JP6260217B2 - 情報処理装置および情報処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、楽音を含むデータを評価する際のユーザインターフェースに関する。
人間の歌唱を、カラオケ装置等の装置が自動的に評価する技術が知られている。装置による評価を人間による評価に近づけるため種々の技術が開発されている。例えば特許文献1は、実歌唱信号の音響特徴を分析および比較してピッチずれ等の比較結果を得た上で評価者(人間)に評価を行わせ、この評価結果に近づくように装置における評価処理を修正する技術を開示している。
特開2007−241015号公報
特許文献1に記載の技術によれば、評価を入力できるタイミングは一様であった。これに対し本発明は、評価されるデータに基づくタイミングで評価をすることができる技術を提供する。
本発明は、楽音を含むデータを解析し、所定の評価指標の時間変化を示す解析結果を出力する解析手段と、前記データの再生中に、前記解析手段による解析結果により示される前記評価指標がしきい値を超えたタイミングで、当該データの評価のための入力操作子の画像を表示手段に表示させる表示制御手段と、前記入力操作子の画像に対して行われた操作を認識する認識手段とを有する情報処理装置を提供する。
この情報処理装置は、前記認識手段により認識された操作を示す情報を用いて、前記データを評価するデータ評価手段を有してもよい。
前記解析手段は、前記データを決められたアルゴリズムに従って解析し、この情報処理装置は、前記アルゴリズムおよび前記しきい値の少なくとも一方を変化させる変化手段と、前記変化手段により変化させられた前記アルゴリズムまたは前記しきい値の確からしさを、前記認識手段により認識された操作を示す情報を用いて評価するアルゴリズム評価手段とを有してもよい。
また、本発明は、楽音を含むデータの解析結果として所定の評価指標の時間変化を示す情報を取得する取得手段と、前記データの再生中に、前記取得手段により取得された情報により示される前記評価指標がしきい値を超えたタイミングで、当該データの評価のための入力操作子の画像を表示手段に表示させる表示制御手段と、前記入力操作子の画像に対して行われた操作を認識する認識手段とを有する情報処理システムを提供する。
この情報処理システムによれば、評価されるデータに基づくタイミングで評価をすることができる。
一実施形態に係る情報処理システム1の機能構成を示す図。 情報処理システム1の機能分担の別の例を示す図。 クライアント装置10のハードウェア構成を例示する図。 サーバ装置20のハードウェア構成を例示する図。 情報処理システム1の動作を示すフローチャート。 動画データの解析結果を例示する図。 画面表示の遷移例を示す図。 評価ボタンを介して受け付けられた入力を例示する図。
1.構成
図1Aは、一実施形態に係る情報処理システム1の機能構成を示す図である。情報処理システム1は、クライアント装置10およびサーバ装置20を有する。情報処理システム1は、サーバ装置20から配信された動画データ(楽音を含むデータ)をクライアント装置10において再生するシステムである。クライアント装置10のユーザは、再生されている動画データに対する評価を入力する。情報処理システム1において、評価を入力するための操作子の画像は常時表示されているわけではなく、動画データの解析結果に基づくタイミングで表示される。
サーバ装置20は、記憶手段21と、解析手段22と、処理手段23とを有する。クライアント装置10は、表示手段11と、表示制御手段12と、認識手段13と、出力手段14と、取得手段15とを有する。記憶手段21は、動画データを記憶する。解析手段22は、動画データを解析し、所定の評価指標の時間変化を示す解析結果を出力する。表示手段11は、映像を表示する。表示制御手段12は、動画データにより示される動画を、表示手段11に表示させる(すなわち動画データを再生する)。取得手段15は、サーバ装置20から、動画データの解析結果を示す情報を取得する。なお、「動画データの解析結果を示す情報」は、解析結果を直接的に示す情報(解析結果そのもの)であってもよいし、解析結果を間接的に示す情報(解析結果から得られる情報)であってもよい。表示制御手段12は、さらに、動画データの再生中に、取得手段15により取得された情報により示される、評価指標がしきい値を超えたタイミングで、入力操作子の画像を表示手段11に表示させる。認識手段13は、入力操作子の画像に対して行われた操作を認識する。出力手段14は、認識手段13による認識結果に応じた情報をサーバ装置20に出力する。処理手段23は、出力手段14から出力された情報に応じた処理を行う。
図面を簡略化するため、図1Aにおいては単一のクライアント装置10のみ図示しているが、情報処理システム1は、複数のクライアント装置10を有する。サーバ装置20とクライアント装置10とは、所定のネットワーク、例えばインターネット、移動通信網、またはLAN(Local Area Network)を介して接続されている。
情報処理システム1における機能の分担は、図1Aで説明したものに限定されない。図1Aでサーバ装置20の機能として説明したものの一部をクライアント装置10が有していてもよいし、クライアント装置10の機能として説明したものの一部をサーバ装置20が有していてもよい。例えば、クライアント装置10が解析手段22を有していてもよい。要は、情報処理システム1が全体として図1Aに示した機能を有していれば、個々の機能はどの装置が有していてもよい。また、図1Aに示した機能の一部は省略されてもよい。
図1Bは、情報処理システム1における機能分担の別の例を示す図である。この例で、クライアント装置10は、表示手段11、表示制御手段12、認識手段13、および取得手段15に加え、解析手段22および処理手段23を有する。サーバ装置20は、記憶手段21を有する。この例で、クライアント装置10は、サーバ装置20から取得した動画データを解析し、動画データの解析結果として所定の評価指標の時間変化を示す情報を取得する。さらにクライアント装置10は、動画データの再生中に、前述の評価指標がしきい値を超えたタイミングで、動画データの評価のための入力操作子の画像を表示手段11に表示させる。なおこの例で、クライアント装置10が記憶手段21を有し、情報処理システム1としての機能をすべて有していてもよい。すなわち、単一の装置が、情報処理システム1としての機能をすべて有していてもよい。なお以下においては、図1Aのように機能が分担されている例を用いて説明する。
図2は、クライアント装置10のハードウェア構成を例示する図である。クライアント装置10は、CPU101と、RAM102と、ROM103と、表示装置104と、通信IF105と、記憶装置106と、入力装置107と、音声出力部108とを有するコンピュータ装置、具体的には例えばパーソナルコンピュータである。CPU101は、クライアント装置10の他のハードウェアを制御するため各種の演算を行うプロセッサである。RAM102は、CPU101がプログラムを実行する際のワークエリアとして機能する揮発性の記憶装置である。ROM103は、データおよびプログラムを記憶した不揮発性の記憶装置である。表示装置104は、情報を表示する装置、例えば液晶ディスプレイである。通信IF105は、所定のネットワークを介した通信を行うインターフェースである。記憶装置106は、データおよびプログラムを記憶する書き換え可能な不揮発性の記憶装置である。入力装置107は、ユーザの操作に応じた情報をCPU101に入力するための装置、例えば、キーボード、マウス、またはタッチスクリーンを含む。音声出力部108は、動画データに含まれる音声を出力する装置であり、例えば、スピーカおよび増幅器を含む。
この例で、記憶装置106は、コンピュータ装置をクライアント装置10として機能させるためのプログラムを記憶している。このプログラムを実行しているCPU101は、表示制御手段12および出力手段14の一例である。表示装置104は、表示手段11の一例である。入力装置107およびCPU101は、認識手段13の一例である。
図3は、サーバ装置20のハードウェア構成を例示する図である。サーバ装置20は、CPU201と、RAM202と、ROM203と、通信IF205と、記憶装置206とを有するコンピュータ装置である。CPU201は、サーバ装置20の他のハードウェアを制御するため各種の演算を行うプロセッサである。RAM202は、CPU201がプログラムを実行する際のワークエリアとして機能する揮発性の記憶装置である。ROM203は、データおよびプログラムを記憶した不揮発性の記憶装置である。通信IF205は、所定のネットワークを介した通信を行うインターフェースである。記憶装置206は、データおよびプログラムを記憶する書き換え可能な不揮発性の記憶装置である。
この例で、記憶装置206は、コンピュータ装置をサーバ装置20として機能させるためのプログラムを記憶している。このプログラムを実行しているCPU201は、解析手段22および処理手段23の一例である。記憶装置206は、記憶手段21の一例である。
2.動作
図4は、情報処理システム1の動作を示すフローチャートである。図4のフローは、例えば、アプリケーションプログラム(例えばウェブブラウザ)を実行しているクライアント装置10から、サーバ装置20に記憶されている複数の動画データのうち一の動画データの再生が指示されたことを契機として開始される。この例で、動画データは、人間が歌唱を行っている動画を示している。
ステップS101において、CPU101は、サーバ装置20から動画データを取得する。詳細には以下のとおりである。サーバ装置20は、記憶装置206に記憶している動画データの一覧をクライアント装置10に送信する。クライアント装置10のCPU101は、サーバ装置20から受信した一覧を示す画像を表示装置104に表示する。クライアント装置10のユーザは、一覧に含まれる動画データの中から、視聴を希望する動画データを選択し、選択した動画データの再生を、入力装置107を介して指示する。CPU101は、ユーザにより選択された動画データの要求を、サーバ装置20に送信する。サーバ装置20は、この要求により指定された動画データを、クライアント装置10に送信する。
ステップS102において、CPU101は、サーバ装置20から、動画データに対応するタイミングデータを取得する。タイミングデータは、動画データにより示される動画に対して、評価ボタンの画像を表示するタイミングを示すデータである。評価ボタンとは、動画を視聴するユーザがその動画に対する評価を入力するための操作子(またはユーザーインターフェース)である。動画に対する評価項目は決められている。サーバ装置20は、事前に動画データ(より具体的には、動画データに含まれる音声トラック)を所定の評価アルゴリズムにより解析(評価)しており、その解析結果(評価結果)を記憶装置206に記憶している。
図5は、動画データの解析結果を例示する図である。この例では、複数の項目、具体的には、ハスキーおよびダミという2つの項目について評価が行われている。サーバ装置20のCPU201は、所定の評価アルゴリズムに従って、動画データの音声トラックにより示される音声から、声のハスキーさ、およびいわゆるダミ声の度合いを示すパラメータ(評価指標)を抽出する。評価アルゴリズムとしては、例えば以下のものが用いられる。ハスキーについては、音声を周波数解析してS/N比を算出する。算出されたS/N比を用いてハスキーさを示すパラメータを算出する。ノイズ成分が多いほどハスキーさの度合いがより高くなる。ダミについては、音声波形の歪み率を算出する。歪み率が高いほどよりダミの度合いがより高くなる。なお、ハスキーおよびダミは単に例示であり、評価項目はこれに限定されない。
図5の上段は、ハスキーおよびダミを示すパラメータの値の動画における時間変化を示している。横軸は動画に対応する時間を、縦軸は各パラメータの値を示している。各パラメータについてしきい値(図中、破線で示している)が設定されており、このしきい値を超えている期間が、対応する評価ボタンを表示する期間として設定される。例えば、ハスキーについては、期間Cにおいてしきい値を超えており、期間Cがハスキーの評価ボタン(以下「ハスキーボタン」という)を表示する期間として設定される。また、ダミについては、期間AおよびEにおいてしきい値を超えており、これらの期間がダミの評価ボタン(以下「ダミボタン」という)を表示する期間として設定される。ステップS102において取得されるタイミングデータは、動画において評価ボタンを表示するタイミングおよび非表示にするタイミングを示している(図5下段)。サーバ装置20のCPU201は、動画データまず動画データから各パラメータの時間変化(図5上段)を算出し、これをさらにタイミングデータ(図5下段)に変換する。なお各パラメータの時間変化をタイミングに変換する方法は図5で例示したように、パラメータがしきい値を超えたまたは下回ったタイミングを表示または非表示のタイミングにするものに限定されない。例えば、パラメータがしきい値を超えたまたは下回ったタイミングに所定のマージンを加味して(例えば5秒前に)表示または非表示のタイミングを設定してもよい。
再び図4を参照する。ステップS103において、クライアント装置10のCPU101は、取得した動画データを再生する。すなわち、CPU101は、動画データにより示される映像を表示装置104に表示させ、動画データにより示される音声を音声出力部108から出力する。なお、動画データの再生は、サーバ装置20から動画データを取得しながら行われてもよい(いわゆるストリーム再生)し、サーバ装置20から取得(ダウンロード)した動画データを記憶装置106に記憶した後で行われてもよい。
ステップS104において、CPU101は、評価ボタンを表示するタイミングになったか判断する。この判断は、ステップS102において取得したタイミングデータと、動画の再生開始からの経過時間とを用いて行われる。例えば、図5の期間C内においては、ハスキーボタンを表示するタイミングであると判断される。評価ボタンを表示するタイミングであると判断された場合(S104:YES)、CPU101は、処理をステップS105に移行する。評価ボタンを表示するタイミングでないと判断された場合(S104:NO)、CPU101は、処理をステップS107に移行する。
ステップS105において、CPU101は、対応する評価ボタンを表示装置104に表示させる。例えば、図5の期間C内においては、ハスキーボタンを表示させる。ステップS106において、CPU101は、評価ボタンを介した入力を認識する。評価ボタンを介した入力とは、表示装置104に表示されている評価ボタンに関連した操作入力をいい、具体的には、評価ボタンをクリックする操作(入力装置107がマウスの場合)や、評価ボタンが表示されている位置をタッチする操作(入力装置107がタッチスクリーンの場合)をいう。評価ボタンを介した入力を認識した場合、CPU101は、認識した入力を示す情報をサーバ装置20に出力する。この情報は、操作子の画像に対して行われた操作を示している(例えば、タッチ、クリック、フリック、またはドラッグのうちどの操作が行われたかを示している)。すなわちここでサーバ装置20に出力される情報は、操作の認識結果に応じて異なっている。
ステップS107において、CPU101は、評価ボタンを表示終了するタイミングになったか判断する。この判断は、ステップS102において取得したタイミングデータと、動画の再生開始からの経過時間とを用いて行われる。例えば、図5の期間Cの終期(時刻tC end)においては、ハスキーボタンを表示終了するタイミングであると判断される。評価ボタンを表示終了するタイミングであると判断された場合(S107:YES)、CPU101は、処理をステップS108に移行する。評価ボタンを表示終了するタイミングでないと判断された場合(S107:NO)、CPU101は、処理をステップS109に移行する。
ステップS108において、CPU101は、対応する評価ボタンの表示を終了する。すなわち、それまで表示されていた評価ボタンを消去する。例えば、図5の期間Cの終期(時刻tCE)においては、ハスキーボタンを画面から消去する。
ステップS109において、CPU101は、動画データの再生が終了したか判断する。動画データの再生が終了したと判断された場合(S109:YES)、CPU101は、図4のフローを終了する。動画データの再生がまだ終了していないと判断された場合(S109:NO)、CPU101は、処理をステップS104に移行する。
図6は、画面表示の遷移例を示す図である。図6(A)は図5の期間Aの画面表示の例を、図6(B)は期間Cの画面表示の例を、図6(C)は期間Dの画面表示の例を、それぞれ示している。この例では、既に説明した3つの評価ボタンの他に、音程に関する評価ボタン(以下「音程ボタン」という)が用いられる。音程ボタンは、動画データの解析結果によらず常時、画面に表示される。期間Aにおいて、音程ボタンに加え、ダミボタンが表示されている(図6(A))。期間Cになるとダミボタンは消去され、音程ボタンおよびハスキーボタンが表示されている(図6(B))。期間Dになると、ハスキーボタンは消去され、音程ボタンだけが表示されている(図6(C))。
図7は、評価ボタンを介した入力を例示する図である。ここでは、ユーザ1〜6の6人のユーザによる、ハスキーボタンに対する入力を例示している。横軸は動画に対応する時間を示しており、ハッチングされた図形はハスキーボタンが押下されたタイミングを示している。例えば、ユーザ1はハスキーボタンの表示期間(期間C)において1回、ハスキーボタンを押下している。ユーザ3は、ハスキーボタンの表示期間において3回、ハスキーボタンを押下している。ユーザ4は、1回もハスキーボタンを押下していない。これらの情報、すなわち、各評価ボタンがいつ押されたかを示す情報が、クライアント装置10からサーバ装置20に出力される。複数のクライアント装置10から出力されたこれらの情報は、サーバ装置20の記憶装置206に記憶される。
クライアント装置10から集められたこれらの情報はどのように用いられてもよい。すなわち、図1の処理手段23による処理はどのようなものであってもよい。ここでは、クライアント装置10から集められたこれらの情報の利用方法の具体例をいくつか説明する。
(1)評価アルゴリズムへの最適化
この例で、クライアント装置10から集められた情報は、評価アルゴリズムの最適化に用いられる。例えば、評価ボタンを表示する期間に対して評価ボタンが押下される回数が少なすぎる場合、ボタン表示のためのしきい値が小さすぎる(本来ボタン表示すべきでない期間にもボタン表示してしまっている)可能性がある。したがってこの場合、CPU201は、この評価ボタンを表示するためのしきい値を大きくするように変更する。別の例で、評価ボタンを表示する期間に対して評価ボタンが押下される回数が多すぎる場合、ボタン表示のためのしきい値が大きすぎる(本来ボタン表示すべき期間にボタン表示されていない)可能性がある。したがってこの場合、CPU201は、この評価ボタンを表示するためのしきい値を小さくするように変更する。さらに別の例で、評価のアルゴリズムが複数ある場合に、評価ボタンを表示する期間に対して評価ボタンが押下される回数が少なすぎるときまたは多すぎるときは、評価に用いるアルゴリズムを別のものに変更してもよい。アルゴリズムはランダムに変更されてもよい。あるいは、あらかじめアルゴリズムによる評価の傾向(ボタン表示期間が長くなりやすい、または短くなりやすい)が分かっていれば、その評価の傾向に応じてアルゴリズムを変更しててもよい。例えば、評価ボタンが押下される回数が少なすぎるときは、よりボタン表示期間が長くなりやすいアルゴリズムに変更してもよい。すなわちこの例で、サーバ装置20は、クライアント装置10から集められた情報に応じて決められたしきい値およびアルゴリズムの少なくとも一方を用いて、評価ボタンを表示するタイミングを決定する。
なおこの例において、CPU201は、動画データの解析結果およびクライアント装置10から集められた情報によらずに、評価のためのしきい値およびアルゴリズムの少なくとも一方を変化させてもよい。すなわちCPU201は、評価アルゴリズムおよびしきい値の少なくとも一方を変化させる変化手段として機能してもよい。例えば、CPU201は、ある日はしきい値を大きく、次の日はしきい値を中間値に、さらに次の日にはしきい値を小さく設定する。各しきい値を用いた場合にクライアント装置10から集められた情報を用いて、CPU201は、しきい値またはアルゴリズムの確からしさを評価する。例えば、ハスキーボタンが表示されている期間に多くのユーザがそのボタンを押下した場合、評価アルゴリズムによる「ハスキー」という評価がユーザにより支持されていると考えられる。一方、ハスキーボタンが表示されている期間にそのボタンを押下するユーザが少ない場合、評価アルゴリズムによる「ハスキー」という評価はユーザにより支持されていないと考えられる。したがって、ボタンが表示されている期間とそのボタンが押下された回数とを用いれば、評価アルゴリズムの確からしさを数値化することができる。すなわちCPU201は、評価アルゴリズムまたはしきい値の確からしさを評価するアルゴリズム評価手段として機能してもよい。
CPU201は、最も確からしい(最適な)しきい値またはアルゴリズムを採用する。すなわち、CPU201は、上記のように数値化された確からしさを用いて、最適なしきい値またはアルゴリズムを決定する。
なおこの場合において、例えばユーザによる支持が低い(確からしさが低い)アルゴリズムについて、そのアルゴリズムで用いられるしきい値を所定の範囲で変化させ、アルゴリズムとしきい値のより好ましい組み合わせを探してもよい。これはユーザによる支持が高いアルゴリズムについても同様である。
(2)動画データの評価
この例で、クライアント装置10から集められた情報は、動画データの評価に用いられる。CPU201は、クライアント装置10から集められた情報を所定のアルゴリズムに従って点数化し、その動画データに対する評価点とする。すなわちCPU201は、クライアント装置10から出力された情報を用いて動画データを評価するデータ評価手段として機能する。
なおこの例において、クライアント装置10から集められた情報を、その情報を入力したユーザの評価(評価者としての評価)に用いてもよい。例えば、他の多くのユーザがハスキーボタンを押していないときに一人だけハスキーボタンを押しているユーザについては、他の多くのユーザと評価の基準が異なっており、評価者としての信頼性が低いといえる。一方で、他の多くのユーザがハスキーボタンを押しているときにハスキーボタンを押しているユーザについては、他の多くのユーザと評価の基準が一致しており、評価者としての信頼性がより高いといえる。このように、CPU201は、他のユーザによる情報との関係を用いて、その情報を入力したユーザの評価をしてもよい。この評価は、例えば所定のアルゴリズムにより点数化され、システムにログインしたときにそのユーザの評価者として点数が画面に表示されてもよい。また、この点数が所定の基準を満たしたユーザについては、そのユーザ自身または他のユーザに対して、そのユーザが所定の条件を満たした評価者である旨をサーバ装置20が提示してもよい。
(3)属性情報の収集
この例で、クライアント装置10から集められた情報は、評価を行ったユーザの属性情報の収集に用いられる。ユーザの属性情報は、ユーザがシステム上であらかじめ登録している。ユーザは、システムへログインすることにより特定される。ユーザの属性情報を用いると、例えば、ある動画データについて、ハスキーボタンを押したユーザが特定の属性(例えば、男性であるとか、10代であるとか)を有していることを知ることができる。
3.変形例
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。以下、変形例をいくつか説明する。以下の変形例のうち2つ以上のものが組み合わせて用いられてもよい。
サーバ装置20が解析手段22を有する場合において、サーバ装置20からクライアント装置10に送信される情報は、実施形態で例示したものに限定されない。サーバ装置20からクライアント装置10に送信される情報は、動画データの解析により得られる、パラメータ(評価指標)の時間変化を直接的に示す情報であってもよい。この場合、パラメータの時間変化をタイミングデータに変換する処理は、クライアント装置10において行われる。具体的には、サーバ装置20からクライアント装置10に送信される情報は、音声の周波数解析により得られたS/N比の時間変化であってもよい。クライアント装置10は、決められたしきい値を用いて、この情報をボタン表示のタイミングを示すデータに変換する(すなわち、サーバ装置10から受信した情報からタイミングを決定する)。
サーバ装置20から配信されるデータは動画データに限定されない。音声等の楽音を示すデータがサーバ装置20から配信されてもよい。動画データが配信される場合において、データの解析は音声トラックだけでなく、映像に対して行われてもよい。例えば、複数のメンバーを有するアイドルグループの歌唱の動画において、映像に対して画像認識処理を行って、画面においてアップになっているメンバーが特定されてもよい。この場合において、特定されたメンバーに対応する評価ボタンが画面に表示されてもよい。また、データはサーバ装置20から配信されるものに限定されない。データは、光ディスクや半導体メモリなどの記録媒体を介してクライアント装置10に記憶されてもよい。この場合、クライアント装置10自体が、解析手段22を有している。
クライアント装置10からサーバ装置20に出力される情報は、実施形態で説明したものに限定されない。実施形態においては、各評価ボタンが押されたタイミングを示す情報が出力されたが、例えば、動画データの再生中に各評価ボタンが押された回数、または押されていた累積時間などの情報が出力されてもよい。
評価の項目は実施形態で説明したものに限定されない。また、実施形態では複数の評価項目が用いられる例を説明したが、単一の評価項目だけが用いられてもよい。
ユーザによる評価を入力するための操作子はボタンに限定されない。ボタン以外の操作子の画像が用いられてもよい。
クライアント装置10は、パーソナルコンピュータに限定されない。携帯電話、スマートフォン、タブレット端末等、パーソナルコンピュータ以外の装置であってもよい。
また、本発明は、楽音を含むデータを解析し、所定の評価指標の時間変化を示す解析結果を出力するステップと、前記データの再生中に、前記解析結果により示される前記評価指標がしきい値を超えたタイミングで、当該データの評価のための入力操作子の画像を表示手段に表示させるステップと、前記入力操作子の画像に対して行われた操作を認識するステップと、前記認識結果に応じた情報を出力するステップとを有する情報処理方法を提供する。
さらに、本発明は、コンピュータに、楽音を含むデータを解析し、所定の評価指標の時間変化を示す解析結果を出力するステップと、前記データの再生中に、前記解析結果により示される前記評価指標がしきい値を超えたタイミングで、当該データの評価のための入力操作子の画像を表示手段に表示させるステップと、前記入力操作子の画像に対して行われた操作を認識するステップと、前記認識結果に応じた情報を出力するステップとを実行させるためのプログラムを提供する。このプログラムは、光ディスク、磁気ディスク、半導体メモリーなどの記憶媒体により提供されてもよいし、インターネット等の通信回線を介してダウンロードされてもよい。
1…情報処理システム、10…クライアント装置、11…表示手段、12…表示制御手段、13…認識手段、14…出力手段、20…サーバ装置、21…記憶手段、22…解析手段、23…処理手段、101…CPU、102…RAM、103…ROM、104…表示装置、105…通信IF、106…記憶装置、107…入力装置、108…音声出力部、201…CPU、202…RAM、203…ROM、205…通信IF、206…記憶装置

Claims (4)

  1. 楽音を含むデータにおいて当該楽音を解析し、所定の評価指標の時間変化を示す解析結果を出力する解析手段と、
    前記データの再生中に、前記解析手段による解析結果により示される前記評価指標がしきい値を超えたタイミングで、当該データの評価のための入力操作子の画像を表示手段に表示させる表示制御手段と、
    前記入力操作子の画像に対して行われた操作を認識する認識手段と
    を有する情報処理装置。
  2. 前記認識手段により認識された操作を示す情報を用いて、前記データを評価するデータ評価手段を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記解析手段は、前記データを決められたアルゴリズムに従って解析し、
    前記アルゴリズムおよび前記しきい値の少なくとも一方を変化させる変化手段と、
    前記変化手段により変化させられた前記アルゴリズムまたは前記しきい値の確からしさを、前記認識手段により認識された操作を示す情報を用いて評価するアルゴリズム評価手段と
    を有することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 楽音を含むデータにおける当該楽音の解析結果として所定の評価指標の時間変化を示す情報を取得する取得手段と、
    前記データの再生中に、前記取得手段により取得された情報により示される前記評価指標がしきい値を超えたタイミングで、当該データの評価のための入力操作子の画像を表示手段に表示させる表示制御手段と、
    前記入力操作子の画像に対して行われた操作を認識する認識手段と
    を有する情報処理システム。
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