JP6313275B2 - アプリケーションアウェアの複数ワイヤレス無線アクセス技術の共存ソリューション、及び、デバイス内共存のための複数無線アクセス技術間での時間共用 - Google Patents

アプリケーションアウェアの複数ワイヤレス無線アクセス技術の共存ソリューション、及び、デバイス内共存のための複数無線アクセス技術間での時間共用 Download PDF

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Description

本願は、無線通信に関し、より具体的には、異なるワイヤレス無線アクセス技術のアプリケーションアウェアの共存、及び、デバイス内共存のための複数無線アクセス技術間での時間共用に関する。
無線通信システムの利用が急速に広がっている。近年、スマートフォンやタブレットコンピュータなどの無線機器が次第に洗練されてきている。現在、多くの移動体機器(すなわち、ユーザ端末機器、又はUE)は、電話への対応に加え、インターネット、電子メール、及び全地球測位システム(GPS)を用いたナビゲーションへのアクセスを提供し、これらの機能を利用する洗練されたアプリケーションを動作させることができる。さらに、数多くの異なる無線通信技術及び標準が存在する。無線通信標準は、一例として、GSM、UMTS(WCDMA、TDS−CDMA)、LTE、LTEアドバンスド(LTE−A)、HSPA、3GPP2のCDMA2000(例えば1xRTT、1xEV−DO、HRPD、eHRPD)、IEEE802.11(WLAN、又はWi−Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、ブルートゥース(登録商標)などを含む。
ユーザ端末装置(UE)(例えば、移動体電話、又はスマートフォン、ポータブルゲーム機、ラップトップ、ウェアラブルデバイス、PDA、タブレット、ポータブルインターネット機器、音楽プレイヤ、データ記憶装置、又は他のハンドヘルド機器など)は、様々な無線通信標準(LTE、LTE−A、Wi−Fi、ブルートゥースなど)によって定義される複数の無線アクセス技術のサポートを可能とする複数の無線インタフェースを有しうる。無線インタフェースは、様々なアプリケーションによって使用されることがあり、複数の無線インタフェースの存在は、UEに、同時に複数の無線インタフェースを介して(例えばLTE/LTE−A及びブルートゥースを介して)、アプリケーションのエンドトゥエンドの性能に影響を与えることなく、シームレスにそのアプリケーションを実行するためのモビリティソリューションを実装することを余儀なくさせる。すなわち、UEは、複数のRAT(例えば、LTE/LTE−A及びブルートゥース)に対応する複数の無線インタフェースを同時に運用するためのモビリティソリューションを実装することが必要でありうる。
スマートフォンやタブレットなどの多くの製品は、例えば、隣接する周波数帯域を有する複数のRATインタフェースが同時にアクティブとなることを要する。例えば、それらは、セルラ、及び、ブルートゥースとWi−Fiとの少なくともいずれかのリンクが同時にアクティブとなることを要求する場合があり、これらのリンクの2つ以上が直接隣接した帯域で動作しうる。フィルタと増幅器は理想的ではないため、各帯域からの不要な電力が他の帯域へ漏れ込み、干渉を引き起こして、時には、ある帯域を使用できなくする。これは「隣接チャネル干渉」又は略してACIと呼ばれる共存問題である。特に望ましくない状況は、UEが、同時に非常に弱いブルートゥース信号を感知する必要がある間に強力なセルラ信号を送信する場合である。セルラ信号からの漏れ電力により、ブルートゥース受信機は聞くことができなくなり(「受信機の感度低下」と呼ばれる)、エラーを、時には接続の完全な喪失を引き起こす。例えば、LTEの(ここでは帯域40Bとも呼ばれる)帯域40の上の部分は、2.4GHzのISM帯域に非常に近い。LTEとWi−Fiとの間にはガードバンドがなく、フィルタは通常効果的ではない。したがって、LTEは、Wi−Fiの感度を低下させやすく、Wi−FiはLTEの感度を低下させやすい。問題は、ISM帯域と小さいガードバンドを有する、LTEの帯域41でも生じうる。ガードバンドとハードウェアのフィルタは、ACIから生じる様々な問題に対処するソリューションを提供するのに効果的ではないと考えられる。
したがって、本分野における改善が望まれるだろう。
ここでは、とりわけ、無線ネットワーク、例えばパケットデータネットワークに対応する、アプリケーションアウェアな複数のワイヤレス無線アクセス技術(RAT)の共存ソリューションの、そして、その方法を実行する機器の、実施形態を提示する。ここでは、さらに、機器内共存のための異なるRAT間の時間共用ソリューションについての実施形態を提示する。
アプリケーションアウェアの複数ワイヤレスRAT共存
複数のRATの共存(COEX)問題に対処するために、ワイヤレスフィデリティ(Wi−Fi)回路及びロングタームエボリューション(LTE)回路(又はWi−Fi及びLTEチップ/集積回路)は、セルラとWi−Fiの無線信号の伝送を調整するために、通常、無線共存インタフェース、またはWi−Fiセルラインタフェース(略してWCI)としても知られる専用のリンクを介して通信する。例えば、Wi−Fiチップは、優先度の高いパケットを受信しようとするとき、Wi−Fiの受信がLTE伝送からの保護が必要であることを通知するメッセージを、LTEチップ(回路)へ送信する。同様に、セルラ無線チップ(回路)も、上りリンクデータを送信しようとするときに、Wi−Fiチップへ通知する。現在、セルラチップは、いつ上りリンクでユーザデータを送信するかを決定するために、特定の基地局の上りリンクグラント、例えばeNodeB(E−UTRAN nodeB、又はエボルブドnodeB)上りリンクグラントを用いる。セルラチップは、基地局からの上りリンクグラントをWi−FiへのCOEX通知をトリガするのに使用するため、Wi−Fiチップに対して、十分に早く、上りリンク送信(TX)情報を提供することができない。したがって、Wi−FiのCOEX軽減アルゴリズムは、セルラチップからのトリガに反応するのに十分な時間を有しえない可能性がある。これは、既存のCOEXソリューションを効果的でなくする。
既存のシステム上での改善を提供するために、アプリケーションアウェアなCOEXアルゴリズムは、より良好なCOEXソリューションを提供するために実装されうる。なお、このとき、「COEXソリューション」は、異なるワイヤレス無線アクセス技術の共存、例えば、LTE(又はより広範には、セルラ無線)とWi−Fiとの共存又はセルラ無線とブルートゥースとの共存、その他もろもろ、のためのソリューションを簡略に表すために用いられる。
一連の実施形態では、基地局からの上りリンクグラントなどのリアルタイムなトリガを用いるのではなく、アプリケーションの知識が、COEXアルゴリズムを実行するのに用いられうる。COEXアルゴリズムは、まず、無線リンク上でアクティブなプライマリアプリケーションを特定しうる。所定のトラフィックパターンに従うアプリケーション(例えばFaceTime、ボイスオーバーLTE(VoLTE)、ビデオ通話など)が、プライマリアプリケーションとみなされうる。アプリケーションのタイプを知ることにより、COEXアルゴリズムは、アクティブなアプリケーションによって生成される上りリンクトラフィックの性質を予測しうる。例えば、VoLTEクライアントは、20msごとに上りリンクトラフィックを送信しうる。ベストエフォートアプリケーションのトラフィックは、他のアプリケーションによって生成されたベストエフォートトラフィックに対しても、セルラリンク上での全体の上りリンクトラフィックパターンが維持されることを確実にするために、プライマリアプリケーションのトラフィックと束ねられうる。(ベストエフォート伝送は、通常、データ伝送、サービス品質レベル、又はユーザの優先度の保証のないネットワークサービスを説明する。したがって、ベストエフォート伝送は、信頼できる伝送及び定められた持続するサービス品質と対照的に、現在のトラフィックロードに応じた不特定の可変ビットレートと伝送時間によって特徴づけられうる。)
第1のRAT回路(例えばセルラチップ又は回路)は、第2のRAT回路(例えばWi−Fiチップ又は回路)に、第1のRATリンク(例えばセルラリンク)における予定トラフィックパターンについての通知を行いうる。第2のRAT回路(例えばWi−Fiチップ)は、アクセスポイント(AP)に、第1のRATの上りリンク(例えばセルラの上りリンク)の予定送信(TX)パターンについて、十分に事前に通知し、それにより、APに下りリンクCOEX軽減アルゴリズムを起動するための十分な時間を与えうる。
アプリケーションのトラフィックパターンを使用するのに加え、第1のRAT回路(例えばセルラチップ)は、現在実施されている上りリンクスケジューリング機構をも利用しうる。例えば、第1のRATの基地局(例えばeNodeB)がセミパーシステントスケジューリング(SPS)機構を用いて構成される場合、第1のRAT回路(例えばセルラチップ)は、第2のRAT回路(例えばWi−Fiチップ)に、第2のRAT回路(例えばWi−Fiチップ)が適切なCOEX軽減技術を開始するのに用いうる、SPS割り当ての予定トラフィックパターンについての通知を行いうる。
上述に加えて、ユーザ端末(UE)は、第1のRATの基地局(例えばeNodeB)に、第1のRATの基地局(例えばLTEのeNodeB)が、特に非リアルタイムアプリケーションに関するCOEX問題を避けるのに役立つ、より決定的な上りリンクのスケジューリングの決定を行うことを可能とする、第2のRATリンク(例えばWi−Fiリンク)で予定される下りリンクトラフィックのパターンについての通知を行いうる。非リアルタイムアプリケーションが第1のRATリンク(例えばセルラリンク)でアクティブである場合、UEは、第1のRATの基地局(例えばeNodeB)に、MACレイヤシグナリングを用いて、所定の時間量だけ、すなわち、UEが第2のRATリンク(例えばWi−Fiリンク)上でのCOEX問題への対処の準備ができる特定の持続期間の期間だけ、上りリンクのスケジューリングの決定を遅らせることを要求しうる。
機器内共存のための複数RAT間の時間共用
一連の実施形態では、感度低下の問題も、異なる共存RAT間での時間共用、例えばLTEとWi−Fiとの間の時間共用によって解決されうる。どの送信/受信期間が、所与のRATが所望の(特定の)スループットを維持することができることを確実にするかが確認されうる。換言すれば、所与のRATは、そのRATを用いたデータの転送(ULとDLとの少なくともいずれか)が生じうるターゲット時間区間を有しうる。同様に、少なくとも2つの「競合する」RATリンクのうちの少なくとも1つは、所定の時間区間の間データを転送する一方で、他の区間の間はそのRAT上でのデータ転送が起こらないように運用されうる。例えば、LTEは、接続モードDRX(C−DRX)を用いて、又は用いずに機能するように運用されうる。したがって、C−DRXのオン/オフサイクルは、いつ利用可能であるかのガイドとして用いることができ、また、C−DRXの振る舞いは、C−DRXが設定されないときにULにおいてまねられうる。
時間共用は、RATのうちの少なくとも1つに関連付けられた明確なデータ伝送機構に基づくことができ、それにより、そのデータ伝送機構は、伝送及び非伝送の所定の期間を含む。例えば、上述のように、LTE及びWi−Fiの時間共用は、LTEのC−DRXサイクルに基づいて実行されうる。セルラコントローラは、ISM(例えばWi−Fiチップ)にそのアクティブ区間について通知するために、セル−ISMリンク(例えばWCI−2インタフェース)を用いうる。その受信情報に基づいて、Wi−Fiコントローラは、Wi−Fiリンク上でのデータの伝送/受信をスケジューリングしうる。このように、Wi−Fiは、LTEがインアクティブな期間の間はアクティブでありえ、そして、Wi−Fiは、LTEがアクティブな期間の間はインアクティブでありうる。
一連の実施形態では、初期のON期間の間、様々なデータ転送がLTE上で生じうる。追加のLTEデータ転送は、ON区間の拡張された部分の間に生じうる。残りのOFF区間は、Wi−Fiデータ伝送のために予約されうる。その一方で、より長いC−DRXサイクルの間、LTEがOFF区間の間に再度アクティブになるときがありうる。LTE伝送はネットワークの制御下にあるため、C−DRXのOFF区間の間のLTEの再アクティベーションのそれらの間欠的な区間の間、十分にUE側での制御が及ばない場合がある。
その一方で、幾分より決定的なアプローチは、第1のRATリンク上で、この場合はLTEリンク上で起こる想定データ転送(すなわち、TX/RX)に従って、共存するRATコントローラ(複数のRATのTX/RX)の間での時間共用を管理することを含みうる。全体に、セルラコントローラとISMコントローラとの間で送信される2つの異なるメッセージが、時間共用を管理するために用いられうる。より具体的には、LTE/Wi−Fi及びWCIの場合、2つのWCI−2メッセージが、セルラコントローラによってアクティビティを伝達するために使用されうる。第1のメッセージがインアクティビティ期間を示しうると共に、第2のメッセージが伝送が開始されるサブフレームを示しうる。いくつかの実施形態では、第1のメッセージは、ブルートゥースシグナリングによって定められる標準タイプ3インアクティビティ期間であり、そこでは、セルラコントローラが、自身がいつインアクティブになろうとしていて、どの程度の長さ、インアクティブのままでいようとしているかをISMコントローラに示す。第2のメッセージは、伝送が開始されるサブフレームを示す独自仕様の事前通知メッセージでありうる。
上述のように、LTEアクティビティは、最初のON区間に続いて拡張されうる。LTEアクティビティが終わると、LTEは、設定可能なインアクティビティ区間の間、ULスケジューリング要求の抑制を開始し、このインアクティビティ区間を示すインアクティビティ区間の表示を、ISMコントローラへ、例えばWCI−2シグナリングを介して送信しうる。このメッセージに応答して、Wi−Fiは、パワーセーブ状態から脱し、Wi−Fiリンクを介したデータの転送(TX/RX)を開始しうる。(Wi−Fiのアクティビティ区間である)LTEのインアクティビティ区間の最後に、Wi−Fiは、パワーセーブモードに入りうる。したがって、LTEは、基地局(例えばeNodeB)へスケジューリング要求を送信し、アクティブなLTE区間が開始しうる。また、LTEは、Wi−Fiへ、固有の(特定の)時点において、伝送を開始することの事前通知を送信しうる。アクティビティ区間の終了時に、LTE(例えばセルラコントローラ)は、設定可能なインアクティビティ区間の間、ULスケジューリング要求の抑制を開始し、このインアクティビティ区間を示すインアクティビティ区間の表示を、ISMコントローラへ、例えばWCI−2シグナリングを介して送信しうる。このメッセージに応答して、Wi−Fiは、再度、パワーセーブ状態から脱し、Wi−Fiリンクを介したデータの転送(TX/RX)を開始しうる。Wi−Fiのアクティビティ区間の終了時に、Wi−Fiは、再度パワーセーブモードに入り、LTEは、再度、Wi−Fiに対して(すなわちISMコントローラに対して)、固有の(特定の)時点で伝送が開始される事前通知を送信しうる。この処理は、複数のRATの改善された機器内共存のための全伝送に対してその後、繰り返される。
一般に、第1のRATコントローラ(例えばセルラコントローラ)は、C−DRXオフ区間の間の伝送のスケジューリングをガイドするために、アクティブなアプリケーションの周期についての知識を使用しうる。すなわち、ISMコントローラへのシグナリングは、様々な無線インタフェースを介したデータ伝送を用いるアプリケーションの周期についての知識に少なくとも基づきうる。明確な周期データ転送機構、例えば、C−DRXが使用可能でない場合、UEは、同様のオン/オフスケジューリングアプローチを用いうるが、それをC−DRXサイクルと結びつけることはない。その場合、UEにおける複数のワイヤレスRATインタフェースを介して行われる通信(TX/RX)間の時間共用を可能とする、C−DRX又は同様の予期可能なTX/RCパターンに相応のタイミング値及び区間長を用いるC−DRXサイクルを「模倣」しうる。
機器内共存のための複数RAT間の時間共用における追加制御
上述のように、時間共用は、第2のRATコントローラからの第2のメッセージング又は通信タイプ(例えばWi−Fiコントローラからのタイプ1メッセージ)に応答しての第1のRATコントローラからの第1のメッセージング又は通信タイプを用いて(例えばLTEコントローラからのタイプ3メッセージングを用いて)管理されうる。いくつかの実施形態では、時間共用は、第1のRATリンクを介したデータ転送を管理する定められたデータ転送周期のデータ伝送機構に関連付けられた又は対応する複数の特性又はパラメータ、例えばC−DRXに対応するパラメータに従って、管理されうる。さらに、時間共用は、さらに、無線リソース制御(RRC)接続の状態を考慮して管理されうる。例えば、時間共用は、C−DRX設定、例えばC−DRX設定の状態、C−DRXアクティブ区間、C−DRXインアクティブ区間及びRRCもしくはRRC接続の状態に基づいて、管理されうる。COEXのための時間共用管理におけるメッセージングを、C−DRX状態及びRRC接続の状態を含めることによって更新することにより、LTEとWi−Fiの共存干渉問題は、WiFiのための時間が定められた伝送を可能とすることによって、大幅に削減されもしくは除去され、又は大幅に削減されて除去されうる。さらに、Wi−Fiのスループットは大幅に増加し、LTEの性能はLTEの受信をWi−Fiの送信から保護することにより、大幅に改善しうる。
なお、ここで説明される技術は、基地局、アクセスポイント、携帯電話、ポータブルメディアプレイヤ、タブレットコンピュータ、ウェアラブル機器、及び様々な他の計算機器を含むがこれらに限られない、多くの異なるタイプの機器に実装され、それらの機器とともに用いられ、又はそれらの機器に実装されると共にそれらの機器と共に用いられうる。
本概要は、本書面で説明される主題の一部についての概要を与えることを意図している。したがって、上述の特徴は単なる例であり、ここで説明される主題の範囲または精神をいかなる方法においても狭めるように解釈されるべきでないことが理解されるだろう。ここで説明される主題の他の特徴、態様、及び利点は、以下の詳細な説明、図面及び特許請求の範囲から明らかになるだろう。
いくつかの実施形態による、例示の(そして単純化された)無線通信システムを示す図。 いくつかの実施形態による、例示の無線ユーザ端末(UE)機器と通信する例示の基地局を示す図。 いくつかの実施形態による、UEの例示のブロック図。 いくつかの実施形態による、基地局の例示のブロック図。 いくつかの実施形態による、例示の無線通信システムを示す図。 いくつかの実施形態による、ある期間にわたってC−DRXが可能なUEの一般的な動作を示す例示のタイミング図。 いくつかの実施形態による、例示のセルラタワー及び例示のブルートゥース機器と通信する例示の無線UE機器を示す図。 いくつかの実施形態による、ブルートゥースとセルラ無線アクセス技術のための通信周波数に関する例示のエネルギー帯を示す図。 いくつかの実施形態による、様々な無線コントローラ及びアプリケーションプロセッサの相互接続を示す、単純な例示のシステム図。 実施形態の第1のセットによる、アプリケーションアウェアな複数ワイヤレスRATの共存を達成するための例示の方法を示すフローチャート。 実施形態の第2のセットによる、アプリケーションアウェアな複数ワイヤレスRATの共存を達成するための例示の方法を示すフローチャート。 実施形態の第3のセットによる、アプリケーションアウェアな複数ワイヤレスRATの共存を達成するための例示の方法を示すフローチャート。 いくつかの実施形態による、LTEエネルギー帯40B、ISMエネルギー帯、及びLTEエネルギー帯41の互いの関係を示す例示の帯域図。 実施形態の1つのセットによる、異なるRAT通信間の時間共用を示す例示のタイミング図。 実施形態の別の1つのセットによる、異なるRAT通信間の時間共用を示す例示のタイミング図。 実施形態の第1のセットによる、異なるRAT通信間の時間共用のための例示の方法を示すフローチャート。 実施形態の第2のセットによる、異なるRAT通信間の時間共用のための例示の方法を示すフローチャート。 いくつかの実施形態による、異なるRAT通信間の時間共用管理の概説を与える例示のブロック図。 いくつかの実施形態による、異なるRAT通信間の時間共用の管理の間の所定のメッセージングタイプの使用を示す例示のフロー図。 いくつかの実施形態による、異なるRAT通信間の時間共用を管理する際に考慮されるパラメータを示す例示のブロック図。 いくつかの実施形態による、図20で示されたパラメータを考慮した、異なるRAT通信間の時間共用の管理の間の、所定のメッセージングタイプの使用を示す例示のブロック図。 いくつかの実施形態による、無線リソース制御接続の確立を保護するための、異なるRAT通信間の時間共用の管理の間の、所定のメッセージングタイプの使用を示す例示のブロック図。 いくつかの実施形態による、第1のRATリンク上で行われる無線機器の通信と第2のRATリンク上のその無線機器の通信との間の時間共用を管理する例示の方法のフロー図。
ここで説明される特徴は、様々な変形及び代替形式の影響を受けやすいが、それの特定の実施形態について、図面における例を通して示し、ここで詳細に説明する。しかしながら、図面及びそれに対する詳細な説明は、開示された特定の形式に限定することは意図されておらず、それどころか、その意図は、添付の特許請求の範囲によって定められる主題の精神及び範囲内にあるすべての変形、均等物、及び代替物をカバーすることであることが理解されるべきである。
頭字語
本願を通じて様々な頭字語を用いる。本願を通じて現れうる最も顕著に使用される頭字語の定義を以下に与える:
UE:ユーザ端末
RF:無線周波数
BS:基地局
DL:(BSからUEへの)下りリンク
UL:(UEからBSへの)上りリンク
FDD:周波数分割複信
TDD:時分割複信
GSM:移動体通信用グローバルシステム
LTE:ロングタームエボリューション
ISM(帯域)電気通信以外(又は「セルラ通信」以外)のRF通信での使用のために予約された無線スペクトルの一部である、産業科学医療無線帯域
TX:送信/送信する
RX:受信/受信する
UMTS:ユニバーサル移動体通信システム
LAN:ローカルエリアネットワーク
WLAN:ワイヤレスLAN
AP:アクセスポイント
APR:アプリケーションプロセッサ
APN:アクセスポイント名
GPRS:汎用パケット無線サービス
GTP:GPRSトンネリングプロトコル
PDN:パケットデータネットワーク
PGW:PDNゲートウェイ
SGW:サービングゲートウェイ
RAT:無線アクセス技術
Wi−Fi:米国電気電子学会(IEEE)802.11標準に基づく、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)のRAT
用語
以下は、本願で現れうる用語集である。
メモリ媒体−任意の様々な種類のメモリ機器又はストレージ機器。用語「メモリ媒体」には、例えば、CD−ROM、フロッピー(登録商標)ディスク104、又はテープデバイスである設定媒体、DRAM、DDR RAM、SRAM、EDO RAM、Rambus RAMなどのようなコンピュータシステムメモリ又はランダムアクセスメモリ、例えばハードドライブ又は光学記憶装置であるフラッシュ、磁気メディアなどの不揮発性メモリ、レジスタ、又は他の同様の種類のメモリ要素などを含むことが意図されている。メモリ媒体は、同様に他の種類のメモリ、又はその組み合わせを含みうる。さらに、メモリ媒体は、プログラムが実行される第1のコンピュータシステムに配置されてもよいし、第1のコンピュータシステムにインターネットなどのネットワークを介して接続する第2の異なるコンピュータシステムに配置されてもよい。後の例では、第2のコンピュータシステムは、実行のために、第1のコンピュータにプログラム命令を提供してもよい。用語「メモリ媒体」は、異なる位置に、例えばネットワークを介して接続される異なるコンピュータシステムに、存在し得る、2つ以上のメモリ媒体を含みうる。
搬送媒体−上述のようなメモリ媒体、及び、電気、電磁又はデジタル信号などの信号を運ぶ、バス、ネットワーク、又は他の物理伝送媒体の少なくともいずれかなどの物理伝送媒体。
コンピュータシステム(又はコンピュータ)−パーソナルコンピュータシステム(PC)、メインフレームコンピュータシステム、ワークステーション、ネットワーク装置、インターネット装置、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、テレビジョンシステム、グリッドコンピューティングシステム、又は他の機器又は複数の機器の組み合わせを含む、任意の様々な種類の演算又は処理システム。一般に、用語「コンピュータシステム」は、メモリ媒体から命令を実行する少なくとも1つのプロセッサを有する任意の機器(又は複数の機器の組み合わせ)を包含するように、広く定義されうる。
ユーザ端末(UE)(又は「UE機器」)−モバイル又はポータブルであり、無線通信を実行する任意の様々な種類のコンピュータシステム機器。無線通信機器とも呼ばれる。UE機器の例は、携帯電話又はスマートフォン(例えばiPhone(登録商標)、Android(登録商標)ベースの電話)、iPad(登録商標)、Samsung Galaxy(登録商標)などのタブレットコンピュータ、ポータブルゲーム機器(例えば、Nintendo DS(登録商標)、PlayStation Portable(登録商標)、ゲームボーイアドバンス(登録商標)、iPod(登録商標))、ラップトップ、ウェアラブル機器(例えばアップルウォッチ(登録商標)、グーグルグラス(登録商標))、PDA、ポータブルインターネット機器、音楽プレイヤ、データ記憶機器、又は他のハンドヘルドの機器などを含む。様々な他の種類の機器が、それらがWi−Fi又はセルラとWi−Fiとの通信能力と、例えばブルートゥースなどの短距離無線アクセス技術(SRAT)を介した他の無線通信能力との少なくともいずれかを含むならば、このカテゴリに入るだろう。一般に、用語「UE」又は「UE機器」は、ユーザによって容易に運ばれ、無線通信することができる、電気、コンピューティング又は電気通信の少なくともいずれかの任意の機器(又は機器の組み合わせ)を包含するように広く定義されうる。
基地局(BS)−用語「基地局」は、その通常の意味の全てを有し、少なくとも、固定位置に設置され、無線電話システム又は無線システムの一部として通信するのに使用される無線通信局を含む。
処理エレメント−機器において、例えばユーザ端末機器において又はセルラネットワーク機器において、機能を実行することができる様々なエレメント又は複数のエレメントの組み合わせのことを呼ぶ。処理エレメントは、例えば、プロセッサ及び関連するメモリ、個別のプロセッサコアの一部または回路、プロセッサコア全体、プロセッサアレイ、ASIC(特定用途向け集積回路)などの回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などのプログラム可能なハードウェアエレメント、及び上述のものの様々な組み合わせのいずれかを含みうる。
無線機器(又は無線通信機器)−WLAN通信、SRAT通信、WiFi通信などを用いて無線通信を実行する様々な種類のコンピュータシステム機器のいずれか。ここで用いられるように、用語「無線機器」は、上述のUE機器を、又は、静止した無線クライアントもしくは無線基地局などの静止機器を指しうる。例えば、無線機器は、アクセスポイント(AP)もしくはクライアント局(UE)などの任意の種類の802.11システムの無線局、または、例えば基地局もしくは携帯電話などのセルラ無線アクセス技術(例えばLTE、CDMA、GSM)に従って通信する、セルラ通信システムの任意の種類の無線局でありうる。
Wi−Fi−用語「Wi−Fi」は、その通常の意味の全てを有し、少なくとも、ワイヤレスLAN(WLAN)アクセスポイントによってサービスが提供され、これらのアクセスポイントを通じてインターネットへの接続性を提供する無線通信ネットワーク又はRATを含む。ごく最近のWi−Fiネットワーク(又はWLANネットワーク)は、IEEE802.11標準に基づき、「Wi−Fi」の名の下で市販されている。Wi−Fi(WLAN)ネットワークはセルラネットワークと異なる。
ブルートゥース−用語「ブルートゥース」は、その通常の意味の全てを有し、少なくとも、Bluetooth Low Energy(BLE)及びBluetooth Low Energy for Audio(BTLEA)を含み、とりわけブルートゥース標準の将来の実装を含む、ブルートゥース標準の様々な実装のいずれかを含む。
パーソナルエリアネットワーク−用語「パーソナルエリアネットワーク」は、その通常の意味の全てを有し、少なくとも、コンピュータ、電話、タブレット及び入出力機器などの機器の間でデータ伝送に用いられる様々な種類のコンピュータネットワークのいずれかを含む。ブルートゥースは、パーソナルエリアネットワークの1つの例である。PANは、短距離の無線通信技術の例である。
自動的−コンピュータシステム(例えば、コンピュータシステムによって実行されるソフトウェア)又は機器(例えば、回路、プログラム可能なハードウェア要素、ASICなど)によって、動作又は操作を直接特定し又は実行するユーザ入力なしに実行される、当該動作又は操作を指す。したがって、用語「自動的」は、ユーザが操作を直接実行するように入力を供給する、ユーザによって手動で実行され又は特定される操作と対照的である。自動手順はユーザによって供給される入力によって開始されてもよいが、「自動的」に実行されるその後の動作は、そのユーザによって特定されない、すなわち、ユーザが実行すべき各動作を特定する「手動」では実行されない。例えば、コンピュータシステムがユーザ動作に応じてフォームを更新しなければならなくても、(例えば情報をタイピングすることにより、チェックボックスを選択することにより、無線器選択などにより)各フィールドを選択し情報を特定する入力を供給することにより電子フォームに書き入れるユーザは、手動でそのフォームに書き入れる。そのフォームは、コンピュータシステムによって自動的に書き入れられてもよく、そこでは、そのコンピュータシステム(例えば、コンピュータシステム上で実行するソフトウェア)は、フォームのフィールドを解析し、そのフィールドに対する回答を特定するいかなるユーザ入力もなく、そのフォームを埋める。上記のように、ユーザは、そのフォームの自動記入を起動し得るが、そのフォームの実際の記入には関与しない(例えば、ユーザはフィールドに対する回答を手動で特定せず、むしろ、それらは自動的に完遂される)。本明細書は、ユーザが取った動作に応じて自動的に実行される様々な動作の例を提供する。
ステーション(STA)−ここでの用語「ステーション」は、例えば、802.11プロトコルを用いることにより、無線で通信する能力を有する任意の機器を指す。ステーションは、ラップトップ、デスクトップPC、PDA、アクセスポイント、もしくはWi−Fi電話、又はUEと同様の任意の種類の機器でありうる。STAは、固定され、移動し、可搬であり、又はウェアラブルでありうる。無線ネットワークの用語では、一般的に、ステーション(STA)は、無線通信能力を有する任意の機器を広く含み、したがって、用語ステーション(STA)、無線クライアント(UE)、ノード(BS)は、多くの場合、互いに交換可能に用いられる。
構成される−様々な要素が、タスクを実行する「ように構成される」と説明されうる。そのような文脈において、「構成される」は、動作中のタスクを実行する「構造を有する」と一般に意味する広い説明である。このように、要素は、タスクを現在実行していない場合であっても、そのタスクを実行するように構成されうる(例えば、電気導体の集合は、2つのモジュールが接続されていなくても、モジュールを他のモジュールへ電気的に接続するように構成されうる。)。いくつかの文脈において、「構成される」は、動作中のタスクを実行する「回路を有する」と一般に意味する、構造の広い説明でありうる。このように、要素は、現在オンでなくても、そのタスクを実行するように構成されうる。一般に、「構成される」に対応する構造を形成する回路は、ハードウェア回路を含みうる。
本説明では、便宜上、様々な要素が、タスクを実行するように説明されうる。そのような説明は、フレーズ「構成される」を含むように解釈されるべきである。1つ以上のタスクを実行するように構成される要素の説明は、35U.S.C.112条第6パラグラフのその要素についての解釈を引き起こさないことが、明確に意図されている。
図1及び図2−例示の通信システム
図1は、いくつかの実施形態による、例示の(そして単純化された)無線通信システムを示している。なお、図1のシステムは、可能なシステムの単なる一例であり、実施形態は、要求に応じて、様々なシステムのうちのいずれかにおいて実装されうる。
図のように、例示の無線通信システムは、1つ以上のユーザ機器106−1〜106−Nと、伝送媒体を介して通信する基地局102を含む。ユーザ機器のそれぞれは、ここでは「ユーザ端末」(UE)又はUE機器と呼ばれうる。したがって、ユーザ機器106は、UE又はUE機器と呼ばれる。
基地局102は、基地局送受信機(BTS)又はセルサイトであることができ、UE106A〜106Nとの無線通信を可能とするハードウェアを含みうる。また、基地局102は、ネットワーク100(例えば、様々な可能性のうち、セルラサービスプロバイダのコアネットワーク、公衆交換電話網(PSTN)などの電気通信ネットワーク、インターネットの少なくともいずれか)と通信するための設備を有しうる。したがって、基地局102は、ユーザ機器間と、ユーザ機器及びネットワーク100間との少なくともいずれかにおける通信を促進しうる。基地局の通信エリア(又はカバレッジエリア)は、「セル」と呼ばれうる。また、ここで用いられるように、UEの観点から、基地局は、場合によっては、UEの上りリンク及び下りリンク通信に関与する限りにおいて、ネットワークを代表すると考えられうる。したがって、ネットワーク内の1つ以上の基地局と通信するUEも、ネットワークと通信するUEと解釈されうる。
基地局102及びユーザ機器は、GSM、UMTS(WCDMA(登録商標))、LTE、LTEアドバンスド(LTE−A)、3GPP2のCDMA2000(例えば1xRTT、1xEV−DO、HRPD、eHRPD)、Wi−Fi、WiMAXなどのような、無線通信技術又は電気通信標準とも呼ばれる様々な無線アクセス技術(RAT)のいずれかを用いる伝送媒体を介して通信するように構成されうる。いくつかの実施形態では、基地局102は、好ましくは、LTE又は同様のRAT標準を通じて、改善されたUL(上りリンク)及びDL(下りリンク)の分離を用いて、少なくとも1つのUEと通信する。
UE106は、複数の無線通信標準を用いて通信することが可能でありうる。例えば、UE106は、(LTEなどの)3GPPのセルラ通信標準と、(セルラ通信標準のCDMA2000ファミリにおけるセルラ通信標準などの)3GPP2セルラ通信標準と、のいずれか又は両方を用いて通信するように構成されることがありうる。いくつかの実施形態では、UE106は、ここで説明されるような改善された複数RAT共存方法及び機器内共存のための異なるRAT間の時間共用に従って、基地局102と通信するように構成されてもよい。したがって、基地局102と同一の又は異なるセルラ通信標準に従って動作する同様の他の基地局は、1つ以上のセルラ通信標準を介して広範な地理的領域にわたって連続した又はほぼ連続したオーバーラップしているサービスをUE106及び同様の機器に提供することができる、1つ以上のセルのネットワークとして提供されうる。
UE106は、さらに又は代替的に、WLAN、ブルートゥース、1つ以上のグローバルナビゲーション衛星システム(GNSS、例えばGPS又はGLONASS)、1つ以上の移動体テレビ放送標準(例えばATSC−M/H又はDVB−H)などを用いて通信するように構成されることもありうる。(2つより多くの無線通信標準を含む)無線通信標準の他の組み合わせも可能である。
図2は、いくつかの実施形態による、基地局102と通信する例示のユーザ端末106(例えば、機器106−1〜106−Nのうちの1つ)を示している。UE106は、携帯電話、ハンドヘルド機器、コンピュータもしくはタブレット、又は実質的に任意の種類の無線機器などの無線ネットワークの接続性を有する機器でありうる。UE106は、メモリに記憶されたプログラム命令を実行するように構成されるプロセッサを有しうる。UE106は、そのような記憶された命令を実行することにより、ここで説明される方法の実施形態のいずれかを実行しうる。代替的に、又は追加して、UE106は、ここで説明される方法実施形態のいずれか、又はここで説明される方法実施形態のいずれかのうちの、いずれかの部分を実行するように構成された、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)などのプログラム可能なハードウェアを含みうる。UE106は、複数の無線通信プロトコルのいずれかを用いて通信するように構成されうる。例えば、UE106は、CDMA2000、LTE、LTE−A、WLAN、又はGNSSのうちの2つ以上を用いて通信するように構成されうる。無線通信標準の他の組み合わせも可能である。
UE106は、1つ以上のRAT標準に従った1つ以上の無線通信プロトコルを用いて通信するための1つ以上のアンテナを含みうる。いくつかの実施形態では、UE106は、複数の無線通信標準間で、受信チェーンと送信チェーンとの少なくともいずれかの、1つ以上の部分を共用しうる。共用される無線機は、無線通信を実行するための、単一のアンテナを含んでもよいし、(例えばMIMOのための)複数のアンテナを含んでもよい。代替的に、UE106は、無線通信プロトコルであって、それを用いて通信するように構成される無線通信プロトコルごとに、(例えば別個のアンテナ及び他の無線機要素を含んだ)別個の送信チェーンと受信チェーンとの少なくともいずれかを含んでもよい。別の選択肢として、UE106は、複数の無線通信プロトコル間で共用される1つ以上の無線機を含んでもよく、1つ以上の無線機が単一の無線通信プロトコルによって排他的に使用される。例えば、UE106は、LTEとCDMA2000 1xRTTのいずれかを用いて通信するための共用無線機と、Wi−Fi及びブルートゥースのそれぞれを用いて通信するための個別の無線機とを含みうる。他の構成も可能である。
図3−例示のUEのブロック図
図3は、いくつかの実施形態による、例示のUE106のブロック図を示している。図のように、UE106は、様々な目的のための部分を含みうる、システムオンチップ(SOC)300を含みうる。例えば、図のように、SOC300は、UE106のためのプログラム命令を実行しうるプロセッサ302、及び、グラフィクス処理を実行し、ディスプレイ信号をディスプレイ340へ供給しうる表示回路304を含みうる。また、プロセッサ302は、プロセッサ302からアドレスを受け取ってそのアドレスをメモリ(例えばメモリ306、読み出し専用メモリ(ROM)350、NANDフラッシュメモリ310)における位置へ変換するように構成されうるメモリ管理ユニット(MMU)340と、表示回路304、無線器330、コネクタI/F320、もしくはディスプレイ340のすくなくともいずれかなどの、他の回路又は機器と、の少なくともいずれかに接続されうる。MMU340は、メモリ保護及びページテーブル変換又は設定を実行するように構成されうる。いくつかの実施形態では、MMU340は、プロセッサ302の一部として含まれうる。
図のように、SOC300は、UE106の様々な他の回路に接続されうる。例えば、UE106は、(例えばNANDフラッシュ310を含む)様々な種類のメモリ、(例えばコンピュータシステムと接続するための)コネクタインタフェース320、ディスプレイ340、及び(例えばLTE、LTE−A、CDMA2000、ブルートゥース、Wi−Fi、GPSなどのための)無線通信回路を含みうる。UE機器106は、基地局と他の機器との少なくともいずれかと無線通信を実行するための、少なくとも1つのアンテナ(例えば335a)を、そして場合によっては(例えばアンテナ335a及び335bによって図解される)複数のアンテナを含みうる。アンテナ335a及び335bは一例として示されており、UE機器106はより多くのアンテナを含みうる。全体としては、1つ以上のアンテナを、まとめてアンテナ335と呼ぶ。例えば、UE機器106は、無線機330を用いて無線通信を実行するために、アンテナ335を用いうる。上述のように、UEは、いくつかの実施形態において、複数の無線通信標準を用いて無線で通信するように構成されうる。
ここでさらに続いて説明するように、UE106(及び基地局102)は、UE106において複数RATの最適化された共存のための方法を実行し、さらに、機器内の共存のための異なるRAT間の時間共用のための方法を実行するための、ハードウェア及びソフトウェアを含みうる。UE機器106のプロセッサ302は、例えばメモリ媒体(例えば非一時的コンピュータ可読メモリ媒体)に記憶されたプログラム命令を実行することにより、ここで説明される方法の一部または全部を実行するように構成されうる。他の実施形態では、プロセッサ302は、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)又はASIC(特定用途向け集積回路)などの、プログラム可能なハードウェア要素として構成されうる。さらに、プロセッサ302は、ここで開示される様々な実施形態に従って、複数RATを用いた無線通信のための複数RATの最適化された共存を実行するために、さらに、機器内共存のための異なるRAT間の時間共用を実行するために、図3に示すように、他の要素と、接続され、相互運用され、又は接続されると共に相互運用されうる。また、プロセッサ302は、UE106において作動する、様々な他のアプリケーションとエンドユーザアプリケーションとの少なくともいずれかを実行しうる。
いくつかの実施形態では、無線機330は、様々な個々のRAT標準のための通信の制御に対して専用の、個別のコントローラを含みうる。例えば、図3に示すように、無線機330は、Wi−Fiコントローラ350、セルラコントローラ(例えばLTEコントローラ)352、及びブルートゥースコントローラ354を有し、少なくともいくつかの実施形態において、これらのコントローラの1つ以上又は全部が、後にさらに説明するように、互いに、そしてSOC300と(そして、より具体的にはプロセッサ302と)通信する、個別の集積回路(略してIC又はチップ)として実装されうる。例えば、Wi−Fiコントローラ350がセルラコントローラ352とセル−ISMリンク又はWCIインタフェースを介して通信してもよいし、ブルートゥースコントローラ354がセルラコントローラ352とセル−ISMリンクなどを介して通信してもよいし、その両方であってもよい。3つの個別のコントローラが無線機330内に描かれているが、他の実施形態は、UE機器106に実装されうる様々な異なるRATのための、より少ない、又は、より多くの、同様のコントローラを有する。
図4−例示の基地局のブロック図
図4は、いくつかの実施形態による、例示の基地局102のブロック図を示している。なお、図4の基地局は、とり得る基地局の単なる1つの例である。図のように、基地局102は、基地局102のためのプログラム命令を実行しうるプロセッサ404を含みうる。また、基地局102は、プロセッサ102からアドレスを受け取ってそのアドレスをメモリ(例えばメモリ460、及び読み出し専用メモリ(ROM)450)における位置へ変換するように構成されうるメモリ管理ユニット(MMU)440と、又は、他の回路又は機器とに接続されうる。
基地局102は、少なくとも1つのネットワークポート470を含みうる。ネットワークポート470は、電話網に接続するように構成され、図1及び2において上述したように、UE機器106などの複数の機器に、その電話網への接続を提供しうる。ネットワークポート470(又は追加のネットワークポート)は、さらに、又は代替的に、セルラネットワークに、例えばセルラサービスプロバイダのコアネットワークに、接続するように構成されうる。コアネットワークは、UE機器106などの複数の機器に、移動性に関するサービスと他のサービスとの少なくともいずれかを提供しうる。いくつかの場合、(例えばセルラサービスプロバイダによってサービスが供される他のUE機器の間で)ネットワークポート470がコアネットワークを介して電話網に接続しうるか、コアネットワークが電話網を提供しうるか、の少なくともいずれかでありうる。
基地局102は、少なくとも1つのアンテナ434、そして場合によっては複数のアンテナを含みうる。少なくとも1つのアンテナ434は、無線送受信機として動作するように構成されてもよく、また、さらに、無線機430を介してUE機器106と通信するように構成されうる。アンテナ434は、無線機430と、通信チェーン432を介して通信する。通信チェーン432は、受信チェーン、送信チェーン、又はその両方でありうる。無線器430は、LTE、LTE−A、WCDMA、CDMA2000などを含むがこれらに限定されない様々な無線通信標準を介して通信するように設計されうる。基地局102のプロセッサ404は、例えば、メモリ媒体(例えば非一時的コンピュータ可読メモリ媒体)に記憶されたプログラム命令を実行することにより、改善されたCSFBハンドリングのための、ここで説明される方法の一部又は全部を実行するように構成されうる。代替的に、プロセッサ404は、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)もしくはASIC(特定用途向け集積回路)またはそれらの組み合わせなどの、プログラム可能なハードウェア要素として構成されうる。所定のRAT,例えばWi−Fiの場合、基地局102は、アクセスポイント(AP)として設計されてもよく、この場合、ネットワークポート470は、ワイドエリアネットワークとローカルエリアネットワークとの少なくともいずれかへの接続を提供するように実装されてもよく、例えば、少なくとも1つのイーサネットポートを含むことができ、無線機430は、Wi−Fi標準に従って通信するように設計されうる。基地局102は、ここで開示される、アプリケーションアウェアの複数RAT共存ソリューション、及び機器内共存のための複数RAT間の時間共用の、様々な方法に従って動作しうる。
図5−例示の通信システム
図5は、いくつかの実施形態による、例示の無線通信システム500を示している。システム500は、LTEアクセスネットワークとWi−Fi無線アクセスネットワークが実装されたシステムである。システム500は、UE106、及び、LTEネットワーク504並びにWi−Fiネットワーク506を含みうる。
LTEアクセスネットワーク504は、第1のRATアクセスのいくつかの実施形態のうちの典型であり、Wi−Fiアクセスネットワーク506は、第2のRATアクセスのいくつかの実施形態のうちの典型である。LTEアクセスネットワーク504はより広範なセルラネットワーク(例えばLTEネットワーク)とインタフェース接続されることができ、Wi−Fiアクセスネットワーク506は、インターネット514とインタフェース接続されうる。より具体的には、LTEアクセスネットワーク504は、より広いセルラネットワーク516へのアクセスを同様に提供しうるサービング基地局(BS)508とインタフェース接続されうる。Wi−Fiアクセスネットワーク506は、インターネット514へのアクセスを同様に提供しうるアクセスポイント(AP)とインタフェース接続されうる。したがって、UE106は、AP510を介してインターネット514へ、そして、LTEアクセスネットワーク504を介してセルラネットワーク516へ、アクセスしうる。いくつかの実施形態では、図示されていないが、UE106は、LTEアクセスネットワーク504を介してインターネット514へアクセスしてもよい。より具体的には、LTEアクセスネットワーク504は、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイに同様にインタフェース接続されうるサービングゲートウェイと、インタフェース接続されうる。PDNゲートウェイは、同様に、インターネット514とインタフェース接続されうる。したがって、UE106は、LTEアクセスネットワーク504とWi−Fiアクセスネットワーク506とのいずれか又は両方を介して、インターネット514へアクセスしうる。
図6−DRX
送受信機回路において電力を節約するために開発された省電力技術の例は、不連続受信(またはDRX)として知られている。DRXを利用する機器においては、受信又は送信されるべき情報(パケット)がない場合、無線回路の一部の電源が落とされる。無線回路は、受信すべき情報があるかを判定するために周期的に電源をオンにされてもよく、その後、そのような判定が新しい情報が入ってこないことを示す場合に再度電源をオフとしてもよい。DRXを利用する機器は、送信されたパケット内のヘッダから、その中に含まれる情報がその機器のために到来しているのかを判定しうる。その情報がその機器に関係がない場合、回路は、少なくともそのパケットの残りの部分の間は電源を落とすことができ、その後、次のヘッダの前に電源をオンにしうる。ポーリングは使用されうる別の技術であり、機器は、周期的にアクセスポイント又は基地局へビーコンを送信し、受信を待機している情報があるかを判定しうる。受信待ちの情報がない場合、無線回路の部分は、次のビーコンが送信されるべき時まで電源を落とされうる。情報が移動体機器による受信町であるかの判定に加えて、無線回路がDRXモードにおける動作中で電源が入れられている間に、隣接セル探索が行われてもよい。隣接セル探索は、セル再選択と1つのセルから別のセルへ移動体機器のハンドオーバとを可能とするために実行されうる。
一般に、DRXは、受信又は送信されるべきパケットがないときにユーザ端末(UE)のほとんどの電源を落とし、ネットワークをリッスンするための特定の時刻又は期間においてのみウェイクアップする、UMTS(ユニバーサル移動体通信システム)、LTE(ロングタームエボリューション)、WiMAXなどのような多くの無線標準に導入されている。DRXは、接続モード及びアイドルモードを含んだ様々なネットワーク接続状態において、起動されうる。接続されたDRX(C−DRX)モードでは、UEは、基地局(BS)によって決定された特定のパターンに従って、下りリンク(DL)パケットをリッスンする。アイドルDRX(I−DRX)では、UEは、BSからの呼び出しをリッスンして、ネットワークに再度加わって上りリンク(UL)タイミングを取得する必要があるかを判定する。DRXはUEが受信又は送信すべきデータがない短い間だけ自身の送受信機回路のスイッチをオフとし、送信または受信すべきデータがあるかを確認するための「ウェイクアップ及びスリープ」サイクルを開始することを可能とするため、C−DRXモードにおける動作は、バッテリ使用を減らすのに役立つ。
無線データ伝送の別の態様はスケジューリングである。ほとんどの場合、スケジューリングは完全に動的である。下りリンク方向において、リソースは、データが利用可能な場合に割り当てられる。上りリンク方向において送信されるべきデータについては、UEは、UEの上りリンクバッファにデータが届いた際にはいつでも、動的に送信機会を要求する。下りリンク方向で送信されるデータ及び上りリンク送信機会についての情報は、各サブフレームの先頭において送信される無線レイヤ制御チャネルにおいて運ばれる。動的なスケジューリングは、大きいデータバーストをもたらしうる不定期かつ帯域幅を費やすデータ伝送(例えばウェブサーフ、動画ストリーミング、電子メール)に対して効果的である一方で、音声呼などのリアルタイムのストリーミングアプリケーションに対してはあまり適していない。後者の場合、データは定期的な間隔で短いバーストにおいて送信される。音声呼の場合のようにストリームのデータレートが非常に低い場合、各スケジューリングメッセージに対してわずかなデータのみが送信されるため、スケジューリングメッセージのオーバーヘッドが非常に大きくなる。
この問題に対する1つのソリューションがセミパーシステントスケジューリング(SPS)である。上りリンク又は下りリンク伝送ごとのスケジューリングに代えて、1回の機会ではなく伝送パターンが定められる。これは、スケジューリング割り当てのオーバーヘッドを大幅に削減する。サイレント期間の間、UEにおける無線音声CODECは、音声データの送信を停止し、その間の非常に長い期間を用いてサイレンス記述情報を送信するのみである。それらのサイレントの時間の間、パーシステントスケジューリングはスイッチをオフとされうる。上りリンクにおいて、空の上りリンク伝送機会についてのネットワークが設定した数の間、データが送信されなかった場合、SPSグラント手順は黙示的に取り消される。下りリンク方向では、SPSは、RRC(無線リソース制御)メッセージを用いて取り消される。DRXサイクルについてのパラメータは、様々なタイマを通じてBSによって設定されうる。DRXインアクティビティタイマは、DRXを起動する前に待つ、連続したサブフレームの数での時間を示す。BSがアプリケーションに基づいてDRXサイクルを調整することを可能とするために、ショートDRXサイクルとロングDRXサイクルとが定義される。一般に、DRXショートサイクルタイマは、いつロングDRXサイクルへ遷移するかを決定するために定められうる。パケットの受信に成功した後に、拡張された時間期間の間パケットの受信がなかった場合、BSは、RRC接続の開放を開始することができ、UEは、アイドルDRXを起動することが可能なRRC IDLE状態へと入りうる。オン期間タイマは、フレーム数であって、UEが、そのフレームの期間にわたって、省電力モードに入る前にDRXサイクルごとにDL制御チャネルを読み出すフレーム数を、決定するのに用いられうる。許容される値は、1、2、3、4、5、6、8、10、20、30、40、50、60、80、100及び200である。アイドルDRXモードの間、UEは、1つのサブフレームである、DRXサイクルごとに1回の呼び出し機会を監視しうる。
図6は、いくつかの実施形態による、一般的なC−DRX動作の様々な態様を示している。602によって示すように、UE106は、アクティブ状態で動作し、1つ以上の上りリンクと下りリンク(UL/DL)との少なくともいずれかの伝送を実行しうる(例えば、上りリンクデータの送信と下りリンクデータの受信との少なくともいずれかを行いうる)。604において、インアクティビティタイマが開始されうる。インアクティビティタイマは、602におけるアクティブな伝送の終了時に開始されうる。なお、インアクティビティタイマは、602におけるアクティブな伝送中に1回以上開始されうるが、604においてそれ以上のアクティビティが観測されなくなるまで、アクティビティ(伝送)が続いている結果、毎回リセットされていてもよく、その時点において、608における満了まで動作しうる。インアクティビティタイマは、要望の通りの長さを有することができ、可能なインアクティビティタイマの長さの例は、例えば3GPPの36.331規格によって規定されるように、100ms、80ms、50ms、40ms、又は、任意の他の値を含んでもよい。
606において、インアクティビティタイマの(604における)開始と(608における)満了との間に、UE106は、上りリンク又は下りリンクの伝送を何ら行っていなくてもよいが、アクティブ状態で動作し続けてもよく、下りリンクグラントのための1つ以上の通信チャネル(例えばPDCCH)を監視してもよい。608において、インアクティビティタイマは満了しうる。この時点で、UE106は、(例えばインアクティビティタイマの満了によって示されるように)十分な期間におけるデータ通信のインアクティビティを観測した結果として、低電力状態(DRX)へ遷移しうる。UE106が低電力状態で動作している期間中は、UE106は、ベースバンドロジック要素と無線要素との少なくともいずれかなどの1つ以上の要素の電力を落とすか、それらへの電力を減らすかの少なくともいずれかを行いうる。
610において、UE106は、「ウェイクアップ」し、アクティブ状態に再度入りうる。UE106は、例えば、基地局(例えばLTEにおけるeNodeB)によって通知されうる、スケジューラによって特定されるタイミングでウェイクアップしうる。特定のタイミングにおいて(又は特定の期間の後)、基地局は、保留している下りリンクデータがある場合には、UE106に、UE106のための下りリンクグラントを通知することができ、UE106は、この時間に下りリンクグラントの確認(例えば、PDCCHなどの通信チャネルの監視)を行いうる。また、1つ以上の他の機能が、要望に応じて、この時に実行されてもよい。この期間は、C−DRX動作における「オン期間」とも呼ばれうる。いくつかの実施形態によれば、オン期間は、3GPPの36.331規格によって定められるように、5ms、10ms、又は他の時間長など、特定の時間長だけ続くことができ、代替的に、オン期間は、所定の機能が実行されるまで続き、特定の機能がさらに実行される必要がないときに終了しうる。612において、オン期間は終了し、UE106は、オン期間のうちに下りリンクグラントが受信されなかった場合、「スリープ」に戻り、低電力状態に再度遷移しうる。その後、任意の数のスリープ(DRX)及びウェイク(オン期間)のサイクルが、要望に応じて実行されうる。
なお、UE106は、異なる長さのC−DRXサイクル間で遷移するようにも構成されうる。例えば、図のように、UE106は、(2、4、8、16などのような)所定数の(20ms、40ms、80ms又は任意の時間長だけ続きうる)までの「ショートC−DRX」サイクル614を実行し、上りリンク又は下りリンクの伝送がその所定数のサイクルの終わりまで実行されなかった場合、UE106は、アクティブ状態のオン期間の動作のためのウェイクアップする前により長い低電力状態動作の期間を特定しうる、1つ以上の(例えば3GPP 36.331によって規定されるように、80ms、160ms、320ms又は任意の時間長だけ続きうる)「ロングC−DRX」サイクル616を実行しうる。ロングC−DRXサイクルは、(例えばUE106とネットワークとのいずれかによって開始されうる)さらなるアクティブな通信が生じるまで、又はUE106にロングC−DRXサイクルを抜ける遷移をさせうる1つ以上の他の条件が生じるまで、継続しうる。
その後のある時刻においてアクティブな通信が再度開始される場合、UE106は、例えば、通信のアクティビティに応じて、適切であれば、同様のステップ(例えば、アクティビティ/インアクティビティを、インアクティビティタイマを介して監視することと、アクティブな通信と通信の間で十分なインアクティビティが見られた場合に、1つ以上のC−DRXを開始すること)を実行しうる。
複数RATの共存
上述したように、多くの製品(例えば携帯電話、タブレットなど)は、セルラ、及び、ブルートゥースとWi−Fiとの少なくともいずれかと、の両方のリンクが同時にアクティブであることを要求しうる。これを図7に示し、そこではUE機器106がブルートゥース機器704及びセルラ基地局702の両方と通信している。その一方で、これらの異なるRATは、図8に示すように、直接隣接した帯域に存在しうる。ブルートゥース帯域854とセルラ帯域852は隣接しており、フィルタ及び増幅器が理想的でないため、互いの帯域からの不要な電力が他の帯域へ漏れだし、干渉を引き起こし、場合によっては所定の帯域を使用できなくする。図7を再度参照すると、特に望ましくない状況は、UE106が、同時に非常に弱いブルートゥース信号を感知する必要がある間に強力なセルラ信号を送信する場合に生じうる。(図8において交わっている斜線領域で示される)セルラ信号からの漏れ電力により、ブルートゥース受信機は聞くことができなくなり(「受信機の感度低下」と呼ばれる)、これは、エラーを、時には接続の完全な喪失を引き起こしうる。
いくつかの実施形態による、例示の一般的な複数RAT共存構造の非常に簡単な図解を図9に示す(図3における無線機330も参照)。構造1100は、少なくとも2つの異なる種類の無線コントローラ、例えば、セルラ(帯域)送受信機コントローラ904とISM(帯域)送受信機コントローラ906を含む、UE機器の部分を表しうる。ISMコントローラ906は、Wi−Fi通信、ブルートゥース通信などを制御するためのものでありうる。1つの実施形態において、セルラコントローラ904はLTEチップ(IC)であり、ISMコントローラ906はWi−Fiチップである。コントローラ904及び906の動作は、アプリケーションプロセッサ(APR)902によって少なくとも部分的に制御されうる。例えば、APR902は、LTEチップ904に、セルラの電話をするように命令すると共に、同時に、Wi−Fiチップ906にISM帯域でファイルをダウンロードするように命令しうる。LTEチップ904とWi−Fiチップ906との間には、IC904及び906が互いに通信することを可能とするセルラ−ISMリンクでありうる、リンクがある。
通常、Wi−Fiチップ906は、優先度の高いパケットを受信しようとするとき、Wi−Fiの受信がLTE伝送からの保護が必要であることをLTEチップ904に通知するメッセージを、セル−ISMリンクを介して送信しうる。また、セルラチップ904は、上りリンクデータを送信する予定である時に、Wi−Fiチップ906へ通知しうる。セルラチップ904は、いつUL伝送においてユーザデータを送信しようとするかを決定するために、eNodeB上りリンクグラントを使用しうる。セルラチップ904は、Wi−FiのAP(Wi−Fiアクセスポイント)がそれに従ってWi−FiのDL伝送を調整しうるように、可能な限り早く、Wi−Fiチップ906へUL TXサブフレーム情報を通知しうる。
セルラチップ904は、Wi−Fiチップ906へCOEX通知をトリガするためにULグラントを使用するため、Wi−Fiチップ906へ十分に前もってUL TX情報を提供することができない。したがって、Wi−FiのCOEX軽減アルゴリズムは、セルラチップ904からのトリガに反応するのに十分な時間を有しえない可能性がある。これにより、既存のCOEXソリューションが比較的効果的でなくなる。機器のWi−Fiチップ906は、ULセルラトラフィックとの干渉を避けるために、セルラチップ904からのトリガを受信した後に以下の動作のいくつかを開始することが予定されうる:
AP(例えば図5のAP510)が下りリンクパケットをSTAへ送信するのを防ぐであろう、Cts2Self(Clear to Send to Self)。
APへ802.11vコロケーテッド(co-located)干渉報告の送信。このような802.11vに基づく明示的シグナリングは、APに対して、いつUEがULパケットをセルラリンクで送信する予定であるかを示すことができ、APが、COEX問題を避けるようにDL伝送を調整するのを促進する。しかしながら、802.11vをサポートするAPの広範な配備がされていないため、これは、現在はまだ広く実装されていない。
全体に、Cts2Self機構は、APに、Wi−Fiクライアントから、すなわち、UE内のWi−Fiチップ906から、Cts2Self通知を受信した後に、DLデータを送信するのを停止することを要求する。(漏れやすい(リーキー(leaky)な)APとも呼ばれる)一部のAPは、セルラUL及びWi−Fi下りリンクの間の干渉を避けるようなリアルタイムな方法で、Cts2Selfメッセージに反応することができない。上述の機構は、事実上、リアルタイムである。UEがWi−Fiへの通知を行いWi−FiがAPへの通知を行ったタイミングまで、処理は成功裏に完了しなくてもよい。
複数RATのアプリケーションアウェアな共存
上述の問題を軽減するために、後にさらに説明するように、様々なソリューションが実行されうる。所定のアプリケーションの間、例えば、セルラを通じて作動する(すなわち、セルラコントローラ904を介して少なくとも部分的に調整される)ビデオ電話、もしくは音声呼、又はセルラネットワーク/インタフェース上で起こる任意のデータ通信の間、データアプリケーションを追跡できる場合、例えば、特定の期間ごとに出ていくパケットについての知識がある場合、Wi−Fiチップ906は、その情報の通知を受けてもよく、Wi−Fiチップ906は、それに従ってDLをスケジューリングするように動作しうる。また、例えば、SPSの場合、セルラコントローラ904は、ULパケットをいつ送信する予定となっているかを知っている場合がある。したがって、セルラチップ904は、Wi−Fiチップ906へその情報を運ぶ/送信することができ、Wi−Fiチップ906は、例えばCts2Self又は802.11機構を通じて、APに、DLデータを送信しないように通知しうる。
また、Wi−FiがDLデータを受信できることが望ましい場合、例えば、ビーコン信号を受信する必要がある場合がある。Wi−Fiはビーコン信号を失わないことが望ましい。したがって、Wi−Fiが保護されるのを望む周期的なWi−Fi通信がある場合、Wi−Fiチップ906は、そのような通信に関連する情報をセルラチップ904へ送信してもよく、セルラチップ904は、この情報を、eNodeB(例えば図5の基地局508)へ、Wi−Fi上で通信が生じることの情報を提供するのに用いることができ、これは、eNodeBがUEからのUL通信をスケジューリングすべきでないときについての決定をするのに役立ちうる。
図10は、実施形態の第1のセットによる、アプリケーションアウェアな複数ワイヤレスRATの共存を達成するための例示の方法を示すフローチャートを示している。図10に示す方法は、図11及び図12に示す方法のいずれかと独立して又は組み合わせて、実行されうる。COEXアルゴリズムは、まず、無線リンク上でアクティブであるプライマリアプリケーションを特定しうる。所定のトラフィックパターンに従うアプリケーション(例えばFaceTime、VoLTE、ビデオ通話など)が、プライマリアプリケーションと考えられうる。換言すれば、所定の予期可能であるか又は予定されているかの少なくともいずれかのトラフィックパターンに従うアプリケーションが、プライマリアプリケーションとして特定されうる(1010)。プリケーションのタイプを知ることにより、COEXアルゴリズムは、アクティブなアプリケーションによって生成されるULトラフィックの性質を予測しうる。例えば、VoLTEクライアントは、20msごとにULトラフィックを送信しうる。ベストエフォートアプリケーションのトラフィックは、他のアプリケーションによって生成されたベストエフォートトラフィックに対しても、セルラリンク(例えば第1のRATリンク)上での全体のULトラフィックパターンが維持されることを確実にするために、プライマリアプリケーションのトラフィックと束ねられうる。セルラチップ(例えばコントローラ904又は概して第1のRATコントローラ)は、Wi−Fiチップ(例えばISM906又は概して第2のRATコントローラ)へ、例えばWCI又はセル−ISMリンクを介して、予定トラフィックパターンを通知しうる(1020)。Wi−Fiチップ(906)は、Wi−FiのAPへ、セルラULで、十分に前もって、予定トラフィックパターンに対応する予定TXパターンについて通知してもよく(1030)、それにより、Wi−FiのAPに、予定TXパターンに従って第2のRAT上での(すなわちWi−Fiリンク上での)DLデータ伝送を制御する、DL COEXアルゴリズムを開始するための十分な時間を与えうる(1040)。
図11は、実施形態の第2のセットによる、アプリケーションアウェアな複数ワイヤレスRATの共存を達成するための例示の方法を示すフローチャートを示している。上述の方法と独立して、又は組み合わせて、第1のRATコントローラ(例えばセルラチップ904)は、COEXを軽減するために現在行われているULスケジューリング機構を利用してもよい。図11に示す方法は、図10及び図12に示す方法のいずれかと独立して又は組み合わせて、実行されうる。例えば、eNodeBが例えばSPS機構などの、予測可能な又は予定されたトラフィックに特色を有するデータ転送機構を有して構成される場合、第1のRATコントローラ(例えばセルラチップ904)は、第2のRATコントローラ(例えばWi−Fiチップ906)へ、例えばSPSによって割り当てられた予定トラフィックパターンに従って、そのデータ転送機構によって割り当てられた予定トラフィックパターンを通知してもよく(1110)、第2のRATコントローラ(例えばWi−Fiチップ906)は、予定トラフィックパターンに従って第2のRAT上での(例えばWi−Fiリンク上での)データ伝送を制御する、対応する適切なCOEX軽減アルゴリズムを開始するのにこの通知を用いうる(1120)。
図12は、実施形態の第3のセットによる、アプリケーションアウェアな複数ワイヤレスRATの共存を達成するための例示の方法を示すフローチャートを示している。上述の方法と独立して又は組み合わせて、UEは、COEXを軽減するために、Wi−Fiで予定されるDLトラフィックパターンについての情報をも用いうる。図12に示す方法は、図10及び図11に示す方法の1つ以上と独立して又は組み合わせて、実行されうる。UEは、第1のRATコントローラ(例えばセルラチップ904)を介して、対応する基地局(例えばeNodeB)へ、Wi−Fiリンク上で予定されるDLトラフィックのパターンを示しうる(1210)。これは、基地局がULスケジューリングの決定をより決定的に行うことを可能とし、これは、特に非リアルタイムアプリケーションに対して、COEX問題を回避するのに役立つ。さらに、非リアルタイムアプリケーションがセルラリンク上でアクティブである場合、UEは、MACレイヤシグナリングを用いて、ULスケジューリングの決定を、UEがWi−Fiリンク上でCOEX問題に対処する準備を行いうるような、特定の持続期間だけ遅らせることを、基地局(例えばセルラリンクがLTEである場合はeNodeB)に対して要求しうる。
なお、一般に、COEXソリューションは、1つのRATのより強力な信号から第2のRATのより電力の小さい信号へ漏れた電力によってエラーが生じない方法で、様々な異なるRATリンク上でのデータ伝送を制御することを目的とする。すなわち、1つのRATリンクの、別の「より弱い」RATリンク上でのデータ転送を用いるアプリケーション/機器の感度を低下させる、より強力な信号をもたらす同時の信号伝送を防ぐ方法で、複数のRATリンク上でデータ転送を制御し時刻を決めるのに、既存のRATリンクのいずれか又は全部における予定データ転送パターンを用いることができる。例えば、上述の実施形態では、セルラ信号は、様々なISM信号より強力であると考えられる。
機器内共存のための複数RAT間の時間共用
図13
いくつかの実施形態による、異なるRATの様々な帯域が互いに影響しうる方法の別の態様を図13に示す。図13の例は、LTE及び(上述のような、Wi−Fi及びブルートゥースを含みうる)ISMに対するエネルギー帯域を示している。図13に示すように、LTEの(ここでは帯域40Bとも呼ばれる)帯域40の上の部分は、2.4GHzのISM帯域に非常に近い。図13の値は、MHzで与えられている。したがって、LTEの帯域40Aは、約2.3GHzから2.37GHzに広がって示され、LTEの帯域40Bは、約2.37GHzから、2.4GHzに広がって示されており、2.4GHzは同様にISM帯域が開始し、ISM帯域は2.484GHzまで広がっている。図13に見られるように、LTEとWi−Fi(ISM)との間にはガードバンドが存在しない。これらのエネルギー帯域の隣接性の悪影響に対抗するのに効果的でないことがわかっており、LTEは、Wi−Fiの感度を低下させる可能性が高く、Wi−FiはLTEの感度を低下させる可能性が高い。問題は、2.496GHzから2.69GHzに広がり、2.484GHzと2.496GHzとの間のISM帯域と小さいガードバンドを有する、LTEの帯域41でも生じうる。したがって、ガードバンド又はハードウェアフィルタによらないソリューションを提供することが望まれる。
一連の実施形態では、感度低下の問題は、異なる共存RAT間での時間共用、例えばLTEとWi−Fiとの間の時間共用によって解決されうる。どの送信/受信期間が、所与のRATが所望の(特定の)スループットを維持することができることを確実にするかが確認されうる。換言すれば、所与のRATは、そのRATを用いたデータの転送(ULとDLとの少なくともいずれか)が生じうるターゲット時間区間を有しうる。例えば、Wi−Fiは、所望のスループットを維持するための送信と受信とのために、少なくとも40msの期間を必要としうる。同様に、少なくとも2つの「競合する」RATリンクのうちの少なくとも1つは、所定の時間区間の間データを転送する一方で、他の区間の間はそのRAT上でのデータ転送が起こらないように運用されうる。例えば、LTEは、接続モードDRX(C−DRX)を用いて、そして、用いずに、機能するように運用されうる。C−DRXのオン/オフサイクルは、いつ利用可能であるかのガイドとして用いることができ、また、C−DRXの振る舞いは、C−DRXが設定されないときにULにおいてまねられうる。
図14
図14は、いくつかの実施形態による、異なるRAT通信間の時間共用を示す例示の図1400を示している。図14に示すように、時間共用は、RATのうちの、少なくとも1つに関連付けられた明確なデータ伝送機構に基づくことができ、それにより、そのデータ伝送機構は、そのRATについての伝送及び非伝送の所定の期間を含む。例えば、図14に示す例では、LTE及びWi−Fiの時間共用が、LTEのC−DRXサイクルに基づいて実行されうる。すなわち、この場合の明確なデータ転送機構はLTEであり、これは、その明確なデータ転送機構に基づく、Wi−Fiを用いたデータの伝送の時間共用を行いうる。図9を参照すると、一例として、上で導入した時間共用原理に従って、セルラコントローラ904は、ISMコントローラ906(例えばWi−Fiチップ)にそのアクティブ期間について通知するのに、(例えばWCI−2インタフェースでありうる)セル−ISMリンクを用いうる。その受信情報に基づいて、Wi−Fiコントローラ906は、Wi−Fiリンク上でのデータの伝送/受信をスケジューリング/達成しうる。したがって、Wi−Fiは、LTEがインアクティブな期間の間はアクティブでありえ、そして、Wi−Fiは、LTEがアクティブな期間の間はインアクティブでありうる。ある意味では、Wi−Fiコントローラ906は、いつWi−Fiリンク上でデータを転送するかに関して、LTEコントローラ904に対する「スレーブ」であると考えられうる。
C−DRXは、2〜3の方法で構成されうる。いくつかの場合、十分に長いC−DRXサイクル、例えば160msとして設定されてもよい一方で、他の場合では、例えばVoLTEアプリケーションに対して、C−DRXサイクルはより短く、例えば40msとなりうる。より短いサイクルの間の時間共用は、長いサイクルの間よりも、簡単でありうる。ショートサイクルは、ON期間とOFF期間とを切り替えることを含み、LTEは、OFF期間の間、サイレントを維持し、それは、そのOFF期間の間でのWi−Fi伝送を行うことを可能とする。したがって、WiFi伝送のための保証された時間期間がありえ、一方で、それらの期間は、所望の期間より短いものでありうる。図14に示すように、初期のON期間の間、様々なデータ転送がLTE上で生じうる。追加のLTEデータ転送は、ON区間の拡張された部分の間に生じうる。その後、残りのOFF区間は、Wi−Fiデータ伝送のために予約されうる。しかしながら、図14に示すように、より長いC−DRXサイクルの間、OFF期間の間にLTEが再度アクティブとなる瞬間がありえ、そこでは、Wi−Fiのために予約された第1の期間の後に、LTEが1つ以上の追加の時間アクティブになることが示されている。LTEが再度インアクティブとなるその後の期間も、Wi−Fi伝送(TX/RX)のために予約されうる。しかしながら、LTE伝送はネットワークの制御下にあるため、C−DRXのOFF区間の間のLTEの再アクティベーションのそれらの間欠的な区間の間、UE側での制御が十分に及ばない場合があることに留意されたい。
図15
図14で例示したものと比べて、幾分より決定的なアプローチは、第1のRATリンク上で、この場合はLTEリンク上で、起こる想定データ転送(すなわち、TX/RX)に従って、共存するRATコントローラ(複数のRATのTX/RX)の間での時間共用を管理することを含みうる。図15は、いくつかの実施形態による異なるRAT通信間の時間共用、特に、想定されるC−DRX機構に従った時間共用を示す例示の図1500を示している。全体に、セルラコントローラ904とISMコントローラ906との間で送信される2つの異なるメッセージが、時間共用を管理するために用いられうる。より具体的には、LTE/Wi−Fi及びWCIの場合、2つのWCI−2メッセージが、セルラコントローラ904によってアクティビティを伝達するために使用されうる。第1のメッセージがインアクティビティ期間を示しうると共に、第2のメッセージが伝送が開始されるサブフレームを示しうる。具体的には、第1のメッセージは、ブルートゥースシグナリングによって定められる標準タイプ3インアクティビティ期間でありえ、そこでは、セルラコントローラ904が、自身がいつインアクティブになる予定で、どの程度の長さ、インアクティブのままでいる予定であるかをISMコントローラ906に示しうる。第2のメッセージは、伝送が開始されるサブフレームを示す独自仕様の事前通知メッセージでありうる。
図15に示すように、LTEアクティビティは、最初のON区間に続いて拡張されうる。LTEアクティビティが終わると、LTE(例えばセルラコントローラ904)は、設定可能なインアクティビティ区間の間、ULスケジューリング要求の抑制を開始し、このインアクティビティ区間を示すインアクティビティ区間の表示を、ISMコントローラ906へ、例えばWCI−2シグナリングを介して送信しうる。このメッセージに応答して、Wi−Fi(すなわち、第2のRATコントローラ、この場合はコントローラ906)は、パワーセーブ状態から脱し、(この場合第2のRATリンクである)Wi−Fiリンク上でのデータの転送(TX/RX)を開始しうる。(Wi−Fiのアクティビティ区間である)LTEのインアクティビティ区間の最後に、Wi−Fiは、パワーセーブモードに入りうる。したがって、LTEは、基地局(例えばeNodeB)へスケジューリング要求を送信し、アクティブなLTE区間が開始しうる。また、LTE(すなわち、セルラコントローラ906)は、Wi−Fiへ(すなわちISMコントローラ906へ)、固有の(特定の)時点において、伝送を開始することの事前通知を送信しうる。アクティビティ区間の終了時に、LTE(例えばセルラコントローラ904)は、設定可能なインアクティビティ区間の間、ULスケジューリング要求の抑制を開始し、このインアクティビティ区間を示すインアクティビティ区間の表示を、ISMコントローラ906へ、例えばWCI−2シグナリングを介して送信しうる。このメッセージに応答して、Wi−Fi(すなわち、第2のRATコントローラ、この場合はコントローラ906)は、再度パワーセーブ状態から脱し、Wi−Fiリンク上でのデータの転送(TX/RX)を開始しうる。Wi−Fiのアクティビティ区間の終了時に、Wi−Fiは、再度パワーセーブモードに入り、LTE(すなわち、セルラコントローラ904)は、再度、Wi−Fiに対して(すなわちISMコントローラ906に対して)、固有の(特定の)時点で伝送が開始される事前通知を送信しうる。この処理は、複数のRATの改善された機器内共存のための全伝送に対してその後、繰り返される。
一般に、LTE、またはより広範には、第1のRATコントローラ(例えばセルラコントローラ904)は、C−DRXオフ区間の間の伝送のスケジューリングをガイドするために、アクティブなアプリケーションの周期についての知識を使用しうる。換言すれば、ISMコントローラへのシグナリングは、様々な無線インタフェースを介したデータ伝送を用いるアプリケーションの周期についての知識に少なくとも基づきうる。明確な周期データ転送機構、例えば、C−DRXが使用可能でない場合、UEは、同様のオン/オフスケジューリングアプローチを用いうるが、それをC−DRXサイクルと結びつけることはない。その場合、UEにおける複数のワイヤレスRATインタフェースを介して行われる通信(TX/RX)間の時間共用を可能とする、C−DRX又は同様の予期可能なTX/RCパターンに相応のタイミング値及び区間長を用いるC−DRXサイクルを「模倣」しうる。アクティブなアプリケーションの周期についての知識の例は、20msごとに生じるが2つで一組にまとめられて40msごとに送信される音声フレームを伴い、40msサイクルを有するVoLTEと、20msの音声フレームが3つでセットにまとめられ、60msごとに送信されるようにスケジューリングされ、100msごとに組み合わされて送信される映像フレームを伴うFaceTimeと、を含む。リアルタイムアプリケーションは、このように利用されうる自身の周期を有する傾向にある。
図16
図16は、いくつかの実施形態による、異なるRAT通信間の時間共用のための例示の方法を示すフローチャートを示している。図16に示すように、第1のRATコントローラは、第2のRATコントローラに対して、第1のRATリンク上でのデータ転送を管理する定められたデータ転送周期のデータ伝送機構に従ってスケジューリングされた、第1のRATリンクのアクティブなデータ転送期間についての情報を提供しうる。第2のRATは、情報を受信したことに応じて、第1のRATリンクのアクティブなデータ転送期間についての受信情報に基づいて、第2のRATリンク上でのデータ転送をスケジューリングしうる。したがって、第2のRATリンク上でのデータ転送(DX/RX)は、第1のRATリンク上でのデータ転送がアクティブでない期間の間にアクティブとなることができ、第1のRATリンク上でのデータ転送(DX/RX)は、第2のRATリンク上でのデータ転送がアクティブでない期間の間にアクティブとなることができる。
図17
図17は、他の実施形態による、異なるRAT通信間の時間共用のための例示の方法を示すフローチャートを示している。定められた第1のアクティブ期間の終了時に、第1のRATコントローラは、設定可能な期間の間、(第1のRATリンク上でのデータ転送に関連付けられる)ULスケジューリング要求を抑制しうる(1710)。第1のRATコントローラは、第2のRATコントローラへ、設定可能な期間に対応するインアクティビティ期間の始まりと持続時間とを示す第1のメッセージを送信しうる(1712)。第2のRATコントローラは、インアクティビティ期間の開始時に、第2のRATリンク上でのデータ転送を開始しうる(1714)。第1のRATコントローラは、第2のRATコントローラに対して、特定のタイミングで第1のRATリンク上で伝送が開始することの事前通知を送信しうる(1716)。第2のRATコントローラは、その後、事前通知を受信したことに応じて、インアクティビティ期間の終了時に、第2のRATリンク上でのデータ転送を終了しうる(1718)。第1のコントローラは、その後、基地局にスケジューリング要求を送信し、第1のRATリンク上での第2のアクティブなデータ転送期間を開始しうる(1720)。
追加の実施形態
図18
図14から図17に関連して、図18は、機器内共存のための複数RAT間の時間共用が、第1のRATリンク上でのデータ転送を管理する、定められたデータ転送周期のデータ転送気候に基づいて、第1のRATリンクのアクティブなデータ転送期間の知識を利用しうる、様々な実施形態の概要を与えている。具体的には、図18は、図14から図17で例示されたアプローチをまとめており、それにより、C−DRXアクティブ期間(1802)及びC−DRX印アクティブ期間(1804)の知識が、第2のRAT(例えば、Wi−Fi)コントローラ(1806)からのタイプ1通信に応答しての、第1のRAT(例えばLTE)コントローラからのタイプ3通信を通じて時間共用を管理するのに用いられうる。LTE及びWi−Fiがそれぞれ第1のRAT及び第2のRATを表しているのに対して、LTEとWi−Fiとの間の時間共用は、以下のように特徴付けられうる。LTEコントローラは、Wi−Fiインタフェースへ、自身のアクティブ期間についての通知を行うために、WCI−2インタフェースを用いうる。アクティブ期間の開始、アクティブ期間の終了、及び、次のアクティブ期間までの持続時間がある。アクティビティの伝達のために、LTEコントローラによって、2つのWCI−2メッセージが用いられうる。タイプ3通信は、ブルートゥース規格によって定められるような、標準のインアクティビティ期間を示しうる。事前通知メッセージは、伝送が開始されるべきサブフレームを示しうる。
図19
上述の特性に対応して、LTEとWi−Fiとの間の時間共用は、さらに、図19に図解されるフローの要約に従って説明されうる。LTEのB40(帯域40)ポリシが起動され(1902)、C−DRXが設定される(1904)。アクティブ期間(1906)において、LTEコントローラからのタイプ3通信が、スリープ期間、又はスリープ区間の持続時間を示しうる(1908)。印アクティブ期間(1910)において、LTEコントローラからのタイプ6通信は、オン期間又はオン区間の持続時間を示しうる(1912)。より具体的には、C−DRX期間は、Wi−Fiコントローラからのタイプ1通信に応答して、LTEコントローラからWi−Fiコントローラへ報告されうる。Wi−Fiコントローラからのタイプ1通信がLTEコントローラによって受信されると常に、LTEコントローラは、残りのC−DRXのアクティブサイクルのオン期間を示すタイプ3通信を、Wi−Fiコントローラへ送信する。LTEコントローラは、WCI−2を用いて、C−DRXのオン状態からC−DRXのオフ状態へと遷移するときに、インアクティビティ期間を示すタイプ3通信を送信する。LTEコントローラは、WCI−2を用いて、C−DRXのオフ状態からC−DRXのオン状態へと遷移するときに、アクティビティの事前通知を示すタイプ6通信を送信する。
追加の特徴
上述の処理フローに関して、検討すべき追加の問題が存在しうる。第1の問題は、C−DRXが設定されない場合に生じうる。(例えば、図21を参照してより詳細に説明するように)C−DRXが設定されないか、その設定が正しくない場合、Wi−Fiコントローラに提供される十分な情報がないかもしれず、図19に例示した設計フローに不利に影響しうる。
第2の問題は、(例えば、図21を参照してより詳細に説明するように)C−DRXが設定されておりその設定は正常であるが、(例えば連続データにより)インアクティビティタイマが全く満了しないことにより、Wi−FiがC−DRXが実行されるまでの長い期間にわたってオフとなりうる場合に生じうる。これは、VoLTE又はバーストデータ伝送の間に生じる可能性は低いが、接続の集中するトラフィック(例えばFTP)の間に生じうる。したがって、(インデクス0のタイプ3通信を用いて)LTEを保護し、(インデクス155のタイプ3通信を用いて)LTEが自力で動作することを可能とするのが望ましい場合がある。
第3の問題は、Wi−Fiコントローラからのタイプ1通信が受信され、LTEが休止しているかC−DRXが設定されていないかの場合に、Wi−Fiコントローラにその動作を継続すべきことを示す方法がない場合に生じうる。いくつかの実施形態では、特定のインデクスのタイプ3通信は、C−DRXサイクルに応じて、Wi−Fiコントローラからのタイプ1通信に応答するために用いられうる。
第4の問題は、RRC接続要求の保護を含む。いくつかの場合、RRC接続確立手順は、ここで説明される時間共用を実行するときに、保護される必要がありうる。いくつかの実施形態では、タイプ3通信(又はメッセージング)が、RRC接続確立を保護するために用いられうる。RRC接続を保護するために、タイプ3及びタイプ6のメッセージングは、C−DRXのオン/オフ状態のみならず、C−DRXのための設定の種類とRRC状態をも考慮するように変更されうる。RRC接続は、サービングセルの参照信号受信電力(RSRP)などの、セル状態に依存したタイプ3ペイロードを送信することにより、保護されうる。RRC接続要求は、取り扱われるイベント、例えばハンドオーバに関連しうる。それにより、タイプ3メッセージングは、全てのRRC接続手順を保護するのに用いられうる。
図20
上述に従って、いくつかの実施形態による、複数RATのCOEXのための時間共用の更新された例示の図を図20に示す。図20に示すように、1910において、時間共用は、第2のRATコントローラからの第2のメッセージング又は通信タイプ(例えばWi−Fiコントローラからのタイプ1メッセージ)に応答しての第1のRATコントローラからの第1のメッセージング又は通信タイプを用いて(例えばLTEコントローラからのタイプ3メッセージングを用いて)管理されうる。時間共用は、第1のRATリンクを介したデータ転送を管理する定められたデータ転送周期のデータ伝送機構に関連付けられた又は対応する複数の特性又はパラメータ(例えばC−DRXに対応するパラメータ)に従って、管理されうる。例えば、時間共用は、C−DRX設定、例えばC−DRX設定の状態(1906)、C−DRXアクティブ区間(1902)、C−DRXインアクティブ区間(1904)及びRRCもしくはRRC接続の状態(1908)に基づいて、管理されうる。COEXのための時間共用管理と関連付けられたメッセージングを、C−DRX状態及びRRC接続の状態を含めることによって更新することにより、LTEとWi−Fiの共存干渉問題は、WiFiのための時間が定められた伝送を可能とすることによって、大幅に削減されもしくは除去され、又は大幅に削減されて除去されうる。さらに、Wi−Fiのスループットは大幅に増加しえ、LTEの性能はLTEの受信をWi−Fiの送信から保護することにより、大幅に改善しうる。
図21
図21は、一連の実施形態による、異なるワイヤレス無線アクセス技術の時間共用共存の管理と、機器内共存のための複数無線アクセス技術間の時間共用との実例となる例示のメッセージングを示すフロー図を示している。2102において、ポリシ(又はデータ通信手法)が、第1のRATに関連付けられた特定の周波数帯域と第2のRATの対応する1つ又は複数のチャネルのためにアクティブ化される。例えば、(図13に示される、2300MHz〜2400MHzの周波数範囲に対応する)LTEの帯域40と、対応するWi−Fiチャネルのために、ポリシがアクティブ化されうる。なお、ここでは全体を通してLTEの帯域40について言及しているが、時間共用ポリシがアクティブ化されうるいくつかの他の潜在的な帯域があることに留意されたい。例えば、いくつかの実施形態において、2.4GHzのISM帯域の三次高調波を有するLTEの帯域18、20及び27などの帯域は、800MHzの低い部分内にありうる。なお、一般に、第1のRAT帯域内の問題のある周波数と第2のRAT帯域内の対応するチャネル/周波数とのためにアクティブ化されうることに留意されたい。一般に、問題のある周波数は、例えば図13に関して、上述のような周波数であると考えられうる。
2104において、RRC接続の状態が定められうる。RRC接続状態がアクティブ接続又はアイドル接続以外の状態を示す場合(2110)、例えば接続がないことを示す場合、ポリシは非アクティブ化されうる(2118)。例えば、様々な理由のために、無線機器はOOS(圏外)に入ってしまいうるし、(ポリシがアクティブ化された特定のLTE帯域の外側の)他の周波数への再選択を行ってしまいうるし、2110の表示をもたらす他のRATへ移動してしまう場合があり、これにより結果としてポリシが非アクティブ化される(2118)。RRC接続状態がアイドル接続を示す場合(2108)、特定のインデクスを有する第1の種類のメッセージングが、例えばインデクス155のタイプ3が、第2のRATコントローラへ、例えば、Wi−Fiコントローラへ、表示を提供するために(2116)、第1のRATコントローラによって、例えばLTEコントローラによって、用いられうる。具体的には、インデクス155のタイプ3メッセージはアイドル状態を示し、本メッセージは、155の期間のタイプ3メッセージとしても参照されうる。
RRC接続状態がアクティブ接続を示す場合、インデクス(期間)155のタイプ3メッセージングが、LTEコントローラによって送信されうる(2106)。C−DRXが設定されない場合(2114)、インデクス155のタイプ3メッセージングがLTEコントローラによって送信されうる(2126)。C−DRXが設定されている(2112)が、C−DRX設定が正しくない(2122)場合、LTEコントローラは、再度、インデクス155のタイプ3メッセージをWi−Fiコントローラへ送信しうる(2132)。C−DRXの設定が正常であるか正しくないかは、いくつかのパラメータと状況との少なくともいずれかに基づいて、要求に応じて定められうる。例えば「正常な」C−DRX設定は、ロングC−DRXサイクルの持続時間より短いC−DRXオン期間に対応してもよく、したがって、「正しくない」設定は、他の常態の全てを参照してもよい。他の実施形態では、C−DRXの「正常な」又は「正しくない」は、同様に、要求に応じて定められうる。
C−DRXが設定されており(2112)、かつ、設定が「正常」である(2120)場合、LTEコントローラは、インデクス0のタイプ3メッセージングを使用しうる(2120)。「正常な」C−DRX設定は、アクティブ期間(2128)とインアクティブ期間(2130)との2つの機関を含みうる。全体として、LTEコントローラは、アクティブ期間の終了時/インアクティブ期間の開始時にタイプ3メッセージングを用いてもよく、インアクティブ期間の終了時/アクティブ期間の開始時にタイプ6メッセージングを用いてもよい。全体として、図2100のセクション2150は、アクティブなC−DRX期間(2128)の間に生じうる2つの可能なシナリオに適用されうる。第1のシナリオでは、無線機器は、LTE伝送の間、アクティブ状態とインアクティブ状態(C−DRXのオン/オフ)間で往復して遷移していてもよい。このシナリオでは、ポリシのアクティブ期間(2128)は、アクティブ状態からインアクティブ状態への遷移に対応しており、アクティブ期間の終了時(2138)に、LTEコントローラは、推定スリープ持続期間の表示を伴うタイプ3メッセージを送信しうる(2144)。一方で、インアクティブ期間において(2130)、LTEコントローラは、インアクティブ期間からアクティブ期間への遷移を伝達するために、Wi−Fiコントローラへ、インデクス0のタイプ6メッセージを送信しうる(2140)。具体的には、タイプ6メッセージは、Wi−Fiコントローラへの、次回のオン期間の表示を伴う、インアクティブモードからアクティブモードへの遷移の事前通知でありうる。換言すれば、無線機器がLTEのC−DRX伝送のオン期間へ入る準備をする際に、LTEコントローラは、いつ、オン期間が開始されるかの表示を伴うタイプ6メッセージを送信しうる(2140)。この表示は、いくつかの他のイベントに関連する開始時刻又は開示時点と伝送特性の表示、例えば、オン期間が開始するサブフレームの表示、又は、オン期間がいつ開始するかを伝達するのに適した任意の他の表示でありうる。
セクション2150に対する第2のシナリオでは、LTEコントローラは、Wi−Fiコントローラからの、Wi−FiコントローラがいつWi−Fiスリープモードを脱するかの問い合わせと、LTEコントローラの現在の状態を判定するためのLTEコントローラへの問い合わせと、に応答しうる。したがって、Wi−Fiコントローラは、LTEコントローラへタイプ1メッセージ(いくつかの実施形態では、これは、ブルートゥース規格によって定められているタイプ1メッセージを参照する)を送信してもよく、LTEコントローラは、アクティブ期間の間に動作している場合(2128)、図のように、3つの場合(2142、2144、及び2146)にしたがって、タイプ3メッセージで応答しうる。具体的には、アクティブ期間中であってアクティブ期間の終了時以外にタイプ1メッセージが受信された場合(2136)、LTEコントローラは、アウェイクであることをWi−Fiコントローラに示すインデクス0のタイプ3メッセージで応答しうる(2142)。アクティブ期間の終了時に問い合わせが受信された場合(2138)、LTEコントローラは、スリープ期間の表示を伴うタイプ3メッセージ(2144)、又は、スリープの持続期間がインデクス155に正確に一致している場合に、制限されていない(例えば、定められていない、又は、終わりのない)期間にわたってスリープでいることをWi−Fiコントローラへ示すインデクス150を伴うタイプ3メッセージを、送信する。なお、タイプ1メッセージに応答してのタイプ3メッセージは、タイプ1メッセージへ応答しての(LTEのリアルタイムな状態、例えば、その瞬間にアクティブに送信又は受信をしているかを記述する)タイプ0メッセージの送信にのみ対応する、ブルートゥース規格の一部ではない。
図22は、いくつかの実施形態による、特にRRC接続の確立を保護するための、異なるRAT通信間の時間共用の管理の間の、所定のメッセージングタイプの使用を示すブロック図2200を示している。図22に示すように、参照信号受信電力に依存してRRC接続を確立する(2202)ために、期間を伴うタイプ3メッセージングが、LTEコントローラによって、伝達に用いられうる(2206)。RRC接続が失敗した場合(2204)、LTEコントローラは、制限されていない(例えば定められていない、又は、終わりのない)期間の間スリープでいることをWi−Fiコントローラに示すインデクス155のタイプ3メッセージング(2208)を用いうる。
図23
図23は、いくつかの実施形態による、無線通信機器によって少なくとも2つの異なるRATを用いて行われる無線通信間の時間共用を示しているフロー図を示している。2302において、無線機器は、第1のRATに従って行われるその無線機器の無線通信と、第2のRATに従って行われるその無線機器の無線通信との間の、時間共用を管理する。いくつかの実施形態において、時間共用は、無線機器の第1のRATコントローラが、その無線機器の第2のRATコントローラに対して、データ伝送機構に基づいて、第1のRATに従って行われる通信の間に生じるアクティブなデータ転送期間についての情報を提供すること(2304)を含む。第1のRATコントローラは、第1のRATに従って運用される第1の無線リンク上での無線機器の無線通信を管理し、その一方で、第2のRATコントローラは、第2のRATに従って運用される第2の無線リンク上でのその無線機器の無線通信を管理する。いくつかの実施形態では、第1のRATはLTEであり、その一方で第2のRATはWi−Fiである。
いくつかの実施形態では、情報は、特定のデータ伝送機構に基づいて第1のRATに従って行われる通信中に生じるアクティブなデータ転送期間についての情報を含む。例えば、情報は、特定のデータ伝送機構を代表するC−DRXモードで動作しているLTE上での、アクティブなデータ転送についての情報を含みうる。他の実施形態では、特定のデータ伝送機構は、例えば、予定周期を有する異なるデータ転送機構でありうる。
さらに、第1のRATコントローラは、特定のデータ伝送機構の状態情報に従って定められるインデクスを伴う第1の種類のメッセージングを用いて情報を提供しうる(2306)。例えば、C−DRX及びLTEの場合、第1のRATコントローラは、先に上述したように、C−DRX接続の状態に従って決定されるインデクスのタイプ3メッセージングを用いうる。さらに、第1のRATコントローラは、無線機器の接続又は接続性の状態情報に従って定められるインデクスを伴う第1の種類のメッセージングを用いて情報を提供してもよい(2308)。例えば、再度LTEの場合を参照すると、第1のRATコントローラは、同様に先に上述したように、無線機器のRRCの接続/接続性に従って定められるインデクスを伴うタイプ3メッセージングを用いうる。第2のRATコントローラは、その後、アクティブなデータ転送期間についての受信情報に基づいて、第2のRATに従って行われる通信中のデータ転送をスケジューリングしうる(2310)。
さらなる実施形態
いくつかの実施形態では、UE機器は、少なくとも第1のRATと第2のRATとに従って無線通信を実行するための1つ以上のアンテナを有する無線機を含む。UEは、また、第1のRATに従ってUEの無線通信を少なくとも部分的に管理するための第1のコントローラと、第2のRATに従ってUEの無線通信を少なくとも部分的に管理するための第2のコントローラとを含む。第1のコントローラは、第2のコントローラに、第1のRATに従ってデータを転送するためのデータ転送機構によって割り当てられた予定データ伝送パターンを通知するように運用されることができ、第2のコントローラは、予定データ伝送パターンに従って、第2のRAT上でのデータ伝送を制御するアルゴリズムを開始するように運用されうる。
いくつかの実施形態では、機器は、RATに従って無線リンク上でデータを転送するためのデータ転送機構によって割り当てられた予定データ伝送パターンの通知を提供するための手段を含み、さらに、その通知を受信したことに応じて、その予定データ伝送パターンに従って、第2のRAT上でのデータ伝送を制御するアルゴリズムを開始するための手段を含む。
いくつかの実施形態では、非一時的メモリ要素(NME)が、RATに従って無線リンク上でデータを転送するためのデータ転送機構によって割り当てられた予定データ伝送パターンの通知が、移動体機器によって提供されるようにするために処理回路によって実行可能な命令を記憶しうる。その命令は、さらに、通知を受信したことに応じて、予定データ伝送パターンに従って、第2のRAT上でのデータ伝送を制御するアルゴリズムを開始するために、処理回路によって実行可能でありうる。
いくつかの実施形態では、機器内での複数のワイヤレスRAT通信の改善された共存のための方法は、第1のRATの無線リンク上でアクティブなプライマリアプリケーションを特定すること(ここで、プライマリアプリケーションは第1のRATの無線リンク上での予定データ転送パターンに従う)と、第1のRATコントローラが、第2のRATコントローラに、予定データ転送パターンを通知することと、第2のRATコントローラが、第2のRATに従って動作しているアクセスポイントに、予定データ転送パターンに対応する予定データ送信(TX)パターンを通知することと、アクセスポイントが、予定TXパターンに従って第2のRATリンク上での下りリンクデータ伝送を制御するアルゴリズムを開始することと、を含む。
いくつかの実施形態では、UE機器は、少なくとも第1のRATと第2のRATとに従って無線通信を実行するための1つ以上のアンテナを有する無線機を含みうる。UEは、また、第1のRATに従ってUEの無線通信を少なくとも部分的に管理するための第1のコントローラと、第2のRATに従ってUEの無線通信を少なくとも部分的に管理するための第2のコントローラとを含みうる。UEは、第1のRATの無線リンク上でアクティブなプライマリアプリケーションを特定するように運用されてもよく、プライマリアプリケーションは、第1のRATの無線リンク上での予定データ転送パターンに従う。第1のコントローラは、第2のコントローラに予定データ転送パターンを通知するように動作することができ、第2のコントローラは、第2のRATに従って動作するアクセスポイントに、予定データ転送パターンに対応する予定データ送信(TX)パターンを通知するように動作することができ、ここで、アクセスポイントは、予定TXパターンに従って、第2のRATの無線リンク上で下りリンクデータ送信を制御するように動作する。
いくつかの実施形態では、機器は、第1のRATの無線リンク上でアクティブなプライマリアプリケーションを特定する手段を含み、プライマリアプリケーションは、第1のRATの無線リンク上での予定データ転送パターンに従う。また、機器は、予定データ転送パターンを示す第1の情報を提供する手段と、予定データ転送パターンに対応する予定データ送信(TX)パターンを示す第2の情報を、第2のRATに従って動作するアクセスポイントへ提供する手段とを含んでもよく、アクセスポイントは、予定TXパターンに従って、第2のRAT上での下りリンクデータ伝送を制御するように動作しうる。
いくつかの実施形態では、非一時的メモリ要素(NME)は、移動体機器に、第1のRATの無線リンク上でアクティブな、第1のRATの無線リンク上での予定データ転送パターンに従うプライマリアプリケーションを特定させ、予定データ転送パターンを示す第1の情報を提供させ、予定データ転送パターンに対応する予定データ送信(TX)パターンを示す第2の情報を、第2のRATに従って動作するアクセスポイントへ提供させるために処理回路によって実行可能な命令を記憶することができ、アクセスポイントは、予定TXパターンに従って、第2のRATリンク上での下りリンクデータ伝送を制御するように動作しうる。
機器内での複数ワイヤレスRAT通信の改善された共存のための方法は、第2のRATリンク上で予定される下りリンクトラフィックのパターンを、第1のRATに従って動作している基地局へ示すことを含む。また、本方法は、基地局が、第2のRATリンク上で予定される下りリンクトラフィックのパターンに従って、第1のRATリンク上での上りリンクデータ伝送をスケジューリングすることと、非リアルタイムアプリケーションが第1のRATリンク上でアクティブであるときに、特定の持続期間だけ、上りリンクデータ伝送のスケジューリングを遅らせるように基地局に要求することとを含みうる。
いくつかの実施形態では、UE機器は、少なくとも第1のRATと第2のRATとに従って無線通信を実行するための1つ以上のアンテナを有する無線機を含み、さらに、第2のRATリンク上で予定される下りリンクトラフィックのパターンを、第1のRATに従って動作する基地局へ示すように動作しうる制御回路を含み、基地局は、第2のRATリンク上で予定されている下りリンクトラフィックのパターンに従って、第1のRATリンク上での上りリンクデータ伝送をスケジューリングするように動作しうる。また、制御回路は、非リアルタイムアプリケーションが第1のRATリンク上でアクティブである場合に、特定の持続期間だけ、上りリンク伝送のスケジューリングを遅らせることを基地局へ要求するように動作してもよい。
いくつかの実施形態では、機器は、第2のRATリンク上で予定される下りリンクトラフィックのパターンを、第1のRATに従って動作する基地局へ示すための手段を含み、基地局は、第2のRATリンク上で予定されている下りリンクトラフィックのパターンに従って、第1のRATリンク上での上りリンクデータ伝送をスケジューリングするように動作する。また、機器は、非リアルタイムアプリケーションが第1のRATリンク上でアクティブである場合に、特定の持続期間だけ、上りリンク伝送のスケジューリングを遅らせることを基地局へ要求するための手段を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、非一時的メモリ要素(NME)は、無線通信機器に、第2のRATリンク上で予定される下りリンクトラフィックのパターンを、第1の無線アクセス技術(RAT)に従って動作する基地局へ示させるための、処理回路によって実行可能な命令を記憶し、基地局は、第2のRATリンク上で予定されている下りリンクトラフィックのパターンに従って、第1のRATリンク上での上りリンクデータ伝送をスケジューリングするように構成される。また、命令は、さらに、無線通信機器に、非リアルタイムアプリケーションが第1のRATリンク上でアクティブである場合に、特定の持続期間だけ、上りリンク伝送のスケジューリングを遅らせることを基地局へ要求させるために実行可能でありうる。
いくつかの実施形態では、機器内での複数のワイヤレスRAT通信の改善された共存のための方法は、第1のRATコントローラが、第1のRATリンク上でのデータ転送を管理する定められたデータ転送周期のデータ転送機構に基づいて、第1のRATリンクのアクティブなデータ転送期間についての情報を第2のRATコントローラへ提供することと、第2のRATコントローラが、第1のRATリンクのアクティブなデータ転送期間についての受信情報に基づいて、第2のRATリンク上でのデータ転送をスケジューリングすることとを含む。
いくつかの実施形態では、UE機器は、少なくとも第1のRATと第2のRATとに従って無線通信を実行するための1つ以上のアンテナを有する無線機と、第1のRATに従ってUEの無線通信を少なくとも部分的に管理するための第1のコントローラと、第2のRATに従ってUEの無線通信を少なくとも部分的に管理するための第2のコントローラと、を含む。第1のコントローラは、第1のRATリンク上でのデータ転送を管理する定められたデータ転送周期のデータ転送機構に基づいて、第1のRATリンクのアクティブなデータ転送期間についての情報を第2のコントローラへ提供するように動作することができ、第2のコントローラは、第1のRATリンクのアクティブなデータ転送期間についての受信情報に基づいて、第2のRATリンク上でのデータ転送をスケジューリングするように動作することができる。
いくつかの実施形態では、機器は、第1のRATリンク上でのデータ転送を管理する定められたデータ転送周期のデータ転送機構に基づいて、第1のRATリンクのアクティブなデータ転送期間についての情報を提供する手段を含み、さらに、第1のRATリンクのアクティブなデータ転送期間についての受信情報に基づいて、第2のRATリンク上でのデータ転送をスケジューリングするための手段を含む。
いくつかの実施形態では、非一時的メモリ要素(NME)は、第1のRATリンク上でのデータ転送を管理する定められたデータ転送周期のデータ転送機構に基づいて、第1のRATリンクのアクティブなデータ転送期間についての情報が無線通信機器によって提供されるようにするために処理回路によって実行可能な命令を記憶する。本命令は、さらに、無線通信機器に、第1のRATリンクのアクティブなデータ転送期間についての提供された情報に基づいて、第2のRATリンク上でのデータ転送をスケジューリングさせるために実行可能でありうる。
いくつかの実施形態では、無線通信機器内での複数のワイヤレスRAT通信の改善された共存のための方法は、第1のRATコントローラが、定められた第1のアクティブなデータ転送期間の終了時に、設定可能な期間の間、上りリンクスケジューリング要求を抑制することを含み、上りリンクスケジューリング要求は、第1のRATリンク上でのデータ転送と関連付けられる。本方法は、さらに、第1のRATコントローラが、第2のRATコントローラへ、設定可能な期間に対応するインアクティビティ期間の始まりと持続時間とを示す第1のメッセージを送信することを含みうる。また、本方法は、第2のRATコントローラが、インアクティビティ期間の開始時に第2のRATリンク上でのデータ転送を開始することと、第1のRATコントローラが、第1のRATリンク上で特定のタイミングで伝送が開始することの事前通知を第2のRATコントローラへ送信することを含みうる。最後に、本方法は、第2のRATコントローラが、事前通知を受信したことに応じて、インアクティビティ期間の終了時に第2のRATリンク上でのデータ伝送を終了することと、第1のRATコントローラが基地局にスケジューリング要求を送信し、第1のRATリンク上での第2のアクティブなデータ転送期間を開始することと、を含みうる。
いくつかの実施形態では、UE機器は、少なくとも第1のRATと第2のRATとに従って無線通信を実行するための1つ以上のアンテナを有する無線機と、第1のRATに従ってUEの無線通信を少なくとも部分的に管理するための第1のコントローラと、第2のRATに従ってUEの無線通信を少なくとも部分的に管理するための第2のコントローラと、を含みうる。第1のコントローラは、定められた第1のアクティブ期間の終了時に、第1のRATリンク上でのデータ転送に関連した上りリンクスケジューリング要求を、設定可能な期間の間、抑制しうる。第1のコントローラは、設定可能な期間に対応するインアクティビティ期間の始まりと持続期間を示す第1のメッセージを第2のコントローラへ送信してもよく、第2のコントローラは、インアクティビティ期間の開始時に第2のRATリンク上でのデータ転送を開始しうる。また、第1のコントローラは、第1のRATリンク上で特定のタイミングで伝送が開始することの事前通知を第2のRATコントローラへ送信してもよく、第2のコントローラは、事前通知を受信したことに応じて、インアクティビティ期間の終了時に第2のRATリンク上でのデータ伝送を終了しうる。最後に、第1のコントローラは、基地局にスケジューリング要求を送信し、第1のRATリンク上での第2のアクティブなデータ転送期間を開始しうる。
いくつかの実施形態では、機器は、定められた第1のアクティブ期間の終了時に、第1のRATリンク上でのデータ転送に関連した上りリンクスケジューリング要求を、設定可能な期間の間、抑制するための手段と、設定可能な期間に対応するインアクティビティ期間の始まりと持続期間を示す第1の情報を提供するための手段と、第1の情報に応答して、インアクティビティ期間の開始時に第2のRATリンク上でのデータ転送を開始するための手段と、第1のRATリンク上で特定のタイミングで伝送が開始することの事前通知を提供するための手段と、事前通知に応じて、インアクティビティ期間の終了時に第2のRATリンク上でのデータ伝送を終了するための手段と、基地局にスケジューリング要求を送信し、第1のRATリンク上での第2のアクティブなデータ転送期間を開始するための手段と、を含みうる。
いくつかの実施形態では、非一時的メモリ要素(NME)は、無線通信装置に、定められた第1のアクティブ期間の終了時に、第1のRATリンク上でのデータ転送に関連した上りリンクスケジューリング要求を、設定可能な期間の間、抑制させ、設定可能な期間に対応するインアクティビティ期間の始まりと持続期間を示す第1の情報を提供させ、第1の情報に応答して、インアクティビティ期間の開始時に第2のRATリンク上でのデータ転送を開始させ、第1のRATリンク上で特定のタイミングで伝送が開始することの事前通知を提供させ、事前通知に応じて、インアクティビティ期間の終了時に第2のRATリンク上でのデータ伝送を終了させ、基地局にスケジューリング要求を送信し、第1のRATリンク上での第2のアクティブなデータ転送期間を開始させるために、処理回路によって実行可能な命令を記憶しうる。
いくつかの実施形態では、無線通信機器内での複数ワイヤレスRAT通信の改善された共存のための方法は、第1のRATに従って行われる無線機器の無線通信と、第2のRATに従って行われるその無線機器の無線通信との間の、時間共用を管理することを含む。時間共用管理は、第1のRATに従って行われる無線機器の無線通信を管理する第1のRATコントローラが、第1のRATに従って無線機器の無線通信を管理する第2のRATコントローラへ、情報を提供することを含みうる。情報の提供は、
第1のRATに従って行われる通信を管理する定められたデータ転送周期のデータ転送機構の状態情報と、
無線機器の無線リソース制御(RRC)接続の状態情報と、
の少なくとも1つに従って定められるインデクスを有する第1の種類のメッセージを用いた情報の送信を含みうる。
情報の提供は、第1のRATに従打とともにデータ転送機構に基づいて行われる通信の間に生じるアクティブなデータ転送期間についての情報を提供することを含んでもよく、本方法は、さらに、第2のRATコントローラが、そのアクティブなデータ転送期間についての受信情報に基づいて、第2のRATに従って行われる通信の間のデータ転送をスケジューリングすることを含みうる。
いくつかの実施形態では、UE機器は、少なくとも第1のRATと第2のRATとに従って無線通信を実行するための1つ以上のアンテナを有する無線機を含んでもよく、さらに、第1のRATに従ってUEの無線通信を少なくとも部分的に管理するための第1のコントローラと、第2のRATに従ってUEの無線通信を少なくとも部分的に管理するための第2のコントローラと、を含みうる。第1のコントローラは、
第1のRAT上での通信を管理する定められたデータ転送周期のデータ転送機構の状態情報と、
無線機器の無線リソース制御(RRC)接続の状態情報と、
の少なくとも1つに従って定められるインデクスを有する第1の種類のメッセージを用いた情報の送信によって、第2のコントローラへ情報を提供しうる。
情報は、データ転送機構に従って生じる第1のRATリンクのアクティブなデータ転送期間についての情報を含むことができ、第2のコントローラは、第1のRATリンクのアクティブなデータ転送期間についての受信情報に基づいて、第2のRATリンク上でのデータ転送をスケジューリングしうる。
いくつかの実施形態では、無線通信機器は、第2のRATリンク上でその無線機器の無線通信を管理するコントローラに、第1のRATリンク上でその無線機器によって行われる無線通信に関する情報を提供するための手段を含みうる。情報の提供は、
第1のRATリンク上での無線機器によって行われる通信を管理する定められたデータ転送周期のデータ転送機構の状態情報と、
無線機器の無線リソース制御(RRC)接続の状態情報と、
の少なくとも1つに従って定められるインデクスを有する第1の種類のメッセージを用いた情報の送信を含みうる。
情報は、データ伝送機構に従って生じる第1のRATリンクのアクティブなデータ転送期間についての情報を含みうる。無線通信機器は、さらに、第1のRATリンクのアクティブなデータ転送期間についての受信情報に基づいて、第2のRATリンク上でのデータ転送をスケジューリングさせるための手段を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、非一時的メモリ要素(NME)は、無線通信機器に、第2のRATリンク上でその無線機器の無線通信を管理するコントローラに、第1のRATリンク上でその無線機器によって行われる無線通信に関する情報を提供させるために、処理回路によって実行可能な命令を記憶しうる。情報の提供は、
第1のRATリンク上での無線機器によって行われる通信を管理する定められたデータ転送周期のデータ転送機構の状態情報と、
無線機器の無線リソース制御(RRC)接続の状態情報と、
の少なくとも1つに従って定められるインデクスを有する第1の種類のメッセージを用いた情報の送信を含みうる。
いくつかの実施形態では、無線通信を促進する装置は、無線通信機器に、その無線通信機器によって第1の無線アクセス技術(RAT)に従って行われる第1の通信の間に生じるアクティブなデータ転送期間についての情報を提供させるように動作しうるとともに、さらに、その無線通信機器に、第2のRATと第1の通信の間に生じるアクティブなデータ転送期間についての情報とに従って第2の通信を行わせるように動作しうる、処理エレメントを含む。
いくつかの実施形態では、処理エレメントは、さらに、その無線通信機器に、第2の通信が行われていない間に第1の通信を行わせるとともに、第1の通信が行われていない間に第2の通信を行わせるように動作しうる。第1のRATはロングタームエボリューションでありえ、第2のRATはWi−Fiでありうる。第1の通信は、接続モードの不連続受信(C−DRX)通信を含みうる。処理エレメントは、さらに、無線通信機器に、第1の通信を少なくとも部分的に制御するように構成された第1のRATコントローラからの情報を、第2の通信を少なくとも部分的に制御するように構成された第2のRATコントローラへ提供させるように動作しうる。
いくつかの実施形態では、第1の通信は、定められたオン期間に行われる一方で、第2の通信はその定められたオン期間の間は行われず、第1の通信は定められたオフ期間の間は行われないが、第2の通信はその定められたオフ期間の間に行われる。他の実施形態では、第1の通信は、定められたオン期間の間に行われる一方で、第2の通信はその定められたオン期間の間は実行されず、第1の通信の少なくとも一部は、定められた拡張オフ期間の間に一部たりとも第2の通信が行われない場合に、その定められた拡張オフ期間の間に行われ、第2の通信の少なくとも一部は、定められた拡張オフ期間の間に一部たりとも第1の通信が行われない場合に、その定められた拡張オフ期間の間に行われる。
本発明の実施形態は、様々な形式で実現されうる。例えば、いくつかの実施形態では、本発明は、コンピュータ実装された方法、コンピュータ可読メモリ媒体、又はコンピュータシステムとして実現されうる。他の実施形態では、本発明は、ASICなどの1つ以上のカスタム設計されたハードウェア機器を用いて実現されうる。他の実施形態では、本発明は、FPGAなどの1つ以上のプログラム可能なハードウェア機器を用いて実現されうる。
いくつかの実施形態では、非一時的コンピュータ可読メモリ媒体(例えば非一時的メモリ要素)は、プログラム命令とデータとの少なくともいずれかを記憶し、プログラム命令は、コンピュータシステムによって実行される場合に、そのコンピュータシステムに方法を、例えば、ここで説明した方法実施形態のいずれか若しくはここで説明した方法実施形態の任意の組み合わせ、又は、ここで説明した方法実施形態のいずれかの任意のサブセット若しくはそのようなサブセットの任意の組み合わせを実行させる、ように構成されうる。
いくつかの実施形態では、機器(例えばUE)は、プロセッサ(又はプロセッサのセット)及びメモリ媒体(又はメモリ要素)を含むように構成されてもよく、メモリ媒体はプログラム命令を記憶し、プロセッサは、メモリ媒体からプログラム命令を読み出して実行するように構成され、プログラム命令はここで説明した様々な方法実施形態のいずれか(もしくはここで説明した方法実施形態の任意の組み合わせ、又は、ここで説明した方法実施形態のいずれかの任意のサブセット若しくはそのようなサブセットの任意の組み合わせ)を実行するために実行可能である。その機器は、様々な形式で実現されうる。
いくつかの実施形態では、装置は、無線通信機器に、第1の無線アクセス技術(RAT)に従って当該無線通信機器によって実行される第1の通信についてデータ転送機構によって割り当てられる予定データ伝送パターンの通知を生成させるように構成される処理エレメントを含みうる。また、処理エレメントは、無線通信機器がその通知に応じてアルゴリズムを実行させるようにし、アルゴリズムの実行は、第2のRATに従って無線通信機器によって実行される第2の通信を、予定データ伝送パターンに基づいて実行させる。
上の実施形態は十分に詳細に説明されているが、上の開示が十分に理解されたならば、当業者には、数多くの変形及び変更が明らかになるだろう。以下の特許請求の範囲は、そのような変形及び変更の全てを包含するように解釈されることが意図されている。

Claims (17)

  1. 無線通信機器であって、
    1つ以上のアンテナと、
    前記1つ以上のアンテナと接続され、第1の無線アクセス技術(RAT)及び第2のRATに従って前記1つ以上のアンテナを介した前記無線通信機器無線通信を促進するように構成された無線回路と、
    前記第1のRATに従って実行される前記無線通信機器の第1の通信を制御するように構成された第1のRATコントローラと、
    前記第2のRATに従って実行される前記無線通信機器の第2の通信を制御するように構成された第2のRATコントローラと、
    処理エレメントであって、
    前記第1の通信に対応する無線リンクにおいてアクティブであると共に特定のデータ伝送パターンに従う少なくとも1つのプライマリアプリケーションを特定し、
    前記特定された少なくとも1つのプライマリアプリケーションに基づいて、前記第1の通信と関連する予定データ伝送パターンを決定する、
    ように構成された処理エレメントを有し、
    前記第1のRATコントローラは、前記予定データ伝送パターンを前記第2のRATコントローラへ通知するように構成され、
    前記第2のRATコントローラは、前記第1のRATコントローラによって通知をされたことに応じて、前記第2のRATに従って動作しているアクセスポイント機器へインタフェースレポートを送信するように構成され、前記インタフェースレポートは、前記無線通信機器が、いつ、前記第1のRAT及び前記予定データ伝送パターンに従ってデータを送信する予定であるかを示し、
    前記インタフェースレポートを受信した前記アクセスポイント機器は、アルゴリズムを実行させ、前記アルゴリズムの実行は前記予定データ伝送パターンに基づいて前記第2の通信を実行させる、
    ことを特徴とする無線通信機器。
  2. 前記アルゴリズムの実行は、前記第2のRATコントローラに、前記無線通信機器が前記第1のRATに従って前記第1の通信を実行しているときに、前記第2のRATに従って動作しているアクセスポイント機器が前記無線通信機器へパケットを送信するのを防がせる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信機器。
  3. 前記無線通信機器は、前記インタフェースレポートに基づいて前記アクセスポイント機器によって調整される下りリンク伝送に従って、下りリンクデータを受信するように構成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信機器。
  4. 前記第2のRATコントローラは、前記アルゴリズムを実行するように構成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信機器。
  5. 前記第2のRATコントローラへ前記予定データ伝送パターンを通知するために、前記第1のRATコントローラは、アクティブなデータ転送が前記第1の通信の間のいつ実行されるかを示す情報を、前記第2のRATコントローラへ提供するように構成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信機器。
  6. 前記第2のRATコントローラは、前記第1のRATコントローラによって提供された前記情報に基づいて、前記第2の通信の間に実行されるべきデータ転送をスケジューリングするように構成される、
    ことを特徴とする請求項に記載の無線通信機器。
  7. 少なくとも第1の無線アクセス技術(RAT)及び第2のRATに従った無線通信を促進する装置であって、
    無線通信機器に、
    前記第1のRATに従って当該無線通信機器によって実行される第1の通信に対応する無線リンクでアクティブであり、特定のデータ伝送パターンに従う少なくとも1つのプライマリアプリケーションを特定させ、
    前記特定された少なくとも1つのプライマリアプリケーションに基づいて、前記第1の通信に関連する予定データ伝送パターンを決定させ、
    前記予定データ伝送パターンの通知を生成させ、
    前記通知に応じて、前記第2のRATに従って動作しているアクセスポイント機器へ、前記無線通信機器が、いつ、前記第1のRAT及び前記予定データ伝送パターンに従ってデータを送信する予定であるかを示すインタフェースレポートを送信させる、ように構成された処理エレメント、
    を有し、
    前記インタフェースレポートを受信した前記アクセスポイント機器は、アルゴリズムを実行さ、前記アルゴリズムの実行は、前記第2のRATに従って前記無線通信機器によって実行される第2の通信を、前記予定データ伝送パターンに基づいて実行させる、
    とを特徴とする装置。
  8. 前記処理エレメントは、さらに、前記無線通信機器に、前記無線通信機器が前記第1のRATに従ってデータを転送しているときに、前記第2のRATに従って動作しているアクセスポイント機器が前記無線通信機器へパケットを送信するのを防がせるように構成される、
    ことを特徴とする請求項に記載の装置。
  9. 前記処理エレメントは、さらに、前記無線通信機器に、前記インタフェースレポートに基づいて前記アクセスポイント機器によって調整される下りリンク伝送に従って、下りリンクデータを受信させるように構成される、
    ことを特徴とする請求項に記載の装置。
  10. 前記処理エレメントは、さらに、前記無線通信機器に、前記アルゴリズムを実行させるように構成される、
    ことを特徴とする請求項に記載の装置。
  11. 前記通知は、アクティブなデータ転送が前記第1の通信の間のいつ実行されるかを示す情報を含む、
    ことを特徴とする請求項に記載の装置。
  12. 前記処理エレメントは、さらに、前記無線通信機器に、前記情報に基づいて前記第2の通信の間に実行されるべきデータ転送をスケジューリングさせるように構成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  13. 少なくとも第1の無線アクセス技術(RAT)及び第2のRATに従った無線通信を促進する方法であって、
    前記第1のRATに従って無線通信機器によって実行される第1の通信に対応する無線リンクでアクティブであり、特定のデータ伝送パターンに従う少なくとも1つのプライマリアプリケーションを特定することと、
    前記特定された少なくとも1つのプライマリアプリケーションに基づいて、前記第1の通信に関連する予定データ伝送パターンを決定することと、
    前記予定データ伝送パターンの通知を生成することと、
    前記通知に応じて、前記第2のRATに従って動作しているアクセスポイント機器へ、前記無線通信機器が、いつ、前記第1のRAT及び前記予定データ伝送パターンに従ってデータを送信する予定であるかを示すインタフェースレポートを送信することと、
    前記アクセスポイント機器が前記インタフェースレポートを受信したことに応じてアルゴリズムを実行することと、
    を含み、
    前記アルゴリズムを実行することは、前記第2のRATに従って前記無線通信機器によって実行される第2の通信を、前記予定データ伝送パターンに基づいて実行させる、
    ことを特徴とする方法。
  14. 前記無線通信機器が前記第1のRATに従ってデータを転送しているときに、前記第2のRATに従って動作しているアクセスポイント機器が前記無線通信機器へパケットを送信するのを防ぐこと、をさらに含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  15. 前記インタフェースレポートに基づいて、前記アクセスポイント機器によって調整された下りリンク伝送に従って下りリンクデータを受信することをさらに含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  16. 前記アルゴリズムを実行することは、前記無線通信機器によって行われる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  17. 前記通知は、アクティブなデータ転送が前記第1の通信の間のいつ実行されるかを示す情報を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
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