JP6301870B2 - 衣類乾燥機 - Google Patents

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本発明は、扉の背面にパッキンを設け、扉閉時に本体ケースの投入口の気密を保持する衣類乾燥機に関する。
この種の衣類乾燥機は、衣類やタオル等の被乾燥物を収容する回転ドラムが内部に設けられ前面の前板に回転ドラム内と連通する被乾燥物の投入口が形成されている本体ケースと、本体ケースの前面に配設されて投入口を開閉する扉とを備え、扉の背面に環状のパッキンを設け、扉閉時にパッキンを本体ケースの前板における投入口外周部の全周にわたって当接させることにより投入口の気密を保持している。上記パッキンとしては、一般にはエラストマー等の弾性体からなり断面四角形状を有し環状に形成されたものが使用されている。
特開2013−66647号公報(図1) 特開2002−239296号公報
従来の衣類乾燥機では、パッキンが環状に形成されているためにパッキンの扉への組み付け時に周方向でのパッキンの高さが部分的にばらついたり、扉開閉の衝撃や乾燥運転の熱影響を繰り返し受けて扉の背面と本体ケースの前板とのクリアランスが少しずつ変化したりすることがある。また、パッキン、扉、前板等の寸法に製作上のばらつきがあることもある。そして、パッキンが経年劣化によりへたってきた場合に、回転ドラム内の負圧が投入口に及んで環状のパッキンが内径側に引き込まれる力を受けると、前板との間に部分的に隙間が生じて投入口の気密性が低下することがある。このようにして投入口の気密が低下すると、投入口から回転ドラム内へ空気が漏れ、乾燥効率の低下を招いたり、空気の流れ込みによりパッキンが振動してビビリ音を生じさせたりするおそれがある。
本発明は、以上の事情に鑑みてなされたものであり、扉の背面に設けた環状のパッキンにより投入口の気密性を長期的に保持することができる衣類乾燥機を提供するものである。
本発明に係る衣類乾燥機は、
被乾燥物を収容する回転ドラムが内部に設けられて前面の前板に回転ドラム内と連通する投入口が形成されている本体ケースと、本体ケースの前面に配設されて投入口を開閉する扉とを備え、扉の背面には、前板における投入口外周部の全周にわたって当接して投入口の気密を保持する環状のパッキンが設けられている衣類乾燥機において、
上記パッキンは、環状に一体的に形成されたものであり、扉の背面から略垂直に立ち上がって前板側へ向けて延びる立ち上がり部と、立ち上がり部の先端から折れ曲がって環状の外向きに拡がるように延びて先端を自由端とする舌片部とを有し、
上記舌片部は、立ち上がり部の先端から扉の背面に沿って略真っ直ぐ延びる延出片部と、延出片部の先端から折れ曲がって前板側へ斜め向きに延び且つ前板側に湾曲する膨出形状を有して扉閉時に前板に押し当てられる膨出傾斜片部とを有し、
上記パッキンは、扉閉時に前板に押し当てられると舌片部の延出片部と膨出傾斜片部との境目となる折れ曲がり部分を支点にして膨出傾斜片部が撓んで前板と面接触する構成としたものである。
これにより、扉閉時にパッキンが前板に押し当てられると、舌片部の延出片部と膨出傾斜片部との境目の折れ曲がり部分を支点にして膨出傾斜片部が撓んで前板と接触することとなる。この結果、膨出傾斜片部の前板に接触する最も内周側の位置と膨出傾斜片部の撓みの上記支点との間の距離が短くなるので、パッキンが経年劣化によりへたってきた場合であっても、押圧状態での膨出傾斜片部の剛性を高く保持することができる。また、膨出傾斜片部は、延出片部から折れ曲がるように形成されているので、扉閉時に膨出傾斜片部が前板に押し当てられた状態では、立ち上がり部及び延出片部からの弾性反発力により膨出傾斜片部を持ち上げるように作用し、これによっても、押圧状態での膨出傾斜片部の剛性を高く保持させている。従って、パッキンがへたってきた場合に回転ドラム内の負圧が投入口に及んで環状のパッキンが内径側に引き込まれる力を受けても膨出傾斜片部の形状が安定して保持され、投入口の気密性を長期的に保持することができる。
上記膨出傾斜片部の先端部分は、前板と接触しない裏面側を肉盛りして厚肉に形成した肉盛り部とすることが望ましい。
これにより、膨出傾斜片部の先端部分により形成される環状のパッキンの外径端部での剛性が高くなり、押圧状態での膨出傾斜片部の剛性をさらに高く保持することができる。また、肉盛り部は、膨出傾斜片部の裏面側に設けて本体ケースの前板とは接触することがなく膨出傾斜片部と前板との接触面積を低下させることがない。従って、パッキンがへたってきても投入口の気密性を長期的に保持することができる。
上記パッキンは、扉の背面に凹設された環状凹溝に嵌め込まれる環状嵌着部と一体的に形成されていることが望ましい。
これにより、扉の背面に対して環状のパッキンを単独で組み付ける場合に比べて、周方向におけるパッキンの高さのばらつきを抑制することができ、扉閉時には環状のパッキンが全周一様に前板に当接して投入口の気密性を確実に保持することができる。
本発明によれば、押圧状態での膨出傾斜片部の剛性を高く形状が安定して保持されるから、パッキンがへたってきた場合であっても投入口の気密性を長期的に保持することができる。従って、投入口から回転ドラム内への空気の漏れを長期的に防止することができ、よって、乾燥効率の低下を防止することができ、また、回転ドラム内の負圧によりパッキンが振動してビビリ音を発生させることもない。
実施形態の衣類乾燥機の全体構成を示す模式図である。 衣類乾燥機の投入口付近を拡大して示す断面図である。 嵌着部に一体形成された第1パッキンの全体を示す斜視図である。 嵌着部に一体形成された第1パッキンを示す断面図である。 第1パッキンがへたる前とへたった時の前板との接触状態を示す模式図である。 凸部材に一体形成された第2パッキンを示す断面図である。
以下に、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、実施形態の衣類乾燥機1は、衣類やタオル等の被乾燥物部Sを収容する回転ドラム4が内部に設けられた箱型の本体ケース2と、本体ケース2の前面の前板20に取り付けられた扉3とを備えている。なお、本明細書では、衣類乾燥機1の扉3の設置側を前とし、前後の方向や位置を特定する。回転ドラム4は、前端が開放された円筒形状に形成され、本体ケース2内に横向き姿勢に設置されて前端を回転支持リング板41により後端を回転支持枠42によりそれぞれ回転自在に支持されている。回転ドラム4は、外周に架けられたベルト43を介して駆動モータ44により回転される。本体ケース2内には、ガスバーナ5を収容する燃焼筐53と、燃焼筐53の上方に連設する温風導入ダクト54とが設けられ、また、衣類乾燥機1の動作を制御する制御部27が設けられている。ガスバーナ5には、ガス供給路51により弁装置52を介して燃料ガスが供給され、ガスバーナ5の燃焼排ガスが温風導入ダクト54に送り込まれる。本体ケース2の側面に形成された空気取り入れ口23から外部の空気が本体ケース2内に取り込まれ、この空気が空気導入孔55から温風導入ダクト54内に導入される。温風導入ダクト54は、ガスバーナ5からの燃焼排ガスと空気導入孔55から導入した空気とを混合して加熱空気(温風)とし、この温風を温風導出口56から回転ドラム4へ導出させる。なお、加熱手段としてガスバーナ5を使用するが、これに限らず、電気ヒータや給湯器に接続した熱交換器等を使用してもよい。
本体ケース2の前面の前板20には、回転ドラム4の開放された前端に対応して円形に開口して被乾燥物Sを回転ドラム4内に出し入れする投入口21が形成されている。投入口21は、前板20から後方へ向けて延びて奥側(後側)に段部22を設けた円筒形状に形成されている(図2参照)。
扉3は、側縁の一方側が蝶番を介して本体ケース2の前板20に開閉自在に連結され、前板20に形成する投入口21を開閉させる。扉3の背面(後面)には、後方に突出して扉閉時に投入口21に嵌入される環状凸部31が形成され、この環状凸部31の内径部には、糸屑フィルタ33が着脱自在に取り付けられている。扉3の内部には、環状凸部31に連設されて扉閉時に投入口21を介して回転ドラム4内と連通状態となる第1排湿ダクト34が設けられている。第1排湿ダクト34の下流端は、扉閉時に本体ケース2内の上方位置に設置された第2排湿ダクト24と連結される。第2排湿ダクト24の下流端は、本体ケース2の天面から上方に向けて開口する排湿口25となっており、また、第2排湿ダクト24内には、給排気ファン26が設けられている。
以上の衣類乾燥機1は、給排気ファン26を作動させ、回転ドラム4を回転させ、ガスバーナ5を燃焼させることにより、乾燥運転が行われる。給排気ファン26の作動により、第2排湿ダクト24、第1排湿ダクト34、回転ドラム4及び温風導入ダクト54に空気流が生じる。これにより、ガスバーナ5で加熱された温風が温風導入ダクト54から回転ドラム4の背面の小孔4aを介して回転ドラム4内に導入される。回転ドラム4の内部では、流動する温風に被乾燥物Sが晒されて被乾燥物Sが乾燥する。被乾燥物Sの乾燥に伴って回転ドラム4内に発生した湿気は、温風と共に投入口21に移動して糸屑フィルタ33を通過し、第1排湿ダクト34から第2排湿ダクト24へ移動し、排湿口25から排出される。
このような乾燥運転時(給排気ファン26の作動時)に投入口21から回転ドラム4内への空気の流入を防止するため投入口21の気密を保持するように、図2をも参照して、扉3の背面にはエラストマー等の弾性体からなる第1パッキン6と第2パッキン8とが設けられている。
図2〜図4を参照して、第1パッキン6は、扉3の背面における環状凸部31の外周部であり、扉閉時に前板20における投入口21外周部の全周にわたって当接する位置に設けられている。第1パッキン6は、扉3の背面に凹設された環状凹溝32に嵌め込まれる環状の嵌着部7と一体成形により一体的に形成されている。環状の嵌着部7は、内周板部71と外周板部72と天板部73とを有する断面コ字形の環状に形成されており、外周板部72には、扉3の環状凹溝32と係合させる複数の係合爪74が設けられ、天板部73には、第1パッキン6が一体形成されている。これにより、扉3の背面への環状の第1パッキン6の組み付けに際して、全周における第1パッキン6の高さのばらつきを抑制することができる。従って、扉閉時には環状の第1パッキン6が全周一様に前板20に当接して投入口21の気密性を確実に保持することができる。
第1パッキン6は、環状に一体的に形成されたものであり、嵌着部7に固着された基台部66と、扉3の背面から略垂直に立ち上がって前板20側へ向けて延びる立ち上がり部61と、立ち上がり部61の先端から折れ曲がって環状の外向きに(環状の第1パッキン6の半径方向外方側へ)拡がるように延びて先端を自由端とする舌片部62とを有している。そして、舌片部62は、立ち上がり部61の先端から扉3の背面に沿って略真っ直ぐ延びる延出片部63と、延出片部63の先端から折れ曲がって前板20側へ斜め向きに延び且つ前板20側にR状(円弧状)に湾曲して膨出し扉閉時に前板20に押し当てられる膨出傾斜片部64とを有する。
しかるに、衣類乾燥機1において給排気ファン26の作動により回転ドラム4内が負圧状態となり、第1パッキン6には内周側と外周側との空気圧差により外周側から空気の押し付け力が作用する。この場合、膨出傾斜片部64は、前板20側へ斜め向きとなって外周方向に拡がるように延びて先端を自由端とする形状を有するので、外周側からの空気の押し付け力により膨出傾斜片部64は前板20に押し付けられるように作用し、投入口21の気密保持性が高められる。従って、扉3の背面と本体ケース2の前板20との間のクリアランスが、ばらついていたり少しずつ広くなってきた場合でも、投入口21の気密性を高く保持することができる。
また、図5に示すように、扉閉時に第1パッキン6が前板20に押し当てられると、舌片部62が全体的に撓むことなく舌片部62の延出片部63と膨出傾斜片部64との境目となる折れ曲がり部分を支点Aにして膨出傾斜片部64が撓んで前板20と面接触することとなる。これより、上記折曲がり部分を有さず舌片部62が全体的に撓むものよりも、膨出傾斜片部64の前板20に面接触する最も内周側の位置Bと膨出傾斜片部64の撓みの支点Aとの間の距離Lが短くなる。また、第1パッキン6が経年劣化によりへたってきた時に前板20との接触が舌片部62の先端付近でなされるようになる(図5(b)を図5(a)と対比参照)。この場合、斜め外向きに延びる舌片部62をストレート形状としたものよりも、膨出傾斜片部64を前板20側にR状に湾曲する膨出形状とすることにより、前板20との接触部分を内径側へ近づけることができる(図5(b)参照)。以上の結果、膨出傾斜片部64の前板20に面接触する最も内周側の位置Bと膨出傾斜片部64の撓みの支点Aとの間の距離Lが短くなるので、第1パッキン6が経年劣化によりへたってきた場合であっても、押圧状態での膨出傾斜片部64の剛性を高く保持することができる。
さらに、膨出傾斜片部64は、延出片部63から折れ曲がるように形成されているので、扉閉時に膨出傾斜片部64が前板20に押し当てられた状態では、立ち上がり部61及び延出片部63からの弾性反発力により膨出傾斜片部64を持ち上げるように作用し、これによっても、押圧状態での膨出傾斜片部64の剛性を高く保持させることができる。
以上より、第1パッキン6がへたってきた時に回転ドラム4内の負圧が投入口21に及んで環状の第1パッキン6が内径側に引き込まれる力を受けても膨出傾斜片部64の形状が安定して保持され、投入口21の気密性を長期的に保持することができる。
また、立ち上がり部61及び舌片部62は、肉厚を一定に形成するが、膨出傾斜片部64の先端部分では、前板20と接触しない裏面側を肉盛りして厚肉に形成した肉盛り部65とする(図4参照)。これにより、膨出傾斜片部64の先端部分により形成される環状の第1パッキン6の外径端部での剛性が高くなり押圧状態での膨出傾斜片部64の剛性をさらに高く保持することができる。この肉盛り部65は、膨出傾斜片部64の裏面側に設けて本体ケース2の前板20とは接触することがなく、膨出傾斜片部64と前板20との接触面積を低下させることがない。従って、この肉盛り部65により第1パッキン6がへたってきても投入口21の気密保持性を高くすることができる。
以上のように、実施形態の衣類乾燥機1によれば、第1パッキン6がへたってきても投入口21の気密保持性が高く、投入口21から回転ドラム4内への空気の流入を長期的に防止することができ、よって、乾燥効率の低下を防止することができ、回転ドラム4内の負圧により第1パッキン6が振動してビビリ音を発生させることもない。なお、第1パッキン6がへたる前でも投入口21の気密保持に優れ、回転ドラム4内への空気の流入を防止することができ、また、第1パッキン6の振動によるビビリ音の発生を防止することができる。
第2パッキン8は、環状凸部31の一部分であり、扉閉時に投入口21の段部22に全周にわたって当接する位置に設けられている(図1、図2参照)。第2パッキン8は、環状に一体的に形成されたものであり、さらには、図6に示すように、環状凸部31の一部(天部及び内周部)を構成する環状の凸部材9と一体成形により一体的に形成されている。環状の凸部材9は、内フランジ部91、内周板部92、天板部93、外周板部94及び外フランジ部95を一体に有する断面凸形の環状に形成されており、第2パッキン8は、外フランジ部95から外周板部94にわたって一体的に形成されている。従って、扉3の背面の環状凸部31に対して環状の第2パッキン8を組み付けるに際して、全周における第2パッキン8の高さのばらつきを抑制することができ、扉閉時には環状の第2パッキン8が全周一様に投入口21の段部22に当接して投入口21の気密性を確実に保持することができる。
そして、第2パッキン8は、凸部材9に固着された基台部84と、凸部材9における外周板部94の凹み部96に固着して内径側に真っ直ぐ延びる固着小片部81と、投入口21の段部22側へ斜め向きに延び且つ外向きに(環状の第2パッキン8の半径方向外方側へ)直線的に拡がるように延びて扉閉時に投入口21の段部22に押し当てられる傾斜片部82とを有する。これにより、扉閉時に第2パッキン8の直線的な傾斜片部82が投入口21の段部22に対して平面的に広く接触して高い気密保持性を発揮することができる。また、内径側に延びて凸部材9に固着する固着小片部81を設けることにより、段部22への押圧状態での傾斜片部82の押し付け力が強化され、段部22に対する傾斜片部82の密着性を高めることができる。そして、上述のとおり、前板20と投入口21との間の気密性は第1パッキン6により保持されているので、回転ドラム4内の負圧により第1パッキン6と第2パッキン8との間の空気が回転ドラム4側へ抜けることにより、第2パッキン8の傾斜片部82は投入口21の段部22に押し付けられて投入口21の段部22の気密性を高く保持することができる。
また、傾斜片部82は、肉厚を一定に形成したものであるが、先端部分は、投入口21の段部22と接触しない裏面側を肉盛りして厚肉に形成した肉盛り部83とする(図6参照)。これにより、傾斜片部82の先端部分により形成される環状の第2パッキン8の外径端部での剛性が高くなり、押圧状態での傾斜片部82の剛性を高く保持することができる。この肉盛り部83は、傾斜片部82の裏面側に設けて投入口21の段部22とは接触することがなく傾斜片部82と段部22との接触面積を低下させることがない。従って、第2パッキン8により投入口21の段部22での気密性を高く保持することができる。
このように、実施形態の衣類乾燥機1では、第1パッキン6と第2パッキン8との二重シール構造を有するので、投入口21の気密性を高く保持することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限らず本発明の要旨の範囲内で種々の変更を施すことが可能である。例えば、第1パッキン6の膨出傾斜片部64は、R状に湾曲した断面形状に限らず、例えば、く字状、逆U字状等に折れ曲がった断面形状等としてもよい。また、第2パッキン8の傾斜片部82は、第1パッキン6の膨出傾斜片部64と同じ形状のものとしてもよい。
1 衣類乾燥機
2 本体ケース
3 扉
4 回転ドラム
5 ガスバーナ
6 第1パッキン
7 嵌着部
8 第2パッキン
9 凸部材
20 前板
21 投入口
22 段部
31 環状凸部
32 環状凹溝
61 立ち上がり部
62 舌片部
63 延出片部
64 膨出傾斜片部
65 肉盛り部
81 固着小片部
82 傾斜片部
83 肉盛り部
A 支点
B 位置
L 距離
S 被乾燥物


Claims (3)

  1. 被乾燥物を収容する回転ドラムが内部に設けられて前面の前板に回転ドラム内と連通する投入口が形成されている本体ケースと、本体ケースの前面に配設されて投入口を開閉する扉とを備え、扉の背面には、前板における投入口外周部の全周にわたって当接して投入口の気密を保持する環状のパッキンが設けられている衣類乾燥機において、
    上記パッキンは、環状に一体的に形成されたものであり、扉の背面から略垂直に立ち上がって前板側へ向けて延びる立ち上がり部と、立ち上がり部の先端から折れ曲がって環状の外向きに拡がるように延びて先端を自由端とする舌片部とを有し、
    上記舌片部は、立ち上がり部の先端から扉の背面に沿って略真っ直ぐ延びる延出片部と、延出片部の先端から折れ曲がって前板側へ斜め向きに延び且つ前板側に湾曲する膨出形状を有して扉閉時に前板に押し当てられる膨出傾斜片部とを有し、
    上記パッキンは、扉閉時に前板に押し当てられると舌片部の延出片部と膨出傾斜片部との境目となる折れ曲がり部分を支点にして膨出傾斜片部が撓んで前板と面接触する構成とした衣類乾燥機。
  2. 請求項1に記載の衣類乾燥機において、
    上記膨出傾斜片部の先端部分は、前板と接触しない裏面側を肉盛りして厚肉に形成した肉盛り部とする衣類乾燥機。
  3. 請求項1又は2に記載の衣類乾燥機において、
    上記パッキンは、扉の背面に凹設された環状凹溝に嵌め込まれる環状嵌着部と一体的に形成されている衣類乾燥機。
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