JP6257699B2 - 三角停止表示板 - Google Patents

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本発明は、三角停止表示板に関する。
従来の自動車用の三角停止表示板としては、使用状態で三角形状を示す表示板本体と、表示板本体の底辺部に使用状態で直交状に配設される支持脚部材と、を備え、支持脚部材の両端部に、金属製の爪部材を下方突出状に固着して、風に対する安定性を向上させたものが公知である(例えば、特許文献1参照)。
登録実用新案第3136285号公報
しかし、金属製の爪部材は、路面との接触面積が小さく、また静止摩擦力も小さいため、風によって、一旦、動きはじめると、滑るように移動してしまうといった問題があった。また、使用準備や片づけの際に、使用者の手指を損傷させる虞があり危険であった。
そこで、本発明は、路面との摩擦力が強く、安定性に優れ、安全に使用可能な三角停止表示板の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の三角停止表示板は、底辺部材と第1斜辺部材と第2斜辺部材とを有し使用状態で三角形状を示す表示板本体と、上記底辺部材に取着され使用状態で該底辺部材に直交状に配設される支持脚部材と、上記底辺部材の両端部及び上記支持脚部材の両端部に夫々配設される接地用の発泡ゴム材と、を備えた三角停止表示板であって、上記底辺部材の両端部及び上記支持脚部材の両端部夫々に、上記発泡ゴム材の上方部位が嵌め込まれる下方開口状の凹窪部を有し、上記支持脚部材は、金属製帯板状の芯部材と、該芯部材を覆う被覆層と、を有し、上記支持脚部材における上記凹窪部の周囲を形成する垂下壁部と、上記被覆層と、が樹脂で一体成形され上記底辺部材は、底辺用反射部材が固着される取付板部と、該取付板部の下端縁部に連設されるベース帯部と、該ベース帯部の左右両端部に夫々設けられると共に上記凹窪部を有する脚部と、が樹脂で一体成形されているものである。
また、底辺部材と第1斜辺部材と第2斜辺部材とを有し使用状態で三角形状を示す表示板本体と、上記底辺部材に取着され使用状態で該底辺部材に直交状に配設される支持脚部材と、上記底辺部材の両端部及び上記支持脚部材の両端部に夫々配設される接地用の発泡ゴム材と、を備えた三角停止表示板であって、上記底辺部材の両端部及び上記支持脚部材の両端部夫々に、上記発泡ゴム材の上方部位が嵌め込まれる下方開口状の凹窪部を有し、上記支持脚部材は、金属製帯板状の芯部材と、該芯部材を覆う被覆層と、を有し、上記支持脚部材における上記凹窪部の周囲を形成する垂下壁部と、上記被覆層と、が樹脂で一体成形され、上記底辺部材は、底辺用反射部材が固着される取付板部と、該取付板部の下端縁部に連設されるベース帯部と、を樹脂一体成形品とし、さらに、上記底辺部材は、上記ベース帯部と、該ベース帯部の左右両端部に夫々設けられると共に上記凹窪部を有する脚部と、を別部材とし、上記底辺部材は、上記脚部に対して上記ベース帯部及び上記取付板部を、所定の傾倒角度範囲内で、前後揺動自在に構成したものである。
また、上記発泡ゴム材は、エチレンプロピレンゴム、又は、クロロプレンゴム、又は、ニトリルゴム、から成るものである。
本発明によれば、路面に対して十分な静止摩擦力を発揮でき、安定性を向上できる。例えば、路面に設置した使用状態で、前方、後方、側方、から18m/sの風をそれぞれ3分間吹き付けた場合に、75mm以上の移動や転倒を防ぐことができる。言い換えると、JIS D 5713に準拠する安定試験に適合すると共に、国家公安委員会の型式認定許可としての承認(TSマーク)を得ることができる。また、使用者の手指や車両を損傷させることなく安全に使用できる。また、製造を容易かつ迅速に行える。また、発泡ゴム材3の上方部位3dの膨張を防止でき、発泡ゴム材3に上下方向の荷重を確実に受けさせて、反発力を利用したグリップ力を向上できる。
本発明の実施の一形態を示す正面図である。 底面図である。 要部斜視図である。 支持脚部材一例を示す断面図である。 発泡ゴム材の固着構造の一例を示す要部断面図である。 発泡ゴム材の固着構造の他例を示す要部断面図である。 発泡ゴム材の固着構造の別例を示す要部断面図である。 作用及び厚み寸法を説明するための要部断面図であって、(a)は路面設置前状態の要部断面図であり、(b)は路面設置状態の要部断面図である。 他の実施形態を示す要部断面側面図であって、(a)は無風状態の要部断面図であり、(b)を受風状態の要部断面図である。
以下、図示の実施形態に基づき本発明を詳説する。
本発明の三角停止表示板は、図1乃至図3に示すように、底辺部材10と第1斜辺部材11と第2斜辺部材12とを有し使用状態で三角形状を示す(成す)表示板本体1と、使用状態で底辺部材10に直交状に配設される支持脚部材2と、を備えている。
さらに、底辺部材10の両端部10a,10a及び支持脚部材2の両端部2a,2a夫々に配設(付設)される接地用の発泡ゴム材3,3,3,3を備えている。
そして、底辺部材10の両端部10a,10aの下端、及び、支持脚部材2の両端部2a,2aの下端、夫々に、発泡ゴム材3の上方部位3dが嵌め込まれる下方開口状の凹窪部4を有している。
発泡ゴム材3は、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、又は、クロロプレンゴム、又は、ニトリルゴム、から成る。また、平面視(底面視)矩形状であって、立方体又は直方体のブロック形状である。また、上面3a及び下面(接地面)は、側面視及び正面視で一文字状(凹溝や凸条部を有していない平坦面状)である。なお、発泡による気泡の凹部は無視するものとする。
発泡ゴム材(発泡スポンジゴム材)3は、独立気泡構造のもの、又は、半連続気泡構造のもの、又は、連続気泡構造のものを用いる。
本発明において、独立気泡構造とは連続気泡率が1%以上30%未満を言う。半連続気泡構造(半独立半連続気泡構造)とは、連続気泡率が30%以上60%未満の範囲の構造を言う。連続気泡構造とは、連続気泡率が60%以上99%以下の構造を言う。
連続気泡率は、JIS K 7138「硬質発泡プラスチック−連続気泡率及び独立気泡率の求め方」の測定法2(体積膨張法による非通気体積の測定)に準拠して測定したものである。
独立気泡構造は、吸水性が低く、水の浸入を防止でき、高い静止摩擦力を得ることができる(上述の連続気泡率を選定することで破損が少なくなる)。また、耐候性に優れている。また、復元力や強度も高く、繰り返し使用に適しており耐久性も良い。
半連続気泡構造と連続気泡構造は、表示板本体1や支持脚部材2の荷重を受けて圧縮しやすく、路面に対して強いグリップ力が得られる。言い換えると、表示板本体1や支持脚部材2を独立気泡構造を用いる場合よりも軽量にしても十分なグリップ力(静止摩擦力)が得られる。
図4に示すように、支持脚部材2は、帯板状の芯部材21と、芯部材21を覆う被覆層22と、を有している。
そして、支持脚部材2は、被覆層22と、凹窪部4の周囲を形成する底面視矩形環状の垂下壁部41と、凹窪部4の矩形状の天井面42aを形成する上壁部42と、を樹脂で一体成形している。
芯部材21は、強度を向上させると共に、安定性を得るための錘と併用している。材質は樹脂よりも比重の大きい金属製、より具体的には、鉄が望ましい。
被覆層22と垂下壁部41及び上壁部42の材質としては、ポリプロピレンが望ましい。
図1乃至図3に示すように、底辺部材10は、底辺用反射部材(反射板)19Aが前面に固着される鉛直面状の取付板部51と、取付板部51の下端縁部に左右方向に沿って連設されるベース帯部52と、ベース帯部52の左右両端部に夫々設けられると共に下端部に凹窪部4が形成された脚部53,53と、が樹脂で一体成形されている。材質としては、ABS又はポリプロピレンが望ましい。
なお、図1及び図3において、反射部材19,19,19は、他部材との判別を容易にするために格子状の網掛け模様を付与して図示している。
図8に示すように、脚部53の下端部には、凹窪部4の周囲を形成する底面視矩形環状の垂下壁部41と、凹窪部4の矩形状の天井面42aを形成する上壁部42と、が樹脂で一体成形されている。
凹窪部4と発泡ゴム材3との固着構造は、発泡ゴム材3が独立気泡構造である場合は、図5に示すように、発泡ゴム材3の上方部位3dを凹窪部4に嵌め込むと共に、凹窪部4の天井面42aと発泡ゴム材3の上面3aとを固定層5を介して固着する。
固定層5は、粘着材による粘着層、又は、接着剤による接着層、又は、超音波による溶着層、又は、熱処理による融着(固着)層とする。
或いは、図6に示すように、凹窪部4の天井面42aと、発泡ゴム材3の上面3aとを、固定層5を介して固着し、さらに、垂下壁部41の内側面と、発泡ゴム材3の上方部位3dの側面(外周面)とを、固定層5を介して固着する。
固定層5は、粘着層又は接着層又は溶着層又は融着層とする。
このように、凹窪部4の天井面42aと垂下壁部41の内側面に対応させて、固定層5を設けることで、固着力を強くできる、特に、接着剤を塗布する場合は、塗布作業を容易に行え、生産効率を向上できる。
また、発泡ゴム材3が、独立気泡構造の場合は、硬度は、7度以上25度以下に設定する。7度未満であると柔らかすぎて、発泡ゴム材3や固定層5が破損しやすくなり、風を受けた際に移動や転倒が発生する虞が高くなる。また、25度を超えると、風を受けた際にバウンドしやすくなって、浮いて飛ばされる虞がある。
なお、本発明において、独立気泡構造の場合の硬度は、JIS K 6253 のデュロメータ硬度試験タイプAで測定したものである。
また、発泡ゴム材3が、独立気泡構造の場合は、図8(a)に示すように、設置前状態における発泡ゴム材3の基準厚み寸法Haは、4mm以上7mm以下に設定する。
4mm未満であると、風を受けた際に、垂下壁部41の下端面41bが路面に接触して、浮き上がりを促進させる虞がある。また、7mmを超えると、発泡ゴム材3の上下中間部位や固定層5への負荷が大きくなって、破損する虞が高くなって、耐久性が低下する。
独立気泡構造の発泡ゴム材3を用いた場合の上述の構成は、全重量を1.3kg未満のような軽量型に構成しても、路面との間で、強い静止摩擦力が発揮され、18m/sの風を受けても、75mm以上の移動や転倒を防止できる。また、吸水が少なく、繰り返し使用でき、優れた耐久性を得ることができる。
そして、発泡ゴム材3が、半連続気泡構造又は連続気泡構造である場合は、図7に示すように、発泡ゴム材3の上面3aに充実ゴム層(発泡無しゴム層)31を一体に設けて、2層ゴム構造体30を形成する。
さらに、凹窪部4の天井面42aと、充実ゴム層31の上面とを、固定層5を介して固着し、かつ、発泡ゴム材3の上方部位3dの側面及び充実ゴム層31の側面と、垂下壁部41の内側面とを、固定層5を介して固着する。
固定層5は、粘着材による粘着層、又は、接着剤による接着層、又は、超音波による溶着層、又は、熱処理による融着層とする。
このように、充実ゴム層31を介在させることで、凹窪部4との固着を高めることができる。また、高温下で、中・長期的に使用した際や、強く押した際に、固定層5における粘着・接着成分が構造的に発泡ゴム材3の路面接触近傍(下面近傍)まで達して、発泡ゴム構造の利点を損なうような不具合を防止できる。
或いは、図6に示すように、凹窪部4の天井面42aと、発泡ゴム材3の上面3aとを、固定層5を介して固着し、さらに、垂下壁部41の内側面と、発泡ゴム材3の上方部位3dの側面(外周面)とを、固定層5を介して固着する。そして、固定層5を、両面接着シートを用いた乾式接着層又は溶着層又は融着層とする。
また、発泡ゴム材3が、半連続気泡構造又は連続気泡構造である場合は、基準厚み寸法Haを4mm以上12mm以下に設定する。4mm未満であると、風を受けた際に、垂下壁部41の下端面41bが路面に接触して、浮き上がりを促進させる虞がある。12mmを超えると、姿勢が不安定になる。
ここで、図8(a)の設置前状態の基準厚み寸法Haに対して、図8(b)に示すように路面設置(接地)状態の発泡ゴム材3の圧縮後厚み寸法Hbの割合(100×Hb/Ha)を、圧縮率と呼ぶ。
発泡ゴム材3が半連続気泡構造又は連続気泡構造の場合は、圧縮率は、40%以上90%以下、好ましくは、65%以上85%以下に設定する。
下限値より小さいと(圧縮されすぎると)、風を受けて圧縮した際に、垂下壁部41の下端面41bが路面に接触して、浮き上がりを促進させる虞がある。上限値を超えると(圧縮が少ないと)十分なグリップ力が得られない虞がある。
半連続気泡構造又は連続気泡構造の発泡ゴム材3を用いた場合の上述の構成は、全重量を1.1kg未満のような軽量型に構成しても、発泡ゴム材3が十分に圧縮され、路面との間で、強いグリップ力が発揮され、18m/sの風を受けても、75mm以上の移動や転倒を防止できる。
また、発泡ゴム材3の気泡構造に関係なく、図8(a)に示すように、凹窪部4の天井面42aから垂下壁部41の下端面41bまでの壁高さ寸法hを、設置前状態における発泡ゴム材3の基準厚み寸法Haの30%以上50%以下に設定し、固定層5の上下厚み寸法tを、基準厚み寸法Haの1%以上20%以下に設定している。より具体的には、基準厚み寸法Haを5mmとした場合、壁高さ寸法hを1.5mm以上2.5mm以下(好ましくは2mm)とし、上下厚み寸法tを0.05mm以上1mm以下とする。
なお、図7に示すように、充実ゴム層31を設けた場合は、充実ゴム層31の厚み寸法と固定層5の上下厚み寸法tの和を、基準厚み寸法Haの30%未満に(壁高さ寸法hよりも小さく)設定する。
つまり、発泡ゴム材3の上方部位3d及び固定層5は、垂下壁部41によって包囲されると共に位置決めされるため、使用状態で風を受けても、発泡ゴム材3の上方部位3dの変形が防止され固定層5との剥離を防止でき、耐久性を向上できる。
また、使用状態において、凹窪部4(垂下壁部41)によって発泡ゴム材3の上方部位3dの膨出を規制し、発泡ゴム材3に上下方向の圧縮力を確実に作用させ、反発力をグリップ力とし、静止摩擦力を高めることができる。
ここで、支持脚部材2の両端部2a,2aに付設する夫々の発泡ゴム材3,3を、前発泡ゴム材3A及び後発泡ゴム材3Bと呼び、底辺部材10の両端部10a,10aに付設する夫々の発泡ゴム材3,3を、左右一方発泡ゴム材3C及び左右他方発泡ゴム材3Dと呼ぶ。
発泡ゴム材3の気泡構造に関係なく、前発泡ゴム材3A及び後発泡ゴム材3Bは、上面3a及び下面の夫々の面積(縦寸法×横寸法)を、850mm2以上1100mm2以下に設定している。また、左右一方発泡ゴム材3C及び左右他方発泡ゴム材3Dは、上面3a及び下面の夫々の面積を、200mm2以上300mm2以下に設定している。
なお、上記の面積とは、縦寸法×横寸法であって、気泡の凹部による面積は無視した値である。
さらに、図3に示すように、前発泡ゴム材3A及び後発泡ゴム材3Bの各縦寸法(前後寸法)L3を、支持脚部材2の縦寸法(前後寸法)L2の4%以上14%以下に設定している。
また、左右一方発泡ゴム材3C及び左右他方発泡ゴム材3Dの各幅寸法(左右寸法)W3を、底辺部材10の幅寸法(左右寸法)W10の1.5%以上8%以下に設定している。
このような面積及び寸法とすることで、粘着材や接着剤の量や、乾燥時間を、低減でき、製造を迅速に行うことができる(製造コストを抑えることができる)。
そして、上述の構成によって、優れた安定性を得ることができる。図1乃至図3に示すように、表示板本体1を三角形状とし、支持脚部材2を前後方向に沿って配設させ、屋内にて、アスファルト路面と同様な水平面上に設置した使用状態において、前方、後方、側方、から、約300mm×600mmの方形型送風機にて18m/sの風を3分間吹き付けても、75mm以上の移動や転倒は発生せず、また、表示板本体1(三角部分)の傾きが10度以下に保持される。
言い換えると、JIS D 5713に準拠する安定試験に適合すると共に、国家公安委員会の型式認定許可としての承認(TSマーク)を得ることができ、自動車(車両)用として好適である。
また、図1乃至図3に示すように、底辺部材10は、取付板部51の左右一方側端部の前面側に、第1斜辺部材11の基端部が、前後水平状の第1揺動軸心をもって枢着されると共に、取付板部51の左右他方側端部の後面側に、第2斜辺部材12の基端部が、前後水平状の第2揺動軸心をもって枢着されている。
第1斜辺部材11の先端部と第2斜辺部材12の先端部とが、相互に係脱自在な係合構造を有している。
また、底辺部材10の下面側の中央部に、支持脚部材2の中央部が、鉛直状軸心廻りに回転自在に枢着されている。
また、図4に示すように、支持脚部材2は中央部に、底辺部材10に枢着するためのネジ部材等の取着具が挿通するための貫通孔を有し、被覆層22は貫通孔の下端開口縁部近傍において芯部材21の下面の一部を露出させる非被覆部を有している。
つまり、被覆層22が芯部材21を覆うとは、芯部材21の外面全面を覆う場合や、芯部材21の一部が露出している場合も含む。
そして、図示省略するが、使用状態から、係合構造を離脱させて、第1斜辺部材11の先端部を左右他方側へ揺動させると共に、第2斜辺部材12の先端部を左右一方側へ揺動させると、第1斜辺部材11と第2斜辺部材12と取付板部51とが平行状に前後に並設された(正面視一文字状となった)本体折り畳み収納状態となるように構成している。
また、底辺部材10と支持脚部材2とが平面視十字状に配設されている使用状態から、支持脚部材2を底辺部材10に沿うように回転させると、底辺部材10の左右一対の脚部53,53の間に配設され、かつ、平面視でベース帯部52と前後同位置に配設された(平面視一文字状となった)支持脚収納状態となるように構成している。
次に、図9に他の実施形態を示す。
底辺部材10において、ベース帯部52と取付板部51を樹脂一体成形品とし、ベース帯部52と脚部53とを別部材(別部品)とし、脚部53に対してベース帯部52及び取付板部51を、所定の傾倒角度範囲内で、前後可動(揺動)自在に構成したものである。
従って、図9(a)の非受風状態では、取付板部51は鉛直面状に姿勢が保持されている。そして、図9(b)に示すように風を受けると、第1斜辺部材11及び第2斜辺部材12と共に取付板部51が後方へ僅かに(9度以下の傾倒角度θをもって)傾倒し、18m/sの風を受け流すように構成している。このように構成することで、発泡ゴム材3が、ダイレクト(直接的)に風力を受けず、発泡ゴム材3が受ける外力(風力)が軽減され、75mm以上の移動を防止できる。
所定の傾倒角度範囲とは、側面視で、無風状態での取付板部51の前後中心線(軸)Sの位置を0度(基準)とし、前後中心線Sの傾きが−9度(前方への9度)から+9度(後方への9度)までの範囲である。他の構成及び作用効果は、図1乃至図8を用いて説明した実施形態と同様である。
なお、本発明は、設計変更可能であって、底辺部材10や被覆層22は樹脂であれば良く、上述した以外のものであっても良い。芯部材21は、金属製であれば鉄以外であっても良い。
なお、図5乃至図7(支持脚部材2の凹窪部4)を用いて固着構造を説明したが、底辺部材10の凹窪部4と発泡ゴム材3の固着構造も同じである。なお、図4と図9において固定層5は図示省略している。
以上のように、本発明の三角停止表示板は、底辺部材10と第1斜辺部材11と第2斜辺部材12とを有し使用状態で三角形状を示す表示板本体1と、底辺部材10に取着され使用状態で底辺部材10に直交状に配設される支持脚部材2と、底辺部材10の両端部10a,10a及び支持脚部材2の両端部2a,2aに夫々配設される接地用の発泡ゴム材3,3,3,3と、を備え、底辺部材10の両端部10a,10a及び支持脚部材2の両端部2a,2a夫々に、発泡ゴム材3の上方部位3dが嵌め込まれる下方開口状の凹窪部4を有するので、路面に対して十分な静止摩擦力を発揮でき、安定性を向上できる。また、使用者の手指や車両を損傷させることなく安全に使用できる。また、製造を容易かつ迅速に行える。発泡ゴム材3の上方部位3dの膨張を阻止し、発泡ゴム材3に上下方向の荷重を確実に受けさせて、反発力を利用してグリップ力を向上でき、移動(滑り)を防止できる。また、膨張による固定層5からの剥離を防止できる。全体重量を1.5kg未満に軽量にでき、女性や老人等力の弱い人でも容易に持ち運びや設置・片づけを行うことができる。また、充実ゴム材を接地用に用いる場合に比べて、発泡ゴム材3は柔軟なため、路面へ確実に接触して、高い静止摩擦力(グリップ力)を得ることができる。
また、支持脚部材2は、金属製帯板状の芯部材21と、芯部材21を覆う被覆層22と、を有し、凹窪部4の周囲を形成する垂下壁部41と、被覆層22と、が樹脂で一体成形されているので、大きな外力(衝撃力)が作用し易い垂下壁部41近傍の分離や割れを防止でき、耐久性が向上し、かつ、コンパクト化を図り得る。さらに、支持脚部材2の全体の組立工程を減少でき、容易かつ迅速に製造可能となる。
また、底辺部材10は、底辺用反射部材19Aが固着される取付板部51と、取付板部51の下端縁部に連設されるベース帯部52と、ベース帯部52の左右両端部に夫々設けられると共に上記凹窪部4を有する脚部53,53と、が樹脂で一体成形されているので、底辺部材10の形状と構造をシンプル化して、かつ、破損しにくく耐久性に優れる。そして、組立工程を減少でき、容易かつ迅速に製造可能となる。
また、発泡ゴム材3は、エチレンプロピレンゴム、又は、クロロプレンゴム、又は、ニトリルゴム、から成るので、耐候性に優れ、野外での使用に最適である。成型や組立(固着作業)を容易かつ迅速にできる。入手が容易で製造コストや納期に貢献できる。クッション性(柔軟性)と静止摩擦力の両方を良いバランスで得ることができる。
1 表示板本体
2 支持脚部材
2a,2a 両端部
3 発泡ゴム材
4 凹窪部
10 底辺部材
10a,10a 両端部
11 第1斜辺部材
12 第2斜辺部材
19A 底辺用反射部材
21 芯部材
23 被覆層
41 垂下壁部
51 取付板部
52 ベース帯部
53 脚部

Claims (3)

  1. 底辺部材(10)と第1斜辺部材(11)と第2斜辺部材(12)とを有し使用状態で三角形状を示す表示板本体(1)と、上記底辺部材(10)に取着され使用状態で該底辺部材(10)に直交状に配設される支持脚部材(2)と、上記底辺部材(10)の両端部(10a)(10a)及び上記支持脚部材(2)の両端部(2a)(2a)に夫々配設される接地用の発泡ゴム材(3)(3)(3)(3)と、を備えた三角停止表示板であって
    上記底辺部材(10)の両端部(10a)(10a)及び上記支持脚部材(2)の両端部(2a)(2a)夫々に、上記発泡ゴム材(3)の上方部位(3d)が嵌め込まれる下方開口状の凹窪部(4)を有し、
    上記支持脚部材(2)は、金属製帯板状の芯部材(21)と、該芯部材(21)を覆う被覆層(22)と、を有し、上記支持脚部材(2)における上記凹窪部(4)の周囲を形成する垂下壁部(41)と、上記被覆層(22)と、が樹脂で一体成形され、
    上記底辺部材(10)は、底辺用反射部材(19A)が固着される取付板部(51)と、該取付板部(51)の下端縁部に連設されるベース帯部(52)と、該ベース帯部(52)の左右両端部に夫々設けられると共に上記凹窪部(4)を有する脚部(53)(53)と、が樹脂で一体成形されていることを特徴とする三角停止表示板。
  2. 底辺部材(10)と第1斜辺部材(11)と第2斜辺部材(12)とを有し使用状態で三角形状を示す表示板本体(1)と、上記底辺部材(10)に取着され使用状態で該底辺部材(10)に直交状に配設される支持脚部材(2)と、上記底辺部材(10)の両端部(10a)(10a)及び上記支持脚部材(2)の両端部(2a)(2a)に夫々配設される接地用の発泡ゴム材(3)(3)(3)(3)と、を備えた三角停止表示板であって、
    上記底辺部材(10)の両端部(10a)(10a)及び上記支持脚部材(2)の両端部(2a)(2a)夫々に、上記発泡ゴム材(3)の上方部位(3d)が嵌め込まれる下方開口状の凹窪部(4)を有し、
    上記支持脚部材(2)は、金属製帯板状の芯部材(21)と、該芯部材(21)を覆う被覆層(22)と、を有し、上記支持脚部材(2)における上記凹窪部(4)の周囲を形成する垂下壁部(41)と、上記被覆層(22)と、が樹脂で一体成形され
    上記底辺部材(10)は、底辺用反射部材(19A)が固着される取付板部(51)と、該取付板部(51)の下端縁部に連設されるベース帯部(52)と、を樹脂一体成形品とし、
    さらに、上記底辺部材(10)は、上記ベース帯部(52)と、該ベース帯部(52)の左右両端部に夫々設けられると共に上記凹窪部(4)を有する脚部(53)(53)と、を別部材とし、
    上記底辺部材(10)は、上記脚部(53)に対して上記ベース帯部(52)及び上記取付板部(51)を、所定の傾倒角度範囲内で、前後揺動自在に構成したことを特徴とする三角停止表示板。
  3. 上記発泡ゴム材(3)は、エチレンプロピレンゴム、又は、クロロプレンゴム、又は、ニトリルゴム、から成る請求項1又は2記載の三角停止表示板。
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