JP6303059B2 - 基地局、ユーザ端末及びプロセッサ - Google Patents

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Description

本発明は、移動通信システムにおける基地局、ユーザ端末及びプロセッサに関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(Third Generation Partnership Project)において、マルチキャスト/ブロードキャストサービスを提供するために、MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)が仕様化されている。
現行のMBMSにおいては、複数のセルからなるMBSFN(Multicast−Broadcast Single−Frequency Network)エリア単位で、PMCH(Physical Multicast Channel)を介して、マルチキャスト/ブロードキャストデータが送信される(MBSFN伝送)。
一方で、効率的なグループ通信サービス(マルチキャストサービス)を提供するために、SC−PTM(Single Cell Point to Multi−point)伝送が検討されている。SC−PTM伝送においては、セル単位で、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)を介して、マルチキャストデータが送信される。
3GPP寄書「RP−142205」
一つの実施形態に係るユーザ端末は、RRCアイドルモードにおいてセル再選択を行う制御部を備える。前記制御部は、SC−PTM伝送により一の周波数において提供されるグループ通信サービスの受信に興味を持つ場合において、前記一の周波数に属するセルを前記セル再選択時に優先的に選択する。
一つの実施形態に係る基地局は、セルを管理する基地局である。前記基地局は、SC−PTM伝送によりグループ通信サービスを提供中の隣接セルに関する情報を、前記セル内のユーザ端末にDL−SCH及びPDSCHを介して送信する制御部を備える。前記情報は、前記隣接セルの識別子を含む。
一つの実施形態に係るユーザ端末は、SC−PTM伝送によりグループ通信サービスが提供されるユーザ端末である。前記ユーザ端末は、前記ユーザ端末が受信に興味を持つグループ通信サービスを示す識別子を含むグループ通信通知を基地局に送信する処理を行う制御部を備える。
一つの実施形態に係る基地局は、ソースセルからユーザ端末のハンドオーバが行われるターゲットセルを管理している基地局である。前記基地局は、前記ターゲットセルが提供しているグループ通信サービスに関するグループ通信制御情報を、前記ソースセルを介して前記ユーザ端末に通知する制御部を備える。
一つの実施形態に係る基地局は、ターゲットセルに対してユーザ端末のハンドオーバを行うソースセルを管理している基地局である。前記基地局は、前記ユーザ端末が受信に興味を持つグループ通信サービスを示す識別子を含むグループ通信通知を前記ターゲットセルに送信する処理を行う制御部を備える。
一つの実施形態に係るユーザ端末は、ソースセルからターゲットセルに対してハンドオーバを行うユーザ端末である。前記ユーザ端末は、前記ターゲットセルが提供しているグループ通信サービスに関するグループ通信制御情報を、ハンドオーバ実行前に前記ターゲットセルから取得する処理を行う制御部を備える。
一つの実施形態に係る基地局は、SC−PTM伝送及びMBSFN伝送の何れかでグループ通信サービスを提供するネットワークに設けられる基地局である。前記基地局は、前記SC−PTM伝送による特定のグループ通信サービスの提供の有無に関する情報をDL−SCH及びPDSCHを介してユーザ端末に通知する制御部を備える。前記特定のグループ通信サービスは、TMGI(Temporary Mobile Group Identity)によって表される。
一つの実施形態に係るユーザ端末は、SC−PTM伝送及びMBSFN伝送の何れかでグループ通信サービスが提供されるユーザ端末である。前記ユーザ端末は、前記SC−PTM伝送による特定のグループ通信サービスの提供の有無に関する情報をネットワーク装置から取得する制御部を備える。
一つの実施形態に係るマルチキャスト制御装置は、SC−PTM伝送によりグループ通信サービスを提供するソースセルからターゲットセルに対してユーザ端末のハンドオーバを行う場合において、該ハンドオーバに関する通知を前記ソースセル又は前記ターゲットセルから取得する制御部を備える。
一つの実施形態に係る基地局は、SC−PTM伝送によりグループ通信サービスを提供するソースセルを管理している基地局である。前記基地局は、前記ソースセルからターゲットセルに対してユーザ端末のハンドオーバを行う場合において、前記ターゲットセルに関する情報をマルチキャスト制御装置に通知する制御部を備える。
LTEシステムの構成を示す図である。 MBMS/eMBMSに係るネットワーク構成を示す図である。 LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。 LTEシステムにおける下りリンクのチャネル構成を示す図である。 LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。 UE100(ユーザ端末)のブロック図である。 eNB200(基地局)のブロック図である。 SC−PTM伝送の一例を説明するための図である。 SC−PTM制御プロシージャの一例を示すシーケンス図である。 第1実施形態に係るUEの動作を示す図である。 第2実施形態に係る動作を示す図である。 第3実施形態に係る動作を示す図である。 第4実施形態に係る動作を示す図である。 第4実施形態の変更例3を示す図である。 第5実施形態に係る動作を示す図である。 第6実施形態に係る動作を示す図である。 付記に係るSC−PTMとユニキャストとの間の遷移であるシナリオ1を示す図である。 付記に係るSC−PTMからSC−PTMへの遷移であるシナリオ2を示す図である。 付記に係るSC−PTMとMBSFNとの間の遷移であるシナリオ3を示す図である。
[実施形態の概要]
SC−PTM伝送が導入された場合、下りリンクのデータ(ユーザデータ)の伝送方式の選択肢として、ユニキャスト伝送及びMBSFN伝送にSC−PTM伝送が追加されることになる。
しかしながら、これらの伝送方式の間でどのようにしてサービス継続性が保証されるのかが不明確である。特に、ユーザ端末の移動性を考慮してサービス継続性が保証されることが望まれる。
第1実施形態に係るユーザ端末は、RRCアイドルモードにおいてセル再選択を行う制御部を備える。前記制御部は、SC−PTM伝送により一の周波数において提供されるグループ通信サービスの受信に興味を持つ場合において、前記一の周波数に属するセルを前記セル再選択時に優先的に選択する。
第2実施形態に係る基地局は、セルを管理する基地局である。前記基地局は、隣接セルにおいてSC−PTM伝送により提供されているグループ通信サービスに関する情報を含むシステム情報を、前記セルにおいて報知する制御部を備える。
第3実施形態に係るユーザ端末は、SC−PTM伝送によりグループ通信サービスが提供されるユーザ端末である。前記ユーザ端末は、前記ユーザ端末が受信に興味を持つグループ通信サービスを示す識別子を含むグループ通信通知を基地局に送信する処理を行う制御部を備える。
第4実施形態に係る基地局は、ソースセルからユーザ端末のハンドオーバが行われるターゲットセルを管理している基地局である。前記基地局は、前記ターゲットセルが提供しているグループ通信サービスに関するグループ通信制御情報を、前記ソースセルを介して前記ユーザ端末に通知する制御部を備える。
第4実施形態に係る基地局は、ターゲットセルに対してユーザ端末のハンドオーバを行うソースセルを管理している基地局である。前記基地局は、前記ユーザ端末が受信に興味を持つグループ通信サービスを示す識別子を含むグループ通信通知を前記ターゲットセルに送信する処理を行う制御部を備える。
第5実施形態に係るネットワーク装置は、SC−PTM伝送及びMBSFN伝送の何れかでグループ通信サービスを提供するネットワークに設けられるネットワーク装置である。前記ネットワーク装置は、前記SC−PTM伝送による特定のグループ通信サービスの提供の有無に関する情報をユーザ端末に通知する制御部を備える。
第5実施形態に係るユーザ端末は、SC−PTM伝送及びMBSFN伝送の何れかでグループ通信サービスが提供されるユーザ端末である。前記ユーザ端末は、前記SC−PTM伝送による特定のグループ通信サービスの提供の有無に関する情報をネットワーク装置から取得する制御部を備える。
第6実施形態に係るマルチキャスト制御装置は、SC−PTM伝送によりグループ通信サービスを提供するソースセルからターゲットセルに対してユーザ端末のハンドオーバを行う場合において、該ハンドオーバに関する通知を前記ソースセル又は前記ターゲットセルから取得する制御部を備える。
第6実施形態において、前記制御部は、前記ターゲットセルに関する情報を含む前記通知を前記ソースセルから取得する。前記制御部は、前記通知に基づいて、前記ターゲットセルにおいて前記SC−PTM伝送又はMBSFN伝送により前記グループ通信サービスを提供するか否かを判断する。
第6実施形態に係る基地局は、SC−PTM伝送によりグループ通信サービスを提供するソースセルを管理している基地局である。前記基地局は、前記ソースセルからターゲットセルに対してユーザ端末のハンドオーバを行う場合において、前記ターゲットセルに関する情報をマルチキャスト制御装置に通知する制御部を備える。
[移動通信システムの概要]
以下において、実施形態に係る移動通信システムであるLTEシステムの概要について説明する。
(システム構成)
図1は、実施形態に係るLTEシステムの構成を示す図である。図2は、実施形態に係るMBMS/eMBMSに係るネットワーク構成を示す図である。
図1に示すように、LTEシステムは、UE(User Equipment)100、E−UTRAN(Evolved−UMTS Terrestrial Radio Access Network)10、及びEPC(Evolved Packet Core)20を備える。
UE100は、ユーザ端末に相当する。UE100は、移動型の通信装置であり、セル(サービングセル)との無線通信を行う。UE100の構成については後述する。
E−UTRAN10は、無線アクセスネットワークに相当する。E−UTRAN10は、eNB200(evolved Node−B)を含む。eNB200は、基地局に相当する。eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。eNB200の構成については後述する。
eNB200は、1又は複数のセルを管理しており、自セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。eNB200は、無線リソース管理(RRM)機能、ユーザデータ(以下、単に「データ」という)のルーティング機能、モビリティ制御・スケジューリングのための測定制御機能等を有する。「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として使用される他に、UE100との無線通信を行う機能を示す用語としても使用される。
EPC20は、コアネットワークに相当する。EPC20は、MME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving−Gateway)300を含む。MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御等を行う。S−GWは、データの転送制御を行う。MME/S−GW300は、S1インターフェイスを介してeNB200と接続される。E−UTRAN10及びEPC20は、LTEシステムのネットワークを構成する。
また、E−UTRAN10は、MCE(Multi−Cell/Multicast Coordinating Entity)11を含む。MCE11は、マルチキャスト制御装置に相当する。MCE11は、M2インターフェイスを介してeNB200と接続され、M3インターフェイスを介してMME300と接続される(図2参照)。MCE11は、MBSFN無線リソース管理・割当等を行う。
EPC20は、MBMS GW(Multimedia Broadcast Multicast Service Gateway)21を含む。MBMS GW21は、M1インターフェイスを介してeNB200と接続され、Smインターフェイスを介してMME300と接続され、SG−mb及びSGi−mbインターフェイスを介してBM−SC22と接続される(図2参照)。MBMS GW21は、eNB200に対してIPマルチキャストのデータ伝送やセッション制御を行う。
また、EPC20は、BM−SC(Broadcast Multicast Service Center)22を含む。BM−SC22は、SG−mb及びSGi−mbインターフェイスを介してMBMS GW21と接続され、SGiインターフェイスを介してP−GW23と接続される(図2参照)。BM−SC22は、主にTMGI(Temporary Mobile Group Identity)の管理・割当等を行う。
さらに、EPC20の外部のネットワーク(すなわち、インターネット)には、GCS AS(Group Communication Service Application Server)31が設けられる。GCS AS31は、グループ通信用のアプリケーションサーバである。GCS AS31は、MB2−U及びMB2−Cインターフェイスを介してBM−SC22と接続され、SGiインターフェイスを介してP−GW23と接続される。GCS AS31は、グループ通信におけるグループの管理やデータ配信(MBMS(マルチキャスト)ベアラを使うか、ユニキャストベアラを使うかの判断も含む)等を行う。
(無線プロトコルの構成)
図3は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。
図3に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルの第1層乃至第3層に区分されており、第1層は物理(PHY)層である。第2層は、MAC(Medium Access Control)層、RLC(Radio Link Control)層、及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol)層を含む。第3層は、RRC(Radio Resource Control)層を含む。
物理層は、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100の物理層とeNB200の物理層との間では、物理チャネルを介してデータ及び制御信号が伝送される。
MAC層は、データの優先制御、HARQ(Hybrid ARQ)による再送処理、及びランダムアクセス手順等を行う。UE100のMAC層とeNB200のMAC層との間では、トランスポートチャネルを介してデータ及び制御信号が伝送される。eNB200のMAC層は、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式(MCS))及びUE100への割当リソースブロックを決定するスケジューラを含む。
RLC層は、MAC層及び物理層の機能を利用してデータを受信側のRLC層に伝送する。UE100のRLC層とeNB200のRLC層との間では、論理チャネルを介してデータ及び制御信号が伝送される。
PDCP層は、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRC層は、制御信号を取り扱う制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRC層とeNB200のRRC層との間では、各種設定のためのメッセージ(RRCメッセージ)が伝送される。RRC層は、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がある場合、UE100はRRCコネクティッドモードであり、そうでない場合、UE100はRRCアイドルモードである。
RRC層の上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)層は、セッション管理及びモビリティ管理等を行う。
(下りリンクのチャネル構成)
図4は、LTEシステムにおける下りリンクのチャネル構成を示す図である。
図4(a)は、論理チャネル(Downlink Logical Channel)とトランポートチャネル(Downlink Transport Channel)との間のマッピングを示す。
図4(a)に示すように、PCCH(Paging Control Channel)は、ページング情報、及びシステム情報変更を通知するための論理チャネルである。PCCHは、トランスポートチャネルであるPCH(Paging Channel)にマッピングされる。
BCCH(Broadcast Control Channel)は、システム情報のための論理チャネルである。BCCHは、トランスポートチャネルであるBCH(Broadcast Control Channel)又はDL−SCH(Downlink Shared Channel)にマッピングされる。
CCCH(Common Control Channel)は、UE100とeNB200との間の送信制御情報のための論理チャネルである。CCCHは、UE100がネットワークとの間でRRC接続を有していない場合に用いられる。CCCHは、DL−SCHにマッピングされる。
DCCH(Dedicated Control Channel)は、UE100とネットワークとの間の個別制御情報を送信するための論理チャネルである。DCCHは、UE100がRRC接続を有する場合に用いられる。DCCHは、DL−SCHにマッピングされる。
DTCH(Dedicated Traffic Channel)は、データの送信のための個別論理チャネルである。DTCHは、DL−SCHにマッピングされる。
MCCH(Multicast Control Channel)は、1対多(マルチキャスト/ブロードキャスト)伝送のための論理チャネルである。MCCHは、ネットワークからUE100へのMTCH用のMBMS制御情報の送信のために用いられる。MCCHは、トランスポートチャネルであるMCH(Multicast Channel)にマッピングされる。
MTCH(Multicast Traffic Channel)は、ネットワークからUE100への1対多(マルチキャスト/ブロードキャスト)のデータ伝送のための論理チャネルである。MTCHは、MCHにマッピングされる。
図4(b)は、トランポートチャネル(Downlink Transport Channel)と物理チャネル(Downlink Physical Channel)との間のマッピングを示す。
図4(b)に示すように、BCHは、PBCH(Physical Broadcast channel)にマッピングされる。
MCHは、PMCH(Physical Multicast Channel)にマッピングされる。MCHは、複数のセルによるMBSFN伝送をサポートする。
PCH及びDL−SCHは、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)にマッピングされる。DL−SCHは、HARQ、リンクアダプテーション、及び動的リソース割当をサポートする。
PDCCHは、PDSCH(DL−SCH、PCH)のリソース割り当て情報及びDL−SCHに関するHARQ情報等を運搬する。また、PDCCHは、上りリンクのスケジューリンググラントを運ぶ。
(無線フレームの構成)
図5は、LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。LTEシステムにおいて、下りリンクにはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)、上りリンクにはSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)がそれぞれ適用される。
図5に示すように、無線フレームは、時間方向に並ぶ10個のサブフレームで構成される。各サブフレームは、時間方向に並ぶ2個のスロットで構成される。各サブフレームの長さは1msであり、各スロットの長さは0.5msである。各サブフレームは、周波数方向に複数個のリソースブロック(RB)を含み、時間方向に複数個のシンボルを含む。各リソースブロックは、周波数方向に複数個のサブキャリアを含む。1つのシンボル及び1つのサブキャリアにより1つのリソースエレメント(RE)が構成される。また、UE100に割り当てられる無線リソース(時間・周波数リソース)のうち、周波数リソースはリソースブロックにより特定でき、時間リソースはサブフレーム(又はスロット)により特定できる。
下りリンクにおいて、各サブフレームの先頭数シンボルの区間は、主に下りリンク制御信号を伝送するためのPDCCHとして使用される領域である。また、各サブフレームの残りの部分は、主に下りリンクデータを伝送するためのPDSCHとして使用できる領域である。また、下りリンクにおいて、MBSFN伝送用のサブフレームであるMBSFNサブフレームが設定され得る。
上りリンクにおいて、各サブフレームにおける周波数方向の両端部は、主に上りリンク制御信号を伝送するためのPUCCHとして使用される領域である。各サブフレームにおける残りの部分は、主に上りリンクデータを伝送するためのPUSCHとして使用できる領域である。
(ユーザ端末の構成)
図6は、実施形態に係るUE100(ユーザ端末)のブロック図である。
図6に示すように、UE100は、受信部110、送信部120、及び制御部130を備える。
受信部110は、制御部130の制御下で各種の受信を行う。受信部110は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部130に出力する。
送信部120は、制御部130の制御下で各種の送信を行う。送信部120は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部130が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
制御部130は、UE100における各種の制御を行う。制御部130は、プロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に使用される情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行うベースバンドプロセッサと、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、を含む。プロセッサは、音声・映像信号の符号化・復号を行うコーデックを含んでもよい。プロセッサは、上述した各種の通信プロトコル及び後述する各種の処理を実行する。
(基地局の構成)
図7は、実施形態に係るeNB200(基地局)のブロック図である。
図7に示すように、eNB200は、送信部210、受信部220、制御部230、及びバックホール通信部240を備える。
送信部210は、制御部230の制御下で各種の送信を行う。送信部210は、アンテナ及び送信機を含む。送信機は、制御部230が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナから送信する。
受信部220は、制御部230の制御下で各種の受信を行う。受信部220は、アンテナ及び受信機を含む。受信機は、アンテナが受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換して制御部230に出力する。
制御部230は、eNB200における各種の制御を行う。制御部230は、プロセッサ及びメモリを含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム、及びプロセッサによる処理に使用される情報を記憶する。プロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号等を行うベースバンドプロセッサと、メモリに記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPU(Central Processing Unit)と、を含む。プロセッサは、上述した各種の通信プロトコル及び後述する各種の処理を実行する。
バックホール通信部240は、X2インターフェイスを介して隣接eNBと接続され、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。バックホール通信部240は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信等に使用される。
(SC−PTM伝送の一例)
図8は、実施形態に係るSC−PTM伝送の一例を説明するための図である。ここでは、eNB200における処理について主として説明する。実施形態に係るeNB200は、SC−PTM伝送によりグループ通信サービス(マルチキャストサービス)を提供する。
図8に示すように、eNB200の制御部230(例えばRRC層)は、DL−SCHにマッピングされる新たな論理チャネルであるGCCH(Group Contol Channel)を介して、SC−PTM伝送の設定に関するSC−PTM設定情報を送信する処理を行う。SC−PTM設定情報の詳細については後述する。
また、eNB200の制御部230(例えばRRC層)は、GCCHの設定に関するGCCH設定情報を、BCCHを介して送信する処理を行う。GCCH設定情報の詳細については後述する。
また、SC−PTM伝送が適用されるMBMSベアラは、グループ通信サービス(MBMSサービス)を示すTMGI(Temporary Mobile Group Identity)と対応付けられている。ここで、MBMSベアラは、UE100とBM−SC22との間に確立される、ブロードキャスト/マルチキャスト用のベアラである。例えば、あるMBMSサービスに対して、MBMS GW21とeNB200との間にはIPマルチキャストベアラが確立され、eNB200とUE100との間にはMBMS PTM radio bearerが確立される。
SC−PTM伝送が適用されるMBMSベアラは、RLC層においてセグメンテーションが施された後、論理チャネルであるMTCHにマッピングされる。なお、SC−PTM伝送には、RLC層においてUM(Unacknowledged Mode)が適用され、ARQ処理が施されなくてもよい。MTCHは、TMGIごとに存在する。すなわち、TMGIは、論理チャネルの識別子であるLCIDと対応付けられる。
ユニキャスト伝送が適用されるEPS(Evolved Packet System)ベアラは、PDCP層においてROHC処理及びSecurity処理が施され、かつRLC層においてセグメンテーション及びARQ処理が施された後、論理チャネルであるDTCHにマッピングされる。ここで、EPSベアラは、UE100とP−GW23との間に確立される、ユニキャスト用のベアラである。
eNB200の制御部230(MAC層)は、MTCH、DTCH、CCCH、GCCH、BCCH、PCCHの各論理チャネルについて、ユニキャスト/SC−PTMスケジューリング及び優先制御(Priority Handling)を行う。また、eNB200の制御部230(MAC層)は、MTCH及びDTCHを多重化(Multiplexing)し、HARQ処理を施した後、各コンポーネントキャリア(CC)のDL−SCHにマッピングする。
さらに、eNB200は、MBSFN伝送によりブロードキャスト/グループ通信サービスを提供してもよい。eNB200の制御部230(MAC層)は、MCCH及びMTCHについて、MCE11から受信したMBMSスケジューリング情報を参照してMBMSスケジューリングを行った後、多重化(Multiplexing)し、MCHにマッピングする。
図9は、実施形態に係るSC−PTM制御プロシージャの一例を示すシーケンス図である。
図9に示すように、ステップ1において、eNB200、MCE11、又はGCS AS31は、SC−PTM伝送によりMBMSサービス(グループ通信サービス)を提供すると判断する。或いは、当該判断をMME300又はBM SC22が行ってもよい。
ステップ2において、eNB200は、MBMSサービスに対応するTMGIにG−RNTI(Group−Radio Network Temporary Identifier)を割り当てる。
ステップ3において、eNB200は、GCCHに関するGCCH設定情報を、BCCHを介して送信する。具体的には、eNB200は、SIB(System Information Block)タイプ13又は新たなSIBにより、GCCH設定情報を送信する。
GCCH設定情報は、自セルでSC−PTM伝送により提供中の全てのグループ通信サービスのTMGI(TMGIs currently provided over SC−PTM)を含んでもよい。これにより、GCCH設定情報を受信したUE100は、自身が興味を持つTMGIがGCCH設定情報に含まれている場合に、GCCHを受信すると判断することができる。
また、GCCH設定情報は、「GCCH occasions」を含む。「GCCH occasions」は、GCCHの送信が行われる可能性のあるサブフレームを示す情報(Subframes scheduled to GCCH)を含む。これにより、GCCH設定情報を受信したUE100は、GCCHを受信すると判断した場合に、GCCHを適切に受信することができる。
また、「GCCH occasion」は、GCCH(SC−PTM設定情報)が変更されない期間を示す修正期間(Modification period)と、「Modification period」内で同一のGCCH(SC−PTM設定情報)が繰り返し送信される周期を示す繰り返し周期(Repetition period)と、を含む。これにより、GCCH設定情報を受信したUE100は、不要なGCCHの監視を省略することができるため、消費電力を削減することができる。
eNB200は、「Modification period」内において、SC−PTMベアラを変更せずに維持することが好ましい。SC−PTMベアラとは、SC−PTM伝送が適用されるMBMSベアラ(又は無線ベアラ)である。
ステップ4において、eNB200は、「Modification period」及び「Repetition period」(及び/又は「GCCH occasions」)に従って、GCCHのスケジューリングを行う。
ステップ5において、eNB200は、「GCCH occasions」(具体的には、GCCHの送信が行われる可能性のあるサブフレーム)内において、SC−PTM設定情報を送信するための第1のリソース割当情報(DCI:Downlink Contol Information)を、PDCCHを介して送信する。第1のリソース割当情報は、当該サブフレーム内のPDSCHについての割当リソースブロックを示す情報等を含む。
第1のリソース割当情報の送信には、複数のマルチキャストグループに共通のRNTI(GCCH−RNTI)が適用される。具体的には、PDCCHは、GCCH−RNTIを使用してスクランブル/マスクされる。「GCCH−RNTI」は、UE100に事前設定されたRNTIであってもよいし、eNB200がUE100に設定してもよい。或いは、第1のリソース割当情報の送信には、マルチキャストグループに固有のRNTI(G−RNTI)が適用されてもよい。
ステップ6において、eNB200は、GCCHを介して、SC−PTM伝送の設定に関するSC−PTM設定情報を送信する。上述したように、GCCHは、PDSCH(DL−SCH)にマッピングされている。
SC−PTM設定情報は、MBMSサービス(グループ通信サービス)を示すTMGIと当該MBMSサービスの提供に使用されるG−RNTI(Group−Radio Network Temporary Identifier)との間の対応関係(mapping)を示す情報を含む。これにより、SC−PTM設定情報を受信したUE100は、自身が興味を持つTMGIに対して割り当てられたG−RNTIを把握することができる。
また、SC−PTM設定情報は、MBMSサービス(グループ通信サービス)を示すTMGIと当該MBMSサービスの提供に使用される論理チャネルの識別子(LCID)との間の対応関係(mapping)を示す情報を含む。これにより、SC−PTM設定情報を受信したUE100は、自身が興味を持つTMGIに対して割り当てられたLCIDを把握することができる。
さらに、SC−PTM設定情報は、「SC−PTM occasions」を含む。「SC−PTM occasions」は、SC−PTM伝送によりマルチキャストデータ(SC−PTMデータ)が送信される可能性のあるサブフレームを示す情報(Subframes scheduled to SC−PTM)を含む。これにより、SC−PTM設定情報を受信したUE100は、SC−PTMデータを受信するべきタイミング(サブフレーム)を把握することができる。
なお、SC−PTM伝送にSPS(Semi−Persistent Scheduling)が適用される場合において、SC−PTM設定情報は、SPSの設定情報(SPS Config.)を含んでもよい。「SPS Config.」は、SPS周期(semiPersistSchedInterval)及びSPS C−RNTI等を含む。
ステップ7において、SC−PTM設定情報(GCCH)を受信したUE100は、SIB更新が行われない限り、GCCH設定情報(SIB13又は新たなSIB)を受信しなくてもよい。また、UE100は、「Modification period」内でSC−PTM設定情報(GCCH)を一旦受信すれば、当該「Modification period」内でGCCHを監視しなくてもよい。
ステップ8において、eNB200は、SC−PTMのスケジューリングを行う。
ステップ9において、eNB200は、「SC−PTM occasions」(SC−PTMデータの送信が行われる可能性のあるサブフレーム)内において、特定のサービス(TMGI)に対応するSC−PTMデータを送信するための第2のリソース割当情報(DCI)を、PDCCHを介して送信する。第2のリソース割当情報は、SC−PTMデータの送信に使用される割当リソース(及びMCS)を示す情報等を含む。
第2のリソース割当情報の送信には、マルチキャストグループごとに異なるG−RNTIが適用される。具体的には、当該PDCCHは、当該特定のサービス(TMGI)に対応するG−RNTIを使用してスクランブル/マスクされる。
また、eNB200は、G−RNTIを適用して送信する第2のリソース割当情報を、PDCCH内のグループサーチスペースに配置してもよい。グループサーチスペースは、共通サーチスペース及びUE固有サーチスペースとは異なる新たなサーチスペースである。当該特定のサービス(TMGI)に対応するSC−PTMデータを受信しようとするUE100は、当該グループサーチスペース内でG−RNTIによるブラインドデコーディングを行う。
ステップ10において、eNB200は、PDSCH(DL−SCH)を介して、当該特定のサービス(TMGI)に対応するSC−PTMデータを送信する。
[第1実施形態]
以下において、第1実施形態について説明する。第1実施形態においては、RRCコネクティッドモードのUE100だけではなく、RRCアイドルモードのUE100もSC−PTM伝送を受信可能であると想定する。
(セル再選択の概要)
第1実施形態に係るUE100は、RRCアイドルモードにおいてセル再選択を行う。具体的には、UE100は、異なる周波数で運用される複数のセルの中からサービングセルとして用いる対象セルを選択する。UE100は、開始条件が満たされた場合に、現在のサービングセルに隣接する隣接セルの品質を測定し、選択条件を満たすセルの中からサービングセルとして用いる対象セルを選択する。
第1に、開始条件は、以下に示す通りである。
(A1)現在のサービングセルの周波数の優先度よりも高い優先度を有する周波数
−UE100は、高い優先度を有する周波数の品質を常に測定する。
(A2)現在のサービングセルの周波数の優先度と等しい優先度又は低い優先度を有する周波数
−UE100は、現在のサービングセルの品質が所定閾値を下回った場合に、等しい優先度又は低い優先度を有する周波数の品質を測定する。
第2に、選択条件は、以下に示す通りである。
(B1)隣接セルの周波数の優先度が現在のサービングセルの優先度よりも高い
−UE100は、所定期間(TreselectionRAT)に亘ってSqual>ThreshX,HighQの関係を満たすセル、若しくは、所定期間(TreselectionRAT)に亘ってSrxlev>ThreshX,HighPの関係を満たすセルを対象セルとして選択する。このようなケースにおいて、隣接セルが満たすべき基準を“S−criteria”と称することもある。
但し、Squalは、セル選択品質レベルを表しており、Squal=Qqualmeas−(Qqualmin+Qqualminoffset)−Qoffsettempによって算出される。Qqualmeasは、隣接セルの品質レベル(RSRQ)であり、Qqualminは、最小要求品質レベルであり、Qqualminoffsetは、隣接セルに定常的に適用される所定オフセットであり、Qoffsettempは、隣接セルに一時的に適用されるオフセットである。ThreshX,HighQは、所定閾値である。
また、Srxlevは、セル選択受信レベルを表しており、Srxlev=Qrxlevmeas−(Qrxlevmin+Qrxlevminoffset)−Pcompensation−Qoffsettempによって算出される。Qrxlevmeasは、隣接セルの受信レベル(RSRP)であり、Qrxlevminは、最小要求受信レベルであり、Qrxlevminoffsetは、隣接セルに定常的に適用される所定オフセットであり、Pcompensationは、アップリンクの能力に関するパラメータであり、Qoffsettempは、隣接セルに一時的に適用されるオフセットである。ThreshX,HighPは、所定閾値である。
(B2)隣接セルの周波数の優先度が現在のサービングセルの優先度と同じである
−UE100は、現在のサービングセルのランキングRs及び隣接セルのランキングRnを算出するとともに、所定期間(TreselectionRAT)に亘ってRsよりも高いランキングRnを有するセルを対象セルとして選択する。このようなケースにおいて、隣接セルが満たすべき基準を“R−criteria”と称することもある。
但し、Rsは、Rs=Qmeas,s+QHyst−Qoffsettempによって算出される。Rnは、Rn=Qmeas,n−Qoffset−Qoffsettempによって算出される。Qmeas,sは、現在のサービングセルの受信レベル(RSRP)であり、Qmeas,nは、隣接セルの受信レベル(RSRP)である。QHystは、現在のサービングセルが対象セルとして再選択されやすくするためのヒステリシス値である。Qoffsettempは、現在のサービングセル及び隣接セルに一時的に適用されるオフセットである。
(B3)隣接セルの周波数の優先度が現在のサービングセルの優先度よりも低い
−UE100は、所定期間(TreselectionRAT)に亘ってSqual<ThreshServing,LowQが満たされる、若しくは、所定期間(TreselectionRAT)に亘ってSrxlev<ThreshServing,LowPが満たされるという前提下において、上述した(B1)と同様の手法によって隣接セルの中から対象セルを選択する。
但し、ThreshServing,LowQ及びThreshServing,LowPは、ThreshX,HighQ及びThreshX,HighPと同様に、所定閾値である。
なお、対象セルの選択で用いる各種パラメータは、eNB200から報知されるシステム情報(SIB;System Information Block)に含まれる。各種パラメータは、周波数の優先度(cellReselectionPriority)、所定期間(TreselectionRAT)、各種オフセット(Qqualminoffset、Qrxlevminoffset、Qoffsettemp、QHyst、Qoffset)、各種閾値(ThreshX,HighQ、ThreshX,HighP、ThreshServing,LowQ、ThreshServing,LowP)を含む。
(第1実施形態に係る動作)
図10は、第1実施形態に係るUE100の動作を示す図である。
図10に示すように、ステップS101において、UE100は、SC−PTM伝送により一の周波数(SC−PTM周波数)において提供されるグループ通信サービスの受信に興味を持つか否かを判断する。「グループ通信サービスの受信に興味を持つ」とは、グループ通信サービスを実際に受信している場合に限らず、グループ通信サービスを受信しておらず当該受信を希望する場合も含み得る。グループ通信サービスの受信に興味を持つか否かは、例えば上位層(アプリケーション層等)からの指示に応じて定められる。UE100は、第2実施形態において説明する隣接セルSC−PTM情報に基づいてSC−PTM周波数を特定してもよい。
グループ通信サービスの受信に興味を持たない場合(ステップS101:NO)、ステップS103において、UE100は、上述したセル再選択プロシージャを行う。
一方、グループ通信サービスの受信に興味を持つ場合(ステップS101:YES)、ステップS102において、UE100は、当該一の周波数(SC−PTM周波数)の優先度を最高優先度に設定する。そして、UE100は、上述したセル再選択プロシージャを行う(ステップS103)。
或いは、ステップS102において、UE100は、通常のユニキャストデータ通信よりも、SC−PTM受信を優先する場合に、当該一の周波数を最高優先度に設定してもよい。また、UE100は、興味のあるTMGIに対応するSC−PTM周波数を最高優先度に設定してもよい。
ステップS102において、UE100は、SC−PTM提供セル(周波数)に対しては、「特別なセル再選択パラメータ」を適用して、セル再選択プロシージャを実行してもよい。ここで、「特別なセル再選択パラメータ」とは、SC−PTM送信のMCS(≒正常受信SINR)を考慮したRSRQ(及びRSRP)の基準(S−criteriaやR−criteriaのOffset等)である。当該特別なセル再選択パラメータは基地局から報知されていてもよい。このセル再選択基準を適用することで、ある一定の受信品質を担保できる。
このように、UE100は、SC−PTM伝送により一の周波数(SC−PTM周波数)において提供されるグループ通信サービスの受信に興味を持つ場合において、当該一の周波数(SC−PTM周波数)に属するセルをセル再選択時に優先的に選択する。従って、SC−PTM伝送により提供されるグループ通信サービスをRRCアイドルモードにおいて継続的に受信することができる。
[第1実施形態の変更例]
第1実施形態においては、UE100がMBSFN伝送により提供されるグループ通信サービスにも興味を持つ場合を想定していなかった。しかしながら、異なる周波数において同一のグループ通信サービス(同一のTMGI)がSC−PTM伝送及びMBSFN伝送で提供される場合には、SC−PTM伝送の周波数(SC−PTM周波数)及びMBSFN伝送の周波数(MBSFN周波数)のうち何れを優先するかが問題となる。
本変更例において、UE100は、SC−PTM伝送及びMBSFN伝送により同一のグループ通信サービスが異なる周波数において提供されている場合に、セル再選択時にSC−PTM周波数及びMBSFN周波数の何れを優先するかを判断する。
グループ通信サービスが基本的にMBSFN伝送により提供されると想定すると、同一のグループ通信サービスがSC−PTM伝送及びMBSFN伝送で提供されるということは、MBSFN周波数が混雑しており、SC−PTM伝送に切り替えつつある状態であるとみなすことができる。よって、UE100がSC−PTM伝送及びMBSFN伝送の両方に興味を持つ場合には、MBSFN伝送(MBSFN周波数)よりもSC−PTM伝送(SC−PTM周波数)の優先度を高くすることが好ましい。或いは、グループ通信サービスが基本的にSC−PTM伝送により提供されると想定すると、上記とは逆に、SC−PTM伝送(SC−PTM周波数)よりもMBSFN伝送(MBSFN周波数)の優先度を高くしてもよい。このようなポリシー(グループ通信サービスが基本的にMBSFN伝送によって提供されるか、SC−PTM伝送で提供されるか、のネットワーク運用ポリシー)は、ネットワーク(eNB200、MME300、BM−SC22、GCS−AS31)からUE100に提供されてもよい。
或いは、UE100は、第5実施形態において説明する「SC−PTM Availability Information」に基づいて、SC−PTM伝送及びMBSFN伝送のうちサービス提供が継続される方を判断し、サービス提供が継続される周波数の優先度を高くすると判断する。
[第2実施形態]
第2実施形態について、第1実施形態との相違点を主として説明する。図11は、第2実施形態に係る動作を示す図である。UE100は、eNB200のセル(サービングセル)においてRRCコネクティッドモード又はRRCアイドルモードにある。
図11に示すように、ステップS201において、eNB200は、隣接セルにおいてSC−PTM伝送により提供されているグループ通信サービスに関する情報(隣接セルSC−PTM情報)を含むシステム情報(SIB)を、自セルにおいて報知(ブロードキャスト)する。
当該隣接セルは、eNB200が管理するセルであってもよいし、他のeNBが管理するセルであってもよい。隣接セルを他のeNBが管理している場合、eNB200は、当該隣接セルにおいてSC−PTM伝送により提供されているグループ通信サービスに関する情報を当該他のeNB(若しくはMCE11)から取得してもよい。
システム情報(SIB)は、BCCH上で送信される。システム情報(SIB)に含まれる隣接セルSC−PTM情報は、グループ通信サービスを示す識別子(TMGI)、隣接セルの識別子(セル識別子)、隣接セルが属する周波数を示す情報のうち、少なくとも1つを含む。
サービングセルからシステム情報(SIB)を受信したUE100は、システム情報(SIB)に含まれる隣接セルSC−PTM情報に基づいて、隣接セルにおいてSC−PTM伝送により提供されているグループ通信サービスについて把握することができる。
[第3実施形態]
第3実施形態について、第1実施形態及び第2実施形態との相違点を主として説明する。図12は、第3実施形態に係る動作を示す図である。
図12に示すように、ステップS301において、UE100は、自身が受信に興味を持つグループ通信サービスを示す識別子(TMGI)を含むグループ通信通知(GC Indication)をeNB200に送信する。「GC Indication」は、RRCメッセージの一種である。UE100は、自身が受信に興味を持つグループ通信サービスが変化したことに応じて、「GC Indication」を送信してもよい。或いは、UE100は、グループ通信サービスに対する自身の興味が変化した(興味を持った又は興味がなくなった)場合、「GC Indication」を送信してもよい。或いは、UE100は、セルからの問い合わせに応じて「GC Indication」を送信してもよい。
UE100は、eNB200から受信する隣接セルSC−PTM情報(第2実施形態参照)に基づいて、「GC Indication」をeNB200に送信してもよい。例えば、UE100は、自身が受信に興味を持つグループ通信サービスが隣接セルにおいて提供されていると判断した場合に、「GC Indication」をeNB200(サービングセル)に送信してもよい。この場合、eNB200は、当該サービングセルから当該隣接セルに対してUE100のハンドオーバを行ってもよい。
UE100は、SC−PTM伝送の受信及びユニキャスト伝送の受信の何れを優先するかを示す情報を「GC Indication」に含めてもよい。例えば、UE100は、自身が受信に興味を持つグループ通信サービスの受信を、ユニキャストベアラの受信よりも優先する場合に、SC−PTM受信を優先することを示す情報を「GC Indication」に含める。これにより、eNB200は、SC−PTM受信の優先度を把握することができる。なお、UE100は、何らかの理由(例えば、ユニキャストを使うアプリケーションが立ち上がった等)により優先度が変わった際に、「GC Indication」を送信してもよい。
[第3実施形態の変更例]
第3実施形態においては、既存のRRCメッセージであるMBMS興味通知(MBMS Interest Indication)について考慮していなかった。「MBMS Interest Indication」には、UE100がMBMS受信に興味を持つMBMS周波数を示す情報と、ユニキャスト受信よりもMBMS受信を優先することを示す情報と、を含めることが可能である。例えば、eNB200は、「MBMS Interest Indication」に基づいて、RRCコネクティッドモードのUE100が現在の周波数でMBMS受信に興味を持つのであれば、別の周波数へはハンドオーバせず、別の周波数で提供されるMBMSに興味を持つのであれば、当該別の周波数にハンドオーバさせるといった制御を行う。
UE100は、接続確立の成功、サービスエリアからの離脱/移行、セッション開始/終了、興味の変化、MBMSとユニキャストとの間の優先度の変化、SIB15をブロードキャストするPCellの変化等に応じて、「MBMS Interest Indication」を送信し得る。
しかしながら、異なる周波数において同一のグループ通信サービス(同一のTMGI)がSC−PTM伝送及びMBSFN伝送で提供される場合には、「GC Indication」を送信する条件及び「MBMS Interest Indication」を送信する条件の両方が満たされる場合が生じ得る。
上述したように、グループ通信サービスが基本的にMBSFN伝送により提供されると想定すると、同一のグループ通信サービスがSC−PTM伝送及びMBSFN伝送で提供されるということは、MBSFN周波数が混雑しており、SC−PTM伝送に切り替えつつある状態であるとみなすことができる。
よって、「GC Indication」を送信する条件及び「MBMS Interest Indication」を送信する条件の両方が満たされる場合には、UE100は、「GC Indication」の送信を優先することが好ましい。例えば、UE100は、「MBMS Interest Indication」を送信する条件が満たされた場合であっても、「GC Indication」を送信する条件が満たされていれば、「MBMS Interest Indication」を送信せずに、「GC Indication」を送信する。
或いは、グループ通信サービスが基本的にSC−PTM伝送により提供されると想定すると、上記とは逆に、UE100は、「MBMS Interest Indication」の送信を優先することが好ましい。このようなポリシー(グループ通信サービスが基本的にMBSFN伝送によって提供されるか、SC−PTM伝送で提供されるか、のネットワーク運用ポリシー)は、ネットワーク(eNB200、MME300、BM−SC22、GCS−AS31)からUE100に提供されてもよい。
[第4実施形態]
第4実施形態について、第1実施形態乃至第3実施形態との相違点を主として説明する。図13は、第4実施形態に係る動作を示す図である。第4実施形態においては、UE100がeNB200−1(ソースセル)からeNB200−2(ターゲットセル)へのハンドオーバを行う場合を想定する。
図13に示すように、ステップS401において、UE100は、「GC Indication」をeNB200−1に送信する。ここでは、UE100が特定のグループ通信サービス(TMGI)の受信に興味を持つと仮定している。具体的には、UE100は、eNB200−1のセルにおいて、SC−PTM伝送(又はMBSFN伝送)によるグループ通信サービスを受信している。
ステップS402において、UE100は、測定報告(Measurement Report)をeNB200−1に送信する。eNB200−1は、「Measurement Report」に基づいて、eNB200−2(ターゲットセル)へのUE100のハンドオーバを決定する。
ステップS403において、eNB200−1は、ハンドオーバ要求(Handover Request)メッセージをeNB200−2(ターゲットセル)に送信する。eNB200−1は、UE100が受信に興味を持つグループ通信サービスを示す識別子(TMGI)を含む「GC Indication」を「Handover Request」メッセージに含める。例えば、eNB200−1は、「Handover Request」メッセージ中のUEコンテキスト情報の一部として「GC Indication」を含める。
ここでは、eNB200−2(ターゲットセル)が、UE100が受信に興味を持つグループ通信サービスをSC−PTM伝送により提供していると仮定する。或いは、eNB200−2(ターゲットセル)は、UE100が受信に興味を持つグループ通信サービスをMBSFN伝送により提供していてもよい。
ステップS404において、eNB200−2(ターゲットセル)は、「Handover Request」メッセージを承認すると判断し、ハンドオーバ要求承認(Handover Request Acknowledge)メッセージをeNB200−1(ソースセル)に送信する。「Handover Request Acknowledge」メッセージは、UE100に透過的に送信されるRRCコンテナ(transparent container)に相当するハンドオーバ指令(Handover Command)を含む。
eNB200−2は、UE100が受信に興味を持つグループ通信サービスを自セル(ターゲットセル)において提供している場合に、当該グループ通信サービスに関するグループ通信制御情報(GC related control inoformation)を「Handover Command」に含める。
当該グループ通信サービスをターゲットセルがSC−PTM伝送により提供している場合、「GC related control inoformation」は、UE100がハンドオーバ実行後にターゲットセルからSC−PTM伝送を受信するための情報を含む。このような情報は、例えば、ターゲットセルのGCCHに含まれる情報(SC−PTM設定情報)、当該GCCHに関するGCCH設定情報(SIB)のうち少なくとも1つである。
当該グループ通信サービスをターゲットセルがMBSFN伝送により提供している場合、「GC related control inoformation」は、UE100がハンドオーバ実行後にターゲットセルからMBSFN伝送を受信するための情報を含む。このような情報は、例えば、ターゲットセルのSIB13に含まれる情報、ターゲットセルのMCCHに含まれる情報のうち少なくとも1つである。
ステップS405において、eNB200−1は、「Handover Request」メッセージの受信に応じて、「Handover Command」を含む「RRC Connection Reconfiguration」メッセージをUE100に送信する。「Handover Command」は、「GC related control inoformation」を含む。UE100は、「RRC Connection Reconfiguration」メッセージを受信する。
ステップS406において、UE100は、eNB200−1(ソースセル)からeNB200−2(ターゲットセル)へのハンドオーバを実行する。
このように、UE100は、ターゲットセルが提供しているグループ通信サービスに関する「GC related control inoformation」を、ハンドオーバ実行前にソースセルを介してターゲットセルから取得する。これにより、UE100は、ハンドオーバ実行後に、自身が受信に興味を持つグループ通信サービスをeNB200−2(ターゲットセル)から円滑に受信することができる。
[第4実施形態の変更例1]
上述した第4実施形態において、UE100が受信に興味を持つグループ通信サービスをターゲットセルが提供していない場合を考慮していなかった。
しかしながら、eNB200−2(ターゲットセル)は、UE100が受信に興味を持つグループ通信サービスがターゲットセルにおいて提供されないと判断した場合において、eNB200−1(ソースセル)を介してUE100に否定応答を通知してもよい。例えば、eNB200−2(ターゲットセル)は、UE100が受信に興味を持つグループ通信サービスが提供されないことを示す情報を「Handover Command」に含める。
これにより、UE100は、グループ通信サービスに属するデータを受信するためにユニキャスト伝送に切り替えると判断し、GGS AS31に対してユニキャストベアラ(EPSベアラ)の確立を要求してもよい。これにより、UE100は、グループ通信サービスの受信を継続することができる。
[第4実施形態の変更例2]
上述した第4実施形態において、「MBMS Interest Indication」について特に考慮していなかった。現行の仕様上、「MBMS Interest Indication」は、「Handover Request」メッセージ中のUEコンテキスト情報に含まれている。
このため、UE100から「GC Indication」及び「MBMS Interest Indication」の両方を受信したeNB200−2(ターゲットセル)は、「GC Indication」及び「MBMS Interest Indication」の両方を「Handover Request」メッセージに含めてもよい。
また、「GC Indication」及び「MBMS Interest Indication」の両方を含む「Handover Request」メッセージを受信したeNB200−2(ターゲットセル)は、「GC Indication」及び「MBMS Interest Indication」の両方を考慮して、UE100が受信に興味を持つグループ通信サービス(又はMBMS周波数)を判断してもよい。
そして、eNB200−2(ターゲットセル)は、「GC Indication」及び「MBMS Interest Indication」の両方を考慮して、UE100にグループ通信サービスを提供することができないと判断した場合に、eNB200−1(ソースセル)を介してUE100に否定応答を通知してもよい。
[第4実施形態の変更例3]
図14は、第4実施形態の変更例3を示す図である。
図14に示すように、ステップS451において、UE100は、eNB200−1(ソースセル)を介さずに、eNB200−2(ターゲットセル)から直接的に「GC related control inoformation」を取得する。
例えば、UE100は、eNB200−1(ソースセル)に在圏中に、eNB200−2(ターゲットセル)から送信されるSIB等を受信することにより、eNB200−2(ターゲットセル)から直接的に「GC related control inoformation」を取得する。
そして、ハンドオーバ実行(ステップS452)の後、ステップS451において取得した「GC related control inoformation」に基づいてグループ通信サービスを受信する。
[第5実施形態]
第5実施形態について、第1実施形態乃至第4実施形態との相違点を主として説明する。図15は、第5実施形態に係る動作を示す図である。
図15に示すように、ステップS501において、ネットワーク装置(eNB200又はGGS AS31等)は、SC−PTM伝送による特定のグループ通信サービスの提供の有無に関する情報(SC−PTM Availability Information)をUE100に通知する。UE100は、「SC−PTM Availability Information」に基づいて、特定のグループ通信サービスに属するデータを、SC−PTM伝送、MBSFN伝送、及びユニキャスト伝送の何れで受信するべきかを判断する。
「SC−PTM Availability Information」は、UE100が受信に興味を持つ特定のグループ通信サービス(TMGI)がSC−PTM伝送により提供されているか又はMBSFN伝送により提供されているかを示す情報である。この場合、ネットワーク装置は、「GC Indication」等に基づいて、UE100が受信に興味を持つ特定のグループ通信サービスを把握している必要がある。
「SC−PTM Availability Information」は、セル単位でUE100に通知されてもよい。この場合、UE100は、サービングセル(又は隣接セル)において、特定のグループ通信サービスがSC−PTM伝送により提供されているか又はMBSFN伝送により提供されているかを把握することができる。
UE100は、特定のグループ通信サービスがSC−PTM伝送及びMBSFN伝送の何れでも提供されていない場合に、当該特定のグループ通信サービスに属するデータを受信するためにユニキャストベアラ(EPSベアラ)を確立する処理を行ってもよい。
或いは、「SC−PTM Availability Information」は、SC−PTM伝送による特定のグループ通信サービスの提供がいつ終了するかを示す情報である。当該情報は、特定のグループ通信サービスの提供終了時刻を示す情報であってもよいし、特定のグループ通信サービスの提供終了までの時間を示す情報であってもよい。
SC−PTM伝送が終了する場合であっても、特定のグループ通信サービスがMBSFN伝送又はユニキャスト伝送により提供され得る。よって、UE100は、SC−PTM伝送が終了する前に、MBSFN伝送又はユニキャスト伝送に切り替えることにより、特定のグループ通信サービスを継続的に受信することができる。
また、「SC−PTM Availability Information」は、MBSFN伝送による特定のグループ通信サービスの提供がいつ終了するかを示す情報を含んでもよい。
[第6実施形態]
第6実施形態について、第1実施形態乃至第5実施形態との相違点を主として説明する。図16は、第6実施形態に係る動作を示す図である。
ステップS601において、UE100は、「GC Indication」をeNB200−1に送信する。ここでは、UE100が特定のグループ通信サービス(TMGI)の受信に興味を持つと仮定している。具体的には、UE100は、eNB200−1のセルにおいて、SC−PTM伝送(又はMBSFN伝送)によるグループ通信サービスを受信している。
ステップS602において、UE100は、測定報告(Measurement Report)をeNB200−1に送信する。eNB200−1は、「Measurement Report」に基づいて、eNB200−2(ターゲットセル)へのUE100のハンドオーバを決定する。
ステップS603において、eNB200−1(ソースセル)及びeNB200−2(ターゲットセル)は、ハンドオーバ準備を行う。具体的には、「Handover Request」メッセージ及び「Handover Request Acknowledge」メッセージを送受信する。ここで、「Handover Request」メッセージは、「GC Indication」を含んでもよい。
ステップS604において、eNB200−1(ソースセル)は、ターゲットセルに関する情報を含む通知(Handover Notification)をMCE11(マルチキャスト制御装置)に通知する。ターゲットセルに関する情報とは、例えばターゲットセルのセルIDである。「Handover Notification」は、UE100が受信に興味を持つグループ通信サービスのTMGIを含んでもよい。或いは、eNB200−1(ソースセル)に代わって、eNB200−2(ターゲットセル)が「Handover Notification」をMCE11に提供してもよい。
MCE11は、「Handover Notification」に基づいて、ターゲットセルにおいてSC−PTM伝送又はMBSFN伝送によりグループ通信サービスを提供するか否かを判断する。例えば、ターゲットセルがSC−PTM伝送をサポートしていない場合、MCE11は、UE100が受信に興味を持つグループ通信サービスをターゲットセルにおいてMBSFN伝送により提供すると判断してもよい。或いは、ターゲットセルがSC−PTM伝送をサポートしている場合、MCE11は、UE100が受信に興味を持つグループ通信サービスをターゲットセルにおいてSC−PTM伝送により提供すると判断してもよい。そして、MCE11は、UE100が受信に興味を持つグループ通信サービスをターゲットセルが提供するための制御を行う。
ステップS606において、UE100は、eNB200−1(ソースセル)からeNB200−2(ターゲットセル)へのハンドオーバを実行する。UE100は、ハンドオーバ実行後に、ターゲットセルからグループ通信サービスを受信することができる。
[その他の実施形態]
上述した第1実施形態乃至第6実施形態は、別個独立して実施してもよいし、2以上の実施形態を組み合わせて実施してもよい。
上述した各実施形態において、移動通信システムとしてLTEシステムを例示し、WWAN通信としてLTE通信を例示した。しかしながら、本発明はLTEシステムに限定されない。LTEシステム以外の移動通信システムに本発明を適用してもよい。
[付記]
(導入)
GC eMBMS検討の一部として、混雑状況を解決するために、MBMSとユニキャストとの間のサービス継続性のための手順がドキュメントされ、更に、サスペンションをサポートする、MSIにおける強化がドキュメントされる。SC−PTM送信の導入について、以下がその1つの目的である。
以下の面において調査されるべきである。
(a)UEが、ユーザグループ(すなわち、特定のサービス/コンテンツに共通の興味を持つUE)に意図するPDSCHを介してDLマルチキャストを受信するための方法
(b)単一セルPTM送信について、HARQフィードバック及びCSIレポートがまだ必要であるか否か、そうであれば可能な解決策を確認する。
(c)サービス継続性の面
従って、MBMS、SC−PTM、及びユニキャストの間のサービス継続性をどのように、特にモビリティの観点から、実施するかを理解することが必要である。これは本付記の対象である。
(サービス継続性についてのモビリティの考慮事項)
興味のあるGCサービスをUEに提供するために、SC−PTM、MBSFN又はユニキャスを使用すべきか否かをどのエンティティで決定すべきかをまだ決定すべきであるが、3種類の送信の全てが可能であることを仮定してもよく、これらの送信の間のサービス継続性を明確にする必要がある。モビリティシナリオの3種類は、以下に描かれ、アイドルのUEとコネクティッドのUEとの両方に適用可能である。
(シナリオ1:SC−PTM←→ユニキャスト)
(シナリオ2:SC−PTM←→SC−PTM)
(シナリオ3:SC−PTMからMBSFNへ)
(アイドルモードにおけるモビリティ)
MBMSが既にアイドルのUEのためにサポートされているので、アイドルUEのためにSC−PTMをサポートしない決定的な理由がない。(本研究において、アイドル及びコネクティッドモードサポートがカバーされる。)
従って、アイドルUEのために上記3シナリオの全てを考慮すべきである。
シナリオの詳細を考慮する前に、GCサービスに興味を持つUEが、再選択のためにSC−PTM周波数に優先度を付けることを可能にするか否かを検討すべきである。
提案1:アイドルUEが、興味のあるGCサービスを受信するために、SC−PTM周波数に優先度を付けることを可能にするかを考慮すべきである。
(シナリオ1&シナリオ2:SC−PTM→SC−PTM/Unicast)
考慮する唯一のサブシナリオは、UEが、興味のあるGCサービスのためにSC−PTMを既に受信している、かつ、UEが、SC−PTMを提供できる隣接セルを再選択する場合の状況である。SC−PTMが隣接セルにおいて提供されていない場合に備えて、ユニキャスト配信を介して興味サービスを受信するために、UEがコネクティッドモードに遷移しなければならないことが予想される。メイク・ビフォア・ブレークのサービスの受信をサポートするために、UEは、興味サービスが既に隣接セルによって提供されるかを決定するための手段を有するべきである。MBSFNの状況と違って、SC−PTM送信がセルベースによってセルで決定されるので、隣接セルが同じMBSFNエリアの一部であるかをUEが決定することは不十分である。サービングセルが、GCサービスが隣接セルにおいて提供されるか否かに関するSIB情報において提供できるかを考慮すべきである。このような情報がないと、UEは、おそらく他の周波数で、隣接セルのSIBを直接的に監視する必要がある。そうでない場合、UEは、SC−PTMが何れの隣接セルにおいても提供されていないことを単純に仮定し得て、コネクティッドに遷移してユニキャストを介して興味サービスを受信する。
提案2:サービングセルが、SC−PTMを介して隣接セルによって提供されるGCサービスを、SIBにおいて提供すべきかを考慮すべきである。
サービス継続性をサポートするために、中度から高度モビリティ下のアイドルUEが、SC−PTM送信に依存する必要があるか、特に、隣接セルがSC−PTM送信をサポートしない場合において、又は、サービングセルが小セルである場合において、を考慮すべきである。しかし、これはUE実装に残るものであり得る。
提案3:アイドルUEが既存のSC−PTM送信又はユニキャスト(コネクティッドに遷移した後)を介して興味のあるGCサービスを受信すべきかの判断は、UE実装に任せる。
(シナリオ3:SC−PTM←→MBSFN)
シナリオ3は、MBSFNエリア境界の間に主に適用可能である。ただし、UE挙動をよく理解するために、これも対処する必要のあるシナリオである。隣接セルがMBSFNを介して興味のあるGCサービスを提供する時にアイドルのUEがSC−PTM送信を受信していると、UEがSC−PTMからMBSFNに切り替え得ることを仮定してもよい。ただし、これは、UEが、興味サービスがブロードキャスト(SC−PTM又はMBSFN)を介して利用可能であるかを確認するために、SIB13/SIB15と、SC−PTMに関するSIBと、の両方を監視しなければならないことを意味する。
考察1:再選択において、興味のあるGCサービスがMBSFNを介して隣接セルにおいて提供されるかを、SIB13/SIB15を監視することによって決定することはUEに任せる。
(コネクティッドモードにおけるモビリティ)
UEが既にSC−PTM送信を介してデータ配信を受信している場合に備えて、興味サービスがこのエリアにおいてMBSFNを介して利用可能ではないと仮定する。しかし、SC−PTMが単一セルのための手段であるので、モビリティを起因にしてサービングセルがUEを隣接セルにハンドオーバする場合において何が発生するかが問題である。これは、ターゲットセルがSC−PTMを介して同じサービスを提供するかに依存し得る。このシナリオを検討する前に、サービングセルが、SC−PTM送信を介して興味サービスを受信することに対するUEの興味を知るべきかを明確にする必要がある。現在、「GCS UEが、MBMSブロードキャストベアラが利用可能であるか否かのエリア間に移動する際に、該UEは、アプリケーションシグナリングを介してGCS ASに、自UEがMBMSブロードキャストベアラ受信から非受信に変更すること、又はその逆を通知し、GCS ASは、必要に応じて、UE個別のEPSベアラを介して、下りリンクアプリケーションシグナリング及びデータ伝送を活性化又は非活性化する。」が記述される。
MBSFNを使用するMBMSブロードキャストの状況において、MBMSブロードキャストからユニキャスト配信に遷移することが頻繁に発生しないように、MBSFNエリアが十分に大きいであることを仮定する。しかし、SC−PTM送信は、SC−PTMのために、eNBが、ユニキャストベアラとMBMSベアラとの間でのリソース平準化を取るための柔軟性を有することを可能にすることを意味する。更に、UEがMBSFNを受信している場合にサービスが中断されると、サービングセル(及び隣接セル)が、代わりに、SC−PTMを介して同じサービスを提供するのを選択し得る。この状況において、MBSFNとSC−PTMとの両方が同じMBMSベアラに基づくものとして仮定されているので、UEは、SC−PTM配信への変更をGCS ASに通知しなくてもよい。代わりに、UEが、SC−PTM送信の受信における自UEの興味を、自UEのサービングセルに通知することがより有用である。MBMS興味指示の場合のように、該情報は、サービングセルによって使用され、SC−PTM送信をUEが受信することを容易にする。
提案4:GCS UEが、興味サービスをSC−PTM送信を介して受信することへの自UEの興味を、自UEのサービングセルに通知すべきである。
(シナリオ1:SC−PTM←→ユニキャスト)
(SC−PTM→ユニキャスト)
ターゲットセルが、興味サービスのためのSC−PTM送信を提供しない場合において、ユニキャスト配信を介して同じサービスをUEに提供しないといけない、かつ、UEはMBMSベアラ受信からユニキャストベアラ受信に変更したことをGCS ASに通知すべきである。ネットワーク実装に応じて、ユニキャストを介して提供する興味サービスは、ハンドオーバ完了の前又はハンドオーバ完了の後に発生し得る。
提案5:サービス継続性のために、ターゲットセルがSC−PTM又はMBSFNの何れかを介しても興味サービスを提供しない場合に備えて、UEが、ハンドオーバ完了の前に、又はハンドオーバ完了の後に、ユニキャストを介して興味サービスの受信を開始すべきかの判断はNW実装に任せる。
(ユニキャスト→SC−PTM)
ソースセルがSC−PTMを介して興味サービスを提供しない場合に備えて、サービス配信はユニキャストに基づくものである。ユニキャストからSC−PTMへの遷移では、UEは、ハンドオーバ後に、ユニキャストを介して興味サービスを受信し続けるべきである。従って、UEは、ハンドオーバ後に、SC−PTMに関する必要な制御情報を取得した後に、SC−PTM送信を介して同じサービスを受信するのを開始し得る。これはまた、UEがSC−PTMを介してサービスを受信するようにするために、MBMSベアラが確立される必要があることを意味する。
提案6:ターゲットセルがSC−PTMを介して興味サービスを提供する場合のみ、UEは、ハンドオーバ完了に応じて、ユニキャストを介して興味サービスを受信し続けるべきである。UEは、ハンドオーバ後に、SC−PTMに関する制御情報を、ターゲットセルにて取得した後に、SC−PTM送信を介して同じサービスを受信することを開始し得る。
(シナリオ2:SC−PTM→SC−PTM)
ネットワークの決定に応じて、既にSC−PTM送信を介して同じサービスを受信するUEの数が十分にあるので、ターゲットセルが既にSC−PTMを介して同じサービスを提供することが可能である。シナリオ2では、ターゲットセルがSC−PTM送信を介して興味サービスを提供することを仮定する。従って、提案4が合意される場合、ハンドオーバ後にUEがターゲットセルに自UEの興味を提供する必要がないように、ソースセルが、SC−PTM送信を受信することに対するUEの興味をターゲットセルに通知すべきである。
提案7:ソースセルが、SC−PTM送信を受信することに対するUEの興味をターゲットセルに通知すべきである。
シナリオ2の下でサービス継続性をサポートするために、次のオプションのいずれかを考慮すべきである。
オプション1:SC−PTM→ユニキャスト→SC−PTM
オプション1では、ハンドオーバに応じてサービスはSC−PTMからユニキャストに移し、続いて、UEは、SC−PTM送信を受信するために、SC−PTMに関する必要な制御情報(例えば、SIB、GCCH等)を復号することで既存のSC−PTM送信に加入し得る。
オプション2:SC−PTM→SC−PTM(NW支援)
オプション2では、ハンドオーバの完了に応じて、UEは既存のSC−PTEM送信に直接的に継続し得る。UEがSC−PTMを介して興味サービスを受信することのみに興味を持つ場合、UEに対して、ハンドオーバ後に、サービスのためのユニキャストデータベアラを設立する必要がないかもしれない。ハンドオーバ時の直接SC−PTM to SC−PTM遷移をサポートするために、ターゲットセルは、SC−PTMに関する制御情報を、RRC Connection Reconfigurationの一部としてUEに提供すべきである。UEは、同じ情報を、SIB及びGCCH(サポートすれば)を復号することで取得し得るが、SIB及び/又はGCCHの周期性に応じて、必要な制御情報の取得に伴う遅延が発生し得る。従って、ハンドオーバ完了前に、SC−PTMに関する制御情報を、専用シグナリングを介してターゲットセルがUEに提供すべきである。その後、UEは遅延なしでSC−PTMを直接的に受信し得る。
オプション3:SC−PTM→SC−PTM(UEベース)
オプション3では、配信メカニズム(ユニキャスト vs SC−PTM)のための決定はUEに残す。ターゲットセルも興味サービスのためにSC−PTMを送信している場合に備えて、ハンドオーバの完了に応じてSC−PTM上でサービスが継続し得るように、必要な制御情報を取得すること(例えば、サービングセル又は隣接セルのSIBから)は、UEに任せ得る。UEベースのオプションでは、ターゲットセルがSC−PTMを介して興味サービスを提供する限り、UEがユニキャストを介してサービスを受信する必要がない。この挙動は、セクション2.1.1に記載したように、アイドルモードにおけるUE挙動に合わせる。
提案8:モビリティのために、UEが既にSC−PTM送信を自UEのサービングセルから受信してる場合、3つのオプションのどれを採用するかを決定すべきである。
(シナリオ3:SC−PTM←→MBSFN)
(SC−PTM→MBSFN:)
上記セクション2.1.2に指摘されるように、このシナリオは、主にMBSFNエリア境界間に適用可能である。この状況において、ソースセルとターゲットセルが、異なるMBSFNエリアに属すると仮定してもよい。ソースセルが既にUEの興味サービスを知っているので,ソースセルは、興味情報を、UEコンテキスト転送の一部としてターゲットセルに提供し得る。しかし、UEの興味についてのソースセルの知識は、MBMS興味指示に基づくものではない。この知識は、GCS ASからの情報又は提案4における新たなSC−PTMに関する興味指示に基づくものであり得る。従って、MBSFNの受信に対するUEの興味をターゲットセルに通知するために、ソースセルがMBMS興味指示を受信する必要があるかを考慮すべきである。或いは、ターゲットセルが同じサービスに関する指示の他の形式を受信することが十分であるかを考慮すべきである。ソースセルがMBSFN受信に対するUEの興味をターゲットセルに通知しない別の可能性がある。UEは、ハンドオーバ完了の後にのみ、MBMS興味指示を提供する。しかし、これは、UEがMBSFN送信を受信することに対する遅延を引き起こし得る。
提案9:MBSFNの受信に対するUEの興味をターゲットセルに通知するために、ソースセルがMBMS興味指示を受信する必要があるかを考慮すべきである。
UEが興味サービスのためのMBSFN送信を受信することのために、ターゲットセルからSIB13及びMCCHを取得する必要がまだある。ただし、SIB13/MCCHの周期性/受信に応じて、SIB13/MCCHの取得において遅延が発生し得る。従って、ハンドオーバ手順の間に、ターゲットセルがSIB13及びMCCHコンテンツをRRCConnectionReconfigurationの一部として提供すれば有用であろう。
提案10:SC−PTM→MBSFNのためのシナリオ3におけるサービス継続性をサポートするために、ハンドオーバ手順の間に、ターゲットセルはSIB13及びMCCHコンテンツをRRCConnectionReconfigurationの一部としてUEに提供すべきである。
MBSFN→SC−PTM:
このシナリオでは、ターゲットセルが興味サービスのためのMBSFN送信を提供しないと仮定する。セクション2.2.1におけるユニキャスト→SC−PTMの状況に対比して、UEが既にユニキャスト配信を介してサービスを受信していない。よって、一旦ユニキャストを介してUEにサービスを提供し、後ほど、ハンドオーバが完了すると、配信メカニズムをSC−PTMに変換する(すなわち、MBSFN→ユニキャスト→SC−PTM)のは、複雑さが大幅に増加することになる。従って、UEがハンドオーバ完了に応じてSC−PTM送信を直接的に受信することを可能にするべきである。これは、セクション2.2.2に記載したSC−PTM→SC−PTMの状況と同様である。複雑さを減らすために、提案8のための決定は、このシナリオにも適用可能であるべきである。
提案11:MBSFNからSC−PTMへの遷移では、手順は、提案8の決定と一致するべきである。
(結論)
MBSFN送信と違って、SC−PTM送信は単一セルのための手段である。従って、コネクティッド及びアイドルモードの両方においてUEがセルからセルに遷移する時のモビリティシナリオを理解する必要がある。特に、ターゲットセルも興味サービスのためのSC−PTMを送信するシナリオが考慮される。
[相互参照]
米国仮出願第62/145897号(2015年4月10日)の全内容が参照により本願明細書に組み込まれている。
本発明は、通信分野において有用である。

Claims (5)

  1. SC−PTM伝送でグループ通信サービスを提供するネットワークに設けられる基地局であって、
    前記SC−PTM伝送による特定のグループ通信サービスの提供に関する設定情報をDL−SCH及びPDSCHを介してユーザ端末に通知する制御部を備え、
    前記特定のグループ通信サービスは、TMGI(Temporary Mobile Group Identity)によって表され
    前記制御部は、前記SC−PTM伝送による前記特定のグループ通信サービスの送信停止に関する情報を前記ユーザ端末に通知することを特徴とする基地局。
  2. SC−PTM伝送でグループ通信サービスが提供されるユーザ端末であって、
    前記SC−PTM伝送による特定のグループ通信サービスの提供に関する設定情報を基地局から取得する制御部を備え、
    前記特定のグループ通信サービスは、TMGI(Temporary Mobile Group Identity)によって表され
    前記制御部は、前記SC−PTM伝送による前記特定のグループ通信サービスの送信停止に関する情報を前記基地局から取得することを特徴とするユーザ端末。
  3. SC−PTM伝送でグループ通信サービスを提供する移動通信システムに用いる通信方法であって、
    基地局が、前記SC−PTM伝送による特定のグループ通信サービスの提供に関する設定情報をDL−SCH及びPDSCHを介してユーザ端末に通知するステップと、
    前記ユーザ端末が、前記設定情報を前記基地局から取得するステップとを備え、
    前記特定のグループ通信サービスは、TMGI(Temporary Mobile Group Identity)によって表され
    前記通信方法は、
    前記基地局が、前記SC−PTM伝送による前記特定のグループ通信サービスの送信停止に関する情報を前記ユーザ端末に通知するステップを更に備えることを特徴とする通信方法。
  4. SC−PTM伝送でグループ通信サービスを提供するネットワークに設けられる基地局を制御するためのプロセッサであって、
    前記SC−PTM伝送による特定のグループ通信サービスの提供に関する設定情報をDL−SCH及びPDSCHを介してユーザ端末に通知する処理を行い、
    前記特定のグループ通信サービスは、TMGI(Temporary Mobile Group Identity)によって表され
    前記プロセッサは、前記SC−PTM伝送による前記特定のグループ通信サービスの送信停止に関する情報を前記ユーザ端末に通知する処理を更に行うことを特徴とするプロセッサ。
  5. SC−PTM伝送でグループ通信サービスが提供されるユーザ端末を制御するためのプロセッサであって、
    前記SC−PTM伝送による特定のグループ通信サービスの提供に関する設定情報を基地局から取得する処理を行い、
    前記特定のグループ通信サービスは、TMGI(Temporary Mobile Group Identity)によって表され
    前記プロセッサは、前記SC−PTM伝送による前記特定のグループ通信サービスの送信停止に関する情報を前記基地局から取得する処理を更に行うことを特徴とするプロセッサ。
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