JP6291920B2 - 点灯装置および照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、点灯装置および照明器具に関する。
従来、例えば、特開2013−232394号公報に開示されているように、開発期間の短縮と標準化を図るためのプラットフォーム基板を備えた点灯装置および照明器具が知られている。LEDを光源とする点灯装置は、LEDを任意の基板に必要数実装したLEDモジュールが光源として使われているので、光源となるLEDモジュールの定格電力、定格電圧、定格電流は、LEDモジュール毎に異なる。それぞれのLEDモジュールで要求される定格電力、定格電圧、定格電流に対応するためには、それぞれに対応した多種類の点灯装置が必要となる。そこで、開発期間の短縮と標準化を図るため、それぞれのLEDモジュールで要求される定格電力、定格電圧、定格電流に短期に対応することのできるプラットフォーム基板が開発されている。
また、点灯装置は、一般的にLEDモジュールに流す電流を定電流制御しているため、点灯中に光源であるLEDモジュールの脱着(つまり、一端取り外してから再度取り付けること)をした場合、LEDモジュールを取り外した時に点灯装置の出力電圧が上昇する。このため、点灯装置の保護、及びLEDモジュール脱着時のLEDモジュールへの過大な電流の抑制をおこなうために過電圧保護手段を必要とする。過電圧保護手段は、ある閾値電圧(以下過電圧保護閾値とも称す)以上まで出力電圧が上昇したら保護動作を行うものである。
特開2013−232394号公報
特開2013−232394号公報にかかるプラットフォーム基板では、定格電力、定格電圧、定格電流等の点灯時の特性を、不揮発性メモリに対応値を書き込むことで可変に設定できる。しかしながら、過電圧保護閾値は制御ICに抵抗分圧で設定するなどにより固定的に設定されていたので、プラットフォーム基板が有する広い定格特性範囲のうち最も出力電圧が高い定格特性に合わせて過電圧保護閾値を設定せざるを得なかった。このため、個々の定格特性に合わせて過電圧保護閾値を適切に設定することができないという問題があった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、プラットフォーム基板が有する広い定格特性範囲に合わせて過電圧保護閾値を設定することができる点灯装置および照明器具を提供することを目的とする。
本発明にかかる点灯装置は、光源を点灯させる回路を構成する複数の電子部品と不揮発性メモリを有する制御手段とが少なくとも実装された基板であり、定格電圧と定格電流とに基づいて決まる定格特性が互いに異なり、かつ、前記定格特性が所定の範囲に含まれる前記定格特性の違う複数種類の前記光源が使用候補となるとともに、前記使用候補となる複数種類の前記光源のうちいずれかの前記光源の前記定格特性に対応する対応値が前記不揮発性メモリに書き込まれることによって、前記対応値に対応する前記定格特性の前記光源を使用できることが確定する基板であるプラットフォーム基板を備え、前記不揮発性メモリには定格特性に対応する対応値に応じた過電圧保護閾値が書き込まれ、前記不揮発性メモリに書き込まれた前記対応値に応じて過電圧保護閾値を変更し、前記プラットフォーム基板が出力する電圧が前記過電圧保護閾値以上となったとき前記制御手段が過電圧保護動作を行い、前記プラットフォーム基板が出力する電圧を検出し、検出した検出電圧を前記制御手段に供給する電圧検出回路を備え、前記制御手段は、前記電圧検出回路で検出した検出電圧が保護閾値電圧以上となったとき前記過電圧保護動作を行い、前記制御手段は、出力電圧と出力電流とからなる平面グラフにおいて互いに異なる定格電流を持つ複数の定格特性それぞれの定格電圧の値を結んで得られる凸曲線状の等電力カーブを設定した場合に、前記等電力カーブよりも高電圧の側の隣において前記等電力カーブの凸と同じ方向に凸となる曲線状に定められた保護閾値電圧特性カーブを持ち、前記対応値と対応付けられた前記定格電流の値が大きいほど前記保護閾値電圧が小さくなるように前記保護閾値電圧特性カーブに従って前記保護閾値電圧を可変に設定する。
本発明にかかる照明器具は、光源と、前記光源を点灯させる点灯装置と、を備え、前記点灯装置は、光源を点灯させる回路を構成する複数の電子部品と不揮発性メモリを有する制御手段とが少なくとも実装された基板であり、定格電圧と定格電流とに基づいて決まる定格特性が互いに異なり、かつ、前記定格特性が所定の範囲に含まれる前記定格特性の違う複数種類の前記光源が使用候補となるとともに、前記使用候補となる複数種類の前記光源のうちいずれかの前記光源の前記定格特性に対応する対応値が前記不揮発性メモリに書き込まれることによって、前記対応値に対応する前記定格特性の前記光源を使用できることが確定する基板であるプラットフォーム基板を備え、前記不揮発性メモリには定格特性に対応する対応値に応じた過電圧保護閾値が書き込まれ、前記不揮発性メモリに書き込まれた前記対応値に応じて過電圧保護閾値を変更し、前記プラットフォーム基板が出力する電圧が前記過電圧保護閾値以上となったとき前記制御手段が過電圧保護動作を行い、前記プラットフォーム基板が出力する電圧を検出し、検出した検出電圧を前記制御手段に供給する電圧検出回路を備え、前記制御手段は、前記電圧検出回路で検出した検出電圧が保護閾値電圧以上となったとき前記過電圧保護動作を行い、前記制御手段は、出力電圧と出力電流とからなる平面グラフにおいて互いに異なる定格電流を持つ複数の定格特性それぞれの定格電圧の値を結んで得られる凸曲線状の等電力カーブを設定した場合に、前記等電力カーブよりも高電圧の側の隣において前記等電力カーブの凸と同じ方向に凸となる曲線状に定められた保護閾値電圧特性カーブを持ち、前記対応値と対応付けられた前記定格電流の値が大きいほど前記保護閾値電圧が小さくなるように前記保護閾値電圧特性カーブに従って前記保護閾値電圧を可変に設定する。
本発明によれば、不揮発性メモリに書き込まれた対応値に応じて過電圧保護動作を開始する電圧の閾値を変更可能としたので、プラットフォーム基板が有する広い定格特性範囲に合わせて過電圧保護閾値を設定することができる。
本発明の実施の形態1にかかる点灯装置および照明器具を示すブロック図である。 実施の形態1にかかる点灯装置および照明器具の回路図である。 実施の形態1にかかる点灯装置および照明器具の動作を説明するための図である。 実施の形態1にかかる点灯装置および照明器具の動作を説明するための図である。 本発明の実施の形態2にかかる点灯装置および照明器具の回路図である。 実施の形態2にかかる点灯装置および照明器具の動作を説明するための図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかる点灯装置100および照明器具300を示すブロック図であり、図2はその回路図である。点灯装置100には、定格電力、定格電流、定格電圧等が異なる複数の種類の光源に対して汎用的に使用できる実装基板が使用される。この実装基板には制御装置(例えばマイクロコンピュータ、以下マイコンという)、抵抗、コンデンサ、コイル等の複数の電子部品が実装されて、全体として点灯装置100として機能する。この実装基板は複数の種類の光源に対して汎用的に使用できるものであり、以下、便宜上「プラットフォーム基板110」とも称す。プラットフォーム基板110は、不揮発性メモリ19aを有するマイコン19および制御IC18を含む制御手段53と複数の電子部品とが実装され、点灯装置として機能する。プラットフォーム基板110は、定格電圧と定格電流とに基づいて決まる定格特性が互いに異なり、かつ、その定格特性が所定の範囲に含まれる定格特性の違う複数種類のLEDモジュールが使用候補となる。つまりプラットフォーム基板110は、これらの使用候補に対して汎用品である。プラットフォーム基板110は、使用候補となる複数種類のLEDモジュールのうちのいずれかのLEDモジュールの定格特性に対応する対応値が不揮発性メモリ19aに書き込まれることで、そのLEDモジュールを使用できることが確定する。つまり対応値が書き込まれることで、そのLEDモジュールの専用品となる。本実施の形態ではプラットフォーム基板110についての説明を適宜に記載するが、より詳細な構成および製造方法などに関しては特開2013−232394号公報により既に公知であるため、必要に応じて説明を省略あるいは簡略化する。
図1および図2に示すように、整流回路2、昇圧チョッパ回路50、降圧チョッパ回路51は電源回路を構成する。整流回路2は、交流電源1からの交流電力を直流電力に整流する。なお、整流回路2と昇圧チョッパ回路50の間において、図示しないコンデンサが整流回路2の両出力端子間に接続されていてもよい。昇圧チョッパ回路50は整流回路2の両出力端子間に接続されている。降圧チョッパ回路51は、昇圧チョッパ回路50の両出力端子間に接続される。昇圧チョッパ回路50は、整流回路2の出力端子にインダクタ3を介してMOSFETであるスイッチング素子4を並列に接続するとともに、ダイオード6を順極性に介して平滑コンデンサ7を並列に接続している。スイッチング素子4は、PFC制御IC5からの制御信号によりオンオフを切り替えてスイッチングする。降圧チョッパ回路51は、昇圧チョッパ回路50の出力端子にスイッチング素子8を介してダイオード11を並列に接続するとともに、インダクタ10を介してコンデンサ12を並列に接続している。スイッチング素子8は、駆動回路9からの信号によりオンオフを切り替えてスイッチングする。降圧チョッパ回路51の出力側にLEDモジュール200の電圧を検出する抵抗14、抵抗15の分圧回路が接続されるとともに、LED電流を検出する抵抗13が接続されている。
降圧チョッパ回路51の両出力端子間に、光源であるLEDモジュール200が接続される出力端が設けられている。光源がLED素子からなる場合、複数個を直列あるいは直並列に接続して使用する。使用するLED素子の種類によって、LEDモジュール200の定格電流、定格電圧は異なる。このことから、LED素子の種類あるいは接続方法が異なると、様々な定格のLEDモジュール200を点灯する照明器具(点灯装置)の定格出力(電流、電圧、電力)は、多種多様となる。なお、LEDモジュール200に代えて、有機EL素子を有する有機ELモジュールを接続してもよい。
制御手段53は、不揮発性メモリ19aが内蔵されたマイコン19と、駆動回路9を制御する制御IC18とを含んでいる。マイコン19の代わりに不揮発性メモリ19aを内蔵したDSP(Digital Signal Processor)等の演算装置を用いてもよい。プラットフォーム基板110は、実装された制御手段53が有する不揮発性メモリ19a(不揮発記憶部)に、使用するべきLEDモジュール200の定格特性に対応する設定値(対応値)を書き込むことで、使用候補であったそのLEDモジュール200を使用できることが確定し、そのLEDモジュール200を使用できるようになる。不揮発性メモリ19aに、使用候補のうちの実際に使用するべきLEDモジュール200の定格特性に対応する設定値を書き込むことで、プラットフォーム基板110は、そのLEDモジュール200の専用品となる。ここで書き込む設定値(対応値)は、たとえば、LEDモジュール200の定格電流、あるいは定格電圧等である。また、後述のように、調光機能を持たせる場合は調光指令値に対応する電流値、あるいは過電圧保護のための閾値電圧値をさらに書き込んでもよいが、プラットフォーム基板110の出力する電流値を確定するための設定値(定格電流、あるいは定格電圧)の書込みは必須である。
商用の交流電源1から入力された交流電圧、例えばAC100Vを整流回路2にて直流電圧に整流し、整流された直流電圧はPFC制御IC5の制御を受けたスイッチング素子4によって所定の周波数およびオンデューティーでスイッチングされることにより、平滑コンデンサ7の両端間に所定の直流電圧が発生する。なお、昇圧チョッパ回路50は、入力側の電流波形を同位相で正弦波形に整えることにより、力率を改善する。変換された直流電圧は降圧チョッパ回路51に入力され、駆動回路9の制御をうけたスイッチング素子8によって、所定の周波数およびオンデューティーでスイッチングされることにより、出力端に接続されたLEDモジュール200に所定の電流が流れる。また、コンデンサ12はLEDモジュール200に流れる電流を平滑化する。制御手段53は、LEDモジュール200に流れる電流を検出する抵抗13に発生した電圧、および制御手段53のマイコン19が内蔵した不揮発性メモリ19aに格納された電流設定値に基づいて、駆動回路9の制御を行い、降圧チョッパ回路51の動作を定電流制御(フィードバック制御)する。また、LEDモジュール200の電圧を検出する抵抗15に発生した電圧および制御手段53の不揮発性メモリ19aに格納された電圧設定値に基づいて、LEDモジュール200の異常を検知し、過電圧保護動作を行う。本実施の形態の過電圧保護動作は、昇圧チョッパ回路50の動作および降圧チョッパ回路51の動作を停止するものである。
図3および図4は、実施の形態1にかかる点灯装置100および照明器具300の動作を説明するための図である。図3を用いて特開2013−232394号公報におけるプラットフォーム基板110での適用範囲と過電圧保護閾値Vsthの関係について説明を行う。
図3は、過電圧保護閾値Vsthが一つしか設定できない場合の問題点を説明するための図であり、特開2013−232394号公報の図5に過電圧保護閾値Vsthおよび定格特性A,B,Cを記載したものである。プラットフォーム基板110には、不揮発性メモリ19aに定格特性に対応する対応値を書き込むことによって定格特性A(出力電流=500mA)、定格特性B(出力電流=350mA)、あるいは定格特性C(出力電流=250mA)を実現でき、任意の出力電流を設定することができる。しかし、仮に過電圧保護閾値Vsthを一つしか設定できないとすると、プラットフォーム基板110の電圧範囲の最大(つまり定格特性Cの最大出力電圧である200V)で誤動作がおきないような電圧に過電圧保護閾値Vsthを設定せざるをえない。図3では、200Vに対して50Vのマージンをとり、250Vに過電圧保護閾値Vsthを設定している。定格特性C(出力電流=250mA)を実現する対応値をプラットフォーム基板110に設定したときには、使用できる電圧範囲の最大が200Vのため、過電圧保護閾値Vsthは250Vが適切である。しかし、定格特性A(出力電流=500mA)を実現する対応値をプラットフォーム基板110に設定したときには、過電圧保護閾値Vsthは250Vでは50Vの開きがあり過剰に大きいものとなってしまう。定格特性B(出力電流=350mA)にした場合も同様である。過電圧保護閾値Vsthを過剰に大きいものにしてしまうと、LEDモジュール200の脱着時にLEDモジュール200に流れるラッシュ電流が大きくなってしまい、LEDモジュール200にストレスを与えることになる。また、ストレスを与えるだけでなく、場合によってはLEDモジュール200が故障してしまう。
そこで、本実施の形態では、図4に示すように複数の過電圧保護閾値Vstha,Vsthbを切替可能としている。図4を図3と比較すると、過電圧保護閾値Vsthが過電圧保護閾値Vsthaと過電圧保護閾値Vsthbの2つとなっている。過電圧保護閾値Vsthaと過電圧保護閾値Vsthbは、プラットフォーム基板110に定格特性を書き込むときに保護閾値情報も同時に書き込みを行い、定格特性とともに設定を行うことが好ましい。これにより、過電圧保護閾値Vsthは出力電流が大きくなれば低めの値に設定される。プラットフォーム基板110の適用範囲の上限は、出力電圧と出力電流の積で50Wを上限としているので、出力電流が大きくなれば出力電圧の上限は小さくなる。脱着時にLEDモジュール200に流れるラッシュ電流は、LEDモジュール200のVFと過電圧閾値の差(△V)が大きいほど大きくなる。定格特性A,Bの時には、過電圧保護閾値Vsthを過電圧保護閾値Vsthaとし、定格特性Cの時には、過電圧保護閾値Vsthbとすることで、定格特性の出力電圧にあわせて過電圧保護閾値を可変に設定することができる。点灯装置100は、プラットフォーム基板110が出力する電圧が過電圧保護閾値VsthaあるいはVsthb以上となったら、制御IC18に上述した過電圧保護動作を行わせる。
点灯装置100は、不揮発性メモリ19aに書き込まれた対応値に応じて過電圧保護閾値Vstha、Vsthbを切り替えるための手段として、電圧検出回路52を備えている。電圧検出回路52は、プラットフォーム基板110が出力する電圧を検出し、検出した検出電圧Vdetを制御手段53の制御IC18に供給する。過電圧保護閾値Vsthの変更を実現するための好ましい形態の1つとして、実施の形態1では電圧検出回路52が対応値に応じて制御IC18に供給する検出電圧Vdetを可変に設定する。制御IC18は、電圧検出回路52で検出した検出電圧Vdetが制御IC18の保護閾値電圧Vs以上となったら過電圧保護動作を行う。この場合の保護閾値電圧Vsは、制御IC18で定められた固定値である。
実施の形態1にかかる好ましい形態のより具体的な回路構成として、電圧検出回路52は、プラットフォーム基板110の出力端に設けられた抵抗14、15からなる分圧回路と、この分圧回路の分圧比を変えるように抵抗15に並列に付加される付加抵抗16と、付加抵抗16と抵抗15との接続と遮断を切り替えるスイッチ17と、を備えている。マイコン19は、不揮発性メモリ19aに書き込まれた定格特性A〜Cに応じてスイッチ17を制御することで、制御IC18に入力される検出電圧Vdetを変更することができる。本実施の形態では、スイッチ17のオンオフの切替を、出力電流350mAを基準として行う。出力電流が350mA以上であるときには、マイコン19はスイッチ17をオフに維持し、付加抵抗16は接続されない状態になる。このとき過電圧保護閾値はVsthaであり、約170Vである。出力電流が350mA未満、具体的には例えば300mAであるときには、マイコン19はスイッチ17をオンに維持し、付加抵抗16は並列接続される。これにより、電圧検出回路52が制御IC18に対して出力する検出電圧Vdetが低下するので、スイッチ17オフのときと比べて出力電圧がより大きな値になるまで過電圧保護が働かないことになり、過電圧保護閾値がVsthaよりも高いVsthbとなる。Vsthbは約250Vである。
なお、実施の形態1では付加抵抗16を並列に接続しているが、本発明はこのような付加方法に限られるものではなく、例えば付加抵抗16を抵抗14、15に直列に接続するとともにこの直列の付加抵抗16をバイパスするバイパス配線を設け、さらにこのバイパス配線の途中にスイッチ17を配置することで、付加抵抗16の付加と除去を選択的に切り替えても良い。なお、本実施の形態では二段階の切替としたが、3段階以上の多段階に増やしても良い。例えば、実施の形態1では1つの付加抵抗16を1つのスイッチ17で選択的に接続することで二段階の切替としたが、本発明はこれに限られず、2つ以上の付加抵抗16およびスイッチ17を更に設けて3段階以上の多段階に増やしてもよく、可変抵抗素子を用いるなどして連続的に切り替えても良い。
実施の形態2.
図5は、本発明の実施の形態2にかかる点灯装置102および照明器具302の回路図である。照明器具302は、点灯装置100を点灯装置102に置換した点以外は照明器具300と同じである。点灯装置102は、電圧検出回路52を電圧検出回路152に置換した点および制御手段53を単一のマイコン119に置換した点を除いては点灯装置100と同じであり、プラットフォーム基板110と同様の構造、機能を有するプラットフォーム基板112に実装されている。
実施の形態2にかかる制御手段としてのマイコン119は、抵抗14、15からなる抵抗分圧回路で検出した検出電圧Vdetが保護閾値電圧Vs以上となったら過電圧保護動作を行う。これは制御IC18と同じである。しかしながら、マイコン119は、不揮発性メモリ19aに書き込まれた対応値に応じて保護閾値電圧Vsそのものを可変に設定するプログラムを内蔵しており、これにより検出電圧Vdetが一定でも過電圧保護閾値Vsthvを可変に設定できる点が実施の形態1とは異なっている。また、実施の形態2ではマイコン119が実施の形態1の制御IC18が行っていた駆動回路9への制御信号供給を行う。
図6は、点灯装置102および照明器具302の動作を説明するための図である。実施の形態2では、不揮発性メモリ19aの対応値に応じて連続的に過電圧保護閾値Vsthvを変更させることができる。好ましくは、対応値それぞれに対応する定格特性の出力電流最大値それぞれに対するマージンが等しくなるように、対応値に応じて閾値を変更してもよい。実施の形態2にかかるマイコン119は、オペアンプ内蔵型であり信号処理の遅れ時間が短い高性能マイコンであることが好ましい。これにより、検出電圧Vdetと設定した保護閾値電圧Vsとの比較判定、およびその比較判定結果に基づく過電圧保護動作の実行を高速に実施することができるからである。
なお、実施の形態1においても実施の形態2と同様に一定マージンを保つように複数の過電圧保護閾値を設定して切り替えても良い。また、実施の形態1と実施の形態2は組み合わせて用いても良い。
1 交流電源、2 整流回路、3 インダクタ、4 スイッチング素子、5 PFC制御IC、6 ダイオード、7 平滑コンデンサ、8 スイッチング素子、9 駆動回路、10 インダクタ、11 ダイオード、12 コンデンサ、13、14、15 抵抗、16 付加抵抗、17 スイッチ、18 制御IC、19、119 マイコン、19a 不揮発性メモリ、50 昇圧チョッパ回路、51 降圧チョッパ回路、52、152 電圧検出回路、53 制御手段、100、102 点灯装置、110、112 プラットフォーム基板、200 LEDモジュール、300、302 照明器具

Claims (4)

  1. 光源を点灯させる回路を構成する複数の電子部品と不揮発性メモリを有する制御手段とが少なくとも実装された基板であり、定格電圧と定格電流とに基づいて決まる定格特性が互いに異なり、かつ、前記定格特性が所定の範囲に含まれる前記定格特性の違う複数種類の前記光源が使用候補となるとともに、前記使用候補となる複数種類の前記光源のうちいずれかの前記光源の前記定格特性に対応する対応値が前記不揮発性メモリに書き込まれることによって、前記対応値に対応する前記定格特性の前記光源を使用できることが確定する基板であるプラットフォーム基板を備え、
    前記不揮発性メモリには定格特性に対応する対応値に応じた過電圧保護閾値が書き込まれ、
    前記不揮発性メモリに書き込まれた前記対応値に応じて過電圧保護閾値を変更し、
    前記プラットフォーム基板が出力する電圧が前記過電圧保護閾値以上となったとき前記制御手段が過電圧保護動作を行い、
    前記プラットフォーム基板が出力する電圧を検出し、検出した検出電圧を前記制御手段に供給する電圧検出回路を備え、
    前記制御手段は、前記電圧検出回路で検出した検出電圧が保護閾値電圧以上となったとき前記過電圧保護動作を行い、
    前記制御手段は、出力電圧と出力電流とからなる平面グラフにおいて互いに異なる定格電流を持つ複数の定格特性それぞれの定格電圧の値を結んで得られる凸曲線状の等電力カーブを設定した場合に、前記等電力カーブよりも高電圧の側の隣において前記等電力カーブの凸と同じ方向に凸となる曲線状に定められた保護閾値電圧特性カーブを持ち、前記対応値と対応付けられた前記定格電流の値が大きいほど前記保護閾値電圧が小さくなるように前記保護閾値電圧特性カーブに従って前記保護閾値電圧を可変に設定する点灯装置。
  2. 前記等電力カーブと前記保護閾値電圧特性カーブとの間の電圧の差が一定となるように前記保護閾値電圧特性カーブが定められた請求項1に記載の点灯装置。
  3. 使用候補となる前記複数種類の光源は、
    LEDモジュールまたは有機ELモジュールである請求項1または2に記載の点灯装置。
  4. 光源と、
    前記光源を点灯させる点灯装置と、
    を備え、
    前記点灯装置は、
    光源を点灯させる回路を構成する複数の電子部品と不揮発性メモリを有する制御手段とが少なくとも実装された基板であり、定格電圧と定格電流とに基づいて決まる定格特性が互いに異なり、かつ、前記定格特性が所定の範囲に含まれる前記定格特性の違う複数種類の前記光源が使用候補となるとともに、前記使用候補となる複数種類の前記光源のうちいずれかの前記光源の前記定格特性に対応する対応値が前記不揮発性メモリに書き込まれることによって、前記対応値に対応する前記定格特性の前記光源を使用できることが確定する基板であるプラットフォーム基板を備え、
    前記不揮発性メモリには定格特性に対応する対応値に応じた過電圧保護閾値が書き込まれ、
    前記不揮発性メモリに書き込まれた前記対応値に応じて過電圧保護閾値を変更し、
    前記プラットフォーム基板が出力する電圧が前記過電圧保護閾値以上となったとき前記制御手段が過電圧保護動作を行い、
    前記プラットフォーム基板が出力する電圧を検出し、検出した検出電圧を前記制御手段に供給する電圧検出回路を備え、
    前記制御手段は、前記電圧検出回路で検出した検出電圧が保護閾値電圧以上となったとき前記過電圧保護動作を行い、
    前記制御手段は、出力電圧と出力電流とからなる平面グラフにおいて互いに異なる定格電流を持つ複数の定格特性それぞれの定格電圧の値を結んで得られる凸曲線状の等電力カーブを設定した場合に、前記等電力カーブよりも高電圧の側の隣において前記等電力カーブの凸と同じ方向に凸となる曲線状に定められた保護閾値電圧特性カーブを持ち、前記対応値と対応付けられた前記定格電流の値が大きいほど前記保護閾値電圧が小さくなるように前記保護閾値電圧特性カーブに従って前記保護閾値電圧を可変に設定する照明器具。
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