JP6277986B2 - レーザ溶接装置及びレーザ溶接方法 - Google Patents

レーザ溶接装置及びレーザ溶接方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6277986B2
JP6277986B2 JP2015060631A JP2015060631A JP6277986B2 JP 6277986 B2 JP6277986 B2 JP 6277986B2 JP 2015060631 A JP2015060631 A JP 2015060631A JP 2015060631 A JP2015060631 A JP 2015060631A JP 6277986 B2 JP6277986 B2 JP 6277986B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
workpiece
laser
welding
laser beam
intensity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015060631A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016179481A (ja
Inventor
右 山本
右 山本
内田 圭亮
圭亮 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2015060631A priority Critical patent/JP6277986B2/ja
Publication of JP2016179481A publication Critical patent/JP2016179481A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6277986B2 publication Critical patent/JP6277986B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)

Description

本発明は、レーザ溶接装置及びレーザ溶接方法に関する。
特許文献1は、シンブル管の外表面にストッパーの両側面をレーザ光で溶接する技術を開示している。従来ではストッパーの側面を片側ずつで溶接するため溶接歪が生じ、取り付け位置精度が悪かったことから、特許文献1では、多分岐多点同時型のレーザ溶接装置を開示している。即ち、特許文献1では、単一のレーザ光を分岐して得られたレーザ光を用いてストッパーの両側面を同時に溶接するようにしており、もって、溶接歪の発生が抑制され、取付け位置精度が改善されたとしている。
特開2008-023550号公報
上記特許文献1において、ストッパーの溶接歪の発生を更に抑制するには、ストッパーの両側面における溶接箇所の溶融量の差を可及的に小さくすることが重要である。上記特許文献1には、ストッパーの両側面における溶接箇所の溶融量の差を小さくすることに関して、改善の余地が残されている。
そこで、本発明の目的は、レーザ光でワークを両側から同時に溶接するに際し、溶接箇所における溶融量の差を小さくする技術を提供することにある。
本願発明の第1の観点によれば、レーザ光でワークを両側から同時に溶接するレーザ溶接装置であって、前記ワークを保持可能なワーク保持部と、前記ワークを挟むように配置され、前記ワークに対してレーザ光を同時に照射可能な、2つのレーザ照射部と、前記ワークの各々の溶接箇所から出射した戻り光の強度を検出可能な戻り光強度検出部と、前記ワークを前記2つのレーザ照射部の間で相対的に移動させるワーク移動部と、前記ワーク移動部を制御する移動制御部と、を備え、前記2つのレーザ照射部は、前記2つのレーザ照射部が前記ワークに照射するレーザ光の焦点が何れも前記ワークの内部に位置し、又は、何れも前記ワークの外部に位置するように構成されており、前記移動制御部は、前記2つの溶接箇所のうちより高い強度の戻り光を出射する溶接箇所としての高強度溶接箇所が前記高強度溶接箇所に照射されるレーザ光の焦点から離れ、且つ、前記2つの溶接箇所のうちより低い強度の戻り光を出射する溶接箇所としての低強度溶接箇所が前記低強度溶接箇所に照射されるレーザ光の焦点に近づくように、前記ワーク移動部を制御する、レーザ溶接装置が提供される。以上の構成によれば、レーザ光で前記ワークを両側から同時に溶接するに際し、前記2つの溶接箇所から出射した戻り光の強度の差分が小さくなるので、前記2つの溶接箇所における溶融量の差が小さくなり、もって、溶接歪の発生が抑制され、高精度なレーザ溶接が実現される。
また、前記レーザ溶接装置は、単一のレーザ光を分岐して前記2つのレーザ照射部に供給するための分岐用光学素子を更に備えた。以上の構成によれば、前記単一のレーザ光の出力が変動しても、前記2つの溶接箇所における溶融量の差が広がることはない。これに対し、前記2つのレーザ照射部から出力されるレーザ光が異なる2つの光源から出力されたものである場合、何れかの光源の出力が変動すると、前記2つの溶接箇所における溶融量の差が広がる虞がある。従って、以上の構成によれば、前記2つのレーザ照射部から出力されるレーザ光が異なる2つの光源から出力されたものである場合と比較して、前記2つの溶接箇所における溶融量の差を小さくすることができる。
本願発明の第2の観点によれば、レーザ光でワークを両側から同時に溶接するレーザ溶接方法であって、前記ワークに照射するレーザ光の焦点が何れも前記ワークの内部に位置し、又は、何れも前記ワークの外部に位置するように、前記ワークに照射するレーザ光の焦点位置が設定されており、前記ワークの各々の溶接箇所から出射した戻り光の強度を検出するステップと、前記2つの溶接箇所のうちより高い強度の戻り光を出射する溶接箇所としての高強度溶接箇所が前記高強度溶接箇所に照射されるレーザ光の焦点から離れ、且つ、前記2つの溶接箇所のうちより低い強度の戻り光を出射する溶接箇所としての低強度溶接箇所が前記低強度溶接箇所に照射されるレーザ光の焦点に近づくように、前記ワークを移動させるステップと、を含む、レーザ溶接方法が提供される。以上の方法によれば、レーザ光で前記ワークを両側から同時に溶接するに際し、前記2つの溶接箇所から出射した戻り光の強度の差分が小さくなるので、前記2つの溶接箇所における溶融量の差が小さくなり、もって、溶接歪の発生が抑制され、高精度なレーザ溶接が実現される。
また、前記ワークに両側から照射されるレーザ光は、単一のレーザ光を分岐して得られたものとする。以上の方法によれば、前記単一のレーザ光の出力が変動しても、前記2つの溶接箇所における溶融量の差が広がることはない。これに対し、前記ワークに両側から照射されるレーザ光が異なる2つの光源から出力されたものである場合、何れかの光源の出力が変動すると、前記2つの溶接箇所における溶融量の差が広がる虞がある。従って、以上の構成によれば、前記ワークに両側から照射されるレーザ光が異なる2つの光源から出力されたものである場合と比較して、前記2つの溶接箇所における溶融量の差を小さくすることができる。
本発明によれば、レーザ光で前記ワークを両側から同時に溶接するに際し、前記2つの溶接箇所から出射した戻り光の強度の差分が小さくなるので、前記2つの溶接箇所における溶融量の差が小さくなり、もって、溶接歪の発生が抑制され、高精度なレーザ溶接が実現される。
レーザ溶接装置の概略図である。(第1実施形態) ワークの斜視図である。(第1実施形態) 制御装置の機能ブロック図である。(第1実施形態) レーザ溶接装置のフローチャートである。(第1実施形態) 溶融量の差が小さくなる動作メカニズムを説明するための図である。(第1実施形態) 溶融量の差が小さくなる動作メカニズムを説明するための図である。(第1実施形態) 溶融量の差が小さくならない場合を説明するための図である。(比較例) 溶融量の差が小さくならない場合を説明するための図である。(比較例) 溶融量の差が小さくなる動作メカニズムを説明するための図である。(第2実施形態) 溶融量の差が小さくなる動作メカニズムを説明するための図である。(第2実施形態)
図1に示すレーザ溶接装置1は、レーザ光でワークを両側から同時に溶接することで、溶接歪のない高精度なレーザ溶接を行う装置である。具体的には、ワークの各々の溶接箇所から出射した戻り光の強度をリアルタイムに検出し、検出結果に基いてワーク自体を移動させることで、ワークの各々の溶接箇所の溶融量の差を小さくし、もって、溶接歪のない極めて高精度なレーザ溶接を実現している。特筆すべきは、レーザ光の焦点をワークの溶接箇所から積極的に外していることである。以下、図面を参照しつつ、レーザ溶接装置1を詳細に説明する。
なお、溶接箇所の溶融量は、溶接箇所の入熱量や溶融温度と極めて強い相関関係がある。従って、「溶接箇所の溶融量」は、「溶接箇所の入熱量」や「溶接箇所の溶融温度」と適宜読み替えてもよい。
図1に示すように、レーザ溶接装置1は、レーザ発振器2と、ビームスプリッタ3(分岐用光学素子)と、右溶接ヘッド4(レーザ照射部)と、左溶接ヘッド5(レーザ照射部)と、ワーク保持具6(ワーク保持部)と、回転ステージユニット7と、リニアステージユニット8(ワーク移動部)と、制御装置9と、を備える。
レーザ発振器2は、制御装置9からの指令に基いて、単一のレーザ光をビームスプリッタ3に出力する。
ビームスプリッタ3は、レーザ発振器2から出力された単一のレーザ光を分岐して、右溶接ヘッド4及び左溶接ヘッド5に夫々、供給する。
右溶接ヘッド4及び左溶接ヘッド5は、ワークWを挟むように配置されており、ワークWに対してレーザ光Lを同時に照射可能に構成されている。
右溶接ヘッド4は、集光レンズ10と、戻り光強度検出ユニット11(戻り光強度検出部)と、を有する。集光レンズ10は、ビームスプリッタ3から入力されたレーザ光LをワークWに照射するに際し、レーザ光Lの焦点fがワークWの溶接箇所近傍となるようにレーザ光Lを集光するレンズである。戻り光強度検出ユニット11は、ワークWの溶接箇所から出射した戻り光の強度を検出し、検出結果を制御装置9に出力する。本実施形態において、戻り光とは、熱放射光である。熱放射光とは、物体の温度に応じて放出される電磁波であって、例えば約800ナノメートルの波長を有する赤外光や、約550ナノメートルの波長を有するプラズマ光、使用するレーザ光Lの波長(約1000ナノメートル)を有する反射光である。戻り光強度検出ユニット11は、バンドパスフィルタ12及びフォトダイオード13を有する。バンドパスフィルタ12は、特定の波長成分のみを通過させるフィルタである。フォトダイオード13は、バンドパスフィルタ12を通過した戻り光の強度を検出する受光素子であって、戻り光の強度に応じて強度情報を生成し、生成した強度情報を制御装置9に出力する。
左溶接ヘッド5の構成は、右溶接ヘッド4の構成と同じであるから、その説明を省略する。
ワーク保持具6は、ワークWを保持する。
回転ステージユニット7は、回転ステージ14と回転ステージ用モータ15を有する。回転ステージ14は、ワーク保持具6を水平回転可能に支持するステージである。回転ステージ用モータ15は、制御装置9からの指令に基いて、回転ステージ14を駆動することでワーク保持具6を回転させる。
リニアステージユニット8は、リニアステージ16とリニアステージ用モータ17を有する。リニアステージ16は、ワーク保持具6を右溶接ヘッド4及び左溶接ヘッド5の間で水平移動可能に支持するステージである。リニアステージ用モータ17は、制御装置9からの指令に基いて、リニアステージ16を駆動することでワーク保持具6を水平移動させる。
図2には、本実施形態のワークWを示している。図2に示すワークWは、円柱体W1と筒体W2から構成されており、レーザ溶接装置1によって円柱体W1の外周面に筒体W2の下端が環状に溶接されるものである。なお、レーザ溶接装置1の溶接対象は、図2に示すワークWに限られず、例えば直方体などの他の形状であってもよい。
図3には、制御装置9のブロック図を示している。図3に示すように、制御装置9は、中央演算処理器としてのCPU20(Central Processing Unit)と、読み書き自由のRAM21(Random Access Memory)、読み出し専用のROM22(Read Only Memory)を備えている。そして、CPU20がROM22に記憶されている制御プログラムを読み出して実行することで、制御プログラムは、CPU20などのハードウェアを、レーザ発振器制御部23、強度情報取得部24、強度情報差分判定部25、リニアステージ制御部26(移動制御部)、回転ステージ制御部27として機能させる。
レーザ発振器制御部23は、レーザ発振器2の動作を制御する。
強度情報取得部24は、右溶接ヘッド4の戻り光強度検出ユニット11から強度情報を受信し、受信した強度情報を右強度情報としてRAM21に保存する。同様に、強度情報取得部24は、左溶接ヘッド5の戻り光強度検出ユニット11から強度情報を受信し、受信した強度情報を左強度情報としてRAM21に保存する。
強度情報差分判定部25は、RAM21から右強度情報と左強度情報を読み出し、右強度情報と左強度情報の差分値を算出し、算出した差分値が所定値よりも小さいか判定する。
リニアステージ制御部26は、強度情報差分判定部25の判定結果に基いて、リニアステージ用モータ17に指令を出力することで、ワークWを右溶接ヘッド4と左溶接ヘッド5の間で水平移動させて、右溶接ヘッド4及び左溶接ヘッド5の間におけるワークWの位置を調整する。詳細は後述する。
回転ステージ制御部27は、回転ステージ用モータ15に指令を出力することで、ワークWを水平回転させる。
次に、図4を参照して、レーザ溶接装置1の動作を説明する。なお、本実施形態では、図5に示すように、レーザ溶接前の初期状態において、右溶接ヘッド4は、右溶接ヘッド4から出力されたレーザ光Lとしての右レーザ光Lrの焦点frがワークWの内部に位置するように構成されている。同様に、左溶接ヘッド5は、左溶接ヘッド5から出力されたレーザ光Lとしての左レーザ光Llの焦点flがワークWの内部に位置するように構成されている。ワークW上で右レーザ光Lrが照射される照射領域を右照射領域Arと称し、ハッチングで示す。同様に、ワークW上で左レーザ光Llが照射される照射領域を左照射領域Alと称し、ハッチングで示す。
先ず、作業員がワークWをワーク保持具6に保持させ、レーザ溶接装置1の電源を投入すると、レーザ発振器制御部23がレーザ発振器2に出力開始の指令を出力する。これにより、レーザ発振器2が単一のレーザ光を出力し始める(S100)。この単一のレーザ光は、ビームスプリッタ3によって二手に分岐して右溶接ヘッド4及び左溶接ヘッド5に供給される。そして、右溶接ヘッド4及び左溶接ヘッド5がレーザ光LをワークWに照射することでワークWを両側から同時に溶接し始める。
次に、回転ステージ制御部27は、回転ステージ用モータ15に水平回転開始の指令を出力する。これにより、ワークWが水平回転を開始する(S110)。
次に、強度情報取得部24は、右溶接ヘッド4の戻り光強度検出ユニット11から強度情報を受信し(S120)、受信した強度情報を右強度情報としてRAM21に保存する。同様に、強度情報取得部24は、左溶接ヘッド5の戻り光強度検出ユニット11から強度情報を受信し(S120)、受信した強度情報を左強度情報としてRAM21に保存する。
次に、強度情報差分判定部25は、RAM21から右強度情報と左強度情報を読み出し、右強度情報と左強度情報の差分値を算出し(S130)、算出した差分値が所定値よりも小さいか判定する(S140)。
S140で、差分値が所定値よりも小さいと強度情報差分判定部25が判定した場合は(S140:YES)、レーザ溶接装置1は、溶接が完了したか判定する(S150)。溶接が完了していないと判定した場合は(S150:NO)、レーザ溶接装置1は、処理をS120に戻す。一方、溶接が完了していると判定した場合は(S150:YES)、レーザ溶接装置1は、処理をS160に進める。即ち、S160において、レーザ発振器制御部23がレーザ発振器2に出力停止の指令を出力する。これにより、レーザ発振器2が単一のレーザ光の出力を停止する(S160)。次に、回転ステージ制御部27が、回転ステージ用モータ15に水平回転停止の指令を出力する。これにより、ワークWの水平回転が停止する(S170)。
S140において、差分値が所定値よりも小さくないと強度情報差分判定部25が判定した場合は(S140:NO)、リニアステージ制御部26は、リニアステージ用モータ17に指令を出力することで、ワークWを右溶接ヘッド4と左溶接ヘッド5の間で水平移動させて、右溶接ヘッド4及び左溶接ヘッド5の間におけるワークWの位置を調整し(S180)、処理をS120に戻す。具体的には以下の通りである。
即ち、高精度なレーザ溶接を実現するには、溶接歪を抑える必要がある。溶接歪を抑えるには、右照射領域Ar及び左照射領域Alにおける溶融量の差を小さくする必要がある。そして、右照射領域Ar及び左照射領域Alにおける溶融量の差の主たる発生原因として、以下の理由A及び理由Bが挙げられる。
(理由A)
ビームスプリッタ3は、レーザ発振器2から出力されたレーザ光を二等分に分岐するものであるが、レーザ光を完全に二等分できるわけではない。従って、右溶接ヘッド4及び左溶接ヘッド5から出力されるレーザ光Lの出力に差が生じる場合があり、この結果、右照射領域Ar及び左照射領域Alにおける溶融量に差が生じることがある。
(理由B)
ワーク保持具6は、ワークWの基準面をチャックするようにしている。しかしながら、ワークWをワーク保持具6に取り付ける際、ワークWの取り付け誤差が不可避的に発生する。従って、ワーク保持具6の基準軸に対してワークWの基準軸が若干傾斜することはやむを得ない。ワーク保持具6の基準軸に対してワークWの基準軸が傾斜している場合、溶接が進むにつれて、ワークWと右溶接ヘッド4との間の距離やワークWと左溶接ヘッド5との間の距離が必然的に変動するので、右照射領域Ar及び左照射領域Alの面積が変動し、この結果、右照射領域Ar及び左照射領域Alのエネルギー密度が変動して、右照射領域Ar及び左照射領域Alにおける溶融量に差が生じることになる。
そして、右照射領域Arの溶融量は右強度情報との間で強い正の相関関係があり、左照射領域Alの溶融量は左強度情報との間で強い正の相関関係がある。
そこで、リニアステージ制御部26は、右強度情報と左強度情報に基いてワークWを右溶接ヘッド4と左溶接ヘッド5の間で水平移動させることで(S180)、右照射領域Ar及び左照射領域Alにおける溶融量の差を縮める。
図5及び図6を参照して、リニアステージ制御部26による制御を更に詳細に説明する。図5の状態で、上記の理由A又は理由Bにより、またはその他の理由により、左照射領域Alにおける溶融量が右照射領域Arにおける溶融量よりも少なくなっているとする。この場合、左強度情報は右強度情報よりも小さな値となる。これに対し、リニアステージ制御部26は、図5及び図6に示すように、左強度情報に対応する左照射領域Al(低強度溶接箇所)が左レーザ光Llの焦点flに近づき、右強度情報に対応する右照射領域Ar(高強度溶接箇所)が右レーザ光Lrの焦点frから遠ざかるように、ワークWを右溶接ヘッド4に向けて水平移動させる。これによれば、左照射領域Alの面積が小さくなるので左照射領域Alにおけるエネルギー密度が高くなり、もって、左照射領域Alにおける溶融量が多くなる。一方、右照射領域Arの面積が大きくなるので右照射領域Arにおけるエネルギー密度が低くなり、もって、右照射領域Arにおける溶融量が少なくなる。この結果、左照射領域Al及び右照射領域Arにおける溶融量の差が縮まり、もって、溶融歪の発生が抑制され、高精度なレーザー溶接が実現されるようになる。
このように本実施形態では、レーザ光LでワークWを両側から溶接するに際し、ワークWを右溶接ヘッド4及び左溶接ヘッド5の間で水平移動させるという極めて単純な動作だけで、左照射領域Al及び右照射領域Arにおける溶融量の差を小さくでき、もって、溶融歪の発生が抑制され、高精度なレーザー溶接が実現されている。
なお、上記実施形態では、図5に示すように、右溶接ヘッド4は焦点frがワークWの内部に位置するように構成され、左溶接ヘッド5は焦点flがワークWの内部に位置するように構成されているとした。これに対し、図7には比較例を示す。図7の比較例は、従来の一般的なレーザ溶接を示している。即ち、右溶接ヘッド4は焦点frがワークWの外面に位置するように構成され、左溶接ヘッド5は焦点flがワークWの外面に位置するように構成されている。この場合、図8に示すようにワークWを右溶接ヘッド4に向けて水平移動させたとしても、左照射領域Alと右照射領域Arの面積は同じように大きくなるので、ワークWを水平移動させただけでは、左照射領域Al及び右照射領域Arにおける溶融量の差を解消することはできない。
以上に、本願発明の第1実施形態を説明したが、上記実施形態は以下の特長を有する。
レーザ溶接装置1は、レーザ光LでワークWを両側から同時に溶接する。レーザ溶接装置1は、ワークWを保持可能なワーク保持具6(ワーク保持部)と、ワークWを挟むように配置され、ワークWに対してレーザ光Lを同時に照射可能な、右溶接ヘッド4及び左溶接ヘッド5(2つのレーザ照射部)と、ワークWの各々の溶接箇所から出射した戻り光の強度を検出可能な戻り光強度検出ユニット11(戻り光強度検出部)と、ワークWを右溶接ヘッド4及び左溶接ヘッド5の間で相対的に移動させるリニアステージユニット8(ワーク移動部)と、リニアステージユニット8を制御するリニアステージ制御部26(移動制御部)と、を備える。図5に示すように、右溶接ヘッド4及び左溶接ヘッド5は、右溶接ヘッド4がワークWに照射する右レーザ光Lrの焦点fr及び左溶接ヘッド5がワークWに照射する左レーザ光Llの焦点flが何れもワークWの内部に位置するように構成されている。リニアステージ制御部26は、2つの溶接箇所(右照射領域Ar及び左照射領域Al)のうちより高い強度の戻り光を出射する溶接箇所としての高強度溶接箇所(図5の例では右照射領域Ar)が高強度溶接箇所に照射されるレーザ光L(図5の例では右レーザ光Lr)の焦点(図5の例では焦点fr)から離れ、且つ、2つの溶接箇所のうちより低い強度の戻り光を出射する溶接箇所としての低強度溶接箇所(図5の例では左照射領域Al)が低強度溶接箇所に照射されるレーザ光L(図5の例では左レーザ光Ll)の焦点(図5の例では焦点fl)に近づくように、リニアステージユニット8を制御する。以上の構成によれば、レーザ光LでワークWを両側から同時に溶接するに際し、2つの溶接箇所から出射した戻り光の強度の差分が小さくなるので、2つの溶接箇所における溶融量の差が小さくなり、もって、溶接歪の発生が抑制され、高精度なレーザ溶接が実現される。
また、レーザ溶接装置1は、単一のレーザ光Lを分岐して右溶接ヘッド4及び左溶接ヘッド5に供給するためのビームスプリッタ3(分岐用光学素子)を更に備えた。以上の構成によれば、単一のレーザ光Lの出力が変動しても、2つの溶接箇所における溶融量の差が広がることはない。これに対し、右溶接ヘッド4及び左溶接ヘッド5から出力されるレーザ光が異なる2つの光源から出力されたものである場合、何れかの光源の出力が変動すると、2つの溶接箇所における溶融量の差が広がる虞がある。従って、以上の構成によれば、右溶接ヘッド4及び左溶接ヘッド5から出力されるレーザ光が異なる2つの光源から出力されたものである場合と比較して、2つの溶接箇所における溶融量の差を小さくすることができる。
また、レーザ光LでワークWを両側から同時に溶接するレーザ溶接は、ワークWに照射するレーザ光Lの焦点が何れもワークWの内部に位置するようにワークWに照射するレーザ光Lの焦点位置が設定されていることを前提とした上で、以下の方法により行われる。即ち、レーザ溶接方法は、ワークWの各々の溶接箇所(右照射領域Ar及び左照射領域Al)から出射した戻り光の強度を検出するステップ(S120)と、2つの溶接箇所(右照射領域Ar及び左照射領域Al)のうちより高い強度の戻り光を出射する溶接箇所としての高強度溶接箇所(図5の例では右照射領域Ar)が高強度溶接箇所に照射されるレーザ光L(図5の例では右レーザ光Lr)の焦点(図5の例では焦点fr)から離れ、且つ、2つの溶接箇所のうちより低い強度の戻り光を出射する溶接箇所としての低強度溶接箇所(図5の例では左照射領域Al)が低強度溶接箇所に照射されるレーザ光L(図5の例では左レーザ光Ll)の焦点(図5の例では焦点fl)に近づくように、ワークWを移動させるステップ(S180)と、を含む。以上の方法によれば、レーザ光LでワークWを両側から同時に溶接するに際し、2つの溶接箇所から出射した戻り光の強度の差分が小さくなるので、2つの溶接箇所における溶融量の差が小さくなり、もって、溶接歪の発生が抑制され、高精度なレーザ溶接が実現される。
また、ワークWに両側から照射されるレーザ光Lは、単一のレーザ光Lを分岐して得られたものとする。以上の方法によれば、単一のレーザ光Lの出力が変動しても、2つの溶接箇所における溶融量の差が広がることはない。これに対し、ワークWに両側から照射されるレーザ光Lが異なる2つの光源から出力されたものである場合、何れかの光源の出力が変動すると、2つの溶接箇所における溶融量の差が広がる虞がある。従って、以上の構成によれば、ワークWに両側から照射されるレーザ光Lが異なる2つの光源から出力されたものである場合と比較して、2つの溶接箇所における溶融量の差を小さくすることができる。
なお、レーザ光LでワークWを両側から溶接するに際し、ワークWを右溶接ヘッド4及び左溶接ヘッド5の間で水平移動させるという極めて単純な動作だけで、左照射領域Al及び右照射領域Arにおける溶融量の差を小さくできる、という上記実施形態の特長は、特に、ワークWに両側から照射するレーザ光Lを単一のレーザ光Lを分岐して得られたものとする場合において特に有用である。なぜなら、ワークWに両側から照射するレーザ光Lを単一のレーザ光Lを分岐して得られたものとすると、ワークWに両側から照射するレーザ光Lを個別に調整できないという制約が課されるからである。
(第2実施形態)
以下、図9及び図10を参照して、第2実施形態を説明する。以下、本実施形態が上記第1実施形態と共通する説明は省略する。
上記第1実施形態では、図5に示すように、右溶接ヘッド4は焦点frがワークWの内部に位置するように構成され、左溶接ヘッド5は焦点flがワークWの内部に位置するように構成されているとした。これに対し、本実施形態では、右溶接ヘッド4は焦点frがワークWの外部に位置するように構成され、左溶接ヘッド5は焦点flがワークWの外部に位置するように構成されている。
図9の状態で、上記の理由A又は理由Bにより、またはその他の理由により、右照射領域Arにおける溶融量が左照射領域Alにおける溶融量よりも少なくなっているとする。この場合、右強度情報は左強度情報よりも小さな値となる。これに対し、リニアステージ制御部26は、図9及び図10に示すように、左強度情報に対応する左照射領域Al(高強度溶接箇所)が左レーザ光Llの焦点flから遠ざかり、右強度情報に対応する右照射領域Ar(低強度溶接箇所)が右レーザ光Lrの焦点frに近づくように、ワークWを右溶接ヘッド4に向けて水平移動させる。これによれば、左照射領域Alの面積が大きくなるので左照射領域Alにおけるエネルギー密度が低くなり、もって、左照射領域Alにおける溶融量が少なくなる。一方、右照射領域Arの面積が小さくなるので右照射領域Arにおけるエネルギー密度が高くなり、もって、右照射領域Arにおける溶融量が多くなる。この結果、左照射領域Al及び右照射領域Arにおける溶融量の差が縮まり、もって、溶融歪の発生が抑制され、高精度なレーザー溶接が実現されるようになる。
このように本実施形態では、上記第1実施形態と同様、レーザ光LでワークWを両側から溶接するに際し、ワークWを右溶接ヘッド4及び左溶接ヘッド5の間で水平移動させるという極めて単純な動作だけで、左照射領域Al及び右照射領域Arにおける溶融量の差を小さくでき、もって、溶融歪の発生が抑制され、高精度なレーザー溶接が実現されている。
なお、レーザ溶接時にワークWから溶融金属が飛散して右溶接ヘッド4や左溶接ヘッド5を汚染する虞を考慮すると、焦点fr及び焦点flをワークWの内部に位置させる第1実施形態よりも、焦点fr及び焦点flをワークWの外部に位置させる第2実施形態の方が好ましい。なぜなら、本実施形態の場合、上記第1実施形態と比較して、右溶接ヘッド4及び左溶接ヘッド5とワークWとの間の距離を大きくすることができるからである。
(第3実施形態)
上記第1実施形態及び第2実施形態では、レーザ光LでワークWを両側から溶接するに際し、ワークWを右溶接ヘッド4及び左溶接ヘッド5の間で水平移動させることとした。これに対し、本実施形態では、ワークWは固定するものとし、レーザ発振器2、ビームスプリッタ3、右溶接ヘッド4及び左溶接ヘッド5の光学系をまるごと(各パーツの相対位置を変えずに)駆動させる。
以上の構成によれば、ワーク又は、光学系の何れか一方の1自由度の動きだけで、レーザ光LでワークWを両側から同時に溶接するに際し、2つの溶接箇所から出射した戻り光の強度の差分が小さくなるので、2つの溶接箇所における溶融量の差が小さくなり、もって、溶接歪の発生が抑制され、高精度なレーザ溶接が実現される。
また、光学系を動かすと、左照射領域Al及び右照射領域Arの両方が同時に変化するので、片方の溶接ヘッドのみを移動させる場合に比べて、ヘッドの移動量が少なく、動作の高速化、移動スペースの小型化ができる。
1 レーザ溶接装置
4 右溶接ヘッド
5 左溶接ヘッド
6 ワーク保持具
8 リニアステージユニット
9 制御装置
11 戻り光強度検出ユニット
24 強度情報取得部
25 強度情報差分判定部
26 リニアステージ制御部
Ar 右照射領域
Al 左照射領域
f 焦点
L レーザ光
W ワーク

Claims (4)

  1. レーザ光でワークを両側から同時に溶接するレーザ溶接装置であって、
    前記ワークを保持可能なワーク保持部と、
    前記ワークを挟むように配置され、前記ワークに対してレーザ光を同時に照射可能な、2つのレーザ照射部と、
    前記ワークの各々の溶接箇所から出射した戻り光の強度を検出可能な戻り光強度検出部と、
    前記ワークを前記2つのレーザ照射部の間で相対的に移動させるワーク移動部と、
    前記ワーク移動部を制御する移動制御部と、
    を備え、
    前記2つのレーザ照射部は、前記2つのレーザ照射部が前記ワークに照射するレーザ光の焦点が何れも前記ワークの内部に位置し、又は、何れも前記ワークの外部に位置するように構成されており、
    前記移動制御部は、前記2つの溶接箇所のうちより高い強度の戻り光を出射する溶接箇所としての高強度溶接箇所が前記高強度溶接箇所に照射されるレーザ光の焦点から離れ、且つ、前記2つの溶接箇所のうちより低い強度の戻り光を出射する溶接箇所としての低強度溶接箇所が前記低強度溶接箇所に照射されるレーザ光の焦点に近づくように、前記ワーク移動部を制御する、
    レーザ溶接装置。
  2. 請求項1に記載のレーザ溶接装置であって、
    単一のレーザ光を分岐して前記2つのレーザ照射部に供給するための分岐用光学素子を更に備えた、
    レーザ溶接装置。
  3. レーザ光でワークを両側から同時に溶接するレーザ溶接方法であって、
    前記ワークに照射するレーザ光の焦点が何れも前記ワークの内部に位置し、又は、何れも前記ワークの外部に位置するように、前記ワークに照射するレーザ光の焦点位置が設定されており、
    前記ワークの各々の溶接箇所から出射した戻り光の強度を検出するステップと、
    前記2つの溶接箇所のうちより高い強度の戻り光を出射する溶接箇所としての高強度溶接箇所が前記高強度溶接箇所に照射されるレーザ光の焦点から離れ、且つ、前記2つの溶接箇所のうちより低い強度の戻り光を出射する溶接箇所としての低強度溶接箇所が前記低強度溶接箇所に照射されるレーザ光の焦点に近づくように、前記ワークを移動させるステップと、
    を含む、
    レーザ溶接方法。
  4. 請求項3に記載のレーザ溶接方法であって、
    前記ワークに両側から照射されるレーザ光は、単一のレーザ光を分岐して得られたものとする、
    レーザ溶接方法。
JP2015060631A 2015-03-24 2015-03-24 レーザ溶接装置及びレーザ溶接方法 Active JP6277986B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015060631A JP6277986B2 (ja) 2015-03-24 2015-03-24 レーザ溶接装置及びレーザ溶接方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015060631A JP6277986B2 (ja) 2015-03-24 2015-03-24 レーザ溶接装置及びレーザ溶接方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016179481A JP2016179481A (ja) 2016-10-13
JP6277986B2 true JP6277986B2 (ja) 2018-02-14

Family

ID=57132408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015060631A Active JP6277986B2 (ja) 2015-03-24 2015-03-24 レーザ溶接装置及びレーザ溶接方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6277986B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6869623B2 (ja) * 2017-10-26 2021-05-12 住友重機械工業株式会社 レーザ加工装置
CN111545906B (zh) * 2020-05-13 2022-05-20 南京航空航天大学 一种优化焊缝熔池成形的镜像激光焊接装置与方法
CN111604593A (zh) * 2020-05-20 2020-09-01 南京航空航天大学 一种激光镜像焊接方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4812556B1 (ja) * 1969-05-27 1973-04-21
US3989778A (en) * 1975-12-17 1976-11-02 W. R. Grace & Co. Method of heat sealing thermoplastic sheets together using a split laser beam
JPS60127089A (ja) * 1983-12-15 1985-07-06 Nippon Steel Corp レ−ザによる薄鋼板の溶接法
US4733047A (en) * 1987-02-20 1988-03-22 American Telephone And Telegraph Company Spot welding technique
JPH04275007A (ja) * 1991-02-28 1992-09-30 Nec Corp レーザ加工装置
DE102007035715A1 (de) * 2006-12-27 2008-07-03 Robert Bosch Gmbh Laserstrahlbearbeitungsvorrichtung sowie Verfahren zum Justieren der Fokuslage
GB2457720A (en) * 2008-02-23 2009-08-26 Philip Thomas Rumsby Method for laser processing on the opposite sides of thin transparent substrates

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016179481A (ja) 2016-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2750313C2 (ru) Способ лазерной обработки металлического материала с высоким уровнем динамического управления осями движения лазерного луча по заранее выбранной траектории обработки, а также станок и компьютерная программа для осуществления указанного способа
JP6011598B2 (ja) レーザ溶接方法
JP2007283403A (ja) レーザ溶接装置およびその調整方法
JP6662397B2 (ja) レーザ加工機およびレーザ加工方法
KR101416411B1 (ko) 레이저 용접기
CA2827468A1 (en) Method and apparatus for machining a workpiece by means of a laser beam
US20060226128A1 (en) Laser welding method and laser welding robot
JP6277986B2 (ja) レーザ溶接装置及びレーザ溶接方法
JP2009178720A (ja) レーザ加工装置
US20240116122A1 (en) A method for optimising a machining time of a laser machining process, method for carrying out a laser machining process on a workpiece, and laser machining system designed for carrying out this process
JP7398650B2 (ja) レーザー加工装置、及びレーザー加工装置の出力制御装置
JP6393555B2 (ja) レーザ加工機及びレーザ切断加工方法
EP2921250B1 (en) Laser welding inspection apparatus and laser welding inspection method
JP2009195964A (ja) レーザ・アーク複合溶接ヘッド
CA3043958C (en) Laser pressure welding
JP2015182093A (ja) レーザー溶接装置及びレーザー溶接方法
JP4915315B2 (ja) レーザ溶接方法及びレーザ溶接装置
CN106536122B (zh) 激光加工系统以及激光加工方法
JP6416801B2 (ja) 加工ヘッドのアプローチ機能を有するレーザ加工機
JP2005138126A (ja) 溶接システム
JP5617416B2 (ja) レーザ溶接方法とレーザ溶接装置
US20180361515A1 (en) Method for detecting hole in laser-welded portion and laser welding device
JP7113315B2 (ja) レーザ溶接方法
US11433485B2 (en) Cutting processing machine and cutting processing method
JP7378339B2 (ja) レーザ加工装置及びレーザ・アークハイブリッド溶接装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170317

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171214

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180101

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6277986

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151