JP6278438B2 - 流体輸送用管 - Google Patents

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本発明は、流体輸送用管に関する。
流体を搬送する管路内に羽根状の回転子を設けて流体を加減速することにより、流体に脈動を与えて、管路の摩擦抵抗を低減させる方法がある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1 特許第5105292号公報
しかしながら、上記方法においては管路内に羽根状の回転子を設けることになるので、構造が複雑になるという課題がある。
本発明の第1の態様においては、流体輸送用管であって、流体の断面平均流速を加速する流路と減速する流路とを直列に複数配した。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本実施形態に係る流体輸送用管10の断面図を示す。 単位管100の概略斜視図である。 他の流体輸送用管12を示す。 さらに他の流体輸送用管14を示す。 境界適合座標系による格子を示す。 各実施例の等価直径ベースのレイノルズ数Reを示す。 各実施例の摩擦抵抗低減率Rcfおよび全抵抗低減率Rを示す。 実施例15の形状を示す。 当該実施例15を流れる流体の平均主流速度uの速度分布を示す。 断面積の最大値と最小値との比CRと、抵抗低減率等との相関を示す。 断面の半径の平均値Rに対する長さLの比L/Rと、抵抗低減率等との相関を示す。 断面の半径の差ΔRに対する長さLの比L/ΔRと、抵抗低減率Rとの相関を示す。 比Lacc/Lおよび比CRに対する摩擦抵抗低減率Rcfの等高線分布を示す。 比Lacc/Lおよび比CRに対する圧力抵抗増大率Rcpの等高線分布を示す。 開き角の最大値θmaxおよび比L/ΔRに対する、全抵抗低減率Rの等高線分布を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係る流体輸送用管10の断面図を示す。図1の流体輸送用管10は、長手方向に直交する方向、すなわち流体の流れの方向に直交する方向の断面が円形である。
なお、特に断らない限り、流体輸送用管10の流体が流れる内壁面について説明する。外壁面はいかなる形であってもよい。さらに、流体輸送用管10の材質は例えば金属等の剛体であって、流す流体に応じて選択される。流体は、気体であっても液体であってもよく、特に限定されない。
流体輸送用管10において、流れに直交する断面積が流れの方向に沿って小さくなる縮小流路102と、当該断面積が流れの方向に沿って大きくなる拡大流路104と、が直列に複数配される。一つの縮小流路102と一つの拡大流路104との組を、単位管100と呼ぶ。これにより、流体輸送用管10は直列に配された複数の単位管100を有する、ということもできる。
図1の流体輸送用管10では、同一形状の単位管100が直列的に配されている。これにより、縮小流路102と拡大流路104と組が流れ方向に沿って周期的に配されることになる。なお、単位管100が図1において4つであることは例示であって、それ以上の個数でもそれ以下の個数でもよい。また、図1では説明のため、長手方向を全体的に縮めて描いている。
当該流体輸送用管10に、時間的に一定の流量の流体が流入すると、縮小流路102では、流体の断面平均流速が増加する。一方、拡大流路104では断面平均流速が減少する。ここで、拡大流路104で生じた渦による乱流が、縮小流路102で加速されて再層流化される。これにより、流体輸送用管10の全体として直円管と比較して流体の受ける抵抗を低くすることができる。従って、流体の輸送効率を高めることができる。
図2は、単位管100の概略斜視図である。単位管100は、断面形状が互いに等しい流入側開口106と流出側開口108とを有する。流入側開口106と流出側開口108との間に、流れ方向の断面積が最少となる最少径部110を有する。流入側開口106から最少径部110までが縮小流路102を構成し、最少径部110から流出側開口108までが拡大流路104を構成する。
単位管100の形状を特徴付ける各パラメータを以下のように定義する。
[m]:流れ方向の長さ
acc[m]:縮小流路の流れ方向の長さ
R[m]:流れ方向に直交する断面の平均半径
ΔR[m]:最大半径と最少半径との差
θmax[°]:拡大部の開き角の最大値
図3は、他の流体輸送用管12を示す。流体輸送用管12において、上記単位管100の繰り返しの間に、周期的にまたはランダムに、他の形状を有する単位管130が接続されている。
単位管130は、単位管100の流入側と流出側とを反転した形状を有する。すなわち、単位管130は、縮小流路102と同形の拡大流路134、および、拡大流路104と同形の縮小流路132を有する。単位管130に代えて、他の形状および長さを有する単位管が接続されてもよい。
図4は、さらに他の流体輸送用管14を示す。流体輸送用管14において、上記単位管100の繰り返しの間に、周期的にまたはランダムに直円管170が接続されている。直円管170は、流れ方向に沿って断面積が一定の形状である。
上記いずれの例においても、単位管100等は別個に形成されてユニオンナット等で連結されてもよいし、複数の単位管100等が一体的に形成されてもよい。また、隣接する単位管100等同士は滑らかに連結されていることが好ましい。また、流体輸送用管10等の流入側の端部が必ずしも縮小流路102でなくてもよく、流出側の端部が必ずしも拡大流路104でなくてもよい。
流体輸送用管10等の抵抗をより低減するには、縮小流路102等において、断面積が流れ方向に沿って単調に減少することが好ましい。同様に、拡大流路104等において、断面積が流れ方向に沿って単調に増加することが好ましい。いずれの場合にも任意の断面の中心を結ぶ線分は流れ方向に沿った直線となることが好ましい。さらに、縮小流路102等および拡大流路104等のそれぞれは、流れ方向について滑らかな曲線により構成されることが好ましい。
さらに、拡大流路104等での乱流に対して縮小流路102等での再層流化がより優位となるように、流体輸送用管10等に含まれる各単位管100等の形状のパラメータが設定されることが好ましい。具体的には下記パラメータが例示される。
単位管100等のそれぞれについて、流れの方向に直交する断面積の最大値と最小値との比CRが予め定められた範囲内であることが好ましい。また、断面積の大きさを特徴付ける長さである半径の平均値R、に対する長さLの比L/R、が、予め定められた範囲内にあることが好ましい。また、単位管100等の全体のL長さに対する縮小流路102等の長さLaccの比Lacc/Lが、予め定められた範囲内にあることが好ましい。また、拡大流路104における開き角の最大値θmaxが予め定められた範囲内にあることが好ましい。
単位管100の形状を特徴付ける各パラメータを変化させた実施例1から実施例17について、シミュレーションを行い、抵抗低減率等を評価した。
当該シミュレーションにおいて、図5に示すように管形状に沿って格子を変形させた境界適合座標系を導入した。この場合に、円形座標系(r,θ,z)と境界適合座標系(ξ(1+η),ξθ,ξ)との変換式は下記(数1)で示される。
流体の連続の式とナビエ・ストークス方程式とを上記(数1)で座標変換し、乱流の直接数値シミュレーションで連立して解いた。直接数値シミュレーションは、基礎方程式に特別なモデル化を加えずに直接解く方法である。
平均摩擦速度uτ[m/s]、平均半径R、動粘度ν[m/s]によって定義される摩擦レイノルズ数Reτをいずれの実施例についても110とした。流れを駆動する平均圧力勾配−dP/dzをいずれの実施例についても2とした。なお「」は、対象を平均摩擦速度uτと平均半径Rを用いて無次元化することを示す。
時間進行、空間微分の近似および境界条件は下記の方法を用いた。
時間進行 拡散項:2次精度Crank−Nicolson法
その他の項:省記憶型3次精度Runge−Kutta法
空間離散化:2次精度中心差分法
境界条件 ξθ,ξ方向:周期境界条件
ξ方向:滑りなし境界条件
流れが管から受ける抵抗の評価および抵抗低減効果の評価には、下記(数2)から(数8)で定義される各評価値を用いた。各評価値、その次元、当該評価値に用いられるパラメータおよびその次元は下記の通りである。
[無次元]:平均壁面摩擦係数
[無次元]:平均圧力抵抗係数
[無次元]:全抵抗
τ[Pa]:壁面せん断応力
w,z[Pa]:壁面圧力の主流方向成分
ρ[kg/m]:流体の密度
[m/s]:断面平均流速
なお、[]は主流方向に平均された量であることを示す。
[%]:全抵抗低減率
cf[%]:摩擦抵抗低減率
cp[%]:圧力抵抗増大率
f,straight[無次元]:下記(数6)で定義されるBlasiusの式。同じレイノルズ数の直円管における壁面摩擦抵抗係数を示す。
Re[無次元]:等価直径ベースのレイノルズ数
[m]:等価直径
実施例1から4は、いずれも縮小流路が拡大流路よりも短い(実施例1から4をグループAと呼ぶことがある)。
実施例5から12は、いずれも縮小流路が拡大流路よりも長い(実施例5から12をグループBと呼ぶことがある)。
実施例13から16は、L/Rを160に固定して、他のパラメータを変更し、2次の微分係数まで連続になるようにスプライン関数を用いて形状を決めた(実施例13から17をグループCと呼ぶことがある)。
図6は、シミュレーションの結果である各実施例の等価直径ベースのレイノルズ数Reを示す。比較例として実施例の平均半径Rと同一の半径Rを有する直円管をXで示した。直円管と比較してレイノルズ数が増加している実施例は、全抵抗が直円管よりも低減されていることを示す。図6から明らかな通り、実施例1から17のうち3例を除いては、全抵抗が低減された。
図7は、各実施例の摩擦抵抗低減率Rcfおよび全抵抗低減率Rを示す。摩擦抵抗低減率Rcfが最も高かったのは、実施例10の35%である。全抵抗低減率Rが最も高かったのは、実施例15の17%である。
図8は、実施例15の形状を示す。図9は、当該実施例15を流れる流体の平均主流速度u[m/s]の速度分布を示す。
図7において全抵抗低減率Rが最も高かった、実施例15を流れる流体の平均主流速度u[m/s]の速度分布を評価した。速度分布は、図8における最大および最少の断面積の位置(z/R=0および100)、並びに、それぞれの中点(z/R=50および130)の、合計4点について図9に示した。図9において管壁面からの距離をyとする。()は動粘度νと局所の摩擦速度uτ0[m/s]で無次元化された量を示す。
図9から明らかな通り、z/R=0では拡大流路で減速を受けた流れが縮小流路に流入する。z/R=50に至るまでy=30の緩和層上端を中心に流速が上昇する。z/R=100では緩和層は変化せず、管中心側の速度が上昇している。これらは、減速を受けた流れが壁面から受ける粘性の影響が、加速と共に粘性低層から緩和層へ、緩和層から管中心付近へと伝搬する様子を示す。
以上の通り、縮小流路では、流体の断面平均流速が増加する。一方、拡大流路では断面平均流速が減少する。これにより、拡大流路での乱流が縮小流路で再層流化して、管内を流れる流体に与える抵抗が、直円管に比べて低減することが確認された。
図10および図11は、単位管100等の形状を特定するパラメータと抵抗低減率等との相関を示す例である。図10は、断面積の最大値と最小値との比CRと、抵抗低減率等との相関を示す。図11は、断面の半径の平均値Rに対する長さLの比L/Rと、抵抗低減率等との相関を示す。
図10に、グループAおよびBにおけるL/R=160の実施例に限定して、比CRに対する全抵抗低減率R、摩擦抵抗低減率Rcfおよび圧力抵抗増大率Rcpの変化を示した。比CRを大きくすると、摩擦抵抗低減率Rcfが低減するが、圧力抵抗増大率Rcpも増大している。よって、比CRは抵抗低減効果に寄与するパラメータの一つであるといえる。図10の例では比CRは3より小さいことが好ましく、1.5付近がより好ましい。
図11に、比CRが1.5の実施例に限定して、比L/Rに対する全抵抗低減率R、摩擦抵抗低減率Rcfおよび圧力抵抗増大率Rcpの変化を示した。全抵抗低減率R、および摩擦抵抗低減率RcfはL/R=160で極大値をとる。よって、比L/Rは抵抗低減効果に寄与するパラメータの一つであるといえる。図11の例では、比L/Rは160付近がより好ましい。
図12は、断面の最大半径と最少半径との差ΔRに対する長さLの比L/ΔRと、全抵抗低減率Rとの相関を示す。図12に示すように、全抵抗低減率Rは、比L/ΔR<400の場合にはグループ毎にばらつきがあるとともに、当該値が低い。一方、比L /ΔR>400において全抵抗低減率Rはグループ毎による差が小さくなり、当該値は正の値をとる。さらに、全抵抗低減率Rは、比L/ΔRが800付近で極大値となり、800より大きくなると徐々に低下する。よって、比L/ΔRも抵抗低減効果に寄与するパラメータの一つであるといえる。ただし、比L/ΔRは上記パラメータのうち、比L/Rと比CRとが決まれば、一意に決まる値である。図12の例では、比L/ΔRは800付近であることが好ましい。
図13は、比Lacc/Lおよび比CRに対する、摩擦抵抗低減率Rcfの等高線分布を示す。図14は、比Lacc/Lおよび比CRに対する、圧力抵抗増大率Rcpの等高線分布を示す。
図13に示すように、縦軸の正方向に値が増大し、横軸方向の変化は乏しい。一方、図14に示すように、図の右上に向かうほど値が増大している。すなわち、比Lacc/Lが1に近いほど、または比CRが大きいほど、圧力抵抗が増大している。よって、比Lacc/Lも抵抗低減効果に寄与するパラメータの一つであるといえる。
図15は、開き角の最大値θmaxおよび比L/ΔRに対する、全抵抗低減率Rの等高線分布を示す。図15に示すように、最大値θmaxが0.6度以下では当該最大値θmaxが抵抗低減率へ与える影響は小さい。一方、最大値θmaxが0.6度以上では全抵抗低減率Rは低下する。よって、最大値θmaxも抵抗低減効果に寄与するパラメータの一つであるといえる。
以上、本実施形態によれば、流体輸送用管10において、拡大流路104と縮小流路102を複数直列に設けることにより、拡大流路104で生じた乱流を縮小流路102で再層流化する。これにより、流体輸送用管10の全体として直円管と比較して抵抗を低くすることができ、流体の輸送効率を高めることができる。特に、流体に対して羽根状の回転子等で脈動を与えるような、流体を動的に駆動する構成がいらないので、簡便な構成で輸送効率を高めることができる。
なお、上記実施形態はいずれも流体の流れ方向の断面が円であるが、これに代えて楕円等の他の形状であってもよい。また、上記実施形態はいずれも縮小流路102等で流体を加速し、拡大流路104等で流体を減速しているが、流体輸送用管10の他の形状または構造によって加速流路および減速流路を構成してもよい。
上記実施形態は、石油や天然ガスのパイプライン輸送に代表される管内流れにおいてエネルギー消費量のほとんどを占めている乱流摩擦抵抗によるエネルギー損失を抑制し、省エネルギーに寄与することができる。さらに、本実施形態は上述の石油や天然ガスのパイプライン輸送に限らず、水道管や都市ガス管などの管内流れにも同様に適用することができる。地球温暖化ガスを削減するための対策として、COを分離回収したのち地中に貯留することが計画され、このCOの輸送にもパイプラインの使用が予想される。このようなCO輸送のパイプラインにも本実施形態を適用することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 流体輸送用管、12 流体輸送用管、14 流体輸送用管、100 単位管、102 縮小流路、104 拡大流路、106 流入側開口、108 流出側開口、110 最少径部、130 単位管、132 縮小流路、134 拡大流路、170 直円管

Claims (10)

  1. 流体の断面平均流速を増加する流路と減少する流路とを、直列に複数配しており、
    前記増加する流路および前記減少する流路において、長手方向に直交する断面が円形であり、
    増加する流路および減少する流路の一組の長手方向の長さLz、並びに、増加する流路および減少する流路の一組の中の最大半径と最小半径との差ΔRについて、
    400<Lz/ΔR≦1590、
    を満たす流体輸送用管。
  2. 前記増加する流路は、長手方向に直交する断面積が前記長手方向に沿って小さくなる縮小流路を含み、
    前記減少する流路は、前記断面積が前記長手方向に沿って大きくなる拡大流路を含む請求項1に記載の流体輸送用管。
  3. 前記縮小流路において、前記断面積は前記長手方向に沿って単調に減少するとともに、
    前記拡大流路において、前記断面積は前記長手方向に沿って単調に増加する請求項2に記載の流体輸送用管。
  4. 前記縮小流路は滑らかな曲線により構成されるとともに、前記拡大流路は滑らかな曲線により構成される請求項2または3に記載の流体輸送用管。
  5. 互いに隣接した前記縮小流路と前記拡大流路とが滑らかに接続されている請求項2から4のいずれか1項に記載の流体輸送用管。
  6. 前記縮小流路と前記拡大流路との組が、長手方向に沿って周期的に配されている請求項2から5のいずれか1項に記載の流体輸送用管。
  7. 互いに隣接した前記縮小流路と前記拡大流路との組のそれぞれについて、前記断面積の最大値と最小値との比が予め定められた範囲内にある請求項6に記載の流体輸送用管。
  8. 互いに隣接した前記縮小流路と前記拡大流路との組のそれぞれについて、前記断面積の大きさを特徴付ける長さの平均値に対する前記組の前記長手方向の長さの比、が、予め定められた範囲内にある請求項6または7に記載の流体輸送用管。
  9. 互いに隣接した前記縮小流路と前記拡大流路との組のそれぞれについて、前記組の前記長手方向の長さに対する前記縮小流路の前記長手方向の長さの比が、予め定められた範囲内にある請求項6から8のいずれか1項に記載の流体輸送用管。
  10. 互いに隣接した前記縮小流路と前記拡大流路との組のそれぞれについて、前記拡大流路における開き角の最大値が予め定められた範囲内にある請求項2から7のいずれか1項に記載の流体輸送用管。
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