JP6309686B2 - オーラルケア器具用のヘッド - Google Patents

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Description

本開示は、オーラルケア器具用のヘッドに関し、具体的には、実質的に平行四辺形の形状を持つ横断面エリアを有する少なくとも1つの毛束を備えるそのようなヘッドに関する。
手動式及び電動式歯ブラシのようなオーラルケア器具用の多数の繊維からなる毛束は、当該技術分野では周知のものである。一般的にこうした毛束は、使用者の口腔内に挿入されることを意図したヘッドの取り付け面に取り付けられている。通常はヘッドにグリップハンドルが取り付けられ、ブラッシングの際にはこのハンドルを使用者が握る。ヘッドは、ハンドルに永久的に連結されているか、又はハンドルに繰り返し着脱することができるものとなっている。
毛束はしばしば、約1.5mm〜約2.5mmの直径を持つ実質的に円形の横断面形状を有することが知られている。このタイプの毛束を備える歯ブラシは、歯の外側頬側面を適切にクリーニングするが、歯の外側表面の集中的な表面クリーニング及び磨き仕上げをもたらすには適していない。
いわゆるブロック毛束を備えるブラシヘッドもまた当該技術分野において知られている。当該技術分野において知られているいくつかのブロック毛束は、正方形の形状をなす横断面エリアを有している。一般的に、正方形の2つの対向する辺はヘッドが延びる長さ方向に沿って延び、また2つの対向する辺はそれらに対して実質的に垂直に延びる。しかしながら、当該技術分野において知られているブロック毛束は、ブラッシング動作の間に、穏やかで心地よい口内知覚ではなく、むしろ嵩張る感覚をもたらしている。
本開示の目的は、特に歯の外側表面の集中的な表面クリーニング及び磨き仕上げ効果に関して改善されたクリーニング特性をもたらし、それによってブラッシング動作の間の快適で心地よく穏やかな口内知覚をもたらす、オーラルケア器具用のヘッドを提供することである。こうしたヘッドを備えるオーラルケア器具を提供することも本開示の目的である。
一態様に基づけば、オーラルケア器具用のヘッドであって、
−最大長手方向延びと、その最大長手方向延びに沿った長手方向軸とを有する取り付け面を備え、
−ヘッドは、取り付け面から延びる少なくとも1つの毛束を更に備え、
−毛束は、長手方向軸と、その長手方向軸に対して垂直な平面内に延びる横断面エリアとを有し、横断面エリアは、4つの角部と、平行四辺形の2つの隣接しない角部を結合する対角線とを形成する2対の実質的に平行な辺を有する実質的に平行四辺形の形状を有し、その平行四辺形の辺は少なくとも3.5mmの長さを有し、
−少なくとも1つの毛束は、平行四辺形の対角線が取り付け面の長手方向軸に対して実質的に平行となるような様式で、取り付け面から延びるヘッドが提供される。
一態様によれば、そのようなヘッドを備えたオーラルケア器具が提供される。
本発明を、以下に異なる実施形態及び図面を参照しながらより詳細に説明する。
オーラルケア器具の例示的な一実施形態の斜視図を示す。 図1のオーラルケア器具の側面図を示す。 図1のオーラルケア器具の上面図を示す。 図1のオーラルケア器具の磨き仕上げの結果が比較実施例の実施形態によるオーラルケア器具の磨き仕上げの結果と比較されているダイアグラムを示す。
本開示に基づくオーラルケア器具用のヘッドは、ヘッドの取り付け面から延びる繊維の少なくとも1つの毛束を備えるものである。取り付け面は、取り付け面の長手方向軸線がそれに沿って規定される最大長手方向延びを有する。
少なくとも1つの毛束は、繊維の延びに沿って延びる長手方向軸と、その長手方向軸に対して垂直な横断面エリアとを有する。横断面エリアは、実質的に平行四辺形の形状を有する。本開示との関係においては、「平行四辺形」は、2対の平行な辺を有する四辺形として定義されている。対向する又は向かい合う辺は等しい長さをなし、対向する角部は等しい測度をなす。平行四辺形は、平行四辺形の2つの隣接しない角部を結合/連結する2つの対角線を備える。
少なくとも1つの毛束は、平行四辺形の対角線のうちの1つが取り付け面の長手方向軸に対して実質的に平行となるような様式で、ヘッドの取り付け面上に配置される。換言すれば、2つの対角線のうちの1つは、取り付け面の最大長手方向延びと整合される。いくつかの実施形態では、対角線が異なる長さをなす場合、より長い長さを有する対角線は、取り付け面の長手方向軸に対して実質的に平行となり得る。いくつかの実施形態では、ヘッドは対称軸を有してもよく、長手方向軸は前記対称軸に位置する。
平行四辺形のすべての辺は、少なくとも3.5mmの長さを有する。このような毛束は、従来の毛束と比較してより多量の繊維を備える比較的大きな横断面エリアを有するため、このタイプの毛束は「ブロック毛束」とも呼ばれる。繊維の量が比較的多いことにより、本開示による「ブロック毛束」は、効果的な染み除去、集中的な表面クリーニング、及び磨き仕上げ効果のような改善されたクリーニング性能をもたらし得る。繊維は、ブラッシング動作の間に互いに対抗力を与えるため、向上した安定性/曲げ剛性を与えることができ、その結果、繊維が歯面と接触するときの接触圧を増大させることができる。この向上した安定性/曲げ剛性はまた、比較的軟質の繊維が十分な接触圧を伝達して歯を効果的にクリーニングすることを可能にする。
本開示による「ブロック毛束」を備えるヘッドは、すなわち、スクラビング動作(歯列に沿った)の間も、また上下のブラッシング(歯から歯茎及びその逆)の間も、平行四辺形の各辺がヘッドの長手又は鉛直のブラッシング方向に対して直交しないため、ブラッシング動作の間、少なくとも1つの「ブロック毛束」と歯との間の平滑な遷移をもたらし得る。移動方向において、「ブロック毛束」の4つの縁部/角部のうちの1つがまず歯と接触する。その接触点において、「ブロック毛束」は、従来の毛束と同様の曲げ剛性を有する。更に移動すると、「ブロック毛束」の幅は連続的に増加し、それに伴って毛束の剛性も増加する。このことは、「従来の毛束」の口内知覚から「ブロック毛束」の知覚へと、均質に遷移することにつながる。したがって、当該技術分野において既知のブロック毛束と比較して、改善された口内知覚がもたらされ得る。
いくつかの実施形態では、平行四辺形は正方形であっても菱形であってもよい。本開示との関係において、菱形は、等しい長さの4辺を有する平行四辺形として定義され、一方で、正方形は、等しい長さの4辺と、等しい大きさ、すなわち実質的に90°の角度と、を有するものである。正方形の形状をなす横断面エリアを有する「ブロック毛束」は、歯が「ブロック毛束」と接触するときに、平滑な遷移知覚をもたらし得るが、ここで、この遷移知覚は、長手方向と、鉛直のブラッシング方向と、で、すなわち、歯列に沿ったブラッシング方向と、歯から歯茎への及びその逆の上下方向と、で同様であり、これによって「ブロック毛束」の口内知覚が更に改善され得る。
いくつかの実施形態では、平行四辺形の各辺の長さは4.5mm〜10mm、所望により7mmとなり得る。驚くべきことに、「ブロック毛束」が歯の輪郭に適合する能力を失うことがあり、また歯面の最も高いエリアのみがブラッシングされ得るため、「ブロック毛束」の辺の長さは10mmを超えるべきではないことが判明した。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの毛束が、長手方向軸とその長手方向軸に対して垂直な平面内に延びる横断面エリアとを有する繊維を含んでもよい。横断面エリアは、実質的に円形の形状を有してもよい。横断面エリアは、0.12mm〜0.16mmの直径、所望により0.127mm(5ミル)又は0.152mm(6ミル)の直径を有してもよい。そのようなタイプの毛束は、穏やかなブラッシング感覚を与え得る、比較的細くかつ軟質な繊維を備える。比較的細い繊維は穏やかなクリーニング動作をもたらし得るものであり、ブラッシングの間の歯茎に対する刺すような感覚/不快な感触が実質的に回避され得る。加えて、比較的小さい直径、例えば0.127mm(5ミル)又は0.152mm(6ミル)を有する繊維は、より大きな直径を有する繊維と比較すると曲げ剛性がより小さいため、歯の輪郭に容易に適合し得る。全体的な「ブロック毛束」の向上した安定性/曲げ剛性によって繊維の良好な適合性と、頬側面、舌面及び咬合面に対する改善されたクリーニング性能との両方をもたらし得る、オーラルケア器具用のヘッドが提供され得る。更に、刺すような感覚を実質的に伴わない穏やかなクリーニング効果がもたらされ得る。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの毛束が、凹形又は凸形であり得るトポグラフィを有する自由端部を有してもよい。凹形又は凸形のトポグラフィは、歯の輪郭への「ブロック毛束」の適合性を向上させて、「ブロック毛束」と歯面との間の接触面積を増加させ、したがって歯垢及び他の残留物をより効果的に除去し得る。更に、より長い長さを有するそのような「ブロック毛束」の繊維は、歯間隙の中へとより深く貫入し得る。全体的なクリーニング性能は更に改善され得る。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの毛束が、取り付け面から長さ10mm〜12mmにわたって、所望により11mmにわたって延びる繊維を備えてもよい。本開示の状況では、繊維又は毛束の長さは、ヘッドの取り付け面で固定されているその下方端部からその上方自由/遊動端部にわたって測定された繊維/毛束の延びによって規定されてもよい。
いくつかの実施形態では、ヘッドは、長手方向軸と、その長手方向軸に対して垂直な平面内に延びる横断面エリアと、を有する少なくとも1つの円形毛束を更に備えてもよい。横断面エリアは、1.5mm〜2mmの直径、所望により1.7mmの直径を有する実質的に円形の形状を有してもよい。本開示による「ブロック毛束」と少なくとも1つの円形毛束との組合せは、ヘッドのクリーニング性能を更に向上させ得る。いくつかの実施形態において、ヘッドは複数の円形毛束を備えてもよい。仮想的なブラッシングシミュレーションの過程で、驚くべきことに、本開示による「ブロック毛束」と1.7mmの直径を有する複数の円形毛束との両方を備えるヘッドが、前記円形毛束のみを備えるヘッドと比較して、向上したクリーニング性能をもたらすことが判明した。本開示による「ブロック毛束」と円形毛束とを備えるヘッドは、円形毛束のみを備えるヘッドと比較して、歯面の上により強い応力を加えることが判明した。一定レベルの応力を超えることは、歯面から歯垢を効果的に除去するための要件であるので、前記実施形態によるヘッドはより効率的な歯垢除去をもたらす。更に、歯は、歯間エリアのように、深く狭い間隙の横にあるわずかに湾曲した大きな表面を含む異種の(heterogenic)表面トポグラフィを有するため、前記実施形態によるヘッドは、改善された全体的なクリーニング能力、すなわち、良好な歯間貫入特性と、効果的な頬側面、舌面、及び咬合面のクリーニングと、の両方をもたらし得る。本開示による少なくとも1つの「ブロック毛束」は、比較的大きな且つわずかに湾曲した表面に集中的な表面クリーニング及び磨き仕上げ効果をもたらし得る一方で、少なくとも1つの円形毛束は、狭い間隙の中に貫入してこれらの空間を効果的にクリーニングし得る。換言すれば、前記実施形態によるヘッドは、比較的大きな且つわずかに湾曲した(curves)歯面に適合するだけでなく、破壊されて亀裂の生じた歯のトポグラフィにも適合するため、届き難いエリアもクリーニングする能力を有する。
更に、「ブロック毛束」と円形毛束との間の繊維密度の差に起因して、これらのタイプの毛束間の平滑な遷移が、毛束パターンの口内知覚を快適でかつ心地よいものにするために重要であることが、試験結果から明らかとなった。平滑な遷移は、「ブロック毛束」の平行四辺形のどの辺も長手方向又は鉛直方向のブラッシング動作に対して直交しない毛束パターンによって達成され得る。それ以外の場合には、円形毛束から「ブロック毛束」への遷移は、剛性の知覚においては「階段」のように思われ、これによって、ヘッドが長手方向又は鉛直方向に移動されるときにブラッシング動作が妨害され得ることが、驚くべきことにも判明した。「ブロック毛束」の対角線はヘッドの長手方向軸に対して実質的に平行であるため、毛束の縁部/角部のうちの1つが最初に歯と接触する。その接触の時点で、「ブロック毛束」は、円形毛束と同等の剛性を有し、結果として、円形毛束と同等の口内知覚が得られる。更に移動すると、「ブロック毛束」の幅は連続的に増加し、それに伴って剛性も増加し、結果として均質な遷移が得られる。換言すれば、円形毛束と「ブロック毛束」との間の平滑な遷移が、長手方向及び鉛直方向における、すなわち歯列に沿うだけでなく、歯から歯茎への及びその逆の上下移動に対するブラッシング動作に対してももたらされる。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの円形毛束が、長手方向軸とその長手方向軸に対して垂直な平面内に延びる横断面エリアとを有する繊維を含んでもよい。その横断面エリアは、少なくとも1つの「ブロック毛束」の繊維の直径よりも大きな直径を有する、実質的に円形の形状を有してもよい。そのようなヘッドは、全体的なクリーニング性能の改善をもたらし得る。「ブロック毛束」は、横断面エリアが比較的大きく、また繊維が比較的細く軟質であるがために、歯の輪郭に容易に適合し得るが、少なくとも1つの円形毛束は、より大きな直径を有する繊維の増大された剛性によって、良好な歯間貫入をもたらし得る。換言すれば、実質的に平坦な表面及びわずかに湾曲した表面の両方だけでなく、歯間隙においても、歯垢及び他の残留物をより効果的に除去し得るオーラルケア器具用のヘッドが提供される。「ブロック毛束」と少なくとも1つの円形毛束は、全体的なクリーニング性能の改善へ向かって、互いに相乗的に働き得る。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの円形毛束の繊維の直径は、0.17mm〜0.18mm、所望により0.178mm(7ミル)であってよい。いくつかの実施形態では、本開示による少なくとも1つの「ブロック毛束」の繊維の直径は、0.127mm(5ミル)又は0.152mm(6ミル)であってもよく、また少なくとも1つの円形毛束の繊維の直径は0.178mm(7ミル)であってもよい。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの円形毛束は、ヘッドの取り付け面から10mm〜12mmの長さにわたって、所望により11mmにわたって延びてもよい。少なくとも1つの「ブロック毛束」及び少なくとも1つの円形毛束が実質的に同じ長さの延びを有し得る場合、口内知覚の改善につながり得る、少なくとも1つの円形毛束と「ブロック毛束」との間の更により平滑な遷移の知覚をもたらすオーラルケア器具用のヘッドが提供され得る。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの円形毛束は、平行四辺形の一辺の隣に、ヘッドの取り付け面上に配置され得る。そのような毛束の配置は、少なくとも1つの円形毛束と少なくとも1つの「ブロック毛束」との間のより平滑な遷移の知覚をもたらし、結果として、より快適で心地よい口内知覚を生じ得る。
いくつかの実施形態において、ヘッドは複数の円形毛束を備えてもよい。少なくとも1つの円形毛束が、平行四辺形の各辺の隣にそれぞれ配置されてもよい。そのような毛束の配置は、円形毛束と少なくとも1つの「ブロック毛束」との間の更により平滑な遷移の知覚をもたらし、結果として、更により快適で心地よい口内知覚を生じさせ得る。
いくつかの実施形態では、本開示による少なくとも1つの毛束の繊維及び/又は少なくとも1つの円形毛束の繊維は、先を丸められた先端部を有する実質的に円柱形の繊維であってもよく、あるいは尖った先端を有する先細の繊維であってもよい。先細の繊維は、2本の歯の間の領域ばかりでなく、ブラッシングの際に歯肉ポケットに最適に貫入することができ、また高いクリーニング特性を与えることができる。尖った先端は、針状であってよく、枝分かれ又は羽根状の端部を備えてもよい。先細状部分は、化学的及び/又は機械的な先細形成プロセスによって形成することができる。
繊維は、カオリン粘土などの研磨剤を含むか若しくは含まない熱可塑性エラストマー材料(TPE)で、カオリン粘土などの研磨剤を含むか若しくは含まないナイロンで、カオリン粘土などの研磨剤を含むか若しくは含まないポリブチレンテレフタレート(PBT)で、又は外表面が着色されたナイロンインジケータ材料で形成することができる。ナイロンインジケータ材料の着色は、繊維が長時間にわたって使用されて繊維が摩耗した程度を示すにしたがって徐々に摩耗する。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの毛束が、ホットタフティングプロセスによってヘッドに取り付けられてもよい。オーラルケア器具を製造する一方法は、次の工程を含んでもよい。第1の工程では、少なくとも1つの毛束が、所望量の繊維を設けることによって形成され得る。第2の工程では、少なくとも1つの毛束は、ヘッドに取り付けられるべき繊維の端部が前記キャビティ内に延びるように、金型のキャビティの中へと設置され得る。前記キャビティ内に延びていない繊維の反対側の端部は、端に丸みをつけてもよく、又は端に丸みをつけなくともよい。例えば、繊維が、尖った先端を有する先細の繊維である場合には、繊維の端に丸みがつけられなくともよい。第3の工程では、ヘッド又はヘッドとハンドルとを備えるオーラルケア器具本体が、金型のキャビティの中へと延びる繊維の端部の周囲に射出成形プロセスによって形成され、それによって少なくとも1つの毛束がヘッド内に係留され得る。それに代わって、少なくとも1つの毛束は、ヘッドの第1の部分(いわゆる「シールプレート」)を、オーラルケア器具の残りの部分が形成される前に、金型のキャビティ内に延びる繊維の端部の周囲に射出成形プロセスによって形成することによって係留されてもよい。射出成形プロセスを開始する前に、金型のキャビティの中へと延びる少なくとも1つの毛束の端部は、所望により繊維同士を互いに結合して融合塊又は球にするように溶融又は融着して、融合塊又は球がキャビティ内に位置するようにしてもよい。少なくとも1つの毛束は、オーラルケア器具の完成したヘッド上の少なくとも1つの毛束の所望の位置に対応した盲孔を有する金型バーによって、金型のキャビティ内に保持され得る。換言すれば、ホットタフティングプロセスによってヘッドに取り付けられた少なくとも1つの毛束は、中央部全体でその長さに沿って二重にしなくてもよく、アンカー/ステープルを用いてヘッドに取り付けなくてもよい。少なくとも1つの毛束は、アンカーを用いないタフティングプロセスによってヘッドに取り付けられてもよい。
オーラルケア器具は、上記に述べた実施形態のいずれかに基づく、ハンドル及びヘッドからなる歯ブラシであってよい。ヘッドはハンドルから延び、ハンドルと繰り返し着脱することが可能なものであってよく、又はヘッドはハンドルに取り外しできないように連結されてもよい。歯ブラシは、電動歯ブラシ又は手動歯ブラシであってよい。
以下は、図面を参照した、本開示によるオーラルケア器具の例示的な一実施形態の非限定的な説明である。
図1〜3は、ハンドル12とハンドル12から長手方向に延びるヘッド14とからなる手動又は電動歯ブラシ10であってよい、オーラルケア器具10の一実施形態を示したものである。ヘッド14は、ハンドル12に最も近い近位端22と、ハンドル12から最も遠い、すなわち近位端22と反対側の遠位端24とを有している。ヘッド14は取り付け面20を備え、取り付け面20は、近位端22と遠位端24との間に、すなわち取り付け面20の最大長手方向延び29に沿って延びる長手方向軸26を有する卵形の形状を実質的に有し得る。2種類の異なる種類の毛束16、18を、ホットタフティングプロセスによってヘッド14に固定することができる。毛束16、18は、実質的に垂直な様式でヘッド14の取り付け面20から延びていてもよい。
本開示による毛束16は、長手方向軸27と、長手方向軸27に対して垂直な平面内に延びる横断面エリア28とを有している。横断面エリア28は、実質的に平行な2組の辺32、34、36、38を有する実質的に平行四辺形30の形状を有している。辺32、34、36、38は4つの角部44、46、48、50を形成する。毛束16は、2つの隣接しない角部44、48、すなわち2つの対向する角部44、48を結合する対角線52が取り付け面20の長手方向軸26に対して実質的に平行となる様式で、取り付け面20から延びている。
平行四辺形30は、正方形又は菱形の形状を有してもよい。平行四辺形30が正方形の形状を有する場合、平行四辺形30の4つの辺32、34、36、38は、取り付け面20の長手方向軸26に対する実質的に45°の角部44、46、48、50を形成する。
平行四辺形30の各辺32、34、36、38は少なくとも3.5mmの長さ82を有している。いくつかの実施形態では、各辺32、34、36、38の長さ82は4.5mm〜10mmとなり得る。図1〜3に示す実施形態では、平行四辺形30は、各辺32、34、36、38の7mmの長さ82を有する正方形の形状を有してもよい。
毛束16は、長手方向軸とその長手方向軸に対して垂直な平面内に延びる横断面エリアとを有する繊維を含んでもよい。繊維の横断面エリアは、実質的に円形の形状を有してもよい。繊維の直径は、0.12mm〜0.16mm、所望により0.127mm(5ミル)又は0.152mm(6ミル)であってもよい。毛束16の繊維は、取り付け面20から繊維の自由端までを含めて10mm〜12mm、所望により11mmの長さ84を有してもよい。
毛束16は、歯の輪郭への毛束16の適合性を増大させるために、またより長い長さを有する繊維の更なる歯間貫入をもたらすために凹形又は凸形であり得るトポグラフィを有する自由端54を有してもよい。図1〜3に示す実施形態では、繊維は0.127mm(5ミル)の直径と、11mmの最大長さ(毛束16の外側部分における)及び10mmの最小長さ(毛束16の内側部分における)とを有し、それによって、毛束16の自由端54の凹形トポグラフィを形成し得る。
毛束16の繊維は、ブラッシング動作の間に互いに対抗力を与え、したがって、向上した安定性/曲げ剛性を与えることができ、その結果として、繊維が歯と接触するときの接触圧を増大させることができる。増大した接触圧によって、より容易に歯間隙の中へと貫入するように毛束16のより長い繊維を押し込むことができ、ここで、繊維の寸法が比較的細い(0.127〜0.152mm(5ミル〜6ミル))がために、穏やかなブラッシング感覚がもたらされ得る。
毛束16は、取り付け面20上に、実質的にその中央部分に配置されてもよく、また複数の円形毛束18によって包囲されてもよい。円形毛束18は、長手方向軸86とその長手方向軸86に対して垂直な平面内に延びる横断面エリア88とを有し得る。横断面エリア88は、1.5mm〜2.0mmの、所望により1.7mmの直径90を有する実質的に円形の形状を有してもよい。円形毛束18は、長手方向軸と、その長手方向軸に対して垂直な平面内に延びる横断面エリアとを有する円柱形繊維を備えてもよい。横断面エリアは実質的に、毛束16の繊維の直径よりも大きくてもよい直径を有する円形であってもよい。円形毛束18の繊維の直径は、0.17mm〜0.18mm、所望により0.178mm(7ミル)であってよい。円形毛束18は、取り付け面20から毛束の自由端までを含めて10mm〜12mm、所望により11mmの長さ92を有してもよい。
毛束18は、幅方向の延び94に対して実質的に平行に、すなわち取り付け面20の長手方向軸26に対して実質的に垂直に整合され得る複数の列をなして配置されてもよい。加えて、平行四辺形30の各辺32、34、36、38の隣に、それぞれ1つの毛束18が取り付け面20に取り付けられてもよい。
毛束16及び毛束18の繊維は、尖った先端を有する先細の繊維であっても、先を丸められた先端を有する実質的に円筒形の繊維であってもよい。
毛束16及び毛束18の繊維は、カオリン粘土などの研磨剤を含むか若しくは含まない熱可塑性エラストマー材料(TPE)で、カオリン粘土などの研磨剤を含むか若しくは含まないナイロンで、カオリン粘土などの研磨剤を含むか若しくは含まないポリブチレンテレフタレート(PBT)で、又は外表面が着色されたナイロンインジケータ材料で形成することができる。毛束16の繊維は、毛束18の繊維とは異なる材料で形成することができる。
比較実験
ロボット試験:
本開示に基づくオーラルケア器具用のヘッド(例示的実施形態、図1〜3を参照)と、比較実施例に基づくオーラルケア器具用のヘッド(比較実施例)と、を、義歯(タイポドント)上の歯垢代用物の除去効率について比較した。
例示的実施形態
毛束のパターン:図1〜3を参照
ブラシヘッド14の長さ方向延び29:37.5mm
毛束16:
毛束16の横断面形状:正方形
毛束16の各辺32、34、36、38の長さ82:7mm
毛束16の自由端54のトポグラフィ:凹形
毛束16の繊維の長さ84:最小:10mm(内側の繊維)〜最大:11mm(外側の繊維)
毛束16の繊維の横断面形状:円形
毛束16の繊維の直径:0.127mm(5ミル)
毛束18:
毛束18の横断面形状88:円形
毛束18の直径:1.7mm
毛束18の繊維92の長さ:11mm
毛束18の繊維の横断面形状:円形
毛束18の繊維の直径:0.178mm(7ミル)
すべての繊維の材料:ナイロンPA6.12
比較実施例:
ヘッドの長さ方向延び:37.5mm
毛束パターン:以下の数の毛束を含む10本の列:
第1列(ヘッドの近位端):2つの毛束
第2列:3つの毛束
第3列:3つの毛束
第4列:4つの毛束
第5列:4つの毛束
第6列:4つの毛束
第7列:4つの毛束
第8列:3つの毛束
第9列:2つの毛束
第10列(ヘッドの遠位端):1つの毛束
毛束の断面形状:円形
毛束の直径:1.7mm
毛束の繊維の断面形状:円形
毛束の繊維の直径:0.178mm(7ミル)
毛束の繊維の長さ:11mm
すべての繊維の材料:ナイロンPA6.12
以下の条件下でロボットシステムKUKA 3を用いてブラッシング試験を行った(表1参照)。
Figure 0006309686
図4は、例示的実施形態14及び比較実施例80の歯垢代用物除去量を、それぞれ歯面66、頬側面68、舌側面70、舌側及び頬側面72、咬合面74、歯肉線76、及び歯間面78のすべてについてパーセント(%)で示したものである。
図4は、例示的実施形態14が、比較実施例80と比較して、歯面66、頬側面68、舌側面70、舌側及び頬側面72、咬合面74、歯肉線76、及び歯間面78のすべてについて、大幅に向上した歯垢除去特性を与えることを明らかに示すものである。クリーニング性能の最も有意な改善は、16%の改善を伴い咬合面74上で生じたものである。
官能試験:
更に、官能試験により、例示的実施形態14の性能利点が示された。官能試験は、訓練及び経験を積んだ官能試験員が、規定の基準と比較して、オーラルケア器具の効果を評価するものである。官能試験、すなわち、歯磨き粉を使用せずに行った例示的実施形態14によるブラシヘッドの官能評価を、訓練及び経験を積んだ5人の官能試験員により、以下の基準、すなわち、歯間クリーニング性、総合的な口内知覚、毛束パターンの固さ及び安定性について行った。上記で説明した例示的実施形態14の官能評価は以下の通りとなった。
・「剛毛の接触が多数あり、表面クリーニングの知覚は非常に高度である。」
・「歯茎との相互作用は強いが、非常に穏やかでマッサージ/刺激する方式でなされる。」
全体的に、毛束16は非常に肯定的に知覚され、毛束16が不快な口内感覚を生じなかったことが確認された。極めて対照的に、本開示による毛束16は、集中的な表面クリーニング/磨き仕上げ要素として知覚された。
本開示との関連においては、「実質的に」なる語は、理論上は正確な一致又は挙動を示すことが期待されるが、実際にはわずかに正確ではないものとなりうる要素又は機構の構成のことを指す。したがって、この語は、定量的な値、測定値、又は他の関連する表現が、問題とされる対象物の基本的機能に変化をもたらすことなく、記載される基準から異なりうる程度を示すものである。
本明細書で開示する寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限られるとして理解されるべきではない。それよりむしろ、特に指示がない限り、このような寸法はそれぞれ、列挙された値とその値を囲む機能的に同等な範囲との両方を意味することを意図する。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。

Claims (14)

  1. 手動オーラルケア器具(10)用のヘッド(14)であって、
    最大長手方向延び(29)と、前記最大長手方向延び(29)に沿って延びる長手方向軸(26)とを有する長手方向に細長い取り付け面(20)を備え、
    前記ヘッド(14)は、前記取り付け面(20)から延びる少なくとも1つの毛束(16)を更に備え、
    前記少なくとも1つの毛束(16)は、長手方向軸(27)と、前記長手方向軸(27)に対して垂直な平面内に延びる横断面エリア(28)とを有し、4つの角部(44、46、48、50)を形成する2対の実質的に平行な辺(32、34、36、38)と、平行四辺形(30)の2つの隣接しない角部(32、36)を結合する対角線(52)と、を有する実質的に平行四辺形(30)の形状を有し、前記平行四辺形(30)の前記辺(32、34、36、38)は少なくとも3.5mmの長さ(82)を有し、
    前記少なくとも1つの毛束(16)は、前記平行四辺形(30)の前記対角線(52)が前記取り付け面(20)の前記長手方向軸(26)に対して実質的に平行となるような様式で、前記取り付け面(20)の中央部分から延び
    前記少なくとも1つの毛束(16)は、凹状又は凸状であるトポグラフィを有する自由端(54)を有し、前記少なくとも1つの毛束は、前記ヘッド(14)の前記取り付け面(20)から個別に延びる繊維を含む、ヘッド(14)。
  2. 前記平行四辺形は正方形である、請求項1に記載のヘッド(14)。
  3. 前記平行四辺形は菱形である、請求項1に記載のヘッド(14)。
  4. 各辺(32、34、36、38)の前記長さ(82)は4.5mm〜10mm、好ましくは7mmである、請求項1〜3のいずれか一項に記載のヘッド(14)。
  5. 前記少なくとも1つの毛束(16)の前記繊維の各々は、長手方向軸と、前記長手方向軸に対して垂直な平面内に延びる横断面エリアとを有、前記横断面エリアは、好ましくは0.12mm〜0.16mmの直径、好ましくは0.127mm(5ミル)又は0.152mm(6ミル)の直径を有する、実質的に円形の形状を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載のヘッド(14)。
  6. 前記取り付け面(20)から個別に延びる前記繊維は、10mm〜12mmの長さ(84)にわたって、好ましくは11mmにわたって前記取り付け面(20)から前記取り付け面上において延びる繊維を含む、請求項1〜のいずれか一項に記載のヘッド(14)。
  7. 前記ヘッド(14)は、長手方向軸(86)と、前記長手方向軸(86)に対して垂直な平面内に延びる横断面エリア(88)とを有する少なくとも1つの円形毛束(18)を更に備え、前記横断面エリア(88)は、1.5mm〜2mmの直径(90)、好ましくは1.7mmの直径(90)を有する、実質的に円形の形状を有する、請求項1〜のいずれか一項に記載のヘッド(14)。
  8. オーラルケア器具(10)用のヘッド(14)であって、
    最大長手方向延び(29)と、前記最大長手方向延び(29)に沿って延びる長手方向軸(26)とを有する取り付け面(20)を備え、
    前記ヘッド(14)は、前記取り付け面(20)から延びる少なくとも1つの毛束(16)を更に備え、
    前記毛束(16)は、長手方向軸(27)と、前記長手方向軸(27)に対して垂直な平面内に延びる横断面エリア(28)とを有し、前記横断面エリア(28)は、4つの角部(44、46、48、50)を形成する2対の実質的に平行な辺(32、34、36、38)と、平行四辺形(30)の2つの隣接しない角部(32、36)を結合する対角線(52)と、を有する実質的に平行四辺形(30)の形状を有し、前記平行四辺形(30)の前記辺(32、34、36、38)は少なくとも3.5mmの長さ(82)を有し、
    前記少なくとも1つの毛束(16)は、前記平行四辺形(30)の前記対角線(52)が前記取り付け面(20)の前記長手方向軸(26)に対して実質的に平行となるような様式で、前記取り付け面(20)から延び、
    前記ヘッド(14)は、長手方向軸(86)と、前記長手方向軸(86)に対して垂直な平面内に延びる横断面エリア(88)とを有する少なくとも1つの円形毛束(18)を更に備え、前記横断面エリア(88)は、1.5mm〜2mmの直径(90)、好ましくは1.7mmの直径(90)を有する、実質的に円形の形状を有し、
    前記少なくとも1つの円形毛束(18)は、長手方向軸と、前記長手方向軸に対して垂直な平面内に延びる横断面エリアとを有する繊維を備え、前記横断面エリアは、前記少なくとも1つの毛束(16)の前記繊維の前記直径よりも大きい直径を有する実質的に円形の形状を有する、ヘッド(14)。
  9. 前記少なくとも1つの円形毛束(18)の前記繊維の前記直径は、0.17mm〜0.18mm、好ましくは0.178mm(7ミル)である、請求項に記載のヘッド(14)。
  10. 前記少なくとも1つの円形毛束(18)は、10mm〜12mmの長さ(92)にわたって、好ましくは11mmにわたって前記ヘッド(14)の前記取り付け面(20)から延びる、請求項のいずれか一項に記載のヘッド(14)。
  11. オーラルケア器具(10)用のヘッド(14)であって、
    最大長手方向延び(29)と、前記最大長手方向延び(29)に沿って延びる長手方向軸(26)とを有する取り付け面(20)を備え、
    前記ヘッド(14)は、前記取り付け面(20)から延びる少なくとも1つの毛束(16)を更に備え、
    前記毛束(16)は、長手方向軸(27)と、前記長手方向軸(27)に対して垂直な平面内に延びる横断面エリア(28)とを有し、前記横断面エリア(28)は、4つの角部(44、46、48、50)を形成する2対の実質的に平行な辺(32、34、36、38)と、平行四辺形(30)の2つの隣接しない角部(32、36)を結合する対角線(52)と、を有する実質的に平行四辺形(30)の形状を有し、前記平行四辺形(30)の前記辺(32、34、36、38)は少なくとも3.5mmの長さ(82)を有し、
    前記少なくとも1つの毛束(16)は、前記平行四辺形(30)の前記対角線(52)が前記取り付け面(20)の前記長手方向軸(26)に対して実質的に平行となるような様式で、前記取り付け面(20)から延び、
    前記ヘッド(14)は、長手方向軸(86)と、前記長手方向軸(86)に対して垂直な平面内に延びる横断面エリア(88)とを有する少なくとも1つの円形毛束(18)を更に備え、前記横断面エリア(88)は、1.5mm〜2mmの直径(90)、好ましくは1.7mmの直径(90)を有する、実質的に円形の形状を有し、
    前記少なくとも1つの円形毛束(18)は、前記平行四辺形(30)の1つの辺(32、34、36、38)の隣に配置される、ヘッド(14)。
  12. オーラルケア器具(10)用のヘッド(14)であって、
    最大長手方向延び(29)と、前記最大長手方向延び(29)に沿って延びる長手方向軸(26)とを有する取り付け面(20)を備え、
    前記ヘッド(14)は、前記取り付け面(20)から延びる少なくとも1つの毛束(16)を更に備え、
    前記毛束(16)は、長手方向軸(27)と、前記長手方向軸(27)に対して垂直な平面内に延びる横断面エリア(28)とを有し、前記横断面エリア(28)は、4つの角部(44、46、48、50)を形成する2対の実質的に平行な辺(32、34、36、38)と、平行四辺形(30)の2つの隣接しない角部(32、36)を結合する対角線(52)と、を有する実質的に平行四辺形(30)の形状を有し、前記平行四辺形(30)の前記辺(32、34、36、38)は少なくとも3.5mmの長さ(82)を有し、
    前記少なくとも1つの毛束(16)は、前記平行四辺形(30)の前記対角線(52)が前記取り付け面(20)の前記長手方向軸(26)に対して実質的に平行となるような様式で、前記取り付け面(20)から延び、
    前記ヘッド(14)は、長手方向軸(86)と、前記長手方向軸(86)に対して垂直な平面内に延びる横断面エリア(88)とを有する少なくとも1つの円形毛束(18)を更に備え、前記横断面エリア(88)は、1.5mm〜2mmの直径(90)、好ましくは1.7mmの直径(90)を有する、実質的に円形の形状を有し、
    複数の円形毛束(18)を備え、少なくとも1つの円形毛束(18)が、前記平行四辺形(30)の各辺(32、34、36、38)の隣に配置される、ヘッド(14)。
  13. 前記少なくとも1つの毛束(16)が、ホットタフティングプロセスによって前記ヘッド(14)に取り付けられる、請求項1〜12のいずれか一項に記載のヘッド(14)。
  14. 請求項1〜13のいずれか一項に記載のヘッド(14)を備える、オーラルケア器具(10)。
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