JP6302467B2 - 胸腔鏡手術用トロカーおよび胸腔鏡手術機器用ポート形成キット - Google Patents

胸腔鏡手術用トロカーおよび胸腔鏡手術機器用ポート形成キット Download PDF

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Description

この発明は,胸腔鏡手術用の各種機器(胸腔鏡,鉗子,圧排子,吸引子,ステープラ等)を胸腔内に挿入するためのポートを形成するのに用いるトロカーおよびトロカーを含むポート成形キットに関する。
トロカー(トロカール)(trocar)またはポート成形キット(装置)は,外科用アクセス装置(ディバイス),アクセス・ポート,その他の名称で呼ばれ,腹部腹腔鏡手術のための器具として,腹腔内の気密を保ち,かつ切開創を保護して腹腔鏡などを挿入しやすくすることを目的として開発されてきた。トロカーは,基本的に,円筒状の部分(スリーブ)とその両端に設けられたフランジまたはリングと呼ばれる部分とから構成される。たとえば特許文献1,2参照。
特開2010−82450号公報 特開2012−200608号公報
これらの従来のトロカーは腹腔鏡手術を前提とするもので,肺の一部の切除などを目的とする胸腔鏡手術には必ずしも適していない。胸腔鏡手術においては胸壁の肋骨の間を切開し,そこに肋骨間をやや押し広げるようにしてトロカーを留置する。トロカーは円筒状の部分を有しているので,肋骨がこの部分に一点で当る。力が一点に集中するので肋骨の表面の骨膜に分布する神経を刺激し,患者に強い痛みを与える。この痛みは術後に残る。
この発明は患者に与える痛みをできるだけ和らげることができるトロカーおよびポート形成キットを提供するものである。
この発明による胸腔鏡手術用トロカーは,断面長円形状の筒状部とこの筒状部の両端のうち少なくとも外側の一端に設けられるフランジとを備え,上記筒状部が同じ方向に延びる2つの側壁部分と,これらの側壁部分をそれらの両端でつなぐ弧状部分と,上記両側壁部分間を連結する少なくとも1つの隔壁部分とを有しているものである。同じ方向に延びるとは,基本的には平面(平板)状で平行に延びるものであるが,傾きをもって延びるもの,湾曲している面が延びるものも許されるものとする。2つの側壁部分の両端のそれぞれに弧状部分がつながっており,2つの側壁部分とその両端のそれぞれをつなぐ弧状部分とによって筒状部が形成される。両側壁部分間を連結する1つの隔壁部分を設けることにより上記筒状部に2つの開口が形成される。2つ以上の隔壁部分を設けることにより3つ以上の開口を形成することもできる。
このトロカーを患者の肋骨間において肋骨に沿って形成された切開創内に挿入して肋骨間に留置する。筒状部に設けられた少なくとも一つの隔壁部分によって少なくとも2つの開口が形成され,これらの開口を通して各種の胸腔鏡手術機器(器具)を体内に挿入することができる。筒状部は断面長円形であり,同じ方向に延びる長さを持つ2つの側壁部分を有している。この側壁部分がその長さ方向に沿って肋骨と接触するので,接触は点ではなく線状ないしは面状となり,力が分散されるから患者に残る痛みは緩和される。また,細長い肋骨間の形状にあわせて,トロカーの筒状部は同じようにやや細長い(断面長円形状)ので,筒状部に隔壁部分を設けることにより,1つのトロカーで2つまたはそれ以上の開口を確保することができる。筒状部の外側の一端にフランジが設けられているから,トロカーの体内への落ち込みが防止される。
好ましい実施態様では,上記筒状部は内側から外側に向って寸法が大きくなる方向に傾斜している。これにより,肋骨間に留置されたトロカーは外向きの力を受けて安定的に固定される。
必要に応じて筒状部の側壁部分の外面に肋骨の表面の丸味に合うように凹状に湾曲したへこみを形成しておいてもよい。筒状部の側壁部分自体を凹状に湾曲させてもよい。筒状部の弧状部分についても,凹状に(内向きに)湾曲するように形成してもよい。
他の実施態様では,上記筒状部が2つの側壁部分を結ぶ方向に湾曲している。筒状部の湾曲に沿って各種の胸腔鏡手術機器(器具)を体内に斜めに挿入することができる。
フランジは,好ましくは上記筒状部から側方に突出しかつ上記筒状部の全周囲に沿って設けられている。
一実施態様では,上記筒状部の両端に外側フランジと内側フランジとがそれぞれ設けられている。筒状部の両側の外側,内側フランジによって胸壁をしっかりと挟むことができる。
好ましい実施態様では,上記内側フランジの一端部が細先に突出して形成されている。これにより,筒状部の両端に外側フランジと内側フランジとを備えるタイプのトロカーを胸壁の切開創内に挿入しやすくなる。
上記隔壁部分は上記筒状部の外側から内側に向ってその途中まで設けてもよいし,上記筒状部の全長にわたって設けてもよい。
この発明による胸腔鏡手術機器用ポート形成キットは,上記トロカーとスペーサを含む。上記スペーサは上記トロカーの上記筒状部の外側に沿うU字形のものである。好ましい実施態様では,上記スペーサの先端にフックが形成される。キットには,厚さの異なる複数のスペーサを含ませることが望ましい。
胸壁の薄い患者にはそれに応じた厚さのスペーサを胸壁とトロカーの外側フランジとの間に入れれば,トロカーはしっかりと固定されることになる。
第1実施例の胸腔鏡手術用トロカーの斜視図である。 第1実施例の胸腔鏡手術用トロカーの平面図である。 図2のIII−III線に沿う断面図である。 図2のIV−IV線に沿う断面図である。 図3のV−V線に沿う断面図である。 第1実施例の変形例を示す斜視図である。 第1実施例の変形例の図3相当の断面図である。 第1実施例の変形例の図4相当の断面図である。 第1実施例の他の変形例を示す図2相当の平面図である。 第1実施例の他の変形例を示す図3相当の断面図である。 スペーサの斜視図である。 胸腔鏡手術において第1実施例のトロカーが用いられている様子を示す。 スペーサの利用状況を示す断面図である。 第2実施例の胸腔鏡手術用トロカーの斜視図である。 第2実施例の図3相当の断面図である。 第2実施例の変形例の胸腔鏡手術用トロカーの斜視図である。 第2実施例の変形例の胸腔鏡手術用トロカーの平面図である。 図17のXVIII−XVIII線に沿う断面図である。 図17のXIX−XIX線に沿う断面図である。 胸腔鏡手術において第2実施例のトロカーが用いられている様子を示す。
図1から図5はこの発明の第1実施例による胸腔鏡手術用トロカーを示している。
胸腔鏡手術用トロカー1は,断面長円形状の筒状部10と,この筒状部10の両端に筒状部10と一体的に設けられた外側フランジ20および内側フランジ30とを備えている。これらの外側フランジ20,内側フランジ30が設けられている端をそれぞれ筒状部10またはトロカーの外側,内側ということにする。
筒状部10は平板状の同じ方向に間隔をあけて平行にのび(厳密に平行でなくてもよいし,若干の湾曲または傾斜も許される),ある(所定の)長さを持つ2つの側壁部分11と,これらの側壁部分11の両端間を連続的にかつ弧状に(好ましくは半円状に)つなぐ2つの弧状部分12とから構成され,2つの側壁部分11の中央を連結する隔壁部分13が設けられている。隔壁部分13が設けられることにより,筒状部10の内部が2つに仕切られ,2つの開口14が形成される。隔壁部分13は必ずしも側壁部分11の長さの中央に位置しなくてもよく,2つの開口14が異なる大きさとなってもよい。必要なら2つ以上の隔壁部分を設けて3つ以上の開口を形成してもよい。隔壁部分13はこの第1実施例では,筒状部10の外側から内側に向ってその途中まで設けられているが,筒状部10の長さの全体にわたって設けてもよい(図10参照)。
筒状部10は内側よりも外側の方が全体的にやや大きくなるように,側壁部分11および弧状部分12が傾斜している(フランジ20,30に対して垂直ではない)。すなわち,2つの側壁部分11の間隔は筒状部10の外側の方が内側よりも若干大きく,2つの弧状部分12の間隔も筒状部10の外側が内側よりも若干大きい。これは,後述するようにトロカー1の筒状部10が人体の肋骨間に挿入され,肋骨間に挟まれるが,この際に外側に向う力を受けて安定的に固定するためである。もちろん,筒状部10のサイズを外側から内側の全体にわたって一様としてもよい。筒状部10の側壁部分に肋骨の表面の丸みに沿うように凹状に湾曲したへこみを形成しておくと肋骨との接触が線状よりも面状になる。このようなへこみをもつ側壁部分も平面(平板)状の用語の意味に含まれるものとする。
外側フランジ20と内側フランジ30は互いに平行であり,筒状部10の中心線に対して垂直である。外側フランジ20は筒状部10の側壁部分11および弧状部分12の外形に沿っており,側壁部分11に沿う部分は一定幅で,弧状部分12に沿う部分はこれよりもやや幅が広い。内側フランジ30も筒状部10の側壁部分11および弧状部分12の外形に沿っている。内側フランジ30の側壁部分11に沿う部分の幅は一定で外側フランジ20の対応する部分よりもやや広い。内側フランジ30の弧状部分12に沿う部分は,一方では側壁部分11に沿う部分と同じ幅であるが,他方の部分(符号35で示す)は,やや先細になって突出している(先端は少し丸味がつけられている)。トロカー1を胸壁に形成された切開創に挿入するときに,この内側フランジ30の先端部35を先に入れていくことにより,挿入が容易になる。逆に反対側のフランジ部分(符号36)を半円状にしかつその幅を狭くしている(側壁部分11に沿うフランジ部分とほぼ同じ幅)のは,トロカー1の使用終了時に容易に抜去できるようにするためである。
このようなトロカー1は合成樹脂で形成することができる。たとえばトロカー1を機械的強度が高くかつ成形加工性のよい合成樹脂で形成し(肋骨間に留置されたときに開口14がつぶれない程度の硬さを持つものであればよい),内側面(筒状部10の内面,隔壁部分13の表面,フランジ20,30の内側面等)にシリコンゴムのような軟かい樹脂を積層するとよい。トロカー1の全体を一層の合成樹脂または複数層の合成樹脂により形成してもよい。
図6から図8は第1実施例のトロカーの変形例を示すものである。このトロカー1Aにおいては,筒状部10Aの側壁部分11Aが肋骨の表面の丸みに沿うように凹状に湾曲している。筒状部10Aの弧状部分12Aについても,内向きに湾曲している。筒状部10Aの両端につながる内側フランジ20Aおよび外側フランジ30Aは,湾曲する側壁部分11Aおよび弧状部分12Aに連続するように形成されている。
図9および図10は第1実施例のトロカーの他の変形例を示すものである。このトロカー1Bにおいては,内側フランジ30の先端部35Aの長さが先の第1実施例のトロカー1より少し短くなっている。また,隔壁部分13Aは筒状部10の全長にわたって設けられている。このように,筒状部,外,内側フランジ,隔壁部分の形状,大きさ等,隔壁部分の数,開口の数,大きさ等は,適宜定めることができる設計的事項である。
図11はスペーサの実施例を示している。また,図5にトロカー1との関連の上でスペーサ40が鎖線で示されている。スペーサ40は全体的にU字状の形状のもので,トロカー1の筒状部10の側壁部分11および一方の弧状部分12の外側に沿う大きさである。このスペーサ40もまた適当な弾性をもつ合成樹脂で形成される。スペーサ40はトロカー1の筒状部10の側壁部分11の外側に沿う2つの挟持部分41と,これらを一端で連結する弧状連結部42とから構成されている。挟持部分41の先端にはフック43が形成されている。スペーサ40は図5に示すように,トロカー1の筒状部分10の外側に装着される。フック43は抜け止めになる。厚さtが異なる複数のスペーサを用意しておくとよい。
この発明による胸腔鏡手術機器用ポート形成キットは,上述したトロカーと,1個または厚さの異なる複数個のスペーサ40とを含むものである。
胸腔鏡手術において,図12に示すように,患者の胸部の適所を肋骨の中間で肋骨の方向に沿って切開する。この切開創内に,トロカー1をその内側フランジ30の先端部35から挿入していく。トロカー1の筒状部10の側壁部分11が切開創を柔らかく開大させ,内側フランジ30が胸腔内に入る。2つの肋骨の間においてトロカー1の内側フランジ30と外側フランジ20が患者の胸壁を胸腔内外から挟む。トロカー1の筒状部10は2つの肋骨間に挟まれる。このようにして,トロカーは切開創を通して胸壁の肋骨間に留置され,胸腔内外の交通のためのポート(開口14)が形成される。トロカー1は必要に応じて1または複数箇所に設置される。
トロカー1には2つの開口14が設けられているので,これらの開口14を通して手術器具,たとえばスコープ51,圧排子52,ステープラ53,吸引子54,鉗子55等を挿入して,手術,治療を行うことができる。トロカー1は2つの平板状の側壁部分11を有する断面長円形状の筒状部10を備えている。患者の肋骨は側壁部分11の外側に一点ではなく,線状または面状に当接するので,力が分散し,患者の感じる(特に術後に)痛みが緩和される。また,肋骨間は帯状である。この長さをもつ帯状部分に同じように長さを持つトロカー1の断面長円形状の筒状部10が設置されるから,帯状の肋骨間の形状を充分に利用したものとなる。トロカー1の筒状部は断面長円形状であるから,上述のように,2つまたはそれ以上の開口を形成して複数の手術器具を挿入することができる。なお,胸腔鏡手術においては腹腔鏡手術におけるように胸腔内を気密に保持する必要はない。
胸壁の厚さは患者によって異なる。胸壁の厚さがトロカーの筒状部の長さよりも薄い患者に対しては図13に示すようにスペーサ40を用いるとよい。すなわち,適切な厚さのスペーサ40をトロカー1の外側フランジ20と胸壁Kとの間に入れるとトロカー1がしっかりと固定される。
図14および図15は第2実施例のトロカーを示している。第2実施例のトロカー2は,断面長円形状の筒状部10Bの外側の一端のみに外側フランジ20が一体的に設けられており,内側フランジを持たない点,筒状部10Bを構成する2つの側壁部分11Bおよび2つの弧状部分12Bがフランジ20に対して垂直に設けられている点,2つの側壁部分11Bを連結する隔壁部分13が間隔をあけて2つ設けられており,これにより筒状部10Bの内部が3つに仕切られ,中央の開口14Aとその両がわの2つの開口14Bの合計3つの開口が形成されている点が第1実施例のトロカー1と異なる。中央の開口14Aはその両がわの開口14Bよりも狭く(小さく),その四隅は丸みを帯びている。
図16から図19は第2実施例のトロカーの変形例を示すものである。この変形例のトロカー2Aは,筒状部10Cが,2つの側壁部分11C,11Dを結ぶ方向に滑らかに湾曲している点が,第2実施例のトロカー2と異なる。外側フランジ20が設けられている筒状部10Cの外側の上端面と,その反対がわの筒状部10Cの内側の下端面との間には約30°の角度がつけられている(図19参照)。湾曲している側壁部分11C,11Dの両端間を連続的にかつ弧状につなぐ2つの弧状部分12C,および筒状部10Cの内部を仕切る2つの隔壁部分13Bも筒状部10Cの湾曲に沿って湾曲している。筒状部10Cが湾曲しているので,筒状部10Cの内部につくられる開口14C,14Dも湾曲する。
図20を参照して,第2実施例およびその変形例のトロカー2,2Aは3つの開口を持つので,これらの3つの開口のそれぞれからスコープ51,鉗子52,ステープラ53等の複数の手術器具を体内に挿入して手術,治療を行うことができる。湾曲した筒状部10Cを持つトロカー2Aを用いると手術器具を斜めに挿入しやすくなる。たとえば,スコープ51を斜めに挿入することができるので,観察視野を広げることが可能である。手術,治療を行うべき部位,範囲等に応じて,上述した複数種類のトロカー1,1A,1B,2,2Aを使い分ければよい。
1,1A,1B,2,2A トロカー
10,10A,10B,10C 筒状部
11,11A,11B,11C,11D 側壁部分
12,12A,12B,12C 弧状部分
13,13A,13B 隔壁部分
20,20A 外側フランジ
30,30A 内側フランジ
35,35A 先端部
40 スペーサ
43 フック

Claims (8)

  1. 肋骨間に留置されたときに内部がつぶれない機械的強度を持つ合成樹脂によって形成される,気密保持を要しない胸腔内外の交通のための胸腔鏡手術用トロカーであり,
    断面長円形状の筒状部とこの筒状部の両端に設けられる外側フランジおよび内側フランジとを備え,
    上記筒状部は同じ方向に延びる2つの側壁部分と,これらの側壁部分をそれらの両端でつなぐ弧状部分と,上記筒状部の内部を上記両側壁部分間において少なくとも部分的に仕切る隔壁部分とを有しており,
    外側フランジから内側フランジにかけて外面が凹状になるように,上記両側壁部分自体および両弧状部分自体が湾曲して形成されている,
    胸腔鏡手術用トロカー。
  2. 上記筒状部は内側から外側に向って寸法が大きくなる方向に傾斜している,請求項1に記載の胸腔鏡手術用トロカー。
  3. 上記内側フランジの一端部が細先に突出して形成されている,請求項1に記載の胸腔鏡手術用トロカー。
  4. 上記隔壁部分は上記両側壁部分間において上記筒状部の外側から内側に向ってその途中まで設けられている,請求項1,2または3に記載の胸腔鏡手術用トロカー。
  5. 上記隔壁部分は上記両側壁部分間において上記筒状部の外側から内側まで設けられている,請求項1,2または3に記載の胸腔鏡手術用トロカー。
  6. トロカーとスペーサを含み,
    上記トロカーは,断面長円形状の筒状部とこの筒状部の両端に設けられる外側フランジおよび内側フランジとを備え,上記筒状部が同じ方向に延びる2つの側壁部分と,これらの側壁部分をそれらの両端でつなぐ弧状部分と,上記両側壁部分間を連結する少なくとも1つの隔壁部分とを有しており,
    上記スペーサは上記トロカーの上記筒状部の外側に沿うU字形のものである,
    胸腔鏡手術機器用ポート形成キット。
  7. 上記スペーサの先端にフックが形成されている,請求項6に記載の胸腔鏡手術機器用ポート形成キット。
  8. 厚さの異なる複数のスペーサを含む,請求項6または7に記載の胸腔鏡手術機器用ポート形成キット。
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