JPWO2016133185A1 - ユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

ユーザ端末に設定可能なキャリアアグリゲーション(CC)数が既存システムより拡張される場合及び/又はアンライセンスCCを用いてCAを行う場合であっても、通信を適切に行うこと。複数のCCを用いたキャリアアグリゲーションを利用して無線基地局と通信するユーザ端末であって、各CCを介してUL信号を送信する送信部と、前記送信部における送信動作を制御する制御部と、を有し、複数のCCとして、少なくとも既存システムのプライマリCCに対応する第1のCCと、前記第1のCC及び既存システムのセカンダリCCに対応する第2のCCとは異なる第3のCCと、が設定される場合、前記制御部は、第3のCCに対して第1及び第2のCCとは異なるランダムアクセス動作を適用する。

Description

本発明は、次世代移動通信システムにおけるユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法に関する。
UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)ネットワークにおいて、さらなる高速データレート、低遅延などを目的としてロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)が仕様化された(非特許文献1)。そして、LTEからのさらなる広帯域化及び高速化を目的として、LTEアドバンストと呼ばれるLTEの後継システム(LTE−Aとも呼ばれる)が検討され、LTE Rel.10−12として仕様化されている。
LTE Rel.10−12のシステム帯域は、LTEシステムのシステム帯域を一単位とする少なくとも1つのコンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)を含んでいる。このように、複数のCCを集めて広帯域化することをキャリアアグリゲーション(CA:Carrier Aggregation)という。また、LTE Rel.12においては、ユーザ端末が異なる無線基地局(スケジューラー)がそれぞれ制御するCCを用いて通信を行うデュアルコネクティビティ(DC:Dual Connectivity)がサポートされている。
上述したLTEの後継システム(LTE Rel.10−12)におけるCA/DCでは、ユーザ端末(UE)当たりに設定可能なCC数が最大5個に制限されている。LTEのさらなる後継システムであるLTE Rel.13以降においては、より柔軟且つ高速な無線通信を実現するために、ユーザ端末に設定可能なCC数の制限を緩和し、6個以上のCC(例えば、32CC)を設定することが検討されている。
また、Rel.8−12のLTEでは、事業者に免許された周波数帯、すなわちライセンスバンドにおいて排他的な運用がなされることを想定して仕様化が行われている。ライセンスバンドとしては、例えば、800MHz、2GHzまたは1.7GHzなどが使用される。
さらに、将来の無線通信システム(Rel.13以降)では、LTEシステムを、通信事業者(オペレータ)にライセンスされた周波数帯域(Licensed band)だけでなく、ライセンス不要の周波数帯域(Unlicensed band)で運用するシステム(LTE−U:LTE Unlicensed)も検討されている。特に、ライセンスバンドを前提として非ライセンスバンド(アンライセンスバンド)を運用するシステム(LAA:Licensed-Assisted Access)も検討されている。なお、アンライセンスバンドでLTE/LTE−Aを運用するシステムを総称して「LAA」と呼ぶ場合もある。ライセンスバンド(Licensed band)は、特定の事業者が独占的に使用することを許可された帯域であり、アンライセンスバンド(Unlicensed band)は特定事業者に限定せずに無線局を設置可能な帯域である。
アンライセンスバンドでは、異なるオペレータや非オペレータ間において、同期、協調または連携などがなされずに運用されることが想定され、ライセンスバンドと比較して大きな相互干渉が生じるおそれがある。そのため、アンライセンスバンドでLTE/LTE−Aシステム(LTE−U)を運用する場合、アンライセンスバンドで運用されるWi−Fi等の他システムや他オペレータのLTE−Uとの相互干渉を考慮して動作することが望まれる。アンライセンスバンドにおける相互干渉を避けるために、LTE−U基地局/ユーザ端末が、信号の送信前にリスニングを行い、リスニング結果により送信を制限することが検討されている。
また、アンライセンスバンドとして、例えば、Wi−Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)を使用可能な2.4GHz帯や5GHz帯、ミリ波レーダーを使用可能な60GHz帯等の利用が検討されている。このようなアンライセンスバンドをスモールセルで適用することも検討されている。
LTE Rel.10−12のシステムにおけるCA/DCでは、ユーザ端末に設定されるセル(CC)として、1個のプライマリセル(PCell)と、最大4個までのセカンダリセル(SCell)がサポートされている。このように、既存システム(LTE Rel.10−12)のCAでは、ユーザ端末(UE)当たりに設定可能なCC数が最大5個に制限されている。
一方で、LTEのさらなる後継システム(例えば、LTE Rel.13以降)において、ユーザ端末に設定可能なCC数が6個以上(例えば、32CC)に拡張される場合、CC数の増加に伴いユーザ端末の負担が増大することが想定される。例えば、拡張されるCC(拡張CC)をSCCとしてユーザ端末に設定する場合、各SCellに対するUL信号の送信動作に要するユーザ端末の負担が増大することが想定される。
また、アンライセンスCCをSCC(例えば、拡張CC)としてユーザ端末に設定する場合、リスニング結果(LBT結果)次第ではユーザ端末がアンライセンスCCと定常的な信号の送受信を行えない場合が生じる。そのため、ユーザ端末が既存システムのSCC(SCell)と同様にアンライセンスCCに対してUL送信等の送信動作を行うと通信が適切に行えないおそれがある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、ユーザ端末に設定可能なCC数が既存システムより拡張される場合及び/又はアンライセンスCCを用いてCAを行う場合であっても、通信を適切に行うことができるユーザ端末、無線基地局及び無線通信方法を提供することを目的の1つとする。
本発明のユーザ端末の一態様は、複数のコンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)を用いたキャリアアグリゲーションを利用して無線基地局と通信するユーザ端末であって、各CCを介してUL信号を送信する送信部と、前記送信部における送信動作を制御する制御部と、を有し、複数のCCとして、少なくとも既存システムのプライマリCCに対応する第1のCCと、前記第1のCC及び既存システムのセカンダリCCに対応する第2のCCとは異なる第3のCCと、が設定される場合、前記制御部は、第3のCCに対して第1及び第2のCCとは異なるランダムアクセス動作を適用することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザ端末に設定可能なCC数が既存システムより拡張される場合及び/又はアンライセンスCCを用いてCAを行う場合であっても、通信を適切に行うことができる。
LTEの後継システムにおけるキャリアアグリゲーションの概要の説明図である。 リスニング(LBT)を適用する場合の送信制御の一例を示す図である。 既存システムのPCCとSCCを利用したCAと、アンライセンスCCを説明する図である。 アンライセンスCCをSCCとして設定する場合を示す図である。 本実施の形態におけるキャリアアグリゲーションの一例を示す図である。 本実施の形態におけるキャリアアグリゲーションの他の例を示す図である。 ランダムアクセス手順を説明する図である。 本実施の形態におけるランダムアクセス動作を説明する図である。 本実施の形態における、各ユーザ端末から送信される識別情報の送信例を示す図である。 本実施の形態における、各ユーザ端末から送信される識別情報の他の送信例を示す図である。 本実施の形態に係る無線通信システムの概略構成の一例を示す概略構成図である。 本実施の形態に係る無線基地局の全体構成の一例を示す図である。 本実施の形態に係る無線基地局の機能構成の一例を示す図である。 本実施の形態に係るユーザ端末の全体構成の一例を示す図である。 本実施の形態に係るユーザ端末の機能構成の一例を示す図である。
図1は、キャリアアグリゲーション(CA)の説明図である。図1に示すように、既存システム(LTE Rel.12まで)のCAでは、LTE Rel.8のシステム帯域を一単位とするコンポーネントキャリア(CC)が最大5個(CC#1〜CC#5)束ねられる。すなわち、LTE Rel.12までのキャリアアグリゲーションでは、ユーザ端末(UE:User Equipment)あたりに設定可能なCC数は、最大5個に制限される。
一方、LTEのさらなる後継システム(例えば、LTE Rel.13以降)では、ユーザ端末当たりに設定可能なCCの数の制限を緩和し、6個以上のCC(セル)を設定する拡張キャリアアグリゲーション(CA enhancement)が検討されている。例えば、図1に示すように、32個のCC(CC#1〜CC#32)を束ねる場合、最大640MHzの帯域を確保可能となる。このように、ユーザ端末あたりに設定可能なCC数を拡張することにより、より柔軟且つ高速な無線通信を実現することが期待されている。
また、LTEのさらなる後継システム(例えば、LTE Rel.13以降)では、LTEシステムを、通信事業者(オペレータ)にライセンスされた周波数帯域(Licensed band)だけでなく、ライセンス不要の周波数帯域(Unlicensed band)で運用するシステムも検討されている。
既存のLTE/LTE−Aでは、ライセンスバンドでの運用が前提となっているため、各オペレータに対して異なる周波数帯域が割当てられている。しかし、非ライセンスバンドは、ライセンスバンドと異なり特定の事業者のみの使用に限られない。非ライセンスバンドでLTEを運用する場合、異なるオペレータや非オペレータ間において、同期、協調及び/又は連携などがなされずに運用されることも想定される。この場合、非ライセンスバンドにおいて、複数のオペレータやシステムが同一周波数を共有して利用することとなるため、相互干渉が生じるおそれがある。
このため、非ライセンスバンドにおいて運用されるWi−Fiシステムでは、LBT(Listen Before Talk)メカニズムに基づくキャリア検知多重アクセス/衝突回避(CSMA/CA:Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance)が採用されている。具体的には、各送信ポイント(TP:Transmission Point)、アクセスポイント(AP:Access Point)、Wi−Fi端末(STA:Station)等が、送信を行う前にリスニング(CCA:Clear Channel Assessment)を実行し、所定レベルを超える信号が存在しない場合にのみ送信を行う方法等が用いられている。所定レベルを超える信号が存在する場合には、ランダムに与えられる待ち時間(バックオフ時間)を設け、その後再びリスニングを行う(図2参照)。
そこで、非ライセンスバンドで運用するLTE/LTE−Aシステム(例えば、LAA)においても、リスニング結果に基づいた送信制御を行うことが検討されている。なお、本明細書において、リスニングとは、無線基地局及び/又はユーザ端末が信号の送信を行う前に、他の送信ポイントから所定レベル(例えば、所定電力)を超える信号が送信されているか否かを検出/測定する動作を指す。また、無線基地局及び/又はユーザ端末が行うリスニングは、LBT(Listen Before Talk)、CCA(Clear Channel Assessment)等とも呼ばれることがある。
例えば、無線基地局及び/又はユーザ端末は、非ライセンスバンドセルにおいて信号を送信する前にリスニング(LBT)を行い、他システム(たとえば、Wi−Fi)や他オペレータが通信を行っているか確認する。リスニングの結果、他システムや別のLAAの送信ポイントからの受信信号強度が所定値以下である場合、無線基地局及び/又はユーザ端末は、チャネルがアイドル状態(LBT_idle)であるとみなし、信号の送信を行う。一方で、リスニングの結果、他システムや他のLAAの送信ポイントからの受信信号強度が所定値より大きい場合、チャネルがビジー状態(LBT_busy)であるとみなし、信号の送信を制限する。なお、信号送信の制限としては、DFS(Dynamic Frequency Selection)により別キャリアに遷移する、送信電力制御(TPC)を行う、又は、信号送信を待機(停止)することができる。
このように、非ライセンスバンドで運用するLTE/LTE−Aシステム(例えば、LAA)の通信においてLBTを適用することにより、他のシステムとの干渉等を低減することが可能となる。
また、図1に示すCC数の拡張は、ライセンスバンドとアンライセンスバンドとの間のキャリアアグリゲーション(LAA:License-Assisted Access)による広帯域化に効果的である。例えば、ライセンスバンドの5個のCC(=100MHz)とアンライセンスバンドの15個のCC(=300MHz)とを束ねる場合、400MHzの帯域を確保可能となる。
一方で、ユーザ端末に設定可能なCC数を拡張する場合やアンライセンスバンドCC(UCC)を用いてCAを適用する場合、拡張CCやアンライセンスバンドCC(UCC)をどのように設定してユーザ端末動作を制御するかが問題となる(図3参照)。
例えば、図4に示すようにアンライセンスバンドCC(UCC)を既存システムのセカンダリセル(SCC)と仮定してCAを適用することが考えられる。なお、図4において、アンライセンスバンドCC(UCC)は拡張CCとして設定することも考えられる。
上述したように、アンライセンスキャリアでは送信時にLBTが前提となるため、アンライセンスセルは送信/無送信(ON/OFF)状態を動的に変更する。このため、ユーザ端末はPCCやアクティブ状態のSCCのように定常的な信号送信を想定できないおそれがある。一方で、UCCでは、定常的な信号の送信はないがLBTの結果によってはすぐに信号送信が開始されるため、ユーザ端末は当該信号を受信できるように制御する必要がある。このため、ユーザ端末のUCCに対する必要な動作は既存の非アクティブ状態のSCCと異なると考えられる。
また、アンライセンスキャリアは、他システムと共存するため、ライセンスキャリアと比較して品質変動が大きく通信の信頼性が低下する可能性が高くなる。このため、ライセンスキャリアを活用して、アンライセンスキャリアの利用をサポートすること(例えば、ライセンスキャリアを用いたLBT結果の通知等)が考えられる。この場合、アンライセンスバンドCCと既存のSCCに対するユーザ端末動作が異なると考えられる。
そこで本発明者等は、ユーザ端末に対して拡張CCやアンライセンスCCと、既存のPCCやSCC間で異なる動作/制御を適用することを着想した。また、かかる場合、ユーザ端末が、既存システム(Rel.10−12)のPCC及びSCCと、異なる動作/制御を適用するCC(例えば、UCC)とを区別できるように、新たにPCC及びSCCと異なるCCを設定してユーザ端末に設定/通知することを着想した。
具体的に本発明者等は、拡張CC及び/又はUCCを既存のPCCやSCCとは区別して定義すると共に、既存のSCCと異なる制御/動作を適用することを着想した(図5参照)。本明細書では、既存システム(Rel.10−Rel.12)におけるPCC及びSCCと異なる制御/動作を適用するCCを、TCC(Tertiary CC)、TCell、第3のCC又は第3のセルとも呼ぶ(以下、「TCC」と記す)。TCCは、ライセンスCC及び/又はアンライセンスCCで構成することができる。
TCCが設定されたユーザ端末は、当該TCCに対してSCCと異なる制御/動作(例えば、ランダムアクセス動作等)を適用することができる(図5参照)。例えば、ユーザ端末は、TCCに対してPCCやSCCと異なるランダムアクセス手順を踏んで同期確立を行う。
これにより、TCCにおいて、リスニングにより干渉が無いことを確認できているにもかかわらず、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH:Physical Random Access Channel)を介した送受信処理を行う必要がなく、初期接続や同期確立、通信再開のための通信処理を適切に行うことができる。
以下に、本実施の形態について詳細に説明する。なお、以下の説明では、TCCとして1個以上のライセンスCC及び/又はアンライセンスCCを設定する場合を示すがこれに限られない。例えば、TCCをアンライセンスCCだけで構成することも可能である。また、本実施の形態では、ユーザ端末に対してPCC(PCell)とTCC(TCell)を設定してCA/DCを適用する(つまり、SCC(SCell)を設定しない)ことも可能である(図6参照)。また、ユーザ端末に対して、SCC(SCell)として5個以上のCCを設定することも可能である。
(第1の態様)
第1の態様では、上記TCCにおいても(UL Cellがある場合)、ULタイミングを確立するためにランダムアクセス手順を実施することを想定する。第1の態様では、ユーザ端末がTCC(TCell)を介して、ランダムアクセス手順を行う場合、ランダムアクセスプリアンブルを送信することなく、所定の無線リソースを用いて、自端末を識別するための識別情報を送信する。
既存のLTEシステムでは、初期接続や同期確立、上りリンクの通信開始又は再開などに際し、上りリンクで物理ランダムアクセスチャネル(PRACH:Physical Random Access Channel)を送信してランダムアクセスを行う。図7は、ランダムアクセスにおける、いわゆる、衝突型ランダムアクセス(CBRA:Contention-Based Random Access)の概要を示している。
衝突型ランダムアクセスにおいて、ユーザ端末はトリガされると(例えば、UL data resumingなど)、直近のPRACH送信可能なサブフレームでランダムアクセスプリアンブルの送信を行う。具体的には、セル内に用意された複数のランダムアクセスプリアンブル(contention preamble)からランダムに選択したプリアンブルをPRACHで送信する。この場合、ユーザ端末間で同一のランダムアクセスプリアンブルを使用することにより、衝突(Contention)が発生する可能性がある。
具体的には、図7に示されるように、ランダムアクセスは4つのステップで構成される。はじめにユーザ端末UEは、ランダムアクセスプリアンブル(PRACH)を当該セルに設定されているPRACHリソースで送信する(メッセージ(Msg:Message)1)。無線基地局eNBは、ランダムアクセスプリアンブルを検出すると、その応答としてランダムアクセスレスポンス(RAR:Random Access Response)を送信する(メッセージ2)。ユーザ端末UEは、ランダムアクセスプリアンブル送信後、所定の区間の間、メッセージ2の受信を試みる。メッセージ2の受信に失敗した場合には、PRACHの送信電力を上げてメッセージ1を再度送信(再送)する。なお、信号の再送時に送信電力を増加させることを、パワーランピングともいう。なお、ユーザ端末UEは、パワーランピングを行って得られる送信電力と、PRACHを送信するサービングセルcの最大送信電力PCMAX,cを比較し、2者のうち小さい方の送信電力でPRACHを送信する。したがって、パワーランピングを適用しても、PCMAX,cを超える送信電力とはならない。
ランダムアクセスレスポンスを受信したユーザ端末UEは、ランダムアクセスレスポンスに含まれる上りグラントによって指定された物理上りリンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)でデータ信号を送信する(メッセージ3)。メッセージ3を受信した無線基地局eNBは、衝突解決(Contention resolution)メッセージをユーザ端末UEに送信する(メッセージ4)。ユーザ端末UEは、メッセージ1から4によって同期を確保し、無線基地局eNBを識別すると、ランダムアクセス処理を完了しコネクションを確立する。
なお、PRACHを用いたランダムアクセスプリアンブル(メッセージ1)の送信をPRACHの送信ともいい、PRACHに対応するランダムアクセスレスポンス(メッセージ2)の受信をRARの受信ともいう。
一方で、ユーザ端末がアンライセンスバンド(TCC)に対してもPCC/SCCと同様にランダムアクセス手順を行う場合、LBT結果によっては信号の送受信が制限されランダムアクセス手順の実行開始(例えば、メッセージ1、いわゆる、ランダムアクセスプリアンブルの送信開始)までに時間が要することが考えられる。また、TCCにおいては、LBTにより少なくとも周辺の送信機器がデータを送信していないことが分っているにもかかわらず、ランダムアクセスプリアンブルの送信や、このランダムアクセスプリアンブルに応じた信号(メッセージ2)の受信が行われ、必ずしも必要ではない手順を経ることが考えられる。
そこで第1の態様では、ユーザ端末が初期接続や同期確立、通信再開などに際してトリガされると、ランダムアクセスプリアンブルではなく、自端末を識別するための識別情報を、PUSCHを介して送信する(図8参照)。ユーザ端末がPUSCHを用いて送信する識別情報は、既存システムのランダムアクセスのメッセージ3に相当してもよく、また、このメッセージ3を拡張したものでも、新たに定義された情報でもよい。
無線基地局は、識別情報の送信に利用できるリソース(PUSCHリソース)に関する情報を、例えば、報知や個別シグナリングによって予めユーザ端末に通知することができる。また、無線基地局は、PUSCHリソースに関する情報をPCC/SCCを用いてユーザ端末に通知することができる。ユーザ端末は、通知されたPUSCHリソースに関する情報に基づいて識別情報をPUSCHに割当てて無線基地局に送信することができる。この場合、通知されたPUSCHリソースから所定のPUSCHリソースを選択して識別情報を通知してもよい。
また、ユーザ端末は、RRC(Radio Resource Control)が未設定であればCCCH(Common Control Channel) SDU(Service Date Unit)を識別情報に含め、RRC接続済みであれば、C−RNTI(Cell-Radio Network Temporary Identifier) MAC(Media Access Control) CE(Control Element)を識別情報に含めてもよい。なお、この時ユーザ端末が通知するC−RNTIはPCC/SCCに対して割り当てられたものでもよいし、或いはTCCに対して特別に割り当てられているもの等、当該ユーザ端末を識別できる識別子であれば如何なる識別子でもよい。
また、識別情報のスクランブリングには、通常、TC−RNTI(一時的C−RNTI)やC−RNTIが用いられるが、本第1の態様では、RA−RNTI(Random Access−Radio Network Temporary Identifier)を用いてスクランブリングしてもよい。これは、既に規定されている識別子を用いることを意図しているが、RA−RNTI以外であっても、例えば、PUSCHの送信タイミングや周波数、リソースの位置、帯域幅等によって一意に決定されるいかなる識別子が用いられてもよい。
無線基地局は、ユーザ端末からPUSCHを受け取ると、ユーザ端末の識別処理や衝突解決(Contention resolution)処理などを行い、これらが完了したことを示す完了情報をユーザ端末宛に送信する(図8参照)。無線基地局が送信する完了情報は、既存システムのランダムアクセスのメッセージ4に相当してもよく、また、このメッセージ4を拡張したものでも、新たに定義された情報でもよい。完了情報は、必ずしもアンライセンスキャリアであるTCCで送信する必要はなく、ライセンスキャリアで送信するようにしてもよい。この場合、完了信号が通知されるライセンスキャリアが、例えば、上位レイヤ(例えば、RRC)によって予め指定されていてもよい。また、RRC接続が既になされていれば、ULグラントを通知することができるが、ULグラントのみでは衝突解決ができない場合が想定されるため、特別な信号を新規に定義(Contention resolution MAC CE)し、これを送信するようにしてもよい。例えば、当該Contention resolution MAC CEの内容としては当該ユーザ装置の識別子を含む信号(例えば、C−RNTI MAC CE)でもよい。ライセンスキャリアで通知する場合には、ライセンスキャリアに関連付けられている識別子が送信されてもよい。
また、上記では衝突形ランダムアクセスを例にとって説明したが、非衝突型ランダムアクセスに対しても適用可能である。この場合、無線基地局がユーザ端末に対して予めPUSCH送信に用いる(非衝突用の時間的、或いは周波数的な)リソースを割当て、ユーザ端末は当該リソースを用いて上り送信を行う。このとき、ユーザ端末がPUSCH送信に含める識別子は衝突形ランダムアクセスとは異なる特別なものが含まれてもよい。
本第1の態様によれば、アンライセンスキャリアであるTCCでは、リスニングにより少なくとも周辺の送信機(ユーザ端末など)が同じ周波数でデータを送信しないことが分っているため、ランダムアクセスプリアンブルを送信したり、これに対する応答を受信するなどの不要な送受信処理を省略することができる。これにより、ユーザ端末に設定可能なCC数が既存システムより拡張される場合及び/又はアンライセンスCCを用いてCAを行う場合であっても、通信を適切に行うことができる。
(第2の態様)
次に第2の態様について説明する。第2の態様は、上記識別情報の送信について特徴を有するものであり、識別情報の送信を1つもしくは連続する複数のサブフレームで行うものである。
既存のランダムアクセス手順において、メッセージ1、2は、1サブフレーム(1ms)で送信される。このようなメッセージ1、2を省略した場合、他ユーザ端末とPUSCH送信が衝突すると、当該衝突ユーザのデータが欠落する可能性がある。TCCの場合、同一のセルに属する複数のユーザ端末は、同一のタイミングでリスニングを行うことも想定され、この場合、リスニング結果として干渉非検出となった時点で、複数のユーザ端末はPUSCHの所望の領域のリソースを用いて識別情報の送信を行う。この結果、識別情報が割り当てられたリソースの競合が発生することが考えられる。本第2の態様はこのような場合に適用することができる。
また、上記第1の態様では、識別情報が割り当てられるリソースを報知や個別シグナリングによって予め通知することができるが、リソース利用効率向上のため、割り当てられるリソースの領域が複数のユーザ端末で共用される場合、上記場合と同様にリソースの競合が発生することが考えられる。本第2の態様は、このような上記第1の態様に適用してもよい。
本第2の態様においては、例えば、図9に示されるようにリスニングの完了時点(LBTがOKとなった時点)で、識別情報の送信を1つもしくは連続する複数のサブフレームで行う。図9において、ユーザ端末UE#1−#4は、各端末においてランダムに決定されたサブフレーム数に渡って識別情報を送信する。具体的には、ユーザ端末UE#1、#2は、ランダムに決定されたサブフレーム数3に基づいて、3つの連続するサブフレームに渡り、各サブフレームで識別情報を送信する。ユーザ端末UE#3は、ランダムに決定されたサブフレーム数1に基づいて、1つのサブフレームで識別情報を送信する。ユーザ端末UE#4は、ランダムに決定されたサブフレーム数4に基づいて、4つの連続するサブフレームに渡り、各サブフレームで識別情報を送信する。
なお、ユーザ端末UE#1−#4は、最終サブフレーム以外のサブフレームでは、最終サブフレームの送信電力に比べて、低い送信電力で識別情報を送信する。このように、最終サブフレームに至るまで識別情報の送信を継続することで、リスニング完了以降に他の送信機器が割り込んで送信を行うことを防ぐことができる。なお、ランダムに決定されたサブフレーム数が1の場合は、低い送信出力では識別情報を送信しない(例えば、図9のユーザ端末UE#3)。また、低い送信電力の送信を行う場合、送信されるデータは高い送信電力で送信するデータと同一でもよいし、或いは、ランダムな系列、パディング(padding)等、いかなる信号でもよい。なお、低い送信電力の値は予め無線基地局から通知されていてもよい。通知の方法としては、絶対値を通知する方法を用いてもよい。例えば、セルの最大送信電力、ユーザ端末の最大送信電力、或いは、最終サブフレームで用いる送信電力値等に対する相対値(例えば、パーセンテージ)等を用いて無線基地局から通知されていてもよい。
識別情報の送信が完了しなかった場合、例えば、最終サブフレームが他のユーザ端末の最終サブフレームと重複した場合(ランダムで決定されたサブフレーム数が同じ場合)、無線基地局ではユーザ端末を識別して競合解決が完了できないことが想定される。この場合、完了情報が無線基地局からユーザ端末に送られず、ユーザ端末はランダムアクセスに失敗したと判断する。ランダムアクセスに失敗したと判断したユーザ端末は、次のリスニング完了の後に、ランピングを行って(送信電力を上げて)再度識別情報を送信する。
具体的には、図9では、ユーザ端末UE#1と、UE#2とが同じサブフレーム数(3サブフレーム)を決定し、このサブフレーム数に基づいて識別情報を送信している。その結果、一方、或いは両方のユーザ端末がランダムアクセスに失敗することが想定される。ユーザ端末UE#1、#2のそれぞれは、ランダムアクセスに失敗したと判断した後、リスニング完了に応じて、再度、サブフレーム数を決定する。ここで、ユーザ端末UE#1はサブフレーム数2を、ユーザ端末UE#2はサブフレーム数1を決定する。
ユーザ端末UE#1は、2つのサブフレーム数に渡って識別情報を送信するが、最後のサブフレーム(2番目のサブフレーム)でランピングされた電力で識別情報を送信する。一方、ユーザ端末UE#2は、1つめのサブフレームでランピングされた電力で識別情報を送信する。ユーザ端末UE#1、#2のこのような処理により、無線基地局は、最初のサブフレームでユーザ端末UE#2からの識別情報を正常に受信でき、この識別情報に応じた処理を行うことができる。同様に、無線基地局は、2番目のサブフレームでユーザ端末UE#1からの識別情報を正常に受信することができ、この識別情報に応じた処理を行うことができる。
ユーザ端末は、ランダムアクセス失敗後にランピングを行う場合、例えば、ランピングに用いるランピングステップ(上昇値、或いは上昇率等、次の送信でどれだけ送信電力を上げるかの幅を意味する)を全てのサブフレームに適用してもよい。この場合、図10Aのユーザ端末UE#1のケースで示されるように、最終サブフレーム前のサブフレームにおいても、送信電力が上げられることになる。また、決定されたサブフレーム数すべてに渡って、送信電力を上げて識別情報を送信してもよい(図10B参照)。なお、上記ランピングステップは、無線基地局から予め通知されていてもよい。ランピングに用いられる値には、PCC/SCCにおいて設定されている値が流用されてもよいし、TCCに対して特別な値が無線基地局から通知されてもよい。また、再送に際しては、連続するサブフレームの内、最終サブフレームのように高い送信電力で送信するサブフレームの数を増やして、衝突をより回避しやすくしてもよい。
以上、本第2の態様によれば、複数のユーザ端末間でリソースの競合が発生した場合であっても、ランダムにサブフレーム数が決定されるため、最終サブフレームが同一のタイミングとならない限り所望のデータ、例えば識別情報を適切に送信することができる。また、ランダムアクセス失敗の場合であっても、再度ランダムにサブフレームが決定されるため、効果的にデータ(識別情報)の再送信を行うことができる。また、再送信にあたっては、ランピングを適用することもできる。これにより、ユーザ端末に設定可能なCC数が既存システムより拡張される場合及び/又はアンライセンスCCを用いてCAを行う場合であっても、通信を適切に行うことができる。
なお、これまでPCC/SCCとTCCがアグリゲートされて用いられるケースを例にして説明したが、ユーザ端末がTCCに対して単独(スタンドアローン)で接続する際にも同様の制御が適用されてもよい。
(無線通信システムの構成)
以下、本発明の一実施形態に係る無線通信システムの構成について説明する。この無線通信システムでは、本発明の実施形態に係る無線通信方法が適用される。なお、上記の各実施形態に係る無線通信方法は、それぞれ単独で適用されてもよいし、組み合わせて適用してもよい。
図11は、本発明の一実施形態に係る無線通信システムの概略構成の一例を示す図である。なお、図11に示す無線通信システムは、例えば、LTEシステム、SUPER 3G、LTE−Aシステムなどが包含されるシステムである。この無線通信システムでは、複数のコンポーネントキャリア(PCC、SCC、TCC)を一体としたキャリアアグリゲーション(CA)及び/又はデュアルコネクティビティ(DC)を適用することができる。なお、この無線通信システムは、IMT−Advancedと呼ばれても良いし、4G、5G、FRA(Future Radio Access)などと呼ばれても良い。
図11に示す無線通信システム1は、マクロセルC1を形成する無線基地局11と、マクロセルC1内に配置され、マクロセルC1よりも狭いスモールセルC2を形成する無線基地局12a−12cとを備えている。また、マクロセルC1及び各スモールセルC2には、ユーザ端末20が配置されている。
ユーザ端末20は、無線基地局11及び無線基地局12(12a−12c)の双方に接続することができる。ユーザ端末20は、異なる周波数を用いるマクロセルC1とスモールセルC2を、CA又はDCにより同時に使用することが想定される。また、ユーザ端末20は、少なくとも6個以上のCC(セル)を用いてCA又はDCを適用することができる。一例として、マクロセルC1をPCell(PCC)、スモールセルC2をSCell(SCC)及び/又はTCell(TCC)としてユーザ端末に設定することができる。また、TCCとしては、ライセンスバンド及び/又はアンライセンスバンドを設定することができる。
ユーザ端末20と無線基地局11との間は、相対的に低い周波数帯域(例えば、2GHz)で帯域幅が狭いキャリア(既存キャリア、Legacy carrierなどと呼ばれる)を用いて通信を行うことができる。一方、ユーザ端末20と無線基地局12との間は、相対的に高い周波数帯域(例えば、3.5GHz、5GHzなど)で帯域幅が広いキャリアが用いられてもよいし、無線基地局11との間と同じキャリアが用いられてもよい。無線基地局11と無線基地局12との間(又は、2つの無線基地局12間)は、有線接続(光ファイバ、X2インターフェースなど)又は無線接続する構成とすることができる。
無線基地局11及び各無線基地局12は、それぞれ上位局装置30に接続され、上位局装置30を介してコアネットワーク40に接続される。なお、上位局装置30には、例えば、アクセスゲートウェイ装置、無線ネットワークコントローラ(RNC)、モビリティマネジメントエンティティ(MME)などが含まれるが、これに限定されるものではない。また、各無線基地局12は、無線基地局11を介して上位局装置30に接続されてもよい。
なお、無線基地局11は、相対的に広いカバレッジを有する無線基地局であり、マクロ基地局、集約ノード、eNB(eNodeB)、送受信ポイントなどと呼ばれてもよい。また、無線基地局12は、局所的なカバレッジを有する無線基地局であり、スモール基地局、マイクロ基地局、ピコ基地局、フェムト基地局、HeNB(Home eNodeB)、RRH(Remote Radio Head)、送受信ポイントなどと呼ばれてもよい。以下、無線基地局11及び12を区別しない場合は、無線基地局10と総称する。各ユーザ端末20は、LTE、LTE−Aなどの各種通信方式に対応した端末であり、移動通信端末だけでなく固定通信端末を含んでよい。
無線通信システムにおいては、無線アクセス方式として、下りリンクについてはOFDMA(直交周波数分割多元接続)が適用され、上りリンクについてはSC−FDMA(シングルキャリア−周波数分割多元接続)が適用される。OFDMAは、周波数帯域を複数の狭い周波数帯域(サブキャリア)に分割し、各サブキャリアにデータをマッピングして通信を行うマルチキャリア伝送方式である。SC−FDMAは、システム帯域幅を端末毎に1つ又は連続したリソースブロックからなる帯域に分割し、複数の端末が互いに異なる帯域を用いることで、端末間の干渉を低減するシングルキャリア伝送方式である。なお、上り及び下りの無線アクセス方式は、これらの組み合わせに限られない。
無線通信システム1では、下りリンクのチャネルとして、各ユーザ端末20で共有される下り共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)、報知チャネル(PBCH:Physical Broadcast Channel)、下りL1/L2制御チャネルなどが用いられる。PDSCHにより、ユーザデータや上位レイヤ制御情報、所定のSIB(System Information Block)が伝送される。また、PBCHにより、MIB(Master Information Block)などが伝送される。
下りL1/L2制御チャネルは、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)、EPDCCH(Enhanced Physical Downlink Control Channel)、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)、PHICH(Physical Hybrid-ARQ Indicator Channel)などを含む。PDCCHにより、PDSCH及びPUSCHのスケジューリング情報を含む下り制御情報(DCI:Downlink Control Information)などが伝送される。PCFICHにより、PDCCHに用いるOFDMシンボル数が伝送される。PHICHにより、PUSCHに対するHARQの送達確認信号(ACK/NACK)が伝送される。EPDCCHは、PDSCH(下り共有データチャネル)と周波数分割多重され、PDCCHと同様にDCIなどを伝送するために用いられてもよい。
また、下りリンクの参照信号として、セル固有参照信号(CRS:Cell-specific Reference Signal)、チャネル状態測定用参照信号(CSI−RS:Channel State Information-Reference Signal)、復調用に利用されるユーザ固有参照信号(DM−RS:Demodulation Reference Signal)などを含む。
無線通信システム1では、上りリンクのチャネルとして、各ユーザ端末20で共有される上り共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)、上り制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)、ランダムアクセスチャネル(PRACH:Physical Random Access Channel)などが用いられる。PUSCHにより、ユーザデータや上位レイヤ制御情報が伝送される。また、PUCCHにより、下りリンクの無線品質情報(CQI:Channel Quality Indicator)、送達確認信号(HARQ−ACK)などが伝送される。PRACHにより、セルとの接続確立のためのランダムアクセスプリアンブル(RAプリアンブル)が伝送される。
<無線基地局>
図12は、本発明の一実施形態に係る無線基地局の全体構成の一例を示す図である。無線基地局10は、複数の送受信アンテナ101と、アンプ部102と、送受信部103と、ベースバンド信号処理部104と、呼処理部105と、伝送路インターフェース106とを備えている。なお、送受信部103は、送信部及び受信部で構成される。
下りリンクにより無線基地局10からユーザ端末20に送信されるユーザデータは、上位局装置30から伝送路インターフェース106を介してベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、ユーザデータに関して、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤの処理、ユーザデータの分割・結合、RLC(Radio Link Control)再送制御等のRLCレイヤの送信処理、MAC(Medium Access Control)再送制御(例えば、HARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)の送信処理)、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理、プリコーディング処理等の送信処理が行われて各送受信部103に転送される。また、下り制御信号に関しても、チャネル符号化や逆高速フーリエ変換などの送信処理が行われて、各送受信部103に転送される。
各送受信部103は、ベースバンド信号処理部104からアンテナ毎にプリコーディングして出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換して送信する。送受信部103で周波数変換された無線周波数信号は、アンプ部102により増幅され、送受信アンテナ101から送信される。
例えば、送受信部103は、CAを行うCCに関する情報(例えば、TCCとなるセルの情報等)を送信することができる。また、送受信部103は、TCCにおける受信動作及び/又はランダムアクセス動作の指示をPCC及び/又はSCCの下り制御情報(PDCCH/EPDCCH)を利用してユーザ端末に通知することができる。なお、送受信部103は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッター/レシーバー、送受信回路又は送受信装置とすることができる。
一方、上り信号については、各送受信アンテナ101で受信された無線周波数信号がそれぞれアンプ部102で増幅される。各送受信部103はアンプ部102で増幅された上り信号を受信する。送受信部103は、受信信号をベースバンド信号に周波数変換して、ベースバンド信号処理部104に出力する。
ベースバンド信号処理部104では、入力された上り信号に含まれるユーザデータに対して、高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)処理、逆離散フーリエ変換(IDFT:Inverse Discrete Fourier Transform)処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤ、PDCPレイヤの受信処理がなされ、伝送路インターフェース106を介して上位局装置30に転送される。呼処理部105は、通信チャネルの設定や解放等の呼処理や、無線基地局10の状態管理や、無線リソースの管理を行う。
伝送路インターフェース106は、所定のインターフェースを介して、上位局装置30と信号を送受信する。また、伝送路インターフェース106は、基地局間インターフェース(例えば、光ファイバ、X2インターフェース)を介して隣接無線基地局10と信号を送受信(バックホールシグナリング)してもよい。
図13は、本実施形態に係る無線基地局の機能構成の一例を示す図である。なお、図13では、本実施形態における特徴部分の機能ブロックを主に示しており、無線基地局10は、無線通信に必要な他の機能ブロックも有しているものとする。図13に示すように、ベースバンド信号処理部104は、制御部(スケジューラ)301と、送信信号生成部(生成部)302と、マッピング部303と、受信信号処理部304と、を備えている。
制御部(スケジューラ)301は、PDSCHで送信される下りデータ信号、PDCCH及び/又はEPDCCHで伝送される下り制御信号のスケジューリング(例えば、リソース割り当て)を制御する。また、システム情報、同期信号、ページング情報、CRS、CSI−RS等のスケジューリングの制御も行う。例えば、制御部301は、アンライセンスCC(例えば、TCC)に対してはLBTの結果に基づいてDL信号の送信を制御する。制御部301は、アンライセンスバンド(TCC)でLBTを実施する場合、当該LBT結果をライセンスバンド(PCC及び/又はSCC)でユーザ端末に通知するように制御してもよい。また、制御部301は、TCCにおいて、下り参照信号(例えば、CRS、CSI−RS)の送信周期をSCCより長く設定することや、送信間隔をSCCより短く設定することができる。
また、制御部301は、上り参照信号、PUSCHで送信される上りデータ信号、PUCCH及び/又はPUSCHで送信される上り制御信号、PRACHで送信されるランダムアクセスプリアンブル等のスケジューリングを制御する。例えば、ランダムアクセス動作においては、ユーザ端末からPUSCHを受け取ると、ユーザ端末の識別処理や衝突解決(Contention resolution)処理などを行い、完了情報をユーザ端末宛に送信する(図8参照)。このようなPUSCHの受信にあたっては、例えばTCCを介してランダムアクセス手順を行う場合、ランダムアクセスプリアンブルの受信、及び、ランダムアクセスレスポンスの送信を省略することができる。なお、制御部301は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路又は制御装置とすることができる。
送信信号生成部302は、制御部301からの指示に基づいて、DL信号を生成して、マッピング部303に出力する。例えば、送信信号生成部302は、制御部301からの指示に基づいて、下り信号の割り当て情報を通知するDLアサインメント及び上り信号の割り当て情報を通知するULグラントを生成する。また、下りデータ信号には、各ユーザ端末20からのチャネル状態情報(CSI)等に基づいて決定された符号化率、変調方式などに従って符号化処理、変調処理が行われる。なお、送信信号生成部302は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号生成器、信号生成回路又は信号生成装置とすることができる。
マッピング部303は、制御部301からの指示に基づいて、送信信号生成部302で生成された下り信号を、所定の無線リソースにマッピングして、送受信部103に出力する。なお、マッピング部303は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるマッパー、マッピング回路又はマッピング装置とすることができる。
受信信号処理部304は、ユーザ端末から送信されるUL信号(例えば、送達確認信号(HARQ−ACK)、PUSCHで送信されたデータ信号、PRACHで送信されたランダムアクセスプリアンブル等)に対して、受信処理(例えば、デマッピング、復調、復号など)を行う。処理結果は、制御部301に出力される。
また、受信信号処理部304は、受信した信号を用いて受信電力(例えば、RSRP(Reference Signal Received Power))、受信品質(RSRQ(Reference Signal Received Quality))やチャネル状態などについて測定してもよい。測定結果は、制御部301に出力されてもよい。なお、受信した信号を用いた測定動作を行う測定部を受信信号処理部304と別に設けてもよい。
受信信号処理部304は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号処理器、信号処理回路又は信号処理装置、並びに、測定器、測定回路又は測定装置から構成することができる。
<ユーザ端末>
図14は、本実施形態に係るユーザ端末の全体構成の一例を示す図である。ユーザ端末20は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ201と、アンプ部202と、送受信部203と、ベースバンド信号処理部204と、アプリケーション部205と、を備えている。なお、送受信部203は、送信部及び受信部から構成されてもよい。
複数の送受信アンテナ201で受信された無線周波数信号は、それぞれアンプ部202で増幅される。各送受信部203はアンプ部202で増幅された下り信号を受信する。送受信部203は、受信信号をベースバンド信号に周波数変換して、ベースバンド信号処理部204に出力する。
送受信部203は、TCC(TCell)を介して、ランダムアクセス手順を行う場合、ランダムアクセスプリアンブルを送信することなく、所定の無線リソースを用いて、自端末を識別するための識別情報を送信することができる。また、TCCを介した識別情報の送信にあたって、ランダムに決定されたサブフレーム数に基づいて、1つもしくは連続するサブフレームに渡り、各サブフレームで識別情報を送信してもよい。なお、送受信部203は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッター/レシーバー、送受信回路又は送受信装置とすることができる。
ベースバンド信号処理部204は、入力されたベースバンド信号に対して、FFT処理や、誤り訂正復号、再送制御の受信処理などを行う。下りリンクのユーザデータは、アプリケーション部205に転送される。アプリケーション部205は、物理レイヤやMACレイヤより上位のレイヤに関する処理などを行う。また、下りリンクのデータのうち、報知情報もアプリケーション部205に転送される。
一方、上りリンクのユーザデータについては、アプリケーション部205からベースバンド信号処理部204に入力される。ベースバンド信号処理部204では、再送制御の送信処理(例えば、HARQの送信処理)や、チャネル符号化、プリコーディング、離散フーリエ変換(DFT:Discrete Fourier Transform)処理、IFFT処理などが行われて各送受信部203に転送される。送受信部203は、ベースバンド信号処理部204から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換して送信する。送受信部203で周波数変換された無線周波数信号は、アンプ部202により増幅され、送受信アンテナ201から送信される。
図15は、本実施形態に係るユーザ端末の機能構成の一例を示す図である。なお、図15においては、本実施形態における特徴部分の機能ブロックを主に示しており、ユーザ端末20は、無線通信に必要な他の機能ブロックも有しているものとする。図15に示すように、ユーザ端末20が有するベースバンド信号処理部204は、制御部401と、送信信号生成部402と、マッピング部403と、受信信号処理部404と、を備えている。
制御部401は、無線基地局10から送信された下り制御信号(PDCCH/EPDCCHで送信された信号)及び下りデータ信号(PDSCHで送信された信号)を、受信信号処理部404から取得する。制御部401は、下り制御信号や、下りデータ信号に対する再送制御の要否を判定した結果などに基づいて、上り制御信号(例えば、送達確認信号(HARQ−ACK)など)や上りデータ信号の生成を制御する。
制御部401は、送信信号生成部402、マッピング部403及び受信信号処理部404の制御を行うことができる。例えば、ユーザ端末がTCCを用いたCAを適用する場合(図5、図6参照)、制御部401は、TCCに対してPCC及び/又はSCCとは異なる受信動作及び/又はランダムアクセス動作を適用するように制御する。
上記第1の態様では、制御部401は、TCC(TCell)を介して、ランダムアクセス手順を行う場合、ランダムアクセスプリアンブルを送信することなく、所定の無線リソースを用いて、識別情報を送信するように、送信信号生成部402、マッピング部403に指示を送る(図8参照)。
また、上記第2の態様では、制御部401は、TCCを介した識別情報の送信にあたって、ランダムに決定されたサブフレーム数に基づいて、1つもしくは連続するサブフレームに渡り、各サブフレームで識別情報を送信することができる(図9、図10参照)。また、制御部401は、ランダムアクセスに失敗したと判断した場合、次のリスニング完了の後に、ランピングを行って(送信電力を上げて)再度識別情報を送信してもよい。制御部401は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路又は制御装置とすることができる。
送信信号生成部402は、制御部401からの指示に基づいて、UL信号を生成して、マッピング部403に出力する。例えば、送信信号生成部402は、制御部401からの指示に基づいて、送達確認信号(HARQ−ACK)やチャネル状態情報(CSI)等の上り制御信号を生成する。
また、送信信号生成部402は、制御部401からの指示に基づいて上りデータ信号を生成する。例えば、送信信号生成部402は、無線基地局10から通知される下り制御信号にULグラントが含まれている場合に、制御部401から上りデータ信号の生成を指示される。送信信号生成部402は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号生成器、信号生成回路又は信号生成装置とすることができる。
マッピング部403は、制御部401からの指示に基づいて、送信信号生成部402で生成された上り信号(上り制御信号及び/又は上りデータ)を無線リソースにマッピングして、送受信部203へ出力する。マッピング部403は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるマッパー、マッピング回路又はマッピング装置とすることができる。
受信信号処理部404は、DL信号(例えば、無線基地局からPDCCH/EPDCCHで送信される下り制御信号、PDSCHで送信される下りデータ信号等)に対して、受信処理(例えば、デマッピング、復調、復号等)を行う。受信信号処理部404は、無線基地局10から受信した情報を、制御部401に出力する。受信信号処理部404は、例えば、報知情報、システム情報、RRCシグナリング、DCIなどを、制御部401に出力する。
受信信号処理部404は、制御部401からの指示に基づいてDL信号の受信動作を制御することができる。例えば、ユーザ端末にTCCが設定される場合、受信信号処理部404は、制御部401からの指示に基づいてPCC及び/又はSCCと異なる受信動作を行うことができる。なお、受信信号処理部404は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明される信号処理器、信号処理回路又は信号処理装置から構成することができる。また、受信信号処理部404は、本発明に係る受信部を構成することができる。
なお、上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的に分離した2つ以上の装置を有線又は無線で接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
例えば、無線基地局10やユーザ端末20の各機能の一部又は全ては、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されても良い。また、無線基地局10やユーザ端末20は、プロセッサ(CPU)と、ネットワーク接続用の通信インターフェースと、メモリと、プログラムを保持したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体と、を含むコンピュータ装置によって実現されてもよい。
ここで、プロセッサやメモリなどは情報を通信するためのバスで接続される。また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、例えば、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM、CD−ROM、RAM、ハードディスクなどの記憶媒体である。また、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。また、無線基地局10やユーザ端末20は、入力キーなどの入力装置や、ディスプレイなどの出力装置を含んでいてもよい。
無線基地局10及びユーザ端末20の機能構成は、上述のハードウェアによって実現されてもよいし、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって実現されてもよいし、両者の組み合わせによって実現されてもよい。プロセッサは、オペレーティングシステムを動作させてユーザ端末の全体を制御する。また、プロセッサは、記憶媒体からプログラム、ソフトウェアモジュールやデータをメモリに読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。ここで、当該プログラムは、上記の各実施形態で説明した各動作を、コンピュータに実行させるプログラムであれば良い。例えば、ユーザ端末20の制御部401は、メモリに格納され、プロセッサで動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。例えば、上述の各実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよい。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
本出願は、2015年2月19日出願の特願2015−030843に基づく。この内容は、全てここに含めておく。

Claims (9)

  1. 複数のコンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)を用いたキャリアアグリゲーションを利用して無線基地局と通信するユーザ端末であって、
    各CCを介してUL信号を送信する送信部と、
    前記送信部における送信動作を制御する制御部と、を有し、
    複数のCCとして、少なくとも既存システムのプライマリCCに対応する第1のCCと、前記第1のCC及び既存システムのセカンダリCCに対応する第2のCCとは異なる第3のCCと、が設定される場合、前記制御部は、第3のCCに対して第1及び第2のCCとは異なるランダムアクセス動作を適用することを特徴とするユーザ端末。
  2. 前記制御部は、ランダムアクセスプリアンブルを送信することなく、前記第3のCCの所定の無線リソースを用いて前記ユーザ端末を識別する識別情報を送信することを特徴とする請求項1に記載のユーザ端末。
  3. 前記所定の無線リソースは、予め設定されたPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)領域から前記制御部が選択したリソースであることを特徴とする請求項2に記載のユーザ端末。
  4. 前記制御部は、前記所定の無線リソースを用いた前記識別情報の送信を1つもしくは連続する複数のサブフレームで行うことを特徴とする請求項2又は3に記載のユーザ端末。
  5. 前記制御部は、前記識別情報を送信するサブフレーム数をランダムに決定することを特徴とする請求項4に記載のユーザ端末。
  6. 前記制御部は、前記識別情報の送信においてランピングを適用することを特徴とする請求項2又は3に記載のユーザ端末。
  7. 前記識別情報の送信に応じた完了情報を前記無線基地局から受信する受信部をさらに有することを特徴とする請求項2から請求項6のいずれかに記載のユーザ端末。
  8. 複数のコンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)を用いたキャリアアグリゲーションを利用するユーザ端末と通信する無線基地局であって、
    前記ユーザ端末からのUL信号を受信する受信部と、
    前記ユーザ端末の識別が完了した場合に、識別完了を通知するDL信号を送信する送信部と、
    前記受信部及び前記送信部を制御する制御部と、を有し、
    複数のCCとして、少なくとも既存システムのプライマリCCに対応する第1のCCと、前記第1のCC及び既存システムのセカンダリCCに対応する第2のCCとは異なる第3のCCと、がユーザ端末に設定される場合、前記制御部は、第3のCCに対して第1及び第2のCCとは異なるランダムアクセス動作を適用することを特徴とする無線基地局。
  9. 複数のコンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)を用いたキャリアアグリゲーションを利用して無線基地局と通信するユーザ端末における無線通信方法であって、
    各CCを介してUL信号を送信する工程と、
    前記送信する工程における送信動作を制御する工程と、を有し、
    複数のCCとして、少なくとも既存システムのプライマリCCに対応する第1のCCと、前記第1のCC及び既存システムのセカンダリCCに対応する第2のCCとは異なる第3のCCと、が設定される場合、前記制御する工程において、第3のCCに対して第1及び第2のCCとは異なるランダムアクセス動作を適用することを特徴とする無線通信方法。
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