JP6286310B2 - gasket - Google Patents
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Description
本発明は、ガスケットに関する。 The present invention relates to a gasket.
従来、2つの配管の継手部分等に使用されるガスケットとして、金属メッシュ材と膨張黒鉛とから構成された環状のガスケットが知られている(例えば特許文献1参照)。この種のガスケットは、その内側に配管を軸心方向に挿入して、この配管に外嵌した状態で装着されるようになっている。 Conventionally, an annular gasket composed of a metal mesh material and expanded graphite is known as a gasket used for a joint portion of two pipes (see, for example, Patent Document 1). This type of gasket is installed in such a manner that a pipe is inserted into the inside of the gasket in the axial direction and is externally fitted to the pipe.
しかしながら、前記ガスケットによれば、その内周面に、軸心方向と直交する方向から見て径方向内方に凸となる軸心方向に短い環状突起が設けられていただけであったので、前記ガスケットに配管が挿入されたとき、前記ガスケットと前記配管とに軸心のずれが生じて、シール性の低下を招くおそれがあった。 However, according to the gasket, since the inner peripheral surface thereof is only provided with a short annular protrusion in the axial direction that protrudes radially inward as viewed from the direction orthogonal to the axial direction, When piping is inserted into the gasket, the gasket and the piping are displaced from each other in the axial center, which may lead to a decrease in sealing performance.
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、配管の挿入性の低下(挿入荷重の増加)を抑えながら、前記配管に対して確実にセンタリングすることができるガスケットを提供することを目的とする。 This invention is made in view of such a situation, and provides the gasket which can be reliably centered with respect to the said piping, suppressing the fall of the insertion property (increase of insertion load) of piping. With the goal.
請求項1に係る発明は、膨張黒鉛が挿入された筒状の金属メッシュ材からなる複合体が巻回された状態で、配管を軸心方向に挿入可能なように環状に構成されたガスケットであって、前記複合体のうち、当該ガスケットの内周面を形成する複合体は、その内周側から径方向内方へ突出する突起部を備え、前記突起部が、周方向に関して所定間隔で3つ以上配置され、かつ、軸心方向に関して前記内周面の全体にわたって延びるように形成され、前記突起部の頂部が、径方向内方に凸となる曲面形状に形成されているものである。
The invention according to
この構成によれば、前記ガスケットに前記配管を挿入するとき、圧縮変形する前記突起部により前記配管を軸心方向に安定して案内することが可能となる。また、この際には、前記突起部と前記配管との接触面積を減らして、比較的抵抗を少なくすることができる。したがって、前記ガスケットを前記配管に装着するとき、前記配管の前記ガスケットへの挿入性の低下(挿入荷重の増加)を抑えながら、前記ガスケットを前記配管に対して確実にセンタリングすることができる。しかも、前記ガスケットの前記配管への装着後には、前記突起部を前記配管の抜け止めとして機能させることもできる。 According to this configuration, when the pipe is inserted into the gasket, the pipe can be stably guided in the axial direction by the projecting portion that is compressively deformed. In this case, the contact area between the projection and the pipe can be reduced, and the resistance can be relatively reduced. Therefore, when the gasket is attached to the pipe, the gasket can be reliably centered with respect to the pipe while suppressing a decrease in insertion property of the pipe into the gasket (an increase in insertion load). In addition, after the gasket is attached to the pipe, the protrusion can function as a stopper for the pipe.
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のガスケットにおいて、前記内周面と前記軸心方向一端面及び/又は前記軸心方向他端面との間に面取り部が設けられているものである。
The invention according to claim 2 is the gasket according to
この構成によれば、前記ガスケットに前記配管を挿入しやすくなる。したがって、前記配管の前記ガスケットへの挿入性を向上させることができる。 According to this structure, it becomes easy to insert the pipe into the gasket. Therefore, the insertion property of the piping into the gasket can be improved.
本発明によれば、配管の挿入性の低下(挿入荷重の増加)を抑えながら、前記配管に対して確実にセンタリングすることができるガスケットを提供することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the gasket which can be reliably centered with respect to the said pipe | tube can be provided, suppressing the fall of the insertion property (increase of insertion load) of piping.
本発明の好ましい実施形態について図面を参照しつつ説明する。 A preferred embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1に、本発明の一実施形態に係るガスケット1の使用時の状態を示す。図2に、前記ガスケット1の正面図を示す。図3に、図2の一部拡大図を示す。図4に、図2のA−A矢視断面図を示す。図5に、図4の一部拡大図を示す。
In FIG. 1, the state at the time of use of the
図1に示すように、前記ガスケット1は、例えば、自動車等の排気管(第1配管3及び第2配管4)の継手部分に使用される。前記排気管の継手部分等への使用時において、前記ガスケット1は、互いに対向する前記第1配管3の端部と前記第2配管4の端部との間をシールするために、前記第1配管3と前記第2配管4との間に介装される。
As shown in FIG. 1, the said
本実施形態において、前記ガスケット1は、図1、図2、図4に示すように前記第1配管3を軸心方向に挿入可能なように環状に形成されており、その使用時には、前記第1配管3の端部に外嵌した状態で装着される。そして、その装着時に、前記ガスケット1は、前記第1配管3の端部に一体(又は別体)に備えられた環状の第1接触部5と、前記第2配管4の端部に一体(又は別体)に備えられた環状の第2接触部6との間に挟圧されるようになっている。
In the present embodiment, the
前記ガスケット1は、金属メッシュ材と膨張黒鉛とを用いて構成されている。前記ガスケット1は、その全体で前記金属メッシュ材をなす金属線と前記膨張黒鉛とが混在するように成形されている。なお、図中、これらの金属線及び膨張黒鉛の具体的な配置構成についての図示は、図6の一部を除いて省略している。
The
図2、図4に示すように、前記ガスケット1は、突起部11を備えている。図3、図5にも示すように、前記突起部11は、前記ガスケット1の内周面12から径方向内方へ突出するように設けられている。
As shown in FIGS. 2 and 4, the
前記突起部11は、前記ガスケット1の周方向に関して所定間隔で3つ以上配置されている。また、前記突起部11は、前記ガスケット1の軸心方向に関して前記内周面12の全体にわたって延びるように形成されている。そして、前記突起部11の頂部13が、径方向内方に凸となる曲面形状に形成されている。
Three or
本実施形態においては、前記突起部11として、第1突起部11Aと、第2突起部11Bと、第3突起部11Cとが前記ガスケット1の内周面12に設けられている。前記第1突起部11A、前記第2突起部11B及び前記第3突起部11Cはいずれも前記ガスケット1の内周面12から一体に突出形成されたものであり、その形状は略同一である。
In the present embodiment, as the
前記第1突起部11A、前記第2突起部11B及び前記第3突起部11Cは、前記ガスケット1の周方向に関して略均等間隔で配置されている。詳しくは、これらの突起部11A・11B・11Cは、前記ガスケット1の中心位置14から略等距離の位置にあり、周方向に関して約120°間隔で略均等に配置されている。
The
前記各突起部11A・11B・11Cは、前記ガスケット1を軸心方向(正面)から見て頂部13が最も径方向内方に位置する円弧状に形成されている。前記各突起部11A・11B・11Cは、前記ガスケット1の周方向幅を一定に保ちつつ、前記ガスケット1の軸心方向一端面15から軸心方向他端面16までの全部(又は大部分)で軸心方向に延びるように設けられている。
Each of the
このような構成により、3つ以上の前記突起部11(11A・11B・11C)を圧縮変形させながら、前記ガスケット1に前記第1配管3を挿入することが可能となり、その挿入時には、前記突起部11により前記第1配管3を軸心方向に安定して案内することができる。この際、前記突起部11と前記第1配管3との接触面積を減らして、比較的抵抗を少なくすることができる。
With such a configuration, it is possible to insert the
したがって、前記ガスケット1を前記第1配管3に装着するとき、前記第1配管3の前記ガスケット1への挿入性の低下(挿入荷重の増加)を抑えながら、前記ガスケット1を前記第1配管3に対して確実にセンタリングすることができる。しかも、前記ガスケット1の前記第1配管3への装着後には、前記突起部11を前記第1配管3の抜け止めとして機能させることもできる。
Therefore, when the
なお、本発明における突起部は、本実施形態においては3つとしているが、これに限定するものではない。この突起部の数、さらには内周面からの径方向の突出幅は、配管のガスケットへの挿入性ができるだけ損なわれないように適宜設定することが可能である。 In the present embodiment, there are three protrusions in the present invention, but the present invention is not limited to this. The number of the protrusions and the radial protrusion width from the inner peripheral surface can be appropriately set so that the insertion property of the pipe into the gasket is not impaired as much as possible.
本実施形態においては、図2、図3、図4に示すように、前記ガスケット1の軸心方向一端面15と前記ガスケット1の内周面12との間に、第1面取り部17が形成されている。前記第1面取り部17は、前記内周面12側から前記軸心方向一端面15に向かって徐々に拡径する傾斜状面を有し、前記ガスケット1の全周にわたって設けられている。
In the present embodiment, as shown in FIGS. 2, 3, and 4, a first chamfered
このような構成により、前記第1面取り部17が前記ガスケット1における前記第1配管3の挿入側に位置することとなって、前記ガスケット1に前記第1配管3を挿入しやすくなる。したがって、前記第1配管3の前記ガスケット1への挿入性を向上させることができる。
With such a configuration, the first chamfered
本実施形態においては、さらに、図3、図4に示すように、前記ガスケット1の軸心方向他端面16と前記ガスケット1の内周面12との間に、第2面取り部18が形成されている。前記第2面取り部18は、前記内周面12側から前記軸心方向他端面16に向かって徐々に拡径する傾斜状面を有し、前記ガスケット1の全周にわたって設けられている。
In the present embodiment, as shown in FIGS. 3 and 4, a second chamfered
また、前記ガスケット1は、互いに接続された前記第1配管3及び前記第2配管4内の流路7からの流体の漏洩を防止するためのシール部を備えている。本実施形態において、前記ガスケット1は、図1、図4、図5に示すように、第1シール部21と、第2シール部22とを備えている。
The
図2にも示すように、前記第1シール部21は、前記ガスケット1の軸心方向一端部に設けられ、前記ガスケット1の径方向外側に配置されている。前記第1シール部21は、前記第1配管3側、即ち前記第1接触部5(詳しくは、その傾斜環状の対向面8)と接触可能な第1シール面23を有している。
As shown in FIG. 2, the
前記第1シール面23は、前記第1接触部5に対向配置される前記軸心方向一端面15と、前記ガスケット1の外周面26との間に配置され、前記外周面26(前記ガスケット1の軸心方向中央)側から前記軸心方向一端面15に向かって先細りとなるように形成されている。本実施形態においては、前記第1シール面23は、前記軸心方向一端面15側ほど縮径するテーパ状に形成されている。
The
前記第1シール面23は、軸心方向一端側に位置する縮径側端部28で前記軸心方向一端面15と接続されている。前記第1シール面23の縮径側端部28は、前記ガスケット
1の軸心27を含む断面において、前記ガスケット1の軸心方向一方に且つ径方向外方に向かって外部に凸となる湾曲形状(R形状)を呈するように形成されている。
The
そして、前記ガスケット1が、図1、図6に示すように、軸心方向に近接する前記第1接触部5及び前記第2接触部6間に挟まれて、前記第1配管3及び前記第2配管4の継手部分に使用されるとき、前記第1シール部21が、前記第1接触部5に圧縮変形するように押し付けられて、前記第1シール面23で前記第1接触部5(前記対向面8)と圧接するようになっている。
As shown in FIGS. 1 and 6, the
一方、前記第2シール部22は、前記ガスケット1の軸心方向他端部に設けられ、前記ガスケット1の径方向外側に配置されている。前記第2シール部22は、前記第2配管4側、即ち前記第2接触部6(詳しくは、その傾斜環状の対向面9)と接触可能な第2シール面33を有している。
On the other hand, the
前記第2シール面33は、前記第2接触部6に対向配置される前記軸心方向他端面16と、前記ガスケット1の外周面26との間に配置され、前記外周面26(前記ガスケット1の軸心方向中央)側から前記軸心方向他端面16に向かって先細りとなるように形成されている。本実施形態においては、前記第2シール面33は、前記軸心方向他端面16側ほど縮径するテーパ状に形成されている。
The
前記第2シール面33は、軸心方向他端側に位置する縮径側端部38で前記軸心方向他端面16と接続されている。前記第2シール面33の縮径側端部38は、前記ガスケット1の軸心27を含む断面において、前記ガスケット1の軸心方向他方に且つ径方向外方に向かって外部に凸となる湾曲形状(R形状)を呈するように形成されている。
The
そして、前記ガスケット1が、図1、図6に示すように、前記第1配管3及び前記第2配管4の継手部分に使用されるとき、前記第2シール部22が、前記第2接触部6に圧縮変形するように押し付けられて、前記第2シール面33で前記第2接触部6(前記対向面9)と圧接するようになっている。
And when the said
このような構成により、前記ガスケット1が前記第1配管3と前記第2配管4との間に介装されたとき、前記第1シール部21と前記第1配管3(前記第1接触部5)との間にシール性を確保することができる。また、この際、前記第2シール部22と前記第2配管4(前記第2接触部6)との間にシール性を確保することができる。
With such a configuration, when the
また、本実施形態においては、図2、図4、図5に示すように、前記第1シール部21は、前記第1シール面23のほかに、前記ガスケット1の外部に突出する第1突出部41を有している。そして、前記第1シール部21は、前記第1シール面23及び前記第1突出部41を用いてシール機能を発揮するように構成されている。
In the present embodiment, as shown in FIGS. 2, 4, and 5, the
詳しくは、前記第1突出部41は、前記第1シール面23と前記ガスケット1の外周面26との間に配置されている。本実施形態において、前記第1突出部41は、前記第1シール面23から径方向外方へ突出するとともに、前記外周面26から軸心方向一方へ突出するように、尖状に形成されている。
Specifically, the
そして、前記ガスケット1が前記第1接触部5及び前記第2接触部6間に挟まれるとき、前記第1シール部21が、前記第1接触部5に押し付けられて、前記第1突出部41が潰れるように圧縮変形しながら、前記第1シール面23及び前記第1突出部41で前記第1接触部5(前記対向面8)と圧接するようになっている。
When the
このような構成により、前記第1シール部21を前記第1接触部5に圧接させる際、前記第1突出部41を潰しながら前記対向面8と接触させると同時に、前記第1シール面23を前記対向面8と接触させることが可能となり、前記第1シール部21を前記第1接触部5にさらに高い接触面圧で接触させることが可能となる。したがって、前記第1シール部21のシール性を高めることができる。
With such a configuration, when the
また、本実施形態においては、図4、図5に示すように、前記第2シール部22は、前記第2シール面33のほかに、前記ガスケット1の外部に突出する第2突出部42を有している。そして、前記第2突出部42は、前記第2シール面33及び前記第2突出部42を用いてシール機能を発揮するように構成されている。
Further, in the present embodiment, as shown in FIGS. 4 and 5, the
詳しくは、前記第2突出部42は、前記第2シール面33と前記ガスケット1の外周面26との間に配置されている。本実施形態において、前記第2突出部42は、前記第2シール面33から径方向外方へ突出するとともに、前記外周面26から軸心方向他方へ突出するように、尖状に形成されている。
Specifically, the
そして、前記ガスケット1が前記第1接触部5及び前記第2接触部6間に挟まれるとき、前記第2シール部22が、前記第2接触部6に押し付けられて、前記第2突出部42が潰れるように圧縮変形しながら、前記第2シール面33及び前記第2突出部42で前記第2接触部6(前記対向面9)と圧接するようになっている。
When the
このような構成により、前記第2シール部22を前記第2接触部6に圧接させる際、前記第2突出部42を潰しながら前記対向面9と接触させると同時に、前記第2シール面33を前記対向面9と接触させることが可能となり、前記第2シール部22を前記第2接触部6にさらに高い接触面圧で接触させることが可能となる。したがって、前記第2シール部22のシール性を高めることができる。
With this configuration, when the
また、本実施形態においては、図1に示すように、前記ガスケット1は、露出部45を備えている。前記露出部45は、前記ガスケット1の使用時に前記流路7に露出するように、前記ガスケット1の軸心方向他端部に設けられている。前記露出部45には、図6に誇張して示すように、前記金属メッシュ材の金属線46が集中的に配置されている。
In the present embodiment, as shown in FIG. 1, the
詳しくは、前記露出部45は、前記ガスケット1の軸心方向他端部において、前記第2シール部22の径方向内側に配置されている。前記露出部45は、前記ガスケット1が前記第1接触部5及び前記第2接触部6間に配置されたとき、前記ガスケット1と前記第2接触部6との間に形成された空間47に露出するように構成されている。
Specifically, the exposed
ここで、前記空間47は、その径方向内側において間隙48を介して前記流路7と連通されている。前記間隙48は、互いに対向する前記第1配管3の端部と前記第2配管4の端部との間に形成されている。こうして、前記露出部45は、前記空間47及び前記間隙48を介して前記流路7に臨むようになっている。
Here, the
そして、前記露出部45においては、前記金属線46が、前記ガスケット1の外部空間である前記空間47に露出するように表面(前記軸心方向他端面16)側で偏在して密に配置されている。この密に配置された金属線46が、前記流路7に前記ガスケット1の膨張黒鉛が露出することをできるだけ阻害するようになっている。
In the exposed
このような構成により、前記ガスケット1が前記第1接触部5と前記第2接触部6との間に挟圧されるとき、前記露出部45及びその近傍において、前記流路7に向かって膨張黒鉛がはみ出すように前記ガスケット1が変形しようとするが、前記露出部45で密に配置された前記金属線46により、この膨張黒鉛のはみ出しを規制することが可能となる。
With such a configuration, when the
つまり、この際に前記ガスケット1全体の過剰な変形を阻止することができる。よって、前記第2接触部6の対向面9に対する前記第2シール部22の第2シール面33の接触面圧を所定圧に保持して、前記ガスケット1によるシール性の低下を抑制することができる。
That is, excessive deformation of the
しかも、前記ガスケット1においては、前記金属メッシュ材の金属線46により膨張黒鉛を、前記第1配管3及び前記第2配管4の内部(前記流路7)を流れる流体(排気等)に触れにくくすることができる。したがって、流体との接触による膨張黒鉛の劣化を抑制することができる。その結果、前記ガスケット1の耐久性の向上を図ることができる。
Moreover, in the
また、本実施形態においては、図4、図5に示すように、前記ガスケット1が軸心方向に対称的な形状に形成されている。すなわち、前記ガスケット1において、前記第1シール部21と前記第2シール部22、前記第1面取り部17と前記第2面取り部18が軸心方向に対称的な形状になっている。
In the present embodiment, as shown in FIGS. 4 and 5, the
このような構成により、前記ガスケット1を前記第1配管3の端部に装着したとき、前記ガスケット1の向きにかかわらず、高いシール性を発揮させやすくなる。前記第1配管3及び前記第2配管4への装着に際しては、前記ガスケット1の向きを考慮しなくてもよくなるので、作業性を向上させることができる。
With such a configuration, when the
次に、前記ガスケット1を製造するための方法について説明する。
Next, a method for manufacturing the
前記ガスケット1の製造方法には、素材準備工程と、複合体形成工程と、複合体平坦化工程と、筒状体形成工程と、圧縮成形工程とが含まれる。そして、この順に工程が進められる。
The manufacturing method of the
前記素材準備工程においては、図7に示すような金属メッシュ材51と膨張黒鉛テープ52とを準備する。
In the material preparation step, a
前記金属メッシュ材51は、金属線46がニット編等の所定の編み方で編まれてなるものである。前記金属メッシュ材51は、本実施形態において、軸心方向(縦方向)を長手方向とする横長筒状に形成されている。
The
前記金属線46としては、所定の線径(太さ)を有する金属線が採用される。例えば、前記金属線46は、0.1〜0.3mm(好ましくは、0.15mm)程度の直径を有するステンレス線とされる。
As the
前記膨張黒鉛テープ52は、長手方向に関して前記金属メッシュ材51の幅寸法と同程度の幅寸法を有している。前記膨張黒鉛テープ52は、また、筒状の前記金属メッシュ材51に挿入され得るように、短手方向に関して所定の幅寸法を有するとともに、厚さ方向に関して所定の厚さ寸法を有している。
The expanded
なお、前記素材準備工程において準備する素材としての膨張黒鉛は、ここでは図7に示すようにテープ状に形成された膨張黒鉛(膨張黒鉛テープ)としているが、これに代えて、短冊状又は線状(細幅)に切断された膨張黒鉛としてもよいし、粒状の膨張黒鉛としてもよい。 Here, expanded graphite as a material to be prepared in the material preparation step is expanded graphite (expanded graphite tape) formed in a tape shape as shown in FIG. 7, but instead of this, a strip shape or a wire It may be expanded graphite cut into a shape (narrow width), or may be granular expanded graphite.
前記複合体形成工程においては、図7に示すように、前記膨張黒鉛テープ52が前記金属メッシュ材51に包囲された長尺帯状の複合体54が形成されるように、前記膨張黒鉛テープ52の周りに前記金属メッシュ材51を配置する。
In the composite forming step, as shown in FIG. 7, the expanded
前記複合体平坦化工程においては、前記複合体54を平坦に成形する。これにより、前記複合体54を、前記金属メッシュ材51の金属線46が前記膨張黒鉛テープ52の表面に密着するように張り付いた平らな長尺矩形状のものとする。
In the complex flattening step, the complex 54 is formed flat. As a result, the composite 54 is formed into a flat long rectangular shape that is attached so that the
前記筒状体形成工程においては、図8に示すように、前記複合体54の短手方向を軸心方向とする多重巻き状態のうず巻き筒状体56が形成されるように、前記複合体54をうず巻き状に巻回する。このときの巻き回数は、製造する前記ガスケット1に対し必要な肉厚に応じて適宜設定される。
In the tubular body forming step, as shown in FIG. 8, the
前記圧縮成形工程においては、前記うず巻き筒状体56をその軸心方向に圧縮成形する。例えば、図9に示すように、前記ガスケット1の形状に対応する固定型61とこの固定型61に対して進退可能な可動型62とを用いて、前記複合体54が軸心方向に折り畳まれるように前記圧縮成形工程を実行する。
In the compression molding step, the spiral wound
すなわち、まず、前記うず巻き筒状体56を前記固定型61において内側固定型63に外嵌させつつこの内側固定型63と外側固定型64との間に設置する。そして、前記可動型62を矢印66の方向に移動させて前記内側固定型63と前記外側固定型64との間に押し込む。こうして、前記うず巻き筒状体56をその軸心方向及び径方向に圧縮成形する。
That is, first, the spirally wound
前記圧縮成形工程の終了により、前記ガスケット1を得ることができる。
The
1 ガスケット
3 第1配管
4 第2配管
11 突起部
11A 第1突起部
11B 第2突起部
11C 第3突起部
12 内周面
13 頂部
15 軸心方向一端面
16 軸心方向他端面
17 第1面取り部
18 第2面取り部
51 金属メッシュ材
52 膨張黒鉛テープ
54 複合体
56 うず巻き筒状体
DESCRIPTION OF
51 Metal mesh material
52 Expanded graphite tape
54 Complex
56 Spiral tubular body
Claims (2)
前記複合体のうち、当該ガスケットの内周面を形成する複合体は、その内周側から径方向内方へ突出する突起部を備え、
前記突起部が、周方向に関して所定間隔で3つ以上配置され、かつ、軸心方向に関して前記内周面の全体にわたって延びるように形成され、
前記突起部の頂部が、径方向内方に凸となる曲面形状に形成されていることを特徴とするガスケット。 In a state where a composite made of a cylindrical metal mesh material into which expanded graphite is inserted is wound, a gasket configured in an annular shape so that the pipe can be inserted in the axial direction,
Wherein one of the complex, the complex forming the inner peripheral surface of the gasket is provided with a collision raised portion that protrudes from the inner circumferential side to the radially inward,
Three or more of the protrusions are arranged at predetermined intervals in the circumferential direction, and are formed so as to extend over the entire inner peripheral surface in the axial direction.
The gasket is characterized in that the top of the projection is formed in a curved shape that is convex inward in the radial direction.
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