パケット(k)のための誤り訂正データがデジッタバッファ112内にある確率を増大させ得る。したがって、特定のオフセット値(たとえば、最適FECオフセット値(Xopt))の計算は、以前のパケット消失(previous packet erasure)の有限履歴のパケット消去統計値に基づいてパケットデータの冗長コピーを使用して、比較的高い数(たとえば、最大数)のパケット消失が復元され得るように実施され得る。
[0043]最適FECオフセット値(Xopt)は、下記に記載されるように、第2のデバイス122のエンコーダ130に送信されるために、図1の送信機108に提供され得る。312において、最適FECオフセット値(Xopt)はまた、デジッタバッファ制御アルゴリズムを実装するプロセッサに提供され得る。デジッタバッファ制御アルゴリズムは、遅延とパケットロスとの間のトレードオフを達成するために、消失パケットの数および最適FECオフセット値(Xopt)に基づいてデジッタバッファ112の深度(D)を調整するように構成され得る。
[0044]再び図1を参照すると、デコーダ114は、送信機108にオフセット値166(たとえば、最適FECオフセット値(Xopt))を提供することができ、送信機108は、第2のデバイス122の受信機126にオフセット値166を送信し得る。
[0045]別の実装形態によれば、デコーダ114は、いくつかのトライアル値の各々にオフセット値166を繰り返し設定し、第2のデバイス122(たとえば、エンコーダ130)にトライアル値をオフセット値166として送信することにより、「最適」FECオフセット値(Xopt)を決定し得る。様々なトライアル値を使用するエンコーダ130とデコーダ114との間の通信に基づいて、デコーダ114は、各トライアル値のために、消失パケットの部分的冗長コピーを復元する確率を決定し得る。
[0046]非限定的な例として、デコーダ114は、オフセット値166を「1」(たとえば、最小オフセット値)に設定し、エンコーダ130にオフセット値166を送信し得る。オフセット値166に基づいて、エンコーダ130は、次の後続パケット内で特定のパケットのための部分的冗長コピーを提供し得る。デコーダ114が消失パケットを復号するように試みるたびに、デコーダ114は、消失パケットの「冗長パケット」(たとえば、消失パケットの部分的冗長コピーを含むパケット)がデジッタバッファ112内にあるかどうかを決定するために、デジッタバッファ112をポーリング(たとえば、消失パケットのシーケンス番号から1だけ違うシーケンス番号を有するパケットのためにデジッタバッファ112をポーリング)し得る。冗長パケットがデジッタバッファ112内にある場合、消失パケットを成功裏に(successfully)復号する確率は、「1」の値を有するオフセット値166に関して高くなる。冗長パケットがデジッタバッファ112内にない場合、消失パケットを成功裏に復号する確率は、「1」の値を有するオフセット値166の場合に低くなる。たとえば、検出された消失パケットの数だけ分割されて消失パケットが検出されると、確率は、冗長パケットがデジッタバッファ112内にある回数に等しくあり得る。
[0047]特定の時間期間の後(または特定の数の消失パケットを復号するように試みた後)、デコーダ114は、オフセット値166を「2」に増分(increment)し、エンコーダ130にオフセット値166を送信し得る。増分されたオフセット値166に基づいて、エンコーダ130は、2だけ特定のパケットからオフセットされた後続パケット内で特定のパケットのための部分的冗長コピーを提供し得る。同様にして、デコーダ114が消失パケットを復号するように試みるとき、デコーダ114は、消失パケットの冗長パケットがデジッタバッファ112内にあるかどうかを決定するために、デジッタバッファ112をポーリングし得る。2のオフセット値166のための消失パケットを成功裏に復号する確率を決定すると、プロセスは、さらなるオフセット値のために繰り返され得る。最適FECオフセット値(Xopt)は、消失パケットを成功裏に復号する最大確率をもたらすオフセット値166に対応し得る。
[0048]上記の例は、オフセット値166を増分することに対応するが、他の実装形態では、デコーダ114は、初期値を「最大値」に設定し、オフセット値166を減分し(decrement)得る。非限定的な例として、デコーダ114は、オフセット値166を「20」に設定し、オフセット値166が「20」であるときの消失パケットを成功裏に復号する確率を決定し、オフセット値166を「19」に減分し、繰り返し得る。加えて、上記の例はオフセット値166を1だけ増分(または減分)することを記載するが、他の実装形態では、オフセット値166は、他の値だけ増分(または減分)され得る。非限定的な例として、オフセット値166は、2つ、3つ、4つ、5つなどだけ増分(または減分)され得る。
[0049]図4を参照すると、消失パケット復元を改善するためにオフセット値を決定するための状態図400が示される。状態図400は、チャネル特性に基づいて最適FECオフセット値(Xopt)(たとえば、オフセット値166)を先制して(preemptively)予測するために、予測モデル(たとえば、隠れマルコフモデルまたはベイジアンネットワーク)に基づき得る。
[0050]状態図400は、第1のモード(モード1)402と、第2のモード(モード2)404と、第3のモード(モード3)406と、第4のモード(モード4)408とを含み得る。各モード402〜408は、チャネル特性(たとえば、信号強度、セルの位置、移動特性など)に対応し得る。非限定的な例として、第1のモード402は、「強い」信号強度を有するチャネルに対応する場合があり、第2のモード404は、「比較的強い」信号強度を有するチャネルに対応する場合があり、第3のモード406は、「比較的弱い」信号強度を有するチャネルに対応する場合があり、第4のモード408は、「弱い」信号強度を有するチャネルに対応し得る。
[0051]別の例として、各モード402〜408は、第1のデバイス102の環境に対応し得る。例示のために、第1のモード402は、強い信号受信屋外エリア内に第1のデバイス102があるときに対応する場合があり、第4のモード408は、適度な信号強度と複数の信号経路とを有するエリア(たとえば、地階)に対応し得る。代替または追加として、各モード402〜408は、1つまたは複数のセルタワーに対する第1のデバイス102の位置に対応し得る。たとえば、第1のモード402は、第1のデバイス102がセルタワーに比較的近いときに対応する場合があり、第4のモード408は、第1のデバイス102がセルタワーカバレージ間を移行している(transitioning)ときに対応し得る。
[0052]図1の第1のデバイス102が第1のモード402で動作している場合、オフセット値166(たとえば、最適FECオフセット値(Xopt))は、1に等しくあり得る。たとえば、第2のデバイス122は、次の後続パケット内の特定のパケットの部分的冗長コピーを符号化することができ、特定のパケットが消失した場合に次の後続パケットがデジッタバッファ112に記憶されている確率は、比較的高い。
[0053]第1のデバイス102は、将来の状態(たとえば、将来のモード)と将来の状態に対応するオフセット値166とを予測(たとえば、決定)するために、状態図400を使用し得る。非限定的な例として、第1のデバイス102が第1のモード402にある場合、第1のデバイス102が第2のモード404に遷移する確率は60%であり得る。したがって、第1のデバイス102は、エンコーダ130にオフセット内の変化を示すために、第2のデバイス122に「2」のオフセット値166を送り得る。
[0054]状態図400における確率およびモードは例示目的であり、限定するものではない。一実装形態によれば、確率は、消失パケットを復号する以前の試みに基づいて、動的に変化し得る。図4の状態図400によって示されるような状態遷移モデルを使用すると、消失パケットを復号する確率を高めるために、第1のデバイス102が動作のモードに基づいてオフセット値166を先制して設定することが可能になり得る。状態は別個のチャネル状態として記載されているが、他の実装形態では、状態は、代わりに、最適オフセット値の観点から定義され得る。たとえば、様々な別個のチャネル状態は、各々、同じ最適オフセット値に対応する場合があり、したがって、状態図400における単一の状態に対応するはずである。
[0055]再び図1を参照すると、送信機108は、帯域内シグナリングまたは帯域外シグナリングを使用して、第1の経路152を介して第2のデバイス122の受信機126にオフセット値166を送信し得る。例示のために、送信機108は、第1の逆方向チャネル152aを介してネットワーク150にオフセット値166を送信することができ、受信機126は、第2の順方向チャネル152bを介してネットワーク150からオフセット値166を受信し得る。
[0056]帯域外シグナリングは、リアルタイムトランスポート制御プロトコル(RTCP)メッセージなどの機構を使用して実施され得る。帯域内シグナリングの場合、送信機108は、リアルタイムトランスポートプロトコル(RTP)ペイロードヘッダのコードモード要求(CMR)フィールドを使用して、受信機126にオフセット値166を送信し得る。図5を参照すると、オフセット値を示すCMRフィールドを有するRTPペイロードヘッダ500が示される。RTPペイロードヘッダ500は、帯域内シグナリングを使用することなどによって、第2のデバイス122に図1のオフセット値166を送信するために使用され得る。RTPペイロードヘッダ500は、第1のフィールド(「F」)と、第2のフィールド(「M」)と、第3のフィールド(「R」)と、第4のフィールド(「C」)と、フレームタイプインデックスフィールド(「FT」)と、要求フィールド(「REQ」)とを含み得る。
[0057]第1のフィールド(「F」)は、1ビットフィールドであり得る。第1のフィールド(「F」)が「1」に設定された場合、第1のフィールド(「F」)は、ペイロード内で現在フレームの後に別の音声フレームが続くことを示す。したがって、別のRTPヘッダエントリが現在エントリに続き得る。第1のフィールド(「F」)が「0」に設定された場合、第1のフィールド(「F」)は、現在フレームがペイロード内の最終フレームであり、これ以上のヘッダエントリが現在エントリに続かないことを示す。
[0058]第2のフィールド(「M」)は、1ビットフィールドであり得る。第2のフィールド(「M」)が「0」に設定された場合、第2のフィールド(「M」)は、現在フレームが拡張ボイスサービス(EVS)コーダ/デコーダ(コーデック)モードの音声フレームであることを示す。第2のフィールド(「M」)が「1」に設定された場合、第2のフィールド(「M」)は、現在フレームが適応マルチレート広帯域(AMR−WB)モードの音声フレームであることを示す。
[0059]第3のフィールド(「R」)は、1ビットフィールドであり得る。第3のフィールド(「R」)が「0」に設定された場合、RTPペイロードヘッダ500のサイズは1バイトであり、要求フィールド(「REQ」)が続かない。第3のフィールド(「R」)が「1」に設定された場合、RTPペイロードヘッダ500のサイズは2バイトであり、送り側から特定のモードまたは特徴を要求するために要求フィールド(「REQ」)が使用され得る。
[0060]第4のフィールド(「C」)は、1ビットフィールドであり得る。第4のフィールド(「C」)が「0」に設定された場合、第4のフィールド(「C」)は、シングルチャネル動作モード(たとえば、モノ(mono)動作モード)の使用を示す。第4のフィールド(「C」)が「1」に設定された場合、第4のフィールド(「C」)は、デュアルチャネル動作モード(たとえば、ステレオ動作モード)の使用を示す。
[0061]フレームタイプインデックスフィールド(「FT」)は、4ビットフィールドであり得る。第2のフィールド(「M」)が「0」に設定され、第4のフィールド(「C」)が「0」に設定された場合、フレームタイプインデックスフィールド(「FT」)は、表1によるビットレートを示し得る。
Figure 0006328844
[0062](第3のフィールド(「R」)が「1」に設定されると)要求フィールド(「REQ」)は、第5のフィールド(「X」)と、第6のフィールド(「C」)と、CMRフィールドとを含む。第5のフィールド(「X」)は、1ビットフィールドであり得る。第5のフィールド(「X」)が「1」に設定された場合、第5のフィールド(「X」)は、CMRを示すビットが現在エントリの直後にくる(immediately followed)ことを示す。たとえば、第6のフィールド(「C」)が確保され得、CMRフィールドは、表2による要求された帯域幅と、コーデックタイプと、ビットレートとを示す6ビットフィールドであり得る。
Figure 0006328844
Figure 0006328844
Figure 0006328844
[0063]第5のフィールド(「X」)が「0」に設定された場合、部分的冗長性が要求され、部分的冗長性モードの構成を示すビットが現在エントリの直後にくる。たとえば、フィールド(「C」)は、CMRフィールドの第1のビットに対応することができ、CMRフィールドは7ビットフィールドであり得る。CMRフィールドの最初の2ビットは、広帯域の帯域幅または超広帯域の帯域幅内で、低ビットレートチャネルモードまたは高ビットレートチャネルモードを要求するために使用され得る。CMRフィールドの残りの5ビットは、部分的冗長性(たとえば、第1のパケットデータの部分的コピー)が記憶されている現在フレーム(たとえば、第1のパケット160)に関する図1のオフセット値166(たとえば、最適FECオフセット値(Xopt))を要求するために使用され得る。
[0064]再び図1を参照すると、第2のデバイス122の受信機126は、オフセット値166を受信し、エンコーダ130にオフセット値166を提供し得る。オフセット値166を受信すると(たとえば、図4に関して記載されたように、部分的冗長性要求と最適FECオフセット値(Xopt)とを受信すると)、第2のデバイス122は、第2の経路154を介して第1のデバイス102に確認応答168を送り得る。たとえば、エンコーダ130がオフセット値166を受信すると、エンコーダ130(または別のプロセッサ)は、確認応答168を生成することができ、送信機128は、第2の逆方向チャネル154aを介してネットワーク150に確認応答168を送信し得る。一実装形態によれば、第2のデバイス122から第1のデバイス102に送信された部分的冗長性データを含む1つまたは複数のパケットは、確認応答をシグナリングするために、専用メッセージを送ることに加えて、またはその代わりに、確認応答168を含み得る。たとえば、確認応答168は1つもしくは複数のペイロードビットを使用して示され得るか、確認応答168は1つもしくは複数の「透かし(watermark)」ビットを使用して示され得るか、または、パケットは確認応答168を含むヘッダを含み得る。そのような確認応答は、前に送られた(earlier-sent)パケットの冗長性データを後に送られる(later-sent)パケットに追加するとき、エンコーダ130によって使用されるオフセット値166の指示として提供され得る。デコーダ114は、エンコーダ130が要求された値を使用していることを確認する(verify)ために、オフセット値166を読み取り、オフセット値166を要求された値と比較し得る。受信機106は、第1の順方向チャネル154bを介してネットワーク150から確認応答168を受信し得る。
[0065]受信機106において確認応答168を受信すると、デコーダ114は、消失パケットの正しい部分的コピーを見つけるために、確認応答168を使用し得る。たとえば、確認応答168は、最適FECオフセット値(Xopt)の指示を含み得る。指示を受信した後、デコーダ114は、消失パケットの正しい部分的コピーを見つけるために、最適FECオフセット値(Xopt)だけ消失パケットのシーケンス番号からオフセットされたシーケンス番号を有するパケットのために、デジッタバッファ112をポーリングし得る。
[0066]第2のデバイス122はまた、部分的冗長性を含むフレームにオフセット値166を含めることにより、オフセット値166の受信を確認応答し得る。したがって、オフセット値166は、デジッタバッファ112内のどの将来フレーム(future frame)が現在の消失フレームの部分的冗長コピーを含むかを決定するあいまいさの可能性を低減するために、部分的冗長性を有する各フレーム内で示され得る。たとえば、FECオフセット値は、部分的冗長性を搬送するフレーム内の排他的ビットとして搬送され得る。別の例として、FECオフセット値は、「透かし」として(たとえば、部分的冗長性を搬送するパケットのペイロードの中に透かしを入れられた(watermarked))ビットストリームに入力し得る。部分的冗長性を含む各フレームがまたオフセット値166を示す実装形態によれば、デコーダ114は、どのフレームが消失パケットに対応するかを決定するために、デジッタバッファ112内の各フレームにオフセット値166の指示を読み取り得る。
[0067]図1のシステム100は、誤り訂正データ(たとえば、消失パケットの部分的コピー)を取り出す可能性を高めることにより、音声復号動作を改善し得る。たとえば、デコーダ114は、消失パケットを復号する試みの間にデジッタバッファ112内にある後続パケットのオフセット値166(たとえば、最適FECオフセット値(Xopt))を決定し得る。オフセット値166は、第2のデバイス122がオフセット値166によって分離された後続パケット内の送信された各パケットに誤り訂正データを提供するように、第2のデバイス122に送信され得る。したがって、消失パケットを復号する試みの間に(消失パケットのための誤り訂正データを有する)後続パケットがデジッタバッファ112内にある可能性は高くなり、それにより、デコーダ114がデジッタバッファ112から誤り訂正データ(たとえば、消失パケットの部分的コピー)を取り出すことが可能になり得る。
[0068]図6を参照すると、消失パケットの部分的冗長性情報を取り出すためにオフセット値を決定する方法600が示される。方法600は、図1の第1のデバイス102、図1の第2のデバイス122、またはそれらの任意の組合せの中の構成要素によって実施され得る。
[0069]方法600は、602において、第1のデバイスのデコーダにおいて、第1の特定のパケットと第2の特定のパケットとの間のオフセットに対応するオフセット値を決定することを含み、特定のパケットはデジッタバッファ内にある。たとえば、デコーダ114は、デジッタバッファ112によって受信されたパケットの統計的尺度に基づいて、オフセット値166(たとえば、最適FECオフセット値(Xopt))を決定し得る。
[0070]非限定的な例として、デコーダ114は、デジッタバッファ112に記憶されている各パケットと第1のパケット160(たとえば、消失パケット)との間のオフセット値を決定し得る。加えて、デコーダ114は、式1において表されたような確率質量関数P(x|L)を適用して、デジッタバッファ112に記憶されているパケットに関連付けられた確率オフセット値を決定し得る。デコーダ114は、消失パケットが発生すると、デジッタバッファ112内にあるパケットのオフセット値の履歴に基づいて、特定のオフセット値を決定し得る。
[0071]別の非限定的な例として、デコーダ114は、オフセット値166を第1の値に設定し、第1のパケット160が失われたときに特定のパケット(たとえば、第1のパケット160の部分的冗長コピーを含むパケット)がデジッタバッファ112に記憶されている第1の確率を決定し得る。デコーダ114は、オフセット値166を第2の値に調整(たとえば、増分または減分)し、第1のパケット160が消失したときに特定のパケットがデジッタバッファ112に記憶されている第2の確率を決定し得る。オフセット値166は、複数のトライアルオフセット値に基づいて最大の決定された確率をともなう値になるように設定され得る。たとえば、第1の確率が第2の確率よりも大きい場合、オフセット値166は第1の値に等しくなり得、第2の確率が第1の確率よりも大きい場合、オフセット値166は第2の値に等しくなり得る。別の非限定的な例として、デコーダ114は、図4に関して記載されたように、予測モデル(たとえば、隠れマルコフモデルまたはベイジアンネットワーク)と、第1のデバイス102と第2のデバイス122との間のチャネル特性とを使用して、オフセット値166を予測し得る。
[0072]506において、オフセット値に基づいて第2のデバイスが第1のデバイスにパケットを送ることを可能にするために、オフセット値は第2のデバイスに送信され得る。たとえば、図1を参照すると、送信機108は、第1の経路152を介して第2のデバイス122の受信機126にオフセット値166を送信することができ、受信機126は、エンコーダ130にオフセット値166を提供し得る。例示のために、送信機108は、第1の逆方向チャネル152aを介してネットワーク150にオフセット値166を送信することができ、受信機126は、第2の順方向チャネル152bを介してネットワーク150からオフセット値166を受信し得る。オフセット値166は、オフセット値166に基づいて後に送られるパケットが前に送られたパケットの誤り訂正データを含むようにパケットを構築する(construct)ことを、第2のデバイス122のエンコーダ130に指示する。誤り訂正データは、前に送られたパケットのコピー、または前に送られたパケットの部分的コピーを含み得る。
[0073]図6の方法600は、誤り訂正データ(たとえば、消失パケットの部分的コピー)を取り出す可能性を高めることにより、音声復号動作を改善し得る。たとえば、デコーダ114は、消失パケットを復号する試みの間にデジッタバッファ112内にある後続パケットのオフセット値166(たとえば、最適FECオフセット値(Xopt))を決定し得る。オフセット値166は、第2のデバイス122がオフセット値166によって分離された後続パケット内の送信されたパケットごとに誤り訂正データを提供するように、第2のデバイス122に送信され得る。したがって、(消失パケットのための誤り訂正データを有する)後続パケットがデジッタバッファ112内にある可能性は高くなり、デコーダ114がデジッタバッファ112から誤り訂正データ(たとえば、消失パケットの部分的コピー)を取り出すことが可能になり得る。
[0074]図6の方法600は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)デバイス、特定用途向け集積回路(ASIC)、中央処理装置(CPU)などの処理ユニット、デジタル信号プロセッサ(DSP)、コントローラ、別のハードウェアデバイス、ファームウェアデバイス、またはそれらの任意の組合せによって実装され得る。一例として、図6の方法600は、図7に関して記載されるように、命令を実行するプロセッサによって実施され得る。
[0075]図7を参照すると、消失パケットの部分的冗長性情報を取り出すためにオフセット値を決定するように動作可能なデバイス700(たとえば、ワイヤレス通信デバイス)が示される。他の実装形態では、デバイス700は、図7に示されたよりも多いか、または少ない構成要素を有し得る。デバイス700は、図1の第1のデバイス102、図1の第2のデバイス122、または両方に対応し得る。デバイス700は、図6の方法600に従って動作し得る。
[0076]デバイス700は、プロセッサ706(たとえば、CPU)を含む。デバイス700は、1つまたは複数のさらなるプロセッサ710(たとえば、1つまたは複数のDSP)を含み得る。プロセッサ710は、第1の音声ボコーダ104を含み得る。代替的な実装形態では、第1の音声ボコーダ104は、CPU(たとえば、プロセッサ706)などの異なるタイプのプロセッサに含まれ得る。
[0077]デバイス700は、メモリ752とコーデック734とを含み得る。メモリ752は、プロセッサ710によって実行可能な命令756を含み得る。デバイス700は、トランシーバ750を介してアンテナ742に結合されたワイヤレスコントローラ740を含み得る。トランシーバ750は、図1の受信機106、送信機108、または両方を含み得る。
[0078]デバイス700は、ディスプレイコントローラ726に結合されたディスプレイ728を含み得る。デバイス700は、コーデック734に結合されたマイクロフォン746とスピーカ748とを含み得る。コーデック734は、デジタルアナログ変換器702と、アナログデジタル変換器704とを含み得る。コーデック734は、マイクロフォン746からアナログ信号を受信し、アナログデジタル変換器704を使用してアナログ信号をデジタル信号に変換し、第1の音声ボコーダ104にデジタル信号を提供し得る。第1の音声ボコーダ104は、デジタル信号を処理し得る。第1の音声ボコーダ104は、コーデック734にデジタル信号を提供し得る。コーデック734は、デジタルアナログ変換器702を使用してデジタル信号をアナログ信号に変換することができ、スピーカ748にアナログ信号を提供し得る。コーデック734は、利得制御およびパラメータ調整などの機能を実施するオーディオ処理のためのアナログフロントエンドを表す。
[0079]第1の音声ボコーダ104は、エンコーダ110と、デジッタバッファ112と、デコーダ114とを含み得る。デコーダ114およびデジッタバッファ112は、本明細書に記載されたオフセット決定技法を実施するハードウェアを実装するために使用され得る。代替または追加として、ソフトウェア実装形態(または合成ソフトウェア/ハードウェア実装形態)が使用され得る。たとえば、メモリ752は、図6の方法600を実施するために、プロセッサ710またはデバイス700の他の処理ユニット(たとえば、プロセッサ706、コーデック734、もしくは両方)によって実行可能な命令756を含み得る。
[0080]デバイス700は、システムインパッケージまたはシステムオンチップデバイス722に含まれ得る。メモリ752、プロセッサ706、プロセッサ710、ディスプレイコントローラ726、コーデック734、およびワイヤレスコントローラ740は、システムインパッケージまたはシステムオンチップデバイス722に含まれ得る。入力デバイス730および電源744は、システムオンチップデバイス722に結合され得る。その上、図7に示されたように、ディスプレイ728、入力デバイス730、スピーカ748、マイクロフォン746、アンテナ742、および電源744は、システムオンチップデバイス722の外部にあり得る。ディスプレイ728、入力デバイス730、スピーカ748、マイクロフォン746、アンテナ742、および電源744の各々は、インターフェースまたはコントローラなどのシステムオンチップデバイス722の構成要素に結合され得る。
[0081]デバイス700には、モバイル通信デバイス、スマートフォン、携帯電話、ラップトップコンピュータ、コンピュータ、タブレット、PDA、ディスプレイデバイス、テレビジョン、ゲームコンソール、音楽プレーヤ、ラジオ、デジタルビデオプレーヤ、DVDプレーヤ、チューナ、カメラ、ナビゲーションデバイス、またはそれらの任意の組合せが含まれ得る。
[0082]記載された実装形態と連携して、デバイスは、第1の特定のパケットと第2の特定のパケットとの間のオフセットに対応するオフセット値を決定するための手段を含む場合があり、特定のパケットはデジッタバッファ内にある。オフセット値は、デジッタバッファによって受信されたパケットの統計的尺度に基づいて決定され得る。たとえば、特定のオフセットを決定するための手段は、図1および図7のデコーダ114、図1のデコーダ134、図7のプロセッサ706、図7のプロセッサ710、図7のコーデック734、またはそれらの任意の組合せを含み得る。
[0083]デバイスはまた、オフセット値に基づいて第2のデバイスがデバイスにパケットを送ることを可能にするために、第2のデバイスにオフセット値を送信するための手段を含み得る。デバイスは、順方向チャネルを介してパケットを受信し得る。たとえば、送信するための手段には、図1および図7の送信機108、図1の送信機128、図7のトランシーバ750、またはそれらの任意の組合せが含まれ得る。
[0084]当業者は、さらに、本明細書で開示された実施形態に関して記載された様々な例示的な論理ブロック、構成、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、プロセッサによって実行されるコンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得ることを理解されよう。様々な例示的な構成要素、ブロック、構成、モジュール、回路、およびステップは、それらの機能の観点から全体的に上述されている。そのような機能がハードウェアとして実装されるか、プロセッサ実行可能命令として実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課された設計制約に依存する。当業者は、記載された機能を、特定の適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱を引き起こすと解釈されるべきではない。
[0085]本明細書で開示された態様に関して記載された方法またはアルゴリズムのステップは、直接ハードウェアにおいて具現化され得るか、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールにおいて具現化され得るか、またはその2つの組合せにおいて具現化され得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM(登録商標))、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、コンパクトディスク読取り専用メモリ(CD−ROM)、または当技術分野で知られている任意の他の形態の非一時的記憶媒体内に存在し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込み得るように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサと一体であり得る。プロセッサおよび記憶媒体は、ASIC内に存在し得る。ASICは、コンピューティングデバイスまたはユーザ端末内に存在し得る。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、コンピューティングデバイスまたはユーザ端末内の個別の構成要素として存在し得る。
[0086]開示された態様のこれまでの説明は、当業者が開示された態様を作成または使用することを可能にするために提供される。これらの態様への様々な修正が当業者には容易に明らかになり、本明細書で定義された原理が、本開示の範囲から逸脱することなく他の態様に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書に示された態様に限定されるものではなく、以下の特許請求の範囲によって定義される原理および新規の特徴と一致する、可能な最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
第1のデバイスのデコーダにおいて、第1の特定のパケットと第2の特定のパケットとの間のオフセットに対応するオフセット値を決定することと、ここにおいて、前記第1のデバイスがデジッタバッファを含む、
前記オフセット値に基づいて第2のデバイスが前記第1のデバイスにパケットを送ることを可能にするために、前記第2のデバイスに前記オフセット値を送信することとを備える、方法。
[C2]
前記オフセット値に基づいて後に送られるパケットが前に送られたパケットの誤り訂正データを含むように、前記オフセット値に基づいて前記第2のデバイスが前記パケットを構築する、C1に記載の方法。
[C3]
前記誤り訂正データが、前記前に送られたパケットの部分的コピーを含む、C2に記載の方法。
[C4]
前記第1のデバイスの前記デコーダにおいて、前記第2のデバイスによる前記オフセット値の受信の確認応答を受信することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C5]
受信の前記確認応答が、前記第2のデバイスから受信された部分的冗長性データを含む1つまたは複数のパケットに含まれる、C4に記載の方法。
[C6]
前記第2のデバイスから受信されたパケットの1つまたは複数のペイロードビットが、受信の前記確認応答を含む、C4に記載の方法。
[C7]
前記第2のデバイスから受信されたパケットの1つまたは複数の透かしビットが、受信の前記確認応答を含む、C4に記載の方法。
[C8]
前記第2のデバイスから受信されたパケットのヘッダが、受信の前記確認応答を含む、C4に記載の方法。
[C9]
受信の前記確認応答が、前記オフセット値の指示として提供される、C4に記載の方法。
[C10]
前記オフセット値が、前方誤り訂正(FEC)オフセット値に対応する、C1に記載の方法。
[C11]
順方向チャネルを介して前記パケットを受信することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C12]
前記オフセット値が、帯域内シグナリングまたは帯域外シグナリングを使用して、逆方向チャネルを介して送信される、C1に記載の方法。
[C13]
前記オフセット値が、帯域内シグナリングのためのリアルタイムトランスポートプロトコル(RTP)ペイロードヘッダのコードモード要求(CMR)フィールドを使用して送信される、C12に記載の方法。
[C14]
前記オフセット値が、帯域内シグナリングのためのペイロード内部のペイロードビットまたは透かしビットを使用して送信される、C12に記載の方法。
[C15]
前記デコーダが音声ボコーダに含まれる、C1に記載の方法。
[C16]
前記オフセット値が、前記デジッタバッファによって受信されたパケットの統計的尺度に基づいて決定される、C1に記載の方法。
[C17]
前記オフセット値を決定することが、
前記デジッタバッファに記憶されている各パケットと前記第1の特定のパケットとの間のオフセット値を決定することと、
前記デジッタバッファが消失パケットに関連付けられたオフセット値を有するパケットを含む確率を決定するために、デジッタバッファコンテンツの履歴に基づいて確率質量関数を決定することと
を行うことにより、特定のオフセット値を決定することを備え、
ここにおいて、前記特定のオフセット値が前記確率質量関数に基づく、
C1に記載の方法。
[C18]
前記オフセット値を示すために、前記第2のデバイスに送信されたパケット内で2ビットが割り振られる、C1に記載の方法。
[C19]
前記オフセット値が2、3、5、または7に等しいことを前記2ビットが示す、C18に記載の方法。
[C20]
デバイスであって、
1つまたは複数のパケットを記憶するように構成されたデジッタバッファと、
第1の特定のパケットと第2の特定のパケットとの間のオフセットに対応するオフセット値を決定するように構成されたデコーダと、
前記オフセット値に基づいて第2のデバイスが前記デバイスにパケットを送ることを可能にするために、前記第2のデバイスに前記オフセット値を送信するように構成された送信機と
を備える、デバイス。
[C21]
前記オフセット値に基づいて後に送られるパケットが前に送られたパケットの誤り訂正データを含むように、前記オフセット値に基づいて前記第2のデバイスが前記パケットを構築する、C20に記載のデバイス。
[C22]
前記誤り訂正データが、前記前に送られたパケットの部分的コピーを含む、C21に記載のデバイス。
[C23]
前記デコーダが、前記オフセット値の受信の確認応答を前記第2のデバイスから受信するようにさらに構成される、C20に記載のデバイス。
[C24]
受信の前記確認応答が、前記第2のデバイスから受信され、部分的冗長性データを含む1つまたは複数のパケットに含まれる、C23に記載のデバイス。
[C25]
前記オフセット値が、前記デジッタバッファによって受信されたパケットの統計的尺度に基づいて決定される、C20に記載のデバイス。
[C26]
前記オフセット値が、前方誤り訂正(FEC)オフセット値に対応する、C20に記載のデバイス。
[C27]
前記オフセット値が、帯域内シグナリングまたは帯域外シグナリングを使用して、逆方向チャネルを介して前記第2のデバイスに送信される、C20に記載のデバイス。
[C28]
前記オフセット値が、帯域内シグナリングのためのリアルタイムトランスポートプロトコル(RTP)ペイロードヘッダのコードモード要求(CMR)フィールドを使用して送信される、C27に記載のデバイス。
[C29]
前記オフセット値を決定することが、
前記デジッタバッファに記憶されている各パケットと前記第1の特定のパケットとの間のオフセット値を決定することと、
前記デジッタバッファが消失パケットに関連付けられたオフセット値を有するパケットを含む確率を決定するために、デジッタバッファコンテンツの履歴に基づいて確率質量関数を決定することと
を行うことにより、特定のオフセット値を決定することを備え、
ここにおいて、前記特定のオフセット値が前記確率質量関数に基づく、
C20に記載のデバイス。
[C30]
前記オフセット値を示すために、前記第2のデバイスに送信されたパケット内で2ビットが割り振られる、C20に記載のデバイス。
[C31]
前記オフセット値が2、3、5、または7に等しいことを前記2ビットが示す、C30に記載のデバイス。
[C32]
第1のデバイスによって実行されると、
第1の特定のパケットと第2の特定のパケットとの間のオフセットに対応するオフセット値を決定することと、ここにおいて、前記第1のデバイスがデジッタバッファを含む、
前記オフセット値に基づいて第2のデバイスが前記第1のデバイスにパケットを送ることを可能にするために、前記第2のデバイスに前記オフセット値を送信することとを前記第1のデバイスに行わせる命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
[C33]
前記オフセット値に基づいて後に送られるパケットが前に送られたパケットの誤り訂正データを含むように前記パケットを構築することを、前記オフセット値が前記第2のデバイスに指示する、C32に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C34]
前記誤り訂正データが、前記前に送られたパケットの部分的コピーを含む、C33に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C35]
前記第1のデバイスが、前記第2のデバイスから前記オフセット値の受信の確認応答を受信する、C32に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C36]
受信の前記確認応答が、前記第2のデバイスから受信され、部分的冗長性データを含む1つまたは複数のパケットに含まれる、C35に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C37]
前記オフセット値が、前記デジッタバッファによって受信されたパケットの統計的尺度に基づいて決定される、C32に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C38]
前記オフセット値が、前方誤り訂正(FEC)オフセット値に対応する、C32に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C39]
前記オフセット値が、帯域内シグナリングまたは帯域外シグナリングを使用して、逆方向チャネルを介して前記第2のデバイスに送信される、C32に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C40]
前記オフセット値が、帯域内シグナリングのためのリアルタイムトランスポートプロトコル(RTP)ペイロードヘッダのコードモード要求(CMR)フィールドを使用して送信される、C39に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C41]
前記オフセット値を決定することが、
前記デジッタバッファに記憶されている各パケットと前記第1の特定のパケットとの間のオフセット値を決定することと、
前記デジッタバッファが消失パケットに関連付けられたオフセット値を有するパケットを含む確率を決定するために、デジッタバッファコンテンツの履歴に基づいて確率質量関数を決定することと
を行うことにより、特定のオフセット値を決定することを備え、
ここにおいて、前記特定のオフセット値が前記確率質量関数に基づく、
C32に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C42]
前記オフセット値を示すために、前記第2のデバイスに送信されたパケット内で2ビットが割り振られる、C31に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C43]
前記オフセット値が2、3、5、または7に等しいことを前記2ビットが示す、C42に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
[C44]
デバイスであって、
1つまたは複数のパケットを記憶するための手段と、
第1の特定のパケットと第2の特定のパケットとの間のオフセットに対応するオフセット値を決定するための手段と、
前記オフセット値に基づいて第2のデバイスが前記デバイスにパケットを送ることを可能にするために、前記第2のデバイスに前記オフセット値を送信するための手段とを備える、デバイス。
[C45]
前記オフセット値に基づいて後に送られるパケットが前に送られたパケットの誤り訂正データを含むように、前記オフセット値に基づいて前記第2のデバイスが前記パケットを構築する、C44に記載のデバイス。
[C46]
前記誤り訂正データが、前記前に送られたパケットの部分的コピーを含む、C45に記載のデバイス。
[C47]
前記第2のデバイスからの前記オフセット値の受信の確認応答を受信するための手段をさらに備える、C44に記載のデバイス。
[C48]
受信の前記確認応答が、前記第2のデバイスから受信され、部分的冗長性データを含む1つまたは複数のパケットに含まれる、C47に記載のデバイス。

Claims (41)

  1. 第1のデバイスのデコーダにおいて、第1の特定のパケットと第2の特定のパケットとの間のオフセットに対応するオフセット値を決定することと、ここにおいて、前記第1のデバイスが、デジッタバッファを含前記第1の特定のパケットは、誤りを伴って受信された消失パケットであり、前記第2の特定のパケットは、前記消失パケットの誤り訂正データを含む後続パケットであり、前記オフセット値は、前記消失パケットと前記後続パケットとが前記デジッタバッファ内に最も頻繁に発生するオフセットに対応し、
    前記オフセット値に基づいて第2のデバイスが前記第1のデバイスにパケットを送ることを可能にするために、前記第2のデバイスに前記オフセット値を送信することと、ここにおいて、前記オフセット値が、帯域内シグナリングまたは帯域外シグナリングを使用して、逆方向チャネルを介して送信され、帯域内シグナリングが前記オフセット値を送信するために使用されるとき、前記オフセット値が、リアルタイムトランスポートプロトコル(RTP)ペイロードヘッダのコードモード要求(CMR)フィールドを使用して送信される、
    を備える、方法。
  2. 前記オフセット値に基づいて後に送られるパケットが前に送られたパケットの誤り訂正データを含むように、前記オフセット値に基づいて前記第2のデバイスが前記パケットを構築する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記誤り訂正データが、前記前に送られたパケットの部分的コピーを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第1のデバイスの前記デコーダにおいて、前記第2のデバイスによる前記オフセット値の受信の確認応答を受信することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  5. 受信の前記確認応答が、前記第2のデバイスから受信された部分的冗長性データを含む1つまたは複数のパケットに含まれる、請求項4に記載の方法。
  6. 前記第2のデバイスから受信されたパケットの1つまたは複数のペイロードビットが、受信の前記確認応答を含む、請求項4に記載の方法。
  7. 前記第2のデバイスから受信されたパケットの1つまたは複数の透かしビットが、受信の前記確認応答を含む、請求項4に記載の方法。
  8. 前記第2のデバイスから受信されたパケットのヘッダが、受信の前記確認応答を含む、請求項4に記載の方法。
  9. 受信の前記確認応答が、前記オフセット値の指示として提供される、請求項4に記載の方法。
  10. 前記オフセット値が、前方誤り訂正(FEC)オフセット値に対応する、請求項1に記載の方法。
  11. 順方向チャネルを介して前記パケットを受信することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  12. 前記デコーダが音声ボコーダに含まれる、請求項1に記載の方法。
  13. 前記オフセット値が、前記デジッタバッファによって受信されたパケットの統計的尺度に基づいて決定される、請求項1に記載の方法。
  14. 前記オフセット値を決定することが
    記デジッタバッファが前記消失パケットに関連付けられたオフセット値を有するパケットを含む確率を決定するために、デジッタバッファコンテンツの履歴に基づいて確率質量関数を決定するこ
    行うことにより、特定のオフセット値を決定することを備え、
    ここにおいて、前記特定のオフセット値が前記確率質量関数に基づく、
    請求項1に記載の方法。
  15. 前記オフセット値を示すために、前記第2のデバイスに送信されたパケット内で2ビットが割り振られる、請求項1に記載の方法。
  16. 前記オフセット値が2、3、5、または7に等しいことを前記2ビットが示す、請求項15に記載の方法。
  17. デバイスであって、
    1つまたは複数のパケットを記憶するように構成されたデジッタバッファと、
    第1の特定のパケットと第2の特定のパケットとの間のオフセットに対応するオフセット値を決定するように構成されたデコーダと、ここにおいて、前記第1の特定のパケットは、誤りを伴って受信された消失パケットであり、前記第2の特定のパケットは、前記消失パケットの誤り訂正データを含む後続パケットであり、前記オフセット値は、前記消失パケットと前記後続パケットとが前記デジッタバッファ内に最も頻繁に発生するオフセットに対応し、
    前記オフセット値に基づいて第2のデバイスが前記デバイスにパケットを送ることを可能にするために、前記第2のデバイスに前記オフセット値を送信するように構成された送信機と、ここにおいて、前記オフセット値が、帯域内シグナリングまたは帯域外シグナリングを使用して、逆方向チャネルを介して送信され、帯域内シグナリングが前記オフセット値を送信するために使用されるとき、前記オフセット値が、リアルタイムトランスポートプロトコル(RTP)ペイロードヘッダのコードモード要求(CMR)フィールドを使用して送信される、
    を備える、デバイス。
  18. 前記オフセット値に基づいて後に送られるパケットが前に送られたパケットの誤り訂正データを含むように、前記オフセット値に基づいて前記第2のデバイスが前記パケットを構築する、請求項17に記載のデバイス。
  19. 前記誤り訂正データが、前記前に送られたパケットの部分的コピーを含む、請求項18に記載のデバイス。
  20. 前記デコーダが、前記オフセット値の受信の確認応答を前記第2のデバイスから受信するようにさらに構成される、請求項17に記載のデバイス。
  21. 受信の前記確認応答が、前記第2のデバイスから受信され、部分的冗長性データを含む1つまたは複数のパケットに含まれる、請求項20に記載のデバイス。
  22. 前記オフセット値が、前記デジッタバッファによって受信されたパケットの統計的尺度に基づいて決定される、請求項17に記載のデバイス。
  23. 前記オフセット値が、前方誤り訂正(FEC)オフセット値に対応する、請求項17に記載のデバイス。
  24. 前記オフセット値を決定することが
    記デジッタバッファが前記消失パケットに関連付けられたオフセット値を有するパケットを含む確率を決定するために、デジッタバッファコンテンツの履歴に基づいて確率質量関数を決定するこ
    行うことにより、特定のオフセット値を決定することを備え、
    ここにおいて、前記特定のオフセット値が前記確率質量関数に基づく、
    請求項17に記載のデバイス。
  25. 前記オフセット値を示すために、前記第2のデバイスに送信されたパケット内で2ビットが割り振られる、請求項17に記載のデバイス。
  26. 前記オフセット値が2、3、5、または7に等しいことを前記2ビットが示す、請求項25に記載のデバイス。
  27. 第1のデバイスによって実行されると、
    第1の特定のパケットと第2の特定のパケットとの間のオフセットに対応するオフセット値を決定することと、ここにおいて、前記第1のデバイスが、デジッタバッファを含前記第1の特定のパケットは、誤りを伴って受信された消失パケットであり、前記第2の特定のパケットは、前記消失パケットの誤り訂正データを含む後続パケットであり、前記オフセット値は、前記消失パケットと前記後続パケットとが前記デジッタバッファ内に最も頻繁に発生するオフセットに対応し、
    前記オフセット値に基づいて第2のデバイスが前記第1のデバイスにパケットを送ることを可能にするために、前記第2のデバイスに前記オフセット値を送信することと、ここにおいて、前記オフセット値が、帯域内シグナリングまたは帯域外シグナリングを使用して、逆方向チャネルを介して送信され、帯域内シグナリングが前記オフセット値を送信するために使用されるとき、前記オフセット値が、リアルタイムトランスポートプロトコル(RTP)ペイロードヘッダのコードモード要求(CMR)フィールドを使用して送信される、
    を前記第1のデバイスに行わせる命令を備える、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  28. 前記オフセット値に基づいて後に送られるパケットが前に送られたパケットの誤り訂正データを含むように前記パケットを構築することを、前記オフセット値が前記第2のデバイスに指示する、請求項27に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  29. 前記誤り訂正データが、前記前に送られたパケットの部分的コピーを含む、請求項28に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  30. 前記第1のデバイスが、前記第2のデバイスから前記オフセット値の受信の確認応答を受信する、請求項27に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  31. 受信の前記確認応答が、前記第2のデバイスから受信され、部分的冗長性データを含む1つまたは複数のパケットに含まれる、請求項30に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  32. 前記オフセット値が、前記デジッタバッファによって受信されたパケットの統計的尺度に基づいて決定される、請求項27に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  33. 前記オフセット値が、前方誤り訂正(FEC)オフセット値に対応する、請求項27に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  34. 前記オフセット値を決定することが
    記デジッタバッファが前記消失パケットに関連付けられたオフセット値を有するパケットを含む確率を決定するために、デジッタバッファコンテンツの履歴に基づいて確率質量関数を決定するこ
    行うことにより、特定のオフセット値を決定することを備え、
    ここにおいて、前記特定のオフセット値が前記確率質量関数に基づく、
    請求項27に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  35. 前記オフセット値を示すために、前記第2のデバイスに送信されたパケット内で2ビットが割り振られる、請求項34に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  36. 前記オフセット値が2、3、5、または7に等しいことを前記2ビットが示す、請求項35に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  37. デバイスであって、
    1つまたは複数のパケットを記憶するための手段と、ここにおいて、前記記憶するための手段は、デジッタバッファを備え、
    第1の特定のパケットと第2の特定のパケットとの間のオフセットに対応するオフセット値を決定するための手段と、ここにおいて、前記第1の特定のパケットは、誤りを伴って受信された消失パケットであり、前記第2の特定のパケットは、前記消失パケットの誤り訂正データを含む後続パケットであり、前記オフセット値は、前記消失パケットと前記後続パケットとが前記デジッタバッファ内に最も頻繁に発生するオフセットに対応し、
    前記オフセット値に基づいて第2のデバイスが前記デバイスにパケットを送ることを可能にするために、前記第2のデバイスに前記オフセット値を送信するための手段と、ここにおいて、前記オフセット値が、帯域内シグナリングまたは帯域外シグナリングを使用して、逆方向チャネルを介して送信され、帯域内シグナリングが前記オフセット値を送信するために使用されるとき、前記オフセット値が、リアルタイムトランスポートプロトコル(RTP)ペイロードヘッダのコードモード要求(CMR)フィールドを使用して送信される、
    を備える、デバイス。
  38. 前記オフセット値に基づいて後に送られるパケットが前に送られたパケットの誤り訂正データを含むように、前記オフセット値に基づいて前記第2のデバイスが前記パケットを構築する、請求項37に記載のデバイス。
  39. 前記誤り訂正データが、前記前に送られたパケットの部分的コピーを含む、請求項38に記載のデバイス。
  40. 前記第2のデバイスからの前記オフセット値の受信の確認応答を受信するための手段をさらに備える、請求項37に記載のデバイス。
  41. 受信の前記確認応答が、前記第2のデバイスから受信され、部分的冗長性データを含む1つまたは複数のパケットに含まれる、請求項40に記載のデバイス。
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