JP6302272B2 - 画像処理装置、画像処理方法及び撮像装置 - Google Patents

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    • G06T3/4015Demosaicing, e.g. colour filter array [CFA], Bayer pattern

Description

本発明の実施形態は、画像処理装置、画像処理方法及び撮像装置に関する。
例えば、単板イメージセンサの出力画像からカラー画像を生成する画像処理装置がある。このような画像処理装置において、画像の画質を向上することが望まれる。
特開2007−235311号公報
本発明の実施形態は、高画質の画像を生成する画像処理装置、画像処理方法及び撮像装置を提供する。
本発明の実施形態によれば、算出部と出力部とを含む画像処理装置が提供される。前記算出部は、第1色を有し第1位置に配置された第1画素の値と、前記第1画素の周りに配置された複数の周辺画素のそれぞれの値と、を含む画像情報を取得し、第1フィルタ係数と、前記複数の周辺画素のうちの前記第1色とは異なる第2色の第2画素の値と、を用いて、前記第1位置における前記第2色に関する値を算出する。前記出力部は、前記算出された前記第1位置における前記第2色に関する前記値を出力する。前記第1フィルタ係数は、第1画像と第2画像とに基づいて予め定められる。前記第1画像に含まれる複数の画素のそれぞれは、前記第1色及び前記第2色を含む複数の色のいずれか1つの色に関する値を有する。前記第2画像の被写体は、前記第1画像と同じ被写体と同じである。前記第2画像に含まれる複数の画素のそれぞれは、前記複数の色のそれぞれに関する値を有する。
実施形態に係る画像処理装置の構成及び処理を示す模式図である。 実施形態に係る撮像装置を示す模式的断面図である。 実施形態に係る撮像装置に用いられるカラーフィルタを例示する模式的平面図である。 色配列のパターンを例示する模式的平面図である。 入力画像を例示する模式図である。 図6(a)及び図6(b)は、色配列のパターンを例示する模式図である。 実施形態に係るフィルタ係数を示す模式図である。 実施形態に係るフィルタ係数を示す模式図である。 入力画像を例示する模式図である。 実施形態に係るフィルタ係数を示す模式図である。 実施形態に係る回転カーネルを示す模式図である。 図12(a)〜図12(f)は、実施形態に係る回転カーネルを示す模式図である。 実施形態に係る画像処理方法を示す模式図である。 参考例の画像を示す模式図である。 参考例の画像処理方法を示す模式図である。 実施形態に係る撮像装置を示す模式図である。
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
本実施形態は、画像処理装置、画像処理方法及び撮像装置を提供する。
図1は、実施形態に係る画像処理装置の構成及び処理を例示する模式図である。
画像処理装置100は、算出部90と、出力部91と、を含む。例えば、算出部90は、入力画像記憶部10と、カラー配列特定部20と、特徴量算出部30と、フィルタ記憶部40と、フィルタ処理部50と、を含む。例えば、画像処理装置100は、撮像装置と供に用いられる。または、画像処理装置100は、撮像装置に内蔵される。撮像装置には、撮像素子70が設けられる。
例えば、撮像素子70によって、入力画像(画像情報)が取得される。撮像素子70は、例えば、単板式のイメージセンサである。例えば、撮像素子70には、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ、または、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサなどが用いられる。
入力画像は、複数の画素が並べられたデータを含む。後述するように、画素のそれぞれは、例えば、赤色、緑色及び青色等のうちの、いずれか1つの色に対応した「値」を有する。この「値」は、それぞれの色の例えば明るさ(強度)に対応する。例えば、入力画像においては、後述する色配列の単位パターンの繰り返しによって、複数の画素が並べられている。
撮像素子70によって取得された入力画像が、入力画像記憶部10に供給される。入力画像記憶部10は、入力画像のデータを記憶する。入力画像記憶部10に記憶された入力画像は、例えば、カラー配列特定部20に供給される。カラー配列特定部20は、入力画像において並べられている画素が、それぞれのどの色に対応した「値」を有しているかを特定し、カラー配列情報を出力する。カラー配列情報は、例えば、それぞれの画素の入力画像における位置に関する情報と、それぞれの画素の「値」が対応している色に関する情報と、を含んでいる。
特徴量算出部30には、例えば、フィルタ係数取得部31と、フィルタ演算部32と、カラー配列特定部33と、エッジ特徴量算出部34と、が設けられる。フィルタ記憶部40には、複数の係数(複数のフィルタ係数)が記憶される。フィルタ係数は、入力画像のデータを処理する際に用いられる。フィルタ係数取得部31は、例えば、カラー配列情報に応じてフィルタ記憶部40に記憶されたフィルタ係数を取得する。フィルタ演算部32において、入力画像のデータがフィルタ係数を用いた処理が行われる。これにより、後述する画素勾配32aが求められる。求められた画素勾配32aから、カラー配列特定部33及びエッジ特徴量算出部34において、入力画像のデータが有する「特徴量」が算出される。
フィルタ処理部50には、例えば、フィルタ係数取得部51とフィルタ演算部52とが設けられる。フィルタ係数取得部51は、特徴量算出部30において算出された画像の特徴に基づいて、フィルタ記憶部40に記憶されているフィルタ係数を取得する。フィルタ演算部52においては、取得されたフィルタ係数を用いて、入力画像が処理される。これにより、例えば、画質が改善された出力画像が得られる。出力画像は、出力部91から出力される。
実施形態において、算出部90に設けられる、上記の要素のそれぞれは、機能的な要素であり、それぞれの要素が互いに兼用されても良く、一体化されていても良い。
次に、入力画像(画像情報)を撮像する撮像装置の例について説明する。
図2は、実施形態に係る撮像装置を例示する模式的断面図である。
図2に表したように、撮像装置102において、例えば、撮像素子70と、レンズ72と、光学フィルタ部74と、回路基板部76と、が設けられる。回路基板部76と、レンズ72との間に、光学フィルタ部74が設けられる。光学フィルタ部74と、回路基板部76との間に、撮像素子70が設けられる。レンズ72は、例えば、レンズ保持部73によって保持されている。
撮像素子70からレンズ72へ向かう方向をZ軸方向とする。Z軸方向に対して垂直な1つの方向をX軸方向とする。X軸方向に対して垂直で、Z軸方向に対して垂直な方向をY軸方向とする。
撮像素子70には、撮像領域71と、半導体基板75と、が設けられる。半導体基板75と、光学フィルタ部74との間に、撮像領域71が設けられる。撮像領域71は、例えば、X−Y平面に投影したときに、レンズ72と重なる位置に配置される。
この例では、画像処理装置100の少なくとも一部が、半導体基板75に設けられている。例えば、画像処理装置100の少なくとも一部が、撮像領域71とX軸方向に並んで設けられる。
画像処理装置100の少なくとも一部は、半導体基板75とは別の基板に設けられてもよい。例えば、画像処理装置100の少なくとも一部が、回路基板部76に設けられてもよい。さらに、画像処理装置100の少なくとも一部が、例えば、撮像装置102とは別に設けられてもよい。
撮像領域71には、例えば、フォトダイオード層71aと、マイクロレンズ層71bと、カラーフィルタ層71cと、が設けられる。フォトダイオード層71aと、マイクロレンズ層71bと、の間にカラーフィルタ層71cが設けられる。
例えば、フォトダイオード層71aには、X−Y平面内において並ぶ複数のフォトダイオードが設けられる。例えば、マイクロレンズ層71bには、X−Y平面内において並ぶ複数のマイクロレンズが設けられている。例えば、カラーフィルタ層71cには、X−Y平面内において並ぶ複数のカラーフィルタが設けられている。それぞれのカラーフィルタは、所定の色の光を透過させる。例えば、1つのフォトダイオードと1つのマイクロレンズとの間に、1つのカラーフィルタが設けられる。
上記は一例であり、実施形態において、入力画像が撮像される撮像装置及び撮像素子などは、上記の撮像装置及び撮像素子などに限らない。撮像装置及び撮像素子の構成などは、種々の変形が可能である。
図3は、実施形態に係る撮像装置に用いられるカラーフィルタを例示する模式的平面図である。
図3は、カラーフィルタ層71cの一部を例示している。この例では、カラーフィルタ層71cに設けられた複数のカラーフィルタのそれぞれは、赤色フィルタ、緑色フィルタ及び青色フィルタのいずれかである。例えば、X−Y平面において、赤色フィルタ、緑色フィルタ及び青色フィルタが規則的に並べられる。例えば、青色、赤色及び緑色フィルタによって構成される単位パターンが、X−Y平面に繰り返し並べられる。
赤色フィルタの赤色の光に対する透過性は高く、赤色フィルタの青色及び緑色の光に対する透過性は低い。青色フィルタの青色の光に対する透過性は高く、青色フィルタの赤色及び緑色の光に対する透過性は低い。緑色フィルタの緑色の光に対する透過性は高く、緑色フィルタの赤色及び青色の光に対する透過性は低い。
図4は、色配列のパターンを例示する模式的平面図である。
図4に表したように、色配列の単位パターンP1においては、第1青色B1、第1赤色R1、第1緑色G1及び第2緑色G2が並べられている。図3に表したカラーフィルタ層16cにおいては、色配列の単位パターンP1に従って並べられたカラーフィルタが、繰り返し配列されている。第1緑色G1に接する位置に第1赤色R1が配置される。例えば、第1青色B1は、Y軸方向において、第1緑色G1と並ぶ。第1赤色R1は、X軸方向(第1緑色G1から第1青色B1に向かう方向に対して交差する方向であり、この例では垂直な方向)において、第1緑色G1と並ぶ。第2緑色G2は、Y軸方向において第1赤色R1と並び、X軸方向において第1青色B1と並ぶ。図4に例示した色配列は、例えば、Bayer配列である。
例えば、撮像素子70と、被写体(図示しない)との間にレンズ72が配置される。例えば、被写体から撮像装置102に向かう光の少なくとも一部が、レンズ72に入射する。入射した光の少なくとも一部は、レンズ72によって屈折され、光学フィルタ部74を透過し、撮像素子70の撮像領域71に入射する。撮像領域71に入射した光の少なくとも一部は、マイクロレンズ及びカラーフィルタを通過し、フォトダイオードに入射する。フォトダイオードにおいて、光の強さに応じた電荷が発生する。例えば、この電荷を検出することで、フォトダイオードに入射した光の強度(「値」)が検出される。
X−Y平面内において並んだフォトダイオードのそれぞれにおいて、光の強さに応じた「値」が求められる。例えば、1つのフォトダイオードにおいて検出された「値」が、1つの画素が有する「値」となる。このようにして、例えば、撮像領域71に入射した光の強度のX−Y平面内における分布が検出される。これにより、入力画像が得られる。
入力画像において、画素のそれぞれは、赤色、緑色及び青色のいずれか1つ色の光に対応した「値」を有する。
入力画像においては、赤色の光に対応する「値」を有する画素、青色の光に対応する「値」を有する画素、及び、緑色の光に対応する「値」を有する画素が、単位パターンP1を繰り返し並べられたパターンに従って、配列されている。
入力画像の画像情報は、例えば、第1色を有する第1画素の値と、第2色を有する第2画素の値と、第3色を有する第3画素の値と、第4色を有する第4画素の値と、を含む。例えば、第1色と、第2色と、第3色とは互いに異なる。第1色、第2色及び第3色は、赤色、緑色及び青色のうちのいずれか1つの色である。例えば、第1色は、第1緑色G1であり、第2色は、第1青色B1であり、第3色は、第1赤色である。例えば、第4色は、第2緑色G2である。第1画素は、第1方向において第2画素と並ぶ。第3画素は、第1方向と交差する第2方向において、第1画素と並ぶ。第4画素は、第2方向において第2画素と並び、第1方向において、第3画素と並ぶ。
図5は、入力画像を例示する模式図である。
入力画像は、例えば、数式F1で表されるモデルによって表現される。yは、画素の「値」に対応する。すなわち、yは、例えば、入力画像内の位置iにおける画素の「値」である。入力画像内の位置(i+j)に対応し、被写体75からレンズ72の方向へ向かう光に対応する「値」は、Xi+jと表される。光は、レンズ72を通過し、カラーフィルタ層71cへ入射する。このときに、光にぼけ76が生じる場合がある。ぼけ76は、例えば、点拡がり関数(Point Spread Function:PSF)h(−j;i+j)によって表される。カラーフィルタ71cに入射した光のうち、カラーフィルタの色に応じた色の光がフォトダイオードに入射し、画像の「値」77が得られる。Cは、iの位置におけるカラーフィルタの色を表す。εは、iの位置におけるノイズを表す。
画像撮像素子において、例えば、入力画像の1つの画素から、赤色、緑色または青色のいずれかの色に対応した「値」が得られる。この例では、例えば、赤色の光に対応する「値」を有する画素数は、入力画像に含まれる全ての画素数の1/4程度である。入力画像は、カラーフィルタを設けることによって、情報量が減少している。このため、入力画像においては、画質が十分に高くない。
画素のそれぞれにおいて、赤色、緑色及び青色に対応した「値」のデータを得ることで、画質が向上できる。例えば、入力画像を処理して、画質を向上させる。例えば、画素のそれぞれにおいて、その画素が対応していない色の光に対応する「値」を、周囲の画素が有する「値」から求める。例えば、赤色の「値」を有する画素(赤色画素)において、その赤色画素の周囲に位置する緑色の「値」を有する画素(周辺緑色画素)の「値」から、赤色画素における緑色の「値」を求める。すなわち、デモザイキング(例えば補間)が行われる。
実施形態において、カラーフィルタ層71cに用いられるカラーフィルタは、赤色、緑色及び青色フィルタに限られない。例えば、赤色、緑色及び青色の光に対して透過性を有するカラーフィルタ(白色フィルタ)や、グレーのカラーフィルタを用いても良い。さらに、YMCの色を用いても良い。
実施形態において、色配列の単位パターンは、図4に表したBayer配列に限らない。
図6(a)及び図6(b)は、色配列のパターンを例示する模式図である。
図6(a)に例示したように、単位パターンP2においては、第1青色B1、第1赤色R1、第1緑色G1及び第1白色W1(無彩色)が並べられている。単位パターンP2においては、単位パターンP1の第2緑色G2を第1白色W1に置き換えられている。
カラーフィルタの配列として、単位パターンP2を用いた場合、入力画像においては、各色に対応する「値」を有する画素が、単位パターンP2を繰り返し並べたパターンに従って配列される。
すなわち、この場合、入力画像の画像情報は、第1色を有する第1画素の値と、第2色を有する第2画素の値と、第3色を有する第3画素の値と、第4色を有する第4画素の値と、を含む。例えば、第1色と、第2色と、第3色と、第4色と、は互いに異なる。第1色、第2色、第3色及び第4色は、赤色、緑色、青色及び白色のいずれか1つの色である。例えば、第1色は、第1緑色G1であり、第2色は、第1青色B1であり、第3色は、第1赤色であり、第4色は、第1白色W1である。第1画素は、第1方向において第2画素と並ぶ。第3画素は、第1方向と交差する第2方向において、第1画素と並ぶ。第4画素は、第2方向において第2画素と並び、第1方向において、第3画素と並ぶ。
図6(b)に例示した単位パターンP3においては、第1青色B1、第2青色B2、第1赤色R1、第2赤色R2、第1緑色G1〜第4緑色G4、第1白色W1〜第8白色W8が並べられる。単位パターンP3においては、カラーフィルタが4行4列で配列されている。例えば、1列目には、第1緑色G1と、第2白色W2と、第1緑色G1と第2白色W2との間に配置された第1白色W1と、第1白色W1と第2白色W2との間に配置された第1青色B1と、が設けられている。
第7白色W7は、第1緑色G1から第2白色W2へ向かう方向に対して交差(例えば垂直)する方向において、第1緑色G1と離間している。第1緑色G1と第7白色W7との間に第3白色W3が配置され、第3白色W3と第7白色W7との間に第1赤色R1が配置されている。
第2赤色R2は、第1方向において、第1白色W1と離間している。第1白色W1と第2赤色R2との間に第2緑色G2が配置され、第2緑色G2と第2赤色R2との間に第5白色W5が配置されている。
第8白色W8は、第1方向において、第1青色B1と離間している。第1青色B1と第8白色W8との間に第4白色W4が配置され、第4白色W4と第8白色W8との間に第3緑色G3が配置されている。
第4緑色G4は、第1方向において、第2白色W2と離間している。第2白色W2と第4緑色G4との間に第2青色B2が配置され、第2青色B2と第4緑色G4との間に第6白色W6が配置されている。
カラーフィルタの配列に単位パターンP3を用いた場合、入力画像においては、各色に対応する「値」を有する画素が、単位パターンP3を繰り返し並べたパターンに従って配列される。
本実施形態においては、単位パターンP1の他に、単位パターンP2または単位パターンP3のような色配列を用いても良い。例えば、上述の単位パターンを変更した色配列を用いても良い。
デモザイキングは、フィルタ処理部50において、フィルタ記憶部40に記憶されているフィルタ係数と、入力画像の「値」と、を用いた処理によって行われる。この処理においては、例えば、「値」にフィルタ係数をかける(畳み込む)処理が行われる。
本明細書において、上述のデモザイキング処理が行われていない入力画像をRAW画像と呼ぶことがある。入力画像に対してデモザイキングを行い、各画素が、複数の色の光(例えば、赤色、緑色及び青色)に対応した「値」を有する画像をフルカラー画像と呼ぶことがある。
本実施形態に係るデモザイキングの手法の例について説明する。まず、フィルタ処理の例について説明する。
例えば、画像内の1つの方向をx軸方向とする。x軸方向に垂直な、画像内の方向をy軸方向とする。例えば、画像中において、x座標がiであり、y座標がjである位置に位置する画素の座標を(i、j)と表す。
例えば、RAW画像の撮像とは別の手段によって、同じ被写体を撮像した正解画像を用意する。例えば、RAW画像においては各画素は赤色、緑色及び青色のうちいずれか1つの色の「値」しか有していない。一方、正解画像においては、各画素が赤色、緑色及び青色の「値」を有している。
正解画像においては、各画素が各色に対応した「値」を有しているため、正解画像の画質は、RAW画像の画質に比べて高い。例えば、正解画像は、3板式のイメージセンサによって得られる。
正解画像中の座標(i、j)に位置する画素の「値」を、例えば、x(i、j)と表す。「c」は、光の色を表すラベルである。例えば、座標(i、j)に位置する画素が有する緑色の光に対応する「値」は、x(i、j)と表す。同様に、座標(i、j)に位置する画素が有する赤色、青色の光に対応する「値」は、それぞれ、x(i、j)、x(i、j)と表される。
RAW画像において、座標(i、j)に位置する画素の「値」が対応する色を、c(i、j)と表す。c(i、j)は、カラーフィルタの色配列によって決まる。RAW画像中の座標(i、j)に位置する画素の「値」yRAW(i、j)は、yRAW(i、j)=xc(i、j)(i、j)と表される。
例えば、RAW画像において、座標(i、j)に位置する画素の「値」に、フィルタ処理を実施する。このとき、例えば、座標(i、j)からの距離がr以下である画素の「値」が用いられる。RAW画像において、座標(i、j)からの距離がr以下である画素の「値」を、

と表す。
図7は、実施形態に係るフィルタ係数を例示する模式図である。
フィルタ係数fは、ベクトルとして扱われる。例えば、画像内の半径がrである領域に対応するフィルタ係数(線形フィルタ)を、

と表す。
フィルタテーブルの並び順を、図7に例示した辞書オーダー順で、ソートしたベクトルとして、扱う。これにより、例えば、数学的取り扱いが容易になる。
デモザイキングのフィルタ処理は、

のように、画像データとフィルタ係数との内積によって行われる。ここで、「T」は、転置を表す。
例えば、フィルタ係数を適切に決定する。これにより、フィルタ処理後の画質が向上する。例えば、フィルタ処理後の画像と、正解画像との差が最小になるように、以下のフィルタ係数

が決定される。
以下、上記のフィルタ係数を「fハット」と言う。
フィルタ係数「fハット」は、例えば、

の次式の解となる。
ここで、

は、Eを最小にするベクトルfを求めることを表す。集合Nは、画像の位置を表す座標の集合である。フィルタ係数「fハット」はベクトルとして扱われる。
フィルタ係数の学習において、例えば、フィルタ処理後の画像と、正解画像との差が最小となるようにフィルタ係数を定める。
次に、フィルタ処理を用いたデモザイキングの手法の例について説明する。
図8は、実施形態に係るフィルタ係数を例示する模式図である。
この例では、入力画像においては、単位パターンP2によって「値」が配列されている。
図8に表したように、デモザイキングを行う際に、「画素のそれぞれの位置」と、「色のそれぞれ」と、に対応して、フィルタ係数が用意される。「画素のそれぞれの位置」は、色配列の単位パターン中における画素の位置のそれぞれである。「色のそれぞれ」は、デモザイキングによる処理(例えば補間)によって得られる「値」が対応する色のそれぞれである。
例えば、第1緑色G1の位置に配置された画素のデモザイキングを行う場合は、第1緑色G1の位置における緑色補間用フィルタ係数「fハット」G1,G、第1緑色G1の位置における赤色補間用フィルタ係数「fハット」G1,R、第1緑色G1の位置における青色補間用フィルタ係数「fハット」G1,B、及び、第1緑色G1の位置における白色補間用フィルタ係数「fハット」G1,Wが用意される。
同様に、例えば、第1青色B1の位置に配置された画素のデモザイキングを行う場合、第1青色B1の位置における緑色補間用フィルタ係数「fハット」B1,G、赤色補間用フィルタ係数「fハット」B1,R、青色補間用フィルタ係数「fハット」B1,B、及び白色補間用フィルタ係数「fハット」B1,Wが用意される。
同様に、例えば、第1赤色R1の位置に配置された画素のデモザイキングを行う場合、第1赤色R1の位置における緑色補間用フィルタ係数「fハット」R1,G、赤色補間用フィルタ係数「fハット」R1、R、青色補間用フィルタ係数「fハット」R1,B及び白色補間用フィルタ係数「fハット」R1,Wが用意される。
同様に、例えば、第1白色W1の位置に配置された画素のデモザイキングを行う場合、第1白色W1の位置における赤色補間用フィルタ係数「fハット」W1,R、緑色補間用フィルタ係数「fハット」W1,G、青色補間用フィルタ係数「fハット」W1,B、及び白色補間用フィルタ係数「fハット」W1、Wが用意される。
入力画像PI1のフィルタ処理後の画像と、正解画像PC1と、の差が小さくなるように、フィルタ係数が定められる。
ここで、色配列の単位パターン中における各画素の座標(位置)uの集合を集合Uとする。位置uは、例えば、ベクトルとして扱われる。単位パターンP1(ベイヤ配列)の場合には、

と表せる。
単位パターンP3の場合には、

と表される。
単位パターンにおいて用いられるカラーフィルタの色cの集合を集合Cとする。例えば、単位パターンP2を用いた場合、集合C={R、G、B、W}と表される。
デモザイキングに用いられるフィルタ係数は、例えば、

と表される。

は、集合U内の全ての要素、及び、集合C内の全ての要素を表す。
学習されたフィルタ係数は、例えば、

の式の解となる。
集合Nは、単位パターン中における位置が位置uとなる画素の座標の集合である。すなわち、単位パターン中における位置が同じ画素の「値」が用いられる。
上記の式の解は、以下の最適必要条件から求められ、

以下のように表される。

実施形態に係る画像処理装置において、フィルタ係数は、入力画像のデータが有する特徴ごとに用意される。画像の特徴は、例えば、画素が有する「値」の画像内における勾配(画素勾配32a)から求められる。勾配は、例えば、ある画素の値と、その周辺の別の画素の値との差である。差は、ある画素と、別の画素と、の間の距離の情報も含む。
図9は、実施形態に係る入力画像を例示する模式図である。
図9に表した入力画像PI2は、第1領域Rn1と、第2領域Rn2と、を含む。第1領域Rn1は、画素が有する「値」の画像内における勾配が小さい領域である。第2領域Rn2は、画素が有する「値」の画像内における勾配が大きい領域である。例えば、第1領域Rn1内の画素のデモザイキングに用いられるフィルタ係数は、第2領域Rn2内の画素のデモザイキングに用いられるフィルタ係数とは、異なる。
例えば、第2領域Rn2内の画素のデモザイキングに用いられるフィルタ係数は、画像内における画素の「値」の勾配によって定められる。例えば、勾配に基づいて、画像の特徴は、複数のクラスに分類される。クラスごとに異なるフィルタ係数を用いてデモザイキングが行われる。例えば、第2領域Rn2内の画素のデモザイキングに用いられるフィルタ係数は、学習によって定められる。
例えば、画像内における「値」の勾配は、後述する回転角θ、伸張ρ及びスケールγによって表すことができる。実施形態に係るデモザイキングに用いられるフィルタ係数は、例えば、

m=θ、n=ρ、o=γ
で表現することができる。
すなわち、実施形態に係るデモザイキングに用いられるフィルタ係数「fハット」u,c m,n,oは、単位パターン中における各画素の位置ごと、補間される「値」が対応する色ごと、及び、画像の特徴ごとに用意される。
画素勾配を画像の特徴として、画像の特徴ごとに決定されるフィルタ係数の例について説明する。例えば、入力画像にフィルタ処理を施す。これによって、例えば、画像内の信号の勾配を求めることができる。勾配算出用のフィルタ係数は、例えば、学習によって定めることができる。
色配列の単位パターン内における各画素の位置ごとに、x方向の勾配算出用のフィルタ係数と、y方向の勾配算出用のフィルタ係数とが準備される。
例えば、座標(i、j)におけるx方向の勾配をd(i、j)と表す。座標(i、j)におけるy方向の勾配をd(i、j)と表す。画像内には、例えば、エッジがある。エッジにおいては、例えば、d(i、j)またはd(i、j)の絶対値が大きい。
勾配算出用のフィルタ係数は、


の式の解となる。
例えば、画像の「値」のx方向の勾配を算出する勾配算出用のフィルタ係数「fハット」u,dxは、

と表される。同様に、画像の「値」のy方向の勾配を算出する勾配算出用のフィルタ係数「fハット」u,dyは、

の式で表される。
図10は、実施形態に係るフィルタ係数を例示する模式図である。
図10に表したように、画像の「値」の勾配を算出する場合、色配列の単位パターン中における各画素の位置ごとにフィルタ係数が用意される。
例えば、第1緑色G1の位置におけるx方向の勾配算出用フィルタ係数「fハット」G1,dx、第1緑色G1の位置におけるy方向の勾配算出用フィルタ係数「fハット」G1,dyが用意される。
同様に、第1青色B1の位置に配置された画素におけるx方向の勾配算出用フィルタ係数「fハット」B1,dx、y方向の勾配算出用フィルタ係数「fハット」B1,dy、が用意される。
第1赤色R1の位置に配置された画素におけるx方向の勾配算出用フィルタ係数「fハット」R1,dx、y方向の勾配算出用のフィルタ係数「fハット」R1,dy、が用意される。
第1白色W1の位置に配置された画素におけるx方向の勾配算出用フィルタ係数「fハット」W1,dx、y方向の勾配算出用のフィルタ係数「fハット」W1,dyが用意される。
入力画像PI1にフィルタ処理を行い、画像の「値」の勾配を算出する。算出された勾配と、正解画像PC1における勾配との差が小さくなるように、勾配算出用のフィルタ係数が定められる。
例えば、フィルタ処理によって算出された勾配に基づいて、画像の特徴が算出される。例えば、勾配の方向及び大きさを表す回転カーネルkのパラメータが算出される。
回転カーネルkは、例えば、勾配の方向及び勾配の大きさに基づいた非等方ガウシアン分布で表される。回転カーネルは、微分値の構造テンソルH(i、j)によって、

の式で定義される。
位置sは、領域N内の点の位置(ベクトル)である。領域Nは、座標(i、j)の位置を中心とした局所近傍の領域である。領域Nには、任意の形状が用いられる。例えば、領域Nには、位置(i、j)を中心とした5×x5タップの矩形領域が用いられる。h(グローバルスムース)は、h>0であり、非等方ガウシアン分布の標準偏差を表す。
図11は、実施形態に係る回転カーネルを例示する模式図である。
図11は、座標(i、j)を中心とした位置sにおける回転カーネルk(i、j、s)を例示している。
図11に表したように、回転カーネルkは、例えば、楕円の形状である。楕円の長軸方向長さを長軸長λと表す。楕円の短軸方向の長さを短軸長λと表す。画素の位置を表すx座標と、楕円の長軸方向とのなす角を回転角θと表す。
例えば、回転カーネルkのパラメータには、長軸長λ、短軸長λ、及び回転角θが用いられる。λ、λ、及び回転角θは、それぞれ、

の式で表される。
ここで、

である。
回転角θ(勾配の方向)は、勾配の共分散行列(構造テンソルH)の固有ベクトルから求められる。長軸長λ(第2固有値)及び短軸長λ(第1固有値)は、構造テンソル(勾配の共分散行列)の固有値である。
例えば、座標(i、j)の近傍において、画像内で画素の「値」が勾配(エッジ)を有する場合、回転カーネルは、楕円状となる。楕円の長軸は、勾配の方向に対して垂直である。楕円の短軸は、勾配の方向に対して平行である。
図12(a)〜図12(f)は、実施形態に係る回転カーネルを例示する模式図である。
図12(a)〜図12(f)においては、座標(i、j)付近の画像PIa〜PIfと、回転カーネルk(i、j、s)とが、図中に重ねて表示されている。図中のドットの濃度は、画像中の画素の有する「値」の大きさを表す。例えば、ドットの濃度が高い領域ほど、その領域における画素が大きい「値」を有していることを表す。
図12(a)は、座標(i、j)周辺において画素の「値」がエッジを有しない場合を例示している。図12(a)に表したように、この場合には、回転カーネルk(i、j、s)は円状となる。
図12(b)は、座標(i、j)の周辺において、x座標がx1の位置にエッジがある場合を例示している。この例では、画像は、y軸方向に平行なエッジを有する。この場合、回転カーネルkは楕円状となる。楕円の長軸は、エッジに平行(勾配の方向に対して垂直)である。楕円の短軸は、エッジに垂直(勾配の方向と平行)である。回転カーネルkは、y軸方向に平行な長軸を有する楕円となる。
図12(c)〜図12(f)においても、座標(i、j)の周辺において画素の「値」がエッジを有している。これらの場合においても、楕円の長軸は、エッジに平行であり、楕円の短軸は、エッジに垂直となる。例えば、画像内の画素の勾配が大きいほど、短軸長λ−と長軸長λとの比λ/λが大きくなる。すなわち画像内のエッジが明確なほど、回転カーネルkはエッジの接線方向に潰れた楕円形状となる。
回転カーネルkに用いられる構造テンソルHは、座標(i、j)を中心とした局所近傍N内の点に関して畳み込んだ構造テンソルHを用いても良い。すなわち、

としても良い。これにより、例えば、入力画像に含まれるノイズの影響を小さくし、安定して回転カーネルkのパラメータを算出することができる。
伸張ρ(i、j)は、勾配の共分散行列の固有値の比(第1固有値の第2固有値に対する比)によって定められる。例えば、伸張ρ(i、j)は、

の式で表される。
ここで、εは、安全定数である。例えば、安全定数ε>0であり、例えば、安全定数ε=1が用いられる。
スケールγ(i、j)は、勾配の共分散行列の固有値の積(第1固有値と第2固有値とpの積)によって定められる。例えば、スケールγ(i、j)は、

の式で表される。ここで、εは、安全定数である。例えば、安全定数ε>0であり、例えば、安全定数ε=0.01が用いられる。
例えば、エッジ特徴量は、画像内の「値」の勾配を表す。エッジ特徴量には、例えば、回転角θ、伸張ρ及びスケールγが用いられる。例えば、エッジ特徴量は、量子化されて用いられる。すなわち、

が用いられる。ここで、θ、ρ、及びγは量子化のステップ幅である。roundは、四捨五入することを意味する。量子化されたエッジ特徴量(勾配)によって、画像の特徴が複数のクラスに分類される。
本実施形態において、デモザイキングに用いられるフィルタ係数「fハット」u,c m,n,oは、次の式を満たすように定められる(フィルタ係数の学習を行う)。
例えば、


の式の解、すなわち、デモザイキング用のフィルタ係数「fハット」u,c m,n,oは、

と求められる。
本実施形態において、デモザイキング用のフィルタ係数「fハット」u,c m,n,oは、単位パターン中における位置uごと、補間される「値」が対応する色cごと、及びクラス(画像の特徴、エッジ特徴量)ごとに定められる。
例えば、画像撮像素子70に用いられるカラーフィルタの色配列の単位パターンに対応したフィルタ係数を用意する。フィルタ記憶部40には、予め学習されたデモザイキング用のフィルタ係数「fハット」u,c m,n,o、勾配算出用のフィルタ係数「fハット」u,dx及び「fハット」u,dyを記憶させておく。
例えば、画像内における「値」の勾配の算出方法として、



などの演算によって行われる参考例の方法がある。これらはすべて線形フィルタの形で定義される。ただし、これらの演算が対象とする画像は、例えば、画像に含まれるすべての画素のチャネル(画素が有する「値」が対応する色)が同じである画像である。これらの演算を、単板イメージセンサによって撮像されたRAW画像に適用することができない。
一方、本実施形態においては、勾配は、勾配算出用のフィルタ係数「fハット」u,dxを用いて算出される。勾配算出用のフィルタ係数「fハット」u,dxは、学習によって適切に定めることができる。これにより、単板イメージセンサによって撮像されたRAW画像においても、画像内における「値」の勾配を算出することができる。
図13は、実施形態に係る画像処理方法を例示する模式図である。
図13は、RAW画像からフルカラー画像を得る方法を例示している。図13に表したように、実施形態に係る画像処理方法は、画像取得ステップS1と、カラー配列特定ステップS2と、勾配フィルタ取得ステップS3と、勾配フィルタ処理ステップS4と、エッジ特徴量算出ステップS5と、フィルタ取得ステップS6と、フィルタ処理ステップS7と、を含む。
ステップS1において、例えば、入力画像記憶部10において記憶されているRAW画像を取得する。RAW画像(入力画像)は、色配列の単位パターンの繰り返しによって複数の画素が並べられた入力画像である。複数の画素のそれぞれは、色配列の単位パターンに含まれるいずれか1つの色に対応した「値」を有している。
ステップS2は、例えば、カラー配列特定部20において処理される。例えば、画像中の座標(i、j)に位置する画素の、色配列の単位パターン内における位置uを特定する。
例えば、フィルタ記憶部40には、複数の勾配算出用のフィルタ係数が記憶されている。勾配算出用のフィルタ係数は、色配列の単位パターン中における位置ごとに予め学習によって定められている。ステップS3においては、フィルタ記憶部40に記憶されている複数の勾配算出用のフィルタ係数の中から、特定された位置uに基づいて、勾配算出用のフィルタ係数(第2フィルタ係数)を選択する。
ステップS4において、選択された勾配算出用のフィルタ係数を用いて、RAW画像データにフィルタ処理を行う。これにより、RAW画像の画像中における「値」の勾配が算出される。
ステップS5において、算出された勾配からエッジ特徴量を算出する。ステップS3〜S5は、特徴量算出部30において処理される。例えば、ステップS3〜S5は、それぞれ、フィルタ係数取得部31、フィルタ演算部32及びエッジ特徴量算出部34において処理される。
フィルタ記憶部40には、エッジ特徴量ごと及び位置uごとに予め学習によって定められた複数のデモザイキング用のフィルタ係数が記憶されている。デモザイキング用のフィルタ係数は、単位パターンに含まれるいずれかの色に対応する「値」を補完する。ステップS6において、フィルタ記憶部40に予め記憶されている複数のフィルタ係数の中から、ステップS5で算出されたエッジ特徴量と、位置uと、に基づいて、デモザイキング用のフィルタ係数(第1フィルタ係数)を選択する。ステップS6は、例えば、フィルタ係数取得部51において処理される。
ステップS7は、例えば、フィルタ演算部52(フィルタ処理部50)において処理される。選択されたデモザイキング用のフィルタ係数「fハット」u,c m,n,oを用いてRAW画像データにフィルタ処理を行う。例えば、

の式で表される演算が行われる。これにより、座標(i、j)における画素において、色配列の単位パターンに含まれる色cに対応する「値」が補間される。
例えば、ステップS1〜ステップS7の処理をRAW画像データ内の全ての画素に対して行う(画像ループ)。これにより、全ての画素でデモザイキングが行われたフルカラー画像を得ることができる。
算出部90は、入力画像の画像情報を取得する。画像情報は、第1画素の値と、複数の周辺画素のそれぞれの値を含む。第1画素は、第1色を有し第1位置に配置されている。複数の周辺画素は、第1画素の周りに配置されている。
例えば、算出部90の特徴量算出部30において、第1特徴量(例えば、エッジ特徴量)が算出される。第1特徴量は、第1画素の値の、周辺画素の値との差(例えば、勾配)に関する。第1特徴量は、第1画素の値と、複数の周辺画素の少なくともいずれかの値とに基づいて算出される。
例えば、周辺画素は、第1色の同色画素を含む。例えば、第1特徴量は、同色画素の値に基づいて算出される。例えば、第1特徴量は、フィルタ係数(第2フィルタ係数)と、第1画素の値と複数の周辺画素の少なくともいずれかの値と、を用いて算出される。第2フィルタ係数は、第1位置に応じて定められている。
算出部90は、フィルタ係数(第1フィルタ係数)と、第2画素の値と、を用いて、第1位置における第2色に関する値を算出する。第1フィルタ係数は、第1位置と、第1特徴量と、に応じて定められている。第2画素は、複数の周辺画素のうち、第1色とは異なる第2色を有し、第2位置に配置された画素である。出力部91は、算出された第1位置における第2色に関する値を出力する。
画像情報は、例えば、第2画素の周りに配置された複数の周辺画素のそれぞれの値を含む。
算出部90は、第2画素の値と、第2画素の周りに配置された複数の周辺画素の少なくともいずれかの値とに基づいて、第2特徴量(例えば、エッジ特徴量)を算出する。第2特徴量は、第2画素の値の、第2画素の周りに配置された複数の周辺画素のそれぞれの値との差(例えば、勾配)に関する。算出部90は、第2特徴量と、フィルタ係数(第3フィルタ係数)と、を用いて、第2位置における第1色に関する値を算出する。第3フィルタ係数は、第2位置と、第2特徴量と、に応じて定められている。
例えば、デモザイキングに用いるフィルタ係数を適切に定めることで、出力されるフルカラー画像の画質が向上する。実施形態に係る画像処理方法においては、フィルタ係数を、単位パターン中における位置uごと、補間される「値」が対応する色cごと、及びクラス(エッジ特徴量)ごとに定める。これにより、例えば、出力されるフルカラー画像の画質が向上する。
例えば、デモザイキングの際に、参考例のフィルタ係数「fハット」u,cが用いられる場合がある。参考例のフィルタ係数「fハット」u,cは、色配列の単位パターン中における位置uごと、及び補間される「値」が対応する色cごとに定められる。参考例のフィルタ係数「fハット」u,cは、エッジ特徴量ごとには定められない。
例えば、参考例のフィルタ係数「fハット」u,cを用いた場合、RAW画像内の「値」の勾配の大きい部分(エッジ)において、「値」の補間が適切に行われない場合がある。
図14は、参考例の画像を例示する模式図である。
図14は、参考例のフィルタ係数を用いて得られたフルカラー画像PF1を例示している。この場合、例えば、デモザイキングを施した後のフルカラー画像PF1において、適正な色とは異なる色(偽色)が出力される。例えば、RAW画像のエッジがある領域に格子状のノイズGN(ジッパーノイズ)が生じる場合がある。
図15は、参考例の画像処理方法を例示する模式図である。
図15は、図14に表した画像に生じたノイズを例示している。図15は、図14に表した画像と、ジッパーノイズの生じていない画像(正解画像)との差を例示している。図15の横軸は、RAW画像における「値」の勾配の大きさ(伸張ρ)である。図15の縦軸は、RAW画像における「値」の勾配の方向(回転角θ)である。図15において、ドットの濃度が濃いほど、図14のフルカラー画像PF1と、正解画像との差が大きいことを表す。図15に表したように、伸張ρの大きい領域において、ジッパーノイズが生じやすいことが分かる。
これに対して、本実施形態に用いられるデモザイキング用のフィルタ係数「fハット」u,c m,n,oは、エッジ特徴量ごとに定められている。これにより、RAW画像内で「値」の勾配が大きい領域においても、適切なフィルタ係数を用いてデモザイキングを行うことができ、ノイズの少ないフルカラー画像を得ることができる。
近年のイメージセンサにおいては、イメージセンサの微細化に伴い、図6(a)及び図6(b)に表したような白色フィルタを設けた色配列が用いられる場合がある。白色フィルタは、例えば、赤色、緑色及び青色フィルタよりも高い光透過性を有する。これにより、例えば、イメージセンサのフォトダイオードの面積が小さくなっても、大きな感度を得ることができる。
一方、白色フィルタを設けた場合、白色フィルタに対応する画素の「値」の大きさと、その他の色のフィルタ(例えば、赤色、青色及び緑色フィルタ)に対応する画素の「値」の大きさと、に差が生じやすい。これにより、例えば、デモザイキングを施した後のフルカラー画像において、ジッパーノイズが生じやすくなる場合がある。
これに対して、本実施形態においては、デモザイキング用のフィルタ係数「fハット」u,c m,n,oは、エッジ特徴量ごとに定められている。これにより、RAW画像内で「値」の勾配が大きい領域においても、適切なフィルタ係数を用いてデモザイキングを行うことができ、ノイズの少ないフルカラー画像を得ることができる。
本実施形態においては、フィルタ係数「fハット」u,c m,n,oは、学習という手法によって定められる。これによって、例えば、図4に表した色配列(Bayer配列)を用いた場合だけでなく、図6(a)及び図6(b)に表した色配列や、その他の色配列を用いた場合においても、適切なフィルタ係数「fハット」u,c m,n,oを定めることができる。
実施形態においては、デモザイキングに用いられるフィルタ係数「fハット」u,c m,n,oは、色配列の単位パターンにおける位置ごと、補間される「値」が対応する色ごと、及び、画像の特徴ごとに、学習によって定められる。ノイズが少なく、画質の向上した画像を得ることができる。
図16は、実施形態に係る撮像装置を例示する模式図である。
図16に表したように撮像装置103は、光学素子80と、撮像部81と、ラインメモリ82と、処理回路83と、メモリ84と、出入力I/F85と、表示部86と、を含む。
光学素子80には、例えば、図2において説明したレンズ72及びフィルタ部74などが設けられる。被写体から撮像装置103へ向かう光の一部は、光学素子80を経由して、撮像部81へ入射する。
撮像部81には、例えば、CMOSイメージセンサや、CCDイメージセンサなどが用いられる。撮像部81に入射した光に対応した「値」が検出される。撮像部81において検出された「値」は、ラインメモリ82に記憶される。例えば、ラインメモリ82は、入力画像記憶部10に相当する。
メモリ84は、例えば、複数のフィルタ係数を記憶している。処理回路83には、例えば、「値」を処理するためのプログラムが記憶されている。処理回路83は、フィルタ係数を参照して、ラインメモリ82に記憶された「値」を処理する。例えば、フィルタ処理回路83は、特徴量算出部30及びフィルタ処理部50に相当する。例えば、メモリ84は、フィルタ記憶部40に相当する。
出入力I/F85は、例えば、処理回路83によって処理された「値」を、表示部86へ送る。例えば、出入力I/F85は、出力部91に相当する。表示部86において、画像が表示される。
例えば、処理回路83、ラインメモリ82及びメモリ84のそれぞれは、同じ基板に一体として設けられてもよい。これらの少なくとも一部は、別の基板に設けられてもよい。ラインメモリ82とメモリ84は、一体として形成された記憶装置であってもよいし、別々に形成された記憶装置であってもよい。
処理回路83に記憶されるプログラムやメモリ84に記憶されるフィルタ係数は、例えば、予め記憶された状態で提供される。処理回路83に記憶されるプログラムやメモリ84に記憶されるフィルタ係数は、CD−ROM等の記憶媒体やネットワークを介して提供され、適宜インストールされてもよい。
本発明の実施形態によれば、高画質の画像を生成する画像処理装置、画像処理方法及び撮像装置が提供される。
なお、本願明細書において、「垂直」、及び「平行」は、厳密な垂直、及び厳密な平行だけではなく、例えば製造工程におけるばらつきなどを含むものであり、実質的に垂直、及び実質的に平行であれば良い。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、入力画像記憶部、カラー配列特定部、特徴量算出部、フィルタ記憶部、フィルタ処理部及び画像撮像素子などの各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述した画像処理装置、画像処理方法及び撮像装置を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての画像処理装置、画像処理方法及び撮像装置も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例、及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例、及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…入力画像記憶部、 20…カラー配列特定部、 30…特徴量算出部、 31…フィルタ係数取得部、 32…フィルタ演算部、 32a…画素勾配、 33…カラー配列特定部、 34…エッジ特徴量算出部、 40…フィルタ記憶部、 50…フィルタ処理部、 51…フィルタ係数取得部、 52…フィルタ演算部、 70…撮像素子、 71…撮像領域、 71a…フォトダイオード層、 71b…マイクロレンズ層、 71c…カラーフィルタ層、 72…レンズ、 73…レンズ保持部、 74…光学フィルタ部、 75…被写体、 76…回路基板部、 77…「値」、 78…ぼけ、 80…光学素子、 81…撮像部、 82…ラインメモリ、 83…処理回路、 84…メモリ、 85…出入力I/F、 86…表示部、 90…算出部、 91…出力部、 γ…スケール、 ε、ε…安全定数、 θ…回転角、 λ…短軸長、 λ…長軸長、 ρ…伸張、 100…画像処理装置、 102、103…撮像装置、 B1、B2…第1、第2青色、 F1…数式、 G1〜G4…第1〜第4緑色、 GN…ノイズ、 P1、P2、P3…単位パターン、 PC1…正解画像、 PF1…フルカラー画像、 PI1、PI2、PIa〜PIf…入力画像、 R1、R2…第1、第2赤色、 Rn1…第1領域、 Rn2…第2領域、 Rr1…領域、 S1〜S7…ステップ、 W1〜W8…第1〜第8白色、 dx、dy…勾配、 f、「fハット」…フィルタ係数、 f…要素、 k…回転カーネル、 u…位置

Claims (15)

  1. 第1色を有し第1位置に配置された第1画素の値と、前記第1画素の周りに配置された複数の周辺画素のそれぞれの値と、を含む画像情報を取得し、
    1フィルタ係数と、前記複数の周辺画素のうちの前記第1色とは異なる第2色の第2画素の値と、を用いて、前記第1位置における前記第2色に関する値を算出する算出部と、
    前記算出された前記第1位置における前記第2色に関する前記値を出力する出力部と、
    を備え
    前記第1フィルタ係数は、第1画像と第2画像とに基づいて予め定められ、
    前記第1画像に含まれる複数の画素のそれぞれは、前記第1色及び前記第2色を含む複数の色のいずれか1つの色に関する値を有し、
    前記第2画像の被写体は、前記第1画像の被写体と同じであり、
    前記第2画像に含まれる複数の画素のそれぞれは、前記複数の色のそれぞれに関する値を有する画像処理装置。
  2. 前記算出部は、前記第1画素の前記値の、前記複数の周辺画素それぞれの前記値との差に関する第1特徴量を、前記第1画素の前記値と前記複数の周辺画素の少なくともいずれかの前記値とに基づいて算出し、
    前記第1フィルタ係数は、前記第1画像から抽出した前記第1特徴量と前記第1位置とに応じて予め定められた、請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記算出部は、前記第1画素の前記値の、前記複数の周辺画素それぞれの前記値との差に関する第1特徴量を、前記第1画素の前記値と前記複数の周辺画素の少なくともいずれかの前記値とに基づいて算出し、
    前記第1フィルタ係数は、前記第1画像と前記第2画像とに基づいて、前記第1特徴量と前記第1位置とに応じて予め定められた、請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記複数の周辺画素は、前記第1色の同色画素を含み、
    前記第1特徴量は、前記同色画素の前記値に基づいて算出される請求項2または3に記載の画像処理装置。
  5. 前記第1特徴量は、前記第1位置に応じて定められた第2フィルタ係数と、前記第1画素の前記値と、前記複数の周辺画素の少なくともいずれかの前記値と、を用いて算出される請求項2〜4のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  6. 前記第1特徴量は、少なくとも、前記差に関する共分散行列の固有ベクトルと、前記共分散行列の第1固有値の前記共分散行列の第2固有値に対する比と、によって定められる請求項2〜5のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  7. 前記画像情報は、前記第1色及び前記第2色とは異なる第3色を有する第3画素の値をさらに含み、
    前記第色、前記第2色及び前記第3色のそれぞれは、赤色、緑色、及び青色のいずれか1つの色である請求項1〜のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  8. 前記第1色は、第1緑色であり、
    前記第2色は、第1青色であり、
    前記第3色は、第1赤色であり、
    前記画像情報は、第2緑色を有する第4画素の値をさらに含み、
    前記第1画素は、第1方向において前記第2画素と並び、
    前記第3画素は、前記第1方向と交差する第2方向において前記第1画素と並び、
    前記第4画素は、前記第2方向において前記第2画素と並び、前記第1方向において前記第3画素と並ぶ請求項記載の画像処理装置。
  9. 前記画像情報は、前記第1色及び前記第2色とは異なる第3色を有する第3画素の値と、前記第1色、前記第2色及び前記第3色とは異なる第4色を有する第4画素の値と、をさらに含み、
    前記第1色、前記第2色、前記第3色及び前記第4色のそれぞれは、赤色、緑色、青色及び白色のいずれか1つの色である請求項1〜のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  10. 前記第1色は、第1緑色であり、
    前記第2色は、第1青色であり、
    前記第3色は、第1赤色であり、
    前記第4色は、第1白色であり、
    前記第1画素は、第1方向において前記第2画素と並び、
    前記第3画素は、前記第1方向と交差する第2方向において前記第1画素と並び、
    前記第4画素は、前記第2方向において前記第2画素と並び、前記第1方向において前記第3画素と並ぶ請求項記載の画像処理装置。
  11. 前記第2画素は、第2位置に配置され、
    前記画像情報は、前記第2画素の周りに配置された複数の画素のそれぞれの値をさらに含み、
    前記算出部は、
    前記第2画素の前記値の、前記第2画素の周りに配置された前記複数の画素のそれぞれの前記値との差に関する第2特徴量を、前記第2画素の前記値と、前記第2画素の周りに配置された前記複数の画素の少なくともいずれかの前記値と、に基づいて算出し、
    前記第2特徴量と前記第2位置とに応じて定められた第3フィルタ係数と、前記第1画素の前記値と、を用いて前記第2位置における前記第1色に関する値を算出する請求項1〜10のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  12. 請求項1〜11のいずれか1つに記載の画像処理装置と、
    前記画像情報を有する画像を撮像する撮像素子と、
    を備えた撮像装置。
  13. 前記撮像素子は、CMOSイメージセンサである請求項1記載の撮像装置。
  14. 前記撮像素子は、CCDイメージセンサである請求項1記載の撮像装置。
  15. 第1色を有し第1位置に配置された第1画素の値と、前記第1画素の周りに配置された複数の周辺画素のそれぞれの値と、を含む画像情報を取得する取得工程と、
    1フィルタ係数と、前記複数の周辺画素のうちの前記第1色とは異なる第2色の第2画素の値と、を用いて、前記第1位置における前記第2色に関する値を算出するフィルタ処理工程と、
    を備え
    前記第1フィルタ係数は、第1画像と第2画像とに基づいて予め定められ、
    前記第1画像に含まれる複数の画素のそれぞれは、前記第1色及び前記第2色を含む複数の色のいずれか1つの色に関する値を有し、
    前記第2画像の被写体は、前記第1画像の被写体と同じであり、
    前記第2画像に含まれる複数の画素のそれぞれは、前記複数の色のそれぞれに関する値を有する画像処理方法。
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