JP6262642B2 - 通信リソース制御装置および方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信システムの集約局において、ダウンリンクデータをユーザ端末へ無線送信する際、モバイルフロントホールを介して接続された集約局配下の無線リソースの割り当てを行うための通信リソース制御技術に関する。
3GPP Rel.11 LTE(LTE-Advanced)では、セル間協調送受信(CoMP:Coordinated multi-point transmission and reception)が仕様化されている(非特許文献1)。CoMPは、あるユーザ端末(UE:User Equipment)に対して、1つ以上のセル(無線基地局)と無線信号の送受信を行う技術であり、1つ以上のセルが協調して送受信を行うことにより、他セルからの干渉低減および所望信号電力の増大を実現している。
CoMPにおいて、あるユーザ端末の干渉を抑制する場合、接続セル以外のセル、つまり干渉セルからの信号の送信を瞬間的に止める。これは、DPB(Dynamic Point Blanking)として仕様化されており、DPBが適用された無線リソース(RB:Resource Block)は、ユーザ端末宛のユーザデータを含まない、つまり空き無線リソースRBとなる。
また、増大するモバイル通信のトラヒックを収容するために、無線通信システムでは、無線容量を増やすことが必要とされている。無線容量を増やすため、セル半径が小さく、セル数を増やすことでシステム全体の無線容量の増大を図るスモールセルの導入が検討されている。このとき、多数のスモールセルを低コストに収容することが求められており、例えば、集約局(CU:Central Unit)とリモート局(リモート局RRH:Remote Radio Head)とを接続する有線網からなるモバイルフロントホール(モバイルフロントホールMFH:Mobile Fronthaul)において、1対多接続するPON(Passive Optical Network)の形態で接続することが検討されている(非特許文献2,3)。
PONは、光加入者線終端装置(OLT:Optical Line Terminal)と光加入者線ネットワーク装置(ONU:Optical Network Unit)とで構成され、1本の光ファイバを1つ以上のONUで共用する。PONの下り方向(OLTから各ONU方向)の伝送では、OLTからの送信データが同報的に各ONUへ届く。ONUでは、自ONU宛以外のデータは廃棄する。このように、PONの下り伝送は、時分割多重(TDM:Time Division Multiplexing)が用いられる(非特許文献4)。
ここで、図12を参照して、従来の通信リソース制御装置を説明する。図12は、従来の通信リソース制御装置の構成を示すブロック図である。従来、通信リソース制御装置50は、モバイルバックホールMBH(Mobile Backhaul)からの届いたベースバンドのダウンリンクデータを、各リモート局RRHへ送信する1つ以上のベースバンド部BBU(Baseband Unit)を有する集約局5で用いられる装置である。
この通信リソース制御装置50には、無線スケジューラ51が設けられており、この無線スケジューラ51で、集約局5の配下に位置する各ユーザ端末UEと各リモート局RRHの無線リソースRBとの対応関係を示す送信パターンが生成され、各ベースバンド部BBUに通知される。これにより、ユーザ端末UEに対する無線リソースRBの割り当てが行われ、各ベースバンド部BBUは、この送信パターンに基づいて、各ユーザ端末UE宛てのダウンリンクデータを、光ファイバを媒体とするPONからなるモバイルフロントホールMFHを介して、当該ユーザ端末UEと対応するリモート局RRHへ送信する。
これにより、通信リソース制御装置50のベースバンド部BBUから各リモート局RRHに対して、光信号によりダウンリンクデータが送信され、各リモート局RRHからユーザ端末UEに対して、無線信号によりダウンリンクデータが送信される。
モバイルフロントホールMFHの通信インタフェースとしては、一般的にCPRI(Common Public Radio Interface)が用いられる。モバイルフロントホールMFHをPONで構成する場合、当該通信インタフェースでPONに対応したイーサネット(登録商標)のフレーム形式を用いるか、またはCPRIをイーサネットに変換すればよい。
3GPP TR 36.819,V11.1.0,2011−12. 奥村,他,"将来無線アクセス・モバイル光ネットワーク 〜その1〜",信学技報,RCS2013−231,2013年12月. 寺田,他,"将来無線アクセス・モバイル光ネットワークにおける光アクセスシステムの検討課題",信学技報,CS2013−49,2013年11月. 久保,他,"将来無線アクセス・モバイル光ネットワークにおける光伝送帯域削減に関する検討",信学技報,RCS2013−51,2013年11月. Tolga Giricほか、"Proportional Fair Scheduling Algorithm in OFDMA-Based Wireless Systems with QoS Constraints"、JOURNAL OF COMMUNICATIONS AND NETWORKS,VOL. 12,NO. 1,FEBRUARY 2010.
しかしながら、従来の通信リソース制御装置では、無線リソースの割り当てのみを行うため、例えば、モバイルフロントホールMFHでの有線必要帯域が増加して、通信帯域が不足するような状況となった場合、無線スケジューラの割り当て通りに各リモート局RRHへダウンリンクデータが届かない場合が生じる。
このため、無線スケジューラにより、干渉等の影響を考慮して、複数のリモート局RRHの無線リソース割り当てを行っても、モバイルフロントホールMFHの通信帯域がボトルネックとなり、ユーザ端末へ送信されるダウンリンクデータのスループット、すなわちユーザスループットが低下するという問題点があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、モバイルフロントホールでの有線必要帯域の増大に起因するユーザスループットの低下を抑えることができる通信リソース制御技術を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる通信リソース制御装置は、各リモート局の無線リソースから各ユーザ端末への無線送信に関する対応関係を示す送信パターンに基づいて、モバイルバックホールから受信したこれらユーザ端末宛てのダウンリンクデータを、当該ユーザ端末と対応する無線リソースのリモート局へ、有線網からなるモバイルフロントホールを介して配信する集約局で用いられる通信リソース制御装置であって、前記ユーザ端末での無線通信状況に基づいて、前記送信パターンの候補として複数の候補パターンを生成する無線スケジューラと、前記候補パターンのうちから、当該候補パターンを適用した際に前記モバイルフロントホールで必要となる有線必要帯域が、当該モバイルフロントホールでの利用可能帯域を満足する候補パターンを、前記集約局で用いる前記送信パターンとして選択する有線スケジューラとを備えている。
また、本発明にかかる上記通信リソース制御装置の一構成例は、前記有線スケジューラが、前記候補パターンの有線必要帯域を前記利用可能帯域と比較する際、前記候補パターンのうち、当該候補パターンを適用した際に得られる前記ユーザ端末全体の無線通信性能が高い候補パターンから順に比較し、当該有線必要帯域が最初に当該利用可能帯域を満足した候補パターンを前記送信パターンとして選択するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記通信リソース制御装置の一構成例は、前記有線スケジューラが、前記候補パターンの有線必要帯域を前記利用可能帯域と比較する際、前記候補パターンのうち、当該候補パターンを適用した際に得られる前記ユーザ端末全体の無線通信性能が最も高い候補パターンの有線必要帯域を当該利用可能帯域と比較し、当該有線必要帯域が当該利用可能帯域を超えた場合には、当該有線必要帯域が当該利用可能帯域を満足するよう当該候補パターンにおける前記各無線リソースでのデータ送信量を削減した後、当該候補パターンを前記送信パターンとして選択するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記通信リソース制御装置の一構成例は、前記有線スケジューラが、前記データ送信量を削減する際、前記候補パターンの有線必要帯域と前記利用可能帯域との差分を、当該候補パターンのうちダウンリンクデータの送信に用いる無線リソースの数で除算して得られたデータ量だけ、前記各無線リソースでのデータ送信量を一律に削減するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記通信リソース制御装置の一構成例は、前記有線スケジューラが、前記データ送信量を削減する際、前記候補パターンの有線必要帯域が前記利用可能帯域を満足するまで、当該候補パターンのうちダウンリンクデータの送信に用いる各無線リソースのデータ送信量を一定量だけ一律に繰り返し削減するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記通信リソース制御装置の一構成例は、前記有線スケジューラが、前記候補パターンの有線必要帯域を前記利用可能帯域と比較する際、前記候補パターンのうち、当該候補パターンを適用した際に得られる前記ユーザ端末全体の無線通信性能が最も高い候補パターンの有線必要帯域を当該利用可能帯域と比較し、当該有線必要帯域が当該利用可能帯域を超えた場合には、当該有線必要帯域分の確保を前記モバイルフロントホールに対して要求するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記通信リソース制御装置の一構成例は、前記有線スケジューラが、前記帯域確保の要求に対して前記モバイルフロントホールから確保不可の返答があった場合、前記有線必要帯域が前記利用可能帯域を満足するか前記有線必要帯域分の帯域が当該モバイルフロントホールで確保されるまで前記無線通信性能が高い順に新たな候補パターンを選択し、あるいは、当該有線必要帯域が当該利用可能帯域を満足するよう当該候補パターンにおける前記各無線リソースでのデータ送信量を削減するようにしたものである。
また、本発明にかかる通信リソース制御方法は、各リモート局の無線リソースから各ユーザ端末への無線送信に関する対応関係を示す送信パターンに基づいて、モバイルバックホールから受信したこれらユーザ端末宛てのダウンリンクデータを、当該ユーザ端末と対応する無線リソースのリモート局へ、有線網からなるモバイルフロントホールを介して配信する集約局で用いられる通信リソース制御方法であって、無線スケジューラが、前記ユーザ端末での無線通信状況に基づいて、前記送信パターンの候補として複数の候補パターンを生成する無線スケジューリングステップと、有線スケジューラが、前記候補パターンのうちから、当該候補パターンを適用した際に前記モバイルフロントホールで必要となる有線必要帯域が、当該モバイルフロントホールでの利用可能帯域を満足する候補パターンを、前記集約局で用いる前記送信パターンとして選択する有線スケジューリングステップとを備えている。
本発明によれば、複数の候補パターンのうちから有線必要帯域Qが利用可能帯域Qpを満足する候補パターンが送信パターンとして選択され、この送信パターンに基づいて、集約局1により、モバイルバックホールMBHから受信したこれらユーザ端末UE宛てのダウンリンクデータが、当該ユーザ端末UEと対応する無線リソースRBのリモート局RRHへ、モバイルフロントホールMFHを介して配信される。
したがって、この送信パターンを用いれば、モバイルフロントホールMFHでの有線必要帯域Qは、必ず利用可能帯域Qp以下となるため、モバイルフロントホールMFHの通信帯域がボトルネックとならない。このため、有線必要帯域Qの増大に起因したモバイルフロントホールMFHでのパケット送信エラーによるパケット再送を回避することができ、ユーザスループットの低下を抑制することができる。これにより、有線網であるモバイルフロントホールMFHを含む無線通信システム全体での低遅延化、帯域利用効率の改善、低電力化を図ることができ、集約局1の配下に位置する各ユーザ端末UEに対して、極めて有用な無線通信サービスを提供することが可能となる。
本発明にかかる通信リソース制御装置の構成を示すブロック図である。 候補(送信)パターンの構成例である。 送信データ量の構成例である。 有線必要帯域の算出例である。 第1の実施の形態にかかる無線スケジューラのスケジューリング処理を示すフローチャートである。 第1の実施の形態にかかる有線スケジューラのスケジューリング処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態にかかる無線スケジューラのスケジューリング処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態にかかる有線スケジューラのスケジューリング処理を示すフローチャートである。 第3の実施の形態にかかる有線スケジューラのスケジューリング処理を示すフローチャートである。 第4の実施の形態にかかる有線スケジューラのスケジューリング処理を示すフローチャートである。 第5の実施の形態にかかる有線スケジューラのスケジューリング処理を示すフローチャートである。 従来の通信リソース制御装置の構成を示すブロック図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる通信リソース制御装置10について説明する。図1は、本発明にかかる通信リソース制御装置の構成を示すブロック図である。
集約局(CU)1は、全体として、無線通信システムで用いられる、例えば携帯電話事業者が設置しているLTE方式の無線通信に対応したeNodeBと呼ばれる無線基地局などの無線通信設備からなり、主な機能部として、M(Mは1以上の整数)個のベースバンド部BBU(ベースバンド部BBU#1〜ベースバンド部BBU#M)と、通信リソース制御装置10とが設けられている。
図1の無線通信システム例では、集約局1の配下にN(Nは2以上の整数)個のリモート局RRHが設けられており、集約局1の配下にK(Kは1以上の整数)個のユーザ端末UEが存在する場合が示されている。
ベースバンド部BBUは、集約局1よりも上位側の基幹通信網から有線網であるモバイルバックホールMBHを介して受信した、集約局1の配下に位置するユーザ端末UE宛てのダウンリンクデータを、通信リソース制御装置10から通知された送信パターンに基づいて、PONなどの有線網からなるモバイルフロントホールMFHを介して、それぞれのユーザ端末UEと対応するリモート局RRHへ送信する機能を有している。
リモート局RRHは、ユーザ端末UEと無線通信を行う1つ以上の無線リソースRBを有する無線通信装置からなり、モバイルフロントホールMFHを介して集約局1と接続されている。
無線リソースRBは、周波数スケジューリングを行う最小単位であるリソースブロックからなり、例えば3GPP Rel.11 LTEでは、12サブキャリアが1つのリソースブロックとして規定されている。
通信リソース制御装置10は、各リモート局RRHの無線リソースRBから各ユーザ端末UEへの無線送信に関する対応関係を示す送信パターンを生成し、この送信パターンを各ベースバンド部BBUに通知することにより、各ユーザ端末UEに対して、当該ユーザ端末UEにダウンリンクデータを無線送信するための無線リソースRBをそれぞれ割り当てる機能を有している。
通信リソース制御装置10には、主な機能部として、無線スケジューラ11と有線スケジューラ12とが設けられている。なお、通信リソース制御装置10は、全体として、CPU、記憶装置、およびインタフェースを備えたコンピュータからなり、これらのハードウェア資源を制御するプログラムをCPUで実行することにより、これら機能部さらには後述するスケジューリング処理が実現される。プログラムは、外部装置や記録媒体から予め記憶装置に格納される。
無線スケジューラ11は、送信パターンの候補となる複数の候補パターンを生成する機能と、これら候補パターンごとに、当該候補パターンを適用した際に得られるユーザ端末UE全体の無線通信性能を示すメトリックを計算する機能と、当該メトリックの良好な順に候補パターンを有線スケジューラ12に通知する機能と、各ユーザ端末UEに対する送信データ量を有線スケジューラ12に通知する機能とを有している。
候補(送信)パターンは、各ユーザ端末UEから報告された当該ユーザ端末UEにおける無線通信状況、さらには各ベースバンド部BBUから報告された各ユーザ端末UEに送信すべきダウンリンクデータから予測した送信データ量に基づいて生成される。この際、無線スケジューラ11において、例えば数ms〜十数ms程度の周期で、当該周期内に含まれるパターン切替タイミングごとの候補パターンを一括して生成してもよく、後述する有線スケジューラ12での送信パターン選択処理も、候補パターン生成タイミングに合わせて事前に実行してもよい。
図2は、候補(送信)パターンの構成例である。ここでは、無線リソースRB(送信ポイントTP:Transmission Point)とユーザ端末UEとの対応関係だけが例として記載されているが、候補(送信)パターンでは、どのリモート局RRHのどの無線周波数を用いる無線リソースRBをいくつ用いて、どのユーザ端末UEにどれくらいのデータ送信レートでダウンリンクデータを送信するか、どの無線リソースRBを送信停止(B:Blank)させるかなどの無線リソース割り当て内容が設定される。具体的な送信パターンの生成については、一般的な公知の手法を用いればよい。
メトリックについては、PF(Proportional Fairness)メトリック(非特許文献5)など、無線通信性能を算出するための一般的な手法を用いればよい。メトリックの具体例としては、各ユーザ端末UEから報告された、チャネル品質表示CQI(Channel Quality Indicator)や信号対干渉雑音電力比SINR(Signal to Interface and Noise power Ratio)などの無線通信状況に基づいて、個々のユーザ端末UEにおける予想スループット(瞬時値)を当該ユーザ端末UEの平均スループットで除算した値を、全ユーザ端末UEで合計したものがある。
図3は、送信データ量の構成例である。ここでは、ユーザ端末UEごとに、当該ユーザ端末UEに送信すべき送信データ量DRが対応付けられている。この送信データ量は、各ベースバンド部BBUで蓄積しているダウンリンクデータをユーザ端末UEに送信した場合において、各ベースバンド部BBUからこれらユーザ端末UEへの送信が予想される単位時間当たりデータ量、すなわち予測スループットを表している。これら送信データ量は、各ベースバンド部BBUで予測したものを用いてもよく、各ベースバンド部BBUから報告されたユーザ端末UEごとのダウンリンクデータ蓄積量に基づき無線スケジューラ11で予測してもよい。
有線スケジューラ12は、無線スケジューラ11で生成された候補パターンのうちから、通知されたメトリックの良好な順に従って、候補パターンを1つずつ選択する機能と、無線スケジューラ11から通知されたユーザ端末UEごとの送信データ量に基づいて、選択した候補パターンを適用した際にモバイルフロントホールMFHで必要となる有線必要帯域Qを計算する機能と、得られた有線必要帯域QをモバイルフロントホールMFHでの利用可能帯域Qpと比較し、有線必要帯域Qが利用可能帯域Qpを最初に満足した候補パターンを送信パターンとして選択する機能と、選択した送信パターンをベースバンド部BBUおよび無線スケジューラ11に通知する機能とを有している。
有線必要帯域Qおよび利用可能帯域Qpは、モバイルフロントホールMFHの構成により異なる。例えば、PONでは、送信データが1つの光回線上に時分割多重で設けられた各タイムスロットのいずれか1つ以上に格納されて送信される。このため、モバイルフロントホールMFHとしてPONを用いた場合、空き帯域を融通できるため、各ユーザ端末UEの送信データ量の合計値が有線必要帯域Qとなり、光回線の各タイムスロットをまとめた利用可能な帯域が利用可能帯域Qpとなる。一方、BBUとRRHとが1:1で接続されるような回線切替方式では、空き帯域を融通できないため、個々のユーザ端末UEの送信データ量が有線必要帯域Qとなり、BBUとRRHとを結ぶ個々の回線の帯域が利用可能帯域Qpとなる。
図4は、有線必要帯域の算出例である。有線必要帯域Qは、任意の候補パターンに基づいて、ベースバンド部BBUからモバイルフロントホールMFHを介してリモート局RRHへダウンリンクデータを送信した場合に、モバイルフロントホールMFHで発生する通信負荷を示す値である。ここでは、候補パターンPatごとに、有線必要帯域Qを算出した場合が例として示されているが、有線必要帯域Qが利用可能帯域Qpを満足する候補パターンが見つかった時点で、有線必要帯域Qの算出を停止してもよい。
この有線必要帯域Qが、予め設定した、例えばモバイルフロントホールMFHの上限通信負荷などからなる利用可能帯域Qp以下であれば、モバイルフロントホールMFHでエラーが発生することなくベースバンド部BBUからリモート局RRHへダウンリンクデータが正しく送達されることが保証される。一方、有線必要帯域Qが利用可能帯域Qpを超えた場合、モバイルフロントホールMFHでエラーが発生する可能性が大きくなり、ベースバンド部BBUからリモート局RRHに対するダウンリンクデータの送達は保証されないことになる。
本発明は、このように、候補パターンのうちから、当該候補パターンを適用した場合に得られる有線必要帯域Qが利用可能帯域Qpを満足するものを、実際に用いる送信パターンとして選択するようにしたものである。これにより、モバイルフロントホールMFHにおけるダウンリンクデータの送達性が保証される送信パターンが用いられるため、モバイルフロントホールMFHでの有線必要帯域Qの増大に起因するユーザスループットの低下を抑えることができる。
[第1の実施の形態の動作]
次に、図5および図6を参照して、本実施の形態にかかる通信リソース制御装置10の動作について説明する。図5は、第1の実施の形態にかかる無線スケジューラのスケジューリング処理を示すフローチャートである。図6は、第1の実施の形態にかかる有線スケジューラのスケジューリング処理を示すフローチャートである。
通信リソース制御装置10の無線スケジューラ11および有線スケジューラ12は、一定周期で図5および図6のスケジューリング処理を実行する。
まず、無線スケジューラ11は、各ユーザ端末UEから報告された無線通信状況に基づいて、送信パターンの候補となる複数の候補パターンを生成し(ステップ100)、これら候補パターンごとに、当該候補パターンを適用した際に得られるユーザ端末UE全体の無線通信性能を示すメトリックを計算する(ステップ101)。
次に、無線スケジューラ11は、各ユーザ端末UEに関する送信データ量を有線スケジューラ12に通知した後(ステップ102)、メトリックの良好な順で候補パターンを有線スケジューラ12に通知し(ステップ103)、一連のスケジューリング処理を終了する。
一方、有線スケジューラ12は、無線スケジューラ11から通知された各ユーザ端末UEに関する送信データ量を取得した後(ステップ110)、無線スケジューラ11から通知された順、すなわちメトリックの良好な順にしたがって候補パターンを1つ選択し(ステップ111)、各ユーザ端末UEに関する送信データ量に基づいて、選択した選択候補パターンに関する有線必要帯域Qを計算する(ステップ112)。
次に、有線スケジューラ12は、得られた有線必要帯域QをモバイルフロントホールMFHでの利用可能帯域Qpと比較し(ステップ113)、有線必要帯域Qが利用可能帯域Qpより大きく、有線必要帯域Qが利用可能帯域Qpを満たしていない場合(ステップ113:NO)、ステップ111へ戻って次の新たな候補パターンを選択する。
一方、有線必要帯域Qが利用可能帯域Qp以下で、有線必要帯域Qが利用可能帯域Qpを満たしている場合(ステップ113:YES)、有線スケジューラ12は、当該選択候補パターンを送信パターンとして選択して(ステップ114)、その送信パターンをベースバンド部BBUおよび無線スケジューラ11に通知し(ステップ115)、一連のスケジューリング処理を終了する。
[第1の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、無線スケジューラ11が、ユーザ端末UEでの無線通信状況に基づいて、送信パターンの候補として複数の候補パターンを生成し、有線スケジューラ12が、これら候補パターンのうちから、当該候補パターンを適用した際にモバイルフロントホールMFHで必要となる有線必要帯域Qが、モバイルフロントホールMFHでの利用可能帯域Qpを満足する候補パターンを、集約局1で用いる送信パターンとして選択するようにしたものである。
これにより、複数の候補パターンのうちから有線必要帯域Qが利用可能帯域Qpを満足する候補パターンが送信パターンとして選択され、この送信パターンに基づいて、集約局1により、モバイルバックホールMBHから受信したこれらユーザ端末UE宛てのダウンリンクデータが、当該ユーザ端末UEと対応する無線リソースRBのリモート局RRHへ、モバイルフロントホールMFHを介して配信される。
したがって、本実施の形態によれば、無線通信性能が最も高い送信パターン以外の送信パターンが選択されることもあるが、選択された送信パターンを用いれば、モバイルフロントホールMFHでの有線必要帯域Qは、必ず利用可能帯域Qp以下となるため、モバイルフロントホールMFHの通信帯域がボトルネックとならない。このため、有線必要帯域Qの増大に起因したモバイルフロントホールMFHでのパケット送信エラーによるパケット再送を回避することができ、ユーザスループットの低下を抑制することができる。これにより、有線網であるモバイルフロントホールMFHを含む無線通信システム全体での低遅延化、帯域利用効率の改善、低電力化を図ることができ、集約局1の配下に位置する各ユーザ端末UEに対して、極めて有用な無線通信サービスを提供することが可能となる。
また、本実施の形態において、有線スケジューラ12が、候補パターンの有線必要帯域Qを利用可能帯域Qpと比較する際、候補パターンのうち、当該候補パターンを適用した際に得られるユーザ端末UE全体の無線通信性能が高い候補パターンから順に比較し、有線必要帯域Qが最初に利用可能帯域Qpを満足した候補パターンを送信パターンとして選択するようにしてもよい。
これにより、集約局1で用いる送信パターンとして、利用可能帯域Qpを満足する有線必要帯域Qが得られるだけでなく、ユーザ端末UE全体の無線通信性能がより高い候補パターンを、少ない比較回数で極めて効率よく選択することができる。
なお、本実施の形態では、無線スケジューラ11から有線スケジューラ12に対して、候補パターンを通知する際、PFメトリックで評価される無線通信性能が高い候補パターンから順に通知する場合を例として説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ラウンドロビンや最大レートスケジューラなど、他の無線スケジューリングアルゴリズムを適用し、それぞれのアルゴリズムに応じたメトリックを計算し、当該メトリックで評価される無線通信性能が高い候補パターンから順に通知するようにしてもよい。
なお、本実施の形態では、モバイルフロントホールMFHにより集約局1とリモート局RRHとがそれぞれ1対1で接続される形態で説明したが、モバイルフロントホールMFHの構成はこれに限らない。例えば、1対多の接続形態であるPONを用いることもある。PONを用いる場合、各ベースバンド部BBUから送信されるデータを1本の光ファイバに多重し、PONで通信可能なフレームフォーマットへ変換する処理部を集約局1に追加すればよい。このように、PONを用いることで、1本の光ファイバを複数のリモート局RRHで共用することができるため、コスト削減の効果がある。
なお、本実施の形態では、無線スケジューラ11から有線スケジューラ12に各ユーザ端末UEに関する送信データ量を通知し、有線スケジューラ12で送信パターンごとに有線必要帯域Qを算出する場合を例として説明したが、これに限定されるものではない。例えば、送信パターンごとに有線必要帯域Qを無線スケジューラ11で算出し、これら有線必要帯域Qを無線スケジューラ11から有線スケジューラ12に通知してもよい。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態にかかる通信リソース制御装置10について詳細に説明する。
前述した第1の実施の形態では、有線スケジューラ12において、候補パターンのうちから送信パターンを選択する際、各候補パターンについて、さらには無線通信性能が高い候補パターンから順に、有線必要帯域Qを利用可能帯域Qpと比較する場合を例として説明した。本実施の形態では、無線通信性能が最も高い候補パターンを選択した後、その有線必要帯域Qが利用可能帯域Qp以下となるよう当該候補パターンの送信データ量を調整したものを送信パターンとして選択する場合について説明する。
すなわち、本実施の形態において、有線スケジューラ12は、候補パターンの有線必要帯域Qを利用可能帯域Qpと比較する際、候補パターンのうち、当該候補パターンを適用した際に得られるユーザ端末UE全体の無線通信性能が最も高い候補パターンの有線必要帯域Qを利用可能帯域Qpと比較し、有線必要帯域Qが利用可能帯域Qpを超えた場合には、有線必要帯域Qが利用可能帯域Qpを満足するよう候補パターンにおける各無線リソースRBでのデータ送信量を削減した後、当該候補パターンを送信パターンとして選択する機能を有している。
本実施の形態にかかる通信リソース制御装置10のその他の構成については、前述した第1の実施の形態と同様であり、ここでの説明は省略する。
[第2の実施の形態の動作]
次に、図7および図8を参照して、本実施の形態にかかる通信リソース制御装置10の動作について説明する。図7は、第2の実施の形態にかかる無線スケジューラのスケジューリング処理を示すフローチャートである。図8は、第2の実施の形態にかかる有線スケジューラのスケジューリング処理を示すフローチャートである。
通信リソース制御装置10の無線スケジューラ11および有線スケジューラ12は、一定周期で図7および図8のスケジューリング処理を実行する。
まず、無線スケジューラ11は、各ユーザ端末UEから報告された無線通信状況に基づいて、送信パターンの候補となる複数の候補パターンを生成し(ステップ200)、これら候補パターンごとに、当該候補パターンを適用した際に得られるユーザ端末UE全体の無線通信性能を示すメトリックを計算する(ステップ201)。
次に、無線スケジューラ11は、メトリックが最も良好な候補パターンを送信パターンとして有線スケジューラ12に通知した後(ステップ202)、通知した送信パターンにおける各ユーザ端末UEに関する送信データ量を有線スケジューラ12に通知し(ステップ203)、一連のスケジューリング処理を終了する。
一方、有線スケジューラ12は、無線スケジューラ11から通知された各ユーザ端末UEに関する送信データ量を取得した後(ステップ210)、無線スケジューラ11から通知された候補パターンを選択し(ステップ211)、選択した候補パターンに関する有線必要帯域Qを計算する(ステップ212)。
次に、有線スケジューラ12は、得られた有線必要帯域QをモバイルフロントホールMFHでの利用可能帯域Qpと比較し(ステップ213)、有線必要帯域Qが利用可能帯域Qpより大きく、有線必要帯域Qが利用可能帯域Qpを満たしていない場合(ステップ213:NO)、当該候補パターンのうちダウンリンクデータの送信に用いる各無線リソースRBでのデータ送信量を削減することにより候補パターンを修正した後(ステップ214)、ステップ211へ戻り、有線必要帯域Qが利用可能帯域Qpを満足するまでループ処理を繰り返す。
この際、データ送信量の削減の方法としては、例えば、有線必要帯域Qと利用可能帯域Qpとの差分ΔQ(=Q−Qp)を、当該候補パターンのうちダウンリンクデータの送信に用いる無線リソースRBの数で除算して得られたデータ量だけ一律に削減すればよい。これにより、最も少ないループ処理回数で有線必要帯域Qが利用可能帯域Qpを満足するよう候補パターンを修正できる。
このほか、ステップ213において、各無線リソースRBのデータ送信量を一律に一定データ量(例えば1バイト)ずつ削減するようにしてもよく、さらにはループ処理回数に応じてデータ削減量を増加させて、ループ処理回数を削減するようにしてもよい。
また、送信データを一律に削減するのではなく、例えば有線スケジューラ12の外部から通知された、あるいは有線スケジューラ12の内部で決定した、送信データの優先度に基づいて、優先度の引く無線リソースRBのデータから順にデータ量を削減するようにしてもよい。
一方、有線必要帯域Qが利用可能帯域Qp以下で、有線必要帯域Qが利用可能帯域Qpを満たしている場合(ステップ213:YES)、有線スケジューラ12は、当該選択候補パターンを送信パターンとして選択して(ステップ215)、その送信パターンと送信データ量をベースバンド部BBUおよび無線スケジューラ11に通知し(ステップ216)、一連のスケジューリング処理を終了する。
[第2の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、有線スケジューラ12が、候補パターンの有線必要帯域Qを利用可能帯域Qpと比較する際、候補パターンのうち、当該候補パターンを適用した際に得られるユーザ端末UE全体の無線通信性能が最も高い候補パターンの有線必要帯域Qを利用可能帯域Qpと比較し、有線必要帯域Qが利用可能帯域Qpを超えた場合には、有線必要帯域Qが利用可能帯域Qpを満足するよう候補パターンにおける各無線リソースRBでのデータ送信量を削減した後、当該候補パターンを送信パターンとして選択するようにしたものである。
これにより、ユーザ端末UE全体の無線通信性能が高く、かつ、有線必要帯域Qが利用可能帯域Qpを満足する候補パターンを選択することができる。また、第1の実施の形態と比較して、無線スケジューラ11から有線スケジューラ12に通知する候補パターンが1つで済み、有線スケジューラ12において複数の候補パターンについて処理を繰り返し行う必要がなくなる。このため、有線スケジューラ12の回路構成や処理負担を大幅に削減できるとともに、送信パターン選択に必要とされる所要時間を大幅に短縮でき、特に無線通信システム全体での低遅延化および低電力化に極めて有用である。
また、本実施の形態において、データ送信量を削減する際、有線スケジューラ12が、候補パターンの有線必要帯域Qと利用可能帯域Qpとの差分を、当該候補パターンのうちダウンリンクデータの送信に用いる無線リソースRBの数で除算して得られたデータ量だけ、各無線リソースRBでのデータ送信量を一律に削減するようにしてもよい。これにより、最も少ないループ処理回数で有線必要帯域Qが利用可能帯域Qpを満足するよう候補パターンを修正できる。
なお、データ送信量を削減する際、有線スケジューラ12が、候補パターンの有線必要帯域Qが利用可能帯域Qpを満足するまで、当該候補パターンのうちダウンリンクデータの送信に用いる各無線リソースRBのデータ送信量を一定量だけ一律に繰り返し削減するようにしてもよく、さらには、データ送信量の削減を繰り返すごとに、削減量を増加させるようにしてもよい。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態にかかる通信リソース制御装置10について詳細に説明する。
前述した第2の実施の形態では、有線スケジューラ12において、無線スケジューラ11から通知された無線通信性能が最も高い候補パターンについて、有線必要帯域Qが利用可能帯域Qpを満足しない場合、当該候補パターンの送信データ量を調整する場合を例として説明した。本実施の形態では、無線通信性能が最も高い候補パターンについて、有線必要帯域Qが利用可能帯域Qpを満足しない場合、有線必要帯域Q分の確保をモバイルフロントホールMFHに対して要求する場合について説明する。
すなわち、本実施の形態において、有線スケジューラ12は、候補パターンの有線必要帯域Qを利用可能帯域Qpと比較する際、候補パターンのうち、当該候補パターンを適用した際に得られるユーザ端末UE全体の無線通信性能が最も高い候補パターンの有線必要帯域Qを利用可能帯域Qpと比較し、有線必要帯域Qが利用可能帯域Qpを超えた場合には、有線必要帯域Q分の帯域確保をモバイルフロントホールMFHに対して要求する機能を有している。
本実施の形態にかかる通信リソース制御装置10のその他の構成については、前述した第2の実施の形態と同様であり、ここでの説明は省略する。
[第3の実施の形態の動作]
次に、図7および図9を参照して、本実施の形態にかかる通信リソース制御装置10の動作について説明する。図9は、第3の実施の形態にかかる有線スケジューラのスケジューリング処理を示すフローチャートである。
通信リソース制御装置10の無線スケジューラ11および有線スケジューラ12は、一定周期で図7および図8のスケジューリング処理を実行する。
まず、無線スケジューラ11は、各ユーザ端末UEから報告された無線通信状況に基づいて、送信パターンの候補となる複数の候補パターンを生成し(ステップ200)、これら候補パターンごとに、当該候補パターンを適用した際に得られるユーザ端末UE全体の無線通信性能を示すメトリックを計算する(ステップ201)。
次に、無線スケジューラ11は、メトリックが最も良好な候補パターンを送信パターンとして有線スケジューラ12に通知した後(ステップ202)、通知した送信パターンにおける各ユーザ端末UEに関する送信データ量を有線スケジューラ12に通知し(ステップ203)、一連のスケジューリング処理を終了する。
一方、有線スケジューラ12は、無線スケジューラ11から通知された各ユーザ端末UEに関する送信データ量を取得した後(ステップ310)、無線スケジューラ11から通知された候補パターンを選択し(ステップ311)、選択した候補パターンに関する有線必要帯域Qを計算する(ステップ312)。
次に、有線スケジューラ12は、得られた有線必要帯域QをモバイルフロントホールMFHでの利用可能帯域Qpと比較し(ステップ313)、有線必要帯域Qが利用可能帯域Qp以下で、有線必要帯域Qが利用可能帯域Qpを満たしている場合(ステップ313:YES)、有線スケジューラ12は、当該選択候補パターンを送信パターンとして選択して(ステップ314)、その送信パターンをベースバンド部BBUおよび無線スケジューラ11に通知し(ステップ315)、一連のスケジューリング処理を終了する。
一方、有線必要帯域Qが利用可能帯域Qpより大きく、有線必要帯域Qが利用可能帯域Qpを満たしていない場合(ステップ313:NO)、有線スケジューラ12は、有線必要帯域Qと利用可能帯域Qpとの差分から追加帯域Qaを算出し(ステップ316)、この追加帯域Qaを指定した、全体で有線必要帯域Q分の帯域確保をモバイルフロントホールMFHに要求した後(ステップ317)、ステップ314へ移行する。
[第3の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、有線スケジューラ12が、候補パターンの有線必要帯域Qを利用可能帯域Qpと比較する際、候補パターンのうち、当該候補パターンを適用した際に得られるユーザ端末UE全体の無線通信性能が最も高い候補パターンの有線必要帯域Qを利用可能帯域Qpと比較し、有線必要帯域Qが利用可能帯域Qpを超えた場合には、有線必要帯域Q分の帯域確保をモバイルフロントホールMFHに対して要求するようにしたものである。
これにより、各ユーザ端末UEの送信データ量を削減することなく、ユーザ端末UE全体の無線通信性能が最も高い候補パターンを用いることができる。
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態にかかる通信リソース制御装置10について詳細に説明する。
前述した第3の実施の形態では、モバイルフロントホールMFHへの帯域確保要求が受け付けられるものとし、モバイルフロントホールMFHからの受付可否に関する返答がない場合を前提して説明した。本実施の形態では、要求した帯域確保に対するモバイルフロントホールMFHからの受付可否に関する返答がある場合には、その返答の内容に応じて処理を変更する場合について説明する。
すなわち、本実施の形態において、有線スケジューラ12は、有線必要帯域Q分の帯域確保をモバイルフロントホールMFHに対して要求した後、モバイルフロントホールMFHからの帯域確保の可否に関する返答を確認する機能と、当該返答が帯域確保可の場合には、候補パターンを送信パターンとして選択する機能と、当該返答が帯域確保不可の場合には、次の候補パターンを選択する機能とを有している。
本実施の形態にかかる通信リソース制御装置10のその他の構成については、前述した第3の実施の形態と同様であり、ここでの説明は省略する。
[第4の実施の形態の動作]
次に、図5および図10を参照して、本実施の形態にかかる通信リソース制御装置10の動作について説明する。図10は、第4の実施の形態にかかる有線スケジューラのスケジューリング処理を示すフローチャートである。
通信リソース制御装置10の無線スケジューラ11および有線スケジューラ12は、一定周期で図5および図10のスケジューリング処理を実行する。
まず、無線スケジューラ11は、各ユーザ端末UEから報告された無線通信状況に基づいて、送信パターンの候補となる複数の候補パターンを生成し(ステップ100)、これら候補パターンごとに、当該候補パターンを適用した際に得られるユーザ端末UE全体の無線通信性能を示すメトリックを計算する(ステップ101)。
次に、無線スケジューラ11は、各ユーザ端末UEに関する送信データ量を有線スケジューラ12に通知した後(ステップ102)、メトリックの良好な順で候補パターンを有線スケジューラ12に通知し(ステップ103)、一連のスケジューリング処理を終了する。
一方、有線スケジューラ12は、無線スケジューラ11から通知された各ユーザ端末UEに関する送信データ量を取得した後(ステップ410)、無線スケジューラ11から通知された順、すなわちメトリックの良好な順にしたがって候補パターンを1つ選択し(ステップ411)、選択した候補パターンに関する有線必要帯域Qを計算する(ステップ412)。
次に、有線スケジューラ12は、得られた有線必要帯域QをモバイルフロントホールMFHでの利用可能帯域Qpと比較し(ステップ413)、有線必要帯域Qが利用可能帯域Qp以下で、有線必要帯域Qが利用可能帯域Qpを満たしている場合(ステップ413:YES)、有線スケジューラ12は、当該選択候補パターンを送信パターンとして選択して(ステップ414)、その送信パターンをベースバンド部BBUおよび無線スケジューラ11に通知し(ステップ415)、一連のスケジューリング処理を終了する。
一方、有線必要帯域Qが利用可能帯域Qpより大きく、有線必要帯域Qが利用可能帯域Qpを満たしていない場合(ステップ413:NO)、有線スケジューラ12は、有線必要帯域Qと利用可能帯域Qpとの差分から追加帯域Qaを算出し(ステップ416)、この追加帯域Qaを指定した、全体で有線必要帯域Q分の帯域確保をモバイルフロントホールMFHに要求する(ステップ417)。
この後、有線スケジューラ12は、モバイルフロントホールMFHからの返答を確認し(ステップ418)、返答が帯域確保可を示す場合(ステップ418:YES)、ステップ414へ移行し、モバイルフロントホールMFHからの返答が帯域確保不可を示す場合(ステップ418:NO)、ステップ411へ戻って次の新たな候補パターンを選択する。
[第4の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、有線スケジューラ12が、有線必要帯域Q分の帯域確保をモバイルフロントホールMFHに対して要求した後、モバイルフロントホールMFHからの帯域確保の可否に関する返答を確認し、当該返答が帯域確保可の場合には、候補パターンを送信パターンとして選択し、当該返答が帯域確保不可の場合には、次の候補パターンを選択するようにしたものである。
これにより、モバイルフロントホールMFHでの帯域確保不可の場合には、他の候補パターンに基づくスケジューリングを行うことができ、複数の候補パターンのうちからモバイルバックホールMBHで有線必要帯域Q分の帯域が確保できる候補パターンを送信パターンとして選択することが可能となる。
[第5の実施の形態]
次に、本発明の第5の実施の形態にかかる通信リソース制御装置10について詳細に説明する。
前述した第4の実施の形態では、モバイルフロントホールMFHに要求した帯域確保に対してモバイルフロントホールMFHからの受付可否に関する返答があり、その返答が帯域確保不可の場合は、他の候補パターンを選択してスケジューリングを行う場合について説明した。本実施の形態では、モバイルフロントホールMFHからの返答が帯域確保不可の場合は、各無線リソースRBの送信データ量を削減する場合について説明する。
すなわち、本実施の形態において、有線スケジューラ12は、有線必要帯域Q分の帯域確保をモバイルフロントホールMFHに対して要求した後、モバイルフロントホールMFHからの帯域確保の可否に関する返答を確認する機能と、当該返答が帯域確保可の場合には、候補パターンを送信パターンとして選択する機能と、当該返答が帯域確保不可の場合には、有線必要帯域Qが利用可能帯域Qpを満足するよう候補パターンにおける各無線リソースRBでのデータ送信量を削減した後、当該候補パターンを送信パターンとして選択する機能とを有している。
本実施の形態にかかる通信リソース制御装置10のその他の構成については、前述した第4の実施の形態と同様であり、ここでの説明は省略する。
[第5の実施の形態の動作]
次に、図7および図11を参照して、本実施の形態にかかる通信リソース制御装置10の動作について説明する。図11は、第5の実施の形態にかかる有線スケジューラのスケジューリング処理を示すフローチャートである。
通信リソース制御装置10の無線スケジューラ11および有線スケジューラ12は、一定周期で図7および図11のスケジューリング処理を実行する。
まず、無線スケジューラ11は、各ユーザ端末UEから報告された無線通信状況に基づいて、送信パターンの候補となる複数の候補パターンを生成し(ステップ200)、これら候補パターンごとに、当該候補パターンを適用した際に得られるユーザ端末UE全体の無線通信性能を示すメトリックを計算する(ステップ201)。
次に、無線スケジューラ11は、メトリックが最も良好な候補パターンを送信パターンとして有線スケジューラ12に通知した後(ステップ202)、通知した送信パターンにおける各ユーザ端末UEに関する送信データ量を有線スケジューラ12に通知し(ステップ203)、一連のスケジューリング処理を終了する。
一方、有線スケジューラ12は、無線スケジューラ11から通知された各ユーザ端末UEに関する送信データ量を取得した後(ステップ510)、無線スケジューラ11から通知された順、すなわちメトリックの良好な順にしたがって候補パターンを1つ選択し(ステップ511)、選択した候補パターンに関する有線必要帯域Qを計算する(ステップ512)。
次に、有線スケジューラ12は、得られた有線必要帯域QをモバイルフロントホールMFHでの利用可能帯域Qpと比較し(ステップ513)、有線必要帯域Qが利用可能帯域Qp以下で、有線必要帯域Qが利用可能帯域Qpを満たしている場合(ステップ513:YES)、有線スケジューラ12は、当該選択候補パターンを送信パターンとして選択して(ステップ514)、その送信パターンをベースバンド部BBUおよび無線スケジューラ11に通知し(ステップ515)、一連のスケジューリング処理を終了する。
一方、有線必要帯域Qが利用可能帯域Qpより大きく、有線必要帯域Qが利用可能帯域Qpを満たしていない場合(ステップ513:NO)、有線スケジューラ12は、有線必要帯域Qと利用可能帯域Qpとの差分から追加帯域Qaを算出し(ステップ516)、この追加帯域Qaを指定した、全体で有線必要帯域Q分の帯域確保をモバイルフロントホールMFHに要求する(ステップ517)。
この後、有線スケジューラ12は、モバイルフロントホールMFHからの返答を確認し(ステップ518)、返答が帯域確保可を示す場合(ステップ518:YES)、ステップ514へ移行する。
一方、モバイルフロントホールMFHからの返答が帯域確保不可を示す場合(ステップ518:NO)、有線スケジューラ12は、当該候補パターンのうちダウンリンクデータの送信に用いる各無線リソースRBでのデータ送信量を削減することにより候補パターンを修正する(ステップ519)。
続いて、有線スケジューラ12は、選択した候補パターンに関する有線必要帯域Qを計算し(ステップ520)、得られた有線必要帯域QをモバイルフロントホールMFHでの利用可能帯域Qpと比較し(ステップ521)、有線必要帯域Qが利用可能帯域Qpより大きく、有線必要帯域Qが利用可能帯域Qpを満たしていない場合(ステップ521:NO)、ステップ519へ戻り、データ送信量を削減し、有線必要帯域Qが利用可能帯域Qpを満足するまでループ処理を繰り返す。
一方、有線必要帯域Qが利用可能帯域Qp以下で、有線必要帯域Qが利用可能帯域Qpを満たしている場合(ステップ521:YES)、ステップ514へ移行する。
[第5の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、有線スケジューラ12が、有線必要帯域Q分の帯域確保をモバイルフロントホールMFHに対して要求した後、モバイルフロントホールMFHからの帯域確保の可否に関する返答を確認し、当該返答が帯域確保可の場合には、候補パターンを送信パターンとして選択し、当該返答が帯域確保不可の場合には、有線必要帯域Qが利用可能帯域Qpを満足するよう候補パターンにおける各無線リソースRBでのデータ送信量を削減した後、当該候補パターンを送信パターンとして選択するようにしたものである。
これにより、モバイルフロントホールMFHでの帯域確保不可の場合には、第4の実施の形態のように、他の候補パターンに対する処理を繰り返し行うことなく、ユーザ端末UE全体の無線通信性能が高く、かつ、有線必要帯域Qが利用可能帯域Qpを満足する候補パターンに基づいて、モバイルバックホールMBHで有線必要帯域Q分の帯域が確保できる候補パターンを送信パターンとして選択することが可能となる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
1…集約局(CU)、10…通信リソース制御装置、11…無線スケジューラ、12…有線スケジューラ、BBU…ベースバンド部、MBH…モバイルバックホール、MFH…モバイルフロントホール、RRH…リモート局、RB…無線リソース、UE…ユーザ端末、Q…有線必要帯域、Qp…利用可能帯域。

Claims (8)

  1. 各リモート局の無線リソースから各ユーザ端末への無線送信に用いる対応関係を示す送信パターンに基づいて、モバイルバックホールから受信したこれらユーザ端末宛てのダウンリンクデータを、当該ユーザ端末と対応する無線リソースのリモート局へ、有線網からなるモバイルフロントホールを介して配信する集約局で用いられる通信リソース制御装置であって、
    前記ユーザ端末での無線通信状況に基づいて、前記送信パターンの候補として複数の候補パターンを生成する無線スケジューラと、
    前記候補パターンのうちから、当該候補パターンを適用した際に前記モバイルフロントホールで必要となる有線必要帯域が、当該モバイルフロントホールでの利用可能帯域を満足する候補パターンを、前記集約局で用いる前記送信パターンとして選択する有線スケジューラと
    を備えることを特徴とする通信リソース制御装置。
  2. 請求項1に記載の通信リソース制御装置において、
    前記有線スケジューラは、前記候補パターンのうち、当該候補パターンを適用した際に得られる前記ユーザ端末全体の無線通信性能が高い候補パターンから順に比較し、当該有線必要帯域が最初に当該利用可能帯域を満足した候補パターンを前記送信パターンとして選択することを特徴とする通信リソース制御装置。
  3. 請求項1に記載の通信リソース制御装置において、
    前記有線スケジューラは、前記候補パターンのうち、当該候補パターンを適用した際に得られる前記ユーザ端末全体の無線通信性能が最も高い候補パターンの有線必要帯域を当該利用可能帯域と比較し、当該有線必要帯域が当該利用可能帯域を超えた場合には、当該有線必要帯域が当該利用可能帯域を満足するよう当該候補パターンにおける前記各無線リソースでのデータ送信量を削減した後、当該候補パターンを前記送信パターンとして選択することを特徴とする通信リソース制御装置。
  4. 請求項3に記載の通信リソース制御装置において、
    前記有線スケジューラは、前記データ送信量を削減する際、前記候補パターンの有線必要帯域と前記利用可能帯域との差分を、当該候補パターンのうちダウンリンクデータの送信に用いる無線リソースの数で除算して得られたデータ量だけ、前記各無線リソースでのデータ送信量を一律に削減することを特徴とする通信リソース制御装置。
  5. 請求項3に記載の通信リソース制御装置において、
    前記有線スケジューラは、前記データ送信量を削減する際、前記候補パターンの有線必要帯域が前記利用可能帯域を満足するまで、当該候補パターンのうちダウンリンクデータの送信に用いる各無線リソースのデータ送信量を一定量だけ一律に繰り返し削減することを特徴とする通信リソース制御装置。
  6. 請求項1に記載の通信リソース制御装置において、
    前記有線スケジューラは、前記候補パターンのうち、当該候補パターンを適用した際に得られる前記ユーザ端末全体の無線通信性能が最も高い候補パターンの有線必要帯域を当該利用可能帯域と比較し、当該有線必要帯域が当該利用可能帯域を超えた場合には、当該有線必要帯域分の帯域確保を前記モバイルフロントホールに対して要求することを特徴とする通信リソース制御装置。
  7. 請求項6に記載の通信リソース制御装置において、
    前記有線スケジューラは、前記帯域確保の要求に対して前記モバイルフロントホールから確保不可の返答があった場合、前記有線必要帯域が前記利用可能帯域を満足するか前記有線必要帯域分の帯域が当該モバイルフロントホールで確保されるまで前記無線通信性能が高い順に新たな候補パターンを選択し、あるいは、当該有線必要帯域が当該利用可能帯域を満足するよう当該候補パターンにおける前記各無線リソースでのデータ送信量を削減することを特徴とする通信リソース制御装置。
  8. 各リモート局の無線リソースから各ユーザ端末への無線送信に関する対応関係を示す送信パターンに基づいて、モバイルバックホールから受信したこれらユーザ端末宛てのダウンリンクデータを、当該ユーザ端末と対応する無線リソースのリモート局へ、有線網からなるモバイルフロントホールを介して配信する集約局で用いられる通信リソース制御方法であって、
    無線スケジューラが、前記ユーザ端末での無線通信状況に基づいて、前記送信パターンの候補として複数の候補パターンを生成する無線スケジューリングステップと、
    有線スケジューラが、前記候補パターンのうちから、当該候補パターンを適用した際に前記モバイルフロントホールで必要となる有線必要帯域が、当該モバイルフロントホールでの利用可能帯域を満足する候補パターンを、前記集約局で用いる前記送信パターンとして選択する有線スケジューリングステップと
    を備えることを特徴とする通信リソース制御方法。

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