JP6285747B2 - 生ごみ乾燥装置 - Google Patents

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Description

本発明は、生ごみ乾燥装置に関する。
一般に、生ごみは、各家庭から集められて各市町村のごみ処理場においてごみ焼却炉により焼却されている。ごみ焼却炉は、生ごみを燃焼室に投入して処理するが、生ごみには多くの水分を含んでいるため、生ごみ中から水分除去した後に燃焼室に投入することが提案されている。ただし、生ごみは、水分を含んだまま各家庭から集められてごみ処理場まで輸送されるので、嵩が大きくかつ重量物であり、これを遠くのごみ処理場まで搬送するには輸送コストの増加を招いている。
また、生ごみを大量に焼却することは、ダイオキシン等の有毒ガスを発生させるだけでなく、二酸化炭素(CO2)等の温室効果ガスを大量に大気中に放出する要因となる。従って、焼却する生ごみ量を削減することが地球温暖化を抑制するためにも望ましい。また、ごみ処理場の処理能力を超えて生ごみが大量に集められると、生ごみが放置されたままとなり、悪臭や害虫(蛆虫等)が発生する等の問題を有している。さらに、生ごみの焼却には燃料のコストがかかるため、自治体や家庭への負担が大きくなる。
ところで、生ごみは、野菜屑や果物の皮など、全体の70%〜80%ほどの水分を含んだ生ごみと、食物残渣や肉、魚のあらなど、全体の20%〜30%ほどの水分を含んだ生ごみと、の二種類に大別される。このうち、野菜屑等の生ごみは、1週間程度の天日干し等により乾燥させることで嵩や重量をかなり減らすことができるため、例えば、各家庭等で生ごみを乾燥させた後に回収することによりごみ処理場までの輸送コスト等を削減することが可能である。一方、魚のあら等の生ごみは、乾燥させても嵩や重量がそれほど減少しないので、依然として輸送コストの問題は残っている。野菜屑等の生ごみと魚のあら等の生ごみとを完全に分別して回収することができれば、それぞれに適した処理を行うことができるが、生ごみの完全な分別回収を実現することは難しい。
また、生ごみを焼却せずに、堆肥化工場により生ごみを発酵させて堆肥化することも多く提案されている。しかし、生ごみを発酵させるために、生ごみから水分を除去することが必要となる。そのため、大規模な脱水設備や広大な天日干しスペースが必要となるため、都市圏では実現が難しく、都市圏から離れた地域で実施せざるを得ない。その結果、生ごみを都市圏から離れた地域まで輸送するためのコストがかかることとなり、輸送コストの問題は解消していない。
各家庭で生ごみを乾燥させることにより、焼却処理する場合及び堆肥化処理する場合のいずれであっても処理コストや輸送コストを低減させることが可能となる。従来の生ごみ乾燥装置としては、例えば特許文献1に示すものが提案されている。特許文献1では、生ごみが投入された容器内を撹拌しながら容器内に外気を導入している。容器内には、生ごみとともに木炭粉等が混入されており、生ごみから発生する悪臭をこの木炭粉等に吸着させることで悪臭の放散を防いでいる。また、容器内の気体は、フィルタを介して外部に放出され、このフィルタによっても悪臭を吸着させるものと考えられる。
特開2003−024899号公報
特許文献1は、容器内に投入された木炭粉等によって悪臭の放散を防いでいるが、生ごみに木炭粉等が投入されることにより、生ごみの乾燥後、生ごみから木炭粉等を分離することが難しいため、一体として取り扱う必要がある。これにより、生ごみ全体の量が増加するため、生ごみの減量化を十分に達成することができず、処理コストや輸送コストの削減効果は小さいものとなる。また、木炭粉等を生ごみ中に投入するため、木炭粉等は悪臭だけでなく水分等も吸着することになり、悪臭を吸着させる効果が小さくなるといった問題が残っている。また、木炭粉等で吸着しきれない悪臭は、フィルタによって捕集しているが、フィルタの交換等にコストがかかるといった問題を有している。
以上のような事情に鑑み、本発明では、簡易な構成により生ごみを容易かつ確実に乾燥させつつ、生ごみから発生する悪臭を炭によって効率よく除去することができ、各家庭においても容易に実施することが可能な生ごみ乾燥装置を提供することを目的とする。
本発明では、水平方向または水平に対する傾斜方向に両端が配置され、生ごみが投入される生ごみ収容部を備える筒状の胴部と、胴部の一方の端部から胴部内に外気を導入するファンと、胴部の他方の端部から胴部内の気体を外部に放出する排気流路の一部に形成され、炭を入れた網状体を収容する脱臭部と、胴部内であって生ごみ収容部と排気流路との間に、脱臭部で使用した網状体を収容する炭収容部と、を備えることを特徴とする。
また、胴部内に、ファンによって導入された外気を整流してまたは分散させて生ごみ収容部に送る複数のフラットバーを備えてもよい。また、排気流路は、胴部の周面から上方に向けて形成され、脱臭部は、排気流路の下部に炭収容部と近接して配置されてもよい。また、生ごみは、生ごみ用網状体に入った状態で胴部の生ごみ収容部に投入されてもよい。
本発明によれば、ファンによって胴部内に導入された外気により生ごみを乾燥させるとともに、生ごみから発生した悪臭は、炭収容部の炭と、脱臭部の炭との二段階で吸着されるので、外部に悪臭が放散されるのを抑制することができる。また、炭収容部の炭は、脱臭部によって使用された炭が再利用されるので、炭による吸着作用を十分に発揮させることができる。また、炭は網状体に収容されるので、脱臭部や炭収容部に対する出し入れを容易に行うことができる。また、炭は炭収容部から取り出して廃棄すればよいので、炭収容部は、廃棄処分する炭の保管部として機能させることができる。
また、胴部内に複数のフラットバーを備えるものでは、フラットバーにより外気が整流してまたは分散されることにより、生ごみに対して効率よく外気を接触させることができる。さらに、フラットバーにより生ごみ収容部に投入された生ごみがファンに達するのを防止できる。また、排気流路が上方に向けて形成されものでは、容器内の気体を胴部より上方において放散させることができ、さらに脱臭部が炭収容部と近接して配置されることにより、脱臭部から炭収容部への炭の移動を容易に行うことができる。脱臭部の炭と炭収容部の炭とが近いため、悪臭の吸着を連続して行うことができ、悪臭が外部に放散されるのを効果的に抑制することができる。また、生ごみが、生ごみ用網状体に入った状態で胴部の生ごみ収容部に投入されるものでは、生ごみが胴部内において散乱するのを防止でき、さらに、生ごみ用網状体を胴部から取り出すことにより、乾燥後の生ごみを容易に胴部から取り出すことができる。
実施形態に係る生ごみ乾燥装置の一例を示す断面図である。 図1のA−A線に沿った断面図である。 生ごみ投入口から生ごみを投入する状態を示す断面図である。 脱臭部から炭を取り出した状態を示す側面図である。 炭収容部から炭を取り出した状態を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。ただし、本発明は以下に説明する実施形態に限定されるものではない。また、図面においては、実施形態を説明するため、一部または全部を模式的に記載するとともに、一部分を大きくまたは強調して記載するなど適宜縮尺を変更して表現した部分を含んでいる。
生ごみ乾燥装置の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、実施形態に係る生ごみ乾燥装置1を示す断面図である。図1に示すように、生ごみ乾燥装置1は、胴部10と、ファン20と、脱臭部30と、炭収容部40と、を備えている。胴部10は、例えば、鉄、ステンレス、アルミ等の金属や、プラスチック等の樹脂により形成され、円筒状の部材が用いられる。ただし、胴部10は、円筒状であることに限定されず、例えば断面が三角形、四角形、六角形等の多角形状や、楕円形状、長円形状のものが使用されてもよい。胴部10の内側には、生ごみGを収容するための生ごみ収容部10aが形成される。胴部10の大きさは任意である。例えば、住宅の庭先、集合住宅のベランダやごみ集積所、公園など、設置する場所に応じて適宜大きさを設定することができる。
胴部10の外周面は、例えば艶消し黒色塗装が施されてもよい。この黒色塗装によって日光が当たると胴部10内を加熱することができ、電気ヒーター等を不要とするので処理コストの面で有利となる。ただし、胴部10内に電気ヒーター等を設置するか否かは任意である。また、胴部10の内周面は、例えば撥水処理が施されてもよい。この撥水処理によって胴部10内に水分が投入された場合でも水分を下方に集約させることができ、胴部10内から水分の除去を効率よく行うことができる。
胴部10は、複数の脚部11によって両端が水平となった状態で設置される。なお、胴部10を水平に配置することに限定されず、例えば、後述するファン20を接続する端部を上方に持ち上げて胴部10を傾斜させた状態で設置してもよい。胴部10を傾斜して配置することにより、胴部10内の水分が傾斜に沿って流れ、一方の端部に水分を集めることができる。特に、ファン20側を上方に持ち上げることで、ファン20側に水分が達するのを防止できる。
胴部10の両端のうち、ファン20を接続する端部の上側及び下側には点検穴12a、12bが形成される。これら点検穴12a、12bは、それぞれ不図示のボルト等によって蓋13a、13bが取り付けられ、シールされる。ボルト等を緩めて蓋13a、13bを外すことにより、点検穴12a、12bを介して胴部10内を点検することができる。この点検穴12a、12bは、ファン20との接続部近傍に配置されており、ファン20からの外気の流通が確保されているかを点検できる。
なお、蓋13a、13bは、透明または半透明なガラスや樹脂等によって形成されてもよい。この場合、蓋13a、13bを外すことなく胴部10内を点検できる。また、下側の点検穴12bは、胴部10からの水抜きに使用されてもよい。なお、点検穴12a、12bは、いずれか1つでもよく、また、胴部10の上側及び下側に形成されることに代えて、胴部10の側面に形成されてもよい。
胴部10の下面には、掃除穴14が形成される。掃除穴14は、例えば不図示のボルト等によって蓋15が取り付けられ、シールされる。掃除穴14は、例えば作業者の腕が入るような内径に形成される。なお、掃除穴14は、胴部10の下面に形成されることに代えて、胴部10の側面に形成されてもよい。また、掃除穴14は、1つであることに限定されず複数形成されてもよい。また、掃除穴14は、胴部10からの水抜きに使用されてもよい。
胴部10の上面には、2つの生ごみ投入口16a、16bが胴部10の長手方向に沿って並んで形成される。生ごみ投入口16a、16bは、胴部10内の生ごみ収容部10aに連通する。生ごみ投入口16a、16bのそれぞれには、開閉可能な蓋17a、17bが配置される。蓋17a、17bのそれぞれには取っ手18a、18bが形成されており、作業者はこの取っ手18a、18bを持つことにより、蓋17a、17bによる生ごみ投入口16a、16bの開閉を行うことができる。なお、蓋17a、17bに取っ手18a、18bを設けるか否かは任意である。また、蓋17a、17bは、生ごみ投入口16a、16bから取り外し可能なものに代えて、一端が蝶番に接続され、この蝶番を軸として開閉するものでもよい。また、生ごみ投入口16a、16bは、2つであることに限定されず、1つまたは3つ以上形成されてもよい。
胴部10の一方の端部(紙面左側の端部)には、給気口19が横方向に開口した状態で形成される。給気口19には、ファン20が接続される。ファン20は、電力供給を受けて外気を給気口19を介して胴部10内に導入する。ファン20は、脚部21により所定位置に固定されるが、胴部10に固定されてもよい。ファン20への電力供給は商用電源の他に、バッテリーや太陽電池等が使用されてもよい。
ファン20の駆動及び停止は、例えばタイマー等が使用されてもよい。ファン20による外気の導入量は、例えば、生ごみ収容部10aに収容した生ごみGの量に応じて設定されてもよい。また、ファン20内に電気ヒーター等を配置し、外気を温風にして胴部10内に導入してもよい。また、給気口19は、胴部10を横から見たときに中心に配置されるが、これに代えて中心から離れて配置されてもよい。
胴部10の他方の端部(紙面右側の端部)の上面には、胴部10内の気体を外部に放出するための排気流路22が形成される。排気流路22は、胴部10の上面に形成された排気口23と、排気口23に接続された脱臭部30と、脱臭部30に接続された上部配管24とで構成される。このように、脱臭部30は、排気流路22の一部に形成される。なお、排気口23と脱臭部30の下部口部31との間や、脱臭部30の上部口部33と上部配管24との間は、例えば不図示のボルト等によって締結される。なお、上部配管24の上部は、横方向に屈曲している。
脱臭部30は、炭Cを収容するための収容空間30aを有し、収容空間30aの下方に、上記した下部口部31が形成される。収容空間30aの上部は、ボルト34によって蓋32が取り付けられる。蓋32は、ボルト34を緩めて取り外すことができ、収容空間30aの上方を開放することができる。蓋32には、上記した上部口部33が形成される。なお、蓋32は、ボルト34によって取り付けられることに限定されない。また、蓋32は、一端が蝶番に接続され、この蝶番を軸として開閉するものでもよい。
炭Cは、網状体35に複数入った状態で脱臭部30の収容空間30aに収容される。収容空間の容量は任意に設定可能である。炭Cを網状体35に入れることにより、多数の炭Cを脱臭部30の収容空間30aに出し入れすることが容易となる。網状体35としては、例えばナイロンなどの樹脂製の軟質なものが用いられるが、金属製のカゴが使用されてもよい。網状体35の大きさは、収容空間30aや後述する炭収容部40の大きさに基づいて決定される。また、網状体35は、収納した炭Cが外部に落ちない程度の網目状のものが用いられる。また、網状体35は、炭Cを入れた後に開口部を縛って閉じているが、このように閉じるか否かは任意である。
炭Cは、木炭や竹炭など市販されるものなどが用いられるが、山林の間伐材等を炭化したものが用いられてもよい。これにより、間伐材を有効に活用できる。炭Cは、微細孔が無数に空いており、この微細孔に臭気や湿気を吸う性質を有している。例えば木炭の場合はミクロン単位で微細孔を有しており、竹炭の場合はナノ単位で微細孔を有している。また、炭Cは、細かく砕いた方が表面積を増やして吸着効果を増すことができる。また、炭Cが細かくなると網状体35から落ちる可能性があるが、例えば下部口部31に網等を配置して炭Cを捕集してもよい。
胴部10の他方の端部は、ボルト42によって蓋41が取り付けられる。これにより胴部10内の他方の端部側には、炭収容部40が形成される。蓋41は、ボルト42を緩めて取り外すことができ、炭収容部40を開放することができる。炭収容部40は、生ごみ収容部10aと排気口23(排気流路22)との間に配置される。炭収容部40には、脱臭部30で使用した炭Ca(網状体35a)が収容される。炭収容部40は、脱臭部30とほぼ同一の容量に設定されるが、例えば、炭収容部40を脱臭部30より大きくするなど、互いに異なる容量であってもよい。
なお、炭収容部40と生ごみ収容部10aとの間には例えば網部43が設置されてもよい。この網部43によって、網状体35aが生ごみ収容部10aに入り込むのを防止できる。炭収容部40は、脱臭部30の上流側に配置される。従って、胴部10内の生ごみ収容部10a等で発生した気体は、炭収容部40の炭Caを通った後に脱臭部30の炭Cを通ることになる。なお、排気口23は、胴部10に形成されることに代えて、炭収容部40の蓋41に形成されてもよい。
胴部10内の、ファン20と生ごみ収容部10aとの間には複数のフラットバー50が配置される。図2は、図1のA−A線に沿った断面図である。図2に示すように、複数のフラットバー50は、胴部10内において上下方向に一定間隔で配置される。このフラットバー50により、ファン20からの外気を整流あるいは分散して生ごみ収容部10aに送ることができる。ただし、フラットバー50の数は任意であり、また、フラットバー50を配置するか否かは任意である。フラットバー50としては、例えば幅(図1での左右方向)が50mmで厚さ3mmの寸法で、金属製または樹脂製のものが用いられる。フラットバー50の間隔は、例えば150mmに設定される。フラットバー50は、上記した寸法のものが用いられることに限定されない。また、複数のフラットバー50は、同一の幅及び厚さであることに限定されず、異なってもよい。
また、フラットバー50は、一定間隔に配置されることに代えて、間隔を異ならせて配置してもよい。また、フラットバー50は、幅方向が互いに平行となるように配置されるが、例えば、一部または全部のフラットバー50は、互いに平行でなくてもよい。例えば、ファン20から送られた外気が中心から外側に広がるように一部のフラットバー50を傾けて配置してもよい。また、複数のフラットバー50は、上下方向に配置されることに代えて、傾斜方向または横方向に配置されてもよい。
続いて、以上のように構成された生ごみ乾燥装置1の使用状態について説明する。図3は、生ごみ投入口16a(16b)から生ごみGを投入する状態を示す断面図である。図3では、2つの生ごみ投入口16a、16bのうち生ごみ投入口16aについて示しているが、生ごみ投入口16bにおいても同様である。
図3に示すように、例えば使用者が取っ手18aを持って蓋17aを持ち上げることにより生ごみ投入口16aが開放される。この生ごみ投入口16aから、生ごみGが生ごみ用網状体60に収納された状態で生ごみ収容部10aに投入される。生ごみ用網状体60が用いられることにより、生ごみGの投入や取り出しが容易となる。生ごみ用網状体60は、例えば、ナイロンなどの樹脂製の軟質なものが用いられるが、金属製のカゴが使用されてもよい。生ごみ用網状体60の大きさは、生ごみ投入口16aから投入可能であって、生ごみ収容部10aの大きさに基づいて決定される。なお、生ごみ用網状体60は、収納する生ごみGが外部に落ちない程度の網目状のものが用いられる。
また、生ごみ用網状体60は、生ごみGを入れた後に開口部を縛って閉じているが、このように閉じるか否かは任意である。また、生ごみGは、生ごみ用網状体60に入れた状態で投入されることに限定されず、直接生ごみ収容部10aに投入されてもよい。生ごみGとしては、水分含有量の多い野菜屑や果物の皮などが好ましい。野菜屑等は、乾燥後の重量(容積)減少に効果がある。ただし、生ごみGとして、食物残渣や肉、魚のあらなど水分含有量が少ないものが対象となってもよい。生ごみ用網状体60の投入後、蓋17aによって生ごみ投入口16aを閉じることにより、生ごみGから発生する臭気等が生ごみ投入口16aから外部に放散されるのを防止することができる。
続いて、ファン20を駆動して、胴部10内に外気を導入する。ファン20の駆動は、連続的に行ってもよいし、間欠的に行ってもよい。また、タイマー等により所定時間だけ駆動させてもよい。ファン20により胴部10内に導入された外気は、フラットバー50により整流されあるいは分散されて生ごみ収容部10aに入り込む。この外気に生ごみGが晒されることにより乾燥が促進される。なお、生ごみGは、生ごみ用網状体60に入っており、生ごみ用網状体60を介して外気と接触する。
生ごみGから発生した臭気等を含んだ気体は、外気とともに胴部10の他端側に流れ、炭収容部40に入り込む(図1参照)。炭収容部40には、脱臭部30で使用後の炭Caが配置されているので、臭気等を含んだ気体は炭Ca間を通過する。炭Caは脱臭部30で使用した後でも脱臭効果が残っており、臭気等の少なくとも一部を吸着する。その後、気体は、排気口23及び下部口部31を介して脱臭部30に入り込む。脱臭部30内の炭C間を通過する際に臭気等は炭Cに吸着され、上部口部33から上部配管24を介して外部に放出される。
上記のように、生ごみGから発生した臭気は、炭収容部40の炭Caで吸着された後、脱臭部30の炭Cで吸着されるため、外部に放出される気体中から効果的に臭気等を除去することができる。また、脱臭部30で使用した炭Cを炭収容部40において利用するため、炭Cによる脱臭機能を十分に発揮させることができる。なお、脱臭部30に収容される炭Cは、使用前に数時間天日干ししてもよい。これにより炭Cの微細孔に入っている水分等を除去し、脱臭効果を向上させることが可能である。
生ごみGの乾燥が終わったら、ファン20の駆動を停止し、蓋17a、17bを持ち上げて生ごみ投入口16a、16bから生ごみ用網状体60を胴部10から取り出してもよいし、また、炭収容部40の蓋41を取り外して網状体35aとともに生ごみ用網状体60を胴部10から取り出してもよい。生ごみGの乾燥は、気温や湿度によって変動するため、使用者がファン20の駆動時間を調整してもよい。
図4は、脱臭部30から炭Cを取り出した状態を示す側面図である。ボルト34を緩めて蓋32を取り外し、収容空間30aの上方を開放して網状体35を取り出す。炭Cは網状体35に入っているので容易に脱臭部30から取り出すことができる。炭Cの交換は、例えば一か月または二か月に1回など、定期的に行うが生ごみGの投入量が多いときは交換時期を早めてもよく、逆に生ごみGの投入量が少ないときは交換時期を遅らせてもよい。また、炭Cの交換時期は、網状体35に入れる炭Cの量に応じて調整してもよい。
使用済みの炭Cを取り出した後、新たな炭Cを入れた網状体35を収容空間30a内に入れ、蓋32で収容空間30aを閉じるとともにボルト34により蓋32を固定する。これにより、炭Cの交換が完了する。使用済みの炭Cは、網状体35に入ったまま炭収容部40に収容されるが、収容前に例えば数時間または数日間天日干しした後に炭収容部40に収容させてもよい。
図5は、炭収容部40から炭Caを取り出した状態を示す側面図である。ボルト42を緩めて蓋41を取り外し、炭収容部40の側方を開放して網状体35aを取り出す。炭Caは網状体35aに入っているので容易に炭収容部40から取り出すことができる。使用済みの炭Caを取り出した後、脱臭部30で使用した炭Cを入れた網状体35を炭収容部40内に入れ、蓋41を閉じるとともにボルト42により蓋41を固定する。これにより、使用済み炭Cの配置が完了する。
炭収容部40から取り出した炭Caは、網状体35aから取り出されて燃料や他の用途に使用されてもよく、また、例えば数時間または数日間天日干しして新たな炭Cとして再利用してもよい。天日干しする場合、炭Caを網状体35aに入れたまま行ってもよい。また、炭Caを取り出した網状体35aは、新たな炭Cを入れるのに再利用することができる。炭収容部40から炭Caを取り出すタイミングは、生ごみ収容部10aから生ごみG(生ごみ用網状体60)を取り出すタイミングと同時でもよく、また生ごみGの取り出しとは別に炭Caの取り出しを行ってもよい。
上述したように、本実施形態によれば、ファン20によって胴部10内に導入された外気により生ごみGを乾燥させるとともに、生ごみGから発生した悪臭は、炭収容部40の炭Caと、脱臭部30の炭Cとの二段階で吸着されるので、外部に悪臭が放散されるのを抑制することができる。また、炭収容部40の炭Caは、脱臭部30によって使用された炭Cが再利用されるので、炭Cによる吸着作用を十分に発揮させることができる。また、炭Cは網状体35に収容されるので、脱臭部30や炭収容部40に対する出し入れを容易に行うことができる。また、炭Caは炭収容部40から取り出して廃棄すればよいので、炭収容部40は、廃棄処分する炭Caの保管部として機能させることができる。
以上、実施形態について説明したが、本発明は、上述した説明に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。例えば、胴部10は、脚部11によって設置個所に固定されるが、脚部11に車輪等を配置して移動可能としてもよい。
1・・・生ごみ乾燥装置
10・・・胴部
10a・・・生ごみ収容部
20・・・ファン
22・・・排気流路
30・・・脱臭部
35、35a・・・網状体
40・・・炭収容部
50・・・フラットバー
60・・・生ごみ用網状体
C、Ca・・・炭
G・・・生ごみ

Claims (4)

  1. 水平方向または水平に対する傾斜方向に両端が配置され、生ごみが投入される生ごみ収容部を備える筒状の胴部と、
    前記胴部の一方の端部から前記胴部内に外気を導入するファンと、
    前記胴部の他方の端部から前記胴部内の気体を外部に放出する排気流路の一部に形成され、炭を入れた網状体を収容する脱臭部と、
    前記胴部内であって前記生ごみ収容部と前記排気流路との間に、前記脱臭部で使用した前記網状体を収容する炭収容部と、を備えることを特徴とする生ごみ乾燥装置。
  2. 前記胴部内に、前記ファンによって導入された外気を整流してまたは分散させて前記生ごみ収容部に送る複数のフラットバーを備えることを特徴とする請求項1記載の生ごみ乾燥装置。
  3. 前記排気流路は、前記胴部の周面から上方に向けて形成され、
    前記脱臭部は、前記排気流路の下部に前記炭収容部と近接して配置されることを特徴とする請求項1または請求項2記載の生ごみ乾燥装置。
  4. 前記生ごみは、生ごみ用網状体に入った状態で前記胴部の前記生ごみ収容部に投入されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の生ごみ乾燥装置。
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