JP6289879B2 - 通信端末、通信方法及びプログラム - Google Patents

通信端末、通信方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、アプリケーションプログラムに基づいて行う通信に関する。
通信の接続先を特定して接続する技術が、例えば特許文献1,2に開示されている。特許文献1は、接続元である複数のイーサネット(登録商標)外部機器の各々のIPアドレスと、接続先を特定するアクセスポイントネーム(APN:Access Point Name)との対応を示す連想テーブルを参照して、各イーサネット外部機器を、APNが異なる様々なアクセスポイントに接続させることを開示している。特許文献2は、異なるネットワークに同時に接続することのできるVPN(Virtual Private Network)クライアント端末において、アプリケーションIDと、仮想インタフェースの接続先グループとを対応付けたアプリケーション許可テーブルを参照して、各アプリケーションが接続可能な接続先グループを特定することを開示している。
アプリケーションプログラムを用いたサービスの提供に関し、特許文献3は、当該サービスを利用する権利を、ユーザの属性証明書を用いて認証する技術を開示している。具体的には、特許文献3は、アプリケーションプログラムを特定する情報とユーザの権利とを属性証明書に記載しておき、当該属性証明書に記載された情報を用いて、ユーザに提供可能なサービスを決定することを開示している。また、特許文献3は、アプリケーションプログラムがアクセスするサービスの接続先を属性証明書に記載しておき、アプリケーションプログラムのアクセス先が属性証明書に記載のものと異なる場合には、当該属性証明書を送付しないことを開示している。特許文献4は、サーバアプリケーションとクライアントアプリケーションとの間に中継装置(プロキシ)が介在するように通信経路を構築する通信において、当該通信を終了することなく通信経路を途中で切り替える期間に、プロキシがアプリケーションの送出する通信内容を蓄積し、通信が可能になったときに蓄積された情報を送信することを開示している。
特開2009−49897号公報 特表2006−262131号公報 特開2006−268790号公報 特開2002−64562号公報
スマートフォン等の通信端末が、アプリケーションプログラムが要求した通信を行う場合、当該アプリケーションプログラムに対応した接続先(例えばアクセスポイント)に接続して、通信を行う。このため、複数のアプリケーションプログラムを実行する通信端末では、通信を行うアプリケーションプログラムに応じて、適切な接続先を選択して接続する必要がある。しかし、アプリケーションプログラムを一意に特定する情報(すなわちID情報)に基づいて、通信端末が接続先を選択する場合、アプリケーションプログラム毎に個別に、接続先の情報を設定しなければならない。更に、通信端末がアプリケーションプログラムを新たにインストールしたり、ID情報が変更したりした場合には、接続先の情報の再設定が必要である。
そこで、本発明の目的は、アプリケーションプログラムに対し個別に通信の接続先の情報を設定しなくとも、通信を要求したアプリケーションプログラムに対応した接続先へ接続する技術を提供することである。
上述した課題を解決するため、本発明の通信端末は、複数のアプリケーションプログラム、及び、前記アプリケーションプログラムに対応付けられた接続先情報と、前記アプリケーションプログラムに関連する所有者情報とを含む設定情報を記憶する記憶部と、通信の開始に先立ち、自通信端末の所有者により、前記設定情報の前記接続先情報が示す少なくとも1つの接続先が設定されており、前記アプリケーションプログラムに基づく通信が行われる場合に、当該アプリケーションプログラムの前記所有者情報に基づいて、前記設定情報の何れかの前記接続先情報が示す接続先を設定する設定部と、設定された前記接続先と通信を行う通信部と
を備える。
本発明の通信端末において、前記所有者情報は、電子証明書又は前記アプリケーションプログラムの作成者情報を含み、前記設定部は、前記所有者により設定された接続先に対応する電子証明書又は前記アプリケーションプログラムの作成者情報に基づいて、前記接続先を設定するようにしてもよい。
本発明の通信端末において、前記通信部は、実行中の前記アプリケーションプログラムが特定状態に遷移した場合に、当該通信における接続先との通信を行うようにしてもよい。
本発明の通信端末において、前記設定部は、前記電子証明書又は当該アプリケーションプログラムの作成者情報に対し前記設定情報として通信制限を設定し、前記通信部は、前記アプリケーションプログラムに基づいて行う通信において、当該アプリケーションプログラムの電子証明書又は当該アプリケーションプログラムの作成者情報に設定された前記通信制限を適用するようにしてもよい。
本発明の通信端末において、前記通信部が接続中でない接続先へ送信すべき通信データをバッファリングするバッファ処理部を備え、前記通信部は、前記接続中でない接続先と通信する場合に、バッファリングされた前記通信データを当該接続先へ送信する。
ようにしてもよい。
本発明の通信端末において、前記接続先は、第1の接続先と当該第1の接続先とは異なる第2の接続先とを含み、前記通信部は、予め決められた条件を満たすかどうかに応じて、前記第1の接続先又は/及び前記第2の接続先との通信を行うようにしてもよい。
本発明の通信方法は、複数のアプリケーションプログラムの少なくとも1つを実行する通信端末の通信方法であって、通信の開始に先立ち、前記通信端末の所有者により、前記アプリケーションプログラムに対応付けられた接続先情報と、当該アプリケーションプログラムに関連する所有者情報とを含む設定情報の前記接続先情報が示す少なくとも1つの接続先が設定されており、前記アプリケーションプログラムに基づく通信が行われる場合に、当該アプリケーションプログラムの前記所有者情報に基づいて、前記設定情報の何れかの前記接続先情報が示す接続先を設定するステップと、設定された前記接続先と通信を行うステップとを有する。
本発明のプログラムは、複数のアプリケーションプログラムの少なくとも1つを実行する通信端末のコンピュータに、通信の開始に先立ち、前記通信端末の所有者により、前記アプリケーションプログラムに対応付けられた接続先情報と、当該アプリケーションプログラムに関連する所有者情報とを含む設定情報の前記接続先情報が示す少なくとも1つの接続先が設定されており、前記アプリケーションプログラムに基づく通信が行われる場合に、当該アプリケーションプログラムの前記所有者情報に基づいて、前記設定情報の何れかの前記接続先情報が示す接続先を設定するステップと、設定された前記接続先と通信を行うステップとを実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、アプリケーションプログラムに対し個別に通信の接続先の情報を設定しなくとも、通信を要求したアプリケーションプログラムに対応した接続先へ接続することができる。
本発明の一実施形態である通信システムの全体構成を示す図。 同実施形態の通信端末のハードウェア構成を示すブロック図。 同通信端末の記憶部に記憶されたデータの構成を説明する図。 同通信端末の機能構成を示す機能ブロック図。 同通信端末の接続処理の動作例1の流れを示すシーケンス図。 接続処理の動作例1の具体例を説明する図。 同通信端末の接続処理の動作例2の流れを示すシーケンス図。 接続処理の動作例2の具体例を説明する図。 同通信端末のフィルタ処理の流れを示すシーケンス図。 フィルタ処理の具体例を説明する図。 同通信端末のバッファ処理の動作例1の流れを示すシーケンス図。 バッファ処理の動作例1の具体例を説明するタイミングチャート。 同通信端末のバッファ処理の動作例2の流れを示すシーケンス図。 バッファ処理の動作例2の具体例を説明するタイミングチャート。 同通信端末のバッファ処理の動作例3の流れを示すシーケンス図。 バッファ処理の動作例3の具体例を説明するタイミングチャート。 同通信端末のバッファ処理の動作例4の流れを示すシーケンス図。 変形例1の通信端末の記憶部に記憶されたリストを説明する図。 変形例2の通信端末の記憶部に記憶されたリストを説明する図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態である通信システム1の全体構成を示す図である。図1に示すように、通信システム1は、通信端末10と、第1サーバ20と、第2サーバ30とを備える。通信端末10は、ネットワークNWに接続して第1サーバ20及び第2サーバ30と通信する通信端末である。通信端末10は、ここではスマートフォンであるが、携帯電話端末やタブレット型コンピュータ、ノート型パソコン、PDA(Personal Digital Assistant)等の通信端末であってもよい。ネットワークNWは、ここでは無線通信網であり、複数の基地局や複数の交換局、アクセスポイントAP1,AP2といった通信ノード群、及び、これらの通信ノードを相互に接続する通信線を含む。アクセスポイントAP1は、第1サーバ20と通信するために通信端末10が接続するアクセスポイント(第1の接続先の一例)である。アクセスポイントAP2は、第2サーバ30と通信するために通信端末10が接続するアクセスポイント(第2の接続先の一例)である。
第1サーバ20は、通信回線L1を介してネットワークNWと接続され、クライアント−サーバシステムのサーバとして機能するコンピュータ装置である。第1サーバ20は、ここではISP(Internet Services Provider)サーバであり、プロバイダによって管理されるサーバ装置である。第1サーバ20は、通信端末10からのリモートアクセスを受け付けて、通信端末10との間で通信を行うことにより、通信端末10に対し所定のサービスを提供する。第1サーバ20が提供するサービスは、例えば、インターネット接続サービスや電子メールの記憶領域を提供するメールサービス等、通信端末10との通信を伴うサービスである。ただし、第1サーバ20が提供するサービスの具体的な内容については特に問わない。
第2サーバ30は、通信回線L2を介してネットワークNWと接続され、クライアント−サーバシステムのサーバとして機能するコンピュータ装置である。第2サーバ30は、ここでは通信端末10のユーザが所属する企業に設置された企業サーバである。第2サーバ30は、通信端末10からのリモートアクセスを受け付けて、通信端末10との間で通信を行う。通信回線L2は、例えば専用回線やイーサネットで構成され、通信回線L1とは隔離された通信回線である。すなわち、通信回線L2は、通信端末10と第2サーバ30とが閉域通信を行うための通信回線(つまり閉域ネットワーク)である。
なお、図1には、通信端末10を1台だけ示しているが、実際にはより多数存在する。また、図1には、第1サーバ20及び第2サーバ30をそれぞれ1台だけ示しているが、2台以上で構成されてもよい。
図2は、通信端末10のハードウェア構成を示すブロック図である。図2に示すように、通信端末10は、制御部11と、操作部12と、通信部13と、表示部14と、記憶部15とを備える。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)111、ROM(Read Only Memory)112、RAM(Random Access Memory)113及びバッファ114を含むプロセッサを備える。CPU111は、ROM112又は記憶部15に記憶されたプログラムを、ワークエリアとしてのRAM113に読み出して実行することにより、通信端末10の各部を制御する。また、CPU111は、ネットワークNWに通信データを送信するに先立って、その通信データをバッファ114にバッファリング(つまり一時記憶)することがある。
操作部12は、表示部14の表示面に重ねて設けられたタッチスクリーン及び物理キーを備え、ユーザによって入力された操作を受け付ける操作装置である。通信端末10が、ユーザの発する声を認識して音声入力操作を受け付ける場合には、操作部12は収音用のマイクロホンを備えてもよい。
通信部13は、ネットワークNWに接続して通信(ここでは無線通信)するための物理インタフェースを備える。通信部13は、第1サーバ20に接続する場合には、アクセスポイントAP1を特定するAPNを指定した接続要求信号を、ネットワークNWへ送信する。通信部13は、第2サーバ30に接続する場合には、アクセスポイントAP2を特定するAPNを指定した接続要求信号を、ネットワークNWへ送信する。APNは、通信部13の接続先を特定する接続先情報の一例である。
表示部14は、例えば液晶ディスプレイ等の表示装置であり、表示面に画像を表示する。記憶部15は、例えばEEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)やフラッシュメモリ等の記憶装置を備える。記憶部15は、制御部11により実行されるOS(Operating System)、及び、制御部11により実行される制御プログラムを記憶する。これ以外に、記憶部15は、OS上で動作するアプリケーションプログラムで構成されたアプリケーションプログラム群151と、接続先リスト152と、優先度リスト153と、通信制限リスト154とを記憶する。
図3は、記憶部15に記憶されたデータの構成を説明する図である。
図3(a)には、アプリケーションプログラム群151に含まれるアプリケーションプログラムの構成例が示されている。アプリケーションプログラム群151は、ここでは、アプリA、アプリB、アプリC及びアプリDという、複数(ここでは4つ)のアプリケーションプログラムで構成される。
アプリA及びアプリBは、第1サーバ20により提供されるサービスを利用するために実行されるアプリケーションプログラムである。アプリA及びアプリBの各々には、電子証明書dc1が対応付けられている。電子証明書dc1は、例えば、第1サーバ20を管理するプロバイダが所有者である。アプリA及びアプリBに対応する電子証明書dc1の各々には、同じ所有者を特定する所有者情報(例えば、証明書所有者の名称や電子証明書のシリアル番号等の文字列)が書き込まれている。電子証明書dc1の所有者は、アプリA及びアプリBの作成者と同じである。このため、電子証明書dc1に書き込まれた所有者情報は、アプリA及びアプリBの作成者を特定する作成者情報を示す。すなわち、電子証明書の所有者情報は、当該電子証明書が対応付けられたアプリケーションプログラムに関連する情報の一例である。
アプリC及びアプリDは、第2サーバ30と通信を行うために実行されるアプリケーションプログラムである。アプリC及びアプリDの各々には、電子証明書dc2が対応付けられている。電子証明書dc2は、例えば、第2サーバ30を管理する企業が所有者である。このため、アプリC及びアプリDに対応する電子証明書dc2の各々には、同じ所有者を特定する所有者情報が書き込まれている。電子証明書dc2の所有者は、アプリC及びアプリDの作成者と同じである。このため、電子証明書dc2に書き込まれた所有者情報は、アプリC及びアプリDの作成者を特定する作成者情報を示す。
なお、電子証明書dc1,dc2の各々は、例えば、対応付けられたアプリケーションプログラムの電子署名の正当性を検証する処理に使用される。また、アプリケーションプログラム群151を構成するアプリケーションプログラムは、サービスの提供に関する機能を実現するが、その具体的な機能については特に問わない。ただし、本実施形態では、表示部14に画像(画面)を表示する機能を含むアプリケーションプログラムを想定する。
図3(b)には、接続先リスト152の構成例が示されている。接続先リスト152は、アプリケーションプログラム群151の各アプリケーションプログラムに対応付けて、当該アプリケーションプログラムが要求した通信の接続先を特定するAPNが設定されたリストである。具体的には、接続先リスト152では、アプリケーションプログラムに対応付けられた電子証明書に対してAPNが設定される。
図3(b)に示す所有者情報「I1」は、電子証明書dc1の所有者を特定する情報である。APN「apn1.net」は、アクセスポイントAP1を特定する文字列である。APN「apn1.net」は、電子証明書dc1が対応付けられたアプリケーションプログラムが要求した通信に用いられる。所有者情報「I2」は、電子証明書dc2の所有者を特定する情報である。APN「apn2.ne.jp」は、アクセスポイントAP2を特定する文字列である。APN「apn2.ne.jp」は、電子証明書dc2が対応付けられたアプリケーションプログラムが要求した通信に用いられる。
また、接続先リスト152には、APN「apn1.net」に対応付けて、デフォルト設定「○」と書き込まれている。これは、アクセスポイントAP1への接続がデフォルトに設定されていることを意味する。この場合、通信端末10は、通信を行わない期間においても、デフォルトに設定したアクセスポイントAP1へ接続する。アクセスポイントAP2に接続して行うべき通信が発生した場合には、通信端末10は、端末主導でアクセスポイントAP2への接続に切り替える。
接続先リスト152に書き込まれた、電子証明書の所有者情報と、アクセスポイントのAPNとの対応関係や、デフォルト設定の接続先の情報は、端末装置10の所有者の了承(許諾)に基づいて設定された設定情報である。例えば、端末装置10の所有者が、自身の端末装置10を操作することにより、接続先リスト152の情報を設定する。端末装置10の所有者は、典型的には、端末装置10を使用するユーザである。端末装置10の所有者は、例えば通信事業者との加入契約を行った契約者と同一人物であるが、契約者ではない人物であってもよい。契約者ではない人物の具体例として、契約者が個人である場合には、当該契約者の家族等の近親者、契約者が法人である場合には、当該法人の従業員(社員)、契約者が通信端末10を貸与するサービスを提供する業者である場合には、当該サービスの利用者(サービス利用会員)等である。
図3(c)には、優先度リスト153の構成例が示されている。優先度リスト153は、アプリケーションプログラム群151のアプリケーションプログラムに対応付けて、当該アプリケーションプログラムが要求した通信の優先度が設定されたリストである。具体的には、優先度リスト153において、アプリケーションプログラムに対応付けられた電子証明書に対して優先度が設定される。
図3(c)に示すように、優先度リスト153では、所有者情報「I1」を含む電子証明書dc1が対応付けられたアプリケーションプログラムの優先度が、「1」に設定されている。また、優先度リスト153では、所有者情報「I2」を含む電子証明書dc2が対応付けられたアプリケーションプログラムの優先度が、「2」に設定されている。ここでは、優先度の値が小さいほど、通信の優先度がより高いことを意味する。
図3(d)には、通信制限リスト154の構成例が示されている。通信制限リスト154は、アプリケーションプログラム群151のアプリケーションプログラムに対応付けて、当該アプリケーションプログラムが要求した通信に対する通信制限が設定されたリストである。具体的には、通信制限リスト154において、アプリケーションプログラムに対応付けられた電子証明書に対して通信制限が設定される。
図3(d)に示すように、通信制限リスト154では、所有者情報「I1」を含む電子証明書dc1が対応付けられたアプリケーションプログラムが要求した通信において、APN「apn1.net」で特定されるアクセスポイントAP1に接続することが許可されていることを意味する。換言すると、電子証明書dc1が対応付けられたアプリケーションプログラムが要求した通信において、他のアクセスポイント(例えばアクセスポイントAP2)に接続することが許可されていないことを意味する。また、通信制限リスト154では、所有者情報「I2」を含む電子証明書dc2が対応付けられたアプリケーションプログラムが要求した通信において、APN「apn2.ne.jp」で特定されるアクセスポイントAP2に接続することが許可されていることを意味する。換言すると、電子証明書dc2が対応付けられたアプリケーションプログラムが要求した通信において、他のアクセスポイント(例えばアクセスポイントAP1)に接続することが許可されていないことを意味する。
優先度リスト153において設定された優先度や、通信制限リスト154において設定された通信制限は、端末装置10の所有者により設定された設定情報である。設定情報は、典型的には、端末装置10の所有者が自身の端末装置10を操作することにより設定される。設定情報は、更に別の情報を含んでいてもよい。例えば、設定情報は、通信端末10が行う通信に関する契約情報や、海外ローミング時の提携先となるWi−Fi(登録商標)接続の接続先情報等の、通信を行うために必要な一般的な情報を含んでいてもよい。
図4は、通信端末10の制御部11の機能構成を示す機能ブロック図である。図4に示すように、通信端末10の制御部11は、設定部101と、通信管理部102と、アプリ制御部103と、バッファ処理部104とに相当する機能を実現する。
設定部101は、通信に先立ち、接続先リスト152、優先度リスト153及び通信制限リスト154の各リストに、通信端末10の動作設定に関する情報を書き込むことにより、通信端末10の動作設定を行う。例えば、設定部101は、操作部12により受け付けたユーザの操作に基づいて各リストを更新する。
通信管理部102は、設定部101による動作設定に基づいて、通信端末10が行う通信の管理を行う。例えば、通信管理部102は、アプリケーションプログラムに基づいて通信が行われる場合に、接続先リスト152に基づいて当該通信の接続先のアクセスポイントへ通信部13を接続させる。例えば、通信管理部102は、通信部13を所定のアクセスポイントへ接続させるためのAPI(Application Program Interface)を制御する。また、通信管理部102は、複数のアプリケーションプログラムが要求した通信が同時に発生した場合に、優先度リスト153に基づいて、優先度がより高い通信を優先して行うように通信を管理する。また、通信管理部102は、アプリ制御部103が実行する通信に、通信制限リスト154に基づいて通信制限を適用する。
アプリ制御部103は、アプリケーションプログラム群151のアプリケーションプログラムを実行し、実行したアプリケーションプログラムに従って、通信端末10を制御する。例えば、アプリ制御部103は、実行中のアプリケーションプログラムが要求した通信を行う場合、通信管理部102により通信部13が所定のアクセスポイントへ接続された後、そのアクセスポイントとの通信を行う。
バッファ処理部104は、バッファ114に関する処理であるバッファ処理を行う。例えば、バッファ処理部104は、デフォルトの接続先でないアクセスポイントへ送信すべき通信データを、バッファ114へバッファリングする。また、バッファ処理部104は、バッファ114にバッファリングされた通信データ(以下、「バッファリングデータ」という。)を読み出して、アプリ制御部103へ供給する。
次に、通信端末10の動作を説明する。以下の動作説明では、特に断りのない限り、通信端末10がアクセスポイントAP1をデフォルトの接続先とする。ただし、アクセスポイントAP2をデフォルトの接続先とした場合も、接続先のアクセスポイントの切り替えに関わる動作以外の通信端末10の動作は共通する。
<接続処理>
まず、通信部13をアクセスポイントへ接続させる接続処理を説明する。
(接続処理の動作例1)
図5は、通信端末10が行う接続処理の動作例1の流れを示すシーケンス図である。図6は、接続処理の動作例1の具体例を説明する図である。
まず、設定部101は、通信に先立ち、通信端末10の所有者の設定に従い、接続先リスト152、優先度リスト153及び通信制限リスト154の各リストを更新することにより、通信端末10の動作設定を行う(ステップS1)。ここでは、ステップS1の処理により、接続先リスト152、優先度リスト153及び通信制限リスト154が、図3(b),(c),(d)に示すように更新される。
次に、通信管理部102は、デフォルトの接続先に設定したアクセスポイントへ通信部13を接続させる。具体的には、通信管理部102は、接続先リスト152に基づいて、アクセスポイントAP1を特定するAPN「apn1.net」を指定した接続要求信号を、通信部13へ供給する(ステップS2)。通信部13は、この接続要求信号をネットワークNWに送信することにより、アクセスポイントAP1へ接続する(ステップS3)。ステップS3の処理により、図6(a)に示すように、通信端末10と第1サーバ20との間に、ネットワークNWのアクセスポイントAP1及び通信回線L1経由の通信路が確立される。
ここで、アクセスポイントAP1への接続中に、アプリ制御部103が、記憶部15に記憶されたアプリケーションプログラムを起動するか、又は、実行中のアプリケーションプログラムが要求した通信を開始しようとしたとする(ステップS4)。ここでは、起動又は通信を開始しようとしたアプリケーションプログラムが、フォアグラウンドで動作するアプリケーションプログラムである場合を考える。通信管理部102は、アプリ制御部103における通信の実行の有無や、アプリ制御部103が行う通信の通信先を常時監視する。そして、通信管理部102が、アプリ制御部103によるアプリケーションプログラムの起動又は実行中のアプリケーションプログラムの通信の開始を検知すると(ステップS5)、ステップS6の処理に進む。
次に、通信管理部102は、起動又は通信の開始を検知したアプリケーションプログラムに対応付けられた電子証明書に基づいて、通信部13を接続させるべきアクセスポイントを特定する(ステップS6)。通信管理部102は、電子証明書に書き込まれている所有者情報を参照し、接続先リスト152に基づいて、この所有者情報に対応付けられたAPNを取得する。ここで、電子証明書dc2に対応付けられたアプリCの場合、通信管理部102は、所有者情報「I2」に対応付けられたAPN「apn2.ne.jp」を、接続先リスト152から取得する。
次に、通信管理部102は、接続先のアクセスポイントを切り替えるかどうかを判断する(ステップS7)。通信管理部102は、ステップS6の処理で取得したAPNが、デフォルトの接続先のアクセスポイントを特定するAPNと異なる場合に、アクセスポイントを切り替えると判断する。通信管理部102は、ステップS7の処理でアクセスポイントを切り替えると判断した場合(ステップS7;YES)、ステップS6の処理で特定したアクセスポイントへ通信部13を接続させる。例えばアプリCの場合、通信管理部102は、接続先リスト152に基づいて、APN「apn2.ne.jp」を指定した接続要求信号を、通信部13へ供給する(ステップS8)。通信部13は、この接続要求信号をネットワークNWに送信することにより、接続先をアクセスポイントAP2へ切り替える(ステップS9)。ステップS9の処理により、図6(b)に示すように、通信端末10と第2サーバ30との間に、ネットワークNWのアクセスポイントAP2及び通信回線L2経由の通信路が確立される。
なお、接続先のアクセスポイントの切り替え中において、通信管理部102は、どちらのアクセスポイントとの通信を行わないようにする。この際、通信管理部102は、アクセスポイントの切り替え中である旨のメッセージを、表示部14に表示させてもよい。
アクセスポイントの切り替え後、アプリ制御部103は、実行中のアプリケーションプログラムが要求した通信を、通信部13を用いて行う。例えば、アプリ制御部103は、アプリCが要求した通信を第2サーバ30と行うように、通信部13を制御する。その後、アプリ制御部103が、実行していたアプリケーションプログラムを終了するか、又は、実行中のアプリケーションプログラムが要求した通信を終了したとする(ステップS10)。通信管理部102は、アプリ制御部103によるアプリケーションプログラムの終了、又は、実行中のアプリケーションプログラムが要求した通信の終了を、アプリ制御部103の監視結果に基づいて検知すると(ステップS11)、ステップS12の処理に進む。
次に、通信管理部102は、通信部13をデフォルトの接続先に設定したアクセスポイントへ接続させる。具体的には、通信管理部102は、接続先リスト152に基づいて、アクセスポイントAP1を特定するAPN「apn1.net」を指定した接続要求信号を通信部13へ供給する(ステップS12)。通信部13は、この接続要求信号をネットワークNWに送信することにより、アクセスポイントAP2からアクセスポイントAP1へと接続先を切り替える(ステップS13)。ステップS13の処理により、図6(c)に示すように、通信端末10と第1サーバ20との間に、ネットワークNWのアクセスポイントAP1及び通信回線L1経由の通信路が確立される。
ステップS7の処理で、通信管理部102が、接続先のアクセスポイントを切り替えないと判断した場合には(ステップS7;NO)、デフォルトの接続先に設定したアクセスポイントAP1への接続を維持する。例えば、電子証明書dc1に対応付けられたアプリA又はアプリBの場合、アプリ制御部103は、アクセスポイントAP1を介して第1サーバ20と通信を行う。また、アプリDの場合、アプリCと電子証明書dc2が共通するので、アプリ制御部103は、アクセスポイントAP2への切り替え後に第2サーバ30と通信を行う。
以降においても、アプリ制御部103が、ステップS4の処理でアプリケーションプログラム群151のアプリケーションプログラムを起動するか、又は、実行中のアプリケーションプログラムが要求した通信を開始すると、通信端末10において前述したステップS5〜S13の各処理が実行される。
(接続処理の動作例2)
接続処理の動作例2では、通信管理部102が、実行中のアプリケーションプログラムが、通信の開始に先立つ特定の状態に遷移した場合に、接続先のアクセスポイントを切り替えるかどうかを判断する。
Android(登録商標)OSを例に挙げて説明すると、このAndroidOS上で動作するアプリケーションプログラムの構成要素(つまりコンポーネント)として、Activityがある。表示部14に画面を表示するアプリケーションプログラムが実行される場合、Activityに書き込まれたプログラムが動作する。このActivityには、アプリケーションプログラムのライフサイクル(つまり状態遷移)に関するメソッドがある。例えば、コンポーネントが起動したタイミングで呼び出されて実行されるメソッドとして、「onCreate」、「onStart」、「onResume」「onBind」及び「onPause」があり、コンポーネントが終了するタイミングで呼び出されて実行されるメソッドとして、「onDestroy」及び「onStop」がある。これらのメソッドのうち、「onPause」は、アプリケーションプログラムの画面表示が開始されるときに実行されるメソッドである。「onStop」は、アプリケーションプログラムの画面表示をユーザが視認できなくなるときに実行されるメソッドである。このため、「onPause」又は「onStop」のメソッドが実行された場合、フォアグラウンドで動作するアプリケーションプログラムが変化し、当該アプリケーションプログラムが要求した通信が開始される可能性がある。すなわち、「onPause」及び「onStop」のメソッドが実行されると、アプリケーションプログラムのライフサイクルが、通信の開始に先立つ状態に遷移した、ということができる。
そこで、接続処理の動作例2では、通信管理部102は、「onPause」又は「onStop」のメソッドが実行されたことを検知した場合に、通信部13の接続先のアクセスポイントの切り替えの要否を判断する。
図7は、通信端末10が行う接続処理の動作例2の流れを示すシーケンス図である。図8は、接続処理の動作例2の具体例を説明する図である。図7では、動作例2と同じ処理が実行されるステップについては、同じ符号を付して表している。
まず、設定部101は、接続先リスト152、優先度リスト153及び通信制限リスト154の各リストを更新することにより、通信端末10の動作設定を行う(ステップS1a)。設定部101は、(動作例1)で説明した動作設定のほか、接続先のアクセスポイントの切り替えの要否を判断する契機となるActivityのメソッドを、切替条件として設定する。ここでは、設定部101は、「onPause」及び「onStop」のメソッドを設定するように、接続先リスト152を更新する。ステップS1aの処理により、接続先リスト152は、図8に示された構成となる。
ステップS1aの動作設定後、通信端末10では、上述した(動作例1)と同じく、ステップS2〜S9の各処理が実行される。その後、アプリ制御部103が、「onPause」又は「onStop」のメソッドを実行し、アプリケーションプログラムが特定の状態に遷移したとする(ステップS14)。通信管理部102は、アプリ制御部103が監視結果に基づいて、「onPause」又は「onStop」への状態遷移があり、切替条件を満たしたことを検知すると(ステップS11a)、接続先のアクセスポイントを切り替えるかどうかを判断する(ステップS15)。例えば、通信管理部102は、新たにフォアグラウンドで動作するアプリケーションプログラムが要求した通信を行う場合に、接続先をデフォルトに設定したアクセスポイントへ切り替える必要があるかどうかを判断する。そして、通信管理部102は、ステップS15の処理で接続先のアクセスポイントを切り替えると判断した場合には(ステップS15;YES)、アクセスポイントAP2からアクセスポイントAP1へと、通信部13の接続先を切り替える(ステップS12,S13)。
以上の接続処理の動作例2により、実行中のアプリケーションプログラムが終了させられることなく、バックグラウンドで動作する状態に遷移した場合であっても、通信端末10は、接続先のアクセスポイントの切り替えの要否を適切なタイミングで判断することができる。
また、接続処理の動作例2の説明では、AndroidOSのメソッドを例に挙げていたが、他のOSが使用されてもよい。この場合においても、通信端末10は、アプリケーションプログラムの状態遷移に基づいて、通信に先立つ特定の状態に遷移したことを検知した場合に、接続先のアクセスポイントの切り替えの要否を判断するとよい。
<フィルタ処理>
次に、通信端末10が行うフィルタ処理を説明する。フィルタ処理は、通信端末10がいずれかのアクセスポイントとの接続中に、そのアクセスポイントに接続して行う通信に通信制限を適用する処理である。
図9は、フィルタ処理の流れを示すシーケンス図である。図10は、フィルタ処理の具体例を説明する図である。
アプリ制御部103が、実行中のアプリケーションプログラムが要求した通信を開始しようとしたとする(ステップS21)。ここでは、通信を開始しようとしたアプリケーションプログラムが、バックグラウンドで動作するアプリケーションプログラムである場合を考える。通信管理部102は、アプリ制御部103の監視結果に基づいて通信の開始を検知すると(ステップS22)、アプリケーションプログラムに対応付けられた電子証明書に基づいて、適用する通信制限を特定する(ステップS23)。通信管理部102は、電子証明書に書き込まれている所有者情報を参照し、通信制限リスト154に基づいて、この所有者情報に対応付けられた通信制限を特定する。電子証明書dc2が対応付けられたアプリCの場合、通信管理部102は、所有者情報「I2」に対応付けられたAPN「apn2.ne.jp」を、通信を許可する接続先のアクセスポイントを示すものとして特定する。
次に、通信管理部102は、ステップS23で特定した通信制限に基づいて、接続中のアクセスポイントとの通信を許可するかどうかを判断する(ステップS24)。通信管理部102は、接続中のアクセスポイントへの通信が通信制限リスト154で不許可とされている場合には(ステップS24;NO)、通信を不許可とすることを通知する不許可信号を、アプリ制御部103に供給する(ステップS25)。不許可信号が供給されると、アプリ制御部103は、ステップS21の処理で開始しようとした通信を実行しない。他方、通信管理部102は、接続中のアクセスポイントとの通信が通信制限リスト154で許可されている場合には、通信を許可すると判断する(ステップS24;YES)。この場合、通信管理部102は、通信を許可することを通知する許可信号を、アプリ制御部103へ供給する(ステップS26)。許可信号が供給されると、アプリ制御部103は、通信部13により通信データをアクセスポイントへ送信する(ステップS27)。
図10(a)に示すように、アクセスポイントAP1へ接続中の場合、通信管理部102は、アプリA及びアプリBが要求した通信を許可する一方で、アプリC又はアプリDが要求した通信を不許可とする通信制限を、通信部13に適用する。図10(b)に示すように、アクセスポイントAP2へ接続中の場合、通信管理部102は、アプリC及びアプリDが要求した通信を許可する一方で、アプリA又はアプリBが要求した通信を不許可とする通信制限を、通信部13に適用する。
<バッファ処理>
次に、通信端末10が行うバッファ処理を説明する。バッファ処理の説明においては、通信管理部102は、アクセスポイントAP2をデフォルトの接続先(第1の接続先の一例)とし、且つ、予め決められた期間が経過する毎(例えば、1秒〜1時間間隔)に、第1サーバ20にポーリング信号を送信するためにアクセスポイントAP1(第2の接続先の一例)への接続に切り替える。
(バッファ処理の動作例1)
図11は、通信端末10が行うバッファ処理の動作例1の流れを示すシーケンス図である。図12は、バッファ処理の動作例1の具体例を説明するタイミングチャートである。
通信管理部102は、通信部13が接続中でないアクセスポイントへ送信すべき通信データが発生し、これをバッファ114にバッファリングすると判断した場合には、バッファリングを指示するバッファ指示信号を、アプリ制御部103へ供給する(ステップS31)。例えば、通信管理部102は、上述したフィルタ処理のステップS24の処理で、接続中のアクセスポイントとの通信を不許可とすると判断した場合に、バッファ指示信号をアプリ制御部103へ供給する。
バッファ指示信号が供給されると、アプリ制御部103は、バッファリングの対象である通信データを、バッファ処理部104へ供給する(ステップS32)。バッファ処理部104は、供給された通信データをバッファ114にバッファリングする(ステップS33)。例えば、図12の時点t1から時点t2までの期間に、第1サーバ20に送信すべき通信データが発生した場合には、バッファ処理部104は、この通信データをバッファ114へバッファリングする。
次に、通信管理部102が、接続先のアクセスポイントの切替タイミングが到来したと判断すると(ステップS34)、アクセスポイントAP2からアクセスポイントAP1へと通信部13の接続先を切り替える(ステップS35,S36)。
次に、通信管理部102は、バッファリングした通信データ(つまりバッファリングデータ)の転送を指示する転送指示信号を、バッファ処理部104へ供給する(ステップS37)。転送指示信号が供給されると、バッファ処理部104は、バッファ114からバッファリングデータを読み出して、アプリ制御部103へ供給する(ステップS38)。アプリ制御部103は、バッファ処理部104からのバッファリングデータを、通信部13が接続中のアクセスポイントAP1へ送信させる(ステップS39)。例えば、図12の時点t2から時点t3までのポーリング信号の送信のためにアクセスポイントAP1へ接続している期間に、アプリ制御部103はバッファリングデータを送信する。
以降においても、通信端末10は、ステップS31〜S39の各処理を実行する。例えば、図12の時点t3から時点t4の期間に、アクセスポイントAP1に送信すべき通信データが発生した場合には、通信端末10は、この通信データをバッファ114にバッファリングする。そして、時点t4から時点t5までのアクセスポイントAP1へ接続している期間に、通信端末10は、バッファリングデータを送信する。
以上のバッファ処理により、通信端末10は、通信部13が接続中でないアクセスポイントに送信すべき通信データが発生した場合であっても、次に当該アクセスポイントへ接続したときに、この通信データを送信することができる。
(バッファ処理の動作例2)
バッファ処理の動作例2では、通信端末10は、接続中でないアクセスポイントとの通信に関し、優先度の高い通信が発生した場合には、その通信を優先的に行う。
図13は、バッファ処理の動作例2の流れを示すシーケンス図である。図14は、バッファ処理の動作例2の具体例を説明するタイミングチャートである。
アプリ制御部103が、アプリケーションプログラムが要求した通信を開始しようとしたとする(ステップS41)。通信管理部102は、アプリ制御部103の監視結果に基づいて通信の開始を検知すると(ステップS42)、優先度の高いアプリケーションが要求した通信であるかどうかを判断する(ステップS43)。ここでは、通信管理部102は、現在接続中のアクセスポイントへ接続する契機となったアプリケーションプログラムの通信の優先度よりも、通信を開始するアプリケーションプログラムの通信の優先度の方が高いかどうかを判断する。ここにおいて、通信管理部102は、優先度リスト153において、アプリケーションプログラムに対応付けられた電子証明書の所有者情報に対応付けられた優先度を参照することにより、通信の優先度を特定する。
通信管理部102は、優先度の高いアプリケーションプログラムが要求した通信でないと判断した場合には(ステップS43;NO)、図11で説明した(動作例1)のステップS31の処理に進み、通信データをバッファリングするための制御を行う。
他方、通信管理部102が、優先度の高いアプリケーションプログラムが要求した通信であると判断した場合には(ステップS43;YES)、通信部13の接続先のアクセスポイントを、このアプリケーションプログラムが要求した通信を行うための接続先(すなわちアクセスポイントAP1)へ切り替える(ステップS44,S45)。接続先のアクセスポイントの切り替え後、通信管理部102は、バッファ114のバッファリングデータの転送を指示する転送指示信号を、バッファ処理部104へ供給する(ステップS46)。転送指示信号が供給されると、バッファ処理部104は、バッファ114から読み出したバッファリングデータをアプリ制御部103へ供給する(ステップS47)。アプリ制御部103は、ステップS41の処理で発生した通信データ、及び、バッファ処理部104から供給されたバッファリングデータを、通信部13により送信する(ステップS48)。
図14に示すように、時点t6で優先度の高い通信が発生した場合、通信管理部102は、ポーリング信号の送信のタイミングを早めて、時点t7においてアクセスポイントAP1へと接続先を切り替える。そして、アプリ制御部103は、時点t7から時点t8までのポーリング信号の送信のためにアクセスポイントAP1へ接続している期間に、通信データ及びバッファリングデータを、アクセスポイントAP1を介して第1サーバ20へ送信する。
以上のバッファ処理により、通信端末10は、優先度の高い通信に関する通信データについては、直ちに送信することができる。
(バッファ処理の動作例3)
バッファ処理の動作例3は、優先度の高い通信の判断方法が、上述した動作例2とは異なる。バッファ処理の動作例3では、通信管理部102は、周期的に発生する通信については優先度の低い通信と判断し、非周期的に発生する通信については優先度の高い通信と判断する。
図15は、バッファ処理の動作例3の流れを示すシーケンス図である。図16は、バッファ処理の具体例を説明するタイミングチャートである。
アプリ制御部103が、アプリケーションプログラムが要求した通信を開始しようとしたとする(ステップS41)。通信管理部102は、アプリ制御部103の監視結果に基づいて通信の開始を検知すると(ステップS42)、この通信が非周期的な通信かどうかを判断する(ステップS43a)。通信管理部102は、予めアプリケーションプログラム毎に、通信を行った時期(例えば日時)を含む通信履歴を収集し、記憶部15に記憶しておく。そして、通信管理部102は、同一のアプリケーションが要求した通信が所定の間隔で周期的に発生する場合には、その通信が周期的な通信と判断し、それ以外の場合には非周期的な通信と判断する。
図16に示すように、ΔT間隔で周期的に発生する同一のアプリケーションが要求した通信は、第1サーバ20の状況を確認する等の目的で行われるポーリング信号の送信と推測できる。この種の周期的な通信の通信データは、直ちに送信すべき通信データの可能性が相対的に低いと考えられる。よって、通信管理部102は、周期的に発生する通信と判断した場合には(ステップS43a;NO)、図11で説明した(動作例1)のステップS31の処理に進み、通信データをバッファリングするための制御を行う。
他方、通信管理部102が、非周期的な通信と判断した場合には(ステップS43a;YES)、通信部13の接続先のアクセスポイントを、通信を行うための接続先(アクセスポイントAP1)に切り替える(ステップS44,S45)。以降、通信端末10は、バッファ処理の動作例2の場合と同様に動作する。
図16に示すように、時点t10で非周期的な通信が発生した場合、通信管理部102は、ポーリング信号の送信のタイミングを早めて、時点t11においてアクセスポイントAP1へと接続先を切り替える。そして、アプリ制御部103は、時点t11から時点t12までのポーリング信号の送信のためにアクセスポイントAP1へ接続している期間に、バッファリングデータを送信する。
以上のバッファ処理により、通信端末10は、通信が周期的又は非周期的のどちらであるかに応じて、優先度の高い通信を判断することができる。
(バッファ処理の動作例4)
上述した動作例1〜3の各バッファ処理に加えて、通信端末10は、バッファ114のバッファリング容量が閾値以上となった場合に、バッファリングデータを直ちに送信してもよい。
図17は、バッファ処理の動作例4の流れを示すシーケンス図である。
バッファ処理部104は、バッファ114に蓄積されたバッファリングデータの容量であるバッファ容量を確認する(ステップS51)。バッファ処理部104は、バッファ容量が閾値以上となった場合(ステップS52;YES)、容量超過信号を通信管理部102及びアプリ制御部103のそれぞれへ供給する(ステップS53)。容量超過信号を受け取った通信管理部102は、通信部13の接続先のアクセスポイントを切り替える(ステップS54,S55)。更に、容量超過信号を受け取ったアプリ制御部103は、転送指示信号をバッファ処理部104へ供給する(ステップS56)。転送指示信号が供給されると、バッファ処理部104は、バッファ114からバッファリングデータを読み出して、アプリ制御部103へ供給する(ステップS57)。アプリ制御部103は、バッファリングデータを通信部13により送信する(ステップS58)。
以上のバッファ処理により、通信端末10は、バッファリング容量が閾値以上となったタイミングで、バッファ114の通信データを送信することができる。これにより、バッファ114の容量超過による通信データの消失を防ぐことができる。
以上説明した実施形態の通信端末10は、アプリケーションプログラムが要求した通信を行う場合に、通信部13の接続先を、このアプリケーションプログラムの所有者を特定する所有者情報に対応したアクセスポイントへ切り替える。これにより、通信端末10のユーザは、アプリケーションプログラムが要求した通信が行われる際に、当該通信における接続先のアクセスポイントの設定を特に意識せずに済む。また、通信端末10は、アプリケーションプログラムの作成者情報(ここでは電子証明書の所有者情報)に対応付けて、接続先のアクセスポイントの情報を管理する。この管理により、記憶部15にインストールされたアプリケーションプログラムの数が増大したり、アプリケーションプログラムのID情報が変化したりした場合であっても、電子証明書が他のアプリケーションプログラムと共通していれば、通信端末10は、既に各リストに設定した情報に基づいて、接続先のアクセスポイントを特定することができる。
また、通信端末10は、フィルタ処理やバッファ処理を行うことにより、各アプリケーションプログラムが要求した通信をより確実に行うことができる。
[変形例]
本発明は、上述した実施形態と異なる形態で実施することが可能である。本発明は、例えば、以下のような形態で実施することも可能である。また、以下に示す変形例は、各々を適宜に組み合わせてもよい。
(変形例1)
上述した実施形態では、接続先リスト152、優先度リスト153及び通信制限リスト154の各々では、アプリケーションプログラムに対応付けられた電子証明書の所有者情報に対応付けて、通信端末10の動作設定に関する情報が書き込まれている。アプリケーションプログラムに関連する所有者情報は、更に別の情報であってもよい。例えば、通信端末10は、アプリケーションプログラムを識別する識別子(以下、「アプリ識別子」という。)に含まれる作成者情報に対応付けて、通信端末10の動作設定に関する情報を各リストに書き込むようにしてもよい。この変形例では、設定部101は、図18(a),(b),(c)にそれぞれ示される接続先リスト152a、優先度リスト153a及び通信制限リスト154aを記憶する。
アプリ識別子は、アプリケーションプログラムの各々を一意に識別する識別子で、ここでは、パッケージ名と呼ばれる情報である。このパッケージ名は、一般に、アプリケーションプログラムの作成者を特定する作成者情報を含む。例えばパッケージ名は、「com.serviceprovider1.app1」という文字列で表され、この中に、作成者を特定する情報である「serviceprovider1」という文字列が含まれる。この作成者によって提供されるアプリケーションプログラムは、例えば「com.serviceprovider1.app1」、「com.serviceprovider1.app2」、「com.serviceprovider1.app3」となり、作成者情報を意味する文字列が複数のアプリケーションプログラムで共通し、その後の文字列がアプリケーションプログラム毎に異なる。
そこで、通信管理部102は、アプリケーションプログラムが要求した通信を行う場合には、まず、そのアプリケーションプログラムのアプリ識別子を特定する。そして、通信管理部102は、特定したアプリ識別子に含まれる作成者情報(図18の例では、「serviceprovider1」又は「serviceprovider2」)に対応付けて、接続先リスト152a、優先度リスト153a及び通信制限リスト154aに書き込まれた情報に基づいて、通信端末10を動作させる。
(変形例2)
アプリケーションプログラムに関連する所有者情報は、更に別の情報であってもよい。例えば、通信端末10は、アプリケーションプログラムが要求した通信の通信先アドレスに含まれる作成者情報に対応付けて、通信端末10の動作設定に関する情報を各リストに書き込むようにしてもよい。この変形例では、設定部101は、図19(a),(b),(c)にそれぞれ示される接続先リスト152b、優先度リスト153b及び通信制限リスト154bを記憶する。通信先アドレスは、例えば、URL(Uniform Resource Locator)である。
ここでの通信アドレスのドメイン名は、アプリケーションプログラムの作成者を特定する作成者情報を含む。第1サーバ20にアクセスするための通信アドレスは、ここでは、「https://serviceprovider1.supl*.com」及び「https://serviceprovider1.sup2*.com」で、ドメイン名が作成者情報を意味する文字列となっている。この作成者情報を意味する文字列は、作成者が同じ複数のアプリケーションプログラムで共通する。他方、第2サーバ30にアクセスするための通信アドレスは、「https://serviceprovider2.sup3*.com」及び「https://serviceprovider2.sup4*.com」で、ドメイン名が作成者情報を意味する文字列となっている。この作成者情報を意味する文字列は、作成者が同じ複数のアプリケーションプログラムで共通する。
この変形例において、通信管理部102は、アプリケーションが要求した通信を行う場合には、まず、通信先の通信アドレスを特定する。そして、通信管理部102は、特定した通信アドレスに含まれる作成者情報(図19の例では、「serviceprovider1」又は「serviceprovider2」)に対応付けて、接続先リスト152b、優先度リスト153b及び通信制限リスト154bに書き込まれた情報に基づいて、通信端末10を動作させる。
なお、通信端末10は、電子証明書の所有者、アプリ識別子及び通信の通信先アドレスの情報の2つ以上を用いて、通信端末10の動作設定に関する情報を各リストに書き込むようにしてもよい。
(変形例3)
上述した実施形態の通信端末10では、デフォルトの接続先のアクセスポイントをユーザが決定していたが、デフォルトの接続先とするアクセスポイントを、所有者の了承の下で、通信端末10が決定し設定してもよい。
例えば、通信端末10は、移動通信網NW側からプッシュ通信があるアクセスポイントを、優先的にデフォルトに設定してもよい。こうすれば、ネットワークNW側からプッシュ通信があった場合に、通信端末10は、このプッシュ通信に関する通信データをより確実に受信しやすくなる。
また、通信端末10は、時刻や日付等の時期に応じて、デフォルトの接続先のアクセスポイントに設定してもよい。例えば、通信端末10は、ユーザの勤務時間帯等の所定の時期においては、アクセスポイントAP2をデフォルトの接続先に設定し、それ以外の時期においては、アクセスポイントAP1をデフォルトの接続先に設定する。また、通信端末10は、自端末の現在位置に応じて、デフォルトのアクセスポイントを設定してもよい。例えば、通信端末10は、自端末が企業又はその周辺等の特定の位置にある場合には、アクセスポイントAP2をデフォルトの接続先に設定し、それ以外の位置にある場合には、アクセスポイントAP1をデフォルトの接続先に設定する。この測位方式は、GPS(Global Positioning System)測位や基地局測位等の、周知の測位方法を採用することができる。
以上のとおり、通信端末10は、予め決められた条件を満たした場合には、デフォルトのアクセスポイントを変更することができる。このデフォルトのアクセスポイントを変更する機能は、例えば設定部101により実現される。
(変形例4)
通信端末10は、通信部13が接続する通信網(つまり通信ネットワーク)に応じて、記憶部15に記憶されたリストに基づいて動作設定するかどうかを判断してもよい。例えば、通信端末10は、Wi−Fiネットワーク等の所定の通信網への接続中においては、リストに基づいて動作設定しない。
通信端末10が記憶するリストの各々は、ホワイトリスト形式、ブラックリスト形式及びこれらを組み合わせたリストのいずれであってもよい。ホワイトリスト形式の場合、通信端末10は、リストで設定された動作のみを許可し、リストで設定されていない動作を不許可とする。ブラックリスト形式の場合、通信端末10は、リストで設定された動作のみを許可し、リストで設定されていない動作を不許可とする。
上述した実施形態で説明した通信端末10が行う処理の一部が省略されてもよい。例えば、通信端末10は、接続処理、フィルタ処理及びバッファ処理の一部を行わないようにしてもよい。
また、ネットワークNWは、無線通信網ではなく固定通信網であってもよい。また、通信回線L1,L2の具体的な通信回線の種類は特に問わない。すなわち、本発明において、通信端末の接続先の装置や通信網の種類は特に問わない。これに伴い、通信端末の接続先を特定する接続先情報はAPNに限られず、当該通信端末の接続先を特定する情報であればよい。
また、本発明の通信端末は、通信における異なる3以上の接続先(アクセスポイント)に接続するものであってもよい。
上述した実施形態の通信端末10が実現する各機能は、1又は複数のハードウェア回路により実現されてもよいし、1又は複数のプログラムを演算装置が実行することにより実現されてよいし、これらの組み合わせにより実現されてもよい。通信端末10の機能がプログラムを用いて実現される場合、このプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク(HDD(Hard Disk Drive)、FD(Flexible Disk))等)、光記録媒体(光ディスク等)、光磁気記録媒体、半導体メモリ等のコンピュータ読取可能な記録媒体に記憶した状態で提供されてもよいし、ネットワークを介して配信されてもよい。また、本発明は、コンピュータが行う通信方法として把握し得る。
1…通信システム、10…通信端末、101…設定部、102…通信管理部、103…アプリ制御部、104…バッファ処理部、11…制御部、111…CPU、112…ROM、113…RAM、114…バッファ、12…操作部、13…通信部、14…表示部、15…記憶部、151…アプリケーションプログラム群、152,152a,152b…接続先リスト、153,153a,153b…優先度リスト、154,154a,154b…通信制限リスト、20…第1サーバ、30…第2サーバ。

Claims (8)

  1. 複数のアプリケーションプログラム、及び、前記アプリケーションプログラムに対応付けられた接続先情報と、前記アプリケーションプログラムに関連する所有者情報とを含む設定情報を記憶する記憶部と、
    通信の開始に先立ち、自通信端末の所有者により、前記設定情報の前記接続先情報が示す少なくとも1つの接続先が設定されており、
    前記アプリケーションプログラムに基づく通信が行われる場合に、当該アプリケーションプログラムの前記所有者情報に基づいて、前記設定情報の何れかの前記接続先情報が示す接続先を特定する特定部と、
    特定された前記接続先と通信を行う通信部と
    を備える通信端末。
  2. 前記所有者情報は、前記アプリケーションプログラムに対応する電子証明書の所有者情報、又は前記アプリケーションプログラムの作成者情報を含み、
    前記特定部は、
    前記電子証明書の所有者情報又は前記アプリケーションプログラムの作成者情報に基づいて、前記接続先を特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信端末。
  3. 記電子証明書の所有者情報又は当該アプリケーションプログラムの作成者情報に対し前記設定情報として通信制限を設定する設定部をさらに備え
    前記通信部は、
    前記アプリケーションプログラムに基づいて行う通信において、当該アプリケーションプログラムの電子証明書又は当該アプリケーションプログラムの作成者情報に設定された前記通信制限を適用する
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信端末。
  4. 前記通信部は、
    実行中の前記アプリケーションプログラムが特定状態に遷移した場合に、当該通信における接続先との通信を行う
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の通信端末。
  5. 前記通信部が接続中でない接続先へ送信すべき通信データをバッファリングするバッファ処理部を備え、
    前記通信部は、
    前記接続中でない接続先と通信する場合に、バッファリングされた前記通信データを当該接続先へ送信する
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の通信端末。
  6. 前記接続先は、第1の接続先と当該第1の接続先とは異なる第2の接続先とを含み、
    前記通信部は、
    予め決められた条件を満たすかどうかに応じて、前記第1の接続先又は/及び前記第2の接続先との通信を行う
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の通信端末。
  7. 複数のアプリケーションプログラムの少なくとも1つを実行する通信端末の通信方法であって、
    通信の開始に先立ち、前記通信端末の所有者により、前記アプリケーションプログラムに対応付けられた接続先情報と、当該アプリケーションプログラムに関連する所有者情報とを含む設定情報の前記接続先情報が示す少なくとも1つの接続先が設定されており、
    前記アプリケーションプログラムに基づく通信が行われる場合に、当該アプリケーションプログラムの前記所有者情報に基づいて、前記設定情報の何れかの前記接続先情報が示す接続先を特定するステップと、
    特定された前記接続先と通信を行うステップと
    を有する通信方法。
  8. 複数のアプリケーションプログラムの少なくとも1つを実行する通信端末のコンピュータに、
    通信の開始に先立ち、前記通信端末の所有者により、前記アプリケーションプログラムに対応付けられた接続先情報と、前記アプリケーションプログラムに関連する所有者情報とを含む設定情報の前記接続先情報が示す少なくとも1つの接続先が設定されており、
    前記アプリケーションプログラムに基づく通信が行われる場合に、当該アプリケーションプログラムの前記所有者情報に基づいて、前記設定情報の何れかの前記接続先情報が示す接続先を特定するステップと、
    特定された前記接続先と通信を行うステップと
    を実行させるためのプログラム。
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