JP6262090B2 - 未臨界状態の推定方法及び未臨界状態推定システム - Google Patents
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Description
ここで、図2に未臨界状態推定システム1を原子炉建屋内に設置した状態を示す。先ず原子炉建12内の構造について説明する。通常状態において、BWRは、図示しない原子炉を原子炉格納容器13内に備えている。原子炉格納容器13は、原子炉建屋12内に設置されて、上端部に原子炉格納容器上蓋17が取り付けられて密封されている。原子炉格納容器13は、圧力抑制プールが内部に形成された圧力抑制室(ウェットウェル)33を有する。原子炉格納容器13に連絡されるベント通路34の一端が、圧力抑制室33内の圧力抑制プールの冷却水中に浸漬されている。原子炉格納容器上蓋17の真上に複数に分割された放射線遮蔽体であるシールドプラグが配置され、これらのシールドプラグが、原子炉建屋12のオペレーションフロア32に設置されている。
また、ウラン濃縮度を変化させるシミュレーションでは、式(1)の条件でシミュレーションしたときに得られた、中性子増倍率が最大となる条件、すなわち、核燃料物質と水との体積比を以下の式(2)で一定とし、
核燃料物質:水 = 0.4:0.6 ・・・(2)
ウラン濃縮度を約1%〜約5%の範囲で変化させる条件とした。
2・・・未臨界状態推定装置
3・・・画像取得部
4・・・中性子検出器
5・・・入力部
6・・・表示部
7・・・移動装置
8・・・作業台
9・・・第1の支持部材
10・・・第2の支持部材
11・・・燃料デブリ
12・・・原子炉建屋
13・・・原子炉格納容器
14・・・原子炉圧力容器
15・・・蒸気乾燥器
16・・・気水分離器
17・・・原子炉格納容器上蓋
18・・・原子炉圧力容器上蓋
19・・・ペデスタル
20a・・・第1の信号線
20b・・・第2の信号線
21・・・I/OIF
22・・・入力条件作成部
23・・・シミュレーション部
24・・・未臨界推定部
25・・・構造物データベース(構造物DB)
26・・・内部バス
30・・・トライヤ・セパレータプール
31・・・使用済燃料貯蔵プール
32・・・オペレーションフロア
33・・・圧力抑制室(ウェットウェル)
34・・・ベント通路
35・・・コンクリートマット
Claims (10)
- 燃料デブリの画像を取得し、取得画像に基づき3次元形状データを生成する画像取得部と、
前記燃料デブリより発せられる中性子を測定する中性子検出器と、
前記取得された画像データ及び3次元形状データに基づき前記燃料デブリの状態をシミュレーションし、シミュレーション結果及び計測された中性子に基づき前記燃料デブリの中性子増倍率を抽出し、前記燃料デブリの未臨界度を推定する未臨界状態推定装置と、を備えることを特徴とする未臨界状態推定システム。 - 請求項1に記載の未臨界状態推定システムにおいて、
前記未臨界状態推定装置は、
前記画像データ及び3次元形状データにおける燃料デブリの境界を設定する入力条件作成部と、
少なくとも、前記燃料デブリに関する核燃料物質の組成及び原子炉建屋内の構造物の組成を格納する構造物データベースと、
前記設定された燃料デブリの境界及び前記構造物データベースに格納される組成に基づき前記燃料デブリの中性子増倍率を抽出するシミュレーション部と、
前記シミュレーション結果及び前記中性子検出器により測定された中性子に基づき、前記燃料デブリの未臨界度を推定する未臨界推定部と、を有することを特徴とする未臨界状態推定システム。 - 請求項2に記載の未臨界状態推定システムにおいて、
前記シミュレーション部は、シミュレーションモデル上での中性子検出器により得られる燃料デブリの中性子フラックスと中性子増倍率との関係を前記シミュレーション結果として出力し、
前記未臨界推定部は、前記中性子検出器により測定された中性子フラックスと、前記中性子フラックスと中性子増倍率との関係から、前記燃料デブリの中性子増倍率を抽出し、前記未臨界度として出力することを特徴とする未臨界状態推定システム。 - 請求項1乃至請求項3のうち、いずれか1項に記載の未臨界状態推定システムにおいて、
前記画像取得部が先端部に取り付けられた第1の支持部材と、
前記中性子検出器が先端部に取り付けられた第2の支持部材と、
前記1及び第2の支持部材を原子炉圧力容器内で鉛直方向に上下動可能とし、前記未臨界状態推定装置と電気的に接続される移動装置を備えることを特徴とする未臨界状態推定システム。 - 請求項2乃至請求項4のうち、いずれか1項に記載の未臨界状態推定システムにおいて、
前記燃料デブリが原子炉建屋内の構造物に侵食する状態において、前記シミュレーション部は、前記画像取得部からの構造物上の燃料デブリの3次元形状データにより得られる前記構造物上の燃料デブリの体積を用いて前記中性子増倍率を算出することを特徴とする未臨界状態推定システム。 - 請求項2乃至請求項4のうち、いずか1項に記載の未臨界状態推定システムにおいて、
前記燃料デブリが原子炉建屋内の構造物に侵食する状態において、
前記シミュレーション部は、シミュレーションモデル上の前記構造物に侵食する燃料デブリに対し、複数の中性子検出器の配置位置を設定し、当該設定された配置位置毎に、前記燃料デブリの中性子フラックスと中性子増倍率との関係を求め、当該求めた中性子フラックスと中性子増倍率の関係の変化が最小となる中性子検出器の配置位置を求めることを特徴とする未臨界状態推定システム。 - 請求項2に記載の未臨界状態推定システムにおいて、
前記シミュレーション部は、シミュレーションモデル上での中性子検出器により得られる燃料デブリの中性子計数率と中性子増倍率との関係を前記シミュレーション結果として出力し、
前記未臨界推定部は、前記中性子検出器により測定された中性子計数率と、前記中性子計数率と中性子増倍率との関係から、前記燃料デブリの中性子増倍率を抽出し、前記未臨界度として出力することを特徴とする未臨界状態推定システム。 - 原子炉建屋内に存在する燃料デブリの未臨界度を推定する未臨界状態推定方法であって、
先端部に画像取得部が設置される第1の支持部材を、前記原子炉建屋内で鉛直方向に下降させ、前記画像取得部を前記燃料デブリの近傍に位置付ける工程と、
先端部に中性子検出器が設置される第2の支持部材を、前記原子炉建屋内で鉛直方向に下降させ、前記中性子検出器を前記燃料デブリの近傍に位置付ける工程と、
前記画像取得部により取得された前記燃料デブリの画像データ及び3次元形状データに基づき前記燃料デブリの状態をシミュレーションする工程と、
シミュレーション結果及び前記中性子検出器による計測結果に基づき前記燃料デブリの中性子増倍率を抽出し、前記燃料デブリの未臨界度を推定する未臨界度推定工程からなることを特徴とする未臨界状態推定方法。 - 請求項8に記載の未臨界状態推定方法において、
前記シミュレーションする工程は、前記画像データ及び3次元形状データにおける燃料デブリの境界を設定する工程を含み、
前記未臨界度推定工程は、少なくとも前記燃料デブリに関する核燃料物質の組成及び原子炉建屋内の構造物の組成を格納する構造物データベースを参照し、前記シミュレーション結果と前記中性子検出器による計測結果に基づき前記燃料デブリの中性子増倍率を抽出する工程を含むことを特徴とする未臨界状態推定方法。 - 請求項9に記載の未臨界状態推定方法において、
前記画像取得部及び前記中性子検出器を前記燃料デブリの近傍に位置付ける工程の前に、前記原子炉建屋内の原子炉圧力容器の上方に作業台を設置し、前記第1及び第2の支持部材を上下動させると共に、作業台上を水平方向に移動可能な移動装置を、前記作業台に設置する準備工程を有することを特徴とする未臨界状態推定方法。
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