JP6272823B2 - 複数の制御可能空気流修正装置 - Google Patents

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Description

(関連出願)
本願は、そのすべてが参照することにより本明細書に組み込まれる、2009年12月1日に出願された「Active Winglet」と題する米国仮特許出願第61/265,534号の利益を主張する2010年6月10日に出願され(現在は放棄されている)、「Active Winglet」と題する米国特許出願第12/797,742号の継続である、2010年9月24日に出願され(現在は米国特許第7,900,877号)、「Active Winglet」と題する米国特許出願第12/890,557号の継続である、2011年3月30日に出願され、「Active Winglet」と題する米国特許出願第13/075,934号の一部継続出願である、2012年4月3日に出願され、「Multiple Controllable Airflow Modification Devices」と題する米国特許出願第13/438,614号の優先権を主張する。
航空機業界には、航空機の効率を上げ、消費される化石燃料の量を削減するという高まり続けるニーズが存在している。効率、性能および美観を高めるために、ウィングレットが設計され、大型マルチパッセンジャー航空機を含む多くの航空機に設置されている。係るウィングレットは、通常、翼の端部に付着し得る水平本体部分、および水平本体部分から鉛直に上方に伸長することがある傾斜部分から成り立っている。たとえば、ウィングレットは、飛行効率、航空機の性能を高めるため、または航空機の美観を改善するためにも航空機の既存の翼に取り付けられることがある。同様に、簡略な翼拡張部が同様の目標に対応するために使用されてきた。
しかしながら、ウィングレットまたは翼拡張部を設置する費用は、ウィングレットまたは拡張部を設置した後に翼を再製作し、認証するための要件のために、多くの場合、法外に高価である。したがって、ウィングレットおよび翼拡張部のアフターマーケット設置は、一般に、大きな飛行機会社によって所有され、運用されている大型航空機のために確保されている。
既存のウィングレットおよび翼拡張部は、各ウィングレットおよび翼拡張部が、特定の航空機の型の特定の翼用に設計され、認証されなければならないという点で実用性が限られている。さらに、ウィングレットまたは翼拡張部を航空機に追加することは、通常、翼にかかる荷重を増やし、それによって翼の耐用期間を減少させる、および/または翼に対する多大な構造補強の追加を必要とする。そもそも、この構造補強の重量が、ウィングレットの追加によって得られるあらゆる効率を損ねる。さらに、固定されている既存のウィングレットおよび翼拡張部は、飛行中の状態変化に適応することができない。したがって、技術では、改善された航空機ウィングレットおよび翼拡張部に対するニーズが残っている。
本概要は、発明を実施するための形態でさらに以下に説明される簡略化された形の概念の抜粋を紹介するために提供される。本概要は、主張されている主題の重要な特長または本質的な特長を特定することを目的としているのでもなければ、主張されている主題の範囲を制限するために使用されることを目的としているのでもない。
本開示は、複数の制御可能空気流修正装置を使用することがあるアクティブ空気流修正システムを説明する。たとえば、航空機は、アクティブ翼拡張部に結合される基準翼付きの胴体を含む。アクティブ翼拡張部は複数の制御可能空気流修正装置(CAMD)を含み得る。CAMDは、制御面、および飛行中の荷重データおよび/または履歴荷重データに少なくとも部分的に基づいて制御面の動きを制御するための制御システムを含み得る。制御システムは、独立してまたは互いと連携して複数のCAMDを制御するように構成され得る。
多様な実施形態は、航空機の基準翼に固定して取り付けることができる翼拡張部を提供する。ここでは、翼拡張部は複数のCAMDを含み得る。CAMDは、CAMDの制御面を制御するための制御システムに結合され得る。多様な実施形態では、制御システムは、航空機のオートパイロットシステムおよび/またはフライバイワイヤーシステムとは無関係に複数のCAMDを制御するように構成され得る。制御システムは、制御ロジックを備えた制御装置を含み得る。制御装置は、航空機に位置するセンサに通信で結合されて、航空機の飛行条件を示すための信号を受信し得る。制御装置は、航空機に位置するセンサからの信号に少なくとも部分的に基づいてCAMDを調整するように構成され得る。
多様な実施形態は、複数のCAMDを含むアクティブ空気流修正システムの使用を提供する。たとえば、システムは、航空機に位置するセンサから飛行条件データを受信し得る。システムは、受信した飛行条件データに少なくとも部分的に基づいて、航空機の翼拡張部に位置する複数のCAMDを調整し得る。CAMDは、たとえば、翼に作用する空気力に起因し、空気力と関連付けられた翼の圧力の中心を機内に移動させることで航空機の翼の翼面荷重を削減する、および/または航空機の翼の疲労寿命に対する翼拡張部の影響を削減するために制御面を回転させることによって調整され得る。CAMDは、互いとは無関係に、または互いと連携して調整され得る。
発明を実施するための形態は添付図面に関して説明される。図中、参照番号の一番左の数字(複数の場合がある)は、参照番号が最初に表示される図を識別する。異なる図中での同じ参照番号の使用は、類似した項目または同一の項目を示す。
航空機の翼に取り付け可能な鉛直に伸長するウィングチップ装置付きの実例的な翼拡張部を示す図である。 航空機の翼に取り付け可能な別の実例的な翼拡張部を示す図である。 各翼拡張部が複数の空気流修正装置を有する、実例的な翼拡張部が取り付けられた航空機を示す図である。 (A)から(H)は、実例的な翼拡張部およびウィングチップ装置を示す図である。 (A)から(F)は、航空機の実例的な翼に取り付けられる実例的な翼拡張部を示す図である。 図1のウィングチップ装置を備えた実例的な翼拡張部を示す図であり、図6の線A―Aに沿ってとられる、ウィングチップ装置の翼拡張部の断面図である。 機械的な制御システムを備えた、図1のウィングチップ装置を備えた翼拡張部の実例的な断面図である。 コンピュータ制御された制御システムを備えた、図1のウィングチップ装置付きの翼拡張部の実例的な断面図である。 設計荷重比較グラフである。 設計応力およびモーメント荷重の比較グラフである。 (A)から(D)は、鉛直に伸長するウィングチップ装置を備えた実例的な翼拡張部の図であり、図11Aに示されるウィングチップ装置を備えた翼拡張部の後縁部からの図であり、図11Bの線C−Cに沿ってとられるウィングチップ装置を備えた翼拡張部の断面図である。 一実施形態に係る実例的な翼拡張部が取り付けられた航空機を示す図である。 別の実施形態に係る鉛直に伸長するウィングチップ装置を備えた実例的な翼拡張部が取り付けられた実例的な航空機を示す図である。 複数の制御可能空気流修正装置の動作を示すフローチャートである。
本願は、航空機の効率、性能、および/または美観を改善するためのアクティブ翼拡張部で使用され得る制御可能空気流修正装置(CAMD)を説明する。本願に係るCAMDは、航空機の翼の疲労も削減し、航空機のウィングの耐用期間を延ばし、および/または航空機に翼拡張部を追加することに関わる認証の費用および時間を短縮し得る。また、翼拡張部は、航空機の効率、性能、および美観をさらに改善し得るウィングチップ装置を含み得る。CAMDを有するおかげで、係るアクティブ翼拡張部は、飛行条件データに応えてCAMDの制御面の端縁および/または部分を調整できる場合がある。
上述されたように、既存の翼に翼拡張部を追加すると、揚力を上げ、抗力を下げることによって航空機の効率および性能が改善する。この性能の利点は、元の飛行機製造メーカによって説明されていなかった翼に対する追加の応力を追加するという代償を払って実現し得る。その結果、翼がウィングレットの追加に対応する構造上の能力を有するかどうかを判断するために、翼を完全に解析し、リバースエンジニアリングし、試験する必要がある場合があるため、飛行機に従来のパッシブ翼拡張部またはウィングレットを設置することは高価である。大部分の場合、従来のウィングレットまたは翼拡張部を設置するとき、構造上の翼の改良が必要とされる。さらに、翼の耐用期間(疲労寿命)は、ウィングレットまたは翼拡張部の追加によって短縮され、それによって顧客にとっての飛行機所有の総費用を増やす。
対照的に、本明細書に説明されるアクティブ翼拡張部は、プラスの空気力学的効果を維持しつつ、最小の(おそらく有益でさえある)構造上の影響を有するため、翼拡張部の追加に関わるエンジニアリングおよび認証の費用を削減する。言い換えると、本明細書に説明されるアクティブ翼拡張部は、揚力を上げ、抗力を下げることによって、従来の固定されたウィングレットおよび翼拡張部に関連する欠点(たとえば、応力の追加、翼の疲労および/またはリエンジニアリング)なしに、飛行機の効率および性能を改善する。上述されたように、本開示に係るアクティブ翼拡張部は、翼拡張部に位置する1つまたは複数のCAMDの形をとる空気流制御システムを有することがある。翼拡張部に位置するCAMDは調整することができ、それが(たとえば、突風、操縦、および/または乱気流の間に翼にかかる応力を削減する、または相殺するために)航空機翼にかかる空気力学的な力を変更し得る。
航空機上のアクティブ翼拡張部は、翼拡張部がない所与の翼のために最初に設計された値で、または値以下にスパン方向断面荷重を保つように設計され得る。したがって、アクティブ翼拡張部は、翼拡張部の追加のために補強された翼を有するという要件を排除し得る。さらに、アクティブ翼拡張部のCAMDは、翼の圧力の中心を機内に移動することによって翼の曲げモーメントを削減する、および/または翼の疲労寿命に与える翼拡張部の影響を削減するように構成され得る。したがって、アクティブ翼拡張部の追加は、仮にあったとしても、翼および/または翼が取り付けられている航空機の耐用年数を大幅に減少させないであろう。いくつかの例では、アクティブ翼拡張部の追加は、翼および/または翼が取り付けられている航空機の疲労を削減し、全体的な耐用年数を増やすことさえある。さらに、同じ例または他の例では、アクティブ翼拡張部を追加すると、航空機の翼積載能力の総容量も増加し、このようにして航空機の総重量の可能性を高めることがある。
上述されたように、本開示は、複数の制御可能空気流修正装置を使用し得るアクティブ空気流修正システムを説明する。たとえば、航空機は、基準翼の第1の端部で胴体に結合される、基準翼を備えた胴体を含み得る。基準翼は、たとえばエルロンを含む制御面も有し得る。航空機は翼拡張部も含み得る。翼拡張部は第2の端部で基準翼に結合される水平部分を含んでよく、したがって水平部分は基準翼の翼端に近い方にある。水平部分は実質的には基準翼と同一平面上にあってよく、たとえば基準翼が上反角構成または下反角構成を有する場合、水平部分が上反角構成または下反角構成を続ける同じ角度で基準翼から外向きに続き得ることを意味する。さらにまたは代わりに、水平部分は基準翼に対して斜めに設定されてよく、たとえば基準翼に対して翼拡張部で上反角または下反角を提供する。また、翼拡張部は、翼拡張部の水平部分に直接的に結合される複数の制御可能空気流修正装置(CAMD)も含み得る。水平部分は、第1の水平セグメントと、第1の水平セグメントが基準翼と第2の水平セグメントとの間に配置される第2の水平セグメントを含み得る。ここで、第1の水平セグメントは、複数のCAMDの内の第1のCAMDに直接的に結合されてよく、第2の水平セグメントは、複数のCAMDの内の第2のCAMDに直接的に結合され得る。別の言い方をすると、第1のCAMDを含む第1の水平セグメントは基準翼の翼端近くに、および第2のCAMDを含む第2の水平セグメントの内向きに位置し得る。
CAMDは、制御面が基準翼に実質的に平行になるように、基準翼の後縁部に配置される制御面を含み得る。CAMDは、飛行中の荷重データに少なくとも部分的に基づいて制御面の動きを制御するための制御システムも含み得る。制御面は、履歴飛行データに少なくとも部分的に基づいて航空機のために構成され得る。制御システムは、航空機に位置するセンサに通信で結合され、センサから信号を受信するように構成され得る。さらに、制御システムは、別のCAMDの制御面とは無関係にCAMDの制御面を制御するように構成され得る。さらにまたは代わりに、制御システムは、第2のCAMDと同期している第1のCAMDの制御面を制御するように構成され得る。
多様な実施形態は、航空機の基準翼に固定して取り付け可能である翼拡張部を提供する。ここでは、翼拡張部は、航空機の基準翼に実質的に平行な水平部分を含んでよく、水平部分は航空機の基準翼の翼端に近い部分に固定して付着するように構成され得る。翼拡張部は、翼拡張部の水平部分に結合される複数のCAMDも含み得る。翼拡張部はさらに、水平部分の翼端に近い部分に直接的に結合され得るウィングチップ装置を含み得る。いくつかの実施形態では、ウィングチップ装置は鉛直に伸長する部分も含み得る。鉛直に伸長する部分は少なくともいくぶんは鉛直方向に伸長するが、水平部分に対してまたは水平面に対して垂直である必要はない。言い換えると、鉛直に伸長する部分は、鉛直成分を含む角度で水平部分から伸長する。
CAMDは、CAMDの制御面を制御するための制御システムに結合され得る。多様な実施形態では、制御システムは、航空機のオートパイロットシステムおよび/またはフライバイワイヤーシステムとは無関係にCAMDを制御するように構成され得る。制御システムは、制御ロジックを備えた制御装置を含んでよく、制御装置は航空機に位置するセンサに通信で結合するように構成され得る。制御装置は、センサに結合されるときに、航空機に位置するセンサから航空機の飛行条件に対する信号を受信するように構成され得る。航空機に位置するセンサからの信号に少なくとも部分的に基づいてCAMDを調整するようにさらに構成される制御装置。
多様な実施形態は、アクティブ空気流修正システムの使用を提供する。たとえば、システムは航空機に位置するセンサから飛行条件データを受信し得る。システムは、受信した飛行条件データに少なくとも部分的に基づいて航空機の翼拡張部に位置する複数のCAMDを調整し得る。いくつかの実施形態では、複数のCAMDは、航空機の基準翼に実質的に平行であり得る翼拡張部の水平部分に位置し得る。CAMDは、ヒンジに結合される1つの端縁以外の制御面の端縁が翼拡張部の水平部分に関して上または下に移動するように、水平軸に沿ったヒンジで制御面を回転させることによって調整され得る。CAMDの調整は、翼の圧力の中心を機内に移動することによって航空機の翼の翼面荷重を削減する、および/または航空機の翼の疲労寿命に与える翼拡張部の影響を削減するように構成され得る。ここでは、たとえば、翼面荷重は、翼の曲げモーメントおよび/または捻りモーメントを含み得る。
CAMDは、互いとは関係なく、または互いに連携して調整され得る。たとえば、第1のCAMDは、第2のCAMDとは関係なく調整され得る。さらにまたは代わりに、第1のCAMDは、第2のCAMDと連携して調整され得る。たとえば、第1のCAMDは、第1の制御反応を提供することによって調整されてよく、第2のCAMDは、第2の制御反応を提供することによって調整され得る。多様な実施形態は、第2の制御反応の大きさを、第1の制御反応の大きさよりも大きくなるように規定する。多様な実施形態は、第1の制御反応のタイミングを第2の制御反応のタイミングよりも遅くなるように規定する。多様な実施形態は、同じ翼拡張部に存在する第1のCAMDおよび第2のCAMDを提供する。
実例的なアクティブ翼拡張部
図1は、航空機(不図示)の翼102に取り付け可能である実例的なアクティブ翼拡張部100を示す。一実施形態では、アクティブ翼拡張部100は、水平面および/または航空機の翼に実質的に平行であり得る本体部分104を含み得る。ほんの一例として、および制限ではなく、アクティブ翼拡張部100は、たとえば本体部分104の外側の傾斜部分106および本体部分104の内側の取付け可能部分108等のウィングチップ装置を含み得る。この例では、本体部分104の外側および内側は、外側が内側よりも、翼102からより遠くなるように翼102に関して説明される。さらに、傾斜部分106は、傾斜部分が本体部分104から垂直に突出するように、本体部分104に対して実質的に鉛直であり得る。しかし、他の実施形態では、傾斜部分106は90度以外の角度で本体部分104から突出するように構成され得る。さらに他の実施形態では、傾斜部分106は、(航空機に対して)下方に突出することを含む角度で本体部分104から突出するように構成され得る。さらに、傾斜部分106は本体部分104の外側から突出するとして上述されているが、アクティブ翼拡張部100は、傾斜部分106が本体部分104の中間または任意の他の場所から突出し得るように設計されてもよい(つまり、傾斜部分106が本体部分104の内側と外側との間の任意の位置に位置し得る)。さらに、傾斜部分106は、本体部分104から傾斜部分106へ実質的に円滑に遷移する融合した構成で本体部分104の外側から突出するとして図1に示されているが、本体部分104と傾斜部分106との間の遷移は融合するおよび/または円滑となる必要はない。
アクティブ翼拡張部100は、本体部分104および/または傾斜部分106に位置する1つまたは複数の制御面112の形をとる制御可能空気流修正装置(CAMD)110を含み得る。さらに例として、一実施形態では、CAMD110は、アクティブ翼拡張部100の本体部分104に位置し得る。別の実施形態では、CAMD110は、アクティブ翼拡張部100の傾斜部分106に位置し得る。さらに別の実施形態では、CAMD110は、アクティブ翼拡張部100の本体部分104と傾斜部分106の両方に位置し得る。さらに、およびほんの一例として、図1に示される実施形態では、CAMD110は、アクティブ翼拡張部100の後部(つまり、航空機の前部に対して、アクティブ翼拡張部100の裏面または後縁部)に位置して示される。このようにして、CAMD110の調整は、制御面112が位置するアクティブ翼拡張部100の後部部分(本体部分104または傾斜部分106)に対して、制御面112の角度を変更し得る。さらに、図1に示されるように、アクティブ翼拡張部100は2つのCAMD110を含み得る。ただし、他の実施形態では、航空機の大きさおよび所望される性能特性等のさまざまな要因に応じて、より多くのCAMD110またはより少ないCAMD110が使用され得る。
さらに、ほんの一例として図1に示されるように、傾斜部分106は、基本的な台形形状として示されている。しかし、傾斜部分106は、矩形、三角形、楕円形、または任意の他の幾何学形状であり得る。さらに、傾斜部分106に位置する空気流制御面112は、アクティブ翼拡張部100の本体部分104に位置する空気流制御面112と類似した形状または同じ形状であり得る。
さらに、図1のアクティブ翼拡張部100は、一例として、および制限ではなく、アクティブ翼拡張部100の本体部分104に位置するセンサ114を示す。ただし、センサ114は、アクティブ翼拡張部100の、または航空機の他の場所に配置され得る。たとえば、1つまたは複数のセンサは、傾斜部分106の上に、(航空機に対して)本体部分104の前部つまり前縁部に、(航空機に対して)本体部分104の後部に、翼拡張部100の表面に、翼拡張部100の内側に(つまり翼拡張部100の表面内に位置する)、たとえば基準翼、胴体、尾部等を含む航空機内のどこにでも位置し得る。
また、ほんの一例として図1に示されるのは、上述されたアクティブ翼拡張部100の取り付け前の航空機(不図示)の実例的な翼102である。翼102は、エルロン116およびフラップ118を含み得る。エルロン116およびフラップ118は航空機の飛行制御に使用されてよく、いくつかの実施形態では、航空機の1人または複数のパイロットによって制御され得る。翼102は、航空機(不図示)の基準翼として説明され得る。基準翼は、翼拡張部100によって置換され得る、または翼拡張部100によって外向きに伸長され得るウィングチップおよび/またはウィングチップ装置を含むこともあれば、含まないこともある。
また、図1は、アクティブ翼拡張部100に結合される実例的なウィング102を含み得る実例的な改良された翼120も示す。改良された翼120は、(たとえば、その最初の製造中に航空機の中に統合されたアクティブ翼拡張部を備えた)新しい航空機用に設計され、作られ得る、またはアクティブ翼拡張部100は事後に既存の翼102に取り付けられ得る。改良された翼120のアクティブ翼拡張部100は、既存の翼102と類似した形状で構成され得る。さらに、およびほんの一例として、翼拡張部100は、既存の翼102の端部の一部がアクティブ翼拡張部100の取付け可能部分108の内部に常駐するように、既存の翼102の一部の上に収まってもよい。その場合、取付け可能部分108は、既存の翼102の端部の少なくとも一部の上に収まるスリーブまたはカラーを含み得る。他の実施形態では、さらにまたは代わりに、アクティブ翼拡張部100は、当接面を介しておよび/または内部構造サポートを介して既存の翼102の端部を取付け可能部分108に留めることによって既存の翼102に取り付けられ得る。さらに、翼拡張部100は、既存の翼102と同じまたは類似した材料から製作され得る。
図2は、航空機の翼102に取り付けられ得る実例的なアクティブ翼拡張部200を示す。一実施形態では、アクティブ翼拡張部200は、水平面および/または航空機の翼に実質的に平行であり得る本体部分202を含み得る。ほんの一例として、および制限ではなく、アクティブ翼拡張部200は、ウィングチップ装置(不図示)および本体部分202の内側の取付け可能部分204も含み得る。この例では、本体部分202の外側および内側は、外側が内側よりも、翼102からより遠くなるように翼102に関して説明される。
アクティブ翼拡張部200は、本体部分202に位置する1つまたは複数の制御面208の形をとるCAMD206を含み得る。ほんの一例として、図2に示される実施形態では、CAMD206は、アクティブ翼拡張部200の後部(つまり、航空機の前部に対して、アクティブ翼拡張部200の裏面または後縁部)に位置すると示される。このようにして、CAMD206の調整は、アクティブ翼拡張部200の後部部分(本体部分202)に対して制御面208の角度を変更し得る。さらに、以下に説明されるように、アクティブ翼拡張部200は、2つ以上のCAMD206を含み得る。しかし、他の実施形態では、航空機の大きさおよび所望される性能特性等のさまざまな要因に応じて、より多くのCAMD206またはより少ないCAMD206が使用され得る。
さらに、図2のアクティブ翼拡張部200は、ほんの一例として、および制限ではなく、アクティブ翼拡張部200上の本体部分202に位置するセンサ210を示す。ただし、センサ210は、アクティブ翼拡張部200または航空機の他の位置に配置され得る。たとえば、1つまたは複数のセンサは、(航空機に対して)本体部分202の前部または前縁部に、(航空機に対して)本体部分202の後部に、翼拡張部200の表面に、翼拡張部200の内側に(つまり、翼拡張部の表面内に位置する)、たとえば基準翼、胴体、尾部等を含む航空機内のどこにでも位置し得る。
やはり図2にほんの一例として示されているのは、上述されたアクティブ翼拡張部200の取付け前の航空機(不図示)の実例的な翼102である。翼102は、エルロン116およびフラップ118を含み得る。エルロン116およびフラップ118は、航空機の飛行制御に使用されてよく、いくつかの例では、航空機の1人または複数のパイロットによって制御され得る。翼102は、航空機(不図示)の基準翼として説明され得る。基準翼は、翼拡張部200によって置換され得る、または翼拡張部200によって外向きに伸長され得るウィングチップおよび/またはウィングチップ装置を含むこともあれば、含まないこともある。さらに、翼拡張部200は、基準翼の構造に結合するように構成されてよく、たとえば、翼拡張部200は、基準翼内の1つまたは複数の翼桁に結合する1つまたは複数の翼桁拡張部(不図示)を有し得る。
また、図2は、アクティブ翼拡張部200に結合される実例的な翼102を含み得る実例的な改良された翼212も示す。改良された翼212は、(たとえば、アクティブ翼拡張部がその最初の製造中に航空機の中に統合された)新しい航空機用に設計され、作られ得る、またはアクティブ翼拡張部200は事後に既存の翼102に取り付けられ得る。改良された翼212のアクティブ翼拡張部200は、既存の翼102と類似した形状で構成され得る。さらに、およびほんの一例として、翼拡張部200は、既存の翼102の端部の部分が、アクティブ翼拡張部200の取付け可能部分204内に常駐するように、既存の翼102の一部の上に収まり得る。その場合、取付け可能部分204は、既存の翼102の端部の少なくとも一部の上に収まるスリーブまたはカラーを含み得る。他の実施形態では、さらにまたは代わりに、アクティブ翼拡張部200は、当接面を介しておよび/または内部構造サポートを介して既存の翼102の端部を取付け可能部分204に留めることによって、既存の翼102に取り付けられ得る。さらに、翼拡張部200は、既存の翼102と同じまたは類似した材料から製作され得る。
アクティブ翼拡張部を備えた実例的な航空機
図3は、少なくとも1つの取り付けられたアクティブ翼拡張部304を含む航空機302に実装される実例的な荷重軽減システム300を示す。荷重軽減システム300の構成部品は、センサ314、アクティブ翼拡張部(複数の場合がある)304、制御システム306、CAMD(複数の場合がある)318、および制御面(複数の場合がある)312を含み得る。ほんの一例として、および制限ではなく、図3は、航空機302の各翼上のアクティブ翼拡張部304を示す。ただし、アクティブ翼拡張部304は、航空機302の他の表面に設置されてもよい。たとえば、アクティブ翼拡張部304は、図示されるように翼上に位置することもあれば、アクティブ翼拡張部302は尾翼、または胴体を含む航空機の任意の他の水平面または鉛直面上に位置することもある。
上述されたように、荷重軽減システム300は、制御システム306を含み得る。制御システム306は、航空機302のアクティブ翼拡張部304を制御するように構成され得る。ほんの一例として、および制限ではなく、制御システム306は、飛行条件データを含むが、これに制限されるものではないシステムデータを受信し、処理するための1台または複数のプロセッサ(複数の場合がある)308を含み得る。一実施形態では、プロセッサ(複数の場合がある)308は、センサ314から飛行中のデータを受信し得る。図1およびセンサ114に関して上述されたように、センサ314は、翼、胴体、翼拡張部、および/またはウィングチップ装置を含む航空機のどこにでも位置し得る。制御システム306はさらに、飛行条件データの記憶用のメモリ310から構成され得る。メモリ310に記憶されるデータは、以前に受信された飛行条件データ、現在記録されている(つまり、現在の飛行中の)飛行条件データ、または現在の飛行中のデータおよび/または以前に記録された飛行中のデータの編集物を含み得る。ほんの一例として、制御システム306のメモリ310はオペレーティングシステム312および制御ロジック316を含み得る。
オペレーティングシステム312は、データをプロセッサ(複数の場合がある)308にインタフェースし、航空機302の1人または複数のパイロットとの対話のためにユーザインタフェース(不図示)を提供するために制御システム306の操作を担当し得る。さらにまたは代わりに、オペレーティングシステム312は、ユーザインタフェースを提供せずにデータをプロセッサ(複数の場合がある)308にインタフェースするために制御システム306の操作を担当してよく、実際上ユーザ、たとえばパイロットには見えない場合がある。制御システム306の制御ロジック316は、アクティブ翼拡張部304のCAMD(複数の場合がある)318の制御面(複数の場合がある)312を操作するように構成され得る。一実施形態では、制御ロジック316は、センサ(複数の場合がある)314から受信される飛行条件データに基づいて制御面(複数の場合がある)312を制御し得る。さらに、パラメータ320がメモリ310に記憶され得る。パラメータは所定のパラメータであってよく、制御面(複数の場合がある)312の動作を決定するために制御ロジック316によって使用され得る。いくつかの実施形態では、制御システム306は、同時にまたは独立して制御面312を操作し得る。ほんの一例として、図3の制御システム306は、航空機302の胴体および/または艇体内に示されている。しかし、制御システム306は、コックピット、尾部、翼、翼拡張部、ウィングチップ装置等を含むが、これに限定されるものではない航空機のどこにでも位置することができる。
上述されたように、荷重軽減システム300は、CAMD(複数の場合がある)318および制御面(複数の場合がある)312を含むアクティブ翼拡張部(複数の場合がある)304を含み得る。多様な実施形態では、アクティブ翼拡張部304は、複数の制御面312のある複数のCAMD318を含み得る。たとえば、図3は、2つのCAMD318を含むアクティブ翼拡張部304を備えた航空機302を示し、各CAMD318は制御面312と関連付けられている。
実例的な空気流修正装置の構成
図4Aから図4Hは、翼拡張部および/またはウィングチップ代替物、CAMD、ウィングチップ装置の多様な実例的な実施形態を示す。たとえば、図4Aは、翼または別の拡張部に対する翼拡張部としても働き得る水平部分402を含み得るCAMD400を示す。CAMD400は、たとえばウィングレット等のウィングチップ装置404を含み得る。ウィングチップ装置404は、CAMD400の中に統合されることもあれば、CAMD400から別個であることもある。CAMD400は、制御システム408に飛行データを提供するためにセンサ406を含み得る。制御システム408は、コントローラ(複数の場合がある)(不図示)および制御面410を制御するように構成されたアクチュエータ(複数の場合がある)(不図示)を含み得る。制御面112に関して上述された制御面410は、水平部分402の後部部分に対して移動され得る。CAMD400は、本体部分104に関して上述されたように、水平部分402の機内側の取付け可能部分412を含み得る。
図4Bから図4Eは、CAMDが翼拡張部の中に統合された、翼拡張部の多様な実例的な実施形態を示す。たとえば、図4Bは、CAMD416を含み得る翼拡張部414を示す。CAMD416は、制御システム408および制御面410を含み得る。制御面410は多様な形をとり、翼拡張部の多様な距離に及び得る。翼拡張部414、418、420、および422は、制御面410の考えられる構成の内のいくつかを示す。たとえば、翼拡張部414は、翼拡張部414の全長未満の長さに及ぶ制御面410を含み、翼拡張部414の断面は制御面410の各端部にある。制御面410の各端部にある翼拡張部414の断面は、大きさが等しくてよいが、等しくなる必要はない。
図4Cは、翼拡張部418の全長未満の長さに及ぶ制御面410を含み、翼拡張部418の断面は、たとえば翼拡張部418の内向きの端部上等、制御面410の1つの端部にある。図4Dは、翼拡張部420の全長に及ぶ制御面410を含む翼拡張部420を示す。図4Eは、翼拡張部422の全長未満の長さに及ぶ制御面410を含み、翼拡張部422の断面は、たとえば翼拡張部422の翼端に近い端部上等、制御面410の1つの端部にある。
図4Dは、制御面410をおおよそくさび形として示しているが、制御面はエアフォイルの輪郭に従う必要はない。たとえば、制御面は実質的に平面的であってよい。
図4Fから図4Gは、拡張部の中に統合された複数のCAMDを含み得る翼拡張部を示す。たとえば、図4Fは、2つのCAMD416を含み得る翼拡張部424を示す。図4Gは、3つのCAMD416を含み得る翼拡張部426を示す。翼拡張部の中に統合されたCAMDの数は必ずしも3に限られない。CAMDの数は、特に航空機、航空機の構成、特務飛行、操作環境、所望される性能パラメータ、製造技法および製造材料、ならびにハードウェアに左右されることがある。さらに、後述されるように、1つまたは複数のCAMDを備えた複数の翼拡張部は、モジュラリティーの度合を維持しつつ、所望される構成を達成するために互いと連携して使用され得る。
図4Hは、ウィングレット428およびウィングチップ430を含む多様なウィングチップ装置も示す。ウィングチップ装置は、ウィングレット、フェンス、スピロイド、レークトウィングチップ、四角に削った先端、アルミ管湾曲部、曲線的、ヘレナースタイル、垂下先端、先端タンク、セイル、およびエンドプレートを含み得るが、これに限定されるものではない。ウィングチップ装置は、アクティブ翼拡張部と連動して使用され得る。いくつかの場合、アクティブ翼拡張部の使用が、たとえばウィングレット等、元の航空機が最初は使用できなかったウィングチップ装置の使用を可能にし得る。さらにまたは代わりに、ウィングチップ装置は制御面を含むこともあれば、含まないこともあり、制御面がアクティブ制御面であることもあれば、ないこともある。
航空機用のCAMDのサイジングは多様な要因に依存し得る。たとえば、CAMDまたはCAMDを収容する翼拡張部の輪郭は、実質的にはエアフォイル形状432および取付け点での翼弦線434に一致し得る。多様な実施形態では、これは基準翼から翼拡張部への実質的に円滑な遷移を実現し得る。しかし、多様な実施形態は、基準翼とCAMDまたはCAMDを収容する翼拡張部との間に分離性の交差を意図する。さらに、CAMDまたはCAMDを収容する翼拡張部は、CAMDまたはCAMDを収容する翼拡張部を横切る効果的な翼の捻りを支持するように構成され得る。
さらに、翼拡張部のスパン方向の長さは、航空機、サイズ、構造、構成、速度、特務飛行、性能、所望される性能、および所望される特務飛行に部分的に基づき得る。
システムの中に統合され得るCAMDの数は、上述の要因だけではなく、翼拡張部のスパン方向長に基づき得る。また、所望されるCAMDの数は航空機の総重量にも依存し得る。たとえば、1セットのCAMDが、約150ノットの比較的に低速で動作する10,000ポンドの比較的に軽量な航空機には十分である場合がある。さらに、10,000ポンドを超える航空機には、2セット以上のCAMDが好ましいことがある。
CAMDの数に影響を与えることがある他の要因は、制御面サイズ、偏向角度、結果として生じる航空機の動作速度でのヒンジモーメントおよび偏向角度、ならびにモータ/アクチュエータ動力および認可を含むが、これに限定されるものではないCAMDのサイジングであり得る。
CAMDの制御面のサイズは、翼拡張部の翼弦のパーセンテージで測定され得る、翼弦方向長を含み得る。この値は、(翼拡張部の翼弦長全体が制御面の一部として移動する)翼拡張部の翼弦の100%から、翼拡張部の翼弦の1%未満という小さいパーセンテージに及ぶことがある。多様な実施形態では、それ制御面は、たとえばエルロン等、基準翼の隣接するまたは近傍の制御面に対して類似した割合の翼弦長を有するように構成され得る。
CAMDのスパン方向の長さまたは幅は、上述した要因に基づいてもよい。さらに、CAMDのスパン方向の長さまたは幅は、製造およびモジュラリティーの関連性に基づいてもよい。たとえば、CAMDは設定された幅で構成され得る。これは、上述した要因のバランスを表し得る。たとえば、所望される反応または移動を達成するほど十分に速く制御面を移動するために十分な動力および反応時間のモータを選択することが可能な場合がある。
実用的な複数の制御可能空気流修正装置の構成
図5Aから図5Fは、翼、翼拡張部、および/またはウィングチップ代替物、CAMD、ならびにウィングチップ装置の多様な実例的な実施形態を示す。たとえば、図5Aは、翼形502およびウィングチップ装置504を含む基準翼500を示す。基準翼500は、翼拡張部によって置換される、または翼拡張部によって外向きに伸長され得るウィングチップおよび/またはウィングチップ装置を含むこともあれば、含まないこともある。
アクティブ翼拡張部の多様な実施形態は、初期の構成から、複数のCAMD(複数の場合がある)を組み込み得る改良された構成に基準翼500を変更することを意図する。たとえば、図5Bは、翼形502および翼拡張部424を含む改良された翼506を示す。図4に関して説明されるように、翼拡張部424は、たとえば2つのような複数のCAMDを含む。改良された翼506はウィングチップ装置を統合することもあれば、統合しないこともある。たとえば、改良された翼506は、四角に削った、または丸みを付けられたウィングチップ構成を統合し得る。
図5Cは、翼形502および翼拡張部414を含む改良された翼508を示す。本実施形態では、2つの翼拡張部414が互いに隣接してともに結合されている。この手法は、それ以外の場合モジュラー式となる翼拡張部414から構築された単一の効果的な翼拡張部を作成し得る。図4に関して上述されたように、翼拡張部414はCAMDを含む。さらに、改良された翼508はウィングチップ造作を含み得る。この場合、既存のウィングチップ造作504が使用され得る。
図5Dは、翼形502および互いに隣接する翼拡張部414を含む改良された翼510を示す。ここで、改良された翼510は、たとえばウィングレット512等のウィングチップ造作を含み得る。
図5Eは、翼形502および互いに隣接する翼拡張部414を含む改良された翼514を示す。ここで、改良された翼514は、たとえばCAMD400等のウィングチップ造作を含み得る。図4に関して上述されたように、CAMD400は、ウィングチップ装置だけではなく翼拡張部も含み得る。この場合、CAMD400はウィングレットだけではなく翼拡張部も提供する。この構成は、改良された翼514ごとに3つのCAMDを提供し得る。
図5Fは、翼形502ならびに互いに隣接する翼拡張部518および520を含む改良された翼516を示す。ここでは、存在する場合、たとえば根元から先端までの先細等の基準翼のプラットホーム幾何学形状が、翼拡張部518および520を通って広げられ得る。たとえば、翼拡張部520は基準翼502に対して翼拡張部518の翼端方向に近いので、翼拡張部520は、翼拡張部518と比較されるときにプラットホーム面積でより小さくてよい。
上述されたように、CAMDの数およびCAMDの構成の広い範囲が考えられる。これが、システムの柔軟性およびモジュラリティーを可能にし得る。また、これにより、モジュラリティーを提供せず、新しい構成ごとにカスタムシステムを作成したシステムに比べて、より少ない数の基部パーツ、構成、および必要とされることがある認証につながり得る。
実用的な空気流修正装置
図6は、図1のアクティブ翼拡張部100を示し、線A−Aに沿ってとられるアクティブ翼拡張部100の端面図600を含む。端面図600は、翼拡張部100の本体部分104を横切って通る。さらに、翼拡張部100の本体部分104の端面図600は、アクティブ翼拡張部100に位置する図3の制御システム306の構成部品の一実施形態を示す。図6に示されるように、制御システム306は、翼拡張部100の本体部分104に位置し得る。ただし、制御システム306は、翼拡張部100の図1の傾斜部分106に、アクティブ翼拡張部100の他の部分に、またはたとえば胴体を含む航空機の任意の場所に位置し得る。制御システム306は、CAMD、翼拡張部、および/または航空機の多様な部分に分散されてもよい。
一実施形態では、ほんの一例として、制御システム306は、接続部602を介して制御面112に通信でおよび/または機械的に結合され得る。図3は、制御システム306から制御面112への1つの実質的にまっすぐな連結器としての接続部602を示す。ただし、接続部602は、接続部602を作るために曲がり得る、回転し得る、枢動し得る、または一連の複数の接続部であり得る。制御システム306と制御面112との間の接続部602は、制御面112を制御システム306に結合するための電子的なリソース、機械的なリソース、または任意の他のリソースによって操作可能であり得る。制御面112は、制御面112がアクティブ翼拡張部100の本体に対して上におよび/または下に後部端部を回転できるように、ヒンジ、ピボットまたは他のスイベル装置604によってアクティブ翼拡張部100に結合され得る。上述されたように、制御システム306によって与えられる、アクティブ翼拡張器の制御面112を操作するためのコマンドに対して、航空機302のセンサ114から制御システム306によって受信される飛行条件データに基づき得る。
図7は、アクティブ翼拡張部100の端面図600を通して見られる制御システム306の一実施形態700を示す。図3および図6に関して説明されたように、制御システム306は、飛行条件データに基づいてアクティブ翼拡張部100の制御面112を制御し得る。制御システム306は、図1に示される空気流修正装置110を示し得る制御面112に結合され得る。制御面112は、制御面112が制御システム306によって与えられるコマンドに関して移動できるようにするために、ヒンジ、ピボットまたは他のスイベル装置304によってアクティブ翼拡張部100に結合され得る。
さらに、ほんの一例として、図7は機械的な制御システム702の実例的な実施形態を示す。機械的な制御システム702は、ばね706に結合されるボブウェイト704を含み得る。ボブウェイト704は、鉛または機械的な制御システム702を起動し得る他の錘から製作され得る。ばね706は、コイルばね、弓形ばね、またはボブウェイト704のための抵抗を生じさせるために使用される任意の他の装置から作られ得る。一実施形態では、およびほんの一例として、ボブウェイト704は、結合システム708を介して制御面112に結合され得る。ほんの一例として、結合システム708は、剛性の物体、ベルト、鎖、またはボブウェイト704を制御面112に結合するための他のリソースであり得る。結合システム708は、ほんの一例として、2つの接続点710および712、ならびに1つの固定点716とともに示される。結合システム708は、一連の枢動点、角度、または他の接続部を含み得る。結合システム708は、点714でばね706に接続するように構成され得る。
一実施形態では、機械システム702は、突風等の飛行中の状態、1人または複数のパイロットによって生じる操縦、または航空機の翼での任意の他の状態に反応するように構成され得る。飛行中の状態に基づいて、ボブウェイト704はばね706を基準に機械システム702内の位置を変更し得る。たとえば、ボブウェイト704は、飛行中の状態に応じて落下、上昇またはそれ以外の場合位置を変更し得る。ボブウェイト704が位置を変更するとき、ボブウェイトは、結合システム708にばね706にかかる抵抗力を起こさせ、接続点710を移動させる。その結果、接続点710の運動が、結合システム708が接続部604に制御面112を調整させるように接続点712を調整し得る。
図8は、アクティブ翼拡張部100の端面図600を通して見られる論理制御システム802の追加の実施形態800を示す。図3、図6、および図7に関して説明されるように、図7の制御システム306に酷似した論理制御システム802は、飛行条件データに基づいてアクティブ翼拡張部100の制御面112を制御し得る。例として、および制限ではなく、図8の実施形態800は、1つまたは複数のセンサ114、論理コントローラ804、およびアクチュエータ、たとえばモータ806を含み得る。センサ114は、図1に示されるセンサを代表し得る。センサ114は、論理コントローラ804に電子的に結合され得る。論理コントローラ804はモータ806に結合され得る。ほんの一例として、モータ806は、電気モータであり得る。一例では、モータ806は制御面112に結合され得る。モータ806は、受信した飛行中の状態および論理コントローラ802の中にプログラミングされている所定の飛行条件に応じて制御面112の後部部分を上または下に回転できることがある。さらに、モータ806は、制御面112を作動するための電子リソース、空気圧リソース、油圧リソース、または別のリソースを介して制御面112に結合され得る。少なくとも一実施形態では、およびほんの一例として、モータ806は、制御面112に軸上で枢動させ、後部部分を上または下に移動して、論理コントローラ802によって計算される通りに制御面112を調整し得る。
論理コントローラ804は、アクティブ翼拡張部100、コックピット(不図示)、航空機(不図示)の主胴体、または航空機内もしくは航空機上に位置するどこにでも位置し得る。飛行条件データは、最初に航空機302に位置するセンサ114によって受信され得る。情報は、パイロットによる慎重な飛行中の操縦、突風、または航空機に対する条件の変化の他の原因から生じていることがある。センサ114によって収集される情報は、論理コントローラ804によって受信されてよく、データは分析される、またはそれ以外の場合処理され得る。1つの例では、論理コントローラ804は、航空機の特定の作りまたは型を表し得る所定の飛行条件でプログラミングされ得る。さらに、論理コントローラ804は、翼に対するモーメント荷重を最小限に抑えるために飛行中の状態に基づいて制御面112の位置を計算し得る。言い換えると、論理コントローラ804は、飛行中の状態を受信し、制御面112の必要とされる位置を決定し得る。さらに、論理コントローラ804は、制御面112の制御を達成するために制御コントローラが結合されてもよいモータ806に信号を送信し得る。ほんの一例として、モータ806は、電子、空気圧、油圧、または任意の他のタイプのモータであり得る。
実例的な比較グラフ
図9は、航空機の翼上の位置に対して、航空機の翼での局所的な正規化された揚力係数または揚力分散を比較するグラフ900を示す。図9の翼は、翼の一般的な表示であり、航空機翼の特定の作りまたは型を表すように作られていない。グラフのX軸は翼上の位置を示す。それは翼のセミスパンのパーセンテージ(%)で表されている。翼の長さは表示にすぎず、アクティブ翼拡張部100が設置され得る翼のサイズを制限していない。Y軸は翼上での揚力分散を表す。荷重は、航空機の中心に近づくほど高くなる。グラフ900は説明のためだけであり、航空機が経験することがある荷重分散の一例を示す。グラフ900は、分散された荷重がグラフ上の任意の点でより多くなることがあるのか、それともより少なくなることがあるのかを制限しない。グラフ900は、翼が遭遇することがある分散された荷重の基本的な形状を表す。
グラフ900は、1つのダッシュおよび2つの点を用いてグラフ900上の線によって表される従来の製造翼上での揚力分散を示す。グラフ900は、破線で表される、たとえばウィングレット等のウィングチップ装置付きの従来の翼拡張部が設置されるときの翼での揚力分散も示す。さらに、グラフ900は、ウィングチップ装置付きのアクティブ翼拡張部100が翼上に組み込まれるときの翼での揚力分散も示す。
比較は、たとえばウィングレット等のウィングチップ装置付きの従来の翼拡張部によって生じる揚力分散がウィングチップにおいてより大きくなることがあることを示す。これにより、翼の揚力の中心は翼端近くに移動することがあり、翼の曲げ荷重を増加することがある。ただし、翼が荷重軽減システム300を活用するアクティブ翼拡張部100を有するとき、ウィングチップでの揚力分散は従来のウィングレットの揚力分散よりも著しく低く低下することがある。グラフ900は、荷重がウィングチップの位置(航空機から最も遠く離れた点)でゼロ以下にまで低下することがあることを示す。これらの荷重は、航空機が遭遇することがある最高の荷重である、航空機にかかる設計荷重を表す。
アクティブ翼拡張部制御可能面112が展開されていないとき、アクティブ翼拡張部100はパッシブウィングレットまたは固定ウィングレットの同じ効率利点を生じさせる。局所的な正規化された揚力係数が上昇し、翼にかかる荷重が増加するとき、翼拡張部100での制御面112は翼にかかる荷重を削減するために調整し得る。一実施形態では、空気流制御面112は、大半の時間、未展開または未偏向であり得る。ただし、別の実施形態では、制御面は、翼にかかる荷重が元の設計荷重に近づくときにだけ展開され得る。
図10は、アクティブ翼拡張部システム、アクティブシステムを備えていないウィングレット付きの翼、および標準的な翼の翼設計応力の比較を表すグラフ1000を示す。設計応力または設計荷重は、翼構造が負うように設計される臨界荷重である。X軸は、航空機の翼の長さに沿った位置を表す。単位は、翼のセミスパンのパーセンテージ(%)で示される。翼の長さは表示にすぎず、アクティブ翼拡張部100が設置され得る翼の大きさの制限ではない。さらに、図10では、Y軸は翼に対する荷重を表す。この荷重は設計ルート曲げモーメント荷重を示す。比較は、翼が担う標準的な荷重を示す。グラフ1000は説明のためだけであり、決して制限的となることを意図されていない。ルート曲げモーメント荷重は、変化する翼の作りおよび型に対してより大きくなる、またはより小さくなることがある。グラフ1000は、翼拡張部および/またはウィングレットがアクティブシステムなしで追加されるときの翼の荷重も示す。さらに、グラフ1000は、翼拡張部および/またはウィングレットが翼に追加されるときの翼に対する荷重も示す。
荷重軽減システム300が翼拡張部100上で有効にされた状態では、設計モーメント荷重は、アクティブシステムを備えないウィングレット付きの翼にかかる設計荷重よりも低いことがある。さらに、荷重軽減システム300が翼伸長部100で有効にされた状態では、モーメント荷重は、翼拡張部および/またはウィングレットが設置されていない翼に対する荷重よりも低いことがある。従来のウィングレットおよび拡張部は、荷重倍数の関数として翼応力を増加し、翼の疲労寿命を実質的に短縮する。「gあたりの応力」曲線の傾きは通常線形であり、パッシブウィングレットの追加は傾きを増し、翼の予想寿命および計算寿命を削減する。アクティブ翼拡張部は、この曲線の傾きが元の曲線の傾きと同じ、または元の曲線の傾きよりも低くなるようにこの曲線の傾きを削減する。
空気流修正装置の実例的な制御
上述されたように、コントローラは、突風または操縦等の航空機が遭遇している可能性がある現在の飛行条件を反映する飛行データを受信し得る。このデータは航空機内のセンサによって提供されてよく、飛行条件データに変換され得る、または飛行条件データの形でコントローラによって受信され得る。このデータに基づいて、コントローラは、所望される場合、現在の飛行条件に対応するために制御面を移動させる。たとえば、航空機が鉛直方向で突風に遭遇する場合、センサは、たとえば加速度計からの電圧の変化を通じて突風を感知し、そのデータをコントローラに送信し得る。コントローラはこのデータを受信し、翼拡張部の1つまたは複数のCAMDを調整し得る。調整は、CAMDの制御面を偏向させ、翼拡張部によって生じる揚力を削減し得る。
多様な実施形態および飛行レジメでは、反応時間が突風および/または操縦によって引き起こされる翼拡張部に対する荷重を軽減するときのCAMDの効果に影響を与えることがある。非制限例として、本願に係るCAMDは、突風または操縦の検出から10ミリ秒(ms)以内にコントローラの初期応答を提供し、検出から500ms以内にCAMDの制御面の初期移動を完了するように構成され得る。多様な実施形態では、本願に係るコントローラは、外乱の検出から8ms以内に制御面に移動を開始させ、100ms以内に制御面の初期移動を完了させるように構成され得る。多様な実施形態は、より迅速なまたはより緩慢な反応時間および完了時間を意図し得る。
翼拡張部での複数のCAMDの制御は互いから独立し得る、またはCAMDの制御は調整され得る。たとえば、翼拡張部での各CAMDの独立した制御は、各CAMDの同時反応および展開を提供し得る。その場合、同じ飛行中データに対応する1つの制御システムまたは複数の制御システムは、類似したCAMDに、類似したまたは同じ反応をさせ得る。翼拡張部が複数のCAMDを有する実施形態では、制御因子は調整可能となるように構成され得る。それらの制御因子は、個々のCAMDの数および反応性に対応するために初期値、閾値、および初期反応設定値を含み得る。
多様な実施形態は、翼拡張部の複数のCAMDの調整された反応を提供する。調整された反応は、複数のCAMDに同時に反応させることを含み得る。非制限例として、2つのCAMDを有する翼拡張部は、連携され、同期された反応でCAMDを展開するように構成されてよく、両方のCAMDとも最初のうちは同時に展開する。その場合、CAMDは同じ偏向または異なった偏向によって展開され得る。多様な実施形態では、2つのCAMDを有する翼拡張部は、第2のCAMDの内向きに位置する第1のCAMDを、第2のCAMDよりも小さな偏向で最初のうちは展開させるように構成され得る。さらにまたは代わりに、2つのCAMDを有する翼拡張部は、第2のCAMDの内向きに位置する第1のCAMDを、第2のCAMDよりも大きな偏向で最初のうちは展開させるように構成され得る。
さらにまたは代わりに、調整された反応は、複数のCAMDを段階的なときまたは交互のときに反応させることを含み得る。たとえば、第2のCAMDの内向きに位置する第1のCAMDは、最初のうちは、第2の翼端に近いCAMDの後に展開し得る。第2のCAMDは、突風または操縦が第1の荷重倍数/応力閾値を超える場合/ときに展開し得る。第1のCAMDは、突風または操縦が第2のより高い荷重倍数/応力閾値を超える場合/ときに第2のCAMDの展開に続いて展開し得る。第1の荷重倍数/応力閾値および第2の荷重倍数/応力閾値は、スパン方向断面荷重を、翼拡張部のない所与の翼のための最初に設計された値以下に維持するように構成され得る。
さらにまたは代わりに、第2のCAMDの内向きに位置する第1のCAMDは、最初のうちは、第2の翼端に近いCAMDの前に展開し得る。第1のCAMDは、突風または操縦が第1の荷重倍数/応力閾値を超える場合/ときに展開し得る。この場合、第2のCAMDは、突風または操縦が第2のより高い荷重倍数/応力閾値を超える場合/ときに第1のCAMDの展開に続いて展開し得る。第1の荷重倍数/応力閾値および第2の荷重倍数/応力閾値は、翼拡張部のない所与の翼のための最初に設計された値以下にスパン方向断面荷重を維持するように構成され得る。
さらに、実例的かつ非制限的な例として、複数のCAMDの調整された展開を意図する多様な実施形態では、第1のCAMDに比較されるときにより著しい第2のCAMDの展開は、より粗雑な反応と見なされることがある。さらに、に対する第1のCAMDの展開は、細かいつまりバーニヤの調整として見なされ得る。
図11Aから図11Dは、複数のCAMDがその展開で調整される実例的な実施形態を示す。図11Aは、翼1102を有する航空機(不図示)に実装され得るアクティブ空気流修正システム1100を示す。アクティブ空気流システムは、第1のCAMD1106および第2のCAMD1108を含む翼拡張部1104を含み得る。第1のCAMD1106は、翼1102に対して第2のCAMD1108の翼端近くに位置し得る。第1のCAMD1106は、コントローラ(不図示)および制御面1110を含み得る。一方、第2のCAMD1108は、コントローラ(不図示)および制御面1112を含み得る。
上述されるように、多様な実施形態では、翼拡張部1104は、第1のCAMD1106に、第2のCAMD1108の制御面1112に比較されるときにより大きな程度/規模/偏向に制御面1110を展開させるように構成され得る。
図11Bから図11Dは、アクティブ空気流修正システム1100の3つの追加の図を示す。たとえば、図11Bは、翼1102の後縁部および翼拡張部1104からのアクティブ空気流システム1100の図を示す。図11Cは、図11Bに示されるC−C図平面に沿ったアクティブ空気流修正システム1100の図を示す。図11Cは、制御面1112を展開させ得るCAMD1108のコントローラ1114も示す。図11Cは、図11Bに示されるC−C図平面に沿ったアクティブ空気流修正システム1100の図を示し、制御面1112は、未展開位置1118から測定された角度θ(シータ)での第1の位置1116に展開される。図11Cは、未展開位置1118から測定された角度φ(ファイ)での第2の位置1120に展開された制御面1110も示す。
アクティブ翼拡張部を備えた実例的な航空機
図12および図13は、アクティブ翼拡張部を備えた航空機の実例的な実施形態を示す。たとえば、図12は、少なくとも1つの取り付けられたアクティブ翼拡張部1204を含む航空機1202に実装される実例的なアクティブ空気流修正システム1200を示す。アクティブ空気流修正システム1200の構成部品は、アクティブ翼拡張部(複数の場合がある)1204、制御システム1206、センサ1208、CAMD(複数の場合がある)1210、および制御面(複数の場合がある)1212を含み得る。
上述されるように、アクティブ空気流修正システム1200は、制御システム1206を含み得る。制御システム1206は、航空機1202のアクティブ翼拡張部1204を制御するように構成され得る。制御システム1206は、センサ1208からデータを収集および/または受信し得る。このデータは、データ接続(複数の場合がある)1214上で転送され得る。多様な実施形態では、アクティブ空気流修正システム1200は、航空機のオートパイロットシステムおよび/またはフライバイワイヤーシステムと一体化され得る、または別個であり得る。別の言い方をすると、制御システム1206は、航空機のオートパイロットシステムおよび/またはフライバイワイヤーシステムと無関係に、または航空機のオートパイロットシステムおよび/またはフライバイワイヤーシステムと連携して、または航空機のオートパイロットシステムおよび/またはフライバイワイヤーシステムによってCAMDを制御するように構成され得る。
上述されるように、アクティブ空気流修正システム1200は、アクティブ翼拡張部(複数の場合がある)1204、CAMD(複数の場合がある)1210、および制御面(複数の場合がある)1212を含み得る。多様な実施形態では、アクティブ翼拡張部1204は、複数の制御面1212を備えた複数のCAMD1210を含み得る。たとえば、図12は、2つのCAMD1210を含むアクティブ翼拡張部1204付きの航空機1202を示し、各CAMD1210が制御面1212と関連付けられている。
アクティブ空気流修正システム1200の例は、ほぼシックスフットのウィング拡張部が設置されたC−130等の航空機1202に実装されるアクティブ空気流修正システム1200の例。結果として生じる拡張部は、動作応力を増加することなく航空機の航続距離を増加させ、それによってたとえば翼を含む航空機構造を強化する詳細な応力分析を実行する必要性を打ち消し得る。本実施形態は、翼ごとに2つのCAMDを含む翼拡張部を提供し得る。この手法は、オートパイロット、OEM制御面、および油圧システムを含むが、これに限定されるものではない既存の制御システムへの統合または既存の制御システムの改良を行った、または行っていないアクティブ翼拡張部の設置を可能にし得る。アクティブ翼拡張システムの設置は、アフターマーケット追加として達成されてよく、航空機の構築中に設置される必要はない。
図13は、少なくとも1つの取り付けられたアクティブ翼拡張部1204を含む航空機1202に実装される実例的なアクティブ空気流修正システム1300を示す。アクティブ空気流修正システム1300は、アクティブ空気流修正システム1200に類似している。ただし、アクティブ空気流システム1300は、たとえばウィングレット1302等のウィングチップ装置を組み込む。ウィングレット1302の組込みは、他のすべての要因が等しいときに、アクティブ空気流修正システム1200で利用されるものとは異なる閾値およびパラメータを使用させ得る。
実例的な方法
図14は、複数の制御可能空気流修正装置を操作する1つの実例的な方法1400のフローチャートである。上述されるように、センサは航空機の飛行条件に基づいてデータを受信する。方法は、必ずしもではないが、本明細書に説明されるセンサおよび制御システムを使用することによって実装され得る。理解を容易にするために、方法1400は図3および図11Aから図11Dに示される構成との関連で説明される。ただし、方法1400は係る構成を使用する性能に制限されず、他の航空機および他のタイプの羽根拡張部にも適用可能であり得る。
この特定の実装例では、方法1400は、制御システム306等の制御システムが、航空機302内または航空機302上に位置する、センサ314等の1つまたは複数のセンサからデータを受信するブロック1402で開始する。センサから受信されるデータは、飛行中荷重倍数データ、飛行速度データ、航空機重量データ、および/または高度データを含み得るが、これに限定されるものではない飛行条件データを含み得る。
ブロック1404で、1つまたは複数のCAMDが調整され得る。CAMD318の調整は、ブロック1402で受信されるデータに部分的に基づき得る。たとえば、飛行条件データは信号として受信され、パラメータ320を使用して制御ロジック316によって解釈される。制御ロジック316は、制御面(複数の場合がある)312を展開するための1つの位置または複数の位置を決定する等、制御面(複数の場合がある)312の動作を決定し得る。たとえば、制御ロジック316は、制御面1110が、図11Dに示されるように位置1120に展開される必要があると判断し得る。制御ロジック316は、制御面を移動させるために信号を発生させ得る。
ブロック1406で、制御ロジック316からの信号は、アクチュエータまたは図11Cに図示されるコントローラ1114等のコントローラによって受信される。アクチュエータまたはコントローラは、次いで制御面を作動させる、および/または制御面を展開させ得る。多様な実施形態では、制御面は、回転軸に沿ってヒンジを回転させることによって展開される。たとえば、コントローラ1114は、制御面1112を位置1116に展開させ得る。制御面は、別の位置から位置1116に調整され得る。たとえば、制御面1112は、初期はθ(シータ)より大きいまたは少ない角度であり、位置1116に展開され得る。
多様な実施形態では、方法1400は、航空機の飛行条件の変更の主な原因となる飛行のコース上での複数のCAMDの調整を実現するために繰り返される。
方法1400の多様な実施形態は、他のCAMDとは無関係に複数のCAMDの内のCAMDを調整することを提供する。たとえば、ブロック1404で、制御ロジック316は、複数のCAMDの第2のCAMDの制御面とは無関係に、複数のCAMDの内の第1のCAMDの制御面の位置を決定するように構成され得る。ブロック1406で、制御ロジック316に部分的に基づいて、複数のCAMDの内の第1のCAMDは、複数のCAMDの内の第2のCAMDとは無関係に調整される。各CAMDは同じ飛行条件データに独立して反応し得るので、いくつかの場合、これが第1のCAMDおよび第2のCAMDを実質的に同じように反応させ得る。
方法1400の多様な実施形態は、互いと連携して複数のCAMDを調整することを提供する。たとえば、ブロック1404で、制御ロジック316は、複数のCAMDの内の第2のCAMDの制御面と連携して複数のCAMDの内の第1のCAMDの制御面の位置を決定するように構成され得る。ブロック1406で、制御ロジック316に部分的に基づいて、複数のCAMDの内の第1のCAMDは、複数のCAMDの内の第2のCAMDと連携して調整され得る。多様な実施形態では、複数のCAMDの内のCAMD間の反応の大きさが異なり得る。たとえば、複数のCAMDの内の第1のCAMDを調整することは、第1の制御反応を提供する。複数のCAMDの内の第2のCAMDを調整することは、第2の制御反応を提供する。
いくつかの例では、第2の制御反応の大きさは、第1の制御反応よりも大きくてよい。たとえば、制御ロジック316は、第1のCAMD1106の制御面1110を、第1の制御反応を生じさせる未展開位置1118から測定される角度φ(ファイ)にある位置1120に移動させる第1の信号を提供し得る。制御ロジック316は、第2のCAMD1108の制御面1112を、第2の制御反応を生じさせる未展開位置1118から測定される角度θ(シータ)にある位置1116に移動させる第2の信号を提供してもよい。多様な実施形態では、角度φ(ファイ)は角度θ(シータ)より大きいこともあれば、未満であることもある。多様な実施形態では、角度φ(ファイ)はゼロよりも大きくてよい。一方、角度θ(シータ)は実質的にゼロに等しくてよい。さらにまたは代わりに、角度φ(ファイ)およびθ(シータ)は同じまたは実質的に類似し、複数のCAMDの少なくともサブセットを同期して動作するように構成し得る。
多様な実施形態および構成では、上述されるような調整された制御は、翼端に近いCAMDに、より大きな初期反応を含み得る粗い調整を提供させるように構成され得る。一方、内向きのCAMDは、翌端近くのCAMDの初期反応に比較されるときにより小さい初期反応を含み得る細かい調整を提供する。この例は、図11Aから図11Dに見られ得る。さらにまたは代わりに、内向きのCAMDは、粗い調整を提供するように構成されてよく、翼端近くのCAMDは細かい調整を提供するように構成され得る。
結論
実施形態は構造上の特長および/または方法論的行為に特定の言語で説明されてきたが、本開示および添付特許請求の範囲が必ずしも説明された特定の特長または行為に制限されていないことが理解されるべきである。むしろ、特定の特長および行為は、実施形態を実現する実例的な形として開示されている。たとえば、方法論的行為は、本明細書に説明される順序または組合せで実行される必要はなく、1つまたは複数の行為の任意の組合せで実行され得る。

Claims (19)

  1. 胴体と、
    基準翼であって、前記基準翼の第1の端部で前記胴体に結合され、エルロンを有する前記基準翼と、
    翼拡張部であって、
    前記基準翼の第2の端部に結合され、したがって水平部分が前記基準翼の翼端近くになる前記水平部分と、
    前記翼拡張部の前記水平部分に直接的に結合される複数の制御可能空気流修正装置(CAMD)であって、翼にかかる荷重を軽減し、前記エルロンと無関係に制御可能であり、複数のCAMDの第1のCAMDが複数のCAMDの第2のCAMDの翼端に配置され、第1のCAMD及び第2のCAMDはそれぞれ第1の制御反応及び第2の制御反応を提供するように調整され、前記第2の制御反応の大きさが前記第の制御反応の大きさよりも大きくなるように構成される前記複数のCAMDと
    を備える翼拡張部と
    を備える航空機。
  2. 前記複数のCAMDの内のCAMDが、
    制御面が前記基準翼に実質的に平行になるように前記基準翼の後縁部に対して配置される前記制御面と、
    飛行中の荷重データに少なくとも部分的に基づいて前記制御面の動きを制御するための制御システムとを備える、請求項1に記載の航空機。
  3. 前記制御面が、履歴飛行データに少なくとも部分的に基づいて前記航空機のために構成される、請求項2に記載の航空機。
  4. 前記制御システムが前記航空機に位置するセンサに通信で結合され、前記航空機に位置する前記センサから信号を受信するように構成される、請求項2に記載の航空機。
  5. 前記制御システムが、前記複数のCAMDの内の別のCAMDの制御面とは無関係に、前記複数のCAMDの内の前記CAMDの前記制御面を制御するように構成される、請求項2に記載の航空機。
  6. 前記制御システムが、前記複数のCAMDの内の別のCAMDと連携して前記複数のCAMDの内の前記CAMDの前記制御面を制御するように構成される、請求項2に記載の航空機。
  7. 航空機の基準翼に固定して取り付け可能な翼拡張部であって、
    前記航空機に取り付けられるときに、前記航空機の前記基準翼に実質的に平行である水平部分であって、前記航空機の前記基準翼の翼端近くの部分に固定して付着するように構成される水平部分と、
    前記翼拡張部の前記水平部分に結合される複数の制御可能空気流修正装置(CAMD)であって、前記基準翼にかかる負荷を軽減し、前記基準翼の制御面と無関係に制御可能であり、複数のCAMDの第1のCAMDが複数のCAMDの第2のCAMDの翼端に配置され、第1のCAMD及び第2のCAMDがそれぞれ第1の制御反応及び第2の制御反応を提供するように調整され、前記第2の制御反応の大きさが前記第1の制御反応の大きさよりも大きくなるように、に構成される前記複数のCAMDと、
    前記水平部分の翼端近くの部分に直接に結合されるウィングチップ装置と、
    を備える、翼拡張部。
  8. 前記複数のCAMDの内のCAMDが、前記CAMDの制御面を制御するための制御システムに結合される、請求項7に記載の翼拡張部。
  9. 前記制御システムが、前記航空機の1つ以上のオートパイロットシステムまたはフライバイワイヤーシステムと無関係に前記複数のCAMDを制御するように構成される、請求項8に記載の翼拡張部。
  10. 前記制御システムが、制御ロジック付きの制御装置を備え、前記制御装置が前記航空機に位置するセンサに通信で結合するように構成される、請求項8に記載の翼拡張部。
  11. 前記制御装置が、前記センサに結合されるときに、前記航空機の飛行条件を示すために前記航空機に位置する前記センサから信号を受信するように構成される、請求項10に記載の翼拡張部。
  12. 前記制御装置が、前記航空機に位置する前記センサからの前記信号に少なくとも部分的に基づいて前記CAMDを調整するようにさらに構成される、請求項11に記載の翼拡張部。
  13. 航空機に位置するセンサから飛行条件データを受信することと、
    前記航空機の翼拡張部に位置する複数の制御可能空気流修正装置(CAMD)を、前記受信した飛行条件データに少なくとも部分的に基づいて調整することであって、前記複数のCAMDが、前記航空機の基準翼に実質的に平行である前記翼拡張部の水平部分に位置し、前記複数のCAMDが前記基準翼の制御面と無関係に制御可能であり、前記複数のCAMDの第1のCAMDが前記複数のCAMDの第2のCAMDの翼端側に配置されている、調整すること
    とを含み、
    当該複数のCAMDを調整することは、
    第1の制御反応を提供するために前記複数のCAMDの第1のCAMDを調整すること、及び
    第2の制御反応を提供するために前記複数のCAMDの第2のCAMDを調整し、前記第2の制御反応の大きさが前記第1の制御反応の大きさよりも大きくなるように調整する、
    方法。
  14. 前記複数のCAMDを前記調整することが、CAMDごとに、水平軸に沿ったヒンジの回りで制御面を回転させ、したがって前記制御面の端縁が前記翼拡張部の前記水平部分に対して上または下に移動することを含む、請求項13に記載の方法。
  15. 前記複数のCAMDの前記調整することが、前記翼の圧力の中心を機内に移動することによって前記航空機の前記翼の翼面荷重を削減すること、または
    前記航空機の翼の疲労寿命に与える翼拡張部の影響を削減することの1つ以上をなすように構成され、前記圧力の中心は翼に作用する空気力と関連付けられ、前記翼面荷重は前記翼の曲げモーメントまたは捻りモーメントの1つ以上を備える、請求項13に記載の方法。
  16. 前記複数のCAMDの前記調整することが、前記複数のCAMDの内の第2のCAMDと無関係に、前記複数のCAMDの内の第1のCAMDを調整することを含む、請求項13に記載の方法。
  17. 前記複数のCAMDの前記調整することが、前記複数のCAMDの内の第2のCAMDと連携して、前記複数のCAMDの内の第1のCAMDを調整することを含む、請求項13に記載の方法。
  18. 前記複数のCAMDの前記調整することが、
    前記複数のCAMDの内の前記第2のCAMDが前記第2の制御反応を提供するために調整される間に、前記複数のCAMDの内の前記第1のCAMDを調整することをさらに含む、請求項13に記載の方法。
  19. 前記第1の制御反応の前記大きさがゼロであり、前記第2の制御反応の前記大きさがゼロより大きい、請求項13に記載の方法。
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