JP6297742B2 - ユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、次世代移動通信システムにおけるユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法に関する。
UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)ネットワークにおいて、さらなる高速データレート、低遅延などを目的としてロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)が仕様化された(非特許文献1)。そして、LTEからのさらなる広帯域化及び高速化を目的として、LTEアドバンストと呼ばれるLTEの後継システム(LTE−Aとも呼ばれる)が検討され、LTE Rel.10−12として仕様化されている。
LTE Rel.10−12のシステム帯域は、LTEシステムのシステム帯域を一単位とする少なくとも1つのコンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)を含んでいる。このように、複数のCCを集めて広帯域化することをキャリアアグリゲーション(CA:Carrier Aggregation)という。また、LTE Rel.12においては、ユーザ端末が異なる無線基地局(スケジューラー)がそれぞれ制御するCCを用いて通信を行うデュアルコネクティビティ(DC:Dual Connectivity)がサポートされている。
上述したLTEの後継システム(LTE Rel.10−12)におけるCA/DCでは、ユーザ端末(UE)当たりに設定可能なCC数が最大5個に制限されている。LTEのさらなる後継システムであるLTE Rel.13以降においては、より柔軟且つ高速な無線通信を実現するために、ユーザ端末に設定可能なCC数の制限を緩和し、6個以上のCC(例えば、32CC)を設定することが検討されている。
また、Rel.8−12のLTEでは、事業者に免許された周波数帯、すなわちライセンスバンドにおいて排他的な運用がなされることを想定して仕様化が行われている。ライセンスバンドとしては、例えば、800MHz、2GHzまたは1.7GHzなどが使用される。
さらに、将来の無線通信システム(Rel.13以降)では、LTEシステムを、通信事業者(オペレータ)にライセンスされた周波数帯域(Licensed band)だけでなく、ライセンス不要の周波数帯域(Unlicensed band)で運用するシステム(LTE−U:LTE Unlicensed)も検討されている。特に、ライセンスバンドを前提として非ライセンスバンド(アンライセンスバンド)を運用するシステム(LAA:Licensed-Assisted Access)も検討されている。なお、アンライセンスバンドでLTE/LTE−Aを運用するシステムを総称して「LAA」と呼ぶ場合もある。ライセンスバンド(Licensed band)は、特定の事業者が独占的に使用することを許可された帯域であり、アンライセンスバンド(Unlicensed band)は特定事業者に限定せずに無線局を設置可能な帯域である。
アンライセンスバンドでは、異なるオペレータや非オペレータ間において、同期、協調または連携などがなされずに運用されることが想定され、ライセンスバンドと比較して大きな相互干渉が生じるおそれがある。そのため、アンライセンスバンドでLTE/LTE−Aシステム(LTE−U)を運用する場合、アンライセンスバンドで運用されるWi−Fi等の他システムや他オペレータのLTE−Uとの相互干渉を考慮して動作することが望まれる。アンライセンスバンドにおける相互干渉を避けるために、LTE−U基地局/ユーザ端末が、信号の送信前にリスニングを行い、リスニング結果により送信を制限することが検討されている。
また、アンライセンスバンドとして、例えば、Wi−Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)を使用可能な2.4GHz帯や5GHz帯、ミリ波レーダーを使用可能な60GHz帯等の利用が検討されている。このようなアンライセンスバンドをスモールセルで適用することも検討されている。
LTE Rel.10−12のシステムにおけるCA/DCでは、ユーザ端末に設定されるセル(CC)として、1個のプライマリセル(PCell、PCC)と、最大4個までのセカンダリセル(SCell、SCC)がサポートされている。このように、既存システム(LTE Rel.10−12)のCAでは、ユーザ端末(UE)当たりに設定可能なCC数が最大5個に制限されている。
一方で、LTEのさらなる後継システム(例えば、LTE Rel.13以降)において、ユーザ端末に設定可能なCC数が6個以上(例えば、32CC)に拡張される場合、CC数の増加に伴いユーザ端末の負担が増大することが想定される。例えば、拡張されるCC(拡張CC)をSCCとしてユーザ端末に設定する場合、各SCC(SCell)に対するメジャメント(RRMメジャメント、CSIメジャメント等)動作やDL信号の受信動作に要するユーザ端末の負担が増大することが想定される。
また、アンライセンスCCをSCC(例えば、拡張CC)としてユーザ端末に設定する場合、リスニング結果(LBT結果)次第ではユーザ端末がアンライセンスCCと定常的な信号の送受信を行えない場合が生じる。そのため、ユーザ端末が既存システムのSCC(SCell)と同様にアンライセンスCCに対してメジャメント動作や受信動作等を行うと不必要な動作が増え、ユーザ端末の負担が増大するおそれがある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、ユーザ端末に設定可能なCC数が既存システムより拡張される場合及び/又はアンライセンスCCを用いてCAを行う場合であっても、ユーザ端末の負担の増大を抑制することができるユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法を提供することを目的の1つとする。
本発明のユーザ端末の一態様は、複数のコンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)を用いたキャリアアグリゲーションを利用して無線基地局と通信するユーザ端末であって、各CCから送信されるDL信号を受信する受信部と、測定要件に基づいて、DL信号メジャメントを行う制御部と、を有し、送信前にリスニングが適用される第1のセカンダリCCの測定要件は、送信前にリスニングが適用されない第2のセカンダリCCの測定要件と異なることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザ端末に設定可能なCC数が既存システムより拡張される場合及び/又はアンライセンスCCを用いてCAを行う場合であっても、ユーザ端末の負担の増大を抑制することができる。
LTEの後継システムにおけるキャリアアグリゲーションの概要の説明図である。 リスニング(LBT)を適用する場合の送信制御の一例を示す図である。 既存システムPCCとSCCを利用したCAと、アンライセンスCCを説明する図である。 アンライセンスCCをSCCとして設定する場合を示す図である。 TCCを用いたキャリアアグリゲーションの一例を示す図である。 TCCに対するメジャメント動作の一例を示す図である。 TCCに対する受信動作・メジャメント動作の一例を示す図である。 TCCを用いたキャリアアグリゲーションの他の例を示す図である。 本実施の形態に係る無線通信システムの概略構成の一例を示す概略構成図である。 本実施の形態に係る無線基地局の全体構成の一例を示す図である。 本実施の形態に係る無線基地局の機能構成の一例を示す図である。 本実施の形態に係るユーザ端末の全体構成の一例を示す図である。 本実施の形態に係るユーザ端末の機能構成の一例を示す図である。
図1は、キャリアアグリゲーション(CA)の説明図である。図1に示すように、既存システム(LTE Rel.12まで)のCAでは、LTE Rel.8のシステム帯域を一単位とするコンポーネントキャリア(CC)が最大5個(CC#1〜CC#5)束ねられる。すなわち、LTE Rel.12までのキャリアアグリゲーションでは、ユーザ端末(UE:User Equipment)あたりに設定可能なCC数は、最大5個(1個のプライマリセル、最大4個のセカンダリセル)に制限される。
プライマリセル(PCell、PCC)とは、CA/DCを行う場合にRRC接続やハンドオーバを管理するセルであり、端末からのデータやフィードバック信号を受信するためにUL伝送も必要となるセルである。プライマリセルは、上下リンクともに常に設定される。セカンダリセル(SCell、SCC)とは、CA/DCを適用する際にプライマリセルに加えて設定する他のセルである。セカンダリセルは、下りリンクだけ設定することもできるし、上下リンクを同時に設定することもできる。
一方、LTEのさらなる後継システム(例えば、LTE Rel.13以降)では、ユーザ端末当たりに設定可能なCCの数の制限を緩和し、6個以上のCC(セル)を設定する拡張キャリアアグリゲーション(CA enhancement)が検討されている。例えば、図1に示すように、32個のCC(CC#1〜CC#32)を束ねる場合、最大640MHzの帯域を確保可能となる。このように、ユーザ端末あたりに設定可能なCC数を拡張することにより、より柔軟且つ高速な無線通信を実現することが期待されている。
また、LTEのさらなる後継システム(例えば、LTE Rel.13以降)では、LTEシステムを、通信事業者(オペレータ)にライセンスされた周波数帯域(Licensed band)だけでなく、ライセンス不要の周波数帯域(Unlicensed band)で運用するシステムも検討されている。
既存のLTE/LTE−Aでは、ライセンスバンドでの運用が前提となっているため、各オペレータに対して異なる周波数帯域が割当てられている。しかし、アンライセンスバンドは、ライセンスバンドと異なり特定の事業者のみの使用に限られない。アンライセンスバンドでLTEを運用する場合、異なるオペレータや非オペレータ間において、同期、協調及び/又は連携などがなされずに運用されることも想定される。この場合、アンライセンスバンドにおいて、複数のオペレータやシステムが同一周波数を共有して利用することとなるため、相互干渉が生じるおそれがある。
このため、アンライセンスバンドにおいて運用されるWi−Fiシステムでは、LBT(Listen Before Talk)メカニズムに基づくキャリア検知多重アクセス/衝突回避(CSMA/CA:Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance)が採用されている。具体的には、各送信ポイント(TP:Transmission Point)、アクセスポイント(AP:Access Point)、Wi−Fi端末(STA:Station)等が、送信を行う前にリスニング(CCA:Clear Channel Assessment)を実行し、所定レベルを超える信号が存在しない場合にのみ送信を行う方法等が用いられている。所定レベルを超える信号が存在する場合には、ランダムに与えられる待ち時間(バックオフ時間)を設け、その後再びリスニングを行う(図2参照)。
そこで、アンライセンスバンドで運用するLTE/LTE−Aシステム(例えば、LAA)においても、リスニング結果に基づいた送信制御を行うことが検討されている。例えば、無線基地局及び/又はユーザ端末は、アンライセンスバンドセルにおいて信号を送信する前にリスニング(LBT)を行い、他システム(たとえば、Wi−Fi)や他オペレータが通信を行っているか確認する。リスニングの結果、他システムや別のLAAの送信ポイントからの受信信号強度が所定値以下である場合、無線基地局及び/又はユーザ端末は、チャネルがアイドル状態(LBT_idle)であるとみなし、信号の送信を行う。一方で、リスニングの結果、他システムや他のLAAの送信ポイントからの受信信号強度が所定値より大きい場合、チャネルがビジー状態(LBT_busy)であるとみなし、信号の送信を制限する。
ここで、リスニングとは、無線基地局及び/又はユーザ端末が信号の送信を行う前に、他の送信ポイントから所定レベル(例えば、所定電力)を超える信号が送信されているか否かを検出/測定する動作を指す。また、無線基地局及び/又はユーザ端末が行うリスニングは、LBT(Listen Before Talk)、CCA(Clear Channel Assessment)等とも呼ばれることがある。LBT結果に基づく信号送信の制限としては、DFS(Dynamic Frequency Selection)により別キャリアに遷移する、送信電力制御(TPC)を行う、又は、信号送信を待機(停止)する方法が挙げられる。
このように、アンライセンスバンドで運用するLTE/LTE−Aシステム(例えば、LAA)の通信においてLBTを適用することにより、他のシステムとの干渉等を低減することが可能となる。
ところで、図1に示すCC数の拡張は、ライセンスバンドとアンライセンスバンドとの間のキャリアアグリゲーション(LAA:License-Assisted Access)による広帯域化に効果的である。例えば、ライセンスバンドの5個のCC(=100MHz)とアンライセンスバンドの15個のCC(=300MHz)とを束ねる場合、400MHzの帯域を確保可能となる。
一方で、ユーザ端末に設定可能なCC数を拡張する場合やアンライセンスCC(UCC)を用いてCAを適用する場合、拡張CCやアンライセンスCC(UCC)をどのように設定してユーザ端末動作を制御するかが問題となる(図3参照)。
例えば、図4に示すようにアンライセンスCC(UCC:Unlicensed Component Carrier)を既存システムのセカンダリセル(SCC)と仮定してCAを適用することが考えられる。なお、図4において、アンライセンスCC(UCC)は拡張CCとして設定することも考えられる。
しかし、上述したようにアンライセンスキャリアでは送信時にLBTが前提となるため、アンライセンスCCでは送信/無送信(ON/OFF)状態が動的に変更される。このため、ユーザ端末はPCCやアクティブ状態のSCCのように定常的な信号送信を想定できないおそれがある。一方で、UCCでは、定常的な信号の送信はないがLBTの結果によってはすぐに信号の送受信が開始されるため、ユーザ端末は当該信号を送受信できるように制御する必要がある。このように、本発明者等は、ユーザ端末のUCCに対する必要な動作は既存のアクティブまたは非アクティブ状態のSCCと異なる点に着目した。
また、アンライセンスバンドは一般に広帯域であり、Rel.13以降の拡張CCへの利用も考えられる。この場合、図4に示すように、拡張するCC(例えば、UCC)を既存のSCCと同様に制御すると、ユーザ端末側の負担が増大することが考えられる。例えば、ユーザ端末が早期に複数CCで通信を開始するために、複数のSCCをいったん設定した後に非アクティブ状態のSCCに対するメジャメント動作(例えば、RRM測定)を行い、品質の良いSCCをアクティブ状態にして通信を行うことが考えられる。しかし、ユーザ端末に対して設定された多数のCCに対して、既存のPCCやSCCに対するメジャメントと同様にメジャメントを行う場合、ユーザ端末の負荷が設定されたCC数に比例して大きくなる。
また、アンライセンスキャリアは、他システムと共存するため、ライセンスキャリアと比較して品質変動が大きく通信の信頼性が低下する可能性が高くなる。このため、LAAでは、ライセンスキャリアを利用してアンライセンスキャリアにおける通信をサポートすること(例えば、ライセンスキャリアを用いたLBT結果の通知等)が考えられる。この場合、アンライセンスCCと既存のSCCに対するユーザ端末動作が異なると考えられる。
そこで本発明者等は、ユーザ端末に対して拡張CCやアンライセンスCCと、既存のPCCやSCC間で異なる動作/制御を適用することを着想した。また、ユーザ端末が、既存システム(Rel.10−12)のPCC及びSCCと、異なる動作/制御を適用するCC(例えば、UCC)とを区別できるように、新たにPCC及びSCCと異なるCCを設定してユーザ端末に設定/通知することを着想した。
具体的に本発明者等は、拡張CC及び/又はUCCを既存のPCCやSCCとは区別して定義すると共に、既存のSCCと異なる制御/動作を適用することを着想した(図5参照)。本明細書では、既存システム(Rel.10−Rel.12)におけるPCC及びSCCと異なる制御/動作を適用するCCを、TCC(Tertiary CC)、TCell、第3のCC又は第3のセルとも呼ぶ(以下、「TCC」と記す)。TCCは、ライセンスCC及び/又はアンライセンスCCで構成することができる。
TCCが設定されたユーザ端末は、当該TCCに対してSCCと異なる制御/動作(例えば、メジャメント動作、受信動作等)を適用することができる(図5参照)。例えば、ユーザ端末は、TCCに対してPCCやSCCと異なる受信動作(例えば、下り制御情報(DCI)、参照信号の受信処理等)を行う。また、ユーザ端末は、TCCに対してPCCやSCCと異なるメジャメント動作(測定方法、測定条件(requirement)等)を適用することができる。
これにより、ユーザ端末に多数のCCが設定される場合であっても、TCCについては簡易な制御や測定動作等を適用することによりユーザ端末の負荷の増大を抑制することができる。また、アンライセンスCCをTCCとしてユーザ端末に設定する場合であっても、TCCについてはLBTを考慮した(PCCやSCCと異なる)送受信動作やメジャメント動作を適用することで、LBT結果に起因する誤動作を抑制し通信を適切に行うことができる。
以下に、本実施の形態について詳細に説明する。なお、以下の説明では、TCCとして1個以上のライセンスCC及び/又はアンライセンスCCを設定する場合を示すがこれに限られない。例えば、TCCをアンライセンスCCだけで構成することも可能である。また、本実施の形態では、ユーザ端末に対してPCC(PCell)とTCC(TCell)を設定してCA/DCを適用する(つまり、SCC(SCell)を設定しない)ことも可能である。また、ユーザ端末に対して、SCC(SCell)として5個以上のCCを設定することも可能である。また、アンライセンスバンドだけでなくライセンスバンドにおいても、UL LBT及び/又はDL LBTを適用することができる。
(第1の態様)
第1の態様では、ユーザ端末がTCC(TCell)に対して、既存システムのPCC(PCell)及びSCC(SCell)と異なる測定動作(メジャメント動作)、受信動作を適用する場合について説明する。また、TCCに対するメジャメント動作/受信動作の一例として、TCCがアクティブ状態(Activated TCC)の場合、非アクティブ状態(Deactivated TCC)の場合、又はTCCにアクティブ状態/非アクティブ状態を設定しない場合についてそれぞれ説明する。
<非アクティブ状態>
ユーザ端末にTCCが設定されているが非アクティブ状態(Deactivate)である場合、ユーザ端末は、PCC及び/又はSCCに対するメジャメントと異なる条件(requirement)に基づいてTCC(Deactivated TCC)のメジャメントを行うことができる。
既存システムにおいて、ユーザ端末は、非アクティブ状態のSCCに対してメジャメント(例えば、RRM(Radio Resource Measurement)メジャメント)を行い、メジャメント結果を無線基地局へ報告する。無線基地局は、ユーザ端末から報告されたメジャメント結果等に基づいてSCCの設定状態(アクティブ状態又は非アクティブ状態)等を制御する。
本実施の形態では、ユーザ端末は、非アクティブ状態のTCCに対してもSCCと同様にメジャメントを行うが、TCCに対するメジャメント条件等をSCCの条件より緩和することができる。例えば、ユーザ端末は、TCCに対してPCC及び/又はSCCに対するメジャメント条件(測定期間、測定周期等)より緩和してメジャメントを実施することができる。
一例として、ユーザ端末は、TCCに対して、SCCに対する測定周期より長く設定、及び/又は測定期間を短く設定してTCCのメジャメントを行うことができる(図6A参照)。図6Aでは、ユーザ端末はSCCに対してある一定の周期(例えば、40ms)においてメジャメントを行うが、TCCに対しては更に長い周期でメジャメントを行う場合を示している。
これにより、TCCに対するメジャメント動作を簡略化し、ユーザ端末の負担を低減することができる。なお、SCC、TCCに対するメジャメントの周期は図6Aに示す構成に限られず、適宜設定することができる。また、TCCに対するメジャメントの周期等に関する情報は、あらかじめ仕様で定めてもよいし、無線基地局から所定CC(例えば、PCC及び/又はSCC)を用いてユーザ端末に通知してもよい。また、ユーザ端末は、SCCに対する条件と同様にTCCを測定し、TCCに対するメジャメント結果の報告周期(送信周期)を長く設定する構成としてもよい。
また、ユーザ端末は、TCCに対して、検出すべきCC(セル)のレベル及び/又は測定精度を緩和してメジャメントを行うことができる。検出すべきセルレベルは、Side conditionとも呼ばれ、例えば、SINR下限値が相当する。
既存システムでは、PCCとSCCに対して、ユーザ端末が検出すべきセルのSINRの下限値は−6dB、測定精度は±6dB以内と規定されている(図6B参照)。そこで、本実施の形態では、ユーザ端末が検出すべきTCCのSINRの下限値を−6dBより大きく設定する(例えば、+3dB)ことができる。あるいは、測定精度を±6dB以内より大きく設定する(例えば、±10dB以内)ことができる。
これにより、ユーザ端末は、TCCに対しては、SCC等と比較して品質がよい場合に限ってメジャメント動作を行う構成とすることができるため、ユーザ端末の負担を低減することができる。あるいは、より少ない測定サンプル数で報告に必要な精度を満たすことができるため、前述のように測定周期を長くした場合にも報告遅延を抑えることができる。なお、ユーザ端末は、SCCに対する条件と同様にTCCを測定し、測定結果を報告するTCCの条件を制限する(例えば、SINRの下限値が−6dBより大きい(例えば、+3dB)TCCのみ報告する)構成としてもよい。
上述したように、TCCとしてアンライセンスバンドが設定される場合も想定される。このため、ユーザ端末は、無線基地局側のDL LBT結果次第では測定用信号(Discovery Signal等)が周期的に送信されないことを想定して、PCC及び/又はSCCとは異なる所定条件に基づいて測定動作を行う構成としてもよい。
例えば、ユーザ端末は、ライセンスキャリア(ライセンスCC)からの指示に基づいて所定タイミングでTCCの測定を行う構成とすることができる。この場合、無線基地局は、ライセンスバンド(例えば、PCC又はSCC)を用いて下り制御情報(DCI)をユーザ端末に送信し、TCCに対する測定タイミングを通知することができる。これにより、ユーザ端末のTCCに対する無駄な測定動作(又は報告動作)を低減すると共に、TCCに対するユーザ端末の測定タイミングを無線基地局側で把握することが可能となる。
あるいは、ユーザ端末は、TCCにおけるLBT結果等を予測した測定動作(blind detection)を行ってもよい。例えば、ユーザ端末は、TCCから所定値以上のパワー(例えば、受信電力等)で測定用信号を検出した場合に、TCCに対する測定及び/又は報告を行う構成とすることができる。これにより、ユーザ端末のTCCに対する無駄な測定動作(又は報告動作)を低減することができる。
また、LBTを適用する送信ポイント(無線基地局)は、LBTの結果チャネルがアイドル状態(LBT_idle)で送信可能と判断した場合に、DL信号の送信前に参照信号を送信する構成も考えられる。この場合、ユーザ端末は、当該参照信号(例えば、ビーコン参照信号(BRS:Beacon Reference Signal))に基づいて、ライセンスバンドにおけるDL信号の送信を判断することができる。そのため、ユーザ端末は、ビーコン参照信号の受信に基づいてTCCにおけるメジャメント動作を制御(例えば、BRSの受信に基づいてメジャメント動作を行う等)してもよい。
あるいは、ユーザ端末は、所定TCC(所定TCCセル)に対してのみ測定動作を行う構成としてもよい。ユーザ端末は、所定TCCに関する情報をあらかじめ無線基地局から通知されてもよいし、ユーザ端末が自律的に判断してもよい。
例えば、ユーザ端末は、接続する無線基地局が制御するTCC(TCell)に対してのみ測定動作を行い、他の無線基地局配下のTCCの測定は行わない(測定対象となるTCCを制限する)構成としてもよい。あるいは、無線基地局は、ユーザ端末でメジャメントを行うTCCに関する情報をあらかじめPCC及び/又はSCCで通知し、ユーザ端末が通知されたTCCに限定してメジャメント及び/又は報告動作を行う構成とすることも可能である。
このように、ユーザ端末がメジャメントを行うTCCを制限することにより、ユーザ端末の負担が増加することを抑制することが可能となる。
<アクティブ状態>
設定されたTCCがアクティブ状態となっている場合、ユーザ端末は、TCC(Activated TCC)に対して、PCC及び/又はSCCに対する動作と異なる受信動作及び/又はメジャメント動作を適用することができる。
既存システムにおいて、ユーザ端末は、アクティブ状態のSCCに対してセル固有参照信号(CRS:Cell-specific Reference Signal)、チャネル状態測定用参照信号(CSI−RS:Channel State Information-Reference Signal)等の下り参照信号を用いたメジャメント動作(RRMメジャメント、CSIメジャメント等)を行う。また、ユーザ端末は、アクティブ状態のSCCから下り制御チャネルを介して送信される下り制御情報(DCI)を受信する。
本実施の形態では、ユーザ端末は、アクティブ状態のTCCについてもDL信号の受信動作やメジャメント動作を行うが、SCCとは異なる受信動作及び/又はメジャメント動作を適用することができる。
例えば、ユーザ端末は、TCCにおいてはCRS等の参照信号が全サブフレームで送信されるとは想定せずに動作することができる。この場合、ユーザ端末は、CRS等の参照信号が所定タイミングで送信されると仮定して受信動作及び/又はメジャメント動作を適用することができる。
具体的にユーザ端末は、ライセンスキャリア(ライセンスCC)からの指示に基づいて所定タイミングでTCCにおけるDL信号(例えば、CRS、CSI−RS、下り制御情報等)の受信動作を行う構成とすることができる。無線基地局は、ライセンスバンド(例えば、PCC又はSCC)を用いて下り制御情報(DCI)をユーザ端末に送信し、TCCにおけるDL信号の受信タイミングを通知することができる。これにより、ユーザ端末のTCCに対する無駄な受信動作を低減すると共に、TCCにおけるユーザ端末の受信タイミングを無線基地局側で把握することが可能となる。
あるいは、ユーザ端末は、TCCにおけるLBT結果等を予測した測定動作(blind detection)を行ってもよい。例えば、ユーザ端末は、TCCから所定値以上のパワー(例えば、受信電力等)のCRS等の参照信号又は下り制御信号(PDCCH)等を検出した場合に、TCCに対する受信、測定及び/又は報告を行う構成とすることができる。これにより、ユーザ端末のTCCに対する無駄な受信動作や測定動作(又は報告動作)を低減することができる。
また、LBTを適用する送信ポイント(無線基地局)は、LBTの結果チャネルがアイドル状態(LBT_idle)で送信可能と判断した場合に、DL信号の送信前に参照信号(BRS)を送信する構成も考えられる。この場合、ユーザ端末は、ビーコン参照信号の受信に基づいてTCCにおける受信動作及び/又はメジャメント動作を制御してもよい。
また、本実施の形態では、ユーザ端末に設定されるTCCのアクティブ状態/非アクティブ状態の制御として、既存SCCと異なる方法を適用することができる。
既存のSCCでは、無線基地局がユーザ端末から報告されるSCCのメジャメント結果等に基づいて、SCCの設定状態(アクティブ状態/非アクティブ状態)を制御する。一方で、本実施の形態では、TCCの設定状態を所定のSCCに基づいて制御することができる。例えば、ユーザ端末にTCCを設定する場合、所定のSCCと対応付けてTCCを設定し、対応するSCCの状態(アクティブ状態/非アクティブ状態)に基づいて各TCCの設定状態を制御することができる。
この場合、無線基地局は、ユーザ端末にTCCを設定する際に当該TCCと対応するSCCに関する情報をユーザ端末に通知することができる。ユーザ端末は、通知されたSCCの設定状態と、対応するTCCの設定状態が同じであると想定して動作することができる。例えば、所定のSCCが非アクティブ状態(Deactivate)となった場合、ユーザ端末は当該SCCに対応するTCCも非アクティブ状態であると判断することができる。
このように、TCCの設定状態を他セル(SCC)に基づいて制御することにより、TCCのアクティブ状態/非アクティブ状態を個別にユーザ端末に通知する必要がなくなる。また、ユーザ端末も無線基地局からの通知を用いてTCCの設定状態を判断する必要が無くなる。
<アクティブ状態/非アクティブ状態の非設定>
本実施の形態では、TCCに対してアクティブ状態/非アクティブ状態を設定しない構成としてもよい。例えば、TCCが設定されたユーザ端末は、TCC用のメジャメント動作を適用すると共に、別のCC(PCC及び/又はSCC)からの指示に基づいてPDSCHで送信されるDLデータの受信動作及び/又はCSI−RSを利用したメジャメント動作を行うことができる(図7A参照)。
TCC用のメジャメント動作としては、PCC及び/又はSCCにおけるRRM測定と同じ、又はより簡易なRRM測定とすることができる(例えば、図6参照)。PCC及び/又はSCCからの指示としては、下り制御情報(PDCCH/EPDCCH)を用いたクロスキャリアスケジューリングを適用することができる。
クロスキャリアスケジューリングは、CAを適用する際にあるCC(例えば、TCC)の下り共有チャネル(PDSCH)及び/又は上り共有チャネル(PUSCH)の割当てを他のCC(例えば、PCC及び/又はSCC)の下り制御チャネル(PDCCH及び/又はEPDCCH)を利用して指示する(図7B参照)。
図7Bでは、CC#2(例えば、TCC)で送信されるPDSCH及び/又はPUSCHの割当てを指示する下り制御情報(DCI#2)を、別のCC#1(例えば、PCC又はSCC)のPDCCHに多重して送信する場合を示している。この際、CC#1のPDCCHに多重される下り制御情報(DCI#2)がどのCC(CC#1又はCC#2)のPDSCH及び/又はPUSCHの割当てを指示する情報であるかを識別するために、キャリア識別子フィールド(CIF:Carrier Indicator Field)を付加したDCI構成を適用することができる。
ユーザ端末に対するTCC用のDCIとしては、PDSCHの受信を指示するDL割当て(DL assignment)、PUSCHの送信及び/又はCSIの報告を指示するUL割当て(UL grant)を適用することができる。
これにより、ユーザ端末はTCCにおいて定常的に下り制御情報(PDCCH)を受信しなくてよくなるため、DCIのモニタリングを不要とすることができる。また、PCC及び/又はSCCからの指示(例えば、ULグラント)に基づいてチャネル状態測定(CSI測定)を行う構成とすることにより、ユーザ端末における定常的なCSIの測定動作を不要とすることも可能となる。その結果、ユーザ端末に複数のTCCが設定される場合であっても、ユーザ端末の負荷が増大することを抑制することが可能となる。
(第2の態様)
第2の態様では、PCCとSCCとは異なるTCCを設定する場合に、ユーザ端末から無線基地局へ送信するユーザ端末の能力情報(UE capability)について説明する。
上述したように、ユーザ端末がPCC及びSCCと異なる動作を適用するTCCを導入する場合、ユーザ端末はPCCとTCCを用いた(SCCを設定しない)CAを適用してもよい(図8参照)。この場合、TCCに対する測定動作及び/又は受信動作をSCCより簡略化することにより、PCCとSCCを用いた既存CAをサポートしないユーザ端末も、PCCとTCCのCAは適用することが可能となる。
そのため、TCCを利用したCAをサポートする場合、TCC CA用の能力情報(capability)を新たに規定することが好ましい。この場合、ユーザ端末は、無線基地局に対してTCCを利用したCAをサポートできることや、利用可能となるTCCに関する情報を無線基地局へ通知する。
具体的には、ユーザ端末は、TCCとして同時に設定(又はActivate)できるCCに関する情報を無線基地局へ通知することができる。例えば、ユーザ端末は、SCCと同様に、CAで利用可能な帯域を示す情報(Carrier Aggregation bandwidth class)の他に、いずれのCCをTCCとして同時に設定(又はActivate)可能であるかを無線基地局に通知することができる。
TCCバンドは帯域が広くなることが想定されるため、全てのTCCを同時に設定(又はActivate)することは避けることが望ましい場合もある。そのため、TCCとして利用可能な帯域を示す情報(X_bandclass)とは別に、いずれのCCをTCCとして設定(又はActivate)可能であるか無線基地局に通知することが好ましい。例えば、ユーザ端末は、ビットマップ(bitmap)を用いて、同時に設定(又はActivate)できるCCに関する情報を無線基地局へ通知する。あるいは、ユーザ端末は、同時に設定(又はActivate)できるCC数に関する情報を無線基地局へ通知してもよい。
一例として、ユーザ端末は、ある帯域幅(バンド)に対して利用できるTCCの組み合わせと、設定可能なCC数(最大CC数)に関する情報を無線基地局へ通知することができる。また、ユーザ端末は、利用できるTCCに関する情報に加えて、各TCCに対して適用できるDuplex mode(FDD又はTDD)に関する情報も能力情報として無線基地局に通知してもよい。特に、TCCに対してDuplex modeが固定的に規定されない場合には、ユーザ端末が各TCCに適用可能なDuplex modeをあらかじめ無線基地局へ通知することが有効となる。
また、アンライセンスバンドが導入される場合、各国の法律によってアンライセンスバンドを使用するために必要となる機能が異なる場合も考えられる。そのため、ユーザ端末は、アンライセンスバンド(TCC)における各国の規則(regulation)への対応の有無を無線基地局へ通知してもよい。この場合、ユーザ端末は、利用可能となるTCCの情報に加えて、各国の法律に準拠できているかの能力情報(capability)を無線基地局へ別途通知することが好ましい。これにより、無線基地局は、適切なTCCをユーザ端末に対して設定することが可能となる。
(無線通信システムの構成)
以下、本発明の一実施形態に係る無線通信システムの構成について説明する。この無線通信システムでは、本発明の実施形態に係る無線通信方法が適用される。なお、上記の各実施形態に係る無線通信方法は、それぞれ単独で適用されてもよいし、組み合わせて適用してもよい。
図9は、本発明の一実施形態に係る無線通信システムの概略構成の一例を示す図である。なお、図9に示す無線通信システムは、例えば、LTEシステム、SUPER 3G、LTE−Aシステムなどが包含されるシステムである。この無線通信システムでは、複数のコンポーネントキャリア(PCC、SCC、TCC)を一体としたキャリアアグリゲーション(CA)及び/又はデュアルコネクティビティ(DC)を適用することができる。なお、この無線通信システムは、IMT−Advancedと呼ばれても良いし、4G、5G、FRA(Future Radio Access)などと呼ばれても良い。
図9に示す無線通信システム1は、マクロセルC1を形成する無線基地局11と、マクロセルC1内に配置され、マクロセルC1よりも狭いスモールセルC2を形成する無線基地局12a−12cとを備えている。また、マクロセルC1及び各スモールセルC2には、ユーザ端末20が配置されている。
ユーザ端末20は、無線基地局11及び無線基地局12の双方に接続することができる。ユーザ端末20は、異なる周波数を用いるマクロセルC1とスモールセルC2を、CA又はDCにより同時に使用することが想定される。また、ユーザ端末20は、少なくとも6個以上のCC(セル)を用いてCA又はDCを適用することができる。一例として、マクロセルC1をPCell(PCC)、スモールセルC2をSCell(SCC)及び/又はTCell(TCC)としてユーザ端末に設定することができる。また、TCCとしては、ライセンスバンド及び/又はアンライセンスバンドを設定することができる。
ユーザ端末20と無線基地局11との間は、相対的に低い周波数帯域(例えば、2GHz)で帯域幅が狭いキャリア(既存キャリア、Legacy carrierなどと呼ばれる)を用いて通信を行うことができる。一方、ユーザ端末20と無線基地局12との間は、相対的に高い周波数帯域(例えば、3.5GHz、5GHzなど)で帯域幅が広いキャリアが用いられてもよいし、無線基地局11との間と同じキャリアが用いられてもよい。無線基地局11と無線基地局12との間(又は、2つの無線基地局12間)は、有線接続(光ファイバ、X2インターフェースなど)又は無線接続する構成とすることができる。
無線基地局11及び各無線基地局12は、それぞれ上位局装置30に接続され、上位局装置30を介してコアネットワーク40に接続される。なお、上位局装置30には、例えば、アクセスゲートウェイ装置、無線ネットワークコントローラ(RNC)、モビリティマネジメントエンティティ(MME)などが含まれるが、これに限定されるものではない。また、各無線基地局12は、無線基地局11を介して上位局装置30に接続されてもよい。
なお、無線基地局11は、相対的に広いカバレッジを有する無線基地局であり、マクロ基地局、集約ノード、eNB(eNodeB)、送受信ポイントなどと呼ばれてもよい。また、無線基地局12は、局所的なカバレッジを有する無線基地局であり、スモール基地局、マイクロ基地局、ピコ基地局、フェムト基地局、HeNB(Home eNodeB)、RRH(Remote Radio Head)、送受信ポイントなどと呼ばれてもよい。以下、無線基地局11及び12を区別しない場合は、無線基地局10と総称する。各ユーザ端末20は、LTE、LTE−Aなどの各種通信方式に対応した端末であり、移動通信端末だけでなく固定通信端末を含んでよい。
無線通信システムにおいては、無線アクセス方式として、下りリンクについてはOFDMA(直交周波数分割多元接続)が適用され、上りリンクについてはSC−FDMA(シングルキャリア−周波数分割多元接続)が適用される。OFDMAは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各サブキャリアにデータをマッピングして通信を行うマルチキャリア伝送方式である。SC−FDMAは、システム帯域幅を端末毎に1つ又は連続したリソースブロックからなる帯域に分割し、複数の端末が互いに異なる帯域を用いることで、端末間の干渉を低減するシングルキャリア伝送方式である。なお、上り及び下りの無線アクセス方式は、これらの組み合わせに限られない。
無線通信システム1では、下りリンクのチャネルとして、各ユーザ端末20で共有される下り共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)、報知チャネル(PBCH:Physical Broadcast Channel)、下りL1/L2制御チャネルなどが用いられる。PDSCHにより、ユーザデータや上位レイヤ制御情報、所定のSIB(System Information Block)が伝送される。また、PBCHにより、MIB(Master Information Block)などが伝送される。
下りL1/L2制御チャネルは、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)、EPDCCH(Enhanced Physical Downlink Control Channel)、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)、PHICH(Physical Hybrid-ARQ Indicator Channel)などを含む。PDCCHにより、PDSCH及びPUSCHのスケジューリング情報を含む下り制御情報(DCI:Downlink Control Information)などが伝送される。PCFICHにより、PDCCHに用いるOFDMシンボル数が伝送される。PHICHにより、PUSCHに対するHARQの送達確認信号(ACK/NACK)が伝送される。EPDCCHは、PDSCH(下り共有データチャネル)と周波数分割多重され、PDCCHと同様にDCIなどを伝送するために用いられてもよい。
また、下りリンクの参照信号として、セル固有参照信号(CRS:Cell-specific Reference Signal)、チャネル状態測定用参照信号(CSI−RS:Channel State Information-Reference Signal)、復調用に利用されるユーザ固有参照信号(DM−RS:Demodulation Reference Signal)などを含む。
無線通信システム1では、上りリンクのチャネルとして、各ユーザ端末20で共有される上り共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)、上り制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)、ランダムアクセスチャネル(PRACH:Physical Random Access Channel)などが用いられる。PUSCHにより、ユーザデータや上位レイヤ制御情報が伝送される。また、PUCCHにより、下りリンクの無線品質情報(CQI:Channel Quality Indicator)、送達確認信号(HARQ-ACK)などが伝送される。PRACHにより、セルとの接続確立のためのランダムアクセスプリアンブル(RAプリアンブル)が伝送される。
<無線基地局>
図10は、本発明の一実施形態に係る無線基地局の全体構成の一例を示す図である。無線基地局10は、複数の送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部103と、ベースバンド信号処理部104と、呼処理部105と、伝送路インターフェース106とを備えている。なお、送受信部103は、送信部及び受信部で構成される。
下りリンクにより無線基地局10からユーザ端末20に送信されるユーザデータは、上位局装置30から伝送路インターフェース106を介してベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、ユーザデータに関して、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤの処理、ユーザデータの分割・結合、RLC(Radio Link Control)再送制御等のRLCレイヤの送信処理、MAC(Medium Access Control)再送制御(例えば、HARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)の送信処理)、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理、プリコーディング処理等の送信処理が行われて各送受信部103に転送される。また、下り制御信号に関しても、チャネル符号化や逆高速フーリエ変換などの送信処理が行われて、各送受信部103に転送される。
各送受信部103は、ベースバンド信号処理部104からアンテナ毎にプリコーディングして出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換して送信する。送受信部103で周波数変換された無線周波数信号は、アンプ部102により増幅され、送受信アンテナ101から送信される。
例えば、送受信部103は、CAを行うCCに関する情報(例えば、TCCとなるセルの情報等)を送信することができる。また、送受信部103は、TCCにおける受信動作及び/又はメジャメント動作の指示をPCC及び/又はSCCの下り制御情報(PDCCH)を利用してユーザ端末に通知することができる。なお、送受信部103は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッター/レシーバー、送受信回路又は送受信装置とすることができる。
一方、上り信号については、各送受信アンテナ101で受信された無線周波数信号がそれぞれアンプ部102で増幅される。各送受信部103はアンプ部102で増幅された上り信号を受信する。送受信部103は、受信信号をベースバンド信号に周波数変換して、ベースバンド信号処理部104に出力する。
ベースバンド信号処理部104では、入力された上り信号に含まれるユーザデータに対して、高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)処理、逆離散フーリエ変換(IDFT:Inverse Discrete Fourier Transform)処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤ、PDCPレイヤの受信処理がなされ、伝送路インターフェース106を介して上位局装置30に転送される。呼処理部105は、通信チャネルの設定や解放等の呼処理や、無線基地局10の状態管理や、無線リソースの管理を行う。
伝送路インターフェース106は、所定のインターフェースを介して、上位局装置30と信号を送受信する。また、伝送路インターフェース106は、基地局間インターフェース(例えば、光ファイバ、X2インターフェース)を介して隣接無線基地局10と信号を送受信(バックホールシグナリング)してもよい。
図11は、本実施形態に係る無線基地局の機能構成の一例を示す図である。なお、図11では、本実施形態における特徴部分の機能ブロックを主に示しており、無線基地局10は、無線通信に必要な他の機能ブロックも有しているものとする。図11に示すように、ベースバンド信号処理部104は、制御部(スケジューラ)301と、送信信号生成部(生成部)302と、マッピング部303と、受信信号処理部304と、を備えている。
制御部(スケジューラ)301は、PDSCHで送信される下りデータ信号、PDCCH及び/又はEPDCCHで伝送される下り制御信号のスケジューリング(例えば、リソース割り当て)を制御する。また、システム情報、同期信号、ページング情報、CRS、CSI−RS等のスケジューリングの制御も行う。
制御部301は、アンライセンスCC(例えば、TCC)に対してはDL LBTの結果に基づいてDL信号の送信を制御する。制御部301は、アンライセンスバンド(TCC)でLBTを実施する場合、当該LBT結果をライセンスバンド(PCC及び/又はSCC)でユーザ端末に通知するように制御してもよい。また、制御部301は、TCCにおいて、下り参照信号(例えば、CRS、CSI−RS)の送信周期をSCCより長く設定することや、送信間隔をSCCより短く設定することができる。
また、制御部301は、上り参照信号、PUSCHで送信される上りデータ信号、PUCCH及び/又はPUSCHで送信される上り制御信号、PRACHで送信されるランダムアクセスプリアンブル等のスケジューリングを制御する。なお、制御部301は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路又は制御装置とすることができる。
送信信号生成部302は、制御部301からの指示に基づいて、DL信号を生成して、マッピング部303に出力する。例えば、送信信号生成部302は、制御部301からの指示に基づいて、下り信号の割り当て情報を通知するDLアサインメント及び上り信号の割り当て情報を通知するULグラントを生成する。また、下りデータ信号には、各ユーザ端末20からのチャネル状態情報(CSI)等に基づいて決定された符号化率、変調方式などに従って符号化処理、変調処理が行われる。なお、送信信号生成部302は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号生成器、信号生成回路又は信号生成装置とすることができる。
マッピング部303は、制御部301からの指示に基づいて、送信信号生成部302で生成された下り信号を、所定の無線リソースにマッピングして、送受信部103に出力する。なお、マッピング部303は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるマッパー、マッピング回路又はマッピング装置とすることができる。
受信信号処理部304は、ユーザ端末から送信されるUL信号(例えば、送達確認信号(HARQ−ACK)、PUSCHで送信されたデータ信号、PRACHで送信されたランダムアクセスプリアンブル等)に対して、受信処理(例えば、デマッピング、復調、復号など)を行う。処理結果は、制御部301に出力される。
また、受信信号処理部304は、受信した信号を用いて受信電力(例えば、RSRP(Reference Signal Received Power))、受信品質(RSRQ(Reference Signal Received Quality))やチャネル状態などについて測定してもよい。あるいは、受信信号処理部304は、DL信号の送信を行う前にDL LBTを実施してもよい。なお、受信信号処理部304における測定結果は、制御部301に出力されてもよい。なお、測定動作を行う測定部を受信信号処理部304と別に設けてもよい。
受信信号処理部304は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号処理器、信号処理回路又は信号処理装置、並びに、測定器、測定回路又は測定装置から構成することができる。
<ユーザ端末>
図12は、本実施形態に係るユーザ端末の全体構成の一例を示す図である。ユーザ端末20は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ201と、アンプ部202と、送受信部203と、ベースバンド信号処理部204と、アプリケーション部205と、を備えている。なお、送受信部203は、送信部及び受信部から構成されてもよい。
複数の送受信アンテナ201で受信された無線周波数信号は、それぞれアンプ部202で増幅される。各送受信部203はアンプ部202で増幅された下り信号を受信する。送受信部203は、受信信号をベースバンド信号に周波数変換して、ベースバンド信号処理部204に出力する。
送受信部203は、ユーザ端末の能力情報(capability)を無線基地局へ通知することができる。例えば、送受信部203は、TCCを利用できる周波数に関する情報に加えて、同時に設定可能なTCCに関する情報(例えば、TCCの組み合わせ情報)を無線基地局に送信する。また、送受信部203は、設定可能な第3のCC毎に適用できるDuplex mode(FDD又はTDD)に関する情報を送信してもよい。なお、送受信部203は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッター/レシーバー、送受信回路又は送受信装置とすることができる。
ベースバンド信号処理部204は、入力されたベースバンド信号に対して、FFT処理や、誤り訂正復号、再送制御の受信処理などを行う。下りリンクのユーザデータは、アプリケーション部205に転送される。アプリケーション部205は、物理レイヤやMACレイヤより上位のレイヤに関する処理などを行う。また、下りリンクのデータのうち、報知情報もアプリケーション部205に転送される。
一方、上りリンクのユーザデータについては、アプリケーション部205からベースバンド信号処理部204に入力される。ベースバンド信号処理部204では、再送制御の送信処理(例えば、HARQの送信処理)や、チャネル符号化、プリコーディング、離散フーリエ変換(DFT:Discrete Fourier Transform)処理、IFFT処理などが行われて各送受信部203に転送される。送受信部203は、ベースバンド信号処理部204から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換して送信する。送受信部203で周波数変換された無線周波数信号は、アンプ部202により増幅され、送受信アンテナ201から送信される。
図13は、本実施形態に係るユーザ端末の機能構成の一例を示す図である。なお、図13においては、本実施形態における特徴部分の機能ブロックを主に示しており、ユーザ端末20は、無線通信に必要な他の機能ブロックも有しているものとする。図13に示すように、ユーザ端末20が有するベースバンド信号処理部204は、制御部401と、送信信号生成部402と、マッピング部403と、受信信号処理部404と、測定部405と、を備えている。
制御部401は、無線基地局10から送信された下り制御信号(PDCCH/EPDCCHで送信された信号)及び下りデータ信号(PDSCHで送信された信号)を、受信信号処理部404から取得する。制御部401は、下り制御信号や、下りデータ信号に対する再送制御の要否を判定した結果などに基づいて、上り制御信号(例えば、送達確認信号など)や上りデータ信号の生成を制御する。
制御部401は、送信信号生成部402、マッピング部403、受信信号処理部404及び測定部405の制御を行うことができる。例えば、ユーザ端末がTCCを用いたCAを適用する場合(図5、図8参照)、制御部401は、TCCに対してPCC及び/又はSCCとは異なる受信動作及び/又はメジャメント動作を適用するように制御する。
一例として、制御部401は、TCCに対するメジャメント期間をSCCに対するメジャメント期間より短く設定する(図6A参照)、及び/又はTCCに対するメジャメント周期をSCCに対するメジャメント周期より長く設定することができる。あるいは、制御部401は、TCCのメジャメントで検出すべきDL信号のSINR(Signal to Interference plus Noise power Ratio)の下限値をSCCのメジャメントで検出すべきDL信号のSINRの下限値より高く設定することができる(図6B参照)。
制御部401は、TCCに対するメジャメントを、PCC及び/又はSCCからの指示、又はTCCから所定値以上の受信電力を検出した場合に実施するように測定部405を制御することができる。あるいは、制御部401は、メジャメントを行うTCCとして、ユーザ端末が接続する無線基地局の配下のTCCに制限するように測定部405を制御してもよい。
制御部401は、設定されたTCCの状態(活性化状態又は非活性化状態)を、当該TCCにあらかじめ対応付けられたPCCやSCCの状態に基づいて判断して、受信動作及び/又はメジャメント動作を制御してもよい。
また、制御部401は、PCC及び/又はSCCからのクロスキャリアスケジューリングに基づいて、TCCに対するデータ信号の受信動作及び/又はチャネル状態測定用参照信号を用いたメジャメント動作を制御することができる(図7参照)。
制御部401は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路又は制御装置とすることができる。
送信信号生成部402は、制御部401からの指示に基づいて、UL信号を生成して、マッピング部403に出力する。例えば、送信信号生成部402は、制御部401からの指示に基づいて、送達確認信号(HARQ−ACK)やチャネル状態情報(CSI)等の上り制御信号を生成する。
また、送信信号生成部402は、制御部401からの指示に基づいて上りデータ信号を生成する。例えば、送信信号生成部402は、無線基地局10から通知される下り制御信号にULグラントが含まれている場合に、制御部401から上りデータ信号の生成を指示される。また、送信信号生成部402は、制御部401からの指示に基づいて、測定部405で測定した結果(メジャメント結果)をUL信号として生成する。送信信号生成部402は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号生成器、信号生成回路又は信号生成装置とすることができる。
マッピング部403は、制御部401からの指示に基づいて、送信信号生成部402で生成された上り信号(上り制御信号及び/又は上りデータ)を無線リソースにマッピングして、送受信部203へ出力する。マッピング部403は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるマッパー、マッピング回路又はマッピング装置とすることができる。
受信信号処理部404は、DL信号(例えば、無線基地局からPDCCH/EPDCCHで送信される下り制御信号、PDSCHで送信される下りデータ信号等)に対して、受信処理(例えば、デマッピング、復調、復号等)を行う。受信信号処理部404は、無線基地局10から受信した情報を、制御部401に出力する。受信信号処理部404は、例えば、報知情報、システム情報、RRCシグナリング、DCIなどを、制御部401に出力する。
受信信号処理部404は、制御部401からの指示に基づいてDL信号の受信動作を制御することができる。例えば、ユーザ端末にTCCが設定される場合、受信信号処理部404は、制御部401からの指示に基づいてPCC及び/又はSCCと異なる受信動作を行うことができる(図7参照)。なお、受信信号処理部404は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号処理器、信号処理回路又は信号処理装置から構成することができる。また、受信信号処理部404は、本発明に係る受信部を構成することができる。
測定部405は、受信したDL信号(例えば、CRS、CSI−RS等)を利用してメジャメント(例えば、RRM測定、CSI測定等)を行う。具体的には、測定部405は、受信したDL参照信号(例えば、CRS、CSI−RS)を用いて、受信電力(例えば、RSRP(Reference Signal Received Power))、受信品質(RSRQ(Reference Signal Received Quality))やチャネル状態などについて測定することができる。測定結果は、制御部401に出力される。
測定部405は、制御部401からの指示に基づいてDL信号のメジャメント動作を制御することができる。例えば、ユーザ端末にTCCが設定される場合、測定部405は、制御部401からの指示に基づいてPCC及び/又はSCCと異なるメジャメント動作を行うことができる(図6、図7参照)。なお、測定部405は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される測定器、測定回路又は測定装置から構成することができる。
なお、上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的に分離した2つ以上の装置を有線又は無線で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
例えば、無線基地局10やユーザ端末20の各機能の一部又は全ては、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されても良い。また、無線基地局10やユーザ端末20は、プロセッサ(CPU)と、ネットワーク接続用の通信インターフェースと、メモリと、プログラムを保持したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体と、を含むコンピュータ装置によって実現されてもよい。
ここで、プロセッサやメモリなどは情報を通信するためのバスで接続される。また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、例えば、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM、CD−ROM、RAM、ハードディスクなどの記憶媒体である。また、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。また、無線基地局10やユーザ端末20は、入力キーなどの入力装置や、ディスプレイなどの出力装置を含んでいてもよい。
無線基地局10及びユーザ端末20の機能構成は、上述のハードウェアによって実現されてもよいし、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって実現されてもよいし、両者の組み合わせによって実現されてもよい。プロセッサは、オペレーティングシステムを動作させてユーザ端末の全体を制御する。また、プロセッサは、記憶媒体からプログラム、ソフトウェアモジュールやデータをメモリに読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。ここで、当該プログラムは、上記の各実施形態で説明した各動作を、コンピュータに実行させるプログラムであれば良い。例えば、ユーザ端末20の制御部401は、メモリに格納され、プロセッサで動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。例えば、上述の各実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよい。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
本出願は、2015年2月19日出願の特願2015−030784に基づく。この内容は、全てここに含めておく。

Claims (8)

  1. 複数のコンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)を用いたキャリアアグリゲーションを利用して無線基地局と通信するユーザ端末であって、
    各CCから送信されるDL信号を受信する受信部と、
    測定要件に基づいて、DL信号メジャメントを行う制御部と、を有し、
    送信前にリスニングが適用される第1のセカンダリCCの測定要件は、送信前にリスニングが適用されない第2のセカンダリCCの測定要件と異なることを特徴とするユーザ端末。
  2. 前記第1のセカンダリCCのメジャメントで検出すべきDL信号のSINR(Signal to Interference plus Noise power Ratio)の下限値は、前記第2のセカンダリCCのメジャメントで検出すべきDL信号のSINRの下限値より高ことを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  3. 活性化状態の前記第1のセカンダリCCの測定要件は、活性状態の前記第2のセカンダリCCの測定要件と異なることを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  4. 非活性化状態の前記第1のセカンダリCCの測定要件は、非活性状態の前記第2のセカンダリCCの測定要件と異なることを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  5. 前記制御部は、クロスキャリアスケジューリングに基づいて、前記第1のセカンダリCCの受信を制御することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  6. 送信前にリスニングが適用されるセカンダリセルを用いるキャリアアグリゲーションのための能力情報を無線基地局に送信する送信部をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  7. 複数のコンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)を用いたキャリアアグリゲーションを利用するユーザ端末と通信する無線基地局であって、
    各CCにおいてDL信号を送信する送信部と、
    DL信号の送信を制御する制御部と、を有し、
    送信前にリスニングが適用される第1のセカンダリCCの測定要件は、送信前にリスニングが適用されない第2のセカンダリCCの測定要件と異なり、
    前記制御部は、測定要件に基づく前記DL信号のメジャメントを前記ユーザ端末に設定することを特徴とする無線基地局。
  8. 複数のコンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)を用いたキャリアアグリゲーションを利用して無線基地局と通信するユーザ端末の無線通信方法であって、
    各CCから送信されるDL信号を受信する工程と、
    測定要件に基づいて、DL信号メジャメントを行う工程と、を有し、
    送信前にリスニングが適用される第1のセカンダリCCの測定要件は、送信前にリスニングが適用されない第2のセカンダリCCの測定要件と異なることを特徴とする無線通信方法。
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