JP6262677B2 - 旋回型運搬車両 - Google Patents

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Description

本発明は、旋回型運搬車両に関し、特に、バッテリが配置された旋回体を備える旋回型運搬車両に関する。
旋回型運搬車両は、例えば、油圧ショベル等により掘削した土砂等を、荷台に積載して山地や不整地等に運搬する。一般的な旋回型運搬車両は、履帯式の走行体と、この走行体に旋回可能に装着された旋回体とを備える。旋回体の前方には、運転室が設けられ、後方には旋回体に対して傾動可能に荷台が設けられている。運転室は、平面視でほぼ矩形形状の旋回体の前部の一方のコーナー部に配置される。旋回体における、前部の他方のコーナー部および運転室と荷台との間には、動力源部、熱交換部、作動油タンク、燃料タンクおよびバッテリ等が取り付けられる。
旋回体は、例えば、荷台を支持するフレーム部材と、運転室、動力源部、熱交換部、作動油タンク、燃料タンクおよびバッテリ等を支持する平板状の支持部材とを有する旋回フレームを備えている。つまり、荷台はフレーム部材により支持されているが、運転室、動力源部、熱交換部、作動油タンク、燃料タンクおよびバッテリ等は平板状の支持部材により支持されている(例えば、特許文献1参照)。旋回型運搬車両では、運搬性を高めるために荷台を大きくして積載量を大きくすると、動力部の配置空間がさらに小さい範囲になるので、動力源部、熱交換部、作動油タンク、燃料タンクおよびバッテリは、スペースが小さくなるように配置される。特許文献1では、運転室の側方に作動油タンクが設けられている。また、エンジンは、旋回体の右側部に配置され、バッテリは、旋回体の左側部に設けられている。
特許文献1に記載された運搬車両では、支持部材の強度が不足する。
荷台をフレーム部材で支持すると共に、運転室、動力源部、熱交換部、作動油タンク、燃料タンクおよびエアクリナ等もフレーム部材により支持する構造とした運搬車両も知られている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2には、バッテリの取付構造は記載されてはいない。しかし、一般的には、底部から上面との長さ、すなわち高さが高いフレーム部材を用いる構造では、底部から上面までの空間を有効に活用するため、バッテリ等は、フレーム部材の底部上に搭載される。
特開2002−79836号公報 特開2011−194950号公報
バッテリをフレーム部材の底部上に搭載する構造では、バッテリ交換時に、バッテリをフレーム部材の底部からフレーム部材の上面まで持ち上げる必要がある。バッテリは、人手で持ち上げるには重過ぎる重量を有するため、交換作業に時間を要する。また、運転室の側方に高さの高い作動油タンク等を設けると、視界を遮られて、側方の視界が狭くなる。さらに、エンジンとバッテリとが離れて配置されていると、コントローラを介して接続するハーネス等の配線長が長くなり、短絡等の可能性が生じる。
本発明の旋回型運搬車両は、走行体と、前記走行体に旋回可能に設けられ、フレーム部材を有する旋回フレームと、前記旋回フレームの後方に、前記旋回フレームに対して傾動可能に設けられた荷台と、前記旋回フレームの前方に設けられた運転室と、前記旋回フレームに固定された動力源部、熱交換部、作動油タンク、燃料タンクおよびバッテリと、エンジンを制御するためのコントローラと、前記バッテリを覆うバッテリカバーと、前記バッテリを支持するバッテリ支持部材とを備え、前記バッテリに隣接して前記動力源部が設けられ、前記フレーム部材の上面側には、その内側に隣接する位置に取付面を有する取付部が設けられ、前記取付部の前記取付面に前記バッテリ支持部材が取り付けられ、前記バッテリは、前記バッテリ支持部材に固定され、前記バッテリの上部に前記コントローラが配置され、前記バッテリおよび前記コントローラは前記バッテリカバーにより覆われており、前記バッテリの底面は、前記フレーム部材の前記上面より下方に配置され、前記フレーム部材には、前記バッテリ側から前記フレーム部材の前記上面側に向けて漸次上昇する面取り部が設けられている
本発明によれば、バッテリの交換作業を容易かつ能率的に行うことができ、運転室側方の視界を拡げることができ、さらに、エンジンとバッテリとを接続する配線の長さを短くして、短絡などに対する安全性を確保することができる。
本発明の旋回型運搬車両の実施形態1を示す外観斜視図。 図1に示された旋回型運搬車両を左側方から観た正面図。 図1の旋回型運搬車両の上面図。 図1の旋回型運搬車両を前方から観た前面図。 図1の旋回型運搬車両を後方から観た背面図。 図1に示された旋回型運搬車両の運転室および各種カバーを取り外した状態の旋回体の外観斜視図。 バッテリ収納部の内部を示す斜視図。 図7よりも右方の位置から観たバッテリ収納部の内部を示す斜視図。 図7におけるバッテリカバーおよびコントローラ等を取り外した状態の斜視図。 図9におけるバッテリを取り外した状態の斜視図。 図10におけるバッテリ支持板を取り外した状態の斜視図。 図11の横フレームを取り外した状態を示す斜視図。 本発明の旋回型運搬車両におけるバッテリ取付構造の実施形態2を示す模式的断面図。 本発明の旋回型運搬車両におけるバッテリ取付構造の実施形態3を示す模式的断面図。
−実施形態1−
[旋回型運搬車両の全体構造]
以下、本発明の旋回型運搬車両の実施形態1を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の旋回型運搬車両の実施形態1を示す外観斜視図である。図2〜図5は、それぞれ、図1に示された旋回型運搬車両を左側方から観た正面図、上面図、前方から観た前面図、後方から観た背面図である。なお、前後方向、左右方向および上下方向は、図示の通りとする。
旋回型運搬車両1は、走行体2と旋回体3とにより構成されている。旋回体3は、旋回モータ6および旋回輪7を備えた旋回装置5(図3参照)により、水平面上において走行体2に対して旋回可能に搭載されている。走行体2は、前後方向に延在された一対のトラックフレーム21を有する。各走行体2のトラックフレーム21の前方には駆動輪22が、後方には遊動輪23が設けられている。駆動輪22と遊動輪23との外周には履帯24が捲回されている。駆動輪22の中央部には、駆動輪22に連結された走行モータ25(図2参照)が設けられており、走行モータ25を駆動することにより、履帯24が回動し、走行体2、すなわち旋回型運搬車両1が前後方向に走行する。
旋回体3は、旋回フレーム30を有する。旋回モータ6を駆動することにより旋回フレーム30に設けられた旋回輪7が旋回する。旋回フレーム30の後方には、荷台10が搭載され、前方には運転室51が搭載されている。荷台10と旋回フレーム30とは、荷台昇降用シリンダ12(図6参照)により荷台10が旋回フレーム30に対して傾動可能に連結されている。荷台昇降用シリンダ12を伸長すると荷台10の前方側が上昇し、荷台昇降用シリンダ12を縮退すると荷台10が、図1に図示された水平状態に戻る。荷台10の前部側には、上部側が前方側に突出する保護用部材11が設けられている。なお、図3は、荷台10の保護用部材11を切り欠いて図示されている。
運転室51は、平面視でほぼ矩形形状の旋回フレーム30の前面と左側面とのコーナー部に配置されている。旋回フレーム30の運転室51が配置されたコーナー部は前方に突出した形状を有している。運転室51は、その前面が、旋回フレーム30の前面より少し前方に配置されている。運転室51と荷台10とは離間して配置されており、旋回フレーム30上の運転室51と荷台10との間には、動力用カバー52(図3参照)が取り付けられている。動力用カバー52は、旋回フレーム30の左側面から右側面まで旋回フレーム30の全幅に亘って設けられている。動力用カバー52の一部は、荷台10の保護用部材11により上方を覆われている。
図3に図示されるように、旋回フレーム30の右側面と運転室51との間で、かつ、動力用カバー52の前方には、バッテリカバー53と燃料タンク82とが並置されている。燃料タンク82の前方には燃料カバー54が配置されている。燃料カバー54の右側面は、旋回フレーム30の右側面に面している。バッテリカバー53は、燃料カバー54および燃料タンク82と運転室51との間に配置されている。バッテリカバー53、燃料カバー54および燃料タンク82は、ほぼ同一の高さに形成されている(図1、図4参照)。バッテリカバー53の前面部53aは、旋回フレーム30の前面に位置し、前面部53aには、空気取入口53b(図1参照)が設けられている。バッテリカバー53は、旋回フレーム30の前面に位置しているので、前面部53aの空気取入口53bから空気が流入し易くなっている。特に、旋回型運搬車両1が走行中には、空気取入口53bからの空気流入量を大きくすることができる。
燃料タンク82には、上面82aと、傾斜面82bと、段部82cを有する。上面82aと傾斜面82bとは、それぞれ、燃料カバー54の上面54aと、傾斜面54bと類似の形状をしている。燃料タンク82の段部82cは、作業者の足場となる。運転室51内の作業者は、燃料カバー54により旋回型運搬車両1の右側面側の視界が遮られる。図1、図4に示されるように、燃料カバー54の上面54aおよび燃料タンク82の上面82aには、それぞれ、運転室51側から右側面側に向けて漸次下降する傾斜面54b、82bが形成されている。このため、燃料カバー54の上面54aおよび燃料タンク82の上面82aの全体が水平に形成されている構造に比し、旋回型運搬車両1の右側面側の近傍が、より近くまで視認することができる。つまり、旋回型運搬車両1の右側面側の視界が広くなる。
バッテリカバー53の上面53cおよび燃料カバー54の上面54aには、複数の手摺り55が設けられている。手摺り55は、作業者は、バッテリカバー53の上面53c、燃料カバー54の上面54aおよび燃料タンク82の上面82aを足場として作業を行う際に使用する。
図6は、図1に示された旋回型運搬車両の運転室および各種カバーを取り外した状態の旋回体の外観斜視図である。
旋回フレーム30は、フレーム部材である縦フレーム31および横フレーム32と、連結部材33と、底部34とにより構成される。縦フレーム31は、前後方向に延在され、横フレーム32は、左右方向に延在されている。縦フレーム31と横フレーム32とは、例えば、角パイプ等のパイプ部材で形成されている。縦フレーム31と横フレーム32とは、溶接または締結部材により連結されて、大凡、矩形形状の枠状フレームを形成する。底部34は、バッテリカバー53、燃料タンク82、エンジン61、熱交換部70および旋回装置7が配置される領域の下面側に設けられており、運転室51や荷台1の下方には設けられていない。
連結部材33は、縦フレーム31の前端側、後端側および中間部に配置され、縦フレーム31を連結する。また、底部34は、不図示の締結部材により、縦フレーム31および横フレーム32の下面に溶接される。
上述したように、旋回フレーム30上の前後方向における中間部より後部側には、荷台10が搭載される。旋回フレーム30の前部側における左側のコーナー部には運転室51が搭載される。旋回フレーム30の中央部、すなわち、荷台10と運転室51との間には、エンジン61と油圧ポンプ62とを有する動力源部60が搭載されている。つまり、エンジン61と油圧ポンプ62とを有する動力源部60は、運転室51に隣接して設けられている。油圧ポンプ62は、エンジン61により駆動され、走行体2の走行モータ25、旋回モータ6、荷台昇降用シリンダ12等に圧油を給排する。
エンジン61には、エンジン61により駆動される冷却ファン63が連結されている。冷却ファン63の前方、図6では右方には、熱交換部70が搭載される。熱交換部70は、ラジエータ71、オイルクーラ72、インタークーラ73から構成される。ラジエータ71、オイルクーラ72、インタークーラ73は、それぞれ、冷却ファン63に向かい合って配置され、冷却ファン63により冷却される。ラジエータ71は、エンジン61を冷却する。オイルクーラ72は、油圧ポンプ62から吐出され圧油を冷却する。インタークーラ73は、エンジン過給機の圧縮により温度が上がった空気を冷却する。。
旋回フレーム30のエンジン61と旋回装置5との間には、作動油タンク81が搭載される。作動油タンク81には、走行体2の走行モータ25、旋回モータ6、荷台昇降用シリンダ12等に給排される作動油が蓄えられる。旋回フレーム30には、動力源部60、冷却ファン63、熱交換部70および作動油タンク81を覆う動力用カバー52が取り付けられる。
旋回フレーム30の動力用カバー52の前方に、燃料タンク82およびバッテリ部40が搭載されている。燃料タンク82には、エンジン61に供給される燃料が蓄えられる。バッテリ部40の構造は、後述する。燃料タンク82およびバッテリ部40は、それぞれ、前述した燃料カバー54内またはバッテリカバー53内に収納される。
[バッテリ取付構造]
バッテリ部40の詳細を説明する。
図7は、バッテリ収納部の内部を示す斜視図であり、図8は、図7よりも右方の位置から観たバッテリ収納部の内部を示す斜視図である。なお、図7、図8は、バッテリカバー53の前面部53aが、取り外された状態で図示されている。
バッテリカバー53内には、エンジン61を制御するコントローラ84、ターボコントローラ85、複数のリレー(図示せず)が収納されたリレーボックス86およびバッテリ部40が収納されている。コントローラ84およびターボコントローラ85は左側取付板87に取り付けられている。リレーボックス86は、右側取付板88に取り付けられている。
バッテリ部40は、複数(実施形態では2個として例示)のバッテリ41および絶縁部材42を備えている。絶縁部材42は、バッテリ端子への埃、ごみ等の付着を防止し、また、作業中における作業者の感電を防止するための部材であり、ゴムや樹脂等により形成されている。
バッテリ41、コントローラ84、ターボコントローラ85、各リレーは、ハーネス97により電気的に接続され、所定の回路を構成している。図3に図示されるように、バッテリ41は、エンジン61に隣接して配置されている。
図9は、図7におけるバッテリカバーおよびコントローラ等を取り外した状態の斜視図であり、図10は、図9におけるバッテリを取り外した状態の斜視図である。図11は、図10におけるバッテリ支持部材を取り外した状態の斜視図であり、図12は、図11の横フレーム32を取り外した状態を示す斜視図である。
図9に図示されるように、複数のバッテリ41は、バッテリ支持部材45上に搭載されている。バッテリ支持部材45は、板状部材である。横フレーム32の上面32a側のコーナー部には、面取り部32bが形成されている。横フレーム32の上面32aと、縦フレーム31の上面31aと、バッテリ支持部材45の上面45aとは、ほぼ同一の高さに位置する。つまり、上下方向において同一面となっている。
バッテリ41間には上部固定板43が差し渡し状に配置されている。上部固定板43の前後端には、旋回フレーム30の底部34に固定された固定用ロッド44が挿通されている。固定用ロッド44の上端部にはおねじ部が形成されている。固定用ロッド44の下端部はU字形状のフック部が形成されている。図10に図示されるように、バッテリ支持部材45には、長孔45eおよび丸孔45fが形成されている。固定用ロッド44の下端部のフック部は、長孔45eに挿通され、バッテリ支持部材45の下面側に変位される。そして、固定用ロッド44を少し上昇してその先端部44aが丸孔45fに係止される。この状態で、固定用ロッド44の上端部に形成されたおねじ部に螺合されているナット91を締め付けることによりフック部が上部固定板43に係止された固定用ロッド44を吊り上げる。これにより、各バッテリ41はバッテリ支持部材45と上部固定板43との間に挟持されて上下方向に固定される。
絶縁部材42は、固定用ロッド44の上端側において、固定用ロッド44のおねじ部に螺合された上下一対のナット92(下方のナットは図示せず)により、絶縁部材42の表裏表面から挟持されて固定されている。
図11、12に図示されるように、旋回フレーム30の底部34には、前後方向に離間して配置された一対のバッテリ取付台46が設けられている。バッテリ取付台46は、バッテリ支持部材45の取付部である。各バッテリ取付台46の上部には、左右方向に離間して配置された一対の平坦な取付面46aが形成されている。各取付面46aには、めねじ部46bが形成されている。つまり、各バッテリ取付台46には、取付面46aが2つずつ設けられており、計4つの取付面46aは、水平面に平行に、かつ、上下方向では同一面をなすように形成されている。
図10に図示されるように、バッテリ支持部材45は、バッテリ取付台46それぞれの各取付面46a上に載置される。バッテリ支持部材45は、該バッテリ支持部材45を貫通する複数(実施形態では4つとして例示)のボルト93を、バッテリ取付台46それぞれのめねじ部46bに螺合することにより、バッテリ取付台46に固定される。
バッテリ支持部材45の上面45aには、左右方向に離間して配置された一対の第1固定片45bが設けられている。また、バッテリ支持部材45の上面45aには、第2固定片45cが設けられている。各バッテリ41は、その各側面を、第1固定片45bの内面および第2固定片45cの内面に当接して配置される。この状態で、第2固定片45cに対向する側からバッテリ支持部材45に固定用部材89が取り付けられる。固定用部材89は、その内面をバッテリ41の側面に当接した状態で、ボルト94によりバッテリ支持部材45に固定される。この状態で、上述したように、2つのバッテリ41は、上面側から上下固定板43により押圧されて、バッテリ支持部材45に固定される。これにより、各バッテリ41は、前後、左右、上下方向に移動不能にバッテリ支持部材45に固定される。
上記実施形態1によれば、下記の効果を奏する。
(1)バッテリ支持部材45の上面45aは、横フレーム32の上面32aと、ほぼ同一の高さ位置に位置している。このため、バッテリ41は、横フレーム32の上面32aおよびバッテリ支持部材45の上面45a上を円滑に摺動させることができる。従って、バッテリ交換時において、バッテリ41を取り出す際、バッテリ41を持ち上げることなく、バッテリ41を引き摺って、バッテリ支持部材45から横フレーム32の外方に引き出すことができる。また、バッテリ41を取り付ける際には、バッテリを持ち上げて、横フレーム32の上面に載置すれば、各バッテリ41を引き摺って、横フレーム32の外方からバッテリ支持部材45の第1、第2固定片45b、45cに囲まれた領域内に配置することができる。このため、バッテリ41の装着および交換の作業を容易に、かつ、能率よく行うことができる。
なお、バッテリ41を引き出す際には、ボルト94を取り外し、固定用部材89をバッテリ支持部材45から取り外しておく。ボルト93がバッテリ41を引き出す際の行程上に位置している場合には、ボルト93も取り外す必要がある。ボルト93を、バッテリ41を引き出す際の行程上以外の位置に配置することが好ましい。
(2)バッテリ41が、旋回フレーム30の前面に配置されており、バッテリ41を収納するバッテリカバー53には、前方に対向する前面部53aに空気取入口53bが形成されている。このため、バッテリカバー53の空気取入口53bから空気が流入し易く、バッテリ41の冷却能力を大きくすることができる。通常、バッテリ41は、エンジン61を冷却するファンにより冷却する。しかし、ファンによる冷却と共に、走行時に搬入される空気により冷却すると、その冷却効果を高めることができ好ましい。特に、運搬車両は、長い距離を走行する車両であるので、走行中に流入空気により冷却することにより、バッテリ41の冷却効果を向上することができる。
(3)運転室51の側方に、バッテリ41を収納したバッテリカバー53の高さを抑えた。このため、運転室51内で作業する作業者の側方の視界を拡げることができる。
(4)運転室に隣接して動力源部60を設け、バッテリ41の上方に、エンジン61を制御するためのコントローラ84等を設けた。これにより、動力源部60とバッテリ41とをコントローラ84を介して接続するハーネス97の長さを短くすることができ、短絡の発生等に対する信頼性を向上することができる。バッテリカバー53の高さは、バッテリ41の上方にコントローラ84を設けても低く抑えたことにより、運転室51内で作業する作業者の側方の視界を妨げることは無い。
(5)燃料カバー54の上面54aおよび燃料タンク82の上面82aに、運転室51側から右側面側に向けて漸次下降する傾斜面54b、82bが形成されている。このため、燃料カバー54の上面54aおよび燃料タンク82の上面82a全体が水平に形成されている構造に比し、旋回型運搬車両1の右側面側に対する視界を拡くすることができる。
(6)バッテリカバー53の上面53c、燃料カバー54の上面54aおよび燃料タンク82の上面82を、作業者が作業をする際の足場にしている。このため、旋回フレーム30に、足場専用となる領域を設ける必要が無く、旋回フレーム30、すなわち、旋回型運搬車両1を小型化することができる。
−実施形態2−
図13は、本発明の旋回型運搬車両におけるバッテリ取付構造の実施形態2を示す模式的断面図である。実施形態2において、実施形態1と対応する部材には同一の符号を付してある。
実施形態2においては、バッテリ支持部材45の上面45aは、横フレーム32の上面32aより低い位置に配置されている。横フレーム32のバッテリ支持部材45に隣接するコーナーには、面取り部32cが形成されている。面取り部32cは、バッテリ41側から、横フレーム32の上面32aに向けて漸次上昇するテーパ状に形成されている。面取り部32cのバッテリ41に隣接する稜線の高さ位置は、バッテリ支持部材45の上面45aとほぼ同一である。
従って、バッテリ41は面取り部32cを摺動して横フレーム32の上面32aに引き出し、横フレーム32の外方に取り出すことができる。
実施形態2においても、各バッテリ41を引き摺って引き出し、また、横フレーム32の上面32a上に載置したバッテリ41を引き摺って格納することができる。よって、実施形態2も実施形態1と同様な効果を奏する。
なお、面取り部32cは、直線的な傾斜面であってもよいし、上方に向けて凹状または突状に湾曲する円弧状の曲面であってもよい。また、上記実施形態2では、面取り部32cをバッテリ41側から横フレーム32の上面32a側に向けて漸次上昇する構造として例示した。しかし、面取り部32cをバッテリ41側から横フレーム32に上面側に向けて漸次下降する構造としてもよい。この構造では、バッテリ41は横フレーム32の上面32aよりも高い位置に配置される。
−実施形態3−
図14は、本発明の旋回型運搬車両におけるバッテリ取付構造の実施形態3を示す模式的断面図である。実施形態3において、実施形態1と対応する部材には同一の符号を付してある。
実施形態3では、横フレーム32の上面32aは、バッテリ支持部材45の下面45dとほぼ同じ高さ位置に配置されている。実施形態3では、バッテリ41をバッテリ支持部材45に取り付けた状態で、バッテリ41の交換を行う。つまり、バッテリ41とバッテリ支持部材45が一緒に外方に取り出される。このため、バッテリ41をひとつずつ取り出す場合に比し、取り出し作業の能率を向上することができる。この構造は、バッテリ41の重量が小さい場合に有利である。
従って、実施形態3においても、実施形態1と同様な効果を奏する。
なお、実施形態3においても、実施形態2の構造を適用し、横フレーム32の上面32aの高さ位置をバッテリ支持部材45の下面45dよりも高くし、横フレーム32のバッテリ支持部材45に隣接するコーナーに面取り部32cを形成するようにしてもよい。
上記実施形態では、バッテリ41を、旋回フレーム30の前端部に配置した構造として例示した。しかし、バッテリ41は、旋回フレーム30の左側面または右側面に配置するようにしてもよい。バッテリ41は、フレーム部材である縦フレーム31または横フレーム32の内側に隣接して配置することが好ましい。
上記実施形態では、エンジン61と油圧ポンプ62とを有する動力源部60を、旋回フレーム30の左側面から右側面に延在して配置した構造として例示した。しかし、動力源部60を、旋回フレーム30の前後方向に延在して配置するようにしてもよい。
その他、本発明は、発明の趣旨の範囲において、種々、変形して適用することができるものであり、要は、旋回フレームを構成するフレーム部材の上面側に取付部を設け、取付部の取付面にバッテリ支持部材を取り付け、バッテリに隣接して動力源部を設け、バッテリ支持部材上にバッテリを搭載し、バッテリの上方にコントローラを配し、バッテリとコントローラとをバッテリカバーにより覆う構成を有し、バッテリを引き摺ってフレームの外方に引き出せるものであればよい。
1 旋回型運搬車両
2 走行体
3 旋回体
10 荷台
30 旋回フレーム
31 縦フレーム(フレーム部材)
31a 上面
32 横フレーム(フレーム部材)
32a 上面
32c 面取り部
41 バッテリ
45 バッテリ支持部材
46 バッテリ取付台
46a 取付面
47 取付部材(取付部)
51 運転室
53 バッテリカバー
54 燃料カバー
54b 傾斜面
60 動力源部
70 熱交換部
81 作動油タンク
82 燃料タンク
84 コントローラ

Claims (1)

  1. 走行体と、
    前記走行体に旋回可能に設けられ、フレーム部材を有する旋回フレームと、
    前記旋回フレームの後方に、前記旋回フレームに対して傾動可能に設けられた荷台と、
    前記旋回フレームの前方に設けられた運転室と、
    前記旋回フレームに固定された動力源部、熱交換部、作動油タンク、燃料タンクおよびバッテリと、
    エンジンを制御するためのコントローラと、
    前記バッテリを覆うバッテリカバーと、
    前記バッテリを支持するバッテリ支持部材とを備え、
    前記バッテリに隣接して前記動力源部が設けられ、
    前記フレーム部材の上面側には、その内側に隣接する位置に取付面を有する取付部が設けられ、
    前記取付部の前記取付面に前記バッテリ支持部材が取り付けられ、
    前記バッテリは、前記バッテリ支持部材に固定され、
    前記バッテリの上部に前記コントローラが配置され、
    前記バッテリおよび前記コントローラは前記バッテリカバーにより覆われており、
    前記バッテリの底面は、前記フレーム部材の前記上面より下方に配置され、前記フレーム部材には、前記バッテリ側から前記フレーム部材の前記上面側に向けて漸次上昇する面取り部が設けられている旋回型運搬車両。
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