JP6317357B2 - 分岐した光ネットワークにおける障害回復 - Google Patents

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Description

本出願は、情報の光伝送に関し、またより詳細には、分岐した光ネットワークにおける障害回復に関する。
光ファイバ伝送システムの伝送容量を最大にするために、単一の光ファイバを使用して、いわゆる波長分割多重化システム(wavelength division multiplexed system)(以下、WDMシステム)において、複数の光信号を搬送することができる。複数の光信号は、多重化されて、複数の信号のうちのおのおのが、チャネルと称される別々の波長で変調されている、多重化された信号、つまりWDM信号を形成することができる。チャネルは、関連する所定のチャネル間隔をもうけて、例えば、国際電気通信連合(ITU:International Telecommunication Union)によって規定されるような、グリッドの上で、互いに対して位置付けられている。現代のWDMシステムは、高いトラフィック容量を、例えば、毎秒40ギガビット(以下ではGb/s)以上で、126個以上のチャネルを搬送する容量を有している。
光ファイバ伝送システムは、送信かつ/または受信するトランク端末において終端され得る比較的長いトランク・ファイバ・セグメントを含むことができる。光ファイバ伝送システムは、そのトランクに沿って位置している1つまたは複数の分岐ユニットをさらに含むことができる。各分岐ユニット(BU:branching unit)は、送信かつ/または受信するブランチ端末において終端するブランチ・ファイバ・セグメントに接続されることもある。各BUは、1つまたは複数の光アド/ドロップ・マルチプレクサ(OADM:optical add/drop multiplexers)を含むことができる。チャネルは、OADMを経由して、光伝送システムのトランク・ファイバ・セグメントに、挿入され(added)、かつ/またはトランク・ファイバ・セグメントから抜き出しされる(dropped)こともある。
WDM海底光ネットワークにおいては、OADM要素の展開は、ネットワーク・トポロジと、トラフィック分布との柔軟性を非常に増大させる。異なるデジタル回線セグメント(DLS:digital line segments)の間の帯域幅を共用、再使用することにより、同じファイバ対(FP:fiber pair)を経由して複数の局を接続する能力は、システム・コストが低下することもあってネットワーク・オペレータにとって魅力的である。各DLSは、同じ送信端末と、同じ受信端末とを共用するOADM FPの上のチャネルのグループから構成される。
情報信号が、長い距離にわたって送信されるときに、1つまたは複数の増幅器、例えば、エルビウム・ドープ・ファイバ増幅器(EDFA:erbium−doped fiber amplifier)が、信号減衰を補償するために設置される。いくつかのWDMシステム(例えば、海底システム)において使用される増幅器は、ひとたびインストールされると、簡単に修正できないので、最初に、完全にロードされたシステムをサポートするように構成されている。一般に、チャネル当たりの電力は、増幅器からの増幅された自然放出(ASE:amplified spontaneous emission)雑音の存在下で、十分な信号対雑音比をもたらすのに十分であることが望ましい可能性があり、完全にロードされ高容量を有するシステムのために、増幅器は高い総出力電力が必要となる。増幅器は、それゆえに、公称総光電力において光出力信号を提供するように構成されていることもある。本明細書において使用される場合、ある量について言及するときの、用語「公称の」または「公称的に」の使用は、実際の量から変動し得る指定された量、または理論的な量を意味している。
公称増幅器出力電力レベルは、増幅器の入力における電力の影響を受けない可能性がある。増幅器入力電力が広い範囲にわたって変動するとき、総増幅器出力電力は、公称出力電力レベルからほとんど変化しない可能性がある。追加のチャネルが、例えば、分岐ユニットにおいて、挿入されると、チャネル当たりの光出力電力は、低減する可能性がある。チャネルが抜き出しされると、チャネル当たりの光出力電力は、増大する可能性がある。
光信号は、光ファイバを通して伝搬しながら、非線形相互作用を経験する可能性がある。光電力が十分に高い(チャネル当たり1mWよりも多い)値の場合、光信号は、光電力が低い(例えば、チャネル当たりに1mWよりも低い)場合よりも多くのひずみを経験し、伝送ペナルティをもたらす可能性がある。それゆえに、チャネルが、例えば、分岐ユニットにおいて、抜き出しされるときに、光チャネル電力の値は、増大する可能性があり、またネットワーク通信性能に悪影響をもたらす可能性がある。光増幅器のチェーンの部分的なチャネル・ローディングは、伝送の帯域の一部分に望ましくない雑音蓄積と、利得の再成の影響をもたらす可能性があり、これもまたチャネル性能を悪化させる。
ケーブル障害が、ファイバ切断またはコンポーネント障害に起因して起こる場合、障害は、そのような障害のロケーションを通過するすべてのDLSでのトラフィックを中断する。加えて、チャネル電力分布における変化は、同じFP上の、直接には切断の影響を受けない他のDLSの性能に影響を及ぼすことになる。影響の重大度は、DLS長、波長割付け、光増幅器と端末機器の特性など、いくつかの要因によって決まる。残りのDLSでのいくつかのチャネルの中には、顧客のトラフィックの中断を引き起こすことになる性能ペナルティを受けるものもある。地上波ネットワークとは違って、海底システムは、障害の場合に、トラフィックが、ルーティングされるような代替的な経路を有するように設計されていない場合があり、それゆえに、OADM FPでのできるだけ多くのチャネルの性能を回復させる回復メカニズムを頼りにすることもある。
本発明は、次に、添付の図面を参照して、例として説明されるであろう。
本開示と整合性のあるシステムの例示の一実施形態についてのブロック図である。 本開示と整合性のあるシステムにおいて、例示の光アド−ドロップ・マルチプレクサのオペレーションを図によって示す図である。 本開示と整合性のある分岐構成に関連して有用なドロップ・フィルタについての例示の透過特性を示す図である。 本開示と整合性のある分岐構成に関連して有用なアド・フィルタについての例示の透過特性を示す図である。 本開示と整合性のある分岐構成に関連して有用なエクスプレス・フィルタについての例示の透過特性を示す図である。 本開示と整合性のあるシステムにおける障害回復の性能を示すQ−ファクタ・マージン対波長についてのプロットを含む図である。 本開示と整合性のある別のシステムにおける障害回復の性能を示すQ−ファクタ・マージン対波長についてのプロットを含む図である。 本開示と整合性のある方法の一例を示すフロー・チャートである。
一般に、本開示と整合性のある障害回復のシステムおよび方法は、光通信ネットワークにおける障害に応じて、送信チャネルにおける電力分布の調整を必要とする。その調整は、メリット関数を最小にする方法で、送信機の電力比を調整することにより、決定されることもある。メリット関数は、受信機における光信号対雑音比や総蓄積非線形位相シフトなど、1つまたは複数のシステム・パラメータに基づいたものとすることができる。
次に図1を参照すると、本開示と整合性のある例示の光通信システム100が、示されている。本システム100は、第1のトランク端末Aと、ブランチ端末Bと、第2のトランク端末Cと、光アド−ドロップ・マルチプレクサ(OADM)とを含む。端末Aと、Cとはトランク経路102を通して互いに結合され、また端末Bは、ブランチ・アド経路106と、ブランチ・ドロップ経路108とを含むブランチ経路104によってトランク経路102に結合される。本明細書において使用される場合、用語「結合される」は、それにより、1つのシステム要素によって搬送される信号が、「結合された」要素に与えられるどのような接続、結合、リンクなどのことも意味している。そのような「結合された」デバイスは、必ずしも互いに直接に接続されているとは限らず、またそのような信号を操作し、あるいは修正することができる中間のコンポーネントまたはデバイスによって分離されていてもよい。
トランク経路102とブランチ経路104とは、光ファイバ対を含む光ファイバ・ケーブルの1つまたは複数のセクションと、端末A、Bおよび/またはCの間のWDMチャネルの双方向通信を提供する1つまたは複数のリピータ110とを含むことができる。WDM信号は、端末A、Bおよび/またはCにおいて、発生させられ、また任意の端末A、Bおよび/またはCにおいて受信されることもある。例証されたシステムは、このようにして、破線で示され、またDLS A−Cとラベル付けされる端末Aと、Cとの間のDLSと、破線で示され、またDLS A−Bとラベル付けされる端末Aと、Bとの間のDLSと、破線で示され、またDLS B−Cとラベル付けされる端末Bと、Cとの間のDLSとを含む。
当業者なら、システム100は、説明を簡単にするために非常に簡略化された形式で示されていることを認識するであろう。本開示と整合性のあるシステムは、任意の数のブランチ端末と、任意の数のDLSを確立するOADMとを含むことができる。また説明を簡単にするために、本明細書における説明は、1つの端末から別の端末への伝送のことを意味することができる。しかしながら、本開示と整合性のあるシステムは、端末A、Bおよび/またはCのうちのどれかの間の双方向通信または単一方向通信のために構成されることもあることを理解すべきである。
トランク経路102と、ブランチ経路104との中のコンポーネントは、それらの意図している機能を達成するための知られている構成を含むことができる。例えば、リピータ110は、伝送経路での信号減衰を補償する任意の知られている光増幅器/リピータ構成を含むことができる。例えば、1つまたは複数のリピータ110は、エルビウムがドープされたファイバ増幅器(EDFA)、ラマン増幅器(Raman amplifier)、ハイブリッド・ラマン/EDFA増幅器などの光増幅器として構成されることもある。また、本システム100は、例えば、約600kmよりも長い、端末A、B、Cのうちの少なくとも2つの端末の間の長さを有する、ロング・ホール・システム(long−haul system)として構成されることもあり、また水域に広がることができる。水域に、例えば、海洋に広がるように使用されるときに、増幅器110および/またはOADMは、海底の上に据え付けられることもあり、またトランク経路102および/またはブランチ経路104は、ビーチ・ランディングの間に広がることができる。
一般に、OADMは、トランク経路102からブランチ・ドロップ経路108へとチャネルを抜き出しさせ、またブランチ・アド経路106からトランク経路102へとチャネルを挿入するように構成されていることもある。OADMはまた、トランク端末Aからトランク端末Cへとエクスプレス・チャネルを渡すように構成されていることもある。例えば、端末Aは、エクスプレス・チャネルを送信し、またOADMに対するチャネルを抜き出しさせることができる。OADMは、ドロップ・チャネルをブランチ・ドロップ経路108に対して渡し、またエクスプレス・チャネルをトランク経路102に沿って端末Cに向かって渡すことができる。ブランチ端末は、ブランチ・アド経路106のでアド・チャネルを送信することができ、またOADMは、端末Aから送信されるエクスプレス・チャネルと一緒に、端末Cに向かってトランク経路102の上へとアド・チャネルを挿入することができる。端末A、Bおよび/またはCの間でチャネルを挿入し、抜き出しさせ、また渡すための多種多様なOADM構成は、当業者によく知られている。
図2は、本開示と整合性のあるシステムにおいて、有用なOADMの一例を図によって示すものである。例証された例示の実施形態は、トランク経路102からブランチ・ドロップ経路108へとドロップ・チャネルを渡すためのドロップ・フィルタ208と、ブランチ・アド経路106からトランク経路102へとアド・チャネルを渡すためのアド・フィルタ210と、トランク経路102のエクスプレス・チャネルが、OADMを通過することを可能にするためのエクスプレス・フィルタ204とを含む。第1のカプラ202は、トランク経路102のエクスプレス・チャネルと、ドロップ・チャネルとをエクスプレス・フィルタ204と、ドロップ・フィルタ208とに結合する。第2のカプラ206は、エクスプレス・フィルタ204の出力と、アド・フィルタ210の出力とを結合して、トランク経路102でエクスプレス・チャネルと、アド・チャネルとを提供する。
アド・フィルタ210と、ドロップ・フィルタ208と、エクスプレス・フィルタ204とは、例証を簡単にするために簡略化された形式でOADMのオペレーションを概念的に示すために、図2において示されている。アド・フィルタ210、ドロップ・フィルタ208、および/またはエクスプレス・フィルタ204によって示される機能は、例えば、光のスイッチ、フィルタ、カプラなどを使用して様々な構成で実装されることもあり、またアド・チャネル割付けと、ドロップ・チャネル割付けと、エクスプレス・チャネル割付けとの修正を可能にするように選択的に調整可能とすることができる。本開示と整合性のあるシステムは、任意のOADM構成を使用して、実装されることもある。
図3は、図2に示されるドロップ・フィルタ208についての透過率対波長を図によって示すものである。ドロップ・フィルタ208は、トランク経路102からブランチ・ドロップ経路108へと、例えば、カプラ202を通してドロップ・チャネルを渡し、またエクスプレス・チャネルをブロックする帯域通過フィルタ構成とすることができる。図4は、図2に示されるアド・フィルタ210についての透過率対波長を図によって示すものである。アド・フィルタ210は、ブランチ・アド経路106からトランク経路102へと、例えば、カプラ206を通して、アド・チャネルを渡す帯域通過フィルタ構成とすることができる。図5は、図2に示されるエクスプレス・フィルタ204についての透過率対波長を図によって示すものである。エクスプレス・フィルタ204は、OADMを通してトランク経路102に対してエクスプレス・チャネルを渡し、またアド・チャネルのロケーションに対応する1つまたは複数のチャネル波長を拒絶するフィルタ構成とすることができる。エクスプレス・フィルタ204によって拒絶される波長は、トランク経路102でドロップ・チャネルによって占有される同じ波長とすることができる。それゆえに、OADMにおいて抜き出しされるドロップ・チャネルのために使用される同じ波長は、OADMからアド・チャネルを受信するように使用可能にされることもある。
ドロップ・フィルタ208、アド・フィルタ210、またはエクスプレス・フィルタ204によって渡されるチャネルは、本明細書において、イン・バンド(IB:in−band)チャネルと称される。ドロップ・フィルタ208、アド・フィルタ210、またはエクスプレス・フィルタ204によってブロックされるチャネルは、本明細書において、アウト・オブ・バンド(OB:out−of−band)チャネルと称される。例えば、図3、4および5を参照すると、IBとラベル付けされるチャネルは、それぞれのフィルタに関するIBチャネルの例であり、またOBとラベル付けされるチャネルは、それぞれのフィルタに関するOBチャネルの例である。
端末A、BまたはCによって送信されるチャネルのうちの任意のチャネルは、利用されたチャネル、または未利用のチャネルとすることができる。本明細書において使用される場合、「利用されたチャネル」は、情報搬送信号を含むWDMシステム・チャネル・ロケーションのことを意味しており、また「未利用のチャネル」は、情報搬送信号を含まないWDMシステム・チャネル・ロケーションのことを意味している。望ましいチャネル・ローディングを維持するために、未利用のチャネルは、端末A、BまたはCにおいて、ローディング信号(loading signals)を用いてロードされることもある。本明細書において使用される場合、「ローディング信号」は、ブロードバンド雑音、例えば、ASE雑音、ASE雑音バンド、またはアイドラー・トーン(idler tone)などの非情報搬送信号のことを意味している。本明細書において、使用される場合、「アイドラー・トーン」は、チャネルに関連する特定の波長の上に集中しており、また情報またはトラフィックを搬送しない光エネルギーのことを意味するべきである。
ローディング信号は、当業者に知られている方法により、端末A、Bおよび/またはCの未利用のチャネルにおいて、生成され、また配置されることもある。1つまたは複数のローディング信号が、ブロードバンド雑音である場合の一実施形態においては、雑音は、例えば、その教示が、これによって、参照により本明細書に完全に組み込まれている、2005年、12月29日に公開された「Optical Fiber Transmission System with Noise Loading」という名称の米国特許出願公開第2005/0286905 A1号において開示されるように、未利用のチャネルに対して生成され、また追加されることもある。1つまたは複数のローディング信号が、アイドラー・トーンである場合の一実施形態においては、アイドラー・トーンは、例えば、その教示が、これにより、参照により本明細書に完全に組み込まれている、2006年、3月9日に公開された「System and Method for Spectral Loading an Optical Transmission System」という名称の米国特許出願公開第2006/0051093 A1号において説明されるように、連続波非変調レーザ光源を使用することにより、生成されることもある。
IBローディング信号と、OBローディング信号とは、異なったやり方で、チャネル電力管理に影響を及ぼす。OBローディング信号は、OADMにおいて、それらのフィルタによってブロックされ、またそれゆえに、OADMに先行するトランク経路102またはブランチ経路104においてチャネル電力管理を助けるだけである。しかしながら、IBローディング信号は、送信端末から受信端末への全体にわたって伝搬し、また関連するDLSの全体の内部でチャネル電力管理を助ける。
もう一度、図1を参照すると、その中で示される「X」は、4つの異なるファイバ障害F1、F2、F3およびF4についての可能性のあるロケーションを識別している。障害F1は、OADMに先立つ最後の増幅器110の前のトランク経路102のファイバ切断であり、障害F2は、OADMの前のトランク経路102のファイバ切断であり、障害F3は、OADMの前のブランチ経路104のファイバ切断であり、また障害F4は、OADMに先立つ最後の増幅器110の前のブランチ経路104のファイバ切断である。障害F1およびF2に起因して生じるトランク・チャネルの喪失は、DLS B−Cでのアド・チャネルについての性能ペナルティをもたらすことになる。障害FおよびFに起因して生じるブランチ経路でのアド・チャネルの喪失は、DLS A−Cでのエクスプレス・チャネルについての性能ペナルティをもたらすことになる。例証された例示の実施形態においては、DLS A−Cと、DLS B−Cとだけが、障害によって直接に影響を受け、またDLS A−Bのチャネルに対してペナルティを導入しないので、OADMの後のトランク経路102における、すなわち、OADMと、端末Cとの間のファイバ障害は、本開示と整合性のある方法で、回復を必要としてはいない。
本開示と整合性のあるシステムにおいては、障害からの、例えば、F1、F2、F3またはF4からの回復は、障害によって影響を受けるDLSでのチャネル電力分布を修正することによって達成されて、メリット関数を最小にすることができる。メリット関数は、例えば、光信号対雑音比(OSNR:optical signal−to−noise ratio)および/または非線形位相シフトなどのシステム・パラメータに基づいていることもある。メリット関数は、興味のある任意のシステム・パラメータに基づいて様々な構成で、提供される可能性がある。メリット関数を最小にすることは、メリット関数が、公称設計に比べて基づいているシステム・パラメータ(単数または複数)における変更を効果的に最小にすることができる。
回復において、支援するために、電力調整は、IBローディング信号における電力を修正することを伴うこともある。システムが、利用されたチャネルを用いて完全にロードされる場合、1つまたは複数のデータ/利用されたチャネルは、IBローディング・チャネルに対して変更されることもある。これは、データ変調器をディスエーブルにすること、およびチャネルの上に供給される情報信号をローディング信号で置き換えることにより、達成される可能性がある。残りのデータ/利用されたチャネルと、IBローディング・チャネルおよびOBローディング・チャネルとの間の電力分布は、メリット関数を最小にするように、再調整されることもある。オプションとして、個別のデータ・チャネル電力は、別々に再調整されて、システム性能をさらに改善することができる。
障害によって影響を受けるDLSでの電力分布は、調整されて、様々なやり方でメリット関数を最小にすることができる。一実施形態においては、例えば、回復するDLS(単数または複数)における2つの電力比は、調整されて、光信号対雑音比(OSNR)と、非線形位相シフトとに基づいてメリット関数の値を最小にすることができる。例えば、総起動電力に対するすべてのデータ・チャネルの総電力の比、r、と、すべてのローディング・チャネルの総電力に対するすべてのIBローディング・チャネルの総電力の比、r、とは、
として算出されることもあり、式中で、Psigと、PIBと、POBと、P起動とは、それぞれ、データ/利用されたチャネル電力と、IBローディング信号電力と、OBローディング信号電力と、総起動電力とである。すべての電力は、送信端末の出力において決定される。比rとrとの値は、0と、1との間に位置する。
電力比rおよびrは、調整されて、
として規定されるメリット関数εの値を最小にすることができ、式中で、OSNRは、受信機帯域の中の光信号対雑音比であり、NLは、総蓄積非線形位相シフトであり、またwは、メリット関数におけるNL変更の重み付けである。wの最適値は、システムに依存しており、また異なるシステムについて試行錯誤によって選択されるべきである。0という下付き文字は、OSNR値と、障害の前の公称(設計通りの)システムに対応するNL値を指す。NLパラメータは、
として規定されることもあり、式中で、nは、ファイバの非線形屈折率であり、Aeffは、ファイバの実効面積であり、vは、信号チャネル周波数であり、Pchは、チャネル電力であり、またLeffは、ファイバ・スパン実効長である。
メリット関数εを最小にする電力比rとrとは、ネルダー−ミード・アルゴリズム(Nelder−Mead algorithm)など、知られている非線形最適化アルゴリズムを使用して見出されることもある。計算は、リアル・タイムで端末A、Bおよび/またはCに位置するプロセッサによって実行されることもある。計算はまた、ローディング状態が、そのような時間においてすでに知られている場合には、すべての可能性のある障害シナリオにおいて、設計時または展開時に実行されることもある。電力比rとrとの調整は、端末の中の回線監視機器(図示されず)によって検出される障害に応じて、端末の中のトランスポンダによって自動的に実行されることもある。データ・チャネルの相対的な電力レベルを保持しながら、2つの電力比rとrとだけを調整することにより、メリット関数εを最小にする比を見出すために必要とされる時間は、非常に短縮される。障害回復に対するこのアプローチが、開始されて、短期間のうちにできるだけ多数のチャネルでトラフィックを復元することができる。必要に応じて、個々のデータ・チャネルの電力レベルの微調整が、実装されて、各チャネルの性能を個別に最大にすることができる。
図6は、本開示と整合性のあるシステムにおける障害回復の性能を示すQ−ファクタ・マージン対波長についての測定されたプロット602と、604と、606と、608とを含むものである。チャネルについての正のQ−ファクタ・マージンは、チャネルが、正常に動作していることを示している。プロット602は、設計通りの(公称)システムの性能を示しており、プロット604は、障害の発生の後の、また障害回復の前のシステム性能を示しており、プロット606は、本開示と整合性のある初期の障害回復の後のシステム性能を示しており、またプロット608は、本開示と整合性のある、初期の障害回復と、個々のデータ・チャネル調整との後のシステム性能を示している。図6にプロットされるデータは、図1に示されるように、システム構成から取得されたものであり、分散管理されたトランク経路102と、ブランチ経路104と、端末A、BおよびCの中の40Gbpsのデュアル波長2進数位相シフト・キーイング(BPSK:binary phase shift keying)トランスポンダとは、直接検出を使用している。端末Aにおいて、126個のチャネル(2×20Gbpsのチャネルは、1つの40Gbps信号を表す)は、1531.702nmから1564.407nmへのシステム帯域の中にロードされ、またトランク経路102の上へと起動された。OADMは、端末Bに対するブランチ・ドロップ経路108で1531.702nmから1540.755nmへの波長を(25GHzの間隔をおいて)占有する46個のチャネルを抜き出すように構成されていた。OADMの中のエクスプレス・フィルタ204(図2)を使用して、エクスプレス・チャネルを渡し、またドロップ・チャネルによって占有されるシステム帯域幅の部分をブロックしており、その結果、それは、アド・チャネルのために再使用される可能性がある。端末Bにおいて、1531.376nmから1540.821nmへの(33GHzグリッドの上の)36個のチャネルが、ブランチ・アド経路106の上へと起動され、またOADMにおいて端末Aからの80個のエクスプレス・チャネル(また33GHzグリッドの上の)と組み合わされた。
図7は、本開示と整合性のある別のシステムにおける障害回復の性能を示すQ−ファクタ・マージン対波長についての測定されたプロット702と、704と、708とを含むものである。プロット702は、設計通りの(公称)システム性能を示しており、プロット704は、障害の発生の後の、また障害回復の前のシステム性能を示しており、またプロット706は、本開示と整合性のある初期の障害回復の後のシステム性能を示している。図7にプロットされるデータは、図1に示されるように、システム構成から取得されており、トランク経路102と、ブランチ経路104と、端末A、BおよびCの中の100Gbpsの偏光多重化(PM:polarization multiplexed)直交位相シフト・キーイング(QPSK:quadrature phase shift keying)トランスポンダとの中の分散管理は、コヒーレント検出を使用していない。端末Aにおいて、50GHzグリッドの上に間隔をおかれた79個のチャネルが、トランク経路102の上へと起動された。OADMは、トランク経路102からブランチ・ドロップ経路108へと23個のチャネルを抜き出すように構成されていた。端末Bにおいて、抜き出されたチャネルと同じ波長の上の23個のチャネルが、ブランチ・アド経路106の上へと起動され、またOADMにおいて、エクスプレス・チャネルと一緒にトランク経路102に挿入された。エクスプレス・チャネルと、アド・チャネルと、ドロップ・チャネルとは、図6に関連して上記で説明されるように波長範囲と同じ波長範囲を占有した。
40Gbps(図6)のシステムと、100Gbps(図7)のシステムとの両方では、トランク切断障害が、その障害が残りのDLSの性能に大きな影響をもたらすので、OADMの直前に(図1においてFによって示されるように)挿入された。両方のシステムが、完全にロードされたので、本開示と整合性のある障害回復は、プロット602および702に示されるように、IBローディング信号に対するDLS B−Cの2つのエッジ・チャネル(最長波長および最短波長)を変更することにより、それらのシステムにおいて達成された。より多くのIBローディングを使用して、チャネル電力を低減させ、またファイバの非線形性によって引き起こされる性能劣化をさらに低下させる助けを行うことができる。上記で説明されるように、メリット関数εを最小にするように電力比rとrとを調整した後に、信号チャネルのビット・エラー・レート(BER:bit error rate)と、Q−ファクタとが、算出された。メリット関数εを算出するために、w=0.4と、w=0とは、それぞれ40Gbps(図6)と、100Gbps(図7)とのために選択された。
図6のプロット602によって示されるように、40Gbpsのシステムは、設計通りに〜6dBのマージンを有した。トランク切断の後に、36個のチャネルのうちの16個のチャネルだけが、プロット604によって示されるように正のQ−ファクタ・マージン、または元の容量の44%を有する。プロット606は、本開示と整合性のある障害回復が、17個の追加チャネルを成功裏に回復しており、容量の92%を保持していることを示している。プロット608によって示されるように、最後に失敗したチャネルは、個々のデータ・チャネル電力を調整することにより回復される可能性があり、IBアイドラーとして使用される2つを除いて、DLSの上にすべてのトラフィックを回復している。
図7のプロット702によって示されるように、100Gbpsのシステムは、DLS B−Cの23個のチャネルで〜2.5dBの設計通りのマージンを有する。ファイバ切断の後に、プロット704によって示されるように、11個のチャネル(47%)が、動作可能なままである。プロット706は、8個の追加のチャネルが、本開示と整合性のある障害回復を使用して回復される可能性があり、容量の83%を保持していることを示している。
40Gbps(図6)のシステムと、100Gbps(図7)のシステムとの両方においてメリット関数を最小にすることは、それらのそれぞれの初期値(障害の後の回復の前の)と比べてrを増大させながら、rを低下させるという結果になった。これは、一般に、データ・チャネル(障害の後に余分な電力を有した)と、OBローディング信号とからIBローディング信号へと電力を再分布させることに対応している。
それゆえに、海底OADMネットワークにおいて障害からの回復を提供するためのシステムと方法とが、提供されている。回復は、データ・チャネルと、ローディング・チャネルとの間の2つの電力比を調整することにより達成されて、システム・パラメータから算出されるメリット関数を最小にすることができる。有利なことに、本開示と整合性のあるシステムと方法とは、障害によって直接に影響を受けないOADM DLSでほとんどのデータ・チャネルの回復を可能にする。回復のために使用されるべきローディング信号が、部分的なローディングの場合には常に存在しているが、完全にロードされたシステムにおいて、少数のデータ・チャネルが、データ変調をディスエーブルにすることにより、そこでのローディング信号を用いて未利用のチャネルへと変更されることもある。本開示と整合性のあるシステムと方法とは、ケーブル切断の場合のシステム帯域と成功した回復との効率的な利用を提供する。
図8は、本開示と整合性のある方法800を示すフロー・チャートである。示されるように、障害に応じて、送信チャネルの電力分布は、調整されて(804)、メリット関数を最小にすることができる。送信チャネルが、すべての利用されたチャネルである場合、送信チャネルのいくつかは、送信チャネルにおいて電力分布を調整する前に、そこでのイン・バンド・ローディング信号を用いて未利用のチャネルへと変更される(802)こともある。さらなる改善のために、送信チャネルのうちの個別のチャネルにおける電力は、送信チャネルにおいて電力分布を調整した後に、別々に調整される(806)こともある。
図8は、一実施形態による様々なオペレーションを示しているが、図8に示されるオペレーションのうちの必ずしもすべてが、他の実施形態のために必要であるとは限らないことを理解すべきである。実際に、本開示の他の実施形態においては、図8に示されるオペレーション、および/または本明細書において説明される他のオペレーションは、図面のうちの任意の図に具体的には示されていないやり方で組み合わされることもあるが、依然として本開示と完全に整合性があることが、本明細書において完全に企図されている。したがって、1つの図面に正確には示されていない機能および/またはオペレーションを対象とする特許請求の範囲は、本開示の範囲と内容との範囲内にあるものと見なされる。
本開示の一態様によれば、トランク経路の上に、複数のエクスプレス・チャネルと、複数のドロップ・チャネルとを占有するトランク入力信号を提供するように構成された第1のトランク端末と、ブランチ経路の上に、複数のアド・チャネルを占有するブランチ入力信号を提供するように構成されたブランチ端末と、トランク経路と、ブランチ経路とに結合され、トランク入力信号とドロップ・チャネルを含むブランチ入力信号とを受信し、トランク経路にエクスプレス・チャネルおよびアド・チャネルを含むトランク出力信号を提供し、ブランチ経路にブランチ出力信号とを提供するための光アド−ドロップ・マルチプレクサ(OADM)と、OADMに結合され、またトランク出力信号を受信するように構成された第2のトランク端末とを含む波長分割多重化光システムが、提供されており、第1のトランク端末と、ブランチ端末とのうちの少なくとも一方は、それぞれ、トランク入力信号またはブランチ入力信号の出力電力を調整し、トランク経路またはブランチ経路での障害から回復するためにメリット関数を最小にするように構成されている。
本開示の別の態様によれば、障害に応じて、メリット関数を最小にするように送信チャネルの電力分布を調整するステップを含む、分岐したWDM光ネットワークにおける障害回復のための方法が、提供されている。
本明細書において説明される方法の実施形態は、プロセッサおよび/または他のプログラマブル・デバイスを使用して実装されることもある。その目的を達成するために、本明細書において説明される方法は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されるときに、本方法を実行する、その上に記憶される命令を有する有形のコンピュータ読取り可能ストレージ媒体に実装されることもある。それゆえに、例えば、端末A、Bおよび/またはCは、本明細書において説明されるオペレーションを実行する命令(例えば、ファームウェアまたはソフトウェアの形の)を記憶するストレージ媒体(図示されず)を含むことができる。ストレージ媒体は、任意のタイプの有形な媒体を、例えば、フロッピー・ディスクと、光ディスクと、コンパクト・ディスク・リード・オンリー・メモリ(CD−ROM:compact disk read−only memories)と、コンパクト・ディスク書換え可能(CD−RW:compact disk re−writables)と、光磁気ディスクとを含む任意のタイプのディスク、リード・オンリー・メモリ(ROM)、ダイナミックRAMやスタティックRAMなどのランダム・アクセス・メモリ(RAM:random access memory)、消去可能プログラマブル・リード・オンリー・メモリ(EPROM:erasable programmable read−only memories)、電気的消去可能プログラマブル・リード・オンリー・メモリ(EEPROM:electrically erasable programmable read−only memories)、フラッシュ・メモリなどの半導体デバイス、磁気カードもしくは光カード、または電子命令を記憶するために適した任意のタイプの媒体を含むことができる。
本明細書におけるどのようなブロック図も、本開示の原理を具現化する実例となる回路の概念図を表すことが、当業者によって理解されるであろう。同様に、どのようなフロー・チャート、流れ図、状態遷移図、擬似コードなども、コンピュータ読取り可能媒体の形で実質的に表され、またそのようにしてコンピュータまたはプロセッサによって実行され得る様々なプロセスを、そのようなコンピュータまたはプロセッサが、明示的に示されているか、否かにかかわらず、表すことが理解されるであろう。ソフトウェア・モジュール、または単に、ソフトウェアであることを暗に意味しているモジュールは、プロセス・ステップおよび/またはテキスト記述の性能を示すフロー・チャート要素または他の要素の任意の組合せとして本明細書において表されることもある。そのようなモジュールは、明示的に、または暗黙のうちに示されているハードウェアによって実行されることもある。
任意の機能ブロックを含めて、図面に示される様々な要素の機能は、専用のハードウェア、ならびに適切なソフトウェアに関連してソフトウェアを実行することができるハードウェアの使用を通して提供されることもある。プロセッサによって提供されるときに、それらの機能は、単一の専用のプロセッサによって、単一の共用のプロセッサによって、またはそれらのうちのいくつかが共用され得る複数の個別のプロセッサによって提供されてもよい。さらに、「プロセッサ」または「コントローラ」という用語の明示的な使用は、ソフトウェアを実行することができるハードウェアだけを排他的に意味するように解釈されるべきではなく、また限定することなく、デジタル信号プロセッサ(DSP:digital signal processor)のハードウェアと、ネットワーク・プロセッサと、特定用途向け集積回路(ASIC:application specific integrated circuit)と、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA:field programmable gate array)と、ソフトウェアを記憶するためのリード・オンリー・メモリ(ROM:read−only memory)と、ランダム・アクセス・メモリ(RAM:random access memory)と、不揮発性ストレージとを暗黙のうちに含むことができる。他のハードウェアが、従来品および/またはカスタム品もまた、含められる可能性がある。

Claims (6)

  1. 波長分割多重化光システム(100)であって、
    トランク経路(102)に、複数のエクスプレス・チャネルと、複数のドロップ・チャネルとを占有するトランク入力信号を提供するように構成された第1のトランク端末(A)と、
    ブランチ経路(104)に、複数のアド・チャネルを占有するブランチ入力信号を提供するように構成されたブランチ端末(B)と、
    前記トランク経路(102)と、前記ブランチ経路(104)とに結合され、前記トランク入力信号と前記ブランチ入力信号とを受信し、前記トランク経路(102)に前記エクスプレス・チャネルおよび前記アド・チャネルを含むトランク出力信号を提供し、前記ブランチ経路(104)に前記ドロップ・チャネルを含むブランチ出力信号とを提供するための光アド−ドロップ・マルチプレクサ(OADM)と、
    前記OADMに結合され、前記トランク出力信号を受信するように構成された第2のトランク端末(C)と
    を備え、前記第1のトランク端末(A)と、前記ブランチ端末(B)とのうちの少なくとも一方は、それぞれ、前記トランク入力信号または前記ブランチ入力信号の出力電力を調整し、前記トランク経路(102)または前記ブランチ経路(104)での障害から回復するように構成され
    前記調整はメリット関数を最小にするものであり、
    前記第1のトランク端末(A)と、前記ブランチ端末(B)とのうちの前記少なくとも一方は、それぞれ、前記トランク入力信号または前記ブランチ入力信号における、第1の電力比と第2の電力比とを調整し、前記メリット関数を最小にするように構成され、
    前記第1の電力比は、
    として表され、前記第2の電力比は、
    として表され、式中で、P sig と、P IB と、P OB と、P 起動 とは、前記トランク入力信号または前記ブランチ入力信号の、それぞれ、利用されたチャネル電力と、イン・バンド・ローディング信号電力と、アウト・オブ・バンド・ローディング信号電力と、総起動電力とである、システム(100)。
  2. 前記メリット関数は、
    として表され、式中で、OSNRは、受信光信号対雑音比であり、OSNRは、公称受信光信号対雑音比であり、NLは、総蓄積非線形位相シフトであり、NLは、公称総蓄積非線形位相シフトであり、wは、重み付け係数である、請求項1に記載のシステム(100)。
  3. 前記メリット関数は、光信号対雑音比と、非線形位相シフトとに基づいている、請求項1に記載のシステム(100)。
  4. 分岐したWDM光ネットワークにおける障害回復のための方法(800)であって、
    障害に応じて、メリット関数を最小にするように送信チャネル(804)の電力分布を調整するステップ
    を含み、
    前記調整するステップは、前記送信チャネルにおいて第1の電力比と、第2の電力比とを調整するステップを含み、
    前記第1の電力比は、
    として表され、また前記第2の電力比は、
    として表され、式中で、P sig と、P IB と、P OB と、P 起動 とは、前記送信チャネルの、それぞれ、利用されたチャネル電力と、イン・バンド・ローディング信号電力と、アウト・オブ・バンド・ローディング信号電力と、総起動電力とである方法。
  5. 前記メリット関数は、
    として表され、式中で、OSNRは、受信光信号対雑音比であり、OSNRは、公称受信光信号対雑音比であり、NLは、総蓄積非線形位相シフトであり、NLは、公称総蓄積非線形位相シフトであり、wは、重み付け係数である、請求項に記載の方法。
  6. 前記メリット関数は、光信号対雑音比と、非線形位相シフトとに基づいている、請求項に記載の方法。
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