JP6326250B2 - 基地局、課金管理装置、及び通信システム - Google Patents

基地局、課金管理装置、及び通信システム Download PDF

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Description

本発明は、移動通信システムにおいて送受信されたデータに対して課金を行う技術に関連するものである。
現状のLTE(LTE−Advancedを含む)システムは、通信事業者に割り当てられたLicensedバンド(以降、ライセンスバンドと呼ぶ)で運用が行われている。
一方で、増加するユーザトラヒックを吸収するためには、更に周波数バンドを追加する必要があるが、ライセンスバンドの帯域には限りがあるため、ライセンスバンド以外に用いることができ、免許不要周波数帯であるUnlicensedバンド(以降、アンライセンスバンドと呼ぶ)をLTEとして使用して帯域を拡張することが検討されている(例えば、非特許文献1参照)。現状、アンライセンスバンドは無線LAN等で用いられている。
ところで、LTEシステムでは、複数のコンポーネントキャリア(以下、CC)を同時に使用して通信を可能とするキャリアアグリゲーション(以下、CA)が導入されている。図1に示すように、LTEのRel−10までのCAでは、同一基地局eNB配下の複数のCCを用いて同時通信を行うことで高スループットを実現することが可能である。
一方、Rel−12ではこれをさらに拡張し、異なる基地局eNB配下のCCを用いて同時通信を行い、高スループットを実現するDual connectivity(二重接続)が提案されている。CAの一形態としてのDual connectivityにおいて、Pcellを形成する基地局をMaster−eNB(MeNB)と呼び、Scellを形成する基地局をSecondary−eNB(SeNB)と呼ぶ。図2に、Dual connectivityの例を示す。図2の例では、基地局MeNBがCC#1でユーザ装置UEと通信を行い、基地局SeNBがCC#2でユーザ装置UEと通信を行うことでCAを実現している。また、図2に示すDual connectivityにおいては、1つのベアラのデータを複数の基地局がユーザ装置UEとの間で送受信を行うベアラ分割(bearer split)という技術も検討されている。
3GPP TSG-RAN Meeting #62 RP-131701, Busan, Korea 3th - 6th December 2013
上述したアンライセンスバンドを使用する技術をCAに適用することで、例えば、基地局eNBは、CC#1にライセンスバンドのキャリアを使用し、CC#2にアンライセンスバンドのキャリアを使用してユーザ装置UEとの間でデータ送受信を行うことが考えられる。アンライセンスバンドは免許不要の周波数帯であるから、その使用に対する課金を行わないことが望ましい。
しかし、現状のLTEのシステムでは、ユーザ装置UEにおいて送受信されたデータが、ライセンスバンドで送受信されたものか、それとも、アンライセンスバンドで送受信されたものかを判別できないため、アンライセンスバンドで送受信されたデータに対しても課金が行われてしまう。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ライセンスバンドのキャリアとアンライセンスバンドのキャリアを用いてユーザ装置と基地局との間で通信が行われる移動通信システムにおいて、適切に課金を行うことを可能とする技術を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態によれば、ライセンスバンドのキャリアとアンライセンスバンドのキャリアを用いてユーザ装置と基地局との間で通信が行われる移動通信システムにおける前記基地局であって、
前記ユーザ装置と前記基地局との間における前記ライセンスバンドのキャリアを用いた通信のデータ量、又は、前記ユーザ装置と前記基地局との間における前記アンライセンスバンドのキャリアを用いた通信のデータ量を測定するデータ量測定部と、
前記データ量測定部により測定されたデータ量を、前記移動通信システムにおける課金管理装置に報告するデータ量報告部とを備え
前記各キャリアは、キャリアアグリゲーションにおけるコンポーネントキャリアであり、前記データ量報告部は、前記アンライセンスバンドのキャリアがアクティベートされている場合に、前記データ量を前記課金管理装置へ報告することを特徴とする基地局が提供される。
また、本発明の実施の形態によれば、ライセンスバンドのキャリアとアンライセンスバンドのキャリアを用いてユーザ装置と基地局との間で通信が行われる移動通信システムにおける前記基地局であって、
前記ライセンスバンドのキャリアと前記アンライセンスバンドのキャリアのデータ通信能力情報を前記移動通信システムにおける課金管理装置に報告する情報報告部と、
前記課金管理装置から、前記データ通信能力情報に基づき課金の対象とすることを示す課金フラグが付与されたデータ、又は課金フラグが付与されないデータを受信し、受信したデータに課金フラグが付与されているか否かに応じて、当該データを前記ライセンスバンドのキャリアと前記アンライセンスバンドのキャリアのうちのどちらを用いて前記ユーザ装置に送信するかを決定するデータ送信制御部とを備える基地局が提供される。
また、本発明の実施の形態によれば、ライセンスバンドのキャリアとアンライセンスバンドのキャリアを用いてユーザ装置と基地局との間で通信が行われる移動通信システムにおける課金管理装置であって、
前記基地局から前記ライセンスバンドのキャリアと前記アンライセンスバンドのキャリアのデータ通信能力情報を受信する情報受信部と、
前記ユーザ装置向けのデータについて、前記データ通信能力情報に基づき、課金の対象とすることを示す課金フラグを付するか否かを判定する課金フラグ付与部と、
前記判定に基づき課金フラグが付与されたデータ、又は課金フラグが付与されないデータを前記基地局に送信するデータ送信部とを備える課金管理装置が提供される。
また、本発明の実施の形態によれば、ライセンスバンドのキャリアとアンライセンスバンドのキャリアを用いてユーザ装置と基地局との間で通信が行われる移動通信システムにおける前記基地局と、課金管理装置とを備える通信システムであって、
前記基地局は、前記ユーザ装置から受信し、前記課金管理装置に送信するデータのうち、前記ライセンスバンドのキャリアを用いて前記ユーザ装置から送信されたデータに対して課金対象であることを示す課金フラグを付与し、
前記課金管理装置は、前記基地局から受信するデータのうち、課金フラグが付与されたデータに対して課金処理を行う通信システムが提供される。
また、本発明の実施の形態によれば、ライセンスバンドのキャリアとアンライセンスバンドのキャリアを用いてユーザ装置と基地局との間で通信が行われる移動通信システムにおける前記基地局であって、
前記移動通信システムにおける課金管理装置から、前記ユーザ装置と前記基地局との間における前記ライセンスバンドのキャリアを用いる通信のデータ量と、前記ユーザ装置と前記基地局との間における前記アンライセンスバンドのキャリアを用いる通信のデータ量との間の比率を示す割り当て比率を受信する情報受信部と、
前記割り当て比率に従って、前記ユーザ装置に対して、前記ライセンスバンドのキャリアで通信を行うデータ量と前記アンライセンスバンドのキャリアで通信を行うデータ量とを指示するデータ量制御部とを備える基地局が提供される。
また、本発明の実施の形態によれば、ライセンスバンドのキャリアとアンライセンスバンドのキャリアを用いてユーザ装置と基地局との間で通信が行われる移動通信システムにおける課金管理装置であって、
前記ユーザ装置と前記基地局との間における前記ライセンスバンドのキャリアを用いる通信のデータ量と、前記ユーザ装置と前記基地局との間における前記アンライセンスバンドのキャリアを用いる通信のデータ量との間の比率を示す割り当て比率を前記基地局に送信する情報送信部と、
前記割り当て比率に基づいて、前記基地局から受信したデータ、又は、前記基地局に送信するデータに対する課金処理を行う課金処理部とを備える課金管理装置が提供される。
本発明の実施の形態によれば、ライセンスバンドのキャリアとアンライセンスバンドのキャリアを用いてユーザ装置と基地局との間で通信が行われる移動通信システムにおいて、適切に課金を行うことを可能とする技術が提供される。
Rel−10までのCAを示す図である。 Dual Connectivityの例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る通信システムの構成例1を示す図である。 本発明の実施の形態に係る通信システムの構成例2を示す図である。 Dual Connectivityにおけるベアラ分割の例を示す図である。 第1の実施の形態における処理内容を説明するための図である。 第1の実施の形態における基地局eNBの機能構成図である。 第1の実施の形態における基地局eNBの動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態における動作例1についての処理内容を説明するための図である。 第2の実施の形態の動作例1における基地局eNBの機能構成図である。 第2の実施の形態の動作例1における基地局eNBの動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の動作例1における課金管理装置20の機能構成図である。 第2の実施の形態の動作例1における課金管理装置20の動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態における動作例2についての処理内容を説明するための図である。 第2の実施の形態の動作例2における基地局eNBの機能構成図である。 第2の実施の形態の動作例2における基地局eNBの動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の動作例2における課金管理装置20の機能構成図である。 第2の実施の形態の動作例2における課金管理装置20の動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態における動作例3についての処理内容を説明するための図である。 第2の実施の形態の動作例3における基地局eNBの機能構成図である。 第2の実施の形態の動作例3における基地局eNBの動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の動作例3における課金管理装置の機能構成図である。 第2の実施の形態の動作例3における課金管理装置20の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。例えば、本実施の形態の通信システムは、LTE−Advancedを含むLTEに対応していることを想定しているが、本発明はLTEに限らず、ライセンスバンドとアンライセンスバンドの両方を用いて通信を行う他の方式にも適用可能である。以下、特に断らない限り、「LTE」は、LTE−Advancedを含む意味で使用する。
(通信システム全体構成例)
図3、図4に本発明の実施の形態に係る通信システムの構成図を示す。図3、図4に示す本実施の形態に係る通信システムはいずれもLTE方式の通信システムである。
図3に示す構成例1の通信システムは、ユーザ装置UE、基地局eNB、及び、コアネットワーク10に備えられる課金管理装置20を含む。ユーザ装置UE、及び基地局eNBは、CAを行うことが可能である。課金管理装置20は、ユーザ装置UEと基地局eNB間で送受信されるデータに対する課金処理を行う装置である。課金管理装置20は、複数の装置(ノード)からなる装置であってもよい。また、課金管理装置20は、コアネットワーク10の外部に備えられた装置であってもよい。
図4に、本実施の形態に係る通信システムの構成例2を示す。図4に示すように、構成例2では、基地局MeNBと基地局SeNBを備え、Dual connectivityを可能としている。図5に、図4のようなDual connectivityにおける上り通信のベアラ分割の例を示す。図5の例では、ユーザ装置UEは、1つのベアラのデータのうちの一部(特定の比率)のデータをCC#1で基地局MeNBに送信し、残りのデータをCC#2で基地局SeNBに送信する。また、図5の例では、基地局SeNBはCC#2で受信したデータを基地局MeNBに送信し、基地局MeNBがデータをコアネットワーク10へ転送する。
本実施の形態における処理は、図3の構成でも図4の構成でも同様に実施可能であるため、以下では、図3の構成に基づいて説明する。
以下では、基地局eNBにおいてアンライセンスバンド(又はライセンスバンド)で送受信したデータ量を測定し、測定したデータ量を課金管理装置20にフィードバックすることを基本的な処理とする例を第1の実施の形態として説明する。また、課金管理装置20において、課金すべきデータにフラグを設け、基地局eNBは当該フラグがあるか否かを以て、ライセンスバンドでデータ送信を行うか、アンライセンスバンドでデータ送信を行うかを判定すること等を基本的な処理とする例を第2の実施の形態として説明する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態では、基地局eNBは、DLにおいてライセンスバンド(又はアンライセンスバンド)のCCでユーザ装置UEに送信されたデータ量を測定し、測定したデータ量を課金管理装置20に報告する。ULについても同様であり、基地局eNBは、ULにおいてライセンスバンド(又はアンライセンスバンド)のCCでユーザ装置UEから受信したデータ量を測定し、測定したデータ量を課金管理装置20に報告する。
上記の測定、報告の対象となるデータはU−planeのデータである。この点は他の実施の形態でも同様である。また、データ量は特定の単位に限定されず、例えば、パケット数、データのバイト数(オクテット数)等である。
図6に、DLの場合を例とした第1の実施の形態の処理内容を示す。図6に示すように、基地局eNBは、ユーザ装置UEに対して、ライセンスバンドのCCとアンライセンスバンドのCCを使用してデータを送信する。基地局eNBは、CC毎に送信したデータ量を測定しており、図6の例では、ライセンスバンドのCCで送信したデータ量を課金管理装置20に報告する。
上記の例では、ライセンスバンドのデータ量を報告しているが、どのバンドのデータ量を報告するかについては、課金管理装置20において、課金対象となるライセンスバンドのデータ量を把握できるのであればどのバンドのデータ量を報告してもよい。例えば、課金管理装置20において全データ量を把握していることを前提に、アンライセンスバンドのデータ量を報告してもよい。また、アンライセンスバンドのデータ量とライセンスバンドのデータ量の両方を報告してもよい。なお、カウント対象とするのは、MAC/RLC/PDCPにおける送達確認を行ったものに限定されていてもよい。或いは、送達確認を必要としない通信(例:MBMS)については一律課金対象或いは、非課金対象としてもよい。
PDCP/RLCレイヤにおいてパケットの再送が行われる場合があるが、再送分をカウントすると、重複課金になる可能性があるため、本実施に形態における基地局eNBは、再送分を除いた新規送信分のみのデータ量を測定し、報告する。ただし、データ量の測定はこれに限られるわけではなく、全ての送受信データ量を把握する観点からは、再送分を含めた全てのデータ量を測定し、報告してもよい。
また、基地局eNBは、ユーザ装置UEがRRC connected状態の場合にのみデータ量を報告してもよい。RRC connected状態の場合にデータ送受信が発生するからである。また、ライセンスバンドのCCのみがユーザ装置UEに設定されている場合には、アンライセンスバンドのCCによるデータ送受信量を考慮する必要はないため、基地局eNBは、アンライセンスバンドのCCがユーザ装置UEに設定されている場合にのみデータ量の報告を行ってもよい。また、アンライセンスバンドのCCがユーザ装置UEに設定されていても、アクティベート状態になければデータ送受信はなされないため、基地局eNBは、アンライセンスバンドのCCがユーザ装置UEに設定されており、かつ、当該CCがアクティベートされている場合にのみデータ量の報告を行ってもよい。
基地局eNBが課金管理装置20に対してデータ量の報告を行うタイミングに関し、基地局eNBは、例えば定期的(周期的)に課金管理装置20に対してデータ量の報告を行う。その他、イベントトリガ的に報告を行ってもよい。報告をトリガするイベントとしては、例えば、ユーザ装置UEに対して送信(受信)したデータ量が所定の閾値を超えた場合がある。このデータ量は、全体のデータ量でもよいし、アンライセンスバンドのCCでの送受信データ量であってもよい。また、基地局eNBは、課金管理装置20から要求(polling)を受けた場合に、当該要求の応答としてデータ量を報告してもよい。
<基地局eNBの構成、動作フロー>
図7に、第1の実施の形態に係る基地局eNBの機能構成図を示す。図7に示すように、基地局eNBは、DL信号送信部101、UL信号受信部102、データ量測定部103、データ量格納部104、データ量報告制御部105、及びCN通信部106を有する。なお、図7は、基地局eNBにおいて第1の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTE方式に準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。
DL信号送信部101は、基地局eNBから送信されるべき上位のレイヤの情報から、物理レイヤの各種信号を生成し、ユーザ装置UEに対して送信する機能を含む。UL信号受信部102は、ユーザ装置UEから各種の上り信号を受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの情報を取得する機能を含む。DL信号送信部101、UL信号受信部102はそれぞれ複数のCCを用いてデータを送信(受信)するCAの機能を含むものである。
データ量測定部103は、DL信号送信部101によりユーザ装置UEに対して送信されたデータ量をCC毎に測定し、測定したデータ量を、測定した単位であるCC毎にデータ量格納部104に格納する。具体的には、例えば、データ量測定部103は、DL信号送信部101によりパケット(例:PDCP SDU)が送信される度に、そのパケットのデータ量をカウント(加算)する。また、データ量測定部103は、UL信号受信部102によりユーザ装置UEから受信したデータ量をCC毎に測定し、測定したデータ量を、測定した単位であるCC毎にデータ量格納部104に格納する。具体的には、例えば、データ量測定部103は、UL信号受信部102によりパケット(例:PDCP SDU)を受信する度に、そのパケットのデータ量をカウント(加算)する。
データ量報告制御部105は、例えば、前述した定期的なタイミング、所定のイベント等を検知したことをトリガとして、データ量格納部104から報告すべきデータ量を読み出し、当該データ量をCN通信部106に渡す。報告するデータ量には、対応するバンド種別(アンライセンスバンド、ライセンスバンド)、測定期間の情報(例:測定開始時刻〜現在)が付加されてもよい。
CN通信部106はコアネットワーク10との通信を行う機能部であり、本実施の形態では、データ量を課金管理装置20に送信する。
次に、図8のフローチャートを参照して、基地局eNBの動作例を説明する。図8の例は、アンライセンスバンドとライセンスバンドの両方を用いてデータ送受信を行う場合に、ライセンスバンドについてのデータ量を報告する場合の例である。
基地局eNBが、ユーザ装置UEとデータ送受信を行う(ステップ101)。ステップ102において、例えば、報告を行う定期的タイミングになったものとし、データ量報告制御部105は、データ量格納部104を参照することで、前回の報告タイミングから今回の報告タイミングの間に、ライセンスバンドのCCでデータ送受信がなされたか否か(0より大きなデータ量があるかどうか)を判定する。
ステップ102における判定結果がYesである場合に、データ量報告制御部105は該当するデータ量をCN通信部106を介して課金管理装置20に報告する(ステップ103)。なお、報告したデータ量については、データ量格納部104においてリセット(0にする)してもよい。ステップ102の判定結果がNoの場合、データ量の報告を行わない。なお、データ量が0であるとの報告を行ってもよい。
ライセンスバンドのデータ量を受信した課金管理装置20は、当該データ量を課金対象として課金処理を行う。課金処理とは、例えば、ユーザ毎に課金対象データ量を集計して格納すること、ユーザ毎の課金対象データ量を課金を実施するセンタ等に送信すること、あるいは、ユーザ毎の課金対象データ量から、ユーザ毎の料金を算出する処理等である。
なお、基地局eNBの機能構成は上記のものに限られるわけではなく、本実施の形態で説明する処理を実現できるいかなる構成を採用してもよい。例えば、基地局eNBとして使用できる基地局は、ライセンスバンドのキャリアとアンライセンスバンドのキャリアを用いてユーザ装置と基地局との間で通信が行われる移動通信システムにおける前記基地局であって、前記ユーザ装置と前記基地局との間における前記ライセンスバンドのキャリアを用いた通信のデータ量、又は、前記ユーザ装置と前記基地局との間における前記アンライセンスバンドのキャリアを用いた通信のデータ量を測定するデータ量測定部と、前記データ量測定部により測定されたデータ量を、前記移動通信システムにおける課金管理装置に報告するデータ量報告部とを備えることを特徴とする基地局として構成することができる。
前記各キャリアは、キャリアアグリゲーションにおけるコンポーネントキャリアであり、前記データ量報告部は、前記アンライセンスバンドのキャリアがアクティベートされている場合に、前記データ量を前記課金管理装置へ報告するようにしてもよい。アンライセンスバンドがアクティベートされている場合にデータ量を報告することで、報告が必要な場合にのみ報告を行うことができ、制御信号量を削減できる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態では、課金すべきデータにフラグを設けたり、比率を設定したりするが、より詳細には、以下の動作例1、動作例2、動作例3がある。以下、各動作例を説明する。
<第2の実施の形態:動作例1の処理内容>
第2の実施の形態の動作例1は、基地局eNBからユーザ装置UEへの下り(DL)のデータ送信を対象とする。動作例1の処理内容を図9を参照して説明する。
基地局eNBは、アンライセンスバンドのCCを設定し、それをアクティベートしたことを課金管理装置20に報告するのと同時に、アンライセンスバンドのCCとライセンスバンドのCCにおいて期待できるそれぞれの平均スループット、或いはそれらの間の比率をフィードバック情報として報告する(ステップ11)。平均スループットとしては、例えば、過去に実測した実績値を用いてもよいし、ユーザ装置UEから報告されるCC毎の受信品質、MIMOのレイヤ数、CC毎の帯域幅、混雑度(接続ユーザ装置数)等から推定した値を用いてもよい。また、平均スループットに代えて、これらの値(受信品質、帯域幅、混雑度等)そのものをフィードバック情報として報告してもよい。
上記のフィードバック情報を受信した課金管理装置20は、受信したCC毎の情報に基づいて、アンライセンスバンドとライセンスバンド間の課金フラグの設定比率を決定し、当該比率に基づいて、ユーザ装置UE向けのデータ(パケット)に対して課金フラグを設定し、データを基地局eNBに送信する(ステップ12)。このとき、課金管理装置20は、課金フラグを付けるデータに対してのみ課金を行う。
上記の課金フラグの設定比率として、基地局eNBから平均スループット等の比率を受信する場合はその比率をそのまま使用することができる。また、基地局eNBからCC毎の平均スループット、受信品質、帯域幅、混雑度等を受信する場合は、これらの比率を算出して、課金フラグの設定比率とする。例えば、アンライセンスバンドのCCの平均スループットが1、ライセンスバンドのCCの平均スループットが2であるとすると、ユーザ装置UE向けのパケットのデータ量のうち、2/3のデータ量に相当するパケットに課金フラグを付ける。なお、フラグを1/3のデータ量に相当するパケットに付けてもよい。この場合、フラグを付けなかったデータに対して課金を行うことになる。また、各パケットのデータ量が同じである想定では、2/3のデータ量に相当するパケットに課金フラグを付ける場合、3個あたり2個のパケットに課金フラグを付けることになる。なお、基地局eNBからフィードバック情報を受信しない場合、デフォルトの比率を使用する。
課金管理装置20からデータ(パケット)を受信した基地局eNBは、パケット毎に課金フラグの有無を判定し、課金フラグが付与されたパケットのデータをライセンスバンドのCCで送信し、それ以外をアンライセンスバンドのCCで送信する。
仮に、アンライセンスバンドのCCでデータを流す前にアンライセンスバンドのCCが無効(削除、deactivate、UL同期外れ)となった場合には、非課金データは破棄してもよいしライセンスバンドのCCで送信してもよい。
<第2の実施の形態:動作例1の基地局eNBの構成、動作フロー>
図10に、第2の実施の形態の動作例1に対応する基地局eNBの機能構成図を示す。図10に示すように、動作例1の基地局eNBは、DL信号送信部201、UL信号受信部202、フィードバック制御部203、データ送信制御部204、及びCN通信部205を有する。なお、図10は、基地局eNBにおいて第2の実施の形態の動作例1に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTE方式に準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。
DL信号送信部201は、基地局eNBから送信されるべき上位のレイヤの情報から、物理レイヤの各種信号を生成し、ユーザ装置UEに対して送信する機能を含む。UL信号受信部202は、ユーザ装置UEから各種の上り信号を受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの情報を取得する機能を含む。DL信号送信部201、UL信号受信部202はそれぞれ複数のCCを用いてデータを送信(受信)するCAの機能を含むものである。
フィードバック制御部203は、前述したように下り通信についてのCC毎の平均スループット等のフィードバック情報を生成し、当該フィードバック情報をCN通信部205により課金管理装置0に送信する。データ送信制御部204は、CN通信部205により受信するデータにおける課金フラグの有無を判定し、課金フラグの付いたデータをライセンスバンドのCCで送信し、課金フラグの付いていないデータをアンライセンスバンドのCCで送信するようDL信号送信部201を制御する。
次に、図11のフローチャートを参照して、基地局eNBの動作例を説明する。基地局eNBが、DLのデータをコアネットワーク10(課金管理装置20)から受信する(ステップ201)。基地局eNBにおけるデータ送信制御部204は、データにおける課金フラグの有無を判定する(ステップ202)。課金フラグが有りの場合(ステップ202のYes)、データ送信制御部204は、当該データをライセンスバンドのCCで送信するようDL信号送信部201に指示する(ステップ203)。課金フラグが無しの場合(ステップ202のNo)、データ送信制御部204は、当該データをアンライセンスバンドのCCで送信するようDL信号送信部201に指示する(ステップ204)。
なお、基地局eNBの機能構成は上記のものに限られるわけではなく、本実施の形態で説明する処理を実現できるいかなる構成を採用してもよい。例えば、基地局eNBとして使用できる基地局は、ライセンスバンドのキャリアとアンライセンスバンドのキャリアを用いてユーザ装置と基地局との間で通信が行われる移動通信システムにおける前記基地局であって、前記ライセンスバンドのキャリアと前記アンライセンスバンドのキャリアのデータ通信能力情報を前記移動通信システムにおける課金管理装置に報告する情報報告部と、前記課金管理装置から、前記データ通信能力情報に基づき課金の対象とすることを示す課金フラグが付与されたデータ、又は課金フラグが付与されないデータを受信し、受信したデータに課金フラグが付与されているか否かに応じて、当該データを前記ライセンスバンドのキャリアと前記アンライセンスバンドのキャリアのうちのどちらを用いて前記ユーザ装置に送信するかを決定するデータ送信制御部とを備えることを特徴とする基地局として構成することができる。
前記データ通信能力情報は、例えば、前記ライセンスバンドのキャリアと前記アンライセンスバンドのキャリアのそれぞれについての前記ユーザ装置に対してデータを送信する際の平均スループット、又は、前記ライセンスバンドのキャリアと前記アンライセンスバンドのキャリア間での平均スループットの比率である。このような指標を使用することで、的確に課金フラグを設定できる。
前記データ送信制御部は、前記受信したデータに課金フラグが付与されている場合に、当該データを前記ライセンスバンドのキャリアを用いて送信すると決定し、前記受信したデータに課金フラグが付与されていない場合に、当該データを前記アンライセンスバンドのキャリアを用いて送信すると決定する。これにより、適切にライセンスバンドとアンライセンスバンドへのデータの振り分けを実現できる。
<第2の実施の形態、動作例1の課金管理装置20の構成、動作フロー>
図12に、第2の実施の形態の動作例1に対応する課金管理装置20の構成例を示す。図12に示すように、課金管理装置20は、データ送信部301、データ受信部302、フィードバック情報受信部303、フィードバック情報格納部304、課金フラグ付与部305、課金処理部306を有する。なお、図12は、課金管理装置20において第2の実施の形態の動作例1に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTE方式のネットワークを構成する装置としての動作を行うための図示しない機能も有するものである。
データ受信部302は、上位ノードからユーザ装置UE宛てのデータを受信し、データ送信部301は、当該データを基地局eNBに送信する。フィードバック情報受信部303は、基地局eNBからユーザ装置UE毎のフィードバック情報を受信し、当該フィードバック情報をフィードバック情報格納部304に格納する。
課金フラグ付与部305は、フィードバック情報格納部304に格納されているフィードバック情報に基づき課金フラグの設定比率を決定し、当該設定比率に基づいて、ユーザ装置UE宛てのデータへの課金フラグ付与を行う。課金処理部306は、課金処理を行う。課金処理とは、例えば、ユーザ毎に課金対象データ量を集計して格納すること、ユーザ毎の課金対象データ量を課金を実施するセンタ等に送信すること、あるいは、ユーザ毎の課金対象データ量から、ユーザ毎の料金を算出する処理等である。
次に、図13のフローチャートを参照して、課金管理装置20の動作例を説明する。
課金管理装置20は、ユーザ装置UE宛てのDLのデータを受信する(ステップ301)と、課金フラグ付与部305が、当該ユーザ装置UEに対応するフィードバック情報から得られた課金フラグの設定比率に基づき、当該データに課金フラグを付与するか否かを判定する(ステップ302)。
当該データに課金フラグを付する場合(ステップ302のYes)には、当該データに課金フラグを付して基地局eNBに転送し(ステップ303、304)、当該データに課金フラグを付さない場合(ステップ302のNo)には、当該データに課金フラグを付けずに基地局eNBに転送する(ステップ304)。
なお、課金管理装置20の機能構成は上記のものに限られるわけではなく、本実施の形態で説明する処理を実現できるいかなる構成を採用してもよい。例えば、課金管理装置20として使用できる課金管理装置は、ライセンスバンドのキャリアとアンライセンスバンドのキャリアを用いてユーザ装置と基地局との間で通信が行われる移動通信システムにおける課金管理装置であって、前記基地局から前記ライセンスバンドのキャリアと前記アンライセンスバンドのキャリアのデータ通信能力情報を受信する情報受信部と、前記ユーザ装置向けのデータについて、前記データ通信能力情報に基づき、課金の対象とすることを示す課金フラグを付するか否かを判定する課金フラグ付与部と、前記判定に基づき課金フラグが付与されたデータ、又は課金フラグが付与されないデータを前記基地局に送信するデータ送信部とを備えることを特徴とする課金管理装置として構成できる。
<第2の実施の形態:動作例2の処理内容>
次に、第2の実施の形態の動作例2について説明する。動作例2は、ユーザ装置UEから基地局eNBへの上り(UL)のデータ送信を対象とする。動作例2の処理内容を図14を参照して説明する。
動作例2では、基地局eNBは、ユーザ装置UEからアンライセンスバンドのCCで受信したデータと、ライセンスバンドのCCで受信したデータのうち、ライセンスバンドのCCで受信したデータに課金フラグを設定し、これらのデータを課金管理装置20に転送する(ステップ21)。課金管理装置20は、課金フラグの設定されているデータに対してのみ課金の処理を行う(ステップ22)。
上記の課金フラグの設定は、アンライセンスバンドの上りデータが送信される可能性がある場合、すなわち、アンライセンスバンドのCCが設定され、当該CCがアクティベートされているときにのみ行うこととしてもよい。このケースでは、最初に、アンライセンスバンドのCCが設定され、当該CCがアクティベートされたことが基地局eNBから課金管理装置20に通知され、その後に、課金フラグの設定がなされる。
また、課金フラグに代えて、アンライセンスバンドのCCで受信したデータに非課金フラグを設定し、当該フラグ付きのデータを含むデータを課金管理装置20に転送してもよい。この場合には、課金管理装置20において、非課金フラグの付いていないデータに対して課金が行われる。
<第2の実施の形態:動作例2の基地局eNBの構成、動作フロー>
図15に、第2の実施の形態の動作例2に対応する基地局eNBの機能構成図を示す。図15に示すように、動作例2の基地局eNBは、DL信号送信部401、UL信号受信部402、課金フラグ付与部403、及びCN通信部404を有する。なお、図15は、基地局eNBにおいて第2の実施の形態の動作例2に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTE方式に準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。
DL信号送信部401は、基地局eNBから送信されるべき上位のレイヤの情報から、物理レイヤの各種信号を生成し、ユーザ装置UEに対して送信する機能を含む。UL信号受信部402は、ユーザ装置UEから各種の上り信号を受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの情報を取得する機能を含む。DL信号送信部401、UL信号受信部402はそれぞれ複数のCCを用いてデータを送信(受信)するCAの機能を含むものである。
課金フラグ付与部403は、UL信号受信部402においてライセンスバンドのCCで受信したデータに課金フラグを付する。前述したように、課金フラグ付与部403は、UL信号受信部402においてアンライセンスバンドのCCで受信したデータに非課金フラグを付してもよい。なお、アンライセンスバンドのCCで受信したデータに非課金フラグを付与することは、ライセンスバンドのCCで受信したデータに課金フラグを付することと同じことである。CN通信部404は、UL信号受信部402によりユーザ装置UEから受信したデータ(課金フラグ付きデータを含む)を課金管理装置20に転送する。
次に、図16のフローチャートを参照して、基地局eNBの動作例を説明する。基地局eNBが、ULのデータをユーザ装置UEから受信する(ステップ401)。基地局eNBにおける課金フラグ付与部403は、受信したデータがライセンスバンドのCCで受信したデータであるかどうかを判定し(ステップ402)、ライセンスバンドのCCで受信したデータであれば(ステップ402のYes)、当該データに課金フラグを付し(ステップ403)、課金管理装置20への転送を行う(ステップ404)。ライセンスバンドのCCで受信したデータでなければ(ステップ402のNo)、当該データに課金フラグを付さずに、課金管理装置20への転送を行う(ステップ404)。
<第2の実施の形態:動作例2の課金管理装置20の構成、動作フロー>
図17に、第2の実施の形態の動作例2に対応する課金管理装置20の構成例を示す。図17に示すように、課金管理装置20は、データ受信部501、データ送信部502、課金フラグ判定部503、課金処理部504を有する。なお、図17は、課金管理装置20において第2の実施の形態の動作例2に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTE方式のネットワークを構成する装置としての動作を行うための図示しない機能も有するものである。
データ受信部501は、基地局eNBから、ユーザ装置UEから送信された上りのデータを受信し、データ送信部502は、当該データを上位ノードに転送する。課金フラグ判定部503は、基地局eNBから受信したデータについて、課金フラグが設定されているか否かを判定し、課金フラグの付されたデータ量(パケット数、オクテット数等)を課金処理部504に通知する。課金処理部504は、課金処理を行う。課金処理とは、例えば、ユーザ毎に課金対象データ量を集計して格納すること、ユーザ毎の課金対象データ量を課金を実施するセンタ等に送信すること、あるいは、ユーザ毎の課金対象データ量から、ユーザ毎の料金を算出する処理等である。
次に、図18のフローチャートを参照して、課金管理装置20の動作例を説明する。
課金管理装置20が、基地局eNBからULのデータを受信する(ステップ501)と、課金フラグ判定部503が、当該データに課金フラグが付されているか否かを判定する(ステップ502)。課金フラグが付されている場合(ステップ502のYes)、課金処理部504は当該データに対する課金を行う(ステップ503)。課金フラグが付されていない場合(ステップ502のNo)、課金処理部504は当該データに対する課金を行わない(ステップ504)。
なお、基地局eNBの課金管理装置20からなる通信システムの機能構成は上記のものに限られるわけではなく、本実施の形態で説明する処理を実現できるいかなる構成を採用してもよい。例えば、上記通信システムは、ライセンスバンドのキャリアとアンライセンスバンドのキャリアを用いてユーザ装置と基地局との間で通信が行われる移動通信システムにおける前記基地局と、課金管理装置とを備える通信システムであって、前記基地局は、前記ユーザ装置から受信し、前記課金管理装置に送信するデータのうち、前記ライセンスバンドのキャリアを用いて前記ユーザ装置から送信されたデータに対して課金対象であることを示す課金フラグを付与し、前記課金管理装置は、前記基地局から受信するデータのうち、課金フラグが付与されたデータに対して課金処理を行うことを特徴とする通信システムとして構成することができる。
<第2の実施の形態:動作例3の処理内容>
次に、第2の実施の形態の動作例3を説明する。第2の実施の形態の動作例3は、ユーザ装置UEから基地局eNBへの上り(UL)のデータ送信を対象とする。動作例3の処理内容を図19を参照して説明する。
課金管理装置20は、ライセンスバンドのCCでユーザ装置UEが送信するデータ量と、アンライセンスバンドのCCでユーザ装置UEが送信するデータ量の比率である割り当て比率を基地局eNBに送信する(ステップ31)。基地局eNBは、当該割り当て比率に従って、ライセンスバンドのCCでの上り送信と、アンライセンスバンドのCCでの上り送信をユーザ装置UEに割り当てる(ステップ32)。動作例3では、課金管理装置20は、上りデータを基地局eNBから受信すると、割り当て比率に従って、上りデータについての課金を行う。
図19に示す例では、割り当て比率が「アンライセンスバンド:ライセンスバンド=3:2」であることから、基地局eNBは、ライセンスバンドのCCによる上りデータ送信について、2パケット分のリソースをUL grant(制御情報)により割り当て、アンライセンスバンドのCCによる上りデータ送信について、3パケット分のリソースをUL grantにより割り当てている。
図19に示す例の他、基地局eNBが、ユーザ装置UEに対して割り当て比率を通知し、ユーザ装置UEに対して、当該割り当て比率(データ送信量の比率)に従って、ライセンスバンドのCCによる上りデータ送信とアンライセンスバンドのCCによる上りデータ送信を行わせるようにしてもよい。
また、図4、図5に示すようなDual Connectivityの構成の場合においても、基地局(例えばMeNB)が、ユーザ装置UEに対して、割り当て比率(データ送信量の比率)を通知し、ユーザ装置UEに対して、当該割り当て比率に従って、ライセンスバンドのCCによる上りデータ送信とアンライセンスバンドのCCによる上りデータ送信を行わせるようにしてもよい。
課金管理装置20は、例えば動作例1と同様にして、基地局eNBから上りの各CCのフィードバック情報(平均スループット、受信品質、MIMOのレイヤ数、CC毎の帯域幅、混雑度等)を受信し、当該フィードバック情報から割り当て比率を設定してもよいし、予め定めた値(デフォルト値)を割り当て比率としてもよい。
<第2の実施の形態:動作例3の基地局eNBの構成、動作フロー>
図20に、第2の実施の形態の動作例3に対応する基地局eNBの機能構成図を示す。図20に示すように、動作例3の基地局eNBは、DL信号送信部601、UL信号受信部602、上りデータ送信量制御部603、割り当て比率情報格納部604、及びCN通信部605を有する。なお、図20は、基地局eNBにおいて第2の実施の形態の動作例3に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTE方式に準拠した動作を行うための図示しない機能も有するものである。
DL信号送信部601は、基地局eNBから送信されるべき上位のレイヤの情報から、物理レイヤの各種信号を生成し、ユーザ装置UEに対して送信する機能を含む。UL信号受信部602は、ユーザ装置UEから各種の上り信号を受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの情報を取得する機能を含む。DL信号送信部601、UL信号受信部602はそれぞれ複数のCCを用いてデータを送信(受信)するCAの機能を含むものである。
割り当て比率情報格納部604には、課金管理装置20から受信した割り当て比率の情報が格納される。上りデータ送信量制御部603は、割り当て比率情報格納部604に格納された割り当て比率に従って、ユーザ装置UEに対する上りデータのスケジューリングにおいて、図19に示したように割り当てリソース量を決定し、リソース割り当て動作を行う。また、上りデータ送信量制御部603は、ユーザ装置UEに対して、上りデータ送信量の比率を通知することもできる。CN通信部605は、課金制御装置20との間で通信を行う。
次に、図21のフローチャートを参照して、基地局eNBの動作例を説明する。基地局eNBは割り当て比率を課金管理装置20から受信する(ステップ701)。基地局eNBが、ユーザ装置UEから上りデータ送信要求を受信する(ステップ702)。当該上りデータ送信要求は、例えば、scheduling request、buffer status report等である。
上りデータ送信要求を受信した基地局eNBにおいて、上りデータ送信量制御部603は、割り当て比率に従って、アンライセンスバンドのCCとライセンスバンドのCCにおける上りのリソースを割り当て、割り当て制御情報(UL grant等)を作成し、DL信号送信部601を介してユーザ装置UEに送信する(ステップ703)。ユーザ装置UEは割り当てられたリソースを用いてデータを送信し、基地局eNBが当該データを受信する(ステップ704)。
なお、基地局eNBの機能構成は上記のものに限られるわけではなく、本実施の形態で説明する処理を実現できるいかなる構成を採用してもよい。例えば、基地局eNBとして使用できる基地局は、ライセンスバンドのキャリアとアンライセンスバンドのキャリアを用いてユーザ装置と基地局との間で通信が行われる移動通信システムにおける前記基地局であって、前記移動通信システムにおける課金管理装置から、前記ライセンスバンドのキャリアで前記ユーザ装置から送信するデータ量と前記アンライセンスバンドのキャリアで前記ユーザ装置から送信するデータ量との間の比率を示す割り当て比率を受信する情報受信部と、前記割り当て比率に従って、前記ユーザ装置に対して、前記ライセンスバンドのキャリアで送信するデータ量と前記アンライセンスバンドのキャリアで送信するデータ量とを指示するデータ送信量制御部とを備えることを特徴とする基地局として構成できる。
前記データ送信量制御部は、例えば、上りデータ送信のリソース割り当てを行う制御情報を用いて、前記ライセンスバンドのキャリアで送信するデータ量と前記アンライセンスバンドのキャリアで送信するデータ量とを指示することができる。このような制御方法により、動的にライセンスバンドとアンライセンスバンドにおける送信データ量を制御することができる。
また、基地局eNBとして使用できる基地局は、ライセンスバンドのキャリアとアンライセンスバンドのキャリアを用いてユーザ装置と基地局との間で通信が行われる移動通信システムにおける前記基地局であって、前記移動通信システムにおける課金管理装置から、前記ユーザ装置と前記基地局との間における前記ライセンスバンドのキャリアを用いる通信のデータ量と、前記ユーザ装置と前記基地局との間における前記アンライセンスバンドのキャリアを用いる通信のデータ量との間の比率を示す割り当て比率を受信する情報受信部と、前記割り当て比率に従って、前記ユーザ装置に対して、前記ライセンスバンドのキャリアで通信を行うデータ量と前記アンライセンスバンドのキャリアで通信を行うデータ量とを指示するデータ量制御部とを備える基地局として構成することもできる。
<第2の実施の形態、動作例3の課金管理装置20の構成、動作フロー>
図22に、第2の実施の形態の動作例3に対応する課金管理装置20の構成例を示す。図22に示すように、課金管理装置20は、データ受信部701、データ送信部702、割り当て比率設定部703、割り当て比率送信部704、課金処理部705を備える。なお、図22は、課金管理装置20において第2の実施の形態の動作例3に特に関連する機能部のみを示すものであり、少なくともLTE方式のネットワークを構成する装置としての動作を行うための図示しない機能も有するものである。
データ受信部701は、基地局eNBから、ユーザ装置UEから送信された上りのデータを受信し、データ送信部702は、当該データを上位ノードに転送する。割り当て比率設定部703は、例えばユーザ装置UE毎に、基地局eNBからのフィードバック情報に基づく値や、デフォルト値に基づき割り当て比率を設定する。割り当て比率送信部704は、割り当て比率設定部703により設定された割り当て比率を、基地局eNBに送信する。課金処理部705は、基地局eNBから受信する上りのデータについて、割り当て比率設定部703により設定された割り当て比率に基づいて課金処理を行う。例えば、割り当て比率が、「ライセンスバンドのデータ量:アンライセンスバンドのデータ量=1:3」であるとした場合、課金処理部705は、該当ユーザ装置UEの全上りデータ量のうち、1/4のデータ量を課金対象とする。
課金処理とは、例えば、ユーザ毎に課金対象データ量を集計して格納すること、ユーザ毎の課金対象データ量を課金を実施するセンタ等に送信すること、あるいは、ユーザ毎の課金対象データ量から、ユーザ毎の料金を算出する処理等である。
次に、図23のフローチャートを参照して、課金管理装置20の動作例を説明する。
課金管理装置20は、基地局eNBに割り当て比率を送信する(ステップ801)。そして、課金管理装置20は、基地局eNBから、ユーザ装置UEにより送信された上りデータを受信し(ステップ802)、基地局eNBに送信した割り当て比率に従って課金処理を行う(ステップ803)。
なお、課金管理装置20の機能構成は上記のものに限られるわけではなく、本実施の形態で説明する処理を実現できるいかなる構成を採用してもよい。例えば、課金管理装置20として使用できる課金管理装置は、ライセンスバンドのキャリアとアンライセンスバンドのキャリアを用いてユーザ装置と基地局との間で通信が行われる移動通信システムにおける課金管理装置であって、前記ライセンスバンドのキャリアで前記ユーザ装置から送信するデータ量と前記アンライセンスバンドのキャリアで前記ユーザ装置から送信するデータ量との間の比率を示す割り当て比率を前記基地局に送信する情報送信部と、前記割り当て比率に基づき前記ライセンスバンドのキャリア又は前記アンライセンスバンドのキャリアを用いて前記ユーザ装置から送信され、前記基地局が受信したデータを当該基地局から受信し、前記割り当て比率に基づいて、受信したデータに対する課金処理を行う課金処理部とを備えることを特徴とする課金管理装置として構成される。
また、課金管理装置20として使用できる課金管理装置を、ライセンスバンドのキャリアとアンライセンスバンドのキャリアを用いてユーザ装置と基地局との間で通信が行われる移動通信システムにおける課金管理装置であって、前記ユーザ装置と前記基地局との間における前記ライセンスバンドのキャリアを用いる通信のデータ量と、前記ユーザ装置と前記基地局との間における前記アンライセンスバンドのキャリアを用いる通信のデータ量との間の比率を示す割り当て比率を前記基地局に送信する情報送信部と、前記割り当て比率に基づいて、前記基地局から受信したデータ、又は、前記基地局に送信するデータに対する課金処理を行う課金処理部とを備える課金管理装置としてもよい。
<動作例3の下り方向への適用>
なお、上記の動作例3では、ユーザ装置UEから基地局eNBへの上り(UL)のデータ送信を対象としたが、基地局eNBからユーザ装置UEへの下り(DL)のデータ送信についても同様の制御を実施することが可能である。
すなわち、図19に示した手順と同様に、課金管理装置20が、ライセンスバンドのCCで基地局eNBからユーザ装置UEへ送信するデータ量と、アンライセンスバンドのCCで基地局eNBからユーザ装置UEへ送信するデータ量の比率である割り当て比率を基地局eNBに送信し、基地局eNBは、当該割り当て比率に従って、ライセンスバンドのCCでの下りリソースと、アンライセンスバンドのCCでの下りリソースをユーザ装置UEに割り当て、割り当て比率に従ったデータ量の下りデータ送信を行う。
課金管理装置20は、下りデータを上位ノードから受信すると、割り当て比率に従って、下りデータについての課金を行う。例えば、割り当て比率が、「ライセンスバンドのデータ量:アンライセンスバンドのデータ量=1:3」であるとした場合、課金管理装置20は、該当ユーザ装置UEの全下りデータ量のうち、1/4のデータ量を課金対象とする。
また、課金管理装置20は、ユーザ装置UEに関するコンフィグレーション情報や、下りの各CCのフィードバック情報(平均スループット、受信品質、MIMOのレイヤ数、CC毎の帯域幅、混雑度等)を基地局eNBから受信し、これらの情報から割り当て比率を設定してもよいし、予め定めた値(デフォルト値)を割り当て比率としてもよい。
下りの場合の基地局eNBの構成は、図20において、「上りデータ送信量制御部」が、「下りデータ送信量制御部」に置き換えられたものに相当し、当該下りデータ送信量制御部が、割り当て比率に基づく下りの割り当て(スケジューリング)を実施する。なお、「上りデータ送信量制御部」が、下りの割り当て機能も持つこととしてもよい。また、課金管理装置20の構成は、図22の構成と同様であるが、データ送信部702は基地局eNBにデータを送信し、データ受信部701は上位ノードからデータを受信する。また、課金処理部705は、上位ノードから受信し、基地局eNBへ送信する下りのデータに対する課金処理を行う。課金管理装置20が、上り方向の課金機能と、下り方向の課金機能の両方の機能を備えてもよい。
(第1項)
ライセンスバンドのキャリアとアンライセンスバンドのキャリアを用いてユーザ装置と基地局との間で通信が行われる移動通信システムにおける前記基地局であって、
前記ユーザ装置と前記基地局との間における前記ライセンスバンドのキャリアを用いた通信のデータ量、又は、前記ユーザ装置と前記基地局との間における前記アンライセンスバンドのキャリアを用いた通信のデータ量を測定するデータ量測定部と、
前記データ量測定部により測定されたデータ量を、前記移動通信システムにおける課金管理装置に報告するデータ量報告部と
を備えることを特徴とする基地局。
(第2項)
前記各キャリアは、キャリアアグリゲーションにおけるコンポーネントキャリアであり、前記データ量報告部は、前記アンライセンスバンドのキャリアがアクティベートされている場合に、前記データ量を前記課金管理装置へ報告する
ことを特徴とする第1項に記載の基地局。
(第3項)
ライセンスバンドのキャリアとアンライセンスバンドのキャリアを用いてユーザ装置と基地局との間で通信が行われる移動通信システムにおける前記基地局であって、
前記ライセンスバンドのキャリアと前記アンライセンスバンドのキャリアのデータ通信能力情報を前記移動通信システムにおける課金管理装置に報告する情報報告部と、
前記課金管理装置から、前記データ通信能力情報に基づき課金の対象とすることを示す課金フラグが付与されたデータ、又は課金フラグが付与されないデータを受信し、受信したデータに課金フラグが付与されているか否かに応じて、当該データを前記ライセンスバンドのキャリアと前記アンライセンスバンドのキャリアのうちのどちらを用いて前記ユーザ装置に送信するかを決定するデータ送信制御部と
を備えることを特徴とする基地局。
(第4項)
前記データ通信能力情報は、前記ライセンスバンドのキャリアと前記アンライセンスバンドのキャリアのそれぞれについての前記ユーザ装置に対してデータを送信する際の平均スループット、又は、前記ライセンスバンドのキャリアと前記アンライセンスバンドのキャリア間での平均スループットの比率である
ことを特徴とする第3項に記載の基地局。
(第5項)
前記データ送信制御部は、前記受信したデータに課金フラグが付与されている場合に、当該データを前記ライセンスバンドのキャリアを用いて送信すると決定し、前記受信したデータに課金フラグが付与されていない場合に、当該データを前記アンライセンスバンドのキャリアを用いて送信すると決定する
ことを特徴とする第3項又は第4項に記載の基地局。
(第6項)
ライセンスバンドのキャリアとアンライセンスバンドのキャリアを用いてユーザ装置と基地局との間で通信が行われる移動通信システムにおける課金管理装置であって、
前記基地局から前記ライセンスバンドのキャリアと前記アンライセンスバンドのキャリアのデータ通信能力情報を受信する情報受信部と、
前記ユーザ装置向けのデータについて、前記データ通信能力情報に基づき、課金の対象とすることを示す課金フラグを付するか否かを判定する課金フラグ付与部と、
前記判定に基づき課金フラグが付与されたデータ、又は課金フラグが付与されないデータを前記基地局に送信するデータ送信部と
を備えることを特徴とする課金管理装置。
(第7項)
ライセンスバンドのキャリアとアンライセンスバンドのキャリアを用いてユーザ装置と基地局との間で通信が行われる移動通信システムにおける前記基地局と、課金管理装置とを備える通信システムであって、
前記基地局は、前記ユーザ装置から受信し、前記課金管理装置に送信するデータのうち、前記ライセンスバンドのキャリアを用いて前記ユーザ装置から送信されたデータに対して課金対象であることを示す課金フラグを付与し、
前記課金管理装置は、前記基地局から受信するデータのうち、課金フラグが付与されたデータに対して課金処理を行う
ことを特徴とする通信システム。
(第8項)
ライセンスバンドのキャリアとアンライセンスバンドのキャリアを用いてユーザ装置と基地局との間で通信が行われる移動通信システムにおける前記基地局であって、
前記移動通信システムにおける課金管理装置から、前記ユーザ装置と前記基地局との間における前記ライセンスバンドのキャリアを用いる通信のデータ量と、前記ユーザ装置と前記基地局との間における前記アンライセンスバンドのキャリアを用いる通信のデータ量との間の比率を示す割り当て比率を受信する情報受信部と、
前記割り当て比率に従って、前記ユーザ装置に対して、前記ライセンスバンドのキャリアで通信を行うデータ量と前記アンライセンスバンドのキャリアで通信を行うデータ量とを指示するデータ量制御部と
を備えることを特徴とする基地局。
(第9項)
前記データ量制御部は、データ送信のリソース割り当てを行う制御情報を用いて、前記ライセンスバンドのキャリアで通信を行うデータ量と前記アンライセンスバンドのキャリアで通信を行うデータ量とを指示する
ことを特徴とする第8項に記載の基地局。
(第10項)
ライセンスバンドのキャリアとアンライセンスバンドのキャリアを用いてユーザ装置と基地局との間で通信が行われる移動通信システムにおける課金管理装置であって、
前記ユーザ装置と前記基地局との間における前記ライセンスバンドのキャリアを用いる通信のデータ量と、前記ユーザ装置と前記基地局との間における前記アンライセンスバンドのキャリアを用いる通信のデータ量との間の比率を示す割り当て比率を前記基地局に送信する情報送信部と、
前記割り当て比率に基づいて、前記基地局から受信したデータ、又は、前記基地局に送信するデータに対する課金処理を行う課金処理部と
を備えることを特徴とする課金管理装置。
以上、本発明の各実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。説明の便宜上、ユーザ装置UE、基地局eNB、課金管理装置20は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような各装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。ユーザ装置UEのプロセッサにより動作するソフトウェア、基地局eNBのプロセッサにより動作するソフトウェア、課金管理装置20のプロセッサにより動作するソフトウェアは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD−ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が本発明に包含される。
eNB 基地局
UE ユーザ装置
10 コアネットワーク
20 課金管理装置
101 DL信号送信部
102 UL信号受信部
103 データ量測定部
104 データ量格納部
105 データ量通知制御部
106 CN通信部
201 DL信号送信部
202 UL信号受信部
203 フィードバック制御部
204 データ送信制御部
205 CN通信部
301 データ送信部
302 データ受信部
303 フィードバック情報受信部
304 フィードバック情報格納部
305 課金フラグ付与部
306 課金処理部
401 DL信号送信部
402 UL信号受信部
403 課金フラグ付与部
404 CN通信部
501 データ受信部
502 データ送信部
503 課金フラグ判定部
504 課金処理部
601 DL信号送信部
602 UL信号受信部
603 上りデータ送信量制御部
604 割り当て比率情報格納部
701 データ受信部
702 データ送信部
703 割り当て比率設定部
704 割り当て比率送信部
705 課金処理部

Claims (9)

  1. ライセンスバンドのキャリアとアンライセンスバンドのキャリアを用いてユーザ装置と基地局との間で通信が行われる移動通信システムにおける前記基地局であって、
    前記ユーザ装置と前記基地局との間における前記ライセンスバンドのキャリアを用いた通信のデータ量、又は、前記ユーザ装置と前記基地局との間における前記アンライセンスバンドのキャリアを用いた通信のデータ量を測定するデータ量測定部と、
    前記データ量測定部により測定されたデータ量を、前記移動通信システムにおける課金管理装置に報告するデータ量報告部とを備え
    前記各キャリアは、キャリアアグリゲーションにおけるコンポーネントキャリアであり、前記データ量報告部は、前記アンライセンスバンドのキャリアがアクティベートされている場合に、前記データ量を前記課金管理装置へ報告する
    ことを特徴とする基地局。
  2. ライセンスバンドのキャリアとアンライセンスバンドのキャリアを用いてユーザ装置と基地局との間で通信が行われる移動通信システムにおける前記基地局であって、
    前記ライセンスバンドのキャリアと前記アンライセンスバンドのキャリアのデータ通信能力情報を前記移動通信システムにおける課金管理装置に報告する情報報告部と、
    前記課金管理装置から、前記データ通信能力情報に基づき課金の対象とすることを示す課金フラグが付与されたデータ、又は課金フラグが付与されないデータを受信し、受信したデータに課金フラグが付与されているか否かに応じて、当該データを前記ライセンスバンドのキャリアと前記アンライセンスバンドのキャリアのうちのどちらを用いて前記ユーザ装置に送信するかを決定するデータ送信制御部と
    を備えることを特徴とする基地局。
  3. 前記データ通信能力情報は、前記ライセンスバンドのキャリアと前記アンライセンスバンドのキャリアのそれぞれについての前記ユーザ装置に対してデータを送信する際の平均スループット、又は、前記ライセンスバンドのキャリアと前記アンライセンスバンドのキャリア間での平均スループットの比率である
    ことを特徴とする請求項に記載の基地局。
  4. 前記データ送信制御部は、前記受信したデータに課金フラグが付与されている場合に、当該データを前記ライセンスバンドのキャリアを用いて送信すると決定し、前記受信したデータに課金フラグが付与されていない場合に、当該データを前記アンライセンスバンドのキャリアを用いて送信すると決定する
    ことを特徴とする請求項又はに記載の基地局。
  5. ライセンスバンドのキャリアとアンライセンスバンドのキャリアを用いてユーザ装置と基地局との間で通信が行われる移動通信システムにおける課金管理装置であって、
    前記基地局から前記ライセンスバンドのキャリアと前記アンライセンスバンドのキャリアのデータ通信能力情報を受信する情報受信部と、
    前記ユーザ装置向けのデータについて、前記データ通信能力情報に基づき、課金の対象とすることを示す課金フラグを付するか否かを判定する課金フラグ付与部と、
    前記判定に基づき課金フラグが付与されたデータ、又は課金フラグが付与されないデータを前記基地局に送信するデータ送信部と
    を備えることを特徴とする課金管理装置。
  6. ライセンスバンドのキャリアとアンライセンスバンドのキャリアを用いてユーザ装置と基地局との間で通信が行われる移動通信システムにおける前記基地局と、課金管理装置とを備える通信システムであって、
    前記基地局は、前記ユーザ装置から受信し、前記課金管理装置に送信するデータのうち、前記ライセンスバンドのキャリアを用いて前記ユーザ装置から送信されたデータに対して課金対象であることを示す課金フラグを付与し、
    前記課金管理装置は、前記基地局から受信するデータのうち、課金フラグが付与されたデータに対して課金処理を行う
    ことを特徴とする通信システム。
  7. ライセンスバンドのキャリアとアンライセンスバンドのキャリアを用いてユーザ装置と基地局との間で通信が行われる移動通信システムにおける前記基地局であって、
    前記移動通信システムにおける課金管理装置から、前記ユーザ装置と前記基地局との間における前記ライセンスバンドのキャリアを用いる通信のデータ量と、前記ユーザ装置と前記基地局との間における前記アンライセンスバンドのキャリアを用いる通信のデータ量との間の比率を示す割り当て比率を受信する情報受信部と、
    前記割り当て比率に従って、前記ユーザ装置に対して、前記ライセンスバンドのキャリアで通信を行うデータ量と前記アンライセンスバンドのキャリアで通信を行うデータ量とを指示するデータ量制御部と
    を備えることを特徴とする基地局。
  8. 前記データ量制御部は、データ送信のリソース割り当てを行う制御情報を用いて、前記ライセンスバンドのキャリアで通信を行うデータ量と前記アンライセンスバンドのキャリアで通信を行うデータ量とを指示する
    ことを特徴とする請求項に記載の基地局。
  9. ライセンスバンドのキャリアとアンライセンスバンドのキャリアを用いてユーザ装置と基地局との間で通信が行われる移動通信システムにおける課金管理装置であって、
    前記ユーザ装置と前記基地局との間における前記ライセンスバンドのキャリアを用いる通信のデータ量と、前記ユーザ装置と前記基地局との間における前記アンライセンスバンドのキャリアを用いる通信のデータ量との間の比率を示す割り当て比率を前記基地局に送信する情報送信部と、
    前記割り当て比率に基づいて、前記基地局から受信したデータ、又は、前記基地局に送信するデータに対する課金処理を行う課金処理部と
    を備えることを特徴とする課金管理装置。
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