JP6318607B2 - ストレージシステム、サーバ、負荷分散設定方法および制御方法 - Google Patents

ストレージシステム、サーバ、負荷分散設定方法および制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、ストレージシステム、サーバ、負荷分散設定方法および制御方法に関する。
ストレージアーキテクチャの複雑化に伴い、最適な入出力性能を得るために、ストレージに対するアクセスパスを容易に選択する方法が考えられている。
例えば、特許文献1には、各論理ディスクに対する各アクセスパスに対し、I/O(Input/Output)速度の速いアクセスパスの状態をI/O使用状態に変更することにより、効率的なアクセスパスに迅速に切り替えるストレージシステムが記載されている。
また、特許文献2には、メインストレージ装置に対する外部ストレージ装置ごとの最適なコマンド発行パターンの設定を行うストレージシステムが、記載されている。
また、特許文献3には、複数のI/O操作の性能特性をテストすることによって最適なI/O構成を決定することが記載されている。
また、特許文献4には、経路要素別に、外部ストレージシステムに発行されたIOコマンドのレスポンスの時間長を測定することが記載されている。
また、特許文献5には、複数のタスクの移送先の複数のノードの夫々が、自ノードが持つ不可情報に基づいて、負荷の移送先を決定する負荷分散装置が記載されている。
また、特許文献6には、隣り合う計測用パケット相互の伝搬時間の間の相関関係に基づいて、計測用パケットの送出速度と経路の利用可能帯域幅の大小関係からネットワーク経路の利用可能帯域幅を推定するネットワーク通信性能測定方法が記載されている。
特開2012−212295号公報 特開2010−26873号公報 特開2009−163773号公報 特開2007−179156号公報 特許第4265377号公報 特許第3587352号公報
ストレージのストレージ種別には、そのキャッシュ構造に応じて、対称ストレージと非対称ストレージとがある。対称ストレージと非対称ストレージとでは、I/O(Input/Output)処理を行うパスに関して大きな違いがある。その違いを図7および図8を参照して説明する。
まず、図7を参照して対称ストレージの構成について説明する。図7は、対称ストレージの構成の一例を示す図である。図7に示す通り、対称ストレージ71は、コントローラ#71、コントローラ#72および記憶装置711を含んでいる。ここでは、記憶装置711は、複数の物理HDD(Hard Disk Drive)から作成された論理HDDを論理的に複数に分割したLUN(Logical Unit Number)の一つであるとする。以降、LUNを論理ディスクとも呼ぶ。対称ストレージ71には、サーバ72が接続している。サーバ72は、対称ストレージ71の記憶装置711にアクセスするためのアクセスパス(単に、パスとも呼ぶ)を制御する制御ソフトウエアとして機能するパス制御部721を備えている。
対称ストレージ71のコントローラ#71およびコントローラ#72は、記憶装置711を制御する。コントローラ#71およびコントローラ#72は、記憶装置711に接続されている。また、コントローラ#71とコントローラ#72は互いに接続されている。コントローラ#71には、キャッシュ#C71が備えられており、コントローラ#72には、キャッシュ#C72が備えられている。キャッシュ#C71とキャッシュ#C72とは、同期がとられている。そのため、キャッシュ#C71およびキャッシュ#C72にキャッシュされているデータは、同じものとなっている。
対称ストレージ71では、記憶装置711上のある論理ディスクにアクセスするために複数のコントローラのパスから、性能的に等価にI/O処理が行われる。これは、複数のコントローラのそれぞれのキャッシュでデータの同期がとられているため、どのコントローラからのアクセスにおいても、同じデータを参照することが可能となるためである。
図7の対称ストレージ71において、サーバ72が記憶装置711にアクセスするパスは、コントローラ#71を経由するパス1と、コントローラ#72を経由するパス2とがある。サーバ72は、このどちらのパスを利用してI/O処理を行っても同じ性能が得られる。つまり、対称ストレージ71を用いる場合、好適なI/O処理の負荷分散設定は、全てのパスを利用するように設定することである。
次に、図8を参照して、非対称ストレージの構成について説明する。図8は、非対称ストレージの構成の一例を示す図である。
図8に示す通り、非対称ストレージ81は、コントローラ#81、コントローラ#82および記憶装置811を含んでいる。記憶装置811は、図7の記憶装置711と同様であるため、説明を省略する。非対称ストレージ81には、サーバ82が接続している。サーバ82は、非対称ストレージ81の記憶装置811にアクセスするためのアクセスパスを制御する制御ソフトウエアとして機能するパス制御部821を備えている。
非対称ストレージ81のコントローラ#81およびコントローラ#82は、記憶装置811を制御する。また、コントローラ#81とコントローラ#82とはインターコネクトで接続されている。コントローラ#81には、キャッシュ#C81が備えられており、コントローラ#82には、キャッシュ#C82が備えられている。キャッシュ#C81と、キャッシュ#C82とは、対称ストレージ71と異なり、同期がとられていない。
非対称ストレージ81では、各論理ディスクは、コントローラにそれぞれ備えられたキャッシュの何れかに紐付けられている。各キャッシュは、同期がとられていないため、どのコントローラを経由してI/O処理を行うかにより、性能が異なる。
図8に示す記憶装置811(論理ディスク)は、コントローラ#81のキャッシュ#C81に紐付けられている。そのため、I/O処理の際に利用されるキャッシュは、コントローラ#81のキャッシュ#C81となり、コントローラ#82のキャッシュ#C82は利用されない。図8に示す通り、パス1は、コントローラ#81を経由して記憶装置811にアクセスするパスである。また、パス2は、コントローラ#82からインターコネクトを経由して記憶装置811にアクセスするパスである。そのため、コントローラ#81を用いるパス1を利用したI/O処理の方が、パス2を利用したI/O処理に比べ、性能が良くなる。また、パス1を利用したI/O処理とパス2を利用したI/O処理とでは、処理時間に有意な差が発生する。したがって、非対称ストレージ81を用いる場合、好適なI/O処理の負荷分散設定は、図8においては、パス1を利用するように設定することである。
現在は、キャッシュの負荷を低減させることでストレージ全体の性能向上を図る傾向にあり、非対称ストレージが増えてきている。このため、サーバが、どのパス(どのコントローラ)を経由してI/O処理を行うのかを制御することが性能面で重要な点となっている。したがって、最適な性能が引き出せるパスを使ってI/O処理の負荷分散設定を行うことが必要となる。
キャッシュ方式はストレージのベンダーやストレージの種別に応じて異なる。そのため、最適なI/O処理の負荷分散設定を行うには、それぞれのストレージのキャッシュ構造や、論理ディスクがどのキャッシュと紐付いているかを示すディスク配置などの情報を考慮する必要がある。
しかしながら、特許文献1〜6の技術では、ストレージのキャッシュ構造やディスク配置などのアーキテクチャに関して考慮されていない。
また、ストレージのアーキテクチャを考慮して、最適なI/O性能を引き出すために、サーバ側にストレージのキャッシュ構造やディスク配置などのアーキテクチャの情報を取得する仕組みを実装しなければならなかった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、より簡単な構成で、好適なI/O処理の負荷分散設定を行うストレージシステムを実現することにある。
本発明の一態様に係るストレージシステムは、ストレージ装置と、冗長化された複数の論理パスを介して、前記ストレージ装置内の1または複数の論理ディスクにアクセスするサーバとを備え、前記サーバは、前記論理ディスク毎に、前記論理ディスクのI/O処理の処理時間を前記論理パス毎に測定する測定手段と、前記論理パス間において、前記測定手段が測定した前記処理時間に有意な差があるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づいて、前記I/O処理の処理時間を測定した論理ディスクに対し、I/O処理を行う論理パスの設定を行う設定手段と、を備える。
本発明の一態様に係るサーバは、冗長化された複数の論理パスを介してストレージ装置内の1または複数の論理ディスクにアクセスするサーバであって、前記論理ディスク毎に、前記論理ディスクのI/O処理の処理時間を前記論理パス毎に測定する測定手段と、前記論理パス間において、前記測定手段が測定した前記処理時間に有意な差があるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づいて、前記I/O処理の処理時間を測定した論理ディスクに対し、I/O処理を行う論理パスの設定を行う設定手段と、を備える。
本発明の一態様に係るストレージシステムの負荷分散設定方法は、ストレージ装置と、冗長化された複数の論理パスを介して、前記ストレージ装置内の1または複数の論理ディスクにアクセスするサーバとを備えたストレージシステムの負荷分散設定方法であって、前記サーバが、前記論理ディスク毎に、前記論理ディスクのI/O処理の処理時間を前記論理パス毎に測定し、前記論理パス間において、前記測定した前記処理時間に有意な差があるか否かを判定し、判定結果に基づいて、前記I/O処理の処理時間を測定した論理ディスクに対し、I/O処理を行う論理パスの設定を行う。
本発明の一態様に係るサーバの制御方法は、冗長化された複数の論理パスを介してストレージ装置内の1または複数の論理ディスクにアクセスするサーバの制御方法であって、前記論理ディスク毎に、前記論理ディスクのI/O処理の処理時間を前記論理パス毎に測定し、前記論理パス間において、前記測定した前記処理時間に有意な差があるか否かを判定し、判定結果に基づいて、前記I/O処理の処理時間を測定した論理ディスクに対し、I/O処理を行う論理パスの設定を行う。
本発明によれば、より簡単な構成で、好適なI/O処理の負荷分散設定を行うことができる。
第1の実施の形態に係るストレージシステムの構成の一例を示す図である。 第1の実施の形態に係るストレージシステムにおけるサーバの機能構成の一例を示す機能ブロック図である。 第1の実施の形態に係るストレージシステムにおけるサーバの負荷分散設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係るストレージシステムの構成の一例を示す図である。 第2の実施の形態に係るストレージシステムにおけるサーバの機能構成の一例を示す機能ブロック図である。 本発明の各実施形態に係るストレージシステムを実現可能なサーバのハードウエア構成の一例を示す図である。 対象ストレージの構成の一例を説明するための図である。 非対称ストレージの構成の一例を説明するための図である。
<第1の実施の形態>
本発明の一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係るストレージシステム1の構成を示す図である。図1に示す通り、本実施の形態に係るストレージシステム1は、サーバ10A、サーバ10B、スイッチ20A、スイッチ20B、ストレージ装置30Aおよびストレージ装置30Bを備えている。なお、本実施の形態では、サーバの数、スイッチの数、ストレージ装置の数は、夫々、2つであることを例に説明を行うが、これらの数は一例に過ぎず、これに限定されるものではない。
なお、本実施の形態においては、サーバ10Aおよびサーバ10Bをまとめてサーバ10と呼ぶ。同様に、スイッチ20Aおよびスイッチ20Bをまとめてスイッチ20と呼び、ストレージ装置30Aおよびストレージ装置30Bをまとめてストレージ装置30と呼ぶ。
サーバ10Aおよびサーバ10Bには、少なくとも1つのパス制御SW(SoftWare)が搭載されている。パス制御SWは、ストレージ装置30A内の記憶装置31Aおよび/またはストレージ装置30B内の記憶装置31Bにアクセスするためのアクセスパス(以降、論理パスと呼ぶ)を制御する。図1では、1つのパス制御SWが搭載されている構成を例に説明を行うが、複数のパス制御SWを同一サーバ上に載せることも可能である。
サーバ10Aおよびサーバ10Bは、スイッチ20Aおよびスイッチ20Bに、物理的に接続されている。また、スイッチ20Aおよびスイッチ20Bは、ストレージ装置30Aおよびストレージ装置30Bの夫々に備えられたコントローラに対し、冗長化して接続している。
一般的に、複数のサーバ10とストレージ装置30との間でパスの冗長化を行う場合、スイッチ20が利用される。そのため、図1では、サーバ10とストレージ装置30との間にスイッチ20が含まれる構成を例に説明を行うが、サーバ10とストレージ装置30とは直接接続される構成であってもよい。
ストレージ装置30Aは、コントローラ#A1、コントローラ#A2および記憶装置31Aを含んでいる。同様にストレージ装置30Bは、コントローラ#B1、コントローラ#B2および記憶装置31Bを含んでいる。
ストレージ装置30Aのコントローラ#A1およびコントローラ#A2は、記憶装置31Aを制御する。また、コントローラ#A1には、キャッシュ#AC1が備えられており、コントローラ#A2には、キャッシュ#AC2が備えられている。
同様に、ストレージ装置30Bのコントローラ#B1およびコントローラ#B2は、記憶装置31Bを制御する。また、コントローラ#B1には、キャッシュ#BC1が備えられており、コントローラ#B2には、キャッシュ#BC2が備えられている。
一般的に、ストレージ装置は、2つまたはそれ以上のコントローラを有する。また、一般的に、各コントローラは、1つのキャッシュを有する。そのため、図1においては、各ストレージ装置が、1つのキャッシュを有するコントローラを2つ備える構成を示しているが、本発明はこれに限定されるものではない。
また、図1に示す通り、コントローラ間(コントローラ#A1およびコントローラ#A2の間、並びに、コントローラ#B1およびコントローラ#B2の間)は、通信可能なインタフェースで接続されている。また、ストレージ装置間(ストレージ装置30Aおよびストレージ装置30Bの間)は、通信可能なインタフェースで接続されている。
各コントローラは、夫々、他の装置に接続するための2つのポートを有している。なお、各コントローラが有するポートの数はこれに限定されるものではない。
記憶装置31Aおよび記憶装置31Bは、複数の物理HDD(Hard Disk Drive)から作成された論理HDDを論理的に複数に分割した複数のLUN(Logical Unit Number)によって構成されている。以降、LUNを論理ディスクとも呼ぶ。図1に示す通り、本実施の形態においては、記憶装置31Aおよび記憶装置31Bは、夫々、N個のLUN(LUN#1〜LUN#N)を含んでいる構成であるとする。なお、LUNの数は1以上であればよい。また、記憶装置31Aと記憶装置31BとのLUNの数は、同じ数であることを例に説明を行うが、異なる数であってもよい。
本実施の形態においては、記憶装置31Aに含まれるN個のLUNは、夫々、キャッシュ#AC1および/またはキャッシュ#AC2に紐付いているとする。同様に、記憶装置31Bに含まれるN個のLUNは、夫々、キャッシュ#BC1および/またはキャッシュ#BC2に紐付いているとする。
また、本実施の形態においては、図1の破線で示す通り、各LUNは、ストレージ装置をまたがったRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)構成となっている場合でも適用可能である。
なお、図1において、サーバ10とスイッチ20との間の通信に用いられるインタフェースおよびプロトコルは、特に限定されない。同様に、スイッチ20とストレージ装置30との間およびストレージ装置間のインタフェースおよびプロトコルは特に限定されない。
(サーバ10の機能構成)
次に、図2を参照して、本実施の形態に係るストレージシステム1のサーバ10の機能構成について説明を行う。図2は、本実施の形態に係るストレージシステム1におけるサーバ10の機能構成を示す機能ブロック図である。なお、図2のサーバ10の機能構成は、サーバ10Aおよびサーバ10Bの両方の機能構成である。
図2に示す通り、サーバ10は、測定部11、管理部13、判定部14および設定部15を備える。測定部11、管理部13、判定部14および設定部15は上述したパス制御SWとして機能する。
測定部11は、各論理ディスクのI/O処理の処理時間を論理パス毎に測定する手段である。測定部11は、書込み部111と、読出し部112とを含んでいる。
書込み部111は、複数の論理ディスク(LUN#1〜#N)に、データを書き込む手段である。具体的には、書込み部111は、複数の論理ディスクのうちの、ある論理ディスクの所定の領域に、I/O処理の処理時間を計測するときに使用するテストデータを書き込む。テストデータを書き込む所定の領域は、例えば、各論理ディスクにおいて、同じ位置であることが好ましい。また、上記所定の領域は、例えば、各論理ディスクの最後のブロックなど、論理ディスクごとに、シーケンシャルに空いている領域であることが好ましい。これにより、異なる領域に書き込むことによるI/O処理の処理性能の差を少なくすることができる。以降、各論理ディスクにおけるテストデータを書き込む所定の領域を特定領域と呼ぶ。
また、書込み部111は、テストデータの書込みI/O処理の処理時間(書込み処理時間)を測定するために、管理部13が管理している論理パスに関する情報を参照し、論理パス毎に、論理ディスクの特定領域に対して、テストデータの書込みを行う。そして、書込み部111は、テストデータの書込み処理時間を測定する。なお、書込み部111は、1つの論理パスに対し書込みI/O処理を所定回数行い、例えば、書込み処理時間の平均値を取るなどの統計的手法を用いて、上記論理パスの平均書込み処理時間を、論理パス毎に算出することが好ましい。なお、書込み処理時間を算出する統計的手法の例として、書込み処理時間の平均値を取ることを例に説明を行ったが、本発明はこれに限定されず、そのほかの手法を用いて、書込み処理時間を算出してもよい。
書込み部111は、算出した書込み処理時間を判定部14に供給する。
読出し部112は、管理部13が管理している論理パスに関する情報を参照し、論理パス毎に、書込み部111が書き込んだテストデータの読出しを行う。そして、読出し部112は、上記テストデータの読出しI/O処理の処理時間(読出し処理時間)を測定する。なお、読出し部112は、1つの論理パスに対し読出しI/O処理を所定回数行い、例えば、読出し処理時間の平均値を取るなどの統計的手法を用いて、上記論理パスの平均読出し処理時間を、論理パス毎に算出することが好ましい。なお、読出し処理時間を算出する統計的手法の例として、読出し処理時間の平均値を取ることを例に説明を行ったが、本発明はこれに限定されず、そのほかの手法を用いて、読出し処理時間を算出してもよい。
読出し部112は、算出した読出し処理時間を、判定部14に供給する。
管理部13は、サーバ10から各論理ディスクにアクセスするための論理パスを示す情報を管理する。管理部13が管理する論理パスに関する情報は、管理部13内に記憶されてもよいし、管理部13とは別個の記憶部材に記憶されてもよい。
判定部14は、書込み部111から論理パス毎の書込み処理時間を受け取る。また判定部14は、読出し部112から論理パス毎の読出し処理時間を受け取る。判定部14は、論理パス毎の読出しI/Oの読出し処理時間が論理パス間において、有意な差があるか否かを、統計的手法を用いて判定する。また、判定部14は、論理パス毎の書込みI/Oの書込み処理時間が論理パス間において、有意な差があるか否かを、統計的手法を用いて判定する。
判定部14は、全ての論理パス間における読出し処理時間に有意な差がなく、書込み処理時間に有意な差がない場合、テストデータの書込みおよび読込みを行った論理ディスクのストレージ種別が対称ストレージであると推定する。
また、読出し処理時間および/または書込み処理時間が論理パス間において、有意な差があるという判定結果の場合、判定部14は、他の論理パスとの間に有意な差がある論理パスの読出し処理時間および書込み処理時間を確認する。上記論理パスの読出し処理時間が他の論理パスより短く、且つ、上記論理パスの書込み処理時間が他の論理パスより長い場合、またはその逆の状態の場合、判定部14は、論理ディスクのストレージ種別が対称ストレージでも非対称ストレージでもないと推定する。以降、読出し処理時間が所定の時間より短い(読出しI/O処理が速い)場合を、読出しI/O処理の性能が良いともいう。また、書込み処理時間が所定の時間より短い(書込みI/O処理が速い)場合を、書込みI/O処理の性能が良いともいう。
論理ディスクが、非対称ストレージの場合、一般的には、他の論理パスにおける読出しおよび書込みの処理時間より読出しおよび書込みの処理時間が短くなる論理パスが存在する。しかしながら、サーバとコントローラとの間に、別の装置が設定されている場合は、この限りではない可能性が高い。したがって、読出し処理時間および書込み処理時間からでは、テストデータの読出しおよび書込みを行った論理ディスクが対称ストレージか否かを確認できない。したがって、判定部14は、上記の状態の場合、論理ディスクのストレージ種別が対称ストレージでも非対称ストレージでもないと推定する。
また、判定部14は、読出し処理時間および書込み処理時間の一方に有意な差がある、または、読出し処理時間および書込み処理時間の両方に有意な差があるが、上記状態ではない場合、論理ディスクのストレージ種別が、非対称ストレージであると推定する。つまり、特定の論理パスにおいて、(1)読出しI/O処理および書込みI/O処理の性能が良い、(2)読出しI/O処理の性能が良く、書込み処理時間に有意な差がない(3)書込みI/O処理の性能が良く、読出し処理時間に有意な差がない場合、判定部14は、論理ディスクのストレージ種別が非対称ストレージと推定する。
そして、判定部14は、論理ディスクごとに、論理ディスクのストレージ種別の推定結果を設定部15に供給する。なお、判定部14は、論理ディスクのストレージ種別が非対称ストレージであると推定した場合、推定結果と共に、読出しI/O処理および/または書込みI/O処理の性能が良い特定の論理パスを示す情報を設定部15に供給する。なお、上記特定の論理パスは1つであってもよいし、複数であってもよい。
設定部15は、判定部14から論理ディスクのストレージ種別の推定結果に基づいて、上記論理ディスクに対する負荷分散設定を行う。具体的には、設定部15は、ストレージ種別が、対称ストレージの場合、または、対称ストレージでも非対称ストレージでもない場合、論理ディスクに対し、全ての論理パスを利用して、I/O処理を行うよう設定する。また、設定部15は、ストレージ種別が非対称ストレージである場合、判定部14から判定結果と共に供給された情報が示す、I/O処理の性能が良い特定の論理パスを利用して、I/O処理を行うように設定する。
(サーバ10の動作)
次に、図3を参照して、本実施の形態に係るストレージシステム1のサーバ10の動作について説明する。図3は、本実施の形態に係るストレージシステム1のサーバ10において、論理ディスクに対する負荷分散設定の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
ここでは、説明の便宜上、複数の論理ディスクのうち、ストレージ装置30Aの記憶装置31AのLUN#1にテストデータが書き込まれる場合を例に説明を行う。
ステップS1:書込み部111が、LUN#1の特定領域にテストデータを書き込む。
ステップS2:読出し部112が、管理部13が管理しているLUN#1に対する論理パス毎に、書込み部111がステップS1で書き込んだテストデータの読出しを行い、当該テストデータの読出し処理時間を測定する。この時、1つの論理パスに対して読出しI/O処理を所定回数行い、統計的手法を用いて、読出し処理時間を算出する処理を、論理パス毎に行うことが好ましい。
ステップS3:書込み部111が、管理部13が管理している論理パス毎に、LUN#1の特定領域に対して、テストデータの書込みを行い、当該テストデータの書込み処理時間を測定する。なお、ステップS3で用いるテストデータは、ステップS1で用いたテストデータと同じものであってもよいし、異なるものであってもよい。また、テストデータを書込む特定領域は、ステップS1でテストデータを書き込んだ特定領域と同じ領域であってもよいし、異なる領域であってもよい。また、ステップS2と同様に、1つの論理パスに対して書込みI/O処理を所定回数行い、統計的手法を用いて、書込み処理時間を算出する処理を、論理パス毎に行うことが好ましい。
なお、ステップS3は、ステップS1の前に行われてもよい。また、ステップS3がステップS1より前に行われる場合、ステップS3で書き込まれたテストデータを用いて、読出し処理時間の測定(ステップS2)が行われてもよい。
ステップS4:判定部14が、論理パス毎の読出しI/Oの読出し処理時間に有意な差があるか否かを、統計的手法を用いて判定する。また、判定部14が、論理パス毎の書込みI/Oの書込み処理時間に有意な差があるか否かを、統計的手法を用いて判定する。全ての論理パス間における読出し処理時間に有意な差がなく、且つ、書込み処理時間に有意な差がない場合(NOの場合)、ステップS5に進む。読出し処理時間および書込み処理時間の少なくとも一方に有意な差がある場合(YESの場合)、ステップS6に進む。
ステップS5:設定部15が、LUN#1に対し、全ての論理パスを利用して、I/O処理を行うよう設定し、負荷分散設定処理を終了する。これにより、I/O処理の負荷分散設定が行われる。
ステップS6:判定部14が、他の論理パスとの間に有意な差がある論理パスの読出し処理時間および書込み処理時間を確認する。そして、上記論理パスの読出し処理時間が他の論理パスより短く、且つ、上記論理パスの書込み処理時間が他の論理パスより長い場合、またはその逆の状態の場合(YESの場合)、ステップS5に進む。そして、ステップS5において、設定部15がLUN#1に対し、全てのパスを利用して、I/O処理を行うよう設定する。その他の場合(NOの場合)、ステップS7に進む。
ステップS7:設定部15が、LUN#1に対し、読出しI/O処理および/または書込みI/O処理の性能が他の論理パスより良好な特定の論理パスを利用して、I/O処理を行うよう設定し、負荷分散設定処理を終了する。これにより、I/O処理の負荷分散設定が行われる。
サーバ10は、上記ステップS1〜S7の処理をすべての論理ディスクに対して行う。
なお、上記処理は、サーバ10および処理の対象となる論理ディスクを管理するストレージ装置30に負荷がかかっていないことが好ましい。なぜならば、I/O処理の処理時間の測定により対称/非対称のストレージかを推定するため、I/Oの応答時間がそれらの負荷(外乱)の影響を受けて乱れる可能性があるためである。
(効果)
本実施の形態に係るストレージシステム1によれば、より簡単な構成で、好適なI/O処理の負荷分散設定を行うことができる。
なぜならば、冗長化された複数の論理パスを介して、ストレージ装置30内の論理ディスクにアクセスするサーバ10の測定部11が論理ディスク毎に、論理ディスクのI/O処理の処理時間を論理パス毎に測定し、判定部14が論理パス間の処理時間に有意な差があるか否かを判定し、設定部15が判定結果に基づいて、処理時間を測定した論理ディスクに対し、I/O処理を行う論理パスの設定を行うからである。
論理ディスクのストレージ種別が対称ストレージである場合、論理パス間のI/O処理の処理時間は有意な差がない。一方、論理ディスクのストレージ種別が非対称ストレージである場合、論理パス間のI/O処理の処理時間は、有意な差がある。
従って、設定部15が、論理パス間の処理時間に有意な差があるか否かに基づいて、論理パスの設定を行うことにより、上記処理時間に有意な差がある論理ディスクと、有意な差がない論理ディスクとで異なる論理パスを設定することができる。これにより、ストレージシステム1は、好適にI/O処理の負荷分散設定を行うことができる。
また、判定部14は、I/O処理の処理時間によって、論理ディスクのストレージ種別を推定する。つまり、判定部14は、論理ディスクがどのキャッシュを用いているのかを推定することができる。
これにより、サーバ10は、ストレージ30から最適なI/O性能が得られる論理パスを設定するために必要な、論理ディスクのキャッシュ構造やディスク配置などのアーキテクチャの情報を受け取ることなく、論理ディスクに対し、最適な論理パスを利用した負荷分散の設定が可能となる。
したがって、サーバ10は、ストレージ装置30内の論理ディスクのストレージ種別が対称ストレージまたは非対称ストレージのいずれの構造をもつストレージであっても、アーキテクチャの情報のやり取りを行う仕組みを実装することなく、最適なI/O性能を得ることが可能となる。
また、サーバ10がストレージ装置30の固有の情報を取得する必要がないため、マルチベンダなストレージ環境での適用が可能である。つまり、サーバ10は論理ディスクの種別に応じて別々にパス制御SWを用意する必要がない。また、サーバ10は、1つのパス制御SWですべてのストレージ装置内の論理ディスクに対し、最適なI/O負荷分散の設定が可能となる。
また、本実施の形態に係るストレージシステム1によれば、サーバ10側からストレージ装置30内の論理ディスクの構造が見えない状態になっても、最適なパスを利用してI/Oの負荷分散を行うことができる。なぜなら、サーバ10がストレージ装置30と情報のやり取りを行うことなく、上述のように管理対象となる論理ディスクが対称ストレージか非対称なストレージかを推定するからである。
また、判定部14が、論理ディスクのストレージ種別が対称ストレージと推定した場合、設定部15は、当該論理ディスクに対し、全ての論理パスを利用してI/O処理を行うように、論理パスの設定を行う。対称ストレージの場合、論理ディスクにアクセスするための複数の論理パスの何れを用いても性能的に等価にI/O処理が行われる。よって、設定部15が上述のように設定することにより、サーバ10は、対称ストレージと推定された論理ディスクに対し、全ての論理パスを用いてI/O処理を行うことができる。これにより、ストレージシステム1は、より、好適にI/O処理の負荷分散設定を行うことができる。
また、判定部14が、論理ディスクのストレージ種別が非対称ストレージと推定した場合、設定部15は、I/O処理の性能が他の論理パスより良好な論理パスを利用してI/O処理を行うように、論理パスの設定を行う。非対称ストレージの場合、論理ディスクにアクセスするための複数の論理パス毎にI/O処理の性能が異なる。よって、設定部15が上述のように設定することにより、サーバ10は、I/O処理の性能が良好な論理パスを用いて、I/O処理を行うことができる。すなわち、サーバ10がI/O処理の性能が悪い論理パスを用いてI/O処理を行わない。これにより、ストレージシステム1は、より好適にI/O処理の負荷分散設定を行うことができる。
(変形例)
上記の第1の実施の形態においては、読出しI/O処理と、書込みI/O処理とを、同じ論理パスを利用して負荷分散設定を行うことを例に説明を行ったが、本発明はこれに限定されない。読出しI/O処理を行う論理パスと、書込みI/O処理を行う論理パスとは、異なっていてもよい。
ある論理ディスク(例えば、LUN#1)に対し、論理パス間で、読出しI/O処理の処理時間に有意な差がなく、書込みI/O処理の処理時間に有意な差がある場合を考える。この場合、サーバ10の設定部15は、実データI/O処理において、読出しI/O処理については、全ての論理パスを利用するよう設定し、書込みI/O処理については、性能の良いパスを利用するよう設定する。
この場合、設定部15は、I/O処理の種別が読出しI/O処理なのか、書込みI/O処理なのかを判別して、上記論理パス設定を行う。
このように、読出しI/O処理と書込みI/O処理との夫々の場合で利用する論理パスを設定することにより、ストレージシステム1は、上述した第1の実施の形態に係る効果に加え、パスリソースを余すことなく利用することができる。
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明の便宜上、前述した第1の実施の形態で説明した図面に含まれる部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
まず、図4を参照して、本実施の形態に係るストレージシステム2の構成について説明する。図4は、本実施の形態に係るストレージシステム2の構成を示す図である。図4に示す通り、本実施の形態に係るストレージシステム2は、サーバ10と、ストレージ装置30とを備えている。
サーバ10には、少なくとも1つのパス制御SWが搭載されている。パス制御SWは、ストレージ装置30内の記憶装置31にアクセスするための論理パスを制御する。
サーバ10は、ストレージ装置30に備えられたコントローラ#A1を介して、記憶装置31のLUNに対し、冗長化して接続している。
ストレージ装置30は、コントローラ#A1、コントローラ#A2および記憶装置31を備えている。ストレージ装置30のコントローラ#A1およびコントローラ#A2は、記憶装置31を制御する。また、コントローラ#A1には、キャッシュ#AC1が備えられており、コントローラ#A2には、キャッシュ#AC2が備えられている。
また、コントローラ間(コントローラ#A1およびコントローラ#A2の間)は、通信可能なインタフェースで接続されている。
記憶装置31は、複数の物理HDDから作成された論理HDDを論理的に複数に分割した1または複数のLUNによって構成されている。図4では1つのLUNを示しているが、本発明はこれに限定されるものではない。記憶装置31に含まれるLUN#1は、キャッシュ#AC1および/またはキャッシュ#AC2に紐付いている。
次に、図5を参照して、本実施の形態に係るストレージシステム2のサーバ10の機能構成について説明を行う。図5は、本実施の形態に係るストレージシステム2におけるサーバ10の機能構成を示す機能ブロック図である。
図5に示す通り、サーバ10は、測定部11、判定部14および設定部15を備える。測定部11、判定部14および設定部15は上述したパス制御SWとして機能する。
測定部11は、第1の実施の形態における測定部11に相当する。測定部11は、論理ディスク毎に、論理ディスクのI/O処理の処理時間を論理パス毎に測定する。測定部11は、測定した処理時間を判定部14に供給する。
判定部14は、第1の実施の形態における判定部14に相当する。判定部14は、測定部11が測定した論理パス間の処理時間に、有意な差があるか否かを判定する。判定部14は、判定した結果を設定部15に供給する。
設定部15は、第1の実施の形態における設定部15に相当する。設定部15は、判定部14の判定結果に基づいて、I/O処理の処理時間を測定した論理ディスク(図5においてはLUN#1)に対し、I/O処理を行う論理パスの設定を行う。
例えば、判定部14が、論理パス間の処理時間に有意な差がないと判定したとき、設定部15は、LUN#1に対し、全ての論理パスを用いてI/O処理を行うよう、論理パスの設定を行う。
また、判定部14が、論理パス間の処理時間に有意な差があると判定したとき、設定部15は、LUN#1に対し、I/O処理の性能が他の論理パスより良好な論理パスを利用してI/O処理を行うように、論理パスの設定を行う。
(効果)
本実施の形態に係るストレージシステム2によれば、より簡単な構成で、好適なI/O処理の負荷分散設定を行うことができる。
なぜならば、冗長化された複数の論理パスを介して、ストレージ装置30内の論理ディスクにアクセスするサーバ10の測定部11が論理ディスク毎に、論理ディスクのI/O処理の処理時間を論理パス毎に測定し、判定部14が論理パス間の処理時間に有意な差があるか否かを判定し、設定部15が判定結果に基づいて、処理時間を測定した論理ディスクに対し、I/O処理を行う論理パスの設定を行うからである。
論理ディスクのストレージ種別が対称ストレージである場合、論理パス間のI/O処理の処理時間は有意な差がない。一方、論理ディスクのストレージ種別が非対称ストレージである場合、論理パス間のI/O処理の処理時間は、有意な差がある。
従って、設定部15が、論理パス間の処理時間に有意な差があるか否かに基づいて、論理パスの設定を行うことにより、上記処理時間に有意な差がある論理ディスクと、有意な差がない論理ディスクとで異なる論理パスを設定することができる。これにより、ストレージシステム2は、好適にI/O処理の負荷分散設定を行うことができる。
(ハードウエア構成について)
なお、図2および図5に示したサーバの各部は、図6に例示するハードウエア資源において実現される。すなわち、図6に示す構成は、RAM(Random Access Memory)101、ROM(Read Only Memory)102、通信インタフェース103、記憶媒体104およびCPU105を備える。CPU105は、ROM102または記憶媒体104に記憶された各種ソフトウエアプログラム(コンピュータプログラム)を、RAM101に読み出して実行することにより、コンパイラおよびジョブスケジューラの全体的な動作を司る。すなわち、上記各実施形態において、CPU105は、ROM102または記憶媒体104を適宜参照しながら、コンパイラおよびジョブスケジューラが備える各機能(各部)を実行するソフトウエアプログラムを実行する。
また、上述した各実施形態では、図2および図5に示したサーバにおける各ブロックに示す機能を、図6に示すCPU105が実行する一例として、ソフトウエアプログラムによって実現する場合について説明した。しかしながら、図2および図5に示した各ブロックに示す機能は、一部または全部を、ハードウエアとして実現してもよい。
また、各実施形態を例に説明した本発明は、コンパイラおよびジョブスケジューラに対して、上記説明した機能を実現可能なコンピュータプログラムを供給した後、そのコンピュータプログラムを、CPU105がRAM101に読み出して実行することによって達成される。
また、係る供給されたコンピュータプログラムは、読み書き可能なメモリ(一時記憶媒体)またはハードディスク装置等のコンピュータ読み取り可能な記憶デバイスに格納すればよい。そして、このような場合において、本発明は、係るコンピュータプログラムを表すコード或いは係るコンピュータプログラムを格納した記憶媒体によって構成されると捉えることができる。
なお、上述した各実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であり、上記各実施の形態にのみ本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において当業者が上記各実施の形態の修正や代用を行い、種々の変更を施した形態を構築することが可能である。
本発明は、サーバ上のパス制御SWからみたとき、サーバと接続されたあるストレージ装置と物理的に冗長化されたパスで接続され、かつ、そのストレージ装置で管理されている論理ディスクと論理的に冗長化されたパスで接続された環境で好適に適用可能である。
上記の実施の形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)ストレージ装置と、冗長化された複数の論理パスを介して、前記ストレージ装置内の1または複数の論理ディスクにアクセスするサーバとを備え、前記サーバは、前記論理ディスク毎に、前記論理ディスクのI/O処理の処理時間を前記論理パス毎に測定する測定手段と、前記論理パス間において、前記測定手段が測定した前記処理時間に有意な差があるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づいて、前記I/O処理の処理時間を測定した論理ディスクに対し、I/O処理を行う論理パスの設定を行う設定手段と、を備えることを特徴とするストレージシステム。
(付記2)前記設定手段は、前記判定手段の判定結果が、前記有意な差がないという結果のとき、前記I/O処理の処理時間を測定した論理ディスクに対し、全ての論理パスを利用してI/O処理を行うように、論理パスの設定を行う、ことを特徴とする、付記1に記載のストレージシステム。
(付記3)前記設定手段は、前記判定手段の判定結果が、前記有意な差があるという結果のとき、前記I/O処理の処理時間を測定した論理ディスクに対し、I/O処理の性能が他の論理パスより良好な論理パスを利用してI/O処理を行うように、論理パスの設定を行う、ことを特徴とする、付記1または2に記載のストレージシステム。
(付記4)前記測定手段は、論理ディスク毎に、前記論理ディスクの読出しI/O処理の処理時間と、前記論理ディスクの書込みI/O処理の処理時間とを、前記論理パス毎に測定し、前記判定手段は、前記論理パス間において、前記測定手段が測定した前記読出しI/O処理の処理時間と、前記書込みI/O処理の処理時間とのそれぞれに対し、有意な差があるか否かを判定し、前記設定手段は、前記読出しI/O処理の処理時間に対する判定結果と、前記書込みI/O処理の処理時間に対する判定結果とに基づいて、前記I/O処理の処理時間を測定した論理ディスクに対し、I/O処理を行う論理パスの設定を行う、ことを特徴とする付記1から3の何れかに記載のストレージシステム。
(付記5)前記設定手段は、前記読出しI/O処理の処理時間に対する判定結果および前記書込みI/O処理の処理時間に対する判定結果が、前記有意な差がないという結果のとき、前記I/O処理の処理時間を測定した論理ディスクに対し、全ての論理パスを利用して読出しI/O処理および書込みI/O処理を行うように、論理パスの設定を行う、ことを特徴とする、付記4に記載のストレージシステム。
(付記6)前記判定手段は、前記読出しI/O処理の処理時間に対する判定結果および前記書込みI/O処理の処理時間に対する判定結果の少なくとも一方が、前記有意な差があるという結果のとき、前記読出しI/O処理の処理時間および前記書込みI/O処理の処理時間を確認し、一方の処理時間が他の論理パスより短く、他方の処理時間が他の論理パスより長い論理パスがあるか否かを判定し、前記設定手段は、前記I/O処理の処理時間を測定した論理ディスクに対し、当該論理パスがある場合、全ての論理パスを利用して読出しI/O処理および書込みI/O処理を行うように、論理パスの設定を行い、前記論理パスがない場合、I/O処理の性能が他の論理パスより良好な論理パスを利用して読出しI/O処理および書込みI/O処理を行うように、論理パスの設定を行う、ことを特徴とする、付記4または5に記載のストレージシステム。
(付記7)前記サーバは、前記サーバから各論理ディスクにアクセスするための複数の論理パスを示す情報を、論理ディスクごとに管理する管理手段を更に備え、前記測定手段は、前記論理ディスクのI/O処理の処理時間を、前記論理ディスクに対して、前記管理手段が管理する複数の論理パスの夫々に対して測定する、ことを特徴とする付記1から6の何れかに記載のストレージシステム。
(付記8)前記設定手段は、前記判定手段の判定結果が、前記有意な差がないという結果のとき、前記I/O処理の処理時間を測定した論理ディスクのストレージ種別が、当該論理ディスクにアクセスするための複数の論理パスの何れを用いても性能的に等価にI/O処理が行われる、対称ストレージであると推定する、ことを特徴とする、付記1から7の何れかに記載のストレージシステム。
(付記9)前記設定手段は、前記判定手段の判定結果が、前記有意な差があるという結果のとき、前記I/O処理の処理時間を測定した論理ディスクのストレージ種別が、当該論理ディスクにアクセスするための複数の論理パス毎にI/O処理の性能が異なる非対称ストレージであると推定する、ことを特徴とする、付記1から8の何れかに記載のストレージシステム。
(付記10)冗長化された複数の論理パスを介してストレージ装置内の1または複数の論理ディスクにアクセスするサーバであって、前記論理ディスク毎に、前記論理ディスクのI/O処理の処理時間を前記論理パス毎に測定する測定手段と、前記論理パス間において、前記測定手段が測定した前記処理時間に有意な差があるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づいて、前記I/O処理の処理時間を測定した論理ディスクに対し、I/O処理を行う論理パスの設定を行う設定手段と、を備えることを特徴とするサーバ。
(付記11)前記設定手段は、前記判定手段の判定結果が、前記有意な差がないという結果のとき、前記I/O処理の処理時間を測定した論理ディスクに対し、全ての論理パスを利用してI/O処理を行うように、論理パスの設定を行う、ことを特徴とする、付記10に記載のサーバ。
(付記12)前記設定手段は、前記判定手段の判定結果が、前記有意な差があるという結果のとき、前記I/O処理の処理時間を測定した論理ディスクに対し、I/O処理の性能が他の論理パスより良好な論理パスを利用してI/O処理を行うように、論理パスの設定を行う、ことを特徴とする、付記10または11に記載のサーバ。
(付記13)前記測定手段は、論理ディスク毎に、前記論理ディスクの読出しI/O処理の処理時間と、前記論理ディスクの書込みI/O処理の処理時間とを、前記論理パス毎に測定し、前記判定手段は、前記論理パス間において、前記測定手段が測定した前記読出しI/O処理の処理時間と、前記書込みI/O処理の処理時間とのそれぞれに対し、有意な差があるか否かを判定し、前記設定手段は、前記読出しI/O処理の処理時間に対する判定結果と、前記書込みI/O処理の処理時間に対する判定結果とに基づいて、前記I/O処理の処理時間を測定した論理ディスクに対し、I/O処理を行う論理パスの設定を行う、ことを特徴とする付記10から12の何れかに記載のサーバ。
(付記14)前記設定手段は、前記読出しI/O処理の処理時間に対する判定結果および前記書込みI/O処理の処理時間に対する判定結果が、前記有意な差がないという結果のとき、前記I/O処理の処理時間を測定した論理ディスクに対し、全ての論理パスを利用して読出しI/O処理および書込みI/O処理を行うように、論理パスの設定を行う、ことを特徴とする、付記13に記載のサーバ。
(付記15)前記判定手段は、前記読出しI/O処理の処理時間に対する判定結果および前記書込みI/O処理の処理時間に対する判定結果の少なくとも一方が、前記有意な差があるという結果のとき、前記読出しI/O処理の処理時間および前記書込みI/O処理の処理時間を確認し、一方の処理時間が他の論理パスより短く、他方の処理時間が他の論理パスより長い論理パスがあるか否かを判定し、前記設定手段は、前記I/O処理の処理時間を測定した論理ディスクに対し、当該論理パスがある場合、全ての論理パスを利用して読出しI/O処理および書込みI/O処理を行うように、論理パスの設定を行い、前記論理パスがない場合、I/O処理の性能が他の論理パスより良好な論理パスを利用して読出しI/O処理および書込みI/O処理を行うように、論理パスの設定を行う、ことを特徴とする、付記13または14に記載のサーバ。
(付記16)前記サーバから各論理ディスクにアクセスするための複数の論理パスを示す情報を、論理ディスクごとに管理する管理手段を更に備え、前記測定手段は、前記論理ディスクのI/O処理の処理時間を、前記論理ディスクに対して、前記管理手段が管理する複数の論理パスの夫々に対して測定する、ことを特徴とする付記10から15の何れかに記載のサーバ。
(付記17)前記設定手段は、前記判定手段の判定結果が、前記有意な差がないという結果のとき、前記I/O処理の処理時間を測定した論理ディスクのストレージ種別が、当該論理ディスクにアクセスするための複数の論理パスの何れを用いても性能的に等価にI/O処理が行われる、対称ストレージであると推定する、ことを特徴とする、付記10から16の何れかに記載のサーバ。
(付記18)前記設定手段は、前記判定手段の判定結果が、前記有意な差があるという結果のとき、前記I/O処理の処理時間を測定した論理ディスクのストレージ種別が、当該論理ディスクにアクセスするための複数の論理パス毎にI/O処理の性能が異なる非対称ストレージであると推定する、ことを特徴とする、付記10から17の何れかに記載のサーバ。
(付記19)ストレージ装置と、冗長化された複数の論理パスを介して、前記ストレージ装置内の1または複数の論理ディスクにアクセスするサーバとを備えたストレージシステムの負荷分散設定方法であって、前記サーバが、前記論理ディスク毎に、前記論理ディスクのI/O処理の処理時間を前記論理パス毎に測定し、前記論理パス間において、前記測定した前記処理時間に有意な差があるか否かを判定し、判定結果に基づいて、前記I/O処理の処理時間を測定した論理ディスクに対し、I/O処理を行う論理パスの設定を行う、ことを特徴とする負荷分散設定方法。
(付記20)冗長化された複数の論理パスを介してストレージ装置内の1または複数の論理ディスクにアクセスするサーバの制御方法であって、前記論理ディスク毎に、前記論理ディスクのI/O処理の処理時間を前記論理パス毎に測定し、前記論理パス間において、前記測定した前記処理時間に有意な差があるか否かを判定し、判定結果に基づいて、前記I/O処理の処理時間を測定した論理ディスクに対し、I/O処理を行う論理パスの設定を行う、ことを特徴とする制御方法。
(付記21)冗長化された複数の論理パスを介してストレージ装置内の1または複数の論理ディスクにアクセスするサーバに、前記論理ディスク毎に、前記論理ディスクのI/O処理の処理時間を前記論理パス毎に測定する処理と、前記論理パス間において、前記測定した前記処理時間に有意な差があるか否かを判定する処理と、判定結果に基づいて、前記I/O処理の処理時間を測定した論理ディスクに対し、I/O処理を行う論理パスの設定を行う処理とを実行させることを特徴とするプログラム。
(付記22)付記21に記載のプログラムを記憶する、ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
1 ストレージシステム
10 サーバ
11 測定部
111 書込み部
112 読出し部
13 管理部
14 判定部
15 設定部
20 スイッチ
30 ストレージ装置
31 記憶装置
2 ストレージシステム

Claims (10)

  1. ストレージ装置と、冗長化された複数の論理パスを介して、前記ストレージ装置内の1または複数の論理ディスクにアクセスするサーバとを備え、
    前記サーバは、
    前記論理ディスク毎に、前記論理ディスクのI/O処理の処理時間を前記論理パス毎に測定する測定手段と、
    前記I/O処理の処理時間を測定した論理ディスク毎に、該論理ディスクに接続された論理パス間の処理時間に基づいて、該論理ディスクのストレージ種別を推定する判定手段と、
    前記判定手段の推定結果に基づいて、前記ストレージ種別が推定された前記論理ディスクに対し、I/O処理を行う論理パスの設定を行う設定手段と、を備え、
    前記ストレージ種別は、前記論理ディスクが、該論理ディスクに接続された複数の論理パスのI/O処理性能が何れも等価である対称ストレージであるか、又は、該論理ディスクに接続された複数の論理パスのI/O処理性能が異なる非対称ストレージであるかのいずれかを示す、ことを特徴とするストレージシステム。
  2. 前記設定手段は、前記判定手段によって推定された前記ストレージ種別が前記対称ストレージである前記論理ディスクに対し、全ての論理パスを利用してI/O処理を行うように、論理パスの設定を行う、ことを特徴とする、請求項1に記載のストレージシステム。
  3. 前記設定手段は、前記判定手段によって推定された前記ストレージ種別が前記非対称ストレージである前記論理ディスクに対し、I/O処理の性能が他の論理パスより良好な論理パスを利用してI/O処理を行うように、論理パスの設定を行う、ことを特徴とする、請求項1または2に記載のストレージシステム。
  4. 前記測定手段は、論理ディスク毎に、論理ディスクの読出しI/O処理の処理時間と、前記論理ディスクの書込みI/O処理の処理時間とを、前記論理パス毎に測定し、
    前記判定手段は、前記I/O処理の処理時間を測定した論理ディスク毎に、該論理ディスクに接続された論理パス間において、前記測定手段が測定した前記読出しI/O処理の処理時間と、前記書込みI/O処理の処理時間とに基づいて、該論理ディスクの前記ストレージ種別を推定し、
    前記設定手段は、前記判定手段の推定結果に基づいて、前記ストレージ種別が推定された前記論理ディスクに対し、I/O処理を行う論理パスの設定を行う、ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のストレージシステム。
  5. 冗長化された複数の論理パスを介してストレージ装置内の1または複数の論理ディスクにアクセスするサーバであって、
    前記論理ディスク毎に、前記論理ディスクのI/O処理の処理時間を前記論理パス毎に測定する測定手段と、
    前記I/O処理の処理時間を測定した論理ディスク毎に、該論理ディスクに接続された論理パス間の処理時間に基づいて、該論理ディスクのストレージ種別を推定する判定手段と、
    前記判定手段の推定結果に基づいて、前記ストレージ種別が推定された前記論理ディスクに対し、I/O処理を行う論理パスの設定を行う設定手段と、を備え
    前記ストレージ種別は、前記論理ディスクが、該論理ディスクに接続された複数の論理パスのI/O処理性能が何れも等価である対称ストレージであるか、又は、該論理ディスクに接続された複数の論理パスのI/O処理性能が異なる非対称ストレージであるかのいずれかを示す、ことを特徴とするサーバ。
  6. 前記設定手段は、前記判定手段によって推定された前記ストレージ種別が前記対称ストレージである前記論理ディスクに対し、全ての論理パスを利用してI/O処理を行うように、論理パスの設定を行う、ことを特徴とする、請求項5に記載のサーバ。
  7. 前記設定手段は、前記判定手段によって推定された前記ストレージ種別が前記非対称ストレージである前記論理ディスクに対し、I/O処理の性能が他の論理パスより良好な論理パスを利用してI/O処理を行うように、論理パスの設定を行う、ことを特徴とする、請求項5または6に記載のサーバ。
  8. 前記測定手段は、論理ディスク毎に、前記論理ディスクの読出しI/O処理の処理時間と、前記論理ディスクの書込みI/O処理の処理時間とを、前記論理パス毎に測定し、
    前記判定手段は、前記I/O処理の処理時間を測定した論理ディスク毎に、該論理ディスクに接続された論理パス間において、前記測定手段が測定した前記読出しI/O処理の処理時間と、前記書込みI/O処理の処理時間とに基づいて、該論理ディスクの前記ストレージ種別を推定し、
    前記設定手段は、前記判定手段の推定結果に基づいて、前記ストレージ種別が推定された前記論理ディスクに対し、I/O処理を行う論理パスの設定を行う、ことを特徴とする請求項5から7の何れか1項に記載のサーバ。
  9. ストレージ装置と、冗長化された複数の論理パスを介して、前記ストレージ装置内の1または複数の論理ディスクにアクセスするサーバとを備えたストレージシステムの負荷分散設定方法であって、
    前記サーバが、
    前記論理ディスク毎に、前記論理ディスクのI/O処理の処理時間を前記論理パス毎に測定し、
    前記I/O処理の処理時間を測定した論理ディスク毎に、該論理ディスクに接続された論理パス間の処理時間に基づいて、該論理ディスクのストレージ種別を推定し、
    推定結果に基づいて、前記ストレージ種別が推定された前記論理ディスクに対し、I/O処理を行う論理パスの設定を行い、
    前記ストレージ種別は、前記論理ディスクが、該論理ディスクに接続された複数の論理パスのI/O処理性能が何れも等価である対称ストレージであるか、又は、該論理ディスクに接続された複数の論理パスのI/O処理性能が異なる非対称ストレージであるかのいずれかを示す、ことを特徴とする負荷分散設定方法。
  10. 冗長化された複数の論理パスを介してストレージ装置内の1または複数の論理ディスクにアクセスするサーバの制御方法であって、
    前記サーバが、
    前記論理ディスク毎に、前記論理ディスクのI/O処理の処理時間を前記論理パス毎に測定し、
    前記I/O処理の処理時間を測定した論理ディスク毎に、該論理ディスクに接続された論理パス間の処理時間に基づいて、該論理ディスクのストレージ種別を推定し、
    推定結果に基づいて、前記ストレージ種別が推定された前記論理ディスクに対し、I/O処理を行う論理パスの設定を行い、
    前記ストレージ種別は、前記論理ディスクが、該論理ディスクに接続された複数の論理パスのI/O処理性能が何れも等価である対称ストレージであるか、又は、該論理ディスクに接続された複数の論理パスのI/O処理性能が異なる非対称ストレージであるかのいずれかを示す、ことを特徴とする制御方法。
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