JP6281249B2 - 情報処理装置、情報処理システム、プログラム及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、プログラム及び情報処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6281249B2
JP6281249B2 JP2013232621A JP2013232621A JP6281249B2 JP 6281249 B2 JP6281249 B2 JP 6281249B2 JP 2013232621 A JP2013232621 A JP 2013232621A JP 2013232621 A JP2013232621 A JP 2013232621A JP 6281249 B2 JP6281249 B2 JP 6281249B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
monitoring
target person
cpu
threshold
monitoring target
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013232621A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015095695A (ja
Inventor
律子 田中
律子 田中
芳孝 向山
芳孝 向山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2013232621A priority Critical patent/JP6281249B2/ja
Publication of JP2015095695A publication Critical patent/JP2015095695A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6281249B2 publication Critical patent/JP6281249B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、プログラム及び情報処理方法に関する。
従来、カメラまたは赤外線検知器を用いて不審者を監視するシステムが提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開2007−241965号公報 特開2003−218771号公報 特開平5−195825号公報
しかしながら、従来のシステムでは、監視対象者が多い環境下では精度良く監視対象者を特定することができない。
一つの側面では、本発明は精度良く監視対象者を特定することが可能な情報処理装置等を提供することを目的とする。
本願に開示する情報処理装置は、撮像装置から取り込んだ画像に基づき監視対象者が監視領域に存在するか否かを判断する判断部と、前記監視対象者が監視領域に存在する場合に、前記監視領域を出発する移動体の数を前記監視対象者に対応付けて計数する計数部と、計数した数が、閾値を超える場合に前記監視対象者に関する通知情報を出力する出力部と、前記監視領域内の監視対象者が所定人数以上の場合に前記閾値を変更する変更部とを備える。
一つの側面では、精度良く監視対象者を特定することが可能となる。
情報処理システムの概要を示す説明図である。 コンピュータのハードウェア群を示すブロック図である。 端末装置のハードウェア群を示すブロック図である。 対象者DBのレコードレイアウトを示す説明図である。 履歴DBのレコードレイアウトを示す説明図である。 通知情報の出力イメージを示す説明図である。 認識処理の手順を示すフローチャートである。 計数処理の手順を示すフローチャートである。 リセット処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る履歴DBのレコードレイアウトを示す説明図である。 計数処理の手順を示すフローチャートである。 計数処理の手順を示すフローチャートである。 変更処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態4に係る履歴DBのレコードレイアウトを示す説明図である。 通知情報の出力処理手順を示すフローチャートである。 通知情報の出力処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態5に係るコンピュータのハードウェア群を示すブロック図である。 実績DBのレコードレイアウトを示す説明図である。 変更処理の手順を示すフローチャートである。 マークの表示形態を示す説明図である。 マークの表示処理手順を示すフローチャートである。 実施の形態7に係る対象者DBのレコードレイアウトを示す説明図である。 通知情報の出力処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態8に係るコンピュータのハードウェア群を示すブロック図である。 移動形態を示す説明図である。 ルートDBのレコードレイアウトを示す説明図である。 実施の形態8に係る対象者DBのレコードレイアウトを示す説明図である。 通知情報の出力処理手順を示すフローチャートである。 上述した形態のコンピュータの動作を示す機能ブロック図である。 実施の形態9に係るコンピュータのハードウェア群を示すブロック図である。
実施の形態1
以下実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は情報処理システムの概要を示す説明図である。情報処理システムは情報処理装置1、端末装置2及び撮像装置3を含む。撮像装置3は交通施設に設置されるカメラである。交通施設は例えば電車の駅、バス停、空港、タクシー乗り場または船舶乗り場等である。交通施設を出発する移動体としては例えば、電車、バス、飛行機、タクシーまたは船舶等である。本実施形態では一例として、交通施設を駅、移動体を電車とし、また監視領域を駅のホームであるものとして説明する。
撮像装置3(以下、カメラ3という)は、監視領域毎に複数設けられている。例えば、本実施形態では、カメラ31、32、33はA駅のX方面行きのホームに設置されており、カメラ34、35、36はA駅のY方面行きのホームに設けられている。またカメラ37、38、39はB駅のホームに設けられている。なお、設置するカメラ3の数は一例でありこれに限定するものではない。
カメラ3、端末装置2及び情報処理装置1はインターネット、公衆回線網、またはLAN(Local Area Network)等の通信網を介して接続されている。カメラ3から取り込んだ画像、カメラ3を特定するための識別情報(以下、カメラIDという)は、端末装置2へ出力される。端末装置2は画像、カメラID及びホームを特定するための識別情報(以下、ホームIDという)を、通信網Nを介して情報処理装置1へ出力する。なお、本実施形態では各ホームに端末装置2を設ける例を挙げて説明するがこれに限るものではない。端末装置2を経由することなく、カメラ3から、画像、カメラID及びホームIDを直接情報処理装置1へ送信しても良い。
情報処理装置1はサーバコンピュータまたはパーソナルコンピュータ等である。以下では情報処理装置1をコンピュータ1と読み替えて説明する。コンピュータ1は取り込み画像から監視対象者を特定し、ホームを出発する電車の数に応じて、監視対象者に対する通知情報を出力する。以下詳細を説明する。
図2はコンピュータ1のハードウェア群を示すブロック図である。コンピュータ1は制御部としてのCPU(Central Processing Unit)11、RAM(Random Access Memory)12、入力部13、表示部14、記憶部15、通信部16、及び時計部18等を含む。CPU11は、バス17を介してハードウェア各部と接続されている。CPU11は記憶部15に記憶された制御プログラム15Pに従いハードウェア各部を制御する。RAM12は例えばSRAM(Static RAM)、DRAM(Dynamic RAM)、フラッシュメモリ等である。RAM12は、記憶部としても機能し、CPU11による各種プログラムの実行時に発生する種々のデータを一時的に記憶する。
入力部13はマウスまたはキーボード、マウスまたはタッチパネル等の入力デバイスであり、受け付けた操作情報をCPU11へ出力する。表示部14は液晶ディスプレイまたは有機EL(electroluminescence)ディスプレイ等であり、CPU11の指示に従い各種情報を表示する。通信部16は通信モジュールであり、通信網Nを介して端末装置2または図示しない他のコンピュータとの間で情報の送受信を行う。
時計部18は時刻の情報をCPU11へ出力する。記憶部15はハードディスクまたは大容量メモリであり、制御プログラム15P、対象者データベース(以下、DBという)、及び履歴DB152等を記憶している。なお、本実施形態では、対象者DB151及び履歴DB152を記憶部15に記憶する例を挙げたがこれに限るものではない。図示しない他のデータベースサーバに記憶しても良い。この場合CPU11は、データベースサーバにアクセスし適宜必要な情報を読み書きする。
図3は端末装置2のハードウェア群を示すブロック図である。端末装置2はパーソナルコンピュータ等であり、制御部としてのCPU21、RAM22、入力部23、表示部24、記憶部25、通信部26、及び時計部28等を含む。CPU21は、バス27を介してハードウェア各部と接続されている。CPU21は記憶部25に記憶された制御プログラム25Pに従いハードウェア各部を制御する。RAM22は例えばSRAM、DRAM、フラッシュメモリ等である。RAM22は、記憶部としても機能し、CPU21による各種プログラムの実行時に発生する種々のデータを一時的に記憶する。
入力部23はマウスまたはキーボード、マウスまたはタッチパネル等の入力デバイスであり、受け付けた操作情報をCPU21へ出力する。表示部24は液晶ディスプレイまたは有機ELディスプレイ等であり、CPU21の指示に従い各種情報を表示する。通信部26は通信モジュールであり、通信網Nを介してコンピュータ1、カメラ3または図示しない他のコンピュータとの間で情報の送受信を行う。時計部28は時刻の情報をCPU21へ出力する。記憶部25はハードディスクまたは大容量メモリである。CPU21は、カメラ3から取り込んだ画像、カメラID及びホームIDを、通信網Nを介してコンピュータ1へ送信する。
図4は対象者DB151のレコードレイアウトを示す説明図である。対象者DB151は監視対象者IDフィールド、日時フィールド、ホームIDフィールド及びカメラIDフィールド等を含む。監視対象者IDフィールドには、ホームで認識した乗客(監視対象者)を特定するための固有の識別情報(以下、監視対象者IDという)が記憶されている。日時フィールドには、監視対象者IDに対応付けて監視対象者を、カメラ3を通じて認識した日時が記憶されている。ホームIDフィールドには、監視対象者が存在するホームを特定するためのホームIDが、監視対象者ID及び日時に対応付けて記憶さている。
カメラIDフィールドには、認識した監視対象者を取り込んだカメラ3を特定するためのカメラIDが記憶されている。図4の例では監視対象者ID「01」の監視対象者はホームID「1」のホームに存在し、またカメラID「11」のカメラ3にて取り込んだことが理解できる。CPU11は、カメラ3から取り込んだ画像から、人物の顔、目、服装等の特徴部分に基づき、監視対象者を認識する。監視対象者を新に認識した場合、監視対象者IDを生成し、対象者DB151に記憶する。
CPU11は、監視対象者を認識した際に、時計部18から出力される日時を、監視対象者IDに対応付けて対象者IDに記憶する。なお、メタデータとして画像に付与された日時を記憶するようにしても良い。CPU11は、画像と共に出力されたホームID及びカメラIDを、認識した監視対象者の監視対象者ID及び日時に対応付けて、対象者DB151に記憶する。なお、本実施形態では、監視対象者の認識処理をコンピュータ1で実行する例を挙げたがこれに限るものではない。端末装置2にて認識処理を行い、対象者DB151の記憶内容を、随時コンピュータ1へ送信するようにしても良い。
図5は履歴DB152のレコードレイアウトを示す説明図である。履歴DB152は監視対象者ID別に、出発ID及び出発時刻等を記憶している。出発IDフィールドには、ホームを出発する電車を特定するための識別情報(以下、出発IDという)が記憶されている。出発時刻フィールドには、出発IDに対応付けてホームを出発した電車の出発時刻が記憶されている。カウンタには監視対象者がホームで認識されてから出発した電車の本数が、出発ID及び出発時刻に対応付けて記憶されている。
CPU11は、通信部16を介して、図示しない電車運行管理サーバコンピュータから、ホームを出発した電車の出発ID及び出発時刻を受信する。CPU11は、対象者DB151を参照し、ホームに監視対象者が存在する状態で、電車が出発した場合、初期値0であるカウンタをインクリメントし、出発ID及び出発時刻に対応付けて記憶する。なお、本実施形態では出発ID及び出発時刻を電車運行管理サーバコンピュータから取得する例を挙げるが、これに限るものではない。例えば、CPU11は、カメラ3から取り込んだ画像から電車を認識し、電車が出発した画像を検出した場合に、出発ID及び検出時の出発時刻を履歴DB152に記憶しても良い。また出発時刻は予め取得した時刻表から取得するようにしても良い。CPU11は、対象者DB151を参照し、監視対象者が他のホームに存在する場合、または、一定時間認識できない場合、監視対象者は移動したと判断し、カウンタを0にリセットする。図5の例では、監視対象者ID「01」の監視対象者の履歴が示されている。ホームで認識されてから既に6本も電車が出発していることが理解できる。
CPU11は、記憶部15から第1閾値を読み出す。なお、本実施形態では第1閾値を2とするが一例でありこれに限るものではない。また第1閾値の値は、入力部13から適宜変更可能である。CPU11は、カウンタの値が第1閾値を超えると判断した場合、監視対象者が不審者、または具合の悪い乗客である可能性が高いことから、当該監視対象者に関する通知情報を出力する。例えば、CPU11は、対象者DB151を参照し、監視対象者IDに対応するカメラIDを読み出す。
CPU11は、カメラIDに対応する画像を表示部14に出力する。CPU11は、監視対象者IDを識別するためのマークを、通知情報として監視対象者の画像に重畳して表示する。図6は通知情報の出力イメージを示す説明図である。CPU11は、カメラ3から取り込んだ画像から認識した監視対象者を囲むマーク5を重畳して表示する。これにより、オペレータは容易に長時間待機している監視対象者を精度良く特定することが可能となる。通知情報の出力例はこれに限るものではない。例えば、監視対象者を識別できるように矢印を表示するほか、監視対象者の画像を拡大する処理を行っても良い。またマークは画像だけではなく「注意」等の文字を監視対象者近辺に表示するようにしても良い。
その他、監視対象者が改札通過時に個人を特定する定期券、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistance)またはプリペイドカード等の媒体を利用している場合、媒体に付与された識別番号(氏名、ID、機器識別情報、電話番号、メールアドレス等)を監視対象者IDとして用いても良い。この場合、改札に設けたカメラ3で監視対象者と監視対象者IDとを関連付けておく。CPU11は、閾値を超えた場合、通知情報として監視対象者IDを表示部14に表示するほか、図示しないスピーカから出力するようにしても良い。なお、本実施形態では表示部14に通知情報を出力する例を挙げたがこれに限るものではない。通知情報が付加された画像を、端末装置2へ出力しても良い。端末装置2のCPU21は、受信した通知情報が付加された画像を表示部24に表示する。
以上のハードウェアにおいて各ソフトウェア処理を、フローチャートを用いて説明する。図7は認識処理の手順を示すフローチャートである。CPU11は、カメラ3から画像、日時、ホームID、及びカメラIDを受信する(ステップS71)。CPU11は、受信した画像に基づき人物を認識したか否かを判断する(ステップS72)。具体的にはCPU11は、取り込んだ画像から移動する物体を抽出し、抽出した物体が予め定めた画素数または形状である場合に人物と判断すればよい。
CPU11は、人物を認識していない場合(ステップS72でNO)、ステップS71へ処理を戻す。CPU11は、人物を認識した場合(ステップS72でYES)、処理をステップS73へ移行させる。CPU11は、人物画像から特徴情報を抽出する(ステップS73)。具体的には、CPU11は、人物の顔、目、髪型等を特徴情報として抽出する。CPU11は、既に認識した人物であるか否かを判断する(ステップS74)。具体的にはCPU11は、記憶部15に記憶した特徴情報と、ステップS73で抽出した特徴情報とのパターンマッチングにより判断する。
CPU11は、過去認識した人物でないと判断した場合(ステップS74でNO)、処理をステップS75へ移行させる。CPU11は、監視対象者IDを生成する(ステップS75)。CPU11は、監視対象者IDに対応付けて特徴情報を記憶部15に記憶する(ステップS76)。CPU11は、監視対象者IDに対応付けて、日時、ホームID、カメラIDを対象者DB151に記憶する(ステップS77)。
CPU11は、既に認識した人物であると判断した場合(ステップS74でYES)、特徴情報に対応付けられた監視対象者IDを記憶部15から読み出す(ステップS78)。CPU11は、監視対象者IDに対応付けて日時、ホームID、カメラIDを対象者DB151に記憶する(ステップS79)。
図8は計数処理の手順を示すフローチャートである。CPU11は、時計部18から現在日時を取得すると共に、監視対象とするホームIDを取得する(ステップS81)。本実施形態ではホームID「1」のホームを監視対象とする例を挙げて説明する。CPU11は、監視対象者がホームに存在するか否かを判断する(ステップS82)。具体的には、CPU11は、対象者DB151を参照し、読み出したホームIDに一致するホームIDの内、新しい日時を読み出す。CPU11は、ステップS81で取得した現在日時と、読み出した日時との差が、記憶部15に記憶した所定時間内(例えば30秒)である場合、監視対象者はホームに存在すると判断する。
一方、CPU11は、差が所定時間を超える場合、または、ホームIDに対応するレコードが対象者DB151に存在しない場合、監視対象者はホームに存在しないと判断する。CPU11は、監視対象者がホームに存在しないと判断した場合(ステップS82でNO)、処理をステップS81へ戻す。CPU11は、監視対象者がホームに存在すると判断した場合(ステップS82でYES)、ステップS83へ処理を移行する。CPU11は、対象者DB151からホームに存在すると判断された監視対象者IDを読み出す(ステップS83)。
CPU11は、通信部16を介して出発ID及び出発時刻を受信したか否かを判断する(ステップS84)。CPU11は、受信していないと判断した場合(ステップS84でNO)、処理をステップS81へ戻す。CPU11は、受信したと判断した場合(ステップS84でYES)、処理をステップS85へ移行する。CPU11は、受信した出発ID及び出発時刻を、履歴DB152に、監視対象者IDに対応付けて記憶する(ステップS85)。CPU11は、監視対象者IDに対応するカウンタをインクリメントする(ステップS86)。CPU11は、記憶部15から第1閾値を読み出す(ステップS87)。CPU11は、カウンタは第1閾値を超えるか否か判断する(ステップS88)。
CPU11は、カウンタは第1閾値を超えないと判断した場合(ステップS88でNO)、処理をステップS81へ戻す。CPU11は、第1閾値を超えると判断した場合(ステップS88でYES)、処理をステップS89へ移行する。CPU11は、対象者DB151を参照し、監視対象者IDに対応するカメラIDを読み出す(ステップS89)。CPU11は、表示部14にカメラIDに対応する画像を出力する(ステップS891)。CPU11は、監視対象者の画像に、記憶部15から読み出したマーク5を重畳表示する(ステップS892)。
図9はリセット処理の手順を示すフローチャートである。CPU11は、ステップS86の処理により監視対象者IDに係るカウンタが1以上となったか否かを、履歴DB152を参照して判断する(ステップS91)。CPU11は、1以上でない場合(ステップS91でNO)、ステップS91の処理を繰り返す。CPU11は、1以上と判断した場合(ステップS91でYES)、処理をステップS92へ移行させる。CPU11は、異なるホームIDが対象者DB151に記憶されたか否かを判断する(ステップS92)。CPU11は、異なるホームIDが記憶されていないと判断された場合(ステップS92でNO)、ステップS91へ処理を移行する。
CPU11は、異なるホームIDが記憶されていると判断した場合(ステップS92でYES)、監視対象者は電車に乗り他のホームへ移動したと判断し、処理をステップS93へ移行させる。CPU11は、監視対象者IDに対応するカウンタをゼロにリセットする(ステップS93)。以上の処理により、電車が何本も通過しているにもかかわらずホーム内に存在する監視対象者を、オペレータは容易に把握することが可能となる。また、他の監視対象者から識別できるマーク5を付したので、オペレータの注意をより喚起する事ができる。また電車に乗り他のホームへ移動した場合、カウンタがリセットされるため、通常の乗客についてオペレータは注意する必要が無くなる。
実施の形態2
実施の形態2は移動方法または行き先について複数の属性を有する形態に関する。図10は実施の形態2に係る履歴DB152のレコードレイアウトを示す説明図である。実施の形態2においては、移動体は、移動方法または移動先について複数の属性を有する。移動方法は例えば特急、急行、または各駅停車(以下、各停という)等、異なる監視領域への移動の仕方が該当する。本実施形態では急行及び各停の2種が存在するものとして説明する。移動先は最終目的地の情報であり、本実施形態ではAと、Bとが存在するものとして説明する。なお、本実施形態では移動方法及び移動先の双方を用いる例を挙げるが、いずれか一方でも良い。
図10に示すように、出発ID「1001」では、移動方法が急行、移動先がAと記憶されている。カウンタフィールドには、移動方法及び移動先に対応したカウント値が記憶されている。図10の例では、予め時刻表に基づき、急行A、各停A、各停Bの3つが用意されている。CPU11は、電車運行管理サーバコンピュータから出発ID、出発時刻、移動方法、及び移動先の情報を受信する。CPU11は、履歴DB152に受信した出発ID、出発時刻、移動方法、及び移動先の情報を記憶する。なお、CPU11は、時刻表及びホームを出発する画像に基づき、出発ID、出発時刻、移動方法、及び移動先の情報を決定するようにしても良い。例えば、CPU11は、時刻表から16時1分、A行き急行の情報を取得する。CPU11は、16時1分前後に出発した電車の画像を認識した場合、出発IDを生成し、履歴DB152に出発ID、出発時刻、移動方法及び移動先を記憶する。
CPU11は、移動方法及び移動先に対応するカウンタをインクリメントする。監視対象者が複数の電車の出発を見送った場合、徐々に各カウンタの値は大きくなる。16時22分には、急行A、各停A及び各停Bの全てのカウンタが2となった。CPU11は、複数の属性に対応する全てのカウンタが閾値(例えば2)を超えた場合、通知情報を出力する。図10の例では、16時28分にA行き各停が出発し、各停Aのカウンタが3となった。この場合、CPU11は、当該監視対象者に対する通知情報を出力する。
図11及び図12は計数処理の手順を示すフローチャートである。CPU11は、時計部18から現在日時を取得すると共に、監視対象とするホームIDを取得する(ステップS111)。CPU11は、監視対象者がホームに存在するか否かを判断する(ステップS112)。CPU11は、監視対象者がホームに存在しないと判断した場合(ステップS112でNO)、処理をステップS111へ戻す。CPU11は、監視対象者がホームに存在すると判断した場合(ステップS112でYES)、ステップS113へ処理を移行する。CPU11は、対象者DB151からホームに存在すると判断された監視対象者IDを読み出す(ステップS113)。
CPU11は、通信部16を介して出発ID、出発時刻、移動方法及び移動先を受信したか否かを判断する(ステップS114)。CPU11は、受信していないと判断した場合(ステップS114でNO)、処理をステップS111へ戻す。CPU11は、受信したと判断した場合(ステップS114でYES)、処理をステップS115へ移行する。CPU11は、受信した出発ID、出発時刻、移動方法及び移動先を、履歴DB152に、監視対象者IDに対応付けて記憶する(ステップS115)。CPU11は、監視対象者ID、移動方法及び移動先に対応するカウンタをインクリメントする(ステップS116)。CPU11は、記憶部15から第1閾値を読み出す(ステップS117)。CPU11は、全ての属性(移動方法及び移動先)のカウンタは第1閾値を超えるか否か判断する(ステップS118)。
CPU11は、カウンタは第1閾値を超えないと判断した場合(ステップS118でNO)、処理をステップS111へ戻す。CPU11は、第1閾値を超えると判断した場合(ステップS118でYES)、処理をステップS119へ移行する。CPU11は、対象者DB151を参照し、監視対象者IDに対応するカメラIDを読み出す(ステップS119)。なお、本実施形態では、全ての属性について同一の値(例えば2)を超えた場合に、通知情報を出力する例を挙げたがこれに限るものではない。属性毎に異なる閾値としても良い。例えば急行Aは2、各停Aは3、各停Bは2としておき、全ての閾値を超えた場合に、CPU11は、通知情報を出力しても良い。CPU11は、表示部14にカメラIDに対応する画像を出力する(ステップS121)。CPU11は、監視対象者の画像に、記憶部15から読み出したマーク5を重畳表示する(ステップS122)。これにより、属性に応じてより適切に通知情報を出力することが可能となる。例えば、本数の少ない特急または本数の少ない目的地の電車を長時間待っている乗客に対して、誤った通知情報の出力を防止することが可能となる。
本実施の形態2は以上の如きであり、その他は実施の形態1と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態3
実施の形態3は監視領域の混雑度に応じて閾値を変更する形態に関する。図13は変更処理の手順を示すフローチャートである。CPU11は、対象者DB151を参照し、監視領域内の監視対象者を計数する(ステップS131)。具体的には、CPU11は、現在の日時から所定時間内(例えば5秒)の日時レコードを有し、かつ同一ホームIDを有する監視対象者ID数を計数する。CPU11は、閾人数(例えば200人)を記憶部15から読み出す(ステップS132)。なお、閾人数はオペレータが入力部13を通じて適宜の値に変更することが可能である。
CPU11は、監視対象者の総数は、閾人数を超えるか否かを判断する(ステップS133)。CPU11は、閾人数を超えると判断した場合(ステップS133でYES)、処理をステップS134へ移行する。CPU11は、記憶部15に記憶した閾値を第1閾値よりも大きい第2閾値に変更する(ステップS134)。例えば元の第1閾値が3である場合、5に変更する。CPU11は、閾人数を超えないと判断した場合(ステップS133でNO)、処理をステップS135へ移行させる。
CPU11は、閾値を元の第1閾値に設定する(ステップS135)。上述の例では、元の3へ第1閾値が設定される。CPU11は、上述した処理により、ステップS87及びステップS117における第1閾値を、第1閾値または第2閾値に適宜変更する。さらに、後述する他の実施形態についても同様に適用しても良い。また、本実施形態では閾人数及び第2閾値を一ずつ設ける形態を示したがこれに限るものではない。閾人数は複数にしても良い。例えば、第1閾人数を200人、これに対応する第2閾値を5とする。また第2閾人数を400人とし、これに対応する第2閾値を8とする。CPU11は、第1閾人数200人を超える場合、上述したとおり第2閾値を5とする。CPU11は、第2閾人数400人を超える場合、さらに待ち時間が長くなるため、第2閾値をさらに大きい8とする。これにより、混雑している際は電車に乗れずホームで待機する人が増加する傾向にあるところ、人数に応じて適宜閾値を増加することで、誤って通知情報を出力する機会を減少させることが可能となる。
本実施の形態3は以上の如きであり、その他は実施の形態1または実施の形態2と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態4
実施の形態4は属性の一つとして移動開始地点を含む形態に関する。図14は実施の形態4に係る履歴DB152のレコードレイアウトを示す説明図である。移動開始地点の属性として当駅始発の情報が追加されている。移動体は監視対象領域を通過地点とする場合と、監視対象領域を出発地点とする場合がある。例えば電車では当該駅を始発とする場合、バスでは当該バス停を始発とする場合である。本実施形態では一例として前者の例を挙げて説明する。
CPU11は、実施の形態2で述べたように、電車運行管理サーバコンピュータから当駅始発の電車が出発したと判断した場合、当駅始発フィールドのカウンタをインクリメントする。CPU11は、当駅始発以外の属性(急行A、各停A、各停B)(以下、他属性という)の全てのカウンタが第1閾値(例えば1)を超え、かつ、当駅始発のカウンタが第3閾値(例えば0)を超えた場合、通知情報を出力する。図14の例では、16:22に全ての他属性のカウンタが第1閾値を超えて2となっている。さらに16:28には、当駅始発A行き各停が発車している。この場合16:28で当駅始発のカウンタが第3閾値を超えて1となる。CPU11は、16:28の時点で通知情報を出力する。
図15及び図16は通知情報の出力処理手順を示すフローチャートである。CPU11は、時計部18から現在日時を取得すると共に、監視対象とするホームIDを取得する(ステップS151)。CPU11は、監視対象者がホームに存在するか否かを判断する(ステップS152)。CPU11は、監視対象者がホームに存在しないと判断した場合(ステップS152でNO)、処理をステップS151へ戻す。CPU11は、監視対象者がホームに存在すると判断した場合(ステップS152でYES)、ステップS153へ処理を移行する。CPU11は、対象者DB151からホームに存在すると判断された監視対象者IDを読み出す(ステップS153)。
CPU11は、通信部16を介して出発ID、出発時刻、移動方法及び移動先を受信したか否かを判断する(ステップS154)。CPU11は、受信していないと判断した場合(ステップS154でNO)、処理をステップS151へ戻す。CPU11は、受信したと判断した場合(ステップS154でYES)、処理をステップS155へ移行する。CPU11は、受信した出発ID、出発時刻、移動方法及び移動先を、履歴DB152に、監視対象者IDに対応付けて記憶する(ステップS155)。CPU11は、監視対象者ID、移動方法及び移動先に対応するカウンタをインクリメントする(ステップS156)。
CPU11は、通信部16を介して電車運行管理サーバコンピュータから当駅始発の情報もあわせて受信したか否かを判断する(ステップS157)。CPU11は、当駅始発の情報を受信したと判断した場合(ステップS157でYES)、ステップS158へ移行する。CPU11は、当駅始発に対応するカウンタをインクリメントする(ステップS158)。CPU11は、当駅始発の情報を受信していないと判断した場合(ステップS157でNO)、ステップS158の処理をスキップし、ステップS159へ移行する。
CPU11は、記憶部15から第1閾値及び第3閾値を読み出す(ステップS159)。CPU11は、全ての他属性のカウンタは第1閾値を超えるか否か判断する(ステップS161)。CPU11は、カウンタは第1閾値を超えないと判断した場合(ステップS161でNO)、処理をステップS151へ戻す。CPU11は、第1閾値を超えると判断した場合(ステップS161でYES)、処理をステップS162へ移行する。CPU11は、属性である当駅始発のカウンタが第3閾値を超えるか否かを判断する(ステップS162)。
CPU11は、カウンタが第3閾値を超えないと判断した場合(ステップS162でNO)、処理をステップS151へ戻す。CPU11は、カウンタが第3閾値を超えると判断した場合(ステップS162でYES)、ステップS163へ移行する。CPU11は、対象者DB151を参照し、監視対象者IDに対応するカメラIDを読み出す(ステップS163)。CPU11は、表示部14にカメラIDに対応する画像を出力する(ステップS164)。CPU11は、監視対象者の画像に、記憶部15から読み出したマーク5を重畳表示する(ステップS165)。車内座席への着席を希望する乗客は、空車状態でホームに入る当駅始発の電車を待つ傾向にある。このような乗客はホームでの滞在時間が長いことから、異なる属性として別途考慮することで、不要な通知情報を出力することを未然に防止することが可能となる。
本実施の形態4は以上の如きであり、その他は実施の形態1から実施の形態3と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態5
実施の形態5は通知情報を出力した監視対象者が、再び監視領域に存在する場合に、閾値を変更する形態に関する。図17は実施の形態5に係るコンピュータ1のハードウェア群を示すブロック図である。実績DB153が新たに設けられている。図18は実績DB153のレコードレイアウトを示す説明図である。実績DB153は監視対象者IDフィールド、通知情報出力日時フィールド及びホームIDフィールド等を含む。CPU11は上述した実施の形態により通知情報を出力した監視対象者の監視対象者IDを監視対象者フィールドに記憶する。
通知情報出力日時フィールドには、監視対象者IDに対応付けて、通知情報を出力した際の日時が記憶されている。CPU11は、通知情報を出力した場合、監視対象者IDに対応付けて、実績DB153に日時を記憶する。ホームIDフィールドには、通知情報を出力した際のホームを特定するためのホームIDが記憶されている。CPU11は、対象者DB151を参照し、ホームIDを、実績DB153に記憶する。CPU11は、監視対象者がホームに存在すると判断し、監視対象者IDを読み出す際、実績DB153を参照し、過去に同一監視対象者ID及び同一ホームIDが存在するか否かを判断する。CPU11は、同一監視対象者ID及びホームIDが存在すると判断した場合、当該監視対象者IDに対応する第1閾値を少ない値に変更する。
図19は変更処理の手順を示すフローチャートである。CPU11は、ステップS82、S112、またはS152にて監視対象者がホームに存在すると判断した場合、以下の処理を行う。CPU11は、ホームID及び監視対象者IDを取得する(ステップS191)。CPU11は、実績DB153に、ホームID及び監視対象者IDが一致するレコードが存在するか否かを判断する(ステップS192)。CPU11は、存在しないと判断した場合(ステップS192でNO)、処理を終了する。一方、存在すると判断した場合(ステップS192でYES)、監視対象者IDに対応する第1閾値を、第1閾値より少ない値に変更する(ステップS193)。例えば、第1閾値を3と設定している場合、2に変更する。これにより、常習的な行動を起こす可能性がある監視対象者を早期に特定することが可能となる。
本実施の形態5は以上の如きであり、その他は実施の形態1から実施の形態4と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態6
実施の形態6はカウンタの値が第1閾値よりも大きい第2閾値を超える場合に、マーク5の表示形態を変えて出力する形態に関する。図20はマーク5の表示形態を示す説明図である。図20Aには監視対象者に点線で示す第1マーク51を表示している。CPU11は、カウンタの値が第1閾値よりも大きい第2閾値と超える場合、第1マーク51とは異なる第2マーク52(以下、場合によりマーク5で代表する)を表示部14に出力する。図20Bは第2マーク52を示している。第2マーク52は第1マーク51とは視覚により相互に識別することができる形態であれば良い。例えば、第1マーク51を黒色の丸とし、第2マーク52を赤色の丸としても良い。また本実施形態では2種類のマーク5を表示する例を挙げたがこれに限るものではない。3種類以上のマーク5を3つ以上の閾値を用いて表示するようにしても良い。また本実施形態では第1マーク51に代えて、第2マーク52を表示する形態を示したがこれに限るものではない。第1マーク51を点線の丸印とし、第2マーク52を監視対象者を指す矢印とし、第1マーク51及び第2マーク52に双方を表示しても良い。
図21はマーク5の表示処理手順を示すフローチャートである。CPU11は、ステップS892、S122、S165の処理と同様に、監視対象者の画像に第1マーク51を、表示部14に重畳表示する(ステップS211)。なお、CPU11は、表示部14に表示する代わりに、画面の表示情報を端末装置2へ送信してもよい。この場合、端末装置2のCPU21は、表示部24に同様の画面情報を表示する。CPU11は、第2閾値を記憶部15から読み出す(ステップS212)。
CPU11は、履歴DB152を参照し、カウンタが第2閾値を超えるか否かを判断する(ステップS213)。CPU11は、第2閾値を超えないと判断した場合(ステップS213でNO)、処理をステップS211へ戻す。CPU11は、第2閾値を超えると判断した場合(ステップS213でYES)、処理をステップS214へ移行させる。CPU11は、監視対象者の画像に第2マーク52を、表示部14に重畳表示する(ステップS214)。これにより、オペレータは、より長時間監視対象領域に存在する者を、程度に応じて容易に特定することが可能となる。
本実施の形態6は以上の如きであり、その他は実施の形態1から実施の形態5と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態7
実施の形態7は短時間で再び監視対象領域に戻ってきた監視対象者を特定する形態に関する。図22は実施の形態7に係る対象者DB151のレコードレイアウトを示す説明図である。CPU11は、監視対象者のホームIDを監視し、所定時間内(例えば5分以内)に同一ホームに戻ってきた場合、通知情報を出力する。図22の例では、ホームID「1」のホームを出発した監視対象者は、ホームID「2」のホームに到着している。その後、またホームID「1」のホームに短時間で戻ってきている。この場合、CPU11は、当該監視対象者にマーク5を表示する。なお、他の実施形態とは異なるマーク5を表示しても良い。
図23は通知情報の出力処理の手順を示すフローチャートである。CPU11は、対象者DB151を参照し、ホームIDが異なるホームIDに変化したか否かを判断する(ステップS231)。なお、当該処理は、ステップS88等でカウンタが第1閾値を超える監視対象者のみに対して実行しても良い。CPU11は、ホームIDが変化していないと判断した場合(ステップS231でNO)、処理をステップS231に戻す。CPU11は、ホームIDが変化したと判断した場合(ステップS231でYES)、処理をステップS232へ移行させる。CPU11は、ホームIDが変化した時点の直前の日時を第1日時として記憶する(ステップS232)。なお、変化時点の日時を用いても良い。
CPU11は、変化したホームIDが変化前のホームIDに戻ったか否かを判断する(ステップS233)。CPU11は、戻っていないと判断した場合(ステップS233でNO)、戻るまで待機する。CPU11は、変化前のホームIDに戻ったと判断した場合(ステップS233でYES)、処理をステップS234へ移行する。CPU11は、ホームIDが戻った時点の日時を、第2日時として記憶する(ステップS234)。CPU11は、記憶部15から閾時間を読み出す(ステップS235)。
第2日時と第1日時との差分を算出し、算出した差分が閾時間を超えるか否かを判断する(ステップS236)。CPU11は、閾時間を超えないと判断した場合(ステップS236でNO)、処理をステップS237へ移行させる。CPU11は、当該監視対象者IDを参照し、通知情報を出力する(ステップS237)。CPU11は、閾時間を超えると判断した場合(ステップS236でNO)、通常の往復移動であると判断し、ステップS237の処理をスキップし、一連の処理を終了する。これにより、短時間で行き来する不審者を容易に特定することが可能となる。
本実施の形態7は以上の如きであり、その他は実施の形態1から実施の形態6と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態8
実施の形態8は不正乗車を検出する形態に関する。図24は実施の形態8に係るコンピュータ1のハードウェア群を示すブロック図である。ルートDB154がさらに設けられている。図25は移動形態を示す説明図であり、図26はルートDB154のレコードレイアウトを示す説明図である。ホーム2で乗車する乗客が、ホーム6へ向かう場合、ホーム2からホーム6までの切符を購入する。しかし、ホーム1から出発する電車に乗るべく、ホーム2からホーム1へ移動し、その後、ホーム6へ移動する場合がある。
ルートDB154には以上述べた不正乗車に関するルートが複数記憶されている。ルートDB154はルートIDフィールド及びルートフィールドを含む。ルートIDに対応付けてルートが記憶されている。例えばルートID「001」は上述したルート「ホームID2、ホームID1、ホームID6」が記憶されている。CPU11は、対象者DB151を参照し、監視対象者のルートが、ルートDB154に記憶するルートに合致する場合、通知情報を出力する。
図27は実施の形態8に係る対象者DB151のレコードレイアウトを示す説明図である。当該監視対象者はホームID2、次いでホームID1、ホームID6で特定されるホームで乗車している。この場合、CPU11は、通知情報を出力する。
図28は通知情報の出力処理手順を示すフローチャートである。CPU11は、対象者DB151を参照し、ホームIDが変化したか否かを判断する(ステップS281)。CPU11は、変化していないと判断した場合(ステップS281でNO)、変化するまで待機する。CPU11は、変化したと判断した場合(ステップS281でYES)、処理をステップS282へ移行させる。CPU11は、変化後のホームID、変化前のホームID、さらにその変化前のホームIDを読み出す(ステップS282)。すなわちCPU11は、変化した異なる3つのホームIDを読み出す。
CPU11は、読み出した3つのホームIDに対応するルートが、ルートDB154に記憶されているか否かを判断する(ステップS283)。CPU11は、ルートが記憶されていると判断した場合(ステップS283でYES)、監視対象者IDに対応付けて通知情報を出力する(ステップS284)。CPU11は、ルートが存在しないと判断した場合(ステップS283でNO)、ステップS284の処理をスキップし、一連の処理を終了する。これにより、逆方向への乗車を伴う不正乗車を容易に特定することが可能となる。
本実施の形態8は以上の如きであり、その他は実施の形態1から実施の形態7と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態9
図29は上述した形態のコンピュータ1の動作を示す機能ブロック図である。CPU11が制御プログラム15Pを実行することにより、コンピュータ1は以下のように動作する。判断部101は、カメラ3から取り込んだ画像に基づき監視対象者が監視領域に存在するか否かを判断する。計数部102は監視対象者が監視領域に存在する場合に、監視領域を出発する移動体の数を監視対象者に対応付けて計数する。出力部103は、計数した数が、閾値を超える場合に監視対象者に関する通知情報を出力する。
図30は実施の形態9に係るコンピュータ1のハードウェア群を示すブロック図である。コンピュータ1を動作させるためのプログラムは、ディスクドライブ等の読み取り部10AにCD-ROM、DVD(Digital Versatile Disc)ディスク、メモリーカード、またはUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の可搬型記録媒体1Aを読み取らせて記憶部15に記憶しても良い。また当該プログラムを記憶したフラッシュメモリ等の半導体メモリ1Bをコンピュータ1内に実装しても良い。さらに、当該プログラムは、インターネット等の通信網Nを介して接続される他のサーバコンピュータ(図示せず)からダウンロードすることも可能である。以下に、その内容を説明する。
図30に示すコンピュータ1は、上述した各種ソフトウェア処理を実行するプログラムを、可搬型記録媒体1Aまたは半導体メモリ1Bから読み取り、或いは、通信網Nを介して他のサーバコンピュータ(図示せず)からダウンロードする。当該プログラムは、制御プログラム15Pとしてインストールされ、RAM12にロードして実行される。これにより、上述したコンピュータ1として機能する。
本実施の形態9は以上の如きであり、その他は実施の形態1から8と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
以上の実施の形態1乃至9を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
撮像装置から取り込んだ画像に基づき監視対象者が監視領域に存在するか否かを判断する判断部と、
前記監視対象者が監視領域に存在する場合に、前記監視領域を出発する移動体の数を前記監視対象者に対応付けて計数する計数部と、
計数した数が、閾値を超える場合に前記監視対象者に関する通知情報を出力する出力部と
を備える情報処理装置。
(付記2)
前記移動体は移動方法または移動先について複数の属性を有し、
前記計数部は、
前記監視対象者が監視領域に存在する場合に、前記監視領域を出発する移動体の数を、属性毎に前記監視対象者に対応付けて計数する
付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)
前記出力部は、
前記計数部により計数した数が、閾値を超える場合に、前記監視対象者を識別するためのマークを表示部に出力する
付記1または2に記載の情報処理装置。
(付記4)
監視領域内の監視対象者数を計数する対象者計数部と、
計数した監視対象者が所定人数以上の場合に、前記閾値を変更する変更部と
を備える付記1から3のいずれか一つに記載の情報処理装置。
(付記5)
他の監視領域にて前記監視対象者を検出した事を示す検出情報を取得する取得部と、
前記検出情報を取得した場合に、前記計数部による前記監視対象者に対応する計数値をゼロにするリセット部と
を備える付記1から4のいずれか一つに記載の情報処理装置。
(付記6)
前記移動体は前記監視領域を移動開始地点とする属性をさらに含み、
前記計数部は、
前記監視対象者が監視領域に存在する場合に、前記監視領域を出発する移動体の数を、属性毎に前記監視対象者に対応付けて計数し、
前記出力部は、
計数した数が、属性別に設定された閾値を超える場合に前記監視対象者に関する通知情報を出力する
付記2に記載の情報処理装置。
(付記7)
前記出力部により通知情報を出力した前記監視対象者が、後日前記判断部により前記監視領域に存在すると判断した場合に、前記監視対象者に対する前記閾値を変更する閾値変更部
を備える付記1から6のいずれか一つに記載の情報処理装置。
(付記8)
前記閾値は第1閾値及び該第1閾値より大きい第2閾値を含み、
前記出力部は、
前記計数部により計数した数が、前記第1閾値を超える場合に、前記監視対象者を識別するための第1マークを表示部に出力し、前記第2閾値を超える場合に、前記監視対象者を識別するための前記第1マークとは異なる第2マークを表示部に出力する
付記3に記載の情報処理装置。
(付記9)
撮像装置及び情報処理装置を含む情報処理システムにおいて、
前記情報処理装置は、
前記撮像装置から取り込んだ画像に基づき監視対象者が監視領域に存在するか否かを判断する判断部と、
前記監視対象者が監視領域に存在する場合に、前記監視領域を出発する移動体の数を前記監視対象者に対応付けて計数する計数部と、
計数した数が、閾値を超える場合に前記監視対象者に関する通知情報を出力する出力部と
を備える情報処理システム。
(付記10)
コンピュータに、
撮像装置から取り込んだ画像に基づき監視対象者が監視領域に存在するか否かを判断し、
前記監視対象者が監視領域に存在する場合に、前記監視領域を出発する移動体の数を前記監視対象者に対応付けて計数し、
計数した数が、閾値を超える場合に前記監視対象者に関する通知情報を出力する
処理を実行させるプログラム。
(付記11)
撮像装置から取り込んだ画像に基づき監視対象者が監視領域に存在するか否かを判断し、
前記監視対象者が監視領域に存在する場合に、前記監視領域を出発する移動体の数を前記監視対象者に対応付けて計数し、
計数した数が、閾値を超える場合に前記監視対象者に関する通知情報を出力する
情報処理方法。
1 情報処理装置(コンピュータ)
2 端末装置
5 マーク
1A 可搬型記録媒体
1B 半導体メモリ
10A 読み取り部
11 CPU
12 RAM
13 入力部
14 表示部
15 記憶部
15P 制御プログラム
16 通信部
18 時計部
21 CPU
22 RAM
23 入力部
24 表示部
25 記憶部
25P 制御プログラム
26 通信部
28 時計部
51 第1マーク
52 第2マーク
101 判断部
102 計数部
103 出力部
151 対象者DB
152 履歴DB
153 実績DB
154 ルートDB
N 通信網

Claims (9)

  1. 撮像装置から取り込んだ画像に基づき監視対象者が監視領域に存在するか否かを判断する判断部と、
    前記監視対象者が監視領域に存在する場合に、前記監視領域を出発する移動体の数を前記監視対象者に対応付けて計数する計数部と、
    計数した数が、閾値を超える場合に前記監視対象者に関する通知情報を出力する出力部と
    前記監視領域内の監視対象者が所定人数以上の場合に前記閾値を変更する変更部と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記移動体は移動方法または移動先について複数の属性を有し、
    前記計数部は、
    前記監視対象者が監視領域に存在する場合に、前記監視領域を出発する移動体の数を、属性毎に前記監視対象者に対応付けて計数する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記出力部は、
    前記計数部により計数した数が、閾値を超える場合に、前記監視対象者を識別するためのマークを表示部に出力する
    請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 撮像装置及び情報処理装置を含む情報処理システムにおいて、
    前記情報処理装置は、
    前記撮像装置から取り込んだ画像に基づき監視対象者が監視領域に存在するか否かを判断する判断部と、
    前記監視対象者が監視領域に存在する場合に、前記監視領域を出発する移動体の数を前記監視対象者に対応付けて計数する計数部と、
    計数した数が、閾値を超える場合に前記監視対象者に関する通知情報を出力する出力部と
    前記監視領域内の監視対象者が所定人数以上の場合に前記閾値を変更する変更部と
    を備える情報処理システム。
  5. コンピュータに、
    撮像装置から取り込んだ画像に基づき監視対象者が監視領域に存在するか否かを判断し、
    前記監視対象者が監視領域に存在する場合に、前記監視領域を出発する移動体の数を前記監視対象者に対応付けて計数し、
    計数した数が、閾値を超える場合に前記監視対象者に関する通知情報を出力し、
    前記監視領域内の監視対象者が所定人数以上の場合に前記閾値を変更する
    処理を実行させるプログラム。
  6. 撮像装置から取り込んだ画像に基づき監視対象者が監視領域に存在するか否かを判断し、
    前記監視対象者が監視領域に存在する場合に、前記監視領域を出発する移動体の数を前記監視対象者に対応付けて計数し、
    計数した数が、閾値を超える場合に前記監視対象者に関する通知情報を出力し、
    前記監視領域内の監視対象者が所定人数以上の場合に前記閾値を変更する
    情報処理方法。
  7. 撮像装置から取り込んだ画像に基づき監視対象者が監視領域に存在するか否かを判断する判断部と、
    前記監視対象者が監視領域に存在する場合に、前記監視領域を出発する移動体の数を前記監視対象者に対応付けて計数する計数部と、
    計数した数が、第1閾値を超える場合に、前記監視対象者を識別するための第1マークを表示部に出力し、前記第1閾値より大きい第2閾値を超える場合に、前記監視対象者を識別するための第2マークを前記表示部に出力する出力部と
    を備える情報処理装置。
  8. 撮像装置から取り込んだ画像に基づき監視対象者が監視領域に存在するか否かを判断し、
    前記監視対象者が監視領域に存在する場合に、前記監視領域を出発する移動体の数を前記監視対象者に対応付けて計数し、
    計数した数が、第1閾値を超える場合に、前記監視対象者を識別するための第1マークを表示部に出力し、前記第1閾値より大きい第2閾値を超える場合に、前記監視対象者を識別するための第2マークを前記表示部に出力する
    処理をコンピュータに実行させるプログラム。
  9. 撮像装置から取り込んだ画像に基づき監視対象者が監視領域に存在するか否かを判断し、
    前記監視対象者が監視領域に存在する場合に、前記監視領域を出発する移動体の数を前記監視対象者に対応付けて計数し、
    計数した数が、第1閾値を超える場合に、前記監視対象者を識別するための第1マークを表示部に出力し、前記第1閾値より大きい第2閾値を超える場合に、前記監視対象者を識別するための第2マークを前記表示部に出力する
    処理をコンピュータに実行させる情報処理方法。
JP2013232621A 2013-11-09 2013-11-09 情報処理装置、情報処理システム、プログラム及び情報処理方法 Active JP6281249B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013232621A JP6281249B2 (ja) 2013-11-09 2013-11-09 情報処理装置、情報処理システム、プログラム及び情報処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013232621A JP6281249B2 (ja) 2013-11-09 2013-11-09 情報処理装置、情報処理システム、プログラム及び情報処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015095695A JP2015095695A (ja) 2015-05-18
JP6281249B2 true JP6281249B2 (ja) 2018-02-21

Family

ID=53197848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013232621A Active JP6281249B2 (ja) 2013-11-09 2013-11-09 情報処理装置、情報処理システム、プログラム及び情報処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6281249B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10972706B2 (en) 2015-09-02 2021-04-06 Nec Corporation Surveillance system, surveillance method, and program
JP6804510B2 (ja) * 2016-02-15 2020-12-23 コニカミノルタ株式会社 検知システムおよび検知システムの表示方法
JP6976810B2 (ja) * 2017-10-25 2021-12-08 ホーチキ株式会社 不正防止システム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004009993A (ja) * 2002-06-11 2004-01-15 Toshiba Eng Co Ltd 列車事故回避システム
WO2007138811A1 (ja) * 2006-05-31 2007-12-06 Nec Corporation 不審行動検知装置および方法、プログラムおよび記録媒体
JP5267220B2 (ja) * 2009-03-06 2013-08-21 オムロン株式会社 安全管理装置
JP5520142B2 (ja) * 2010-06-21 2014-06-11 株式会社日立製作所 鉄道車両の状況監視装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015095695A (ja) 2015-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109145680B (zh) 一种获取障碍物信息的方法、装置、设备和计算机存储介质
CN107358149B (zh) 一种人体姿态检测方法和装置
US10839197B2 (en) Monitoring system, monitoring camera, and management device
JP5500303B1 (ja) 監視システム、監視方法、監視プログラム、ならびに該プログラムを記録した記録媒体
JP6487944B2 (ja) 自然言語画像検索
JP6814673B2 (ja) 移動経路予測装置、及び移動経路予測方法
WO2021208735A1 (zh) 行为检测方法、装置及计算机可读存储介质
CN104239386B (zh) 用于对面部识别匹配区分优先级的方法和系统
US20170352162A1 (en) Region-of-interest extraction device and region-of-interest extraction method
US20220084102A1 (en) Commodity recommendation method, server, shopping cart and shopping system
JP7450629B2 (ja) 拡張現実システムおよび方法
JP2017103748A (ja) 画像処理方法およびプログラム
TWI759099B (zh) 一種針對篡改圖像的檢測方法及裝置
JP6281249B2 (ja) 情報処理装置、情報処理システム、プログラム及び情報処理方法
US20230409467A1 (en) System and Method for User Interface Testing
JP6869809B2 (ja) 画像推定装置
US10007842B2 (en) Same person determination device and method, and control program therefor
JP2019053381A (ja) 画像処理装置、情報処理装置、方法およびプログラム
JP2020160883A (ja) 処理装置、処理方法及びプログラム
KR20210054725A (ko) 엣지 기반의 위험상황 처리 장치
JP2020155882A (ja) 事故検出装置、及び、事故検出方法
WO2018155594A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US11594079B2 (en) Methods and apparatus for vehicle arrival notification based on object detection
CN109034067B (zh) 商品图像翻拍检测方法、系统、设备及存储介质
JP6244887B2 (ja) 情報処理装置、画像探索方法、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160705

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170516

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170714

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180108

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6281249

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150