JP6271466B2 - 送信装置、送信方法、およびプログラム - Google Patents

送信装置、送信方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本開示は、送信装置、送信方法、およびプログラムに関し、特に、通信状況に応じて適応的にMCS(Modulation and Coding Scheme:変調符号化方式)を変更するようにした送信装置、送信方法、およびプログラムに関する。
既存の無線通信システムでは、予め複数用意されているMCSのうちの最適と推定されるものを、通信状況に応じて適応的に切り替えて送信を行うものがある。通常、複数用意されているMCSのうち、データ伝送速度が低いMCSほど、通信路が低品質であっても通信が成立するが、反対に、データ伝送速度が高いMCSほど、通信を成功させるためには高品質な通信路が要求される。
なお、通信システムの送信側が通信路の品質を直接的に知ることができれば、通信状況に応じた適応的なMCSの切り替えは容易である。ただし、送信側が通信路の品質を直接的に知ることができない場合、受信側から送信されるACKフレーム等に基づいて通信状況を推定し、その推定結果に応じてMCSを切り替える方法がある。
受信側からのACKフレームに基づいて、データの送信単位であるフレームの送信の成否を推定し、送信成功の連続回数に応じてMCSを切り替える適応レート制御技術としては、IEEE 802.11規格に準拠した無線システムで用いられているARF(Automatic Rate Fallback)(例えば、非特許文献1参照)と、ARFを発展させたAARF(Adaptive ARF)(例えば、非特許文献2参照)が知られている。また、受信側からのACKフレームに基づいて、フレームの送信の成否を推定し、過去一定時間における送信の送信失敗率に応じてMCSを切り替える適応レート制御技術も存在する(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−51781号公報
A. Kamerman and L. Monteban, "WaveLAN-II: A High-Performance Wireless LAN for the Unlicensed Band", Bell Labs Technical Journal, pp. 118-133, Summer 1997. M. Lacage, M. H. Manshaei, and T. Turletti. "IEEE802.11 Rate Adaptation: A Practical Approach". INRIA Research Report number 5208, May2004.
図1は、AARFによる適応レート制御処理(以下、AARF処理と称する)を説明するフローチャートである。なお、同図からステップS13とステップS20の処理を省略すれば、ARFによる適応レート制御処理(以下、ARF処理と称する)を説明するフローチャートとなる。図2は、図1のフローチャートにおける閾値や変数などを表す記号の意味と初期値を示している。
ARF処理およびAARF処理の概要を説明する。ARF処理では、データの送信単位であるフレームの送信成功の連続回数nが、閾値a(aは固定値、図1は一例として閾値a=aminの場合を示している)以上となった場合、MCSが現状よりも1段階高いレベル(データ転送速度が速いレベル)に変更される。また、MCSが1段階高いレベルに変更された直後にフレームの送信が失敗した場合、またはフレームの送信がm回連続で失敗した場合、MCSが現状よりも1段階低いレベル(データ転送速度が遅いレベル)に変更される。さらに、フレームの送信の成否に拘わらず、フレームの送信回数tが閾値g以上となった時にMCSが1段階高いレベルに変更される。なお、送信側におけるフレームの送信の成否は、受信側からのACKフレームを受信できるか否かに基づいて判断される。
一方、AARF処理では、ARF処理と同様、フレームの送信成功の連続回数nが、閾値a(aはaminからamaxまで可変)以上となった場合、MCSが現状よりも1段階高いレベルに変更される。また、MCSが1段階高いレベルに変更された直後にフレームの送信が失敗した場合、またはフレームの送信がm回連続で失敗した場合、MCSが現状よりも1段階低いレベルに変更される。さらに、フレームの送信の成否に拘わらず、同一MCSでの連続送信回数tが閾値g以上となった時にMCSが1段階高いレベルに変更される。
ただし、AARF処理では、MCSが1段階高いレベルに変更された直後にフレームの送信が失敗したことによって、MCSが1段階低いレベルに変更された場合、閾値aはamax未満である限りk倍に変更される。
ARF処理によれば、送信側は、受信側からのACKフレームだけで適応的に送信レートを制御できる。よって、ARF処理は、多くの無線規格製品に適用が可能である。ただし、ARF処理を実行したために、ARF処理を実行しない場合に比較して、フレームの送信成功確率が通信路の品質が安定時に劣化してしまう問題が起こり得る。
図3は、上述した問題の具体例で、通信品質が一定の場合の、ARF処理におけるMCSの送信フレーム数依存性のシミュレーション結果の一例である。MCSのレベルは低い方から順にmcs0からmcs5までの6段階が存在し、下から4番目のmcs3までPER(Packet Error Rate)は0に近い値であり、且つ、それよりも1段階高いmcs4でPERが1となることを想定する。また、閾値aの初期値aminは10に設定する。
この場合、mcs3では、フレームの送信成功の連続回数nが閾値aである10回以上となる可能性が極めて高く、その場合にはMCSはmcs4に変更される。しかしながら、MCSがmcs4に変更されると、その直後にフレームの送信は失敗してしまうので、MCSはmcs3に戻される。想定した通信路の品質に変化が無いと、このようなMCSの変更が繰り返される。この場合、フレームの送信成功確率は、ARF処理を実行しなければ1であるが、ARF処理を実行したために、a/(a+1)(=10/11)に劣化してしまう。この劣化は、閾値であるaを大きくすれば緩和可能であるが、その場合、MCSの初期引き込み性能や、通信路の品質が通信途中で向上した時の追従性能が劣化してしまう。
図4は、通信品質が一定の場合の、AARF処理によるMCSの送信フレーム数依存性シミュレーション結果の一例を示している。図3と同様、MCSのレベルは低い方から順にmcs0からmcs5までの6段階が存在し、下から4番目のmcs3までPERは0に近い値であり、且つ、それよりも1段階高いmcs4でPERが1となることを想定する。また、閾値aの初期値amin=10、その最大値amax=50、閾値gの初期値gmin=250、係数k=2に設定する。
この場合、mcs3まではARF処理と同様に上がっていくが、mcs3からmcs4に変更され、その直後にフレームの送信が失敗してmcs3に戻されると、閾値aは初期値amin×k=20となる。次に、mcs3からmcs4に変更され、その直後にフレームの送信が失敗してmcs3に戻されると、閾値aは2倍の40に変更される。さらに、次に、mcs3からmcs4に変更され、その直後にフレームの送信が失敗してmcs3に戻されると、閾値aは上限値の50に変更される。閾値aが上限値の50となった場合、それ以降のフレームの送信成功確率は、50/51=98%となる。
上述したように、閾値aの初期値が同じ値の時のARF処理のフレームの送信成功確率は、10/11=90.9%であるので、AARF処理では、ARF処理に比較して、フレームの送信成功確率を7.1%だけ向上させることができる。また、AARF処理とARF処理の閾値aの初期値が同じ場合、MCSの初期引き込み性能の劣化は生じない。
したがって、AARF処理では、ARF処理に比較して、MCSの初期引き込み性能の劣化を生じさせることなく、フレームの送信成功確率を向上させることができる。
ただし、AARF処理であっても、通信路品質が通信途中で向上したときのMCSの追従性能がARF処理に比較して劣ることがある。図5および図6を参照して具体的に説明する。
図5は、通信品質が通信途中で向上した場合のARF処理によるMCSの送信フレーム数依存性シミュレーション結果の一例、図6は通信品質が通信途中で向上した場合のAARF処理によるシミュレーション結果の一例を、各々示している。図5および図6については、MCSのレベルは低い方から順にmcs0からmcs5までの6段階が存在し、120フレーム送信時までは、下から4番目のmcs3までPERは0に近い値であり、且つ、それよりも1段階高いmcs4でPERが1となることを想定する。120フレーム送信時以降は、通信路の品質が向上し、mcs4やmcs5であってもPERは0に近い値であると想定する。また、閾値aの初期値amin=10、その最大値amax=50、閾値gの初期値gmin=250、係数k=2に設定する。
ARF処理の場合、図5に示されるように、約140フレーム送信時にはmcs5にまで引き上げられてそのまま安定する。しかしながら、AARF処理では、120フレーム送信以前の送信失敗に起因して閾値aが最大値amaxになってしまっているので、mcs5にまで引き上げられるのは200フレーム送信時になってしまう。
すなわち、AARF処理では、通信路品質が通信途中で向上したときのMCSの最大収束時間が、ARF処理に比較して(amax−amin)/amin(上記例では4)倍劣化(延長)してしまうことになる。
なお、特許文献1に開示されている適応レート制御技術では、過去一定時間のフレームの送信回数と送信失敗回数から送信失敗率rを計算し、失敗確率rが閾値p未満であった場合、MCSを現在よりも1段階高いレートに変化させる。反対に、失敗確率rが閾値q以上であった場合、MCSを現在よりも1段階低い低レートに変化させる。
このように、特許文献1の適応レート制御技術では、送信失敗率rに基づいてレートを制御するので、送信成功の連続回数や失敗の連続回数に基づいてレートを制御するARF処理よりも正確なレート制御が可能となる。すなわち、MCSが最適となっている場合、送信失敗率rが閾値pよりも大きく、閾値qよりも小さい範囲で通信が安定し、MCSが変更されないので、ARF処理で問題が生じた通信路品質が安定している場合のレート劣化が全く生じない可能性が高い。さらに、通信途中で通信品質が向上した場合にも、その際の収束時間は初期状態と同じ性能が得られる。
ただし、MCSを最適とするためには、用いる通信システムによっては、閾値pを比較的小さな値に設定しない場合、一定時間毎にMCSが1段階異なるレベルを交互に繰り返してしまい、送信成功率が制御前の最小1/2となってしまう期間が発生し得る。また、この期間を発生させないために閾値pを比較的小さな値に設定すると、送信失敗率rを長い時間観測しなければならず、収束時間が長くなってしまう。
本開示はこのような状況に鑑みてなされたものであり、通信途中に通信路の品質が変化した場合のMCSの追従性を向上させるようにするものである。
本開示の第1の側面である送信装置は、データを送信する際に適用するMCSを通信状況に応じて制御する適応レート制御部と、前記適応レート制御部により決定された前記MCSを用いて前記データを変調符号化し、その結果得られる送信データをフレーム単位で送信する送信部とを備え、前記適応レート制御部は、前記フレーム単位での送信成功の連続回数nまたは前記送信成功の連続回数nに基づく値n’が第1の閾値以上となった場合には前記MCSを高いレベルに引き上げ、前記MCSを高いレベルに引き上げた直後に前記フレーム単位での送信が失敗した場合には前記MCSを1段階低いレベルに戻すと共に、前記第1の閾値を大きくし、前記MCSを高いレベルに引き上げた後に前記フレーム単位での送信成功の連続回数nまたは前記送信成功の連続回数nに基づく値n’が第2の閾値以上となった場合には前記第1の閾値を小さくする。
前記第2の閾値は、前記第1の閾値の初期値とすることができる。
前記適応レート制御部は、受信側から送信されるACKフレームに基づき、前記フレーム単位での送信の成否を判定することができる。
本開示の第1の側面である送信方法は、データを送信する際に適用するMCSを通信状況に応じて制御する適応レート制御部と、前記適応レート制御部により決定された前記MCSを用いて前記データを変調符号化し、その結果得られる送信データをフレーム単位で送信する送信部とを備える送信装置の送信方法において、前記適応レート制御部による、前記フレーム単位での送信成功の連続回数nまたは前記送信成功の連続回数nに基づく値n’が第1の閾値以上となった場合には前記MCSを高いレベルに引き上げ、前記MCSを高いレベルに引き上げた直後に前記フレーム単位での送信が失敗した場合には前記MCSを1段階低いレベルに戻すと共に、前記第1の閾値を大きくし、前記MCSを高いレベルに引き上げた後に前記フレーム単位での送信成功の連続回数nまたは前記送信成功の連続回数nに基づく値n’が第2の閾値以上となった場合には前記第1の閾値を小さくするステップを含む。
本開示の第1の側面であるプログラムは、データを送信する際に適用するMCSを通信状況に応じて制御する適応レート制御部と、前記適応レート制御部により決定された前記MCSを用いて前記データを変調符号化し、その結果得られる送信データをフレーム単位で送信する送信部とを備える送信装置の制御用のプログラムであって、前記適応レート制御部に、前記フレーム単位での送信成功の連続回数nまたは前記送信成功の連続回数nに基づく値n’が第1の閾値以上となった場合には前記MCSを高いレベルに引き上げ、前記MCSを高いレベルに引き上げた直後に前記フレーム単位での送信が失敗した場合には前記MCSを1段階低いレベルに戻すと共に、前記第1の閾値を大きくし、前記MCSを高いレベルに引き上げた後に前記フレーム単位での送信成功の連続回数nまたは前記送信成功の連続回数nに基づく値n’が第2の閾値以上となった場合には前記第1の閾値を小さくするステップを含む処理を送信装置のコンピュータに実行させる。
本開示の第1の側面においては、フレーム単位での送信成功の連続回数nまたは前記送信成功の連続回数nに基づく値n’が第1の閾値以上となった場合にはMCSが高いレベルに引き上げられ、前記MCSが高いレベルに引き上げた直後に前記フレーム単位での送信が失敗した場合には前記MCSが1段階低いレベルに戻されると共に、前記第1の閾値が大きくされ、前記MCSが高いレベルに引き上げた後に前記フレーム単位での送信成功の連続回数nまたは前記送信成功の連続回数nに基づく値n’が第2の閾値以上となった場合には前記第1の閾値が小さくされる。
本開示の第2の側面である送信装置は、データを送信する際に適用するMCSを通信状況に応じて制御する適応レート制御部と、前記適応レート制御部により決定された前記MCSを用いて前記データを変調符号化し、その結果得られる送信データをフレーム単位で送信する送信部とを備え、前記適応レート制御部は、前記フレーム単位での送信失敗確率rまたは前記送信失敗確率rに基づく値r’が第1の閾値未満となった場合には前記MCSを高いレベルに引き上げ、前記フレーム単位での送信失敗確率rまたは前記送信失敗確率rに基づく値r’が第2の閾値以上となった場合には前記MCSを低いレベルに引き下げ、前記MCSを高いレベルに引き上げた直後に前記フレーム単位での送信が失敗した場合には前記第1の閾値を小さくし、前記MCSを高いレベルに引き上げた後に前記送信失敗確率rまたは前記値r’が第3の閾値未満となった場合には前記第1の閾値を大きくする。
前記第3の閾値は、前記第1の閾値の初期値とすることができる。
前記適応レート制御部は、前記第1の閾値を小さくするに際して前記送信失敗確率rの算出期間を長くし、前記第1の閾値を大きくするに際して前記送信失敗確率rの算出期間を短くすることができる。
前記適応レート制御部は、前記MCSを高いレベルに引き上げた後、送信失敗確率rの算出期間を短くすることができる。
前記適応レート制御部は、前記MCSを高いレベルに引き上げた後、送信失敗確率rの算出期間を初期化することができる。
本開示の第2の側面である送信方法は、データを送信する際に適用するMCSを通信状況に応じて制御する適応レート制御部と、前記適応レート制御部により決定された前記MCSを用いて前記データを変調符号化し、その結果得られる送信データをフレーム単位で送信する送信部とを備える送信装置の送信方法において、前記適応レート制御部による、前記フレーム単位での送信失敗確率rまたは前記送信失敗確率rに基づく値r’が第1の閾値未満となった場合には前記MCSを高いレベルに引き上げ、前記フレーム単位での送信失敗確率rまたは前記送信失敗確率rに基づく値r’が第2の閾値以上となった場合には前記MCSを低いレベルに引き下げ、前記MCSを高いレベルに引き上げた直後に前記フレーム単位での送信が失敗した場合には前記第1の閾値を小さくし、前記MCSを高いレベルに引き上げた後に前記送信失敗確率rまたは前記値r’が第3の閾値未満となった場合には前記第1の閾値を大きくするステップを含む。
本開示の第2の側面であるプログラムは、データを送信する際に適用するMCSを通信状況に応じて制御する適応レート制御部と、前記適応レート制御部により決定された前記MCSを用いて前記データを変調符号化し、その結果得られる送信データをフレーム単位で送信する送信部とを備える送信装置の制御用のプログラムであって、前記適応レート制御部に、前記フレーム単位での送信失敗確率rまたは前記送信失敗確率rに基づく値r’が第1の閾値未満となった場合には前記MCSを高いレベルに引き上げ、前記フレーム単位での送信失敗確率rまたは前記送信失敗確率rに基づく値r’が第2の閾値以上となった場合には前記MCSを低いレベルに引き下げ、前記MCSを高いレベルに引き上げた直後に前記フレーム単位での送信が失敗した場合には前記第1の閾値を小さくし、前記MCSを高いレベルに引き上げた後に前記送信失敗確率rまたは前記値r’が第3の閾値未満となった場合には前記第1の閾値を大きくするステップを含む処理を送信装置のコンピュータに実行させる。
本開示の第2の側面においては、フレーム単位での送信失敗確率rまたは前記送信失敗確率rに基づく値r’が第1の閾値未満となった場合にはMCSが高いレベルに引き上げられ、前記フレーム単位での送信失敗確率rまたは前記送信失敗確率rに基づく値r’が第2の閾値以上となった場合には前記MCSが低いレベルに引き下げられ、前記MCSが高いレベルに引き上げられた直後に前記フレーム単位での送信が失敗した場合には前記第1の閾値が小さくされ、前記MCSが高いレベルに引き上げられた後に前記送信失敗確率rまたは前記値r’が第3の閾値未満となった場合には前記第1の閾値が大きくされる。
本開示の第1および第2の側面によれば、通信途中に通信路の品質が変化した場合のMCSの追従性を向上させることができる。
AARF処理を説明するフローチャートである。 図1における記号の意味と初期値を示す図である。 ARF処理による不具合を表すシミュレーション結果を示す図である。 AARF処理によるシミュレーション結果を示す図である。 ARF処理によるシミュレーション結果を示す図である。 AARF処理による不具合を表すシミュレーション結果を示す図である。 本開示を適用した送信装置の構成例を示すブロック図である。 図7の適応レート制御部の構成例を示すブロック図である。 第1の適応レート制御処理を説明するためのフローチャートである。 第1の適応レート制御処理を説明するためのフローチャートである。 図9および図10における記号の意味と初期値を示す図である。 第1の適応レート制御処理によるシミュレーション結果を示す図である。 第2の適応レート制御処理を説明するためのフローチャートである。 図13における記号の意味と初期値を示す図である。 汎用のコンピュータの構成例を示すブロック図である。
以下、本開示を実施するための最良の形態(以下、実施の形態と称する)について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<本開示の実施の形態である送信装置の構成例>
図7は、本開示の実施の形態である送信装置の構成例を示している。この送信装置10は、通信途中に通信路の品質が向上した場合に最適なMCSに収束するまでの収束時間を短くできるようにしたものである。
送信装置10は、適応レート制御部11、送信部12、および受信部13から構成される。適応レート制御部11は、受信部13から逐次通知される適応レート判断情報に基づき、送信部12がデータを送信するに際して採用するMCSを決定して送信部12に通知する。なお、適応レート判断情報には、送信装置10が送信したデータを受信する受信側から送信されるACKフレームの受信の有無を表す情報が含まれているものとする。
送信部12は、送信するデータを、適応レート制御部11から通知されるMCSを採用して変調、符号化し、その結果得られる送信データを受信側に無線送信する。受信部13は、受信側から送信されるACKフレームを受信する。また、受信部13は、ACKフレームの受信の有無を表す情報を含む適応レート判断情報を適応レート制御部11に逐次通知する。
図8は、適応レート制御部11の詳細な構成例を示している。適応レート制御部11は、判定部21、カウント部22、閾値設定部23、レート決定部24、および確率算出部25を含む。
判定部21は、受信部13からの適応レート判断情報に基づき、フレーム(送信データの送信単位)の送信の成否を判定する。また、判定部21は、変数の閾値に対する関係を判定する。カウント部22は、フレームの送信成功の連続回数nなどの各種の変数を初期化したり、カウントしたりする。閾値設定部23は、各種の閾値を初期化したり、増減したりする。レート決定部24は、MCSを決定して送信部12に通知する。確率算出部25は、フレームの送信失敗率を算出する。
<適応レート制御部11による第1の適応レート制御処理>
次に、適応レート制御部11による第1の適応レート制御処理について説明する。
図9および図10は、第1の適応レート制御処理を説明するフローチャートである。なお、該フローチャートには、図2に意味と初期値が示された記号が使用され、さらに、図11に意味と初期値が示された記号が使用される。
ステップS31において、カウント部22により、各種の変数が初期化される(初期値が代入される)。また、閾値設定部23により、各種の閾値が初期化される。ステップS32において、送信部12が送信するフレームに対して送信順序を表すために付与される番号iがカウント部22により1だけインクリメントされる。
ステップS33において、送信部12により、i番目のフレームが送信される。ステップS34において、判定部21により、受信部13からの適用レート判断情報に基づいて、ステップS33で送信されたi番目のフレームの送信の成否が判定される。送信成功と判定された場合、処理はステップS35に進められる。
ステップS35において、カウント部22により、フレームの送信成功の連続回数nが1だけインクリメントされ、且つ、フレームの送信失敗の連続回数mが0に初期化される。
ステップS36において、判定部21により、フレームの送信成功の連続回数nが閾値bと等しく、且つ、現在のMCSは直前にそのレベルが1段階上げられたものであるか否かが判定される。この判定結果が肯定(YES)である場合、処理はステップS37に進められ、判定結果が否定(NO)である場合、ステップS37はスキップされる。
ステップS37において、閾値設定部23により、閾値aが小さい値に変更される。具体的には、現状の閾値aに1よりも小さい係数kを乗算した値と、閾値aの初期値aminが比較され、それらの大きい方の値に閾値aが変更される。
ステップS38において、判定部21により、フレームの送信成功の連続回数nが閾値aと等しい)または(MCSを上げるまでのフレーム送信回数tが閾値gと等しい)のどちらかを満たし、且つ、(現在のMCSのレベルが最上位ではない)との条件を満たすか否かが判定される。
ステップS38における判定結果が肯定である場合、処理はステップS39に進められる。ステップS39において、レート決定部24により、MCSが1段階高いレベルに変更される。また、カウント部22により、フレーム送信回数tと、フレームの送信成功の連続回数nが0に初期化され、MCSのレベルが1段階上げられてから1度もフレームの送信が成功していないことを示すフラグrecがTrueに変更される。この後、処理はステップS41に進められる。
反対に、ステップS38における判定結果が否定である場合、処理はステップS40に進められる。ステップS40において、カウント部22により、フレーム送信回数tが1だけインクリメントされ、また、フラグrecがFalseに変更される。この後、処理はステップS41に進められる。
ステップS41において、判定部21により、送信したフレームの番号iが転送フレーム数ndに達していないか否かが判定される。この判定結果が否定である(フレームの番号iが転送フレーム数ndに達している)場合、第1の適応レート制御処理は終了される。
反対に、ステップS41における判定結果が肯定である(フレームの番号iが転送フレーム数ndに達していない)場合、処理はステップS32に戻されて、それ以降が繰り返される。
なお、ステップS34において、ステップS33で送信されたフレームの送信が失敗と判定された場合、処理は図10のステップS51に進められる。
ステップS51において、カウント部22により、フレーム送信回数tが1だけインクリメントされ、フレームの送信失敗の連続回数mが1だけインクリメントされ、フレームの送信成功の連続回数nが0に初期化される。
ステップS52において、判定部21により、フラグrecがTrueであるか否かが判定される。この判定結果が否定である(フラグrecがFalseである)場合、処理はステップS53に進められる。ステップS53において、判定部21により、送信失敗の連続回数mが2,4,6,8または10のいずれかであるか否かが判定される。この判定結果が肯定である場合、処理はステップS54に進められる。
ステップS54において、閾値設定部23により、閾値aがその初期値であるaminに変更されるとともに、閾値gがその初期値であるgminに変更される。ステップS55において、判定部21により、現在のMCSのレベルが最下位ではないか否かが判定される。
ステップS55における判定結果が肯定である(現在のMCSのレベルが最下位ではない)場合、処理はステップS56に進められる。ステップS56において、レート決定部24により、MCSが1段階低いレベルに変更される。ステップS55における判定結果が否定である(現在のMCSのレベルが最下位である)場合、ステップS56はスキップされて、処理はステップS60に進められる。
なお、ステップS53における判定結果が否定である場合にも処理はステップS60に進められる。
一方、ステップS52における判定結果が肯定である(フラグrecがTrueである)場合、処理はステップS57に進められる。ステップS57において、カウント部22により、フレーム送信回数tが0に初期化される。
ステップS58において、判定部21により、送信失敗の連続回数mが1であるか否かが判定される。この判定結果が否定である(送信失敗の連続回数mが1ではない)場合、処理はステップS60に進められる。反対に、この判定結果が肯定である(送信失敗の連続回数mが1である)場合、処理はステップS59に進められる。
ステップS59において、閾値設定部23により、閾値aと閾値gが変更される。具体的には、現状の閾値aに1よりも大きい係数kを乗算した値と、閾値aの最大値amaxが比較され、それらの小さい方の値に閾値aが変更される。また、現状の閾値aに係数kを乗算した値と、閾値gの初期値gminが比較され、それらの大きい方の値に閾値gが変更される。この後、処理は、ステップS55に進められる。
ステップS60において、判定部21により、送信失敗の連続回数mが2以上であるか否かが判定される。この判定結果が肯定である(送信失敗の連続回数mが2以上である)場合、処理はステップS61に進められる。ステップS61において、カウント部22により、フレーム送信回数tが0に初期化される。なお、ステップS60における判定結果が否定である(送信失敗の連続回数mが2未満である)場合、ステップS61はスキップされる。この後、処理は、図9のステップS33に戻されて、それ以降が繰り返される。
以上説明した第1の適応レート制御処理では、要するに、フレームの送信成功の連続回数nが閾値a以上である場合にMCSを1段階高いレベルに変更し、MCSを1段階高いレベルに変更した直後にフレームの送信が失敗した場合にはMCSを1段階低いレベルに戻すとともに閾値aを大きくし、MCSのレベルを上げた後にフレームの送信成功の連続回数nが閾値b以上である場合には、閾値aを小さくするような制御を行っている。
第1の適応レート制御処理によれば、AARF処理と同様、ARF処理に比較して、MCSの初期引き込み性能の劣化を生じさせることなく、フレームの送信成功確率を向上させることが
できる。
なお、フレームの送信成功の連続回数nと閾値とを比較する代わりに、nに基づいて計算される値n’とそれに合わせて調整した閾値とを比較するようにしてもよい。
図12は、第1の適応レート制御処理による、通信路の品質が通信途中で向上した場合のシミュレーション結果を示している。
ただし、図12については、図5および図6と同様、MCSのレベルは低い方から順にmcs0からmcs5までの6段階が存在し、120フレーム送信時までは、下から4番目のmcs3までPERは0に近い値であり、且つ、それよりも1段階高いmcs4でPERが1となることを想定する。120フレーム送信時以降は、通信路の品質が向上し、mcs4やmcs5であってもPERは0に近い値であると想定する。また、閾値aの初期値amin=10、その最大値amax=50、閾値gの初期値gmin=250、係数k=2、閾値b=閾値aの初期値amin、係数k=0に設定する。
図12に示される第1の適応レート制御処理の場合、約155フレーム送信時にmcs4に引き上げられ、約165フレーム送信時にはmcs5にまで引き上げられてそのまま安定する。
したがって、第1の適応レート制御処理によれば、図6に示されたAARF処理の場合に比較して、最適なMCSを収束するまでの収束時間を大幅に短縮することができる。
<適応レート制御部11による第2の適応レート制御処理>
ところで、上述した第1の適応レート制御処理では、フレームの送信成功の連続回数や送信失敗の連続回数に基づいてMCSを決定していたが、フレームの送信失敗確率に基づいてMCSを決定するようにしてもよい。
次に、適応レート制御部11による、フレームの送信失敗確率に基づいてMCSを決定する第2の適応レート制御処理について説明する。
図13は、第2の適応レート制御処理を説明するフローチャートである。図14は、図13のフローチャートにおける閾値や変数などを表す記号の意味と初期値を示している。
ステップS81において、カウント部22により、各種の変数が初期化される(初期値が代入される)。また、閾値設定部23により、各種の閾値が初期化される。ステップS82において、カウント部22により、送信部12が送信するフレームに対して送信順序を表すために付与される番号iが1だけインクリメントされる。ステップS83において、カウント部22により、送信部12によるフレームの送信数lが1だけインクリメントされる。
ステップS84において、送信部12により、i番目のフレームが送信される。ステップS85において、判定部21により、受信部13からの適用レート判断情報に基づいて、ステップS84で送信されたi番目のフレームの送信の成否が判定される。送信成功と判定された場合、処理はステップS86に進められる。
ステップS86において、判定部21により、フレーム数lが、MCSを上げるときの送信失敗率の閾値であるpを大きくする際の判断基準となるフレーム数fと等しく、且つ、フレームの送信失敗数sをフレームの送信数lで乗算した値s/lが閾値cより小さく、且つ、現在のMCSは直前にそのレベルが1段階上げられたものであるか否かが判定される。この判定結果が肯定である場合、処理はステップS87に進められる。反対に、この判定結果が否定である場合、ステップS87はスキップされる。
ステップS87において、閾値設定部23により、閾値pとフレーム数eが変更される。具体的には、現状の閾値pに係数kを乗算した値と、閾値pの最大値pmaxが比較され、それらの小さい方の値に閾値pが変更される。また、現状のフレーム数eに係数kを乗算した値と、フレーム数eの最小値eminが比較され、それらの大きい方の値にフレーム数eが変更される。
ステップS88において、判定部21により、送信したフレーム数lが、送信失敗率rの算出期間を表すフレーム数eと異なるか否かが判定される。この判定結果が否定である(フレーム数lがフレーム数eと等しい)場合、処理はステップS89に進められる。
ステップS89において、判定部21により、フレームの送信失敗数sをフレームの送信数lで乗算した値s/lが閾値pより小さく、且つ、現在のMCSのレベルが最上位ではないか否かが判定される。この判定結果が肯定である場合、処理はステップS90に進められる。ステップS90において、レート決定部24により、MCSが1段階高いレベルに変更される。また、カウント部22により、MCSのレベルが1段階上げられてから1度もフレームの送信が成功していないことを示すフラグrecがTrueに変更される。この後、処理はステップS92に進められる。
一方、ステップS89における判定結果が否定である場合、処理はステップS91に進められる。ステップS91において、また、カウント部22により、フラグrecがFalseに変更される。この後、処理はステップS92に進められる。ステップS92において、カウント部22により、フレームの送信失敗回数sと、送信したフレーム数lが0に初期化される。
ステップS93において、判定部21により、送信したフレームの番号iが転送フレーム数ndに達していないか否かが判定される。この判定結果が否定である(フレームの番号iが転送フレーム数ndに達している)場合、第2の適応レート制御処理は終了される。この判定結果が否定である(フレームの番号iが転送フレーム数ndに達していない)場合、処理はステップS82に戻されて、それ以降が繰り返される。
なお、ステップS85において、ステップS84で送信されたi番目のフレームの送信が失敗と判定された場合、処理はステップS94に進められる。ステップS94において、カウント部22により、フレームの送信失敗回数sが1だけインクリメントされる。
ステップS95において、判定部21により、フレームの送信失敗回数sが1であり、且つ、フラグrecがTrueであるか否かが判定される。この判定結果が否定である(送信失敗回数sが1ではない、またはフラグrecがFalseである)場合、処理はステップS96に進められる。ステップS96において、判定部21により、送信したフレーム数lが閾値eに達していないか否かが判定される。この判定結果が肯定である(送信したフレーム数lが閾値eに達していない)場合、処理はステップS83に戻されて、それ以降が繰り返される。
ステップS96の判定結果が否定である(送信したフレーム数lが閾値eに達している)場合、処理はステップS97に進められる。ステップS97において、判定部21により、フレームの送信失敗数sをフレームの送信数lで乗算した値s/lが閾値qより大きいか否かが判定される。この判定結果が肯定である場合、処理はステップS99に進められ、否定である場合、処理はステップS101に進められる。
一方、ステップS95の判定結果が肯定である(フレームの送信失敗回数sが1であり、且つ、フラグrecがTrueである)場合、処理はステップS98に進められる。ステップS98において、閾値設定部23により、閾値pとフレーム数eが変更される。具体的には、現状の閾値pに係数kを乗算した値と、閾値pの最小値pminが比較され、それらの大きい方の値に閾値pが変更される。また、現状のフレーム数eに係数kを乗算した値と、フレーム数eの最大値emaxが比較され、それらの小さい方の値にフレーム数eが変更される。
ステップS99において、判定部21により、現在のMCSのレベルが最下位ではないか否かが判定される。この判定結果が肯定である(現在のMCSのレベルが最下位ではない)場合、処理はステップS100に進められる。反対に、この判定結果が否定である(現在のMCSのレベルが最下位である)場合、ステップS100はスキップされる。ステップS100において、レート決定部24により、MCSが1段階低いレベルに変更される。この後、処理はステップS101に進められる。
ステップS101において、カウント部22により、フレームの送信失敗回数sと、送信したフレーム数lが0に初期化され、フラグrecがFalseに変更される。この後、処理は、ステップS83に戻されて、それ以降が繰り返される。
以上説明した第2の適応レート制御処理では、要するに、所定の期間e(フレームをe回送信する期間)におけるフレームの送信失敗率rが閾値pよりも小さい場合にMCSを1段階高いレベルに引き上げ、送信失敗率rが閾値qよりも大きい場合にMCSを1段階低いレベルに引き下げる。さらに、MCSを1段階高いレベルに引き上げた直後に送信が失敗した場合には閾値pを小さくし、MCSを1段階高いレベルに引き上げた後に送信失敗率rが閾値cよりも小さくなった場合には閾値pを大きくする。さらに、閾値pを小さくするに際しては、期間eを長くし、反対に、閾値pを大きくするに際しては期間eを短くするような制御を行っている。
なお、MCSを1段階高いレベルに引き上げた直後の送信失敗確率rは、期間eよりも短い期間f(フレームをf回送信する期間)における送信失敗の確率を計算することが望ましく、閾値cは閾値pの初期値pmaxとすることが望ましく、期間fは期間eの初期値とすることが望ましい。
第2の適応レート制御処理によれば、第1の適応レート制御処理と同様、ARF処理に比較して、MCSの初期引き込み性能の劣化を生じさせることなく、フレームの送信成功確率を向上させることができる。
なお、フレームの送信失敗確率rと閾値とを比較する代わりに、rに基づいて計算される値r’とそれに合わせて調整した閾値とを比較するようにしてもよい。
ところで、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウェアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行する場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータにインストールされる。ここで、コンピュータには、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータや、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどが含まれる。
図15は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウェアの構成例を示すブロック図である。
このコンピュータ200において、CPU(Central Processing Unit)201,ROM(Read Only Memory)202,RAM(Random Access Memory)203は、バス204により相互に接続されている。
バス204には、さらに、入出力インタフェース205が接続されている。入出力インタフェース205には、入力部206、出力部207、記憶部208、通信部209、およびドライブ210が接続されている。
入力部206は、キーボード、マウス、マイクロフォンなどよりなる。出力部207は、ディスプレイ、スピーカなどよりなる。記憶部208は、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる。通信部209は、ネットワークインタフェースなどよりなる。ドライブ210は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリなどのリムーバブルメディア211を駆動する。
以上のように構成されるコンピュータ200では、CPU201が、例えば、記憶部208に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース205およびバス204を介して、RAM203にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
なお、コンピュータ200が実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであってもよいし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであってもよい。
本開示の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
本開示は以下のような構成も取ることができる。
(1)
データを送信する際に適用するMCS(Modulation Coding Scheme)を通信状況に応じて制御する適応レート制御部と、
前記適応レート制御部により決定された前記MCSを用いて前記データを変調符号化し、その結果得られる送信データをフレーム単位で送信する送信部とを備え、
前記適応レート制御部は、
前記フレーム単位での送信成功回数nまたは前記送信成功回数nに基づく値n’が第1の閾値以上となった場合には前記MCSを高いレベルに引き上げ、
前記MCSを高いレベルに引き上げた直後に前記フレーム単位での送信が失敗した場合には前記第1の閾値を大きくし、
前記MCSを高いレベルに引き上げた後に前記フレーム単位での送信成功回数nまたは前記送信成功回数nに基づく値n’が第2の閾値以上となった場合には前記第1の閾値を小さくする
送信装置。
(2)
前記第2の閾値は、前記第1の閾値の初期値である
前記(1)に記載の送信装置。
(3)
前記適応レート制御部は、
前記MCSを高いレベルに引き上げた直後に前記フレーム単位での送信が失敗した場合には前記MCSを低いレベルに引き下げる
前記(1)または(2)に記載の送信装置。
(4)
前記適応レート制御部は、受信側から送信されるACKフレームに基づき、前記フレーム単位での送信の成否を判定する
前記(1)から(3)のいずれかに記載の送信装置。
(5)
データを送信する際に適用するMCS(Modulation Coding Scheme)を通信状況に応じて制御する適応レート制御部と、
前記適応レート制御部により決定された前記MCSを用いて前記データを変調符号化し、その結果得られる送信データをフレーム単位で送信する送信部とを備える送信装置の送信方法において、
前記適応レート制御部による、
前記フレーム単位での送信成功回数nまたは前記送信成功回数nに基づく値n’が第1の閾値以上となった場合には前記MCSを高いレベルに引き上げ、
前記MCSを高いレベルに引き上げた直後に前記フレーム単位での送信が失敗した場合には前記第1の閾値を大きくし、
前記MCSを高いレベルに引き上げた後に前記フレーム単位での送信成功回数nまたは前記送信成功回数nに基づく値n’が第2の閾値以上となった場合には前記第1の閾値を小さくする
ステップを含む送信方法。
(6)
データを送信する際に適用するMCS(Modulation Coding Scheme)を通信状況に応じて制御する適応レート制御部と、
前記適応レート制御部により決定された前記MCSを用いて前記データを変調符号化し、その結果得られる送信データをフレーム単位で送信する送信部とを備える送信装置の制御用のプログラムであって、
前記適応レート制御部に、
前記フレーム単位での送信成功回数nまたは前記送信成功回数nに基づく値n’が第1の閾値以上となった場合には前記MCSを高いレベルに引き上げ、
前記MCSを高いレベルに引き上げた直後に前記フレーム単位での送信が失敗した場合には前記第1の閾値を大きくし、
前記MCSを高いレベルに引き上げた後に前記フレーム単位での送信成功回数nまたは前記送信成功回数nに基づく値n’が第2の閾値以上となった場合には前記第1の閾値を小さくする
ステップを含む処理を送信装置のコンピュータに実行させるプログラム。
(7)
データを送信する際に適用するMCS(Modulation Coding Scheme)を通信状況に応じて制御する適応レート制御部と、
前記適応レート制御部により決定された前記MCSを用いて前記データを変調符号化し、その結果得られる送信データをフレーム単位で送信する送信部とを備え、
前記適応レート制御部は、
前記フレーム単位での送信失敗確率rまたは前記送信失敗確率rに基づく値r’が第1の閾値未満となった場合には前記MCSを高いレベルに引き上げ、
前記フレーム単位での送信失敗確率rまたは前記送信失敗確率rに基づく値r’が第2の閾値以上となった場合には前記MCSを低いレベルに引き下げ、
前記MCSを高いレベルに引き上げた直後に前記フレーム単位での送信が失敗した場合には前記第1の閾値を小さくし、
前記MCSを高いレベルに引き上げた後に前記送信失敗確率rまたは前記値r’が第3の閾値未満となった場合には前記第1の閾値を大きくする
送信装置。
(8)
前記第3の閾値は、前記第1の閾値の初期値である
前記(7)に記載の送信装置。
(9)
前記適応レート制御部は、
前記第1の閾値を小さくするに際して前記送信失敗確率rの算出期間を長くし、
前記第1の閾値を大きくするに際して前記送信失敗確率rの算出期間を短くする
前記(7)または(8)に記載の送信装置。
(10)
前記適応レート制御部は、
前記MCSを高いレベルに引き上げた後、送信失敗確率rの算出期間を短くする
前記(7)から(9)のいずれかに記載の送信装置。
(11)
前記適応レート制御部は、
前記MCSを高いレベルに引き上げた後、送信失敗確率rの算出期間を初期化する
前記(7)から(9)のいずれかに記載の送信装置。
(12)
データを送信する際に適用するMCS(Modulation Coding Scheme)を通信状況に応じて制御する適応レート制御部と、
前記適応レート制御部により決定された前記MCSを用いて前記データを変調符号化し、その結果得られる送信データをフレーム単位で送信する送信部とを備える送信装置の送信方法において、
前記適応レート制御部による、
前記フレーム単位での送信失敗確率rまたは前記送信失敗確率rに基づく値r’が第1の閾値未満となった場合には前記MCSを高いレベルに引き上げ、
前記フレーム単位での送信失敗確率rまたは前記送信失敗確率rに基づく値r’が第2の閾値以上となった場合には前記MCSを低いレベルに引き下げ、
前記MCSを高いレベルに引き上げた直後に前記フレーム単位での送信が失敗した場合には前記第1の閾値を小さくし、
前記MCSを高いレベルに引き上げた後に前記送信失敗確率rまたは前記値r’が第3の閾値未満となった場合には前記第1の閾値を大きくする
ステップを含む送信方法。
(13)
データを送信する際に適用するMCS(Modulation Coding Scheme)を通信状況に応じて制御する適応レート制御部と、
前記適応レート制御部により決定された前記MCSを用いて前記データを変調符号化し、その結果得られる送信データをフレーム単位で送信する送信部とを備える送信装置の制御用のプログラムであって、
前記適応レート制御部に、
前記フレーム単位での送信失敗確率rまたは前記送信失敗確率rに基づく値r’が第1の閾値未満となった場合には前記MCSを高いレベルに引き上げ、
前記フレーム単位での送信失敗確率rまたは前記送信失敗確率rに基づく値r’が第2の閾値以上となった場合には前記MCSを低いレベルに引き下げ、
前記MCSを高いレベルに引き上げた直後に前記フレーム単位での送信が失敗した場合には前記第1の閾値を小さくし、
前記MCSを高いレベルに引き上げた後に前記送信失敗確率rまたは前記値r’が第3の閾値未満となった場合には前記第1の閾値を大きくする
ステップを含む処理を送信装置のコンピュータに実行させるプログラム。
10 送信装置, 11 適応レート制御部, 12 送信部, 13 受信部, 21 判定部, 22 カウント部, 23 閾値設定部, 24 レート決定部, 25 確率算出部, 200 コンピュータ, 201 CPU

Claims (12)

  1. データを送信する際に適用するMCS(Modulation Coding Scheme)を通信状況に応じて制御する適応レート制御部と、
    前記適応レート制御部により決定された前記MCSを用いて前記データを変調符号化し、その結果得られる送信データをフレーム単位で送信する送信部とを備え、
    前記適応レート制御部は、
    前記フレーム単位での送信成功の連続回数nまたは前記送信成功の連続回数nに基づく値n’が第1の閾値以上となった場合には前記MCSを高いレベルに引き上げ、
    前記MCSを高いレベルに引き上げた直後に前記フレーム単位での送信が失敗した場合には前記MCSを1段階低いレベルに戻すと共に、前記第1の閾値を大きくし、
    前記MCSを高いレベルに引き上げた後に前記フレーム単位での送信成功の連続回数nまたは前記送信成功の連続回数nに基づく値n’が第2の閾値以上となった場合には前記第1の閾値を小さくする
    送信装置。
  2. 前記第2の閾値は、前記第1の閾値の初期値である
    請求項1に記載の送信装置。
  3. 前記適応レート制御部は、受信側から送信されるACKフレームに基づき、前記フレーム単位での送信の成否を判定する
    請求項1または2に記載の送信装置。
  4. データを送信する際に適用するMCS(Modulation Coding Scheme)を通信状況に応じて制御する適応レート制御部と、
    前記適応レート制御部により決定された前記MCSを用いて前記データを変調符号化し、その結果得られる送信データをフレーム単位で送信する送信部とを備える送信装置の送信方法において、
    前記適応レート制御部による、
    前記フレーム単位での送信成功の連続回数nまたは前記送信成功の連続回数nに基づく値n’が第1の閾値以上となった場合には前記MCSを高いレベルに引き上げ、
    前記MCSを高いレベルに引き上げた直後に前記フレーム単位での送信が失敗した場合には前記MCSを1段階低いレベルに戻すと共に、前記第1の閾値を大きくし、
    前記MCSを高いレベルに引き上げた後に前記フレーム単位での送信成功の連続回数nまたは前記送信成功の連続回数nに基づく値n’が第2の閾値以上となった場合には前記第1の閾値を小さくする
    ステップを含む送信方法。
  5. データを送信する際に適用するMCS(Modulation Coding Scheme)を通信状況に応じて制御する適応レート制御部と、
    前記適応レート制御部により決定された前記MCSを用いて前記データを変調符号化し、その結果得られる送信データをフレーム単位で送信する送信部とを備える送信装置の制御用のプログラムであって、
    前記適応レート制御部に、
    前記フレーム単位での送信成功の連続回数nまたは前記送信成功の連続回数nに基づく値n’が第1の閾値以上となった場合には前記MCSを1段階低いレベルに戻すと共に、前記MCSを高いレベルに引き上げ、
    前記MCSを高いレベルに引き上げた直後に前記フレーム単位での送信が失敗した場合には前記第1の閾値を大きくし、
    前記MCSを高いレベルに引き上げた後に前記フレーム単位での送信成功の連続回数nまたは前記送信成功の連続回数nに基づく値n’が第2の閾値以上となった場合には前記第1の閾値を小さくする
    ステップを含む処理を送信装置のコンピュータに実行させるプログラム。
  6. データを送信する際に適用するMCS(Modulation Coding Scheme)を通信状況に応じて制御する適応レート制御部と、
    前記適応レート制御部により決定された前記MCSを用いて前記データを変調符号化し、その結果得られる送信データをフレーム単位で送信する送信部とを備え、
    前記適応レート制御部は、
    前記フレーム単位での送信失敗確率rまたは前記送信失敗確率rに基づく値r’が第1の閾値未満となった場合には前記MCSを高いレベルに引き上げ、
    前記フレーム単位での送信失敗確率rまたは前記送信失敗確率rに基づく値r’が第2の閾値以上となった場合には前記MCSを低いレベルに引き下げ、
    前記MCSを高いレベルに引き上げた直後に前記フレーム単位での送信が失敗した場合には前記第1の閾値を小さくし、
    前記MCSを高いレベルに引き上げた後に前記送信失敗確率rまたは前記値r’が第3の閾値未満となった場合には前記第1の閾値を大きくする
    送信装置。
  7. 前記第3の閾値は、前記第1の閾値の初期値である
    請求項に記載の送信装置。
  8. 前記適応レート制御部は、
    前記第1の閾値を小さくするに際して前記送信失敗確率rの算出期間を長くし、
    前記第1の閾値を大きくするに際して前記送信失敗確率rの算出期間を短くする
    請求項またはに記載の送信装置。
  9. 前記適応レート制御部は、
    前記MCSを高いレベルに引き上げた後、送信失敗確率rの算出期間を短くする
    請求項からのいずれかに記載の送信装置。
  10. 前記適応レート制御部は、
    前記MCSを高いレベルに引き上げた後、送信失敗確率rの算出期間を初期化する
    請求項からのいずれかに記載の送信装置。
  11. データを送信する際に適用するMCS(Modulation Coding Scheme)を通信状況に応じて制御する適応レート制御部と、
    前記適応レート制御部により決定された前記MCSを用いて前記データを変調符号化し、その結果得られる送信データをフレーム単位で送信する送信部とを備える送信装置の送信方法において、
    前記適応レート制御部による、
    前記フレーム単位での送信失敗確率rまたは前記送信失敗確率rに基づく値r’が第1の閾値未満となった場合には前記MCSを高いレベルに引き上げ、
    前記フレーム単位での送信失敗確率rまたは前記送信失敗確率rに基づく値r’が第2の閾値以上となった場合には前記MCSを低いレベルに引き下げ、
    前記MCSを高いレベルに引き上げた直後に前記フレーム単位での送信が失敗した場合には前記第1の閾値を小さくし、
    前記MCSを高いレベルに引き上げた後に前記送信失敗確率rまたは前記値r’が第3の閾値未満となった場合には前記第1の閾値を大きくする
    ステップを含む送信方法。
  12. データを送信する際に適用するMCS(Modulation Coding Scheme)を通信状況に応じて制御する適応レート制御部と、
    前記適応レート制御部により決定された前記MCSを用いて前記データを変調符号化し、その結果得られる送信データをフレーム単位で送信する送信部とを備える送信装置の制御用のプログラムであって、
    前記適応レート制御部に、
    前記フレーム単位での送信失敗確率rまたは前記送信失敗確率rに基づく値r’が第1の閾値未満となった場合には前記MCSを高いレベルに引き上げ、
    前記フレーム単位での送信失敗確率rまたは前記送信失敗確率rに基づく値r’が第2の閾値以上となった場合には前記MCSを低いレベルに引き下げ、
    前記MCSを高いレベルに引き上げた直後に前記フレーム単位での送信が失敗した場合には前記第1の閾値を小さくし、
    前記MCSを高いレベルに引き上げた後に前記送信失敗確率rまたは前記値r’が第3の閾値未満となった場合には前記第1の閾値を大きくする
    ステップを含む処理を送信装置のコンピュータに実行させるプログラム。
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