JP6269642B2 - Switchgear and electronic device - Google Patents
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開示の実施形態は、開閉装置及び電子機器に関する。 Embodiments disclosed herein relate to an opening / closing device and an electronic apparatus.
例えば、電子機器は、筐体の外周部に配置された操作部等を覆う蓋体が、回転軸を介して開閉可能に設けられたものがある。この種の電子機器には、上下方向に対して蓋体が開閉可能に設けられており、蓋体を開放姿勢に保持する開閉装置を備えるものがある。 For example, there is an electronic device in which a lid that covers an operation unit or the like disposed on the outer peripheral portion of a housing is provided so as to be opened and closed via a rotation shaft. Some electronic devices of this type are provided with a lid that can be opened and closed with respect to the vertical direction, and an opening / closing device that holds the lid in an open posture.
電子機器が有する開閉装置としては、蓋体を支持する回転軸に形成された係合凸部が、蓋体に連結されたリンクの軸穴に形成された係合凹部に係合することで、蓋体を開放姿勢で保持する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、他の開閉装置としては、回転軸を支持する爪部が蓋体に設けられており、爪部の外周部に形成された谷部に、回転軸の近傍に配置されたフック部が係合することで、蓋体を開放姿勢で保持する構成が知られている(例えば、特許文献2参照)。 As an opening / closing device of an electronic device, an engagement convex portion formed on a rotation shaft that supports a lid body is engaged with an engagement concave portion formed in a shaft hole of a link connected to the lid body, A configuration is known in which a lid is held in an open posture (see, for example, Patent Document 1). Further, as another opening / closing device, a claw portion that supports the rotation shaft is provided on the lid, and a hook portion disposed in the vicinity of the rotation shaft is engaged with a trough portion formed on an outer peripheral portion of the claw portion. The structure which hold | maintains a cover body by an open attitude | position by combining is known (for example, refer patent document 2).
しかしながら、上述した開閉装置では、いずれも開放姿勢に回動された蓋体が、開放姿勢で停止された状態で保持されるだけであり、蓋体を開放姿勢でロックすることができなかった。 However, in any of the opening / closing devices described above, the lid body rotated to the open posture is only held in a state of being stopped in the open posture, and the lid body cannot be locked in the open posture.
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、支持体に対して開放された蓋体の姿勢をロックすることができる開閉装置及び電子機器を提供することを目的とする。 One aspect of the embodiments has been made in view of the above, and an object of the present invention is to provide an opening / closing device and an electronic apparatus that can lock the posture of a lid that is opened with respect to a support.
実施形態の一態様に係る開閉装置は、支持体に回転軸を介して取り付けられ、前記支持体の一部を覆う第1姿勢と前記一部を開放する第2姿勢との間で前記回転軸まわりに回動する蓋体と、前記蓋体を前記第2姿勢でロックするロック機構と、を備える。前記ロック機構は、前記蓋体とともに前記回転軸まわりに回動するとともに、前記回転軸の径方向に移動可能に前記回転軸に支持されるロック部材を有する。また、前記ロック機構は、前記支持体に固定され、前記第1姿勢と前記第2姿勢との間では前記ロック部材の前記径方向の移動を規制するとともに、前記第2姿勢では前記径方向の移動の規制を解除するガイド部材を有する。前記ロック部材は、前記ガイド部材によって前記径方向の移動の規制が解除された場合に、前記径方向に移動することで前記支持体に対する前記蓋体の姿勢をロックする。 An opening / closing device according to an aspect of the embodiment is attached to a support via a rotation shaft, and the rotation shaft is between a first posture covering a part of the support and a second posture opening the part. A lid that rotates around, and a lock mechanism that locks the lid in the second posture. The lock mechanism includes a lock member that rotates around the rotation shaft together with the lid and is supported by the rotation shaft so as to be movable in a radial direction of the rotation shaft. Further, the lock mechanism is fixed to the support, and restricts the radial movement of the lock member between the first posture and the second posture, and in the second posture, the radial direction is the radial direction. It has a guide member for releasing the restriction of movement. When the restriction on the radial movement is released by the guide member, the lock member moves in the radial direction to lock the posture of the lid relative to the support.
実施形態の一態様によれば、支持体に対して開放された蓋体の姿勢をロックすることができる。 According to the aspect of the embodiment, the posture of the lid body opened with respect to the support body can be locked.
以下、添付図面を参照して、実施形態に係る開閉装置及び電子機器を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。 Hereinafter, an opening / closing device and an electronic apparatus according to embodiments will be described in detail with reference to the accompanying drawings. In addition, this invention is not limited by embodiment shown below.
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る電子機器のパネルを閉じた状態を示す斜視図である。図2は、第1の実施形態に係る電子機器のパネルを開いた状態を示す斜視図である。図3は、第1の実施形態に係る電子機器のパネルを開いた状態を底面側から示す斜視図である。
(First embodiment)
FIG. 1 is a perspective view illustrating a state in which a panel of the electronic device according to the first embodiment is closed. FIG. 2 is a perspective view illustrating a state in which the panel of the electronic device according to the first embodiment is opened. FIG. 3 is a perspective view showing a state in which the panel of the electronic device according to the first embodiment is opened from the bottom side.
第1の実施形態に係る電子機器1は、例えば、複数のサーボモータを制御するためのモータ制御装置として構成されている。図1及び図2に示すように、第1の実施形態に係る電子機器1は、筐体6に対してパネル7を開閉するための開閉装置3を備える。
The electronic device 1 according to the first embodiment is configured as a motor control device for controlling a plurality of servo motors, for example. As shown in FIGS. 1 and 2, the electronic apparatus 1 according to the first embodiment includes an opening /
筐体6は、例えば、図示しないパワー半導体素子が実装された回路基板、モータを制御するための制御回路を有する制御基板、及び増幅器等を内部に収容する。筐体6の外周部における、前面6a側の一部には、複数のコネクタ8aを有する端子部8が設けられている。端子部8は、電子機器1の筐体6内の各部と外部機器とを図示しない各種の接続ケーブルを介して接続する。
The
筐体6の前面6aには、図2における端子部8の下方に、図2及び図3に示すように、電源入力部9が設けられている。電源入力部9は、図示しない電源ケーブルが接続される複数の接続端子9aを有する。図1、図2及び図3に示すように、筐体6には、電源入力部9を覆うパネル7が開閉可能に設けられている。電子機器1では、電源入力部9を使用するときに、開閉装置3によってパネル7が開閉操作される。
As shown in FIGS. 2 and 3, a
また、筐体6の背面6b側には、パワー半導体素子から伝わる熱を筐体6の外方へ放出するヒートシンク10が設けられている。ヒートシンク10は、筐体6の背面6bに沿って延びるとともに間隔をあけて配列された複数の放熱フィン10aを有する。
A
本実施形態では、図面に示す電子機器1において、パネル7が回動する軸線方向をX方向とし、パネル7側からヒートシンク10側へ向かう電子機器1の奥行方向をY方向とし、電子機器1の高さ方向をZ方向とする。以下、電子機器1は、図1及び図2に示す姿勢で、X−Z平面に沿って配置された図示しないパネル面に取り付けられているものとして説明する。
In the present embodiment, in the electronic device 1 shown in the drawing, the axial direction in which the
(開閉装置の構成)
図4は、第1の実施形態に係る開閉装置3を示す斜視図である。図5は、第1の実施形態に係る開閉装置3を示す分解斜視図である。図6は、図5と異なる方向から、第1の実施形態に係る開閉装置3を示す分解斜視図である。
(Configuration of switchgear)
FIG. 4 is a perspective view showing the opening /
図3、図4、図5及び図6に示すように、第1の実施形態に係る開閉装置3は、支持体としての筐体6に、回転軸11を介して取り付けられた蓋体としてのパネル7を備える。パネル7は、筐体6の外周部の一部に設けられた電源入力部9を覆う第1姿勢である閉塞姿勢と、電源入力部9を開放する第2姿勢である開放姿勢との間で、回転軸11まわりに回動するように設けられている。また、開閉装置3は、パネル7を開放姿勢でロックするロック機構12を備える。第1の実施形態に係る開閉装置3は、パネル7が下側から上側へ向かって開かれるように構成されており、例えば、水平方向(図中のX方向)に沿って回転軸11が設けられている。
As shown in FIGS. 3, 4, 5, and 6, the opening /
なお、本実施形態におけるパネル7は、電源入力部9を覆うが、例えば、操作ボタン等を有する操作部、または電子部品等を装着する装着部を覆ってもよい。また、パネル7は、閉塞姿勢で筐体6の外周部の一部を覆う構成に限定されるものではなく、例えば、筐体6が有する開口部を覆うように構成されてもよい。
In addition, although the
パネル7は、例えば、樹脂材料によって形成されており、図4及び図5に示すように、閉塞姿勢におけるパネル7の上端部の両側に、回転軸11を有する側壁14が形成されている。回転軸11は、例えば水平方向に沿って側壁14から突出しており、側壁14に一体に形成されている。また、パネル7は、カバー壁15を有する。カバー壁15は、回転軸11の先端側に対向する位置に、筐体6が有する後述の支持壁17の内側に沿って形成されている。
The
図5及び図6に示すように、筐体6は、回転軸11を回転自在に支持する軸受け壁16と、回転軸11の先端部を支持する支持壁17と、を有する。軸受け壁16の先端には、回転軸11を受ける円弧状の凹部16aが切り欠かれている。また、軸受け壁16は、後述するガイド部材22を固定するためのネジ穴16bを有する。支持壁17は、回転軸11の先端部に連結される固定ネジ25が通される貫通穴17aを有する。そして、ロック機構12は、軸受け壁16と支持壁17との間に取り付けられる。なお、軸受け壁16は、筐体6に設けられる構成に限定されるものではなく、例えば、回路基板等を支持する図示しないフレームに形成されてもよい。
As shown in FIGS. 5 and 6, the
また、図4及び図5に示すように、電源入力部9の周囲には、仕切り壁18が形成されている。仕切り壁18の一部は、軸受け壁16と支持壁17との間でX方向に沿って延びている。また、仕切り壁18の一部には、後述するロック部材21が当たる位置に窪み18aが形成されている。窪み18aを形成することで仕切り壁18の厚みが調節されており、仕切り壁18とロック部材21との接触状態が適正にされている。
As shown in FIGS. 4 and 5, a
また、図4及び図5に示すように、筐体6の、軸受け壁16と支持壁17との間には、ロック部材21のロック爪21aを筐体6の内側へ進入させるスリット19が形成されている。スリット19の一端部は、筐体6の前面6a側に開放されている。ロック爪21aは、パネル7が閉塞姿勢になったときにスリット19内に進入する。これにより、ロック部材21のロック爪21aの先端が筐体6内の空間へ収容されるので、ロック機構12がコンパクトに構成される。
As shown in FIGS. 4 and 5, a
図5及び図6に示すように、ロック機構12は、パネル7とともに回転軸11まわりに回動するとともに、回転軸11の径方向に移動可能に回転軸11に支持されるロック部材21を有する。また、ロック機構12は、筐体6に固定されたガイド部材22を有する。このガイド部材22は、パネル7が閉塞姿勢と開放姿勢との間の姿勢のときにロック部材21の回転軸11の径方向の移動を規制する。また、ガイド部材22は、パネル7が開放姿勢のときに、回転軸11の径方向に対するロック部材21の移動の規制を解除する。
As shown in FIGS. 5 and 6, the
ロック部材21は、ガイド部材22によって回転軸11の径方向の移動の規制が解除された場合に、回転軸11の径方向に移動することによって筐体6に対するパネル7の姿勢をロックする。ロック部材21及びガイド部材22は、筐体6の軸受け壁16と支持壁17との間に配置されており、パネル7の回転軸11にそれぞれ取り付けられている。
When the restriction of the radial movement of the
図7Aは、第1の実施形態に係る開閉装置3のロック機構12が有するロック部材21を示す斜視図である。図7Bは、図7Aの反対側から、ロック部材21を示す斜視図である。図7Cは、ロック部材21とパネル7の内面とが接触する状態を示す断面図である。
FIG. 7A is a perspective view showing a
図7A及び図7Bに示すように、ロック部材21は、例えば、金属材料によって板状に形成されている。ロック部材21は、筐体6に対するパネル7の姿勢をロックするロック爪21aと、回転軸11の径方向に移動可能に回転軸11が通されるスロット穴21bと、を有する。スロット穴21bは、ロック部材21の厚み方向に貫通するとともに一方向に延びて形成されている。ロック爪21aは、ロック部材21の外周部から、スロット穴21bの長手方向と平行に延びている。ロック爪21aは、パネル7が開放姿勢になったときにロック部材21がスロット穴21bの長手方向に移動することで、筐体6の仕切り壁18の一部に当接する。
As shown in FIGS. 7A and 7B, the
本実施形態では、スロット穴21bの形状を長穴としたが、スロット穴21bの形状は長穴に限定されるものではない。スロット穴21bは、ガイド部材22に対する回転軸11まわりのロック部材21の姿勢を制御する必要に応じて、例えば、湾曲または蛇行して形成されてもよい。
In this embodiment, the shape of the
また、ロック部材21は、厚み方向における一面に、厚み方向に対して突出する円筒状の凸部21cを有する。ロック部材21は、スロット穴21b内に回転軸11が通されることで、凸部21cの突出方向が回転軸11と平行な状態で、ガイド部材22に組み付けられる。
Moreover, the
また、ロック部材21は、筐体6に対してパネル7を開放姿勢でロックした状態を解除する位置へロック部材21を移動させるための操作片21dを有する。操作片21dは、パネル7の開放姿勢でロック爪21aが仕切り壁18に当接したときに、筐体6の前面6a側に位置するように、ロック部材21の外周部に形成されている。
Further, the
図7Cに示すように、ロック部材21は、パネル7の裏側の内面7aに接触する接触部としての突き当て片21eを有する。ロック部材21は、突き当て片21eがパネル7の内面7aに接触することで、筐体6に対して回動されるパネル7とともに回転軸11まわりに回動可能になる。突き当て片21eは、ロック部材21の外周部に設けられている。突き当て片21eは、パネル7の内面7aに接触する端面21fを有する。本実施形態では、図7Cに示すように、ロック部材21において、凸部21cの突出方向から見たときに、突き当て片21eの端面21fと交差する外周部の一部21gが、接触部として機能する。言い換えると、ロック部材21における突き当て片21e及び外周部の一部21gは、ガイド部材22に対してロック部材21の姿勢を規制する規制部として機能する。
As shown in FIG. 7C, the
したがって、ロック部材21は、ガイド部材22によって回転軸11の径方向に対する移動が規制されている間、突き当て片21eの端面21fと、外周部の一部21gとがそれぞれパネル7の内面7aに接触する。このようにロック部材21は、パネル7の内面7aと少なくとも2箇所で接触することで、パネル7と連れ回りすることが可能になる。なお、ロック部材21の接触部としては、上述した構成に限定されるものではなく、例えば、突き当て片21eの先端の角が接触する断面L字状の凹部がパネル7の内面7aに形成されてもよい。
Therefore, while the
図7Cに示すように、パネル7の内面7aには、回転軸11の径方向にロック部材21が移動するときに、パネル7に対するロック部材21の移動を案内するガイド壁24が形成されている。
As shown in FIG. 7C, a
図8Aは、第1の実施形態に係る開閉装置3のロック機構12が有するガイド部材22を示す斜視図である。図8Bは、図8Aの反対側からガイド部材22を示す斜視図である。
FIG. 8A is a perspective view showing a
図8A及び図8Bに示すように、ガイド部材22は、例えば、金属材料によって板状に形成されている。ガイド部材22は、筐体6の前面6aに沿って突き当てられる支持片22aを有する。支持片22aは、ガイド部材22の一面に対して断面L字状に折り曲げて形成されている。ガイド部材22は、支持片22aが筐体6に突き当てられた姿勢で筐体6に固定されている。
As shown in FIGS. 8A and 8B, the
ガイド部材22は、回転軸11が通される軸穴22bと、筐体6の軸受け壁16に固定するための取付け穴22cと、ロック部材21が回転軸11まわりに回動するときにロック部材21の凸部21cを案内するガイド溝22dと、を有する。ガイド溝22dは、回転軸11まわりに沿って円弧状に形成されている。また、ガイド溝22dの延在方向における一端は、ガイド部材22の外周部に開口する。
The
図5及び図6に示すように、ロック部材21は、ガイド部材22のガイド溝22d内に凸部21cが進入するように、ガイド部材22に隣接して配置されている。ガイド部材22は、軸受け壁16に隣接して配置されている。そして、ガイド部材22は、取付け穴22c内に通された固定ネジ25が、軸受け壁16のネジ穴16b内に通されて固定されている。
As shown in FIGS. 5 and 6, the
ロック部材21は、凸部21cがガイド部材22のガイド溝22d内に進入している間、つまりガイド部材22によって回転軸11の径方向に対する移動が規制されている間、突き当て片21eの端面21fと、外周部の一部21gとがそれぞれパネル7の内面7aに接触し続ける。
The
図5に示すように、パネル7の回転軸11は、軸受け壁16の凹部16aに支持されており、ガイド部材22の軸穴22b内に通されるとともにロック部材21のスロット穴21b内に通されている。ロック部材21のスロット穴21bを通された回転軸11の先端部は、筐体6の支持壁17の貫通穴17aから通された固定ネジ26がねじ込まれて固定ネジ26と連結されている。これにより、固定ネジ26の頭部がスロット穴21bに引っ掛かることで、ロック部材21は、回転軸11対して抜け止めされている。
As shown in FIG. 5, the rotating
本実施形態の開閉装置3は、筐体6の前面6aにおけるX方向の一方側にロック機構12が配置されるが、前面6aにおけるX方向の両側にそれぞれロック機構12が配置されてもよい。この構成の場合には、一組のロック機構12を用いることで、パネル7の開放姿勢でのロック状態を維持する信頼性を高めることができる。
In the opening /
(開閉装置の動作)
図9は、第1の実施形態に係る開閉装置3のロック機構12において、パネル7が閉塞姿勢になった状態を示す斜視図である。図10は、第1の実施形態に係る開閉装置3のロック機構12において、パネル7が開放姿勢になった状態を示す斜視図である。
(Operation of switchgear)
FIG. 9 is a perspective view showing a state in which the
図9に示すように、パネル7が閉塞姿勢にあるとき、ロック部材21は、ロック爪21aがY方向に沿って延びる姿勢となる。このとき、ロック機構12は、パネル7をロックしておらず、筐体6に対してパネル7が回動可能になっている。一方、図10に示すように、パネル7が開放姿勢にあるとき、ロック部材21は、ガイド部材22に対して回転軸11まわりに回動することで、ロック爪21aがZ方向に沿って延びる姿勢となる。このとき、ロック機構12は、パネル7を開放姿勢でロックすることで、筐体6に対してパネル7を回動不能にする。
As shown in FIG. 9, when the
図11Aは、第1の実施形態に係る開閉装置3のロック機構12において、パネル7が閉塞姿勢になった状態を示す透視図である。図11Bは、第1の実施形態に係る開閉装置3のロック機構12において、パネル7が閉塞姿勢から開放姿勢へ回動される中途状態を示す透視図である。図11Cは、第1の実施形態に係る開閉装置3のロック機構12において、パネル7が開放姿勢になった状態を示す透視図である。図11Dは、第1の実施形態に係る開閉装置3のロック機構12において、ロック部材21がパネル7をロックした状態を示す透視図である。
FIG. 11A is a perspective view showing a state in which the
図9及び図11Aに示すように、パネル7が閉塞姿勢にあるときに、ロック部材21の凸部21cは、ガイド部材22のガイド溝22d内に進入するとともにガイド溝22d内の延在方向の端部に接している。このとき、ロック部材21のスロット穴21bの長手方向は、Y方向と平行になっており、ロック部材21のロック爪21aが、筐体6のスリット19内に進入している。また、このとき、ロック部材21は、突き当て片21eの端面21f及び外周部の一部21gが、パネル7の内面7aにそれぞれ接触している。このため、ロック部材21は、パネル7とともに回転軸11まわりに回転可能になっている。
As shown in FIGS. 9 and 11A, when the
図11Bに示すように、パネル7を回転軸11まわりのa1方向に回動させることで、筐体6に対してパネル7が徐々に開かれる。ロック部材21は、パネル7が回動されることで、パネル7とともに回転軸11まわりに回動する。ロック部材21は、パネル7とともに回転軸11まわりに回動することで、ガイド部材22に対して回動し、ガイド溝22d内の延在方向に沿って凸部21cが移動する。また、ロック部材21の回動に伴って、スロット穴21bの長手方向の向きは、Y方向から徐々にZ方向へ変化する。
As shown in FIG. 11B, the
図11Cに示すように、筐体6に対してパネル7を更にa1方向に回動させることで、パネル7が開放姿勢となる。パネル7が開放姿勢になったとき、パネル7とともにガイド部材22に対して回転軸11まわりにロック部材21が回動されることで、凸部21cは、ガイド部材22のガイド溝22d内から、ガイド部材22の外周側へ抜け出る。ロック部材21の凸部21cがガイド溝22d内から抜け出たとき、回転軸11まわりに回動したロック部材21のスロット穴21bの長手方向はZ方向と平行になる。また、このとき、ロック部材21の突き当て片21eの端面21f及び外周部の一部21gはパネル7の内面7aに接触した状態に保たれている。
As shown in FIG. 11C, the
本実施形態の電子機器1において、例えば、図面におけるX、Y方向が水平方向と平行である場合、Z方向が鉛直方向と平行になる。このため、パネル7が開放姿勢になったときにスロット穴21bの長手方向が鉛直方向と平行になる。これにより、ロック部材21は、スロット穴21bが回転軸11に対して、スロット穴21bの長手方向に沿って移動できるので、ロック部材21が回転軸11の径方向に対して移動可能になる。
In the electronic device 1 of the present embodiment, for example, when the X and Y directions in the drawing are parallel to the horizontal direction, the Z direction is parallel to the vertical direction. For this reason, when the
このようにロック機構12は、ロック部材21の凸部21cがガイド部材22のガイド溝22d内から抜け出るとともに、スロット穴21bが回転軸11に対してスロット穴21bの長手方向に沿って移動可能になる。これにより、回転軸11の径方向に対するロック部材21の移動が、ガイド部材22によって規制された状態は解除される。つまり、パネル7が閉塞姿勢にあるときと、パネル7が閉塞姿勢から開放姿勢までの間の姿勢にあるときに、ロック部材21の凸部21cはガイド部材22のガイド溝22d内に位置する。凸部21cがガイド溝22d内に位置することで、回転軸11の径方向に対するロック部材21の移動が規制される。
As described above, the
実施形態は、X、Y方向が水平方向と平行になり、Z方向が鉛直方向と平行になる構成に限定するものではない。実施形態は、ロック部材21がZ方向である回転軸11の径方向に対して自重で移動可能な構成であればよく、X、Y方向が水平方向に対して傾斜し、Z方向が鉛直方向に対して傾斜した構成であってもよい。また、パネル7は、開放姿勢で水平方向に沿う姿勢に限定されるものではなく、水平方向に対して傾斜する開放姿勢でロックされてもよい。同様に、パネル7は、閉塞姿勢で鉛直方向に沿う姿勢に限定されるものでなく、鉛直方向に対して傾斜する姿勢を閉塞姿勢としてもよい。
The embodiment is not limited to a configuration in which the X and Y directions are parallel to the horizontal direction and the Z direction is parallel to the vertical direction. The embodiment only needs to be configured such that the
図10及び図11Cに示すように、パネル7が開放姿勢になった後、スロット穴21bの長手方向がZ方向と平行になる。これに伴って、ロック部材21は、スロット穴21bの下端に位置する回転軸11に対してスロット穴21bが下方へ移動できるので、ロック部材21が回転軸11の径方向に対して移動可能になる。このため、ロック部材21は、図11Dに示すように、回転軸11の径方向に対して自重でb1方向へ自動的に下降し、回転軸11に対してスロット穴21bが移動する。これにより、ロック部材21は、スロット穴21bの上端と回転軸11とが接する姿勢で停止する。
As shown in FIGS. 10 and 11C, after the
そして、ロック部材21が回転軸11の径方向へ移動することで、ロック部材21のロック爪21aは、筐体6の仕切り壁18に当たる位置へ移動し、パネル7を開放姿勢でロックする。このようにロック部材21は、ロック爪21aが仕切り壁18に当たることで、パネル7が回転軸11まわりに回動することを規制し、パネル7を開放姿勢でロックする。
Then, when the
また、ロック部材21が自重でb1方向へ下降するときに、パネル7のガイド壁24によって、回転軸11まわりに対するロック部材21の姿勢が大きく変動することが規制される。一方で、本実施形態では、ロック部材21とガイド壁24との間に所定の間隙が設けられており、自重で落下するロック部材21がガイド壁24と接触することが抑えられている。
Further, when the
また、ロック部材21によってパネル7が開放姿勢でロックされた状態においても、パネル7のガイド壁24は、ロック部材21の外周部に隣接しているので、ロック状態のロック部材21の姿勢が大きく変動することを抑えられる。例えば、ロック部材21のロック状態で鉛直方向に対する電子機器1の姿勢が変化した場合であっても、ガイド壁24によってロック部材21の姿勢が大きく変動することが抑えられるので、ロック部材21のロック状態が適正に保たれる。また、ロック部材21は、ロック爪21aが仕切り壁18に当たったとき、突き当て片21eの端面21f及び外周部の一部21gが、パネル7の内面7aから離れる。
Even when the
一方、開放姿勢のパネル7のロック状態を解除する場合、ユーザが操作片21dをb2方向へ押し上げることで、ロック部材21をb2方向へ上昇させる。ロック部材21は、b2方向へ上昇することで、ロック爪21aと仕切り壁18との接触状態が解除される。これにより、パネル7は開放姿勢から閉塞姿勢へ回動可能になる。また、b2方向に押し上げられたロック部材21は、図11Cに示すように、突き当て片21eの端面21f及び外周部の一部21gがパネル7の内面7aに接触することで、パネル7とともに回転軸11まわりのa2方向に回動することが可能になる。
On the other hand, when releasing the locked state of the
第1の実施形態に係る開閉装置3は、ロック機構12を備えることで、パネル7を開放姿勢で自動的にロックすることができる。関連技術の開閉装置では、例えば、パネルを開放して電源入力部の作業中にユーザがパネルに接触した場合にパネルが誤って閉じられるおそれがあった。このようにパネルが誤って閉じられた場合には、ユーザの作業が妨げられるとともに、例えば接続ケーブル等をパネルで挟み込むことで接続ケーブル及びパネルを損傷させるおそれがあった。
The opening /
一方、第1の実施形態の開閉装置3によれば、パネル7が開放姿勢に回動されたときに、パネル7を開放姿勢で自動的にロックすることができる。開閉装置3によれば、ロック機構12によるロック状態の解除が行われない限りパネル7が開放姿勢でロックされるので、開放されたパネル7が誤って閉じられることを防ぐことができる。したがって、パネル7の開放姿勢での作業の安全性を高めることができる。
On the other hand, according to the opening /
また、開閉装置3のロック機構12は、パネル7とともに回動して回転軸11の径方向に移動可能なロック部材21と、パネル7の閉塞姿勢と開放姿勢との間でロック部材21の移動を規制して開放姿勢でロック部材21の移動の規制を解除するガイド部材22と、を有する。開閉装置3は、回転軸11の径方向におけるロック部材21の位置によってパネル7のロック状態を制御し、パネル7と共に回動するロック部材21とガイド部材22との相対的な位置でロック部材21の回転軸11の径方向の移動の規制と規制の解除を行う。また、パネル7が閉塞姿勢になったときにロック部材21が回転軸11の周囲にコンパクトに収容される。これにより、簡素な構成で、パネル7を開放姿勢でロックすることが可能になり、ロック機構12を小型化できる。
In addition, the
また、第1の実施形態の開閉装置3は、回転軸11方向に突出する凸部21cを有するロック部材21と、ロック部材21が回転軸11まわりに回動するときに凸部21cを案内するガイド溝22dを有するガイド部材22と、を有する。これにより、簡素な構成で、ロック部材21とガイド部材22との相対位置を制御し、パネル7を開閉するときにロック部材21をパネル7とともに回動させることが可能になる。その結果、コンパクトな構成でロック部材21の移動を規制できるので、ロック機構12を小型化できる。
In addition, the opening /
また、第1の実施形態の開閉装置3におけるロック部材21は、凸部21cがガイド部材22のガイド溝22d内に進入した状態でパネル7の内面7aに接触する突き当て片21e及び外周部の一部21gを有する。これにより、簡素な構成によって、パネル7を開閉するときにロック部材21をパネル7とともに回動させることが可能になるので、ロック機構12を小型化できる。
Further, the locking
また、第1の実施形態の開閉装置3におけるロック部材21は、回転軸11の径方向に対してロック部材21を移動可能に回転軸11が挿通されるスロット穴21bを有する。これにより、回転軸11に対してスロット穴21bの長手方向の向きを相対的に変化させることで、回転軸11の径方向に対するロック部材21の移動を制御できるので、ロック機構12を簡素化、小型化できる。
Further, the
また、第1の実施形態の開閉装置3におけるロック部材21は、筐体6に対するパネル7の姿勢をロックした状態を解除する位置にロック部材21を移動させるための操作片21dを有する。これにより、パネル7のロックを解除するときのロック部材21の操作性を向上できる。
In addition, the
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態に係る開閉装置について図面を参照して説明する。第2の実施形態において、第1の実施形態と同一の構成部材には、第1の実施形態と同一の符号を付けて説明を省略する。また、第2の実施形態において、各図中のX、Y、Z方向は、第1の実施形態におけるX、Y、Z方向と同一である。図12は、第2の実施形態に係る開閉装置のパネルを閉じた状態を模式的に示す斜視図である。図13は、第2の実施形態に係る開閉装置のパネルを開いた状態を模式的に示す斜視図である。図14は、第2の実施形態に係る開閉装置を示す斜視図である。図15は、第2の実施形態に係る開閉装置を示す分解斜視図である。
(Second Embodiment)
Hereinafter, the switchgear according to the second embodiment will be described with reference to the drawings. In the second embodiment, the same components as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals as those in the first embodiment, and the description thereof is omitted. In the second embodiment, the X, Y, and Z directions in each figure are the same as the X, Y, and Z directions in the first embodiment. FIG. 12 is a perspective view schematically showing a state in which the panel of the switchgear according to the second embodiment is closed. FIG. 13 is a perspective view schematically showing a state in which the panel of the switchgear according to the second embodiment is opened. FIG. 14 is a perspective view showing an opening / closing device according to the second embodiment. FIG. 15 is an exploded perspective view showing the switchgear according to the second embodiment.
図12〜図15では、便宜上、筐体6の外周部の一部に設けられる四角形状の枠部材を示す。第2の実施形態に係る開閉装置は、パネルが上側から下側へ向かって開かれるように構成されている点が、第1の実施形態と異なる。また、第2の実施形態は、パネルを開放姿勢でロックするときにロック部材のロック爪がパネル側に当たる点で、ロック部材21のロック爪21aが筐体6側に当たる第1の実施形態と異なる。
12 to 15, for convenience, a quadrangular frame member provided on a part of the outer peripheral portion of the
第2の実施形態におけるロック部材21は、形状の一部を除き、第1の実施形態におけるロック部材21と基本構成が同一であるので、便宜上、ロック部材21と同一符号を付け、ロック部材21と同一部分にも同一の符号を付けて説明を省略する。第2の実施形態におけるロック部材21は、突き当て片21eを有していない点が、第1の実施形態におけるロック部材21と異なる。また、第2の実施形態では、ロック部材21の外周部の角21h(図15)が、接触部である上述の突き当て片21e及び外周部の一部21gに相当している。ロック部材21の外周部の角21hが、後述するパネル29の保持壁36によって保持されることで、ロック部材21がパネル29とともに回転軸31まわりに回動可能となる。
The
(開閉装置の構成)
図12及び図13に示すように、第2の実施形態に係る開閉装置4は、支持体としての枠部材28に、回転軸31を介して取付けられたパネル29を備える。パネル29は、枠部材28の内周側に配置される電源入力部9を覆う閉塞姿勢と、電源入力部9を開放する開放姿勢との間で、回転軸31まわりに回動するように設けられている。また、図14及び図15に示すように、開閉装置4は、パネル29を開放姿勢でロックするロック機構32を備える。第2の実施形態に係る開閉装置4では、例えば、回転軸31が水平方向に沿って設けられている。
(Configuration of switchgear)
As shown in FIGS. 12 and 13, the opening / closing device 4 according to the second embodiment includes a
枠部材28の下端部の両側には、図15に示すように、回転軸31を支持する支持壁34が形成されている。支持壁34は、回転軸31の一端を支持する軸穴34aを有する。パネル29は、閉塞姿勢におけるパネル29の下端部の両側に、回転軸31を有する側壁35が形成されている。回転軸31は、例えば水平方向であるX方向に沿って、側壁35に一体に形成されている。
As shown in FIG. 15,
パネル29は、図14及び図15に示すように、ロック部材21を保持する保持壁36を有する。保持壁36は、回転軸31に取り付けられたロック部材21に隣接する位置に設けられており、ロック部材21における外周部の角21hに沿って保持する保持面36aを有する。保持面36aは、ロック部材21の外周部の角21hに沿って接触するように屈曲されており、交差する2つの接触面を含む。また、パネル29の外周壁37には、パネル29を開放姿勢でロックするときに、ロック部材21が進入する凹部37aが形成されている。
As shown in FIGS. 14 and 15, the
図14及び図15に示すように、ロック機構32は、パネル29とともに回転軸31まわりに回動するとともに、回転軸31の径方向に移動可能に回転軸31に支持されるロック部材21を有する。また、ロック機構32は、枠部材28に固定されたガイド部材38を有する。このガイド部材38は、パネル29が閉塞姿勢と開放姿勢との間の姿勢のときにロック部材21の回転軸31の径方向の移動を規制する。また、ガイド部材38は、パネル29が開放姿勢のときに回転軸31の径方向の移動の規制を解除する。そして、ロック部材21は、ガイド部材38によって回転軸31の径方向の移動の規制が解除された場合に、回転軸31の径方向に移動することで枠部材28に対するパネル29の姿勢をロックする。
As shown in FIGS. 14 and 15, the
図15に示すように、ガイド部材38は、例えば、金属材料によって板状に形成されている。ガイド部材38は、枠部材28に支持される支持片38aを有する。支持片38aは、ガイド部材38の一面に対して断面L字状に折り曲げて形成されている。ガイド部材38は、支持片38aが枠部材28に突き当てられた姿勢で枠部材28に固定されている。なお、支持片38aは、例えば、固定ネジまたは溶接等を用いて枠部材28に固定されている。
As shown in FIG. 15, the
ガイド部材38は、回転軸31が通される軸穴38bと、ロック部材21が回転軸31まわりに回動するときにロック部材21の凸部21cを案内するガイド溝38cと、を有する。ガイド溝38cは、回転軸31まわりに沿う円弧状に形成されている。また、ガイド溝38cの延在方向における一端は、ガイド部材38の外周側に開口する。
The
ガイド溝38cの一端には、ロック部材21の凸部21cがガイド溝38c内から抜け出たときに、凸部21cをガイド部材38の外周面に沿ってZ方向へ案内するための段差状の切り欠き部38dが形成されている。この切り欠き部38dは、ロック部材21のロック爪21aがパネル29の凹部37a内に進入した状態を保つための位置規制部としても機能する。
At one end of the
ガイド部材38は、回転軸31の径方向に対するロック部材21の移動を案内するガイド片38eを有する。ガイド片38eは、ロック部材21を自重でZ方向に落下させる傾斜面38fを有する。本実施形態にて、ガイド片38eは、Y方向に対してX軸まわりに傾斜する傾斜面38fを有するが、傾斜面38fが傾斜する向きを限定するものではない。ガイド片38eの傾斜面38fは、回転軸31の径方向に対してロック部材21を移動させる傾斜面であればよい。
The
このガイド片38eは、ロック部材21のロック爪21aがパネル29の凹部37a内に進入したときに、回転軸31まわりのロック部材21の姿勢を規制する規制片としても機能する。なお、本実施形態では、ガイド片38eが規制片を兼ねるが、ガイド片と規制片とが独立して設けられてもよい。
The
ロック部材21は、凸部21cがガイド部材38のガイド溝38c内に進入している間、つまりガイド部材38が回転軸31の径方向に対する移動を規制している間、ロック部材21の外周部の角21hが、パネル29の保持壁36の保持面36aに接触し続ける。
The
図14及び図15に示すように、パネル29の回転軸31は、ガイド部材38の軸穴38b内に通されるとともにロック部材21のスロット穴21b内に通されている。ロック部材21のスロット穴21bに通された回転軸31の先端部は、スロット穴21bに通された固定ネジ39がねじ込まれて固定ネジ39と連結されている。これにより、固定ネジ39の頭部がスロット穴21bに引っ掛かることで、ロック部材21は、回転軸31対して抜け止めされている。
As shown in FIGS. 14 and 15, the
(開閉装置の動作)
図16Aは、第2の実施形態に係る開閉装置4のロック機構32において、パネル29が閉塞姿勢になった状態を示す透視図である。図16Bは、第2の実施形態に係る開閉装置4のロック機構32において、パネル29が閉塞姿勢から開放姿勢へ回動される中途状態を示す透視図である。図16Cは、第2の実施形態に係る開閉装置4のロック機構32において、パネル29が開放姿勢になった状態を示す透視図である。図16Dは、第2の実施形態に係る開閉装置4のロック機構32において、ロック部材21がパネル29をロックした状態を示す透視図である。
(Operation of switchgear)
FIG. 16A is a perspective view showing a state in which the
図16Aに示すように、パネル29が閉塞姿勢にあるときに、ロック部材21の凸部21cは、ガイド部材38のガイド溝38c内に進入するとともにガイド溝38c内の延在方向の端部に接している。このとき、ロック部材21のスロット穴21bの長手方向は、図16Aの紙面の左上から右下に沿う向きになっており、回転軸31がスロット穴21bの上端側に位置している。この姿勢でロック部材21のロック爪21aは、パネル29の凹部37aから離れている。また、ロック部材21の外周部の角21hは、パネル29の保持壁36の保持面36aに接触することで、ロック部材21がパネル29とともに回転軸31まわりに回動可能になる。
As shown in FIG. 16A, when the
図16Bに示すように、パネル29を回転軸31まわりにc1方向に回動させることで、パネル29は枠部材28に対して徐々に開かれる。ロック部材21は、パネル29が回動されることで、パネル29とともに回転軸31まわりに回動する。ロック部材21は、パネル29とともに回転軸31まわりに回動することで、ガイド部材38に対して回動し、ガイド溝38c内の延在方向に沿って凸部21cが移動する。また、ロック部材21の回動に伴って、スロット穴21bの長手方向の向きは、回転軸31まわりに回転して徐々に変化する。
As illustrated in FIG. 16B, the
図16Cに示すように、枠部材28に対してパネル29を更にc1方向に回動させることで、パネル29が開放姿勢となる。パネル29が開放姿勢になったとき、パネル29とともにガイド部材38に対して回転軸31まわりに回動されたロック部材21の凸部21cは、ガイド部材38のガイド溝38cの一端に移動する。また、ロック部材21の回動に伴って、スロット穴21bの長手方向の向きは、図16Cの紙面の左下から右上に沿って傾斜する向きになる。スロット穴21bの長手方向の向きが変化することで、回転軸31はスロット穴21bの下端側に位置する。
As shown in FIG. 16C, the
本実施形態において、例えば、X、Y方向が水平方向と平行になるように構成した場合、Z方向が鉛直方向と平行になる。このため、パネル29が開放姿勢になったときにスロット穴21bの長手方向が鉛直方向に対して傾斜することで、スロット穴21bが回転軸31に対して、スロット穴21bの長手方向に沿って移動可能になる。これにより、回転軸31の径方向に対するロック部材21の移動が、ガイド部材38によって規制された状態は解除される。また、このとき、ロック部材21の外周部の角21hがパネル29の保持壁36の保持面36aに接触した状態が保たれている。
In this embodiment, for example, when the X and Y directions are configured to be parallel to the horizontal direction, the Z direction is parallel to the vertical direction. For this reason, when the
第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、X、Y、Z方向の向きを限定するものではなく、ガイド部材38に対して回転軸31の径方向にロック部材21が自重で移動可能であればよい。X、Y方向が水平方向に対して傾斜し、Z方向が鉛直方向に対して傾斜した構成であってもよい。
Also in the second embodiment, as in the first embodiment, the directions in the X, Y, and Z directions are not limited, and the
図16Cに示すように、パネル29が開放姿勢になったとき、スロット穴21bの長手方向が鉛直方向に対して傾斜している。これに伴って、ロック部材21は、スロット穴21bの下端に位置する回転軸31に対してスロット穴21bが斜め下方へ移動できるので、ロック部材21が回転軸31の径方向に対して移動可能になる。このため、ロック部材21は、図16Dに示すように、回転軸31の径方向に対して自重でd1方向へ自動的に下降し、回転軸31に対してスロット穴21bが移動する。これにより、ロック部材21は、スロット穴21bの上端と回転軸31とが接する姿勢で停止する。
As shown in FIG. 16C, when the
ロック部材21が回転軸31の径方向に移動したときに、ロック部材21の外周部が、ガイド片38eの傾斜面38f上に接触し、傾斜面38fに沿ってロック部材21が移動することで、ロック爪21aがパネル29の凹部37aへ導かれる。さらに、ロック部材21が回転軸31の径方向に移動したときに、ロック部材21の凸部21cは、ガイド溝38c内から抜け出るとともに切り欠き部38d内に滑り落ちる。ロック部材21の凸部21cは、切り欠き部38d内に落下した後、ガイド部材38の外周面に沿ってZ方向へ移動し、切り欠き部38dと接触した状態が保たれる。
When the
ロック部材21が回転軸31の径方向に対して移動することで、ロック部材21のロック爪21aは、パネル29の凹部37a内へ進入し、パネル29を開放姿勢でロックする。このようにロック部材21は、ロック爪21aがパネル29の凹部37a内へ進入することで、パネル29が回転軸31まわりに回動することを規制し、パネル29を開放姿勢でロックする。
When the
ロック部材21は、ロック爪21aが凹部37a内に進入した状態で、ロック部材21の外周部がガイド片38eの傾斜面38fに接触するとともに凸部21cが切り欠き部38dに接触する。これにより、ロック部材21のロック状態が適正に保たれる。また、ロック部材21は、ロック爪21aがパネル29の凹部37a内に進入したとき、ロック部材21の外周部の角21hが、パネル29の保持壁36の保持面36aから離れる。
In the
一方、開放姿勢のパネル29のロック状態を解除する場合、ユーザが操作片21dをd2方向へ押し上げることで、ロック部材21をd2方向へ移動させる。ロック部材21は、d2方向へ移動することで、ロック爪21aと凹部37aとの接触状態が解除される。続いて、ユーザは、図16Cに示すように、ロック部材21の凸部21cを切り欠き部38d側からガイド溝38c内に進入させるとともに、回転軸31がスロット穴21bの長手方向における下端に当たるまで、ロック部材21をd2方向へ移動させる。
On the other hand, when releasing the locked state of the
スロット穴21bが回転軸31に対して移動し、スロット穴21bの下端と回転軸31とが接したときに、ロック部材21の外周部は、ガイド片38eの傾斜面38fから離れる。これにより、ロック部材21は、パネル29のロック状態を解除し、パネル29が開放姿勢から閉塞姿勢へ回動可能になる。また、d2方向へ押し上げられたロック部材21は、図16Cに示すように、外周部の角21hが保持壁36の保持面36aに接触することで、パネル29とともに回転軸31まわりのc2方向へ回動可能になる。
When the
上述した第2の実施形態の開閉装置4においても、第1の実施形態と同様に、パネル29を開放姿勢で自動的にロックすることができる。これにより、パネル29の開放姿勢での作業の安全性を高めることができる。また、簡素な構成で、パネル29を開放姿勢でロックすることが可能になり、ロック機構32を小型化することができる。
Also in the opening / closing apparatus 4 of the second embodiment described above, the
また、第2の実施形態の開閉装置4におけるガイド部材38は、回転軸31の径方向に対するロック部材21の移動を案内するガイド片38eを有する。これにより、ロック部材21のロック爪21aを、パネル29の凹部37a内へスムーズに進入させることが可能になり、ロック部材21のロック動作の信頼性を高めることができる。
In addition, the
また、第2の実施形態の開閉装置4におけるガイド部材38は、パネル29を開放姿勢でロックしたロック部材21の、回転軸31まわりの姿勢を規制する規制片としてのガイド片38eを有する。これにより、ロック部材21のロック状態を適正に保つことができる。
Further, the
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細及び代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲及びその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。 Further effects and modifications can be easily derived by those skilled in the art. Thus, the broader aspects of the present invention are not limited to the specific details and representative embodiments shown and described above. Accordingly, various modifications can be made without departing from the spirit or scope of the general inventive concept as defined by the appended claims and their equivalents.
1 電子機器
3 開閉装置
6 筐体
7 パネル
11 回転軸
12 ロック機構
21 ロック部材
21a ロック爪
21b スロット穴
21c 凸部
21d 操作片
21e 突き当て片
21g 外周部の一部
22 ガイド部材
22b 軸穴
22d ガイド溝
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (9)
前記蓋体を前記第2姿勢でロックするロック機構と、を備え、
前記ロック機構は、
前記蓋体とともに前記回転軸まわりに回動するとともに、前記回転軸の径方向に移動可能に前記回転軸に支持されるロック部材と、
前記支持体に固定され、前記第1姿勢と前記第2姿勢との間では前記ロック部材の前記径方向の移動を規制するとともに、前記第2姿勢では前記径方向の移動の規制を解除するガイド部材と、を有し、
前記ロック部材は、前記ガイド部材によって前記径方向の移動の規制が解除された場合に、前記径方向に移動することで前記支持体に対する前記蓋体の姿勢をロックする、開閉装置。 A lid that is attached to the support via a rotation shaft and rotates around the rotation axis between a first posture that covers a part of the support and a second posture that partially opens;
A locking mechanism that locks the lid in the second posture;
The locking mechanism is
A lock member that rotates around the rotation axis together with the lid and is supported by the rotation axis so as to be movable in a radial direction of the rotation axis;
A guide that is fixed to the support and restricts movement of the lock member in the radial direction between the first posture and the second posture, and cancels restriction of the radial movement in the second posture. A member, and
The lock member is an opening / closing device that locks the attitude of the lid relative to the support by moving in the radial direction when the restriction of the radial movement is released by the guide member.
前記ガイド部材は、前記ロック部材が前記回転軸まわりに回動するときに前記凸部を案内するガイド溝を、前記回転軸まわりに沿って有する、請求項1に記載の開閉装置。 The lock member has a convex portion protruding in the rotation axis direction,
The opening / closing device according to claim 1, wherein the guide member has a guide groove that guides the convex portion along the rotation axis when the lock member rotates around the rotation axis.
前記ガイド部材は、前記ロック部材が前記回転軸まわりに回動するときに前記ロック部材を案内するガイド溝を、前記回転軸まわりに沿って有し、
前記ロック部材は、前記回転軸の径方向に移動可能に前記回転軸に支持されるスロット穴と、前記回転軸方向に突出するとともに前記ガイド部材の前記ガイド溝によって案内される凸部と、前記凸部が前記ガイド部材の前記ガイド溝内に進入した状態で前記蓋体に接触する接触部と、を有する、請求項1に記載の開閉装置。 The lid is attached to the support via a horizontal rotating shaft,
The guide member has a guide groove along the rotation axis for guiding the lock member when the lock member rotates around the rotation axis.
The lock member includes a slot hole that is supported by the rotary shaft so as to be movable in the radial direction of the rotary shaft, a protrusion that protrudes in the rotary shaft direction and is guided by the guide groove of the guide member, The opening / closing apparatus according to claim 1, further comprising: a contact portion that comes into contact with the lid body in a state in which a convex portion enters the guide groove of the guide member.
前記蓋体は、電子機器の外周部に開閉可能に設けられている、電子機器。 The switchgear according to any one of claims 1 to 8, comprising:
The said cover body is an electronic device provided in the outer peripheral part of an electronic device so that opening and closing is possible.
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