JP6269002B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
遊技者により操作可能な操作手段と、
遊技の主たる制御を実行する主制御手段と、
予め設定された操作有効期間における前記操作手段の操作を演出に反映させる長押し操作演出を前記主制御手段から出力される制御信号に基づいて実行する演出実行手段と、
前記操作有効期間である場合に操作有効告知を表示する操作有効告知手段と、
を備え、
前記操作有効告知手段が、前記操作手段が操作されていない場合であって前記操作有効期間の残り時間が予め設定された所定時間以下である場合に、前記操作有効告知を非表示にすると共に、前記操作手段の単発操作を促すための単発操作告知画像を表示させるものであり、
前記演出実行手段が、前記操作手段の操作時間が予め設定された規定値に達した場合、又は前記単発操作告知画像の表示後に前記操作手段が操作された場合に、予め設定された長押し操作結果を表示するように構成されている。
まず、図1〜図19を参照しつつ、本発明の第1の実施形態に係るパチンコ機10について説明する。
ここに、図1はパチンコ機10の外観斜視図、図2及び図3はパチンコ機10の展開図
、図4はパチンコ機10の遊技盤15の正面図である。以下、本実施形態で使用する前後左右及び上下の表現は、図1〜図3に示されている前後方向D1、上下方向D2、及び左右方向D3により定義されるものとする。
前面枠11は、図1及び図2に示すように、発射ハンドル21、操作ボタン22、上皿23、下皿24、パネル25、スピーカ26、及び電飾部27などを備える。
32(図3参照)から払い出された遊技球を貯留すると共に、貯留されている遊技球を1列に整列させた状態で遊技球発射機構32に導くために用いられる。また、下皿24は、上皿23のさらに下方に設けられており、上皿23で余剰となった遊技球を貯留するために用いられる。
内枠12は、図2及び図3に示すように、遊技盤31、遊技球発射機構32、及び制御ユニット33を備える。なお、図2では図示の簡略化のために遊技盤31の盤面上の記載を省略している。
316、及びアウト口318には、遊技盤31を前後方向に貫通する開口部が形成されている。そして、遊技盤31の背面側には、一般入賞口313、上作動口314、下作動口315、及び可変入賞口316各々に対応して、遊技球の入球を個別に検出可能な入球センサ313a、314a、315a、及び316a(図5参照)が設けられている。また、スルーゲート317は、遊技球が通過し得るゲートであり、スルーゲート317を通過する遊技球を個別に検出可能な入球センサ317a(図5参照)を有する。
裏パックユニット13は、図3に示すように、払出機構130及び周辺制御ユニット140を備える。
遊技球は下皿24に払い出される。
次に、図5を参照しつつ、パチンコ機10のシステム構成について説明する。
メイン制御ユニット331は、パチンコ機10における遊技の主たる制御を実行する主制御装置4(主制御手段の一例)を備える。主制御装置4には、MPU41及び入出力I/F42などが搭載されている。MPU41は、1チップマイコンとして構成された演算装置である。また、MPU41には、ROM411及びRAM412が内蔵されている。
ックを供給する。また、メイン制御ユニット331からサブ制御ユニット332及び周辺制御ユニット140にクロック信号が供給されてもよい。
図5に示すように、サブ制御ユニット332は、音声ランプ制御装置5及び表示制御装置6を備える。
音声ランプ制御装置5は、MPU51及び入出力I/F52などを備える。MPU51は、1チップマイコンとして構成された演算装置である。また、MPU51には、ROM511及びRAM512が内蔵されている。
置5から制御信号を出力する入出力インターフェースである。具体的に、入出力I/F52には、主制御装置4及び表示制御装置6が接続されている。そして、主制御装置4から音声ランプ制御装置5には、変動パターンコマンド、保留球数コマンド、大当たり開始コマンド、及び大当たり終了コマンドなどの各種のコマンドが入力される。なお、表示制御装置6が、主制御装置4からの各種のコマンドを受信し、その各種のコマンドを音声ランプ制御装置5に入力する構成も他の実施形態として考えられる。また、サブ制御ユニット332が、音声ランプ制御装置5及び表示制御装置6の両方の機能を有する一つの制御装置を備える構成も他の実施形態として考えられる。
伴う後述の各種の操作演出処理(図16〜図18参照)において使用される。
表示制御装置6は、音声ランプ制御装置5から入力される各種のコマンド(制御信号)に基づいて図柄表示部341の表示を制御する。具体的に、表示制御装置6は、音声ランプ制御装置5から入力される表示変動パターンコマンドに基づいて図柄表示部341の表示を制御することにより図柄変動及び演出表示を実行する。
払出制御装置7には、MPU71及び入出力I/F72などが搭載されている。MPU71は、1チップマイコンとして構成された演算装置である。また、MPU71には、ROM711及びRAM712が内蔵されている。
71により払出装置132が制御されて所定数の遊技球が払い出される。なお、金額が記憶される記録媒体はカードに限らず、例えばICチップを内蔵するコイン型の記憶媒体であってもよい。また、球貸装置100は、現金の挿入によりその現金に応じた所定数の遊技球を貸し出すことが可能なものであってもよい。
発射制御装置8は、遊技球発射機構32の駆動を制御する発射制御IC81を備える。具体的に、発射制御IC81は、発射ハンドル21が回転操作されている間、遊技球発射機構32の球送り装置322を駆動させることにより、上皿23に貯留されている遊技球を発射レール321上に供給させる。そして、発射制御IC81は、発射ハンドル21の操作量を検出し、その操作量に応じて遊技球発射機構32のソレノイド323を駆動させることにより、発射レール321上の遊技球を遊技盤31に向けて発射させる。このとき、発射制御IC81は、予め設定された周期(例えば0.6sec)でON/OFFが切り替わるクロック信号を駆動信号として球送り装置322及びソレノイド323を駆動させる。これにより、パチンコ機10では、0.6secごとに1個の遊技球が遊技領域に向けて発射される。
電源制御装置9は、各種のセンサ及び駆動部などを駆動するための+12V電圧、各種の制御装置で使用されるロジック用の+5V電圧などを生成する。そして、電源制御装置9は、生成した+12V又は+5Vの電圧を、主制御装置4、音声ランプ制御装置5、表示制御装置6、払出制御装置7、及び発射制御装置8などに供給する。
池から放電される電力により所定期間の間は駆動可能である。
次に、図8〜図10のフローチャートを参照しつつ、主制御装置4のMPU41によって実行される各種の処理について説明する。具体的に、パチンコ機10において、MPU41は、電源投入に伴い起動される立ち上げ処理、立ち上げ処理後に実行されるメイン処理、定期的に起動されるタイマ割込処理、及び停電時に実行されるNMI割込処理などを実行する。なお、本実施形態では、前記立ち上げ処理及び前記NMI割込処理については説明を省略する。
まず、ステップS701では、主制御装置4に接続されている各種のセンサ又はスイッチの検出状態を判断するセンサ検出処理を実行する。例えば、入球センサ313a〜317a、磁気センサ35、及び電波センサ36などの検出状態を判断する。このとき、入球センサ313a〜317aのいずれかへの遊技球の入球が検出された場合には、その情報を入賞検知情報としてRAM412に保存する。
次に、ステップS702では、乱数初期値カウンタCIN1の更新を実行する。具体的には、乱数初期値カウンタCIN1を1加算すると共に、そのカウンタ値が最大値に達した場合は当該カウンタ値を0にクリアする。
続いて、ステップS703では、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、リーチ乱数カウンタC3、及び電動役物開放カウンタC4の更新を実行する。具体的には、大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、リーチ乱数カウンタC3、及び電動役物開放カウンタC4をそれぞれ1加算すると共に、それらのカウンタ値が最大値に達した場合は当該カウンタ値を0にクリアする。
その後、ステップS704では、上作動口314又は下作動口315への入賞に伴う後述の始動入賞処理(図9参照)を実行し、ステップS705では、発射制御処理を実行した後、当該タイマ割込処理を終了させる。
ないことを条件に、遊技球の発射を有効にする処理である。また、前記発射制御処理は、遊技者が発射ハンドル21に触れていないことがタッチセンサ21aにより検出されている場合、又は球止めスイッチ21bが操作されている場合には、遊技球の発射を無効にする処理である。MPU41は、遊技球の発射が有効である場合に、発射制御装置8に対して遊技球の発射指示をする。
ここで、図9を参照しつつ、前記ステップS704でMPU41により実行される始動入賞処理を説明する。
まず、ステップS801では、遊技球が上作動口314又は下作動口315のいずれかの作動口に入賞したか否かを判断する。ここで、遊技球が上作動口314又は下作動口315に入賞したと判断すると(S801:Yes)、処理がステップS802に移行し、遊技球が上作動口314又は下作動口315に入賞していないと判断すると(S801:No)、当該始動入賞処理を終了させる。
ステップS802では、RAM412の保留数記憶エリアNAに記憶されている保留球数Nが上限値(本実施形態では4)未満であるか否かを判断する。ここで、保留球数Nが上限値未満であれば(S802:Yes)、処理がステップS803に移行し、保留球数Nを1加算する。一方、保留球数Nが上限値以上であれば(S802:No)、当該始動入賞処理を終了させる。
ステップS804において、前記ステップS703(図8参照)で更新した大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、及びリーチ乱数カウンタC3の各値を、RAM412における保留格納エリア412bの空き保留エリアのうち最初のエリアに格納し、当該始動入賞処理を終了させる。
次に、図10を参照しつつ、MPU41によって実行されるメイン処理について説明する。前記メイン処理では遊技の主要な制御処理が実行される。前記メイン処理では、ステップS901〜S906の処理が4msec周期の定期処理として実行され、その残余時間でステップS908、S909のカウンタ更新処理が実行される。
まず、ステップS901では、前記タイマ割込処理又は前回のメイン処理で設定されたコマンド等の出力データをサブ側の各制御装置に送信する外部出力処理を実行する。具体的には、RAM412における前記入賞検知情報の有無を判断し、前記入賞検知情報があれば払出制御装置7に対して賞球コマンドを送信する。
次に、ステップS902では、変動種別カウンタCS1の値を更新する。具体的には、変動種別カウンタCS1を1加算すると共に、そのカウンタ値が最大値に達した場合は当該カウンタ値を0にクリアする。
その後、ステップS903では、払出制御装置7に出力する賞球コマンドを設定する。具体的に、RAM412に記憶されている入賞検知情報に基づいて、一般入賞口313等
に入賞が発生したか否かを判断する。そして、入賞が発生している場合は、その入賞に応じて払い出す賞球数を示す賞球コマンドを設定する。
そして、ステップS904では、各遊技回における遊技を制御するための遊技回制御処理を実行する。遊技回制御処理では、前述の大当たり抽選を実行し、図柄表示部341による図柄変動表示に必要な変動パターンコマンドを音声ランプ制御装置5に送信する。このとき、MPU41は、前記ステップS703(図8参照)で更新した大当たり乱数カウンタC1、大当たり種別カウンタC2、リーチ乱数カウンタC3、及び変動種別カウンタCS1の各値に基づいて、変動表示時間及び抽選結果を示す変動パターンコマンドを設定し、その変動パターンコマンドを音声ランプ制御装置5に送信する。
次に、ステップS905では、ステップS904における大当たり抽選の結果などに基づいて遊技状態を移行させるための遊技状態移行処理を実行する。遊技状態移行処理では、遊技状態を、開閉実行モード、高確率モード、低確率モード、高頻度サポートモードなどに移行させる。例えば、開閉実行モードは、可変入賞口316の開閉扉316bを開放した後、可変入賞口316の開閉扉316bの最大開放時間が経過すること、又は可変入賞口316に遊技球が規定数入賞することのいずれかの条件が成立した場合に可変入賞口316の開閉扉316bを閉鎖する1ラウンドの開閉処理を所定ラウンド数繰り返し実行する。
続いて、ステップS906では、メイン表示部37の前記7セグメント表示器の表示制御処理を実行する。前記表示制御処理では、遊技球がスルーゲート317を通過したことを条件に、その通過したタイミングで電動役物開放カウンタC4の値を取得し、メイン表示部37における一方の前記7セグメント表示器では図柄の変動表示が実施される。そして、電動役物開放カウンタC4の値により図柄の抽選が実施され、図柄の当たり状態になると、下作動口315に付随する電動役物315bを所定時間開放する。また、メイン表示部37における他方の前記7セグメント表示器では、変動パターンコマンドに対応する変動表示時間の間だけ変動表示が実行され、その変動表示は抽選結果を示す図柄で停止する。
そして、ステップS907では、次のメイン処理の実行タイミングが到来したか否か、即ち前回のメイン処理の開始から所定時間(本実施形態では4msec)が経過したか否かを判断する。ここで、次のメイン処理の実行タイミングが到来したと判断すると(S907:Yes)、処理がステップS901に移行し、前述したS901以降の各処理が繰り返し実行される。一方、次のメイン処理の実行タイミングが到来していないと判断すると(S907:No)、次のメイン処理の実行タイミングが到来するまでの間、即ち次の前記メイン処理の実行タイミングに至るまでの残余時間の間は、ステップS908及びステップS909を繰り返し実行する。
ステップS908では、乱数初期値カウンタCIN1を更新する。具体的には、乱数初期値カウンタCIN1を1加算すると共に、そのカウンタ値が最大値に達した場合には当該カウンタ値を0にクリアする。
ステップS909では、変動種別カウンタCS1を更新する。具体的には、変動種別カ
ウンタCS1を1加算すると共に、それらのカウンタ値が最大値に達した場合には当該カウンタ値を0にクリアする。そして、変動種別カウンタCS1を更新した後、処理は前記ステップS907に戻される。
次に、図11〜図18を参照しつつ、音声ランプ制御装置5でMPU51によって実行される各種の処理について説明する。
ここに、図11は、MPU51によって実行されるタイマ割込処理の手順の一例を示すフローチャートである。MPU51は、前記タイマ割込処理を1msec周期の定期処理として実行する。
ここに、図12は、前記操作検出処理の手順の一例を示すフローチャートである。前記操作検出処理では、操作ボタン22の操作状態を検出し、過去3回分の操作履歴を順次更新するための処理を実行する。パチンコ機10では、MPU51によって前記操作検出処理が実行されることにより、予め定められた間隔(本実施形態では1msec間隔)で操作ボタン22の操作の有無が判断されることになる。
図12に示すように、前記操作検出処理において、ステップS1101では、第2検出フラグ512bの値を第1検出フラグ512aにシフト(上書き)させる。また、ステップS1102では、第3検出フラグ512cの値を第2検出フラグ512bにシフト(上書き)させる。その後、ステップS1103では、操作スイッチ22aにより検出される操作ボタン22の操作状態を第3検出フラグ512cに記憶(上書き)させ、当該操作検出処理は終了する。
の操作状態が記憶され、第検出フラグ512aには二つ前の操作状態が記憶される。
ここに、図13は、前記検出パターン判定処理の手順の一例を示すフローチャートである。前記検出パターン判定処理では、第1検出フラグ512a、第2検出フラグ512b、及び第3検出フラグ512cの記憶情報に基づいて、操作ボタン22の操作履歴に発生している検出パターンを判定する。
図13に示すように、前記検出パターン判定処理において、ステップS1201では、3回前の操作ボタン22の操作状態を示す第1検出フラグ512aがオンであるか否かを判断する。ここで、第1検出フラグ512aがオンである場合(S1201:Yes)、処理がステップS1202に移行し、第1検出フラグ512aがオフである場合(S1201:No)、処理がステップS1205に移行する。
次に、ステップS1202では、2回前の操作ボタン22の操作状態を示す第2検出フラグ512bがオンであるか否かを判断する。ここで、第2検出フラグ512bがオンである場合(S1202:Yes)、処理がステップS1203に移行し、第2検出フラグ512bがオフである場合(S1202:No)、処理がステップS1208に移行する。
さらに、ステップS1203では、直近の操作ボタン22の操作状態を示す第3検出フラグ512cがオンであるか否かを判断する。ここで、第3検出フラグ512cがオンである場合(S1203:Yes)、処理がステップS1204に移行し、第3検出フラグ512cがオフである場合(S1203:No)、処理がステップS1210に移行する。
ステップS1204では、第1パターンフラグ512dをオン、第2パターンフラグ512e及び第3パターンフラグ512fをオフに設定し、当該検出パターン判定処理を終了させる。即ち、操作ボタン22の3回分の操作状態に、「ON」、「ON」、「ON」の操作パターンが発生した場合に、第1パターンフラグ512dがオンになる。そして、第1パターンフラグ512dは、操作ボタン22の操作状態が継続しているか否かを判断するための指標として利用される。
また、ステップS1201で、第1検出フラグ512aがオンでないと判断した場合(S1201:No)、続くステップS1202では、2回前の操作ボタン22の操作状態を示す第2検出フラグ512bがオンであるか否かを判断する。ここで、第2検出フラグ512bがオンである場合(S1205:Yes)、処理がステップS1206に移行し、第2検出フラグ512bがオフである場合(S1205:No)、処理がステップS1210に移行する。
さらに、ステップS1206では、直近の操作ボタン22の操作状態を示す第3検出フラグ512cがオンであるか否かを判断する。ここで、第3検出フラグ512cがオンである場合(S1206:Yes)、処理がステップS1207に移行し、第3検出フラグ512cがオフである場合(S1206:No)、処理がステップS1210に移行する
。
ステップS1207では、第2パターンフラグ512eをオン、第1パターンフラグ512d及び第3パターンフラグ512fをオフに設定し、当該検出パターン判定処理を終了させる。即ち、操作ボタン22の3回分の操作状態に、「OFF」、「ON」、「ON」の操作パターンが発生した場合に、第2パターンフラグ512eがオンになる。そして、第2パターンフラグ512eは、操作ボタン22が非操作状態から操作状態に変化したか否かを(操作ボタン22の操作が開始されたか否か)を判断するための指標として利用される。このように、第2パターンフラグ512eを用いて、操作ボタン22が非操作状態から操作状態に変化したか否かを判断すれば、電波又は静電気などのノイズに起因する操作ボタン22の操作開始の誤検出が防止され、遊技者が意図しないタイミングで操作ボタン22の操作開始が演出表示に反映されることが防止される。
また、ステップS1202で、第2検出フラグ512aがオンでないと判断した場合(S1202:No)、続くステップS1208では、直近の操作ボタン22の操作状態を示す第3検出フラグ512cがオンであるか否かを判断する。ここで、第3検出フラグ512cがオンである場合(S1208:Yes)、処理がステップS1210に移行し、第2検出フラグ512bがオフである場合(S1208:No)、処理がステップS1209に移行する。
ステップS1209では、第3パターンフラグ512fをオン、第1パターンフラグ512d及び第2パターンフラグ512eをオフに設定し、当該検出パターン判定処理を終了させる。即ち、操作ボタン22の3回分の操作状態に、「ON」、「OFF」、「OFF」の操作パターンが発生した場合に、第3パターンフラグ512fがオンになる。そして、第3パターンフラグ512fは、操作ボタン22が操作状態から非操作状態に変化したか否かを(操作ボタン22の操作が終了したか否か)を判断するための指標として利用される。このように、第3パターンフラグ512fを用いて、操作ボタン22が操作状態から非操作状態に変化したか否かを判断すれば、電波又は静電気などのノイズに起因する操作ボタン22の操作開始の誤検出が防止され、遊技者が意図しないタイミングで操作ボタン22の操作終了が演出表示に反映されることが防止される。
一方、ステップS1210では、第1パターンフラグ512d、第2パターンフラグ512e、及び第3パターンフラグ512fをオフに設定し、当該検出パターン判定処理を終了させる。
カウンタ更新処理S1003では、演出種別カウンタ512pの更新を実行する。具体的には、演出種別カウンタ512pを1加算すると共に、そのカウンタ値が最大値に達した場合は当該カウンタ値を0にクリアする。ここで更新される演出種別カウンタ512pは、主制御装置4から受信する変動パターンコマンドに基づいて変動種別及び演出種別を決定するために使用される。
ここに、図14は、前記コマンド判定処理の手順の一例を示すフローチャートである。前記コマンド判定処理では、主制御装置4から受信するコマンドを判定し、そのコマンドに対応する処理を実行する。
図14に示すように、前記コマンド判定処理において、ステップS1301では、主制御装置4からコマンドを受信したか否かを判断する。ここで、コマンドを受信した場合は(S1301:Yes)、処理がステップS1302に移行し、コマンドを受信していない場合は(S1301:No)、当該コマンド判定処理を終了させる。
次に、ステップS1302では、受信したコマンドが変動パターンコマンドであるか否かを判断する。ここで、コマンドが変動パターンコマンドでない場合は(S1302:No)、処理がステップS1321に移行し、変動パターンコマンドである場合は(S1302:Yes)、処理がステップS1303に移行する。なお、主制御装置4から受信したコマンドは、RAM512に格納されており、ステップS1301で読み出されたときに消去される。
ステップS1321では、主制御装置4から受信したその他のコマンドに基づく処理を実行した後、当該コマンド判定処理を終了させる。例えば、ステップS1321では、保留球数コマンドが入力された場合に、図柄表示装置341における保留球数Nを示す保留図柄の数を保留球数コマンドに基づいて変更する保留球数表示処理が実行される。また、大当たり開始コマンドを受信した場合には、その大当たり開始コマンドに対応して予め設定されている大当たり開始処理が実行され、大当たり終了コマンドを受信した場合には、その大当たり終了コマンドに対応して予め設定されている大当たり終了処理が実行される。
ステップS1303では、主制御装置4から受信した変動パターンコマンドに基づいて変動種別及び演出種別を決定する。具体的に、MPU51は、変動パターンコマンドと、予めROM511に記憶されている変動種別テーブル511d及び演出種別テーブル511eと、RAM512pに記憶されている演出種別カウンタ512pの値とに基づいて変動パターンを特定する。演出種別テーブル511eには、ノーマルリーチに対応するノーマルリーチ演出テーブル、特殊リーチに対応する特殊リーチ演出テーブル、及びスーパーリーチに対応するスーパーリーチ演出テーブルが含まれる。
ブルの一例を示す図である。図15(B)に示すように、ノーマルリーチ演出テーブルでは、演出種別カウンタ512pの値に対応する演出種別として「演出X1」〜「演出X5」が定められている。そして、MPU51は、変動種別がノーマルリーチであると判断した場合には、演出種別カウンタ512pの値に対応する演出種別をノーマルリーチ演出テーブルから選択する。なお、本実施の形態では、説明の便宜上、変動種別各々に対応する演出種別が5種類である場合を例に挙げて説明するが、演出種別は5種類以上であってよい。
ステップS1304では、表示変動パターンコマンドが単発操作演出を伴う演出種別を示すものであるか否かを判断する。前記単発操作演出とは、図柄表示部341で行われる演出表示の実行中に、予め設定された操作有効期間内における操作ボタン22の1回の操作に応じて、単発操作結果画像が演出結果として表示されるタイプの演出である。ここで、表示変動パターンコマンドが単発操作演出を伴う演出種別を示す場合は(S1304:Yes)、処理がステップS1305に移行し、表示変動パターンコマンドが単発操作演出を伴う演出種別でない場合は(S1304:No)、処理がステップS1306に移行する。
ステップS1305では、単発操作演出を実行するための単発操作設定処理を実行し、処理はステップS1310に移行する。前記単発操作設定処理では、単発演出フラグ512gをオンに設定すると共に、今回の単発操作演出に対応する単発操作結果を決定する。具体的に、ROM511の単発テーブル511aには、変動パターンコマンドに含まれる抽選結果ごとに対応する単発操作結果が定められている。そして、単発操作設定処理では、変動パターンコマンドに含まれる抽選結果と、ROM511に記憶されている単発テーブル511aとに基づいて、今回の単発操作演出に対応する単発操作結果が決定される。
また、ステップS1306では、表示変動パターンコマンドが連打操作演出を伴う演出種別を示すものであるか否かを判断する。前記連打操作演出とは、図柄表示部341で行われる演出表示の実行中に、予め設定された操作有効期間内における操作ボタン22の断続操作に応じて連打演出画像が表示された後、操作ボタン22の操作回数を示す連打カウンタ512kが第1規定値に達した場合に連打操作結果画像が演出結果として表示されるタイプの演出である。ここで、表示変動パターンコマンドが連打操作演出を伴う演出種別である場合は(S1306:Yes)、処理がステップS1307に移行し、表示変動パターンコマンドが連打操作演出を伴う演出種別でない場合は(S1306:No)、処理がステップS1308に移行する。
ステップS1307では、連打操作演出を実行するための連打操作設定処理を実行し、処理はステップS1310に移行する。具体的に、前記連打操作設定処理では、連打演出フラグ512hをオンに設定すると共に、今回の連打操作演出に対応する第1規定値を決定する。具体的に、ROM511の連打テーブル511bには、変動パターンコマンドに含まれる抽選結果ごとに対応する第1規定値が定められている。そして、連打操作設定処理では、変動パターンコマンドに含まれる抽選結果と、ROM511に記憶されている連打テーブル511bとに基づいて、今回の連打操作演出に対応する第1規定値が決定される。前記第1規定値は、前記連打操作演出処理の終了条件として使用される操作ボタン22の操作回数に対応する値である。例えば、抽選結果が大当たりである場合、第1規定値は、連打テーブル511bと所定の乱数値とに基づいて、5/100の確立で「20回」、10/100の確立で「10回」、85/100の確立で「5回」に決定される。一方、抽選結果が外れである場合、第1規定値は、連打テーブル511bに基づいて、5/100の確立で「5回」、10/100の確立で「10回」、85/100の確立で「20回」に決定される。
また、ステップS1308では、表示変動パターンコマンドが長押し操作演出を伴う演出種別を示すものであるか否かを判断する。前記長押し操作演出とは、図柄表示部341で行われる演出表示の実行中に、予め設定された操作有効期間内における操作ボタン22の長押し操作に応じて長押し演出画像が表示された後、操作ボタン22の操作時間を示す長押しカウンタ512mが第2規定値に達した場合に長押し操作結果画像が演出結果として表示されるタイプの演出である。ここで、表示変動パターンコマンドが長押し操作演出を伴う演出種別である場合は(S1308:Yes)、処理がステップS1309に移行し、表示変動パターンコマンドが長押し操作演出を伴う演出種別でない場合は(S1308:No)、処理がステップS1310に移行する。なお、長押しカウンタ512mは、操作ボタン22の操作が継続している操作時間を示すために用いられる数値の一例であり、操作ボタン22の操作時間が時間(msec)の単位で管理されてもよい。
ステップS1309では、長押し操作演出を実行するための長押し操作設定処理を実行し、処理はステップS1310に移行する。具体的に、長押し操作設定処理では、長押し演出フラグ512iをオンに設定すると共に、今回の長押し操作演出に対応する第2規定値を決定する。具体的に、ROM511の長押しテーブル511cには、変動パターンコマンドに含まれる抽選結果ごとに対応する第2規定値が定められている。そして、長押し操作設定処理では、変動パターンコマンドに含まれる抽選結果と、ROM511に記憶されている長押しテーブル511cとに基づいて、今回の長押し操作演出に対応する第2規定値が決定される。前記第2規定値は、前記長押し操作演出処理の終了条件として使用される操作ボタン22の操作時間に対応する値である。例えば、抽選結果が大当たりである場合、第2規定値は、長押しテーブル511cと所定の乱数値とに基づいて、5/100
の確立で「1000」、10/100の確立で「600」、85/100の確立で「300」に決定される。一方、抽選結果が外れである場合、第2規定値は、長押しテーブル511cに基づいて、5/100の確立で「300」、10/100の確立で「600」、85/100の確立で「1000」に決定される。
ステップS1310では、図柄表示部341における変動種別及び演出種別の内容を特定するための表示変動パターンコマンドを表示制御装置6に出力し、当該コマンド判定処理を終了させる。表示変動パターンコマンドは、ステップS1303で決定された変動種別及び演出種別を識別するための情報であって、表示制御装置6のROM611には、表示変動パターンコマンド各々に対応する変動画像及び演出画像などが記憶されている。これにより、表示制御装置6では、MPU61が、表示変動パターンコマンドに対応する変動種別及び演出種別に応じて図柄表示部341における変動表示及び演出表示を実行する。
前記第2規定値が高いほど、操作ボタン22の操作時間の経過に伴うパワーゲージにおけるパワーの増加量が少なくなり、前記第2規定値が低いほど、操作ボタン22の操作時間の経過に伴うパワーゲージにおけるパワーの増加量が多くなる。例えば、前記第2規定値は、今回の図柄変動が大当たりである場合には、操作有効期間内における操作ボタン22の短時間の操作でパワーが満タンとなり、今回の図柄変動が外れである場合には、操作有効期間内において操作ボタン22の操作でパワーが満タンに到達しないように設定されている。
ここに、図16は、前記単発操作演出処理の手順の一例を示すフローチャートである。前記単発操作演出処理では、前記単発操作演出を図柄表示部341に表示させるための処理を実行する。なお、表示制御装置6のROM611には、単発操作演出において図柄表示部341に表示される単発操作予告画像、単発操作開始画像、単発操作結果画像、及び単発演出終了画像などの画像がそれぞれ一種類又は複数種類記憶されている。
図16に示すように、ステップS1601では、変動パターンコマンドに基づいて設定された表示変動パターンコマンドが単発操作演出を伴う演出種別である場合に前記ステップS1305でオンにされる単発演出フラグ512gに基づいて単発操作演出を実行するか否かを判断する。ここで、単発演出フラグ512gがオンである場合(S1601:Yes)、処理がステップS1602に移行し、単発演出フラグ512gがオンでない場合(S1601:No)、当該単発操作演出処理を終了させる。
ステップS1602では、前記単発操作演出の開始タイミングが到来したか否かを判断する。具体的に、ROM511には、図柄表示部341における変動表示開始後から前記単発操作演出が開始されるまでの開始待機時間が前記単発操作演出の種類ごとに記憶されている。そして、前記ステップS1602では、図柄表示部341における変動表示開始後から前記単発操作演出の種類に対応する前記開始待機時間が経過した場合に前記単発操作演出の開始タイミングが到来したと判断する。ここで、前記単発操作演出の開始タイミングが到来した場合は(S1602:Yes)、処理がステップS1603に移行し、前記単発操作演出の開始タイミングが到来していない場合は(S1602:No)、当該単発操作演出処理を終了させる。
ステップS1603では、操作ボタン22の操作の受付が開始済であるか否かを受付開始フラグ512nがオンであるか否かに応じて判断する。受付開始フラグ512nは、操作ボタン22の操作の受付を開始したか否かを示すフラグであり、後述するように、ステップS1609でオンにされ、ステップS1613でオフにされる。ここで、受付開始フラグ512nがオンである場合は(S1603:Yes)、処理がステップS1610に移行し、受付開始フラグ512nがオンでない場合は(S1603:No)、処理がステップS1604に移行する。
ステップS1604では、前記単発操作演出の種類に対応する操作ボタン22の操作目的又は操作方法などを伝えるための単発操作予告画像が既に図柄表示部341に表示されているか否かを判断する。ここで、前記単発操作予告画像が表示されていない場合は(S1604:No)、続くステップS1605において、表示制御装置6に制御信号を入力することにより、前記単発操作演出の種類に対応する前記単発操作予告画像を図柄表示部341に表示させる。例えば、前記単発操作予告画像として、「ボタンを押して〜を揃えろ」又は「ボタンを押して〜をゲットしろ」のようなミッションを伝えるメッセージが表示される。なお、前記単発操作予告画像に代えて、又は前記単発操作予告画像と共に、操作ボタン22の操作目的又は操作方法がスピーカ26を用いて音声で通知されることも考えられる。一方、前記単発操作予告画像が既に表示されている場合は(S1604:Yes)、処理がステップS1605をスキップしてステップS1606に移行する。
ステップS1606では、前記単発操作予告画像ごとに対応して予め設定され、ROM511に記憶されている予告継続時間が経過したか否かを判断する。前記予告継続時間は、前記単発操作予告画像の表示後に遊技者が前記単発操作予告画像の内容を認識可能な時間として予め設定された待ち時間である。なお、前記予告継続時間は、複数の演出内容又は複数の単発操作予告画像について共通の時間であってもよい。ここで、前記単発操作予告画像に対応する前記予告継続時間が経過している場合は(S1606:Yes)、処理がステップS1607に移行し、前記予告継続時間が経過していない場合は(S1606:No)、当該単発操作演出処理を終了させる。
ステップS1607では、表示制御装置6に制御信号を出力することにより、操作ボタン22の操作開始タイミングが到来したことを通知するための単発操作開始画像を図柄表示部341に表示させる。このように、パチンコ機10では、操作ボタン22の操作目的や操作方法を通知した後に時間差を設けて操作ボタン22の操作開始指示を通知する処理が実行される。
ステップS1608では、表示制御装置6に制御信号を出力することにより、操作有効期間内であって操作ボタン22の操作の受付が有効である旨を示す操作有効告知を図柄表示部341に表示させる。前記操作有効告知に対応する画像は、表示制御装置6のROM611に記憶されており、遊技者に対して操作ボタン22の操作を促すための画像又は映像である。なお、操作有効告知は、遊技者に操作ボタン22の操作が有効である旨を通知することができるものであれば、例えば「ボタンを押せ」又は「PUSH」のようなメッセージであってもよく、これらに限定されるものではない。なお、前記操作有効告知として、操作ボタン22の操作が有効である旨がスピーカ26を用いて音声で通知されることも考えられる。
そして、ステップS1609では、操作ボタン22の操作の受付を開始するため、受付開始フラグ512nをオンにして、当該単発操作演出処理を終了する。これにより、次に当該単発操作演出処理が実行される場合には、前記ステップS1603において処理がステップS1610に移行することになる。なお、受付開始フラグ512nは、後述のステップS1613でオフとなる。
一方、前記ステップS1603で操作ボタン22の操作の受付が開始済であると判断された場合、続くステップS1610では、操作ボタン22の操作有効期間内であるか否かを判断する。具体的に、ROM511には、前記単発操作演出の種類ごとに予め設定された有効待ち時間(例えば3〜5秒)が記憶されている。そして、MPU51は、前記単発操作開始画像の表示後から前記有効待ち時間が経過していない場合に操作有効期間内であると判断する。ここで、操作有効期間内である場合は(S1610:Yes)、処理がステップS1611に移行し、操作有効期間内でなければ(S1610:No)、処理がステップS1614に移行する。
次に、ステップS1611では、操作ボタン22の操作が開始されたか否かを判断する。具体的には、第2パターンフラグ512eがオンである場合に、操作ボタン22が非操作状態から操作状態に変化し、操作ボタンの操作が開始したと判断する。ここで、操作ボタン22の操作が開始したと判断すると(S1611:Yes)、操作ボタン22の操作を演出に反映させるため、処理がステップS1612に移行する。また、操作ボタン22の操作が開始していないと判断すると(S1611:No)、当該単発操作演出処理を終了させる。
そして、ステップS1612では、表示制御装置6に制御信号を出力することにより、操作ボタン22の操作を反映させた単発操作結果画像を図柄表示部341に表示する。具体的に、表示制御装置6のMPU61のROM611には、前記単発操作演出の種類ごとに対応する複数の単発操作結果画像が記憶されている。そして、ステップS1612では、前記単発操作演出に対応する複数の単発操作結果画像のうち、前記ステップS1305において前記変動パターンコマンドが示す抽選結果などの情報に応じて選択される単発操作結果に対応する単発操作結果画像を表示する。
作結果画像を表示させることが考えられる。また、単発操作結果画像は、大当たり発生の有無を示すものに限らず、例えば大当たり発生の期待度を示唆するためのメッセージ又はキャラクタなどの画像であってもよい。
その後、ステップS1613では、単発操作演出処理で使用される単発演出フラグ512g及び受付開始フラグ512nをオフにする。
なお、前記ステップS1610で操作有効期間内でないと判断された場合(S1610:No)、即ち操作有効期間内に操作ボタン22が操作されなかった場合、続くステップS1614では、前記単発操作演出の終了を示す単発演出終了画像を図柄表示部341に表示する。なお、前記単発演出終了画像の表示に代えて前記単発操作開始画像の表示明度を低下させることにより、操作有効期間の終了を遊技者に認識させることも考えられる。また、ステップS1614では、スピーカ26による演出音声の再生を停止し、電飾部27による演出点灯を終了させる。
ここに、図17は、前記連打操作演出処理の手順の一例を示すフローチャートである。前記連打操作演出処理では、前記連打操作演出を図柄表示部341に表示させるための処理を実行する。なお、表示制御装置6のROM611には、連打操作演出において図柄表示部341に表示される連打操作予告画像、連打操作開始画像、連打操作演出画像、連打操作結果画像、及び連打演出終了画像などの画像がそれぞれ一種類又は複数種類記憶されている。
図17に示すように、ステップS1701では、変動パターンコマンドに基づいて設定された表示変動パターンコマンドが連打操作演出を伴う演出種別である場合に前記ステップS1307でオンにされる連打演出フラグ512hに基づいて連打操作演出を実行するか否かを判断する。ここで、連打演出フラグ512hがオンである場合(S1701:Yes)、処理がステップS1702に移行し、連打演出フラグ512hがオンでない場合(S1701:No)、当該連打操作演出処理を終了させる。
ステップS1702では、前記連打操作演出の開始タイミングが到来したか否かを判断する。具体的に、ROM511には、図柄表示部341における変動表示開始後から前記
連打操作演出が開始されるまでの連打待機時間が前記連打操作演出の種類ごとに記憶されている。そして、ステップS1702では、図柄表示部341における変動表示開始後から前記連打操作演出の種類に対応する前記連打待機時間が経過した場合に前記連打操作演出の開始タイミングが到来したと判断する。ここで、前記連打操作演出の開始タイミングが到来した場合は(S1702:Yes)、処理がステップS1703に移行し、前記連打操作演出の開始タイミングが到来していない場合は(S1702:No)、当該連打操作演出処理を終了させる。
ステップS1703では、操作ボタン22の操作の受付が開始済であるか否かを受付開始フラグ512nがオンであるか否かに応じて判断する。受付開始フラグ512nは、操作ボタン22の操作の受付を開始したか否かを示すフラグであり、後述するように、ステップS1709でオンにされ、ステップS1716でオフにされる。ここで、受付開始フラグ512nがオンである場合は(S1703:Yes)、処理がステップS1710に移行し、受付開始フラグ512nがオンでない場合は(S1703:No)、処理がステップS1704に移行する。
ステップS1704では、前記連打操作演出の種類に対応する操作ボタン22の操作目的又は操作方法などを伝えるための連打操作予告画像が既に図柄表示部341に表示されているか否かを判断する。ここで、前記連打操作予告画像が表示されていない場合は(S1704:Yes)、続くステップS1705において、前記連打操作演出の種類に対応する前記連打操作予告画像を図柄表示部341に表示させる。
ステップS1706では、前記連打操作予告画像ごとに対応して予め設定され、ROM511に記憶されている予告継続時間が経過したか否かを判断する。前記予告継続時間は、前記連打操作予告画像の表示後に遊技者が前記連打操作予告画像の内容を認識可能な時間として予め設定された待ち時間である。なお、前記予告継続時間は、複数の演出内容又は複数の連打操作予告画像について共通の時間であってもよい。ここで、前記連打操作予告画像に対応する前記予告継続時間が経過している場合は(S1706:Yes)、処理がステップS1707に移行し、前記予告継続時間が経過していない場合は(S1706:No)、当該連打操作演出処理を終了させる。
ステップS1707では、表示制御装置6に制御信号を出力することにより、操作ボタン22の操作開始タイミングが到来したことを通知するための連打操作開始画像を図柄表示部341に表示させる。このように、パチンコ機10では、操作ボタン22の操作目的や操作方法を通知した後に時間差を設けて操作ボタン22の操作開始指示を通知する処理が実行される。例えば、前記連打操作開始画像として、「スタート!」又は「Ready
Go!」のようなメッセージが表示される。なお、前記連打操作開始画像が、さらに複数段階に分けられていることも考えられる。例えば、前記連打操作開始画像として「Ready」が表示され、その後に「Go!」が表示されることが考えられる。なお、前記連
打操作開始画像に代えて、又は前記連打操作開始画像と共に、操作ボタン22の操作開始指示がスピーカ26を用いて音声で通知されることも考えられる。
ステップS1708では、表示制御装置6に制御信号を出力することにより、操作有効期間内であって操作ボタン22の操作の受付が有効である旨を示す操作有効告知を図柄表示部341に表示させる。前記操作有効告知に対応する画像は、表示制御装置6のROM611に記憶されており、遊技者に対して操作ボタン22の操作を促すための画像又は映像である。なお、操作有効告知は、遊技者に操作ボタン22の操作が有効である旨を通知することができるものであれば、例えば「ボタンを連打しろ」又は「PUSH」のようなメッセージであってもよく、これらに限定されるものではない。なお、前記操作有効告知として、操作ボタン22の操作が有効である旨がスピーカ26を用いて音声で通知されることも考えられる。
そして、ステップS1709では、操作ボタン22の操作の受付を開始するため、受付開始フラグ512nをオンにして、当該連打操作演出処理を終了する。これにより、次に当該連打操作演出処理が実行される場合には、前記ステップS1703において処理がステップS1710に移行することになる。なお、受付開始フラグ512nは、後述のステップS1716でオフとなる。
一方、前記ステップS1703で操作ボタン22の操作の受付が開始済であると判断された場合、続くステップS1710では、操作ボタン22の操作有効期間内であるか否かを判断する。具体的に、ROM511には、前記連打操作演出の種類ごとに予め設定された有効待ち時間(例えば3〜5秒)が記憶されている。そして、MPU51は、前記連打操作開始画像の表示後から前記有効待ち時間が経過していない場合に操作有効期間内であると判断する。ここで、操作有効期間内である場合は(S1710:Yes)、処理がステップS1711に移行し、操作有効期間内でなければ(S1710:No)、処理がステップS1717に移行する。
次に、ステップS1711では、操作ボタン22の操作が開始されたか否かを判断する。具体的には、第2パターンフラグ512eがオンである場合に、操作ボタン22が非操作状態から操作状態に変化し、操作ボタンの操作が開始したと判断する。ここで、操作ボタン22の操作が開始したと判断すると(S1711:Yes)、操作ボタン22の操作を演出に反映させるため、処理がステップS1712に移行する。また、操作ボタン22の操作が開始していないと判断すると(S1711:No)、当該連打操作演出処理を終了させる。
ステップS1712では、連打カウンタ512kを1ずつ加算する。これにより、連打カウンタ512kには、連打操作演出における操作有効期間内の操作ボタン22の操作回数が記憶されることになる。
そして、ステップS1713では、表示制御装置6に制御信号を出力することにより、連打カウンタ512kの値に対応する連打操作演出画像を図柄表示部341に表示させる。具体的に、表示制御装置6のMPU61のROM611には、連打カウンタ512kの値の増加に伴って内容が変化する複数の連打操作演出画像が記憶されており、表示制御装
置6では、連打カウンタ512kの値に対応する連打操作演出画像が読み出されて表示される。例えば、前記連打操作演出が、操作ボタン22の連打操作に応じて扉を開く演出である場合には、その扉が徐々に開く画像が図柄表示部341に表示され、操作ボタン22の連打操作に応じて物を破壊する演出である場合には、その物が徐々に破壊される画像が図柄表示部341に表示される。
次に、ステップS1714では、連打カウンタ512kが連打操作演出に対応する前記第1規定値以上に達したか否かを判断する。なお、前記第1規定値は、演出内容が連打操作演出であると判断された場合に(S1306:Yes)、前記ステップS1307で設定される値である。ここで、連打カウンタ512kが前記第1規定値以上である場合は(S1714:Yes)、処理がステップS1715に移行し、連打カウンタ512kが前記第1規定値以上でない場合は(S1714:No)、当該連打操作演出処理は終了する。
そして、ステップS1715では、表示制御装置6に制御信号を出力することにより、操作ボタン22の連打操作の結果として連打操作結果画像を図柄表示部341に表示する。具体的に、表示制御装置6のMPU61のROM611には、前記連打操作演出の種類ごとに対応する複数の連打操作結果画像が記憶されている。そして、ステップS1715では、前記連打操作演出に対応する複数の連打操作結果画像のうち、前記変動パターンコマンドが示す抽選結果などの情報に応じて選択される連打操作結果画像を表示する。
その後、ステップS1716では、連打操作演出処理で使用される連打演出フラグ512h及び受付開始フラグ512nをオフにすると共に、連打カウンタ512kを0にクリアして、当該連打操作演出処理を終了させる。
なお、前記ステップS1710で操作有効期間内でないと判断された場合(S1710:No)、即ち操作有効期間内に操作ボタン22が操作されなかった場合、続くステップS1717では、前記連打操作演出の終了を示す連打演出終了画像を図柄表示部341に表示する。なお、前記連打演出終了画像の表示に代えて前記連打操作開始画像の表示明度を低下させることにより、操作有効期間の終了を遊技者に認識させることも考えられる。また、ステップS1717では、スピーカ26による演出音声の再生を停止し、電飾部27による演出点灯を終了させる。
ここに、図18は、前記長押し操作演出処理の手順の一例を示すフローチャートである。前記長押し操作演出処理では、前記長押し操作演出を図柄表示部341に表示させるための処理を実行する。なお、表示制御装置6のROM611には、長押し操作演出において図柄表示部341に表示される長押し操作予告画像、長押し操作開始画像、長押し操作演出画像、長押し操作結果画像、及び長押し演出終了画像などの画像がそれぞれ一種類又は複数種類記憶されている。
図18に示すように、ステップS1801では、変動パターンコマンドに基づいて設定された表示変動パターンコマンドが長押し操作演出を伴う演出種別である場合に前記ステップS1309でオンにされる長押し演出フラグ512iに基づいて長押し操作演出を実行するか否かを判断する。ここで、長押し演出フラグ512iがオンである場合(S1801:Yes)、処理がステップS1802に移行し、長押し演出フラグ512iがオンでない場合(S1801:No)、当該長押し操作演出処理を終了させる。
ステップS1802では、前記長押し操作演出の開始タイミングが到来したか否かを判断する。具体的に、ROM511には、図柄表示部341における変動表示開始後から前記長押し操作演出が開始されるまでの長押し待機時間が前記長押し操作演出の種類ごとに記憶されている。そして、前記ステップS1802では、図柄表示部341における変動表示開始後から前記長押し操作演出の種類に対応する前記長押し待機時間が経過した場合に前記長押し操作演出の開始タイミングが到来したと判断する。ここで、前記長押し操作演出の開始タイミングが到来した場合は(S1802:Yes)、処理がステップS1803に移行し、前記長押し操作演出の開始タイミングが到来していない場合は(S1802:No)、当該長押し操作演出処理を終了させる。
ステップS1803では、操作ボタン22の操作の受付が開始済であるか否かを受付開始フラグ512nがオンであるか否かに応じて判断する。受付開始フラグ512nは、操
作ボタン22の操作の受付を開始したか否かを示すフラグであり、後述するように、ステップS1808でオンにされ、ステップS1717でオフにされる。ここで、受付開始フラグ512nがオンである場合は(S1803:Yes)、処理がステップS1810に移行し、受付開始フラグ512nがオンでない場合は(S1803:No)、処理がステップS1804に移行する。
ステップS1804では、前記長押し操作演出の種類に対応する操作ボタン22の操作目的又は操作方法などを伝えるための長押し操作予告画像が既に図柄表示部341に表示されているか否かを判断する。ここで、前記長押し操作予告画像が表示されていない場合は(S1804:Yes)、続くステップS1805において、前記長押し操作演出の種類に対応する前記長押し操作予告画像を図柄表示部341に表示させる。
ステップS1806では、前記長押し操作予告画像ごとに対応して予め設定され、ROM511に記憶されている予告継続時間が経過したか否かを判断する。前記予告継続時間は、前記長押し操作予告画像の表示後に遊技者が前記長押し操作予告画像の内容を認識可能な時間として予め設定された待ち時間である。なお、前記予告継続時間は、複数の演出内容又は複数の長押し操作予告画像について共通の時間であってもよい。ここで、前記長押し操作予告画像に対応する前記予告継続時間が経過している場合は(S1806:Yes)、処理がステップS1807に移行し、前記予告継続時間が経過していない場合は(S1806:No)、当該長押し操作演出処理を終了させる。
ステップS1807では、表示制御装置6に制御信号を出力することにより、操作ボタン22の操作開始タイミングが到来したことを通知するための長押し操作開始画像を図柄表示部341に表示させる。このように、パチンコ機10では、操作ボタン22の操作目的や操作方法を通知した後に時間差を設けて操作ボタン22の操作開始指示を通知する処理が実行される。例えば、前記長押し操作開始画像として、「スタート!」又は「Ready Go!」のようなメッセージが表示される。なお、前記長押し操作開始画像が、さらに複数段階に分けられていることも考えられる。例えば、前記長押し操作開始画像として「Ready」が表示され、その後に「Go!」が表示されることが考えられる。なお、前記長押し操作開始画像に代えて、又は前記長押し操作開始画像と共に、操作ボタン22の操作開始指示がスピーカ26を用いて音声で通知されることも考えられる。
ステップS1808では、表示制御装置6に制御信号を出力することにより、操作有効期間内であって操作ボタン22の操作の受付が有効である旨を示す操作有効告知を図柄表示部341に表示させる。ここに、係る表示処理を実行するときのMPU51が操作有効告知手段の一例である。
9に示す例では、操作を促す矢印画像を含む操作ボタンのボタン画像F1が、操作有効期間である旨を遊技者に通知するために表示される操作有効告知の一例である。なお、操作有効告知は、遊技者に操作ボタン22の操作が有効である旨を通知することができるものであれば、例えば「ボタンを長押ししろ」又は「PUSH」のようなメッセージであってもよく、これらに限定されるものではない。例えば、図19に示すような操作に応じて変化するパワーゲージの画像F2の表示を操作有効告知の一例として捉えてもよい。なお、前記操作有効告知として、操作ボタン22の操作が有効である旨がスピーカ26を用いて音声で通知されることも考えられる。
そして、ステップS1809では、操作ボタン22の操作の受付を開始するため、受付開始フラグ512nをオンにして、当該長押し操作演出処理を終了する。これにより、次に当該長押し操作演出処理が実行される場合には、前記ステップS1803において処理がステップS1810に移行することになる。なお、受付開始フラグ512nは、後述のステップS1821でオフとなる。
一方、前記ステップS1803で操作ボタン22の操作の受付が開始済であると判断された場合、続くステップS1810では、操作ボタン22の操作有効期間内であるか否かを判断する。具体的に、ROM511には、前記長押し操作演出の種類ごとに予め設定された有効待ち時間(例えば3〜5秒)が記憶されている。そして、MPU51は、前記長押し操作開始画像の表示後から前記有効待ち時間が経過していない場合に操作有効期間内であると判断する。ここで、操作有効期間内である場合は(S1810:Yes)、処理がステップS1811に移行し、操作有効期間内でなければ(S1810:No)、処理がステップS1815に移行する。
なお、前記ステップS1810で操作有効期間内でないと判断された場合(S1810:No)、即ち操作有効期間内に操作ボタン22が操作されなかった場合、続くステップS1815では、前記長押し操作演出の終了を示す長押し演出終了画像を図柄表示部341に表示する。なお、前記長押し演出終了画像の表示に代えて前記長押し操作開始画像の表示明度を低下させることにより、操作有効期間の終了を遊技者に認識させることも考えられる。また、ステップS1815では、スピーカ26による演出音声の再生を停止し、電飾部27による演出点灯を終了させる。
ステップS1811では、長押しカウンタ512kが0より大きいか否かを判断する。ここで、長押しカウンタ512kが0である場合は(S1811:No)、処理がステップS1816に移行する。即ち、前記長押し操作開始画像の表示後にまだ操作ボタン22が操作されていない場合には、処理がステップS1816に移行する。また、長押しカウンタ512kが0より大きい場合は(S1811:Yes)、処理がステップS1812に移行する。
ステップS1812では、操作ボタン22の操作が継続中である否かを判断する。具体的には、前記第1パターンフラグ512dがオンである場合に、操作ボタン22の操作が継続中であると判断する。ここで、操作ボタン22の操作が継続中である場合は(S1812:Yes)、処理がステップS1817に移行する。一方、操作ボタン22の操作が継続中でない場合は(S1812:No)、即ち操作ボタン22の操作が中断された場合は、処理がステップS1813に移行する。
ステップS1813では、操作有効期間の残り時間が予め設定された所定時間以下であるか否かを判断する。ここに、前記所定時間は、操作有効期間の残り時間が短いために、操作ボタン22の再操作が不要な状況である旨を判断するために予め設定された時間である。例えば、前記所定時間は、1秒又は2秒のような時間である。また、前記所定時間は、操作有効期間の1/5又は1/10などの割合に対応する時間であってもよい。
そして、続くステップS1814では、表示制御装置6に制御信号を出力することにより、前記ステップS1808で図柄表示部341に表示された操作有効告知を非表示にする。このように、MPU51は、操作有効期間中に操作ボタン22が操作状態から非操作状態に切り替わったときに(S1812:No)、操作有効期間の残り時間が予め設定された所定時間以下である場合には(S1813:Yes)、操作有効告知を非表示にする。なお、既に操作有効告知が非表示である場合には、その状態が継続する。
また、ステップS1816では、操作ボタン22の操作が開始されたか否かを判断する。具体的には、第2パターンフラグ512eがオンである場合に、操作ボタン22が非操作状態から操作状態に変化し、操作ボタンの操作が開始したと判断する。ここで、操作ボタン22の操作が開始したと判断すると(S1816:Yes)、操作ボタン22の操作を演出に反映させるため、処理がステップS1817に移行する。また、操作ボタン22の操作が開始していないと判断すると(S1816:No)、当該長押し操作演出処理を終了させる。
ステップS1817では、長押しカウンタ512kを1ずつ加算する。これにより、長押しカウンタ512kには、長押し操作演出における操作有効期間内の操作ボタン22の操作時間に対応するカウンタ値が記憶されることになる。
そして、ステップS1818では、表示制御装置6に制御信号を出力することにより、長押しカウンタ512kの値に対応する長押し操作演出画像を図柄表示部341に表示させる。具体的に、表示制御装置6のMPU61のROM611には、長押しカウンタ512kの値の増加に伴って内容が変化する複数の長押し操作演出画像が記憶されており、ステップS1818では、長押しカウンタ512kの値に対応する長押し操作演出画像が読み出されて表示される。例えば、前記長押し操作演出が、操作ボタン22の長押し操作に応じてパワーゲージのパワー量が増加する演出である場合には、そのパワー量が徐々に増加する画像が図柄表示部341に表示される。
次に、ステップS1819では、長押しカウンタ512kが長押し操作演出に対応する前記第2規定値以上に達したか否かを判断する。なお、前記第2規定値は、演出内容が長押し操作演出であると判断された場合に(S1308:Yes)、前記ステップS1309で設定される値である。ここで、長押しカウンタ512kが前記第2規定値以上である場合は(S1819:Yes)、処理がステップS1820に移行し、長押しカウンタ512kが前記第2規定値以上でない場合は(S1819:No)、当該長押し操作演出処理は終了する。
そして、ステップS1820では、表示制御装置6に制御信号を出力することにより、操作ボタン22の長押し操作の結果として長押し操作結果画像を図柄表示部341に表示する。具体的に、表示制御装置6のMPU61のROM611には、前記長押し操作演出の種類ごとに対応する複数の長押し操作結果画像が記憶されている。そして、前記ステップS1820では、前記長押し操作演出に対応する複数の長押し操作結果画像のうち、前記変動パターンコマンドが示す抽選結果などの情報に応じて選択される長押し操作結果画
像を表示する。
その後、ステップS1821では、長押し操作演出処理で使用される長押し演出フラグ512i及び受付開始フラグ512nをオフにすると共に、長押しカウンタ512mを0にクリアして、当該長押し操作演出処理を終了させる。
前記第1の実施形態では、前記長押し操作演出処理(図18参照)において、操作有効期間の残り時間が所定時間以下である状態で操作ボタン22の操作がオフになった場合に(S1813:Yes)、操作有効告知だけ非表示となり、操作有効期間はそのまま継続する場合について説明した。
れた後、操作有効期間の残り時間が、前記所定時間として設定された時間T0以下となった時点t4で操作ボタン22の操作が中断した場合には、操作有効告知が非表示となると共に、操作有効期間が終了する。これにより、操作ボタン22の操作を中断したときの操作有効期間が時間T0以下である場合に、遊技者による操作ボタン22の再操作がより確実に抑止される。
ところで、前記操作有効告知を非表示にするか否かを判断するための判断指標となる前記所定時間は、前記長押し操作演出の状況に応じて適宜変更されることが考えられる。当該第3の実施形態では、このような構成について説明する。
における遊技者による操作ボタン22の無駄な再操作を抑制することができる。
ところで、前記変動パターンコマンドが示す抽選結果が大当たりであって、本来は遊技者に大当たりに対応する長押し操作結果画像を見せたい場合であっても、長押しカウンタ512kの値が第2規定値に達する前に遊技者が操作ボタン22を離した後、そのまま操作ボタン22が操作されない場合には、遊技者に大当たりに対応する長押し操作結果画像を見せることができない。また、遊技者が操作ボタン22を操作していた操作時間が無駄になる。
ステップS2401では、現在の長押しカウンタ512kの値に基づいて、操作有効期間の残り時間で長押しカウンタ512kの値が第2規定値に到達するか否かを判断する。ここで、残り時間で長押しカウンタ512kの値が第2規定値に到達する場合には(S2401:Yes)、処理がステップS2402に移行し、残り時間で長押しカウンタ512kの値が第2規定値に到達しない場合には(S2401:No)、当該長押し操作演出処理が終了する。
ステップS2402では、変動パターンコマンドが示す抽選結果が大当たり(通常大当たり又は確変大当たり)であるか否かを判断する。ここで、変動パターンコマンドが示す抽選結果が大当たりである場合には(S2402:Yes)、処理がステップS2403に移行し、大当たりでない場合には(S2402:No)、当該長押し操作演出処理が終了する。
ステップS2403では、予め定められたパチンコ機10のキャラクタなどを用いて表現された自動継続画像が表示される。自動継続画像は、操作ボタン22の操作を行っていない場合であっても、操作ボタン22の操作が継続しているときと同様の動作を強制的に行うことを示唆する画像として予め設定される。例えば、自動継続画像は、パチンコ機10のキャラクタが操作ボタンのボタン画像F1(図19参照)を操作している状態を示すアニメーション、又は長押し演出画像として表示されているパワーゲージの画像F2(図19参照)に対して直接パワーを送り込むようなアニメーションなどであることが考えら
れる。
また、前記変動パターンコマンドが示す抽選結果が大当たりであって、本来は遊技者に大当たりに対応する長押し操作結果画像を見せたい場合であっても、長押しカウンタ512kの値が第2規定値に達する前に遊技者が操作ボタン22を離した後、長押しカウンタ512kが第2規定値に達しない時間になると、その後に操作ボタン22の操作が再開されても、遊技者に大当たりに対応する長押し操作結果画像を見せることができない。
ステップS2501では、操作ボタン22の単発操作を促す単発操作告知画像が表示される。例えば、単発操作告知画像は、「ボタンを押せ!」などのメッセージや操作ボタン22の画像(例えば図19(C)のボタン画像F1)などである。これにより、遊技者は、操作ボタン22の再操作を行うように誘導される。なお、既に単発操作告知画像の表示が行われている場合には、その状態が継続する。
そして、ステップS2502では、操作ボタン22の操作が行われたか否かが判断される。ここで、操作ボタン22が操作されたと判断すると(S2502:Yes)、処理がステップS2503に移行し、操作ボタン22が操作されていなければ(S2502:No)、当該長押し操作演出処理が終了する。
ステップS2503では、前記変動パターンコマンドが示す抽選結果が大当たりであるか否かを判断する。ここで、抽選結果が大当たりでない場合には(S2503:No)、処理が前記ステップS1815に移行し、前記長押し演出終了画像が表示される。一方、抽選結果が大当たりである場合には(S2503:Yes)、処理が前記ステップS2504に移行する。
をステップS2504に移行させることも他の実施形態として考えられる。これにより、大当たりの場合だけでなく、外れの場合にも大当たりの期待感を遊技者に与えることができ、遊技の興趣を高めることができる。
ステップS2504では、長押しカウンタ512kの値として前記第2規定値が記憶される。即ち、長押しカウンタ512kの値が第2規定値まで一挙に加算される。その後、処理は前記ステップS1818に移行する。これにより、前記ステップS1818では、長押しカウンタ512kが前記第2規定値に達した場合に対応する長押し操作演出画像が表示されることになる。さらに、この場合には、次のステップS1819において、長押しカウンタ512kが前記第2規定値以上であると判断されるため(S1819:Yes)、処理がステップS1820に移行して長押し操作結果画像が表示されることになる。
当該第6の実施形態では、前記第5の実施形態と同様に、遊技者が操作ボタン22の操作により大当たりを引き当てたような感覚を提供する他の手法について説明する。ここに、図26は、前記長押し操作演出処理の他の例を示すフローチャートである。図26に示すように、当該第6の実施形態に係る前記長押し操作演出処理では、操作有効期間が残っている状態で操作ボタン22の操作がオフになり、操作有効期間の残り時間が前記所定時間以下である場合には(S1813:Yes)、処理がステップS2601に移行する。また、操作ボタン22の操作がオフになった時点で長押しカウンタ512kの値が予め設定された最小値を超えていることを条件にステップS2601以降の処理が実行されることも考えられる。その他、抽選結果が大当たりである場合や大当たりの確率が高い場合にのみステップS2601以降の処理が実行され、抽選結果が外れの場合や大当たりの確率が低い場合には前記長押し操作演出が終了してもよい。なお、ここでは、前記ステップS1814が省略されており、前記操作有効告知の表示が継続することにしているが、前記操作有効告知を非表示にしてもよい。
ステップS2601では、前記ステップS1817における長押しカウンタ512kの加算値を増加させるための処理が実行される。具体的に、ステップS2601では、前記ステップS1817における長押しカウンタ512kの加算値を増加させる。より具体的に、前記加算値の変更後の値を操作有効期間の残り時間に応じて徐々に増加させることにより、操作有効期間の残り時間内に前期長押しカウンタ512kが前記第2規定値に到達
するように制御することが考えられる。
ところで、パチンコ機10では、前記長押し操作演出における操作ボタン22の操作の継続に応じて、図柄表示部341の表示画像における扉が徐々に開くことや物が徐々に破壊されるなどの長押し操作演出画像が表示される。また、このとき、長押し操作演出画像の変化に従って、電飾部27の点灯数が徐々に増加することや輝度が徐々に高くなること、スピーカ26から再生される音声の内容又は音量が変化することがある。このように、パチンコ機10では、長押し操作演出では操作ボタン22の操作時間の増加に従って演出内容が変化する。これに対し、長押しカウンタ512kの値が前記第2規定値に達する前に遊技者が操作ボタン22を離した場合には、それまでに進行した演出内容を後退させることが考えられる。以下、当該第7の実施形態では、このような構成について説明する。
ステップS2701では、長押しカウンタ512kの値が1ずつ減算される。そして、ステップS2702では、前記ステップS1818と同様に、長押しカウンタ512kの値に応じた長押し操作結果画像が表示される。即ち、操作ボタン22の操作によって前記ステップS1817〜S1818で徐々に大当たりに近づく感覚を与えるための演出内容が初めの状態に徐々に戻ることになる。例えば、長押し操作演出画像として、操作ボタン22の操作に応じてパワーが貯まる画像が表示される場合には、そのパワーが徐々に減るような画像が表示されることになる。また、長押し操作演出画像として、操作ボタン22の操作に応じて徐々に扉が開く画像が表示される場合には、その扉が徐々に閉まるような画像が表示されることになる。
容又は音量が変化している場合には、前記ステップS2702において、その変化を徐々に初めの状態に戻す。例えば、電飾部27の点灯数が徐々に減少することや、電飾部27の輝度が徐々に低くなることが考えられる。また、スピーカ26から再生される音声の音量が徐々に小さくなることも考えられる。
以下、上述の各実施形態から抽出される発明の概要について付記する。なお、各付記と各実施形態との対応関係の理解に供するために便宜上符号を付して説明することがあるが、当該付記に係る発明はその符号を付した具体的構成に限定されるものではない。
遊技者により操作可能な操作手段(操作ボタン22)と、
遊技の主たる制御を実行する主制御手段(主制御装置4)と、
予め設定された操作有効期間における前記操作手段の操作を演出に反映させる長押し操作演出を前記主制御手段から出力される制御信号に基づいて実行する演出実行手段(MPU51)と、
前記操作有効期間である場合に操作有効告知を表示する操作有効告知手段(MPU51)と、
を備え、
前記操作有効告知手段が、前記操作手段が操作されていない場合であって前記操作有効期間の残り時間が予め設定された所定時間以下である場合に、前記操作有効告知を非表示にすることを特徴とする遊技機(パチンコ機10)。
前記操作有効告知手段が、前記操作有効期間中に前記操作手段が操作状態から非操作状態に切り替わったときに前記操作有効期間の残り時間が前記所定時間以下である場合に前記操作有効告知を非表示にし、前記操作有効期間中に前記操作手段が操作状態から非操作状態に切り替わったときに前記操作有効期間の残り時間が前記所定時間より長い場合に前記操作有効告知の表示を継続させる付記A1に記載の遊技機。
前記操作有効告知手段が、前記操作有効期間中に前記操作手段が操作状態から非操作状態に切り替わったときに前記操作有効期間の残り時間が前記所定時間より長い場合に前記操作有効告知の表示を継続させた後、前記操作有効期間の残り時間が前記所定時間以下に達したときに前記操作有効告知を非表示にする付記A2に記載の遊技機。
前記演出実行手段が、前記操作手段が操作されていない場合であって前記操作有効期間の残り時間が予め設定された所定時間以下である場合に、前記操作有効期間を終了させる付記A1〜付記A3のいずれかに記載の遊技機。
前記演出実行手段が、前記操作手段の操作時間が予め設定された規定値に達した場合に予め設定された長押し操作結果を表示するものであり、
前記遊技機が、前記所定時間を前記操作有効期間の残り時間に前記操作時間が前記規定値に達しなくなる時間を前記所定時間として設定する時間設定手段を更に備える付記A1〜付記A4のいずれかに記載の遊技機。
遊技者により操作可能な操作手段(操作ボタン22)と、
遊技の主たる制御を実行する主制御手段(主制御装置4)と、
予め設定された操作有効期間における前記操作手段の操作を演出に反映させる長押し操作演出を前記主制御手段から出力される制御信号に基づいて実行する演出実行手段(MPU51)と、
前記操作有効期間である場合に操作有効告知を表示する操作有効告知手段(MPU51)と、
を備え、
前記操作有効告知手段が、前記操作手段が操作されていない場合であって前記操作有効期間の残り時間が予め設定された所定時間以下である場合に、前記操作有効告知を非表示にするものであり、
前記演出実行手段が、前記操作手段の操作時間が予め設定された規定値に達した場合に予め設定された長押し操作結果を表示するものであり、前記操作有効期間の残り時間が前記所定時間以下であって且つ前記操作有効期間の残り時間で前記操作時間(長押しカウンタ512k)が前記規定値(第2規定値)に到達する場合は前記操作手段の操作が継続している場合と同様の処理を実行することを特徴とする遊技機(パチンコ機10)。
前記演出実行手段が、前記操作有効期間の残り時間が前記所定時間以下であって且つ前記操作有効期間の残り時間で前記操作時間が前記規定値に到達する場合に前記操作手段の操作が継続している場合と同様の処理を実行するとき、前記操作手段の操作状態を強制的に継続している旨を示唆する自動継続画像を表示させる付記B1に記載の遊技機。
遊技者により操作可能な操作手段(操作ボタン22)と、
遊技の主たる制御を実行する主制御手段(主制御装置4)と、
予め設定された操作有効期間における前記操作手段の操作を演出に反映させる長押し操作演出を前記主制御手段から出力される制御信号に基づいて実行する演出実行手段(MPU51)と、
前記操作有効期間である場合に操作有効告知を表示する操作有効告知手段(MPU51)と、
を備え、
前記操作有効告知手段が、前記操作手段が操作されていない場合であって前記操作有効期間の残り時間が予め設定された所定時間以下である場合に、前記操作有効告知を非表示にすると共に、前記操作手段の単発操作を促すための単発操作告知画像を表示させるものであり、
前記演出実行手段が、前記操作手段の操作時間が予め設定された規定値に達した場合、又は前記単発操作告知画像の表示後に前記操作手段が操作された場合に、予め設定された長押し操作結果を表示することを特徴とする遊技機(パチンコ機10)。
前記演出実行手段が、前記単発操作告知画像の表示後に前記操作手段が操作された場合に、前記操作時間が前記規定値に達した場合に対応する長押し操作演出を表示した後、前記長押し操作結果を表示する付記C1に記載の遊技機。
前記演出実行手段が、前記操作時間が前記規定値に達した場合に対応する長押し操作演出を予め設定された時間表示させた後、前記長押し操作結果を表示する付記C2に記載の遊技機。
遊技者により操作可能な操作手段(操作ボタン22)と、
遊技の主たる制御を実行する主制御手段(主制御装置4)と、
予め設定された操作有効期間における前記操作手段の操作を演出に反映させる長押し操作演出を前記主制御手段から出力される制御信号に基づいて実行する演出実行手段(MPU51)と、
前記操作有効期間である場合に操作有効告知を表示する操作有効告知手段(MPU51)と、
を備え、
前記演出実行手段が、前記操作手段の操作時間が予め設定された規定値に達した場合に予め設定された長押し操作結果を表示するものであり、前記操作手段が操作されていない場合であって前記操作有効期間の残り時間が予め設定された所定時間以下である場合に、前記操作有効期間の残り時間の間に前記操作手段の操作時間が前記規定値に到達する値となるように、前記操作手段の操作に伴う操作時間の加算量を増加させることを特徴とする遊技機(パチンコ機10)。
遊技者により操作可能な操作手段(操作ボタン22)と、
遊技の主たる制御を実行する主制御手段(主制御装置4)と、
予め設定された操作有効期間における前記操作手段の操作を演出に反映させる長押し操作演出を前記主制御手段から出力される制御信号に基づいて実行する演出実行手段(MPU51)と、
前記操作有効期間である場合に操作有効告知を表示する操作有効告知手段(MPU51)と、
を備え、
前記操作有効告知手段が、前記操作手段が操作されていない場合であって前記操作有効期間の残り時間が予め設定された所定時間以下である場合に、前記操作有効告知を非表示
にするものであり、
前記演出実行手段が、前記操作有効期間中に前記操作手段が操作状態から非操作状態に切り替わった後、前記操作手段が再度操作可能なまでの間は、前記長押し操作演出において前記操作手段の操作が反映された演出内容を時間の経過に従って徐々に戻すことを特徴とする遊技機(パチンコ機10)。
前記操作有効告知手段が、前記操作手段が操作されていない場合であって前記操作有効期間の残り時間が予め設定された所定時間以下である場合に、前記操作有効告知を非表示にすると共に、前記操作手段の単発操作を促すための単発操作告知画像を表示させるものであり、
前記演出実行手段が、前記操作手段の操作時間が予め設定された規定値に達した場合、又は前記単発操作告知画像の表示後に前記操作手段が操作された場合に、予め設定された長押し操作結果を表示する付記E1に記載の遊技機(パチンコ機10)。
41:MPU
411:ROM
412:RAM
5 :音声ランプ制御装置
51:MPU
511:ROM
512:RAM
52:入出力I/F
6 :表示制御装置
61:MPU
611:ROM
612:RAM
7 :払出制御ユニット
8 :発射制御装置
9 :電源制御装置
10:パチンコ機
11:前面枠
12:内枠
13:裏パックユニット
14:外枠
21:発射ハンドル
22:操作ボタン(操作手段の一例)
22a:操作スイッチ
26:スピーカ
27:電飾部
341:図柄表示部
Claims (1)
- 遊技者により操作可能な操作手段と、
遊技の主たる制御を実行する主制御手段と、
予め設定された操作有効期間における前記操作手段の操作を演出に反映させる長押し操作演出を前記主制御手段から出力される制御信号に基づいて実行する演出実行手段と、
前記操作有効期間である場合に操作有効告知を表示する操作有効告知手段と、
を備え、
前記操作有効告知手段が、前記操作手段が操作されていない場合であって前記操作有効期間の残り時間が予め設定された所定時間以下である場合に、前記操作有効告知を非表示にし、
前記操作有効告知手段が、前記操作有効期間中に前記操作手段が操作状態から非操作状態に切り替わったときに前記操作有効期間の残り時間が前記所定時間以下である場合に前記操作有効告知を非表示にし、前記操作有効期間中に前記操作手段が操作状態から非操作状態に切り替わったときに前記操作有効期間の残り時間が前記所定時間より長い場合に前記操作有効告知の表示を継続させ、その後に前記操作手段が操作されることなく前記操作有効期間の残り時間が前記所定時間以下に達したときに前記操作有効告知を非表示にすることを特徴とする遊技機。
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