JP6262927B1 - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、プログラム、記憶媒体 Download PDF

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Abstract

漫画等の表示コンテンツにおいて吹き出し領域の文字が小さくて読めないことが多々ある。そこで表示コンテンツを構成する単位画像が表示されている状態において、拡大操作を検知し、拡大操作を検知したことに応じて、単位画像の表示上で、該単位画像内で文字表示用に設けられた吹き出し領域に記載された文字の拡大文字列が移動表示されるように表示制御を行うようにする。

Description

本発明は情報処理装置、情報処理方法、プログラム、記憶媒体に関し、特に漫画コンテンツ等の表示コンテンツを表示デバイスで表示させる技術分野に関する。
特開2012−133663号公報 特開2005−204338号公報
従来、例えば表示デバイスを用いて表示させる電子的な表示コンテンツとして、文字表示を含むものが知られている。例えば漫画コンテンツである。
漫画コンテンツは、漫画としてのコマ内に、吹き出し等を設け、登場人物のセリフ等が記載されており、ユーザは、絵と共にセリフ等を読みながら閲覧を進める。
ところで漫画コンテンツでは、吹き出しの中の文字が小さいと、ユーザには読みにくいという事情があった。
さらに近年、スマートフォンや腕時計型情報機器など、小型のディスプレイを備えた携帯機器が普及しており、小さい画面で漫画を閲覧するという使用態様も増えている。この場合、特に文字が見づらくなり、比較的視力が高いユーザでも、読みにくく感じることが生じている。
一方、上記特許文献1では、吹き出しの中で文字をスクロール表示することが開示されているものの、当該スクロール表示は当該文字を拡大して表示するものではない。また例え拡大表示するものであったとしても文字が表示される範囲が吹き出しの中に限定されているため、拡大率を吹き出しの範囲以上に大きくすることができない。
また上記特許文献2では、所定のコマを表示してから所定時間経過後に漫画画像を背景画として吹き出し文字を重ねて表示させる静止画漫画の再生方法が開示されている。当該再生方法は、所定時間経過後に自動的に当該文字が表示されるため、ユーザが読みたいと思っていない不必要な吹き出しの中の文字までもが表示されてしまうことがある。また自動的に当該文字が表示されるため、ユーザがどの吹き出しの中の文字を表示しているのか直感的に把握することが困難な場合がある。
そこで本発明では、ユーザにとって必要なときに、感覚的に容易な操作で拡大文字を見ることができるようにすることを目的とする。
本発明に係る情報処理装置は、表示コンテンツを構成する単位画像が表示されている状態において、拡大操作を検知する操作検知部と、前記操作検知部が前記拡大操作を検知したことに応じて、単位画像の表示上で、該単位画像内で文字表示用に設けられた吹き出し領域に記載された文字の拡大文字列が移動表示されるように表示制御を行う表示制御部と、を備えたものである。
例えば漫画コンテンツなどの表示コンテンツでは、単位画像(例えば漫画の1コマ)内に、文字表示のための吹き出しが設けられている。しかし文字数や表示デバイスの表示サイズにより文字の視認性が低下することが多々ある。そこで特定の操作態様の拡大操作(例えばスワイプ、フリック、スライド、タップ等)に応じて、単位画像内の吹き出しから飛び出して拡大文字列が移動していくような表示を可能とする。
上記した情報処理装置は、前記表示制御部は、前記拡大操作の検知に応じて、吹き出し領域内を起点として、該吹き出し領域に記載された文字の拡大文字列が吹き出し領域外に移動していくようにする表示制御を行うことが考えられる。
即ち吹き出し領域から拡大された文字列が飛び出していくような移動表示を行う。
上記した情報処理装置は、前記拡大操作は、単位画像内に存在する吹き出し領域の指定を含む操作であり、前記表示制御部は、前記拡大操作の検知に応じて、指定された吹き出し領域内を起点として、前記拡大文字列が吹き出し領域外に移動していくようにする表示制御を行うことが考えられる。
例えば拡大操作を、ユーザが吹き出し領域を起点にしてスワイプ等の操作をするという操作態様とする。この場合、拡大操作によって吹き出し領域の指定がなされたと認識できる。つまり単位画像内に1つの吹き出し領域があれば、当該拡大操作は、吹き出し領域を指定しての拡大文字要求と認識できる。また単位画像内に複数の吹き出し領域があれば、当該拡大操作は、或る1つの吹き出し領域を指定した拡大文字要求と認識できる。このような拡大操作に応じて、指定された吹き出し領域についての拡大文字列の移動表示を行う。
上記した情報処理装置は、前記操作検知部は、表示コンテンツを構成する単位画像が表示されている状態において、前記拡大操作とは異なる操作態様の画像送り操作を検知し、前記表示制御部は、前記画像送り操作の検知に応じて、前記拡大文字列の移動表示中か否かに関わらず、次の単位画像を表示する表示制御を行うことが考えられる。
即ち単位画像が表示されている状態で、ユーザは画像送り操作か拡大操作を選択し、必要に応じて拡大操作を実行させ、拡大が不要な場合や拡大文字列を読み終えた場合は、コマ送り操作で次の単位画像に進むことを指示できる。
上記した情報処理装置は、前記表示制御部は、前記画像送り操作の検知に応じて次の単位画像を表示させる際には、前記拡大文字列の移動表示を開始していない状態で単位画像を表示させることが考えられる。
新たな単位画像(コマ)が表示されるときには、必ず拡大文字列の移動表示が開始されていない状態とする。即ち拡大文字列の移動表示は、ユーザの拡大操作のみに対応して実行されるようにする。
上記した情報処理装置は、前記拡大操作は、方向の指定を含む操作であり、前記表示制御部は、前記拡大操作の検知に応じて、表示画面上で指定された方向に拡大文字列が移動していくようにする表示制御を行うことが考えられる。
例えば拡大操作を、スワイプ、スライド、フリックや、或る方位でのタップなど、方向性を認識できる操作態様とする。この場合、拡大操作によって拡大文字列が流れる方向が指定されたと認識できる。そこで当該方向に移動していくように拡大文字列の移動表示を行う。
上記した情報処理装置は、前記表示制御部は、前記拡大文字列の移動表示において、対象とした吹き出し領域内の全文字が画面外に至ったことに応じて、前記拡大文字列の移動表示を終了させることが考えられる。
つまり移動によって全文字が画面外に消えた段階で、元の単位画像の表示状態とする。
上記した情報処理装置は、前記表示制御部は、前記拡大文字列の移動表示の際に、検知される前記拡大操作の操作状態に応じて、移動表示の進行、進行停止又は逆進行の何れかが行われるように表示制御することが考えられる。
例えば画面上のスライド(タッチ状態)の位置や、指を離すなど、所定の操作態様に応じて、拡大文字列の移動が、途中で止められたり、吹き出し領域に向かって戻っていくなどのリバース進行が行われるようにする。
上記した情報処理装置は、前記表示制御部は、前記拡大文字列の移動表示の際に、検知される前記拡大操作の操作速度に応じた移動速度で前記拡大文字列の移動表示が実行されるように表示制御することが考えられる。
例えばフリックやスライドの速さに応じて、拡大文字列の移動表示の移動速度を可変する。
上記した情報処理装置は、前記拡大操作は第1方向を指示する操作であり、前記画像送り操作は前記拡大操作と同じ操作態様で前記第1方向とは異なる第2方向を指示する操作であることが考えられる。
例えばスワイプ操作等の共通の操作態様で、画面上で第1方向、第2方向を指示するかにより、拡大操作と画面送り操作を区別する。
上記した情報処理装置は、前記表示制御部は、単位画像を表示させている場合において、前記操作検知部が所定の操作状態を検知することに応じて、拡大文字列の移動表示が可能であることを提示する表示制御を行うことが考えられる。
例えばユーザが画面にタッチするなど所定の操作状態を検知したら、拡大文字列の移動表示が可能であることを提示する。提示態様としては、例えば単位画像を揺らしたり、吹き出し領域や文字部分を揺らしたり、一時的に画面を点滅或いは明暗を変化させたりすることなどが考えられる。アニメーション表示により実現しても良い。
本発明に係る情報処理方法は、表示コンテンツを構成する単位画像が表示されている状態において、拡大操作を検知する操作検知ステップと、前記操作検知ステップで前記拡大操作を検知したことに応じて、単位画像の表示上で、該単位画像内で文字表示用に設けられた吹き出し領域に記載された文字の拡大文字列が移動表示されるように表示制御を行う表示制御ステップと、を情報処理装置が実行する情報処理方法である。
例えば漫画コンテンツなどの表示コンテンツでは、単位画像(例えば漫画の1コマ)内に、文字表示のための吹き出しが設けられている。しかし文字数や表示デバイスの表示サイズにより文字の視認性が低下することが多々ある。そこで特定の操作態様の拡大操作(例えばスワイプ、フリック、スライド、タップ等)に応じて、単位画像内の吹き出しから飛び出して拡大文字列が移動していくような表示を可能とする。
本発明に係るプログラムは、上記情報処理方法の各ステップとしての処理を情報処理装置に実行させるプログラムである。
本発明に係る記憶媒体は、上記プログラムを記憶した記憶媒体である。
これらのプログラムや記憶媒体により上記の情報処理装置を実現する。
本発明によれば、ユーザは、コマ表示中に行われた特定の拡大操作により、吹き出し領域内の文字の拡大文字列を見ることが可能となり、文字を容易に読むことができるようになる。つまり吹き出し領域の文字が小さくて読みづらいと思うユーザは、スワイプなどの特定操作を行うことでストレスなく文字が読める。また文字列が流れるような移動表示を行うことで、視覚的におもしろみのある表示をユーザに提供できる。
実施の形態のネットワークシステムの構成例についての説明図である。 実施の形態のハードウェア構成についての説明図である。 実施の形態のコンテンツサーバ及びユーザ端末についての説明図である。 実施の形態の一連のコマの流れの説明図である。 実施の形態の拡大操作及び拡大文字列の移動表示の態様の説明図である。 実施の形態の拡大文字列の移動表示の説明図である。 実施の形態のユーザ端末が行う処理の説明図である。 実施の形態のコマ遷移処理の説明図である。 実施の形態の拡大移動表示処理の説明図である。 実施の形態の第2の実施の形態における拡大文字列の移動表示の説明図である。 実施の形態の第2の実施の形態における拡大移動表示処理の説明図である。 実施の形態の第3の実施の形態における拡大文字列の移動表示の説明図である。 実施の形態の第3の実施の形態における拡大移動表示処理の説明図である。 実施の形態の第4の実施の形態におけるユーザ端末が行う処理の説明図である。
<1.全体構成>
以下、実施の形態を次の順序で説明する。
<1.全体構成>
<2.システム構成>
<3.漫画コンテンツの構造及び処理の流れ>
[3−1.第1の実施の形態]
[3−2.第2の実施の形態]
[3−3.第3の実施の形態]
[3−4.第4の実施の形態]
<4.変形例>
[4−1.第1の変形例]
[4−2.第2の変形例]
[4−3.その他の変形例]
<5.まとめ>
<6.プログラム及び記憶媒体>
以下の実施の形態の説明では、表示コンテンツの例に漫画コンテンツを挙げる。
漫画コンテンツは、複数のコマを順に読み進めていくコンテンツである。この場合、請求項にいう「単位画像」は漫画の1コマに相当する。そして本実施の形態では、原則として表示デバイスの画面に1コマずつ表示が行われる例で説明していく。但し必ずしも画面上に1コマずつ表示される必要はない。
<2.システム構成>
図1に実施の形態のネットワークシステムの構成例を示す。このネットワークシステムは、ネットワークNを介してコンテンツサーバ1とユーザ端末2が通信可能とされている。
またコンテンツサーバ1は、コンテンツデータベース3(以下「データベース(Database)」を「DB」と表記する)にアクセス可能とされている。
このようなシステムの具体例は各種考えられるが、本実施の形態の場合、例えば漫画コンテンツ等の表示用の電子コンテンツのダウンロードや配信を行うコンテンツサービスシステムとされる。そしてコンテンツサーバ1は、ユーザ端末2に漫画コンテンツを提供し、ユーザはユーザ端末2により、漫画コンテンツを閲覧することができる。
ネットワークNの構成は多様な例が想定される。例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN(Local Area Network)、CATV(Community Antenna TeleVision)、通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網などが想定される。
またネットワークNの全部又は一部を構成する伝送媒体についても多様な例が想定される。例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394、USB(Universal Serial Bus)、電力線搬送、電話線などの有線でも、IrDA(Infrared Data Association)のような赤外線、ブルートゥース(登録商標)、802.11無線、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網などの無線でも利用可能である。
ユーザ端末2は、ユーザが利用する端末機器であり、通信機能を備えたPC(Personal Computer)やフィーチャーフォンやPDA(Personal Digital Assistant)、或いはスマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイス等である。図1ではスマートフォン型の携帯端末及び腕時計型の携帯端末がユーザ端末2として例示されている。これらのユーザ端末2は、比較的小型のディスプレイパネルによる表示部4を有したものである。
ユーザはユーザ端末2を用いて、コンテンツサーバ1が提供する漫画コンテンツをダウンロードし、表示部4の表示面上のタッチ操作や、腕時計型の場合の竜頭5の操作により、各種の操作を行うことができる。
コンテンツサーバ1は、ユーザ端末2の要求に応じて漫画コンテンツの提供を行う。提供する漫画コンテンツは、コンテンツDB3に格納されている。
コンテンツサーバ1は、ユーザ端末2の要求に応じて、指定された漫画タイトルの漫画コンテンツをコンテンツDB3から取得し、ネットワークNを介してユーザ端末2に送信する。
コンテンツDB3は、コンテンツサーバ1とは別のサーバコンピュータ内に構築されていてもよいし、コンテンツサーバ1内に構築されていてもよい。
また図示及び説明の便宜上、コンテンツDB3として示したが、当該DBは、コンテンツサーバ1がアクセス可能とされていればどのような形態で実現されていてもよい。例えばコンテンツサーバ1と同一システム内の記憶部に当該DBのすべてが形成されていてもよいし、当該DBの一部又は全部が別体、遠隔地などのコンピュータシステムに設けられていてもよい。もちろん当該DBが一つの装置(例えば一つのHDDなど)内に形成されている必要はない。また当該DBのそれぞれが、それぞれ一つのDBとして構成される必要もない。例えば当該DBとして記憶される情報が、複数のDBにより記憶管理されてもよい。実施の形態で説明する上記DBは、実施の形態の処理に関連する情報の記憶部を、一つのDBの形態で例示したものに過ぎない。
図2は、コンテンツサーバ1及びユーザ端末2を構成する情報処理装置のハードウェア構成を示している。コンテンツサーバ1は及びユーザ端末2を示した各装置は、情報処理及び情報通信が可能な図2に示すようなコンピュータ装置として実現できる。
図2において、コンピュータ装置のCPU(Central Processing Unit)101は、ROM( Read Only Memory)102に記憶されているプログラム、または記憶部108からRAM( Random Access Memory )103にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM103にはまた、CPU101が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU101、ROM102、及びRAM103は、バス104を介して相互に接続されている。このバス104には、入出力インターフェース105も接続されている。
入出力インターフェース105には、キーボード、マウス、タッチパネルなどよりなる入力部106、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)、有機EL(Electroluminescence)パネルなどよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部107、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ装置などより構成される記憶部108、ネットワーク1を介しての通信処理や機器間通信を行う通信部109が接続されている。
入出力インターフェース105にはまた、必要に応じてメディアドライブ110が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア111が適宜装着され、リムーバブルメディア111に対する情報の書込や読出が行われる。
このようなコンピュータ装置では、通信部109による通信によりデータやプログラムのアップロード、ダウンロードが行われたり、リムーバブルメディア111を介してデータやプログラムを受け渡したりすることが可能である。
CPU101が各種のプログラムに基づいて処理動作を行うことで、コンテンツサーバ1及びユーザ端末2としての必要な情報処理や通信が実行される。
なお、コンテンツサーバ1及びユーザ端末2を構成する情報処理装置は、図2のようなコンピュータ装置が単一で構成されることに限らず、複数のコンピュータ装置がシステム化されて構成されてもよい。複数のコンピュータ装置は、LANなどによりシステム化されていてもよいし、インターネットなどを使用したVPNなどにより遠隔地に通信可能な状態で配置されたものでもよい。複数の情報処理装置には、クラウドコンピューティングサービスによって利用可能なサーバ群(クラウド)としての情報処理装置が含まれてもよい。
図3A及び図3Bにコンテンツサーバ1及びユーザ端末2の機能構成例を示す。コンテンツサーバ1及びユーザ端末2は1又は複数の情報処理装置で構成される。
またコンテンツサーバ1及びユーザ端末2の各機能は、情報処理装置においてCPU101でプログラムに応じて実行される処理により実現される機能である。但し以下説明する全部又は一部の各構成の処理をハードウェアにより実現してもよい。
また各機能をソフトウェアで実現する場合に、各機能がそれぞれ独立したプログラムで実現される必要はない。一つのプログラムにより複数の機能の処理が実行されてもよいし、一つの機能が複数のプログラムモジュールの連携で実現されてもよい。また各機能は複数の情報処理装置に分散されていてもよい。さらに機能の1つが、複数の情報処理装置によって実現されてもよい。
図3Aは、コンテンツサーバ1が取得した漫画コンテンツを管理する機能を有する例を示している。
コンテンツサーバ1は、コンテンツ管理部11とコンテンツ送信部12を有している。
コンテンツ管理部11はコンテンツサーバ1の基本的な機能を有している。
例えばコンテンツ管理部11は、コンテンツDB3に漫画コンテンツを格納する。即ち制作された漫画コンテンツを取得した際に、ユーザ端末2にダウンロード可能な漫画コンテンツとしてコンテンツDB3に格納する。
当該漫画コンテンツには、あらかじめ各コマの吹き出し領域に記載された表示文字に対応するテキストデータが付加データとして付随されているものとする。
コンテンツ送信部12は、ユーザ端末2からの要求に応じてコンテンツDB3から取得した漫画コンテンツをユーザ端末2に送信する。
図3Bは、ユーザ端末2が、表示文字のテキストデータを有する漫画コンテンツを用いて表示文字を拡大移動表示する機能を有する例を示している。
ユーザ端末2は、コンテンツ取得管理部21、特定処理部22、操作検知部23、表示制御部24を有する。例えばコンテンツ取得管理部21、特定処理部22、操作検知部23、表示制御部24は、ユーザ端末2で起動されるアプリケーションソフトウェアにより実現される機能と考えることができる。以下、漫画コンテンツの選択や閲覧等を行うためのアプリケーションソフトウェアを「漫画アプリ」と記載する。
コンテンツ取得管理部21は、コンテンツサーバ1との通信接続、漫画コンテンツのダウンロード要求、漫画コンテンツのダウンロード、ダウンロードした漫画コンテンツの管理、ユーザ操作に応じた閲覧コンテンツの選択等を行う。
特定処理部22は、漫画コンテンツを構成する単位画像(コマ)内で文字表示用に設けられた吹き出し領域を特定する。また特定した吹き出し領域から表示文字を拡大した文字列(以下、拡大文字列という)を移動表示するための起点を特定する。
操作検知部23は、各種ユーザ操作の検知を行うが、特に漫画コンテンツ表示中のユーザの操作を検知する。具体的には、複数ある漫画コンテンツのうちから一つの漫画コンテンツを選択する操作や、漫画コンテンツ表示中の拡大操作及び拡大解除操作等(例えばスワイプ、フリック、スライド、タップ等の操作)を検知する。
表示制御部24は、操作検知部23が検知したユーザ操作に応じた表示制御を行う。例えばユーザ端末2の表示部4に表示させる漫画コンテンツをユーザが選択する操作を行った場合に、表示制御部24は、当該漫画コンテンツに含まれる複数のコマのうち最初に表示させるコマを初期表示コマと特定して表示させる。
また表示制御部24は、吹き出し領域内の表示文字の拡大操作(例えばスワイプ、フリック、スライド、タップ等)に応じて、吹き出し領域内の表示文字の拡大文字列を移動表示させる。文字列表示の具体例は、後述するように各種考えられる。
また表示制御部24は、表示文字の移動表示解除操作(例えば指を表示部4に接触させて離す操作)に応じて、移動表示を解除して吹き出し領域内に元の大きさで表示させる。
また表示制御部24は、コマを遷移させる操作(以下、コマ遷移操作という)に応じて遷移先のコマを表示させる。例えば次のコマに進む操作(以下、コマ送り操作という)に応じて次のコマを表示させたり、前のコマに戻る操作に応じて前のコマを表示させる。また先頭のコマに戻る等、特定のコマ遷移操作に応じて当該特定のコマを表示する。
また表示制御部24は漫画コンテンツの表示を終了する操作(以下、終了操作という)に応じて、漫画コンテンツの表示を終了する。
なお、以上の図3の機能構成は一例である。特に各機能をコンテンツサーバ1側が備えるか、ユーザ端末2側が備えるかは多様に考えられる。
例えば特定処理部22、操作検知部23、表示制御部24をコンテンツサーバ1が備えることとしてもよい。その場合、コンテンツサーバ1はユーザ端末2が拡大文字列63の移動表示を実行させるように制御するものとする。
<3.漫画コンテンツの構造及び処理の流れ>
続いてユーザ端末2に表示される漫画コンテンツの構造例を説明する。
以下に説明する各実施の形態で表示対象とされる漫画コンテンツの構造例を図4乃至図6で説明する。
まず、漫画コンテンツにおける一連のコマの流れを図4を用いて説明する。
一つの漫画コンテンツは、1又は複数のコマを含んでいる。一連の連続するコマを図4A、図4B、図4Cの順に提示する。一つのコマは、例えば図4A及び図4Bに示すように、コマ領域6の中に絵とともに吹き出し領域61を含んで構成されているものがある。吹き出し領域61には、台詞等の文字情報が表示文字62として表示されている。即ち、コマには、一つの吹き出し領域61を含んでいるもの(図4A)、複数の吹き出し領域61、61、…を含んでいるもの(図4B)、吹き出し領域61を含んでいないもの(図4C)等がある。
尚、図4A及び図4Bの吹き出し領域61の破線は実際は表示されるものではない。吹き出し領域の詳細については後述する。
図4A、図4B及び図4Cに示すようなコマがユーザ端末2の表示部4に順次表示されることにより、ユーザは漫画コンテンツを読み進めることができる。
次に、ユーザ端末2はユーザの拡大操作に応じた拡大文字列3の移動表示の流れを図5及び図6を用いて説明する。
漫画コンテンツを読み進める課程で、図5Aに示すようにユーザの視力や、ユーザ端末2の表示部4の大きさによって、吹き出し領域61に表示される表示文字62が見えない(或いは見難い)場合が生じうる。そこで、ユーザ端末2はユーザの拡大操作に応じて、図5Bに示すように、吹き出し領域内の表示文字62の拡大文字列63を例えば矢印の方向に移動表示させる。
具体的には、図6Aに示すように、ユーザが指で吹き出し領域61にタッチし、その指を左方向にスライドさせると、図6Bに示すように、拡大文字列63の移動表示が開始される。
移動表示を開始した拡大文字列63は所定の方向に移動を続け、図6Cに示すように、コマ領域6外に移動すると表示されないこととなる。その後、図6Dで示すように全ての移動文字列63がコマ領域6外に移動したことをもって、拡大文字列63は移動表示を完了する。
移動表示が完了すると、図6Aで示すように、元のコマが表示される。
拡大文字列63を移動表示させることで、表示させた拡大文字列63が吹き出し領域61に収まりきらず、拡大文字列63が見切れてしまうことで、拡大文字列63が見えなくなる(或いは見難い)ことを防止することができる。
尚、拡大文字列63の移動表示は、吹き出し領域61内から移動表示するものに限られず、吹き出し領域61外から移動表示されてもよい。例えば図5Cに示すように、移動表示部64を設け、移動表示部64に拡大文字列を流してもよい。また拡大文字列63の移動方向についても後述するように各種考えられる。
また、本実施の形態では、図6Cに示すように、拡大文字列63をコマ領域6外に進んでいくように移動表示させることとなっているが、文字の先頭がコマ領域6の端部に接した時点で移動を停止し、残りの拡大文字列63を改めて吹き出し領域61内から移動表示させてもよい。
また、移動表示の完了するタイミングについては、図6Dで示すように全ての移動文字列63がコマ領域6外に移動した場合以外にも様々な例が想定される。移動表示の完了するタイミングの他の例については後述する。
[3−1.第1の実施の形態]
第1の実施の形態でユーザ端末2が実行する処理を図7を参照して説明する。
第1の実施の形態ではユーザの拡大操作に応じて、拡大文字列63を移動表示させる例を説明する。
尚、図7に示すフローチャートは、ユーザ端末2で漫画アプリが起動された状態で実行される各処理の流れを示すものである。
ユーザ端末2は、図7に示すフローチャートを実行することにより、ステップS101、S111、S121でユーザの操作の有無を判定する処理を実行する。ユーザ端末2は、漫画アプリが起動されている限り、各判定処理を継続的に実行する。
第1の実施の形態でユーザ端末2が実行する各処理を具体的に説明する。
先ず、ユーザ端末2は、ステップS101で、ユーザによる漫画コンテンツの選択操作を検知したかどうかを判定する。
例えば、漫画アプリが起動された直後の状態において、ユーザ端末2の表示部4には、漫画コンテンツを検索するための検索機能やユーザが既に所持している漫画コンテンツの一覧を表示するための表示機能を使うための画面が表示されている。
ステップS101では、そのような機能を使用してユーザが一つの漫画コンテンツを選択したか否かを判定する。
ステップS101で選択操作を検知したユーザ端末2は、続くステップS102で、ユーザが指定した漫画コンテンツを取得する処理を実行する。これにより、ユーザ端末2からコンテンツサーバ1に対して漫画コンテンツの取得要求が送信され、コンテンツサーバ1から漫画コンテンツが送信(ダウンロード)される。
尚、ユーザ端末2の記憶領域に既に該当の漫画コンテンツが記憶されている場合、ステップS102の処理はユーザ端末2の記憶領域から漫画コンテンツを取得する(例えばメモリ上にロードする)処理となる。
続いて、ユーザ端末2はステップS103で、漫画コンテンツに含まれる複数のコマから表示すべき一つのコマ(以下、表示コマ)を特定する処理を実行する。
例えば、選択された漫画コンテンツをユーザが閲覧したことがない場合には、表示コマとして当該漫画コンテンツの最初のコマが選択される。また、ユーザが既に漫画コンテンツを閲覧していた場合(例えば、読み進めている途中の状態)は、表示コマに前回の閲覧時に最後に閲覧したコマ等が選択されてもよい。
そして、ユーザ端末2は表示されたコマのコマ領域6における吹き出し領域61を特定する処理をステップS104で実行する。この処理は、後に行われるユーザの拡大操作に応じるための準備処理である。この段階で当該処理を行っておくことにより、ユーザの拡大操作に速やかに対応することができる。
尚、吹き出し領域61は、図4Aに破線で示すように、吹き出しをはみ出さない矩形状に特定されていてもよいし、図4Bに破線で示すように、吹き出しの外形によって特定されていてもよい。図4Bの吹き出し領域61は、説明の都合上吹き出しの外形よりも少し小さい領域とされているが、もちろん吹き出しの外形と同じ領域とされていてもよい。
ユーザ端末2はステップS105で、特定した表示コマをユーザ端末2の表示部4に表示させる処理を実行する。ユーザ端末2は、拡大表示するまでは画像としての表示文字62を含んだコマ領域6を表示さる。
尚、当該表示処理の段階でテキストデータを重畳させた状態でコマ領域6を表示させてもよい。またステップS104の前にステップS105を実行してもよい。
特定した表示コマを表示部4に表示させたユーザ端末2は、再びステップS101、S111、S121の監視ループに戻る。
ユーザ端末2は、ステップS111において拡大操作を検知したか否かを判定する。
拡大操作は、例えば、図5Bに示すように吹き出し領域61内から吹き出し領域61外へ左方向にユーザが指をスライドする操作をいう(第1操作)。
図4Bのように複数の吹き出し領域61、61、…がコマ領域6に含まれる場合は、ユーザが何れの吹き出し領域61に対する拡大操作を行ったのかを特定する必要がある。従って、例えば、表示部4上における操作が行われた位置が何れの吹き出し領域61上であるのかを判定して、拡大操作の対象となる表示文字62を特定する。また、複数ある吹き出し領域61、61、…のうちの一つをユーザが選択(例えば吹き出し領域61を指先などによりタッチする操作などによって選択)した後に拡大操作(例えば吹き出し領域61をタッチした指先をスライドする操作)を行った場合には、ユーザが選択した吹き出し領域61に応じて移動表示の対象となる表示文字62を特定してもよい。
この場合、ユーザは吹き出し領域を指定するという拡大操作を行うが、ユーザにとっては文字を拡大させたい吹き出し領域を示すという操作であるため、感覚的にわかりやすく、直感的操作で拡大文字列表示を指示できる。
尚、上記拡大操作は、上記スライド操作に限られることはなく、吹き出し領域61内外を問わず行われるスワイプ、フリック、スライド、タップ操作等、様々な例が考えられる。
拡大操作を検知した場合、ユーザ端末2は続くステップS112で、図6A〜図6Dに示すように、拡大文字列63を移動表示する拡大移動表示処理を実行する。拡大移動表示処理の詳細については後述する。
拡大移動表示処理を終了したユーザ端末2は、再びステップS101、S111、S121の監視ループに戻る。
ユーザ端末2は、続くステップS121で、コマ送り操作を検知したか否かを判定する。
例えば、吹き出し領域61が選択されていない状態で、図8Aに示すように、吹き出し領域61の領域外を上方向にスライドする操作をコマ送り操作とする(第2操作)。
先の拡大操作(第1操作)とコマ送り操作(第2操作)とは明確に区別の付く別の操作とする。これにより、コマの進行か、拡大文字列63の移動表示かを明確な違いのある操作により選べることで、ユーザが希望する操作を間違いなく実行することができ、ユーザの利便性の向上を図ることができる。
尚、上記コマ送り操作は、上記スライド操作に限られることはなく、吹き出し領域61内外を問わず行われるスワイプ、フリック、スライド、タップ操作等、様々な例が考えられる。また、ユーザ端末2が腕時計型の携帯端末である場合には、竜頭5の操作にコマ送り操作を割り当ててもよい。
ステップS121でコマ送り操作を検知した場合、ユーザ端末2はステップS122で次のコマが有るか否かを判定する。
次のコマが無い場合、即ち現在表示するコマが最終コマである場合、ユーザ端末2は再びステップS101、S111、S121の監視ループに戻る。
ステップS122で次のコマが有ると判定した場合、ユーザ端末2はステップS123で、漫画コンテンツに含まれる複数のコマから表示すべき次のコマを特定する処理を実行する。
そして、ユーザ端末2は表示されたコマのコマ領域6における吹き出し領域61を特定する処理をステップS124で実行する。この処理は、ステップS104で行われる処理と同様の処理である。
表示コマを特定したユーザ端末2は、特定した表示コマを表示部4に表示させる処理をステップS125において実行する。具体的には、図8Aに示す表示コマから図8Bのような画面遷移過程を経て図8Cに示す次の表示コマに遷移させる。
特定した表示コマを表示部4に表示させたユーザ端末2は、再びステップS101、S111、S121の監視ループに戻る。
尚、図7に示す一連の処理以外にも、表示コマのコマ領域6自体を拡大させる操作や、漫画コンテンツの表示を終了する操作、前のコマに戻る操作や先頭のコマに戻る等、特定のコマへ遷移する操作などを受け付ける処理が設けられていてもよい。
次に、拡大移動表示処理(ステップS112)を図9で説明する。
まずユーザ端末2は、ステップS201で拡大操作をされた吹き出しを特定する吹き出し特定処理を行い、ステップS202で特定した吹き出し領域61内の表示文字62の拡大文字列63を移動表示するための起点を特定する起点特定処理を行う。
起点は、吹き出しの形に応じて様々な方法で特定される。例えば吹き出しの対角線が交わる点や、吹き出しの中心又は重心等が起点として特定される。
ユーザ端末2は、ステップS203で拡大文字列63を起点から所定の方向に移動表示する移動表示開始処理を行う。
具体的には、ユーザ端末2は、コンテンツサーバ1から取得した漫画コンテンツに付随した表示文字62のテキストデータを用いて拡大文字列63を移動表示させる。ユーザ端末2は、拡大文字列63を各タイミングごとに重畳位置をずらしながら表示させ、一定時間ごとに変化させることにより移動表示を行う。ユーザ端末2は、図6Cに示すように、拡大文字列63がコマ領域6外に移動した場合はその部分は表示させない。
例えば図6Bに示すように、拡大操作を行った吹き出し領域61内の表示文字62の拡大文字列63が吹き出し領域61内から吹き出し領域61外(矢印の方向)に向かって移動表示される。
移動表示にあたり、ユーザ端末2は、表示コマの吹き出し領域61には表示文字62から抽出したテキストデータを重畳させて表示させる。即ち、吹き出し領域61を例えば白く塗りつぶした後、テキストデータを例えば黒文字で配置して表示させる。そして、後の移動表示等においては、フォントを大きくしたテキストデータを重畳させて表示するため、画像としての文字情報を拡大表示させるよりも解像度の高い文字表示を行うことができる。
これにより、表示文字62と拡大文字列63が重なることを防止し、ユーザにより見やすいように拡大文字列63を移動表示することができる。
尚、本実施の形態では、漫画コンテンツに表示文字62のテキストデータが付随している場合を示したが、ユーザ端末2が、特定した吹き出し領域からテキストデータを抽出することとしてもよい。テキストデータの抽出は、例えば吹き出し領域61内の文字をOCR(Optical Character Recognition)処理で認識することにより実現することが考えられる。そして当該テキストデータに基づいて吹き出し領域61内の拡大文字列63を生成することができる。
ステップS203で拡大文字列63の移動表示が開始された後、ユーザ端末2は、ステップS204乃至ステップS206のユーザの操作の有無を判定する処理を実行する。
ステップS204で、ユーザ端末2はコマ送り操作を検知したか否かを判定する。
コマ送り操作を検知した場合、ユーザ端末2はステップS208で拡大文字列63の移動処理を終了させた後、図7に示すS122に進む。その後ステップS122乃至ステップS125の各処理を実行することによって、次のコマがあると判定した場合は次のコマを特定し、当該コマの吹き出し領域61を特定した後に当該コマを表示させる。即ち、コマ送り操作の検知に応じて、表示文字62の拡大移動表示中か否かに関わらず、次のコマを表示する表示制御を行う。
拡大文字列の移動表示は、移動速度や文字数に応じてある程度の時間がかかるが、移動表示中であってもコマ送り操作があったら次のコマに進むようにすることで、ユーザにストレスを与えない表示を実現できる。
ステップS125の処理を終了したユーザ端末2は、再び図7に示すステップS101、S111、S121の監視ループに戻る。
尚、ステップS204で、ユーザ端末2がコマ送り操作を検知した場合、ステップS208で拡大文字列63の移動表示を終了させる前に現在表示しているコマが最終コマであるか否かを判定する処理を行ってもよい。そして現在表示しているコマが最終コマである場合は、ステップS205に戻り、拡大文字列63の移動表示処理を続けて行ってもよい。
ステップS204で選択操作を検知しなかったユーザ端末2は、続くステップS205で移動表示解除操作を検知したか否かを判定する。
移動表示解除操作とは、例えば、現在移動表示されている拡大文字列63の吹き出し領域61の領域外におけるタップ操作(指を表示部4に接触させて離す操作)や複数の吹き出し領域61がある場合は、他の吹き出し領域61の拡大操作等である。
移動表示解除操作を検知したユーザ端末2は、ステップS207において、移動表示中の拡大文字列63を、元のコマの状態(以下、通常状態という)に戻して表示させる通常状態表示処理を実行する。
ステップS207の処理を終了したユーザ端末2は、図9に示す一連の処理を終え、再び図7に示すステップS101、S111、S121の監視ループに戻る。
ステップS204、S205でそれぞれ対応したユーザ操作を検知していないと判定したユーザ端末2は、続くステップS206で、拡大文字列63の移動表示が完了したか否かを判定する。
移動表示の完了とは、図6Dに示すように、例えば拡大文字列63が移動によって全文字が画面外に消えた状態をいう。
尚、あらかじめ拡大文字列63の移動の終点を定めておき、当該終点に拡大文字列63の最後尾が到達したことをもって移動表示の完了としてもよい。
また全ての拡大文字列63が吹き出し領域61外に表示されたとき、即ち拡大文字列63の最後の文字が吹き出し領域61外に表示されたときから、例えば3秒などの所定の時間が経過したことをもって移動表示の完了としてもよい。
これにより、ユーザが表示文字62が読み終わったタイミングですぐに拡大文字列63の移動表示を終了させることができ、ユーザはよりスムーズに漫画コンテンツを読み進めることができるようになる。
ステップS206で、拡大文字列63の移動表示が終了したと判定した場合、ユーザ端末2は、ステップS207でコマを通常状態(元のコマの状態)で表示させる処理を実行する。
ステップS207の処理を行ったユーザ端末2は、図9に示す一連の処理を終え、再び図7に示すステップS101、S111、S121の監視ループに戻る。
ステップS206で、拡大文字列63の移動表示が終了していないと判定した場合、ユーザ端末2は、再びステップS204の処理を実行する。
尚、ステップS206で拡大文字列63の移動表示が完了したときに、図9で破線で示すように、再びステップS203で移動表示開始処理を行うこととしてもよい。即ち、ステップS205でユーザ端末2が移動表示解除操作を検知するまで、拡大文字列63の移動表示がループして表示されることとしてもよい。
これにより、ユーザが移動表示されている文字を見逃してしまった場合も、再び拡大操作をすることなく、見逃した文字を読み直すことができる。即ち、ユーザにとって煩わしい操作をすることなしに、容易に表示文字62を読み直すことができる。
[3−2.第2の実施の形態]
第2の実施の形態でユーザ端末2が実行する処理を図10、図11を参照して説明する。尚、図9と同様の処理については、同一符号を付し、適宜説明を省略する。
本例では、図10Aに示すように、吹き出し領域61から吹き出し領域61外に所定の方向(図10では左斜め下方向)にユーザの指をスライドさせる等の拡大操作を行うことで、ユーザ端末2は、図10Bに示すように、拡大文字列63を当該所定の方向(左斜め下方向)に移動表示させる。またユーザ端末2は、当該スライド等の拡大操作の速度を測定し、当該速度に応じた速さで拡大文字列63を移動表示させる。
まずユーザ端末2は、図11に示すように、ステップS201で拡大操作をされた吹き出しを特定する吹き出し特定処理を行う。
ユーザ端末2は、ステップS211で拡大操作の入力方向を特定する方向特定処理を行う。拡大操作は、例えばスワイプ、スライド、フリックや、或る方位でのタップ等の方向の指定を含む操作である。
入力方向の特定方法としては、X軸及びY軸を有する座標系を用い、画面を操作するユーザの指の移動に応じた変位量に基づいて入力方向を特定する方法が考えられる。また水平方向に伸びるX軸を設け、X軸とユーザの指の動きにより生じる軸との角度に基づいて入力方法を特定することも可能である。
ユーザ端末2は、ステップS212で拡大操作の速度を測定する速度測定処理を行う。速度判定処理において、ユーザ端末2は、例えば単位時間あたりの指の位置を判定し、その移動量に応じて当該拡大操作の移動速度を算出する。ユーザ端末2は、算出した当該拡大操作の移動速度に応じた拡大文字列63の移動表示の速度を算出する。
ユーザ端末2は、ステップS202で特定した吹き出し領域61内の文字の拡大文字列63を移動表示するための起点を特定する起点特定処理を行う。
尚、ユーザ端末2は、ステップS211、ステップS212及びステップS202の処理を上述した順番で行う必要は無く、任意の順番で行うことができる。
ユーザ端末2は、ステップS203で拡大文字列63を起点からステップS211で特定した方向に移動表示させる移動表示開始処理を行う。このときユーザ端末2は、ステップS212で測定した拡大操作の移動速度に応じて算出した速度で拡大文字列63を移動表示させる。
拡大操作の入力方向に応じて拡大文字列63を移動表示させることで、ユーザは任意の方向に拡大文字列63を流して視認できる。これにより操作の面白みを加えることができる。
またフリックやスライドの速さに応じて、拡大文字列の移動表示の移動速度を可変ことで、ユーザは操作速度により、自分の好みの速度で移動表示を閲覧できる。拡大文字列をゆっくり流したり、素早く流したりすることが任意に調整できるため、ユーザの閲覧速度に合わせた拡大文字提供ができる。
ステップS203で拡大文字列63の移動表示が開始された後、ユーザ端末2は、ステップS204乃至ステップS206のユーザの操作の有無を判定する処理を実行する。各判定処理で該当するユーザの操作があったと判定した場合は、ユーザ端末2は更に対応する処理を実行する。以下、図9に示す処理と同様であるため説明を省略する。
尚、本実施の形態では、ステップS211の方向特定処理とステップS212の速度測定処理の両方を行うものとして説明したが、方向特定処理と速度測定処理の何れか一方のみ行うこととしてもよい。
方向特定処理のみを行う場合は、まずユーザ端末2は、ステップS201で拡大操作をされた吹き出しを特定し、ステップS211の拡大操作の入力方向を特定する方向特定処理を行う。その後、ユーザ端末2は、ステップS202で特定した吹き出し領域61内の文字の拡大文字列を移動表示するための起点を特定する処理を行い、ステップS203で拡大文字列63を起点からステップS211で特定した方向に移動表示させる処理を行う。
また速度測定処理のみを行う場合は、まずユーザ端末2は、ステップS201で拡大操作をされた吹き出しを特定し、ステップS212の拡大操作の速度を測定する速度測定処理を行う。その後、ユーザ端末2は、ステップS202で特定した吹き出し領域61内の文字の拡大文字列63を移動表示するための起点を特定する処理を行い、ステップS212の測定した拡大操作の移動速度に応じて算出した速度で拡大文字列63を移動表示させる処理を行う。
[3−3.第3の実施の形態]
第3の実施の形態でユーザ端末2が実行する処理を図12、図13を参照して説明する。尚、図9と同様の処理については、同一符号を付し、適宜説明を省略する。
本実施の形態では、図12Aに示すように、例えば吹き出し領域61をユーザの指でタッチすることで拡大操作を行い、吹き出し領域61にタッチした状態で指を左にスライドすることで、図12Bに示すように、タッチされた拡大文字列63の先頭がユーザの指についていくように移動表示される。また拡大文字列63の先頭を指でタッチした状態で右スライドすることで、図12Cに示すように、拡大文字列63の吹き出し領域61に戻すように移動表示される。タッチしていた指を拡大文字列63から離すと、図12Dに示すように、移送表示が終了し、表示コマが通常状態で表示される。
尚、本実施の形態では、図7のステップS111において、吹き出し領域61を指でタッチした状態を拡大操作としてユーザ端末2は検知するものとする。
まずユーザ端末2は、図13に示すように、ステップS221で所定の時間毎に、表示コマにタッチされた指の水平方向に左右に伸びるX軸上での位置(座標)を特定する。
ユーザ端末2は、ステップS222で前回特定した指のタッチ位置と、現在の指のタッチ位置に差分があるか(異なる位置か)を判定する。
タッチ位置に差分がある場合、ユーザ端末2は、ステップS223でタッチ位置の移動方向と移動量を算出する。タッチ位置の移動方向は、X軸上の左右方向を指す。
尚、移動方向はX軸上の左右方向に限られず、コマ送り操作と区別できる態様であれば、水平方向のX軸と垂直方向のY軸を有する座標系により上下左右、斜め方向を算出することとしてもよい。
タッチ位置に差分がない場合、ユーザ端末2は、再びステップS221の処理を行う。
ユーザ端末2は、ステップS224で、ステップS223でタッチ位置の移動方向と移動量を算出することにより特定した移動方向に特定した移動量の分だけ拡大文字列63を移動表示させる。具体的には、吹き出し領域61にタッチした状態で指を左にスライドすることで、図12Bに示すように、タッチされた拡大文字列63の先頭が指につられるように移動表示される。また拡大文字列63の先頭を指でタッチした状態で右スライドすることで、図12Cに示すように、拡大文字列63の吹き出し領域61に戻すように移動表示させる。
ユーザ端末2は、ステップS225において、移動操作が終了したか否かを判定する。
移動操作が終了した場合とは、例えば拡大文字列63からタッチしていた指を離すことである。
移動操作が終了した場合、ユーザ端末2は、ステップS207で、例えば図12Dに示すように、通常状態のコマを表示させる。
尚、通常状態のコマの表示のされ方としては、指を離した瞬間に通常状態表示されるほか、指を離すと拡大文字列63が吹き出し領域に向かって引き込まれていくように表示されてもよい。
移動操作が終了していない場合、ユーザ端末2は、再びステップS221の処理を行う。
[3−4.第4の実施の形態]
第4の実施の形態のユーザ端末2が実行する処理を図14を参照して説明する。尚、図7と同様の処理については、同一符号を付し、適宜説明を省略する。
第4の実施の形態ではユーザの吹き出し領域61の選択操作に応じて、拡大文字列63が存在する場合は拡大文字列存在提示処理を行う例を説明する。
ユーザ端末2は、図14に示すフローチャートを実行することにより、ステップS101、S111、S121に加えてステップS131のユーザの操作の有無を判定する処理を実行する。ユーザ端末2は、漫画アプリが起動されている限り、各判定処理を継続的に実行する。
本実施の形態では、ステップS101、S111、S121の処理は第1の実施の形態と同様のため説明を省略する。
ステップS131で、ユーザ端末2は、吹き出し領域選択操作を検知したか否かを判定する。吹き出し領域選択操作とは、吹き出し領域61や表示文字62をタッチする等の操作とする。
ステップS131で吹き出し領域選択操作を検知した場合、ユーザ端末2はステップS132で選択操作した吹き出し領域61の表示文字62が拡大移動表示できるか否かを判定する。即ち、吹き出し領域61が表示文字62の拡大文字列63のテキストデータを有するか否かを判定する。
ステップS132で選択操作した吹き出し領域61の表示文字62が拡大移動表示できると判定した場合、ユーザ端末2はステップS133で操作可能提示処理を行う。
上記した吹き出し領域選択操作をユーザが行った場合、ユーザ端末2は操作対象とされた表示文字62を強調させる処理を行う。例えば、操作対象とされた表示文字62が表示される吹き出し領域61とそれ以外の領域の境界線を点滅させる処理や、吹き出し領域61の塗りつぶしの色を白から黄色に変える処理などが考えられる。また吹き出し領域61を小刻みに振動させたりすることも考えられる。
これにより、ユーザは、操作対象となった吹き出し領域61及び表示文字62を明確に把握することができる。また拡大操作が可能なことをユーザに把握させることができる。
操作可能通知処理を行った後、ユーザ端末2は、再び再びステップS101、S111、S121の監視ループに戻る。
ステップS132で拡大文字63を移動表示するためのテキストデータをコマが有していないと判定した場合、ユーザ端末2は、再びステップS101、S111、S121の監視ループに戻る。
<4.変形例>
[4−1.第1の変形例]
上記した各実施の形態において、拡大表示を行う場合には、ユーザが選択した表示文字62に対して行っていたが、それ以外の表示文字62(即ちコマ領域6に含まれる複数の表示文字62,62、全て)に対して同様の処理を行ってもよい。換言すれば、ユーザが拡大操作を行った場合には、コマ領域6に含まれる全ての表示文字62,62,…の拡大文字列63,63,…が移動表示されてもよい。
また、一つの表示文字62の拡大文字列63を移動表示させるのか、全部の表示文字62,62,…の拡大文字列63,63,…を移動表示させるのか、判別可能な操作形態とされてもよい。即ち、ユーザは、操作を選択することにより、一部の表示文字62の拡大文字列63を移動表示させたり、全部の表示文字62,62,…の拡大文字列63,63,…を一度に移動表示させたりすることができる。
[4−2.第2の変形例]
上記した各実施の形態において、吹き出し領域61に記載された表示文字62を拡大移動表示させる処理について説明したが、必ずしも全ての吹き出し領域61に記載された表示文字62を拡大移動表示させる必要は無い。例えば小さくて視認しづらい所定以下のフォントの表示文字62を拡大移動表示させてもよいし、所定の文字数を超える表示文字62を拡大移動表示させてもよい。また文字がつぶれやすい漢字が含まれている表示文字62を拡大移動表示させてもよい。
表示文字62を拡大移動表示させる方法については様々な例が考えられる。
例えば、コンテンツサーバ1で漫画コンテンツにテキストデータを付加する際、上記に示した例に該当しないため、拡大移動表示の必要がないと考えられる表示文字62にはテキストデータを付加しないことが考えられる。この場合、ユーザ端末2は、表示文字62のテキストデータを有する吹き出し領域61にユーザから拡大操作を検知したときに、吹き出し領域61から拡大文字列63を移動表示させる。
また、コンテンツサーバ1は、全ての表示文字62のテキストデータを漫画コンテンツに付加してもよい。ユーザ端末2は当該漫画コンテンツを取得した際に、テキストデータを有する表示文字62のなかから、上記の例に該当するような拡大移動表示させるべき表示文字62を選択し、当該表示文字を有する吹き出し領域61にユーザから拡大操作を検知したときに、吹き出し領域61から拡大文字列63を移動表示させる。
また、コンテンツサーバ1の漫画コンテンツにテキストデータが付加されていない場合も考えられる。この場合、ユーザ端末2は、上記の例に該当するような拡大移動表示させたい表示文字62のテキストデータを例えばOCR処理で認識することにより抽出してもよい。ユーザ端末2は、抽出したテキストデータを吹き出し領域61に重畳表示させ、表示文字62を拡大移動表示させる。
[4−3.その他の変形例]
上記した各実施の形態では、ユーザ操作としてスワイプ、スライド、フリック、タップ等を例に挙げたが、これ以外の操作態様で拡大操作やコマ送り操作等の各種操作を代用してもよい。
<5.まとめ>
上記した第1及び第2の実施の形態や変形例等で説明したユーザ端末2は、第1の実施の形態において、表示コンテンツを構成する単位画像(コマ)が表示されている状態において、拡大操作を検知する操作検知部23(図7、ステップS111参照)と、操作検知部23が拡大操作を検知したことに応じて、単位画像(コマ)の表示上で、単位画像(コマ)内で文字表示用に設けられた吹き出し領域61に記載された文字の拡大文字列63が移動表示されるように表示制御を行う表示制御部24(図9参照)と、を備えている。
例えば漫画コンテンツなどの表示コンテンツでは、単位画像(例えば漫画の1コマ)内に、文字表示のための吹き出し領域61が設けられている。しかし文字数や表示デバイスの表示サイズにより文字の視認性が低下することが多々ある。そこで特定の操作態様の拡大操作(例えばスワイプ、フリック、スライド、タップ等)に応じて、単位画像内の吹き出しから飛び出して拡大文字列が移動していくような表示を可能とする。
漫画コンテンツのコマなどの単位画像において、吹き出し領域61内などに表記される文字は小さくなり、また表示デバイスが小さい場合、非常に見づらくなることがある。そこでコマ表示中の特定の拡大操作により、吹き出し領域61内の文字の拡大文字列63を見ることができるようにすることで、文字を容易に読めるようにする。つまり吹き出し領域の文字が小さくて読みづらいと思うユーザは、スワイプなどの特定操作を行うことでストレスなく文字が読める。
また拡大文字列63が流れるような移動表示を行うことで、視覚的におもしろみのある表示をユーザに提供できる。
また拡大文字が表示される領域が吹き出し領域61に限定されないため、拡大率を大きくすることができる。さらに文字が流れて移動していく態様であるため、表示デバイスの表示面サイズにも限定されないで拡大率を設定できる。従って、読みやすい拡大率で表示を行うことができる。また拡大率に関して高い自由度で設定でき、機器設計の容易性が向上するという利点もある。
また、拡大操作として画面上でスワイプ、フリック、スライド、タップ等の操作を行うのみでよいため、ユーザは手軽に拡大文字の閲覧ができる。例えば従来、スマートフォン等の小型表示デバイスの画面上でのピンチ操作等により、画像を拡大させる使用形態があった。しかしこの方式を漫画コンテンツに用いると、コマごとに吹き出し領域の拡大操作(ピンチ操作等)を行う必要があり、煩わしく、また文字を認識した後改めてコマ全体を見たくなったときは縮小操作を行うことが必要となる。吹き出し領域の拡大によって絵が見えなくなるといったこともある。これに対して本実施の形態の場合は、コマの画面全体は維持したまま、一時的に拡大文字が流れるため、操作は手軽で、かつコマの画面全体が認識しやすい。
なお、移動表示は、吹き出し領域から拡大文字列が飛び出していく表示以外にも、画面の一部に文字列が流れるような表示も考えられる。
また表示制御部24は、第1の実施の形態に示すように、拡大操作の検知に応じて、吹き出し領域61内を起点として、吹き出し領域61に記載された文字の拡大文字列63が吹き出し領域61外に移動していくようにする表示制御を行う(図9参照)。
即ち吹き出し領域61から拡大文字列63が飛び出していくような移動表示を行う。
これにより、表示される文字が、吹き出し領域61に記載された文字の拡大画像であることを、ユーザが直感的に理解しやすいものとなる。
また拡大操作は、第1の実施の形態に示すように、単位画像(コマ)内に存在する吹き出し領域61の指定を含む操作であり、表示制御部24は、拡大操作の検知に応じて、指定された吹き出し領域61内を起点として、吹き出し領域61に記載された文字の拡大文字列63が吹き出し領域61外に移動していくようにする表示制御を行う(図9参照)。
例えば拡大操作を、ユーザが吹き出し領域61を起点にしてスワイプ等の操作をするという操作態様とする。この場合、拡大操作によって吹き出し領域61の指定がなされたと認識できる。つまり単位画像内に1つの吹き出し領域61があれば、当該拡大操作は、吹き出し領域61を指定しての拡大文字要求と認識できる。また単位画像内に複数の吹き出し領域61、61、…があれば、当該拡大操作は、或る1つの吹き出し領域61を指定した拡大文字要求と認識できる。このような拡大操作に応じて、指定された吹き出し領域61についての拡大文字列63の移動表示を行う。
この場合、ユーザは吹き出し領域61を指定するという拡大操作を行うが、ユーザにとっては文字を拡大させたい吹き出し領域61を示すという操作であるため、感覚的にわかりやすく、直感的操作で拡大文字列表示を指示できる。
もちろんコマ内に吹き出し領域61が複数存在する場合に、ユーザは拡大文字列63を読みたい吹き出し領域61を選択できることにもなる。
また拡大文字列63が吹き出しから流れ出るように表示されることから、複数の吹き出しがある場合でも、どの吹き出しの文字が拡大表示されているかユーザが分かりやすい。
また操作検知部23は、第1の実施の形態に示すように、表示コンテンツを構成する単位画像(コマ)が表示されている状態において、拡大操作とは異なる操作態様の画像(コマ)送り操作を検知し、表示制御部24は、画像送り操作(コマ送り操作)の検知(ステップS121)に応じて、拡大文字列63の移動表示中か否かに関わらず、次の単位画像(コマ)を表示する表示制御を行う。
即ち単位画像(コマ)が表示されている状態で、ユーザは画像送り操作(コマ送り操作)か拡大操作を選択し、必要に応じて拡大操作を実行させ、拡大が不要な場合や拡大文字列63を読み終えた場合は、画像送り操作(コマ送り操作)で次の単位画像(コマ)に進むことを指示できる。
コマ(単位画像)の進行か、拡大文字列63の移動表示かを選べることで、ユーザは文字を読みにくいか否かに応じて漫画閲覧を進めることができる。
また特に文字が小さくても問題ないユーザにとっては、コマ送り操作のみでコマを進めていけるため、拡大文字列63の移動表示が行われることなく漫画コンテンツの閲覧を迅速に進めることができる。
また拡大文字列63の移動表示は、移動速度や文字数に応じてある程度の時間がかかるが、移動表示中であってもコマ送り操作があったら次のコマに進むようにすることで、ユーザにストレスを与えない表示を実現できる。
また表示制御部24は、第1の実施の形態のステップS204に示すように、画像送り操作(コマ送り操作)の検知に応じて次の単位画像(コマ)を表示させる際には、拡大文字列63の移動表示を開始していない状態で単位画像(コマ)を表示させる。
新たな単位画像(コマ)が表示されるときには、必ず拡大文字列63の移動表示が開始されていない状態とする。即ち拡大文字列63の移動表示は、ユーザの拡大操作のみに対応して実行されるようにする。
或る単位画像に移行したときに、いきなり拡大文字列63の移動表示が始まると、ユーザは元々のコマを見ることができない。またコマの絵が見にくくなる。そこで、拡大文字列63の移動表示が自動的に開始されないようにすることで、ユーザが必ず元のコマの状態(通常表示状態)で閲覧できるようにする。
また拡大操作は、第2の実施の形態のステップS211に示すように、方向の指定を含む操作であり、表示制御部24は、拡大操作の検知に応じて、表示画面上で指定された方向に拡大文字列63が移動していくようにする表示制御を行う。
例えば拡大操作を、スワイプ、スライド、フリックや、或る方位でのタップなど、方向性を認識できる操作態様とする。この場合、拡大操作によって拡大文字列63が流れる方向が指定されたと認識できる。そこで当該方向に移動していくように拡大文字列63の移動表示を行う。
例えばユーザが左方向にスワイプ等を行うと、拡大文字列63が左に流れていく。右方向にスワイプを行うと、拡大文字列63が右に流れている。従ってユーザは任意の方向に文字列を流して視認できる。これにより操作の面白みを加えることができる。
また吹き出しの位置や、コマ内の絵の配置などに応じて、読みやすい方向や絵の邪魔にならない方向に拡大文字列63を移動させるような操作も可能となり、コマの構成に応じて読みやすさを向上させることができる。
また表示制御部24は、第1の実施の形態のステップS206に示すように、拡大文字列63の移動表示において、対象とした吹き出し領域61内の全文字が画面外に至ったことに応じて、拡大文字列63の移動表示を終了させる(図8D参照)。
つまり移動によって全文字が画面外に消えた段階で、元の単位画像の表示状態とする。
ユーザはスワイプ等の拡大操作で拡大文字列63の移動表示を開始させた後は、全文字が画面外にまで進行したら、何もしなくても元のコマの状態(通常表示状態)に戻るため、操作負担はほとんどない。つまり、拡大文字列63を見たければ、1回拡大操作を行えばよいだけである。従って非常に簡易な操作性で拡大文字を提供できる。
また表示制御部24は、第3の実施の形態に示すように、拡大文字列63の移動表示の際に、検知される拡大操作の操作状態に応じて、移動表示の進行、進行停止又は逆進行の何れかが行われるように表示制御する。
例えば画面上のスライド(タッチ状態)の位置や、指を離すなど、所定の操作態様に応じて、拡大文字列63の移動が、途中で止められたり、吹き出し領域61に向かって戻っていくなどのリバース進行が行われるようにする。
ユーザは操作により拡大文字列63の移動を制御でき、途中の文字まで拡大させたり、一時停止させたり、戻したりすることができる。つまり自分の好みや状況に応じて、読みやすい状態で移動表示を見ることができる。また移動表示自体を楽しむこともできる。
また表示制御部24は、第2の実施の形態のステップS212に示すように、拡大文字列63の移動表示の際に、検知される拡大操作の操作速度に応じた移動速度で拡大文字列63の移動表示が実行されるように表示制御する。
例えばフリックやスライドの速さに応じて、拡大文字列63の移動表示の移動速度を可変する。
ユーザは操作速度により、自分の好みの速度で移動表示を閲覧できる。拡大文字列63をゆっくり流したり、素早く流したりすることが任意に調整できるため、ユーザの閲覧速度に合わせた拡大文字提供ができる。
また拡大操作は、第1の実施の形態に示すように、第1方向を指示する操作であり、画像送り操作は拡大操作と同じ操作態様で第1方向(ステップS111)とは異なる第2方向(ステップS121)を指示する操作である。
例えばスワイプ操作等の共通の操作態様で、画面上で第1方向、第2方向を指示するかにより、拡大操作と画面送り操作を区別する。
例えば縦方向のスワイプ操作が画面送り操作(コマ送り操作)、横方向のスワイプ操作が拡大操作とすることで、ユーザは漫画のコマの進行と、拡大文字列63の移動表示とをそれぞれ直感的に指示でき、操作しやすいものとできる。
また表示制御部24は、第4の実施の形態のステップS133に示すように、単位画像(コマ)を表示させている場合において、操作検知部23が所定の操作状態を検知することに応じて、拡大文字列63の移動表示が可能であることを提示する表示制御を行う。
例えばユーザが画面にタッチするなど所定の操作状態を検知したら、拡大文字列63の移動表示が可能であることを提示する。提示態様としては、例えば単位画像(コマ)を揺らしたり、吹き出し領域61や文字部分を揺らしたり、一時的に画面を点滅或いは明暗を変化させたりすることなどが考えられる。アニメーション表示により実現しても良い。
これによりユーザに、拡大文字列の移動表示が可能であることを提示でき、ユーザにとっては機能を利用する機会であることを知ることができる。
またユーザが所定の操作状態であるときに行うことで、むやみに行わず、コマの画像を見づらくすることもない。
特にユーザが画面にタッチした段階で拡大文字の移動表示可能な提示を行うことが望ましい。ユーザが画面に触れているときは、ユーザがコマ全体を注視しているタイミングではなく、またユーザが操作を意識しているタイミングであるため、提示タイミングとして最適と考えられるためである。
尚、吹き出し領域61や文字部分を揺らしたり、一時的に画面を点滅或いは明暗を変化させたりすることなどの提示は、拡大文字列63の移動表示ができないことを提示するものであってもよい。
表示コンテンツの例として漫画コンテンツを挙げたが、漫画以外の表示コンテンツでも本発明を適用できる。
例えば百人一首等の絵と文字が混在する画像、解説文や説明文が付加された絵、写真などの画像など、絵や写真に加えて文字が表記される画像を有するコンテンツであれば、本発明は好適に適用できる。
<6.プログラム及び記憶媒体>
以上、本発明の情報処理装置の実施の形態としてのユーザ端末2を説明してきたが、実施の形態のプログラムは、ユーザ端末2における各処理を情報処理装置(CPUなど)に実行させるプログラムである。
実施の形態のプログラムは、表示コンテンツを構成する単位画像が表示されている状態において、拡大操作を検知する操作検知手順を情報処理装置に実行させる。また前記操作検知手順で前記拡大操作を検知したことに応じて、単位画像の表示上で、該単位画像内で文字表示用に設けられた吹き出し領域に記載された文字の拡大文字列が移動表示されるように表示制御を行う表示制御手順を情報処理装置に実行させる。
即ちこのプログラムは、ユーザ端末2に対して図7、図9、図11、図13、図14で説明した処理を実行させるプログラムである。
このようなプログラムにより、上述したコンテンツサーバ1としての情報処理装置を実現できる。
そしてこのようなプログラムはコンピュータ装置などの機器に内蔵されている記録媒体としてのHDDや、CPUを有するマイクロコンピュータ内のROMなどに予め記録しておくことができる。或いはまた、半導体メモリ、メモリカード、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスクなどのリムーバブル記録媒体に、一時的或いは永続的に格納(記録)しておくことができる。またこのようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
また、このようなプログラムは、リムーバブル記録媒体からパーソナルコンピュータなどにインストールする他、ダウンロードサイトから、LAN、インターネットなどのネットワークを介してダウンロードすることもできる。
最後に、上述した各実施の形態の説明は本発明の一例であり、本発明は上述の実施の形態に限定されることはない。このため、上述した各実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計などに応じて種々の変更が可能であることはもちろんである。
N…ネットワーク、1…コンテンツサーバ、2…ユーザ端末、23…操作検知部、24…表示制御部、61…吹き出し領域、63…拡大文字列

Claims (14)

  1. 表示コンテンツを構成する単位画像が表示されている状態において、拡大操作を検知する操作検知部と、
    前記操作検知部が前記拡大操作を検知したことに応じて、単位画像の表示上で、該単位画像内で文字表示用に設けられた吹き出し領域に記載された文字の拡大文字列が移動表示されるように表示制御を行う表示制御部と、を備えた
    情報処理装置。
  2. 前記表示制御部は、前記拡大操作の検知に応じて、吹き出し領域内を起点として、該吹き出し領域に記載された文字の拡大文字列が吹き出し領域外に移動していくようにする表示制御を行う
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記拡大操作は、単位画像内に存在する吹き出し領域の指定を含む操作であり、
    前記表示制御部は、前記拡大操作の検知に応じて、指定された吹き出し領域内を起点として、前記拡大文字列が吹き出し領域外に移動していくようにする表示制御を行う
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記操作検知部は、表示コンテンツを構成する単位画像が表示されている状態において、前記拡大操作とは異なる操作態様の画像送り操作を検知し、
    前記表示制御部は、前記画像送り操作の検知に応じて、前記拡大文字列の移動表示中か否かに関わらず、次の単位画像を表示する表示制御を行う
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記表示制御部は、前記画像送り操作の検知に応じて次の単位画像を表示させる際には、前記拡大文字列の移動表示を開始していない状態で単位画像を表示させる
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記拡大操作は、方向の指定を含む操作であり、
    前記表示制御部は、前記拡大操作の検知に応じて、表示画面上で指定された方向に拡大文字列が移動していくようにする表示制御を行う
    請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記表示制御部は、前記拡大文字列の移動表示において、対象とした吹き出し領域内の全文字が画面外に至ったことに応じて、前記拡大文字列の移動表示を終了させる
    請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記表示制御部は、前記拡大文字列の移動表示の際に、検知される前記拡大操作の操作状態に応じて、移動表示の進行、進行停止又は逆進行の何れかが行われるように表示制御する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 前記表示制御部は、前記拡大文字列の移動表示の際に、検知される前記拡大操作の操作速度に応じた移動速度で前記拡大文字列の移動表示が実行されるように表示制御する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  10. 前記拡大操作は第1方向を指示する操作であり、
    前記画像送り操作は前記拡大操作と同じ操作態様で前記第1方向とは異なる第2方向を指示する操作である
    請求項4に記載の情報処理装置。
  11. 前記表示制御部は、単位画像を表示させている場合において、前記操作検知部が所定の操作状態を検知することに応じて、拡大文字列の移動表示が可能であることを提示する表示制御を行う
    請求項1に記載の情報処理装置。
  12. 情報処理装置が実行する情報処理方法として、
    表示コンテンツを構成する単位画像が表示されている状態において、拡大操作を検知する操作検知ステップと、
    前記操作検知ステップで前記拡大操作を検知したことに応じて、単位画像の表示上で、該単位画像内で文字表示用に設けられた吹き出し領域に記載された文字の拡大文字列が移動表示されるように表示制御を行う表示制御ステップと、を行う
    情報処理方法。
  13. 表示コンテンツを構成する単位画像が表示されている状態において、拡大操作を検知する操作検知手順と、
    前記操作検知手順で前記拡大操作を検知したことに応じて、単位画像の表示上で、該単位画像内で文字表示用に設けられた吹き出し領域に記載された文字の拡大文字列が移動表示されるように表示制御を行う表示制御手順と、
    を情報処理装置に実行させるプログラム。
  14. 表示コンテンツを構成する単位画像が表示されている状態において、拡大操作を検知する操作検知手順と、
    前記操作検知手順で前記拡大操作を検知したことに応じて、単位画像の表示上で、該単位画像内で文字表示用に設けられた吹き出し領域に記載された文字の拡大文字列が移動表示されるように表示制御を行う表示制御手順と、
    を情報処理装置に実行させるプログラムを記憶した記憶媒体。
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