JP6320752B2 - 新規ユビキチンリガーゼ及びその利用方法 - Google Patents
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Description
そして、促進シグナルとしては、VEGF(vascular endothelial growth factor:血管内皮細胞増殖因子)シグナル、抑制シグナルとしては、Notchシグナル系が知られている。
しかしながら、その分子レベルでの詳しいメカニズムは、まだまだ未解明の点が多い。
つまり、VEGFは、VEGFR2,ERK1/2,ETS-1等を通じて血管新生を促進するアクセルと、BAZFを通じた”Notch-1抑制シグナル”に対するブレーキの、両ルートから、血管新生を(正)に制御していることが分かった。
ユビキチンリガーゼとは、下記(1)乃至(3)等からなる複合体であり、種々のアダプターに特異的に結合する基質を、ユビキチン化し分解に導く酵素である。
(2)基質を認識するアダプター部位(BAZF等)
(3)その他の部位(Rbox1)
本発明者等は更に、CUL3ノックダウンした血管内皮細胞では、インテグリンβ1を始めとするインテグリンファミリーや、VEGFR2の著しい発現低下を示すことを突き止めたものの(第85回 日本生化学会,福岡,2012.12.16,血管新生におけるE3ユビキチン化酵素Cullin3の多機能性,坂上倫久等)、インテグリンファミリーやVEGFR2が、具体的にどのようにして血管形成の破綻を生じるのかについては、まだ明らかではなかった。
しかし、インテグリンファミリーやVEGFR2を、ユビキチンリガーゼの基質(ユビキチン化及び分解の対象)と考えると、CUL3のノックダウンによってインテグリンファミリーやVEGFR2の発現量はむしろ増える筈である。
従って、ユビキチンリガーゼの関与を想定した場合、ダイレクトにインテグリンファミリーやVEGFR2をユビキチン化するのでは無く、間に別の分子が関与していることを想定しなければ、つじつまが合わない。
ii)遺伝子の転写調節因子
iii)転写調節因子に作用するタンパク質
iv)遺伝子のリプレッサーに作用するタンパク質
BTBD3又はSPOPあるいはこれらの誘導体からなる群から選択される少なくとも1つ以上を含むことを特徴とする、ユビキチンリガーゼコンポーネント。
BTBD3又はSPOPあるいはこれらの誘導体からなる群から選択される少なくとも1つ以上,及びCUL3又はその誘導体を含むことを特徴とする、ユビキチンリガーゼコンポーネント。
第一の発明又は第二の発明記載のコンポーネントを含むことを特徴とする、ユビキチンリガーゼ。
BTBD3又はSPOPあるいはこれらの誘導体の、投与対象中の量を制御する物質を含むことを特徴とするユビキチンリガーゼ制御剤。
BTBD3又はSPOPあるいはこれらの誘導体と、CUL3又はその誘導体の結合を制御する物質を含むことを特徴とするユビキチンリガーゼ制御剤。
下記のいずれかを含むことを特徴とする、VEGFR2シグナル制御剤。
1)第一の発明又は第二の発明記載のユビキチンリガーゼコンポーネント
2)第三の発明記載のユビキチンリガーゼ
3)第四の発明又は第五の発明記載のユビキチンリガーゼ制御剤
VEGFR2シグナル制御が、VEGFR2シグナル伝達の下流に存在するタンパク質の発現量制御であることを特徴とする、第六の発明記載のVEGFR2シグナル制御剤。
第六の発明又は第七の発明記載のVEGFR2シグナル制御剤を含むことを特徴とする、血管新生制御剤。
第六の発明又は第七の発明記載のVEGFR2シグナル制御剤を含むことを特徴とする、VEGFR2シグナル伝達系の異常に起因する疾患の予防又は治療剤。
本発明のユビキチンリガーゼコンポーネントとしては、BTBD3,SPOP,及びCUL3,あるいはこれらの誘導体等が挙げられる。
誘導体としては、アイソフォーム等が挙げられる。
コンポーネント単独で(BTBD3又はSPOPあるいはこれらの誘導体単独
又はBTBD3又はSPOPあるいはこれらの誘導体と、CUL3またはその誘導体の組み合わせ),
あるいは、他のコンポーネント(Rbox1等)と共に
ユビキチンリガーゼとして用いることで、下記の本発明のVEGFR2シグナル制御剤や、血管新生制御剤,又はVEGFR2シグナル伝達系の異常に起因する疾患の予防又は治療剤等として用いることができる。
本発明の「ユビキチンリガーゼ」は、
下記本発明のユビキチンリガーゼコンポーネント1)
又は、
ユビキチンリガーゼコンポーネントの1)と2)
を含むことを特徴とするものである。
1)基質を認識するアダプター部位:BTBD3又はSPOPあるいはこれらの誘導体
2)プラットフォーム部位:CUL3又はその誘導体
を含むものである。
本発明の「ユビキチンリガーゼ制御剤」は、BTBD3又はSPOPあるいはこれらの誘導体の、投与対象中の量を制御する物質を含むことを特徴とするものである。
BTBD3は、BTB(POZ) Domain Containing 3,あるいは別名: BTB/POZ Domain Containing Protein 3等とも呼ばれる、約522アミノ酸(メジャーアイソフォームの場合)からなる公知のタンパク質であり、例えば、かずさDNA研究所製の「dJ742J24.1,KIAA0952(プロメガ株式会社)」等として、市場から入手可能である。
BTBD3やSPOPの公知の変異体としては、Ser14Leu,Tyr87Cys ,Phe133Leu等が挙げられる。
BTBD3又はSPOPあるいはこれらの誘導体の発現を、促進する物質としては、「BTBD3又はSPOPあるいはこれらの誘導体遺伝子の産生又はBTBD3又はSPOP蛋白質あるいはこれらの誘導体の産生を、促進する物質」が挙げられる。
「BTBD3又はSPOPあるいはこれらの誘導体遺伝子の産生又はBTBD3又はSPOP蛋白質あるいはこれらの誘導体の産生を、促進する物質」としては、具体的には、下記のようなものが挙げられるが、必ずしもこれらに限られるものでは無い。
(ii)BTBD3又はSPOPあるいはこれらの誘導体の遺伝子
プロメガ社より市販されている遺伝子クローン:FXC00694 (Flexi Product ID), FHC009694 (Flexi Halotag Product ID)
等として市場から入手可能である。
http://genome.ewha.ac.kr/cgi-bin/ECquery.cgi?organism=human&query=BTBD3
等に記載されている。
Promega Flexi clone(プロメガ社より市販されている遺伝子クローン)
FXC00694 (Flexi Product ID), FHC009694 (Flexi Halotag Product ID), FXC06970M (Flexi Product ID), FHC06970M (Flexi Halotag Product ID), FXC28737M (Flexi Product ID), FHC28737 (Flexi Halotag Product ID)
Kazusa DNA clone (かずさ研究所より市販されている遺伝子クローン)
ORK02905
等として市場から入手可能である。
http://genome.ewha.ac.kr/cgi-bin/ECquery.cgi?organism=human&query=SPOP
等に記載されている。
i)BTBD3又はSPOPの公知の遺伝子
ii)上記のBTBD3又はSPOPの変異体に対応する遺伝子
iii)i)やii)の遺伝子の一部の核酸を、同じアミノ酸配列を発現し得る他の核酸に変更した変異体も含まれる。
「BTBD3又はSPOPあるいはこれらの誘導体の発現を、阻害する物質」としては、「BTBD3又はSPOPあるいはこれらの誘導体遺伝子の産生又はBTBD3又はSPOP蛋白質あるいはこれらの誘導体の産生を、阻害する物質」が挙げられる。
「BTBD3又はSPOPあるいはこれらの誘導体遺伝子の産生又はBTBD3又はSPOP蛋白質あるいはこれらの誘導体の産生を、阻害する物質」としては、具体的には、「BTBD3又はSPOPあるいはこれらの誘導体遺伝子に対するsiRNA遺伝子」等が挙げられるが、必ずしもこれらに限られるものでは無い。
(ii)BTBD3およびSPOPあるいはこれらの誘導体のBTBドメイン領域の一部又は全部を含むペプチド
Abcam:ab85841, ab168523, ab50833
Novus Biologicals:H00008405-B01P, NBP1-33090, NBP2-13372, NBP2-20477
Abcam:ab168619, ab137537, ab171126, ab81167, ab155163, ab81163, ab90123, ab138630
これらは、BTBD3やSPOPの競合剤として、CUL3との結合を阻害し得るからである。
MFNNDLMADVHFVVGPPGGTQRLPGHKYVLAVGSSVFHAMFYGELAEDKDEIRIPDVEPAAFLAMLKYIYCDEIDLAADTVLATLYAAKKYIVPHLARACVNFLETSL
配列番号8(SPOPタンパク質の173-297位,125アミノ酸):
QNTMNMVKVPECRLADELGGLWENSRFTDCCLCVAGQEFQAHKAILAARSPVFSAMFEHEMEESKKNRVEINDVEPEVFKEMMCFIYTGKAPNLDKMADDLLAAADKYALERLKVMCEDALCSNL
尚、配列番号7の一部を含むペプチドとしては、BTBD3タンパク質の118-190位の73アミノ酸のもの,120-190位の71アミノ酸のもの等が挙げられる。
また、配列番号8の一部を含むペプチドとしては、SPOPタンパク質の28-90位の63アミノ酸のもの等が挙げられる。
本発明の「VEGFR2シグナル制御剤」は、下記のいずれかを含むことを特徴とするものである。
2)本発明のユビキチンリガーゼ
3)本発明のユビキチンリガーゼ制御剤
Src,Pl3k,Akt
Plcγ,pKc,Erk
本発明の「血管新生制御剤」は、上記発明の「VEGFR2シグナル制御剤」を含むことを特徴とするものである。
ユビキチンリガーゼ制御剤
VEGFR2シグナル制御剤
VEGFR2シグナル伝達の下流に存在するタンパク質の発現制御剤
血管新生制御剤
実験・研究試薬としては、上記の成分の他、一般に実験・研究試薬に用いられている溶媒その他の各種添加剤等を配合することができる。
本発明の「VEGFR2シグナル伝達系の異常に起因する疾患の予防又は治療剤」は、上記発明の「VEGFR2シグナル制御剤」を含むことを特徴とするものである。
本発明の「血管新生制御剤」や「VEGFR2シグナル伝達系の異常に起因する疾患の予防又は治療剤」には、上記の、「VEGFR2シグナル制御剤」の他、本発明の目的を阻害しない範囲で、他の成分を含有させることができ、例えば、以下のようなものが挙げられる。
賦形剤としては、有機系賦形剤及び無機系賦形剤等が挙げられる。
本発明の「血管新生制御剤」や「VEGFR2シグナル伝達系の異常に起因する疾患の予防又は治療剤」の剤形は、例えば錠剤,カプセル剤,顆粒剤,散剤,丸剤,トローチ,もしくはシロップ剤,注射剤等の形態が挙げられる。
本発明の「血管新生制御剤」や「VEGFR2シグナル伝達系の異常に起因する疾患の予防又は治療剤」中の、有効成分(「VEGFR2シグナル制御剤」)の含有量は、剤形によって様々であり、一概に限定できず、各種剤形化が可能な範囲で、投与量との関係で適宜選択すれば良いが、例えば液剤の場合、好ましくは0.0001〜10(w/v%),より好ましくは0.001〜5(w/v%),特に注射剤の場合、好ましくは0.0002〜0.2(w/v%),より好ましくは0.001〜0.1(w/v%),固形剤の場合、好ましくは0.01〜50(w/w%),より好ましくは0.02〜20(w/w%)等として調製できるが、必ずしもこの範囲に限定されるものでは無い。
本発明の「血管新生制御剤」や「VEGFR2シグナル伝達系の異常に起因する疾患の予防又は治療剤」は、上記の成分を用いて、周知の方法で製剤化することができる。
本発明の「血管新生制御剤」や「VEGFR2シグナル伝達系の異常に起因する疾患の予防又は治療剤」は、他の公知の「VEGFR2シグナル制御剤」との合剤として用いることができる。
RSD社 商品番号MAB3571、クローン名: 89115
RSD社 商品番号MAB3572、クローン名: 89106
RELIATECH GMBH社 商品番号102-PA18S
カルビオケム社 商品名SU5614 商品番号572632
カルビオケム社 商品名SU1498 商品番号572888
カルビオケム社 商品名CBO-P11 商品番号676496
カルビオケム社 商品名Je-11 商品番号676494
カルビオケム社 商品名V1 商品番号676495
カルビオケム社 商品名VEGF Receptor 2 kinase inhibitor I 商品番号676480
カルビオケム社 商品名VEGF Receptor 2 kinase inhibitor II 商品番号676485
カルビオケム社 商品名VEGF Receptor 2 kinase inhibitor III 商品番号676487
カルビオケム社 商品名InSolution VEGF Receptor 2 kinase inhibitor III 商品番号676498
カルビオケム社 商品名VEGF Receptor 2 kinase inhibitor IV 商品番号676489
カルビオケム社 商品名VEGF Receptor 2/3 Tyrosin kinase inhibitor I 商品番号676499
カルビオケム社 商品名VEGF Receptor Tyrosin kinase inhibitor II 商品番号676481
カルビオケム社 商品名VEGF Receptor Tyrosin kinase inhibitor III 商品番号676482
カルビオケム社 商品名VEGF Receptor Tyrosin kinase inhibitor IV 商品番号676483
カルビオケム社 商品名SU1498 商品番号572888
本発明の「血管新生制御剤」や「VEGFR2シグナル伝達系の異常に起因する疾患の予防又は治療剤」の投与経路としては、全身投与と局所投与があり、いずれでも良く、具体的には、経口投与,静注等の静脈投与,筋注等の筋肉内投与, 経皮投与,経鼻投与,皮内投与,皮下投与,腹腔内投与,直腸内投与,粘膜投与,吸入,関節腔内投与等が挙げられ、治療目的の疾患,症状等に応じて、適宜選択することができる。
本発明の「血管新生制御剤」や「VEGFR2シグナル伝達系の異常に起因する疾患の予防又は治療剤」が、siRNA等を含む遺伝子治療剤の形態を取っている場合には、例えば、プラスミドを用いる場合、発現プラスミドを直接筋肉内に投与する方法(DNAワクチン法), リポソーム法, リポフェクチン法, マイクロインジェクション法, リン酸カルシウム法, エレクトロポレーション法等が挙げられ、特にDNAワクチン法, リポソーム法が好ましい。
ウイルスの中では、レトロウイルス,アデノウイルス,アデノ関連ウイルス,ワクシニアウイルス等が好ましく、特に感染効率が高いアデノウイルスが好ましい。
「in vivo法」は費用や手間が少なく、簡便である点で好ましく、「ex vivo法」は、遺伝子の細胞内への導入効率が良いという点で好ましい。
本発明の「血管新生制御剤」や「VEGFR2シグナル伝達系の異常に起因する疾患の予防又は治療剤」の投与量は、投与経路,症状,年齢,体重,制御剤や予防又は治療剤の形態等によって異なるが、例えば、「制御剤」や「予防又は治療剤」中の有効成分の量が、処置を必要としている対象体重1kg当たり好ましくは0.005〜500mg,より好ましくは、0.1〜100mg,但し、成人に対して1日あたり、下限として好ましくは0.01mg(より好ましくは0.1mg),上限として、好ましくは20g(より好ましくは2000mg,更に好ましくは500mg,特に好ましくは100mg)となるように、1回又は数回に分けて、症状に応じて投与することが望ましい。
本発明の「血管新生制御剤」や「VEGFR2シグナル伝達系の異常に起因する疾患の予防又は治療剤」の、適用対象となる疾患としては、例えば以下のようなものが挙げられる。
虚血性心疾患(狭心症,心筋梗塞等),糖尿病性四肢虚血疾患,閉塞性動脈硬化症,褥瘡
癌,糖尿病性網膜症,尋常性乾癬,角膜血管新生,加齢黄斑変性症,血管新生緑内障
BTBD3遺伝子(実施例1),BTBD3(実施例2),SPOP遺伝子(実施例3),SPOP(実施例4)等からなる、「ユビキチンリガーゼ促進剤」を製造する。
BTBD3遺伝子に対するsiRNA分子(実施例5:配列番号3,4),BTBD3抗体(実施例6:配列番号5,6),SPOP遺伝子に対するsiRNA分子(実施例7),又はSPOP抗体(実施例8)からなる、「ユビキチンリガーゼ阻害剤」を製造する。
Control siRNA(Sigma Aldrich製,MISSION siRNA Universal Negative Control,SIC-001-50)およびCUL3 siRNA(配列番号9,10)をトランスフェクションし、72時間EGM-2培地中で培養したHUVECに、mRNA新規合成阻害化合物であるActinomycin Dを培地中に投与した。その後2時間および4時間で細胞を回収し、残存する(A)GAPDH、(B)VEGFR1および(C)VEGFR2 mRNAをそれぞれリアルタイムRT-PCRを用いて定量解析した。
配列番号10:aaUaggaacUcaUacacUctt
(いずれも小文字はRNA,大文字はDNAを表す。)
(A)ヒト臍帯静脈血管内皮細胞 (HUVEC)をControl siRNA(Sigma Aldrich製,MISSION siRNA Universal Negative Control,SIC-001-50), CUL3 siRNA(配列番号9,10)および各BTBドメインタンパク質に対するsiRNAで処理し、EGM-2培地中で、72時間培養を行ったのち、ウェスタンブロッティング法を用いてVEGFR2を検出した結果を図2に示す。
この結果、CUL3のノックダウン時の発現低下を、みごとなまでに再現する物質として、BTBD3及びSPOPが見いだされた。
BTBD3:(配列番号3,4)
SPOP:(配列番号5,6)
(A)HUVECにcontrol siRNA(Sigma Aldrich製,MISSION siRNA Universal Negative Control,SIC-001-50)およびCUL3 siRNA(配列番号9,10)をトラスフェクションし、60時間後にserum starvationを行い、72時間後にVEGF-A(50 ng/ml)(対象実験としてBSA(ウシ血清アルブミン)を添加)を、EBM-2培地からなる培養溶液中に添加した。刺激後10分および30分でそれぞれの細胞を回収し、VEGFR2, Akt, Erkのタンパク質およびこれらのリン酸化タンパク質についてウェスタンブロッティング法を用いて解析した。また同時にVEGFR1およびCUL3についても検出を行った結果を図3に示す。
Claims (3)
- BTBD3又はSPOPあるいはこれらの誘導体遺伝子に対するsiRNA遺伝子からなる群から選択される少なくとも1つ以上を含むことを特徴とする、VEGFR2シグナル制御剤。
- 請求項1記載のVEGFR2シグナル制御剤を含むことを特徴とする、血管新生制御剤。
- 請求項1記載のVEGFR2シグナル制御剤を含むことを特徴とする、VEGFR2シグナル伝達系の異常に起因する疾患の予防又は治療剤。
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