JP6267552B2 - リトラクター - Google Patents
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Description
・アニール処理されたステンレスにより形成される。
・全体あるいは一部を柔軟な樹脂で被覆される。
・前記柔軟な樹脂は、表面が凹凸加工される。
前記手段のリトラクターによると、圧排部等になる変形部の腹腔内への導入、展開に際し、単孔式手術のために必ず設けられる2〜3cmの小切開創を利用した、次のような手技が可能となる。
1.単孔式手術のために設けた小切開創の近くから、経皮的にあるいは経トロッカー的にシャフト及び変形部を腹腔内に挿入し、把持部の操作により変形部を腹腔鏡で確認しながら前記小切開創に向け誘導する。
2.変形部を前記小切開創(小切開創に設置される開創器具の開口部)から体外に突出させ、自在性を利用して、該変形部を手指により圧排等に適用する組織に応じた大きさ、及び、形状に形成する。(この際に、変形部を小切開創から挿入可能な大きさ及び形状としておく。)
3.所望な形状に形状づけされた変形部を前記小切開創から腹腔内に戻し、把持部による操作によりレトラクターとして使用する。
また、手術終了、あるいは、リトラクターが不要となったときの器具の取り出しを次のようにすることができる。
4.把持部の操作により変形部を前記小切開創に誘導し、体外から変形部を把持する。
5.シャフトと把持部の接続を外す。
6.小切開創からシャフト及び変形部を取り出す。
図1は本実施の形態の構成図、図2は変形部の一部軸方向への断面図、図3は形成づけられた変形部の一例と把持部が分離された状態の構成図を示している。
本形態のリトラクターは、腹腔鏡下手術の中でも特に低侵襲な、小切開創を設けて行われる単孔式手術に好適となる器具として提供され、外径3mm〜4mm程度の細径のトロッカー52を通して、あるいは、トロッカーを通さず直接経皮的に腹腔内に導入可能なシャフト1と、該シャフト1の先端に設ける腹腔内で圧排部を形成する変形部2と、シャフト1基端に設ける体外から操作部位となる把持部3より形成し、前記シャフト1と変形部2は一連の長尺棒状体を形成し、シャフト1と把持部3は着脱自在に接続されている。
尚、把持部3に備えるシャフト1の接続手段は、前記した接続ネジ31による接続に限定するものではなく、手指操作により容易に着脱可能なものであればどのような接続手段を用いても良い。
本リトラクターを腹腔内に導入する前、単孔式手術のため臍部が2cm〜3cm切開され、該切開創の腹壁8に開創を維持するための開創器4、及び、腹腔内へ内視鏡7や処置具を、トロッカー61を通して気密的に装着するための挿入口を備える挿入ポート5が装着される。
ここで本例に用いる開創器具4、及び、挿入ポート5を説明する。開創器4は、腹壁8を挟んで対向する体表に位置する体表側リング41と、腹腔内に位置する腹腔内リング42、及び、該体表側リング41と腹腔内リング42に両端部を拡張して接続した体表から腹腔内に腹壁8と接した状態で設ける筒状の弾性シート43から構成され、該弾性シート43が体表側リング41と腹腔内リング42により拡張されて生じる張力により開創を維持している。
一方、挿入ポート5は、複数のトロッカー61を穿設可能なポート面と、前記開創器4の体表側リング41と係合して着脱される嵌着部を備えた、開創器具4に対するキャップのような器具として形成される。ここで、単孔式手術に用いられる開創器4、及び、挿入ポート5はこれを一体として形成される器具もあるが、本器具が有効に適用となるものは、前記のような各々分離可能な器具である。
1.前記臍部に設けた切開創91に開創器具4と挿入ポート5を装着し、該挿入ポート5からトロッカー61を通して腹腔鏡7を挿入する。そして、該腹腔鏡7の観察下に、前記単孔式手術用の切開創91とは別に設ける極小さな切開創92に穿設した細径(内径3mm)のトロッカー62を通して本リトラクターのシャフト1及び変形部2を腹腔内に挿入する。(図4参照)
尚、本例では、シャフト1及び変形部2の導入に細径のトロッカー62を使用しているが、強度等に問題が無ければトロッカー62を使用せずに経皮的に直接挿入しても良い。
2.腹腔鏡7の画像を確認しながら、把持部3の操作により変形部2の先端部23を小切開創91部分(開創器4の内腔部分)に誘導する。(図5参照)
3.開創器4から挿入ポート5部分を外して、変形部2先端23を開創器4から体外に突出させる。(図6参照)
4.突出された変形部2を手指により圧排等に適当な大きさ、形状となるように形状づける。(図7参照)
5.把持部3を引いて、開創器4から形状づけられた変形部2を腹腔内に戻す。(図8参照)
6.挿入ポート5を開創器4に再装着し、形状づけた変形部2により腹腔鏡下で目的臓器の圧排等をする。(図9参照)
手術終了などのさいに、本リトラクターを体外に取り出す手順は次の通りとなる。
7.腹腔鏡7の映像を確認しながら、把持部3の操作により変形部2を小切開創91部分(開創器4の内腔部分)に誘導し、開創器4から挿入ポート5部分を外し、取り出し口とする。(図10参照)
8. 変形部2を開創器4から体外に突出させたら把持部3の接続ネジ31を緩め把持部3をシャフト1から取り外す。(図11参照)
9.突出された変形部2を手指あるいは鉗子により体外に取り出す。(図12参照)
11. シャフト基端接続部
12. シャフト先端
2. 変形部
21. 芯棒
22. 保護チューブ
23. 変形部先端部
24. 変形部後端
3. 把持部
31. 接続ネジ
4. 開創器
41. 体表リング
42. 腹腔内リング
43. 弾性シート
5. 挿入ポート
61. トロッカー
62. トロッカー(シャフト挿入用)
7. 腹腔鏡
8. 腹壁
91. (単孔式手術用)切開創
92. (シャフト挿入用)切開創
Claims (5)
- 単孔式手術で切開創に装着する開口部を備える開創器具と共に構成され、長尺なシャフトと、該シャフトの先端に設ける直線形状から手指により自在な形状に形状づけ可能で、かつ、形状保持可能な変形部と、前記シャフトの基端に設け、該シャフトと着脱自在に設ける把持部より構成し、前記シャフト及び変形部は一連の長尺棒状体であって、体腔内に挿入した後、変形部を前記開口部より体外に突出させて変形する態様をとることを特徴とするリトラクター。
- 前記変形部は、アニール処理されたステンレスより形成する請求項1のリトラクター。
- 前記変形部は、柔軟な樹脂で被覆されてなる請求項1乃至2のいずれかのリトラクター。
- 前記変形部を被覆する柔軟な樹脂は、表面が凹凸加工されてなる請求項3のリトラクター。
- 前記シャフト及び変形部の外径は、1.5mm以上、3.8mm以下に形成される請求項1乃至4のいずれかのリトラクター。
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