JP6305886B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、エラーを検知したときの状況に応じて適切な処理を実行する遊技機に関するものである。
従来の遊技機において、設定値表示モード中に異常状態が発生したときは、異常状態の報知を行い、設定値の表示をクリアし、当該時点で記憶されている設定値とは異なる設定値を表示する遊技機が知られている(特許文献1参照)。
特開2013−094359号公報
本発明が解決しようとする課題は、エラーを検知したときのメイン制御手段側の状況に応じて、サブ制御手段側で適切な処理実行することである。
本発明は、以下の解決手段によって、上述の課題を解決する。なお、かっこ書きにて、対応する実施形態を示す。
請求項1の発明は、
遊技の進行を制御するメイン制御手段(50)と、
演出を制御するサブ制御手段(第1サブ制御手段70)と
を備え、
前記メイン制御手段は、
遊技を進行可能な遊技モードと、
遊技者の有利度に係る設定値を確認可能な設定確認モードと
を有し、
前記メイン制御手段は、
前記遊技モード中に所定のエラー(通路センサ異常、投入メダル詰まり、払出しセンサ異常)を検知した状況下では、前記所定のエラーの検知に基づく所定の報知処理(エラーコードを7セグメント表示器34に表示すること)を実行し、
前記設定確認モード中に前記所定のエラー検知した状況下では、前記所定の報知処理を実行せずに前記設定確認モードを継続し、
前記サブ制御手段は、前記メイン制御手段から前記所定のエラーの検知に関する情報(特定エラーを検知した旨の情報を含む第1状態コマンド及び第2状態コマンド)を受信したときは、前記メイン制御手段が前記設定確認モードを継続している状況下であっても、前記所定のエラーの検知に関する情報に基づく特定の報知処理(エラーを検知した旨の報知)を実行する
ことを特徴とする。
本発明によれば、所定のエラーを検知したときに、メイン制御手段側が遊技モードであるか設定確認モードであるかに応じて、サブ制御手段側で適切な処理実行することができる。
スロットマシンの制御の概略を示すブロック図である。 第1〜第3状態コマンドの下位1バイトの内容を示す図である。 電源投入時の処理の流れを示すフローチャートである。 メイン処理の流れを示すフローチャートである。 割込み処理の流れを示すフローチャートである。 エラー対応処理の流れを示すフローチャートである。 遊技進行処理の流れを示すフローチャートである。 設定変更モード又は設定確認モードにおけるシステムメニューの画像表示装置の表示内容を示す図である。 設定変更モード又は設定確認モードにおける音量調整モードの画像表示装置の表示内容を示す図である。 設定変更モード中の音量調整処理の流れを示すフローチャートである。 設定確認モード中の音量調整処理の流れを示すフローチャートである。 遊技モード中の音量調整処理の流れを示すフローチャートである。 スピーカ出力処理の流れを示すフローチャートである。
(第1実施形態)
以下、図面等を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。
なお、以下の実施形態のスロットマシン10は、メダルを遊技媒体としているが、メダルに限らず、遊技球等であってもよいのはもちろんである。
図1は、本実施形態におけるスロットマシン10の制御の概略を示すブロック図である。図1に示すように、スロットマシン10は、メイン制御手段50とサブ制御手段(第1サブ制御手段70及び第2サブ制御手段80)とを備える。
メイン制御手段50は、役の抽選、リール31の駆動(回転及び停止)制御、及び入賞時の払出し等の遊技の進行を制御するものである。
また、メイン制御手段50は、メイン制御基板(図示せず)上に設けられており、演算等を行うメインCPU、遊技の進行等に必要なプログラム等を記憶しておくROM、メインCPUが各種の制御を行うときに取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等を備える。
サブ制御手段は、演出を制御するものである。本実施形態では、サブ制御手段は、第1サブ制御手段70と第2サブ制御手段80とを備える。
第1サブ制御手段70は、メイン制御手段50からコマンドを受信して、演出の出力に関する決定を行うものである。
また、第2サブ制御手段80は、第1サブ制御手段70からコマンドを受信して、演出の出力を制御するものである。
第1サブ制御手段70は、第1サブ制御基板(図示せず)上に設けられており、演算等を行う第1サブCPU、演出の出力に関する決定を行うときのプログラムやデータ等を記憶しておくROM、第1サブCPUが演出の出力に関する決定を行うときに取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等を備える。
また、第2サブ制御手段80は、第2サブ制御基板(図示せず)上に設けられており、演算等を行う第2サブCPU、ランプ21の点灯パターン、スピーカ22から出力する音、及び画像表示装置23に表示する画像のデータ等を記憶しておくROM、第2サブCPUが演出の出力を制御するときに取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等を備える。
なお、第1サブ制御基板は、メイン制御基板の下位に属する制御基板である。そして、メイン制御手段50と第1サブ制御手段70とは電気的に接続されており、メイン制御手段50から第1サブ制御手段70に一方向で、演出の出力に関する決定に必要な情報(信号、データ、コマンド)を送信するように形成されている。
また、第2サブ制御基板は、第1サブ制御基板の下位に属する制御基板である。そして、第1サブ制御手段70と第2サブ制御手段80とは電気的に接続されており、第1サブ制御手段70と第2サブ制御手段80とは双方向で、演出の出力の制御に必要な情報(信号、データ、コマンド)を送信するように形成されている。
図1に示すように、メイン制御手段50には、遊技者が遊技を進行する上で操作する操作スイッチであるベットスイッチ40、スタートスイッチ41、及び3つ(左、中、右)のストップスイッチ42が電気的に接続されている。
なお、図1において、矢印は、信号が向かう方向を示している。メイン制御手段50と入力用の周辺機器とは、入力用の周辺機器からメイン制御手段50に向かう矢印で接続し、メイン制御手段50と出力用の周辺機器とは、メイン制御手段50から出力用の周辺機器に向かう矢印で接続している。第1サブ制御手段70及び第2サブ制御手段80についても同様である。
ベットスイッチ40は、遊技者が貯留メダルを当該遊技のために投入するときに操作するスイッチである。本実施形態では、いずれの遊技状態においても、3枚のメダルを投入して遊技を行うように設定されている。このため、ベットスイッチ40を操作すると、3枚分の貯留メダルを電気的に投入するとともに、貯留メダルの枚数(クレジット数)から「3」を減算する処理が行われる。なお、これに限らず、メダルの投入枚数は、1枚又は2枚でもよい。そして、1枚ベット用や2枚ベット用のベットスイッチを設けてもよい。
スタートスイッチ41は、(左、中、右のすべての)リール31を始動させるときに遊技者が操作するスイッチである。
(左、中、右)ストップスイッチ42は、3つ(左、中、右)のリール31に対応して3つ設けられ、対応するリール31を停止させるときに遊技者が操作するスイッチである。
メダル投入口43は、実際のメダルを遊技者が投入する部分であり、フロントマスク部(前面扉)の前面側(遊技者側)に設けられている。
また、フロントマスク部の後面側(裏面側)には、メダル投入口43から投入されたメダルが通過するメダルセレクタ44が設けられている。
さらにまた、メダルセレクタ44は、通路センサ44a、ブロッカ44b、第1投入センサ44c、及び第2投入センサ44cを備えており、これらはメイン制御手段50と電気的に接続されている。
メダル投入口43から投入されたメダルは、最初に、通路センサ44aにより検知されるように構成されている。
また、通路センサ44aの下流側には、ブロッカ44bが設けられている。ブロッカ44bは、メダルの投入を許可/不許可にするためのものである。
メダルの投入が不許可状態のときは、ブロッカ44bは、メダル投入口43から投入されたメダルを払出し口から返却するメダル通路を形成する。
これに対し、メダルの投入が許可状態のときは、ブロッカ44bは、メダル投入口43から投入されたメダルをホッパー33aに案内するメダル通路を形成する。
ここで、ブロッカ44bは、リール31の回転開始時から、全リール31が停止し、役の入賞時には入賞役に対応する払出しの終了時までは、メダルの投入を不許可状態とする。すなわち、ブロッカ44bがメダルの投入を許可するのは、少なくとも遊技が行われていないときである。
また、ブロッカ44bからホッパー33aへ向かうメダル通路の途中には、上流側から順に、第1投入センサ44c及び第2投入センサ44dが設けられている。したがって、メダル投入口43から投入されたメダルは、通路センサ44aによって検知された後、さらに、第1投入センサ44c(上流側)及び第2投入センサ44d(下流側)によって検知されるように構成されている。
通路センサ44a、第1投入センサ44c、及び第2投入センサ44dは、いずれも、発光素子と受光素子とを有し、発光素子から発せられた光を受光素子で検知している。そして、メダル通路を通るメダルは、発光素子と受光素子との間を通過する。このとき、受光素子に入射する光が一瞬遮られ、これによりメダルの通過を検知する。
そして、通路センサ44aの遮光が一定時間以上継続すると、エラー(通路センサ異常)を検知したと判断する。
また、第1投入センサ44c、第2投入センサ44dの順にメダルの通過を検知すると、メダルの投入を検知したと判断する。
これに対し、第2投入センサ44d、第1投入センサ44cの順にメダルの通過を検知すると、エラー(メダルの逆流)を検知したと判断する。
また、第1投入センサ44c及び/又は第2投入センサ44dの遮光が一定時間以上継続すると、エラー(メダル詰まり)を検知したと判断する。
メダル投入口43からメダルを投入することは、ベットスイッチ40を操作することと同様の役割を果たす。
また、本明細書において、「メダルの投入」とは、メダル投入口43に実際のメダルを投入すること、及びベットスイッチ40を操作することの双方を含む意味で使用する。
図1に示すように、メイン制御手段50には、設定キースイッチ45、設定変更スイッチ46、リセットスイッチ47、ドアセンサ48、及びカバーセンサ49が電気的に接続されている。
また、電源ユニット(図示せず)は、スロットマシン10の筐体内部に設けられており、メイン制御基板、第1サブ制御基板、及び第2サブ制御基板等に電力を供給する電源基板と、電源基板を収納する電源ボックスとを備えている。
電源ボックスの前面には、電源のオン/オフを切り替えるための電源スイッチと、設定キーが挿入される設定キー挿入口とが設けられているとともに、これらを覆う開閉自在のスイッチカバーが設けられている。
スイッチカバーを開けると、電源スイッチの操作が可能になるとともに、設定キー挿入口への設定キーの挿入が可能になる。
また、設定キー挿入口に設定キーを挿入して、設定キーを時計周りに90度回転させると、設定キースイッチ45がオフからオンになり、この状態から設定キーを反時計周りに90度回転させると、設定キースイッチ45がオンからオフになる。
電源がオフの状態で設定キースイッチ45をオフからオンにし、この状態で電源をオフからオンにすると、設定値が変更可能となる設定変更モードになる。すなわち、設定キースイッチ45がオンの状態で電源をオフからオンにすると、設定変更モードになる。
また、電源がオンの状態で設定キースイッチ45をオフからオンにすると、設定値が確認可能となる設定確認モードになる。
なお、設定変更モード及び設定確認モードを総称して「管理モード」と称する。
管理モードは、スロットマシン10の管理者(ホールの店長等)による所定の操作により移行可能なモードであり、遊技を進行させないモードである。
設定変更スイッチ46は、スロットマシン10の設定値を変更・設定するときに操作するスイッチである。本実施形態では、設定値は、設定1から設定6までの6段階を有している。そして、設定値が高くなるほど、遊技者にとって有利となるように設定している。
なお、設定変更スイッチ46は、遊技者が操作するものではなく、管理者が操作するものである。このため、遊技者が操作できないように、スロットマシン10の筐体内部に設定変更スイッチ46を配置している。
リセットスイッチ47は、エラーの解除等を行うときに操作するスイッチである。リセットスイッチ47も、設定変更スイッチ46と同様に、遊技者が操作するものではなく、管理者が操作するものである。このため、遊技者が操作できないように、スロットマシン10の筐体内部にリセットスイッチ47を配置している。
なお、リセットスイッチ47は、それ専用のスイッチを設けてもよく、また、他のスイッチと兼用にしてもよい。たとえば、1個のスイッチを、設定変更スイッチ46とリセットスイッチ47とで兼用にすることができる。この場合、1個のスイッチを、たとえば、設定変更モード中は、設定変更スイッチ46として機能させ、それ以外のときは、リセットスイッチ47として機能させることができる。
ドアセンサ48は、フロントマスク部(前面扉)の開閉を検知するセンサである。たとえば、フロントマスク部が開放された状態であるときはオンとなり、フロントマスク部が閉じた状態であるときはオフとなるように配置されている。
カバーセンサ49は、スイッチカバーの開閉を検知するセンサである。たとえば、スイッチカバーが開放された状態であるときはオンとなり、スイッチカバーが閉じた状態であるときはオフとなるように配置されている。
図1に示すように、メイン制御手段50には、3つのモータ32、メダル払出し装置33、及び7セグメント表示器34が電気的に接続されている。
モータ32は、リール31を回転させるためのものであり、各リール31の回転中心部に連結され、後述するリール制御手段55によって制御される。
リール31は、左リール31、中リール31、右リール31からなり、左リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が左ストップスイッチ42であり、中リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が中ストップスイッチ42であり、右リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が右ストップスイッチ42である。
リール31は、リング状のものであって、その外周面には複数種類の図柄(役に対応する図柄の組合せを構成している図柄)を印刷したリールテープを貼付したものである。本実施形態では、各リール31ごとに、21個の図柄表示領域(コマ)を等間隔で配置するとともに、各図柄表示領域(コマ)にそれぞれ所定の図柄を表示している。
メダル払出し装置33は、スロットマシン10の筐体内部に設けられており、メダルを貯留するホッパー33aと、ホッパー33aに貯留されているメダルを払い出すためのホッパーモータ33bと、メダルが払い出されたことを検知する払出しセンサ33cとを備えている。
払出しセンサ33cは、発光素子と受光素子とを有し、発光素子から発せられた光を受光素子で検知している。そして、払い出されたメダルは、払出しセンサ33cの発光素子と受光素子との間を通過する。このとき、受光素子に入射する光が一瞬遮られ、これによりメダルが払い出されたことを検知する。
払出しセンサ33cの遮光が一定時間以上継続すると、エラー(メダル詰まり)が発生したと判断する。
また、ホッパーモータ33bが駆動しているにもかかわらず、メダルが払い出されたことを払出しセンサ33cが検知しないと、エラー(ホッパー33a内のメダルが無くなった)が発生したと判断する。
7セグメント表示器34は、メダルの貯留枚数、払出し枚数、設定値、エラーコード等の表示を行うものである。
また、スロットマシン10は、前面に開口部を有する筐体と、筐体の前面を覆うように開閉可能に取り付けられたフロントマスク部(前面扉)とを備えている。
フロントマスク部のほぼ中央には、表示窓(透明窓)が設けられている。各リール31は、本実施形態では横方向に並列に3個(左リール31、中リール31、及び右リール31)設けられている。さらに、各リール31は、表示窓から、上下に連続する3図柄が見えるように配置されている。よって、スロットマシン10の表示窓から、合計3×3=9個の図柄が見えるように配置されている。そして、表示窓から見える3×3=9個の図柄の組合せ(配置)を「停止出目」と称する。
また、スロットマシン10の表示窓を含む部分には、図柄組合せラインを設けている。
ここで、「図柄組合せライン」とは、リール31の停止時における図柄の並びラインであって図柄の組合せを形成させるラインである。
そして、図柄組合せラインは、有効ラインと無効ラインとを有する。
ここで、「有効ライン」とは、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止したときに、その役の入賞となるラインである。
一方、「無効ライン」とは、図柄組合せラインのうち、有効ラインとして設定されないラインであって、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止した場合であっても、その役に応じた利益の付与(メダルの払出し等)を行わないラインである。すなわち、無効ラインは、そもそも図柄の組合せの成立対象となっていないラインである。
本実施形態では、5本の図柄組合せラインを設けている。そして、常に3枚のメダルを投入して遊技を行うとともに、常に5本の図柄組合せラインを有効ラインとして設定するようにしている。
なお、メダル投入枚数や遊技状態等に応じて、有効ラインと無効ラインとを設定するようにしてもよい。
図1に示すように、第1サブ制御手段70には、プッシュボタン25、及び十字キー26が電気的に接続されている。
プッシュボタン25、及び十字キー26は、演出等に用いられるスイッチであり、遊技者が意図する情報を表示させるとき、又は管理者が各種の設定をするとき等に操作されるものである。
また、十字キー26は、右方向スイッチ26a、左方向スイッチ26b、上方向スイッチ26c、及び下方向スイッチ26dを備えている。
図1に示すように、第2サブ制御手段80には、ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23が電気的に接続されている。
ランプ21は、演出等に用いられるものであり、所定の条件を満たしたときに、所定のパターンで点灯又は点滅するものである。なお、ランプ21には、各リール31の内周側に配置され、リール31に表示された図柄(表示窓から見える図柄)を背後から照らすためのバックランプ(図示せず)や、スロットマシン10の筐体前面に配置され、役の入賞時等に点滅する上部ランプ及びサイドランプ(図示せず)等が含まれる。
また、スピーカ22は、演出等に用いられるものであり、所定の条件を満たしたときに、所定の音を出力するものである。
さらにまた、画像表示装置23は、演出画像、遊技情報(たとえば、メダルの貯留枚数、メダルの払出し枚数、特別遊技の残り遊技回数や残り差枚数、ストップスイッチ42の押し順等)、遊技結果等の表示を行うものである。画像表示装置23としては、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ、有機エレクトロ・ルミネッセンス(有機EL)ディスプレイ、ドットディスプレイ等が挙げられるが、本実施形態では、液晶ディスプレイによって構成されている。
本実施形態では、役として、大別して、特別役、リプレイ、及び小役を設けている。
そして、各役に対応する図柄の組合せ及び入賞時の払出し枚数等を定めている。これにより、すべてのリール31の停止時に、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止すると、その役の入賞となり、その役に対応する枚数のメダルの払出し又は自動投入が行われる(ただし、特別役を除く。)。
なお、本明細書では、説明の便宜上、「いずれかの役に対応する図柄の組合せがいずれかの有効ラインに停止する」ことを、「その役が“入賞”する」と称する。
役において、まず、特別役とは、通常遊技から特別遊技に移行させる役である。
本実施形態では、特別役として、1BB(第1種ビッグボーナス)、及びRB(レギュラーボーナス)を設けている。
1BBが入賞すると、当該遊技におけるメダルの払い出しはないが、次遊技から、特別遊技の1つである1BB遊技に移行する。RBが入賞した場合についても、1BBが入賞した場合と同様である。
また、リプレイとは、再遊技役であって、当該遊技で投入したメダル枚数を維持した(メダルを自動投入する)再遊技を行うことができる役である。
さらにまた、小役とは、予め定められた枚数のメダルが払い出される役である。
ここで、スロットマシン10での遊技の進行の概略を示す。
遊技の開始時には、遊技者は、ベットスイッチ40を操作して予め貯留されたメダルを投入するか、又はメダル投入口43からメダルを投入し、スタートスイッチ41を操作(オン)する。
スタートスイッチ41が操作されると、そのときに発生する信号がメイン制御手段50に入力される。
メイン制御手段50(具体的には、後述するリール制御手段55)は、この信号を受信すると、すべてのモータ32を駆動制御して、すべてのリール31を回転させるように制御する。
このようにしてリール31がモータ32によって回転することで、リール31上の図柄は、所定の速度で表示窓内で上下方向に移動表示される。
そして、遊技者は、ストップスイッチ42を押すことで、そのストップスイッチ42に対応するリール31(たとえば、左ストップスイッチ42に対応する左リール31)の回転を停止させる。
ストップスイッチ42が操作されると、そのときに発生する信号がメイン制御手段50に入力される。
メイン制御手段50(具体的には、後述するリール制御手段55)は、この信号を受信すると、そのストップスイッチ42に対応するモータ32を駆動制御して、そのモータ32に係るリール31の停止制御を行う。
そして、すべてのリール31の停止時に、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したとき(すなわち、その役の入賞となったとき)は、入賞した役に対応するメダルの払出し等が行われる。
このようにして、スロットマシン10での遊技は進行していく。
また、メイン制御手段50は、遊技の進行のためのメイン処理を実行するとともに、メイン処理中に、メイン処理とは異なる割込み処理を実行する。
ここで、メイン処理は、遊技の開始とともに開始し、遊技の終了とともに終了する。このため、メイン処理は、1遊技につき1回実行する。
また、本実施形態では、2.235msごとに、タイマー割込みを行うように設定されている。このため、割込み処理は、2.235msごとに実行する。
さらに、メイン処理中のモードとして、遊技を進行させることが可能な遊技モードと、管理者による所定の操作により移行可能であって遊技を進行させない管理モード(設定変更モード及び設定確認モード)とを有している。
また、本実施形態では、1割込みごとにカウント値に1を加算し、8割込みでカウント値が一巡する第1割込みカウンタ51と、1割込みごとにカウント値に1を加算し、10割込みでカウント値が一巡する第2割込みカウンタ52とを備えている。
具体的には、第1割込みカウンタ51は、0からカウントを開始し、タイマー割込みが行われるごとにカウント値に1を加算し、カウント値が7に到達すると、その次はカウント値を0に戻すものである。
また、第2割込みカウンタ52は、0からカウントを開始し、タイマー割込みが行われるごとにカウント値に1を加算し、カウント値が9に到達すると、その次はカウント値を0に戻すものである。
そして、メイン制御手段50は、第1割込みカウンタ51及び第2割込みカウンタ52のカウント値に基づいて、メイン処理や割込み処理における種々の決定を行う。
また、メイン制御手段50は、遊技の進行に応じて、操作スイッチ、すなわち上述したベットスイッチ44、スタートスイッチ41、及びストップスイッチ42の操作を有効にするか又は無効にするかを制御する。
具体的には、メイン制御手段50は、遊技の開始前(すべてのリール31の停止時)においては、ベットスイッチ40の操作を有効にし、メダル投入口43からのメダルの投入を許可し、スタートスイッチ41の操作、及びストップスイッチ42の操作を無効にするように制御する。
そして、メイン制御手段50は、ベットスイッチ40が操作されるか、又はメダル投入口43からメダルが3枚投入されると、それ以降は、ベットスイッチ40の操作を無効にし、メダル投入口43からのメダルの投入を不許可にするように制御する。
たとえば、メダルが3枚投入された状態でベットスイッチ40が操作されても、メイン制御手段50は、それ以上のメダルの投入は許可せず、そのベットスイッチ40の操作は無効とする。
ただし、メダルの1枚又は2枚投入を可能とした場合には、メダルが3枚投入された後でも、投入枚数を変更可能にするために、1枚ベット用や2枚ベット用のベットスイッチについては、引き続き操作を有効にする。
なお、メイン制御手段50は、メダルが3枚投入された状態でメダル投入口43からメダルが投入されたときは、メダルの貯留枚数が50枚未満であれば、投入されたメダルをブロッカ44bにてホッパー33aに誘導して内部に貯留し、メダルの貯留枚数が50枚に達していれば、投入されたメダルをブロッカ44bにて払出し口に誘導して遊技者に返却する。
また、メダルが投入されると、メイン制御手段50は、スタートスイッチ41の操作を有効にし、ベットスイッチ40の操作、及びストップスイッチ42の操作を無効にし、メダル投入口43からのメダルの投入を不許可にするように制御する。
そして、スタートスイッチ41が操作され、リール31が回転すると、メイン制御手段50は、ストップスイッチ42の操作を有効にし、ベットスイッチ40の操作、及びスタートスイッチ41の操作を無効にし、メダル投入口43からのメダルの投入を不許可にするように制御する。
このとき、再度スタートスイッチ41が操作されても、メイン制御手段50は、そのスタートスイッチ41の操作は無効とする。また、リール31の回転中にベットスイッチ40が操作されても、メイン制御手段50は、そのベットスイッチ40の操作を無効とする。さらにまた、リール31の回転中にメダル投入口43からメダルが投入されても、投入されたメダルをブロッカ44bにて払出し口に誘導して遊技者に返却する。
また、ストップスイッチ42の操作が有効にされている間に、ストップスイッチ42が操作されると、後述するリール制御手段55は、そのストップスイッチ42に対応するリール31を停止制御し、メイン制御手段50は、そのストップスイッチ42の操作を無効にするように制御する。これにより、一旦操作されたストップスイッチ42は、その遊技中に再度操作されても、その操作は無効とされる。
そして、すべてのリール31が停止し、役の入賞時にはメダルの払出しを行い、遊技終了チェック処理を実行すると、メイン制御手段50は、ベットスイッチ40の操作を有効にし、メダル投入口43からのメダルの投入を許可するように制御する。
なお、リプレイ入賞時には、メイン制御手段50は、すべてのリール31が停止し、メダルの自動投入を行い、遊技終了チェック処理を実行すると、ベットスイッチ40の操作を有効にすることなく、かつメダル投入口43からのメダルの投入を許可することなく、スタートスイッチ41の操作を有効にするように制御する。
また、メイン制御手段50は、操作の有効/無効の状態にかかわらず、いずれか1個の操作スイッチの操作のみ受け付けるように制御する。すなわち、メイン制御手段50は、複数個の操作スイッチが同時に操作されたときは、操作の有効/無効の状態にかかわらず、これを受け付けないように制御する。
具体的には、メイン制御手段50は、たとえば、スタートスイッチ41の操作を無効にするとともにストップスイッチ42の操作を有効にしている場合において、スタートスイッチ41が操作された状態でストップスイッチ42が操作されたときは、このストップスイッチ42の操作を受け付けないように制御する。
また、メイン制御手段50は、たとえば、3個(左、中、右)のストップスイッチ42の操作を有効にしている場合において、左ストップスイッチ42が操作された状態で中ストップスイッチ42が操作されたときは、左ストップスイッチ42の操作は受け付けるが、中ストップスイッチ42の操作は受け付けないように制御する。
さらに、遊技の進行を遅延させるフリーズ(詳細は後述する)が実行されたときは、メイン制御手段50は、フリーズが終了するまで、ベットスイッチ40の操作、スタートスイッチ41の操作、及びストップスイッチ42の操作を無効にし、メダル投入口43からのメダルの投入を不許可にするように制御する。
なお、すべてのリール31の停止後にフリーズが実行されたときは、メイン制御手段50は、フリーズの実行中であっても、ベットスイッチ40の操作を有効にし、かつメダル投入口43からのメダルの投入を許可するように制御する。そして、ベットスイッチ40が操作されるか、又はメダル投入口43からのメダルが投入されたときは、その時点で、実行中のフリーズをキャンセルするように制御してもよい。
このように、メイン制御手段50は、実行中のフリーズをキャンセル可能なときに、操作スイッチの操作を有効にし、このとき操作スイッチが操作されると、実行中のフリーズをキャンセルするように制御してもよい。
また、たとえば、メイン制御手段50は、フリーズの実行中に操作スイッチの操作を有効にし、このとき操作スイッチが操作されると、実行中のフリーズを終了して、他のフリーズを実行するように制御してもよい。すなわち、フリーズを変更してもよい。
また、本実施形態では、メイン制御手段50側で制御するメイン遊技状態として、通常遊技及び特別遊技を備え、通常遊技として、RT遊技及び非RT遊技を備え、特別遊技として、1BB遊技及びRB遊技を備える。
さらにまた、サブ制御手段(第1サブ制御手段70)側で制御するサブ遊技状態として、AT遊技及び非AT遊技を備える。
「RT(リプレイタイム)遊技」とは、リプレイの当選確率を非RT遊技よりも高く設定したメイン遊技状態をいう。
なお、非RT遊技とはリプレイの当選確率が異なるメイン遊技状態を、RT遊技と称することもある。また、「リプレイの当選確率が異なる」には、複数種類のリプレイの当選確率の合算値は同一であるが、各リプレイの当選確率の振分け方が異なる場合や、抽選されるリプレイの種類が異なる場合を含む。
このように、RT遊技とは、狭義には、リプレイの当選確率を非RT遊技よりも高く設定したメイン遊技状態を意味し、広義には、リプレイの当選確率が非RT遊技とは異なるメイン遊技状態を意味する。
「AT(アシストタイム)遊技」とは、ストップスイッチ42の操作内容(押し順及び/又は操作タイミング)によって遊技者にとって有利となる遊技結果が表示される場合とされない場合とを設け、非AT遊技中は、遊技者にとって有利となる遊技結果が偶然でしか表示されないが、AT遊技中は、遊技者にとって有利となる遊技結果を表示させるためのストップスイッチ42の操作内容を報知することで、遊技者は、その報知に従ってストップスイッチ42を操作すれば、最も有利な遊技結果を得ることができる(たとえば、最も有利となる図柄の組合せを有効ラインに停止させることができる)遊技をいう。
RT遊技中にAT遊技が実行されると、RT遊技かつAT遊技(ART遊技)となる。
次に、メイン制御手段50の具体的構成について説明する。
図1に示すように、メイン制御手段50は、以下の設定値変更手段53等を備える。
なお、本実施形態における以下の各手段は例示であり、メイン制御手段50は、本実施形態で示した手段に限定されるものではない。
設定値変更手段53は、遊技者にとっての有利度を定める設定値を変更・決定するためのものである。
本実施形態では、設定値として、設定1〜設定6の6段階を設けている。
そして、設定値が高くなるほど、役(特に特別役)の当選確率が高くなって、遊技者にとっての有利度が高くなるように設定している。
また、設定値が高くなるほど、AT遊技に移行する確率が高くなって、遊技者にとっての有利度が高くなるように設定している。
なお、AT遊技に移行する確率を高くすることに代えて、又はAT遊技に移行する確率を高くするとともに、たとえば、AT遊技中の遊技回数、払出し枚数、又は差枚数を上乗せする確率を高くしたり、AT遊技を継続する確率を高くしてもよい。
また、設定値が高くなるほど、メダルの賭数(投入枚数)に対する獲得数(払出し枚数)の期待値が高くなって、遊技者にとっての有利度が高くなるようにしてもよい。
本実施形態では、フロントマスク部(前面扉)及び電源ユニットのスイッチカバーを開放した状態で、電源を一旦オフにした後に、設定キー挿入口に設定キーを差し込み、これを時計回りに90度回転させて設定キースイッチ45をオンにしてから、電源を再度オンにすると、設定値が変更可能となる設定変更モードになる。すなわち、設定キースイッチ45がオンの状態で電源をオフからオンにすると、設定変更モードになる。この場合、立ち上げ処理は行われない。
なお、設定キー挿入口に設定キーを差し込み、これを時計回りに90度回転させて設定キースイッチ45をオンにし、この状態で電源を一旦オフにした後に再度オンにしても良い。
設定変更モードでは、設定値変更手段53は、所定の表示部(7セグメント表示器34)に、現在の設定値を表示する。
また、設定値変更手段53は、設定変更スイッチ46が1回操作されるごとに、設定値の表示を、・・・→「1」→「2」→「3」→「4」→「5」→「6」→「1」→「2」→・・・と順次変化させる。
さらに、設定値変更手段53は、スタートスイッチ41がオンにされると、このとき7セグメント表示器34に表示していた数値で設定値を確定させるとともに、設定値を確定させたことを示す「0」を7セグメント表示器34に表示する。
そして、設定値変更手段53は、設定値を記憶するための設定値記憶手段(RAM等のメモリ)を備えており、確定させた設定値を設定値記憶手段に記憶する。
次に、設定キーを反時計回りに90度回転させて設定キースイッチ45をオフにすると、設定変更モードが終了して、変更後の設定値で立ち上げ処理が行われる。
なお、設定キースイッチ45をオフにした状態で電源を一旦オフにしてから再度オンにすると、変更後の設定値で立ち上げ処理が行われるようにしてもよい。
このように、設定値を変更するときは、設定変更モードにしてから、設定変更スイッチ46を操作する。そして、所望の設定値を7セグメント表示器34に表示させた状態で、スタートスイッチ41をオンにして、設定値を確定させる。その後、設定キースイッチ45をオフにすると、設定変更モードが終了して、変更後の設定値で立ち上げ処理が行われる。
また、メイン制御手段50側では、設定変更モードが終了すると、設定値記憶手段に記憶された設定値を示す設定値コマンドを生成してサブ制御手段(第1サブ制御手段70)に送信する。
そして、サブ制御手段(第1サブ制御手段70)側では、受信した設定値コマンドに基づいて設定値を設定し、これに応じた確率で、AT遊技に移行させるか否かを決定するAT抽選を実行する。
役抽選手段54は、役(上述した特別役、小役及びリプレイ)の抽選を行うものである。役抽選手段54は、たとえば、役抽選用の乱数発生手段(ハードウェア乱数等)と、この乱数発生手段が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段と、乱数抽出手段が抽出した乱数値に基づいて、役の当選の有無及び当選役を判定する判定手段とを備えている。
乱数発生手段は、所定の領域(たとえば10進法で0〜65535)の乱数を発生させる。乱数は、たとえば200n(ナノ)secで1カウントを行うカウンターが0〜65535の範囲を1サイクルとしてカウントし続ける乱数であり、スロットマシン10の電源が投入されている間は、乱数をカウントし続ける。
乱数抽出手段は、乱数発生手段によって発生した乱数を、所定の時、本実施形態では遊技者によりスタートスイッチ41が操作(オン)された時に抽出する。判定手段は、乱数抽出手段により抽出された乱数値を、後述する役抽選テーブルと照合することにより、その乱数値が属する領域に対応する役を決定する。たとえば、抽出した乱数値が1BBの当選領域に属する場合は、1BBの当選と判定し、非当選領域に属する場合は、非当選と判定する。
役抽選テーブルは、当選役(役の抽選結果)の種類と、各当選役の当選確率とを定めたものである。
ここで、役抽選テーブルにおいて、1つの当選領域に対して、複数個の役を割り当てることがある。そして、抽出した乱数値が、複数個の役を割り当てた当選領域に属するときは、複数個の役の重複当選と判定する。すなわち、複数個の役に当該遊技で同時に重複当選する。
本実施形態では、複数個の小役に重複当選するときと、複数個のリプレイに重複当選するときとを有するように設定している。
役抽選テーブルは、メイン遊技状態ごとに設けられている。また、役抽選テーブルは、それぞれ所定の範囲の抽選領域を有し、この抽選領域は、各役の当選領域及び非当選領域に分けられているとともに、抽選される役が、予め設定された当選確率となるように所定の割合に設定されている。
また、役抽選手段54による役の抽選結果に基づいて、各役に対応する当選フラグのオン/オフを制御する。
本実施形態では、特別役、小役、及びリプレイの各当選フラグを備える。そして、役抽選手段54による役の抽選において当選したときは、対応する役の当選フラグをオンにする(当選フラグを立てる)。
また、複数個の役に当該遊技で同時に重複当選したときは、対応する複数個の役の当選フラグを同時にオンにする。
リール制御手段55は、リール31の回転開始命令を受信したとき、特に本実施形態ではスタートスイッチ41が操作されたとき(スタートスイッチ41が操作された旨の信号を受信したとき)に、すべて(3つ)のリール31の回転を開始するように制御する。
なお、前遊技でのリール31の回転開始時から、当該遊技でスタートスイッチ41が操作された時までの時間が4.1秒を経過していないときは、スタートスイッチ41の操作により役の抽選は行われるものの、スタートスイッチ41が操作された瞬間(直後)にリール31の回転は開始せず、上記4.1秒を経過後にリール31の回転が開始する。このように、スタートスイッチ41の操作時からリール31の回転が開始されるまでの時間を「ウエイト時間」という。
さらに、リール制御手段55は、役抽選手段54により役の抽選が行われた後、当該遊技における当選フラグのオン/オフを参照して当選フラグのオン/オフに対応する停止位置決定テーブルを選択するとともに、ストップスイッチ42が操作されたときに、ストップスイッチ42が操作されたときのタイミングに基づいて、そのストップスイッチ42に対応するリール31の停止位置を決定するとともに、モータ32を駆動制御して、その決定した位置にそのリール31を停止させるように制御する。
たとえば、リール制御手段55は、少なくとも1つの当選フラグがオンである遊技では、リール31の停止制御の範囲内において、当選役(当選フラグがオンになっている役)に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止可能にリール31を停止制御するとともに、当選役以外の役(当選フラグがオフになっている役)に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないようにリール31を停止制御する。
ここで、「リール31の停止制御の範囲内」とは、ストップスイッチ42が操作された瞬間からリール31が実際に停止するまでの時間又はリール31の回転量(移動コマ(図柄)数)の範囲内を意味する。
本実施形態では、ストップスイッチ42が操作された瞬間からリール31を停止させるまでの時間が190ms以内に設定されている。これにより、本実施形態では、ストップスイッチ42が操作された瞬間の図柄からリール31が停止するまでの最大移動コマ数が4コマ(ストップスイッチ42が操作された瞬間の図柄を含めて5コマ)となる。
そして、ストップスイッチ42の操作を検知した瞬間に、リール31の停止制御の範囲内にある図柄のいずれかが所定の有効ラインに停止させるべき図柄であるときは、ストップスイッチ42が操作されたときに、その図柄が所定の有効ラインに停止するように制御される。
すなわち、役の当選時にストップスイッチ42が操作された瞬間に直ちにリール31を停止させると、当選した役に係るその図柄が所定の有効ラインに停止しないときには、リール31を停止させるまでの間に、リール31の停止制御の範囲内においてリール31を回転移動制御することで、当選した役に係る図柄をできる限り所定の有効ラインに停止させるように制御する(引込み停止制御)。
また逆に、ストップスイッチ42が操作された瞬間に直ちにリール31を停止させると、当選していない役に対応する図柄の組合せがいずれかの有効ラインに停止してしまうときは、リール31の停止時に、リール31の停止制御の範囲内においてリール31を回転移動制御することで、当選していない役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないように制御する(蹴飛ばし停止制御)。
さらに、リール制御手段55は、ストップスイッチ42の押し順(操作順番)を検知する押し順検知手段を備える。押し順検知手段は、遊技者によりストップスイッチ42が操作されたときに、左、中、及び右ストップスイッチ42のうち、いずれが操作されたかを検知する。
ストップスイッチ42が操作されると、そのストップスイッチ42が操作された旨の信号が押し順検知手段に入力される。この信号を判別することで、押し順検知手段は、どのストップスイッチ42が操作されたかを検知する。
ここで、本実施形態では、ストップスイッチ42の押し順は、左中右、左右中、中左右、中右左、右左中、及び右中左の6通りある。
そして、左中右の押し順を「順押し」と称し、左右中の押し順を「順挟み」と称し、右中左の押し順を「逆押し」と称し、右左中の押し順を「逆挟み」と称する。
また、左ストップスイッチ42が最初に操作される押し順(左中右、及び左右中)を「左第1停止」と称し、中ストップスイッチ42が最初に操作される押し順(中左右、及び中右左)を「中第1停止」と称し、右ストップスイッチ42が最初に操作される押し順(右左中、及び右中左)を「右第1停止」と称する。
さらに、左ストップスイッチ42以外が最初に操作される押し順(中左右、中右左、右左中、及び右中左)を「変則押し」と称する。
停止位置決定テーブルは、当選フラグのオン/オフの状態ごと、すなわち役抽選手段54による役の抽選結果ごとに対応して設けられており、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31の位置に対する、リール31の停止位置を定めたものである。そして、各停止位置決定テーブルは、たとえば、1番の図柄が上段(中段又は下段でも可)を通過する瞬間にストップスイッチ42が操作されたときは、何図柄だけ移動制御して、何番の図柄を上段に停止させるというように停止位置を事前に定めている。
いずれかの役の単独当選時に用いる停止位置決定テーブルは、リール31の停止制御の範囲内において、当選した役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、当選した役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させることができないときは、いずれの役に対応する図柄の組合せも有効ラインに停止させないように、リール31の停止位置を定めている。
なお、リール31がどの位置にある瞬間にストップスイッチ42が操作されても、リール31の停止制御の範囲内において、対象図柄を所望の有効ラインに停止させることができること(常に入賞させることができること)を、「引込み率(PB)=1」という。
これに対し、遊技者の目押しによらなければ、対象図柄を有効ラインに停止させることができないこと(必ずしも入賞させることができないこと)を、「PB≠1」という。
また、リプレイとして、リプレイA及びBを有し、両者が重複当選する場合を有する。
そして、リプレイA及びBの重複当選時に用いる停止位置決定テーブルは、たとえば、左又は中第1停止時にはリプレイA(PB=1)を常に入賞させ、右第1停止時にはリプレイB(PB=1)を常に入賞させるように、リール31の停止位置を定めている。
このように、複数個のリプレイの重複当選時には、ストップスイッチ42の押し順に応じて、入賞するリプレイの種類が異なる。
なお、複数個のリプレイの重複当選時には、いずれのリプレイが入賞したときも、再遊技を行うことができる。
また、小役として、小役A及びBを有し、両者が重複当選する場合を有する。
そして、小役A及びBの重複当選時に用いる停止位置決定テーブルは、たとえば、中又は右第1停止時には小役A(PB=1、入賞時のメダルの払出しが9枚)を常に入賞させ、左第1停止時にはリール31の停止制御の範囲内で小役B(PB≠1、入賞時のメダルの払出しが1枚)を入賞させるように、リール31の停止位置を定めている。
このように、複数個の小役の重複当選時には、ストップスイッチ42の押し順によって、有効ラインに引き込む小役の種類、引込み率、及び入賞時のメダルの払出し枚数が異なる。すなわち、ストップスイッチ42の操作に応じて、遊技者に対して付与する利益の大きさが異なる遊技結果を表示する。
なお、遊技者に対して付与する利益が大きい遊技結果が表示される(払出し枚数が多い役に入賞すること)押し順を「正解押し順」といい、正解押し順以外の押し順を「不正解押し順」という。
複数個のリプレイの重複当選時については、たとえば、遊技者にとって有利な遊技状態に移行(昇格)するリプレイが入賞する押し順や、遊技者に対して特典(サブボーナス)を付与するリプレイが入賞する押し順を「正解押し順」といい、遊技者にとって不利な遊技状態に移行(転落)するリプレイが入賞する押し順を「不正解押し順」という。
また、すべての当選フラグがオフであるときは、非当選テーブルが用いられる。
非当選テーブルは、すべての当選フラグがオフであるときに用いられ、いずれの役に対応する図柄の組合せも有効ラインに停止しないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めている。
入賞判定手段56は、リール31の停止時に、有効ラインに停止したリール31の図柄の組合せが、いずれかの役に対応する図柄の組合せと一致するか否か(いずれかの役が入賞したか否か)を判断するものである。入賞判定手段56は、たとえばモータ32の停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ライン上の図柄を判断する。
ただし、入賞判定手段56は、ストップスイッチ42が操作され、停止位置決定テーブルを用いて停止位置が決定された時に、そのリール31が停止したか否かにかかわらず、停止図柄を判断することが可能である。
払出し手段57は、入賞判定手段56により、リール31の停止時に有効ラインに停止した図柄の組合せがいずれかの役に対応する図柄の組合せと一致すると判断され、その役の入賞となったときに、その入賞役に応じて所定枚数のメダルを遊技者に対して払い出すか、又はクレジットの加算等の処理を行うものである。また、リプレイの入賞時には、メダルを払い出すことなく、当該遊技で投入されたメダル枚数(3枚)を自動投入するように制御する。
また、本実施形態では、メイン遊技状態として、通常遊技及び特別遊技を備え、通常遊技として、RT遊技及び非RT遊技を備え、特別遊技として、1BB遊技及びRB遊技を備えている。
そして、メイン遊技状態制御手段58は、所定の停止出目の表示、所定のリプレイの入賞、所定遊技回数の消化、特別役の当選、特別役の入賞、特別遊技中のメダルの払出し枚数又は遊技回数等に基づいて、メイン遊技状態を移行させるように制御する。
ここで、1BBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、1BBの入賞となり、メイン遊技状態制御手段58は、1BB遊技に移行させるように制御する。
また、1BB遊技では、小役の当選確率が大幅に高くなる。
さらに、1BB遊技の終了条件は、1BB遊技中に払い出されたメダル枚数が所定枚数(たとえば300枚)以上になったことに設定されている。
このため、メイン遊技状態制御手段58は、1BB遊技では、メダル払出し枚数をカウントし続け、カウント値が上記値になったと判断したときは、当該遊技をもって1BB遊技を終了するように制御する。
同様に、RBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、RBの入賞となり、メイン遊技状態制御手段58は、RB遊技に移行させるように制御する。
また、RB遊技では、小役の当選確率が大幅に高くなる。
さらに、RB遊技の終了条件は、RB遊技中に所定遊技回数(たとえば8遊技)を消化したことに設定されている。
このため、メイン遊技状態制御手段58は、RB遊技では、消化遊技回数をカウントし続け、カウント値が上記値になったと判断したときは、当該遊技をもってRB遊技を終了するように制御する。
なお、特別役に当選したときは、特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止(特別役が入賞)するまで、特別役の当選を次遊技以降に持ち越すように制御する。
また、特別役の当選を持ち越している(当該遊技以前の遊技において特別役に当選しているが、当選した特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止していない)遊技中を「内部中」という。
これに対し、特別役の当選を持ち越していない(特別役に当選していない)遊技中を、「非内部中」という。
また、メイン制御手段50は、フリーズ制御手段を備える。フリーズ制御手段は、操作スイッチの操作(メダル投入口43から投入されたメダルの受付けを含む)を所定時間受け付けないフリーズの実行を制御するものである。
ここで、「フリーズ(フリーズ演出、又はフリーズ動作ともいう。)」とは、一般的に、遊技機(スロットマシン10)の操作スイッチの機能を一時停止状態にすること(又はそのように制御している期間)をいう。
さらに、「操作スイッチの機能を一時停止状態にする」とは、「少なくとも1つの操作スイッチの機能が遊技を進行して遊技結果を得るためのものとして有効になっていないこと」、あるいは「操作スイッチが操作されたときにその操作の検知処理、又はその操作に基づく処理を所定時間開始しないこと、すなわち、その操作に対応する処理を所定時間遅延させて(所定時間の経過後に)行うこと」等を指す。
「遊技を進行する」とは、ベットスイッチ40を操作することによってメダルを投入する、スタートスイッチ41を操作することによって役の抽選を行うとともにリール31の回転を開始する、ストップスイッチ42を操作することによって回転中のリール31を停止させる、という遊技動作を、遊技者の意思によって進行することを指す。
したがって、ベットスイッチ40、スタートスイッチ41、及びストップスイッチ42の操作は、遊技を進行するために必要な操作である。
「遊技結果」とは、全リール31の停止時における停止出目、有効ラインに停止した図柄の組合せ(役の入賞の有無、及び入賞となった役の種類)を指す。
遊技結果は、役の抽選結果、ストップスイッチ42の操作、及びリール31の停止時の図柄の組合せにより定まるものであるので、役の抽選結果を得るためのベットスイッチ40及びスタートスイッチ41の操作、並びにリール31の停止時の図柄の組合せを得るためのストップスイッチ42の操作は、遊技結果を得るために必要な操作である。
したがって、フリーズの態様としては、たとえば、
a)メダル投入口43から投入された遊技媒体の受付け、又は予めクレジットされた遊技媒体の投入(賭け)枚数を定めるためのベットスイッチ40の操作を一時停止状態にすること、
b)遊技を開始するためのスタートスイッチ41の操作を一時停止状態にすること、
c)ストップスイッチ42の操作(リール31の停止操作)を一時停止状態にすること
等が挙げられる。
また、操作スイッチの機能を一時停止状態にする態様としては、遊技者の操作に基づく信号(例えば、遊技媒体の投入を検知するセンサからの信号、ベットスイッチ40、スタートスイッチ41又はストップスイッチ42の操作に基づき操作スイッチから送信される信号)の受付けを所定期間行わないことが挙げられる。この場合、所定期間以内に遊技者の操作に基づいて送信された信号を受け付けたときは、受け付けた信号を無効にする制御処理を行うことや、所定期間以内に遊技者の操作に基づいて送信された信号を検知したときであっても受付け処理自体を行わないことが挙げられる。
さらにまた、所定期間以内に遊技者の操作に基づいて送信された信号を受け付けたときは、遊技者の操作に基づく信号の受付けは行うが、受け付けた信号に基づいて実施する操作スイッチの制御処理を所定期間実行せずに、所定期間経過後に受け付けた信号に基づいた制御処理を開始させることが挙げられる。
さらに、スタートスイッチ41のフリーズに関しては、スタートスイッチ41を操作しても、所定期間、スタートスイッチ41の操作受付けに基づくリール31の回転を開始させないことや、所定期間、役抽選を開始しないことが挙げられる。
また、フリーズの終了条件としては、予め定めた所定時間が経過することが挙げられるが、所定時間の経過前であっても、メイン制御手段50に入力される各種操作信号によって途中でフリーズをキャンセルすることも考えられる。
この場合、単純に、スタートスイッチ41の操作入力を受け付けることでフリーズをキャンセルすることが可能であり、あるいは、所定の操作手順(例えば、「スタートスイッチ41を5回操作する」、「ストップスイッチ42を、中、右、左の順で操作する」、「所定のタイミングに合わせてベットスイッチ40を操作する」等)を検知したことを条件にフリーズをキャンセルすることも可能である。
本実施形態では、スタートスイッチ41が操作されたときに、役抽選手段54は、役の抽選を行う。次に、フリーズ制御手段は、フリーズを実行するか否かの抽選を行う。フリーズの抽選は、役の抽選結果とは無関係に実行してもよいが、本実施形態では、当選確率が他の小役より低く設定されているレア小役の当選時に、フリーズの抽選を行う。
メイン側エラー検知手段61は、メイン制御手段50側においてエラーを検知するものである。
本実施形態では、メイン側エラー検知手段61は、遊技モードでは、メイン処理及び割込み処理により、エラーを検知したか否かの判断を行う。
また、メイン側エラー検知手段61は、管理モードでは、割込み処理により、エラーを検知したか否かの判断を行う。
なお、本明細書において、「異常」とは、正常ではないこと、通常とは異なっていることを意味し、「不正」とは、正しくないこと、正義に反することを意味する。また、「エラー」とは、異常と不正との双方を含む意味で使用する。
メイン側エラー検知手段61は、ドアセンサ48のオン/オフの状態によって、フロントマスク部の開閉を検知する。具体的には、ドアセンサ48がオンのときは、フロントマスク部が開放された状態であると検知し、ドアセンサ48がオフのときは、フロントマスク部が閉じた状態であると検知する。
また、メイン側エラー検知手段61は、カバーセンサ49のオン/オフの状態によって、スイッチカバーの開閉を検知する。具体的には、カバーセンサ49がオンのときは、スイッチカバーが開放された状態であると検知し、カバーセンサ49がオフのときは、スイッチカバーが閉じた状態であると検知する。
さらにまた、メイン側エラー検知手段61は、通路センサ44aの遮光が一定時間以上継続したときは、エラー(通路センサ異常)を検知したと判断する。
さらに、メイン側エラー検知手段61は、メダル投入口43からのメダルの投入が不許可のときに、第1投入センサ44c及び/又は第2投入センサ44dが遮光されると、エラー(投入センサ異常)を検知したと判断する。
また、メイン側エラー検知手段61は、第2投入センサ44d、第1投入センサ44cの順にメダルの通過を検知したときは、エラー(メダルの逆流)を検知したと判断する。
さらにまた、メイン側エラー検知手段61は、第1投入センサ44c及び/又は第2投入センサ44dの遮光が一定時間以上継続したときは、エラー(メダル詰まり)を検知したと判断する。以下、第1投入センサ44c及び/又は第2投入センサ44dにより検知したメダル詰まりを「投入メダル詰まり」という。
さらに、メイン側エラー検知手段61は、メダルの払出し処理を行っていない(ホッパーモータ33bを駆動させていない)ときに、払出しセンサ33cが遮光されると、エラー(払出しセンサ異常)を検知したと判断する。
また、メイン側エラー検知手段61は、払出しセンサ33cの遮光が一定時間以上継続したときは、エラー(メダル詰まり)を検知したと判断する。以下、払出しセンサ33cにより検知したメダル詰まりを「払出しメダル詰まり」という。
さらにまた、メイン側エラー検知手段61は、ホッパーモータ33bが駆動しているにもかかわらず、メダルが払い出されたことを払出しセンサ33cが検知しないときは、エラー(メダル切れ)を検知したと判断する。
そして、メイン側エラー検知手段61は、エラーを検知したと判断すると、その旨を示すフラグ(エラーフラグ)をセットする。
エラー対応手段62は、エラーの検知に対応した処理(エラー対応処理)を実行するものである。
ここで、遊技モードでメイン処理又は割込み処理によりエラーを検知したときは、メイン側エラー検知手段61は、エラーフラグをセットする。そして、エラー対応手段62は、遊技モード中の所定のタイミング(後述する図4のステップS37又はS41)で、エラーフラグに基づいて、エラー対応処理を実行する。
また、管理モードで割込み処理によりエラーを検知したときは、メイン側エラー検知手段61は、エラーフラグをセットするが、エラー対応手段62は、管理モード中にはエラー対応処理を実行しない。そして、エラー対応手段62は、管理モードから遊技モードに移行した後の所定のタイミング(後述する図4のステップS37)で、エラーフラグに基づいて、エラー対応処理を実行する。
具体的には、設定変更モード中(後述する図3のステップS16〜S22)は、メイン処理ではエラーを検知したか否かの判断を実行しないが、割込み処理ではエラーを検知したか否かの判断を実行する。また、設定変更モード中に割込み処理によりエラーを検知したと判断したときは、エラーフラグをセットするが、設定変更モード中はエラー対応処理を実行しない。そして、設定変更モードから遊技モードに移行した後の所定のタイミング(後述する図4のステップS37)で、エラーフラグに基づいて、エラー対応処理を実行する。
同様に、設定確認モード中(後述する図4のステップS45〜S50)は、メイン処理ではエラーを検知したか否かの判断を実行しないが、割込み処理ではエラーを検知したか否かの判断を実行する。また、設定確認モード中に割込み処理によりエラーを検知したと判断したときは、エラーフラグはセットするが、設定確認モード中はエラー対応処理を実行しない。そして、設定確認モードから遊技モードに移行した後の所定のタイミング(後述する図4のステップS37)で、エラーフラグに基づいて、エラー対応処理を実行する。
また、エラー対応手段62は、エラー対応処理として、エラーが解除されるまで、遊技が進行しないようにする(後述する図6のステップS103を繰り返す)とともに、エラーが発生した旨を報知(エラーコードを7セグメント表示器34に表示)する。
さらにまた、本実施形態では、スロットマシン10の電源を一旦オフにした後に再度オンにすること、又はリセットスイッチ47を操作することを、エラーを解除するための解除操作としている。そして、エラー解除手段63は、エラー対応処理が実行されたときは、解除操作が行われたことを条件に、エラーを解除し、エラーフラグをクリアする。
本実施形態では、メイン制御手段50側で異常や不正を検知するメイン側エラー検知手段61と、サブ制御手段(第1サブ制御手段70)側で異常や不正を検知するサブ側エラー検知手段73とを備える。そして、メイン側エラー検知手段61によりエラーが検知されたときも、サブ側エラー検知手段73によりエラーが検知されたときも、エラー解除手段63によりエラーを解除する。なお、サブ側エラー検知手段73については後述する。
メイン側コマンド制御手段64は、コマンドを生成するコマンド生成手段と、生成したコマンドを記憶するバッファ領域と、バッファ領域に記憶されているコマンドをサブ制御手段(第1サブ制御手段70)に送信するコマンド送信手段とを備える。
また、サブ制御手段(第1サブ制御手段70)は、第1サブ側コマンド制御手段77を備えており、これにより、メイン制御手段50から送信されたコマンドを受信する。このようにして、メイン制御手段50から第1サブ制御手段70に種々の情報を伝達する。
ここで、コマンド生成手段は、メイン処理又は割込み処理においてコマンドを生成することに決定したときは、決定に応じたコマンドを生成する。
また、バッファ領域は、コマンド生成手段により生成されたコマンドを、生成された順に記憶していく。
さらに、コマンド送信手段は、バッファ領域に記憶されているコマンドを、記憶された順に第1サブ制御手段70に送信する。本実施形態では、コマンド送信手段は、割込み処理において、コマンド送信処理(後述する図5のステップS79)を実行する。
このように、生成したコマンドを生成した順にバッファ領域に記憶するとともに、バッファ領域に記憶されているコマンドを記憶された順に第1サブ制御手段70に送信する。このため、生成したコマンドを生成順に第1サブ制御手段70に送信することになる。
また、コマンド送信手段は、バッファ領域に記憶されているコマンドをシリアル通信で第1サブ制御手段70に送信する。このため、メイン制御手段50から第1サブ制御手段70へのコマンドの送信を確実にするために、コマンド送信手段は、バッファ領域に記憶されている1つのコマンドを第1サブ制御手段70に2回送信する。
具体的には、コマンド送信手段は、割込み処理中のコマンド送信処理が1回実行されるごとに、バッファ領域に記憶されている1つのコマンドを第1サブ制御手段70に1回送信する。すなわち、コマンド送信手段は、1割込み(2.235ms)ごとに、1つのコマンドを1回送信する。
また、コマンド送信手段は、バッファ領域に記憶されている1つのコマンドを第1サブ制御手段70に2回送信したときは、そのコマンドの送信を完了したと判断して、そのコマンドをバッファ領域から消去する。このため、コマンド送信手段は、バッファ領域に記憶されている1つのコマンドの送信を完了するのに、2割込み(4.47ms)を要する。よって、2割込みごとに、1つのコマンドの送信が完了して、そのコマンドがバッファ領域から消去されることになる。
さらに、第1サブ側コマンド制御手段77は、50ms以内に同一のコマンドを2回受信したときは、そのコマンドを正しく受信したと判断する。この場合、第1サブ制御手段70側では、そのコマンドに応じた処理を行うように制御する。
これに対し、第1サブ側コマンド制御手段77は、50ms以内に同一のコマンドを2回受信しなかったときは、そのコマンドを正しく受信しなかったと判断する。この場合、第1サブ制御手段70側では、そのコマンドに応じた処理を行わないように制御する。
また、バッファ領域は、メイン制御基板のRAM上に設けられており、最大で32個のコマンドを記憶可能に形成されている。
具体的には、バッファ領域は、コマンドの記憶領域として、第1記憶領域から第32記憶領域までの32個の記憶領域を有している。そして、コマンド生成手段によりコマンドが生成されると、バッファ領域は、生成されたコマンドを、第1記憶領域から順に記憶させていき、第32記憶領域の次は、第1記憶領域が空いていることを条件に、再度、第1記憶領域に記憶させるように制御する。
また、コマンド送信手段は、たとえば、バッファ領域の第1記憶領域に記憶されているコマンドを2回送信したときは、そのコマンドをバッファ領域の第1記憶領域から消去する。このとき、第2記憶領域に記憶されているコマンドがあったとしても、これを第1記憶領域に移動させることはない。すなわち、第1記憶領域から第32記憶領域に記憶されているコマンドを移動させたり書き換えることはない。このため、第1記憶領域から第32記憶領域までのすべての記憶領域を順次繰り返し使用することになる。
ここで、コマンド生成手段が生成するコマンドとして、たとえば、設定1〜設定6の設定値を示す設定値コマンド、メイン遊技状態を示す遊技状態コマンド、停止したリール31を示す停止リールコマンド、全リール31の停止時の図柄の組合せを示す停止図柄コマンド、エラーが発生したこと及び発生したエラーの種類を示すエラーコマンド、メイン制御手段50に接続された各種センサのオン/オフの状態等を示す第1状態コマンド、メイン制御手段50に接続された各種スイッチの操作の有効/無効の状態等を示す第2状態コマンド、メイン制御手段50に接続された各種スイッチのオン/オフの状態等を示す第3状態コマンド等が挙げられる。
そして、これらのうち、設定値コマンド、遊技状態コマンド、停止リールコマンド、停止図柄コマンド、及びエラーコマンドについては、メイン処理において生成することに決定し、また、第1状態コマンド、第2状態コマンド、及び第3状態コマンドについては、割込み処理において生成することに決定する。
また、メイン処理の冒頭部分において、コマンド生成手段は、設定値コマンド及び遊技状態コマンドを含む複数個のコマンドを生成する。その後、バッファ領域に記憶されているコマンドを送信するための待ち時間を設けている。そして、この待ち時間により、バッファ領域がコマンドで溢れないようにしている。
具体的には、32割込み(71.52ms)の待ち時間を設けており、その間、メイン処理では、コマンドの生成を決定しない。
そして、コマンド送信手段は、32割込みの待ち時間の間に、最大で16個のコマンドの送信を完了することが可能である。
また、本実施形態では、メイン処理中に、メイン側エラー検知手段61によりエラーを検知したか否かを判断するとともに、割込み処理中に、メイン処理とは別個に、メイン側エラー検知手段61によりエラーを検知したか否かを判断する。
さらにまた、割込み処理では、メイン処理の待ち時間中であるか否かにかかわらず、コマンドを生成するか否かを決定する。
さらに、第1状態コマンド及び第2状態コマンドについては、割込み処理において、第1割込みカウンタ51のカウント値が「7」になるごと(8割込みごと)に、これらに含む情報に変化があったか否かを判断し、いずれかに変化があったと判断したときは、第1状態コマンド及び第2状態コマンドの双方を生成することに決定する。
ここで、メイン制御手段50に接続された各種スイッチは、通常、人が操作すると、オフの状態からオンの状態を経てオフの状態に戻るまでに、少なくとも25msを要する。メイン制御手段50に接続された各種センサについても同様に、通常、検知対象物を人が操作すると、オフの状態からオンの状態を経てオフの状態に戻るまでに、少なくとも25msを要する。
このため、割込み処理では、8割込み(17.88ms)ごとに、第1状態コマンド及び第2状態コマンドに含む情報に変化があったか否かを判断し、変化があったと判断したときは、コマンドを生成することに決定する。
これにより、メイン制御手段50に接続された各種のセンサやスイッチのオン/オフの状態に変化があったことを検知し損なうことがないようにしつつ、1つのコマンドの送信を完了する周期(2割込みごと)よりも、コマンドを生成する周期(8割込みごと)の方を長くして、バッファ領域がコマンドで溢れないようにしている。
また、第1状態コマンドに含む情報に変化はないが、第2状態コマンドに含む情報に変化があったときも、第2状態コマンドに含む情報に変化はないが、第1状態コマンドに含む情報に変化があったときも、いずれも、第1状態コマンド及び第2状態コマンドの双方を生成することに決定する。
具体的には、たとえば、ベットスイッチ40の操作が有効の状態か又は無効の状態かを判断し、その結果が前回(8割込み前)の判断結果と異なったとする。この場合、第1状態コマンド及び第2状態コマンドに含む情報のうち、ベットスイッチ40の操作の有効/無効以外の情報についての判断結果にかかわらず、第1状態コマンド及び第2状態コマンドの双方を生成することに決定する。
このように、割込み処理において、第1状態コマンド及び第2状態コマンドに含む情報のいずれかに変化があったと判断したときは、第1状態コマンド及び第2状態コマンドの双方を生成することに決定する。この場合、コマンド生成手段は、第1状態コマンド、第2状態コマンドの順に、2つのコマンドを生成する。
また、コマンド生成手段は、第1状態コマンド又は第2状態コマンドのいずれか一方のみを生成することはなく、常に、第1状態コマンド、第2状態コマンドの順に、2つのコマンドを1つのセットとして生成する。
これに対し、割込み処理において、第1状態コマンド及び第2状態コマンドに含む情報のいずれにも変化がなかったと判断したときは、第1状態コマンド及び第2状態コマンドのいずれも生成しないことに決定する。この場合、コマンド生成手段は、第1状態コマンド及び第2状態コマンドのいずれも生成しない。
また、第3状態コマンドについては、割込み処理において、第2割込みカウンタ52のカウント値が「9」になるごと(10割込みごと)に、これに含む情報に変化があったか否かを判断し、変化があったと判断したときは、第3状態コマンドを生成することに決定する。
ここで、本実施形態では、第3状態コマンドに含む情報より、第1状態コマンド及び第2状態コマンドに含む情報の方が、スロットマシン10を制御する上で重要度が高いものとなっている。
このため、割込み処理では、10割込み(22.35ms)ごとに、第3状態コマンドに含む情報に変化があったか否かを判断し、変化があったと判断したときは、第3状態コマンドを生成することに決定する。
これにより、第1状態コマンド及び第2状態コマンドの生成を優先しつつ、かつメイン制御手段50に接続された各種のセンサやスイッチのオン/オフの状態に変化があったことを検知し損なうことがないようにしつつ、1つのコマンドの送信を完了する周期(2割込みごと)よりも、コマンドを生成する周期(10割込みごと)の方を長くして、バッファ領域がコマンドで溢れないようにしている。
具体的には、たとえば、ベットスイッチ40がオンの状態か又はオフの状態かを判断し、その結果が前回(10割込み前)の判断結果と異なったとする。この場合、第3状態コマンドに含む情報のうち、ベットスイッチ40のオン/オフ以外の情報についての判断結果にかかわらず、第3状態コマンドを生成することに決定する。
このように、割込み処理において、第3状態コマンドに含む情報に変化があったと判断したときは、第3状態コマンドを生成することに決定する。そして、コマンド生成手段は、第3状態コマンドを生成する。
図2は、第1〜第3状態コマンドの下位1バイトの内容を示す図である。
本実施形態では、コマンド生成手段が生成する各コマンドは、2バイト(16ビット)の情報で構成されており、上位1バイト(8ビット)はコマンドの種類を示し、下位1バイト(8ビット)は各種センサやスイッチのオン/オフの状態等コマンドの内容を示す。
また、本実施形態では、各コマンドの上位1バイトの7ビット目は常に「1」に設定し、各コマンドの下位1バイトの7ビット目は常に「0」に設定している。
これにより、メイン制御手段50から第1サブ制御手段70にシリアル通信でコマンドを送信しても、各コマンドの上位1バイトと下位1バイトとの区別が確実につくようにしている。
また、第1状態コマンドの上位1バイトは、2進数で「10011010」(16進数で「9A」)に設定している。
さらにまた、第1状態コマンドの下位1バイトについて、0ビット目はドアセンサ48のオン/オフの状態を示し、1ビット目はカバーセンサ49のオン/オフの状態を示す。2ビット目は設定キースイッチ45のオン/オフの状態を示し、3ビット目は設定変更スイッチ46(リセットスイッチ47と兼用)のオン/オフの状態を示す。4〜6ビット目は、未使用である。7ビット目は、上位1バイトとの区別のため、常に「0」に設定する。
さらに、第1状態コマンドの下位1バイトの0ビット目が「1」のときは、ドアセンサ48がオンの状態(フロントマスク部が開放された状態)であることを示し、「0」のときはオフの状態(フロントマスク部が閉じた状態)であることを示す。
また、第1状態コマンドの下位1バイトの1ビット目が「1」のときは、カバーセンサ49がオンの状態(スイッチカバーが開放された状態)であることを示し、「0」のときはオフの状態(スイッチカバーが閉じた状態)であることを示す。
さらにまた、第1状態コマンドの下位1バイトの2ビット目が「1」のときは、設定キースイッチ45がオンの状態であることを示し、「0」のときはオフの状態であることを示す。
さらに、第1状態コマンドの下位1バイトの3ビット目が「1」のときは、設定変更スイッチ46(リセットスイッチ47と兼用)がオンの状態であることを示し、「0」のときはオフの状態であることを示す。
また、第2状態コマンドの上位1バイトは、2進数で「10011011」(16進数で「9B」)に設定している。
さらにまた、第2状態コマンドの下位1バイトについて、0ビット目はベットスイッチ40の操作の有効/無効の状態を示す。1ビット目は左ストップスイッチ42の操作の有効/無効の状態を示し、2ビット目は中ストップスイッチ42の操作の有効/無効の状態を示し、3ビット目は右ストップスイッチ42の操作の有効/無効の状態を示す。4ビット目は通路センサ異常が検知されたか否かを示し、5ビット目は払出しセンサ異常が検知されたか否かを示し、6ビット目は投入メダル詰まりが検知されたか否かを示す。7ビット目は、上位1バイトとの区別のため、常に「0」に設定する。
さらに、第2状態コマンドの下位1バイトの0ビット目が「1」のときは、ベットスイッチ40の操作が有効の状態であることを示し、「0」のときは無効の状態であることを示す。
また、第2状態コマンドの下位1バイトの1ビット目が「1」のときは、左ストップスイッチ42の操作が有効の状態であることを示し、「0」のときは無効の状態であることを示す。
さらにまた、第2状態コマンドの下位1バイトの2ビット目が「1」のときは、中ストップスイッチ42の操作が有効の状態であることを示し、「0」のときは無効の状態であることを示す。
さらに、第2状態コマンドの下位1バイトの3ビット目が「1」のときは、右ストップスイッチ42の操作が有効の状態であることを示し、「0」のときは無効の状態であることを示す。
また、第2状態コマンドの下位1バイトの4ビット目が「1」のときは、通路センサ異常が検知されたことを示し、「0」のときは検知されていないことを示す。
さらにまた、第2状態コマンドの下位1バイトの5ビット目が「1」のときは、払出しセンサ異常が検知されたことを示し、「0」のときは検知されていないことを示す。
さらに、第2状態コマンドの下位1バイトの6ビット目が「1」のときは、投入メダル詰まりが検知されたことを示し、「0」のときは検知されていないことを示す。
たとえば、ベットスイッチ40の操作が無効の状態であり、かつ3つ(左、中、右)のストップスイッチ42の操作が有効の状態であり、かつ通路センサ異常、払出しセンサ異常、及び投入メダル詰まりのいずれも検知されていないとする。
この場合、第2状態コマンドは、2進数で「1001101100001110」、16進数で「9B0E」となる。
また、第3状態コマンドの上位1バイトは、2進数で「10011100」又は「10011101」(16進数で「9C」又は「9D」)に設定している。
さらにまた、第3状態コマンドの下位1バイトについて、0ビット目はベットスイッチ40のオン/オフの状態を示し、1ビット目はスタートスイッチ41のオン/オフの状態を示す。2ビット目は左ストップスイッチ42のオン/オフの状態を示し、3ビット目は中ストップスイッチ42のオン/オフの状態を示し、4ビット目は右ストップスイッチ42のオン/オフの状態を示す。5〜6ビット目は、未使用である。7ビット目は、上位1バイトとの区別のため、常に「0」に設定する。
さらに、第3状態コマンドの下位1バイトの0ビット目が「1」のときは、ベットスイッチ40がオンの状態であることを示し、「0」のときはオフの状態であることを示す。
また、第3状態コマンドの下位1バイトの1ビット目が「1」のときは、スタートスイッチ41がオンの状態であることを示し、「0」のときはオフの状態であることを示す。
さらにまた、第3状態コマンドの下位1バイトの2ビット目が「1」のときは、左ストップスイッチ42がオンの状態であることを示し、「0」のときはオフの状態であることを示す。
さらに、第3状態コマンドの下位1バイトの3ビット目が「1」のときは、中ストップスイッチ42がオンの状態であることを示し、「0」のときはオフの状態であることを示す。
また、第3状態コマンドの下位1バイトの4ビット目が「1」のときは、右ストップスイッチ42がオンの状態であることを示し、「0」のときはオフの状態であることを示す。
本実施形態では、コマンド生成手段は、常に、第1状態コマンド及び第2状態コマンドを1セットとして生成する。そして、コマンド送信手段は、常に、第1状態コマンドを2回送信した後に、第2状態コマンドを2回送信する。
このため、たとえば、第1状態コマンドの送信中にコマンドを構成するビットがノイズで壊れ、第1サブ側コマンド制御手段77が、第1状態コマンドを1回しか受信しなかったとする。この場合、第1サブ側コマンド制御手段77は、第2状態コマンドを受信した時点で、第1状態コマンドの受信に失敗した(第1状態コマンドを2回受信しなかった)ことを判断できる。
これに対し、コマンド生成手段は、第3状態コマンドについては、他のコマンドとセットで生成することはない。
このため、たとえば、コマンド生成手段が、第3状態コマンドを2回連続して生成し、コマンド送信手段が、これらをそれぞれ2回ずつ送信したとする。そして、先の第3状態コマンドが送信中に壊れ、第1サブ側コマンド制御手段77が、先の第3状態コマンドを1回しか受信しなかったとする。この場合、先の第3状態コマンドの上位1バイトと、後の第3状態コマンドの上位1バイトとが同一であると、第1サブ側コマンド制御手段77は、先の第3状態コマンドの受信に失敗したことを、後の第3状態コマンドを受信した時点で判断することができない。
そこで、本実施形態では、第3状態コマンドの上位1バイトとして、2進数で「10011100」(16進数で「9C」)と、2進数で「10011101」(16進数で「9D」)との2種類を有し、コマンド生成手段は、第3状態コマンドを生成するごとに、2種類の上位1バイトを交互に切り替える。
たとえば、コマンド生成手段は、前回、2進数で「10011100********」(16進数で「9C##」)という第3状態コマンドを生成した場合、今回は、2進数で「10011101********」(16進数で「9D##」)という第3状態コマンドを生成し、次回は再び、2進数で「10011100********」(16進数で「9C##」)という第3状態コマンドを生成する。
なお、「*」は「0」又は「1」の任意の値を、「#」は「0」〜「F」の任意の値を、それぞれ意味する。
これにより、コマンド生成手段が、第3状態コマンドを2回連続して生成し、コマンド送信手段が、これらをそれぞれ2回ずつ送信した場合において、第1サブ側コマンド制御手段77が、先の第3状態コマンドを1回しか受信しなかったときに、先の第3状態コマンドの受信に失敗した(先の第3状態コマンドを2回受信しなかった)ことを、後の第3状態コマンドを受信した時点で判断することができる。
また、エラーコマンドの上位1バイトは、2進数で「10011110」(16進数で「9E」)に設定している。
さらにまた、エラーコマンドの下位1バイトには、通路センサ異常、投入センサ異常、投入メダル詰まり、メダルの逆流、払出しセンサ異常、払出しメダル詰まり、又はメダル切れ等のエラーを検知した旨の情報を含むように設定している。
上述したように、メイン制御手段50は、メイン処理を実行するとともに、メイン処理中に割込み処理を実行する。
また、メイン処理において、メイン側エラー検知手段61によりエラーを検知したか否かを判断するとともに、複数種類のエラーのうち特定エラー(通路センサ異常、払出しセンサ異常、又は投入メダル詰まり)については、割込み処理において、メイン処理とは別個に、メイン側エラー検知手段61によりエラーを検知したか否かを判断する。
なお、割込み処理においてエラーを検知したか否かを判断する場合であっても、エラーの検知に対応した処理(エラー対応処理)はメイン処理において実行する。
ここで、メイン処理では、待ち時間中又はリール31の回転中は、メイン側エラー検知手段61によりエラーを検知したか否かを判断せず、待ち時間中又はリール31の回転中以外は、常時、メイン側エラー検知手段61によりエラーを検知したか否かを判断する。
そして、メイン処理において、メイン側エラー検知手段61によりエラーを検知したと判断したときは、エラー対応処理を実行するとともに、エラーコマンドを生成することに決定する。具体的には、通路センサ異常を検知したと判断したときは、遊技が進行しないようにし、かつ通路センサ異常に対応するエラーコードを7セグメント表示器34に表示するためのデータを生成し、かつ通路センサ異常を検知した旨の情報を含むエラーコマンドを生成することに決定する。
これに対し、割込み処理においては、待ち時間中又はリール31の回転中であるか否かにかかわらず、第1割込みカウンタ51のカウント値が「7」になるごと(8割込みごと)に、メイン側エラー検知手段61によりエラーを検知したか否かを判断する。
そして、割込み処理において、メイン側エラー検知手段61によりエラーを検知したと判断したときは、特定エラーを検知した旨の情報を含む第1状態コマンド及び第2状態コマンドを生成することに決定する。具体的には、通路センサ異常を検知したと判断したときは、通路センサ異常を検知した旨の情報を含む第1状態コマンド及び第2状態コマンドを生成することに決定する。
このため、メイン側エラー検知手段61によるエラー検知のタイミングと、第1割込みカウンタ51のカウント値が「7」になるタイミングとの関係で、特定エラーについては、先にエラーコマンドが生成され、後で第1状態コマンド及び第2状態コマンドが生成される場合と、先に第1状態コマンド及び第2状態コマンドが生成され、後でエラーコマンドが生成される場合とが混在する可能性がある。これでは、第1サブ制御手段70側での処理に混乱が生じてしまう。
そこで、本実施形態では、割込み処理において、メイン側エラー検知手段61によりエラーを検知したと判断したときは、直ちに、特定エラーを検知した旨の情報を含む第1状態コマンド及び第2状態コマンドを生成することに決定し、メイン処理において、メイン側エラー検知手段61によりエラーを検知したと判断したときは、第1状態コマンド及び第2状態コマンドの生成を待ってから、エラーコマンドを生成することに決定する。
具体的には、割込み処理では、第1割込みカウンタ51のカウント値が「7」になるごとに、メイン側エラー検知手段61によりエラーを検知したか否かを判断し、エラーを検知したと判断したときは、直ちに、特定エラーを検知した旨の情報を含む第1状態コマンド及び第2状態コマンドを生成することに決定する。
これに対し、メイン処理では、メイン側エラー検知手段61によりエラーを検知したと判断した場合には、第1割込みカウンタ51のカウント値が「0」になったときに、エラー対応処理を実行するとともに、エラーコマンドを生成することに決定する。
上述したように、第1割込みカウンタ51は、0からカウントを開始し、タイマー割込みが行われるごとにカウント値に1を加算し、カウント値が7に到達すると、その次はカウント値を0に戻すものである。
このため、メイン側エラー検知手段61によりエラーを検知すると、割込み処理において、特定エラーを検知した旨の情報を含む第1状態コマンド及び第2状態コマンドを生成することに決定し、その1割込み以降に、メイン処理において、エラー対応処理を実行するとともに、エラーコマンドを生成することに決定する。
これにより、メイン側エラー検知手段61によりエラーを検知すると、コマンド生成手段は、常に、第1状態コマンド、第2状態コマンド、エラーコマンドの順に、コマンドを生成し、コマンド送信手段は、常に、第1状態コマンド、第2状態コマンド、エラーコマンドの順に、第1サブ制御手段70にコマンドを送信する。
したがって、第1サブ制御手段70側では、常に、第1状態コマンド、第2状態コマンド、エラーコマンドの順に、コマンドを受信するので、処理に混乱が生じないようにすることができる。
また、メイン処理では、遊技の開始時に、メイン側エラー検知手段61によりエラーを検知したときは、エラーコマンドを生成することに決定するとともに、エラーが解除されるまで、遊技が進行しないように制御し、かつエラーが発生したことをメイン制御手段50側で継続して報知(7セグメント表示器34にエラーコードを表示)するように制御する。
さらにまた、メイン処理では、待ち時間中又はリール31の回転中は、メイン側エラー検知手段61によりエラーを検知しても、エラーコマンドを生成することの決定を行わず、かつ遊技が進行するようにし、かつエラーが発生したことの報知も行わないように制御する。すなわち、エラー対応処理を実行しないように制御する。
さらに、メイン処理では、待ち時間の経過後又はすべてのリール31の停止後に、メイン側エラー検知手段61によりエラーを検知したときは、遊技の開始時と同様に、エラーコマンドを生成することに決定するとともに、エラーが解除されるまで、遊技が進行しないようにし、かつエラーが発生したことをメイン制御手段50側で継続して報知するように制御する。
また、メイン処理でエラーコマンドを生成することに決定すると、コマンド生成手段は、エラーコマンドを生成して、これをバッファ領域に記憶し、コマンド送信手段は、バッファ領域に記憶されたエラーコマンドを第1サブ制御手段70に送信する。
これに対し、割込み処理では、待ち時間中又はリール31の回転中であるか否かにかかわらず、メイン側エラー検知手段61によりエラーを検知したときは、特定エラーを検知した旨の情報を含む第1状態コマンド及び第2状態コマンドを生成することに決定する。さらに、この決定に応じて、コマンド生成手段は、第1状態コマンド及び第2状態コマンドを生成して、これをバッファ領域に記憶し、コマンド送信手段は、バッファ領域に記憶された第1状態コマンド及び第2状態コマンドを第1サブ制御手段70に送信する。
そして、サブ制御手段(第1サブ制御手段70及び第2サブ制御手段80)側では、特定エラーを検知した旨の情報を含む第1状態コマンド及び第2状態コマンドを受信したときは、待ち時間中又はリール31の回転中であるか否かにかかわらず、エラーを検知した旨を報知する。その後、エラーコマンドを受信すると、エラーを検知した旨の報知から、エラーが発生した旨の報知に切り替える。
特に、リール31の回転中に、メイン側エラー検知手段61によりエラーを検知したときは、特定エラーを検知した旨の情報を含む第1状態コマンド及び第2状態コマンドについては、すぐに生成されて送信されるが、エラーコマンドの生成及び送信は、すべてのリール31の停止後である。このため、サブ制御手段(第1サブ制御手段70及び第2サブ制御手段80)側では、リール31の回転中は、エラーを検知した旨を報知し、すべてのリール31の停止後に、エラーを検知した旨の報知から、エラーが発生した旨の報知に切り替えることとなる。
また、本実施形態では、リール31が停止したときは、コマンド生成手段は、いずれのリール31が停止したかを示す停止リールコマンドを生成して、これをバッファ領域に記憶し、コマンド送信手段は、バッファ領域に記憶された停止リールコマンドを第1サブ制御手段70に送信する。
図3は、電源投入時の処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS11において、メイン制御手段50は、第1割込みカウンタ51に「0」をセットする。そして、次のステップS12に進む。
ステップS12では第1状態コマンドを生成し、次のステップS13では第2状態コマンドを生成して、これらを生成順にバッファ領域に記憶する。そして、次のステップS14に進む。このように、電源投入時には、第1状態コマンド及び第2状態コマンドに含まれる情報に変化があったか否かにかかわらず、第1状態コマンド及び第2状態コマンドを順次生成する。
ステップS14では、メイン制御手段50は、割込み処理を起動する。これにより、ステップS14以降において、2.235msごとに割込み処理が実行されることとなる。そして、次のステップS15に進む。
ステップS15では、設定値変更手段53は、ドアセンサ48がオンの状態(フロントマスク部が開放された状態)であり、かつカバーセンサ49がオンの状態(スイッチカバーが開放された状態)であり、かつ設定キースイッチ45がオンの状態であるか否かを判断する。
ここで、ドアセンサ48、カバーセンサ49、及び設定キースイッチ45がすべてオンの状態であると判断したときは、次のステップS16に進む(設定変更モードに移行させる)。
これに対し、ドアセンサ48、カバーセンサ49、及び設定キースイッチ45のうちの少なくとも1つがオフの状態であると判断したときは、設定変更モードに移行させることなく、本フローチャートによる処理を終了する。
ステップS16では、設定値変更手段53は、設定変更スイッチ46が操作された(オフの状態から一旦オンの状態にされて再度オフの状態にされた)か否かを判断する。
ここで、設定変更スイッチ46が操作されたと判断したときは次のステップS17に進み、設定値変更手段53は、設定値を変更する(変更後の設定値を7セグメント表示器34に表示するためのデータを生成する)。そして、次のステップS18に進む。なお、変更後の設定値を7セグメント表示器34に表示する処理は、割込み処理(後述する図5のステップS60)で実行する。
これに対し、設定変更スイッチ46が操作されていないと判断したときは、設定値を変更することなく(ステップS17をスキップして)、ステップS18に進む。
ステップS18では、設定値変更手段53は、スタートスイッチ41が操作された(オンの状態にされた)か否かを判断する。
ここで、スタートスイッチ41が操作されたと判断したときは次のステップS19に進み、設定値変更手段53は、このとき7セグメント表示器34に表示していた数値で設定値を確定させるとともに、確定させた設定値を設定値記憶手段に記憶させる。そして、次のステップS20に進む。
これに対し、スタートスイッチ41が操作されていないと判断したときは、ステップS16に戻る。
ステップS20では、設定値変更手段53は、設定キースイッチ45がオフの状態にされたか否かを判断し続ける。すなわち、設定キースイッチ45がオフの状態にされるまで待機する。そして、設定キースイッチ45がオフの状態にされると、次のステップS21に進む。
ステップS21では、コマンド生成手段は、第1割込みカウンタ51のカウント値が「0」か否かを判断し続ける。すなわち、第1割込みカウンタ51のカウント値が「0」になるまで待機する。そして、第1割込みカウンタ51が「0」になると、次のステップS22に進む。
ステップS22では、コマンド生成手段は、設定変更モードが終了したことを示す情報、及び設定変更モードの終了時における設定値を示す情報を含む設定変更終了コマンドを生成し、これをバッファ領域に記憶させる。そして、本フローチャートによる処理を終了する(設定変更モードを終了して、遊技モードに戻る)。
なお、設定変更モード中(図3のステップS16〜S22)は、エラー対応処理を実行しない。このため、設定変更モード中に割込み処理によりエラーを検知したと判断したときは、設定変更モードから遊技モードに移行した後の所定のタイミング(後述する図4のステップS37)でエラー対応処理を実行する。
図4は、メイン処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS31では設定値コマンドを生成し、次のステップS32では遊技状態コマンドを生成して、これらを生成順にバッファ領域に記憶する。そして、次のステップS33に進む。
ステップS33では、メイン制御手段50は、32割込み(71.52ms)の待ち時間が経過したか否かを判断し続ける。そして、待ち時間が経過したと判断したときは、次のステップS34に進む。
ステップS34では、メイン制御手段50は、メダル投入済みか否かを判断する。ここで、メダル投入(ベット)済みでないと判断したときはステップS35に進む。これに対し、メダル投入済みであると判断したときはステップS36に進む。
ステップS35では、メイン制御手段50は、ドアセンサ48がオンの状態(フロントマスク部が開放された状態)であり、かつカバーセンサ49がオンの状態(スイッチカバーが開放された状態)であり、かつ設定キースイッチ45がオンの状態であるか否かを判断する。
ここで、ドアセンサ48、カバーセンサ49、及び設定キースイッチ45のうち少なくとも1つがオフの状態であると判断したときは、ステップS36に進む。
これに対し、ドアセンサ48、カバーセンサ49、及び設定キースイッチ45がすべてオンの状態であると判断したときは、ステップS45に進む(設定確認モードに移行させる)。
ステップS36では、メイン制御手段50は、メイン側エラー検知手段61によりエラーを検知したか否か(エラーフラグがセットされているか否か)を判断する。
ここで、エラーを検知したと判断したときはステップS37に進み、メイン制御手段50は、エラー対応処理を実行する。エラー対応処理については後述する。そして、エラー対応処理が終了すると、ステップS38に進む。
これに対し、エラーを検知していないと判断したときは、エラー対応処理を実行することなく(ステップS37をスキップして)、ステップS38に進む。
ステップS38では、メイン制御手段50は、スタートスイッチ41が操作されたか否かを判断する。
ここで、スタートスイッチ41が操作されたと判断したときはステップS39に進み、メイン制御手段50は、遊技進行処理を実行する。遊技進行処理については後述する。そして、遊技進行処理が終了すると、ステップS40に進む。
これに対し、スタートスイッチ41が操作されていないと判断したときは、ステップS34に戻る。
ステップS40では、メイン制御手段50は、メイン側エラー検知手段61によりエラーを検知したか否か(エラーフラグがセットされているか否か)を判断する。
ここで、エラーを検知したと判断したときはステップS41に進み、メイン制御手段50は、エラー対応処理を実行する。そして、エラー対応処理が終了すると、ステップS42に進む。
これに対し、エラーを検知していないと判断したときは、エラー対応処理を実行することなく(ステップS41をスキップして)、ステップS42に進む。
ステップS42では、メイン制御手段50は、役が入賞したか否かを判断する。
ここで、役が入賞したと判断したときはステップS43に進み、メイン制御手段50は、入賞した役に応じてメダルの払出し等を行う。そして、次のステップS44に進む。
これに対し、役が入賞していないと判断したときは、メダルの払出し等を行うことなく(ステップS43をスキップして)、ステップS44に進む。
ステップS44では、メイン制御手段50は、遊技終了チェック処理を実行する。遊技終了チェック処理の具体的な内容の説明は省略する。そして、本フローチャートによる処理を終了する。
また、ステップS35においてドアセンサ48、カバーセンサ49、及び設定キースイッチ45がすべてオンの状態であると判断したときはステップS45に進み(設定変更モードに移行し)、メイン制御手段50は、設定値を表示する(7セグメント表示器34に設定値を表示するためのデータを生成する)。そして、次のステップS46に進む。なお、7セグメント表示器34に設定値を表示する処理は、割込み処理(後述する図5のステップS60)で実行する。
ステップS46では、第1割込みカウンタ51のカウント値が「0」か否かを判断し続ける。すなわち、第1割込みカウンタ51のカウント値が「0」になるまで待機する。そして、第1割込みカウンタ51が「0」になると、次のステップS47に進む。
ステップS47では、設定値の表示を開始したことを示す情報を含む設定値表示開始コマンドを生成して、これをバッファ領域に記憶させる。そして、次のステップS48に進む。
ステップS48では、メイン制御手段50は、設定キースイッチ45がオフの状態にされたか否かを判断し続ける。すなわち、設定キースイッチ45がオフの状態にされるまで待機する。そして、設定キースイッチ45がオフの状態にされると、次のステップS49に進む。
ステップS49では、第1割込みカウンタ51のカウント値が「0」か否かを判断し続ける。そして、第1割込みカウンタ51が「0」になると、次のステップS50に進む。
ステップS50では、設定値の表示を終了したことを示す情報を含む設定値表示終了コマンドを生成し、これをバッファ領域に記憶させる。そして、ステップS36に進む(設定確認モードを終了して、遊技モードに戻る)。
なお、設定確認モード中(図4のステップS45〜S50)は、エラー対応処理を実行しない。このため、設定確認モード中に割込み処理によりエラーを検知したと判断したときは、設定確認モードから遊技モードに移行した後の所定のタイミング(図4のステップS37)でエラー対応処理を実行する。
図5は、割込み処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS61では、メイン制御手段50は、7セグメント表示器34に文字又は数値を表示する(7セグメント表示器34を構成する各LEDを点灯又は消灯させる)処理を実行する。そして、次のステップS62に進む。
ステップS62では、メイン制御手段50は、乱数発生手段のチェックを行い、次のステップS63では、乱数発生手段に異常を検知したか否かを判断する。
本実施形態では、0〜65535の範囲でカウント動作を繰り返す乱数発生用ICをメイン制御基板上に設け、これを乱数発生手段としている。そして、たとえば、乱数発生用ICのカウント値が更新されないとき、又は乱数発生用ICのクロックが停止したとき等に、乱数発生手段に異常を検知したと判断する。
ここで、乱数発生手段に異常を検知していないと判断したときは、次のステップS64に進む。
これに対し、乱数発生手段に異常を検知したと判断したときはステップS80に進み、復帰不可能エラー処理を実行する。また、復帰不可能エラー処理を実行したときは、リセットスイッチ47が操作されても復帰不可能エラーを解除せず、特定の解除操作が行われたことを条件に、復帰不可能エラーを解除するように制御する。本実施形態では、設定値を変更する操作を、特定の解除操作としている。
ステップS64では、メイン制御手段50は、第1割込みカウンタ51(「0」〜「7」をループ)のカウント値が「7」未満であるか否かを判断する。
ここで、「7」未満であると判断したときはステップS65に進み、メイン制御手段50は、第1割込みカウンタ51に「1」を加算する。そして、ステップS70に進む。
これに対し、「7」であると判断したときはステップS66に進み、メイン制御手段50は、第1割込みカウンタ51に「0」をセットする。そして、ステップS67に進む。
ステップS67では、メイン制御手段50は、第1状態コマンド及び第2状態コマンドに含む情報に変化があったか否かを判断する。たとえば、ベットスイッチ40の操作の有効/無効の状態が、前回(8割込み前)と異なるか否かを判断する。
ここで、変化があった(前回と異なる)と判断したときは、ステップS68に進む。これに対し、変化がなかった(前回と同一)と判断したときは、ステップS70に進む。
ステップS68では第1状態コマンドを生成し、次のステップS69では第2状態コマンドを生成して、これらを生成順にバッファ領域に記憶する。そして、ステップS70に進む。
このように、ステップS64〜S69の処理により、割込み処理において、第1割込みカウンタ51のカウント値が「7」になるごと(8割込みごと)に、第1状態コマンド及び第2状態コマンドに含む情報に変化があったか否かを判断し、いずれかに変化があったと判断したときは、第1状態コマンド及び第2状態コマンドの双方を生成する。
ステップS70では、メイン制御手段50は、第2割込みカウンタ52(「0」〜「9」をループ)のカウント値が「9」未満であるか否かを判断する。
ここで、「9」未満であると判断したときはステップS71に進み、メイン制御手段50は、第2割込みカウンタ52に「1」を加算する。そして、ステップS79に進む。
これに対し、「9」であると判断したときはステップS72に進み、メイン制御手段50は、第2割込みカウンタ52に「0」をセットする。そして、ステップS73に進む。
ステップS73では、メイン制御手段50は、第3状態コマンドに含む情報に変化があったか否かを判断する。たとえば、ベットスイッチ40のオン/オフの状態が、前回(10割込み前)と異なるか否かを判断する。
ここで、変化があった(前回と異なる)と判断したときは、ステップS74に進む。これに対し、変化がなかった(前回と同一)と判断したときは、ステップS79に進む。
ステップS74では、メイン制御手段50は、上位バイト切替えフラグ(「0」又は「1」)が「0」か否かを判断する。
ここで、上位バイト切替えフラグが「0」であると判断したときはステップS75に進み、上位1バイトが16進数で「9C」の第3状態コマンドを生成して、これをバッファ領域に記憶する。そして、ステップS76に進み、上位バイト切替えフラグに「1」をセットして、ステップS79に進む。
これに対し、上位バイト切替えフラグが「0」ではない(「1」である)と判断したときはステップS77に進み、上位1バイトが16進数で「9D」の第3状態コマンドを生成して、これをバッファ領域に記憶する。そして、ステップS78に進み、上位バイト切替えフラグに「0」をセットして、ステップS79に進む。
このように、ステップS70〜S78の処理により、割込み処理において、第2割込みカウンタ52のカウント値が「9」になるごと(10割込みごと)に、第3状態コマンドに含む情報に変化があったか否かを判断し、変化があったと判断したときは、第3状態コマンドを生成する。また、第3状態コマンドを生成するごとに、上位1バイトを交互に切り替える。
ステップS79では、メイン側コマンド制御手段64は、バッファ領域に記憶されているコマンドを第1サブ制御手段70に送信する。そして、本フローチャートによる処理を終了する。
図6は、図4のステップS37又はS41におけるエラー対応処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS91では、メイン制御手段50は、特定エラー(払出しセンサ異常、投入メダル詰まり、通路センサ異常)を検知したか否かを判断する。ここで、特定エラーを検知していないと判断したときは、ステップS92に進む。これに対し、特定エラーを検知したと判断したときは、ステップS94に進む。
ステップS92では、メイン制御手段50は、検知したエラーに対応するエラーコードを7セグメント表示器34に表示するためのデータを生成し、次のステップS93では、検知したエラーに対応するエラーコマンドを生成して、これをバッファ領域に記憶する。なお、7セグメント表示器34にエラーコードを表示する処理は、割込み処理(図5のステップS60)で実行する。
ステップS94では、メイン制御手段50は、第1割込みカウンタ51が「0」か否かを判断し続ける。そして、第1割込みカウンタ51が「0」になるとステップS95に進み、メイン制御手段50は、払出しセンサ異常を検知したか否かを判断する。
ここで、払出しセンサ異常を検知したと判断したときはステップS96に進み、メイン制御手段50は、払出しセンサ異常を検知したことを示すエラーコードを7セグメント表示器34に表示するためのデータを生成する。さらに、次のステップS97では、払出しセンサ異常を検知した旨の情報を含むエラーコマンドを生成して、これをバッファ領域に記憶する。そして、ステップS103に進む。
これに対し、払出しセンサ異常を検知していないと判断したときはステップS98に進み、メイン制御手段50は、投入メダル詰まりを検知したか否かを判断する。
ここで、投入メダル詰まりを検知したと判断したときはステップS99に進み、メイン制御手段50は、投入メダル詰まりを検知したことを示すエラーコードを7セグメント表示器34に表示するためのデータを生成する。さらに、次のステップS100では、投入メダル詰まりを検知した旨の情報を含むエラーコマンドを生成して、これをバッファ領域に記憶する。そして、ステップS103に進む。
これに対し、投入メダル詰まりを検知していないと判断したときはステップS101に進み、メイン制御手段50は、通路センサ異常を検知したことを示すエラーコードを7セグメント表示器34に表示するためのデータを生成し、次のステップS102では、通路センサ異常を検知した旨の情報を含むエラーコマンドを生成して、これをバッファ領域に記憶する。そして、ステップS103に進む。
ステップS103では、メイン制御手段50は、解除操作が行われたか否かを判断し続ける。これにより、エラーが解除されるまで、遊技が進行しないようにするとともに、エラーが発生した旨の報知を継続する。また、解除操作が行われたと判断したときは次のステップS104に進み、メイン制御手段50は、エラーを解除し、エラーフラグをクリアする。これにより、遊技を進行可能にするとともに、エラーが発生した旨の報知を終了する。そして、本フローチャートによる処理を終了する。
このように、ステップS94において第1割込みカウンタ51が「0」になったときにエラーコマンドを生成することにより、特定エラーを検知した旨の情報を含む第1状態コマンド及び第2状態コマンドを生成した後に、エラーコマンドを生成するようにしている。これにより、常に、第1状態コマンド、第2状態コマンド、エラーコマンドの順に、コマンドを生成することができる。
また、特定エラー以外のエラー(メダルの逆流、払出しメダル詰まり、又はメダル切れ)については、対応する情報を第1状態コマンド及び第2状態コマンドに含まない。このため、特定エラー以外のエラーを検知したときは、第1割込みカウンタ51が「0」になったか否かを判断することなく、エラーコマンドを生成する。
図7は、図4のステップS39における遊技進行処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS111において、役抽選手段54は、役の抽選を行う。そして、次のステップS112に進む。
ステップS112では役抽選結果コマンドを生成し、次のステップS113では演出関連コマンドを生成して、これらを生成順にバッファ領域に記憶させる。そして、次のステップS114に進む。
ステップS114では、メイン制御手段50は、前遊技でのリール31の回転開始時から4.1秒を経過したか否かを判断する。また、メイン制御手段50は、4.1秒を経過したと判断するまで、ステップS114を繰り返す。この処理を繰り返す間、リール31の回転開始を遅延させる。そして、4.1秒を経過したと判断したときは、次のステップS115に進む。
ステップS115において、すべてのリール31の回転を開始させると、次のステップS116に進み、回転開始コマンドを生成して、これをバッファ領域に記憶させる。そして、次のステップS117に進む。
ステップS117では、メイン制御手段50は、ストップスイッチ42がオンにされたか否かを判断し続ける。ストップスイッチ42がオンにされたと判断したときは次のステップS118に進み、リール制御手段55は、オンにされたストップスイッチ42に対応するリール31を停止制御する。そして、次のステップS119に進む。
ステップS119では、停止したリール31を示す停止リールコマンドを生成して、これをバッファ領域に記憶させる。そして、次のステップS120に進む。
ステップS120では、メイン制御手段50は、すべてのリール31が停止したか否かを判断する。
ここで、すべてのリール31が停止したと判断したときは次のステップS121に進み、全リール31の停止時の図柄の組合せを示す停止図柄コマンドを生成して、これをバッファ領域に記憶させる。そして、本フローチャートにより処理を終了する。
これに対し、回転中のリール31があると判断したときは、ステップS117に戻る。
このように、メイン処理中の遊技進行処理では、リール31の回転中は、エラーを検知しても、遊技が進行するようにし、かつエラーが発生した旨も報知しない。すなわち、エラー対応処理を実行しない。そして、すべてのリール31の停止後に、図4のステップS40に進み、このときエラーを検知したと判断すると、図4のステップS41のエラー対応処理を実行する。これにより、遊技が進行しないようにするとともに、エラーが発生した旨を報知する。
図1に示すように、第1サブ制御手段70は、サブ遊技状態制御手段71、演出制御手段72、サブ側エラー検知手段73、エラー報知手段74、音量調整手段75、消費電力制御手段76、及び第1サブ側コマンド制御手段77を備える。
第1サブ側コマンド制御手段77は、メイン制御手段50(メイン側コマンド制御手段64)から送信されたコマンドを受信するとともに、第2サブ制御手段80(第2サブ側コマンド制御手段84)との間でコマンドを送受信するものである。
サブ遊技状態制御手段71は、サブ遊技状態間(AT遊技、及び非AT遊技の間)の移行を制御するものである。
本実施形態では、サブ遊技状態制御手段71は、所定遊技回数(50遊技)を1セットとするAT遊技を実行する。また、所定の上乗せ条件を満たしたときは、AT遊技の残り遊技回数に所定遊技回数を上乗せ(加算)し、所定の継続条件を満たしたときは、当該AT遊技を消化後すぐに次のAT遊技を継続して実行する。そして、AT遊技の終了条件を満たすと判断したときは、次遊技から、非AT遊技に移行させるように制御する。
ここで、サブ遊技状態制御手段71は、非AT遊技中に役抽選手段54でレア小役(当選確率が他の小役よりも低く設定されている小役)又はレアリプレイ(当選確率が他のリプレイよりも低く設定されているリプレイ)に当選したときは、AT遊技の実行権利を付与するか否かを決定するAT抽選を行う。そして、AT抽選で当選したときは、サブ遊技状態制御手段71は、AT遊技の実行権利を付与する。
また、サブ遊技状態制御手段71は、AT遊技の実行権利を付与したときは、AT遊技の実行条件を満たすと判断して、所定遊技回数(10遊技)消化後に、AT遊技を開始する。そして、AT遊技中に所定遊技回数(50遊技)を消化したときは、サブ遊技状態制御手段71は、AT遊技の終了条件を満たすと判断して、次遊技から、非AT遊技に移行させるように制御する。
また、本実施形態では、サブ遊技状態制御手段71は、AT遊技の実行権利の個数をカウントする実行権利カウンタを備えており、AT遊技の実行権利を付与したときは、AT遊技の実行権利の付与に応じた数値を、実行権利カウンタのカウント値に加算する。
そして、サブ遊技状態制御手段71は、AT遊技を実行したときは、AT遊技の実行に応じた数値を、実行権利カウンタのカウント値から減算する。
具体的には、サブ遊技状態制御手段71は、たとえば、AT遊技の実行権利を1個付与したときは、実行権利カウンタのカウント値に「1」を加算し、AT遊技の実行権利を3個付与したときは、実行権利カウンタのカウント値に「3」を加算する。
これにより、AT遊技の実行権利を貯留(ストック)することができ、AT遊技の実行権利を付与したときに、既に貯留しているAT遊技の実行権利があれば、AT遊技の実行権利の貯留数(ストック数)を上乗せ(加算)することができる。
また、サブ遊技状態制御手段71は、実行権利カウンタのカウント値が「1」以上のときは、AT遊技を実行するとともに、AT遊技の開始時に、実行権利カウンタのカウント値から「1」を減算する。
そして、サブ遊技状態制御手段71は、実行権利カウンタのカウント値が「0」になるまで、AT遊技を繰り返し実行する。
すなわち、AT遊技の実行権利を貯留(ストック)しているときは、貯留数(ストック数)が0になるまで、AT遊技を継続(連チャン)させる。このとき、サブ遊技状態制御手段71は、1つのAT遊技を一旦終了してから、次のAT遊技を開始する。
また、サブ遊技状態制御手段71は、AT遊技中にレア小役又はレアリプレイに当選したときは、AT遊技の残り遊技回数を上乗せするか否か及び上乗せ数を決定する上乗せ抽選を行う。そして、上乗せ抽選で当選したときは、サブ遊技状態制御手段71は、上乗せ抽選で決定した上乗せ数を、AT遊技の残り遊技回数に上乗せ(加算)する。
さらにまた、サブ遊技状態制御手段71は、AT遊技の残り遊技回数が所定遊技回数(5遊技)になったときは、AT遊技を継続するか否かを決定する継続抽選を行う。そして、AT遊技を継続することに決定したときは、当該AT遊技の残り遊技回数を消化後すぐに次のAT遊技を継続して実行する。これに対し、AT遊技を継続しないことに決定したときは、当該AT遊技の残り遊技回数を消化したときにAT遊技を終了する。
さらに、サブ遊技状態制御手段71は、AT抽選の当選確率として、10%、30%、50%の3段階を有し、上乗せ抽選の当選確率として、30%、50%、70%の3段階を有し、継続抽選の当選確率として、50%、70%、90%の3段階を有している。
また、サブ遊技状態制御手段71は、レア小役又はレアリプレイに当選したときは、AT抽選や上乗せ抽選や継続抽選の当選確率を高くするか否かを決定するモードアップ抽選を行う。
これに対し、サブ遊技状態制御手段71は、リプレイに当選したときは、AT抽選や上乗せ抽選や継続抽選の当選確率を低くするか否かを決定するモードダウン抽選を行う。
そして、サブ遊技状態制御手段71は、モードアップ抽選やモードダウン抽選の結果に従って、AT抽選や上乗せ抽選や継続抽選の当選確率を設定する。
演出制御手段72は、上述したランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23からの演出の出力に関する決定を行うものである。
演出制御手段72は、メイン制御手段50から受信したコマンド(たとえば、操作スイッチのオン/オフの状態を示す第3状態コマンド、役抽選結果コマンド等)に応じて、ソフトウエア乱数を用いた抽選によって、演出を出力するか否か、及び出力する演出の内容等を決定する。
具体的には、演出制御手段72は、遊技の進行に伴って、どのようなタイミングで(スタートスイッチ41の操作時、各ストップスイッチ42の操作時等)、どのような演出を出力するか(ランプ21をどのように点灯、点滅又は消灯させるか、スピーカ22からどのような音を出力するか、及び画像表示装置23にどのような画像を表示させるか等)を決定する。
そして、演出制御手段72の決定に応じたコマンドを、第1サブ側コマンド制御手段77により第2サブ制御手段80に送信し、第2サブ制御手段80側では、受信したコマンドに基づいて、ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23の出力を制御する。
たとえば、演出制御手段72は、メイン制御手段50から受信したコマンドに基づいて、スピーカ22から出力する音の内容を決定し、決定した音の内容を示すフレーズコマンドを、第1サブ側コマンド制御手段77により第2サブ制御手段80に送信する。そして、第2サブ制御手段80側では、受信したフレーズコマンドに応じた内容の音をスピーカ22から出力するように制御する。
また、図1に示すように、第1サブ制御手段70には、プッシュボタン25が電気的に接続されている。
そして、演出制御手段72は、所定の条件を満たした(たとえば、上乗せ数を決定した)ときは、プッシュボタン25が操作されると、所定の画像(たとえば、決定した上乗せ数を示す画像)を画像表示装置23に表示することに決定する。
サブ側エラー検知手段73は、メイン制御手段50側から受信したコマンドに基づいて、サブ制御手段(第1サブ制御手段70)側においてエラーを検知するものであり、エラー報知手段74は、エラーを検知したときにその旨を報知するものである。
本実施形態では、サブ側エラー検知手段73は、受信した第1状態コマンドに含まれる情報に基づいてエラーを検知する。
図2に示すように、第1状態コマンドの下位1バイトについて、0ビット目はドアセンサ48のオン/オフの状態を示し、1ビット目はカバーセンサ49のオン/オフの状態を示し、2ビット目は設定キースイッチ45のオン/オフの状態を示し、3ビット目は設定変更スイッチ46のオン/オフの状態を示す。
また、0ビット目が「1」のときは、ドアセンサ48がオンの状態(フロントマスク部が開放された状態)であることを示し、「0」のときはオフの状態(フロントマスク部が閉じた状態)であることを示す。
さらにまた、1ビット目が「1」のときは、カバーセンサ49がオンの状態(スイッチカバーが開放された状態)であることを示し、「0」のときはオフの状態(スイッチカバーが閉じた状態)であることを示す。
さらに、2ビット目が「1」のときは、設定キースイッチ45がオンの状態であることを示し、「0」のときは、オフの状態であることを示す。
また、3ビット目が「1」のときは、設定変更スイッチ46がオンの状態であることを示し、「0」のときはオフの状態であることを示す。
ここで、フロントマスク部が開放された状態(0ビット目が「1」)であり、かつスイッチカバーが開放された状態(1ビット目が「1」)であり、かつ設定キースイッチ45がオンの状態(2ビット目が「1」)であれば、正常である。
しかし、フロントマスク部が閉じた状態(0ビット目が「0」)であり、かつスイッチカバーが開放された状態(1ビット目が「1」)であり、かつ設定キースイッチ45がオンの状態(2ビット目が「1」)であるときは、正常ではない(異常である)。
また、フロントマスク部が開放された状態(0ビット目が「1」)であり、かつスイッチカバーが閉じた状態(1ビット目が「0」)であり、かつ設定キースイッチ45がオンの状態(2ビット目が「1」)であるときも、正常ではない。
さらに、フロントマスク部が閉じた状態(0ビット目が「0」)であり、かつスイッチカバーが閉じた状態(1ビット目が「0」)であり、かつ設定キースイッチ45がオンの状態(2ビット目が「1」)であるときも、正常ではない。
そこで、サブ側エラー検知手段73は、受信した第1状態コマンドの下位1バイトについて、0ビット目が「0」、1ビット目が「1」、2ビット目が「1」のときは、エラーを検知したと判断する。同様に、0ビット目が「1」、1ビット目が「0」、2ビット目が「1」のとき、及び0ビット目が「0」、1ビット目が「0」、2ビット目が「1」のときについても、エラーを検知したと判断する。
また、サブ側エラー検知手段73によりエラーを検知したときは、エラー報知手段74は、その旨を画像表示装置23に表示することに決定する。
さらに、エラー報知手段74は、特定エラーを検知した旨の情報を含む第1状態コマンド及び第2状態コマンドを受信したときは、リール31の回転中か否かにかかわらず、エラーを検知した旨を報知することに決定し、その後、エラーコマンドを受信すると、エラーが発生した旨を報知することに決定する。
そして、エラー報知手段74の決定に応じたコマンドを第2サブ制御手段80に送信し、第2サブ制御手段80側では、受信したコマンドに基づいて、ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23の出力を制御する。
ここで、リール31の回転中に、メイン側エラー検知手段61によりエラーを検知したとする。この場合、特定エラーを検知した旨の情報を含む第1状態コマンド及び第2状態コマンドについては、リール31の回転中であっても、割込み処理により、すぐに生成されて送信される。しかし、メイン処理により、エラーコマンドが生成されて送信されるとともに、遊技が進行しなくなるのは、すべてのリール31の停止後である。
このため、エラー報知手段74は、リール31の回転中は、エラーを検知した旨を報知することに決定し、すべてのリール31の停止後に、エラーを検知した旨を報知することに決定する。
したがって、リール31の回転中は、エラーを検知した旨の報知を行い、すべてのリール31の停止後に、エラーを検知した旨の報知から、エラーが発生した旨の報知に切り替えることとなる。
音量調整手段75は、スピーカ22から出力する音の音量を調整するものである。
上述したように、本実施形態では、遊技を進行させることが可能な遊技モードと、管理者による所定の操作により移行可能であって遊技を進行させない管理モード(設定変更モード及び設定確認モード)とを有している。
また、音量調整手段75は、管理者による所定の操作により設定可能な第1音量レベル75aと、遊技者による他の所定の操作により設定可能な第2音量レベル75bとを備えている。
本実施形態では、第1音量レベル75a及び第2音量レベル75bは、いずれも、レベル1からレベル15までの15段階を有している。レベル1が最小値(MIN)であり、レベル8が標準値であり、レベル15が最大値(MAX)である。
また、音量調整手段75は、最初の電源投入時(初回起動時)には、第1音量レベル75aに初期値を設定し、次に、第1音量レベル75aの値を第2音量レベル75bに設定する。その後、第1サブ側コマンド制御手段77により、第2音量レベル75bを示すボリュームコマンドを第2サブ制御手段80に送信する。
本実施形態では、初期値をレベル8に設定している。そして、最初の電源投入時には、音量調整手段75は、第1音量レベル75aにレベル8を設定し、次に、第2音量レベル75bにレベル8を設定する。その後、第1サブ側コマンド制御手段77により、第2音量レベル75bがレベル8であることを示すボリュームコマンドを第2サブ制御手段80に送信する。
また、音量調整手段75は、2回目以降の電源投入時には、第1音量レベル75aの値を第2音量レベル75bに設定し、その後、第1サブ側コマンド制御手段77により、第2音量レベル75bを示すボリュームコマンドを第2サブ制御手段80に送信する。
たとえば、第1音量レベル75aにレベル5が設定され、第2音量レベル75bにレベル10が設定されているとする。この場合、電源投入時に、音量調整手段75は、第2音量レベル75bにレベル5を設定し、その後、第1サブ側コマンド制御手段77により、第2音量レベル75bがレベル5であることを示すボリュームコマンドを第2サブ制御手段80に送信する。
また、音量調整手段75は、遊技モードでは、遊技終了チェック処理(図4のステップS44)の終了後、スタートスイッチ41が操作(図4のステップS38)される前の期間内に、プッシュボタン25が操作されたことに基づいて、音量の調整が可能となる音量調整モードに移行させる。
さらに、遊技終了チェック処理の終了後、スタートスイッチ41が操作される前の期間内であれば、リプレイ入賞時、又はベットスイッチ40の操作後であっても、音量調整手段75は、プッシュボタン25が操作されたときは、音量調整モードに移行させる。
またここで、リプレイ入賞時に、入賞役はリプレイであるが、小役の入賞を示す図柄の組み合わせを停止させるとともに、遊技の進行を遅延させるフリーズを実行することにより、リプレイ入賞を擬似的に小役の入賞に見せる場合を有する。
そして、遊技終了チェック処理の終了後、スタートスイッチ41が操作される前の期間内であれば、リプレイ入賞を擬似的に小役の入賞に見せている(フリーズを実行している)ときであっても、音量調整手段75は、プッシュボタン25が操作されたときは、音量調整モードに移行させる。
ただし、遊技終了チェック処理の終了後、スタートスイッチ41が操作される前の期間内であっても、割込み処理によりエラーを検知したと判断したとき、又は所定の演出(プッシュボタン25を使用する演出、十字キー26を使用する演出、又は全リール31の停止後も継続する演出)を出力しているときは、音量調整手段75は、プッシュボタン25が操作されても、音量調整モードに移行させない。
また、音量調整手段75は、通常モード中の音量調整モードでは、十字キー26の右方向スイッチ26aが1回操作されるごとに、第2音量レベル75bの値を1段階増大させ、十字キー26の左方向スイッチ26bが1回操作されるごとに、第2音量レベル75bの値を1段階低下させる。
たとえば、遊技モード中の音量調整モードにおいて、第2音量レベル75bにレベル8が設定されている場合において、十字キー26の左方向スイッチ26bが1回操作されたときは、音量調整手段75は、第2音量レベル75bをレベル8からレベル7に1段階下げる。
また、遊技モード中の音量調整モードにおいて、第2音量レベル75bにレベル8が設定されている場合において、十字キー26の右方向スイッチ26aが2回操作されたときは、音量調整手段75は、第2音量レベル75bをレベル8からレベル10に2段階上げる。
そして、遊技モード中の音量調整モードにおいて、プッシュボタン25が操作されたときは、音量調整手段75は、第2音量レベル75bの値を確定させる。
たとえば、第2音量レベル75bがレベル8からレベル10に上げられた状態で、プッシュボタン25が操作されたときは、音量調整手段75は、第2音量レベル75bをレベル10で確定させる。すなわち、第2音量レベル75bにレベル10を設定する。
これに対し、第2音量レベル75bがレベル8からレベル10に上げられた状態で、プッシュボタン25が操作されることなく、スタートスイッチ41が操作されたときは、音量調整手段75は、第2音量レベル75bをレベル10で確定させずに、レベル8のまま維持して、音量調整モードを終了する。
また、第2音量レベル75bがレベル8からレベル10に上げられた状態で、プッシュボタン25が操作される前に、割込み処理によりエラーを検知したと判断したときは、音量調整手段75は、第2音量レベル75bをレベル10で確定させずに、レベル8のまま維持して、音量調整モードを終了する。
さらに、音量調整手段75は、遊技モード中の音量調整モードに移行した後の経過時間を計測し、計測した経過時間が規定時間に到達したときは、音量調整モードを終了する。
具体的には、音量調整手段75は、遊技モード中の音量調整モードに移行した後の経過時間を計測する経過時間タイマーを備えている。経過時間タイマーは、遊技モード中の音量調整モードに移行すると、経過時間の計測を開始し、遊技モード中の音量調整モードが終了すると、経過時間の計測を終了する。
また、本実施形態では、規定時間を3分に設定している。そして、音量調整手段75は、経過時間タイマーによる計測時間が3分になったときは、音量調整モードを終了する。
これにより、遊技者又は管理者が誤って遊技モード中の音量調整モードに移行させてしまったときに、いつまでも遊技モード中の音量調整モードが継続しないようにしている。
なお、たとえば、第2音量レベル75bがレベル8からレベル10に上げられた状態で、プッシュボタン25が操作される前に、音量調整モードに移行した後の経過時間が規定時間に到達したときは、音量調整手段75は、第2音量レベル75bをレベル10で確定させずに、レベル8のまま維持して、音量調整モードを終了する。
また、第2音量レベル75bの値を確定させたときは、第1サブ側コマンド制御手段77は、第2音量レベル75bの値を示すボリュームコマンドを第2サブ制御手段80に送信する。
たとえば、第2音量レベル75bがレベル8からレベル10に上げられて確定したときは、第1サブ側コマンド制御手段77は、第2音量レベル75bがレベル10であることを示すボリュームコマンドを第2サブ制御手段80に送信する。
また、音量調整手段75は、管理モードでは、遊技終了チェック処理の終了後、スタートスイッチ41が操作される前の期間内であるか否かにかかわらず、システムメニューで音量調整モードが選択された状態でプッシュボタン25が操作されたことに基づいて、音量調整モードに移行させる。システムメニューについては後述する。
さらに、音量調整手段75は、管理モード中の音量調整モードでは、十字キー26の右方向スイッチ26aが1回操作されるごとに、第1音量レベル75aの値を1段階増大させ、十字キー26の左方向スイッチ26bが1回操作されるごとに、第1音量レベル75aの値を1段階低下させる。
たとえば、管理モード中の音量調整モードにおいて、第1音量レベル75aにレベル8が設定されている場合において、十字キー26の左方向スイッチ26bが2回操作されたときは、音量調整手段75は、第1音量レベル75aをレベル8からレベル6に2段階下げる。
また、管理モード中の音量調整モードにおいて、第1音量レベル75aにレベル8が設定されている場合において、十字キー26の右方向スイッチ26aが1回操作されたときは、音量調整手段75は、第1音量レベル75aをレベル8からレベル9に1段階上げる。
そして、管理モード中の音量調整モードにおいて、プッシュボタン25が操作されたときは、音量調整手段75は、第1音量レベル75aの値を確定させる。
たとえば、第1音量レベル75aがレベル8からレベル9に上げられた状態で、プッシュボタン25が操作されたときは、音量調整手段75は、第1音量レベル75aをレベル9で確定させる。すなわち、第1音量レベル75aにレベル9を設定する。
これに対し、第1音量レベル75aがレベル8からレベル9に上げられた状態で、プッシュボタン25が操作されることなく、設定キースイッチ45がオフにされたときは、音量調整手段75は、第1音量レベル75aをレベル9で確定させずに、レベル8のまま維持して、音量調整モードを終了する。
なお、管理モード中の音量調整モードにおいて、設定キースイッチ45がオフにされたときは、音量調整モードが終了すると同時に、管理モード(設定変更モード又は設定確認モード)が終了することとなる。
また、管理モード中の音量調整モードでは、割込み処理によりエラーを検知したと判断しても、音量調整手段75は、音量調整モードを終了せずに継続する。
また、音量調整手段75は、第1音量レベル75aを確定させたときは、第1音量レベル75aの値を第2音量レベル75bに設定する。その後、第1サブ側コマンド制御手段77により、第2音量レベル75bの値を示すボリュームコマンドを第2サブ制御手段80に送信する。
たとえば、第1音量レベル75a及び第2音量レベル75bにそれぞれレベル8が設定されているとする。この場合、第1音量レベル75aがレベル8からレベル9に上げられて確定したときは、音量調整手段75は、第2音量レベル75bにレベル9を設定する。その後、第1サブ側コマンド制御手段77は、第2音量レベル75bがレベル9であることを示すボリュームコマンドを第2サブ制御手段80に送信する。
このように、第1音量レベル75aが確定したときは、一旦、第1音量レベル75aの値を第2音量レベル75bに設定し、その後、第2音量レベル75bの値を示すボリュームコマンドを第2サブ制御手段80に送信することで、第1音量レベル75aを第2サブ制御手段80に伝達する。
また、音量調整手段75は、遊技待機時間を計測し、計測した遊技待機時間が所定の時間に到達したときは、第1音量レベル75aの値を第2音量レベル75bに設定し、その後、第1サブ側コマンド制御手段77により、第2音量レベル75bの値を示すボリュームコマンドを第2サブ制御手段に送信する。
具体的には、音量調整手段75は、遊技待機時間を計測する遊技待機時間タイマーを備えている。遊技待機時間タイマーは、遊技終了チェック処理(図4のステップS44)が終了すると、遊技待機時間の計測を開始し、メダル投入口43からメダルが投入されるか又はベットスイッチ40が操作されると、遊技待機時間の計測を終了する。
すなわち、本実施形態では、遊技待機時間は、遊技終了チェック処理が終了してから、メダル投入口43からメダルが投入されるか又はベットスイッチ40が操作されるまでの時間を意味する。
また、本実施形態では、所定の時間を10分に設定している。そして、音量調整手段75は、遊技待機時間タイマーによる計測時間が10分になったときは、第1音量レベル75aを確定させる操作が行われたときと同様に、第1音量レベル75aの値を第2音量レベル75bに設定する。その後、第1サブ側コマンド制御手段77により、第2音量レベル75bの値を示すボリュームコマンドを第2サブ制御手段80に送信する。
たとえば、第1音量レベル75aにレベル10が設定され、第2音量レベル75bにレベル5が設定されているとする。この場合、遊技待機時間タイマーによる計測時間が10分になったときは、音量調整手段75は、第2音量レベル75bにレベル10を設定し、その後、第1サブ側コマンド制御手段77により、第2音量レベル75bがレベル10であることを示すボリュームコマンドを第2サブ制御手段80に送信する。
図8は、設定変更モード又は設定確認モードにおけるシステムメニューの画像表示装置23の表示内容を示す図である。
設定変更モードに移行したときは、その旨を示すコマンドを、メイン制御手段50から第1サブ制御手段70に送信する。
また、設定確認モードに移行したときも同様に、その旨を示すコマンドを、メイン制御手段50から第1サブ制御手段70に送信する。
これを受けて、第1サブ制御手段70は、第2サブ制御手段80に対して、設定変更モード又は設定確認モードに移行した旨のコマンドを送信する。
そして、第2サブ制御手段80は、設定変更モード又は設定確認モードに移行した旨のコマンドを受信したときは、図8に示すシステムメニューを画像表示装置23に画像表示する。
図8に示すように、システムメニューの内容として、「音量調整モード」、「遊技待機ランプ色選択モード」、「サイドランプテストモード」を設けている。
また、図8のシステムメニューにおいて、十字キー26の上方向スイッチ26c又は下方向スイッチ26dを操作すると、カーソルを、「音量調整モード」、「遊技待機ランプ色選択モード」、又は「サイドランプテストモード」のいずれかに配置することができる。このようにして、「音量調整モード」、「遊技待機ランプ色選択モード」、又は「サイドランプテストモード」のいずれかを選択する。そして、カーソルが位置するモードでプッシュボタン25を操作すると、そのモードに移行するように制御する。
図8において、十字キー26によりカーソルを「音量調整モード」に位置させた状態でプッシュボタン25を操作すると、管理モード中の音量調整モードに移行する。
図9は、設定変更モード又は設定確認モードにおける音量調整モードの画像表示装置23の表示内容を示す図である。
十字キー26の右方向スイッチ26a又は左方向スイッチ26bを操作すると、カーソルを、レベル1からレベル15のいずれかに配置することができる。そして、カーソルが位置するレベルでプッシュボタン25を操作すると、そのレベルで第1音量レベル75aが確定するとともに、管理モード中の音量調整モードが終了して、図8のシステムメニューに戻る。
なお、遊技モード中の音量調整モードの画像表示についても、管理モード中の音量調整モードの画像表示と同様である。
ただし、遊技モード中の音量調整モードの画像は、出力中の演出画像の上に重ねるようにして表示する。
消費電力制御手段76は、スロットマシン10の消費電力を制御するものである。
本実施形態では、消費電力に関するモードとして、通常モードと、消費電力が通常モードより少ない省電力(エコノミー)モードとを有している。
そして、消費電力制御手段76は、管理モード(設定確認モード)において、通常モードと省電力モードとを切り替え可能に制御する。
具体的には、消費電力制御手段76は、モードに応じて、遊技待機中及び遊技中に点灯させるランプ21の種類、ランプ21の輝度、及び遊技中の音量等を異ならせることで、消費電力を異ならせるように制御する。
また、消費電力制御手段76は、設定確認モードにおいて、設定キースイッチ52をオンからオフにしたときに、左及び右ストップスイッチ42のオン/オフにより、通常モードを省電力モードとを設定する。
具体的には、以下の通りである。
1)左ストップスイッチ42オフ、右ストップスイッチ42オフ:モード移行なし
2)左ストップスイッチ42オン、右ストップスイッチ42オフ:通常モードに移行
3)左ストップスイッチ42オフ、右ストップスイッチ42オン:省電力モードに移行
4)左ストップスイッチ42オン、右ストップスイッチ42オン:モード移行なし
図10は、設定変更モード中の音量調整処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS131では、サブ制御手段(第1サブ制御手段70及び第2サブ制御手段80)は、画像表示装置23にシステムメニューを表示する。そして、次のステップS132に進む。
ステップS132では、音量調整手段75は、設定キースイッチ45がオフにされたか否かを判断する。ここで、設定キースイッチ45がオフにされたと判断したときは、ステップS148に進む。これに対し、設定キースイッチ45がオフにされていない(オンのままである)と判断したときは、ステップS133に進む。
ステップS133では、音量調整手段75は、システムメニューで音量調整モードが選択された状態でプッシュボタン25が操作されたか否かを判断する。ここで、システムメニューで音量調整モードが選択された状態でプッシュボタン25が操作されたと判断したときは、次のステップS134に進む。これに対し、システムメニューで音量調整モードが選択された状態でプッシュボタン25が操作されていないと判断したときは、ステップS132に戻る。
ステップS134では、音量調整手段75は、音量調整モードに移行させる。そして、次のステップS135に進む。
ステップS135では、音量調整手段75は、十字キー26の右方向スイッチ26aが操作されたか否かを判断する。ここで、右方向スイッチ26aが操作されたと判断したときは、次のステップS136に進む。これに対し、右方向スイッチ26aが操作されていないと判断したときは、ステップS138に進む。
ステップS136では、音量調整手段75は、第1音量レベル75aが最大値(レベル15)か否かを判断する。ここで、第1音量レベル75aが最大値でないと判断したときは、次のステップS137に進む。これに対し、第1音量レベル75aが最大値であると判断したときは、ステップS138に進む。
ステップS137では、音量調整手段75は、第1音量レベル75aの値を1段階上げる。そして、次のステップS138に進む。
ステップS138では、音量調整手段75は、十字キー26の左方向スイッチ26bが操作されたか否かを判断する。ここで、左方向スイッチ26bが操作されたと判断したときは、次のステップS139に進む。これに対し、左方向スイッチ26bが操作されていないと判断したときは、ステップS141に進む。
ステップS139では、音量調整手段75は、第1音量レベル75aが最小値(レベル1)か否かを判断する。ここで、第1音量レベル75aが最小値でないと判断したときは、次のステップS140に進む。これに対し、第1音量レベル75aが最小値であると判断したときは、ステップS141に進む。
ステップS140では、音量調整手段75は、第1音量レベル75aの値を1段階下げる。そして、次のステップS141に進む。
ステップS141では、音量調整手段75は、設定キースイッチ45がオフにされたか否かを判断する。ここで、設定キースイッチ45がオフにされたと判断したときは、ステップS142に進む。これに対し、設定キースイッチ45がオフにされていない(オンのままである)と判断したときは、ステップS143に進む。
ステップS142では、音量調整手段75は、音量調整モードを終了させる。そして、ステップS148に進む。
また、ステップS141において設定キースイッチ45がオフにされていないと判断したときはステップS143に進み、音量調整手段75は、プッシュボタン25が操作されたか否かを判断する。ここで、プッシュボタン25が操作されたと判断したときは、次のステップS144に進む。これに対し、プッシュボタン25が操作されていないと判断したときは、ステップS135に戻る。
ステップS144では、音量調整手段75は、第1音量レベル75aを確定させ、次のステップS145では、音量調整手段75は、第1音量レベル75aの値を第2音量レベル75bに設定する。そして、次のステップS146に進む。
ステップS146では、第1サブ側コマンド制御手段77は、第2音量レベル75bを示すボリュームコマンドを第2サブ制御手段80に送信し、次のステップS147では、音量調整手段75は、音量調整モードを終了する。そして、ステップS131に戻る。
ステップS148では、設定変更モードを終了する。そして、本フローチャートによる処理を終了する。
図11は、設定確認モード中の音量調整処理の流れを示すフローチャートである。
ここで、図11のステップS161からステップS177までは、図10のステップS131からステップS147までと同一の内容である。したがって、図11のステップS161からステップS177までについては説明を省略し、以下では、図10とは異なるステップS178以降について説明する。
ステップS178では、消費電力制御手段76は、設定キースイッチ45がオフにされた時に左ストップスイッチ42がオンであったか否かを判断する。ここで、設定キースイッチ45のオフ時に左ストップスイッチ42がオンであったと判断したときは、ステップS179に進む。これに対し、設定キースイッチ45のオフ時に左ストップスイッチ42がオフであったと判断したときは、ステップS181に進む。
ステップS179では、消費電力制御手段76は、設定キースイッチ45がオフにされた時に右ストップスイッチ42がオンであったか否かを判断する。
ここで、設定キースイッチ45のオフ時に右ストップスイッチ42がオフであったと判断したときは次のステップS180に進み、消費電力制御手段76は、消費電力に関するモードを通常モードに移行させる。そして、ステップS183に進む。
これに対し、設定キースイッチ45のオフ時に右ストップスイッチ42がオンであったと判断したときは、ステップS180をスキップして、ステップS183に進む。この場合、消費電力に関するモードを移行させることはない。
ステップS181では、消費電力制御手段76は、設定キースイッチ45がオフにされた時に右ストップスイッチ42がオンであったか否かを判断する。
ここで、設定キースイッチ45のオフ時に右ストップスイッチ42がオンであったと判断したときは次のステップS182に進み、消費電力制御手段76は、消費電力に関するモードを省電力モードに移行させる。そして、ステップS183に進む。
これに対し、設定キースイッチ45のオフ時に右ストップスイッチ42がオフであったと判断したときは、ステップS182をスキップして、ステップS183に進む。この場合、消費電力に関するモードを移行させることはない。
ステップS183では、設定確認モードを終了する。そして、本フローチャートによる処理を終了する。
図12は、遊技モード中の音量調整処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS191では、第1サブ制御手段70は、遊技終了チェック処理(図4のステップS44)が終了したか否かを判断する。ここで、遊技終了チェック処理が終了したと判断したときは、次のステップS192に進む。これに対し、遊技終了チェック処理が終了していないと判断したときは、本フローチャートによる処理を終了する。
ステップS192では、第1サブ制御手段70は、スタートスイッチ41が操作されたか否かを判断する。ここで、スタートスイッチ41が操作されていないと判断したときは、次のステップS193に進む。これに対し、スタートスイッチ41が操作されたと判断したときは、本フローチャートによる処理を終了する。
ステップS193では、第1サブ制御手段70は、メイン処理又は割込み処理によりエラーが検知されたか否かを判断する。ここで、エラーが検知されていないと判断したときは、次のステップS194に進む。これに対し、エラーが検知されたと判断したときは、本フローチャートによる処理を終了する。
ステップS194では、第1サブ制御手段70は、所定の演出中(プッシュボタン25を使用する演出中、十字キー26を使用する演出中、又は全リール31の停止後も継続する演出中)か否かを判断する。ここで、所定の演出中でないと判断したときは、次のステップS195に進む。これに対し、所定の演出中であると判断したときは、本フローチャートによる処理を終了する。
ステップS195では、音量調整手段75は、プッシュボタン25が操作されたか否かを判断する。
ここで、プッシュボタン25が操作されたと判断したときは次のステップS196に進み、音量調整手段75は、音量調整モードに移行させ、次のステップS197では、経過時間タイマーによる経過時間の計測を開始する。そして、次のステップS198に進む。
これに対し、プッシュボタン25が操作されていないと判断したときは、ステップS191に戻る。
ステップS198では、音量調整手段75は、十字キー26の右方向スイッチ26aが操作されたか否かを判断する。ここで、右方向スイッチ26aが操作されたと判断したときは、次のステップS199に進む。これに対し、右方向スイッチ26aが操作されていないと判断したときは、ステップS201に進む。
ステップS199では、音量調整手段75は、第2音量レベル75bが最大値(レベル15)か否かを判断する。ここで、第2音量レベル75bが最大値でないと判断したときは、次のステップS200に進む。これに対し、第2音量レベル75bが最大値であると判断したときは、ステップS201に進む。
ステップS200では、音量調整手段75は、第2音量レベル75bの値を1段階上げる。そして、次のステップS201に進む。
ステップS201では、音量調整手段75は、十字キー26の左方向スイッチ26bが操作されたか否かを判断する。ここで、左方向スイッチ26bが操作されたと判断したときは、次のステップS202に進む。これに対し、左方向スイッチ26bが操作されていないと判断したときは、ステップS204に進む。
ステップS202では、音量調整手段75は、第2音量レベル75bが最小値(レベル1)か否かを判断する。ここで、第2音量レベル75bが最小値でないと判断したときは、次のステップS203に進む。これに対し、第2音量レベル75bが最小値であると判断したときは、ステップS204に進む。
ステップS203では、音量調整手段75は、第2音量レベル75bの値を1段階下げる。そして、次のステップS204に進む。
ステップS204では、音量調整手段75は、メイン処理又は割込み処理によりエラーが検知されたか否かを判断する。
ここで、エラーが検知されていないと判断したときは、次のステップS205に進む。
これに対し、エラーが検知されたと判断したときはステップS211に進み、音量調整モードが終了して、本フローチャートによる処理を終了する。これにより、第2音量レベル75bが増大又は低下していても、これを確定させることなく音量調整モードが終了し、その後、エラー対応処理(図4のステップS37)が実行される。
ステップS205では、音量調整手段75は、スタートスイッチ41が操作されたか否かを判断する。
ここで、スタートスイッチ41が操作されていないと判断したときは、次のステップS206に進む。
これに対し、スタートスイッチ41が操作されたと判断したときはステップS211に進み、音量調整モードが終了して、本フローチャートによる処理を終了する。これにより、第2音量レベル75bが増大又は低下していても、これを確定させることなく音量調整モードが終了し、その後、遊技進行処理(図4のステップS39)が実行される。
ステップS206では、音量調整手段75は、経過時間タイマーにより計測した経過時間が規定時間(3分)に到達したか否かを判断する。ここで、規定時間に到達していないと判断したときは、次のステップS207に進む。これに対し、規定時間に到達したと判断したときは、ステップS210に進む。これにより、第2音量レベル75bが増大又は低下していても、これを確定させることなく、音量調整モードが終了することとなる。なお、この場合、再度、音量調整モードに移行させることが可能である。
ステップS207では、音量調整手段75は、プッシュボタン25が操作されたか否かを判断する。ここで、プッシュボタン25が操作されたと判断したときは、次のステップS208に進む。これに対し、プッシュボタン25が操作されていないと判断したときは、ステップS198に戻る。この場合、引き続き第2音量レベル75bを増大又は低下させることが可能となる。
ステップS208では、音量調整手段75は、第2音量レベル75bを確定させ、次のステップS209では、第1サブ側コマンド制御手段77は、第2音量レベル75bを示すボリュームコマンドを第2サブ制御手段80に送信し、次のステップS210では、音量調整手段75は、音量調整モードを終了する。そして、ステップS191に戻る。
図1に示すように、第2サブ制御手段80は、ランプ出力制御手段81、スピーカ出力制御手段82、画像表示制御手段83、及び第2サブ側コマンド制御手段84を備える。
また、第2サブ側コマンド制御手段84は、第1サブ制御手段70(第1サブ側コマンド制御手段77)との間でコマンドを送受信するものである。
さらにまた、ランプ出力制御手段81は、第1サブ制御手段70から受信したコマンドに基づいて、ランプ21の出力(いずれのランプ21をどのように点灯、点滅、又は消灯させるか)を制御するものである。
さらに、スピーカ出力制御手段82は、第1サブ制御手段70から受信したコマンドに基づいて、スピーカ22の出力(どのような音を、どのような態様で出力するか等)を制御するものである。
具体的には、スピーカ出力制御手段82は、ボリュームコマンドを受信したときは、受信したボリュームコマンドに基づいてマスターボリュームを設定する。
たとえば、マスターボリュームにレベル8が設定されている場合において、第2音量レベル75bがレベル15であることを示すボリュームコマンドを受信したときは、スピーカ出力制御手段82は、マスターボリュームにレベル15を設定する。このようにして、マスターボリュームをレベル8からレベル15に上げる。
また、スピーカ出力制御手段82は、フレーズコマンドを受信したときは、受信したフレーズコマンドに応じた内容の音を、設定したマスターボリュームに応じた音量で、スピーカ22から出力する。
たとえば、マスターボリュームがレベル15に設定されている場合において、爆発音を示すフレーズコマンドを受信したときは、スピーカ出力制御手段82は、爆発音をレベル15の音量でスピーカ22から出力する。
また、画像表示制御手段83は、第1サブ制御手段70から受信したコマンドに基づいて、画像表示装置23の出力(どのような画像を、どのように表示するか等)を制御するものである。
図13は、スピーカ出力処理の流れを示すフローチャートである。
図13のステップS221において、スピーカ出力制御手段82は、ボリュームコマンドを受信したか否かを判断する。ここで、ボリュームコマンドを受信したと判断したときは、次のステップS222に進む。これに対し、ボリュームコマンドを受信していないと判断したときは、ステップS222をスキップして、ステップS223に進む。
ステップS222では、スピーカ出力制御手段82は、受信したボリュームコマンドに基づいてマスターボリュームを設定する。そして、次のステップS223に進む。
ステップS223では、スピーカ出力制御手段82は、フレーズコマンドを受信したか否かを判断する。ここで、フレーズコマンドを受信したと判断したときは、次のステップS224に進む。これに対し、フレーズコマンドを受信していないと判断したときは、本フローチャートによる処理を終了する。
ステップS224では、スピーカ出力制御手段82は、受信したフレーズコマンドに応じた内容の音を、設定したマスターボリュームに応じた音量で、スピーカ22から出力する。そして、本フローチャートによる処理を終了する。
(第2実施形態)
第1実施形態では、遊技モード中及び管理モード中のいずれにおいても、割込み処理によりエラーを検知したか否かを判断した。
そして、遊技モード中の音量調整モードにおいて、割込み処理によりエラーを検知したと判断したときは、音量調整モードを終了するように制御した。
また、管理モード中の音量調整モードにおいて、割込み処理によりエラーを検知したと判断しても、音量調整モードを終了しないように制御した。
これに対し、第2実施形態では、遊技モード中の割込み処理では、エラーを検知したか否かを判断するように制御するが、管理モード中の割込み処理では、エラーを検知したか否かを判断しないように制御する。
また、音量調整手段75は、遊技モード中に音量調整モードに移行したときは、その音量調整モードにおいて割込み処理によりエラーを検知したと判断すると、その音量調整モードを終了するように制御する。
さらに、音量調整手段75は、管理モード中に音量調整モードに移行したときは、その音量調整モードでは、エラーが発生している状況下でも、その音量調整モードを終了しないように制御する。
すなわち、第2実施形態では、管理モード中の割込み処理では、エラーを検知したか否かを判断しない。このため、管理モード中の音量調整モードにおいて、エラーが発生している状況下でも、これを割込み処理によって検知することはないので、音量調整手段75は、音量調整モードを終了せずに継続する。
なお、音量調整手段75は、管理モード中に音量調整モードに移行したときは、音量を確定させるための操作(プッシュボタン25の操作)又は管理モードを終了させるための操作(設定キースイッチ45をオフにする操作)が行われたことに基づいて、音量調整モードを終了するように制御することは、第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
第3実施形態では、第1実施形態と同様に、遊技モード中及び管理モード中のいずれにおいても、割込み処理によりエラーを検知したか否かを判断する。
また、遊技モード中は、メイン処理によりエラーを検知したか否かを判断する。
さらに、エラーを検知したか否かの判断は、メイン側エラー検知手段61及びサブ側エラー検知手段73により行う。
そして、第3実施形態では、音量調整手段75は、遊技モード中に音量調整モードに移行したときは、その音量調整モードにおいてエラーが検知されると、その音量調整モードを中断し、その後にエラーが解除されると、遊技モード中の音量調整モードに復帰可能に制御する。
また、第3実施形態では、音量調整手段75は、管理モード中に音量調整モードに移行したときは、その音量調整モードにおいてエラーが検知されると、その音量調整モードを中断し、その後にエラーが解除されると、管理モード中の音量調整モードに復帰可能に制御する。
ここで、第1実施形態では、音量調整手段75は、管理モード中の音量調整モードにおいてエラーを検知しても、その音量調整モードを終了せずに継続した。
また、第2実施形態では、管理モード中は、エラーを検知したか否かの判断を行わない。このため、音量調整手段75は、管理モード中の音量調整モードにおいてエラーが発生している状況下でも、これを検知することがないので、音量調整モードを終了させずに継続した。
これに対し、第3実施形態では、音量調整手段75は、管理モード中の音量調整モードにおいてエラーが検知されると、その音量調整モードを中断する。
また、音量調整手段75は、音量調整モードを中断している間は、十字キー26の右方向スイッチ26a又は左方向スイッチ26bが操作されても、第1音量レベル75aを増大も減少もさせないように制御し、プッシュボタン25が操作されても、第1音量レベル75aを確定させないように制御する。
そして、音量調整モードの中断中にエラーが解除されると、音量調整手段75は、管理モード中の音量調整モードに復帰可能に制御する。
具体的には、リセットスイッチ47の操作を解除操作とし、音量調整モードの中断中にエラーが解除されると、音量調整手段75は、管理モード中の音量調整モードに自動的に復帰させるように制御する。
なお、音量調整手段75は、エラーが解除された後に、プッシュボタン25が操作されたことを条件に、管理モード中の音量調整モードに復帰させるようにしてもよい。すなわち、音量調整手段75は、音量調整モードの中断中にエラーが解除され、その後にプッシュボタン25が操作されると、管理モード中の音量調整モードに復帰させるように制御することができる。
また、管理モード中の音量調整モードにおける中断、エラーの解除、及び復帰の制御について説明したが、これらの制御は、遊技モード中の音量調整モードにおける中断、エラーの解除、及び復帰についても同様である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、以下のような種々の変形が可能である。
(1)上記実施形態では、メイン側エラー検知手段61及びサブ側エラー検知手段73を備えた。すなわち、メイン制御手段50側及びサブ制御手段(第1サブ制御手段70)側でそれぞれ別個にエラー検知手段を備えた。
しかし、これに限らず、エラー検知手段は、たとえば、メイン制御手段50側にのみ備えてもよく、また、サブ制御手段(第1サブ制御手段70)側にのみ備えてもよい。
(2)上記実施形態では、エラー解除手段63は、メイン制御手段50側にのみ備えたが、エラー検知手段と同様に、たとえば、サブ制御手段(第1サブ制御手段70)側にのみ備えてもよく、また、メイン制御手段50側及びサブ制御手段(第1サブ制御手段70)側にそれぞれ別個に備えてもよい。
ただし、メイン制御手段50からサブ制御手段(第1サブ制御手段70)に一方向でコマンドを送信するため、たとえば、エラー検知手段をメイン制御手段50側に備えたときは、エラー解除手段もメイン制御手段50側に備える必要がある。
(3)上記実施形態では、メイン側エラー検知手段61及びサブ側エラー検知手段73は、各種のセンサやスイッチのオン/オフの組合せやオン/オフの状態の継続時間等によってエラーを検知した。すなわち、エラー検知手段は、ソフトウエアによって構成した。
しかし、これに限らず、エラー検知手段は、たとえば、ハードウエアによって構成してもよい。
(4)上記実施形態では、2.235msごとにタイマー割込みを行うように設定した。しかし、これに限らず、タイマー割込みの周期は、適宜設定することができる。
また、上記実施形態では、8割込みごとに第1状態コマンド及び第2状態コマンドを生成し、10割込みごとに第3状態コマンドを生成した。しかし、これに限らず、これらのコマンドを何割込みごとに生成するかは、各種のセンサやスイッチのオン/オフを検知し損なわず、かつバッファ領域が溢れない範囲内で、適宜設定することができる。
(5)上記実施形態では、第1〜第3状態コマンドは、これらに含む情報に変化があったことを条件に、8割込み又は10割込みごとに生成した。しかし、これに限らず、第1〜第3状態コマンドは、これらに含む情報に変化があったか否かにかかわらず、常に、所定時間(たとえば、8割込み又は10割込み)ごとに生成してもよい。
(6)上記実施形態では、コマンド生成手段は、同一のコマンドを2回送信し、第1サブ側コマンド制御手段77は、所定時間内に同一のコマンドを2回受信しなかったときは、そのコマンドを正しく受信しなかったと判断した。しかし、これに限らず、同一のコマンドを何回送信するかは、2回以上であれば、適宜設定することができる。同様に、同一のコマンドを何回受信すれば正しく受信したと判断するかについても、2回以上であれば、適宜設定することができる。
また、コマンドの送信回数は、1回のみにしてもよい。
(7)上記実施形態では、メイン処理の冒頭部分において、設定値コマンド及び遊技状態コマンドを含む複数個のコマンドを生成し、その後、バッファ領域に記憶されているコマンドを送信するための待ち時間を設けた。しかし、これに限らず、複数個のコマンドを生成する区間の途中に待ち時間を設けてもよい。
また、上記実施形態では、待ち時間は、32割込み(71.52ms)に設定したが、これに限らず、適宜設定することができる。
さらにまた、メイン処理の冒頭部分で生成するコマンドの種類や個数は、スロットマシン10の機種に応じて適宜設定することができる。
(8)上記実施形態では、待ち時間は、メイン処理の冒頭部分で生成したコマンドの送信を完了するのに要する時間より長く設定したが、メイン処理の冒頭部分で生成したコマンドの送信を完了するのに要する時間より短く設定してもよい。
また、バッファ領域に記憶されているすべてのコマンドの送信が完了するまで、つまりバッファ領域が空になるまで、待ち時間を継続してもよい。さらに、バッファ領域に記憶されているコマンドの個数が所定数以下になるまで、待ち時間を継続してもよい。すなわち、待ち時間は、一定時間に固定する場合に限らず、バッファ領域に記憶されているコマンドの個数に応じて変動させてもよい。
(9)上記実施形態では、割込み処理では、待ち時間中又はリール31の回転中か否かにかかわらず、第1割込みカウンタ51のカウント値が「7」になるごと(8割込みごと)に、メイン側エラー検知手段61によりエラーを検知したか否かを判断した。
しかし、これに限らず、たとえば、割込み処理では、待ち時間中又はリール31の回転中か否かにかかわらず、1割込みごとに、メイン側エラー検知手段61によりエラーを検知したか否かを判断してもよい。そして、エラーを検知したことを条件に、特定エラーを検知した旨の情報を含む第1及び第2状態コマンドの生成(生成することの決定)を、8割込みごとに行ってもよい。
(10)上記実施形態で示したコマンドはあくまでも例示であり、生成するコマンドの種類及び個数、並びに各コマンドに含む情報は、スロットマシン10の機種に応じて適宜設定することができる。
(11)上記実施形態では、管理モード中であるか否かにかかわらず、割込み処理により、設定キースイッチ45や設定変更スイッチ46等のオン/オフの状態に変化があったことを条件に、8割込みごとに、設定キースイッチ45や設定変更スイッチ46等のオン/オフの状態を示す情報を含む第1状態コマンドを生成した。
しかし、これに限らず、管理モード中であるか否かにかかわらず、かつ設定キースイッチ45や設定変更スイッチ46等のオン/オフの状態に変化があったか否かにかかわらず、割込み処理により、所定時間ごとに、設定キースイッチ45や設定変更スイッチ46等のオン/オフの状態を示す情報を含む第1状態コマンドを生成してもよい。
(12)上記実施形態では、バッファ領域に記憶されている同一のコマンドを2回送信したときは、そのコマンドの送信を完了したと判断して、そのコマンドをバッファ領域から消去した。
しかし、これに限らず、コマンド送信手段は、バッファ領域に記憶されているコマンドを1回送信したときは、そのコマンドの送信を完了したと判断してもよい。すなわち、上記実施形態では、1回送信では送信未完了、2回送信で送信完了としたが、1回送信で送信完了としてもよい。
また、コマンドの送信を完了しても、そのコマンドをバッファ領域から消去せずに残しておいてもよい。そして、送信済みのコマンドが記憶されている領域に、新たに生成したコマンドを上書きしてもよい。
(13)上記実施形態では、音量調整手段75は、遊技モードでは、所定の期間内に、特定の操作が行われたことに基づいて、音量調整モードに移行させるように制御した。また、所定の期間は、遊技終了チェック処理の終了後、スタートスイッチ41が操作される前とし、特定の操作は、プッシュボタン25の操作とした。
しかし、これに限られるものではない。所定の期間は、たとえば、遊技待機中としてもよい。また、遊技待機中とは、遊技終了チェック処理の終了後、メダルが投入(メダル投入口43からのメダルの投入、ベットスイッチ40の操作によるメダルの投入、又はリプレイ入賞によるメダルの自動投入)される前を意味する。この場合、音量調整手段75は、たとえば、リプレイ入賞時やベットスイッチ40の操作後は、音量調整モードに移行しないように制御する。
また、特定の操作は、たとえば、十字キー26の右方向スイッチ26a又は左方向スイッチ26bの操作としてもよい。
すなわち、音量調整手段75は、通常モードでは、所定の期間内に、右方向スイッチ26a又は左方向スイッチ26bが操作されたときは、音量調整モードに移行させるように制御する。そして、音量調整モードでは、右方向スイッチ26aが操作されたときは第2音量レベル75bを増大させ、左方向スイッチ26bが操作されたときは第2音量レベル75bを減少させるように制御する。
さらにまた、特定の操作は、たとえば、十字キー26の上方向スイッチ26c又は下方向スイッチ26dの操作としてもよく、ストップスイッチ42の操作としてもよい。
すなわち、音量調整手段75は、通常モードでは、所定の期間内に、上方向スイッチ26c又は下方向スイッチ26dが操作されたときに、音量調整モードに移行させるように制御してもよく、また、ストップスイッチ42が操作されたときに、音量調整モードに移行させるように制御してもよい。
さらに、音量調整手段75は、所定の期間内に、右方向スイッチ26a及び左方向スイッチ26bが同時に操作されたときに音量調整モードに移行させるように制御してもよく、右ストップスイッチ42及び左ストップスイッチ42が同時に操作されたときに音量調整モードに移行させるように制御してもよい。
このように、遊技モード中の音量調整モードに移行させるための所定の期間及び特定の操作は適宜設定することができる。
(14)上記実施形態では、音量調整手段75は、管理モードでは、所定の期間内であるか否かにかかわらず、他の特定の操作が行われたことに基づいて、音量調整モードに移行させるように制御した。また、他の特定の操作は、システムメニューで音量調整モードが選択された状態でプッシュボタン25が操作されたこととした。
しかし、これに限られるものではない。他の特定の操作は、たとえば、システムメニューで音量調整モードが選択された状態で右方向スイッチ26a及び左方向スイッチ26bが同時に操作されたこととしてもよい。すなわち、音量調整手段75は、管理モードでは、システムメニューで音量調整モードが選択された状態で右方向スイッチ26a及び左方向スイッチ26bが同時に操作されたときに、音量調整モードに移行させるように制御してもよい。
(15)上記実施形態では、音量調整手段75は、管理モードでは、第1音量レベル75aを増大又は低下させた後にプッシュボタン25が操作されたときは、第1音量レベル75aを確定させ、遊技モードでは、第2音量レベル75bを増大又は低下させた後にプッシュボタン25が操作されたときは、第2音量レベル75bを確定させた。
すなわち、プッシュボタン25が操作されたことを条件に、音量レベルを確定させた。
しかし、これに限らず、音量調整手段75は、管理モードでは、右方向スイッチ26a又は左方向スイッチ26bが操作されたときは、第1音量レベル75aを増大又は低下させるとともに、プッシュボタン25の操作を要することなく、第1音量レベル75aを確定させるように制御してもよい。また、音量調整手段75は、管理モードの終了に伴って、第1音量レベル75aを確定させるように制御してもよい。
同様に、音量調整手段75は、遊技モードでは、右方向スイッチ26a又は左方向スイッチ26bが操作されたときは、第2音量レベル75bを増大又は低下させるとともに、プッシュボタン25の操作を要することなく、第2音量レベル75bを確定させるように制御してもよい。
(16)上記実施形態では、音量調整手段75は、第1音量レベル75aを設定したときは、第1音量レベル75aの値を第2音量レベル75bに設定し、その後、第2音量レベル75bを示すボリュームコマンドを第2サブ制御手段80に送信したが、第1音量レベル75aを設定したときは、第1音量レベル75aを示すボリュームコマンドを第2サブ制御手段80に送信してもよい。
電源投入時及び遊技待機時間が所定の時間に到達したときについても同様である。
すなわち、音量調整手段75は、電源投入時に、第1音量レベル75aを示すボリュームコマンドを第2サブ制御手段80に送信してもよい。
また、音量調整手段75は、遊技待機時間が所定の時間に到達したときは、第1音量レベル75aを示すボリュームコマンドを第2サブ制御手段80に送信してもよい。
そして、第2サブ制御手段80側では、第1音量レベル75aを示すボリュームコマンドを受信したときは、これに基づいて、マスターボリュームを設定してもよい。
(17)音量調整手段75は、管理モードの音量調整モードにおいて、調整可能とするレベルの範囲を設定し、遊技モードの音量調整モードでは、設定された範囲内で、レベルを調整可能にしてもよい。
具体的には、たとえば、管理モードの音量調整モードにおいて、調整可能とするレベルの範囲をレベル5からレベル10の範囲に設定したとする。この場合、遊技モードの音量調整モードでは、レベル5からレベル10の範囲内で第2音量レベル75bを設定可能とし、レベル1やレベル15には設定できないように制御することができる。
また、たとえば、遊技モードでの音量調整を可能にするか否かを、管理モードで設定可能にしてもよい。すなわち、管理モードの音量調整モードにおいて、遊技モードでの音量調整を可能に設定したとする。この場合、遊技モードの音量調整モードにおいて、第2音量レベル75bを増大又は低下させることができるように制御する。これに対し、管理モードの音量調整モードにおいて、遊技モードでの音量調整を不可に設定したとする。この場合、遊技モードでは、音量調整モードに移行しないようにするか、又は音量調整モードに移行しても、第2音量レベル75bを調整することができないように制御する。
(18)スピーカ出力制御手段82は、エラー検知時には、音量調整手段75により設定された第1音量レベル75a及び第2音量レベル75bにかかわらず(マスターボリュームにかかわらず)、規定の音量で、エラーを検知した旨の報知音をスピーカ22から出力するように制御してもよい。
(19)上記実施形態では、消費電力制御手段76は、設定確認モードにおいて、通常モードと省電力モードとを切り替え可能に制御した。
しかし、これに限らず、消費電力制御手段76は、設定変更モード及び設定確認モードの双方で、通常モードと省電力モードとを切り替え可能に制御してもよい。
(20)電源投入時から第1サブ制御手段70が立ち上がるまでに要する時間より、電源投入時から第2サブ制御手段80が立ち上がるまでに要する時間の方が長い機種では、音量調整手段75は、第2サブ制御手段80が立ち上がるまでは、音量調整モードに移行させるための操作が行われても、音量調整モードに移行させないように制御する。
また、音量調整手段75は、第2サブ制御手段80が立ち上がる前に、音量調整モードに移行させるための操作が行われたときは、第2サブ制御手段80が立ち上がった後に、音量調整モードに移行させるように制御することができる。
(21)第1実施形態では、管理モード中は、割込み処理により、エラーを検知したか否かを判断する。また、管理モード中に割込み処理によりエラーを検知したときは、エラーフラグはセットするが、管理モード中はエラー対応処理を実行しない。そして、管理モードから遊技モードに移行後の所定のタイミング(図4のステップS37)で、エラーフラグに基づいて、エラー対応処理を実行する。ただし、管理モード中に割込み処理により乱数発生手段に異常を検知したときは、管理モード中であっても、復帰不可能エラー処理を実行する。
第2実施形態では、管理モード中は、エラーを検知したか否かを判断しない。ただし、管理モード中であっても、割込み処理により、乱数発生手段に異常を検知したか否かを判断する。そして、管理モード中に割込み処理により乱数発生手段に異常を検知したときは、管理モード中であっても、復帰不可能エラー処理を実行する。
第3実施形態では、管理モード中は、割込み処理により、エラーを検知したか否かを判断するとともに、乱数発生手段に異常を検知したか否かを判断する。そして、管理モード中に割込み処理によりエラーを検知したときは、エラーフラグをセットして、エラー対応処理を実行する。また、管理モード中に割込み処理により乱数発生手段の異常を検知したときは、復帰不可能エラー処理を実行する。
なお、上記(1)〜(21)の各変形例は、それぞれ単独で適用される場合に限られるものではなく、これらを適宜組み合わせて適用することもできる。
また、第1〜第3実施形態についても、これらを適宜組み合わせることができる。
<付記>
本願の出願当初の請求項に係る発明(当初発明)が解決しようとする課題、当初発明に係る課題を解決するための手段及び当初発明の効果は、以下の通りである。
(a)当初発明が解決しようとする課題
従来のスロットマシンにおいて、エラーを検知したときは、エラーが解除されるまで、メイン制御手段での処理を停止するスロットマシンが知られている(特開2001−120714号公報参照)。
また、前面に設けられている所定のスイッチを操作することで、遊技者が任意に音量を調整可能なスロットマシンが知られている(特開2008−104763号公報参照)。
ここで、エラーの検知に関する処理はメイン制御手段側で実行し、音量調整に関する処理はサブ制御手段側で実行する。このため、これらの処理を独立して実行することができる。
しかし、メイン制御手段側でエラーを検知したときに、サブ制御手段側で音量調整に関する処理を終了すると、エラーを検知したことを操作者が認識しやすくなるが、音量調整を速やかに行えなくなってしまう。
また、メイン制御手段側でエラーを検知したときに、サブ制御手段側で音量調整に関する処理を継続すると、音量調整を速やかに行うことができるが、エラーを検知したことを操作者が認識しにくくなってしまう。
当初発明が解決しようとする課題は、エラーを検知したときのメイン制御手段側の状態に応じて、サブ制御手段側での音量調整に関する処理を適切に実行することである。
(b)当初発明に係る課題を解決するための手段(なお、かっこ書きで、対応する実施形態を記載する。)
第1の解決手段は、
遊技の進行を制御するメイン制御手段(50)と、
前記メイン制御手段からコマンドを受信して演出を制御するサブ制御手段(第1サブ制御手段70)と
を備え、
前記メイン制御手段は、
遊技を進行させることが可能な遊技モードと、
管理者による所定の操作(設定キースイッチ45がオンの状態で電源をオフからオンにすること、又は電源がオンの状態で設定キースイッチ45をオフからオンにすること)により移行可能であって遊技を進行させない管理モード(設定変更モード、又は設定確認モード)と
を有し、
前記サブ制御手段は、スピーカ(22)から出力する音の音量を調整する音量調整手段(75)を備え、
前記音量調整手段は、
前記遊技モード又は前記管理モード中に、音量の調整が可能となる音量調整モードに移行させるための操作が行われたことに基づいて、前記音量調整モードに移行させるように制御し、
前記遊技モード中に前記音量調整モードに移行したときは、その音量調整モードにおいてエラーが検知されるとその音量調整モードを中断し、その後にエラーが解除されると前記遊技モード中の前記音量調整モードに復帰可能に制御し、
前記管理モード中に前記音量調整モードに移行したときは、その音量調整モードにおいてエラーが検知されるとその音量調整モードを中断し、その後にエラーが解除されると前記管理モード中の前記音量調整モードに復帰可能に制御する
ことを特徴とする。
第2の解決手段は、第1の解決手段において、
前記メイン制御手段と電気的に接続され、遊技者にとっての有利度が異なる設定値を変更又は確認するときに管理者が操作するモード切替えスイッチ(設定キースイッチ45)を備え、
前記管理モードは、設定変更モード及び設定確認モードを有し、
前記設定変更モードは、前記モード切替えスイッチがオンの状態で電源がオフからオンにされることにより前記設定値を変更することが可能となるモードであり、
前記設定確認モードは、電源がオンの状態で前記モード切替えスイッチがオフからオンにされることにより前記設定値を確認することが可能となるモードである
ことを特徴とする。
(作用)
当初発明では、遊技モード中の音量調整モードでエラーを検知すると、その音量調整モードを中断し、その後、エラーが解除されると、遊技モード中の音量調整モードに復帰可能にする。
また、管理モード中の音量調整モードでエラーを検知すると、その音量調整モードを中断し、その後、エラーが解除されると、管理モード中の音量調整モードに復帰可能にする。
(当初発明と実施形態との関係)
「管理モード」は、実施形態では「設定変更モード、又は設定確認モード」に相当し、「管理者による所定の操作」は、実施形態では「設定キースイッチ45がオンの状態で電源をオフからオンにすること、又は電源がオンの状態で設定キースイッチ45をオフからオンにすること」に相当する。
また、「遊技モード中に音量調整モードに移行させるための操作」は、実施形態では「遊技終了チェック処理の終了後、スタートスイッチ41が操作される前の期間内でのプッシュボタン25の操作」に相当する。
さらにまた、「管理モード中に音量調整モードに移行させるための操作」は、実施形態では「システムメニューで音量調整モードが選択された状態でのプッシュボタン25の操作」に相当する。
(c)当初発明の効果
当初発明によれば、エラーを検知したときのメイン制御手段側の状態に応じて、サブ制御手段側での音量調整に関する処理を適切に実行することができる。
10 スロットマシン
21 ランプ
22 スピーカ
23 画像表示装置
25 プッシュボタン
26 十字キー
26a 右方向スイッチ
26b 左方向スイッチ
26c 上方向スイッチ
26d 下方向スイッチ
31 リール
32 モータ
33 メダル払出し装置
33a ホッパー
33b ホッパーモータ
33c 払出しセンサ
34 7セグメント表示器
40 ベットスイッチ
41 スタートスイッチ
42 ストップスイッチ
43 メダル投入口
44 メダルセレクタ
44a 通路センサ
44b ブロッカ
44c 第1投入センサ
44d 第2投入センサ
45 設定キースイッチ
46 設定変更スイッチ
47 リセットスイッチ
48 ドアセンサ
49 カバーセンサ
50 メイン制御手段
51 第1割込みカウンタ
52 第2割込みカウンタ
53 設定値変更手段
54 役抽選手段
55 リール制御手段
56 入賞判定手段
57 払出し手段
58 メイン遊技状態制御手段
61 メイン側エラー検知手段
62 エラー対応手段
63 エラー解除手段
64 メイン側コマンド制御手段
70 第1サブ制御手段
71 サブ遊技状態制御手段
72 演出制御手段
73 サブ側エラー検知手段
74 エラー報知手段
75 音量調整手段
75a 第1音量レベル
75b 第2音量レベル
76 消費電力制御手段
77 第1サブ側コマンド制御手段
80 第2サブ制御手段
81 ランプ出力制御手段
82 スピーカ出力制御手段
83 画像表示制御手段
84 第2サブ側コマンド制御手段

Claims (2)

  1. 遊技の進行を制御するメイン制御手段と、
    演出を制御するサブ制御手段と
    を備え、
    前記メイン制御手段は、
    遊技を進行可能な遊技モードと、
    遊技者の有利度に係る設定値を確認可能な設定確認モードと
    を有し、
    前記メイン制御手段は、
    前記遊技モード中に所定のエラー検知した状況下では、前記所定のエラーの検知に基づく所定の報知処理を実行し、
    前記設定確認モード中に前記所定のエラー検知した状況下では、前記所定の報知処理を実行せずに前記設定確認モードを継続し、
    前記サブ制御手段は、前記メイン制御手段から前記所定のエラーの検知に関する情報を受信したときは、前記メイン制御手段が前記設定確認モードを継続している状況下であっても、前記所定のエラーの検知に関する情報に基づく特定の報知処理を実行する
    ことを特徴とする遊技機
  2. 請求項1において、
    前記メイン制御手段は、前記設定確認モードを終了し、前記遊技モードに移行すると、前記所定のエラーの検知に基づく前記所定の報知処理を実行する
    ことを特徴とする遊技機
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