JP6293989B2 - 傷病者特定システム及び特定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、傷病者特定システム及び特定方法に関するものであり、より詳細には、大災害時等に際して多数の死傷者が生じた場合、収容した死傷者の特定を容易化し、また、発見救助されて搬送された傷病者の収容先並びに処置内容を随時把握することを可能にする傷病者の特定システム及び特定方法に関するものである。
先の東日本大震災においては、多数の人が重傷又は軽傷の状態で救出され、あるいは、遺体で発見されたが、津波による被害を被った地域では、地上の建築物のほとんどが津波によって押し流されてしまい、被災者及び遺体の身元確認のために重要な要素となる地上の目標物がなくなってしまった。そのため、救出者が被災者を救出した位置や遺体を収容した位置を特定することができず、被災者及び遺体の身元確認作業は困難を極めた。
また、救出されて各所の病院に収容された傷病者についての追跡手段がなかったために、関係者が安否確認することができず、収容された病院においても、そこに運び込まれるまでに如何なる症状であって、それに対して如何なる治療がなされたてきたかについて正確に把握することができず、迅速且つ適切に対応する上で支障があった。
更に、現在、災害医療に関わる各国、各機関において、傷病者を特定するための識別番号(ID番号)が標準化されていないため、電子化が進められても、当該傷病者に関する情報の共有、有効な活用へと結び付いていない。
特開2010−130043号公報
上述したように、大災害時等に際して多数の死傷者が生じた場合であって、殊に、津波災害のように、救出者が被災者を救出した位置や遺体を収容した位置を特定することができない場合には、被災者及び遺体の身元確認作業は困難を極め、また、救出されて各所の病院に収容された傷病者についての追跡手段がないため、関係者が安否確認することができず、収容された病院においても、そこに運び込まれるまでに如何なる症状であって、それに対して如何なる治療がなされたかについて正確に把握することができなかったため、以後の治療を迅速且つ適切に行う上で支障があった。
そこで本発明は、大災害時等に際して多数の死傷者が生じたような場合において、被災者及び遺体の身元確認作業を容易化し、また、救出されて各所の病院に収容された傷病者の収容先を容易且つ確実に確認することができ、しかも、各傷病者につき、如何なる症状であって如何なる治療がなされたかの把握も可能で、以後の対応を適切に行うことを可能にする傷病者の特定システム及び特定方法を提供することを課題とする。
また、本発明は、災害医療に関わる各国、各機関において標準化されていない、傷病者を特定するための識別番号(ID番号)の標準化を推進し、以て、当該傷病者に関する情報の共有並びに有効活用を図ることを可能にする傷病者の特定システム及び特定方法を提供することをも課題としている。
本発明者は現実に上記事態に直面してその問題点を痛感し、その問題点を解決せんとして本発明をなしたものである。そして、上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、傷病者の発見地点からの搬送先である域内搬送拠点に設置される域内拠点端末と、救助者が所持し、GPS機能を備えていてネットワークを介して前記域内拠点端末に接続される携帯端末と、前記域内搬送拠点からの搬送先である域外搬送拠点に設置され、ネットワークを介して前記域内拠点端末に接続される域外拠点端末とを少なくとも含んで構成される傷病者特定システムである。
そして、このシステムは、傷病者が発見された場所の座標値と発見時刻とから当該傷病者の初期値IDが設定されて当該傷病者に付されると共に、前記初期値IDを含む一次データが前記携帯端末からネットワークを介して当該傷病者の搬送先の前記域内搬送拠点の前記域内拠点端末に送信されてそのデータベース管理手段によって管理され、前記傷病者が搬送された域内搬送拠点において、その域内搬送拠点の座標値と当該傷病者の受け入れ時刻とから第2IDが設定されて前記初期値IDに付加され、それに当該域内搬送拠点における処置内容を含む情報が関連付けされて付加されて二次データが作成され、前記域内拠点端末のデータベースにおける当該傷病者の一次データが更新されると共に、前記二次データが前記域内拠点端末から前記傷病者の搬送先である前記域外搬送拠点の域外拠点端末に送信されてそのデータベース管理手段によって管理され、前記傷病者が搬送された域外搬送拠点において、その域外搬送拠点の座標値と当該傷病者の受け入れ時刻とから第3IDが設定されて前記初期値ID及び前記第2IDに付加され、それに前記域外搬送拠点における処置内容を含む情報が関連付けされて付加されて三次データが作成され、前記域外拠点端末のデータベースにおける当該傷病者の前記二次データが更新されることを特徴とする。
一実施形態においては、更に、前記域外搬送拠点からの搬送先である最終治療病院に設置され、ネットワークを介して前記域外拠点端末に接続される最終病院端末を含み、前記三次データが前記域外拠点端末から前記最終治療病院の前記最終病院端末に送信されてそのデータベース管理手段によって管理され、前記最終治療病院において、その最終治療病院の座標値と当該傷病者の受け入れ時刻とから最終IDが設定されて前記初期値ID、前記第2ID及び前記第3IDに付加され、これに当該最終治療病院における処置内容が関連付けされて付加されて最終データが作成され、前記最終病院端末のデータベースにおける当該傷病者の三次データが更新される。
また、上記課題を解決するための請求項4に記載の発明は、傷病者の発見地点からの搬送先である域内搬送拠点に設置される域内拠点端末と、救助者が所持し、GPS機能を備えていてネットワークを介して前記域内拠点端末に接続される携帯端末と、前記域内搬送拠点からの搬送先である域外搬送拠点に設置され、ネットワークを介して前記域内拠点端末に接続される域外拠点端末とを用いて実行される傷病者特定方法である。
この方法は、一次トリアージ実施者である前記救助者により入力された、傷病者が発見された場所の座標値と発見時間とから当該傷病者の初期値IDが設定されてそれに関連付けされた一次データが作成されるステップと、
設定された前記初期値IDが、前記救助者により当該傷病者に付されると共に、前記一次データが前記ネットワークを介して前記携帯端末から当該傷病者の搬送先の前記域内搬送拠点の前記域内拠点端末に送信されてそのデータベース管理手段によって管理されるステップと、
当該傷病者が搬送された前記域内搬送拠点において、前記域内搬送拠点における二次トリアージ実施者により入力された、その域内搬送拠点の座標値と当該傷病者の受け入れ時刻とから第2IDが設定されて前記初期値IDに付加され、これに前記域内搬送拠点における処置内容を含む情報が関連付けされて付加されて二次データが作成され、当該傷病者の前記一次データが更新されるステップと、
前記二次データが、当該傷病者の搬送先である前記域外搬送拠点の域外拠点端末に送信されてそのデータベース管理手段によって管理されるステップと、
当該傷病者が搬送された前記域外搬送拠点において、前記域外搬送拠点における三次トリアージ実施者により入力された、その域外搬送拠点の座標値と当該傷病者の受け入れ時刻とから第3IDが設定されて前記初期値ID及び前記第2IDに付加され、これに前記域外搬送拠点における処置内容を含む情報が関連付けされて付加されて三次データが作成され、当該傷病者の前記二次データが更新されるステップと、から成ることを特徴とする。
一実施形態においては、更に、前記傷病者の前記域外搬送拠点からの搬送先である最終治療病院に設置され、ネットワークを介して前記域外拠点端末に接続される最終病院端末を含み、前記傷病者が搬送された前記最終治療病院において、前記最終治療病院における最終治療者により入力された、前記最終治療病院の地点の座標値と当該傷病者の受け入れ時刻とから最終IDが設定され、前記初期値ID、第2ID及び第3IDに付加され、また、これに前記最終治療病院における処置内容を含む情報が関連付けされて付加されて最終データが作成され、前記最終病院端末のデータベース管理手段によって管理されるステップを含む。
また、一実施形態においては、前記域内拠点端末、前記域外拠点端末及び前記最終病院端末に対して外部からのアクセスを可能にする。
本発明に係る傷病者特定システム及び特定方法は上記のとおりであって、発見時及びその後の各収容所において、それぞれ座標値と傷病者の受け入れ時刻に基づく傷病者ごとのIDが、当該傷病者に付けられると共に、各収容所におけるデータベースに当該傷病者に関する治療内容等の情報と共に管理されて外部からの閲覧が可能にされるため、各傷病者の特定が可能となって安否確認も容易となり、また、如何なる症状であって如何なる治療がなされたてきたかの把握も可能なため、以後の対応を適切に行うことができる効果がある。
また、本発明に係る傷病者特定システム及び特定方法においては、座標値と傷病者の受け入れ時刻に基づいて傷病者ごとのIDが設定されるが、このIDは唯一無二のものであり、未だ、災害医療に関わる各国、各機関において標準化されていない、傷病者を特定するための識別番号(ID番号)の標準IDとして用いるのに好適で、当該傷病者に関する情報の共有並びに有効活用の実現を可能にする効果がある。
本発明に係る傷病者特定システムの概略構成図である。 本発明に係る傷病者特定方法の流れを説明するための図である。 本発明に係る傷病者特定方法を説明するための図である。
本発明に係る傷病者特定システムは、図1に概略構成が示されているように、少なくとも、第1の搬送先である域内搬送拠点3に設置される域内拠点端末4と、救助現場1において救助作業者が所持し、GPS機能を備えていてネットワーク10を介して域内拠点端末4に接続される携帯端末2と、第2の搬送先である域外搬送拠点5に設置されて、ネットワーク10を介して域内拠点端末4に接続される域外拠点端末6とを含んで構成されるものである。更に必要に応じ、域外搬送拠点5からの搬送先である最終治療病院7に設置され、ネットワーク10を介して域外拠点端末6に接続される最終病院端末8を含む。
以下に、上記構成の本発明に係る傷病者特定システムを実施するための本発明に係る傷病者特定方法について、図2の流れ図を参照しつつ、ステップ順に詳細に説明する。
初期値ID作成ステップ
被災地1において被災者の探索救助に従事する者は、各自GPS機能を備えた携帯端末2を所持する。携帯端末2は、GPS機能を備えた無線機あるいは携帯電話機であり得る。そして、一次トリアージ実施者である救助者は、負傷生存者(以下傷病者とする)又は遺体を発見した場合は(S101)、直ちに携帯端末2を用いて、傷病者を発見した場所の座標値を取得すると共に発見時刻を確認して入力することにより、当該座標値と発見時刻とから当該傷病者の初期値IDデータが作成される(S102)。例えば、15時30分に緯度39.065、経度141.725の地点で発見した傷病者の初期値IDは、「T1530 N39065E141725」とする(図3参照)。当初設定されるこの初期値IDが、後々当該傷病者を特定するための基礎データとなる。
第一次トリアージ及び初期値ID送信ステップ
作成された初期値IDは、例えば、トリアージタッグの如きタッグに記録され、当該タッグが傷病者の手首や足首に装着される(S102)。そして、発見現場において第一次トリアージが行われる(S103)。トリアージは、医療資源を効率的に配分することを目的とするものである。即ち、多数の死傷者が出る可能性のある大災害や大事故、あるいは、戦争等のように、救急需要が同時多発し、搬送手段や治療に制約が伴う状況下においては、できる限り多くの人命を救うために、医療資源を効率的に配分することが要請される。そのため、救急隊員や医師が、短時間のうちに負傷者の負傷の程度を判別し、最優先治療、非緊急治療、軽処置、不処置(ほとんど死亡状態か救命不可能な超重症者)に順位分けをするトリアージが行われるのである。
その順位分け後、通常色分けされているトリアージタッグに、名前、年齢、血液型、症状等が記入されるが、これに更に初期値IDを記録することができる。また、傷病者の発見状況、症状、応急措置の内容等の情報が、初期値IDと関連付けられて一次データとされ、ネットワーク10を介して携帯端末2から当該傷病者の第一次受け入れ先である域内搬送拠点3の域内拠点端末4に送信され、域内拠点端末4のデータベース管理手段によって管理される(S104)。
二次データ作成ステップ
域内搬送拠点3は、ある程度の治療設備と人員とを備えた域内の病院、あるいは、特設の応急措置施設であり、そこにおいて収容された傷病者に対する第二次トリアージがなされる。域内搬送拠点3においては、車両やヘリコプター等で搬送されてきた傷病者に付されている初期値IDを目視して、その傷病者が何時どこで発見されたかをある程度確認することができる。
また、その初期値IDを用いてその域内拠点端末4において管理されているデータベースにつき一次データの検索を行い、抽出された当該傷病者の一次データから、発見現場において如何なる措置が取られたか等を確認することができる(S106)。それにより、域内搬送拠点3において当該傷病者に対して迅速に適切な処置をとることが可能となる。また、域内搬送拠点3における二次トリアージ実施者により、域内拠点端末4において、当該域内搬送拠点3の座標値(一定で既知である)と各傷病者の受け入れ時刻とが入力されることにより、第2IDが作成されて初期値IDに付加され、これに域内搬送拠点3における処置内容を含む情報が関連付けされて付加されて二次データとされ、そのデータベースの当該傷病者の一次データが更新される(S107)。
二次データ送信ステップ
域内拠点端末4において管理されているデータベースにおける二次データは、外部からアクセスして閲覧可能にされる。そして、域内搬送拠点3における第二次トリアージの結果、更なる治療が必要と判断された傷病者は、その優先順に、より高度の治療設備と人員とを備えた、第二次受け入れ拠点である域外搬送拠点5に、車両、ヘリコプター、飛行機等により搬送される。その搬送に先立ち、域内拠点端末4より当該傷病者の二次データが、ネットワークを介して域外搬送拠点5の域外拠点端末6に送信され、域外拠点端末6のデータベース管理手段によって管理される(S108)。
三次データ作成・送信ステップ
通例、飛行場に付設されて様々な医療処置を行うSCU(ステージング ケア ユニット)である域外搬送拠点5においては、傷病者受け入れ後、当該傷病者に付されている初期値IDにより、その域外拠点端末6によって管理されている二次データの検索を行い、当該傷病者の二次データを抽出して確認する作業が行われる(S109)。それにより、当該傷病者が何時どこで発見され、どの拠点で如何なる治療を受けてきたかを確認することができ、それに基づいて第三次トリアージ(空港トリアージ)を実行し、以後、如何なる治療をするためにどの病院に搬送すべきかを迅速且つ的確に判断することが可能となる(S110)。
域外搬送拠点5においては、域外搬送拠点5における三次トリアージ実施者により、当該域外搬送拠点5の座標値(一定で既知である)と当該傷病者の受け入れ時刻とが入力されることにより、第3IDが作成され、第2IDに続けて初期値IDに付加される。また、域外搬送拠点5における治療内容等に関する情報が第3IDに関連付けされて三次データが作成され、域外拠点端末6のデータベースにおける当該傷病者の二次データが更新され、外部からアクセスして閲覧可能にされる。
域外搬送拠点5において処置を受けた傷病者は、優先順に、より高度の治療設備と人員とを備えた、最終治療を行う最終治療病院7に飛行搬送される(S111)。その搬送に先立ち、域外拠点端末6より当該傷病者の三次データが、ネットワーク10を介して最終治療病院7の最終病院端末8に送信されて、最終病院端末8のデータベース管理手段によって管理される。
最終治療病院7においても域外搬送拠点5におけると同様に、最終治療実施者により、最終治療病院7の地点の座標値(一定で既知である)と当該傷病者の受け入れ時刻とが入力されることにより、最終IDが作成され、第2ID及び第3IDに続けて初期値IDに付加される。また、最終治療病院7における治療内容等に関する情報が最終IDに関連付けされて最終データが作成され、最終病院端末8のデータベースにおける当該傷病者の三次データが更新され、外部からアクセスして閲覧可能にされる。
このように、本発明に係る傷病者特定システム及び特定方法においては、発見時及びその後の各収容所において、それぞれ座標値と傷病者の受け入れ時刻に基づく傷病者ごとのIDが、当該傷病者に装着されると共に、そのIDが各収容所におけるデータベースにおいて、記憶装置に当該傷病者に関する治療内容等の情報と共に管理されて外部からの閲覧が可能にされるため、各傷病者の特定が可能となって安否確認も容易となる。また、如何なる症状であって如何なる治療がなされたてきたかの把握も可能なため、第二次及び第三次トリアージ等、以後の対応を迅速且つ適切に行うことが可能となる。
また、本発明に係る傷病者特定システム及び特定方法においては、座標値と傷病者の受け入れ時刻に基づいて傷病者ごとのIDが設定されるが、このIDは重複することのない唯一無二のものであるため、未だ、災害医療に関わる各国、各機関において標準化されていない、傷病者を特定するための識別番号(ID番号)の標準IDとして用いるのに好適であり、それを基礎にして、当該傷病者に関する情報の共有並びに有効活用を図ることが可能となる等、本発明に係る傷病者特定システム及び特定方法は産業上の利用性に富んだものである。
この発明をある程度詳細にその最も好ましい実施形態について説明してきたが、この発明の精神と範囲に反することなしに更に異なる実施形態を構成することができることは言うまでもない。従って、この発明は、添付請求の範囲において限定した以外はその特定の実施形態に制約されるものではない。
1 被災地
2 携帯端末
3 域内搬送拠点
4 域内拠点端末
5 域外搬送拠点
6 域外拠点端末
7 最終治療病院
8 最終病院端末
10 ネットワーク

Claims (6)

  1. 傷病者の発見地点からの搬送先である域内搬送拠点に設置される域内拠点端末と、救助者が所持し、GPS機能を備えていてネットワークを介して前記域内拠点端末に接続される携帯端末と、前記域内搬送拠点からの搬送先である域外搬送拠点に設置され、ネットワークを介して前記域内拠点端末に接続される域外拠点端末とを少なくとも含んで構成される傷病者特定システムであって、傷病者が発見された場所の座標値と発見時刻とから当該傷病者の初期値IDが設定され、前記初期値IDを含む一次データが前記携帯端末からネットワークを介して当該傷病者の搬送先の前記域内搬送拠点の前記域内拠点端末に送信されてそのデータベース管理手段によって管理され、前記傷病者が搬送された域内搬送拠点において、その域内搬送拠点の座標値と当該傷病者の受け入れ時刻とから第2IDが設定されて前記初期値IDに付加され、それに当該域内搬送拠点における処置内容を含む情報が関連付けされて付加されて二次データが作成され、前記域内拠点端末のデータベースにおける当該傷病者の一次データが更新されると共に、前記二次データが前記域内拠点端末から前記傷病者の搬送先である前記域外搬送拠点の域外拠点端末に送信されてそのデータベース管理手段によって管理され、前記傷病者が搬送された域外搬送拠点において、その域外搬送拠点の座標値と当該傷病者の受け入れ時刻とから第3IDが設定されて前記初期値ID及び前記第2IDに付加され、それに前記域外搬送拠点における処置内容を含む情報が関連付けされて付加されて三次データが作成され、前記域外拠点端末のデータベースにおける当該傷病者の前記二次データが更新されることを特徴とする傷病者特定システム。
  2. 更に、前記域外搬送拠点からの搬送先である最終治療病院に設置され、ネットワークを介して前記域外拠点端末に接続される最終病院端末を含み、前記三次データが前記域外拠点端末から前記最終治療病院の前記最終病院端末に送信されてそのデータベース管理手段によって管理され、前記最終治療病院において、その最終治療病院の座標値と当該傷病者の受け入れ時刻とから最終IDが設定されて前記初期値ID、前記第2ID及び前記第3IDに付加され、これに当該最終治療病院における処置内容が関連付けされて付加されて最終データが作成され、前記最終病院端末のデータベースにおける当該傷病者の三次データが更新される、請求項1に記載の傷病者特定システム。
  3. 前記域内拠点端末、前記域外拠点端末及び前記最終病院端末のそれぞれに対して外部からアクセスして、前記二次データ、三次データ及び最終データをそれぞれ閲覧することを可能にした、請求項2に記載の傷病者特定システム。
  4. 傷病者の発見地点からの搬送先である域内搬送拠点に設置される域内拠点端末と、救助者が所持し、GPS機能を備えていてネットワークを介して前記域内拠点端末に接続される携帯端末と、前記域内搬送拠点からの搬送先である域外搬送拠点に設置され、ネットワークを介して前記域内拠点端末に接続される域外拠点端末とを用いて実行される傷病者特定方法であって、
    前記携帯端末により、一次トリアージ実施者である前記救助者により入力された、傷病者が発見された場所の座標値と発見時間とから当該傷病者の初期値IDが設定されてそれに関連付けされた一次データが作成されるステップと、
    設定された前記初期値IDが、前記一次データが前記ネットワークを介して前記携帯端末から当該傷病者の搬送先の前記域内搬送拠点の前記域内拠点端末に送信されてそのデータベース管理手段によって管理されるステップと、
    前記域内拠点端末により、当該傷病者が搬送された前記域内搬送拠点において、前記域内搬送拠点における二次トリアージ実施者により入力された、その域内搬送拠点の座標値と当該傷病者の受け入れ時刻とから第2IDが設定されて前記初期値IDに付加され、これに前記域内搬送拠点における処置内容を含む情報が関連付けされて付加されて二次データが作成され、当該傷病者の前記一次データが更新されるステップと、
    前記二次データが、当該傷病者の搬送先である前記域外搬送拠点の域外拠点端末に送信されてそのデータベース管理手段によって管理されるステップと、
    前記域外拠点端末により、当該傷病者が搬送された前記域外搬送拠点において、前記域外搬送拠点における三次トリアージ実施者により入力された、その域外搬送拠点の座標値と当該傷病者の受け入れ時刻とから第3IDが設定されて前記初期値ID及び前記第2IDに付加され、これに前記域外搬送拠点における処置内容を含む情報が関連付けされて付加されて三次データが作成され、当該傷病者の前記二次データが更新されるステップと、
    から成ることを特徴とする傷病者特定方法。
  5. 更に、前記傷病者の前記域外搬送拠点からの搬送先である最終治療病院に設置され、ネットワークを介して前記域外拠点端末に接続される最終病院端末を含み、前記最終病院端末により、前記傷病者が搬送された前記最終治療病院において、前記最終治療病院における最終治療者により入力された、前記最終治療病院の地点の座標値と当該傷病者の受け入れ時刻とから最終IDが設定され、前記初期値ID、第2ID及び第3IDに付加され、また、これに前記最終治療病院における処置内容を含む情報が関連付けされて付加されて最終データが作成され、前記最終病院端末のデータベース管理手段によって管理されるステップを含む、請求項4に記載の傷病者特定方法。
  6. 前記域内拠点端末、前記域外拠点端末及び前記最終病院端末のそれぞれに対して外部からアクセスして、前記二次データ、三次データ及び最終データをそれぞれ閲覧することが可能にされる、請求項5に記載の傷病者特定方法。
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