JP6295098B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技球の入賞が検知されたことを契機に、その遊技球の入賞に対応して予め定められた賞球数の遊技球の払出制御を行わせる遊技機に関するものである。
従来、遊技機の一種であるパチンコ遊技機の遊技盤には、始動入賞口や大入賞口などの各種入賞口が配設されており、各種入賞口に遊技球が入賞することを契機に、その入賞した入賞口に対応して予め定められた遊技球が払い出される払出動作が行われる。
このようなパチンコ遊技機では、遊技の進行に関する主制御基板(第1制御手段)と、払出装置に払出動作を行わせる払出制御基板(第2制御手段)とが通信可能に接続されている。このような構成において、特許文献1に示すように、主制御基板では、各種入賞口に遊技球が入賞したことに伴い賞球される賞球数示す賞球コマンドが払出制御基板に出力される。その一方で、払出制御基板において、賞球コマンドの入力を契機に、その賞球コマンドにより指定された賞球数の遊技球を払出装置に払出動作させる払出制御が行われ
特開2008−43609号公報
しかしながら、このような遊技機では、主制御基板において、遊技の進行に関する制御等、各種の制御負荷が掛かるため、主制御基板における制御負荷を軽減することが望まれている。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、第1制御手段における制御負荷を軽減することができる遊技機を提供することにある。
上記問題点を解決する遊技機は、遊技媒体の払出条件が成立したことを契機として遊技媒体の払出を行う遊技機において、遊技媒体の払出条件が成立したことを契機として前記遊技媒体の払出の指示を行う第1制御手段と、前記第1制御手段からの前記遊技媒体の払出の指示に応じて払出手段に遊技媒体の払出動作を行わせる制御を行う第2制御手段と、を備え、前記第2制御手段は、前記遊技媒体の払出に関するエラーの発生を特定するエラー特定手段と、前記エラー特定手段によってエラーの発生が特定された場合、エラーの発生を示す報知内容をエラー報知手段に報知させる制御を行うエラー報知制御手段と、を有し、前記エラー特定手段は、前記遊技媒体の払出に関する複数種類のエラーの発生を特定可能であり、前記複数種類のエラーには、前記エラー報知手段によって報知させる優先順位が規定された第1種のエラーと第2種のエラーとがあり、前記第1種のエラーは、前記エラー特定手段によって発生が特定された場合に報知内容が周期毎に更新されるエラーであり、前記第2種のエラーは、前記エラー特定手段によって発生が特定された場合に操作手段の操作に応じて報知内容が更新されるエラーであり、前記エラー報知制御手段は、前記エラー特定手段によって前記第1種のエラーの発生と前記第2種のエラーの発生との両方が特定された場合、規定された優先順位に応じてエラーの発生を示す報知内容を前記エラー報知手段に報知させる制御を行い、前記エラー特定手段によって前記第1種のエラーの発生と前記第2種のエラーの発生との両方が特定された後に前記第2種のエラーの発生が解消されたと特定されたときに、前記優先順位に応じてエラーの発生を示す報知内容を継続して前記エラー報知手段に報知させる制御を行い、前記エラー特定手段によって前記第1種のエラーの発生と前記第2種のエラーの発生との両方が特定された後に前記第2種のエラーの発生が解消されたと特定されたときに、前記操作手段の操作に応じて前記第1種のエラーの発生を示す報知内容を前記エラー報知手段に報知させる制御を行い、前記第2種のエラーには、遊技機及び遊技媒体の貸出装置が未接続のときのエラーと、前記払出手段に払出動作を行わせる制御が行われた遊技媒体の数よりも前記払出手段によって払出が行われたと検知された遊技媒体の数のほうが所定数以上多くなったときのエラーとがあることを要旨とする。
本発明によれば、第1制御手段における制御負荷を軽減することができる。
パチンコ遊技機の機表側を示す正面図。 遊技盤の表側を示す正面図。 (a)〜(c)は、球タンク、樋部材、及び払出ユニットの構成と動作態様を示す模式図。 (a)〜(d)は、払出ユニットの構成と動作態様を示す模式図。 パチンコ遊技機の電気的構成を示すブロック図。 パチンコ遊技機の電気的構成の要部を示すブロック図。 払出制御に関するエラー内容を示す模式図。 エラー内容を示す模式図。 (a)〜(d)は、払出制御に関するエラー内容の表示態様を示す模式図。
以下、本発明をパチンコ遊技機に具体化した第1実施形態について図1〜図9を参照して説明する。
図1には、遊技に関する制御を行うパチンコ遊技機10と、該パチンコ遊技機10が遊技場の遊技機設置設備(遊技島)に設置された際に並設される遊技媒体貸出用ユニットとしてのカードユニット装置11とが略示されている。カードユニット装置11には、遊技者に貸し出される遊技媒体としての遊技球(貸し球)と交換可能な交換媒体としてのプリペイドカードを投入するための投入口11aが設けられている。カードユニット装置11は、投入されたプリペイドカードの価値を読み書き可能な構成となっている。
パチンコ遊技機10の機体の外郭をなす外枠12の開口前面側には、各種の遊技用構成部材をセットする縦長方形の図示しない中枠が開閉及び着脱自在に組み付けられている。中枠の前面側には、中央部に窓口14を有するとともに、該窓口14の下方にパチンコ遊技機10の遊技媒体となる遊技球を貯留可能な第1貯留皿としての上皿(貯留皿)15を一体成形した前枠16が開閉及び着脱自在に組み付けられている。前枠16の裏面側には、機内部に配置された遊技盤YBを保護し、かつ窓口14を覆う大きさのガラスを支持する図示しないガラス支持枠が着脱及び傾動開放可能に組み付けられている。また、前枠16には、窓口14のほぼ全周を囲むように、図示しない発光体(ランプ、LEDなど)の発光(点灯や点滅)により発光演出を行う電飾表示部を構成する枠用ランプ部17が配置されている。枠用ランプ部17は、前枠16の前面に装着される複数の発光体を、該各発光体の発する光を透過可能に成形したランプレンズ17aで覆って構成されている。
前枠16には、窓口14の左右上部に、各種音声を出力して音声演出を行うスピーカ20が配置されている。スピーカ20は、前枠16の裏面に装着されており、該前枠16の前面であってスピーカ20の装着部位に対応する部位には図示しない放音孔が複数形成されている。
中枠の前面側であって前枠16の下部には、上皿15から溢れ出て機内部に形成される溢れ球通路22を流下した遊技球を貯留する第2貯留皿としての下皿(貯留皿)23が装着されている。また、中枠の前面側であって下皿23の右方には、遊技球を遊技盤YBに発射させる際に遊技者によって回動操作される遊技球発射用の発射ハンドル24が装着されている。
上皿15には、その左方側に機内部から払出される遊技球の払出口15aが設けられているとともに、遊技者の保有する遊技球を貯留する凹状の図示しない貯留通路が連設されており、さらに右方側に貯留通路内の遊技球を機内部に取り込む図示しない上皿取込口が設けられている。上皿15に貯留された遊技球は、貯留通路により前記上皿取込口へ案内されるとともに該上皿取込口を介して1球ずつ機内に取り込まれ、機内に装備された発射ユニット83(図5に示す)によって遊技盤YBに向けて発射される。なお、遊技盤YBに向けて発射される遊技球は、発射ハンドル24の回動量に応じて発射の強弱が設定される。
上皿15の上面15dには、貸し球(遊技球)の貸し受けに関しての各種操作を行うための球貸し操作部26が装備されている。球貸し操作部26には、カードユニット装置11にプリペイドカードを投入した状態で遊技者が遊技球の貸し受けを指示する球貸ボタンと、カードユニット装置11に投入したプリペイドカードの返却を指示する返却ボタンとが設けられている。また、球貸し操作部26には、カードユニット装置11に投入したプリペイドカードの残金(遊技球と交換可能な有効金額)を表示する度数表示器と、球貸しが可能な状態であるか否かを報知する球貸し可能表示LEDとが設けられている。
上皿15の前面15eには、上皿球抜きボタン27が設けられている。本実施形態のパチンコ遊技機10では、上皿15と下皿23とが溢れ球通路22とは別に設けた図示しない球抜き通路で接続されている。そして、上皿球抜きボタン27が押下操作されると、上皿15の貯留通路内の遊技球が前記球抜き通路を介して下皿23に流下案内されるようになっている。
下皿23には、溢れ球通路22を流下した遊技球の出口23aが設けられているとともに、遊技球を貯留する凹状の貯留部23bが遊技球の出口23aに連設されている。また、下皿23には、貯留部23b内の遊技球を下皿23から外部に排出するための図示しない切換機構が設置されている。切換機構は、下皿23の下部に配置された下皿球抜きボタン28と、貯留部23bの底部の一部を貫通するように形成された図示しない球抜き孔と、該球抜き孔を開放及び閉鎖するための蓋体と、下皿球抜きボタン28の操作状態に連動させて蓋体を開放状態又は閉鎖状態に作動させる作動部材とから構成されている。このような切換機構により下皿23は、蓋体の閉鎖状態にあって球抜き孔が閉鎖されている場合に遊技球を貯留部23bで貯留可能な貯留状態とされる一方で、下皿球抜きボタン28が押下操作されて蓋体が開放状態に作動し、球抜き孔が開放されている場合に遊技球を外部に排出する貯留解除状態とされる。また、下皿23には、前記球抜き通路を介して上皿15から流下案内された遊技球を貯留部23bに排出する図示しない球抜き口が設けられている。
また、前枠16の右方には、未払出し状態にある賞球の総数を示す未払出球数を表示する未払出数表示手段としての賞球残数表示装置48aが設けられている。この賞球残数表示装置48aは、遊技者や遊技場の係員等により特定可能なように未払出球数を表示する。また、本実施形態の賞球残数表示装置48aは、3つの7セグメントLED(図示しない)を横並び形態で配置し、3桁の数字(000〜999)又は3桁のアルファベット(例えば、「FFF」)を発光表示可能な構成とされている。例えば、賞球残数表示装置48aに「048」の3桁の数字が表示された場合には、遊技球の未払出球数が「48球」であることを報知している。
次に、遊技盤YBの構成について図2を参照して詳しく説明する。
遊技盤YBの前面には、発射ハンドル24の操作によって発射された遊技球を誘導し、かつパチンコ遊技の主体となるほぼ円形の遊技領域H1を形成する誘導レール30が円形渦巻き状に敷設されている。この誘導レール30によって遊技盤YBには、該遊技盤YBの左下方から左上方に向かって延びる遊技球の誘導路30aが形成されるとともに、誘導レール30の内側に遊技領域H1が形成される。誘導路30aの下方には、中枠に装着されるとともに、発射ユニット83(図5に示す)の作動によって打球される遊技球を案内する図示しない発射レールが配置されている。また、遊技盤YBの前面であって誘導レール30の外側となる遊技領域H1外は、パチンコ遊技に直接関与しない非遊技領域H2とされている。
遊技盤YBの遊技領域H1には、演出表示装置33、特別図柄表示装置34及び普通図柄表示装置35などの各種表示装置が装着されている。
本実施形態の特別図柄表示装置34は、発光体(LEDやランプなど)を内蔵し、その発光体をレンズカバーで覆って構成した複数個(本実施形態では7個)の特図発光部を備えている。この特別図柄表示装置34は、7個の特図発光部が演出表示装置33の左下方部において並列配置されるように表示枠体32に装着されている。そして、特別図柄表示装置34では、複数個の特図発光部の中から所定の特図発光部を点灯させて、その点灯した特図発光部の位置と個数によって区別される組み合わせを導出する図柄変動ゲームが表示されるようになっている。本実施形態のパチンコ遊技機10では、図柄変動ゲームで点灯又は消灯する特図発光部を特別図柄として扱っている。特別図柄は、大当りか否かの内部抽選(大当り抽選)の結果を示す報知用の図柄である。
特別図柄表示装置34では、図柄変動ゲームの開始により特別図柄の変動が開始される。具体的には、図柄変動ゲームの開始に伴って、特別図柄表示装置34では各特図発光部が点滅することで特別図柄の変動が開始する。そして、特別図柄表示装置34には、大当り抽選の抽選結果に基づき、図柄変動ゲームの終了によって大当り図柄又ははずれ図柄が確定的に停止表示される。このとき、特別図柄表示装置34では、大当り抽選の抽選結果が大当りである場合には大当り図柄が確定的に停止表示され、大当り抽選の抽選結果がはずれである場合にははずれ図柄が確定的に停止表示される。大当り図柄は、大当り抽選の抽選結果が大当りである場合に図柄変動ゲームで確定的に停止表示されるものであり、はずれ図柄は、大当り抽選の抽選結果がはずれである場合に図柄変動ゲームで確定的に停止表示されるものである。本実施形態において特別図柄表示装置34の図柄変動ゲームで導出される大当り図柄とはずれ図柄は、特図発光部において発光した特図発光部の組み合わせによって構成される。
また、本実施形態の演出表示装置33は、液晶表示部33aを備えており、該液晶表示部33aが遊技領域H1の中央に配置される。演出表示装置33には、複数種類の飾り図柄を変動させて複数列の飾り図柄からなる図柄組み合わせを導出する飾り図柄変動ゲームなどの表示演出の画像が表示されるようになっている。演出表示装置33の飾り図柄変動ゲームは、表示演出を多様化するための飾り図柄を用いて行われる。
演出表示装置33では、図柄変動ゲームの開始により特別図柄表示装置34における特別図柄と同時に飾り図柄の変動が開始される。具体的には、図柄変動ゲームの開始に伴って、演出表示装置33では各列の飾り図柄の変動が開始する。そして、演出表示装置33にも、大当り抽選の抽選結果に基づき、図柄変動ゲームの終了によって特別図柄と同時に大当り図柄又ははずれ図柄が確定的に停止表示される。このとき、演出表示装置33では、大当り抽選の抽選結果が大当りである場合には大当り図柄が確定的に停止表示され、大当り抽選の抽選結果がはずれである場合にははずれ図柄が確定的に停止表示される。本実施形態において演出表示装置33の飾り図柄変動ゲームで導出される大当り図柄とはずれ図柄は、各列に導出された飾り図柄の組み合わせによって構成されるとともに、例えば、大当り図柄は全列が同一種類の飾り図柄からなる組み合わせで構成される一方で、はずれ図柄は全列が同一種類の飾り図柄にならない組み合わせで構成される。
本実施形態のパチンコ遊技機10では、演出表示装置33の表示領域を特別図柄表示装置34の表示領域よりも大きく形成し、演出表示装置33を遊技者の正面に目立つように配置している。このため、遊技者は、特別図柄表示装置34よりも自身の目の前で多彩な画像によって表示演出が行われる演出表示装置33の表示内容に注目し、該演出表示装置33の図柄変動ゲームで導出されて確定的に停止表示される図柄組み合わせから大当り又ははずれを認識することになる。
本実施形態の普通図柄表示装置35は、発光体(LEDやランプなど)を内蔵し、その発光体をレンズカバーで覆って構成した複数個(本実施形態では2個)の普図発光部を備えている。この普通図柄表示装置35は、2個の普図発光部が演出表示装置33の右下方部において並列配置されるように表示枠体32に装着されている。そして、普通図柄表示装置35では、前述した大当りか否かの大当り抽選とは別に行う普通当りか否か(後述する開閉羽根38の開動作により下始動口39を開放するか否か)の内部抽選(普通当り抽選)の抽選結果を表示する普通図柄変動ゲームが行われる。そして、本実施形態においては、当り抽選で当りを決定している場合には普通図柄変動ゲームで当り図柄として一方の普図発光部を点灯させるとともに、当り抽選ではずれを決定している場合には普通図柄変動ゲームで他方の普図発光部を点灯させる。このため、遊技者は、普通図柄表示装置35の図柄変動ゲームで確定的に一方の普図発光部が点灯することにより当りを認識できるとともに、図柄変動ゲームで確定的に他方の普図発光部が点灯することによりはずれを認識できる。本実施形態のパチンコ遊技機10では、普通図柄変動ゲームで点灯及び消灯する普図発光部を普通図柄として扱っている。
遊技盤YBの遊技領域H1であって演出表示装置33の下方には、遊技球の入球を契機に大当り抽選の抽選条件及び所定球数の賞球としての遊技球の払出条件を付与する(遊技媒体の払出条件が成立する)始動入賞口装置36が配設されている。本実施形態では、賞球として払出される遊技球が景品としての遊技媒体となる。そして、本実施形態の始動入賞口装置36は、演出表示装置33の直下に位置する上始動口37と、開閉動作可能な開閉羽根38を有する普通電動役物が装備された下始動口39とから構成されている。本実施形態の始動入賞口装置36は、上始動口37において常時遊技球の入球を許容する一方で、下始動口39において開閉羽根38が開放した時に遊技球の入球を許容するようになっている。そして、上始動口37に遊技球が入球した場合には、前記大当り抽選の抽選条件と賞球として3球の遊技球を払出す払出条件が付与されるとともに、下始動口39に遊技球が入球した場合も、前記大当り抽選の抽選条件と賞球として3球の遊技球を払出す払出条件が付与される。
開閉羽根38は、前述した普通図柄変動ゲームで当り図柄が導出されることにより予め定めた開放態様(開放時間や開放回数で規定される態様)で開動作し、下始動口39を開放する。そして、本実施形態のパチンコ遊技機10において当り抽選の抽選条件は、表示枠体32(画像表示装置33)の左方に配置した普通図柄作動ゲート40への遊技球の入球を契機に付与される。普通図柄作動ゲート40は、遊技球が通過する構成とされており、遊技球が通過した場合には当り抽選の抽選条件のみを付与し、賞球の払出条件を付与しない。
遊技盤YBの遊技領域H1であって始動入賞口装置36の下方(下始動口39の直下)には、下大入賞口装置(特別電動役物、第1特別電動役物)41が配設されている。また、演出表示装置33の左上方には、特定の大当り遊技ではない非特定の大当り遊技中に開放される上大入賞口装置(特別電動役物、第2特別電動役物)43が配設されている。また、大当り遊技の種類によって、下大入賞口装置41、上大入賞口装置43の何れか一方が開放される。
下大入賞口装置41には、開閉動作可能な開閉扉42が装備されている。開閉扉42は、特定の大当り遊技中に予め定めた開放態様(開放時間や開放回数で規定される態様)で開動作し、遊技球の入球を許容するように下大入賞口装置41を開放する。そして、下大入賞口装置41には、該下大入賞口装置41へ入球した遊技球の入球口(図示しない)が設けられており、該入球口へ遊技球が入球したことを契機に所定球数(本実施形態では13球)の賞球としての遊技球の払出条件を付与するようになっている。
また、演出表示装置33の左上方には、特定の大当り遊技ではない非特定の大当り遊技中に開放される上大入賞口装置(特別電動役物)43が配設されている。上大入賞口装置43には、開閉動作可能な開閉羽根44が装備されている。開閉羽根44は、大当り遊技中に予め定めた開放態様(開放時間や開放回数で規定される態様)で開動作し、遊技球の入球を許容するように上大入賞口装置43を開放する。そして、上大入賞口装置43には、該上大入賞口装置43へ入球した遊技球の入球口(図示しない)が設けられており、該入球口へ遊技球が入球したことを契機に所定球数(本実施形態では15球)の賞球としての遊技球の払出条件を付与するようになっている。
大当り遊技は、大当り抽選で大当りを決定し、図柄変動ゲームで大当り図柄が確定的に停止表示されて該ゲームの終了後、開始される。また、大当り遊技には、複数種類の遊技が規定されており、大当り抽選で大当りを決定した後に、大当り遊技の種類を決定する。なお、本実施形態においては、下大入賞口装置41が開放される特定の大当り遊技と、上大入賞口装置43が開放される非特定の大当り遊技とに区別される。
特定の大当り遊技が開始すると、最初に大当り遊技の開始を示すオープニング演出が行われる。オープニング演出終了後には、開閉扉42の開動作により下大入賞口装置41が開放されるラウンド遊技が予め定めた規定ラウンド数を上限(例えば、16回)として複数回行われる。1回のラウンド遊技は、開閉扉42の開動作により下大入賞口装置41が開放されてから開閉扉42の閉動作により下大入賞口装置41が閉鎖される迄であり、1回のラウンド遊技中に下大入賞口装置41は、規定入球数(例えば、9球)の遊技球が入球する迄の間、又は規定時間(1ラウンドは25秒)が経過する迄の間、開放される。そして、特定の大当り遊技は、規定ラウンド数のラウンド遊技の終了後に大当り遊技の終了を示すエンディング演出が行われて終了する。
その一方で、非特定の大当り遊技が開始すると、最初に大当り遊技の開始を示すオープニング演出が行われる。オープニング演出終了後には、開閉羽根44の開動作により上大入賞口装置43が開放されるラウンド遊技が予め定めた規定ラウンド数を上限(例えば、8回又は16回)として複数回行われる。1回のラウンド遊技は、開閉羽根44の開動作により上大入賞口装置43が2回開放されてから開閉羽根44の閉動作により上大入賞口装置43が閉鎖される迄であり、1回のラウンド遊技中に上大入賞口装置43は、規定入球数(例えば、9球)の遊技球が入球する迄の間、又は規定時間(1ラウンドは5.348秒)が経過する迄の間、開放される。そして、非特定の大当り遊技は、規定ラウンド数のラウンド遊技の終了後に大当り遊技の終了を示すエンディング演出が行われて終了する。
遊技盤YBの遊技領域H1であって下大入賞口装置41の左方には、左下外入賞口装置45aと、左下中入賞口装置45bと、左下内入賞口装置45cとが、遊技盤YBの左右方向に並列し、かつ上下方向に高さを異ならせて配設されている。また、遊技盤YBの遊技領域H1であって下大入賞口装置41の右方には、右下入賞口装置45dが配設されている。これらの各入賞口装置45a〜45dは、遊技球の入球を契機に所定球数(本実施形態では8球)の賞球としての遊技球の払出条件を付与するようになっている。また、遊技盤YBの遊技領域H1であって下大入賞口装置41の下方には、遊技領域H1に発射されて該遊技領域H1を流下した遊技球のうち、アウト球となった遊技球が入球するアウト球口47が配設されている。アウト球とは、遊技領域H1に配設された各種入賞口装置36,41,43,45a〜45dの何れにも入球しなかった遊技球である。
遊技盤YBにおける右下方の非遊技領域H2には、未払出し状態にある賞球の総数を示す未払出球数を表示する賞球残数表示装置48aが装着されている。
また、遊技盤YBにおいて、始動入賞口装置36や、下大入賞口装置41、上大入賞口装置43の近傍には、磁気を検知する磁気センサ49と、電波を検知する誘導磁界検知センサ50(ともに図6に示す)とが配設されている。
次に、パチンコ遊技機10の機裏側の構成について図3及び図4を参照して以下に説明する。
本実施形態におけるパチンコ遊技機10の機裏側には、図3に示すように、遊技場の遊技機設置設備から供給される遊技球を貯留可能な貯留部材としての球タンク51が装着されている。また、遊技場の遊技機設置設備は、図示しないパチンコ遊技機に対して遊技球を供給する機構と、パチンコ遊技機から排出された遊技球(各種入賞口へ入球した後に排出された遊技球とアウト球となった遊技球)を回収する機構とからなる遊技球循環機構を装備し、該遊技球循環機構により遊技球を供給するとともに回収して循環させるようになっている。
また、球タンク51内の遊技球を上皿15に向けて払出す際に遊技球を案内する通路が形成された樋部材52が装着されている。樋部材52は、球タンク51の下方に連設されるとともに、上下方向に延設されている。
球タンク51は、遊技球を貯留するとともに図3において左側から右側に斜状をなす底部51aを有する貯留部51bと、図3において貯留部51bの右方に連設されるとともに遊技球を1列に整流させる整流機構を装備した整流樋51cとを一体化した構成とされている。したがって、遊技場の遊技機設置設備から供給される遊技球は、球タンク51の貯留部51bで貯留されて順次整流樋51cへ誘導され、該整流樋51cで整流された後に整流樋51cの排出口51dから球タンク51外へ1球ずつ排出される。排出口51dは、球タンク51において遊技球を排出する口となる。
樋部材52には、整流樋51cの排出口51dに整合させて配置される球入口60aを有する1本の案内通路としての遊技球補給通路60が形成されている。遊技球補給通路60は、球入口60aから左右の方向に順にカーブを描く形状(蛇行した形状)で成形されているとともに、パチンコ遊技機10の下方に向かって延設されている。また、樋部材52には、遊技球補給通路60の球出口60bに連設して1台の払出手段としての払出ユニット61が装着されている。払出ユニット61は、球タンク51に貯留された遊技球を機外(上皿15又は下皿23)に払出す払出動作を行う装置である。
払出ユニット61の構成について図4を参照して以下に詳しく説明する。なお、図4(a)は、払出動作停止時の払出ユニット61を示し、図4(b)は、払出動作開始時の払出ユニット61を示し、図4(c)は、払出動作中の払出ユニット61を示し、図4(d)は、払出動作終了時の払出ユニット61を示す。
払出ユニット61には、遊技球補給通路60から流下供給される遊技球を払出ユニット61内に取り込むための取込口61aを上流側とするとともに、装置内に取り込んだ前記遊技球を払出ユニット61外に払出すための払出口61bを下流側とし、取込口61aと払出口61bとを連通させる球通路61cが形成されている。また、払出ユニット61の球通路61cの途中には、該球通路61c内に臨むようにして外周部に球送り部61dが凹設される爪車式の媒体払出手段としての球送りスプロケット61eが回転可能に支持されている。球通路61cは、球送りスプロケット61eを境界とし、該球送りスプロケット61eの上流側(すなわち、取込口61a側)が媒体通路としての上流側通路部61fになるとともに、下流側(すなわち、払出口61b側)が下流側通路部61gとなる。
球通路61cの上流側通路部61fには、球送りスプロケット61eの作動によって払出される次払出し段階で停留されている遊技球の存在の有無を検出する払出制御センサ61hが配設されている。払出制御センサ61hは、上流側通路部61fにおいて1球の遊技球を検出し得る位置に設けられている。球通路61cの下流側通路部61gには、球送りスプロケット61eの作動によって払出された遊技球(次払出し段階で停留されていた遊技球)を検出する払出計数センサ61iが配設されている。
払出ユニット61には、球送りスプロケット61eの球送り部61dに対して係合状態と非係合状態を取り得るストッパ61jが設けられているとともに、該ストッパ61jの上端には、付勢ばね61kが連結されている。ストッパ61jは、付勢ばね61kにより図4において時計回り方向へ回動付勢されている。また、払出ユニット61には、払出制御基板56からの制御信号を受けて励磁(オン)又は消磁(オフ)されるストッパ61jの作動部材となる電磁ソレノイドとしての払出ソレノイド61lが設けられている。ストッパ61jは、払出ソレノイド61lの励磁又は消磁により揺動し、該動作に応じて係合状態又は非係合状態へ切換ることによって球送りスプロケット61eを回転させたり、その回転を規制したりする。
図4(a)の状態では、球送りスプロケット61eにストッパ61jが係合することによって該球送りスプロケット61eの回転が規制されているため、遊技球の払出しは行われない。また、図4(a)の状態で払出制御センサ61hは、次払出し段階で待機状態にある1球の遊技球を検出する。図4(b)の状態では、払出ソレノイド61lのオンにより球送りスプロケット61eの規制状態が解除されるとともにストッパ61jが非係合状態となるため、次払出し段階で待機している遊技球の重さにより球送りスプロケット61eが回転して遊技球が払出される。図4(b)の状態で払出計数センサ61iは、球送りスプロケット61eの回転によって払出された遊技球を検出する。
図4(c)の状態では、払出ソレノイド61lが所定時間経過後にオフされることにより、ストッパ61jが球送りスプロケット61eに係合して係合状態となる。その結果、球送りスプロケット61eは、図4(d)の状態で回転が停止し、図4(a)の状態と同じ状態となる。そして、図4(a)の状態から図4(d)の状態になると、1球の遊技球の払出しが完了する。本実施形態では、図4(b)に示すように払出ソレノイド61lがオンされた状態が1球の遊技球の払出しを許容する払出許容状態となる。また、本実施形態では、図4(a)又は図4(d)に示すように払出ソレノイド61lがオフされた状態が1球の遊技球の払出しを規制する払出規制状態となる。
ここで説明を戻し、図3に示すように、該樋部材52において払出ユニット61の下方には、該払出ユニット61から払出された遊技球を受け入れて案内する球排出通路62が形成されている。また、樋部材52において球排出通路62の下方には、球排出通路62を案内された遊技球を受け入れる球受け部63が形成されている。球受け部63には、球排出通路62の球出口62aの直下に配置される球受け台64と、払出ユニット61から払出された遊技球を上皿15へ向けて払出すための樋部材52の出口となる遊技球内部払出口上65と、前記遊技球を下皿23へ向けて払出すための樋部材52の出口となる遊技球内部払出口下66とが設けられている。
球受け台64は、球排出通路62から落下した遊技球を受け止める面となる底面64aを有し、該底面64aには、図3において右側に所定高さに形成された規制壁64bが立設されている。遊技球内部払出口上65は、その開口下端が球受け台64の底面64aに整合されるように配置されているとともに、上皿15の払出口15aに接続されている。その一方で、遊技球内部払出口下66は、球受け台64の下部に配置されているとともに、下皿23に遊技球を導く溢れ球通路22に接続されている。したがって、払出ユニット61から払出された遊技球は、球排出通路62により球受け台64へ向けて落下し、球受け台64から遊技球内部払出口上65をとおって上皿15の払出口15aへ導かれる。このとき、上皿15の貯留通路15bが遊技球で一杯の状態であって、かつ遊技球が球受け台64の底面64aまで到達するほど一杯の状態になっている場合には、球排出通路62から落下した遊技球が溢れ球となって規制壁64bを乗り越え、遊技球内部払出口下66へ導かれる。そして、溢れ球となった遊技球は、遊技球内部払出口下66をとおって溢れ球通路22から下皿23へ導かれる。
樋部材52において遊技球補給通路60には、その通路途中に該通路の側壁の一部を構成する球抜きレバー67が設けられている。また、樋部材52には、球抜きレバー67の操作によって該球抜きレバー67よりも上流側に貯留される遊技球を遊技機設置設備に装備されたアウト球タンクに排出する球抜き通路68が形成されているとともに、球抜き通路68の下流側には、球抜き通路68を流下した遊技球を排出する樋排出口68aが形成されている。
図3(a)に示すように、球タンク51内に貯留される遊技球は、該球タンク51の整流樋51cによって1列に整流された後に該整流樋51cの排出口51dから遊技球補給通路60へ移り、該遊技球補給通路60に沿って左右方向へカーブを描くように案内されながら払出ユニット61へ案内される。そして、払出ユニット61からは、球送りスプロケット61eの回転により送り出された遊技球が下流側通路部61gにおいて払出計数センサ61iにより検出された後、球排出通路62を介して球受け部63の球受け台64へ排出される。その後、遊技球は、球受け台64から遊技球内部払出口上65と払出口15aを介して上皿15へ排出される。また、上皿15が遊技球で満杯になった場合には、図3(b)に示すように球受け部63に排出された遊技球が溢れ球となり、遊技球内部払出口下66から溢れ球通路22へ排出される。そして、溢れ球通路22に排出された遊技球は、出口23aを介して下皿23へ排出される。なお、貸し球としての遊技球及び賞球としての遊技球は、いずれも同じ経路を辿るようにして払出される。また、球抜きレバー67が操作された場合には、図3(c)に示すように、遊技球補給通路60内の遊技球が球抜き通路68を流下し、樋排出口68aから遊技機設置設備に設置されたアウト球タンクに排出される。
また、パチンコ遊技機10の機裏側には、中枠に外部端子板53(図5に示す)が装着されている。外部端子板53は、遊技場に設置された各パチンコ遊技機の動作状態を管理するために遊技場の管理室などに設置される外部装置としてのホールコンピュータHC(図5に示す)に接続する基板である。なお、外部端子板53が遊技盤YBに装着されず、中枠に装着されることによって、遊技盤YBに装着される場合よりも、外部端子板53を装着する領域が確保し易くなり、ホールコンピュータHCに出力する信号線を増加させ易い構成となっている。
また、パチンコ遊技機10の機裏側には、主制御基板54と、電源基板55と、払出制御基板56と、発射制御基板57と(ともに図5に示す)が、保護ケースにより覆われるように配置されており、更には、主制御中継端子板58と遊技球等貸出装置接続端子板59と(ともに図5に示す)が装着されている。
主制御基板54は、遊技の進行を制御し、パチンコ遊技機10全体を制御する。特に、第1制御手段として機能する主制御基板54は、遊技球の払出条件が成立したことを契機として遊技球の払出の指示を払出制御基板56に行う。電源基板55は、電源スイッチと、遊技機設置設備の電源に接続される電源コードとを有し、パチンコ遊技機10の各種制御基板や各種演出装置に対して電源を供給する。さらに、電源基板55には、パチンコ遊技機10の電源投入時に操作することにより、バックアップデータをクリアする初期化操作手段としてのRWMクリアスイッチRCS(図5に示す)が設けられている。
第2制御手段として機能する払出制御基板56は、遊技球を払出す払出ユニット61(図5に示す)の払出動作を制御し、主制御基板54からの遊技球の払出の指示に応じて、賞球又は貸し球として払出す遊技球の払出しに関する払出制御を実行する。
発射制御基板57は、発射ハンドル24の操作状態を検知し、その検知結果に応じて遊技球の発射間隔や発射強度などの発射制御を実行する。主制御中継端子板58は、主制御基板54と払出制御基板56との間に接続される基板である。遊技球等貸出装置接続端子板59は、カードユニット装置11と球貸し操作部26とを払出制御基板56に接続する基板である。
本実施形態のパチンコ遊技機10では、機種毎に専用部品となる主制御基板54を遊技盤YBに装着し、機種に関係なく流用可能な共通部品となる電源基板55、払出制御基板56及び発射制御基板57を中枠に装着している。この構成により、遊技盤YBを交換し、その他の部材をそのまま流用して機種変更を行う場合(盤代えによる機種変更)において、主制御基板54などの遊技盤YBに装着される専用部品は交換対象の部品となり、払出制御基板56などの中枠に装着される共通部品は非交換対象の部品となる。
また、遊技盤YBの裏面側には、サブ統括制御基板70と、音声・ランプ制御基板71と、演出表示装置33と、演出表示制御基板72と(ともに図5に示す)が配設されている。サブ統括制御基板70と音声・ランプ制御基板71とは一体形成されている。サブ統括制御基板70は、主制御基板54が出力する制御信号を入力し、演出表示装置33、枠用ランプ部17、及び各スピーカ20などを統括的に制御し、このような制御を行うための制御信号を音声・ランプ制御基板71及び演出表示制御基板72に出力する。音声・ランプ制御基板71は、枠用ランプ部17の発光態様と、スピーカ20の音声出力態様とを専門的に制御するサブ基板である。演出表示制御基板72は、演出表示装置33の表示態様を専門的に制御するサブ基板である。
また、遊技盤YBの裏面側には、始動入賞口装置36の上始動口37へ入球した遊技球を検知する上始動口スイッチ73が装着されているとともに、始動入賞口装置36の下始動口39へ入球した遊技球を検知する下始動口スイッチ74(ともに図6に示す)が装着されている。また、遊技盤YBの裏面側には、下大入賞口装置41へ入球した遊技球を検知する下カウントスイッチ76(図6に示す)が装着され、遊技盤YBの裏面側には、上大入賞口装置43へ入球した遊技球を検知する上カウントスイッチ75(図6に示す)が装着されている。また、遊技盤YBの裏面側には、各入賞口装置45a〜45cへ入球した遊技球を検知する左下入賞口スイッチ77(図6に示す)が装着されているとともに、右下入賞口装置45dへ入球した遊技球を検知する右下入賞口スイッチ78(図6に示す)が装着されている。本実施形態において左下外入賞口装置45a、左下中入賞口装置45b及び左下内入賞口装置45cへ入球した遊技球は、図示しない集合樋で集められて1つの左下入賞口スイッチ77を用いて検知される。また、遊技盤YBの裏面側であって普通図柄作動ゲート40に対応する位置には、該普通図柄作動ゲート40を通過した遊技球を検知する普通図柄変動スイッチ79が装着されている。なお、本実施形態において、上始動口37、下始動口39、上大入賞口装置43、下大入賞口装置41、及び各入賞口装置45a〜45dが入賞手段に相当し、上始動口スイッチ73、下始動口スイッチ74、上カウントスイッチ75、下カウントスイッチ76、左下入賞口スイッチ77、及び右下入賞口スイッチ78が入賞検知手段に相当する。
遊技盤YBの裏面側には、下始動口39に装備した開閉羽根38と対応する位置に、該開閉羽根38を開閉動作させる普通電動役物ソレノイド80(図5に示す)が装着されている。また、遊技盤YBの裏面側には、下大入賞口装置41に装備した開閉扉42と対応する位置に、該開閉扉42を開閉動作させる下大入賞口ソレノイド81(図5に示す)が装着されている。また、遊技盤YBの裏面側には、上大入賞口装置43に装備した開閉羽根44と対応する位置に、該開閉羽根44を開閉動作させる上大入賞口ソレノイド82(図5に示す)が装着されている。なお、遊技盤YBに装着されるサブ統括制御基板70、音声・ランプ制御基板71、演出表示制御基板72、演出表示装置33、各スイッチ73〜79、及び各ソレノイド80〜82も、主制御基板54と同様に交換対象の部品となる。
次に、パチンコ遊技機10の電気的構成を図5及び図6を参照して以下に説明する。
図5に示すように、電源基板55には、遊技機設置設備の電源が接続されているとともに、払出制御基板56が接続されている。払出制御基板56には、主制御中継端子板58が接続されている。主制御中継端子板58には、主制御基板54が接続されている。主制御基板54には、サブ統括制御基板70が接続されている。
なお、本実施形態においては、電源基板55から供給される電源は、符号Vの矢印で示すように、主に払出制御基板56、主制御中継端子板58、主制御基板54、サブ統括制御基板70等の各種制御基板や各種装置に供給される。また、電源基板55から供給されるバックアップ電源は、符号VBBの点線矢印で示すように、払出制御基板56及び主制御基板54に供給される。なお、本実施形態における電源基板55は、主制御基板54及び払出制御基板56に対して、各種情報のバックアップを行うためのバックアップ電源を供給するバックアップ電源供給手段として機能する。
また、電源基板55には、オン設定、オフ設定に切替操作が可能なRWMクリアスイッチRCSが配設されている。電源基板55からは、RWMクリアスイッチRCSの操作に応じて、RWMクリア信号が払出制御基板56に出力され、払出制御基板56及び主制御中継端子板58を介して、主制御基板54にも出力される。また、電源基板55からは、RWMクリア信号以外にも、電源断信号、リセット信号等が払出制御基板56に出力され、払出制御基板56及び主制御中継端子板58を介して、主制御基板54にも出力される。なお、本実施形態においては、主制御基板54からは、リセット信号がサブ統括制御基板70に出力される。また、本実施形態においては、電源基板55からの電源断信号、リセット信号、RWMクリア信号は、払出制御基板56と主制御基板54とに対して同じように入力されることとなり、何れか一方のみに入力されるようには構成されていない。
また、払出制御基板56と主制御中継端子板58との間、及び主制御基板54と主制御中継端子板58との間は、それぞれ互いに信号の送受信が可能な双方向通信を許容した形態で接続されている。なお、本実施形態において、払出制御基板56と主制御中継端子板58との間、及び主制御基板54と主制御中継端子板58との間は、シリアル通信で双方向通信が許容されている。
主制御基板54には、図柄表示基板86が接続されている。図柄表示基板86には、特別図柄表示装置34と普通図柄表示装置35が接続されており、主制御基板54が出力する制御信号を入力することにより特別図柄表示装置34及び普通図柄表示装置35の表示内容を制御する。そして、図柄表示基板86は、特別図柄表示装置34及び普通図柄表示装置35と対応する位置に装着されている。
主制御基板54には、磁気センサ49、誘導磁界検知センサ50、上始動口スイッチ73、下始動口スイッチ74、上カウントスイッチ75、下カウントスイッチ76、左下入賞口スイッチ77、右下入賞口スイッチ78、及び普通図柄変動スイッチ79などの各種のスイッチ・センサが接続されている。また、主制御基板54には、普通電動役物ソレノイド80、下大入賞口ソレノイド81及び上大入賞口ソレノイド82などの各種の可動体作動用のソレノイドが接続されている。
サブ統括制御基板70には、演出表示制御基板72と音声・ランプ制御基板71とが接続されている。演出表示制御基板72には、演出表示装置33が接続されている。音声・ランプ制御基板71には、枠用ランプ部17と、スピーカ20とが接続されている。
次に、払出制御基板56には、発射制御基板57がそれぞれに双方向通信を許容した形態で接続されている。発射制御基板57には発射ユニット83が接続されている。発射ユニット83は、図示しない発射ソレノイドと該発射ソレノイドに連結される図示しない打球杆から構成される。そして、上皿15から機内に取り込んだ遊技球は、発射制御基板57による発射ソレノイドのオン/オフ制御に応じて打球杆が作動することにより遊技盤YBへ向けて打球される。
また、発射ユニット83には、前枠16の開放時に該前枠16の開放を検知する扉開放検知スイッチ85が装着されており、発射制御基板57に接続されている。扉開放検知スイッチ85によって前枠16の開放が検知されると、発射制御基板57を介して払出制御基板56に制御信号が入力される。
また、払出制御基板56には、賞球残数表示基板87が接続されている。賞球残数表示基板87には、未払出球数を表示する賞球残数表示装置48aが装着されている。払出制御基板56は、賞球としての遊技球の払出が完了していない未払出球数を計数し、その未払出球数を示す未払出球数信号を、賞球残数表示装置48aに出力することにより、賞球残数表示装置48aに未払出球数が表示される。また、この賞球残数表示基板87は、遊技盤YBにおける右下方の非遊技領域H2に対応する位置に装着されている。
更に、賞球残数表示基板87には、払出制御基板56で特定した各種のエラー状態を表示するエラー報知手段としてのエラー表示装置48bが装着されている。払出制御基板56は、各種のエラー状態が発生しているか否かを監視し、エラー状態が発生したと特定した場合に、そのエラー状態の種類を示すエラー状態信号をエラー表示装置48bに出力することにより、エラー表示装置48bにエラー状態の種類が表示される。なお、本実施形態におけるエラー状態(エラー)とは、正常な動作が行われていない状態に限らず、正常な動作が行われている状態であっても、パチンコ遊技機10のセキュリティに関する脅威が存在するおそれのある状態も含まれる。また、本実施形態において、エラー表示装置48bは、前枠16の開放時に視認可能に配設されている。また、賞球残数表示基板87には、エラー表示装置48bに表示されている表示内容を更新するための操作手段としてのエラー解除スイッチ48cが装着されている。
また、払出制御基板56には、払出ユニット61と遊技球等貸出装置接続端子板59とがそれぞれに双方向通信を許容した形態で接続されている。そして、遊技球等貸出装置接続端子板59には、カードユニット装置11と球貸し操作基板88とがそれぞれに双方向通信を許容した形態で接続されている。球貸し操作基板88は、上皿15の内部であって球貸し操作部26と対応する位置に装着されている。カードユニット装置11と遊技球等貸出装置接続端子板59は、互いに信号の送受信が可能な双方向通信を許容した形態で接続されている。遊技球等貸出装置接続端子板59と球貸し操作基板88は、互いに信号の送受信が可能な双方向通信を許容した形態で接続されている。
払出制御基板56は、遊技球等貸出装置接続端子板59を介してカードユニット装置11に対しEXS信号(台端末貸出完了信号)とPRDY信号(台READY信号)を出力する。EXS信号は、球貸しに係る1単位(本実施形態では1度数分の25球)に該当する貸し球としての遊技球の払出しが完了した旨を指示する信号である。PRDY信号は、パチンコ遊技機10において遊技球の払出しが可能であることを指示する信号である。一方、払出制御基板56は、遊技球等貸出装置接続端子板59を介してカードユニット装置11が出力するVL信号(カードユニット接続確認信号)と、BRDY信号(カードユニットREADY信号)と、BRQ信号(貸出し要求信号としての台端末貸出要求完了確認信号)を入力する。VL信号は、カードユニット装置11が接続されていることを指示する信号である。BRDY信号は、球貸しに係る処理中であることを指示する信号である。BRQ信号は、球貸しに係る1単位(本実施形態では1度数分の25球)に該当する貸し球としての遊技球の払出しを要求する信号である。
球貸し操作基板88には、球貸ボタンと、返却ボタンと、度数表示器と、球貸し可能表示LEDとを有する球貸し操作部26が装着されている。そして、球貸し操作基板88は、遊技球等貸出装置接続端子板59を介してカードユニット装置11に対し球貸し操作信号と返却操作信号を出力する。球貸し操作信号は、球貸ボタンの操作状態を指示する信号であるとともに、返却操作信号は、返却ボタンの操作状態を指示する信号である。一方、球貸し操作基板88は、遊技球等貸出装置接続端子板59を介してカードユニット装置11が出力する度数表示信号と球貸し表示信号を入力する。度数表示信号は、カードユニット装置11に投入されているプリペイドカードの有効度数の表示を指示する信号である。球貸し表示信号は、遊技球の貸出しが可能な状態であるか否かを指示する信号である。なお、本実施形態における遊技球等貸出装置接続端子板59、カードユニット装置11及び球貸し操作基板88は、払出制御基板56に対して遊技球の貸出に関する払出制御(貸出制御)を指示する貸出指示装置として機能する。
また、払出制御基板56には、外部端子板53が接続されているとともに、該外部端子板53にはホールコンピュータHCが接続されるようになっている。払出制御基板56は、外部端子板53を介してホールコンピュータHCに対して、パチンコ遊技機10の動作状態等の遊技情報を出力可能である。
また、払出制御基板56には、満杯スイッチ89が接続されている。満杯スイッチ89は、上皿15と下皿23を連結する溢れ球通路22の途中に設置されている。そして、満杯スイッチ89は、下皿23における遊技球の貯留量が該遊技球の外部排出(すなわち、下皿球抜きボタン28の操作などにより下皿23内の遊技球を取り出すこと)を遊技者に促す貯留量に達したか否かを検出する。なお、パチンコ遊技機10では、上皿15の貯留量が満杯状態になると遊技球を溢れ球通路22によって下皿23へ導くようになっている。このため、下皿23の貯留量が満杯状態となり、該満杯状態を解消させない場合には、遊技球の払出しに伴って溢れ球通路22や樋部材52の球受け部63も遊技球で満杯状態となり、やがて払出ユニット61まで達し、該払出ユニット61の動作を妨げることとなる。したがって、パチンコ遊技機10は、下皿23の満杯状態を満杯スイッチ89で検出し、遊技者に遊技球の外部排出を促す制御(満杯状態の報知など)を実行するように構成されている。
次に、本実施形態のパチンコ遊技機10における外部端子板53、主制御基板54、払出制御基板56、発射制御基板57、払出ユニット61、及びサブ統括制御基板70等の接続態様及び送受信される制御信号の種類について図6を参照してさらに詳しく説明する。なお、図6においては、主制御基板54と払出制御基板56との間に介在する主制御中継端子板58をはじめ、各種構成要素等が省略されている。
主制御基板54には、制御動作を所定の手順で実行することができる主制御用CPU(Central Processing Unit)54aと、主制御用CPU54aの制御プログラムを格納する主制御用ROM(Read Only Memory)54bと、必要なデータの書き込み及び読み出しができる主制御用RWM(Read Write Memory)54cなどが設けられている。主制御用CPU54aは、大当り判定用乱数などの各種乱数値を所定の周期毎にカウントし、発生させる。
払出制御基板56には、制御動作を所定の手順で実行することができる払出制御用CPU56aと、払出制御用CPU56aの制御プログラムを格納する払出制御用ROM56bと、必要なデータの書き込み及び読み出しができる払出制御用RWM56cとが設けられている。
サブ統括制御基板70には、制御動作を所定の手順で実行することができる統括制御用CPU70aと、統括制御用CPU70aの制御プログラムを格納する統括制御用ROM70bと、必要なデータの書き込み及び読み出しができる統括制御用RWM70cとが設けられている。
払出制御基板56は、主制御中継端子板58を介して主制御基板54に対して、電源基板55により出力された電源断信号と、リセット信号と、RWMクリア信号とを入力する。主制御基板54と払出制御基板56とにおいては、それら信号に基づいて、電断時処理や初期化処理を行う。特に、主制御基板54と払出制御基板56とでは、RWMクリアスイッチRCSからのRWMクリア信号が入力された状態において、リセット信号が入力した場合には、バックアップデータがクリアされる。その一方で、主制御基板54と払出制御基板56とでは、RWMクリアスイッチRCSからのRWMクリア信号が入力されていない状態において、リセット信号が入力した場合には、バックアップデータがクリアされない。
また、図7に示すように、本実施形態において払出制御基板56の払出制御用CPU56aは、遊技球の払出に関する複数種類のエラー状態を検出するように構成されている。具体的に言えば、払出制御用CPU56aは、払出停止中エラーと、満杯エラーと、払出ユニット球切れエラーと、払出ユニットエラーと、払出ユニット球詰まりエラーと、過剰払出エラーと、遊技球等貸出装置未接続エラーとを検出する。
払出停止中エラーは、遊技球の払出しが停止状態のときのエラー状態であり、本実施形態においてエラー表示装置48bには「0」が表示される。満杯エラーは、下皿23が満杯状態のときのエラー状態であり、本実施形態においてエラー表示装置48bには「1」が表示される。払出ユニット球切れエラーは、次払出し段階の遊技球が存在しておらず、払出制御センサ61hが遊技球を検知できないときのエラー状態であり、本実施形態においてエラー表示装置48bには「2」が表示される。払出ユニットエラーは、払出ユニット61を構成する払出制御センサ61hや払出計数センサ61iなど、払出ユニット61自体に故障が発生しているときのエラー状態であり、本実施形態においてエラー表示装置48bには「3」が表示される。払出ユニット球詰まりエラーは、払出ユニット61の作動によって払出される遊技球が該払出ユニット61から排出されずに払出計数センサ61iの検知範囲内で滞留しているときのエラー状態であり、本実施形態においてエラー表示装置48bには「4」が表示される。過剰払出しエラーは、賞球すべき賞球数よりも実際に賞球した賞球数が所定数以上となったときのエラー状態であり、本実施形態においてエラー表示装置48bには「6」が表示される。遊技球等貸出装置未接続エラーは、パチンコ遊技機10とカードユニット装置11が未接続のときのエラー状態であり、本実施形態においてエラー表示装置48bには「9」が表示される。また、エラー表示装置48bには、払出制御用CPU56aがこれらのエラー状態を何れも検出していない場合、「−」が表示される。
また、払出制御基板56は、発射制御基板57を介して扉開放検知スイッチ85が出力する扉開放スイッチ信号を入力する。この扉開放スイッチ信号は、前枠16が開放されたか否かの検知結果を示す信号である。この扉開放スイッチ信号は、前枠16が開放されたと検知した場合にオンとなり、前枠16が開放されていないと検知した場合にオフとなる。
また、払出制御基板56は、主制御中継端子板58を介して主制御基板54に対して、エラー1信号とエラー2信号と扉開放検知信号とを出力する。エラー1信号は、払出制御基板56の払出制御用CPU56aが検出する各種のエラー状態のうち、満杯エラーが発生している場合に該エラー状態を指示する信号である。エラー2信号は、払出制御基板56の払出制御用CPU56aが検出する各種のエラー状態のうち、払出ユニット球切れエラーが発生している場合に該エラー状態を指示する信号である。扉開放検知信号は、前枠16が開放されたと検知したことを指示する信号である。
払出制御基板56は、発射制御基板57に対し発射停止信号を出力する。発射停止信号は、遊技球の発射を強制的に停止させる旨を指示する信号である。本実施形態において払出制御基板56は、遊技球等貸出装置未接続エラーが発生している場合に発射停止信号を出力する。
主制御基板54は、各種のスイッチ・センサと接続されており、その中でも、磁気センサ49、誘導磁界検知センサ50、上始動口スイッチ73、下始動口スイッチ74、上カウントスイッチ75、下カウントスイッチ76と接続されている。
主制御基板54は、磁気センサ49が出力する磁気検知信号を入力する。この磁気検知信号は、磁気センサ49によって所定の強さ以上の磁気が検知されたことを示す信号である。この磁気検知信号は、所定の強さ以上の磁気が検知された場合にオンとなり、所定の強さ以上の磁気が検知されていない場合にオフとなる。
主制御基板54は、誘導磁界検知センサ50が出力する電波検知信号を入力する。この電波検知信号は、誘導磁界検知センサ50によって特定の周波数帯の電波が検知されたことを示す信号である。なお、本実施形態において、特定の周波数帯としては、遊技球の入球や通過を検知する各種スイッチ73〜79などに悪影響を及ぼすおそれのある周波数帯である。この電波検知信号は、特定の周波数帯の電波が検知された場合にオンとなり、特定の周波数帯の電波が検知されていない場合にオフとなる。
主制御基板54は、上始動口スイッチ73、下始動口スイッチ74、上カウントスイッチ75及び下カウントスイッチ76が出力する入賞検知信号のそれぞれを入力する。この入賞検知信号のそれぞれは、上始動口37、下始動口39、下大入賞口装置41、及び上大入賞口装置43の何れかによって遊技球が入賞されたことを示す信号である。この入賞検知信号は、各入賞口に遊技球が入賞した場合にオンとなり、各入賞口に遊技球が入賞しなかった場合にオフとなる。
本実施形態において主制御基板54の主制御用CPU54aは、図8に示す主なエラー状態を検出するように構成されている。具体的に言えば、主制御用CPU54aは、RWMクリアと、磁気エラーと、誘導磁界検知エラーと、下大入賞口不正入賞エラーと、上大入賞口不正入賞エラーと、普通電動役物不正入賞エラーと、役物内球詰まりエラーと、扉開放と、送信許可エラーと、満杯エラーと、賞球エラーとを検出する。RWMクリアは、バックアップデータが初期化されることを示す状態であり、電源基板55から出力されるRWMクリア信号がオンとなった状態で、リセット信号がオンとなったときに検出される。磁気エラーは、磁気センサ49により所定の強さ以上の磁気が検知されたときのエラー状態であり、磁気センサ49からの磁気検知信号がオンとなったときに検出される。誘導磁界検知エラーは、誘導磁界検知センサ50により特定の周波数帯の電波が検知されたときのエラー状態であり、誘導磁界検知センサ50からの磁気検知信号がオンとなったときに検出される。下大入賞口不正入賞エラーは、大当り遊技ではない遊技において、大当り遊技が終了してから一定時間が経過した後に下大入賞口装置41に遊技球が入賞したときのエラー状態であり、大当り遊技ではない遊技において下カウントスイッチ76からの入賞信号がオンとなったときに検出される。上大入賞口不正入賞エラーは、大当り遊技ではない遊技において、大当り遊技が終了してから一定時間が経過した後に上大入賞口装置43に遊技球が入賞したときのエラー状態であり、大当り遊技ではない遊技において上カウントスイッチ75からの入賞信号がオンとなったときに検出される。普通電動役物不正入賞エラーは、開閉羽根38が閉鎖しており、下始動口39に遊技球が入賞すべきでないタイミングに、下始動口39に遊技球が入賞したときのエラー状態であり、開閉羽根38が閉鎖しており、開閉羽根38の閉鎖動作から一定時間が経過した後に下始動口スイッチ74からの入賞信号がオンとなったときに検出される。役物内球詰まりエラーは、各入賞口装置に遊技球が残存しているエラー状態であり、各入賞口装置におけるスイッチ73〜76のうち何れかからの入賞信号が規定時間を越えて連続してオンとなったときに検出され、特に、所謂、糸釣りゴトや大玉ゴトが検知可能である。糸釣りゴトとは、糸などの一端を付着させた遊技球を発射させ、各種入賞口に入賞させて、入賞口内に残存させる。そして、物理的に変位させたり、電波により各種スイッチを誤動作させることで、恰も多くの遊技球が入賞したと検知させ、多くの遊技球を払出させる不正である。また、大玉ゴトとは、通常用いられる遊技球よりも僅かに大きいサイズの遊技球を発射させ、各種入賞口に入賞させて、入賞口内に残存させる。そして、電波により各種スイッチを誤動作させることで、恰も多くの遊技球が入賞したと検知させ、多くの遊技球を払出させる不正である。扉開放は、前枠16が開放された状態であり、払出制御基板56からの扉開放信号がオンとなったときに検出される。送信許可エラーは、主制御基板54からの信号を払出制御基板56が受け取り可能ではないことを示すエラーであり、払出制御基板56からの送信許可信号がオフとなったときに検出される。満杯エラーは、下皿23が満杯状態のときのエラー状態であり、払出制御基板56からのエラー1信号がオンとなったときに検出される。賞球エラーは、上記払出ユニット球切れエラーと同じエラー内容であり、次払出し段階の遊技球が存在しておらず、払出制御センサ61hが遊技球を検知できないときのエラー状態であり、払出制御基板56からのエラー2信号がオンとなったときに検出される。
また、主制御基板54は、主制御中継端子板58を介して払出制御基板56に対して、情報1信号〜情報7信号と、扉開放情報信号と、セキュリティ情報信号(エラー関連情報)と、賞球制御信号(払出制御コマンド)とを出力する。これらの各信号は、シリアル通信を用いて出力される。情報1信号〜情報7信号は、ホールコンピュータHCに対し、パチンコ遊技機10の遊技に関する情報を出力する信号である。例えば、これらの情報としては、大当り遊技などの遊技状態を示す情報、始動入賞口装置36(上始動口37と下始動口39)へ遊技球が入球したことを示す情報や、図柄変動ゲーム及び普通図柄変動ゲームが終了したことを示す情報などである。扉開放情報信号は、前枠16が開放されたこと、すなわち扉開放検知スイッチ85が扉の開放を検出したことを出力する信号である。セキュリティ情報信号は、複数種類のエラー状態のうち、特定のエラー状態の少なくとも何れかが検知されたことを出力する信号である。なお、本実施形態において、この特定のエラー状態としては、図8に示すように、RWMクリア、磁気エラー、誘導磁界検知エラー、下大入賞口不正入賞エラー、上大入賞口不正入賞エラー及び普通電動役物不正入賞エラーが該当する。その一方で、役物内球詰まりエラー、扉開放、送信許可エラー、満杯エラー及び賞球エラーは、特定のエラー状態に該当せずに、非特定のエラー状態に該当する。この特定のエラー状態として規定されたエラー状態は、主に不正防止に関わるエラー状態であり、非特定のエラー状態として規定されたエラー状態は、必ずしも不正防止に関わるというエラー状態ではない。具体的な一例としては、扉開放については、不正に前枠16を開放させる以外にも、遊技盤YBの障害釘の間に挟まった遊技球を排除する等、前枠16が開放されることは稀ではなく、その場合には、扉開放情報信号として出力される。この扉開放情報信号とは異なり、特定のエラー状態が検知されることは頻繁にはなく、扉開放情報信号とは別にセキュリティ情報信号を出力するように構成されている。また、前枠16が開放される時間としては、特定のエラー状態と比べると連続性があり、長時間検知されるという特徴があるため、扉開放情報信号とは別にセキュリティ情報信号を出力可能にすることによって、扉開放と特定のエラー状態との重複を防止することができる。賞球制御信号は、各入賞口装置36,41,43,45a〜45dへの遊技球の入球により賞球としての遊技球の払出条件が成立した場合に、該払出条件に応じた数の賞球の払出しを指示する信号である。
ここで、主制御用CPU54aは、図8に示すエラー状態を検出すると、そのエラー状態の報知を指示するエラー指定コマンドを選択し、該エラー指定コマンドをサブ統括制御基板70に出力する。なお、本実施形態におけるエラー指示コマンドは、エラー状態毎に異なるコマンドである。
また、主制御用CPU54aは、エラー状態の検出が終了すると、そのエラー状態の報知の解除を指示するエラー解除指定コマンドを選択し、該エラー解除指定コマンドをサブ統括制御基板70に出力する。なお、本実施形態におけるエラー終了指示コマンドは、エラー状態毎に異なるコマンドである。
その一方で、サブ統括制御基板70の統括制御用CPU70aは、エラー指定コマンドを入力すると、該コマンドに対応するエラー報知を実行させる。具体的に言えば、統括制御用CPU70aは、演出表示制御基板72に演出表示装置33において画像によるエラー報知を実行させ、音声・ランプ制御基板71に対してエラー報知の実行を指示し、スピーカ20からのエラー音によるエラー報知を実行させる。また、サブ統括制御基板70のCPUは、エラー解除指定コマンドを入力すると、該コマンドに対応するエラー報知を終了させる。なお、本実施形態においては、図8に示すように、RWMクリア、磁気エラー、誘導磁界検知エラーについては、画像、音声及びランプを用いてエラー報知が行われる。また、下大入賞口不正入賞エラー、上大入賞口不正入賞エラー、役物内球詰まりエラー、扉開放については、音声及びランプを用いてエラー報知が行われる。また、普通電動役物不正入賞エラー、送信許可エラー、賞球エラーについては、ランプを用いてエラー報知が行われる。また、満杯エラーについては、画像及び音声を用いてエラー報知が行われる。また、これらのようなエラー報知としては、それぞれのエラー状態が特定可能なように、エラー状態毎に異なる報知態様で行われる。具体的な一例としては、磁気エラーが検出された場合には、枠用ランプ部17が紫色で点灯するが、送信許可エラーが検出された場合には、枠用ランプ部17が黄色で点灯する。
また、統括制御用ROM70bには、エラー状態毎に優先順位が記憶されている。具体的には、優先順位の高い順に、RWMクリア、磁気エラー、誘導磁界検知エラー、下大入賞口不正入賞エラー、上大入賞口不正入賞エラー、普通電動役物不正入賞エラー、役物内球詰まりエラー、扉開放、送信許可エラー、満杯エラー、賞球エラーとして優先順位が規定されている。
そして、統括制御用CPU70aは、複数種類のエラー状態が検知されている場合には、検知されている複数のエラーに関するエラー報知を重複させて実行させることはなく、複数のエラーの優先順位を統括制御用ROM70bから読み出し、優先順位の最も高い1種類のエラー状態に関するエラー報知を実行させるように制御する。また、統括制御用CPU70aは、複数種類のエラー状態が検知されている場合において、優先順位が最も高いエラー状態を指定するエラー解除指定コマンドを入力したときには、エラー解除指定コマンドにより指定されたエラー状態を除いて、優先順位が最も高いエラー状態に関するエラー報知を実行させるように制御する。
次に、払出制御基板56は、主制御中継端子板58を介して主制御基板54から出力された各種信号を入力すると、情報1信号〜情報7信号と、扉開放情報信号と、セキュリティ情報信号と、賞球予定情報信号(払出予定信号)と、賞球情報信号とを外部端子板53を介してホールコンピュータHCに出力する。これらの各信号は、シリアル通信によって出力される。
特に、払出制御基板56は、賞球制御信号を入力した場合には、各出力条件の成立により、外部端子板53を介してホールコンピュータHCに対して、賞球情報信号を出力することとなる。賞球情報信号は、予め定めた一定数単位(本実施形態では10球)の賞球としての遊技球の払出した旨を指示する信号である。この賞球情報信号は、一定数単位の賞球としての遊技球の払出しが完了した場合にオンとなり、払出しが完了していない場合にオフとなる。また、この賞球情報信号は、貸出指示に伴う賞球数を含まずに、各種の入賞口への入賞に伴う賞球数を示す信号である。
以下、本実施形態において主制御基板54の主制御用CPU54aや払出制御基板56の払出制御用CPU56a等が実行する制御内容を説明する。
まず、メイン処理について以下に説明する。
本実施形態のパチンコ遊技機では、電源の投入に伴って、主制御用CPU54aは、リセット信号が入力されると、タイマ割込み処理の割込みを禁止するとともに、CPU内蔵のRWMのアクセスを許可し、さらにCPU周辺デバイスとウォッチドッグタイマの初期設定を行い、電源投入時に必要な各種設定を行う。次に、主制御用CPU54aは、RWMクリアスイッチRCSの設定に応じて初期化を行うか否かと、正常にバックアップが行われているか否かとを判定する。主制御用CPU54aは、初期化を行う、又は、正常にバックアップが行われていないと判定した場合、主制御用RWM54cに記憶されているバックアップデータを消去し、初期値に基づき初期化時の処理を行う。その一方で、主制御用CPU54aは、初期化を行わず、正常にバックアップが行われていると判定した場合、バックアップデータの設定値に基づき復電時の処理を行う。
その一方で、払出制御基板56においても同じように、電源の投入に伴って、払出制御用CPU56aは、リセット信号が入力されると、タイマ割込み処理の割込みを禁止するとともに、CPU内蔵のRWMのアクセスを許可し、さらにCPU周辺デバイスとウォッチドッグタイマの初期設定を行い、電源投入時に必要な各種設定を行う。次に、払出制御用CPU56aは、RWMクリアスイッチRCSの設定に応じて初期化を行うか否かと、正常にバックアップが行われているか否かとを判定する。払出制御用CPU56aは、初期化を行う、又は、正常にバックアップが行われていないと判定した場合、払出制御用RWM56cに記憶されているバックアップデータを消去し、初期値に基づき初期化時の処理を行う。その一方で、払出制御用CPU56aは、初期化を行わず、正常にバックアップが行われていると判定した場合、バックアップデータの設定値に基づき復電時の処理を行う。
次に、主制御用CPU54aによって実行されるエラー検知時処理について説明する。このエラー検知時処理は、エラーに関連する検知を行ったときに実行される処理であり、主制御用CPU54aは、本処理を所定周期毎に実行するようになっている。
最初に、主制御用CPU54aは、各種信号の入力に基づいて、エラー状態を検知したか否かを判定する。具体的な一例としては、主制御用CPU54aは、主制御中継端子板58を介して入力される電源基板55からのRWMクリア信号がオンとなった状態で、リセット信号がオンとなったときには、RWMクリアを検知したと判定する。また、主制御用CPU54aは、磁気センサ49により所定の強さ以上の磁気が検知され、磁気センサ49からの磁気検知信号がオンとなったときには、磁気エラーを検知したと判定する。また、主制御用CPU54aは、大当り遊技中であるか否かを判定し、大当り遊技中ではない通常の遊技中であると判定した場合において、下大入賞口装置41に遊技球が入賞し、下カウントスイッチ76からの入賞信号がオンとなったときには、下大入賞口不正入賞エラーを検知したと判定する。また、主制御用CPU54aは、開閉羽根38が閉鎖しており、開閉羽根38の閉鎖動作から一定時間が経過したか否かを判定し、肯定と判定した場合において、下始動口スイッチ74からの入賞信号がオンとなったときには、普通電動役物不正入賞エラーを検知したと判定する。また、主制御用CPU54aは、各入賞口装置におけるスイッチ73〜76のうち何れかからの入賞信号が規定時間を越えて連続してオンとなったときには、役物内球詰まりエラーを検知したと判定する。また、主制御用CPU54aは、主制御中継端子板58を介して入力される払出制御基板56からの扉開放信号がオンとなったときには、扉開放を検知したと判定する。また、主制御用CPU54aは、払出制御基板56からの送信許可信号が入力されていないときには、送信許可エラーが発生したと判定する。また、主制御用CPU54aは、払出制御基板56からのエラー1信号が入力されたときには、満杯エラーを検知したと判定する。また、主制御用CPU54aは、払出制御基板56からのエラー2信号が入力されたときには、賞球エラーを検知したと判定する。
この判定結果が肯定の場合(エラー状態を検知した)、主制御用CPU54aは、検知したエラーの種類を特定可能なエラー情報を主制御用RWM54cに記憶する。なお、本実施形態において、主制御用CPU54aは、エラー情報を重複しないように主制御用RWM54cに記憶することとなる。
そして、主制御用CPU54aは、遊技機においてエラーに関する報知を行うためのエラー指定コマンド設定処理を実行し、エラー検知時処理を終了する。なお、本実施形態におけるエラー指定コマンドとしては、図8に示すエラー状態の種類を特定可能なコマンドである。
その後、エラー検知時処理とは別の処理において、主制御用CPU54aは、エラー指定コマンドを所定のタイミングでサブ統括制御基板70(統括制御用CPU70a)に出力する。これによって、統括制御用CPU70aは、エラー指定コマンドにより指定されるエラー状態の種類に対応する信号を、枠用ランプ部17、スピーカ20、演出表示装置33に出力することによって、エラー状態の種類に対応する報知態様のエラー報知を、枠用ランプ部17、スピーカ20、演出表示装置33に行わせる制御を行うこととなる。
特に、統括制御用CPU70aは、エラー指定コマンドに基づいて、複数種類のエラー状態が検知されているときには、それら複数種類のエラーの優先順位を判定し、優先順位が高くないと判定されたエラーに関する報知を行なわせずに、優先順位が最も高いと判定されたエラーに関する報知を優先して行わせる制御を行うこととなる。
また、主制御用CPU54aは、エラー状態の検知が解除されたときには、エラー解除指定コマンドを所定のタイミングでサブ統括制御基板70(統括制御用CPU70a)に出力する。これによって、統括制御用CPU70aは、エラー状態に関する信号を、枠用ランプ部17、スピーカ20、演出表示装置33に出力することなく、枠用ランプ部17、スピーカ20、演出表示装置33におけるエラー報知の実行を終了させる制御を行うこととなる。
特に、統括制御用CPU70aは、複数種類のエラー状態が検知されている場合において、最も優先順位の高いエラー状態の検知が解除されたときには、未だに検知されている一種類又は複数種類のエラー状態の優先順位を判定する。そして、統括制御用CPU70aは、優先順位が高くないと判定されたエラーに関する報知を行なわせずに、優先順位が最も高いと判定されたエラーに関する報知を優先して行わせる制御を行うこととなる。
また、主制御用CPU54aは、検知したエラーの種類を特定可能なエラー情報に基づいて、特定のエラー状態である場合には、払出制御基板56に対してセキュリティ情報信号をオンとして出力する。また、主制御用CPU54aは、扉開放である場合には、払出制御基板56に対して扉開放情報信号をオンとして出力する。これによって、セキュリティ情報信号及び扉開放情報信号は、払出制御基板56から外部端子板53を介してホールコンピュータHCに出力されることとなる。
次に、主制御用CPU54aによって実行される賞球制御信号出力処理について説明する。この賞球制御信号出力処理は、各入賞口の何れかに対する遊技球の入賞に伴う賞球に関する賞球情報を制御するための処理である。主制御用CPU54aは、本処理を所定周期毎に実行するようになっている。
最初に、主制御用CPU54aは、各入賞口の何れかに遊技球が入賞したと判定した場合、遊技球が入賞した入賞口の種類に対応する賞球数を主制御用ROM54bから読み出し、その賞球数を判定し、その賞球数を示す賞球制御信号(賞球制御コマンド)を主制御用RWM54cに設定する。
その後、賞球制御信号出力処理とは別の処理において、主制御用CPU54aは、賞球制御信号を所定のタイミングで払出制御基板56(払出制御用CPU36a)に出力する。
つまり、主制御用CPU54aは、各種の入賞口への遊技球の入賞が検知されたことを契機に、その遊技球の入賞に対応して予め定められた賞球数を判定し、その賞球数の遊技球の払出制御を行わせる賞球制御信号を払出制御用CPU56aに出力する。なお、本実施形態において、このような処理を実行する主制御用CPU54aが賞球種別判定手段に相当する。
次に、払出制御用CPU56aによって実行されるカウンタ更新処理について説明する。このカウンタ更新処理は、賞球数に関するカウンタの更新を行うための処理である。払出制御用CPU56aは、本処理を所定周期毎に実行するようになっている。
最初に、払出制御用CPU56aは、賞球制御信号を入力したと判定した場合、その賞球制御信号により指定された賞球数を、払出制御用RWM56cに割り当てられた未払出球数カウンタに記憶する。未払出球数カウンタは、賞球制御信号に基づいて遊技球の払出動作を行う未払出球数を計数するためのカウンタであり、賞球制御信号の入力を契機に、その信号により指定された賞球数が加算される。
続いて、払出制御用CPU56aは、未払出球数カウンタの値を読み出し、その値を示す未払出球数信号を賞球残数表示基板87に出力し、賞球残数表示基板87における賞球残数表示装置48aに未払出球数を表示させる未払出球数の表示制御を行う。
このように、払出制御用CPU56aは、賞球制御信号に基づいて、払出ユニット61による払出動作が行われていない未払出球数を計数し、その未払出球数を累積して記憶する。そして、払出制御用CPU56aは、その未払出球数を賞球残数表示装置48aに表示させる制御を行う。
次に、払出制御用CPU56aによって実行される払出制御処理について以下に説明する。この払出制御処理は、払出ユニット61に遊技球の払出動作を行わせるための処理である。払出制御用CPU56aは、本処理を所定周期毎に実行するようになっている。
最初に、払出制御用CPU56aは、払出制御用RWM56cに割り当てられた未払出球数カウンタから値を読み出し、未払出球数カウンタが「1」以上であると判定すると、払出しユニット球切れエラー又は払出しユニット球詰まりエラーであるか否かを判定する。この判定結果が否定の場合(払出しユニット球切れエラー又は払出しユニット球詰まりエラーではない)、払出制御用CPU56aは、遊技球の払出動作を指示する払出信号を払出ユニット61に出力する。
そして、払出制御用CPU56aは、所定時間内に払出計数センサ信号を入力したと判定すると、払出制御用RWM56cに割り当てられた未払出球数カウンタから「1」を減算し、払出制御用RWM56cに割り当てられた賞球数カウンタに「1」を加算する。この賞球数カウンタは、払出動作が完了した遊技球を計数するためのカウンタである。このように、払出制御用CPU56aは、払出制御用CPU56aは、1球の遊技球の払出動作が完了したことを確認したら、未払出球数を「1」減算するとともに、払出動作が完了した払出球数を「1」増加させることで、遊技球の払出動作が行われた遊技球の払出球数を計数し、記憶することとなる。
そして、払出制御用CPU56aは、未払出球数カウンタの値を読み出し、その値を示す未払出球数信号を賞球残数表示基板87に出力し、賞球残数表示基板87における賞球残数表示装置48aに未払出球数を表示させる未払出球数の表示制御を行う。なお、本実施形態において、このような処理を実行する払出制御用CPU56aが未払出数計数手段、未払出数記憶手段、未払出数表示制御手段に相当する。
次に、払出制御用CPU56aは、未払出球数カウンタが「1」以上ではないと判定するまで、上記処理を繰り返し実行させ、未払出球数カウンタが「1」以上ではないと判定すると、遊技球の払出動作を指示する払出信号の払出ユニット61への出力を停止する。このように、払出制御用CPU56aは、入力した賞球制御信号により指定される賞球数の遊技球の払出動作を払出ユニット61に行わせる払出制御を行うこととなる。なお、払出制御用CPU56aは、エラー状態が検知された場合には、入力した賞球制御信号により指定される賞球数の遊技球の払出動作を中断させる制御を行うこととなる。
次に、払出制御用CPU56aによって実行される信号出力処理について説明する。この信号出力処理は、賞球情報信号等の各種の賞球に関する情報信号を出力するための処理である。
最初に、払出制御用CPU56aは、払出制御用RWM56cに割り当てられた賞球数カウンタが規定数(本実施形態においては「10」)以上であると判定すると、外部端子板53を介してホールコンピュータHCに対して賞球情報信号をオンとして出力する。つまり、払出制御用CPU56aは、遊技球の払出球数が規定数となったときに、賞球情報信号を出力することとなる。この賞球情報信号は、規定数の遊技球の払出動作が完了したことを示す信号である。なお、この賞球情報信号は、実際に規定数以上の遊技球が払い出された場合に、ホールコンピュータHCに出力されることとなる。そして、払出制御用CPU56aは、賞球数カウンタから規定数を減算する。
このように、払出制御用CPU56aは、賞球数が予め定められた規定数以上となったことを契機に、払出ユニット61による払出動作が行なわれたことを条件として、払出情報信号をホールコンピュータHCに出力する。特に、払出制御用CPU56aは、主にエラー等の各種の理由により払出ユニット61による払出動作が行なわれていない場合には、遊技球の入賞が検知され、賞球制御信号が入力されても、規定数以上の遊技球の払出動作が完了するまで、払出情報信号をホールコンピュータHCに出力しない。
また、各種処理とは別の処理において、払出制御用CPU56aは、遊技球等貸出装置接続端子板59を介してカードユニット装置11から出力される信号を入力した場合には、賞球制御信号を入力したときと同じように遊技球の払出制御を行う。具体的に、払出制御用CPU56aは、カードユニット装置11から遊技球の貸出に伴う払出制御の指示に基づいて、払出制御用RWM56cに割り当てられた未貸出球数カウンタを、所定数(本実施形態では25球)増加させる。この未貸出球数カウンタは、貸出指示があったが未だ貸出に対応する払出動作が行われていない遊技球の数を示すカウンタである。そして、払出制御用CPU56aは、未貸出球数カウンタが「1」以上ある場合には、各種の入賞口への入賞に対応する賞球よりも優先して、遊技球の払出動作を行わせる払出制御を行い、未貸出球数カウンタを「1」減算する。これによって、払出制御用CPU56aは、遊技球の貸出指示に伴う払出動作を制御することとなる。
ここで、払出制御基板56において実行されるエラー時制御処理について説明する。このエラー時制御処理においては、図7に示すように、払出制御基板56において検出されるエラー状態として、払出停止中エラーと、満杯エラーと、払出ユニット球切れエラーと、払出ユニットエラーと、払出ユニット球詰まりエラーと、過剰払出エラーと、遊技球等貸出装置未接続エラーとが含まれる。
払出停止中エラーについて説明すると、払出制御基板56は、遊技球の払出動作を開始したことを示す払出開始コマンドを払出ユニット61から受信していない場合に払出停止中エラーが発生したと判定する。一方、払出制御基板56は、払出ユニット61から払出開始コマンドを受信した場合に払出停止中エラーの発生が解除したと判定する。つまり、払出制御基板56は、払出停止中エラーの発生が解除されたときに、エラー表示装置48bの表示内容を自動復帰させる。また、払出制御基板56は、エラー解除スイッチ48cの解除操作に応じては、エラー表示装置48bの表示内容を更新させない。なお、本実施形態において、払出停止中エラーは、単独で発生しているときにエラー表示装置48bに表示され、エラー表示装置48bに他のエラーが表示されているときには重複して表示されない。
満杯エラーについて説明すると、払出制御基板56は、満杯スイッチ89が出力する満杯スイッチ信号を入力する。この満杯スイッチ信号は、下皿23における遊技球の貯留量が該遊技球の外部排出を遊技者に促す貯留量に達したか否かの検出結果を示す信号である。この満杯スイッチ信号は、満杯スイッチ89が前記貯留量に達した旨を検出した場合にオンとなり、前記貯留量に達した旨を検出していない場合にオフとなる。
払出制御基板56は、満杯スイッチ信号が所定時間(本実施形態では1s)連続してオンと検出されたときに満杯エラーが発生したと判定する。一方、払出制御基板56は、満杯スイッチ信号がオフと検出されたときに満杯エラーの発生が解除したと判定する。つまり、払出制御基板56は、満杯エラーの発生が解除されたときに、エラー表示装置48bの表示内容を自動復帰させる。また、払出制御基板56は、エラー解除スイッチ48cの解除操作に応じてエラー表示装置48bの表示内容を更新させる。なお、エラー解除スイッチ48cの解除操作が行われても、満杯エラーの発生が解除されていないと判定されている場合には、エラー表示装置48bに「1」が表示されることとなる。なお、この満杯エラーは、払出ユニット61によって払出動作が行われる遊技球の払出通路における遊技球の停滞を検出する第1エラーに相当する。
払出ユニット球切れエラーについて説明すると、払出制御基板56は、払出制御センサ61hからの払出制御センサ信号を入力する。この払出制御センサ信号は、払出ユニット61において次払出し段階で停留されている遊技球の存在の有無の検出結果を示す信号であり、その遊技球が存在すると払出制御センサ61hが検出した場合にオンとなり、その遊技球が存在しないと払出制御センサ61hが検出した場合にオフとなる。
払出制御基板56は、払出制御センサ信号が所定時間(本実施形態では5s)連続してオフと検出されたときに払出ユニット球切れエラーが発生したと判定する。一方、払出制御基板56は、払出制御センサ信号が所定時間(本実施形態では2s)連続してオンと検出されたときに満杯エラーの発生が解除したと判定する。つまり、払出制御基板56は、払出ユニット球切れエラーの発生が解除されたときに、エラー表示装置48bの表示内容を自動復帰させる。また、払出制御基板56は、エラー解除スイッチ48cの解除操作に応じてエラー表示装置48bの表示内容を更新させる。なお、エラー解除スイッチ48cの解除操作が行われても、払出ユニット球切れエラーの発生が解除されていないと判定されている場合には、エラー表示装置48bに「2」が表示されることとなる。なお、払出ユニット球切れエラーは、払出ユニット61によって払出動作が行われる遊技球の不足を検出する第2エラーに相当する。
払出ユニットエラーについて説明すると、払出制御基板56は、遊技球の払出動作を行う場合、払出ユニット61に払出ソレノイド信号を出力するとともに、払出制御センサ61hから払出制御センサ信号を、払出計数センサ61iから払出計数センサ信号をそれぞれ入力する。この払出ソレノイド信号は、払出ユニット61の払出ソレノイド61lに対し、オン作動及びオフ作動を指示する信号である。払出計数センサ信号は、払出ユニット61において遊技球の払出動作によって実際に払出される遊技球の存在の有無の検出結果を示す信号であり、その遊技球が存在すると払出計数センサ61iが検出した場合にオンとなり、その遊技球が存在しないと払出計数センサ61iが検出した場合にオフとなる。
払出制御基板56は、遊技球の払出動作に伴い、払出計数センサ信号が所定時間(本実施形態では100ms)オフと検出されたことが3回連続したとき又は払出制御センサ信号が所定時間(本実施形態では100ms)オフと検出されずに払出計数センサ信号がオンと検出されたことが3回連続したときに、払出ユニットエラーが発生したと判定する。一方、払出制御基板56は、電源投入時、又は、エラー解除スイッチ48cの解除操作に応じて、エラー表示装置48bの表示内容を更新させる。このように、エラー解除スイッチ48cの解除操作が行われれば、パチンコ遊技機自体の電源を停止させることなく、エラー表示装置48bの表示内容が更新可能となる。なお、エラー解除スイッチ48cの解除操作が行われても、払出ユニットエラーの発生が解除されていないと判定されている場合には、エラー表示装置48bに「3」が表示されることとなる。また、払出制御基板56は、払出ユニットエラーの発生が一旦検出されると、電源投入時やエラー解除スイッチ48cの解除操作以外では、エラー表示装置48bの表示内容を更新させず、エラー表示装置48bの表示内容を自動復帰させない。なお、払出ユニットエラーは、払出ユニット61による遊技球の払出動作が異常であることを検出する第3エラーに相当する。
払出ユニット球詰まりエラーについて説明すると、払出制御基板56は、払出計数センサ信号が所定時間(本実施形態では1s)連続してオンと検出されたときに、払出ユニット球詰まりエラーが発生したと判定する。一方、払出制御基板56は、払出計数センサ信号が所定時間(本実施形態では2s)連続してオフと検出されたときに、払出ユニット球詰まりエラーが発生したと判定する。つまり、払出制御基板56は、払出ユニット球詰まりエラーの発生が解除されたときに、エラー表示装置48bの表示内容を自動復帰させる。また、払出制御基板56は、エラー解除スイッチ48cの解除操作に応じてエラー表示装置48bの表示内容を更新させる。なお、エラー解除スイッチ48cの解除操作が行われても、払出ユニット球詰まりエラーの発生が解除されていないと判定されている場合には、エラー表示装置48bに「4」が表示されることとなる。
過剰払出エラーについて説明すると、払出制御基板56は、遊技球の払出動作を行う場合、払出計数センサ61iからの払出計数センサ信号の入力結果に基づいて実際に遊技球の払出が行われた払出数と、遊技球の払出動作の指示を行った払出数との差が所定数(本実施形態では255個)以上となったときに、過剰払出しエラーが発生したと判定する。一方、払出制御基板56は、RWMクリアスイッチRCSからのRWMクリア信号が入力されている状態において、リセット信号が入力した場合に、エラー表示装置48bの表示内容を更新させる。また、払出制御基板56は、エラー解除スイッチ48cの解除操作に応じては、エラー表示装置48bの表示内容を更新させない。
遊技球等貸出装置未接続エラーについて説明すると、払出制御基板56は、カードユニット装置11からのVL信号を入力する。このVL信号は、カードユニット装置11が接続されていることを指示する信号である。払出制御基板56は、VL信号が所定時間(本実施形態では1s)連続してオフと検出されたときに遊技球等貸出装置未接続エラーが発生したと判定する。一方、払出制御基板56は、エラー解除スイッチ48cの解除操作に応じてエラー表示装置48bの表示内容を更新させる。なお、エラー解除スイッチ48cの解除操作が行われても、遊技球等貸出装置未接続エラーの発生が解除されていないと判定されている場合には、エラー表示装置48bに「9」が表示されることとなる。
なお、本実施形態において、エラー解除スイッチ48cが操作されることによって、エラー表示装置48bの表示内容が更新される。また、エラー解除スイッチ48cが操作されることによって、払出制御基板56の初期化が行われるわけはなく、賞球残数表示装置48aの表示内容が初期化されることはない。その一方で、RWMクリアスイッチRCSが操作されることによっては、エラー表示装置48bの表示内容が初期化され、再起動後にエラー表示装置48bの表示内容が更新されることとなるが、払出制御基板56の初期化が行われてしまい、賞球残数表示装置48aの表示内容が初期化されることとなる。
払出制御基板56は、このように各種のエラーが発生した場合、払出制御用RWM56cに各種のエラー毎に割り当てられたエラーフラグを設定する。一方、払出制御基板56は、このように各種のエラーの発生が解除した場合、払出制御用RWM56cに割り当てられたエラーフラグをクリアする。
そして、払出制御基板56は、これらのエラーフラグに基づいて、エラー表示装置48bの表示制御を行うこととなる。特に、複数種類のエラーには、エラー表示装置48bに表示される番号(エラーコード)が小さい順でエラー表示装置48bに表示させる優先順位が高く規定されており、複数種類のエラーが発生していると判定された場合には、所定周期(本実施形態では300ms)毎にその表示内容が優先順位の順で変更可能となっている。なお、本実施形態において、軽度なエラー状態から重度なエラー状態になるにつれてエラーコードが大きくなるように付されており、軽度なエラー状態から解除するように遊技場の係員等に示唆するようになっている。
ここで、図9を参照してエラー表示装置48bにおける表示態様について説明する。図9に示すように、本実施形態においてエラー表示装置48bは、1つの7セグメントLEDから構成され、1桁の数字(0〜9)又は記号(例えば「−」)を発光表示可能な構成とされている。
具体的な一例としては、図9(a)に示すように、エラーが発生していないと判定された場合には、エラー表示装置48bに「−」が表示される。そして、所定周期が経過してもエラーが発生していないと判定された場合には、エラー表示装置48bに「−」が継続して表示される。
一方、図9(b)に示すように、満杯エラーが発生していると判定された場合には、エラー表示装置48bに「1」が表示される。そして、所定周期が経過しても満杯エラーが発生していると判定された場合には、エラー表示装置48bに「1」が継続して表示される。
また、図9(c)に示すように、満杯エラーと払出ユニットエラーとが重複して発生していると判定された場合には、エラー表示装置48bに「1」が表示され、所定周期が経過すると、エラー表示装置48bに「3」が表示される。そして、更に所定周期が経過しても満杯エラーと払出ユニットエラーとが重複して発生していると判定された場合には、エラー表示装置48bに「1」が継続して表示され、更に所定周期が経過すると、エラー表示装置48bに「3」が表示される。
更にまた、図9(d)に示すように、満杯エラーと払出ユニットエラーとが重複して発生していると判定された場合には、図9(c)と同じように、エラー表示装置48bに「1」、「3」が所定周期毎に表示される。そして、払出ユニットエラーの発生が解除された場合、払出ユニットエラーは自動復帰しないエラーであるため、引き続き、エラー表示装置48bに「1」、「3」が所定周期毎に表示される。続いて、払出ユニットエラーの発生が解除され、満杯エラーが発生していると判定された場合において、エラー解除スイッチ48cの解除操作に応じて、エラー表示装置48bに「3」が表示されず、エラー表示装置48bに「1」が表示される。そして、満杯エラーの発生が解除されると、満杯エラーは自動復帰するエラーであるため、エラー表示装置48bに「1」が表示されず、エラー表示装置48bに「−」が表示される。
このように、エラー表示装置48bにおいて各種エラー状態の検出結果が表示されることとなるが、ほとんどのエラーについては、エラー解除スイッチ48cの解除操作に応じてエラー表示装置48bの表示態様が更新可能となる。このため、パチンコ遊技機の電源を落としたり、RWMクリアスイッチRCSの操作に応じて各種の初期化が行われなくても、エラー表示装置48bにおける表示内容が更新される。
なお、本実施形態において、このような処理を実行する払出制御用CPU56aがエラー特定手段、エラー報知制御手段に相当し、満杯スイッチ89、払出制御センサ61h、払出計数センサ61iなどがエラー検知手段に相当する。
以上詳述したように、本実施形態は、以下の効果を有する。
(1)払出制御基板56は、主制御基板54からの遊技球の払出の指示に応じて遊技球の払出動作を行わせる制御を行う。そして、払出制御基板56は、遊技球の払出に関するエラーの発生が特定された場合、そのエラーの発生を示す表示内容をエラー表示装置48bに表示させる制御を行う。また、払出制御基板56は、エラー解除スイッチ48cの操作に応じて払出制御基板56を初期化させずにエラー表示装置48bの表示内容を更新させる制御を行う。このため、主制御基板54ではなく、払出制御基板56によって払出動作についての制御や遊技球の払出に関するエラーについての制御が行われ、主制御基板54における制御負荷を軽減することができる。また、操作者の操作に応じて、払出制御基板56を初期化させることなく、エラーの発生を示す報知内容を更新させることもできる。
(2)また、複数種類のエラーの発生が特定された場合であっても、複数種類のエラーに規定された優先順位を考慮した表示内容が表示可能となる。
(3)遊技球の払出の指示を受け取り可能な状態であるか否かを示す情報によって、遊技球の払出の指示が払出制御基板56で受け取り可能な状態であるか否かが主制御基板54によって特定可能となる。このため、払出制御基板56が遊技球の払出の指示を受け取る可能性を高めることができるとともに、主制御基板54において無駄に遊技球の払出の指示を行うことなく主制御基板54における制御負荷を軽減することができる。
(4)払出制御基板56は、遊技球の払出数のうち払出動作が行われていない未払出数を賞球残数表示装置48aに表示可能であり、エラー解除スイッチ48cの操作に応じて未払出数が初期化されずにエラーの発生を示す表示内容が更新可能となる。このため、主制御基板54ではなく、払出制御基板56によって遊技球の未払出数についての管理が行われ、特に、未払出数の表示についての制御が行われ、主制御基板54における制御負荷を軽減することができる。また、エラー解除スイッチ48cが操作された場合であっても、未払出数の表示を維持しつつ、エラーの発生を示す表示内容が更新可能となる。
(5)エラー解除スイッチ48cとは別のRWMクリアスイッチRCSの操作に応じて払出制御基板56を初期化させる制御が行われる。このため、払出制御基板56を初期化させるRWMクリアスイッチRCSと、払出制御基板56を初期化させないエラー解除スイッチ48cとの両方が別で設けられており、用途に応じた操作が可能となる。具体的な一例として、従来においては、払出制御に関するエラー内容を解除するために電源を切り入りする操作などが遊技場の係員により行われることとなり、遊技者に対して不信感を与えるおそれがあった。そこで、上記のような構成とすることによって、エラー解除スイッチ48cの操作によって、払出制御基板56を初期化させずに、エラー内容を更新することができ、遊技者に対して不信感を与えることを抑制することができる。また、払出制御に関するエラー内容を解除するために、パチンコ遊技機の裏側で、エラー内容の確認とエラー内容の解除とが遊技場の係員により同じように行われることで、エラーに関する迅速な対応が可能となり、簡便であるとともに、パチンコ遊技機の表側を主に視認する遊技者に対して不信感を抑制する与えることを抑制することができる。
(6)複数種類のエラーの発生が特定された場合、それら複数種類のエラーのうち何れかの発生を示す表示内容がエラー表示装置48bに表示され、優先順位の順に所定周期毎にエラーの発生を示す表示内容が表示される。このため、表示内容の周期に拘わらず、エラー解除スイッチ48cの操作に応じて表示内容が更新されることによって、操作者の意図する時期に表示内容が更新可能となる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態において、主制御基板54と払出制御基板56との通信方式としてシリアル通信が採用されたが、これに限らず、例えば、パラレル通信が採用されてもよい。
・上記実施形態において、エラー表示装置48bは、前枠16の開放時に視認可能に配設されているが、これに限らず、例えば、前枠16の閉鎖時にも視認可能に配設されていてもよい。
・上記実施形態において、払出停止中エラー、満杯エラー、払出ユニット球切れエラー、払出ユニットエラー、払出ユニット球詰まりエラー、過剰払出エラー、遊技球等貸出装置未接続エラーの順でエラー表示装置48bに表示させる優先順位が規定されているが、これに限らない。例えば、払出ユニットエラーと、払出ユニット球詰まりエラーとが逆であってもよく、この場合、その順序で軽度のエラー状態から重度のエラー状態となるとすると、軽度のエラーでは自動復帰するが、重度のエラーでは自動復帰しないように制御することが可能となる。
・上記実施形態においては、各種の検知結果に基づいて、各種のエラー状態であるか否かが特定されたが、検知結果についてはこれに限られるものではない。例えば、所定回数の検知に基づいて各種のエラー状態が発生したと特定したが、この検知回数はこれに限らず、一回又は複数回も問わない。また、例えば、検知時間もこれに限らない。また、各種の検知結果やエラー解除スイッチ48cの解除操作等に基づいて、エラー状態の発生が解除されたが、これに限らない。
・上記実施形態において、払出制御基板56において、複数種類のエラーに優先順位が規定されており、その優先順位の順番でエラー内容が表示されたが、これに限らず、例えば、その優先順位の逆の順番でエラー内容が表示されてもよい。また、例えば、最も優先順位が高いエラー内容が表示され、それ以外が表示されなくてもよい。
・上記実施形態において、払出制御基板56において検出されるエラー状態として、払出停止中エラーと、満杯エラーと、払出ユニット球切れエラーと、払出ユニットエラーと、払出ユニット球詰まりエラーと、過剰払出エラーと、遊技球等貸出装置未接続エラーとが含まれるが、これに限らない。例えば、これらの何れかが含まれなくてもよく、他のエラー状態が含まれていてもよい。
・上記実施形態において、例えば、払出停止中エラーと、満杯エラーと、払出ユニット球切れエラーと、払出ユニット球詰まりエラーとの少なくとも何れかが自動復帰しないように制御してもよい。また、例えば、払出ユニットエラーと、過剰払出エラーと、遊技球等貸出装置未接続エラーとの少なくとも何れかが自動復帰するように制御してもよい。
・上記実施形態において、例えば、払出停止中エラーと、過剰払出エラーとの少なくとも何れかが、エラー解除スイッチ48cの解除操作に応じて、エラー状態が更新されるように制御してもよい。また、例えば、満杯エラーと、払出ユニット球切れエラーと、払出ユニットエラーと、払出ユニット球詰まりエラーと、遊技球等貸出装置未接続エラーとの少なくとも何れかが、エラー解除スイッチ48cの解除操作に応じて、エラー状態が更新されないように制御してもよい。
・上記実施形態においては、賞球数の計数及び記憶を払出制御基板56で行ったが、これに限らず、例えば、払出動作が行われたことを示す信号が主制御基板54に出力されれば、賞球数の計数及び記憶を主制御基板54で行ってもよく、賞球情報信号を払出制御基板56から出力せずに主制御基板54から出力してもよい。また、例えば、賞球数の計数及び記憶を払出制御基板56と主制御基板54との両方で行ってもよい。
・上記実施形態において、未払出球数の計数、記憶、表示制御を払出制御基板56において行ったが、これに限らず、例えば、主制御基板54やサブ統括制御基板70など、他の基板において行ってもよく、例えば、賞球残数表示装置48aを備えない構成であっても問題ない。
・上記実施形態において、演出に関するランプ演出が実行可能な枠用ランプ部17を用いて、ランプ演出とは異なる態様でエラー報知を行ったが、これに限らず、例えば、演出に関するランプと、エラー報知を行うランプとを別体に構成してもよい。
・上記実施形態において、電源基板55からの電源断信号、リセット信号、RWMクリア信号が、払出制御基板56と主制御基板54とに対して同じように入力されるが、これに限らず、例えば、これら信号とは別に、各基板毎にリセット信号を入力するように構成してもよい。具体的には、主制御基板54に入力させないが、払出制御基板56に入力可能な払出制御用リセット信号が規定されており、リセットスイッチの操作に応じて払出制御基板56に入力される。払出制御用リセット信号が入力されると、払出制御用CPU56aは、初期化処理を行い、払出制御用RWM56cに割り当てられた未払出球数カウンタ、賞球数カウンタを初期化する。このように、第2制御初期化手段としての払出制御用CPU56aは、主制御基板54(主制御用RWM54c)の初期化を行わずに、払出制御基板56(払出制御用RWM56c)に割り当てられた未払出球数を初期化することができ、簡便である。特に、主制御基板54が遊技の進行に関する制御を行うので、このような制御の初期化を行わないようにすることによって、遊技者に対して不利益を与えるような機会を減少させることができ、遊技に対する興趣の減退を抑制することができる。
・上記実施形態において、電源基板55を複数の基板のそれぞれに対して接続することで、電源やバックアップ電源を供給したが、これに限らず、例えば、電源基板55を複数の基板のうち少なくとも何れかに接続して電源やバックアップ電源を供給する一方で、それら複数の基板間において、電源やバックアップ電源を供給するように構成してもよい。また、バックアップ電源の供給については基板の種類を問わず、バックアップ電源は、上記実施形態において供給されていた基板に対して供給しない構成としても、サブ統括制御基板70等の上記実施形態において供給されていなかった基板に対して供給する構成としてもよい。また、上記実施形態においては、バックアップ電源を供給するために蓄電する蓄電手段を電源基板55に備えるように構成したが、これに限らず、例えば、主制御基板54や払出制御基板56など、他基板に蓄電手段を備えてもよく、一つの基板や複数の基板に備えることは問わない。なお、この蓄電手段としては、ボタン型電池などの一次電池やニッケルカドミウム電池などの二次電池を用いてもよく、ニッケル水素電池や電気二重層コンデンサであってもよい。
・上記実施形態において、電源基板55から払出制御基板56、払出制御基板56から主制御中継端子板58、主制御中継端子板58から主制御基板54というように電源断信号、リセット信号、及びRWMクリア信号を供給したが、これに限らず、例えば、電源基板55から各基板に直接信号を供給してもよい。
・上記実施形態において、未払出球数が「1」以上である場合には、エラー状態が発生しなければ、未払出球数が「0」になるまで、払出ソレノイド61lをオフにしなかった。しかし、これに限らず、例えば、所定個数(例えば25球)の遊技球の払出動作を行った場合に、払出ソレノイド61lを一旦オフとして、その後、未払出球数が「1」以上である場合には、再度、払出ソレノイド61lをオンとしてもよい。
・上記実施形態において、払出ソレノイド61lを用いて払出動作を行ったが、これに限らず、モータ等を用いて払出動作を行ってもよい。
・上記実施形態において、カードユニット装置11を接続しないパチンコ遊技機に本発明を提供してもよい。
・上記実施形態において、2つの大入賞口装置41、43を備えたが、これに限らず、1つ又は3つ以上の大入賞口装置を備えてもよい。
・上記実施形態において、扉開放情報信号、セキュリティ情報信号、情報1信号〜情報6信号が、主制御基板54から払出制御基板56、外部端子板53を介してホールコンピュータHCに対して出力されたが、これに限らない。例えば、払出制御基板56を介さずに、主制御基板54から外部端子板53を介してホールコンピュータHCに対して出力されてもよい。
・上記実施形態において、賞球残数表示装置48aを含む賞球残数表示基板87を、払出制御基板56に直接的に接続した構成としたが、これに限らず、例えば、賞球残数表示装置48aを含む賞球残数表示基板87を、主制御基板54及び主制御中継端子板58を介して、払出制御基板56に間接的に接続した構成としてもよい。また、例えば、賞球残数表示装置48aを含む賞球残数表示基板87を、図柄表示基板86等の他の基板と同一基板として設けてもよい。
・上記実施形態において、払出制御基板56と賞球残数表示基板87とが第2制御手段として構成されたが、これに限らず、例えば、払出制御基板56と賞球残数表示基板87とを同一基板として設け、その同一基板を第2制御手段として構成されてもよい。また、例えば、払出制御基板56と賞球残数表示基板87とが別体に設けられ、賞球残数表示装置48a、エラー表示装置48b、エラー解除スイッチ48cなど、賞球残数表示基板87に含まれる少なくとも一部の構成を払出制御基板56に設けてもよい。
・上記実施形態において、本発明がパチンコ遊技機に採用したが、これに限らず、例えば、パチスロ遊技機を含めるスロット遊技機に採用されてもよい。また、遊技媒体として遊技球が採用されたが、遊技メダルが採用されてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)前記エラー特定手段は、前記払出手段によって払出動作が行われる遊技媒体の払出通路における遊技媒体の停滞を検出する第1エラーと、前記払出手段によって払出動作が行われる遊技媒体の不足を検出する第2エラーと、前記払出手段による遊技媒体の払出動作が異常であることを検出する第3エラーと、を特定可能であることを特徴とする。
(ロ)前記エラー報知制御手段は、前記エラー特定手段によって複数種類のエラーの発生が特定された場合、当該複数種類のエラーのうち何れかの発生を示す報知内容を前記エラー報知手段に報知させるとともに、規定された優先順位の順に所定の報知周期毎にエラーの発生を示す報知内容を報知させる制御を行うことを特徴とする。
(イ)遊技の進行を制御する第1制御手段と、前記第1制御手段から出力される払出制御コマンドに基づいて、遊技球の払出制御を行う第2制御手段と、を備え、前記第1制御手段は、前記入賞検知手段によって遊技球の入賞が検知されたことを契機に、該遊技球の入賞に対応する賞球数を判定する賞球種別判定手段を有することを特徴とする。
(ロ)遊技の進行を制御する第1制御手段と、前記第1制御手段から出力される払出制御コマンドに基づいて、遊技球の払出制御を行う第2制御手段と、を備え、前記第2制御手段は、遊技球の貸出制御を指示する貸出指示装置に接続され、前記貸出指示装置から遊技球の貸出制御の指示に基づいて、所定数の遊技球の貸出制御を行うことを特徴とする。
HC…ホールコンピュータ、RCS…RWMクリアスイッチ、10…パチンコ遊技機、11…カードユニット装置、16…前枠、17…枠用ランプ部、20…スピーカ、26…球貸し操作部、33…演出表示装置、37…上始動口、38…開閉羽根、39…下始動口、41…下大入賞口装置、42…開閉扉、43…上大入賞口装置、44…開閉羽根、45a…左下外入賞口装置、45b…左下中入賞口装置、45c…左下内入賞口装置、45d…右下入賞口装置、48a…賞球残数表示装置、48b…エラー表示装置、48c…エラー解除スイッチ、49…磁気センサ、50…誘導磁界検知センサ、53…外部端子板、54…主制御基板、54a…主制御用CPU、55…電源基板、56…払出制御基板、56a…払出制御用CPU、61…払出ユニット、61h…払出制御センサ、61i…払出計数センサ、61l…払出ソレノイド、70…サブ統括制御基板、73…上始動口スイッチ、74…下始動口スイッチ、75…上カウントスイッチ、76…下カウントスイッチ、77…左下入賞口スイッチ、78…右下入賞口スイッチ、85…扉開放検知スイッチ、87…賞球残数表示基板、89…満杯スイッチ。

Claims (1)

  1. 遊技媒体の払出条件が成立したことを契機として遊技媒体の払出を行う遊技機において、
    遊技媒体の払出条件が成立したことを契機として前記遊技媒体の払出の指示を行う第1制御手段と、
    前記第1制御手段からの前記遊技媒体の払出の指示に応じて払出手段に遊技媒体の払出動作を行わせる制御を行う第2制御手段と、を備え、
    前記第2制御手段は、
    前記遊技媒体の払出に関するエラーの発生を特定するエラー特定手段と、
    前記エラー特定手段によってエラーの発生が特定された場合、エラーの発生を示す報知内容をエラー報知手段に報知させる制御を行うエラー報知制御手段と、を有し、
    前記エラー特定手段は、前記遊技媒体の払出に関する複数種類のエラーの発生を特定可能であり、
    前記複数種類のエラーには、前記エラー報知手段によって報知させる優先順位が規定された第1種のエラーと第2種のエラーとがあり、
    前記第1種のエラーは、前記エラー特定手段によって発生が特定された場合に報知内容が周期毎に更新されるエラーであり、
    前記第2種のエラーは、前記エラー特定手段によって発生が特定された場合に操作手段の操作に応じて報知内容が更新されるエラーであり、
    前記エラー報知制御手段は、
    前記エラー特定手段によって前記第1種のエラーの発生と前記第2種のエラーの発生との両方が特定された場合、規定された優先順位に応じてエラーの発生を示す報知内容を前記エラー報知手段に報知させる制御を行い、
    前記エラー特定手段によって前記第1種のエラーの発生と前記第2種のエラーの発生との両方が特定された後に前記第2種のエラーの発生が解消されたと特定されたときに、前記優先順位に応じてエラーの発生を示す報知内容を継続して前記エラー報知手段に報知させる制御を行い、
    前記エラー特定手段によって前記第1種のエラーの発生と前記第2種のエラーの発生との両方が特定された後に前記第2種のエラーの発生が解消されたと特定されたときに、前記操作手段の操作に応じて前記第1種のエラーの発生を示す報知内容を前記エラー報知手段に報知させる制御を行い、
    前記第2種のエラーには、遊技機及び遊技媒体の貸出装置が未接続のときのエラーと、前記払出手段に払出動作を行わせる制御が行われた遊技媒体の数よりも前記払出手段によって払出が行われたと検知された遊技媒体の数のほうが所定数以上多くなったときのエラーとがある遊技機
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